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2021-07-05

Twitter漫画が読めなくなった

私は7年近く運用しているtwitterアカウントがある.

何でもかんでもフォローして,とめどなく流れるTLを眺めるという生活をかれこれ5年近く続けている.もはや日課となっている.

コロナの影響もあり,最近人生に緩急がなくなったためTweetほとんどせずROM専といっても差し支えない状態になってはいるが,Twitter歴だけで見れば中堅と名乗れるくらいの自負はある.

そんな中で,ここ数年でtwitter漫画を連載するというものが非常に増えたように感じる.

理由は様々あるだろうが,わかりやすものは「ビジネスに直結する」というものがあるのではないだろうか.

以前までは,漫画家という職業作品編集部に持ち込んで,編集者に精査してもらうことで連載を獲得する.またはコンテストで優秀な成績を収めることで編集部に見初めてもらうというものであった.

しかし,今の時代SNS投稿することで世間インプレッション数字としてわかりやす提示される.

そうなれば企業放置するワケもなく,やれコミックス化だ,LINEスタンプだと,とんとん拍子に話が進んでいく.

そのような一連のムーブ確立してしまった以上,漫画家はSNSユーザ向けにと自身作風を寄せていく.

わかりやすい例を挙げると

しろまんた作『先輩がうざい後輩の話』

・しゃしゃき作『オタクだってギャルと恋したい』


そういう漫画が私は読めなくなった.

別にこの二作品が特段悪いわけでも,これらの作者が嫌いなわけでもない.

読者に寄り添いすぎだ作品違和感を覚えるのである

この感情を初めて覚えたのは,しゃしゃき作『オタクだってギャルと恋したい』通称『オギャ恋』と呼ばれている作品である記憶している.

この作品賛否両論を巻き起こしたきくちゆうき作『100日後に死ぬワニ』のブームあやかって作成された100日間で展開するというフォーマットに従って進行し,「100日で冴えないオタク身の回りギャルたちとの間で展開する恋模様を描く」というものである

まずこの作品の素晴らしい部分は述べなければならない.何度も断っておくが,作者が嫌いなわけではないし,表現者に対するリスペクトは少なからず持っている.

この作品の称賛できる点は,100日間きっちり描き切ったという部分である

『100日後に死ぬワニ』が完結した2020年3月下旬Twitter上で「100日後に〇〇」という作品が大量に溢れた.そのほとんどが100日描き切ることなく中断した.しかし,しゃしゃき氏は根気強く描き続け,先日無事100日目を迎えた.

それに加えて,『100日後に死ぬワニ』と異なり,イラストの水準をかなり高い状態で保ったまま完結させた.キャラクターの表情,髪の毛のツヤ,服のシワ,陰影,背景に至るまで緻密に描かれており,とても描き続けられるような作風ではなかった.しかも本編とは別でキャラクターオフショット(?)のようなイラスト投稿している.尋常ではない努力だと思う.そういった部分は作風関係なしに賞賛すべき点であると感じる.

しかし,1日目を読んだ段階で私は読みたいと感じられなくなった.

理由は単純だった.「あまりにもステレオタイプ.それでいてオタクターゲットに見据えすぎている陳腐さ」であった.

ここで,オギャ恋第一話を紹介する.


制服を着崩し,自身巨乳の谷間を見せている金髪ロングのギャルが,オタクの机に座り「おいオタク気持ち悪い漫画ばっか読んでんじゃねーよ笑」「今すぐ購買行ってパンかってこい 秒でなっww」とオタクからかっている.


この一枚絵からこの漫画スタートする.

この絵を見た私はいたたまれない気持ちになり,次回を能動的に待つことをやめた.しかし私のとどまることのないTLは容赦なくこの作品リツイートを通して流してくる.私がこの漫画の完結を知ったのもそういった理由である

このようなことを言うとミュート,ブロック機能を推奨する意見散見されるが,私自身のエゴ赤の他人ミュート,ブロックするという行為私自身のTwitter運用に関する信念に反するのである

わかりやすく言えば,「この程度のことでミュートなんてしたくない」というくだらないプライドなのである

そういったどっちつかずの感情をぶら下げている自分自身にも嫌気がさす.

本題に戻るが,オギャ恋1話ステレオタイプギャルステレオタイプオタクステレオタイプからかい方をするというステレオタイプの展開であった.

私はこのような展開が嫌いというよりも,「こういうの描いときゃウケんだろ」という浅ましさが作品から漏れ出ているような気がしてならないのである

事実,この作品は多くの支持者を得て,人気作品となりコミックス化も果たした.

そう.そういうの描いときウケるのだ.

そういった作者の考えがあることないこと自身脳内で想起される感覚がたまらなく気持ち悪いのだ.

これは長期のTwitter運用弊害でもある.

いつだったかダ・ヴィンチ・恐山発言していた「頭の中のインターネット勝手炎上する」というものが最も的を得表現であると思う.

とあるツイートに関して,存在しないユーザ些末なことから揚げ足を取り,その結果炎上するという想像脳内で組み立てられる.

そういった良くないシミュレーションが長くTwitter運用していると増えてくる.言い換えれば,ツイートの内容を見てリプライ予測できるようになる.

正解不正解関係なく,人の考えをツイート一つから読めるようになっていき,それが制御できないのである

純粋に楽しめばいい漫画イラストにも「どうせこういうのが評判良いから描いてんだろ」と歪んだ視点で見るようになってしまったのである

何度も例として挙げて申し訳ないが,オギャ恋も当時ウケていた100日フォーマット採用したがために歪んだ視点で見ざるを得なくなった.

それ以降どのような漫画を読んでも,ポジティブ感想を押しのけてネガティブ感想が優位に立ってしまう.

ギャルオタク好意を持つ展開

オタク理解があるヤンキー

おとなしい女子ギャルを圧倒する展開

生意気な後輩に弄ばれる展開

ホラーと思わせた妖怪×人間カップリング

人気コンテンツ二次創作

それらすべてが「純粋面白さを求めた結果」ではなく「ウケやすテンプレートに則った結果」になっているような気がして嫌になる.

上記の展開が繰り広げられる作品を一つくらいはイメージできたのではないだろうか.

まりはそういうことである面白い展開だけを引っ張ってきて,自分の画風をかぶせた作品が世の中に氾濫している.

中世ヨーロッパ異世界転生がなろうのテンプレだと馬鹿にされていたが,それが現在進行形複数の設定がTwitterで消費されている.なろうの二の舞になっている.

設定構築に尽力し,作りこまれ世界観物語が進行する漫画が読みたい.

しかし,万人受けを捨てて自身の思う面白さのみにフォーカスした作品よりも,浅く何度も見たことのあるテンプレ通りの作品ばかりがTLには流れてくるジレンマ


どうすりゃいい?

2021-07-02

夏への扉』以外の作品を薦める試み

 ロバート・アンソン・ハインライン作品で『夏への扉』以外を薦めるならばどの作品か?と問われたとしたら、私ならば『宇宙孤児』を薦めたい。

 この物語は「Good Eating!(良いお食事を!)」という挨拶と共に、中世ヨーロッパのような社会生活描写する場面から幕を開ける。そして、読み進めるうちに、主人公たちが暮らし物語が展開される舞台がどのようなものなのかが次第に明らかになっていく。

 その世界には空が無い。主人公たちが暮らす街の地面の下へ降りると、別の街が有る空間に出る。その街の地面の下に降りると、また別の街が有る。そうやって、下へ下へと降りて行くと、それ以上の先(下)には降りられない最下層に行き着く。

 逆に、街の天井の上に昇ると、別の街が有る空間に出る。そうやって昇って行くと、徐々に重力が弱くなる。しかし、或る階層から先(上)は、それ以上昇ってはならない立入禁止場所とされている。そこには、恐ろしい「ミュータント」という怪物たちが住んでいて、迷い込んだ人間を食べてしまうと伝えられているかである

 主人公は、ひょんなことから立入禁止場所に入り込んで「ミュータント」たちに一時捕らわれの身となり、それを切っ掛けに、他の人間には秘密にしたまま、普通人間と姿や能力が異なるミュータントたちと交流するようになる。中でも「ミュータント」たちのリーダーであるジョウ=ジム主人公は、親友あるいは師弟のように仲良くなる。師がジョウ=ジムである。一つの身体に二つの頭部を持つ双生児男性ジョウ=ジムは、ミュータントではあるが怪物などではなく、ユーモアと優しさと、何よりも知性に満ち溢れた人物である。このジョウ=ジムから教育を受けたことによって、主人公は、自分たちが暮らす世界の真の姿を理解するに至る。

 主人公たちが暮らすのは、車輪のように回転する巨大な宇宙船の内部であった。故郷である地球から遥か遠く離れた他の恒星系に存在する、人類居住可能惑星移住するためには、何光年もの距離を渡らねばならない。しかし、光速の壁を破ることができないので、広大な宇宙を渡るには長い年月を要する。そのために宇宙船は、多数の人間居住することが可能な、巨大な閉鎖環境都市として設計された。車輪のように回転することで、遠心力重力代用としている。移住者の祖となるべく宇宙船に乗り込んだ人々は、宇宙船の中で子を生み育て、やがて彼らが死ぬと、その子たちが新たに彼らの子を生み育て、そうして子へ孫へと何世代も何世代も長い年月を重ねながら、彼ら星々の移住者たちは宇宙船の中で暮らしながら遥かな旅を続けた。

 しかし或る時、宇宙船の動力である原子力機関から放射性物質漏れるという、大きな災厄が発生した。放射能による内部環境汚染は、食糧生産を担う農業区画にまで及んだ。ミュータントたちの誕生食糧不足。人々の絆は引き裂かれ、内乱が発生し、宇宙船内部の文明崩壊した。その結果、都市の内部で暮らす人々は、知識科学技術伝承できなくなった。こうして彼らは、地球という故郷存在も、自分たち宇宙船に乗っているという事実も、宇宙船の外部に広がる世界のことも忘れ、科学の代わりに教会が説く迷信を拠り所として、広大な宇宙彷徨い続ける「孤児」と成り果てたのである物語の冒頭に出てくる「Good Eating」という挨拶は、災厄によって起きた食糧不足時代の名残りである

 ジョウ=ジムによって啓蒙された主人公は、宇宙船の乗組員として、自分たち本来の使命を果たそうと提案する。すなわち、地球のように人類居住可能惑星を見つけてその星に降り立ち、狭い宇宙船を離れて、新たな世界を切り拓こうと言うのである。それは、自分たちが巨大な宇宙船の内部で暮らしているという事実理解しているジョウ=ジムですら、出来っこ無いと諦めていたことであった。しかし、その使命を果たす為には、何も知らない人々に、この世界真実理解させる必要が有った。

 主人公は、自分が知った事実を人々に知らせようと試みるが……。

 ちなみに本作品を私が初めて読んだのは、あかね書房から出版され、多くの小学校図書室などに置かれていた少年少女世界SF文学全集の一冊として収録されていた『さまよう都市宇宙船』のバージョンであった。タイトルネタバレがヒドイが気にしない、気にしない。

 ハインライン作品を離れ、他に古典SF作品初心者に薦めるならば、私としては

(1)アイザック・アシモフ鋼鉄都市

(2)ジョン・ウィンダムトリフィド時代

(3)ロバート・シェクリイ『不死販売株式会社

辺りを薦めたいのだが、如何だろうか?

2021-06-02

前世旅行してきた

二日前、オモコロ催眠術記事を読んだことをきっかけにYouTube催眠術動画を見た。ヒプノディスク(なんかようわからんぐるぐるするやつ)を見ているうちに手が開かなくなったりとか、そのまま目を閉じるとまぶたが開かなくなったりとか。そういう5分に満たない動画。数年前にこれを試したときはてきめんに効いて驚いたのだけれど、今回は二度目だからか、当時よりも大人になったからか、はたまたヒプノディスクってヒプノシスマイクみたいだな…と邪念が湧いていたからか、催眠に対して抵抗することができた。アッもしかして"ヒプノ"は催眠を表す単語ですか?

その流れでおすすめに上がった前世催眠前世瞑想…?の動画を見ることにした。こちらは30分程度の大作である人生の30分をこれに使うのかと思ったけれど、どうせ暇なので、惰性のままに再生ボタンを押した。導入。ゆったりとした女性の声が私にリラックスを求めてくる。部屋を薄暗くし、マットレスに横たわり、命じられた深呼吸を繰り返しているところでアロマを炊けばよかったかとほんの少しだけ後悔した。埃をかぶっているアロマランプはこういうときに使うものだろう。たぶん。

さて、動画女性は私が完全にリラックスできたていで話を進めていく。私の精神深呼吸くらいでリラックスできないし、身体深呼吸くらいで脱力できないのだけれど、まあ、しかたがない。というか呼吸って意識すればするほどに浅くなりませんか?ほんとうにアロマを炊けばよかったと思ったよ。とにかく彼女は私に目を閉じろと言った。私は閉じた。あなたは海にいますと言われた。海。これまでの人生の1/3を海沿いの町で過ごしてきた私は海のイメージに自信があった。今となっては思い出の中にある海。真っ暗な空とそれよりも深い色をした海面、テトラポットに打ちつけられる波の音と飛沫、寒さでざらざらとするような潮風とその匂い。遠くで空港につながる道が光っている。

満天の星が輝いていますあなたを包む風はあたたかく……」と女性が言った。後出ししないでほしかった。思い出をまるめて捨てた私はおそらく海外だろう美しい砂浜を作り上げることに努めた。

この時点で結構いっぱいいっぱいというか、彼女が想定している私の脳内と実際にかなりの乖離があったのだけれど、彼女はペースを緩めてくれない。その海の中からなにかがあなたを案内するために迎えにくると言われ、それは人かもしれないし動物かもしれないし物体かもしれない、とにかくあなた安心できるものだと。ところで、私はそれまでの時間乙女ゲームにかけていた。攻略対象picをずっと見つめていた私が急拵えで作った「私を迎えにきた安心できるもの」は当然のように攻略対象だったわけだ。

いや、ちがうだろ、と思った。

前世乙女ゲーム攻略対象に案内してもらうのは違うだろ。

私はそのイメージを打ち消すと、白いワンピースに身を包んだ幼女一心不乱に想像した。案内役が幼女安心できるのかと言われたらNOだと今になれば思うのだけれど、そのときは焦っていた。幼女は……というか動画女性は私を海底に導いた上で目の前に門があるとぬかす。門。門か。門ってなんだろう。コナンアニメで出てくるあれかな?両開きの扉がついているやつ。もうそれでいいよ。妥協が肝心だ。この門をくぐると私は前世体験できるらしい。いよいよである

これはもうほんとうにイメージの話であるのだけれど、事件の始まりを予感させる扉の先で脳内に浮かんだものショッキングピンクだった。女性が足下を見てくださいと命ずる。なにを履いていますか?それとも裸足でしょうか……ゴールドハイヒール……ハイヒールということはドレス……いやでも前世パーティードレスを着るか?ドレス……なんかもっとこう異世界転生して悪役令嬢になった主人公が着るような……マリアントワネットみたいな…………連想ゲームのような感じで私の前世は決まった。中世ヨーロッパ貴族の令嬢。連想ゲームというか乙女ゲーム世界から抜け出せていない感じは否めない。あと、ショッキングピンクはまじで関係がなかった。なんだったんだよ。

女は「前世あなたいちばん幸せだった場面に飛びます」と言った。私は飛んだ。素直だから。その場面の私は幼女の姿をして椅子に座っていた。優しそうな侍女が私の長い髪をくしで梳かして、ととのえている。指先や表情から彼女が私をかわいがってくれていることは明らかだった。嬉しいなあ。幸せだなあと思ったけれど、これをいちばん幸せな瞬間とするならば前世の私はよほど不幸だったのか。はたまた、ありふれた日常の一幕こそがほんとうの幸福なんだよ、そういう教訓だろうか。とにかく私は侍女のことが大好きで彼女ハグをしていると「今度はあなたいちばん愛情を感じた場面に飛びます」と指示が入る。飛んだ。そこは、舞踏会か、なにかしらのパーティーの壇上だった。17歳の私はそのきらびやかな席で主催である父親に娘だと紹介されている。そっかあ、そうかあ。だれに紹介しても恥ずかしくない娘か……

ぶっちゃけ、これが前世のはずはないのだ。わかっている。ただイメージを作ることを強制された脳内の中で自分欲望は思いがけず、はっきりと浮かぶもので、要するに私はすでに父親がいない。彼は再婚した先で新しく家庭を築いている。そうして私は、私が、両親にとってよくない娘であったことがずっとコンプレックスだった。そのことで苦しむ夜は数年単位で訪れていないのだけれど。

なんだかしゅんとしてしまった。あと、この場にさっきの侍女がいないことがさみしかった。なんとなく彼女はすでに私から離れているような気がしていた。さっきから母親の影がないこともなにかしらの表れかと悲しい思いがする。

しか感情に浸る間もなく「現世であなたレベルアップさせるための場面に飛びます」と女がめちゃくちゃを言った。それはもう私の脳内にないだろって。そのイメージ材料無意識下にでもないだろって思ったのだけれど、だからなのか、使い回しのように私は海辺にいた。差分変化として夕暮れだった。隣に妙齢女性

彼女は厳しい目で海をながめていた。馬鹿にしているようでもあった。ただ、私は怖い顔をしているけれどこの人はほんとうは海で遊びたいんじゃないかな?と考えていた。誘ってみようかな。ああでも彼女も美しいドレスを着ているから海に入れないか。でも……「あなた前世から戻ってきます。少し先の未来レベルアップしたあなたはなにをしていますか」私は職場にいて、四月に入職したり異動してきたりしたまだ親しくない同僚にいっしょに仕事しましょうと持ちかけていた。それを終えて、大変だったけれどやってよかったですねえと笑った。

これで前世旅行おしまい不思議な三十分間だったので記録しておきたいと思って、これを書いた。なんの意味もない。この話をしたら友達からは「新興宗教か?」と訝しまれたのだけれど、それはほんとうに私もそう思うよ。

2021-05-28

なろう系にありがちなこととツッコミ

異世界転移系にありがちな事とツッコミ

・転生したが、仕事が苦しい(つまらない)からむしラッキー

転職もせずに不満ばかり言ってないで、転職しろよと思う。主人公有能なんだろ?

 有能なのに何で転職しないの?

 え?景気が悪いか転職出来ない?あのね、優秀な人は景気に左右されないんだよ?

 むしろ、景気が悪い所を助けて欲しいから優秀な人は真っ先に確保されるくらい引っ張りだこよ?

 ぶっちゃけ就職氷河期でも超大手なんかは普通に優先的に上位大限定採用活動してたよ。

・今までの社会に縛られなくて済む、やりたいことだけやって、自由に生きるよ!

異世界に飛ばされ、スタート時点でどこの組織にも所属せず、そこで人間関係を一から構築って

 それただの「フリーランス飛び込み営業」やから

 信用ゼロ状態フリーランス飛び込み営業する事が苦ではない人間が何で

 現実世界社畜独身生活に全く潤いを作れなかった人間がどうやって

 フリーランス飛び込み営業ノウハウを得る事が出来るの?

チート能力もらったし、やりたいことだけやって生きていく

武力系だった場合:なに?ストリートファイト生計立てたかったの?

 そんな暴力衝動持ちがよく社畜としてガマンできたね?そこまで耐えられてるのなら

 もちろん、武力をむやみやたらに振るうような事はしないよね?やってるけど。

生産系だった場合:なに?信用ゼロ人間が作る怪しい道具を飛び込み営業で売り込む

 営業力があるのになんで現代社会通用してないの?社会的信用ゼロ状態での営業しか

 詐欺犯罪が多かったり品質一定に保つ事の出来ない中世ヨーロッパでどうやって信用を勝ち取るの?

政治系だった場合:誰がどこの馬の骨とも知れぬ人間の、よく理解出来ない方策に従うの?

駄作なろうの中でもここら辺をある程度形作ってるだけでまだマシに見えるというトリック

正直これを満たしていない代表作を上げるとするなら、転生スライムだろうね。

2021-05-24

anond:20210523052307

ドラクエと言うには亜人が多すぎる気がするので、ドラクエ単体というよりあの頃の有象無象JRPG群が作者たちによって大雑把に消化されたものが「なろう世界」なんじゃないかな。「中世ヨーロッパ」が実際は1000年続いて時期や場所によって多種多様だったように、実際には色々あったとしても適当理解される。

2021-05-18

anond:20210518004259

江戸時代大正時代もこんな感じなんだろうね

多分中世ヨーロッパもそうで

から何度も飢饉や疫病が起こる

2021-05-01

チャーハン中世ヨーロッパにもたらすと

貴族に珍重されるだろう

パラッパラの石膏像が作られる

2021-04-26

anond:20210426195414

元増田の話とは関係ないけれど、古代ローマ風呂に入るから中世ヨーロッパとかよりは疫病に対する悩みは少なそうだけどな。

蛮族に悩みまくった皇帝は多かったけど、疫病に苦労したやつとかあんまり聞かないよね。

2021-04-10

anond:20210410214138

映画パフィーとある人殺し物語」で、女性が次々に殺される事件が起きた時、独身者男性捕獲して尋問する話の流れになったよ

中世ヨーロッパKKOをいたぶる社会なんだ

2021-04-05

保存が必要な種籾の量が違うのって大差じゃないの?

ここがヘンだよ農業チート

https://ncode.syosetu.com/n0132dz/1/

「仮に種子10を30倍にすれば300で増加量は290ですが、種子200を3倍にすれば600で増加量400と、前提次第で簡単にひっくり返ってしまます。」

これって、単純な収穫量の数字以外に見なくちゃいけないところがないか

十倍の収穫が期待できるなら種籾を削って換金やら年貢に回せる

略奪されても少量を隠しておけば何とかなるかもしれない

数倍しか収穫が得られないなら、種籾のためにも倉庫必要となり保存コストがかかる

ただし、緊急時に種籾を食いつぶすには都合がいいかもしれない

まぁ、中世ヨーロッパで種籾が不足した場合は、肥料を集中している土地に種まきも集中させて、収穫率もあがったんだろうが……

これもいろいろある違いのひとつに過ぎず、著者の文章では違いよりも共通性に注目したってことかな?

2021-03-23

マイノリティをエンパワする歴史ドラマの例

歴史社会クラスタ積極的に優れた事例を紹介してくれるとありがたいよね

海外話題になった作品では

中世ヨーロッパ黒人貴族白人に負けない大活躍をする

近代ヨーロッパ黒人警部白人に負けない大活躍をする

というものがあった

日本舞台なら想像なんだけど

戦国時代女性武将男性に負けない大活躍をする

昭和時代で当時のアジア植民地から来た兵士長日本本土出身者に負けない大活躍をする

このような内容じゃないかなと予想する

史実の中から一番応援された気持ちになれる話を採用することになる

2021-03-05

しかしたら俺はヤンキーなのかもしれない

男性で、左翼で、オタクっていう人が萌え絵に難色を示している。


この人たちの今までのツイートを見てみると、オタク観が何となくわかった。


「"オタク"は作品を深く考察・論評し、社会的意義や社会に与える影響を論じるべきだというのに、お前らはただエロければよい萌えればよいという極めて低俗人間だ!お前らはオタクじゃない!」


こんな感じだ。


https://anond.hatelabo.jp/20191122203342

ここの増田にも書いてあるように、実際にそういうことをした人もいるようだ。


https://note.com/iovis_takahasius/n/n5d806216d51c

まさにこれがオタクの例。

俺も大学ではサークルに入っていて、別にアニメサークルというわけではないが

情報系の学部の生徒がたくさん入るサークルだったのでオタクはたくさんいた。

多分そのサークルで「鬼滅は自助・共助を…」と言い出したら友達はなくすかな…

自己責任論っぽくてイヤ」でギリギリ何とか踏みとどまれるか。

あ、有名なもの批判してるから敬遠されるとかい理由でなく、

「そういう政治にもってくタイプの人なのね」と判断されて敬遠される。


(これは左右関わらずネット過激政治を語る人たちのせいなんだろうけど、

俺が上で上げたような作品を論評するオタクがだいたいこんな感じの人なんだよなぁ…)


それで、左翼オタク否定しているような"オタク"というのは、考えてみればヤンキーに近いんじゃないかと思ってる。

昔のドラマアニメとかで、女子更衣室を覗くのはどちらかというとヤンキーイメージが多い。

ごくせん」でも不良が当時あまり流通していなかったノートパソコンを使ってエロ画像ダウンロードしていた。

だいたいオタク系のキャラはそういう行為はしていない。


ヤンキーに近いというよりかはヤンキー的な目で女を見ているといえるか。

とにかくエロいのが見たい。エッチしたい。蹂躙したい。こういうヤンキー目線

宇崎ちゃんポスター擁護してる人全員がこう思っているとはいわないし、全員レ○プ願望あるとも言わない。

ただ、萌えればいいというのはヤンキーに近いのかなという感じ。



ちょっとしたおまけだが、オタクフェミニストは両立しないという意見をちらほら見るが、別のオタクとなら成立するのではないか

別のオタクというのは、先ほど挙げたような作品を論評して、左翼思想の元に社会問題点を指摘するオタク。彼らに言わせれば真のオタクか。


例えば、なろう系の作品で女騎士が敵国の捕虜になり悪徳大臣の下で「超ミニスカ絶対領域胸の谷間大あらわ」の破廉恥メイド服を着させられて奉仕させられるというシチュの時は、

中世ヨーロッパ時代はこのように女性人権が云々…」「今こういう作品日本で受け入れられること自体日本人権意識の云々…」


こんな感じに日本問題点として女性人権とか性的消費という話に持ってくなら、十分オタクフェミニストは両立できるよね。

2021-02-19

ゲームとかで舞台が変わると何もかもがらっと変わるけど、どのくらい離れてるとああいうふうになるんだろう?

主人公が生まれた村は普通に中世ヨーロッパっぽい場所

別の大陸に行くとそこは魔法が発展していて剣とかで戦う人なんかほとんどいない

そのまた別の大陸では人々は石器時代みたいな生活していて恐竜に乗って移動する

みたいにさ、なんていうか、ゲームで街が変わるとまるで別世界くらいに変わってるじゃない。

例えば、日本は今の日本みたいだけど、アメリカアパッチ族普通に儀式とかして呪術っぽく生きていて、中国は今も皇帝ラストエンペラーっぽい感じで治めてて、ヨーロッパ貴族様が農民から搾取している。

オーストラリアアボリジニのんびり暮らしていて、でも船とかで普通に交流があるみたいな感じじゃない。

もし本当に世界がこういうふうになるとしたら、文明ってどのくらい離れてる(地理的にとか、制度的にとかね)とああいうふうになるんだろう?

2021-02-11

もしドラクエをナジア(なろう的アジア)にしたら

服装建物はだいたい天外魔境だよね。職業は侍、忍者芸者力士陰陽師僧侶など。武器は刀、槍、弓、中国武器魔法火の玉の術や癒やしの術など。敵は妖怪もののけということになるので妖怪ウォッチ的な感じでドラクエコミカルデザインに近づける。

ドラクエは多くの国が中世ヨーロッパ風なので、こちらの世界古代中世日本アジア文化が基本。特に中国大国なのでこれをベースにするとよい。

スタート地点の日本みたいな島の外には高麗、唐(から)、遊牧民の国、天竺、羅馬(ドラクエIIIのジパング的な異文化)などのような地域がある。地形が実際の地球のものと異なっていてもよい。

暗黒大陸か北か南の寒冷地ラスボス居城がある。城は日本式でもよい。新大陸には裏ボスがいる。暗黒大陸新大陸を未開の地として描くのは差別的だが、全然地形が違う地球Bなら大丈夫

2021-02-08

anond:20210208192538

文化人類学とか社会系の学問だと未開の社会現代先進国思考能力

文化レベルはかわらないっていうのがレヴィストロース以降の基本的な考で、

ムルンギン族の婚姻ルール近代ヨーロッパ発見された代数学と同じってことを発見して以降そこに賢さの違いはないって言うのが現代文系学問の到達点の一つでしょ。

史学だとアナール学派以降そういった傾向が強まってるでしょ?

例えば、中世ヨーロッパ治療法で「武器軟膏」っていう治療法があったんだけど、

これがどういう治療法かという武器に軟膏を塗って患部は治療しないという現代から見ると意味不明治療法だけど、

当時の公衆衛生基準だと、下手に治療するより患部をほっといたほうが感染症を起こさないのでちゃん合理性があったんだね。

当時と現代だと社会の違いによって現代から見ると非合理的な行動をしているように見えるけど、そこにはどんな理由があったか研究するって言うのが現代史学なんだよね。

2021-01-24

ワクチンエセ科学ものせいで人がいっぱい死ぬ

ワクチン接種が遅れた原因はこいつらの普段活動のせい

政府の行動はその結果に過ぎない

司法にすら毒牙が回ってるから

そのうち中世ヨーロッパ暗黒時代を笑えなくなるな

2021-01-18

なぜ私は聖地巡礼をするのか(の話をかくはずだったが)

聖地巡礼とは中世ヨーロッパ封建社会においてキリスト教徒あいだで流行した、キリスト教聖地であるエルサレムを訪れる宗教的行動である

転じて、現代においてはアニメ映画などの熱心なファンが、創作物キャラクター縁の地を訪ね歩く行為を指す言葉として使用されるに至った。

私も昨年度から今をときめくアイドルグループ乃木坂46好きが高じて、(暇を持て余していたことも手伝い)彼女たちが番組ロケで訪れたり雑誌メディアで紹介したりしていた場所を巡ることが退屈な日常を彩る楽しみの一つとなっている。

大塚天祖神社バッティングセンター千歳船橋喫茶店ぱおーん、五反田デニーズ……

思い起こしてみたがそれほど多くはなかった。

それはさておき、この日記(?)で私が考えたいのは「人はなぜ聖地巡礼をするのか」その理由だ。

聖地巡礼には楽しさがある。

思えば私は日本史世界史も好きなので、歴史上の史跡を巡ることが旅行に行く際の主目的の一つだったりする。映画ロケ地を訪れることもある。

(前提として書き加えておくが、行ったことがない土地を訪れるのが好きな方であると思う。「まだこのへん歩いたことがないから」という理由で6時間ぐらい散歩することがざらにある)

今も『世界史をつくった海賊』(竹田いさみ著)なる本を読んでいて、大航海時代マゼランに続いて史上二度目の世界一周航海を達成した海賊フランシス・ドレーク(ワンピースのドレークのモデル)に関する記述を読んで、「彼の航路を船で辿ってみたいなあ」などと空想に耽っていた。

そう、私はフランシス・ドレーク足跡を辿りたいのである

乃木坂メンバーが参詣した神社自分も赴きたいし、バットを振るったバッティングセンターで、彼女らがそうしたように、自分バットを振るいたいのだ。

そして、「ここに彼らも、自分と同じように立っていたんだ」などと感じたいのである

この衝動はなんなのだろう。何故、こんなことをしたいと思うのか。

バッティングセンターで行ったバッティングは、それ自体として面白かった。乃木坂のことがなければ、私はバッティングセンターに行きはしなかっただろうが、バッティング最中乃木坂のことは忘れて純粋ボールバットで的確に打ち返すことに集中していたし、それが成功することに喜びを覚えていた。

しかし、やはりその一連の行為には、「メンバーも同じ場所で同じことをした」という事実認識によって特別意味を付加され、それが私の心に満足感をもたらしている。

私の記憶には、明らかに「ただのバッティング」以上の色が付いて、この思い出が保存されているのだ。

この違いは何に由来するのか。

まず一つ、見逃せない重要な点は「私は乃木坂が好きである」という事実だろう。これは明らかに聖地巡礼動機に深く関わっている。

私は何も藤田ニコル西野亮廣の訪れた場所に行きたいとは微塵も思わない。ニコるんはどちらかと言えば好きだが、出演番組をチェックするほどではない。西野に至ってはどちらかと言えば好きではないし、好きではない人間の縁の地を訪ねたい、その足跡自分足跡を重ねたいとは思わない。

フランシス・ドレークのことも、まあ好きになりつつある。(暇があれば伝記を読んでもいいかなと思うぐらいには)

では、好きな人なら誰でも聖地巡礼したくなるのかと言えばそんなことはない。身近な友人のことは好きだが、彼らの足跡を辿りたいとは思わない。

これは極めて重要着眼点である

恐らくは、その人物との関係性および距離感聖地巡礼に向かわせしめる大きな引鉄の一つなのだ

想像するに乃木坂メンバーでさえ、もし私が直接的に関係性を構築してしまえば、聖地巡礼したいという衝動はなくなるだろう。

同じ場所を訪れて、同じことをしたいという気持ちの裏にあるのは、「近付きたいが手の届かない者の存在」を少しでも身近に感じたいという欲求なのだ

友人という生々しい関係は、最早相手をそういう「聖なる存在」にしておかない。

ただし、友人との関係が何らかの理由で解消され、手の届かない存在になった場合はその限りではない。その最も単純な例は「死別である。死が二人を分かてば、当たり前な存在は当たり前でなくなり、会いたいのに会えない、焦がれ求める対象になる。

「手の届かない特別存在を思うこと」が聖地巡礼の肝なのだ

そしてその感慨は、対象と同じ空間的座標に立つこと、そこで同じ行為追体験することで増幅される。ただ、家でスマホをいじりながらその人のことを考えているだけの時間よりも、その人に少し近付けたような気になる。

その対象は人に限らない、作品、ひいてはその世界観全体も対象になりうる。

私は宮崎駿監督映画が大好きで、監督ハウルを撮り終えた後に数ヶ月間療養し、次回作の『崖の上のポニョ』の構想に繋がった広島県鞆の浦や、『耳をすませば』の舞台となった聖蹟桜ヶ丘も訪ねているが、ポニョや雫個人をそこまで好きかといえばそんなことはない。

フランシス・ドレークのことは好きになりつつあると言ったが、やはり人物に対しての好意それだけというよりは、世界史的な偉業であるという点の魅力が大きいように思う。俗な言い方をすれば世界一周ロマンを感じるし、楽しそうである(実際は辛いことの連続だろうが)。

しかし、ドレークな先立って世界一周航海を達成したマゼラン足跡を辿りたいと考えたことはないことを踏まえれば、やはりドレークには読書を通して僅かながら彼の功績やエピソードに触れたことにより、マゼランに感じる以上の魅力を感じていること、それが巡礼への衝動を後押ししていることは間違いない。マゼランのことは何も知らない。何も知らないので魅力も感じなければ、より深く知りたいという動機も起こらない。

(どうやら相手のことを「知りたい」と思うには、まず相手のことを知ることが必要らしい。少なくとも私にとっては。難儀なことだ。)

「手の届かない「聖なる存在である対象をその足跡を辿り行為をお手軽に追体験することで、少しでも身近に感じること」が聖地巡礼の意義であると一旦結論付けてみる。

ここで唐突に「お手軽に」という制限を付け加えたのは、私はバッティングセンターバッティングをする程度の追体験はしたいが、乃木坂メンバーが日々の研鑽を重ねたダンスレッスン場で一年間同じレッスンを受けたいかといえば真っ平御免だなということに思い至った。

一年彼女たちが受けたレッスンと同様のレッスンを受けることは、彼女たちの辛さや頑張りをよりリアル追体験することになる。追体験としての質は高い。だが時間がかかりすぎる。ダンスよりもやりたいことがあるし、辛そうなので、暇潰しに週二程度通うならチャンスがあればやらなくもないが、それはもう追体験としての価値は薄れて、一年間におよぶダンスレッスンそのものが持つ価値が問われている。(追記そもそもこれ、巡礼ではなくダンスでは?)そういう意味で1000円分のバッティングには十分その価値があったし、世界一周航海も同様である。(追記:これも巡礼と言えるのか?場所を訪ねる行為限定するべきだったかもしれない)

聖地巡礼はお手軽でなければならない。言い換えるなら、その行為自体を楽しめないのならやりたくはない。滝行は楽しそうなのでやりたいが、例えば彼女らが受けていた辛い仕打ち自分も受けたいかというと難しい。

例えばメンバーの誰かが過去イジメを受けていたとして、それと同様のイジメを受けたいか。これに関しては少し受けたい。マゾヒスティックな願望ではなく、多少なりとも彼女らの苦労を追体験することは彼女らを理解することにつながるからだ。

しかし、紛い物のそれはやはり本当のイジメ体験とは辛さの質が大きく異なるし、よりリアルに状況を再現するために半年継続してイジメを受けてくださいと言われればお断りする。あくまでもその一部を、私が本当には辛くならない程度に体験することで、辛さに思いを馳せたい、という程度に存在への接近願望は留まる。

キリスト教徒だってエルサレムには行きたくても、ゴルゴダの丘の上で十字架に磔にされたいかと言えばそんなことはないだろう。ごっこ程度にはやってみたいが、それはごっこ遊び自体が楽しさを持つからである。高所に磔にされて「こえ~」などと言ってるのは楽しいが、手足を本当に釘で打ち付けられるのはたまったものではない。(追記:これも巡礼の話ではなくなっている気がするが、でも巡礼先で対象が何かしてたら同じことやりたいよなあ。(追追記:でもやらなくても巡礼は成立するからやっぱりおかしいねはい。))

体験総体として楽しくないならやりたくない。少なくとも私は。この「楽しく」は何も笑顔になったり、興奮したりするといった類の楽しさである必要はない。

心地よい感情が動きがあればよい。

郷愁に浸るとか、感慨に耽けるとか、今風に言えばエモさがあってもよい。「泣く」ことによる感情の発露も、人間にとっては快感であるので、ここで述べる「楽しさ」に含まれる。

いや、違うな。

上に述べたエモさは体験のものに由来する(既出の例をとればバッティング行為によって引き起こされた)感情ではなく、「行為追体験している」という事実に付随する感情の動きだ。そこは切り分けるべきだろう。

例えば「同じ場所に立つ」ことも、聖地巡礼に伴う追体験行為の一形態だが「立つ行為のもの」には特に何の楽しみもない。(立っているだけで楽しい場所もあるが、必ずしもその必要はない)(追記:この例の方が純粋巡礼っぽい)

先例のイジメのように行為自体許容範囲であれば不快であっても構わない。これは個人差があるし、対象に対する思い入れの深さによっても許容範囲が変わってきそうだが。

追体験行為包含する巡礼行為」が総体として満足感をもたらす体験であればよい。(追記:「巡礼追体験包含する」よりも「巡礼追体験が付随する(ことがある)」が正しい)

距離重要な要素だ。ここで言及する距離とは、対象との関係性としての距離ではなく、その聖地との物理距離感である

遠ければ遠いほど、巡礼を達成した際の体験価値は高い。エルサレムが近所の公園にあったら巡礼の有難みも霞むだろう。

「ここまで来た」という感覚聖地巡礼には必要である

私は電車移動含めて一時間もあれば十分であるしかし、ここまで書いて想像してみたが、家の隣にあった昔馴染みのなんでもない祠が実は家康が足繁く通った祠であったと発覚すれば、そこにはそれなりの感慨が生まれるように思える。巡礼と呼ぶにはあまりにも短距離だし、巡礼としての価値希薄化するものの、完全に失われることはない。いや、とはいえやはり価値の減少は免れないな。

遠ければ遠いほどいい、というものでもない気がするが。例えば、乃木坂メンバーが訪れた場所比較として、私の現在地から大塚バッティングセンターパリ街角にあるカフェとの物理距離には圧倒的な差があるが(もちろんパリの方が遠い)、パリカフェを訪れた際の感慨がバッティングセンターに比べてそれほど深いかといえば、あまり変わらないような気がする。

これは、「パリ旅行のついで」にカフェを訪れるのか、「乃木坂メンバーが訪れたカフェを主目的に」パリを訪れるのか、物理距離を越えんとする直接的な動機がどちらにあるのかによっても異なりそうだが、メンバーが通った小学校とか、生まれ育った地域ぐらいの重要地ならともかく、たかだかロケで立ち寄っただけのカフェ目的渡仏する気にはならない。

いや前者でも渡仏する気にはならないが、(追記:というかメンバーの母校って言うほど感慨深いか?その頃のメンバーが好きな訳ではないし……)するにしてもそれはやはりそもそもパリ自体が好きで巡礼を抜きにしてもパリに行きたいからであって、パリの一地域を訪ね歩く行為のもの乃木坂とは無関係に楽しみを見出している。その意味巡礼行為は「ついで感」が否めない。(追記:「むしろ行きたくない場所への巡礼」を考えてみようと思ったが、思いつかなかった。(追追記日焼けと車酔いに弱いのでそれらが伴う場所には積極的行きたくない。苦労した分、到達時の達成感はありそうだが、それは聖地が持つ意味とはやはり無関係目的地に至る行程に由来する価値を抜きにした純粋巡礼価値は何によって決まるのか。))

これはもしかしたら聖地巡礼も、エルサレム旅行のものに少なから体験としての楽しみが含まれていた可能性もあるが、中世を生きる農民の長旅の過酷さや宗教に対する敬虔さはとても無知蒙昧な私の想像のおよぶところではないので、お叱りを受ける前にこの説は引っ込めておく。

でも伊勢参りとかは楽しそうだよね。明日(もはや夜が明けたので今日なんだが)近所のブックオフ聖地巡礼事情に関する本でも漁ってみよう。

眠いし目も疲れたので「過去自分への巡礼」とかまだ考えたいことはあったが、このへんにしておく。

おやすみなさい。

2020-12-20

なんで日本邦画アニメ以外)はジャンルが少ないの?

洋画とか見てると、SFとか剣と魔法ファンタジーとか近未来的なアクションとか日本映画では殆ど見られないジャンルが沢山あるよね?

スターウォーズターミネーターハリーポッターナルニア国は絶対日本にはないジャンル映画

中世ヨーロッパ舞台とか日本人がやるには無理なジャンルもあるからそう言うのは仕方ないとしても、SFとかファンタジーとかは別に日本人が日本ロケしてやってもいいじゃんと思うんだけどな

何でそう言うの無いんだろう……

2020-11-25

少子化の何が問題か良く分からない

タイトルの通りだ。

コロナ少子化が進行し、騒がれている。しかし、少子化の一体何が問題なのだろうか。

よくあげられている原因として以下の点があげられる。

1.労働力の減少

2.GDPが低下

3.社会保障費の負担が増加

4.過疎化が進行

5.文化消滅

6.火葬場が足りなくなる

だが、これらは全て解決できると主張している人は少なくない。というわけで、今回はこれについて説明していく。

1、労働力の減少について

 これについて、そもそも困るのはブラック企業だけだ。

だいたい人口が減るだの、労働力不足だの言われているが、その割には日本にはワーキングプアだの高齢ニートだの働けない人やひどい条件の元で働かされている人がすでに大勢いる。この人達がいる分、労働力不足はありえない。給料を上げれば人手不足なんて解消されるはずだ。

さらに、少子化が進むとむしろ日本個人幸福度は上がる。例えば、どこの企業も完全に人手不足になったとしよう。(完全雇用とも言ったりするが)

もしひどい条件(安月給、パワハラなど)をする企業があったらどうだろう。そこで働いている人は、当然そこをやめたくなる。ふと、外に目を向けてみると自分が働いている企業よりもよい条件で募集をかけているところがある。

大抵の人はそちらへ転職するだろう。人がいないと企業も困るので、社員にやめてもらわないよう労働条件を良くするだろう。

社長が「嫌ならやめればいい。代わりはいくらでもいる」と発言したこと問題になった。もし、このまま人が減れば”代わり”がいなくなる。そのために、企業はより社員によい待遇を出すようにするだろう。

わざわざかなりの売り手市場になって、ブラック企業に行く人はいないだろう。こうすれば、ブラック企業はどんどんと駆逐されていく。

これと同じことは実際に起きた。中世ヨーロッパだ。

当時ペストヨーロッパで大流行し、人口が激減した。これにより、労働力不足が発生した。それぞれの農地工場では、人手不足を解消したいと考えていた。これにより、労働者待遇生活水準は非常に良くなったのだ。産業革命が起きた原因はこれでないかとする経済史家もいる。

また、経済学でもソロー・スワンモデルという理論によって、人口が減ると一人当たりの給料が増えるといわれている。

さらに、企業待遇をよくすれば、海外から労働者がやってくるだろう。世界的にも待遇が良い事で有名なGoogleがいい例だ。世界から労働者が来ている。

なので、この問題ブラック企業が減少することで解消できる。

2.GDPが低下

 当たり前だ。GDPはみんな給料の合計だからだ。人口が減れば、GDPは下がるに決まっている。

しかし、問題ない。というのも、GDP順位生活水準が変わることはないからだ。アメリカ格差がひどいことで有名だ。GDPランキングが高い=公民全員が豊かとはいえない。ルクセンブルクリヒテンシュタイン一人当たりのGDPでは上だが、GDPランキング順位が低い。

多くの人は、自分生活していけるかが重要だろう。なのでGDPにこだわる必要はない。

3.社会保障費の負担が増加して、国債が増える。

 おそらく多くの人はこのことを問題に思っているだろう。でも、これも問題がない。理由は「通貨発行権」だ。

日本という国は絶対破綻しないといわれている。理由としては、お金を刷ることが出来るからだ。足りなければすればいいのだ。

こんなことを言うと、ハイパーインフレになると騒ぐ人がいる。が、そもそもそんな簡単ハイパーインフレにはならない。ハイパーインフレの例として、よくあげられる戦前ドイツは、多額の賠償金を無理に払おうとしたからだ。早い話、国が暴走していたのだ。

今はどうだろう。日本は30年もデフレから脱け出せていない。もし、そんなに簡単インフレになるなら、とっくにデフレなんて解消している。

お金バンバン刷って、社会にばらまけばよい。しかも、国家ちゃんとしていて、国がきちんと監視してくれている。

インフレになる手前に止めることは十分できるだろう。

そういうわけで、この点も問題ない。また安楽死などを導入すれば、社会保障費は減るだろう。

4.過疎化が進行

 過疎地域若者は都会に出て、老人は死ぬ。するとその土地には誰もいなくなる。それで終わりだ。

まず、インフラはある程度人がバラバラで住んでいるとお金がかかる。以前和歌山の山奥で一人のおばあさんのために2億円かけて橋を作ったことがあったそうだ。これを聞いて思うことがある人もいるだろう。

そもそも国民はまとまって生活していた方がよい。日本はある程度災害が多いから、完全に一極集中は難しいだろうが、それでもある程度は過疎化が進んでまとまった方が効率は良くなる。

実際、インド中国では過疎化を勧めようとするプロジェクトが進行しているくらいだ。過疎化が進んでいけば、国はさら効率が良くなる。むしろ良い事なのだ

5.文化方言消滅

 優れた文化なら残る。大丈夫。また、今のように日本全国で行き来するなら、言語統一した方が効率がよい。今方言を学ぶ意味果たしてあるのだろうか。

6.火葬場が足りなくなる。

 増やせばよい。

このように少子化がなぜ叫ばれるのか 良く分からない。全て解決できるからである

異世界転生ものって、

大体が中世ヨーロッパを思わせるor中華ドラマ風味、の身分格差可視化されてる世界観だし、女は男に大事にされて評価されるのが当たり前って世論だし、そしてそんな中で現代の子が生まれ変わって『こんな窮屈なのは嫌!一人の人間として評価されたい!』って言って世界観をぶち壊して新たな空気の流れを呼び込み、人としての評価を改められると同時に異性に見初められる…

というのが最近の定石みたいだけど、めちゃくちゃ好きなんだけど、人に趣味として『異世界転生小説をよく読んでる』とは絶対に言いたくない

2020-11-14

anond:20201114215803

中世ヨーロッパテーマにした、風の神が見守る『自由』と豊穣の街、モンド。

中国テーマにした、岩の神に守護され長い歴史を誇る『契約』の商業都市、璃月(リーユエ)。

日本テーマにした、雷の神が鎖国を敷いて「神の目狩り」を行う『永久』を求める都、稲妻

俺のテーマは何もない。ただ楽しむだけだ。Enjoy!

2020-10-08

非モテからといって、街を歩いていたら集団リンチで殺されるわけでもあるまい

anond:20201007220651

パフュームってゆう中世舞台映画だと、女性無差別殺人される事件が起きた時に、無職独身が怪しいからと殺されていたよ

主人公は無色で独身だけど、イケメンだったか処刑されなかった

リアル中世ヨーロッパが、あんなだったか不明だけど、今はい時代だと思う

2020-09-25

ヴァイオレット・エヴァーガーデンを見たことが無い人へ

最初テレビシリーズ放送ときスルーしてた。それは主役のヴァイオレットちゃんの格好にある。

メイド服のような(のちに違うと理解するが)衣装で、丁寧語。忠誠的なキャラクター(これも大きな勘違い)。

そして「ドール」という単語

宣伝時点でオタク人形のような、そんなイメージを持っていた。

評判を聞き京アニとも知り(絵柄でピンとこなかった)実際見てみると、これが違ったのだ。

まず世界観ファンタジーだった。どこかにあるかもしれない国。

でも魔法もないし、宇宙人未来人、異世界人、超能力者も出てこない。

単に作りこまれた、イメージとしては中世ヨーロッパ世界舞台だ。

ドールというのも、文字が普及しきっていない世界タイプライターを打つ人を、自動手記人形と呼んだ…という設定のもとでの単語だった。

主人公元少女兵だ。この辺が本当にファンタジーなのだが、元ってところがポイントだ。今は、ただの郵便局の人。刺客も居ない。

ビジュアルハガレン並みの義手が出てくるのでこれで戦うのかと思いきや、タイプライターを打つだけだ。

話は1話完結で、入っていきやすい。もちろん、順にみていくと味わい深い主人公の成長が感じられる。

お涙頂戴ともいえる内容かもしれない。人の恋愛や、家族愛、生死がなにかを知り、戦地自分が何をしたか理解していく。

戦争孤児のような少女が人の感情の揺れを知っていく。

そして愛を知っていき、戦地死闘の中別れ、愛をくれていた「少佐」を思う。

ラブストーリーというと、シリーズ全体を通して言う言葉ではないかもしれない。愛の話だ。

テレビ版で、その話は綺麗に締まって満足感を得ることができるだろう。

しかし、その後の劇場版テレビシリーズではほんのわずかな短い時間しか見てこなかったのだと、衝撃を受けた。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン劇場版を持って完結する。

劇場版こそがこのタイトルにふさわしい。つまり映画を見ないとこの作品は語れない。

そんな映画になっている。このクオリティシリーズもの劇場版したこと自体が本当に希少だと感じているし、

今後この映画基準になるとすれば相当な覚悟を持って、アニメ映画を作らなくてはならなくなる…かもしれない。

たことが無い人、そしてテレビ版だけを見ていた人。もしくは劇場版初見になる人。

きっとこの映画あなたに何かを残すはずだと、確信している。

要するに、見なきゃ損ってことだ。

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