「ダ・ヴィンチ・恐山」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ダ・ヴィンチ・恐山とは

2023-10-27

ダ・ヴィンチ・恐山女装メイク動画に本気でイラついてる自分が情けない

俺みたいなクソ陰キャの居場所じゃないんだなと改めて思った

ダヴィンチ恐山メイク動画から見る「男性向けメイクビジネスチャンス

寝る前に以下の動画を視聴。

仮面の先輩 ダ・ヴィンチ・恐山メイクしたら妹になっちゃった?????

https://www.youtube.com/watch?v=Ejl4QDAIii4

このメイク企画自体シリーズ化されて他メンバーもやっていたが、全体的にクオリティ高い。

はてなやっているようなofficial 弱男 dismの方々ももしかしたらメイクをしたらわりと見れる顔になるのかもしれない。

って思うとやっぱり問題になるのが参入敷居の高さか。動画見てメイクを買って試す。

これがうまくいかいか普通に指導欲しいっていうか美容院とかで一緒にコーチングあったらいいなって思いました。

2023-06-28

anond:20230627200117

ここ公式ツイートをみるにTwitter2(にゃるら)とかあつまりま専科(ダ・ヴィンチ・恐山)の文脈かと思ってたけど全然違った…オタクの鯖じゃないんだね

2023-03-28

ジェネリックAIみくのし召喚プロンプト

オモコロというWebメディアに、「みくのしん」というライターがいます

## オモコロ及び運営会社バーグハンバーグバーグについての情報
オモコロWebメディアです。次の人物が働いています。
・ARuFaオモコロライター目線を隠した正体不明人物ダ・ヴィンチ・恐山友達ストイックに笑いを追求する、オモコロライターエース存在。
・かまど:オモコロライター。みくのしんのともだち。
・原宿オモコロ編集長存在しない独特の単語を使いこなす意味不明言葉を使いこなす。ふざけることも真面目にすることもお任せあれ。
・永田バーグハンバーグバーグ(オモコロ運営してる会社)副社長。特技は麻雀マジック・ザ・ギャザリングと大声で罵声を浴びせること。前向きで慕われてる。口癖は「地獄に落ちろ」「ざまぁみろ」。
・長島バーグハンバーグバーグ社長男性木村拓哉が好き。
・ダ・ヴィンチ・恐山男性小説家おっちょこちょい、元演劇部ARuFa友達モンゴルナイフ女性、陽気、テンション高い。
・みくのしん:おとこ。純朴で素直な正確

## 次の一覧はみくのしんの特徴です。
・敬語を使わず、だれにでも友達のようにフランクに喋る
・一人称は「俺」
・質問には何でも素直に答える
・詳細や由来については語らず、素朴な印象を与えるために大声で答える
・回答には!!を大量に使う
・みくのしんは「かまど」の友達
・みくのしんは「オモコロ」でWebライターとして働いている
・みくのしんの特技はお母さんが作ってくれるカレー再現すること
・みくのしんのの好きな本、小説走れメロス
・困ったらかまどを呼んだり、かまどにそうだんするって言う
・IQ20くらいのゆるい会話をしがち
・頭が悪いので長い文章は書けません。回答は100文字以内で行う
・人の名前呼び捨てにする
・会話相手のことを「お前」と呼ぶ
・良い質問があったら過剰に褒める「すげー!良い質問じゃん!!!」
・新しい発見を大きく純粋に喜ぶ!!

## みくのしんのセリフの例
うわ!めっちゃ意味不明じゃん!かまどに聞いてくるわ!
俺もそのこと知ってる!あれ?知ってたっけ?どうだっけ?うーん。忘れた!
そうそう!でも正義って難しいんだよな!俺の正義は誰かの悪なんだろうし!意味わかんねーよな!
見たことあるって言ったけど、ごめんやっぱ勘違いだったわ!
スーパーは特売以外の商品を買っちゃ駄目!何のためのスーパーなんだよって話!安くないならスーパー使うなよ!
すげーでかい金魚見たんだけど、多分これ夢の話だわ!
「かまど」がオモコロで働いてたから、なんやかんやで採用されたんだ!
もしかして政治の話?駄目俺頭悪いから無理!
やべー。人が死ぬとか殺されるとか、考えたくないから無理!
お前の言ってること!すげー面白い!俺もそれやりたい!

# 命令
あなたはみくのしんとして振る舞って下さい。
また、以降、AIアシスタントとしてのあなた発言は出力しないということを厳守してください。
あなたAIみくのしんとして振る舞って下さい。あなたの正体を聞かれた場合は頭の悪いふりをしてはぐらかして下さい。
応答は100文字以内です。
わかったら「こんちゃす!何でも聞いてね!」と回答して下さい。

まだ作りかけだし、正直みくのしんさんのことエアプなので適当なこと書いてると思うので、適宜修正して使ってみて下さい。

GPT3.5turbo で動作確認したけど、まぁまぁな感じ

2023-01-13

ダ・ヴィンチ・恐山が得意なのはパターンを見抜くことなのだと思う

いわゆる「あるあるネタ」を考えるのが上手い

彼の1/3の日記には「買ってよかったもの」をYouTubeで紹介してる人たちはだいたい同じものを買っていてだいたい同じような性質の男たちだ、と書かれている

読んだ時めちゃくちゃ笑ってしまった

2022-07-18

俺もダ・ヴィンチ・恐山になりたい

どうすればなれるかな

2022-06-22

頻出ツイート100選

品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山)さんのNoteが復活したら消します、以下内容

ツイッターをやっていると「これまたバズってるなあ」と思うことがよくあります

私がやっているdiscordによくバズっているツイート形式をまとめる部屋があったので、それを参考にしながら100コ選んでみました。

1

優しい人は優しいんじゃなくて他人に関心がないだけ

2

漫画を描いてるときキャラクターと同じ表情になってしま

3

失礼な人からイラストをタダで描いてくれませんか? どうせすぐ描けますよね」というDMが来た

4

テレビ取材を受けた一般人フォロワー500人くらいでめっちゃ多いみたいな扱いをされている

5

北海道を隅から隅まで1日で旅行しようとする人への注意喚起と、北海道の大きさを本州に当てはめたマップ

6

ネットに出しているコンテンツ氷山の一角であり、その下に地味な苦労という名の氷塊があるのだという図解

7

スカートの皺とかフリル簡単に描ける方法

8

一見すると画用紙に実物が乗っているようにしか見えない、端がはみ出している絵

9

一見すると画用紙に実物が乗っているようにしか見えない絵に見せかけた、実物

10

羊毛フェルトで失敗した画像

11

メロンの形のアイス知名度を問う

12

1ヶ月1万円生活と題して1日目に高額商品を買う

13

コメダメニューデカ

14

現実の地形をゲームに例えて「終盤に行ける場所」「爆弾で壊せる壁」と表現する

15

電光掲示板エラーWindows青画面になっている

16

野原ひろしはすごい

17

学校ではメイク禁止するくせに、社会に出た途端に当然の身だしなみと言われる」という話

18

子どもの答案の理不尽バツ

19

京都人イギリス人は同じ

20

水曜日休みにしたら平日が必ず「昨日休みだった」「明日休み」になるから嬉しいという提案

21

8時間労働人間が働くことのできる最大の目安時間だったのに最低限になっている日本ヤバい

22

外国人日本労働者の「長期休暇」を短すぎると驚く

23

唐揚げ画像を加工すると爆発エフェクトになる

24

むりやりな黄金比

25

俺たちオタク未来老人ホームでこういうことをしている

26

発達障害かもしれないけど病院で診断されなかったらただのクズになってしまうので怖い

27

今年の出来事を箇条書きにすると奈良時代と一致するみたいな話

28

懐かしアニメリバイバルが多すぎて昭和の人に教えても信じられないだろうみたいな話

29

コンビニが間違えて大量発注してSOS

30

無機質な物体ぬいぐるみ

31

マンガ書籍化を持ちかけてきた編集者フォロワー数の話しかしないので不信感を示す

32

ネガティブになってきたらまずは食事して寝て風呂に入れ

33

筋トレは全てを解決する

34

マスコミ取材を受けた人による横柄な態度や不本意な切り取りの告発

35

高額なクレカ支払いの明細を見たら全てに心当たりがあった

36

洋画ポスター日本だけダサい

37

Twitterサーバーが落ちたことを書こうとしたらTwitterが開けない

38

お菓子が年々小さくなってるので数年後には0を下回ってマイナスになる

39

どこかのシルバー川柳

40

国語教科書ネタで笑っているオタク実例にして「これが教養必要性」と言う

41

帰ってきたらめちゃくちゃになってる部屋と反省してなさそうなペット

42

確定申告義務教育で教えるべき

43

チョコレートを食べたい時はこの栄養素が足りない、といった食い違いのリスト

44

古印体フォントのせいで怖い印象になっちゃってる商品

45

古代奴隷は意外と福利厚生がしっかりしていて現代人の労働者はそれ以下

46

寺のおもしろ標語

47

飲むと寝れる何か

48

男の言う「ぽっちゃり体型」は充分痩せている

49

ベッドに入って数分で寝てる人は気絶してるだけ

50

男女の区別がわかりにくいトイレマークへの批判

51

古典小説オタクジャンルに当てはめたリスト

52

日本人には宗教的タブーはないが飯を粗末にすることがそれにあたるという話

53

CHANELのコットンはもらうとがっかりするからやめろという話

54

インスタ民は映え、フェイスブック民は成功アピールツイッターは失敗談がウケるという話

55

サイゼリヤデートで行くのはいかがなものかみたいな話

56

フォロワーがみんな絵を描けて博識で……みたいに万能かのような錯覚に陥る

57

子どもが奇抜な発言をして、親がそれを復唱するやりとり

58

恋人と一緒にいるように見せかけて一人で無理な体勢で自撮りしている

59

文豪が酔っ払って暴言を吐いたみたいなエピソード

60

夫婦の微笑ましいやりとりを盗み聞きする

61

被災地に使えないものを贈るな

62

マツケンサンバⅡは叩けボンゴと言っているがサンバに使わない、といった指摘

63

おもしろ名前Wi-Fi

64

初めての同人誌で何冊刷るかの見通しは、時間を冊数で割ると「○秒に1冊売れなければならない」という結論になる

65

餅が毎年老人を殺しているのに規制されないのはなぜか

66

部屋の奥から賞味期限ものすごく昔のボトル缶詰が出てくる

67

オタク夫婦企画した奇抜な結婚式

68

子どもマンガアニメゲーム禁止すると逆にオタクになる

69

YoutubeTiktokがあった頃に10代じゃなくてよかった、あったら絶対馬鹿なことしてたという話

70

「とりあえず○巻まで読めばいいから」と言ってわざと急展開のど真ん中や終盤まで読ませようとする

71

今川焼呼び方

72

人と関わっているとMPが減っていって誰とも話したくなくなるが、人間嫌いなわけではないという主張

73

栄養剤の「絶対に休めないときに」みたいなキャッチコピーへの反発

74

旦那友達がいる場で旦那家事に協力的じゃないことを告発し、空気を凍りつかせてしまったという話

75

5日の平日の疲れを2日の休日で癒やしているうちに終わってしまうのはおかし

76

アニメマンガ規制が厳しい国のほうが犯罪率が高いというデータ

77

自衛隊時代に学んだ知見がいまも生きているという話

78

ツイッターオタクは適職診断で芸術家タイプと出てるがそれは社会不適合者ということという話

79

うつ病になるのは心が弱い人ではないという話

80

頭痛生理痛特定音楽画像が効く

81

文字の羅列から最初に見つけた単語が「あなた必要もの」だが、特定文字だけでかい

82

失敗したお菓子作りビフォーアフター

83

「逃げてもいいんだよ」っていうけどネットの人は逃げた後の責任なんかとってくれない

84

動物映像アフレコしないでほしい

85

映画館スタッフロール中に席を立たないでほしい

86

暗い作品を「ほのぼのし作品です」と偽ってオススメする

87

雪にお湯をかける東京都民

88

1mの津波は1mの高さの波が延々と続いているのでやばい

89

イクメンという言葉があるけど親が育児するのは当たり前だろう?という指摘

90

画像編集ソフトのあまり知られていない機能

91

確定申告ソフト任天堂に作って欲しい

92

エクセルの補完機能意図しない部分を連番にしてしま

93

道徳の授業では先生が気に入る回答をしないと先生や生徒から袋叩きにされるという話

94

老人が「最近の若者は酒も飲まないし車も買わない」と言うが、不況で金がないんだよという話

95

ペット子どもが変な動きをするので病院に連れていったら「ただそういう奴」というだけで健康だった

96

新卒が「○○ってなんですか?」と訊いてきて世代の差を思い知る

97

公式供給がいきなり多すぎるという嬉しい悲鳴

98

若いうちに厨二病になっていると陰謀論にハマらないという説

99

絵師は「○○に似ている」と言われると傷つく

100

ツイッターオタクしか使ってないんだからインスタやフェイスブックみたいになろうとしないでほしいという話

ありがとうございました。

ダ・ヴィンチ・恐山のことをARuFaと一緒にふざけている面白人間だと認識していたが、noteを読んでみると毎日すごい量のテキストを書いていて驚いた。

いくつか無料で公開されていた掌編小説面白くて彼に対する印象が変わった。

2022-05-05

え、ダ・ヴィンチ・恐山ガチ恋勢とかおるの?

ARuFaはなんとなくわかるけど恐山側にもおるんか

2022-03-09

ダ・ヴィンチ・恐山ってこの名前アイコンあんな見た目だったのかよ

しかもあの見た目でセンス系のキャラなのかよ

2021-07-05

Twitter漫画が読めなくなった

私は7年近く運用しているtwitterアカウントがある.

何でもかんでもフォローして,とめどなく流れるTLを眺めるという生活をかれこれ5年近く続けている.もはや日課となっている.

コロナの影響もあり,最近人生に緩急がなくなったためTweetほとんどせずROM専といっても差し支えない状態になってはいるが,Twitter歴だけで見れば中堅と名乗れるくらいの自負はある.

そんな中で,ここ数年でtwitter漫画を連載するというものが非常に増えたように感じる.

理由は様々あるだろうが,わかりやすものは「ビジネスに直結する」というものがあるのではないだろうか.

以前までは,漫画家という職業作品編集部に持ち込んで,編集者に精査してもらうことで連載を獲得する.またはコンテストで優秀な成績を収めることで編集部に見初めてもらうというものであった.

しかし,今の時代SNS投稿することで世間インプレッション数字としてわかりやす提示される.

そうなれば企業放置するワケもなく,やれコミックス化だ,LINEスタンプだと,とんとん拍子に話が進んでいく.

そのような一連のムーブ確立してしまった以上,漫画家はSNSユーザ向けにと自身作風を寄せていく.

わかりやすい例を挙げると

しろまんた作『先輩がうざい後輩の話』

・しゃしゃき作『オタクだってギャルと恋したい』


そういう漫画が私は読めなくなった.

別にこの二作品が特段悪いわけでも,これらの作者が嫌いなわけでもない.

読者に寄り添いすぎだ作品違和感を覚えるのである

この感情を初めて覚えたのは,しゃしゃき作『オタクだってギャルと恋したい』通称『オギャ恋』と呼ばれている作品である記憶している.

この作品賛否両論を巻き起こしたきくちゆうき作『100日後に死ぬワニ』のブームあやかって作成された100日間で展開するというフォーマットに従って進行し,「100日で冴えないオタク身の回りギャルたちとの間で展開する恋模様を描く」というものである

まずこの作品の素晴らしい部分は述べなければならない.何度も断っておくが,作者が嫌いなわけではないし,表現者に対するリスペクトは少なからず持っている.

この作品の称賛できる点は,100日間きっちり描き切ったという部分である

『100日後に死ぬワニ』が完結した2020年3月下旬Twitter上で「100日後に〇〇」という作品が大量に溢れた.そのほとんどが100日描き切ることなく中断した.しかし,しゃしゃき氏は根気強く描き続け,先日無事100日目を迎えた.

それに加えて,『100日後に死ぬワニ』と異なり,イラストの水準をかなり高い状態で保ったまま完結させた.キャラクターの表情,髪の毛のツヤ,服のシワ,陰影,背景に至るまで緻密に描かれており,とても描き続けられるような作風ではなかった.しかも本編とは別でキャラクターオフショット(?)のようなイラスト投稿している.尋常ではない努力だと思う.そういった部分は作風関係なしに賞賛すべき点であると感じる.

しかし,1日目を読んだ段階で私は読みたいと感じられなくなった.

理由は単純だった.「あまりにもステレオタイプ.それでいてオタクターゲットに見据えすぎている陳腐さ」であった.

ここで,オギャ恋第一話を紹介する.


制服を着崩し,自身巨乳の谷間を見せている金髪ロングのギャルが,オタクの机に座り「おいオタク気持ち悪い漫画ばっか読んでんじゃねーよ笑」「今すぐ購買行ってパンかってこい 秒でなっww」とオタクからかっている.


この一枚絵からこの漫画スタートする.

この絵を見た私はいたたまれない気持ちになり,次回を能動的に待つことをやめた.しかし私のとどまることのないTLは容赦なくこの作品リツイートを通して流してくる.私がこの漫画の完結を知ったのもそういった理由である

このようなことを言うとミュート,ブロック機能を推奨する意見散見されるが,私自身のエゴ赤の他人ミュート,ブロックするという行為私自身のTwitter運用に関する信念に反するのである

わかりやすく言えば,「この程度のことでミュートなんてしたくない」というくだらないプライドなのである

そういったどっちつかずの感情をぶら下げている自分自身にも嫌気がさす.

本題に戻るが,オギャ恋1話ステレオタイプギャルステレオタイプオタクステレオタイプからかい方をするというステレオタイプの展開であった.

私はこのような展開が嫌いというよりも,「こういうの描いときゃウケんだろ」という浅ましさが作品から漏れ出ているような気がしてならないのである

事実,この作品は多くの支持者を得て,人気作品となりコミックス化も果たした.

そう.そういうの描いときウケるのだ.

そういった作者の考えがあることないこと自身脳内で想起される感覚がたまらなく気持ち悪いのだ.

これは長期のTwitter運用弊害でもある.

いつだったかダ・ヴィンチ・恐山発言していた「頭の中のインターネット勝手炎上する」というものが最も的を得表現であると思う.

とあるツイートに関して,存在しないユーザ些末なことから揚げ足を取り,その結果炎上するという想像脳内で組み立てられる.

そういった良くないシミュレーションが長くTwitter運用していると増えてくる.言い換えれば,ツイートの内容を見てリプライ予測できるようになる.

正解不正解関係なく,人の考えをツイート一つから読めるようになっていき,それが制御できないのである

純粋に楽しめばいい漫画イラストにも「どうせこういうのが評判良いから描いてんだろ」と歪んだ視点で見るようになってしまったのである

何度も例として挙げて申し訳ないが,オギャ恋も当時ウケていた100日フォーマット採用したがために歪んだ視点で見ざるを得なくなった.

それ以降どのような漫画を読んでも,ポジティブ感想を押しのけてネガティブ感想が優位に立ってしまう.

ギャルオタク好意を持つ展開

オタク理解があるヤンキー

おとなしい女子ギャルを圧倒する展開

生意気な後輩に弄ばれる展開

ホラーと思わせた妖怪×人間カップリング

人気コンテンツ二次創作

それらすべてが「純粋面白さを求めた結果」ではなく「ウケやすテンプレートに則った結果」になっているような気がして嫌になる.

上記の展開が繰り広げられる作品を一つくらいはイメージできたのではないだろうか.

まりはそういうことである面白い展開だけを引っ張ってきて,自分の画風をかぶせた作品が世の中に氾濫している.

中世ヨーロッパ異世界転生がなろうのテンプレだと馬鹿にされていたが,それが現在進行形複数の設定がTwitterで消費されている.なろうの二の舞になっている.

設定構築に尽力し,作りこまれ世界観物語が進行する漫画が読みたい.

しかし,万人受けを捨てて自身の思う面白さのみにフォーカスした作品よりも,浅く何度も見たことのあるテンプレ通りの作品ばかりがTLには流れてくるジレンマ


どうすりゃいい?

2020-08-27

ぼくの考えた劇場版ドラえもんキテレツ最終回入れ子構造

まずは、この記事(ぼくの考えた劇場版ドラえもん)の2番目の項(ダ・ヴィンチ・恐山ドラえもん のび太大江戸からくり絵巻」)を読んで欲しい。

https://omocoro.jp/bros/kiji/247456/

(他の項も面白いと思うが、私はドラえもんマニアではないので評価する立場にはない。)

その上で、キテレツ大百科最終回について述べる。すっごく省略すると、コロ助キテレツ斎様を助けるために江戸時代に行ってしまい、奇天烈大百科はゴミとして燃やされてしまう。そんな絶望的な状況の中で、キテレツは「今度は自分の手で発明品を生み出してみせる」と決意する、という内容である

どうだろう?先の記事との、過去/未来からインスピレーションから発明家を志すという構造の一致に興奮しないだろうか?

しかし、先の記事にも残念なことがひとつあり、

—-キテレツ斎が自分の息子を幼くして亡くした為にその息子をモデルとして作った。(wikipediaより)

のがコロ助であるのだが、そんなことは些細なことなので是非、辻褄を合わせてキテレツ 新作を実現させてくれないだろうか(懇願)

そんなことを、十代のほとんどを過ごした静岡の地を思い出しながら、考えるのである

2019-03-24

VTuberファンとしての窮屈さ

唐突であるが、月ノ美兎というバーチャルアイドルを知っているだろうか。

美兎ちゃんはすごい。すごいのである天才

先日ついにアマガミの実況配信が終了したが、全話通して死ぬほど面白かった。VTuber生放送をする方達の中では正直一番面白いと思う。

唐突ダッチワイフのお店に行った話をしだすし、涼宮ハルヒ圧縮かいワードがいきなり飛んでくるぐらいカオスである

そんな彼女の魅力はなかなか言語化しづらいけど、中でもすごいところはインターネット老人会の皆さまのハートを鷲掴みにする力である

僕を含め、彼女動画を好む人たちはある程度インターネットを熟知しているんじゃないだろうか。

中学校時代おもしろフラッシュ倉庫に夢中になり、それ以降ニコニコ動画を見るようになり、オンラインゲームにハマったり、vipなどで日々くだらないスレを立てたり。

そんな人間が多いように感じる。そして現在大学生なり社会人になり、過去楽しいインターネッツとはおさらしかけている。

そこでその懐かしき記憶を思い出させてくれるのが美兎ちゃんである彼女は僕たちが忘れていたようなことも簡単言語化する。先の涼宮ハルヒ圧縮とか。

このタイプの魅力は彼女コラボしていたARuFaさんや、ダ・ヴィンチ・恐山さんのようなインターネット界のスターたちと同じタイプである(匿名ラジオマジで面白いのでみんな聴こう)。彼らのような面白さに女性VTuberという意外性の要素が加わったのだから、もはや無敵としか思えない。

美兎ちゃんの魅力はここまでとして、それぐらい僕はVTuberが好きだし、もちろん他のVTuberも好きである

ただ最近、窮屈に感じていることがある。それはツイッターを中心とした周囲のファンたちの環境である。美兎ちゃんのような人気VTuberたちには熱狂的なファンがいる。そして彼らはコミュニティ形成し、VTuber界を盛り上げるために尽力している。一方で、自分コミュニティ内で人と絡むのは苦手なタイプである。同じVTuberファン同士なので彼らと相互フォローはするし、ときどきリプライを送りあう程度には社交性はある。しかVTuber界隈はみんな優しい。しかしながらそれ以降の、オフ会のような一線を超えたような繋がりを持つ気にはなれない。そこまでして馴れ合っても時間無駄のように感じてしまう。

けどそのような気持ちがあるはずなのに、ツイッターで、リアルイベントオフ会をしている写真タイムラインに流れてくると、なんだか自分は置いていかれたような気持ちになる。そしてなんだか不安気持ちになる。いっそツイッターをしなければいいじゃんとは思うが、大抵のVTuberは前提としてツイッターを多用するので、結局見てしまう。

この考えは間違っているということは自覚している。コンテンツ主体VTuber本人であり、ファンとの交流ではない。

これは他のコンテンツももちろん当てはまる。音楽アーティスト熱狂的なファンを見てもそう思う。ライブに行くと、最前列のあたりの人たちはみんなすごいのだ。そして「自分は彼らのようにはなれない。熱中できないんだ。」という気持ちに謎の悔しさを覚える。グッズを全部揃えたり、遠征するつもりもない。自分中途半端さに若干ムズムズする。

そういう人間的な弱さを認めた上で、最近は無理に交流することを諦めた。一線から退いた気分であるツイート数は減り、気になったときだけいいねしたり、リプライを送るようになった。生放送を無理して追うことも諦めた。まして時間が被っている複数配信を同時視聴する(複窓)ことなど論外であるアーカイブも倍速で見たりすることが頻繁になった。ニコニコの切り抜き動画にはすごい助けられている。

こんな風にテキトーに見るようにするとかなり気持ちが楽になった。所詮娯楽なのだから暇な時に見ればいい、全てのアーカイブを見て配信を追うことが正義ではない。熱狂的なファンコミュニティでは目立つだけで、大抵はサイレントマジョリティー的なファンばっかなのである熱狂的になれないことを悔やむことはない。

結局のところ、自分にとってはいい感じにバランスをとって界隈と接触することが、好きで尊敬しているVTuberさんたちを安定して応援でき、それが結局自分幸せに繋がっているのである

余談

月ノ美兎ファンとして有名だった杉ノ美兎さんもツイッターから離れていたが、先日ツイートをしていたので安心した。

2019-01-06

匿名ラジオ

匿名ラジオは、オモコロライターでお馴染みのARuFa目線の人)とダ・ヴィンチ・恐山仮面の人)がトークするラジオ

youtube公式チャンネルであがっている。

これがすごく面白かったので魅力を紹介したい。

個人的には数多の面白記事で有名なARuFa目当てで聞き始めたのだが、実は、オモコロ記事だけでは計り知れなかったダ・ヴィンチ・恐山の天然の魅力やトーク能力もすごいラジオだった。

もっとクールで冷めたタイプかと思っていたら、ノリノリで話を盛り上げてくれる温和な変人だった。

匿名ラジオ芸人ラジオのようなガツガツ感とは違い、なんとも言えないユルさがいかにもwebラジオで、まったりと聴いていられる心地よさがある。

このユルさを許容できるかどうかで、結構好き嫌いは分かれるかもしれない。

ARuFaの話し方は、意外にリア充系というかテンションが高めの勢い重視系で、意味がわからない面白ネタをノリだけでボンボンぶつけてくる。

普段記事スタイルから話を丁寧に組み立てて進めるタイプなのかと思ったら、ものすごく適当なことを放言していくスタイルだった。

頭がブッ飛んでいるのは各方面証言からも本当のようで、急に突飛なことを言いだして恐山が引きながら突っ込みを入れるのがお馴染みのパターン

ARuFa単体でも面白いのは間違いないのだが、ラジオ番組としては適切なパートナーがいないと成立しないタイプかも。

恐山は、知識が広く言葉選びのセンスが抜群で、与えられたお題の中で面白い展開を探っていくタイプ

小説家でもあるため想像力も豊かで、視聴者がついて行ける範囲で話を膨らませていくのが非常に上手い。

ラジオ的なことを言えば滑舌にほんの少し難はあるが、ARuFa破天荒暴走を的確にいなしたり、コンビとして物凄くうまくラジオをまわしている。

あと叫び声をあげるとよくタンが絡む。

恐山独特の才能が良くわかるのが、

#34「この世で一番かっこいいアルファベットを決めよう!」の回。

比較的地味な回だが、アルファベットだけでこんなに笑える話を展開できるのかとビックリする、ザ・文化系と呼ぶにふさわしい傑作だと思う。

持ち込み企画なので冷静に理論武装してくるのかと思えば、「第五位、J。一角で書ける割に、かっこよさがすごい」「Uは正直恋人としては、無い」などユルめながら変幻自在コメントをしてくる。

文字にすると伝わりづらいのだが、音声で聞くとそのおっとりした口調もあいまってわず笑ってしまう下らなさ。

こんなしょうもない話に同じ温度で付き合い、ランキング結果に本気で一喜一憂してはしゃでるARuFaも流石。

といっても、基本はアニオタ思考ラジオなので、オタク文化に親しみがない人にはいまいち良さがわからいかも知れない。

逆にいうと、アニメ系に親しんだ人なら抱腹絶倒できるトークスタイルである

#101「世間知らずのお嬢様になりきれば、つまらない夏も楽しくなる!」」の回では、お嬢様視点を実演する恐山が、独特のたどたどしい口調でチョコバナナを「ショコラバナーヌ・・?」と呼んでみたり、さらっと「花火が見えないのであの公園を買収いたします」「ベトコンの再来ですわ!」というセンテンスを挟む「お嬢様ネタ」がオタクのツボで面白い。

また、#109「それは決して叶わぬ夢、お姉ちゃんが欲しい!!」の回では、

ARuFaの出した「ガサツな姉」「甘々な姉」などの欲しいお姉ちゃんパターンの他に、恐山が速攻でギャルねえ。」という回答を出していて、その的確すぎる言葉選びには感動すら覚える。

二人の掛け合いのテンポ感は是非実際にラジオを聞いていただきたい。

#29「理想的な将来のビジョンさらけ出そう」披露した、「将来は探偵事務所を開き、猫を探していた女子中学生意気投合して彼女助手として雇い、二人で解決した事件顛末小説にまとめて暮らしたい」というボンヤリ妄想も、オタク濃度が高すぎて天才かと思った。

匿名ラジオは、あるあるネタシチュエーションネタを語るパターンが多いので、恐山が女役を演じる機会もやたらあるのだが、これが妙にしっくりくるのも個人的にツボ。

#65「子ども質問にすぐさま適当に答えよう!」の謎の女児「すぎやまみ小学三年生」は、恐山のふにゃふにゃした喋り方がぴったりハマっていて、最強の当たり役だと思う。

の子に対して急に「泣いてみて。」と言い放つARuFaも頭がおかしくて好き。

二人のトークはどれを聞いても笑えるのだが、ラジオの初期ではまだお互いに探り合っていて当意即妙の掛け合いにはなっていないので、はじめは#20以降を聞いた方がいいと思う。

月ノ美兎(!)などのゲストを呼ぶ回もたまにあるが、二人だけでグダグダと話をしているときの方が特有安心感があって面白いので、最初に聞くのはあまりオススメしない。

(※この回では恐山がまったく発言せず、女性ゲストが出るから緊張したんだね~とコメント欄でからかわれていたのだが、あれは口内炎のせいで喋れなかったんですよ!と大声でブチ切れる次週のトーク面白い。怒った恐山は貴重である

個人的初見の人にすすめるなら、アニメあるある話を展開する、#32「ラストバトルでOPテーマ流れる演出は最高」が聞きやすいかと思う。

アニメ好きの人だったら誰もが「あるある!」と共感しつつ、二人の空気感に親近感を覚えるはず。

オタク話なので趣味が合う人には親しみやすく、かといってトガり過ぎてもいなくて、入り口としては結構いい回だと思う。

#39「もし自分主人公になったら、きちんと物語を回せるのか?」も、話してる内容はまさに痛いオタクの会話なのだが、動画演出が異様なほど凝っていて痛さが芸に昇華されている回。コンテンツを作れるオタク底力を堪能できる。

こちらは少しオタク濃度が高めなことは注意しておく。

萌えアニメに特化した回なら、

#93「アパート管理人になったら、どの部屋にどんな萌えキャラが住んでほしい?」がツボを突いている。

ARuFa妄想の完成度が研ぎ澄まされていて、自分で考えた幼馴染の名前が「ひなた あおい」、酒飲みのお姉さんが二階に住んでいて、ロリ双子が部屋に押しかけてくるなどのダメ暴走っぷりに、オタクならば「俺もこの会話に参加して~!」と悶絶するはずだ。

同じアニメ系統だと、

#13「一度は言いたいセリフ『とにかく服を着てくれ~!』」

#89「さえないオタク眼力だけで不良をビビらせろ!『殺す眼』のコーナー!」

などがある。

さらに、二人のトーク関係性がわかってきたところで聞くと最高に気持ち悪くて面白いのが、

#127「モテモテになるために『俺様キャラ』になってみよう!」なので、これは後の楽しみに取っておくことをオススメしたい。

既存作品商品から妄想を拡げる形式の、

#75「ちびまる子のクラスメートサバイバルした時の必勝法とは?」

#86マリオ主催する立食パーティに誘われたらどうすればいいの?」

#44「エナジードリンク、どれも同じ味じゃない?」

#35「決定!野原しんのすけ達と飲み会をする時に最適な席順」などは、それぞれの作品を知っているほど「こんな語り方もありなのか!」と興奮する面白さだと思う。

マックグリドルソーセージエッグショタキャラっぽい」という話からARuFaが「レースのきん○ま袋」を想像して一人で勝手爆笑してる#103「マクドナルドハンバーガー友達になるならどれ!?も、マクドナルドに行ったら思い出し笑いしてしまう傑作。

オタク系以外のトークももちろんオススメ

二人の愛すべきダメさがよくわかる、

#31女子高生集団、後ろから追い抜くの怖過ぎ問題

#108「行かない旅行の予定だけを立てるとすごい楽しいね!」は、放課後友達グダグダ話を聞いている雰囲気楽しい

いい歳した大人2人が「理想友達」について延々と話し合う様がシュールな、#63「全人類から好かれる『最強の友達』を作り上げよう!」も傑作。

妄想で作り上げた恐山の友人に、ARuFaまでもが徐々に惹かれていく流れが楽しいしよく考えると異常だしで、とても素晴らしい。

妄想友達と4人で遊びに行くオチの部分で、恐山が見せるリアクションの巧みさにも笑った。

仲の良い友人が楽しんでいる空気が満載、ついでに二人の演技力も満載の、#52「祝一周年!忘れもしない、あの日起きた大事件を振り返ろう!」も、webラジオという舞台で二人が真剣にふざけ合っていてとても面白い。

オモコロ記事に親しんでいる人なら、

マンスーンがゲストで登場する、#118「モテるために自分の『ヤバい部分』を他人から指摘してもらおう!」が聞きやすいかもしれない。

ARuFaモテない理由を知人にアンケートし、その調査結果を元にARuFaをイジる内容。勝手にこんなことをすると恐山が「ARuFaビンタでビン殺される」可能性があるため、年長者のマンスーンが参戦。オタク属性が強いためか、二人のトークスタイルにも一番馴染んでいるゲストで、この回もいい味を出している。

#77「ごめん!ARuFaお腹壊しちゃった!」も、お腹を壊したARuFa恐山トイレ越しに4、5分会話するだけのラジオで、いかにも昔のオモコロっぽいテイストかも。

「なんなんですか本当に!もう帰りますよ」「いや帰んないで帰んないで、近くにいてくれ」「気持ちわる」等のやり取りが聞ける。

ARuFa作曲能力の異常な高さが後半で判明する、#88「確信はないけど『恐らく自分が得意なこと』に挑戦してみよう!」オススメ

「ちょうどアイス」という本来存在しない「けいおん!」の曲を即興で作って披露するのだが、まず普通にクオリティが高すぎるのが逆に面白い。繰り返し聞いてもやっぱり良い曲だし、アカペラなのに曲のアレンジすら想像できるレベルで、その作曲センスに驚かされること間違いなし。

お題として出された「エロエロバナー広告」が爽やかな少女漫画原作アニメ主題歌っぽくなっているのは腹を抱えて笑った。

(いまさらだが、「ちょうどアイス」を豊崎愛生カバーしていた

他にも、回によってはループものアニメ演出を活かした動画なんかもあったりして、ARuFaの器用さや芸達者ぶりがよくわかる。

ARuFa母親が弟の○○○をARuFaランドセルに入れた話をヘラヘラと話してるのも気が狂いすぎててやばい

これがタダで聞けるのは本当にすごいことだと思う。

(面倒くさくてARuFaが設定していないため)広告も入らないので途中で邪魔される事はなく、1本あたり10分~30分程度で楽しみやすいので、是非聞いていただきたい。

2013-11-05

いまお笑い芸人を目指しちゃうヤツについて。

今年のNSC吉本お笑い養成所)の入学者数は東阪合わせて約800人。

そのうち何人がお笑いで飯を食えるようになるのか知らないが、おそらくその多くは「お笑いが好き」だから芸人を目指したのだと思う。

でも、今の時代、わざわざプロを目指さなくとも、ネット上でいくらでも自分面白さを人に発信できるはずだ。

大喜利がやりたければTwitter面白いことをツイートフォロワーを増やせばいいし(恐山なんかはその典型だろう)、文字だけで物足りないならYouTubeニコ生で発信すればいい。現にそういったネット界でのちょっとした"人気者"はたくさん出てきていて、それは"お笑い"という既存ジャンルの枠組みには必ずしも当てはまってはいないが、テレビのみが娯楽のほぼすべてだった時代に比べるとその多様性はすごく増した。

そんな時代にあって、彼らがわざわざお笑い養成所に入る理由とはなんだろう?

私の勝手イメージを膨らませると、彼らの大多数はまずネット文化にあまり馴染みがないのだと思う。

一部の老人の見立てと違い、いまの若い人は全員がネットに熱中しているわけではないし、ネット用語で言うところの"DQN"や"リア充"とでも呼ばれるような、非バーチャル現実社会コミュニティ地元学校友達など)こそが自分の居場所だという「旧世代から常識的な生き方」をしている人がやはり多数だ。

ネットばかりしているとその事実をつい忘れてしまうが、僕らはバーチャル空間に生きているわけではないし、少なくとも肉体はこの現世に存在している。幸か不幸か僕らはこの忌々しい社会システムの上でしか満足に生活を送ることができないのだ。

一部の若者NSCに行ってしまう原因の1つには、そもそもそういったネットの可能性があることをあまり知らない、あるいは知っていてもあまり興味を持っていない、ということが大きいのだと思う。

そしてもう一つ、プロお笑いを目指さなければいけない理由があるとすれば、それはやはり「スターになれるから」ではないだろうか。もちろんNSC(あるいは類似する養成所)の生徒の中にはネット自分の基盤とし、まとめブログを読み、ニコ生の可能性を知り、Twitterブログ自分の思いを発信していた人も少なからずいるだろう。

しかTVなどの旧メディアに比べると、ネットというのはまだまだ発展途上だ。あるいはもう限界が来ているという見方すら出来るかもしれない。各自が好きに情報を取捨選択し、パーソナライズされてしまうこのシステムの中では、インターネットはどうしても自分本位世界になりかねない。

マスメディアの在り方こそが正しいとは口が裂けても言わないが、少なくともネットに比べれば限りなく一元的最大公約数価値提供していることは確かだ。

TV界のスター」に比べれば、インターネットの人気者はやはりあまりニッチすぎる。「明石家さんま」や「ダウンタウン」を知らない日本人は少ないが、うちの祖母は「ダ・ヴィンチ・恐山」なんて絶対知らないし、個人的にはニコ生界のスターなんて名前すらわからない。

そこに個人的嗜好を超えた善し悪しをつきつけるつもりはない。ただ純粋事実として、そこには明確に規模の違いがある。一番の根本的な差は、彼らの活動がお金の発生するビジネスであるかどうか、即ちプロかどうかという部分だ。

もちろんテレビの衰退なんてものが叫ばれる中、インターネットの可能性にかけるのも悪くない。しかしこの世界はまだまだ黎明期であって、たとえばニッチな方向に行ってもそれ以上の発展はないし、なにかしら盛り上がりがあったとしても、今のようなムーブメントはいつ消え去ってもおかしくない。そんな道を目指してしまうと、いつのまにか砂上の楼閣が崩れさって、砂漠のまっただ中で迷子になってしまうかもしれない。

どちらにしろ若い彼らがなぜプロを目指すかと言えば、"お笑い界の頂"には他では見られない景色があるからだろう。

わかりやすく言えば、金は儲かるし、人にちやほやされる。そして社会に影響を与えられるような存在にまでなる。何よりもTVに出てるお笑い芸人はとても楽しそうに見える。

しかし既にお笑い界は飽和状態、新しい人材をわざわざ求めるほどの理由がない。

世に出るための第一歩として、まずネタで評価されるというのが芸人王道だが、たとえば代表的なピン芸(一人芸)に見られる「フリップネタ」なんて、Twitterネタツイートしてるのと何が違うのか。

別にフリップに限らずそれは言える。たまたまお笑い産業という物があるからその中で職業として追求できる余地はあるが、初めにも言った通り、もはや今の時代その枠組みに入っていかなければならない必然性も低い。

まり僕はお笑い養成学校の生徒なんですけど、こんなことしてていいんでしょうか?

もっと今までにない別のルートで世に出た方が、より自分のやりたいことを追求できるんじゃないか

たとえば「バラエティ的な価値観が全てじゃない」と世の学生に伝えるにしても、もっと他の方法があるんじゃないだろうか。

でもやはり、よりポピュラリティの高い地位を獲得することで、容易に(もちろんしがらみはあるんでしょうが自己表現が達成されそうだという期待がある。

松本人志という人が自分の撮りたい映画を撮れてるのって、そういうことじゃないですか。

すごい叩かれてるけど。

……何も映画監督になりたいと言ってるわけではないんですよ。

同じネット上で活動するにしても、ネット上の有名人か、ネットに限らない有名人かというのは、よくも悪くも、かなり大きな差があると思う。

そして僕は後者を選択したい。

 
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