はてなキーワード: 出待ちとは
ただ、恋がしたい。
俳優のリアコになってしてキスシーンがある度に苦しんでみたり、配信者の信者になってTwitterから複数の配信サイトから全ての通知を入れて睡眠を削っておいかけてみたり、「恋してる時ってこんな感じだったかも」という感情を根底に抱えたまま偽物の恋愛ごっこをしている。
ただ、恋がしたい。
彼氏がほしいわけではない。好きな人ができて、その一挙手一投足に一喜一憂して情緒をめちゃくちゃにされたい。
恋に恋をしている期間が長すぎて、恋という感情への理想が高くなりすぎてしまったのかもしれない。
かつてのHoneyWorksを聞いて育った私、クリスマスソングより前のbacknumberを抱きしめていた私、あの頃は好きな人がいた。曲のヒロインと自分を重ねて、顔を真っ赤にしながら友達と恋バナをして、それこそが恋だった。
その時の感情を覚えているつもりだけど、きっと覚えていない。忘れている。その辺に散らばっているパズルを拾い集めて、半分以上ピースが見つからないそれをデタラメに並べて、多分こんな感じだったと自分に言い聞かせている。
ただ、恋がしたい。
周りの人の意見をはねつける様な、四六時中相手のことを考えているような、世界が本当にキラキラと輝いていた恋をしたのはきっとあの19の春が最後だった。フリーターで、初めて自由にお金と時間が使えて、どこへでも行けて、自由だった。その瞬間の感情は覚えている。一方的な片思いで、蝉の声が聞こえなくなる頃に彼には彼女ができて、疎遠になった。
成人式で再会し、今でも年に一回集まりがある度に、あぁまだ彼女と続いているんだと。そっか半年前から一緒に住み始めたんだと。着々と進んでいくその恋愛を、恋愛小説みたいだと思いながら聞いている。年に一回思い出すその感情は、確かに恋なのかもしれない。
恋がしたい。
彼氏がいたことはあるし、とっくのとうに処女ではない。でもそこに恋があったかどうかと問われると頷けない。確かに好きだったと思う、だけど好きにだって程度がある。
毎月ライブに行きたいくらい好きか、アルバムを聞くだけで満足できる好きか、出待ちをしてあわよくば繋がりたいと思うくらいの好きか。
また一人、7年近く付き合いのある友人が結婚した。来年の夏には子供が生まれるらしい。
別の友人は、4年付き合った彼氏と別れたかと思ったら新しい彼氏ともう同棲を始めている。
運命的な出会いも、幸せなハッピーエンドも要らない。ただもう一度、それを中心に世界を回せるエネルギーを手にできるくらいの恋がしたい。
握手会でキモイ言葉を並べたりしないし怪しいプレゼントも持ってこない。
出待ちはしない。
布教活動とかはしないで人に好きなアイドルを聞かれた時にだけ名前を教える。
グッズはプレゼント目的をのぞけば一種類一つずつまでしか買わない。
ライブには子供連れもいるだろうから乱暴な言葉や卑猥な言葉は使わない。
ドームいっぱいになっても常識的なファンしかいないので合いの手がおとなしい。
遠征時のホテル予約はかなり広い範囲で分散させるから近隣のビジネスホテルが埋まり切ったりはしない。
夜行バスや新幹線へ影響が出ないようになるたけ自家用車で移動し、それなりに遠くのホテルに停めてから電車で来る。
常識的じゃない値段の飲料水をチャーム目当てに買ったりせず、適切な価格設定のグッズだけ購入。
昔のシャツを着ていって古参アピとかはしないから本当に誰も臭くない。
怖すぎない?
推し活なんて言葉もドルヲタやジャ〇ヲタという言葉も無い頃から、あるアイドルのファンを長くやっている。平和なものだ。
しかし最近、他のアイドルを好きになった。最近のアイドルを好きになったことで、カルチャーショックを受けることが増えてきた。
その中でも一番わけがわからないのは、「リア恋」を名乗る人たちの気持ちだ。
いや昔から、いわゆる「アイドルにガチで恋をしている人」「必死で連絡先交換しようとしている人」みたいなのはいた。
ただそういうのと、一線を画している「リア恋」が分からない。
自分が知り合うために出待ちなどの迷惑行為をしたりはしない。せっせとCDを買い、雑誌を買う。外側から見ると、本当にいいファンだ。
でも、異性同性問わず、仲良しの人の話を嫌がる。ドラマでキスシーンがあったら泣く。ドラマに出てほしくないとも言う。
最近だとananのSEX特集で「アイドルやってんのに、そんなのに出ないで」と怒っている人が、「私はリア恋だから、こういうの許せない」と言っていた。
わからない。仕事が増えるなんて、知名度が高まるなんて嬉しいことじゃないんだろうか。
最近、SNSで私の推しがUPした写真が、「スタッフに女性がいる」「ファンをないがしろにしている」というわけのわからない理由で炎上して、さらに謎が深まった。
推しのファンだとアピールするアイコンや名前で辛らつな言葉が並び、心配するファンも「だからSNSなんてやってほしくない」と言葉を並べた。
結果的に、毎日のように更新していたSNSは止まって今も再開されていない。
ファンが推しを攻撃するなんて、推しをご本尊と呼んで全肯定したい私には、かなりのカルチャーショックだった。推しより大事にしたいファン心理とは何なのか。SNS更新なんてしてほしくない意味もわからない。真剣に考えたが理解できなかった。でも攻撃した人たちは、なぜか自分たちが被害者だと思っている。わからない。
それで最近職場で「推しが結婚したら泣く」という人に、勇気を出して聞いてみた。そうすると、その人も「リア恋」だった。「すごく気持ち分かる」と言われたので、詳しく気持ちを教えてもらった。
まずその人にとって、アイドルというのは「アイドル」という職業らしい。
私の思うアイドルというのは、ステージ上で歌って踊って、俳優とか歌手も本気でやって、というような、エンターテイメントの集団だとは思っていた。最初はつたなくても、進化する過程を見せて楽しむ。進化した先には、さらにまた次のステージが待つ。そんな集団だと思っていた。
その人にとっては、「アイドル」とは、「ときめく夢を見させてくれる人」と同義らしい。
歌とかダンスとか、テレビや舞台とか、その人が頑張っていることやその人の夢は、そのときめきのスパイスではあるが、主ではない。一番はときめきを提供すること。
だから、そのときめく夢を崩したり、冷めさせたりしたら、本人であっても許せない。攻撃したくなる。
SNSをしてほしくないのも、冷めさせてほしくないという思いがあるんだとか。
彼女に、一人の人間を応援しているのではないのか、と聞くと、「アイドル像を壊して、ただの人間に戻りたいなら、アイドルやめてほしい」と言ったあと、続けてこう言った。
「特にスマイルアップの事務所は、そういったときめくアイドル像を出す伝統を守ってきた。その伝統を壊すなら、アイドルやめたらいい」
びっくりした。私は知らないが、光GENJIとかならその論はあったかもしれない。だって25歳定年の時代だ。
SMAPはその寿命を一気に伸ばした。50歳を超えてもアイドルをやっている。でもその中で、結婚もしたしスキャンダルもしたし、ときめけないことなんて、山ほどしている。
木村拓哉について聞いてみた。
いやいや出してるやん。インスタに工藤静香載せてるやん。「それはプロじゃない」と言う。いやいやプロだよ今も活動してアイドルやってるよ。何言ってんのと思う。
スキャンダルについても、みんな恋愛自由だったじゃないか。TOKIOもそうだし、V6だって嵐だってそうだ。
恋愛禁止条例どころか、歌って踊ってコンサートを見せる以上の契約なんて、事務所自体もしていないだろう。
でも彼女は真剣に、「アイドルの伝統」を語っていて、何も言えなかった。
宝塚はほとんどが20代、トップスターでも35歳ぐらいでだいたい辞めちゃうんだよ。だからフェアリーができるんだよ、と思った。
私の推しは、「結婚したい。子どもほしい」と公言している。別に私はいい。できればスタッフとも仲良くしてほしいし、子どもの話も聞きたい。メンバーに子ども会わせた話しとかも聞きたい。
それをプロ意識がないという人たちが怖い。それがファンと名乗る中で、けっこうな数いるのも怖い。
多分それは恋じゃない。相手のことを「アイドル」と呼ぶことで、人間として生きることを許していない。推しには人権が守られていてほしい。
多分今第一線にいる30代ぐらいのアイドルたちは、そんなもん知らずに入っただろう。誰がどう作った伝統なんだ。堂本光一か。逆に光一以外に、誰がフェアリーやっているんだ。
正直、今後はやくこの幻想をぶちやぶってくれる国民的アイドルを待ちわびている。
さっさと結婚してテレビで奥さんとの惚気話をでれでれ話して、子どもかわいがりながら、第一線で国立を埋めてくれるアイドル、早く出てきてくれ。そう願っている。
身近な例、知人レベルの例を見るに性的魅力の最上位に君臨する女子ってことごとくエグい目に遭わされてた。
早朝、自宅前で学年屈指のガチDQNに出待ちされたり(毎日毎日父親が追っ払っても無視)。
友達だと思ってた地元の男にある日突然監禁されて10日間レイプ凌辱三昧され、以降爆サイで書かれるような有名ヤリマンになり、監禁当時の記憶を初対面の増田に楽しげに語る元ジュニアモデルの美人とか。
突然攫われて犯されまくって撮影されて情婦にされた、みたいな被害体験や噂がある美人は知ってるだけで他にもいた。
レイプされ"かける"まで広げるとマジでかなりの高確率で経験してた。特に爆乳の人。反社界隈から徹底的に逃げてもバイト先の普通の同僚や社員が豹変してやられかけるとかの事例が多い。
俺はピンサロでボーイとして働いている。
ピンサロってのは、まあ簡単に言えば素〇と本番がない(要は性器の接触がない)、フ〇ラとか手〇キでサックリ抜くための風俗ってとこだ。
だから時間もソープとかと違って30分とか短いし、長くても6、70分とかそれくらいで、金額も1万切ってて平均5、6000円前後とか。風俗の中では安いと思う。少なくとも俺は安いと思ってる。
そん中でも俺がやってる仕事が、受付、見回り、嬢やらボーイの面接、マイクコール、掃除、事務、宣伝etcで、最近だと嬢がTwitter(X)で宣伝もやるから、それの管理もしてる。
ピンサロの細かいシステムとか専門用語はここではいちいち説明しないから各々で調べといて。
で、本題の客の話だが、この管理してるっつーTwitterで絡んでくる客がキモすぎてマジで自重してほしい。
もう挙げてくとキリないくらいにはストレスたまりまくってて、最近10円禿が3個目出来ててそれもストレスになってる。
Twitterの管理をしてるといったが、俺は嬢の営業用アカウントを共有している。理由としては、客の中には嬢を通じて予約をする人もいて、それを取りこぼさないようにするため、ってのが1つと、ヤバそうなのがいたらすぐに対応できるようにするための主に2つ。だから、俺から何かツイートしたりDMの返事をしたりすることはない。
ただ、やべーの送ってくるやつがあまりにも多すぎる。マジでやめてくれ。
ガチ恋とかはもうなんというか序の口というか、それも正直自重してほしいが、あまりにも一線を越えてるようなDMを送ってくるやつが多い。
例えば、「〇〇ちゃん、今日の私服はワンピースだったね」って出勤と退勤出待ちしてるやつ。
頼む、もし見たとしても言うな。まじで。てかストーカーだからなそれ。
つか、なんなら「今日は出勤の〇〇ちゃんを見るために4時から並びます!」とか宣言してくるやつもいる。
早えよ。
あと、「ハードプレイできますか?」「本番できますか?」とか。できねえよ。
んで、できねえって返しといてーと相談してきた嬢に言って、またちょっとしたら嬢が困った顔してくるから、なんだ?と思ったら、
「〇〇ちゃんはやってくれましたよ!そんなことじゃ売れません!他のピンサロ仲間に言っておきますので!貴重な太客を逃して残念でしたねw」とか言ってくる。
お前マジでいい加減にしろよ。他の子がやってくれたならその子を指名してくれ。やってない子まで迷惑をかけんじゃねえよ。
あと、売れるってなんだ?
俺からしたら、具体的に何を基準に売れる売れないと言っているのか説明してほしい。
嬢によっては、もちろん本指名ランキング1位になりたくて頑張ってる子もいる。
だけど、全員がそうじゃなくて、少しでも生活の足しにしたい子もいれば、借金を返したい子、もちろんホストに狂った子だっている。
更に言うと、本指名で埋まることは良いことだが、それがずっと続くとは限らない。
だから、どんなに1位の嬢でも必ず1人はフリーもしくは初対面のパネル指名の客をつけるようにしている。
それは、嬢に初心を忘れないようにするためでもあるし、次につながるようにさせるためでもある。
本指名で埋まらない子でも、必ずみんな稼げるように平等に客をつけているし、フリーでも積極的に回したり、誰にしようか迷ってる客に対しておすすめしたりもする。
そうやっておすすめした嬢とプレイした客が、満足げな顔をして「兄ちゃん、いい子教えてくれてありがとう」なんて帰ってった日には、やりがいが出るってもんだ。
で、売れるってなんだ?言ってみろよ。
あとピンサロ仲間(笑)っていうが、これも厄介で、なぜかTwitterで客同士でつるんだりしてる。
そんで、やべーやつはいろんな嬢に入って、レポ(笑)とか言って有料ブログを売りさばくやつもいる。
最悪なやつは、嬢に対してハードプレイ要求しまくって、それをドヤ顔で報告してるやつもいる。
よっぽど損したくないんだろうが、心と金の余裕がないなら風俗に通う頻度を落としてくれ。
金稼ぎもやめろ。
あと嬢の裏垢らしきアカウントをフォローして「どしたん?」「わかるわー」みてえなリプ送りまくって良い男風に振舞ってるのも見えてるし、俺らに対しては高いだの厳しいだのって文句多いんだよ、それも全部見えてっからな。
それで太客って、笑わせんじゃねえよ。
んで高い高いって言う割に、大量の差し入れを送るな。持ち帰れねえ量の差し入れはやめろ。こないだ意味もなくワインの詰め合わせ持ってきてたやついたがどういうつもりなんだ?
その差し入れ送る金があるなら一回でも多く嬢に会ってやれ。
爆サイっつー掲示板もあって、正直糞のたまり場だから嬢のみんなには見るなと言っているが、気になって見てしまう子もいる。
こないだは「〇〇ちゃんの家特定したwこれからレ〇プするはww」って書き込みがあった。
さすがに見逃せねえよなーと思って店長に報告したが、そんなん勝手に書かせとけ、としか言われなかった。
ちなみにその嬢は病んで辞めた。ランキングに何カ月も入ってた子だったが、たまに情緒不安定になることがあって、それがこの書き込みでピークに達して、って感じだった。
オキニ隠しとか言ってわざと悪口だの書いたりするらしいが、まじで良いことないからやめとけ。まじで。
他にも色々あるが、まじで挙げるとキリがない。
しかもこれTwitterの話だけで、店の中とか含めたら一日中話せるかもしれん。
これ読んで、どうせ嬢なんだろとか言うやつもいるかもしれねえがもうそれでもいい。
俺は別に来るなとは言ってない。ただお前ら一線超えすぎって話をしてる。
お前らのDMとかリプライとか掲示板の書き込みで何人の嬢が病んで店辞めたと思ってんだ?
オキニだったのに~じゃねえよ。
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追記(5/14)
少しひと段落してみてみたら結構反応もらっててありがたい。一通り全部読んでます。あんまりここ使ったことないんでコメントの返し方とかよくわからないんだが、とりあえずまとめてここで書いておく。読んでて色々と思うことあったりするが、あんまり書くと長くなるので返せる範囲で。
爆サイで書いてもいいんだがな、民度は下手したら増田より遥かに酷いぞ。
ピンサロで69は禁止してないからできる。全然できる。あんな狭くて暗いところでよくできるなと思うが。ただし客が上になるのはどの体制であっても禁止してるから、もし上にまたがろうとしてたら止めにいってる。
嬢の頭ちょっとでも触ろうとすると止めにくるってあったが、ピンサロ関係なく頭触るのは風俗では暗黙の了解でダメだったような。店によるのかもしれん。
最近のニュースで高級店の客がどうのとか頂きがどうのみたいなの聞くけど、正直安いなら安いなりでやべえの多いぞ。
金がないけど女に抜いてもらいたくて来るオッサンもいるし、初めての風俗デビューなのか高校卒業したばっかのガキも来る。
そんでもって俺の店は開店してから朝割やったりサービス券配ったりしてっから、みんなそれ目当てに物凄い早い時間から並んだりしてるぞ。嬢のその日の接客一番目になりたいやつとか、人気嬢を予約したいやつも並ぶ。前乗りしてるってツイート見た時は流石に引いた。
受け付けてもう案内するってのにトイレ行くやつもいるしな。先に行っとけと思うが。
それなのにお互いシャワーも浴びずに舐め合ってんだからよくまあできるもんだよ。
ピンサロはマジで安いと俺も思う。俺の店は本指名しても1万切る。そんで嬢にいく給料は時給プラスインセンティブだから、だいたい客払いの4割とかかな。これも店によるが。
ちなみに若い子が多いのも本当。まあ面接のやり方がちとアレ(各自調べて)なもんだから必然的に若い子が多いんだが。なんでこんな子が?!みたいな嬢が多いのも本当。あとは自分で確かめてもろて。
その仕事選んだのはお前なんだから我慢しろよw売女がどうなってもシラネwみたいなのよく見るけど、俺からすればマジで仕事増やさねえでくれっていうのと、店が禁止してることはやらないでほしいってのが正直なとこだな。
それ以外の、塩対応だとかプレイしないとかの雑な仕事をいつもされるのはこっちも売上に関わるから嬢にはちゃんとしてほしいが。
ちなみに、ピンサロ客たちは客である自分のことを「ピンサラー」と呼んでいるらしい、ピンサラー(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)
あとアウラってなんだ?
「おっかけ」というとアイドルのようで違和感があるが,まあやっていたことはおっかけというのが一番早い。
当たり前だがアイドル的に好きだったわけではないので入り待ち出待ち差し入れなどは一切したことがない。
何故わざわざほぼ全公演行っていたかというと,亀川千代のベースが聴きたかったからだ。
ゆらゆら帝国については「昆虫ロック」のイメージしかなかったのだが,ある日たまたまタワレコで「ゆらゆら帝国のしびれ」の「ハラペコのガキの歌」を試聴して衝撃を受けた。
ライブに行ってみよう,と思った。
ライブで「恋がしたい」を聴いて,もっと正確に言うと「恋がしたい」の亀川千代のベースを聴いて,世界が変わった。
今までベースにそれほど心惹かれることはなかったが,亀川千代のベースはまるで歌っているみたいなベースだった。
最初は関東の公演を全部行くくらいで済んでいたが,何回も行くうちに毎回ベースラインのアレンジが違うので,もっと聴きたいという欲が収まらなくなった。
CDとほぼ変わらないときもあるのだが,亀川千代のテンションによって時々驚くような神アレンジを聴かせてくれることがある。
もともとただ彼のベースを聴いているだけで幸せなのに,時に神のような音を聴かせてくれるので,それを聞き逃してはならないといつしか全国の公演に行くようになっていた。
とはいえ飛行機が苦手だったりお金に限りもあるので全て行けたわけではない。
でも,ある時期の彼らのライブはほぼ全て行っていたと思う。
顔ファンだったわけではないが,ベースを弾くたたずまいがとても絵になる人だった。
直に鳴る音を聴いたり指遣いを見たりもしたかった。
モッシュとかダイヴとかしたいわけではないので最前でひたすら柵にしがみついて亀川千代を凝視していた女は私だ。
それから何年も経った。
私は就職したり結婚したりそれに伴って転居したり出産したりしてそんな生活はできなくなってしまった。
亀川千代のベースが好きだったので,石原さんとやっていたSTARSもよく見に行ってはいたが,ゆらゆら帝国が解散したことで私の中で一区切りがついた。
正直言うとここ数年ゆらゆら帝国のCDを家で聴いたりすることもなかったし,
ゆらゆら帝国を思い出したりもしなくなった。
音楽自体,そもそもロックを聴かなくなり新しい音楽も探さなくなり今はクラシック音楽ばかり聴く生活をしている。
しかし,昨日の深夜訃報を目にして自分でも驚くほど泣いてしまった。
私の中に亀川千代への思いは大切にしまわれていて,私の一部としてちゃんと残っていた,そのことに驚いた。
発光体のソロやラメパンよりも,亀川千代のベースを堪能するなら私は「星になれた」を挙げたい。
本当に久しぶりに聴いたのだが今でも全部歌えることに驚いた。
どうかこのライブ版「星になれた」のベースラインを追って聴いてほしい。
https://youtu.be/GpIMc_7-BgM?si=z_AktwCgF7EhIiWQ
ラストのベースのソロ,本当に素晴らしい。まるで歌っているみたいなベースだ。
今も聴きながら泣いている。
ライブで「星になれた」をやってくれた日は本当にうれしかったな。
千代さん,星になったのかな。
「もう触れはしないような,だけど今も側で羽を磨いているような」星に。
安らかにお眠りください。
芸人の顔ファンのエントリがはてブに上がってきたけどあれは度を越した迷惑客の話だろうな
流れを追ってなかったからシンクロニシティの西野が相方についてる出待ちについてポストしてたのもその中の話だったんだなって今さらわかった
幸いにも地方民なので積極的にお笑いライブとかもいかないから迷惑客になる機会そのものもあんまりないけど私は正直熊本プロレスの顔ファンかもしれない…
ネタもトーク(ラジオ合ってるよね紅しょうが)も面白くて大好きだけど顔も表情の作り方もあのリップも全部強くてめっちゃ好き
大阪や東京にいても別にライブ行くほどアクティブなことはしてないと思うけど強烈なスタイルのある人としていいなと思うところはあるから一歩間違えたらやばい顔ファンになってる世界線もあったかも
気をつけよう
ジャニーズJr.っていうのはテレビに出てるジャニーズの後ろでペラペラな割に色やスパンコールやフリンジのきついジャケットと黒いタンクトップを着て踊ってたりするアレで、今まで全くそういうのに興味がなかったのに大学生になってからはじめて本格的に好きになった。山Pはずっと好きだったけど毎月毎月見たいっていう欲求はなかった。テレビでよかった。今はテレビでよくないので、これは異変なんだと思う。
いろいろあって、そのジャニーズJr.にはまってから1年間で100万円使った。これはチケット代だけの金額で、遠くの会場でのコンサートにも行ったから交通費もたくさんかかったしいろいろなプレゼントも渡したけどその費用は別。計算が面倒なのでしません。
100万円という金額が多いのか少ないのかはわからない。都内実家在住、親からはジャニーズのために1円も出してもらってないのでそこそこ頑張ってる方だとは思う。上を見ればいくらでも上はいるし、若手のジャニーズでも舞台の最前列はヤフオクで15万円くらいで転売されてると聞く。そういう良い席を買い集めるために風俗をやっている人もいるし、突き詰めていけばキリがない。
(ちなみにこの記事、ジャニヲタの金銭面のサンプルとしてとても参考になると思いますので興味のある方は是非。 http://jma.hateblo.jp/entry/2013/08/26/120132 )
ジャニーズJr.はすぐ認知してくれる。もちろんひとりひとりにタイプの違いはあるから一概には言えない、全くファンの顔を覚えないし手を振ったりもしないことで有名なJr.もいればその逆もいる。でも恐らくテレビに出てるアイドルよりは遥かに難易度が低いと思う。
匿名ダイアリーに書くのに隠す意味がないから書くけど、帝国劇場や日生劇場やNHKホールには「列」といわれて出待ち文化が未だに根強く残っている。待っている間はあまりしゃべってはいけない(という空気だ)しスマホもいじってはいけない、若い女の子がひとことも発さず有楽町の地下にずらっと列を作っている光景は宗教っぽいなと毎度思う。全然関係ない一般人が「ここで待たないでください」とか怒鳴られてるのを見ると可哀想だなと思う。
出待ち文化はジャニーズ事務所半公認で、ファミリークラブという「ヲタク統括組織」的なものの下っ端がその出待ち少女の大名行列を整理している。未だに存在している事実をジャニヲタはなぜか必死に隠したがって「れ◯」とか「並んでくる」と婉曲的な表現に終始するけど、バカっぽいからやめたほうが良い。
そういう意外とローカルな「アイドルとファンの繋がり」が未だに残っている。自分でも出待ちは80'sアイドルの代名詞だと思っていた。その反面いまは誰でもスマートフォンを持っているからSNS文化に則した発展もなされている。
ジャニヲタのあいだで伝言ゲーム的に広げられていくアングラ匿名掲示板が存在する。海外の無料サーバーに何者かが設置していて、パスワードがついている。パスワードも伝言ゲーム的に広がっていく。
「ヲタ糧」とか「列糧」とかある。ヲタ糧は「ヲタクの話をする糧(=カテゴリの略)」でひたすらジャニヲタが特定個人を誹謗中傷してる。例えば「松本潤担」(担=担当。「推し」と同義)っていうスレッドがあると「今日どこどこの席にいた松本担のツイッターわかる?」とかそういう書き込みが延々なされている。裾野の広い相互監視社会って感じである。「列糧」は出待ちに関する話を延々としてる。今日は◯◯くんの機嫌よかったね、とか。
つまりファミレスとかですればいい女子特有の噂話をジャニヲタはみんな顔を合わせずにアングラ匿名掲示板で行っている。特定個人の誹謗中傷をする掲示板があるという事実だけでも冷静に考えてみるとヤバすぎるし、容易に一般人が首を突っ込んでいいかというと恐らくよくない範囲の話になってしまう。
そして一般的な認知に至るまでのプロセスとしては、出待ちに通ったり、毎月あるジャニーズJr.歌番組の収録に行ったり、舞台に行ったりコンサートに行ったりして認知されていく。
最初は自分にとってそのジャニーズは神にも等しい存在で、多少遠くてもその姿を確認できて踊っているところが見られるだけで「美しい」という感想を抱きながら家に帰れたし、たまに良い席に入ってそのジャニーズが近くに来ようものならもう狂喜乱舞といった感じで、はじめの頃は泣きながら駅のホームで電車を待ったりしていた。うちわに「◯◯くんダブルピースして」とかの文字を書いてダブルピースされようものなら途端にすべての悲しみや苦しみがスッと失くなって足元がふわふわと浮かぶような気分になった。
「リア恋」という言葉がある。リアルに恋してる、の略で恐らく「ガチ恋」等の単語と同義。アイドルを本気で好きになってしまう現象、その状態、そうなっている人のことを指すけれどまさにその単語に当てはまると思う。恋で頭が混乱して、「好きなジャニーズが近くに来る座席を狙ってヤフオクで落札する」という行為がどうしても辞められなくなってしまいものすごく働くことになった。ものすごく働くと疲れるけれど、アイドルのことを考えると全然つらくはない。肉体的な疲労はあるけれど精神的なものはすべてアイドルが癒してくれるので、肉体は横たえておけば良い。
最初から認知されようと思って追いかけていたわけではなくて、「とにかく好きすぎて見に行かないと耐えられない」という衝動から追いかけ始めた。自分は「副産物としての認知」タイプだと思うけれど、もちろん最初から「アイドルに認知されたい」という承認の欲求ありきで追いかける人もいるだろう。それもひとつの形だし、原動力がなんにしろ、どんなにやましいものにしろお金を落とすなら別に良いんじゃないかなと思う。
1年近く「◯◯くんを近くで見たい」以外の感情が無かった。「◯◯くんダブルピースして」の少し特殊なバージョンを長くやり続けていたら、見せなくてもやってくれるようになってそのときに「あ、覚えられてるんだ」と思った。はっきり言ってあまり人気がない方のジャニーズで、同じジャニーズのファンで現場に通っている人はあまりいない。いても毎回、執着的に良い席ばかりでは来ていない。
あっという間にそのファンコミュニティで有名になってしまい、最近では自分が知らない人にも知られているようになった。
近ごろ、なんとなく落ち着き始めた。
毎回、自分が視界に入ると彼は「いつもの」合図をしてくれるし、目も意識的に合わせてくれるようになった。手紙も返事が来て、出待ちにいることも把握されている。(冗談だと思われても良いし、イタい妄想だと思われても良いように匿名で書いてる)
最初そのアイドルを好きになった時の自分は「見たい」という原動力で追いかけていたのに、最近では「見られたい」「いることをわかってほしい」ことがメインになっているように思えてはっとした。副産物が主な目的になってしまっている、という自覚を持って恐くなった。
この前、わざと後ろの方の席をツイッターで譲ってもらって舞台を見た。「わたしは見ているのに、彼からは絶対に見られない」という状況が好きになった最初の頃を思い出させて、ぼんやりと認知ってなんなんだろうと考えた。
本質的に自分がお客様、お金を出しているから優位に立っている。アイドルファンには選択の自由がある。Aが気に入らなかったらBに担降り、ないしは推し変すればよい。でも向こう側に「自分の客」として認識されてしまうとその自由は奪われる。一対一で接客してくれるセレクトショップで「やっぱり良いです」と言いづらいのと同じ心理状況。
もちろん、そんなの気にしなければ良い、と言う一般人はものすごくたくさんいると思うけれど、どんな人でも文字のついたうちわを持って横浜アリーナのセンターに座って景色を見てみればきっと少しは理解してくれる、とまだ私は信じている。
「認知の重圧」というフレーズが気に入っていて最近よく使っている。自意識過剰と言われるかもしれないし、「バカっぽい」と自分を形容することも多いけれど、"俺のファンでいて"、"応援していて"というメッセージを受け取って、そして自分よりも熱烈に強烈に応援しているファンがいない状況を目の当たりにすると、彼の応援を放棄して他のことに眼を向けることができない。
わざと後ろの方の席で見たのは舞台期間の10日目だった。数回目の舞台で、はじめてどういう舞台なのか、どういうストーリーなのか、誰が出ているのかを把握できた。
彼の視界にいるとどうしても彼以外に目線を向けることが憚られる。アイドルは自分たちが思っている以上に目線を気にしている。彼しか見ていないので一切舞台の内容が理解できていなかったし、彼しか見ていないと彼以外のことがどうでもいいから全体像を把握する気にもならない事実を改めて認識して本末転倒さを感じた。
「認知されている」優越感はものすごい。何も持っていなくてもピンポイントで手を振ってもらえること、ある程度遠くの席でも見つけてもらえること、周りのファンから羨望の目で見られること。
でもそれは絶対的な優越感じゃなくて周りのファンとの力関係を前提にした相対的な優越感だから、毎日毎晩不安に苛まれている。わりと本気である日ものすごいマダムが彼のファンになったらどうしようと思っているし、そもそもある日彼にぷいっと気を損ねられて嫌われてしまったら何を生き甲斐にしたら良いのかわからない。
それでも根底にあるのは「好き」という気持ちだから、悩んだりしつつ明日も私はバイトに行くし休憩時間には執拗にチケット流通センターをチェックすると思う。
はっきり言って何も残らない。思い出が消えたら半券しか残らない。でもけっこう本気で、死ぬ間際の走馬灯に横浜アリーナが映ったら良いなと思ってる。
松本人志がそういう奴なのは有名では?これもジャニー喜多川に関する「ジャニーさんは若い男の子が好きだから(笑)」みたいに一般人にも娯楽ネタ的に扱われてきただけでしょ。
松本人志、「バナナマン日村どころじゃない!」過去のロリコン発言が発掘され物議に
https://dailynewsonline.jp/article/1527637/
「じつは松本は20~30代の時期には、自身でも”ロリコン”を公言しているんです。特に放送作家・高須光聖(54)との深夜ラジオ『放送室』(TOKYO FM)では『乳さえ出たら小学生でもイケる』『中学生が大好き』など、今となっては呆れるような暴言を連発。松本は、ほかにも2005年以前には『松紳』(日本テレビ系)では『平成生まれとセックスしたい!』と発言したり、『ダウンタウン DX』(日本テレビ系)でも『15歳ぐらいがストライクゾーン』などと語っている。未成年が好きというレベルではバナナマン日村どころじゃないと言えるでしょう」(週刊誌記者)
もちろん松本のケースは彼一流の(若い女性が好きという)”例え話”であり、まさか小・中学生に手を出したワケではないだろうが、その周辺には”状況証拠”が多過ぎるようだ。
アーティストのUA(46)も松本のおっかけをしていたようで、 1998年4月13日放送の『HEY! HEY! HEY!』(フジテレビ系)に出演した際に裏話を披露している。心斎橋二丁目劇場で出待ちをしていたというUAは「松本さん、ロリコンだったじゃないですか。私当時15だったんでイケるかな~、って思って」と当時を振り返り暴露。 浜田雅功(55)も「(松本は)ふつうに14歳とかと付きおうてたからな」と同意した。これには松本も「ウソ言うな、誤解されるやろが、ホンマ告訴するで」と反論するも、「ええよ、告訴してみい。勝てるもん俺」と自信をうかがわせていた。
映画ファンを長いことやってます。ニュースとかSNSでハリウッドスターが来日すると空港とかで出待ちしたり配給会社が主催するレッドカーペットで
沢山ファンがサインや自撮り欲しさに群がってるシーンをよく見ると思いますが、あれに参加する人たちについて順を追って説明していきたいと思います。
あくまで私はハリウッドスターのイベントにしか参加して居ないのでアイドルなどに関しては分かりません。その点ご了承ください。
ハリウッドスターは余程のことがない限り飛行機で来日します。大体、来日する前にどういうイベントで来日する事が公になりますので大まかな来日日の目星をここでつけます。
基本的にイベント日が公開されても来日する日時まで判断するのは難しい為、ハリウッドスターのSNSをウォッチして、飛行機に搭乗する投稿を見つけて搭乗した空港の情報から何時ごろに
日本に到着するか割り出して着陸の3時間前ごろから到着口で張り込みを開始します。ただし、大物の場合はチャーター機を使って一般口から現れないのも知っているため
その辺は都度都度判断している場合が多いです。到着口で張り込む場合、途中でトイレ等で離脱した場合誰かしら見張りを立たせておかないと二度とその列に戻ることは
できないため、ソロ参加者には圧倒的に不利になるのでグループで組むことが多いです。基本的にスターは到着口に留まっていると警備員に追い立てられるので
サインを貰うことは少数であることが多いです。そのため到着時刻の15分ぐらい前から殺気だった雰囲気の集団がいくつもできる事になります。
普通の俳優なら5、6人にサインできれば多い方でしょう。この間のシャラメみたいなケースは稀です。運が悪いと小競り合いに発展することもあるので
羽田空港はかなりガードが固くなったのは有名な話です。
ハリウッドスターは来日すると配給会社のレッドカーペット(スターお披露目)のために登壇するイベントに参加します。その際にファンサービスの一環として
サインをしてくれたりセルフィーをしてくれる時間があるのですが、ファン向けの参加枠があるので映画ファンはそれに応募して抽選に当選しなければなりません。
そのためにそういう人達は本人兄弟親族の名義を持っていると思うかもしれませんが、意外にそこまで多重抽選をかける人は多くなかったりします。
この手のイベントなんですが、当選すると当選者本人と同伴者一名を参加することができるのが殆どなので、グループのメンバーの内半分でも当選していれば
全員が参加することが可能なのです。なので、不正で当選権を没収されるよりかはSNSでのアピールに全力を注いで純粋に当選を目指す人が安全ですし、
最悪外れたとしても「コイツはSNSで宣伝できるな」と配給サイドに思わせることができれば次回につなげることもできます。なので正攻法をメンバーで駆使して半分の当選を目指していくのです。
そのためグループ内では「抽選に当たったら外れたメンバーと共有して参加するのが当然」という空気が醸成されています。
純粋にグループ内全員が参加できた上で参加枠が余ったのであれば第三者を誘うことは問題ありませんが万一メンバーがあぶれた状態で他人に誘いをかけた場合は
その時点でグループからの追放が確定的となるのはいうまでもありません。こういう内輪で当選枠を共有する行為がレッドカーペットや試写会では横行しているので
必然的に参加者が同じ人間で偏るようになるのです。更にある程度のインフルエンサーになるとSNSで落選したアピールをするとその信者が同行枠を献上するので
事実上一見で参加するのはかなり困難と考えた方が自然です。当然そういうことをするインフルエンサーは評判が悪いですし、映画ファンから敵視されています。
さて、レッドカーペットに当選すると指定された時間に整理券を貰います。以前はもらった順にレッドカーペットのファン枠に入れたので徹夜をするマナーの悪い人がいたので
今はアトランダムに番号が振られているようになりました。もらった整理券に集合時間が書かれていますのでその時間に再度集合すると番号順にスターが通る通路の脇の空間に
人を入れていきます。どれくらいかは会場によりけりですが、最前列にいられるのは多くても30人が良い所でしょう。そこから何列も形成されていき、ハリウッドスターの入場を
待ちます。この時点でかなり人口密度が高くなっているのはいうまでもありません。時間になるとスターが手を振りながらこっちへと向かってきますがこの時点で押し合いへし合いが
始まっています。正直、身長の高さと体幹の強さがモノをいう戦場と化します。スターが来たらあとは兎に角サインを貰うためにグッズを差し出して祈るだけです。仮に貰えたとして
後ろの列の人に譲るかと言われると興奮しているのでそんな配慮ができる人はあまり多くありません。(と、いうか大体の人はスマホでセルフィーをそのまま求めます)
できたとしても前に出ようとする圧が凄まじいので逆に引っ込むことも難しいことが多いです。なので、サインや写真をもらえることができるのは2列までがイイところです。
そうしてサービスタイムが終わると目的が達成できた人とそうで無い人で顔色が分かれることとなるのです。トムクルーズのような神対応をしてくれることは稀で運とエゴの勝負なのが実情です。
ファンがサインを求める姿はあまりにギスギスしているのでメディア向けに雇ったバイトを設置して平和にサインしてる光景を撮らせる区画があったりします。
大体バイトの参加者限定に配られるサインさせるグッズがあるのでSNSで投稿されると一発で見抜かれて陰でバッシングされます。
劇団内部の人間ではないものの、その近くで数年携わり、生活も精神も壊した身として、心当たりが多すぎる。
便乗ファンによる創作だと思ったら、どうか読んだら忘れてほしい。
固有名詞や用語の意味が分からない人は、そのまま一生分からずにいてほしい。
でも、どこかに、仲間がいると思うから。自分以外にも壊れた人がいるはずだから。
まとまりもないほどの書きなぐりになるだろうけど、腹を決めた今、匿名で言わせてほしい。
もう無視できないところまで来ていると、心当たりのある各位に気付いてほしい。
該当劇団には、公式ファンクラブ以外にもジェンヌ個人の私設ファンクラブ(以下「会」と呼ぶ)があることは有名だと思う。
いわゆる代表やお付きと呼ばれるマネージャー的責任者と、スタッフやお手伝いといわれる他数名の小間使いが組織を運営している。
自分は新人公演にも出演し、何度か主演も演じた人気ジェンヌの会運営スタッフを数年担当した。
明確な時期や個人名の明言は避けるが、当ジェンヌは現役在団中とだけ書き記しておく。
毎朝晩の入出待ち立ち会いからお茶会などイベント企画・運営、チケットの取次配席およびグッズ作成など...
会所属経験のあるファンなら思いつくであろう業務、全部に携わった。会員数百人に対し、片手以下のスタッフで。
無給は当たり前、経費も持ち出し、24時間365日ジェンヌや関係者の呼び出しに応えながら平日フルタイム会社員。
睡眠時間も金も体力も心の余裕も何もかもなくなった。倒れて運ばれ、スタッフを辞めた。
・入出立ち会い
よく日比谷の劇場前で見るようなスクワットでジェンヌのお迎え・お見送り。あれをやる時に暴走するファンが出ないか見張ったり、一般人のクレームに頭を下げたりする。
毎朝7時前後、早いときは6時前に毎朝集合場所で立ち合いをして会社へ出勤。ジェンヌから翌朝の入り時刻連絡が来るのは平均深夜1-2時。
それを待ってファンクラブ会員へ見送り場所への集合時刻を配信、他ファンクラブ運営へ報告したりするので自分が寝られるのは3時を回るのもザラ。
毎日5時前には起床、始発の電車に飛び乗り現着から動き回ってフルタイム勤務で夜にはまた出待ちに立ち会う日々。
大体毎日何かしらの細かすぎる指導が上級生会から入り、寝不足により回らない頭で必死の謝罪文をしたためお送りしていた。しんどい。
お茶会や新人公演出待ち後のミニお礼グリーティング、季節や誕生日の入出イベントなどなどあらゆる企画・運営。
ただ企画すればいいだけでなく、上級生会に逐一お伺いを立て、実施許可を得、内容も重箱の隅を最早ぶっ壊れるまでつつかれまくる。
あらゆる方面の顔色を窺い、企画や台本が出来上がるまで気が遠くなるほどの時間と神経を要する。
それでようやく実施まで漕ぎつけたと思ったらジェンヌ本人の機嫌ひとつで全部イチからやり直しになる。
三徹で必死に準備を間に合わせたお茶会を、本人会場到着までのタクシー内で「やっぱ嫌」の一言でひっくり返されたときは殺意が芽生えた。しんどい。
・チケット取次・配席
ファンクラブ会員はジェンヌ個人の販売成績に結び付くよう、会からチケットを取り次ぐ。
が、限られた座席数、入団年数が長い上級生に多くのチケットが劇団より宛がわれる、入団から5年くらいは1公演で2席しかチケットがないこともザラ。
それでも会員はもちろん贔屓の舞台姿をたくさん見たい、当たり前だ、たくさん申し込んでくださる、だがしかし席がご用意できない。
そんな限られたチケットと大量の申込データ(自会は全部エクセルに手打ち管理)を照らし合わせ、ファンクラブへの貢献度諸々を加味し、どのお席にどなたへお座りいただくか決める。
こちらも最大限のチケット確保に奔走するものの、ご用意できなければ面と向かっての罵倒はまだ良し、掲示板に名指しで役立たずと晒される始末。
データ捌いて配席悩んで胃を痛めているところにジェンヌ本人や関係者からも配席や取次内容に文句を言われ身内用にチケットを攫われていく。しんどい。
・グッズ作成
お茶会のお土産、総見のおまけ、お茶会で販売する小物や舞台写真、お礼状、グリーティングカード、挙げればキリがないほど準備物が多い。
ジェンヌ本人にイラストや手書き文字の提供協力を頼みこむも多忙の一言で切り捨てられ、こちらでロゴなど用意すれば会員やジェンヌ本人からすらもダサいと文句を言われる。
しかも当たり前だがこれらすべて事前の商品発注で毎度結構な金額が必要とされる、が、ジェンヌの家族が会運営の経費用口座を管理していて前借も楽ではない。
結局毎回数万~場合によっては数十万円(お茶会会場費用など)も立て替える。そうじゃないと間に合わないほどすべてのスケジュールがカツカツなため。
しかも公演終わりの経費精算まで数か月待ったりする、携わっていた最後の公演では大卒初任給くらいの経費が返ってこなかった。
グッズの売り上げは全て会運営費としてジェンヌ家族が持っていくため、スタッフに一切の還元や儲けはない。公演期間中は飯が食えなかった。しんどい。
ファンクラブ会員、つまりジェンヌを愛し会活動に貢献してくださっている方々は熱量も並のものではない。そこは覚悟してスタッフ就任を引き受けた。
そのため会員から妬まれたり文句を言われたり、会の中での派閥争いや揉め事などは(楽ではなかったものの)捌くのもまあ堪えられた。
しかし何故か同じ運営という立場で苦楽を共にしている他会運営陣やジェンヌ家族・関係者対応など、これが本当に一番きつかった。
ジェンヌたちが厳しい上下級生文化に生きているというのは既報の通りだが、ほぼその文化がそのまま会運営にも持ち込まれる。
朝は上級生会スタッフより早く出動・席および場所取り・雑用使いっ走り・全ての解散前には「ご指導」というクソ細かい姑のような小言...
大劇場のチケット出し前には劇場内レストラン施設の一部(クリスタルルームでわかる人は仲間)を陣取り、謎の待機時間が発生する、もうこれが本当に耐えられなかった。
上級生会代表の飲み物をお持ちし、その時通るルートや差し出し方全てに厳格なルールがあり、数時間も使いっ走りに待機するのに作業および会話禁止という苦行。
2回公演の日ほど朝も早く夜が遅い、業務も溜まっていて限界なところにこの謎待機と小言で5-6時間は奪われる。
それもこれもすべて「上級生会の様子を見て学び、自分たちが将来は組の会全体を取り仕切れるように指導する」という、どこかで聞いたことのある理論。
劇団への、ジェンヌへの、下級生会への愛があれば全ては指導という建前のもと許される。代表は毎日きついいびりに泣いていた。本当に、本当に、しんどい。
ジェンヌでもなく、会運営の委託契約を結んだわけでもない、ただの一般人がこのザマである。
会に所属したことがある人は、多少なりこの空気感をわかっていただけると思う。あの、「私たちも御贔屓の一部」と見做されるような感じが。
全ての言動の根底には愛があり、清く正しく美しいジェンヌ像やファンダムイメージを求められていた、それにそぐわないものはすべて闇に葬られていたあの感じが。
無給でいつ何時でも労力を捧げてくれる。常に最善最良の案を考え前向きに運用してくれる。寝る暇がなくてもそれだけ携われることが幸せ。
妬み僻みも有難いご意見として真正面から受け止める。上級生会からの理不尽な指導も意味あるものとして理解・昇華する。
仕事よりも私生活よりも会運営を何よりも最優先してくれる。どんな無茶ぶりや激務も手を取り乗り越え逞しくなってくれる。
そんなことがあるわけないだろ。
平日フルタイムで8時間の仕事に会運営10時間以上を兼業し、公演期間中は1日1時間眠れたら御の字。仕事のパフォーマンスはそれはそれは最悪だった。
盆や正月の連休はもちろん全て会運営に求められ、ロクに身体を休めることも実家に帰省することも友人と会うこともかなわなかった。
急いで来いと急な呼び出しがかかり、内容も知らされないが仕事を無理言って早退し駆けつけると「明日からの公演で必要なものを近所のドラッグストアで買ってきて」という内容だった。
社会人数年目で貯蓄もさほどなかった頃に無給の会運営で全国を飛び回り、立て替えの嵐、慢性的な寝不足で眠気も止まらず、安価で血糖値の上がらないもやしやカット野菜しか食べられなかった。
周りのすべての人から「早く辞めろ」と言われ続けたが、もはや洗脳のように愛や貢献という言葉に縛られ何も自分で判断できなくなっていた。
死にたいという気持ちが募り、毎朝駅で線路に飛び込もうか悩み始めた頃、千秋楽の出待ち後に倒れ運ばれた。栄養失調だった、この現代社会で。
入院で強制的に劇団や会と離れられなければ、いずれ自ら命を絶っていたと思う。亡くなった彼女の生活円グラフは、まさに会運営に携わっていた時の私のようだった。
鬱も発症し精神的にも不安定になっていたことをやっと自覚し、ジェンヌ本人にスタッフを辞める旨申し出た。代表も鬱で会から去ったと聞き、LINEを送ったが既読がつくことはなかった。
もう一度繰り返す。ジェンヌじゃない一般人にすらこれほどまでに異常な文化がまかり通っている。劇団内部はいかほどばかりか、想像するだけで息苦しくなる。
携わっていたジェンヌ本人も、本当に寝る時間もないほど過酷な環境に身を置き、公演前夜の3時に稽古から帰るところも目撃したことがある。
会運営に携わるようになってからは度々言葉を失うような「指導」の様子を伺うようになり、いつの間にか自分は一切観劇する気力が湧かなくなっていた。
何が愛だ。何が清く正しく美しくだ。何も清くも正しくも美しくもない。ただのパワハラ過重労働異常上下関係いびりしごきいじめ。
社会的な常識が一切通用しない、異常な文化が形成され受け継がれ、異を唱えるものは全て排除され隠ぺいされてきた、ただそれだけである。
亡くなった彼女のおかれていた環境や報道の事実関係は知り得ないため、それに関しては軽率な発言はできないものの、でも、遂にこうなったかと思った。
その手前でぎりぎり退団していった人を、何人も知っていたから。
巨大企業やファンダムに抗う力を持ち合わせていないがため、ただ黙って去っていった人たちを見てきたから。
彼女の死は、自分も無関係じゃないと、毎日罪悪感に涙が止まらないから。
溢れ出る記憶も思いも止まらず、何が書きたいのか、どこまで書けそうか、もう分からなくなってしまった。
このあたりで切り上げることにする。いつか追記や修正をするかもしれないし、しないかもしれない。もうこの編集画面に戻ってこないことが最良と分かりつつ。
自分は今後二度と件の劇団に関わらないと決めているが、報道の行く末はしっかりと追おうと思う。
もう誰もこんな目に遭わない未来を願って。同じ罪悪感を抱えることがないように。誰かに手を延ばし声を上げられるように。
かけがえのないいのちを、薄っぺらい言葉で葬ることがないように。
助けてあげられなくて、ごめんなさい。
ジャニーズの事件で思うのは、女性オタって組織丸ごと肯定しがちだよね。
AKBオタは秋元康とか運営の連中を叩くのが普通だったけど、ジャニオタはジャニーさ~んとかいって肯定してる。
今もジュリーとか言う人をジャニーズ守ってくれてありがとうとかいってるし。
箱推しなんて概念がAKBにはあるけど、ジャニオタはそれこそ会社丸ごと好きだよね。
あとジャニオタって推しに恋愛発覚すると、なぜか相手の女性を叩いて推しを叩くのは控えがちなのが謎だった。
ジャニーズという組織の秩序を乱すのはやめようって意識なのかなって、ジャニーズ会見後のSNSみてて思う。
AKBオタは推しに恋愛発覚したら当然その女性アイドルを叩くし、そいつが売れっ子だからという理由でペナルティがなかったら運営も叩くよね。
女性オタの会社丸ごと肯定しなきゃいけない感じが非常に宗教的で自分の推しよりも事務所が上位の存在として君臨してる感じある
だから性加害もスルーだし、発覚しても被害者を叩くし、ジュリーさんありがとうとか言っちゃうし
宝塚も、出待ちのひとらが軍隊みたいに整列して空気を読みあいしてるのは有名だよね。
赤ブー(女子向けの同人イベントよくやってる)のスレとかまじで学級会が凄いし
空気を乱すな!みたいなかんじが凄まじい。