はてなキーワード: 小屋とは
捜査員がガルテン室内に入ると、その異様な臭いと光景で暫し立ち尽くした。
懐中電灯で照らされた暗い室内には、三つの乳幼児らしき死体が転がっていた。
腐敗が進み、白骨化が進んだ死体を見届けた後、奥の部屋から聞こえてくる打鍵音の方へ向かう。
奥の部屋には、物凄い形相でラップトップのキーを叩き続けるハンチング帽の男がデスクに座っていた。
捜査員員が声を掛けようとした刹那、ハンチング帽の男は突然金切り声で笑い始めた。
狂っている、そう感じつつもハンチング帽の男に語りかけた。
つづく
捜査員はハンチング帽の男に語りかけたが、男は不気味な笑みを浮かべたままキーを叩き続けるだけだった。
ラップトップの画面を覗くと、そこには何度も同じ文字が書き連ねてあった。
ーー何故、ぼくを置いて出て行った?
周囲には空の日本酒のビンが散乱し、ぷーんと酒の臭いが漂ってくる。
改めて懐中電灯で男を照らす。
崩れ落ちた男は白いシャツに花柄のスカートという異様な出で立ちをしていた。
「XXさんでよろしいですね?」
捜査員の問いかけに男はビクッと一瞬反応したが、そのまま動かなくなった。
顔を確認するため、ハンチング帽を取ろうとしたが何かで固定されているのかビクともしなかった。
少し力を入れて更に引っ張ると、鈍い音と共に大量の髪がハンチング帽と共に引き千切られた。
男の頭部が懐中電灯に照らされ、満月を思わせる煌々とした光を放った。
男はぶつぶつと呟き始める。
「ぼくの言う通りにやれば、サクッと月商百万は行きますねぇ。今ならこのnoteも貴方に百円で売ってあげましょう。
どうです?安いものですよ?」
つづく
ガルテンに捜査班が到達したのは、捜査員が連絡した1時間後だった。
ハンチング帽の男は、衰弱が激しいため救急車両に乗せられていった。
証拠品ではあるが、致し方ないだろう。
ハンチング帽の妻には直ぐに連絡が取れた。
麓の宗教団体の宿舎に世話になっているらしく、他の信者の付き添いがいる形での面会となった。
「あの人は家族を省みずパソコンに没頭していました。お酒が入ると豹変するんです。耐えかねた私は家を飛び出し、ここにお世話になりました。半年前くらいのことです。」
彼女は薄っすらと笑みを浮かべて、傍らの信者と寄り添っていた。
つづく
捜査員に鑑識からの連絡があったのは、宗教団体の宿舎を出て直ぐのことだった。
ハンチング帽の妻によると、娘が三人いるとの話だったが、おかしなことになった。
ーーーもう一人の女児がいない?
捜査員は意外な展開になったなと、急ぎ車を走らせた。
「春さん、遺体の検死結果はどうだった?」
袈裟春は神妙な表情で答える。
「ああ、遺体は三体とも他殺だった。
乳児は高いところから床に叩きつけられたようだ。死因は脳挫傷。
残る女児と男児は、共に斧の様なもので切りつけられたようで、死因は失血死だ。」
「他殺……ですか。」
捜査員は肝心の男児と居なくなっている女児について聞いてみた。
今、捜査班で手分けして女児の行方と男児の身元を聞き取り調査しているって話だ。」
袈裟春はそう伝えると、慌ただしく動く鑑識に指示を与え、部屋を出て行った。
捜査員はハンチング帽の男の様子を伺うため、取り調べ室に向かった。
つづく
取り調べ室の隣の部屋から、捜査員はハンチング帽の男の取り調べを眺めて居た。
ハンチング帽の男はうって変わって饒舌に取り調べに答えていた。
「やっこさん、ずっとあの調子なんですよ。
子供のことは全く知らぬ存ぜぬって感じで、自己責任とかよく分からないことを言うばかりで。」
ハンチング帽の男に依ると、子供は妻が連れて行った、自分へ全く知らないとのことだった。
男児のことも長女のことも全くわからないようで、ひたすらに自分の仕事の自慢を続けている。
「狂人ですね……。」
つづく
クラインガルテンから更に奥地にある荒地に建てられた小屋に、闇の中で蠢く何者かの姿があった。
人影が鈍く光る斧を翳すと、目の前の青年は驚きの形相でそれが振り下ろされるのを待つしか術はなかった。
あっと声をあげる間も無く、斧は青年の喉笛に一文字の醜い傷跡を刻みつけた。
その刹那、鮮血が宙を舞う。
崩れ去る青年は何かを掴もうとするように手を伸ばし空を握りしめた。
瞬く間に、物言わぬただの肉塊と化した青年を見下ろす人影。
ーーーこれは復讐……。プロブロガーは存在してはならない……。
そう呟いて、人影は返り血を拭いもせずに小屋を離れ、森の中に消えていった。
そして、荒地に再び静寂が訪れた。
つづく
その一報が入ったのは、捜査員がまだ寝室で静かに寝息を立てている時だった。
けたたましく携帯の鳴る音で安眠を妨害された彼は、不機嫌な声で応答した。
例のクラインガルテンの更に奥にある荒地の小屋に惨殺された遺体を発見したのは、同じNPO職員である森という男だった。
「猿さんが朝になっても戻って来ないので、探しに来たんです。
まさかこんなことになっているとは思わなくて……。」
彼の話によると、前日の夜にお世話になっている猟師の男のところに行くと言って出掛けたという。
死因は大量出血による失血死。
鑑識の話では凶器は周囲になく、犯人が持ち去った可能性が高いとのことだった。
念のためNPOの職員らのアリバイを聴取するも、時間が時間だけにアリバイがあるものはいなかった。
つづく
ハンチング帽の男は正気ではなかったし、その妻も他人事のようだった。
捜査線上に挙がった関係者のうちアリバイが成立したのはハンチング帽の妻のみであった。
三人の乳幼児の殺害方法について、まず脳挫傷の乳児は、ロフトの上から叩きつけられた可能性が高いことが分かった、
残る二人の幼児は、切り口に残った金属粉が荒地の小屋で殺害された青年の切り口のそれと一致したため、同じ凶器であると断定された。
しかし、誰が殺害したのか、行方不明の女児の行方や殺害された男児の身元については一向に掴めなかった。
荒地の小屋の事件の翌日、捜査員は殺害された青年が会いに行った猟師の家を訪ねたが長い間不在のようで彼の足取りも掴めなかった。
その後も、山奥の殺害現場では当然ながら目撃者もなく、徒らに時間が過ぎ去るのみだった。
つづく
衰弱はしていたものの、地下室には食料や水などが十分に用意されていたようで命に別状はなかった。
女児は血まみれの服を着ていた。
照合の結果、その血痕は殺害された三人の幼児のものと一致した。
しかし、女児の体力では斧を扱うことには難しく、殺害に関与することは難しく思えた。
「おとうさんが、みんないらないって。
おおきなぼうでみんなをたたいたの。」
女児の証言能力について認められ、ハンチング帽の男は緊急逮捕された。
彼は呟いた。
ぼくはずっとブログを書いてたのです。
早く、PCを返してください。
つづく
鬱蒼とした森の中、木の枝にぶら下がる人影が静かに揺れていた。
足元には黒光りする斧が投げ捨てられていた。
人影の顔が月明りに照らされると、そこには苦痛に歪んだ老人の顔があった。
その遺骸を見上げる人影が一つ。
彼は老人が確実に絶命しているのを確認すると、そこから離れた位置に落ちている猟銃を拾いその場を離れた。
男は猟銃を抱えたまま、また森の中に消えていった。
つづく
袈裟春は発見人の遺留品から唾液の入ったペットボトルを取り出して、軽くうなづいてみせた。
【作者からの挑戦状】
犯人は誰か?
解決編につづく
解決編1
「またお話をお聞きしたいことがありまして、お邪魔させて頂きました。」
ハンチング帽の妻は、少し怪訝そうな顔で捜査員の顔を見ていた。
ハンチング帽の妻はビクッと僅かに反応したが直ぐに冷静を取り繕った。
「我々がDNA鑑定したところ、長女はあなた方ご夫婦のDNA型と一致しませんでした。
貴女はご存知だったのでしょう?」
「あなた方夫婦に三人の娘がいるというのは、周囲でもよく知られたことだった。
しかし、何故か遺体には男児が含まれ、彼もDNA鑑定からはあなた方の子供である事実が判明しました。
ゴクリと息を飲む気配を感じる。
「多分ですが、生まれた時から女児と男児は入れ替わって暮らしていたのではありませんか?
一瞬の静寂の後、捜査員はこう告げた。
そう言って彼が目を合わせたのは、ハンチング帽の妻に寄り添う信者の男だった。
つづく
解決編2
捜査員は話を続ける。
そして、取り違えが起こった。
信者の男は少し怯んだが、直ぐに元の表情に戻った。
しかし、長女と男児が成長するにつれて違和感を感じるようになった。
そして、奥さんがDVを受けクラインガルテンから逃げ出してここに来た時に気づいてしまった。
そこに事件が起こったのです。
それをもう一人の娘が見ていた。
信者の男は不敵な笑みを浮かべて口を開いた。
「馬鹿馬鹿しい。では、男児も私が殺したと?私が殺す理由がない。」
捜査員は少しうなづいてこう返した。
奥さんと一緒になるにはハンチング帽の男の分身が邪魔だった。」
信者の男は凄い形相で睨み付けた。
「彼女は関係ない!私が彼女の安息のために自らの意志でやったことだ!」
ハンチング帽の妻が何か言おうとしたが、男がそれを遮る。
「神の啓示だ。プロブロガーがいる限り、私達家族に安息はないのだから……。」
つづく
解決編3
信者の男は告白するや否や、入り口のドアを開け部屋の外に飛び出した。
部屋を出た時には、別の部屋に男が飛び込むところだった。
彼が部屋の前にたどり着いたその刹那、部屋の中から銃声が響く。
扉を開いたそこには、猟師から奪ったと思われる猟銃で自殺を図った信者の男の骸があった。
しばらく立ち尽くしていると、ハンチング帽の妻がよろよろとその骸にしがみつき嗚咽し始めた。
つづく
<エピローグ>
事件の残る被害者については、ハンチング帽の妻から事情を聞くことができた。
NPO代表理事は、長女がハンチング帽の男の実子でないことに気づいたらしく、信者の男とハンチング帽の妻を強請ろうとしたために殺害されたとのことだった。
また、猟師の男については、罪をなすりつけるために自殺に見せかけて殺したようであった。
長女は責任能力のない年齢のため、当然罪には問われなかった。
また、ハンチング帽の妻も殺害に協力した訳ではないため、共犯の罪に問われることはなかった。
しかし、気が触れてしまったようで、クラインガルテンの周りを徘徊するのを度々目撃された後、ある日崖から転落してその人生を終えた。
つづく
<リ・プロローグ>
漆黒のクラインガルテンの中で、ハンチング帽の妻は自分の人生について悲壮感を感じていた。
まるで飯炊きの女中のような扱いが続き、自分の一生はこのまま終わるのかと思うと、涙が止まらなかった。
いつか白馬の王子さまが彼女を颯爽と救い出してくれる、そう願っていた。
そして、あの日。
ハンチング帽の男は一人で外出していた。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 77 | 15742 | 204.4 | 51 |
01 | 58 | 11030 | 190.2 | 40 |
02 | 32 | 3680 | 115.0 | 55 |
03 | 11 | 2087 | 189.7 | 82 |
04 | 9 | 594 | 66.0 | 85 |
05 | 10 | 534 | 53.4 | 45 |
06 | 30 | 4229 | 141.0 | 61 |
07 | 91 | 16962 | 186.4 | 40 |
08 | 116 | 9872 | 85.1 | 36.5 |
09 | 148 | 11601 | 78.4 | 30.5 |
10 | 151 | 12494 | 82.7 | 40 |
11 | 153 | 17746 | 116.0 | 51 |
12 | 250 | 27777 | 111.1 | 40 |
13 | 189 | 16824 | 89.0 | 46 |
14 | 220 | 18038 | 82.0 | 40 |
15 | 195 | 12034 | 61.7 | 39 |
16 | 169 | 10961 | 64.9 | 33 |
17 | 203 | 28072 | 138.3 | 55 |
18 | 236 | 18021 | 76.4 | 22.5 |
19 | 161 | 12822 | 79.6 | 43 |
20 | 150 | 10116 | 67.4 | 39 |
21 | 132 | 13171 | 99.8 | 48.5 |
22 | 133 | 11509 | 86.5 | 42 |
23 | 202 | 17707 | 87.7 | 47.5 |
1日 | 3126 | 303623 | 97.1 | 40 |
フォッサマグナ(4), 葬送(5), アサヒビール(6), 超難問(3), 驚異的(7), ライアン(6), 浅野(6), 俺女(4), ミラーニューロン(3), プライムデー(4), 卵子バンク(3), YY(3), インセル(17), 北欧(8), 観客(12), 隠蔽(8), 飲酒(8), 五輪(35), ショタ(6), 会場(13), スポンサー(11), はてな民(15), オリンピック(63), アスリート(10), 賢く(8), 銃(10), 自演(9), チケット(9), マウント(26), 最強(19), あんま(14), ワクチン(45), 開催(22), 描写(18), 知能(16), 推し(25)
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バンク・オブ・イノベーション(BOI)<東証マザーズ:4393>の連結子会社、バンク・オブ・インキュベーションの「恋庭(Koiniwa) 」について
Android/iOS対応のスマホ向け「農園系ゲーム」+「マッチング要素」アリ、というゲームアプリ。
実際、「インターネット異性紹介事業届出済」の記載があるのでマッチングアプリではありますが、
顔写真等が無い「アバターでのやりとり」なのでマッチングはするけれど積極的な出会いに発展する可能性は微妙という感じですね。
出会えるけど、自撮写メ交換したがらない巨女豚オークとか多めなのではなかろうか。
※筆者談。
Tinder、タップル、ペアーズ、Omiai、Withといった「マッチングアプリ」的な出会いを期待して始めるのはやめた方が良いでしょう。
手間暇掛かりますし、農園ゲームの方を楽しめる方であれば長続きしそうですね。
「女子中学生」「不倫」といったキーワードはチャットができないことを確認したが、メールアドレスやLINE、Instagram、TwitterといったSNSのIDは自由にやりとり可能。
※「自殺」とか過激なキーワードもNG対象ではないかと検証したが普通にチャット送信できてしまった。
年齢認証しないとチャットのやり取りが「モザイク表示」になるが、リアルフレンドでの近距離「ふるふる」通信でフレンドになった場合はモザイク制限が無くなる。
アバターやオブジェが映えるものもあるため、女性友達同士で始める層も居そうである。
課金にはランクがあり、VIP*のようなクラス分けがされ、以下のような感じ。今のところ差別化はアイテム取得や特典があるか程度。
ログインボーナス増加もあるので課金するならするで、早めにやっておくと進めやすいタイプ。
VIP1:30個
VIP2:150個
VIP3:300個
GP(GardenPoint)、LGP(LoveGardenPoint)にランキング制があるが、グループ分けがされていて一定期間で区切られている模様。
グループ内での上位ランカーを目指すことは十分可能かと思慮します。
※大体1か月(30日)で「12.ひまわり畑と船のエリア(~庭進行度183)」までクリア可能。
・作物を売却しよう
・くしゃくしゃのホウレンソウを5個収穫しよう ※ちぢれんソウ
・GP3300を達成しよう
・ちぢれんソウを20個収穫しよう
・GP4000を達成しよう
・GP6500を達成しよう
・GP7500を達成しよう
・5000コイン分売却しよう
・プロフィールを3個以上埋めよう(変更しよう)
4.石の守り神のエリア(庭進行度24~38) ※目安Lv9~16
・威嚇効果のあるエリンギを5個収穫しよう ※エリマキンギ(GP9600)
・とても重いニンジンを5個収穫しよう
・とても長いアスパラガスを5個収穫しよう
・よく跳ねるラディッシュを5個収穫しよう ピンポンラディッシュ(GP8000以上)
・15000コイン分売却しよう
・GP15000を達成しよう
・とても痛いアスパラガスを5個収穫しよう
・赤みがかったキャベツを5個収穫しよう
・G30000を達成しよう
・G35000を達成しよう
・30000コイン分売却しよう
7.泉の休憩所エリア
・GP40000を達成しよう
・GP45000を達成しよう
・GP50000を達成しよう
・色々なリンゴを150個収穫しよう
・作物を2000個収穫しよう
・GP260000を達成しよう
・GP280000を達成しよう
・色々なカボチャを300個収穫しよう ※8時間…5畑×10×約6サイクル 8×6=48時間。マッハ肥料推奨。
・色々なレタスを400個収穫しよう
・光り輝くトマトを5個収穫しよう
・作物を5000個収穫しよう
000.荒れた畑小屋
001.新しい植木鉢→「はじまりの畑小屋」ストーリーオブジェ開放
002.木の下には…→「畑」開放(3つ=計4つ)
004.遠くから聞こえる声
005.ふくすけ
006.ふくすけショップ→「ふくすけショップ」ストーリーオブジェ開放
008.お店の飾りつけ→デコレーション3択
009.色とりどりの
011.水辺の向こう→エリンギやら。プロフ入力チュートリアル
012.壊れた橋
013.もうひとつ
014.偉そうなカラス→「空き地」開放。カスタムオブジェを設置可能
→ピピの贈り物チュートリアルオブジェガチャ(祈りの神社or街灯)。
015.床板落とし穴
016.ロープの柵
018.水辺の掃除
021.もう一つの噴水も
022.水しぶき
023.木々の奥へ →「マッチング機能」開放(アスパラガス・ニンジン・ブドウの種)
4.石の守り神のエリア(庭進行度24~38) ※目安Lv9~16
025.雑草の大群
026.雑草の陰には
030.石像の頭
031.汚れた顔を洗ってあげよう
032.怪しいスイッチ →「守り神の石像」ストーリーオブジェ開放 ※素材回収可能になります※このオブジェのランクは優先して上げる。
033.ほこりだらけの道
035.ほこりだらけの床
036.木々の灯り
038.そよ風に連れられて(キャベツ、ガーリック、パイナップル、シメジ、恋庭キャベツ、恋庭シメジのほうし開放)
039.降りる前は一仕事 ※グレードアップのチュートリアル、還元アバターアイテム開放
040.階段の先には
043.
044.
045.建物の正体
046.風車の扉
047.新たな開拓→「畑」開放(1つ=計5つ)
048.風車といえば
049.素敵な風
050.風車の周り →「穏やかな風車」ストーリーオブジェ開放
052.たくさんの植木鉢
053.彩りの花々
054.倒れたモニュメントの方へ→クリア、トマト、ジャガイモ、オレンジ、シイタケ、恋庭トマト、恋庭ジャガイモ、恋庭シイタケ開放
055.道をふさぐもの
056.不気味な枯れ木
057.泥まみれの石畳
060.舗道の掃除
061.壊れたステージ
064.モニュメントの重みで… →「空き地」開放。カスタムオブジェを設置可能
066.モニュメントの自立
067.モニュメントの修理
071.不思議な泉へ→クリア、カボチャ、タマネギ、バナナ、モリーユ、恋庭タマネギの種開放
7.泉の休憩所エリア(庭進行度072~0)
073.もう一つの段差
074.割れた橋
075.散らかった落ち葉
076.もう一つの橋
077.散らかった枝
078.曇ったガラス
079.座れないベンチ
080.ベンチに華を→デコレーション3択
081.休憩所らしく →「泉の休憩所」ストーリーオブジェ開放、新たな素材。※このオブジェのランクは優先して上げる。
082.ごみだらけの水面
083.
145.ほっといたからぼさぼさ
146.大きなモニュメント
147.ボロボロの車 →エリアクリア(ブドウ、エノキ、恋庭ブドウの種「改」)
148.崩れた階段
151.古い絨毯
153.肥料を畑に → 「畑」開放(1つ=計6つ)
154.リサイクル絨毯
155.洗車
156.海を一望
157.海の生き物
158.憩いの場→デコレーション3択
159.憩いの場の中心
160.
183.【2021/06/20時点クリア@これ以上クエスト現れない】
・2人で恋庭ホウレンソウを50個収穫しよう
・2人で恋庭エリンギを50個収穫しよう
・2人で恋庭リンゴを50個収穫しよう
・2人で恋庭ニンジンを50個収穫しよう
・累計メッセージ回数5回を達成しよう
・2人で恋庭ブドウ80個収穫しよう
・2人で恋庭シメジを80個収穫しよう
・2人で恋庭キャベツを80個収穫しよう
・2人で恋庭リンゴを80個収穫しよう
・海で採れることもあるエリンギを5個収穫しよう エギンギ
・2人で作物を1000個収穫しよう
。。。
・
韓国映画パラサイトの金持ちが住んでるような1階はガラス張り、広い庭、愛玩動物ミニチュアダックスフンド付きで、若干雑然としていて生活感はあるもののアイテムの一つ一つが洗煉されオシャレな一軒家に暮らす幼い主人公。
彼は妹が生まれたことで両親の愛情や関心が妹にばかり向かってしまい嫉妬し泣いてしまう。
妻が職場復帰したことで在宅勤務の仕事(恐らく相当な高給取りであろう)とそんな2人の幼子の育児に忙殺される父親の苦悩。
両親の実家との関係も良好そうで、祖父母からは孫である主人公と妹に多大なる愛情が向けられていた。恐らく実家の方もそれなりには裕福であろうことが覗かせる。
冒頭ではそんな様子がいろいろと描写されていた。
こいつらに苦悩があるなら俺の人生はなんだ?
こいつらからすると俺の住処などうさぎ小屋にでも見えてるのだろうか?いや俺みたいな階層の底辺、視界にすら入ってないんだろうな。
そんなに辛いのだったら俺がお前の人生変わってやろうか?こいつらは明日俺と身分が変わってたら絶望し発狂して死ぬんだろうか?
そんなことばかりが頭に浮かんだ。本編など何も頭に入らなかった。いや正確にはあの辺りから先を見ることができなかった。
気づけば涙が止まらなかった。
俺の生きてきたすべてが侮辱された気がした。
俺にはわかる。
2年ほど前、留学先の友人に誘われてマレーシアの首都クアラルンプールを観光したときのこと。
とりあえず主要な観光地を回ろうと、観光バスに乗った。私は割と短絡的なので、観光地にやってきたおのぼりさんらしくKLタワーという塔に登ることにした。高さは東京タワーを超える421mで地上276mに展望台がある。壁一面ガラス張りになっていて、クアラルンプールの街並みが360度一望できた。早速望遠鏡を覗き込んだ。その日はよく晴れていて遠くまで見渡すことができたが、関心は眼下に広がるビル街に移る。発展途上といえども近代化著しいマレーシア。首都はさすがに都会なんだなあ、などと考えたのも束の間、強烈な違和感を覚えた。その正体にはすぐに気が付いた。
街並みがおかしいのである。「ビル街」と聞いて想像するのは、ビル同士がところ狭しと立ち並ぶ日本の都市だろう。大抵は、超高層ビルの間は高層ビルで埋められている。無駄のない没個性的な建築物が寄せ集まり、地平線まで白い四角の集合が続いていく。徹底的な「均質」。これが都市なのだと認識してきた。対して、クアラルンプールの都心部は「雑多」だった。開発が遅れている地区と現代的なビル群が立ち並ぶ地区が分けられていないのだ。ガラス張りの近代建築の隣に並ぶ民家らしき平屋。40階はありそうな超高層ビルの傍を流れる小川はドブのような色をしており、対岸には廃屋が寄せ集まっている。計画性が微塵も感じられない。望遠鏡から顔を上げて、街を見下ろした。砂地の白と草木の緑、家屋の古ぼけた淡色の間に、超高層ビルの強烈な白が浮いている。マレーシアの人種のように、共生しつつも混ざり合わない歪なパッチワークのようだ。
街中を実際に歩いてみるとクアラルンプールの特異さがよく分かる。バラック小屋と露店が立ち並ぶエリアには、小説で読んだ終戦直後の東京の雰囲気があった。露店の軒先は煤けたように汚れ、乞食があちこちで座り込んでいる。感じたことのない異質さに緊張が走った。太陽が容赦なく照りつける晴れの日だったが、その一帯はどんよりと薄暗かった気がした。何だかばつが悪いような気分で、街中へそそくさと歩いて行った。街中といっても、一昔前のトレンディドラマのような古ぼけた建物がずらっと並び、頭上にけばけばしい看板がせり出たようなストリートだ。この道の先に、高架が見えてくる。見上げた先を電車が走り去っていく。高架の柱に近づいてよく見てみると、かなり年季が入っているようだった。所々コンクリートが欠けている。ぼんやりと大学の講義で聞いたことを思い出した。日本では、高度経済成長期に一斉に建設されたインフラがそろそろ限界を迎え、改修の時期になっているという。なんとなく、高架はその年代くらいに建てられたものだと推測がついた。都市の周縁部を散策し終えたので、私たちはタクシーに乗り、中心街へと向かった。車窓からペトロナスツインタワーが見える。―なんだあの巨大な建物は。対になった2棟の超高層ビルが堂々と屹立し、スカイブリッジが2つの塔を繋いでいる。天頂部は、伝統的なモスクさながらの意匠が凝らされている。タワーのすぐ近くでタクシーから降り、仰ぎ見た。黒光りする鉄塊は天にも届きそうだ。夕暮れの陽光を力強く照り返す双塔は、最新技術の粋をこれでもかと主張してくる。究極の現代建築を前に、今日一日で見てきたクアラルンプールの街並みを思い返していた。
現在鶏小屋もテレワーク化がすすみ、私、鶏が電話を取ることがほとんどだ。
私は会社の斡旋屋である。もちろんそんな体裁で仕事はしてない。単なる人身売買もとい鶏肉売買に過ぎない。
そんな私から、仲間を間引いてほしい家族の人達へ。電話で開口一番、「お手羽になっております」って言うの、辞めて。お手羽になっておりますと言われると、ああ俺は鶏肉なんだと思うのよ。鶏肉なら次に「塩コショウふっとく? 」とかなんとか言わなきゃいけないんだけど、家族は違うのよ。黙る。えっ、何? となるわけで、話聞いてみたら鶏刺しの電話と。いや俺にそれ言うんかい! なんか鶏自身に聞くのは失礼みたいな感性の子がわりかしいるのね。やってること炒めものと変わらんのによ。弊社は鶏刺しのお世話してないよ! しかも馬刺しは専門外だよ。馬とか牛とか相手にしてたら、俺ら肉になる前に踏み潰されちゃうよ! 子ども用の電話挨拶とかないんけ? あるに決まっとるのに、どうしてガキどもは、揃いも揃って。。。でも私もこの前、鶏小屋ののクーラーの工事に来てくれる人に間違えて「お手羽になっております」って言っちゃったからそんなもんだよね。鶏殺すのに鶏に頼むのは気が引けるって話。
こいつらって生きてて恥ずかしくないのだろうか
仕送りなどはもらっていたがサークルや色恋沙汰等で人間として成長できたと思うがやはり一番苦労したのは身の回りをすべて自分で会計つするという自分で解決すること
両親への感謝はもちろんのことほぼすべての大人がこれを経験していると考えるとまだまだ自分は子供だと思い知らされた
所謂子供部屋おじさんは一人暮らしを経験したことがないのか顔つきも身振り手振りも歳不相応で幼い
こういう人間が結婚もできずボロい一軒家で孤独死すると考えると心から笑えてくる
資産運用・貯金>>>>恥 うさぎ小屋オジさんに言われたくねぇ。
心から同情させてもらう
ちょうどいいから匿名日記で備忘録。多すぎてそろそろ整理しなきゃなと思っていたところ。
リュウジのバズレシピと、コウテンケツは毎回検索からたどり着く
「なにが面白いの?」と聞いたらお笑いは文脈なのだと言ったがそれ以上の説得力を感じなかった
文脈オンリーということは一見さんお断り、たまたまTVで見てもちっとも面白くないのは当然ということ?
よくそんなん見てられるなあと
ゲームもアニメも確かに文脈は高度化してるけど、それでもまあチュートリアルで試行錯誤したり
根源的なとこをガンって殴ってくる新作は5年か10年に1回は出たりと頑張ってると思ってるが
吉本芸人のやつ時々見ても刺激的には見えない。若い芸人が笑点の老人レベルだがそういうもんなのか
なんかのタイミングで見た横山やすしや過去のビートたけしの刺激のがずっとすごくて
今の吉本の芸人って何のためにいるの? てのがサッパシわからん
放映してない小屋に行ったらもう少しマシなの?
COIN OF POWER
任意のキャラクターがCOIN OF POWERを所持した状態でターボファイルに書き込む
ターボファイルからロードする→ボルタック商店にも陳列され、キャラクターも所持した状態になる
これを繰り返してボルタック商店に充分な量が陳列されたら買い込む
レベルを上げたいキャラクターでCOIN OF POWERのSPを開放すると、レベル・経験値はそのままで上級職(できればレベルアップの経験値が一番多いNINJAが望ましい)に転職する
レベル・経験値はそのままなので次のレベルまで途方もない経験値を要求される(職業ごとにレベルアップに必要な経験値がことなり、NINJAは最もレベルの上昇が遅い)
レベルの下げ方は、エナジードレインを食らうまたはHAMANまたはMAHAMAN(覚えているならHAMAN、MAHAMANが良い。HPが下がらないので)
レベルは下がるが、レベルー1の経験値まで経験値は上がる(上級職はレベルアップに必要な経験値がため、レベルが低くても経験値は多い扱いになる)
レベルを上げたいキャラクターでCOIN OF POWERのSPを開放(2回目)すると、レベル・経験値はそのままで下級職(できればレベルアップの経験値が一番少ないTHIEFが望ましい)に転職する
キャラクターはDEADになるので、カント寺院で蘇生させる(LOSTしてしまったらターボファイルから読み込む)
経験値に対してレベルが低すぎる状態になるので、馬小屋で寝るだけでレベルが上がる(体感では、NINJA→THIEFで約2倍近いレベルになる)
https://anond.hatelabo.jp/20210428022710
気味の悪い機械式駐車場を修理されたお話ですが、自分も覚えがあります。
たぶん、フェイクを混ぜて書いておられるのかなと思うので、自分もそれなりに配慮して書きます。
ずいぶん昔の話になりますが、自分の田舎には、田んぼの真ん中に森がありました。
森というと大きく聞こえますが、藪というか、とにかく田んぼの真ん中に大木と複数の木が生えていて、レンガ造りの小さな建物がありました。
それが、自分が大学に進学してしばらくぶりに帰った時には、まず森の部分が無くなっており、レンガの建物だけになっていて驚いた記憶があります。
結構な広さの田んぼの真ん中に、田んぼと田んぼの間にある空間に、レンガの倉庫のような小さな建物だけ残っている。
東北に限らないと思いますが、田舎の建物は手入れをしていないとあっという間に朽ちて廃墟になります。
その建物は何に使っているかわからないのに、いわゆる廃墟や朽ちた感じがなく、誰かが手入れしているのだろうなと思っていました。
田舎は、小さなお社でも手入れをしている近所の人が居たりすると、わりと綺麗だったりします。
線香が挙げてある、蠟燭がついている、石像に前掛けが付けてある。
そういう、誰かの世話がなされている建物や石碑なんかは、それとわかるものです。そのレンガの建物もそうでした。
自分が社会人になった最初の年、そのレンガの建物に、ブルーシートではない、工事用の布のようなものが、鉄管で組まれた足場にかけられていました。
ああ、やっぱり誰かが手入れをしていたのだな、業者を入れて屋根の吹き替えでもするのだろうかと思って見ていたその時、大きな布がめくれて中が見えました。
かなり混乱したのを覚えています。
自分が都会で見たことがある機械式駐車場は、少なくとも5~6台は並んでいて、大きなマンションに併設されていました。
機械式の駐車設備が、1台だけ。上に1台、下に1台が入るようなもの。
この間まで小さいとはいえレンガの建物があったところに、駐車場。
田んぼの真ん中です。軽トラを止めたいならその辺に止めれば良い空間に機械式駐車場。
あまりにも気になったので父に聞いてみたところ、「あそこは昔、焼き場だった。うちの範囲じゃない」とだけ。それ以上は聞けない雰囲気でした。
たしかにおぼろげな記憶をもとに思い出すと、煙突がついていたような気もします。でも、あんなところに焼き場、いわゆる火葬場があるでしょうか。
しかも結構小さい建物だったのです。レンガ造りで、扉が正面に一枚、横には窓があり、反対側は森に遮られていて見えない。
サイズ感的には、いわゆるプレハブ倉庫と同じか、少し大きいくらいです。
その後、その工事が終わった後には、車庫のような建物が立っていて、より奇妙に思ったのを覚えています。
でも、近所の人が誰も話題にも出さず、そこに行く用事もなく、なんとなく近寄りがたい雰囲気もあり、そのまま忘れていました。
ちょうど10年位前だと思います。
田舎に帰省したおり、ちょっと見てほしいものがあるから行ってきてくれないかと父に言われて、ある家を訪ねるように言われました。
その時、飯は家で食うから、晩飯に誘われても断るようにと、念を押されたのを覚えています。
たぶん昔は農家だったんだろうな、というお屋敷でした。伝わるでしょうか。現役の機械はないけれども、家の作りが農家の家。
訪ねると、そこのご主人、たぶん70ぐらいだと思うんですが、いわゆる元気なお爺さんという感じの方に、機械を見てほしいと言われたんです。
要は、具合が悪くなった機械があるから見てほしい、自分がやっていたが、ちょっと歳で重いものを持ったりが出来ないから、と。
その時、お茶をそのご主人が直接持ってこられたのが印象に残っています。
田舎なので、お茶とお茶菓子をそこの奥さんが持ってこられるのが普通の地域だったからです。
ご夫婦二人で住まわれているということも、確か話を聞いたように思います。
その見てほしいと言われた機械が、あのレンガの建物のあった場所に立つ、機械式駐車場でした。
まあ、本当は法律に引っかかったりするんでしょうけれども、田舎ではよくあるように、昔ながらのガラスに入ったヒューズを外して、電源を落としたうえで、ふたを開けて中を覗いてみました。
この手のものは、おおむね接触不良や断線、部品が振動で外れた、みたいなものであることがほとんどです。
それを超えたら業者を呼んで治すか、交換するか、です。修理している間中、ぴったりとご主人がこちらの様子をうかがっていたのを今も覚えています。
自分が見た限りでは、いわゆる鉄工所のようなところが作ったような機械で、メーカー品のようなロゴがあるわけでもなく、スイッチも田舎のホームセンターなら買えるようなものでした。
自分の田舎では、別にそう珍しいことでもありません。農家がちょっと工夫して追加の機械を入れるけど、あの家とあの家にしかない、みたいなのは割と普通です。
その時も、接触不良になっていそうなケーブルがいくつかあったので、一回ニッパーで切って、繋ぎなおして、終わり。
念のために機械部分もバラシて油でも差すかと思っていたら、そっちは良いと止められました。
ご主人が電源を入れて、半分ぐらい下がるのを確認したら、急にストップさせて上に戻していました。
ちゃんと最後まで下げないのですか?と聞いたときに、慌てた様子で危ないから外に出ていなさいと追い出され、機械を見させておいて危ないもないもんだと思ったのを覚えています。
あんなに不思議で気になっていた機械式駐車場を間近に見る機会だったのに、印象が薄いのは、ご主人に張り付かれていてちょっと居心地が悪かったことと、
そのあと、執拗に夕食に誘われたからです。その印象が強すぎて、駐車場に何かあったか、今一つ思い出せません。
最初は、世話になったから夕食を食べていきなさい、くらいだったのが、妻が準備して待っているから、せっかくだし、と何故か執拗に誘われたのです。
あまりに誘うので、一言断って家に電話をしたところ、えらい剣幕ですぐに帰ってこいと言われ驚きました。
申し訳ないけれども家に急用があるようなので帰ると伝えると、またあとで夕食を食べに来ないかと言われ、耳を疑ったのを覚えています。
なんとなく胡麻化しながら家に帰ったところ、何をした、何を食べたと聞かれて、ずいぶん変なことを聞くものだ、そもそも晩飯もまだではないかと腹が立ったのを覚えています。
正確に言えば、覚えていないのです。
下げた時に側面に何か描いてあったかどうか、そもそもそんなものを目にしたかも覚えていません。
いまになって思い返すと、あの家には綺麗な三輪車があったような気がしています。
そういえば、客間に通される前にも、アンパンマンか何かの子供向けの玩具があったような気もするのです。
孫のためのものを置いている家は多く、それほど不自然でないので意識していなかったのです。
ですが、青年団のような集まりやお盆のお祭りなどで、そういえばあの家の名前を見た記憶がなく、そもそも息子や娘、孫がいるかもわかりません。
自分に頼んできた経緯もいまいち謎です。よく考えたら別にお駄賃などももらっておらず、自分はただ働きです。
高齢者へのコロナワクチンの集団接種が開始されているが、なかなか進まない。これはワクチン自体の数が足りていないこともあるし、対応する医療従事者も少ない。接種前の問診や、何かあったときの対応のために医者がその場に必要となるが、ワクチン接種は基本的に平日日中に行われ、いきなり医者を日中に集めるのはなかなか難しい。医局に人を出して欲しいと連絡が来ても、当然普段から忙しいので人をいきなりは出せない。さらに、未だワクチンが打てていない医者も多い。
このため、人を集めるために高額給料が出るようになった。
医者には派遣会社はないが、こういう医局から蹴られた臨時案件や、人手不足などの求人を補うためにバイトを一括して募集するような民間会社が医者の世界には存在する。そういうところでのコロナワクチンバイトの時給は15000円が相場だ(普段の内科診療の平均時給は10000円くらい)。9時17時で12万貰え、これは非常に忙しい救急病院などのバイト代に匹敵する。
この金が国なのか市区町村なのかどこから出ているのかはわからないが、金を出したがらないというイメージがある行政がまともな金を出して人を集めることに非常に驚き、同時に行政の本気度を強く感じた。
一方で、オリンピックに関してはそういう会社からの案件は全くない。他の医局にはきているのかもしれないが.、この医局には話が全然来ない。実は2019年時点である程度の数の医者は決まっており、その時から医者の数は減ってはいるがいろいろなしがらみあって残った医者には引き続きボランティアをさせることにはなっている。一方で、過去の医療体制の他に、毎日数千のPCRをしたり、掘っ立て小屋で24時間発熱外来などもする予定らしいが、その求人はない。噂によると都のオリンピック病院中心に無償で人を集める予定らしい。法律で休日にするから医局経由で人は集められると思っているのかもしれない。
オリンピックの精神があるのかもしれないが、医療者以外のボランティアは派遣会社が入って時給いくらで人を出すと聞く(話は脇にそれるが、看護師の派遣が解禁になったというニュースは、コロナ関連ではなくオリンピックのためでは?と思った)。派遣でなくても、オリンピック用の一時的な診療所を建て、そこがバイトを募集すれば人を集められるとは思っていた。そういうことをしないのは予算がないのかと思っていたが、人件費単価20万はあるというニュースをみたのでがっかりしてしまった。
金に汚いと言われるかもしれないが、求人側の本気度は、金で測ることが出来る。国や都のオリンピックへの本気度は全く感じられない。リレーも続き、コロナがどうであれオリンピックに関してはこのままやるつもりだろう。しかし仮定の話は考えないとか、まだ観客を受け入れるかどうかを決められないとかの話ではなく、やる気は全く感じられない。
なんとかなるだろうとか思っているよりは、都と国にとってはどうでも良いから早くやって早く終わらせて、もうこの問題に蓋をしたいと思っているのだろうなと感じた。
九月二日
一郎と五年生の耕一とは、丁度午后ごご二時に授業がすみましたので、いつものように教室の掃除そうじをして、それから二人一緒いっしょに学校の門を出ましたが、その時二人の頭の中は、昨日の変な子供で一杯いっぱいになっていました。そこで二人はもう一度、あの青山の栗の木まで行って見ようと相談しました。二人は鞄をきちんと背負い、川を渡わたって丘おかをぐんぐん登って行きました。
ところがどうです。丘の途中とちゅうの小さな段を一つ越こえて、ひょっと上の栗の木を見ますと、たしかにあの赤髪の鼠色のマントを着た変な子が草に足を投げ出して、だまって空を見上げているのです。今日こそ全く間違まちがいありません。たけにぐさは栗の木の左の方でかすかにゆれ、栗の木のかげは黒く草の上に落ちています。
その黒い影かげは変な子のマントの上にもかかっているのでした。二人はそこで胸をどきどきさせて、まるで風のようにかけ上りました。その子は大きな目をして、じっと二人を見ていましたが、逃にげようともしなければ笑いもしませんでした。小さな唇くちびるを強そうにきっと結んだまま、黙だまって二人のかけ上って来るのを見ていました。
二人はやっとその子の前まで来ました。けれどもあんまり息がはあはあしてすぐには何も云えませんでした。耕一などはあんまりもどかしいもんですから空へ向いて、
「ホッホウ。」と叫んで早く息を吐はいてしまおうとしました。するとその子が口を曲げて一寸ちょっと笑いました。
一郎がまだはあはあ云いながら、切れ切れに叫びました。
「汝うなぁ誰たれだ。何だ汝うなぁ。」
するとその子は落ちついて、まるで大人のようにしっかり答えました。
「風野又三郎。」
「どこの人だ、ロシヤ人か。」
するとその子は空を向いて、はあはあはあはあ笑い出しました。その声はまるで鹿しかの笛のようでした。それからやっとまじめになって、
「ああ風の又三郎だ。」一郎と耕一とは思わず叫んで顔を見合せました。
「だからそう云ったじゃないか。」又三郎は少し怒おこったようにマントからとがった小さな手を出して、草を一本むしってぷいっと投げつけながら云いました。
「そんだらあっちこっち飛んで歩くな。」一郎がたずねました。
「うん。」
「面白いか。」と耕一が言いました。すると風の又三郎は又笑い出して空を見ました。
「うん面白い。」
「昨日何なして逃げた。」
「逃げたんじゃないや。昨日は二百十日だい。本当なら兄さんたちと一緒にずうっと北の方へ行ってるんだ。」
「何なして行かなかった。」
「兄さんが呼びに来なかったからさ。」
「何て云う、汝うなの兄あい※[#小書き平仮名な、82-14]は。」
「風野又三郎。きまってるじゃないか。」又三郎は又機嫌きげんを悪くしました。
「あ、判わかった。うなの兄※[#小書き平仮名な、82-16]も風野又三郎、うなぃのお父さんも風野又三郎、うなぃの叔父おじさんも風野又三郎だな。」と耕一が言いました。
「そうそう。そうだよ。僕ぼくはどこへでも行くんだよ。」
「うん。」
「岩手山へも行ったが。」
「岩手山から今来たんじゃないか。ゆうべは岩手山の谷へ泊とまったんだよ。」
「いいなぁ、おらも風になるたぃなぁ。」
すると風の又三郎はよろこんだの何のって、顔をまるでりんごのようにかがやくばかり赤くしながら、いきなり立ってきりきりきりっと二三べんかかとで廻まわりました。鼠色のマントがまるでギラギラする白光りに見えました。それから又三郎は座って話し出しました。
「面白かったぞ。今朝のはなし聞かせようか、そら、僕は昨日の朝ここに居たろう。」
「あったりまえさ、あったりまえ。」又三郎は口を曲げて耕一を馬鹿ばかにしたような顔をしました。
「そう僕のはなしへ口を入れないで黙っておいで。ね、そら、昨日の朝、僕はここから北の方へ行ったんだ。途中で六十五回もいねむりをしたんだ。」
「何なしてそんなにひるねした?」
「仕方ないさ。僕たちが起きてはね廻っていようたって、行くところがなくなればあるけないじゃないか。あるけなくなりゃ、いねむりだい。きまってらぁ。」
「歩けないたって立つが座ねまるかして目をさましていればいい。」
「うるさいねえ、いねむりたって僕がねむるんじゃないんだよ。お前たちがそう云うんじゃないか。お前たちは僕らのじっと立ったり座ったりしているのを、風がねむると云うんじゃないか。僕はわざとお前たちにわかるように云ってるんだよ。うるさいねえ。もう僕、行っちまうぞ。黙って聞くんだ。ね、そら、僕は途中で六十五回いねむりをして、その間考えたり笑ったりして、夜中の一時に岩手山の丁度三合目についたろう。あすこの小屋にはもう人が居ないねえ。僕は小屋のまわりを一ぺんぐるっとまわったんだよ。そしてまっくろな地面をじっと見おろしていたら何だか足もとがふらふらするんだ。見ると谷の底がだいぶ空あいてるんだ。僕らは、もう、少しでも、空いているところを見たらすぐ走って行かないといけないんだからね、僕はどんどん下りて行ったんだ。谷底はいいねえ。僕は三本の白樺しらかばの木のかげへはいってじっとしずかにしていたんだ。朝までお星さまを数えたりいろいろこれからの面白いことを考えたりしていたんだ。あすこの谷底はいいねえ。そんなにしずかじゃないんだけれど。それは僕の前にまっ黒な崖がけがあってねえ、そこから一晩中ころころかさかさ石かけや火山灰のかたまったのやが崩くずれて落ちて来るんだ。けれどもじっとその音を聞いてるとね、なかなか面白いんだよ。そして今朝少し明るくなるとその崖がまるで火が燃えているようにまっ赤なんだろう。そうそう、まだ明るくならないうちにね、谷の上の方をまっ赤な火がちらちらちらちら通って行くんだ。楢ならの木や樺の木が火にすかし出されてまるで烏瓜からすうりの燈籠とうろうのように見えたぜ。」
「そうだ。おら去年烏瓜の燈火あかし拵こさえた。そして縁側えんがわへ吊つるして置いたら風吹いて落ちた。」と耕一が言いました。
「僕お前の烏瓜の燈籠を見たよ。あいつは奇麗きれいだったねい、だから僕がいきなり衝つき当って落してやったんだ。」
「うわぁい。」
耕一はただ一言云ってそれから何ともいえない変な顔をしました。
又三郎はおかしくておかしくてまるで咽喉のどを波のようにして一生けん命空の方に向いて笑っていましたがやっとこらえて泪なみだを拭ふきながら申しました。
「僕失敬したよ。僕そのかわり今度いいものを持って来てあげるよ。お前※[#小書き平仮名ん、85-9]とこへね、きれいなはこやなぎの木を五本持って行ってあげるよ。いいだろう。」
耕一はやっと怒るのをやめました。そこで又三郎は又お話をつづけました。
「ね、その谷の上を行く人たちはね、みんな白いきものを着て一番はじめの人はたいまつを待っていただろう。僕すぐもう行って見たくて行って見たくて仕方なかったんだ。けれどどうしてもまだ歩けないんだろう、そしたらね、そのうちに東が少し白くなって鳥がなき出したろう。ね、あすこにはやぶうぐいすや岩燕いわつばめやいろいろ居るんだ。鳥がチッチクチッチクなき出したろう。もう僕は早く谷から飛び出したくて飛び出したくて仕方なかったんだよ。すると丁度いいことにはね、いつの間にか上の方が大へん空あいてるんだ。さあ僕はひらっと飛びあがった。そしてピゥ、ただ一足でさっきの白いきものの人たちのとこまで行った。その人たちはね一列になってつつじやなんかの生えた石からをのぼっているだろう。そのたいまつはもうみじかくなって消えそうなんだ。僕がマントをフゥとやって通ったら火がぽっぽっと青くうごいてね、とうとう消えてしまったよ。ほんとうはもう消えてもよかったんだ。東が琥珀こはくのようになって大きなとかげの形の雲が沢山たくさん浮うかんでいた。
『あ、とうとう消けだ。』と誰たれかが叫んでいた。おかしいのはねえ、列のまん中ごろに一人の少し年老としとった人が居たんだ。その人がね、年を老って大儀たいぎなもんだから前をのぼって行く若い人のシャツのはじにね、一寸ちょっととりついたんだよ。するとその若い人が怒ってね、
『引っ張るなったら、先刻さっきたがらいで処とこさ来るづどいっつも引っ張らが。』と叫さけんだ。みんなどっと笑ったね。僕も笑ったねえ。そして又一あしでもう頂上に来ていたんだ。それからあの昔むかしの火口のあとにはいって僕は二時間ねむった。ほんとうにねむったのさ。するとね、ガヤガヤ云うだろう、見るとさっきの人たちがやっと登って来たんだ。みんなで火口のふちの三十三の石ぼとけにね、バラリバラリとお米を投げつけてね、もうみんな早く頂上へ行こうと競争なんだ。向うの方ではまるで泣いたばかりのような群青ぐんじょうの山脈や杉すぎごけの丘のようなきれいな山にまっ白な雲が所々かかっているだろう。すぐ下にはお苗代なわしろや御釜おかま火口湖がまっ蒼さおに光って白樺しらかばの林の中に見えるんだ。面白かったねい。みんなぐんぐんぐんぐん走っているんだ。すると頂上までの処にも一つ坂があるだろう。あすこをのぼるとき又さっきの年老としよりがね、前の若い人のシャツを引っぱったんだ。怒っていたねえ。それでも頂上に着いてしまうとそのとし老よりがガラスの瓶びんを出してちいさなちいさなコップについでそれをそのぷんぷん怒っている若い人に持って行って笑って拝むまねをして出したんだよ。すると若い人もね、急に笑い出してしまってコップを押おし戻もどしていたよ。そしておしまいとうとうのんだろうかねえ。僕はもう丁度こっちへ来ないといけなかったもんだからホウと一つ叫んで岩手山の頂上からはなれてしまったんだ。どうだ面白いだろう。」
「面白いな。ホウ。」と耕一が答えました。
「又三郎さん。お前まいはまだここらに居るのか。」一郎がたずねました。
又三郎はじっと空を見ていましたが
「そうだねえ。もう五六日は居るだろう。歩いたってあんまり遠くへは行かないだろう。それでももう九日たつと二百二十日だからね。その日は、事によると僕はタスカロラ海床かいしょうのすっかり北のはじまで行っちまうかも知れないぜ。今日もこれから一寸向うまで行くんだ。僕たちお友達になろうかねえ。」
「はじめから友だちだ。」一郎が少し顔を赤くしながら云いました。
「あした僕は又どっかであうよ。学校から帰る時もし僕がここに居たようならすぐおいで。ね。みんなも連れて来ていいんだよ。僕はいくらでもいいこと知ってんだよ。えらいだろう。あ、もう行くんだ。さよなら。」
又三郎は立ちあがってマントをひろげたと思うとフィウと音がしてもう形が見えませんでした。
一郎と耕一とは、あした又あうのを楽しみに、丘を下っておうちに帰りました。
九月三日
その次の日は九月三日でした。昼すぎになってから一郎は大きな声で云いいました。
「おう、又三郎は昨日又また来たぞ。今日も来るかも知れないぞ。又三郎の話聞きたいものは一緒いっしょにあべ。」
残っていた十人の子供らがよろこんで、
「わぁっ」と叫びました。
そしてもう早くもみんなが丘おかにかけ上ったのでした。ところが又三郎は来ていないのです。みんなは声をそろえて叫びました。
それでも、又三郎は一向来ませんでした。
「風どうと吹いて来こ、豆呉けら風どうと吹いで来こ。」
空には今日も青光りが一杯いっぱいに漲みなぎり、白いまばゆい雲が大きな環わになって、しずかにめぐるばかりです。みんなは又叫びました。
又三郎は来ないで、却かえってみんな見上げた青空に、小さな小さなすき通った渦巻うずまきが、みずすましの様に、ツイツイと、上ったり下ったりするばかりです。みんなは又叫びました。
それでも又三郎はやっぱり来ませんでした。
ただ一疋ぴきの鷹たかが銀色の羽をひるがえして、空の青光を咽喉一杯に呑のみながら、東の方へ飛んで行くばかりです。みんなは又叫びました。
その時です。あのすきとおる沓くつとマントがギラッと白く光って、風の又三郎は顔をまっ赤に熱ほてらせて、はあはあしながらみんなの前の草の中に立ちました。
「ほう、又三郎、待っていたぞ。」
みんなはてんでに叫びました。又三郎はマントのかくしから、うすい黄色のはんけちを出して、額の汗あせを拭きながら申しました。
「僕ね、もっと早く来るつもりだったんだよ。ところがあんまりさっき高いところへ行きすぎたもんだから、お前達の来たのがわかっていても、すぐ来られなかったんだよ。それは僕は高いところまで行って、そら、あすこに白い雲が環になって光っているんだろう。僕はあのまん中をつきぬけてもっと上に行ったんだ。そして叔父おじさんに挨拶あいさつして来たんだ。僕の叔父さんなんか偉えらいぜ。今日だってもう三十里から歩いているんだ。僕にも一緒に行こうって云ったけれどもね、僕なんかまだ行かなくてもいいんだよ。」
「僕の叔父さんかい。叔父さんはね、今度ずうっと高いところをまっすぐに北へすすんでいるんだ。
叔父さんのマントなんか、まるで冷えてしまっているよ。小さな小さな氷のかけらがさらさらぶっかかるんだもの、そのかけらはここから見えやしないよ」
「去年は今よりもう少し早かったろう。面白おもしろかったねえ。九州からまるで一飛びに馳かけて馳けてまっすぐに東京へ来たろう。そしたら丁度僕は保久大将の家を通りかかったんだ。僕はね、あの人を前にも知っているんだよ。だから面白くて家の中をのぞきこんだんだ。障子が二枚はずれてね『すっかり嵐あらしになった』とつぶやきながら障子を立てたんだ。僕はそこから走って庭へでた。あすこにはざくろの木がたくさんあるねえ。若い大工がかなづちを腰こしにはさんで、尤もっともらしい顔をして庭の塀へいや屋根を見廻みまわっていたがね、本当はやっこさん、僕たちの馳けまわるのが大変面白かったようだよ。唇くちびるがぴくぴくして、いかにもうれしいのを、無理にまじめになって歩きまわっていたらしかったんだ。
そして落ちたざくろを一つ拾って噛かじったろう、さあ僕はおかしくて笑ったね、そこで僕は、屋敷やしきの塀に沿って一寸戻ったんだ。それから俄にわかに叫んで大工の頭の上をかけ抜ぬけたねえ。
甘いざくろも吹き飛ばせ
酸すっぱいざくろも吹き飛ばせ
ホラね、ざくろの実がばたばた落ちた。大工はあわてたような変なかたちをしてるんだ。僕はもう笑って笑って走った。
電信ばしらの針金を一本切ったぜ、それからその晩、夜どおし馳けてここまで来たんだ。
ここを通ったのは丁度あけがただった。その時僕は、あの高洞山たかぼらやまのまっ黒な蛇紋岩じゃもんがんに、一つかみの雲を叩たたきつけて行ったんだ。そしてその日の晩方にはもう僕は海の上にいたんだ。海と云ったって見えはしない。もう僕はゆっくり歩いていたからね。霧きりが一杯に