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2021-04-28

サクラ革命の周辺について言いたいやつ

サクラ革命全然完璧ゲームじゃない。

最初ソシャゲとしても読み物としてもひどいなって点多すぎた。

でもそれでも、中盤って言っていいのかだけど、

中盤以降の「宙の乙女」「天神花見」「4章近畿編」は滅茶苦茶面白い

シナリオ演出、曲が合わさって一気に来たときの、

この世界に夢中にしてくれる体験は、

俺が今まで触ってきたソシャゲコンシューマーでは及ばないぐらい、

認めざるをえない良い体験だった。

1つも序盤にないのが辛いけど。

ファンとしてマジで悔しいけど。

からFGOfate抜き」とかしたり顔で言われると、

いくらなんでも言ってる側のセンスがきっっっつと思う。

FGOfate抜き」って言葉

FGOの苦行ゲームシステムで」

サクラ大戦IPなのにサクラ大戦キャラがいない」

「つまり良いところが何も無い。または悪い所しかない」

という感じで使われているように見える。

あんたが違う意味で使ってたなら、あんたにこの先書いてることは関係ない。

もし少しでもそういう意味で「完全に理解した」風に言ってたんなら、あんた向けに書く。

FGOベースゲームデザインは苦行でやめてくれっていうのは超わかるんだが、

「何もない」は、いくらなんでも違う。

普通にオリジナルキャラたちで進む話、面白かったし。

序章、1章、2章、初回イベント、3章は

セリフ回しとか情報の出し方とかテンポの悪さとか、

選択肢ネタの滑り具合とか正直きつかったから、

そこまで遊んでやめた人は「何もない」って言っていいかもしれないけど、

その後のイベント2つとサ終決定後に発表された4章は滅茶苦茶面白かったんだよ。

しかもまだ最終章があるらしいんだよ。それが期待できるんだよ。

まりオリジナルキャラたちで、ちゃん気持ちのいい物語ができてる。

楽しい、いい、すごいゲームだな、そう思える瞬間がマジであってしまう。

他のソシャゲシナリオパートが少し物足りなくなるほどに。

ゲームとして総合的にはウマ娘の方が10倍ぐらい楽しいけど、

ライスチケゾーのメインシナリオサクラ革命の4章シナリオで対決させたら、

俺はサクラ革命の方が良かったよ。

ウマを落としたいんじゃないし格付けをしたいのでもない、

サクラ革命はこの点についてだけは、

あのウマ娘を超えると言わせるほど特段に優れてたよと言いたいだけ。

から「何もない」だけは、言ってる方が恥ずかしいって。

大神一郎真宮寺さくらも太正100年だから出てこないけど

しの、ふうか、他の乙女たち、敵たちはちゃん

「いいオリジナルキャラたちがいて、ちゃんとハマれる話をしてる」までうまくやったんだよ。

プレイしてないっぽい人気IPの追っかけ二次創作ばかりしてる絵師

FGOfate抜きは、無理だわな」とか言ってるの見て、キレそうになったわ。

というかキレたから寝付けないでこれ書いてるわ。

それ、俺的には機動武闘伝Gガンダムに対して観もしないで

ガンダム宇宙世紀抜きだから絶対に失敗するね」

とか言ってるのと同じに見えるから

大神さくらを早く出さないから終わるんだよなぁ」は、

Gガンダムに対して「アムロシャアを出さないから終わるんだよなぁ」だよ。

そんなこと言ってるやついたら、ガノタ界でも危険人物だろ。

わざわざ機動戦士じゃなくて機動武闘伝って書いてんのに、アムロシャアが出るかよ。

サクラ大戦じゃなくてサクラ革命じゃん。

文字中2文字、40%も違うじゃん。

平仮名だったら7文字中4文字も違う、もうサクラ大戦IPじゃなくてサクラIPなんだよ。

機動戦士ガンダムIPじゃなくてガンダムIPって思うのはダメか?

で、機動武闘伝Gガンダムは知っての通り

ドモンとか東方不敗とかシュバルツとかアレンビーとか超いいキャラいっぱいいて、

見た人は「た、楽しい……こ、こんなのガンダムじゃない……いやでも、これはこれで……」

ってその強さを認めて、

新しい世界が脳にキマっちまった同志達で

流派東方不敗は!」「王者の風よ!」とかやりだしてんのに、

あんたはGガン現物を見もしないで

ガンダムアムロ抜き、成功するわけがないんだよなぁ」とか

ガンダムから宇宙世紀抜いたやつ。つまり何もない」とか

ジオニックもアナハイムも出てこないんでしょ?カスじゃん」とか

言ってる方も残念、耳にした方も残念、悲しいだろ。

勇気あってGガン沼を観に行った探検家たちが

「いやそれがさ、最初はクソに思ったけど東方不敗ってやつがやばくて……」

と言ってきても

「ドモン?東方不敗?はぁ。知らんし(嘲笑)。見る価値なし」

とか言ってるやつ。

あんたがGガンダム知ってるなら、

どれだけ(うわ……こいつ、オタクとして痛え……)って状態かわかるだろ。

妙な線引いて東方不敗にも会えないのは人生の大損失だろ。

というか今度劇場版がある閃光のハサウェイ

アムロシャアも出ないから観ないで言い続けろよ。

ガンダムアムロ抜き。ダメに決まってるわ」

アムロシャアもいないのにブライトだけ出てもねえ」

って。

中身がどんだけクスィーとペーネロペー戦闘シーンが超絶でも、

ラストの展開がああでああでああ~~~ああああああああ~でも、

それを一切知覚できないまま

「ま、FGOfate抜きって感じかな。見てないけど」ってドヤれよ。

「こんなの上手くいくわけないんだってバカすぎる」って

富野監督に面と向かって説教して、教えてさしあげろよ。

そんぐらい、超偏った人や放火したいだけの人が発したネットの言説にのっかって、

鵜呑みにして、賢ぶって的外れなことを言い続けてて、

的外れなことを言ってることにすら気づけてないあんたはかっこ悪い。

この文見たことは秘密にしていいから、こっそりツイート削除しとけ。

で、ちょっとだけ

「失敗したのは間違いないけど、何もなくはないんじゃねえの?興味ねえし触らねえけど」

って魂のステージを1歩進めてくれ。

あんたもまだ日本奪還中の俺も両方が得する。

FGOfate抜き」だけは、

俺を夢中にさせてくれて、

間違いなく他では体験できない素敵な時間をくれて、

見事に金まで吸っていったそうか、ひめか、他乙女たちを無かったことにするから

俺も寝られん。

ガンダムやウマでわかんない人向けに今度はアイマスで例えるわ。

しつこいのは知ってるわ。

からガンダムの例でわかった人は読み飛ばしていいわ。

例えばシャニマスに対して、

シャニマスプレイしてない俺みたいなやつが

アイマスなのに春香千早も、卯月もしぶりんも出ないとか、FGOからfate抜いたようなもの。何もないって。サ終妥当すぎる」

あさひ?ふゆこ?知らんし(嘲笑)

「なんでアイマスなのにみんな髪の色が黒とか茶なわけ?モブなの?モブマス?」

製作スタッフ全然わかってね~~~」

って、

「何から何まで完全に的外れ」なこと言ってたらイタすぎるだろ?

絶対に話したくないタイプ俺様野郎だろ?

自分を相当賢いと思ってるのに、たぶんそうじゃないってことが言動から滲み出てるやつ。

そんなのになるなよ。

天神花見番勝負の後、

革命がサ終発表のタイミングを測っていたであろう空白期にウマ娘を始めて、俺はずぼっとハマッた。

全体的な手触りとか、ゲームシステムはもちろん、攻略サイトかわしを内包してる点まで、ゲームへの造詣が違いすぎると思った。

でも、革命がサ終決定の発表と同時にリリースした4章近畿編はやったし、

やってみたら「ああ、やっぱり超面白いわこれ」ってなった。

とくに4章近畿編はメインシナリオでは初めての真剣味のある回だったから、

コメディからの感動系で楽しませてくれた宙の乙女天神花見とはまた違った良さで大満足させてくれた。

グラフィック更新されたし、

もし宙の乙女天神花見近畿4章の3続きだけを触れるなら

俺はサクラ革命のことを、

胸を張ってかなり面白いゲームだって言う。

やばすぎたゲームデザインとグラフィックを抜きにしても、

序章、1章、最初イベントはこれどうしてOKしたんだよって感じで辛すぎて、

俺が感じられた面白さまで生き残った人が少なすぎるってのはあるけどさ。

とにかく「fate抜いたFGO」はやめて。

お願いする。

あなた自身の魂の気高さと、私の平穏ために。

「いろいろ問題ありすぎて失敗したのは間違いないけど、

面白いとこゼロってことはないんじゃねえの。

ぜんぜん興味ねえし触らねえけど(笑)

のがかっこいいって。

それで、、、どうよ。

イケメンイケジョだったら

「いや…ビジネスとしては失敗でも、

いいキャラたちがいて面白かったんだろ?

泣けよ…今夜は俺の金で飲みな」

って言ってくれる。

抱いてくれ。

おやすみなさい。

世界イケメンイケジョで満ちますように。

2021-04-19

anond:20210419184527

重大な問題に対して、

長々とどこかで言われてるようなコピペみたいな主張を書いて、

提案することが「いじめって言葉を使わない」なんて悠長で無根拠対策

最後ポエムちょっとだけ味付け。

道徳の授業のテンプレみたいなことやってる。

このスキーム国民に定着させたの学校教育の敗北だ。

延々と障害者の害を平仮名にする運動やってそう。

なんか変なやつに絡まれたけど削除されてる。残念。

「ぢ」「づ」って名前に使われないよな

苗字ではない名前で使われない平仮名についてぼーっと考えていた。候補に挙がったのは「ぢ」「づ」だ。

仮名時代戦前には当たり前のように名前の読みに「ぢ」や「づ」は使われていた。「づ」で有名どころならば笠置シヅ子(本名は静子(しづこ))。「ぢ」なら漫画家松本かつぢ(本名は勝治(かつぢ))。(現代漫画家ペンネームならばぢたま某がいるが当然これは本名ではない)

わが子の命名にziやzuの音があっても、読みとして「じ」「ず」ではなくわざわざ「ぢ」「づ」を使う例は現代ではごくわずかだと思う。もしいるならどのくらいいるのだろうか。

(追記)成る程。しづき、かづき、みづき、か。ちづるなんてのもあるな。月や鶴の読みに「づ」を使う例はあるのか。女性名前に「づ」は今でも通用しそうだ。(でも男性には少ないだろうな)

2021-04-17

宜しくお願い致します。

仕事よろしく平仮名で書いてたらおじさんに常識がないと言われた。

・なお、→尚

・しっかり→確り

らしい

どっちでもよくね。

調べたら宜しくは常用漢字ではなく公用的には

よろしくお願いいたします。」

(漢字は願だけ)が正しいらしい。

尚、正しくなくてもいちゃもんつけられるのめんどうなので漢字で書こうと思う。

郷に入っては郷に従おう。

2021-04-11

佐藤

九月二日

 次の日もよく晴れて谷川の波はちらちらひかりました。

 一郎と五年生の耕一とは、丁度午后ごご二時に授業がすみましたので、いつものように教室掃除そうじをして、それから二人一緒いっしょに学校の門を出ましたが、その時二人の頭の中は、昨日の変な子供で一杯いっぱいになっていました。そこで二人はもう一度、あの青山の栗の木まで行って見ようと相談しました。二人は鞄をきちんと背負い、川を渡わたって丘おかをぐんぐん登って行きました。

 ところがどうです。丘の途中とちゅうの小さな段を一つ越こえて、ひょっと上の栗の木を見ますと、たしかにあの赤髪の鼠色のマントを着た変な子が草に足を投げ出して、だまって空を見上げているのです。今日こそ全く間違まちがいありません。たけにぐさは栗の木の左の方でかすかにゆれ、栗の木のかげは黒く草の上に落ちています

 その黒い影かげは変な子のマントの上にもかかっているのでした。二人はそこで胸をどきどきさせて、まるで風のようにかけ上りました。その子は大きな目をして、じっと二人を見ていましたが、逃にげようともしなければ笑いもしませんでした。小さなくちびるを強そうにきっと結んだまま、黙だまって二人のかけ上って来るのを見ていました。

 二人はやっとその子の前まで来ました。けれどもあんまり息がはあはあしてすぐには何も云えませんでした。耕一などはあんまりもどかしいもんですから空へ向いて、

「ホッホウ。」と叫んで早く息を吐はいしまおうとしました。するとその子が口を曲げて一寸ちょっと笑いました。

 一郎がまだはあはあ云いながら、切れ切れに叫びました。

「汝うなぁ誰たれだ。何だ汝うなぁ。」

 するとその子は落ちついて、まるで大人のようにしっかり答えました。

「風野又三郎。」

「どこの人だ、ロシヤ人か。」

 するとその子は空を向いて、はあはあはあはあ笑い出しました。その声はまるで鹿しかの笛のようでした。それからやっとまじめになって、

又三郎だい。」とぶっきら棒に返事しました。

「ああ風の又三郎だ。」一郎と耕一とは思わず叫んで顔を見合せました。

「だからそう云ったじゃないか。」又三郎は少し怒おこったようにマントからとがった小さな手を出して、草を一本むしってぷいっと投げつけながら云いました。

「そんだらあっちこっち飛んで歩くな。」一郎がたずねました。

「うん。」

面白いか。」と耕一が言いました。すると風の又三郎は又笑い出して空を見ました。

「うん面白い。」

「昨日何なして逃げた。」

「逃げたんじゃないや。昨日は二百十日だい。本当なら兄さんたちと一緒にずうっと北の方へ行ってるんだ。」

「何なして行かなかった。」

「兄さんが呼びに来なかったからさ。」

「何て云う、汝うなの兄あい※[#小書き平仮名な、82-14]は。」

「風野又三郎。きまってるじゃないか。」又三郎は又機嫌きげんを悪くしました。

「あ、判わかった。うなの兄※[#小書き平仮名な、82-16]も風野又三郎、うなぃのお父さんも風野又三郎、うなぃの叔父おじさんも風野又三郎だな。」と耕一が言いました。

「そうそう。そうだよ。僕ぼくはどこへでも行くんだよ。」

支那しなへも行ったか。」

「うん。」

岩手山へも行ったが。」

岩手山から今来たんじゃないか。ゆうべは岩手山の谷へ泊とまったんだよ。」

「いいなぁ、おらも風になるたぃなぁ。」

 すると風の又三郎はよろこんだの何のって、顔をまるでりんごのようにかがやくばかり赤くしながら、いきなり立ってきりきりきりっと二三べんかかとで廻まわりました。鼠色のマントがまるでギラギラする白光りに見えました。それから又三郎は座って話し出しました。

面白かったぞ。今朝のはなし聞かせようか、そら、僕は昨日の朝ここに居たろう。」

「あれから岩手山へ行ったな。」耕一がたずねました。

「あったりまえさ、あったりまえ。」又三郎は口を曲げて耕一を馬鹿かにしたような顔をしました。

「そう僕のはなしへ口を入れないで黙っておいで。ね、そら、昨日の朝、僕はここから北の方へ行ったんだ。途中で六十五回もいねむりをしたんだ。」

「何なしてそんなにひるねした?」

「仕方ないさ。僕たちが起きてはね廻っていようたって、行くところがなくなればあるけないじゃないか。あるけなくなりゃ、いねむりだい。きまってらぁ。」

「歩けないたって立つが座ねまるかして目をさましていればいい。」

「うるさいねえ、いねむりたって僕がねむるんじゃないんだよ。お前たちがそう云うんじゃないか。お前たちは僕らのじっと立ったり座ったりしているのを、風がねむると云うんじゃないか。僕はわざとお前たちにわかるように云ってるんだよ。うるさいねえ。もう僕、行っちまうぞ。黙って聞くんだ。ね、そら、僕は途中で六十五回いねむりをして、その間考えたり笑ったりして、夜中の一時に岩手山の丁度三合目についたろう。あすこの小屋にはもう人が居ないねえ。僕は小屋のまわりを一ぺんぐるっとまわったんだよ。そしてまっくろな地面をじっと見おろしていたら何だか足もとがふらふらするんだ。見ると谷の底がだいぶ空あいてるんだ。僕らは、もう、少しでも、空いているところを見たらすぐ走って行かないといけないんだからね、僕はどんどん下りて行ったんだ。谷底はいいねえ。僕は三本の白樺しらかばの木のかげへはいってじっとしずかにしていたんだ。朝までお星さまを数えたりいろいろこれから面白いことを考えたりしていたんだ。あすこの谷底はいいねえ。そんなにしずかじゃないんだけれど。それは僕の前にまっ黒な崖がけがあってねえ、そこから一晩中ころころかさかさ石かけや火山灰のかたまったのやが崩くずれて落ちて来るんだ。けれどもじっとその音を聞いてるとね、なかなか面白いんだよ。そして今朝少し明るくなるとその崖がまるで火が燃えているようにまっ赤なんだろう。そうそう、まだ明るくならないうちにね、谷の上の方をまっ赤な火がちらちらちらちら通って行くんだ。楢ならの木や樺の木が火にすかし出されてまるで烏瓜からすうりの燈籠とうろうのように見えたぜ。」

「そうだ。おら去年烏瓜の燈火あかし拵こさえた。そして縁側えんがわへ吊つるして置いたら風吹いて落ちた。」と耕一が言いました。

 すると又三郎は噴ふき出してしまいました。

「僕お前の烏瓜の燈籠を見たよ。あいつは奇麗きれいだったねい、だから僕がいきなり衝つき当って落してやったんだ。」

「うわぁい。」

 耕一はただ一言云ってそれから何ともいえない変な顔をしました。

 又三郎おかしくておかしくてまるで咽喉のどを波のようにして一生けん命空の方に向いて笑っていましたがやっとこらえて泪なみだを拭ふきながら申しました。

「僕失敬したよ。僕そのかわり今度いいものを持って来てあげるよ。お前※[#小書き平仮名ん、85-9]とこへね、きれいなはこやなぎの木を五本持って行ってあげるよ。いいだろう。」

 耕一はやっと怒るのをやめました。そこで又三郎は又お話をつづけました。

「ね、その谷の上を行く人たちはね、みんな白いきものを着て一番はじめの人はたいまつを待っていただろう。僕すぐもう行って見たくて行って見たくて仕方なかったんだ。けれどどうしてもまだ歩けないんだろう、そしたらね、そのうちに東が少し白くなって鳥がなき出したろう。ね、あすこにはやぶうぐいすや岩燕いわつばめやいろいろ居るんだ。鳥がチッチクチッチクなき出したろう。もう僕は早く谷から飛び出したくて飛び出したくて仕方なかったんだよ。すると丁度いいことにはね、いつの間にか上の方が大へん空あいてるんだ。さあ僕はひらっと飛びあがった。そしてピゥ、ただ一足でさっきの白いきものの人たちのとこまで行った。その人たちはね一列になってつつじやなんかの生えた石からをのぼっているだろう。そのたいまつはもうみじかくなって消えそうなんだ。僕がマントをフゥとやって通ったら火がぽっぽっと青くうごいてね、とうとう消えてしまったよ。ほんとうはもう消えてもよかったんだ。東が琥珀こはくのようになって大きなとかげの形の雲が沢山たくさん浮うかんでいた。

『あ、とうとう消けだ。』と誰たれかが叫んでいた。おかしいのはねえ、列のまん中ごろに一人の少し年老としとった人が居たんだ。その人がね、年を老って大儀たいぎなもんだから前をのぼって行く若い人のシャツのはじにね、一寸ちょっととりついたんだよ。するとその若い人が怒ってね、

『引っ張るなったら、先刻さっきたがらいで処とこさ来るづどいっつも引っ張らが。』と叫さけんだ。みんなどっと笑ったね。僕も笑ったねえ。そして又一あしでもう頂上に来ていたんだ。それからあの昔むかしの火口のあとにはいって僕は二時間ねむった。ほんとうにねむったのさ。するとね、ガヤガヤ云うだろう、見るとさっきの人たちがやっと登って来たんだ。みんなで火口のふちの三十三の石ぼとけにね、バラバラリとお米を投げつけてね、もうみんな早く頂上へ行こうと競争なんだ。向うの方ではまるで泣いたばかりのような群青ぐんじょうの山脈や杉すぎごけの丘のようなきれいな山にまっ白な雲が所々かかっているだろう。すぐ下にはお苗代なわしろ御釜おかま火口湖がまっ蒼さおに光って白樺しらかばの林の中に見えるんだ。面白かったねい。みんなぐんぐんぐんぐん走っているんだ。すると頂上までの処にも一つ坂があるだろう。あすこをのぼるとき又さっきの年老としよりがね、前の若い人のシャツを引っぱったんだ。怒っていたねえ。それでも頂上に着いてしまうとそのとし老よりがガラスの瓶びんを出してちいさなちいさなコップについでそれをそのぷんぷん怒っている若い人に持って行って笑って拝むまねをして出したんだよ。すると若い人もね、急に笑い出してしまってコップを押おし戻もどしていたよ。そしておしまいとうとうのんだろうかねえ。僕はもう丁度こっちへ来ないといけなかったもんだからホウと一つ叫んで岩手山の頂上からはなれてしまったんだ。どうだ面白いだろう。」

面白いな。ホウ。」と耕一が答えました。

又三郎さん。お前まいはまだここらに居るのか。」一郎がたずねました。

 又三郎はじっと空を見ていましたが

「そうだねえ。もう五六日は居るだろう。歩いたってあんまり遠くへは行かないだろう。それでももう九日たつと二百二十日からね。その日は、事によると僕はタスカロラ海床かいしょうのすっかり北のはじまで行っちまうかも知れないぜ。今日もこれから一寸向うまで行くんだ。僕たちお友達になろうかねえ。」

「はじめから友だちだ。」一郎が少し顔を赤くしながら云いました。

「あした僕は又どっかであうよ。学校から帰る時もし僕がここに居たようならすぐおいで。ね。みんなも連れて来ていいんだよ。僕はいくらでもいいこと知ってんだよ。えらいだろう。あ、もう行くんだ。さよなら。」

 又三郎は立ちあがってマントをひろげたと思うとフィウと音がしてもう形が見えませんでした。

 一郎と耕一とは、あした又あうのを楽しみに、丘を下っておうちに帰りました。

   九月三日

 その次の日は九月三日でした。昼すぎになってから一郎は大きな声で云いいました。

「おう、又三郎は昨日又また来たぞ。今日も来るかも知れないぞ。又三郎の話聞きたいものは一緒いっしょにあべ。」

 残っていた十人の子供らがよろこんで、

「わぁっ」と叫びました。

 そしてもう早くもみんなが丘おかにかけ上ったのでした。ところが又三郎は来ていないのです。みんなは声をそろえて叫びました。

又三郎又三郎、どうどっと吹ふいで来こ。」

 それでも、又三郎は一向来ませんでした。

「風どうと吹いて来こ、豆呉けら風どうと吹いで来こ。」

 空には今日も青光りが一杯いっぱいに漲みなぎり、白いまばゆい雲が大きな環わになって、しずかにめぐるばかりです。みんなは又叫びました。

又三郎又三郎、どうと吹いて降りで来こ。」

 又三郎は来ないで、却かえってみんな見上げた青空に、小さなさなすき通った渦巻うずまきが、みずすましの様に、ツイツイと、上ったり下ったりするばかりです。みんなは又叫びました。

又三郎又三郎、汝うな、何なして早ぐ来ない。」

 それでも又三郎はやっぱり来ませんでした。

 ただ一疋ぴきの鷹たか銀色の羽をひるがえして、空の青光を咽喉一杯に呑のみながら、東の方へ飛んで行くばかりです。みんなは又叫びました。

又三郎又三郎、早ぐ此こさ飛んで来こ。」

 その時です。あのすきとおる沓くつとマントがギラッと白く光って、風の又三郎は顔をまっ赤に熱ほてらせて、はあはあしながらみんなの前の草の中に立ちました。

「ほう、又三郎、待っていたぞ。」

 みんなはてんでに叫びました。又三郎マントのかくしから、うすい黄色のはんけちを出して、額の汗あせを拭きながら申しました。

「僕ね、もっと早く来るつもりだったんだよ。ところがあんまりさっき高いところへ行きすぎたもんだから、お前達の来たのがわかっていても、すぐ来られなかったんだよ。それは僕は高いところまで行って、そら、あすこに白い雲が環になって光っているんだろう。僕はあのまん中をつきぬけてもっと上に行ったんだ。そして叔父おじさんに挨拶あいさつして来たんだ。僕の叔父さんなんか偉えらいぜ。今日だってもう三十里から歩いているんだ。僕にも一緒に行こうって云ったけれどもね、僕なんかまだ行かなくてもいいんだよ。」

「汝うなぃの叔父さんどごまで行く。」

「僕の叔父さんかい叔父さんはね、今度ずうっと高いところをまっすぐに北へすすんでいるんだ。

 叔父さんのマントなんか、まるで冷えてしまっているよ。小さなさな氷のかけらがさらさらぶっかかるんだもの、そのかけらはここから見えやしないよ」

又三郎さんは去年なも今頃いまごろここへ来たか。」

「去年は今よりもう少し早かったろう。面白おもしろかったねえ。九州からまるで一飛びに馳かけて馳けてまっすぐに東京へ来たろう。そしたら丁度僕は保久大将の家を通りかかったんだ。僕はね、あの人を前にも知っているんだよ。だから面白くて家の中をのぞきこんだんだ。障子が二枚はずれてね『すっかり嵐あらしになった』とつぶやきながら障子を立てたんだ。僕はそこから走って庭へでた。あすこにはざくろの木がたくさんあるねえ。若い大工がかなづちを腰こしにはさんで、尤もっともらしい顔をして庭の塀へいや屋根を見廻みまわっていたがね、本当はやっこさん、僕たちの馳けまわるのが大変面白かったようだよ。唇くちびるがぴくぴくして、いかにもうれしいのを、無理にまじめになって歩きまわっていたらしかったんだ。

 そして落ちたざくろを一つ拾って噛かじったろう、さあ僕はおかしくて笑ったね、そこで僕は、屋敷やしきの塀に沿って一寸戻ったんだ。それからにわかに叫んで大工の頭の上をかけ抜ぬけたねえ。

 ドッドド ドドウド ドドウド ドドウ、

 甘いざくろも吹き飛ばせ

 酸すっぱいざくろも吹き飛ばせ

 ホラね、ざくろの実がばたばた落ちた。大工はあわてたような変なかたちをしてるんだ。僕はもう笑って笑って走った。

 電信ばしらの針金を一本切ったぜ、それからその晩、夜どおし馳けてここまで来たんだ。

 ここを通ったのは丁度あけがただった。その時僕は、あの高洞山たかぼらやまのまっ黒な蛇紋岩じゃもんがんに、一つかみの雲を叩たたきつけて行ったんだ。そしてその日の晩方にはもう僕は海の上にいたんだ。海と云ったって見えはしない。もう僕はゆっくり歩いていたからね。霧きりが一杯に

2021-03-31

anond:20210331180715

そういうの、平仮名にしても、言葉意味は変わらないのに意味あるのかと思ってしまう。

以前イスラム国話題になったときも、イスラム配慮してかISとなったけど、別の言葉に置き換えるんじゃなくて略称にしたってな。

2021-03-26

イラっとする文章

一人称が「ぼく」「わたし」(平仮名で)

やたらと平仮名が多い(ていねい、すき、とか)

「〜だが」とか「〜だけど」ではなく「〜だけれど」

2021-03-22

知らないお話

ジョバンニは、口笛を吹いているようなさびしい口付きで、檜ひのきのまっ黒にならんだ町の坂を下りて来たのでした。

 坂の下に大きな一つの街燈が、青白く立派に光って立っていました。ジョバンニが、どんどん電燈の方へ下りて行きますと、いままでばけもののように、長くぼんやり、うしろへ引いていたジョバンニの影かげぼうしは、だんだん濃こく黒くはっきりなって、足をあげたり手を振ふったり、ジョバンニの横の方へまわって来るのでした。

(ぼくは立派な機関車だ。ここは勾配こうばいだから速いぞ。ぼくはいまその電燈を通り越こす。そうら、こんどはぼくの影法師コムパスだ。あんなにくるっとまわって、前の方へ来た。)

とジョバンニが思いながら、大股おおまたにその街燈の下を通り過ぎたとき、いきなりひるまのザネリが、新らしいえりの尖とがったシャツを着て電燈の向う側の暗い小路こうじから出て来て、ひらっとジョバンニとすれちがいました。

「ザネリ、烏瓜ながしに行くの。」ジョバンニがまだそう云ってしまわないうちに、

「ジョバンニ、お父さんかららっこ上着が来るよ。」その子が投げつけるようにうしろから叫さけびました。

 ジョバンニは、ばっと胸がつめたくなり、そこら中きぃんと鳴るように思いました。

「何だい。ザネリ。」とジョバンニは高く叫びしましたがもうザネリは向うのひばの植った家の中へはいっていました。

「ザネリはどうしてぼくがなんにもしないのにあんなことを云うのだろう。走るときはまるで鼠ねずみのようなくせに。ぼくがなんにもしないのにあんなことを云うのはザネリがばかなからだ。」

 ジョバンニは、せわしくいろいろのことを考えながら、さまざまの灯あかりや木の枝えだで、すっかりきれいに飾かざられた街を通って行きました。時計屋の店には明るくネオン燈がついて、一秒ごとに石でこさえたふくろうの赤い眼めが、くるっくるっとうごいたり、いろいろな宝石が海のような色をした厚い硝子ガラスの盤ばんに載のって星のようにゆっくり循めぐったり、また向う側から、銅の人馬がゆっくりこっちへまわって来たりするのでした。そのまん中に円い黒い星座早見が青いアスパラガスの葉で飾ってありました。

 ジョバンニはわれを忘れて、その星座の図に見入りました。

 それはひる学校で見たあの図よりはずうっと小さかったのですがその日と時間に合せて盤をまわすと、そのとき出ているそらがそのまま楕円形だえんけいのなかにめぐってあらわれるようになって居おりやはりそのまん中には上から下へかけて銀河がぼうとけむったような帯になってその下の方ではかすかに爆発ばくはつして湯気でもあげているように見えるのでした。またそのうしろには三本の脚あしのついた小さな望遠鏡が黄いろに光って立っていましたしいちばんしろの壁かべには空じゅうの星座をふしぎな獣けものや蛇へびや魚や瓶びんの形に書いた大きな図がかかっていました。ほんとうにこんなような蝎さそりだの勇士だのそらにぎっしり居るだろうか、ああぼくはその中をどこまでも歩いて見たいと思ってたりしてしばらくぼんやり立って居ました。

 それからにわかにお母さんの牛乳のことを思いだしてジョバンニはその店をはなれました。そしてきゅうくつな上着の肩かたを気にしながらそれでもわざと胸を張って大きく手を振って町を通って行きました。

 空気は澄すみきって、まるで水のように通りや店の中を流れましたし、街燈はみなまっ青なもみや楢ならの枝で包まれ電気会社の前の六本のプラタヌスの木などは、中に沢山たくさんの豆電燈がついて、ほんとうにそこらは人魚の都のように見えるのでした。子どもらは、みんな新らしい折のついた着物を着て、星めぐりの口笛くちぶえを吹ふいたり、

ケンタウルス、露つゆをふらせ。」と叫んで走ったり、青いマグネシヤの花火を燃したりして、たのしそうに遊んでいるのでした。けれどもジョバンニは、いつかまた深く首を垂れて、そこらのにぎやかさとはまるでちがったことを考えながら、牛乳屋の方へ急ぐのでした。

 ジョバンニは、いつか町はずれのポプラの木が幾本いくほんも幾本も、高く星ぞらに浮うかんでいるところに来ていました。その牛乳屋の黒い門を入り、牛の匂においのするうすくらい台所の前に立って、ジョバンニは帽子ぼうしをぬいで「今晩は、」と云いましたら、家の中はしぃんとして誰たれも居たようではありませんでした。

「今晩は、ごめんなさい。」ジョバンニはまっすぐに立ってまた叫びました。するとしばらくたってから、年老とった女の人が、どこか工合ぐあいが悪いようにそろそろと出て来て何か用かと口の中で云いました。

「あの、今日牛乳が僕ぼく※[#小書き平仮名ん、168-12]とこへ来なかったので、貰もらいにあがったんです。」ジョバンニが一生けん命勢いきおいよく云いました。

「いま誰もいないでわかりません。あしたにして下さい。」

 その人は、赤い眼の下のとこを擦こすりながら、ジョバンニを見おろして云いました。

「おっかさんが病気なんですから今晩でないと困るんです。」

「ではもう少したってから来てください。」その人はもう行ってしまいそうでした。

「そうですか。ではありがとう。」ジョバンニは、お辞儀じぎをして台所から出ました。

 十字になった町のかどを、まがろうとしましたら、向うの橋へ行く方の雑貨店の前で、黒い影やぼんやり白いシャツが入り乱れて、六七人の生徒らが、口笛を吹いたり笑ったりして、めいめい烏瓜の燈火あかりを持ってやって来るのを見ました。その笑い声も口笛も、みんな聞きおぼえのあるものでした。ジョバンニの同級の子供らだったのです。ジョバンニは思わずどきっとして戻もどろうとしましたが、思い直して、一そう勢よくそっちへ歩いて行きました。

「川へ行くの。」ジョバンニが云おうとして、少しのどがつまったように思ったとき

「ジョバンニ、らっこ上着が来るよ。」さっきのザネリがまた叫びました。

「ジョバンニ、らっこ上着が来るよ。」すぐみんなが、続いて叫びました。ジョバンニはまっ赤になって、もう歩いているかもわからず、急いで行きすぎようとしましたら、そのなかにカムパネルラが居たのです。カムパネルラは気の毒そうに、だまって少しわらって、怒おこらないだろうかというようにジョバンニの方を見ていました。

 ジョバンニは、遁にげるようにその眼を避さけ、そしてカムパネルラのせいの高いかたちが過ぎて行って間もなく、みんなはてんでに口笛を吹きました。町かどを曲るとき、ふりかえって見ましたら、ザネリがやはりふりかえって見ていました。そしてカムパネルラもまた、高く口笛を吹いて向うにぼんやり見える橋の方へ歩いて行ってしまったのでした。ジョバンニは、なんとも云えずさびしくなって、いきなり走り出しました。すると耳に手をあてて、わああと云いながら片足でぴょんぴょん跳とんでいた小さな子供らは、ジョバンニが面白おもしろくてかけるのだと思ってわあい叫びました。まもなくジョバンニは黒い丘おかの方へ急ぎました。

2021-03-01

以前毎日のように出没していた、やたらと平仮名ばかりでスペース混じりの説教みたいな文章投稿していた増田が消えてしまった

投稿内容からしてそこそこ齢いってそうだったが

生きているだろうか

2021-02-17

むとぬ

手書き文字を書くことがほぼなくなったいま平仮名のぬとむは忘れても大丈夫だと思う

2021-02-14

fff -フォルティッシッシモ-』〜歓喜に歌え!〜 第5場

anond:20210213232411

第5場実況

A 不幸の記憶
B 不幸の記憶

ベートーヴェン父親「息子は5歳」

少年ベートーヴェン10歳だ」

父親が息子をモーツァルトの再来に仕立て上げるべく7歳3ヶ月だったのを6歳とした話は読んだ。そのせいでベートーヴェン中年すぎまで自分の年齢を正確に把握できなかったとか。

少年ベートーヴェン「そんなへんな歌、音楽になんかできないよ!(怒)」

んー、ボン選帝侯にたてついたエピソードは知らないなあ。

手塚治虫ルードウィヒ・B』では、父親アル中でとんでもない奴だけど根はいい奴で、自由主義者としてベートーヴェンを導く役割果たしている。まあさすがにこれは現実ではなかったかな。なおこの漫画の中でもベートーヴェン難聴の驚きの理由が判明している。

青木やよひ『ゲーテベートーヴェン』には、父親宮廷に出した手紙の書き出しが「尊敬すべきお慈悲深き大司教選帝侯殿下」、結びは「御足下にひれ伏し服従申し上げます」だったと書かれている。ベートーヴェン父親関係については、ベートーヴェンが、バッハカンタータ未完成写譜を「父が書き写したもの」と書き込んで大切にしていた、とある

C 不幸の記憶

運命》の動機

謎の女(少年ベートーヴェンに向かって)「寒いわね、凍りつくように。痛い?」

謎の女=死

D 救済の記憶

ヴェーゲラーはベートーヴェンの5歳上。ロールヘンは2歳下。ヴェーゲラーとベートーヴェン出会いきっかけは明らかではないらしい。ヴェーゲラーの紹介でブロイニング家に出入りするようになった。

手塚治虫ルードウィヒ・B』ではヴェーゲラーは出てこないが、ロールヘンとの出会いは本作と似ていて、いじめられてたベートーヴェンをロールヘンが助けるシーンになっていた(ただしこれがきっかけでブロイニング家に出入りするようになるわけではない)。

ロールヘンには弟はいたけど妹はいなかった模様。

少年ベートーヴェンf3つなんて記号はないんだ」

ここで出るか。

少年ベートーヴェン「(fffを出すには)この中に(心の中に)、強い気持ちを起こさなきゃ」

強さ、か。生きるための、成し遂げるための。

fffはFuto Final Forever説を信じているけど、第2場で触れた通り交響曲第7番と第8番でベートーヴェンが史上初めてfffを使ったとのこと(第7番は手元にスコアがあるので確認済み)。これは、難聴関係していたのではないかなと邪推している。難聴の時期は高音があまり使われなくなった(=自分で聴こえる音で作っていた)らしいし。そしてほぼ聴覚を失ってからは高音が再び使われるようになった、というか、第九は演奏困難な高音であったと。そしてこれも触れた通り、第九にはfffはない(オーケストラの編成の大きさも関係してるのか?)。第九は、実際ちょっと常軌を逸した曲だと思う。聴覚がないからこそ書けた曲。第4楽章コントラバスとかもそうだけど(これはベートーヴェンのお友達コントラバス奏者のドラゴネッティのせいか)、第3楽章。美しい理想が見えるけど、理想に近い演奏を探してみたけど出会えなかった、何年も前の話だけど。オーケストレーションに難あり、だよなと。もしくは時代がまだベートーヴェンに追いついていないのか。

少年ベートーヴェン貴族の施しはいらない!」

ヴェーゲラー「その金は、施しじゃない!僕らの給金だ。君の音楽の代金だよ」

泣ける。自由主義使者フリーメーソン会員ヴェーゲラー。

ブロイニング夫人勉強しなさい(慈愛)」

実際は出入りする間に自然啓蒙思想に触れていったのかなと想像

執事「暗がりを照らす、ちっさな炎は、この中に」

E 革命記憶

ヴェーゲラー「行くんだろ、君も。ウィーンへ」

実際はハイドン評価されて。

なんか泣ける。朝美マジック

F ナポレオン戴冠式

あらきた。1804年12月

謎の女「心のおともだち、ナポレオン

笑。増田史上いちばん合ってる役だわ真彩さん。

G ハイゲンシュタットの遺書

んーー、第4場Bで少し構えていたけど、ここハイゲンシュタットの遺書だったのかあ。いつの間にかハイゲンシュタットに移動してた?劇場のままかと思っていた。時間もほんとは結構経ってる設定だったのかなあ(ナポレオン戴冠式はあったけど、もともとの劇場時間もふわっとしてるし、伝わるのに時差あるかなと思うし。あ、謎の女から情報からリアルタイムだったかな)。気が付ける要素あったかなあ。

難聴失恋からくる衝動は救済の記憶でおさまった後(実際の遺書ではただ"芸術"が引き留めたと)、心のおともだちナポレオン皇帝になったショックからのシーンだしなあ。

ベートーヴェン(歌)「

歌い続けろ 聴こえない カラダ

歌い続けろ カラダ カラダの そとに

歌い続けろ 中に鳴り響く音

歌い続けろ 出し尽くすまで

大きく 大きく 大きく もっと

強く 強く 強く きっと

たとえ命 たとえ魂

この体が朽ち果てても

たとえひとり 声もしない

孤独の道 ひた走ろうと」

「大きく」「強く」 3回ずつ(=fff)。

ハイゲンシュタットの遺書から該当しそうな箇所を以下に抜いてみる。

私を引き留めたものはただ「芸術である自分が使命を自覚している仕事を仕遂げないでこの世を見捨ててはならないように想われたのだ。そのためこのみじめな、実際みじめな生を延引して、この不安定な肉体を――ほんのちょっとした変化によっても私を最善の状態から最悪の状態へ投げ落とすことのあるこの肉体をひきずって生きて来た!――忍従!――今や私が自分の案内者として選ぶべきは忍従であると人はいう。私はそのようにした。――願わくば、耐えようとする私の決意が永く持ちこたえてくれればいい。――厳しい運命女神らが、ついに私の生命の糸を断ち切ることを喜ぶその瞬間まで。自分状態がよい方へ向かうにもせよ悪化するにもせよ、私の覚悟はできている。(片山敏彦訳

遺書の中の「難聴の苦しみ」「孤独叫び」「自死願望」ついて参考までに抜き追加。長いけど。一部難読字は平仮名に、一部ルビ省略。

社交の楽しみにも応じやすいほど熱情的で活溌な性質をもって生まれた私は、早くも人々からひとり遠ざかって孤独生活をしなければならなくなった。

しかも人々に向かって――「もっと大きい声で話して下さい。叫んでみて下さい。私はつんぼですから!」ということは私にはどうしてもできなかったのだ。ああ! 他の人々にとってよりも私にはいっそう完全なものでなければならない一つの感覚聴覚)、かつては申し分のない完全さで私が所有していた感覚、たしかにかつては、私と同じ専門の人々でもほとんど持たないほどの完全さで私が所有していたその感覚の弱点を人々の前へさらけ出しに行くことがどうして私にできようか!――何としてもそれはできない!――それ故に、私がお前たちの仲間入りをしたいのにしかもわざと孤独生活するのをお前たちが見ても、私を赦してくれ! 私はこの不幸の真相を人々から誤解されるようにして置くよりほか仕方がないために、この不幸は私には二重につらいのだ。人々の集まりの中へ交じって元気づいたり、精妙な談話を楽しんだり、話し合って互いに感情を流露させたりすることが私には許されないのだ。ただどうしても余儀ないときにだけ私は人々の中へ出かけてゆく。まるで放逐されている人間のように私は生きなければならない。人々の集まりへ近づくと、自分の病状を気づかれはしまいかという恐ろしい不安が私の心を襲う。

私の脇にいる人が遠くの横笛の音を聴いているのに私にはまったく何も聴こえず、だれかが羊飼いのうたう歌を聴いているのに私には全然聴こえないとき、それは何という屈辱だろう***!

たびたびこんな目に遭ったために私はほとんどまったく希望を喪った。みずから自分生命を絶つまでにはほんの少しのところであった。

おお、人々よ、お前たちがやがてこれを読むときに、思え、いかばかり私に対するお前たちの行ないが不正当であったかを。

第5場まとめ

2021-01-13

松坂うし ← これ

わざわざ平仮名で書いて

分かってますアピールするやついるよね

うしちち飲んでろって思うわ

2021-01-11

anond:20210111081700

船の名前はもともと平仮名しか受付てもらえない、だから買ったクルーザーだかヨットだかが幼稚なレタリングを強いられて怒ってるエッセイをウン十年まえに読んだが

2021-01-06

ブコメって知ったかぶり多くない?

めちゃくちゃ上から目線知ったかぶりブコメ書いてる人たち、

どんなモチベーションで書いてるんだろう。

アイコン平仮名の人とか顔文字の人とか

ニュースサイトwikipediaで知ったような薄っぺら知識あんなに偉そうなコメント書けるの逆に才能だと思う。

2020-12-29

anond:20201229183436

荒んでるを平仮名で書いてくれるあたりがっつり見下してて清々しいねw 性格の悪さはお互い様やろw

anond:20201229113011

平仮名表記すると分かち書きしないと名詞なのかどうか読みとりづらくなって未来増田みたいなヤツが『古文区切りが解りにくい!要らんやろ!』て逆キレすることになるんやで😷

2020-12-23

これはすごい」「これはたいへん」

ひとりなのか複数いるのかわかんねえけど、「これはすごい」「これはたいへん」みてえなタグ使ってるブクマカがいるんですよ

大冒険セントエルモスの奇跡の名ゼリフに由来を持つと伝わる「これはひどいこれはいいんだ 古式ゆかしいネットスラングだ 素敵だ

で、まあ形容詞の形を保った「これはすごい」くらいまでならまだ許そう 元ネタの亜種みたいな改変で、OK

「これはたいへん」 コレむかつくんだよなあ! なぁ〜にがこれはたいへんだ、コンニャロ、はっ倒すぞ!と見るたびに思う 思うに「たいへん」が平仮名なのがムカつくんだと思う 「これはすごい」と並べられてる以上「これは ひどい」に源流があると解するべきなんだろうけど、その中途半端ひらがな表記だけ残す根性が気に入らない

ジジイ若者文化の表層を真似てるのを見た時と同じ不快感があるんだよな 実際「これはひどい」の時点で老人フレーズなので事態もっとひどいのですが……

なんか、なんつうのかな、亀仙人みたいな顔したジジイすっとぼけたヒョットコみたいな顔で「これはたいへん」つってるイメージが頭に浮かび、非常に不愉快

隠居しろテメー隠居 二度と出てくるな そういう気持ちになってしま

でも、一方で多分これ書いてんのいい人なんだろうなって感じもすんだよ それが一番嫌なんだ

いい人が微妙にハズした発言してんの見るのメチャクチャ嫌じゃん 優しくて気も利くおじさんが「ふいんき」とかガチで言ってたらかなり気持ちが沈むじゃん そういうところもある

これはたいへん じゃあないんだよ!!!

2020-12-16

輸出についての事柄調べが増田ムズいズム出す魔がベラ白髪とこの手いつにつゅ脂油(回文

おはようございます

今日はまたより一層に寒い

水がめちゃちべたいわ!

この時期の風物詩

科学実験チャンネルでよく見ると思うんだけど

注いだそばから液体の水が凍っちゃう超常現象実験映像あるじゃない。

うちの水道から水が出たらそばから固まってそんな状態になったから笑っちゃったわ。

ウソだけど。

でもそのぐらい今日寒いわね。

ところで、

たまには真面目に仕事をするでお馴染みの私なんだけど、

不慣れな輸出のこと?

大袈裟にそれ輸出というのかも怪しく分かってないんだけど

そういった海外輸出のことを調べていたら

と言うかまったく今までやったことのないことなので、

お手上げする前に上げる手もないぐらいややこしいのよね。

すでに、

オンスポンドっていきなり出てきて、

テストに出る海外輸出のことについてのテキスト赤本を読みたいところだけど、

あんまりそう言うことやったことない不慣れなことはなかなか慣れないわね。

そのオンスとかポンドとかでいきなり詰まっちゃって詰んだーってもう終了したいところ。

オンスポンドって

おんぶに抱っこって似た節で言い方をしても解けないものは解けないわ。

やっぱりまたドキュメンツをちくちくと読み進めていく地道な作業となるのその辛い辛みに効く特効薬があったらいいわ。

でね、

海外発送でもなんか種類があってまた読み進めなくちゃいけないんだけど、

海外発送」と「グローバルセリング」って言うもうまたここで分岐点が2つあって

2種類もあるとかよく分からないし、

ぐろーばるせりんぐ?って美味しいの?って平仮名で言っちゃうレヴェルよ

もういきなりそう輸出で世界線が別れちゃうのね。

前途多難中の前途だわ!

今日は真面目に仕事をする比でもあることに感謝

だいたいラッパーがしているのも感謝

悪いやつはだいたい友達なのも感謝

今日の日替わり昼ランチは何かと尋ねてみたら今月の献立表の紙を昨日くれた給仕さんにも感謝

だいたい何でも感謝

だいたい何にでも感謝

と言うことで、

調べ物してたら

今日の日替わりのことすっかり忘れていたので、

もう少ししたら日替わり定食を救う旅にでるわ!

すっかりSwitchずいちゃって冒険癖がついちゃったみたい。

よく分からないけど、

ゲーム遊びたいし

仕事もあるし、

日替わり定食も救いに行かなくちゃ行けないしで

今日特に忙しいわよ。

私もハーレーダビッドソンクリスマスサンタの格好して乗ってクリスマスの告知に走ろうかしら?

にしても

この時期、

ハーレーダビッドソンに乗ってる人は

クリスマスサンタの衣裳を着てクリスマスの告知に精が出るわよね。

今時、

クリスマスの衣裳着てバイク乗ってる人って、

ピザ宅配バイク

ハーレーダビッドソン達の人よね。

ハーレーダビッドソンに乗ってる人って、

クリスマス衣裳をこの時期着がちだし

みんなで集まってツーリングしがちでもあるわね。

彼らが街を走っているうちは

何でも無いようなことが

幸せだったと思う

ラブリューの第65536章の一節を引用して今日は締めたいと思うわ。

私は日替わり定食を救いに出る旅にでる!

ってオレは海賊王になる!ってルフィーの節の言い方で言ってみたら、

日替わり定食がまたより一層美味しく感じられちゃうから不思議よね。

今風に言うなら

日替わり定食の呼吸!っても言えるわね!

あなたもどっちでもいいからやってみて!

うふふ。


今日朝ご飯

昨日に続きリピのチキン玉子サンド

まぐれ美味しいかも知れないので、

今日も食べて確かめたみたら美味しかったのでリピまたしてみようと思いました。

デトックスウォーター

さすがに寒くて寒い冷たい水飲んだら、

腰に響くわ!ってことで

ほうじ茶ティーホッツウォーラーしました。

ほうじ茶でホッとするわ!ホットだけにとかってベタなことは言わないからね!


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2020-12-05

anond:20201205174944

外国人動物なんて全部1,2,3で数えればいいのに、なんで匹とか頭とか羽とか分けるんだよ」

外国人「わくわくってなんだよ。excitedでいいだろ。」

 

外国人「なんで平仮名片仮名漢字とか、異常な種類の文字使うんだよ。」

2020-12-04

宅八郎」と「保毛尾田保毛男

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/tomoyakumagai/status/1334468217301921792]

上記宅八郎についてのブクマ

ホモホモオと何が違うの??

https://b.hatena.ne.jp/entry/4695111878677361442/comment/y-pak]

というブコメがあって、ちょっと思うところがあったか

ブコメブクマでもしようかと思ったけど、100 文字に収まりそうもないからこっちに書いとく。

侮蔑語としての平仮名おたく

おたく」と同じように侮蔑語としての起源を持ち、後に積極的意味に転じた言葉

「クイア (Queer)」がある。


「クイア」と「オタク」の違いは、「クイア」が侮蔑語であったその言葉に、

当事者が、強い意志を持って、ポジティブ意味付与し、

性的マイノリティーの権利獲得の旗印として使用したのに対し、

オタク」は、90 年代末~2000年代初頭に、当事者意思意識とは関係なく、

経産省やその界隈、メディアの都合でメジャー舞台に引き上げられ、なんとなく、

つの間にか、片仮名表記が定着したということ。

(「おたく vs. オタク」論争みたいのが流行らなくなったのをもって定着とする)


したがって、侮蔑語としての古い用法の「ホモ」や「クイア」と、

ゲイプライド文脈で使われるそれとは明確に区別されるのに対して、

侮蔑語としての「オタク」と、メディアコンテンツカテゴリーとしての「オタク」の用法は、

なし崩し的にゴッチャになっている。


というか、役所メディア勝手でっち上げメジャー舞台に乗せられてるという自覚がない

今どきの「自称オタク」はそんなことには興味なくて、自分の「趣味」が世間に認められて当然

という意識でいる一方、それと同時に、古い用法の「おたく」を引き摺っている現状に漠然とした

不満を募らせている (らしい)。というのは…


ホモホモオと何が違うの??

https://b.hatena.ne.jp/entry/4695111878677361442/comment/y-pak]

というブコメから保毛尾田保毛男は、あんなに批判されるようになったのに、

オタクはまだ差別されてるじゃん。ズルい-!」というニュアンスが読み取れるからです。


それがズルい、不公正だと思うなら、「クイア」と同じように、当事者であるあなた達が、

明確な意思を持って、侮蔑語の「おたく」を積極的意味もつオタク」に読み替えて、

それを世間に認めさせたらいいじゃないの?


萌えキャラや、乳袋や、スカート股間の謎の影がそんなに大事なら、

世間と戦ってプライドを勝ち取ればいい。


…というだけの話だから、うまくやれば 100 文字で書けたかも知れない…

おまけ

ブクマされたスレッド

しかし、彼の「おたく」と今の「オタク」にはかなりの違いがあるように思われるのです。
彼の知識偏重闘争の一環であって、自分趣味への自足ではない。


というのは所謂オタク第 2 世代として感慨深い。


知らない人のために説明すると、「おたくオタク」は第 1、第 2、第 3 世代という区分をされる

ことがあって (あったというか…)、ざっくりそれぞれ70 年代80年代、90 年代思春期を過ごした

世代と思ってもらって差し支えないと思う。


第 2 世代が他の世代と違うのは、彼・彼女らが小学校高学年の頃に中森明夫によって

おたく」という侮蔑語発明され、エヴァシンジ君の歳の頃にあった宮崎勤事件によって

おたく」という言葉世間にひろく知られるようになり、お笑い番組宅八郎ネタとしてイジられたり、

オウム真理教布教アニメ作ったり、秋葉原PC ショップ作ったりするのを横目で見ながら

十代後半を過ごし、とにかく「おたく」への風当たりが強かったということ。


いまでは信じられないかもしれないが、当時は手塚治虫宮崎駿クラス巨匠でも

アニメ漫画なんて下らない。なぜならアニメ漫画からだ」という評価をされる風潮がまだあった。

(流石にそこまで露骨な言い方はしないにせよ)


そんな状況だから、当時の「おたく」は (自虐パロディー的な文脈以外では基本的自称しないけど)

(1) 「おたくから卒業して、世間的に認められやす映画文学などの周辺領域流れる

(2) 日陰で (オタクコミュニティー内の閉じた世界の中で) こっそりとオタク趣味を楽しむ

(3) 自分たちが大事だと思うこと、価値があると思うものを守るために世間と戦う

の三択を迫られる。というか 1~3 の間で揺れ動くのが普通だったような気がする。


そんな苦い記憶があるから、2000 年代以降の状況しか知らない今どきの「自称オタク」が

自分たちの「趣味」が世間に受け入れられて当然みたいな態度でいるとイラッとするわけだが…


しかし、彼の「おたく」と今の「オタク」にはかなりの違いがあるように思われるのです。
彼の知識偏重闘争の一環であって、自分趣味への自足ではない。


みたいに、第 2 世代の風当たりを強めた要因の一つである宅八郎」をもって、

昨今の「オタク」を批判するようなこと書かれると、なんともむず痒いような

不思議感覚がある。


冒頭のブコメは、もしかするとこっちのニュアンスかも知れないね

2020-11-20

夫婦別姓からどんどん選択肢を増やしていこう

夫婦別姓選択肢を増やすだけで別姓にする選択肢を選ばない人には無害だとする論がある。選択肢は多ければ多いほど良いのだと。現在ある制約を緩くして選択肢を増やしていく思考実験をしてみよう。

夫婦は姓を夫妻どちらかから選ばなければならない

これにチャレンジするのが現行の夫婦別姓案。

夫婦の姓は別姓としても元のものから選ばなければならない

選択夫婦別姓が達成された世界であっても田中さん鈴木さんが結婚した時には田中さん田中さん鈴木さんは鈴木さんに留まるだけであり新たな姓を作ることはできない。新たな姓を作ることができる世界だとどうなるだろう。田中さん鈴木さんが結婚して同じ超合金という姓を名乗ることも、田中さん鈴木さんがそれぞれ超合金さんと木材さんになることだってできる。選択肢を増やすのは良いことだ。多様な名前楽しい世界になるだろう。

新たな姓を自由に設定できる世界では更にややこしい制約が発生することだろう。どんな文字を使えるのかという制約だ。現行法では子供名前に使われる文字に関して戸籍法が定めている。

戸籍法第五十条には

1 子の名には、常用平易な文字を用いなければならない。

2 常用平易な文字範囲は、法務省令でこれを定める。

とあり、この常用平易な文字というのは戸籍法十条において以下のように定められている。

戸籍法第五十条第二項の常用平易な文字は、次に掲げるものとする。

一  常用漢字表平成二十二年内閣告示第二号)に掲げる漢字(括弧書きが添えられているものについては、括弧の外のものに限る。)

二  別表第二に掲げる漢字

三  片仮名又は平仮名変体仮名を除く。)

これを鑑みるに、姓が自由に決められる世界では次のような制約が発生するだろう。

新姓には常用平易な文字を用いなければならない

新姓を設置できる新たな世界は素晴らしいが現状では常用漢字プラスアルファカタカナひらがなしか使えない。これは不便だ。新姓をつくる際に使えない文字存在するのは不便だ。外国人結婚した際にその外国人の姓を名乗ることを決めた場合であれば発音が違うのに無理矢理カタカナを使うことを強制される。不便だしアイデンティティー喪失につながるだろう。

文字制約を緩めるのは非常に難しい問題だ。どこまでの緩和を認めるのか。ローマ字も良いのか、漢字簡体字も含めるのか、アラビア文字も許すのか。現状世界中の文字を一手に扱え最も普及しているものとしてはUnicodeがある。最新のUnicodeに含まれ文字は全て許すとすれば制約はかなり緩まると考えられる。新姓も子の名もUnicodeに含まれ文字なら許されるというように変えれば自由度は格段に上がるし選択肢も増える。選択肢の多い世界は素晴らしい。例えば㍻㍍くんという名前合法だ。人種配慮した名前の付け方もできる。👋🏿くんも👋🏻ちゃん存在可能だ。多様性配慮選択肢の広まった素晴らしい世界だ。

姓の変更には家庭裁判所許可必要であり裁判では日本語使用必要である

夫婦別姓、新姓の自由を手に入れ、文字選択肢自由も手に入った世界になったは良いが未だに問題は残っている。別姓を名乗っていたのに同姓にした場合、またはその逆、または新姓を名乗りたくなった場合はどうするのだろうか。現状の世界では戸籍上の氏の変更には家庭裁判所許可必要だ。そして裁判所法第七十四条には「裁判所では、日本語を用いる」とある。せっかく文字自由を手に入れたのに日本語以外の文字だと問題が起きてしまう。より選択肢の多い自由世界を手に入れるためには家庭裁判所許可要請廃止するか、裁判所法を改正する必要があるだろう。

面倒なのでこの際どちらも変えてしまおう。戸籍の氏の変更に家庭裁判所許可必要ないし、裁判では日本語を使う必要もない。素晴らしい世界だ。選択肢が増え世界は良くなった。

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