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はてなキーワード: レンタカーとは

2020-12-06

anond:20201206122350

みんなマスクしてオープンカーだったら大丈夫なんじゃない?

知らんけど

あとは家族で借りるとか。

そもそもレンタカーをお得に使いたいって話だからなぁ。

コロナの話はしてない

anond:20201204190231

コロナのせいで四人以上集まるとNGって言われる(具体的には会食だがレンタカーで同乗も当然ダメだろう)

(横マスです)

anond:20201206111201

横だが、レンタカー複数人で使った方がお得だから、何人かで使う

連れ立って旅行や外出→ぼっちじゃない→ウェーイ!

anond:20201206105918

レンタカー使うウェイ層はコロナ持ってそうだし、車程度じゃ店が消毒をきちんとやらなそうで怖い

anond:20201204181106

元増田の話はともかく、レンタカー業界コロナ禍でハネると思ったが、そーでもなかったな

感染を気にして公共機関を使うのが気が引ける時期に、レンタカーなら感染リスク少ないよ!って打ちだしてセールやれば、それなりに需要があったんちゃう

anond:20201204181106

普通に個人で平均的な値段の車を買うと、保険とか全部込みで大体月5万(30 で割ると1日 1,700 円)ぐらいかかるってことを知らないのかな。

レンタカー業者店舗人件費とか事務所代、普通以上の清掃とか整備も必要から1日 2,000 円なんてやっていけるがわけない。

そう考えたら、車を買う(強制的に月5万、毎日 1,700 円払う)のを回避して、使いたいときだけ1日 7,000 円で借りれるなら全然高くない。

もし週末に月に一回のペースで一泊二日の旅行に行くとした場合、車を買ったら月5万円払うところが、 7,000 × 2 = 14,000 円で済む計算からな、

(車本体代を 200 万円として全部月額料金に入れて計算して大体月5万ね。ガソリン代は別。ローンに組み方によってはもっと高くなるかも)

あと、住んでるところがある程度都会で、半日以下とか短時間借りるならレンタカーよりちょっとだけ安いカーシェアリング検討してみるといいよ。

2020-12-05

最近電気自動車推進の議論の雑さについて思う事とか

最近世界の流れで、2030年代に内燃機関を積んだ自動車新規販売禁止しようという動きが盛り上がっている。

ただなんというか、どうもコロナ後の経済対策をかねて強引に需要創出したいからだろうか、電気自動車=エコ=ガソリン車をなくすのが社会正義的な短絡的な思考回路が気になっている。

またマスコミ等の、1日でも早く電気自動車に舵を切らないと電動化による部品点数削減のあおりを受けて、PCスマートフォンで電機業界がやらかしたように日本自動車産業は壊滅するといったパニック的な論調にも違和感を覚えるので思うところを書きたい。

ちなみに筆者は非自動車業界エンジニア、ただし工学部出身なので自動車業界の友人は多く、友人経由で業界の話はよく聞いている。

新し物好きなので2010年代日本市販された電気自動車である三菱i-MiEV日産LeafトヨタのMIRAIは乗ったことがある。

残念ながら、テスラレンタカー代が高すぎるのでいまだに乗ったことがない。

言いたいこと

電気自動車が必ずしも内燃機関を積んだ自動車よりもエコであるとは限らない。

内燃機関を積んだ自動車電気自動車に置き換わることが即部品点数減になるとは限らない。

パソコン自作のように簡単自動車が作れるようになって新興国メーカーにすぐに置き換わられることはない。(スマートフォンHuaweiのように、研究開発能力の高い企業が台頭してくれば話は別)

電気自動車エネルギー効率について

Well to Wheelって言葉がある。ざっくりいうと、化石燃料油田から掘り出して、自動車タイヤを動かすまでのエネルギー効率がどれくらいになるかという話である

例として、最新のガソリンエンジン車と現在日本で最大の電力源である火力発電所の電力で電気自動車駆動させた時を比較してみる。

議論単純化のために、ガソリンや、発電用の重油LNGを精製するまでの効率は一旦無視する。

現在市販車の中で熱効率が最も良いガソリンエンジンリーンバーンエンジンだが、一番効率の良くなる回転域で熱効率40%程度である

それに対して、2020年時点で最も効率の良い火力発電所リチウムイオン電池効率は下記のようになる。

コンバインドサイクル発電 熱効率:60%

送電ロス:3%

リチウムイオン電池の充電効率:90%

リチウムイオン電池放電効率:90%

0.6*0.97*0.9*0.9 = 47%

最新の効率の良いもの同士を比較しても何倍もの差はつかない。

日本にある火力発電所のなかで、熱効率60%を達成しているものはまだ少数であること、リチウムイオン電池特性経年劣化することを考える。

発電効率50%、充放電効率が80%に低下してしまえば、エネルギー効率は0.5*0.97*0.8*0.8=31%まで悪化し、内燃機関効率の上で勝てなくなる。

現状の発電所の電源構成をとる限り、電気自動車エネルギー効率上のアドバンテージはない。

火力に代わる安定的ベース電力といえば、現状原子力比率を上げるしか選択肢がないわけだが、果たして社会的なコンセンサスが取れるのだろうか?

余談だが、電気自動車にはエンジンの排熱が存在しないので冬場の暖房効率が悪く、ものすごく早く充電量が低下する。

(レンタカー電気自動車を借りたときに、上記現象経験して効率の悪さに驚いた。)

逆に、下り坂などでのモーターの回転を利用して充電できる回生充電という内燃機関にない特徴があるので、この辺りは一長一短か。

部品点数について

自動車動力内燃機関からモーターに代わると、エンジントランスミッションブレーキの油圧機構等が不要になり、

現在5万点といわれる自動車部品点数が1万点程度に減るのではないかといわれている。

だが、本当に今後の自動車部品点数は減っていくのだろうか?

自動運転を実現するための画像処理用の半導体

代表的GPUメーカーNVIDIAの最新GPUであるGeforce RTX3090のTDP(熱設計電力)は350W。

10年位前まではハイエンドモデルGPUでもせいぜい200W以下であったことを考えると、世代が進むごとに熱問題が深刻になってきていることがわかる。

実用的な自動運転が実現可能レベルまで性能を上げていけば、冷却用の機構部品新規必要になるのではないか?

例を挙げるならば、プレイステーションが新しい世代になるごとに冷却機構が大げさになっていくように。

一昔前にはバックモニター程度にしか使われていなかった車載カメラ最近では自動ブレーキドライブレコーダーの普及によって1台の車に複数まれるようになってきている。

これに加えてドアミラーミラーレス化されたり、自動運転進歩するとさらカメラセンサーの台数は増える。

ちょっとしたドライブレコーダーでさえ、1つ1つのチップ抵抗チップコンデンサ部品1つとカウントしていけば、トータルの部品点数は100を超えるだろう。

こうした車載電子機器の増加は、同時に電力や信号を伝達するためのワイヤーハーネスの増加も引き起こす。

少し考えただけでも上記2点のように部品点数が増加する要素が考え付くのだが、本当に自動車の電動化がすすめば劇的に部品点数は減るのだろうか?

車体に求められる要求水準が上がっているため自動車の開発費や工数は増加傾向。電動化でもここは減らない。

動力源が内燃機関だろうが、モーターだろうが自動車自動車である限り車体の構造は大きく変わらない。

燃費向上のためには車体を軽く仕上げないといけないが、十分な剛性を確保するためには強くしないといけないので、相反する要求を満たすため、車体に使用される鉄素材に占める高張力鋼比率は年々上がっている。

一般的に、高張力鋼は加工性が悪いので、より高性能な工作機械新規に導入したり、プレス溶接手法研究していかなければならない。

また、自動車安全性能に対する各国の基準は年々厳しくなっているため、横滑り防止安全装置等の機構新規に搭載する必要が出てきたり、様々な角度からの衝突試験に耐えうるボディ形状を設計開発しなければいけなくなったりで開発や試験工数が増加しているため、世界大手トヨタでさえ車体開発コスト削減のために車種数を統廃合しているご時世である

この現状に対して、パソコン自作のようにモーターを買ってきて車体に乗せれば誰でも電気自動車メーカーをつくれる状況が来るのだろうか?

自動車開発のノウハウ資金力も不足している新興国新興企業が、日米欧の主要メーカーに対抗できるだけの設備投資研究開発が実現できるのだろうか?

可能性はゼロではないだろうが、通信業界におけるHuaweiのように、国家資金研究開発リソースをぶち込んだほんの一握りの企業しか台頭できないのではないだろうか?

[]2020年12月4日金曜日増田

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2020-12-04

anond:20201204203027

レンタカーから自助努力ぶんを抜いて安くしたセルフガソリンスタンドみたいな存在カーシェアなんだけど

ぶっちゃけ時間運転するならレンタカー、短時間ならタクシーのほうがマシだよね

逆にレンタカーの株が上がっちゃったわけですわアレ

anond:20201204181106

まあそんなわけでカーシェア個人の車に乗せるのではなく、カーパークに行ってレンタルするやつ)が注目されたわけですよ

15分で220円、ガソリン代なし、保険込み、NoCサポートつけるはずなので毎回プラス300円程度

だいたいどこもギリギリ価格で全国に展開されている


で、何が起こったかと言うと

・ 乗り捨てができるレンタカーは神

・ 毎回ガソリン満タンで清掃済みの車に乗れるレンタカーは神

・ 「他の人が借りてるので乗れません」が基本的にないレンタカーは神

レンタカーは高いが高くないので神

ということがわかった

コロナ関係もあってカーシェアは苦境中ね

2020-12-02

大阪まれ大阪育ちの若者田舎に転勤になってもなんやかんや楽しくやってる話

当方20代後半、大阪府下(京都寄りの北河内)に生まれ浪人を経て23歳で京都の某私大文系学部卒業し、海運会社総合職として就職。配属は営業職。大阪で3年間勤めた後、地方転勤を言い渡された。

転勤先は九州のど田舎海運会社なので港がある町だが、それはもう大変な田舎人口は3万人をやっと超えた程度で、市内にJRの駅はかろうじて1駅あるも、1日数本程度しか運行しておらず、引越して1年経つまで踏切の音を聞くことはなく、列車の車体を見たのは1年3ヶ月経ってからのことであった。ちなみに新幹線の駅までは100kmほど、車で下道走った場合2時間ちょっとかかる。そんな町で、営業職とは名ばかりの何でも屋をやっている。

転勤が決まった頃は「うわあとんでもない田舎に住むことになってしまった……1年で転職して関西帰ろ……」と思っていた。友人に転勤を報告したLINEでそう発言している記録が確かに残っているし、本気でそう思っていた。しかし、転勤から1年半が過ぎたところだが、私はまだこの町に住んで、同じ会社で働いている。

少し時を遡って、転勤前の大阪勤務時代の話をしたい。2019年1月頃の私は、同じ部署にいた10歳年上の上司から地味な嫌がらせを受け続けて1年以上過ごしており、どこでもいいから異動したくて仕方がなかった。そんな折、人事部長との面談の機会があり、諸事情を話した上で異動したい旨を伝えた。弊社は個人希望人事異動に反映されることはごく稀なのだが、若手は2〜3年で部署異動し、様々な経験を積む方針が明らかにあったため、ここで話しておけば早ければ春に動きがあるだろうと見込んでいた。

そして目論見通り、3月半ばに異動を言い渡されたのだが、前述の通り、転勤先はど田舎であった。

内示から着任までの期間は2週間、短いリミットの中でまず足を運んだのは中古車ショップ。そう、家を決めるよりも先に車を買ったのだ。これから暮らす町は車がないと生活ができないレベル田舎だった。鉄道については前述の通り、路線バスは走っているものの、職場から最寄りのバス停まで3kmほど離れている。徒歩or自転車で通うにしても街灯が少ないため、一応女性当方としては少しばかりの恐怖心があった。

ここで様々なチェーン店の最寄り店舗まで車でどれほどかかるかを説明したい。田舎度合いを計るにはこれが一番わかりやすいと思っている。

マクドナルド:30分

ユニクロ:30分

ドンキ:30分

スタバ:1時間30分

映画館:1時間40分

イオンモール:50分

ざっとこんな感じである。自宅から車で10圏内コンビニ大手3店が揃っていて、謎に100均とドラッグストア複数ある分暮らしやすいが、娯楽までの距離は遠い。ちなみに鳥貴族サイゼリヤ県内にない。これが結構つらい。

話を戻そう。そう、こういう土地に住む上で家の次に必要な物が「車」だった。私は内示を受けた3日後、中古車ショップに向かった。その日は家族白浜に行く予定にしていたため、運良く揃っていた両親のアドバイスを受けながら車を選ぶことができ、手頃な軽自動車を購入した。この時の前提と重視したポイントは以下の通り。

税金等の経費が安く済むため、軽自動車がいい。

予算は80万程度。100万までいくと厳しい。

カーナビ付き。

・5〜6年前までのモデル

走行距離5万km以下。

・2〜3年で恐らく関西に転勤になる。

一番最後の項目だが、地方の次は本社がある関西に戻す、という弊社の傾向を踏まえたものである。つまり、「車に乗って生活するのは恐らく2〜3年だが、生活のために車を買おう」という意志のもと、条件に合う車を購入した。奨学金200万を繰上げ返済したばかりの社会人3年目には80万が限度だったが、母に60万借金することでローンを組まずに済んだ。余談だが、明後日振り込まれボーナスでこれも完済となる。

そして私は車を買った10日後、今住んでいる町に引っ越した。単身者が少ない土地柄のため、家賃5.3万円の2LDKに一人で住んでいる。実は人生初の一人暮らし家族大好き実家大好き人間のためホームシックになるかと思いきや、旅行好きの性分が幸いし、休日は今まで行ったことがない観光地景勝地を巡って楽しんだ。それなりにアウトドアを楽しむ才能があったし、なんとなく気づいてはいたが、どうやら女の割に車の運転が好きらしい。加えてオタク当方インドアの才能もあった。漫画を読んだりアニメを観たり、家から一歩も出ずに過ごすことも大好きで、つまるところ、適応能力が高かったのだ。

そして九州田舎の人々はそれはもう優しくて温かくて、当時の上長はじめ職場の人々との相性が良かったのか、大阪勤務の頃よりも伸び伸びと働くことができていた。メンタル面の変化は肌の調子にはっきりと出ており、顔中にできていた吹き出物は姿を消した。職場に行くのが苦ではない生活は久しぶりだった。

ここまで楽しい田舎暮らしをつらつら書いてきたが、そう思えていたのにはもう一つ理由がある。職業柄、自身の財布を痛めることなく毎月、多ければ月2回、大阪実家に帰ることができていたのだ。これはかなり大きい。田舎暮らしに苦しめられている東京育ちの某方には申し訳ないほどに。関西に住んでいる友人たちと、それなりの頻度で遊ぶことができていたし、趣味観劇大阪公演であれば気軽に足を運んでいた。仕事終わりに飲んだりカラオケに行ったり、平日夜にしがちだった遊び方ができない程度だった。

もちろん、田舎でも生きていけそうなくらいにはフットワークが軽い性分を理解していたから転勤をすんなり受け入れたし、この特権があるからこそ、地方転勤がほぼ確実であるにも関わらず弊社への入社を決めたし、なければ田舎暮らしは耐えられないだろうな、と思っていた。今年の2月までは。

コロナ禍により、2月からしばらくの間帰省禁止となった。当初は1ヶ月程度で収まるだろうと思っていたが、日々状況は悪化し、長期化の様相を呈してきた。3月末の某日、とある舞台大阪公演に行くため飛行機を押さえていたが、空港に向かう道中「もしあの田舎コロナを持ち込んでしまうことになったら、特定されて村八分にされるかもしれない」という恐怖に襲われ、半泣きになりながら葛藤している最中、公演の中止が発表され自宅へUターンしたことがあった。飛行機が出発する1時間前のことであった。その後緊急事態宣言が発令され、ど田舎支店にもテレワークが導入された。

GW実家に帰らず、田舎大人しく過ごした。大人しくと言っても、何度か人の少ない場所ドライブには行っていたし、感染者がほとんど出ていなかった県に住んでいるため、映画館の再開が都会よりも早く、再開初日に2作品ハシゴしたり、エンタメに飢えていたオタク心を都会の人より先に潤していた。漫画アニメドラマドライブ、そして友達とのテレビ電話が私の日々を支えてくれていた。そんな生活の中で思ったことは「思っていたよりも一人で楽しく生きていけるんだな」ということだった。

つのまにか実家に帰らず4ヶ月の時が流れ、6月上旬、久々の帰省を果たした。母の手料理を食べながら家族で談笑する時間が愛おしく、実家への愛着再確認する日になったが、次に帰省したのは3ヶ月後のことだった。その3ヶ月間も変わらず、仕事をして、アニメを観て、漫画を読んで、ドラマを観て、映画を観て、ドライブに出かけて過ごしていた。家族に会えず、友達と遊べないことはストレスだったが、大阪に住んでいたところでコロナ禍では会うこともままならない日々を送っていただろうし、感染者が比較的少ない土地で過ごしている方が気楽だろうと思っていた。

ここまでつらつらと転勤の経緯や当方生活ぶりを書いてきたが、田舎暮らしを送る上で思ったこと、これから転勤等で田舎暮らしを送るだろう人へのアドバイスをいくつか箇条書きで書いていきたい。

電車バスに乗って出かけられるところは言うほど田舎ではない。

田舎暮らしを充実させたければ車を買うべし。田舎に馴染む気がないから買わないとか言ってないで買ってみたらいい。馴染めなかった田舎を少しは楽しめるようになる。

田舎で暮らすには「田舎を楽しむ」姿勢大事。「住めば都」なのではない。「住んでいる土地を都とする」のだ。

田舎の都会より都会の田舎の方が遥かに暮らしやすい。

個人的に思うに、永住するのは厳しい。

田舎暮らし肯定するようなことを書いてきたように見えただろうが、正直なところ、最後の一文が一番の本音である。住んでいる土地を都とするのは個人心持ち次第だと思ってはいるが、そう思う気力は一生続くものではないと感じている。

当方20代後半の女性であるが、転勤前から彼氏はおらず、いろんな意味で身軽に引っ越してきた。1年半以上を田舎で過ごしている間に同級生の数人は結婚していったし、中には親になっている人もいる。しかし、田舎に定住する気がない私のプライベートはというと、完全に停滞しているのだ。何もしていないからだという指摘は存分に受けよう。しかし、遠くないうちに関西に戻ることが9割方確定している女性と付き合う男性がどれほどいるだろう。魅力的な男性相手なら、結婚を機に田舎に定住したくなるかもしれないけど、私は関西に戻ってからプライベートを動かす努力をしようと決めている。

1年半程度を田舎で過ごしてみて、都会の田舎程度でもいいから、都会に住みたい、と改めて思ったからだ。車がなくても生活できるところに住みたい。適当電車に乗れば梅田とか神戸とか京都に出ていけて、0時を回るか回らないかくらいの終電で家へ帰れるところに住みたいのだ。車の運転は好きだけど、自分の車を持ちたい!という欲は一切ないし、カーシェアレンタカーでたまにハンドルを握る程度で満足できる。

田舎生活楽しい楽しいけど!それよりも!気軽に友達に会えて!実家に帰れて!エンタメに触れられる生活の方が欲しい!!!

と言っても、祈る以外にできることはない。短ければあと3ヶ月ちょっと、長ければ1年以上今の環境に身を置くことになるが、これまでと変わらず田舎での暮らしを楽しむスタンスを崩すことなく、「早く関西帰ってきて!あそぼ!」と言ってくれる友人がたくさんいる幸せを噛み締めながら、1日も早い関西凱旋を夢見て過ごそうと思う。東京まれ東京育ち若者が住む場所を都と変えられることも祈っている。

全ての転勤族に幸あれ!!!!!!

anond:20201201184650

工場から徒歩30分ほどの場所アパート借りています

田んぼだらけの眠くなる景色にたま~に見える工場、そこに自分が勤めるとしたらどういう生活になるだろう

地方に転勤になったからといって田んぼの真ん中に住まなきゃならないことはない

賃貸でも近隣の町中に住んで車で職場まで通う人が多い

人口10万くらいの町でも飲み屋街もあれば中古ゲーム屋もある

毎日往復60分も徒歩通勤してたらそりゃあ田舎がいやになる

車なしの苦行生活増田勝手なこだわりだと思うよ

買うのは費用もかさむからレンタカー長期契約してみたら?

通勤時間10分に慣れちゃうと都会に戻れないってのはある

anond:20201201184650

これだけ気軽に月額レンタカー(今はサブスクって名前だが)ができる時代

車を買うか買わないかしか考えられないの!?

正気!?

そりゃ田舎では生きていけないよ・・・

anond:20201201184650

車買わなくてもサァ、カーリースとかあるじゃんレンタカーの長期版みたいの。20代年収500万なら余裕でかりれるだろう。

てか田舎工場への転勤があるような会社なら、周りから死ぬほどアドバイス受けてるやろ、車を持てって。

それを素直に受け入れられないような狭量さなんだから、転勤先が田舎だろうがニューヨークだろうが実家の隣駅だろうが、どのみち文句垂れながら増田書いてたと思うよ。

元増田は。

田舎まれ田舎育ちの若者東京に転勤になって死ぬほど辛い話

当方20代後半、田舎東京ではないどこか)に生まれ、22歳で田舎大学理系学部卒業し、ストレート大手メーカー総合職として就職。配属は社内情シス

その俺が、入社して数年で突如東京転勤を言い渡された。

仕事内容自体は社内情シス。あまり難しくない仕事

が、転勤して半年ほどたって耐えられなくなってきた。本当に辛いし東京勤務を心の底からなめていた。

田舎生活できることのすばらしさを舐めていた。住環境というもの過小評価していた。

俺と同じように実家田舎でずっと田舎生活していて東京に憧れている大学生は多いと思う。そいつらに全力で警告したい。

ぼんやりした理由東京勤務を絶対承諾するな

田舎生活に飽きたか東京生活してみたい、は絶対後悔する

そもそも東京本社会社を受けるな

東京勤務を年収換算マイナス300〜500万円ぐらいだと覚えておけ

衛星都市だって都会だし、東京だって同じ日本なんだから大した差はないだろ、という勘違い

地方衛星都市に住んでるいると「ここは都会だから」と自虐を宣う人を良く見かける。

こんなのは嘘だ。本当の東京を知らないから言える虚言そのものだ。

電車に乗ったら座れない、でかいイオンが混んでる、駅前ランチが高い。

この「心理的ちょっと嫌」っていう程度の都会感と、本当の東京だと天と地ほどの差がある。

東京に住んでいると、ちょっと遠足に行くっていうのは相当な準備と気合必要になってくる。

まず数週間前に旅行先を決めて特急レンタカーなんかの手配が必要

数週間前から予定を抑えて「何時には出発」といったことまで決めないといけない。

田舎に住んでいたら土日の朝に起きてテレビでやってた観光地に「ちょっと行ってみるか」という気分で車を走らせられる。

田舎場合は車を運転しながらナビでテレビをつけたりラジオを聞きながら、そこで話題になった場所に思いのままに車を向かわせることができる。

Google Mapで調べた美味しいラーメンやにもいきなり行ける。

イオンに行ってカゴに詰め込んで、袋詰もせずにカゴごと持って帰ることができる(300円でずっとレンタルできる)

それが東京では全くできない。

東京に住んでいると、自動車での外出はほぼ不可能になる。というか、自動車を所持することは不可能になる。

田舎に住んでいるとき自動車を走らせる理由なんて一切必要なかった。

ただなんとなくドライブする。それだけで十分だった。

だが東京は違う。目的もなしに車を走らせると渋滞に捕まる・一方通行で戻れなくなる・駐車場が高い・そもそも駐車場が埋まっている。

都会のビル群は引っ越し初日で飽きる。なんにも面白いものなんてない。だって地方都市の見た目と同じなんだもの。当たり前。

このへんでトレースするの疲れてきた

東京に住んでて一番苦痛だったのはとにかく自由度がないこと

東京金持ちの街、とは言うけれどまさにそのとおりで何をするにもお金がかかる

そして行列あん行列

繁忙時間帯に誰も並んでいないラーメン店なんて死ぬほどマズイ。だけど生き残ってる。それでも人が来るから

たまに掘り出しの店を見つけるけれどすぐに行列だらけになる。1時間待ちは短い方、2,3時間なんてザラ。

なんであんなに待てるの?ていうか待ってる間何してるの?本読んでる?スタバでも本読むのにスタバ待つ間に本読んでる?家帰ったら?

まぁ結局住環境が最悪なので外に出てくるんだよね。

東京なんて相当な家賃を払ってもゴミのような部屋しか貰えない。

狭い部屋でできることって限られるからここでも自由度が削られる。ペットも飼えやしない。自炊もできない。

自炊コスパがいい」とかいう人いるけど、ぜんぜん違う。自炊カスタマイズ幅が広い。自炊できないっていうのはやっぱり自由度が低い。

給料の大半を家賃に奪われて、残ったお金で本買って読んでるだけの街。それが東京

田舎給料安いっていうけど、それは嘘だから

優秀な人は東京の人より貰ってるから。その優秀な人が東京来たら全然貰えないけどね。

当たり前で東京ライバル多すぎて給料全然上がらない。田舎ライバルマイルドヤンキーから楽勝で給料上がる。

そんで家賃全然からない。駐車場代も必要ない。ラーメンの有名店は普通に美味しいし、並ぶ必要もない。

車も買えるし2台でも3台でも持てる。

レンタカーとかタイムズカーシェアとかを対抗に上げる人多いけど、「車を持ってる」ってのと「車を運転できる」ってのは自由度の面で全然うから

パソコン持ってる」ってのと「パソコン使える」ってのは自由度全然違うでしょ?わかる?

仮にマンションに共用のパソコンが置いてあるとして

「いつでもパソコン使えるから不便しないよー」とか言ってるの聞いたらはぁ?って思わない?

音楽趣味ならガレージバンド練習だってできる

東京だとまぁせいぜい公園練習?めんどくさ

スポーツ田舎ならどこでも練習できる

東京練習場所を探すところからスタート

他に自分の好きなことを見つけたら好きなように始められる

それが田舎

東京にはその自由度がない

東京近郊でレジャーが楽しめる?はぁ?

クソ渋滞・クソ行列レジャー

東京近郊なんてボッタクリ観光地しかないのに?

箱根w?高尾山www?マザー牧場wwwww???

知ってるものだけを並べて「不足しない」って何言ってるんだ

せめて羽田からなら海外行きやすいとかを例に出してほしいね

海外行くなら地方からでも全然変わらないけどね

結局、自由度問題

東京まれ東京育ちだとそもそもスタート時点で自由度が少ないから気付いてないけど、人間って本当はもっと自由だよ?

なんか養鶏場の鶏が野に放たれたら自由すぎて何していいのかわからん、って言ってるようにしか聞こえない

人が多いっていうことはそれだけ制約の幅が大きいっていうこと

自由度が高いといろいろ楽しめる人間にとって田舎天国

一方で自由度が少ない方が楽しめる人間にとっては東京天国

あとは金持ち・生まれながらに上流の人は東京でもいいと思うけど

田舎だとプール付きの豪邸とかクルーザー係留してる人とかいから金持ちはどっちでもいいんだろうね

https://anond.hatelabo.jp/20201201184650

2020-12-01

東京まれ東京育ちの若者田舎に転勤になって死ぬほど辛い話 追記2

※ページ最下部に追記しました。



当方20代後半、都下(いわゆる23区外の多摩)に生まれ、22歳で都内大学文系学部卒業し、ストレート大手メーカー総合職として就職。配属は社内情シス

その俺が、入社数年して突如地方転勤を言い渡された。

転勤先は東海道新幹線とある駅まで数km田舎工場で、工場情シスということで仕事の内容自体東京本社とあまり変わらない。サポートデスク的なあまり難しくない仕事だ。

が、転勤して半年ほどたって耐えられなくなってきた。本当につらいし、地方転勤を心の底から舐めていた。東京生活できることのすばらしさを舐めていた。住環境というもの過小評価していた。

就活してる時に戻れるなら、地方転勤があり得るメーカーなんて絶対に受けない。なまじ偏差値高い大学だったため、同期も大手企業バンバン内定を決めていることが焦りにつながり、俺もブランド重視で大手メーカーを選んでしまったが激しく後悔している。面接で「地方転勤もあるかもしれないけど、いい?」と聞かれ、都会の生活に飽きが来ていたと思っていた自分は「地方生活経験してみたい、東京以外の生活面白そうだ」というぼんやりした理由で承諾してしまった。今は転職エージェントを使って全力で転職活動している。

俺と同じように実家東京でずっと東京生活していて地方生活も悪くないかもと考えている都内大学生は多いと思う。そいつらに全力で警告したい。

ぼんやりした理由地方転勤を絶対承諾するな。

東京生活に飽きたか地方生活してみたい、は絶対後悔する

そもそも地方転勤がある会社を受けるな。もし受けるなら40歳平均年収が1000万円以上のところだけにしておけ。平均年収600万円程度の会社地方転勤させられたら都内勤務で平均年収600万円の会社絶対勝てないし自分の愚かさを心の底から呪う羽目になる。

地方転勤は年収換算マイナス300~500万円くらいだと覚えておけ。つまり年収300万円上乗せするから地方に転勤してくれない?と言われて初めてフェアな交渉になるという意味だ。給料据え置きで地方転勤を打診されたら速攻で転職活動しろ

新幹線から見える工場

これを読んでいる都内在住の人は、新幹線に乗って遠出したことが一度はあると思う。東京から新幹線に乗車し、富士山を眺めつつ、新大阪名古屋に到着し、旅行を楽しむ。ありふれた旅行の一つだ。

都会から都会を結ぶ線路の途中でふと窓の外を見ることもあると思う。眠くなるような代り映えのない田んぼだらけの景色

そう、そこに田舎工場がある。

想像できるだろうか、新幹線の窓辺から見える田舎工場で働く人の生活を。俺はまともに想像もしていなかったのに安易に転勤を受け入れてしまった。

地方転勤の想像現実ギャップありがちな勘違いを、東京育ちの若者目線でつらつら書き残しておく。

23区外、いわゆる多摩だって田舎だし、東京から離れた田舎だって同じ日本なんだから大して差はないだろ、という勘違い

23区外に住んでいると、しばしば「ここは田舎から」と自虐を宣う人を良く見かける。

こんなのは嘘だ。本当の田舎を知らないから言える虚言そのものだ。

駅までせいぜいバス自転車、徒歩で心理的負担なく気軽に出かけられて、駅周りの喫茶店カラオケネカフェ松屋吉野家なんでもありの活気がある場所にすぐ行ける。

この「心理的負担なく気軽に」行けるかどうかの違いは東京郊外と、本当の地方田舎じゃ天と地との差がある。

地方に住んでいると、駅までちょっと出かける、というのは遠足みたいな準備と気合必要になってくる。

明日は何時に家出て駅まで行って、そこから~時の電車に乗ってでかける、といったようにだ。

東京に住んでいたら、休日時間を気にする必要なんて全くと言っていいほどない。終電逃しても最悪タクシーがすぐに拾えるし、どんな時間バス停や駅につこうがすぐに乗車できるからだ。

東京場合は、財布とケータイだけもって適当にぶらぶら歩きつつ思いのままに東京タワー行ったり新宿で買い物したり美味しいラーメン屋とか書店で思う存分休日を楽しめる。

コンビニも近いかちょっとビール飲みたいなと思ったら思ってすぐに家出て買いに行ける。

それが田舎では全くできない。

田舎に住んでいると、外出するのにかなり気合必要になる。というか、外出する目的必要になる。東京に住んでいる時には外に出る理由なんて一切必要なかった。外に行きたいから行く。これだけで十分だった。

だが田舎は違う。目的も無しに玄関出て外に出たところで、何も起こらないのだ。田んぼだらけの道をふらふら歩いてコンビニまで30分かけて行って弁当飲み物買って帰ってくるくらいだ。田んぼの田園風景引っ越し初日で飽きる。何にも面白ものなんてない。だって変化がないんだもの。当たり前。

ネットAmazonもあるし、もともと休日に頻繁に外出するタイプじゃないか地方だろうと部屋の中でのQOLは都会と大差ない、という勘違い

俺は思いっきりこの勘違いにハマっていた。もともと友達もあまりいないし、ネットサーフィンしたりPCネトゲやったり読書したりとインドア趣味が多かったので、東京に住もうが田舎に住もうが大した変わりは無いと思っていた。むしろ田舎の方が光回線の帯域を占有できるからネットスピードに関しては東京より快適だった。

だけど、田舎の周りが田んぼだらけのアパートの一室でゲームやったりネットサーフィンやっていると、孤独感が本当に半端ない東京に居たときレベルが違う。東京の外で生活したことがなかった俺は、これが一番堪えた。逆に、東京にただ住んでいるだけで孤独感がほとんど無かったというのは新しい発見だった。実家が近いとか、地元の友人にすぐ会えるからとかじゃなくて、人が多いところにただ住んでいるというだけでこれほどまで孤独を感じないものなのかと再発見した。日中玄関から出れば東京だと絶対人間に出くわす。ママチャリで買い物してる奥さん学校帰りの子供、スーツ着たサラリーマン作業服した作業者、とにかく人間がいる。

対して田舎は本当に人がいない。外に出ても出なくても人がいない。部屋の中で心臓痛くなって倒れても助けは呼べないだろう。俺はアパート住まいだが、隣の部屋は空き室で、数室離れたところによくわからん人が住んでるという感じだ。俺がゲーム中にくらっと来て倒れても誰も気にかけちゃくれないだろう。地方田舎の、新幹線から見える工場に勤めてる若造が、周りが田んぼアパートの一室で倒れて苦しんでるなんて、誰にとってもどうでもいいことに違いない。そういう絶望的な孤独を、田舎では強烈に実感することができる。それはインターネットアマゾンでは全く埋め合わせることができない。

アマゾンは確かに配達される。だけど物欲自体が無くなるわけよ、田舎に住んでると。だって自慢したい相手がいないんだものいくら高価なグラボを買ってTwitterで自慢しようにも、自分が惨めな田舎アパートぐらしってだけで気持ちが強烈に萎える。

田舎で成り上がる意味はない。田舎で成り上がったその先は、都会への移住

で、これ。

住めば都って言うじゃん。どんな田舎でも何年か暮らしてみたらそこが故郷になるって話。あれは絶対嘘。まあ実家がもともと他の田舎にあって田舎田舎の転勤ならそうなるかもしれない。

だけど東京育ちの若者田舎に何年住んだって絶対都になんかならない。人がほどんどいない無人の都なんてあるか?何年たっても田舎田舎だし、人は増えない。当然都にふさわしい店や活気、おしゃれな建築物なんて絶対に作られない。都なんかになるわけがない。

から、上昇志向のある人間必然的により良い環境へのクラスチェンジというか移住目標になる。田舎工場工場長や支社長になったって、多分東京で平社員やってる方が圧倒的にQOL高いよ。

田舎トップになるより、東京底辺の方が100万倍マシ。なぜなら優秀な人はみんな都会を目指すわけで、田舎で昇進を重ねて偉くなろうが、部下になる奴は救いの無い田舎者とか上昇志向の無い現状維持の変化を嫌う奴らだけ。優秀な奴は結局東京みたいな都会を目指すわけよ。

から田舎で昇進して成り上がるなんて人生目標になるわけがない。偉くなれば東京に上がれるかも、って希望けが向上心の持っていき場になる。

偉くなって、東京に行くんだ、ってなるくらいなら、最初から東京会社キャリア積んだ方が100,000,000倍マシ。地方転勤は本当に虚無。

東京実家に戻ってさらに実感

お盆休み実家に一週間ばかり帰ったが、田舎暮らしには何の意味もないことをさらに実感することになる。

しろ何もかもが最高なのだ

UberEatsとか、なんだよこの便利なサービスは。外出しなくてもレストランメニュー注文できて自宅で食えるとか神かよ。

図書館はそこら中にあるし、本屋もまだまだたくさんある。ふらっと気軽に家から出て本屋立ち読みしたり気に入った本を買って喫茶店で3時間くらいコーヒー飲みながら読書したりとか、最高かよ!!

映画館も多くて、プロスポーツ観戦もちょっと気が向いたらすぐに行ける。ラーメン屋地方と違ってめちゃくちゃレベルが高い。

「生き物のようにぐにゃぐにゃ生きて動いている街」のど真ん中に自分がいるということがどれだけ楽しく活気に満ち溢れている状態なのかとても強く実感する。

東京戻ってきて思ったのは、東京って行こうと思えばすぐに、海、山、湖、川、都心、港、渓谷、果ては島にすら日帰りで気軽に行けちゃうっていう、人が多くて買い物し放題なだけじゃなくて東京近郊でアウトドアレジャーも超簡単に楽しめちゃう最高の地域だってこと。

箱根富士五湖横浜の港、アクアライン千葉に行ってマザー牧場とか海岸線ドライブとか、狭山とか五日市秋川高尾山も超気軽に行ける。調布飛行場行けば日帰りで伊豆大島にすら行ける。井の頭公園代々木公園新宿御苑みたいな緑にあふれたところもさくっと行って帰ってこれる。つまり東京に住んでれば自然も楽しめるし都会も楽しめるし、文化芸術スポーツも最高に楽しめる。

東京で不足する要素が本当に見当たらないのだ。

お盆が終わり、誰も待っていない田舎アパートに戻ると半端ない孤独感が波のように押し寄せてくる。同じ大学の同期で東京勤務の奴は、田舎暮らしの辛さなんかこれっぽっちも知らないんだろうなあ、と思い心底うらやましく感じる。都会のおしゃれな店で貴重な20代合コン会社の先輩とかとの飲み会で楽しんでる中、自分は音のしない孤独アパートの一室でやることはネットサーフィンやネトゲだけ。

大手企業から20代なのに残業代込みで500万円近くもらえてはいるのだが、ぶっちゃけ20代なんて年収300万円の都会住まい全然十分だし、早くこの地獄から脱出したくてたまらない。。。

東京育ちで地方転勤ありの会社を悩んでる人へ

あなたと同じ東京育ちの人間として親切に忠告する。

地方転勤がある会社絶対選ぶな。

年収600万円での地方生活 = 年収300万円の東京生活だ。

地方転勤命令なんて人権無視非人道的行為のものだ。好きなところに住む権利基本的人権の一つだ。

転勤命令を出すなら、最低でも年収300万円は上乗せしないとフェアじゃない。それを会社側の負担がせいぜい数十万円の引っ越し代でほぼノーリスクで転勤命令出せるなんてありえない。

俺と同じ無知による悲劇はもう起こってほしくないし、何よりノーリスクで転勤命令出そうとするクソ企業を心底呪っているので、転勤ありの会社新卒が全く集まらないような社会になってほしい。

転勤ありの会社地元から社員募集するか、年収300万円以上給料上げて募集しないと人が集められない、そういう社会になってほしいと思ってこのエントリーを書いている。

だっておかしくないか企業企業土地代の安い田舎工場事業所を作るわけだから土地負担額は数十億円単位セーブできているわけだ。だったらそのセーブした分を人件費に積みかえることで地域活性化してお金地方にも回るのに、都会で人を集めといてそのまま地方にぶん投げる、こんなのありえないだろ。せめて金銭的に地方に行ったら得になるようなインセンティブを出せよと。

どうか、人の人生をなんとも思っていないクソ企業にまともに人が集まらず、人事が苦しんで苦しみ抜いてバッタバッタ倒産しまくりますように。


追記

コメント拝読させていただいております賛否両論あるようで、共感いただけるかた、いただけないかた様々なようです。いくつか共通する提案質問があったので回答させていただきます

■車を買ってはどうか

  この質問とても多かったですね。ですが、車を買ってしまうと少なくとも数年は田舎居住することを自分の中で追認してしまう気がして買っていません。

  なので、転勤の引っ越し先も工場から徒歩30分ほどの場所アパート借りています。なお東京に住んでいる時は親の車を借りたりレンタカー使ったりしていました。免許自体は持っています

  田舎で数か月勤務して東京実家に戻った時の衝撃があまりにも強く、「これ以上田舎で生活するのは無理だ」と白旗を上げたので車は今後も買う気はありません。

新幹線駅が数km

  すみません、訂正させてください。一番近い新幹線駅に繋がっている最寄り駅まで数kmですね。

  新幹線駅までの距離ちゃんと測っていないですが、20km離れているほどではないので数km~十数kmの間です。

田舎というざっくりした言葉

  地方田舎、という言葉が聞く人によってだいぶイメージが違うんだなと実感しています観光しか行ったことはありませんが大阪名古屋仙台あたりの地方都市に住んでいれば

  今回みたいな田舎絶望は無かったと思います。少なくともそれらの地方都市東京郊外匹敵する人の往来や活発さがあると思うので。

  新幹線に乗って、田んぼだらけの眠くなる景色にたま~に見える工場、そこに自分が勤めるとしたらどういう生活になるだろう、というのをイメージしていただければと思います


追記2

大阪名古屋仙台あたりの地方都市

これが一部の人琴線に触れてしまったようで恐縮しています

ずっと東京に住んでいた身としては、首都以外の都市は全て地方都市だという認識でした。

決して大阪名古屋仙台を低くみているのではなく、東京以外の都市という意味地方都市と書いていました。

こんなに地方都市という言葉に反応があるとは思いもよらず驚いています

2020-11-24

anond:20201124103316

田舎レンタカー借りたら2時間くらいで見所、名所を回れてしまいやることなくなってしま

2020-11-20

anond:20201120215011

行動範囲が狭そう。

今は難しくなってきてるけど、車に乗れるようになったら、飛行機に乗って、離島田舎に行って、レンタカー借りてぶらぶら旅行とか楽しい

2020-11-12

認知症の父に会いに行ってきた。

2017年2月下旬、父に認知症疑惑が浮上。父を始め我が家は色々と問題がある家族で、疑惑が出るまでも紆余曲折あったがそのことは今は書かない。

私の父への感情は愛憎入り混じるというのがぴったりで、ここ何年も疎遠だった。最初検査には私が連れて行った。でもその後は姉に丸投げした。

私の中で最強で最恐な存在自分勝手わがまま子どもっぽい父。まだ若いのにアルツハイマーになってかわいそう、どころか、勝手に忘れていくなんてずるい、勝手しろと思った。

今思うと私は完全に現実逃避していたし、同じく愛する気持ちと恨む気持ち共存していただろう姉には悪いことをした。

2018年9月までは一人暮らしをしていたらしい。その後病状が思わしくないとのことで、入院施設への短期入居をするがやはり自分勝手わがまま性格が災いして施設を追い出されたりしていた。何回か会いに行こうと思ったが、姉からたまに報告を受けるだけだった。

2019年6月デート中に突然姉から電話。駅の喧騒で細かいところは聞こえなかったが、病状の悪化ひどく本人の原型がわずかかもしれない、このままだとあんたは忘れられてしまうかもしれない、会ったほうがいいと言われる。

2019年6月29日 わざわざ恋人レンタカー施設へ連れて行ってもらう。交通の便が悪く私は運転できないから、というのは言い訳で、単に1人では心細かったしまドタキャンしてしまうかもと思った。

施設に着くと、父はおやつを食べていた。私を見つけるやいなや、「ヒロ〜遅いぞ〜待ちくたびれたぞ〜」と文句を言うが、顔は嬉しそうにニヤついている。

3人で一緒にイオンに行ってコーヒーを飲み、ギターの弦が欲しいというので買ってあげる。たぶん1人ではかえられないけど。

車の降り方、割り箸の割り方などを忘れている。人格は機嫌の良い時の以前の父で、よくしゃべっていた。遠足の子どもかってくらいはしゃいでいた。恋人運転する車の中で歌い出す始末だ。

今度はカラオケに連れてってやろうか、なんて言って別れる。

から聞いていたより元気そうだったので、そんなにショックは受けなかった。こんなに喜んでくれるなら、また来てやってもいいかなと思った。

2019年9月23日 2回目の訪問。父の部屋に行くと爆音テレビを見ていた。わたしに気付いてもテレビを消さないので、テレビを消してと頼んだ。父は、「ヒロが来るとはな」と笑った。

他の家族から聞いていたように、やはりギターの音がおかしいという話になる。デジタルチューナー調子おかしいと。デジタルチューナー電池を買って一緒にチューニングしてあげる。でもうまくコードが弾けていない。たぶんそもそも押さえの指がおかしいのだと思う。Cが何かはもう忘れているのだろう。お腹減った、食事が足りないというのでコンビニで甘いパンを買ってやった、貪るように食べていた。

またそんな日を空けずに来てやろう、少しギター練習して次はコードを弾いて見せてやろう、と思った。

その後繁忙期に入り、まぁいっか、そのうち行ってやるか、と思っていた。

ところでの、コロナ

しばらく面会は禁止と聞いて、少しホッとした自分がいた。会いに行かなくてもそれは私のせいじゃない、と。

でもコロナ騒動がなかなか収まらず、春が終わったあたりでだんだん不安になった。いま父はどんな状態なのだろう、私のことは覚えているのだろうか。

10月末、調べてみると16日から厚労省が面会を段階的に解禁するよう通達を出していた。数日後、電話をして予約をとる。外出禁止飲食物差し入れ禁止20分のみ、だそうだ。

そして今日202011月22日仕事前に片道1時間かけて向かう。

施設に着くと玄関前で待っていた。帽子かぶってリュックを背負い腕時計を身につけ、ぼーっと立っていた。とにかく萎んだ、という印象だ。散歩などできやしないのに出かける気満々な出立に、滑稽さと悲しさが同時にこみ上げる。

私に気づき、でも一瞬私が誰かを認識するのに時間がかかったようだった。私が持っていた大荷物を指差して「こ、これは?」と聞いてきた。自分への差し入れだと思ったのだろう。「ごめん、お父さんのじゃなくて仕事道具。」

そのあとロビーで話す。よく見ると、萎んだというのはただの印象ではなく事実かなり痩せた感じがした。手の甲が皺々でカサカサだ。表情も暗く乏しい感じだ。うまく言葉が出てこないようで、あれこれはマジでやばい?と焦ったが、少しずつ普通っぽい感じで話し出す。

コロナから外に出れないこと、20しか面会ができないことを伝えると、子どものように唇を突き出した。「早くどうにかなってくれなきゃな」とコロナのことはわかっているようだった。

20しかないし父の存在曖昧というような様子に話すことに悩み、とりあえず何か困っていることはないかと聞くと、相変わらずギターチューナーの話をする。

「部屋にも行けないので見てあげられないよ、そのうちね。」

ふと、「今何歳?だっけ?」と聞いてみる。どのくらい忘れたのか確かめたい。

「えー?50くらいじゃね?」まさかの大幅なサバ読み!思わず「いや64歳くらいじゃない?」と突っ込んでしまう。

なんだかショックを受けたみたいだった。忘れたことに気づくの嫌だったんだな、ごめん。

チューナー以外に困ったことがないか聞くと、「特にない。でも肩が痛い」と言う。

揉んであげようかと一瞬思ったけど、父の体に触れるのが急に怖くなってやめた。子どもの頃はよく揉んであげていた。父が揉んでくれることもあった。父の体の感触を私は覚えている。でも手の甲のカサカサを見ていると、あの時とどう変わっているのか実感するのが怖くて、揉んであげるよと言い出せなかった。

とにかく肩がここから上がらないんだよ、としきりに肩を上げ下げする父に、揉んであげるよの代わりに「枕が合わないのかね?」と言うと「そうか、枕か」と妙に納得したように呟く。

「今はどんなの使っているの?」

「どんなのって…枕だよ」

「綿?」そう聞くと、まるで私が外国語を言ったような空気になった。

あんなやつだよ」と、ロビーの角にまるまった白いシーツを指さした。「シーツの枕」と、父は言った。

そうか、父にとってはもう枕はシーツの塊なのだ。中に何が入っているのかはわからない。いや、それ以前に枕とは中に何かが入ってるものだ、ということ自体を忘れたような感じだった。

元気な頃は、やれ冬は羽毛だ夏は蕎麦がらだ、パイプは安っぽくて嫌だとかうるさく、一時期はテンピュールにハマって家族全員で使っていた。そんな調子であらゆる点でこだわりがありめんどくさい男だったのだ、父というのは。

試しに、テンピュール って知ってる?と聞いてみる。「知らないなぁ」「そうなんだ、宇宙飛行士のために開発された素材でね、体の重さと温度で使う人の首にあった形になるんだよ。冬になると固くて石みたいだけどね!」と言うと笑った。かなり興味を持ったようだ。やはりこういうの、好きなんだね。同じ人だ。

「でも肩凝りにはいいよ」と言うと、明後日の方を向いて「誰か買ってくれないかなぁ」などと言う。直接は頼まないのがプライドの高い父らしい。

はいはいボーナス出たら買ってあげるよ」と適当に返す。

その後何度かチューナーのくだりを繰り返し、あっという間に20分すぎた。「そろそろ時間だ」と言うと「もういいよ」と父は言った。その反応になんだか寂しくなる。もういいんかい。まぁ、少し疲れたのかもしれない。またね、と言って別れる。

私は本業仕事が長期休暇のときテンピュールのお店で短期バイトしている。父の影響で私もテンピュール好きだから説明に熱がこもるのか、よく売れる。次にバイトした時、社割してもらって買ってあげようか。でもそのことは父には言わなかった。

最後まで父は私の名前を呼ばなかった。施設を出てから、なぜだかとにかく胸がつまり涙が出た。

あれだけ憎たらしかった父だが、なぜだか最近は良いことばかり思い出す。

次は名前を呼んでもらおって、あとは肩を揉んでやろうと思う。

anond:20201112233221

相手ポジションしか見ない人間ってすぐ騙されるよなあ。

情報商材とかで良くあるけどレンタカーの高級車とairbnbで借りた豪邸で金持ちの凄い人だと思わせるとか、とにかく一回地位を信じさせたら後はなんでも言うこと聞いちゃう

地位のない人の話を聞かないから周囲の人、まして子供なんかが何言ったって無駄

そういう騙しやす人間が腐るほどいるんだからそりゃ詐欺流行るよな。

2020-11-01

この20年でMT車運転した回数

1, 島で「軽トラなら貸してあげるよ」って言われた ×1

2, ヨーロッパAT車レンタカーが割高だった ×3

3, 気の迷いで旧車を買った ×1

2020-10-23

自殺方法

首吊り

睡眠薬アルコールがあれば苦しくないかもしれない

めちゃくちゃスクワットした後にタオルで首を絞めると迷走神経反射を再現できるらしい

風呂で手首を切る

本当に死ねるのか疑問。突発的に出来そうなところはいい。でも切ると痛いのが嫌。モルヒネが欲しいモルヒネが。

飛び降り飛び込み

候補に入れない。飛び降りよりは飛び込み派かな。でも電車の遅延は迷惑からあえて選ぼうとは思わない。

練炭

やるならレンタカー借りて目貼りしてアルコール酩酊した上でやる。貧血や酸欠からブラックアウトは良く経験してるからそこまで恐怖はないかも。ペーパードライバーなので、レンタカーを借りて運転するところが一番怖い。

アメリカだと銃の自殺が一番人気らしい。経口が小さいとぎりぎり死ねない地獄だそう。銃が手元にないから出来ない

脱水と急性アル中

服薬自殺が出来なくなってから久しいが、アルコールなら余裕じゃないかと思う今日この頃アルコールを飲むと代謝経路的に脱水になる、から、脱水状態アルコールバカスカ飲めば死ねる気がする。脱水で死ぬのは比較的苦しくないらしい。

混ぜるな危険

迷惑そうだからする予定はないが、風呂場で目貼りしてからなら許されるのかもしれない。楽に死ねそうなガスを選びたい。

筋弛緩剤をどうにかして手に入れる

病院からパクるしかないが。まあ、死という人生の一大イベントを少しでも安らかなものにするために盗むのは仕方ないと思う。むしろ安楽死させない日本医者たちに問題がある。

シャブ

死ぬ前にやっとくのもいいと思う。どうせ死ぬし。きまってるとき人生で一番幸福だった、と形容する元シャブ中の話を聞いてかなり興味がある。しかし、シャブ中の人生経験したくないから打ったらさっさと死にたいところ。

凍死

北国に住んでいた頃はよく考えていたが、夜中に雪の中をうろうろしていると寒くてそれどころではない。アルコール身体を温める必要がある。

ヒートショック

老人にならなきゃ成功率は低そうだが手軽なので試す価値はある。

熱中症

これは結構ありだと思う。熱中症は何回もやってるが、きついっちゃきついが許容範囲体験したことがあるので恐怖が少ない。問題死ねるかだが、車の中など助けが来にくい状況を作って、なおかつ水分も控えるなどの工夫をすればいけるかもしれない。

2020-10-21

人妻と妻と『俺の母校めぐり

この増田フィクションです。登場する人物団体名称等は架空であり、

実在のものとは関係ありません。

俺は結婚前、ある人妻と付き合っていた。

仮にこの人妻里子としよう。

里子提案で、俺の地元温泉巡りに行った時の話である

駅前レンタカーを借り、見慣れた風景の中を懐かしく思いながら車を流していた。

その風景の中に味気ないクリーム色をした小学校の校舎が見えてきた。

「あ、ここ俺が行ってた小学校なんですよね」

何の気なしに里子に話しかけた。

「ふうん、そうなんだ。あ、でも『俺の母校めぐり』はしなくていいからね」

里子はそう言っていたずらっぽく笑い、いつものクシャっとした笑顔を向けた。

「うん、大丈夫ですよ、そんなことしませんよ」

俺も里子と、その背後に見えるクリーム色の建物を見ながら笑って応えた。

「このジャングルジムてっぺんから落ちて骨折してさ」

「校舎裏に原っぱがあってカマキリたくさん捕まえてさ」

自殺した児童幽霊放送室に出るって噂があってさ」

こういった類の話は得てして、その時間、その土地にいた者以外にとっては

「ふうん、そうなんだ」で終わってしまものである

そういった性格的な了解里子と俺の間にはあったため、冗談を言い合い

じゃれあうようにしながら目的地の温泉地へ向けアクセルを踏んだ。

二年後、俺は里子との関係清算した。

三年後、俺は現在の妻と結婚した。

仮にこの妻を良子としよう。

良子の提案で、彼女大学院時代にすごした地方都市旅行に行くことになった。

「このカフェがとってもお気に入りで、ほとんど毎日来てたんだ」

当時の彼女の友人らも交え酸味の少ないコーヒーを啜る。

「あ、ここが昔住んでたアパート。ぼろいけどまだ人住んでるね」

寒風を真正面に受けながら住宅街を歩く。

「この飲み屋はね、BGMが素敵なの。あ、今日はお休みみたいね

軒先のビールケースと使用済みおしぼりがただじっと回収を待っている。

良子は、里子が言うところの『俺の母校めぐり』をほぼ無自覚に、

いやここでは無邪気に、と言った方が正確に思えるが、行っていた。

俺は、知らない土地をめぐる旅を楽しんではいたし、

良子を愛しているし、俺にはないその無邪気さが

より一層彼女を魅力的にしている数多くの要素のひとつだということも分かっている。

ただ、たまに、里子のことを懐かしく焦がれる瞬間がある。

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