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2021-01-10

Business Journalの「サクラ革命記事が酷すぎるので俺がレビュー書く

セガサクラ革命』爆死&大炎上の“納得の理由”?開発費30億円超、売上7千万円か

https://biz-journal.jp/2021/01/post_200847.html

いやはやまったく、はてブにあがってたので読んでしまったが、久々にあまりにも酷いレビューを読んでしまった。あぁそうそ引用している記事にはアクセスしなくても良い。時間トラフィックリソース無駄だ。

記名は編集部となっているが、Business Journal編集部員の質はこの程度なのか?まるで私たち編集部Web検索すらしないで又聞きした情報記事にしています宣言したいがために記事を公開したのかと邪推したくなる。

1つの記事へ膨大な時間を掛けて執筆することは生産性考慮すると悪手であるのは間違いない。しかし、いくらなんでも"ほど"があるだろうと言わざる得ないのだ。

当該記事の質が低い点の指摘

下記の理由からBusiness Journal編集部は当該記事編集部員へ二度とゲーム記事は書かせないほうが良いと"ご意見"をよせさせて頂く。

太正100年への非難と新主要エネルギーへの非難整合性の無さ

当該記事では太正100年が既存サクラ大戦シリーズとの歴史的連続性の無さを指摘しつつ、蒸気エネルギー排除され主要エネルギー採用されたことへ対して非難の声がよせられていると書いている。

しかし、太正100年は西暦で言えば2011年である。半世紀以上の時間が経過していながらサクラ大戦シリーズはいまだ蒸気エネルギー依存し続けなければならないと本気で思っているのだろうか?

そして、歴史的連続性の無さを指摘しているが現在公開されているサクラ革命シナリオは、チュートリアル九州編と中国編(そして九州舞台としたサイドシナリオ特別イベント)のみだ。

サクラ革命47都道府県舞台としようとしているのは現状で明確にわかる。つまり素直に受け止めれば45シナリオが残されている。全体のシナリオ進捗は約4.25%であり、この状況ではサクラ革命サクラ大戦シリーズでどういう立ち位置なのかほぼわかっていないとWeb検索するまでもなく察することが出来るので、なぜこれを"爆死&大炎上"の理由としたのか本気で謎である

サクラ革命を現状で物凄くやり込んでいるプレイヤーすら何もわかっていないのに、何をわかったつもりで居るのか。

サクラ大戦シリーズスチームパンク世界観が支持されていたという誤解

サクラ大戦シリーズにおいて蒸気エネルギーは主要エネルギーとして確かに重要であり、サクラ大戦シリーズを彩るスパイスとして無くてはならない存在であるのは間違いない。

しかし、サクラ大戦シリーズにおいてスチームパンクスパイスであってメインの素材ではなく、あたかサクラ大戦シリーズスチームパンクからこそ支持されていたかのように描くのは誤解である

サクラ大戦シリーズファンへはわざわざ説明するまでも無い話だが、申し訳ないけれども知らない読者のためにも付き合って頂きたい。

端的にかつ簡潔に述べるならば、サクラ大戦シリーズは「アイドルマスターシリーズのご先祖である

サクラ大戦シリーズ宝塚歌劇団パロディした作品であり、その痕跡キャラクター名や帝国華撃団など各名称に現れており、歌って踊り、企画段階で強くメディアミックス意識され、当時の声業界すら巻き込んで現在にもその影響を残しているターニングポイントだった作品だ。

霊子甲冑デザインを著名なメカデザイナーが手がけているなど日本SFとして決して軽視できるものではないが、宝塚歌劇団パロディとしてゲームに落とし込んだという要素に比べればスチームパンク要素は些細と言って過言ではない。

から「戦うアイマスアイドルマスター XENOGLOSSIAかよ」と一部のユーザがそう感じてしまうのも仕方ない。ご先祖なのだから

ついでに誤解なきよう言及しておくと、蒸気エネルギー要素はディスコンされていない。当該記事の書き方では蒸気エネルギーディスコンされてしまったものと誤解する読者が出てきそうなので。

主題コンテンツ貶めるため他のコンテンツを持ってくるという禁じ手

これにはサクラ革命プレイヤープロジェクトセカイプレイヤーの双方が怒って良い。というか既に怒っているだろう。

どういう神経でプロジェクトセカイを持ってきたのか呆れて果ててしまう。

現代サブカルシーンでは主題コンテンツ貶めるため他のコンテンツを持ってくるのは禁じ手とする傾向が強くなってきているのを読み取れていないのか。

作品Aはカワイイ作品Bもカワイイ。どっちもカワイイ。どちらがカワイイのではないどちらもカワイイ

これが現代サブカルシーンであり、当該記事の書き方はまるで10年前のゲームハード戦争真っ直中の素人レビューのようだ。

他のコンテンツ貶める暇が在るなら推しコンテンツ布教しろ

サクラ革命非難される真の理由

Business Journalとかいう質が低すぎる文字同人サイトの誤りを指摘したので、次は実際にサクラ革命プレイヤーである筆者がサクラ革命非難される理由を書こう。

繰り返されるお涙頂戴シナリオ

ネタバレになるので詳細は控えるが、サクラ革命現在配信されている3つのメインシナリオであるチュートリアル九州編、中国編すべてでお涙頂戴が展開される。

しかもお涙頂戴の起因が3つとも同じだと言って良い。どれだけライターはこのシチュエーションが好きなのか。流石に3連続、というか配信されているすべてのメインシナリオがコレなのはおかしいだろう。

この繰り返される同じお涙頂戴シチュエーションについてはTwitterちょっと検索するだけで出てくるので当該記事を書いたBusiness Journal編集部員はおそらくWeb検索すらしてないと思われる。

Twitterユーザーの100文字に満たないツイート、例えば「お涙頂戴繰り返すからサクラ革命シナリオ微妙」みたいなレビューよりも質が低い上に、あれだけの文字なのだから執筆時間Twitterユーザーのツイートより掛けているだろうから生産性まで低い。圧倒的な質の低さである。お前Twitterユーザー以下だぞと。

ほぼ確定で決まる執拗な弱体化補正

サクラ革命戦闘シーンで敵ユニットが毎ターンほぼ確定で自ユニットへ弱体化補正(いわゆるデバフ)を決めてくる。

まり、敵ユニットが自ユニットへ対して攻撃力や防御力、必殺技ゲージの低下を(自ユニットが弱体化耐性を持っていない限り)毎ターンほぼ確定で決めてくるのだ。

ディライトワークスが開発するスマートデバイス向けの別ゲームタイトルFate/Grand Order」のプレイヤーならば慣れているゲーム設計と言えるが、ディライトワークス製ゲームを初プレイするプレイヤーに取っては不快ゲーム設計だろう。

サクラ革命スマートデバイス向けRPGありがちな、いわゆる「育成周回」が必須ゲーム設計となっている。

そしてサクラ革命には攻略ステージ毎へ親切にも自ユニットの適正レベル記載されているのだが、どうやらこれは自ユニット攻略ステージ開始時の初期ステータス基準にしているらしく、適正レベルへ至っていてもターンが進む毎に敵ユニットから弱体化補正をかけられ続けると攻略が困難になってくるのだ。

当然、非常に高度な立ち回りをすると苦戦しつつも結果的勝利を収められるが、忘れてはならないのがサクラ革命は「育成周回」が必須ゲーム設計なのである

「育成周回」しなければならないのにターンを膨大に重ねるのは非効率なので、ここに矛盾が生じて慣れていないプレイヤーストレスを感じてしまう。

Fate/Grand Orderプレイヤーはこのゲーム設計に慣れているので即座に「最短ターンで編成を組むのがサクラ革命の最適解」と察して行動を取れたが、ディライトワークス製ゲームを初プレイしたプレイヤーはより一層のストレスを抱えているだろう。

"お家芸"バグ

これは完全にディライトワークス製ゲームプレイヤー間の内輪ネタだが、ディライトワークス製ゲームにとってバグは"お家芸"である。何も笑えないが、ネタにして笑い飛ばすくらいの胆力がないとディライトワークスには付き合っていられない。

Fate/Grand Order」でもローンチ直後から様々なバグがあり、その伝統は本作にも引き継がれ、大いにプレイヤーを笑わせてくれている。・・・その笑いは失笑かも知れないが。

筆者が笑ってしまったのはローンチ初日サクラ革命アプリ初回起動後に追加データダウンロードというゲームアプリにはありがちな仕様(初回起動時に追加データダウンロードが発生するのは各アプリストアの仕様上の制限である)で、ダウンロードプログレスバーが表示されている間に、登場キャラクターの簡易プロフィールが読めるという演出になっていた。ダウンロード中にプレイヤーが飽きてしまわないよう配慮された仕様だ。

しかし、この簡易プロフィールデータがどうやら初回起動後の追加データに含まれていたらしく、1人目以降まったく簡易プロフィールが読めないというバグがあった(現在修正済み)。ゲームプレイする前からわかりやすバグ発見できる。これがディライトワークス。

サクラ革命を実際にコーディングしている開発者からすると変な汗が出る初歩的なバグであるのは筆者も情報技術者の末席に連ねる者としてお察し出来るので心身痛み入る、まぁそういうこともあるさという言葉を送りたい。

こうやってディライトワークス製ゲームプレイヤーが開発元ディライトワークスをイジるのが内輪ネタというわけである

ちょっと戦略性上げましたというバトルシステム

Fate/Grand Order」のバトルシステムは登場当初スマートデバイスでもバトルっぽいことができると示した素敵なエコシステムだが、サクラ革命のバトルシステムはそのエコシステムエコさ加減を最大限に活かしつつ、ちょっと戦略性を上げましたというバトルシステムである

サクラ革命という新しいゲーム開発へ関わったのだから「もうちょっとなんかあったやろ」というツッコミが方々から聞こえてくるが筆者としては1周回って「ディライトワークスだしコレで良いんじゃね?」と思えてきている。

詳細なバトルシステムが気になる人はYoutubeか何かで観たほうが早いだろうし割愛する。所詮ポチポチゲーですよ。

期待させておいて観せない歌劇シーン

筆者としては歌劇シーンを観ることができると思ってサクラ革命インストール事前予約してまで期待して待っていた(ディライトワークスなのでバトルシステムは鼻から期待してない)のだが・・・観れないんだなぁ・・・(遠い目)。

いやコチラが勝手に期待したのが悪いっちゃ悪いんだが、3DCGでやるって言うんだもんアイドルマスターみたいな歌劇シーンを期待しちゃうじゃないですか。もしかしたら初代サクラ大戦のメンバーとかもスペシャルゲストとして動いてる様子が観られるとか思っちゃうじゃないですか。

このあたりが怨嗟を生んでる気がするんですけど、ディライトワークスさん1周年イベントで良いんで歌劇シーンやりましょうや。

サクラ革命評価できる点

悪いところばかり挙げるのもアレですし、とりあえずプレイせず様子見している"司令"も居るでしょうから良い点も挙げておく。

何だかんだで立ち絵が動くって良いよね

初代サクラ大戦のイメージを引っ張っている司令からすると違和感が物凄いけれども、慣れてくるとこれはこれで良いものなのではないかと思えてくる。

ただモーションは固定なので高く期待するほどでも無い。

ガチャで思いのほか当たる☆5キャラ

サクラ革命ではガチャゲーで、アイテムや装備も一緒に排出されるいわゆる"闇鍋ガチャ"であるが、☆5キャラ排出率が恒常ピックアップ☆5キャラが0.375%で「Fate/Grand Order」と比較すると悪くはない(FGOの恒常ピックアップ☆5キャラは0.029%)。

筆者もそうであるが、コレクター的な性質を持つプレイヤーならば出費少なく結構簡単に現行でガチャ実装されているキャラが揃ってしまうので、その辺は気持ちよさがある。

ちなみにガチャで所有キャラが被ると必殺技の性能が向上するという仕様。最大でLV20。

ガチャだけでなくアイテムでも上げられる必殺技性能

前述したとおり、ガチャで所有キャラが被ると必殺技の性能が向上するという仕様だが、ガチャでなくとも必殺技の性能を挙げるためのアイテム存在する。

いわゆる"箱推し"でなく"嫁"を愛でる性質を持っているプレイヤーであるのならば自由意志で集中してアイテムリソースを注ぎ込むことが可能だ。

いやキャラデザ悪くないやろっ!

ボブ・太眉やぞ!!!?????

Chrome OSAndroidエミュレータ動作可能

一部の読者からすると途端にマニアックな話になって申し訳ないが、サクラ革命Chrome OSAndroidエミュレータ動作可能で、Chrome OS上のGoogle Play Storeで普通に配信されている。

これはおそらくAndroidアプリ開発の統合環境Android Studioの仕様で、デフォルト設定だとChrome OSでの動作許可されているためだ(ちなみに「Fate/Grand Order」も動作する)。

筆者は細かな検証をしていないが、どうやら新しいApple Sillicon M1採用したMacでは動作しないようなので、この点だけはほんの少し新しいMacbook Airよりも一歩、いや半歩だけ進んでいると言って良い。

ただ、どうやら配信されるバイナリARMアーキテクチャ向きのものであり、x86(x86_64)アーキテクチャ向きのものではないようで、そのためかレンダリングへ一部不具合を抱えている上に動作が重い。これが半歩の理由

Chrome OS上でサクラ革命動作検証した筆者のChrome OS環境で最大スペックのものCPUCore i7-10510U(第10世代)でワーキングメモリ16GB、M.2 SSD 512GB(PCI Express 3.0)であり、それでも「軽快さはないがプレイに全く支障はない」くらいの重さを感じるので、現状でサクラ革命Chrome OSプレイするならこの程度のスペック必要になると思われる。

情報技術者としては今後デスクトップおよびラップトップコンピュータスマートデバイス向きアプリケーションが動作するのが一般的なのは目に見えているので、アプリ開発者デスクトップおよびラップトップ向きのハードウェアサポート検討する時代突入し始めていると多少の意識を向けたほうが良いのかも知れない。

例えば、各アーキテクチャ最適化されたバイナリや、スマートデバイスではあまり意識されてこなかったハードウェアキーボードサポートシングルタップ時とマルチタップ時のトラックパッドの振る舞いの違い、変動するアスペクト比など挙げればキリはないので頭が痛い話だ。

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2021-01-04

実況者のリアコとかいゴミ

彼氏と別れて半年、ずっと自分には縁がないと思っていたのに実況者のリアルガチ恋粘着獣になってしまった。

配信者に投げ銭しては干されて病む知り合いを遠い目で見ていたのに自分がいざなるとひたすらしんどい。。名前も顔も性格も少ししか知らない人を簡単に好きになる自分気持ち悪くてしょうがない。推しの隣なんて一生歩けないしもうメールも返ってこない。

2021年推し視聴者とパコって炎上しなければそれでいい………

2020-12-02

嫌いな奴(ネットで知り合った)の本名と元勤務先を入手した

まさかそいつアップロードした写真のいくつかに本人の勤務先の名前が書いてあるとは思わないじゃん。

で、その勤務先と以前から住んでる土地ペラペラ喋ってたからググったら普通に出てくるしフェイスブックもやってたしハンドルネームと紐付けてたかガバガバすぎる。

見たくなかったけどご尊顔も拝謁した。あまりいいお顔ではなかった。

年齢もわかった。アラ還だった。アラ還罵倒嫌がらせされたのか、と遠い目になった。

あと何したらいいと思う?

2020-09-23

anond:20200923202212

柿渋はどーなったんでしょうね……。(遠い目

2020-08-06

anond:20200806083703

まあ女性は昔20歳を越えたらババアって男女問わずいってたもんな。テレビでもラジオでもマンガでもおおよそメディアでいってた。20歳を越えたらババアって。

20代じゃないよ?20歳だよ?

そのときリベンジみたいに考えてるのなら「あのときは辛かったのね」ってねぎらうし。

そのときを知らない現20代20歳じゃないよ?20代だよ?)は「因果はめぐるねえ」って遠い目になる。

はいつでも誰か何か叩きたいものをみつけて叩くわけだ。

そいでそのころからJK(当時は女子高生表記ブームは続いているんだよな。いまも。

からババアウンコも相応しく生きましょうよ。

2020-08-01

偏差値30の幸福

ずっと普通になりたかった。

何も特別生活が欲しかったわけでも、人より秀でた才能を欲したわけでもない。

ただただ普通になりたかった。それなのに。

今になってようやって気付く。

これは偏差値30の人間が、偏差値50の世界に憧れるようなものだと。

平均から大きく劣った人間が、平均にどれだけ思い焦がれてもそれは叶わぬ夢なのだ

それは、偏差値50の人が偏差値70の世界遠い目で憧れを抱くのと同じことだ。

呆れるほど、平凡で、無個性で、群衆の中にすぐに紛れ込めそうな、そんな「普通」な生活。そんな「普通」の人間

どれだけ手を伸ばしても届かない存在特別ではない、みんなが当たり前に享受してるものがどうして?

理由は驚くほど単純で残酷ものだった。能力の欠如。ただそれだけだ。

2020-07-20

鶏肉臭い今日冷蔵庫を開けたらあまりの臭さに吐きそうになった。買ってきてから直ぐに冷蔵庫にいれ、加えてまだ消費期限であるのにどうして。

捨てるのがもったいないのと消費期限内だから大丈夫だろうという理論で、その鶏肉は”甘辛炒め”にして食べた。

心なしか苦く感じたが、はじめにかいだ強烈な匂いのせいにして完食した。

あのときみたいに食中毒にならないといいなあ。(遠い目

2020-07-19

anond:20200719031405

24年組とその後続世代を中心に

1970~80年代中ごろの少女漫画面白いのは必然

なぜかというと「少年漫画でできないことができる」一種解放区だったか

現在でこそマニアック漫画専門誌は多い

が、当時は漫画自体の数が今より少なく

メジャー出版社少年漫画青年漫画とかの建前上の枠に束縛されていた

当時の男の子向けと言ったら

不良、スポーツ、不良、スポーツ、不良、スポーツ、不良、スポーツ、が王道

SFファンタジー不条理雑学衒学ギャグなんて

「どこに需要があるの?」みたいな扱い

しかぁし!

少女漫画は外見上だけ美男美女が出てくれば何でも許された

いい例が魔夜峰央とかだろうな。『パタリロ!から美少年を取ってみろ

国際謀略スパイアクションホラー落語に……どこが少女漫画やねん

当然、少年漫画だったらますますもって編集者相手してくれない

あと

萩尾望都竹宮恵子が切り開いた初期やおい(「BL」じゃないぞ)ブーム

大いなる追い風となった

少女漫画といいつつ男キャラばかりの話でもOK

美少年が出てくれば舞台中世でも19世紀でも可

主要登場人物金髪碧眼の外国人ばかりでも可むしろ大歓迎

(当時の少年漫画でこれはなかなか受け入れられにくい)

そんなわけで吉田秋生BANANA FISHみたいな怪作も成立した

1980年代当時の少年漫画ヤンキー臭いスケールの小さな不良バトルばかりの中

本物のピストル振り回して政財界の大物の大人と戦う少年の話の方が

よっぽど面白いだろ!! などと思った男子は俺だけではないはずだ(偏見

ドラクエが売れて「ヒロイックファンタジー」なるジャンル

小学生でも知ってるメジャー存在となったのはやっと1980年代後半

その数年前から和田慎二は地味ぃにピグマリオを描いていた

これも当時の少年漫画誌だったら許されなかったよな…

元増田の話とは随分ずれてしまって申し訳ない

とにかく、かつて今ほど漫画雑誌が多様化してなかった時代には

少女漫画ニッチ実験場だった時代があったんだ(遠い目

うるせえよ老害年寄り

追記1】

「『やおい』ではない」「『少年愛』では?」「『JUNE』では?」

すまん、少なくとも1970年代1980年代中期「BL」という語句

まだ聞かなかったから、とりあえずこの語句表現した

追記2】

少年漫画誌、青年漫画誌でも実験的なSFやらファンタジーやら作品はあった」

たとえば70年代末期~80年代初頭の少年ジャンプが

諸星大二郎星野之宣などのような異才も取りあげた点は評価せねばならん

が、寺沢武一みたいな例外別にすれば安定した長期連載は少なかった印象

追記3】

「お前が言ってるのは『花とゆめ』とか一部の少女漫画誌の話だろ」

かに当時も大多数の少女漫画普通中高生男女の恋愛物だったと思う

が、俺はそーいうのに興味なかった

(↑典型的な、非日常的な作品ばかり好む社会性のないオタ)

追記4】

1990年代末~2000年代初頭のエロゲと同じだ」

その通り! 今にして思えば、虚淵やら奈須やらその他を輩出した

当時のエロゲ業界こそ、団塊ジュニア世代オタククリエイターにとっての

(1970末~80年代初頭のような)古き良きボーナスステージだったんや

追記5】

――以上全部年寄り臭い、すごく年寄り臭い

すまん(50歳)

2020-06-17

anond:20200617134222

何のためだろうね。親の世話するためかな……。遠い目……。

2020-06-15

オンラインポルノの飽和によって忘れられる速度が速くなった

若気の至り撮影してしまい、今になって身内友人バレを恐れている人にはいい傾向な気がする

こういう「忘れられる権利」の行使の仕方ってあるんだなぁ(遠い目

2020-06-05

ハゲとかKKOとかBBAとかキモデブとか

そういう酷いネタだったりして。(遠い目

2020-06-03

いろんな観点持ってるアピールおじさんと炎専門魔道士の話

「いろんな観点持ってるアピールおじさん」って会社の中にたまにいるじゃん

いや会ったことないならそれはあなた幸せだと思うのだけど

俺は人生で何度か出くわしたことがあって大体において何故か会社の中でそこそこ偉いポジションの人だったんだよね

書くのめんどくせーからいかアピおじさん」って呼ぶけどさ

いかアピおじさんの言動は大体パターンがあって

「Aで進めようと思いますけど〜」って言うと「Bについては検討してないって理解でいい?」って返すのが一番の鉄板コース

別にそれは良くね?って思うじゃん?

俺もいいとは思うんだよね。いろんな観点があることは大事だし選択肢を多く検討するのは悪いことじゃないからさ。

でも問題は、いかアピおじさんは「それが良い議論を生む」と思ってやってるわけじゃなくて「カッコいい」と思ってやってるんだよね。

人生において「いろんな観点があることが一番かっこいい」っていう謎の価値観を強固に持ってる。

小学生だったらオオクワガタがかっこいいし、中学生だったらビジュアル系バンドがかっこいい、高校生だったら洋楽を聞くのがかっこいいっていう、

あいう感じでそう思っているんだよね。観点の広さにおける中二病だとおもう。

から、いついかなるときも「Bについては検討してないって理解でいい?」「GAFAがCをやってるけどそれは検討した?」「そのやり方以外は検討しなくていいって確信してるってこと?」って言ってくる。

繰り返すけど、必要からそう言ってるんじゃない。毎回必要ないだろ、ってときにも必ず言ってくる。

しかアピール目的から微妙絶妙な嫌味差を含んだ言い方になる。嫌味のインコース高めギリボールくらいの感じ。

GAFAかい必要なくね?最近リファレンスGAFAから中国の巨大ITのなんちゃらとかかんちゃらに移ってる。

嫌味を言うためにちゃん観点仕入れているは尊敬に値する。

からまともに仕事の仕方を覚えてほしい。アピールのためじゃなくて、いい結論を導くためにその観点を利用してほしい。

あるところで見かけた観点おじさんは、現時点のリードプランに必ず「でも〇〇の観点もあると思うんだよな。」と言うかたで99.9999%の確率真逆意見をぶつけてくる。

くどいけど、逆の観点を出すのは悪いことじゃない、問題は毎回必ず、しかも「自分アピール目的で」言っている点だ。

このいかアピおじさんの挙動については、近くで働いていた人が鋭い考察をしていた。

逆の観点をぶつければ、大体の場合は煙たがられたり無視されたり間違っていたりしても、ずっとやっていればいつかは勝つ、つまりその観点の方が正しかったという状況が巡ってくる。

そのときは他の10人が賛成していた案のカウンターアイディアで勝ったことになるから記憶に残りやすいしアドレナリンが出る。

競馬3連単を当てた時の記憶けが脳にこびりついて、その快感が忘れられなくて、ずっと大振りしている遠い目をしたおっさんに近い。

鋭い考察だ。

どちらのおじさんも、炎呪文を覚えて氷のステージで大活躍した魔術師みたいなものだ。

魔法かっこいい。その中二的な幼稚な優越感が脳にこびりついて、炎系呪文ばかりを見につけて、砂漠ステージでも闇のステージでも炎魔法だけを使っている。

大抵は全く効果がなく、仲間からも疎まれているが、氷系の敵とエンカウントする日を待って、今日も新しい炎魔法をせっせと覚えている。ほのおまほうは、かっこいい!

いろんな観点持ってるアピールおじさんは、意外に勉強家じゃないとできないし、何故か偉い人に多いからきっと能力は高いんだと思う。

ただ、頭はいいんだろうけど価値観が幼稚で社会の中で取り残されていて、単純に仕事が出来ない人が多いイメージがある。

ただ、たしかにたまに氷のステージ活躍するからその残存イメージ王様社長)の印象に残って重用されていい役職にいるんだろう。

きっと組織の中にはそういう人も一部必要かもしれないが、その人がほのおまほうを張り切って撃ちまくるせいで迷惑している他の人もたくさんいると思う。

系全体で見たらシンプルマイナス影響しかないんじゃないだろうかと思っているが、俺が間違っているんだろうか。きっとそうだよな。

2020-05-02

anond:20200502144848

1億か〜。遠い目標だな。

まあ、小金を持っちゃうと、近付いてくる人に「カネ目当てじゃねえか?」と疑心暗鬼になってしまうんで、それはそれで婚期が遠のくような気もしている。

2020-03-22

38日後に死ぬじいちゃんポルノ


おっすオラネズミ

「 じいちゃんはたぶん1ヶ月くらいで死にます 」

ってママからメッセージ貰ったけど、

絶対に行かないワニ!

会いに行きたくないワニ!

絶対に会いに行かないワニ!

じいちゃんは綺麗な人間だったワニ!

物語になるような美しい平凡を生きていたワニ!

の子として生まれ、母を失い天涯孤独、死のうと思って軍隊に入ったけれど、馬を丁寧に手入れしてたら、気がついたら終戦してて、それで最近まで生きてたワニ!

イケメン、というか、旅の一座の女形が、夜中に夜這いに来るような、今で言うユニセックスな、そんなエキゾチックと言うかエロティック人間だったらしいワニ!

なんか分かるワニ!

ばあちゃんは裕福な農家の末の娘かなんかで、どこで見知ったか知らないけど、そんなじいちゃんエロさに射抜かれて、メンヘラになって、二人で駆け落ちして、自由恋愛の末に結婚したワニ!

当時の価値観からしたら、アナーキーワニ!

じいちゃんは、そんなこんなでメンヘラばあちゃんと、ばあちゃんとの間にできた二人の子供と、家族になって、長い間生きてきたワニ!

まりそれがもう終わるよって、

ショートメッセージで知ったんだワニ!

強烈に惹かれるワニ!

絶対に行かないワニ!

人間死ぬという時、その人間に会いたくなる、その気持ちは分かるけど、じいちゃんに限っては、会いになんか行きたくないワニ!

そんなのポルノワニ!

もう少しで死ぬという人間を見に行きたいだなんて、そんな本能遡及的なイベントなんて、ポルノハブワニ!

あのじいちゃんポルノはできないワニ!

じいちゃんはいつも遠い目をしていて、会話のテンポゆっくり、というか、最初に頭に浮かんだこと、本当に言いたいことはそっと横において、それから優しい言葉をじっくり選んで、ようやく返答する、そんな人間だったワニ!

そうやって、考えてるあいだ、視線は下の方に落ちていて、ワニはいつもその視線を追って、一緒に下の方を見ていたワニ!

でも下の方には何にもなかったワニ!

ワニがそうしていることを、じいちゃんは知っていたワニ!じいちゃんが知っていることを、ワニは知ってたワニ!じいちゃんが知っていることをワニが知っていることをじいちゃんも知ってたワニ!

から、ワニと話すときのじいちゃんは、いつもより深く下の方を見て、いつもよりゆっくり時間を掛けて、でも、いつもより短い言葉で返答したワニ!


  りょうた、優しい人間にならなきゃならんよ


それが遺言ならありがたく頂戴するワニ!

流石に葬式は行くことになるから、お返しは香典でいいワニか!

お前には絶対に会いに行かないワニ!

新幹線に乗るまではしたけど、降りたワニ!

ママンには、なぜワニは最期のお見舞いに行かないかを滔々と説いた長文をメッセージしたけど、多分あれは世界一駄文だったワニ!

ばあちゃんがキレようが、じいちゃんがもう少しで死ぬからじいちゃんを見物しに行くなんて、絶対にしないワニ!

ワニはじいちゃんが、死ぬからってよく喋ったり、死ぬからって何かを変えたりする動物ではないことを、絶対に知ってるワニ!



から俺の居ないところで綺麗に死ね

いままでそうやって生きてきたんだから

お前が俺を見るときの目はいつも遠かった!

そこに憐憫が含まれていることに気づいていたよ!

まるで自分によく似た、哀れな動物が生まれしまたかのように!

同時に幸せを祈ってくれる、お前のタフネスは素晴らしいさ!



ワニは会いに行かなかったワニ!

細胞にむしゃむしゃされて、骨と皮だけになって、まるで原型を留めていないじいちゃん写真を、姉ちゃんからラインでもらったワニ!

そして気がついたら死んでたワニ!

午前四時くらい、自力トイレに這ってって、ズボンを下ろして、座って、力んだくらいのところで事切れたらしいワニ!

トイレ大往生なんて、素晴らしい生命ワニ!


  りょうた、本当にトイレしたいとき

  しっこより先にうんこが出るんだぞ


って言ってたの思い出したワニ!

葬式では、無言でぶらぶら、たまに棺の中を覗いたり、綺麗に整えられた死体を触ってみたり、ラムネのような冷ややかさに驚いたり、セレモニアルな悲しみにノッていけない、そんな感じを、じっくり味わっていたワニ!

it's all okワニ!

じいちゃんの方の親戚が誰も来てないけど、本当だったワニね!

生物学上の父親が、お金を出してやるから大学に行きなさいってオファーしたのに、それを断って軍隊なんか入って、飛行機に乗れなかったから馬の手入れして、虚無に等しい玉音放送を聴き、気がついたらメンヘラ生命力に流されて、最近まで生きていたって、本当だったワニね!

わーお終わらないワニ!

最期の見舞いに行かなかったから、

全然終わらないワニ!


  それでもう死ぬんですね 

  だからもう死にますよ 


逃した!

自らの意思によって逃したワニ!

じいちゃんいつまでも死なないワニ!

じいちゃんによる認知的負荷が消えないワニ!

そんな目をするなよじいちゃん

よく生きてたじゃないか

2020-03-13

過去のつらい思い出の話をする。

おはようございますこんにちは。こんばんは。

わたし最近になってやっと意識を獲得した人型の動物です。

などとおかし自己紹介になってしまったのには理由がありまして。

というのも、わたし人生を振り返った時、そのうちの半分は「自らがおかれた環境下で生きることにいっぱいいっぱいだった動物」だったというのを最近になって自覚したタイプの生き物だったからです。

この気付きから過去記憶フラッシュバックが止まらなくなり日常生活が滞ってしまった為、こうして書き出すことにしました。ネットの海に流して供養することが目的記事になります

友人や知り合いに吐き出せるような話ではないし、読んでいて気分が良くなるものでは決してないのと、あくまで「わたし」の為のごくごく個人的文章であることを理解された上で読み進めてください。

また、精神的なネグレクトを受けたと感じた側からお気持ちなどがあるので、そこら辺を見て落ち込みそう/気分を害しそうな人は見ない方がいいと思います

書こうとしたはいもののどこから話せばいいのかな……そうだ、きっかけですね!

これを思い返すことになったきっかけは兄を相手家族の話をしたことだと思います

わたしは兄と二人兄弟で、小さなころから同じ家で過ごしました。兄もわたし所謂オタク趣味にしていて、いつも何かしら共通話題があり、この日もひょんなことから幼いころに感じていた家族についての話になりました。

この書き方だとあまりそういう風には見えないと思うのですが、兄とわたしが話すとき父についてのシリアスな会話はタブーのようなものでした(少なくともわたしはそう感じていました)。なのでこのときわたしは、もう2人で擦り合わせをする機会はこの先訪れないかもしれないと思い、勇気を出してシリアスな話を切り出しました。

真っ暗な井戸の底のほうまで下ろしたと重い桶を、慎重に引き上げていくような心地でした。

家族構成するメンバー祖母、父、母、兄、わたしの5人。祖父もいましたがわたしが幼いころに亡くなった為、「わたし家族」と聞いてまず頭に浮かぶのはこの面子です。

兄と話していて思い出したのは毎晩の食卓のこと。始まりはいつも概ね穏やかな食事でしたが、時間が進むにつれわたしの緊張感は高まりました。

それはなぜか?

答えは「父と祖母の怒鳴りあいがいつ始まるかわからいから」です。

間に母が入り両者を宥めるところまでが1セットの物騒なコミュニケーションは、晩ご飯時間中にどんなきっかけで始まるか、どのくらい続くか、何回起きるかなどわからない尽くしのハリケーンみたいな現象でした。

簡単喜怒哀楽にうっすらとした自我ふりかけただけの「小さなわたし」にとって、父と祖母が行う激しい親子のコミュニケーションは「こわいこと」として分類されたんだと思います。それがほぼ毎日続くうち「一日の終わりに起こるうんざりすること」にもなったのは自然な流れだったんじゃないかな。繰り返し体験するうちにその特殊コミュニケーションに巻き込まれるのも、火種になるのも嫌で、食卓の上で誰かに会話を振られても可もなく不可もない答えを返していたし、誰かの琴線にふれてしまわないよう、割とつねに気を張っていました。

自分食事が終わるとすぐに「ごちそうさま」と言って食器を下げて、兄と一緒に別の部屋へ退散しました。まあ古い家だったので別の部屋へ逃げても怒鳴り声が聞こえてくるわけですけれども。

なぜにこにこと笑っている父や祖母が、一瞬で鬼の形相になってしまうのか。

「それはそういったコミュニケーションの形なんだよ。二人はちゃんと仲が良いか大丈夫心配いらないよ。」

などとハグしてもらったり、教えてもらうきっかけもないまま体験する毎夜の嵐は、わたしの心を大変疲れさせたのではないでしょうか。(ないでしょうかってなんだよって自分でも思うんですが……そのころにあったであろう学校行事や友人とのこまかい記憶などがうすぼんやりしか残っていない為「ないでしょうか」としか言いようがない……)

また怒鳴りあいコミュニケーション祖母と父の間だけではなく、父と母の間でも行われていました。父母の特殊コミュニケーションの日程は決まって土曜日祝日開催。つまり顔を合わせて長く話すようなことがあると、口論としてヒートアップしていったわけです。

小学校から帰ったら夜ご飯と共に家族口論。土日祝日は両親の口論ランダム勃発、のちに夜ご飯タイフーン上陸

以後、このうんざりするようなタイムスケジュールわたし高校卒業してから少しするまで延々、ずっと毎日、十数年続いていきます

たここまで読んでうっすらとお気づきの方もいるかと思いますが、これはコミュニケーション値が大変低い家族の中でなるべくしてなり、起こるべくして起きた地獄しかない日々の思い出を吐き出す記事でもあります。この先も気をつけてください。

そうなんですこの家族、全員が全員ともコミュニケーション数値がおそろしいほど低かった。

ここでいうコミュニケーション値が低いというのは「人との関わり方が上手くない」ということで、人に頼る方法での問題解決能力が著しく低いことを指します。

別の言い方をすると「感情を消化させることが不得意」であったり「困ったことは大体自分一人で解決しようとすること」にあたるのですが。なんとこの家族祖母、父、母の3人が3人とも「本当に困った時は家族相談せず自分一人で決断するタイプ人間」だったのです。

少なくとも小さい子供の前で困ったときに「困ったな~」と息抜きにでも呟くような人間がいませんでした。口下手なので子供の前でふざけることとか本当になーんにもしないの。かっこいい大人背中を見て育てってか?え?口から言語を扱ってから言え!バーカバーカ!

失礼、話が逸れました。

それで、そんな大人の姿を見て育った「わたし」という子供はどうなったのか?

家庭内で困ったことがあっても家族相談してはいけないんだ」とすっかり思い込んでしまいました。

するとどうでしょう自分が困ったときにどうしたらいいのかわからなくなり、解決の糸口がガチでわからず、何かあると問題には触れず解決を先送りにし、心に不安わだかまりを抱えたまま癒し時間に任せて過ごしていくことばかりを覚えていったのでした。

おしまい

……いやもちろんおしまいなんてことはなく、「わたし」の人生はそこで終わらず続いていったので、普通に人との接し方がよくわからない人型の喋る動物が大きくなっていっただけなんですが。(なんですかこれ、言葉にするとめちゃくちゃ怖いな……)

途中でなんとかならなかったのか?という問いには「残念ながら……」という回答しか差し上げられないんです。本当に。残念ながら。

そもそもなぜなんとかならなかったのか。

それは「わたし自我形成される期間中、親への信頼なくなったこと」が多分大きく関係しています

わたしの両親は共働きで、週休2日の週5勤務。母は帰宅したら少し休憩をしてご飯作りを始め、父は帰ってきたら風呂に入ってご飯の前の晩酌をする。まさにひと昔の夫婦って感じでした。

これだけ書いたら「なんだ、普通家族じゃん」って感じなんですが。ここに「夫婦はどちらも自分一人の時間がないとしんじゃうタイプ人間で、作業趣味息抜きも一人で没頭したいタイプ」、「なお2人は仕事クタクタ疲れたコミュ障」という特性が加わると、どうなると思いますか?

結果をお伝えすると、2人の隙を見ては今日の出来事や楽しかたこと、悩み事などを話そうとしていた幼いわたしが、見えないシールドにはじき返されて転ぶばかりになりました。あと癇癪持ち酔っ払い相手(酔った時に話したことは覚えていないタイプ)にする真剣な悩み相談ほど、面倒で参考にならないものはないですよね…。(遠い目)

また、このインターバルにも思える時間を逃すともうだめです。チャンスはありません。最初の方に書いた、いつ雷が落ちるかな?ドキドキ☆晩ご飯タイム()になってしまう為、まともにお話しできるような時間おしまいです。解散

そして「何よりもただただ話を聞いてほしかったわたし」はこのころの経験から、そういった方面での親への信頼をじわじわと減らしていきました。もともとの内向的性格と、両親からいつ発せられるかわからない大きな声への苦手意識ゆえに、その不満を爆発させるような機会もなかった為だと思われます。我が子からのそういった信頼値がマイナスに傾いているなんて事実、両親は知らずに生きていることでしょう。わたしも今更そのころのことを知らせて、改めて地獄を見る気はまったく以てありません。

ちなみに、わたしは小さなころから「手のかからない」と評されてきたタイプなのですが、実情は「親への信頼度の低さゆえに何も話さなくなった子供」になります

忘れられない話なのでついでにここに書きますが、高校性のころ三者面談で割と信頼していた担任

おたくのお子さんのように子供を育てるにはどうしたらいいですか?」

と父を持ち上げたとき

「いやあ、放っておいただけですよ。」

と照れ臭そうに答えた映像がいまだ焼き付いて離れないんですね。「心の底からやめたほうがいい。」と思ったけど、そのときにはもう心の開き方がよくわからない動物になっていたので(あと不意打ちのショックで)、そのことを担任には伝えられなかったことが心残りでならないです。

(他にも、親がわたし子供のころの「手がかからなかったエピソード」を良き思い出のように話すのを聞く機会があると、心が荒れ狂って獣のようなかたちになってしまうんだよなあ。いつか本物の虎にならないよう注意します。)

あとこの記事を書くきっかけとして兄との対話がありましたが、兄曰く

高校大学くらいまでの記憶がとんとない。」

ということだったので擦り合わせのようなものはかないませんでした。ちょっと残念でしたね。



閑話休題

こんな環境の下でグレる気力もなくしたわたしが、体だけはすくすくと立派に育ち、高校生くらいになった時の話でしょうか。

父が仕事で体調を崩し、自宅で過ごすことが多くなっていたころです。

いつものように休日を家で過ごしていた両親とわたしが昼食を食べていたときわたしにとって衝撃的な事件が起きました。

ふいにしゃっくりを出てしまった母、それを見た父が

「母のしゃっくりは相変わらずかわいいな。」

と言ったのです。

…………h、?は?

ハァ????????????????????????????????(フォントサイズ最大)(太字)(赤色)

と、そのときは思わず内心ではバチクソにブチ切れる若者になってしまいました。その後「えへへ…(照れ)///」みたいな態度を返した母に対してもです。

突然のことに(非常に残念ながら)体は驚き固まり動かず。突然見せつけられるリアル夫婦の惚気(十数年間生きていて初めての!)とのにテンションの差でしにそうになりながら、息をするのがやっとだったわたしは、心の底から思いました。

お前ら仲悪いのんちゃうかい、と。(太字)(赤色)

その後わたしの遅めでささやか反抗期挨拶や会話を振られてもちゃんと返さない(面倒な人間相手にぶつかり合うのが面倒になっている為こうなりました)」が発動されることとなりました。

また、今思い返してみればという話ではありますが。

わたしの両親は「限りなくマイペース自分のペースが保てないとストレスを溜め爆発する」、「一人の時間がないとしんでしまタイプ」、「作業趣味息抜きも一人で没頭したい人間」、「疲れるとコミュニケーションの余裕がなくなる(もともとのコミュニケーション許容量が多くない)」という属性のほか、

「親である前に恋人

という隠れ属性を持っていたわけですね!すごい!

もっと早くに知らせてほしかったな~~~~~~~~~~泣きそう!!!!!!!!!!!!!(もう泣いてる)

幼い子供の前で十数年!ガチシリアス雰囲気で怒鳴りあい時に片方と見ていた子供不安で泣くようなギスギスした特殊コミュニケーションが?!痴話喧嘩だったなんてことあるか?!?!?!?!?!?!!!知るか~~~~~~~~い!!!!!!!も~帰らせていただきますわ~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!(実家が住む家)(秒で顔合わす)

ハァ……ハァ……

すみません、取り乱しました。

冒頭に書いた通りですが、最近になってやっと比較ちゃん人間としての心が正しく揺れ動くようになったので、これが「怒り」であり「悲しみ」だというのを”理解”して”発露”してしまいましたね。フフッ ウッカリウッカリ☆(棒読み)

そんなこんなでややダウナー気味の反抗期を迎え、両親との溝を更に深めたわたしですが、更なる問題が発生します。

私が大学に入ってすぐのころ、父が亡くなりました。

大病の末の結果なので、家族として心の準備はできていたと思っていたのですが、それでも誰かがいなくなるのは悲しいですね。

などと心から人間味のある言葉が出てくればよかったのですが、そんなことはなく。ただただ日々感じていたひとつ大きなプレッシャーから解放された自分の心を、不思議な目で眺めるわたしがいるだけの生活になりました。

特に大きく日常が変わることはなく、このまま過ごしていくと思っていました。しかしそのときわたしは気づいてしまった。

「あれ?もしかしてこの先もずっと生きなくちゃいけないのか……????」

そう、そこでわたしは「自分人生真剣に向き合うということをおろそかにしていた」ことに気づいてしまいました。

「家でプレッシャーを放ち続ける父母祖母のご機嫌を伺いその日その日を生きること(解放されるのは外出時と寝る時)」に人生の大半を費やしてきたわたしはどうも「自立する」、「新しいことに挑戦する」、「ペットを飼いたいと交渉する」など、両親との長めの話し合いが発生する場を悉く避けて通ってきたようです。本当に、ここまでまったくの無自覚でした。

まあ気づいたところで急に何かに目覚めるわけでもなく、まずもって気力がないので出来るわけでもありませんでしたが。「このままじゃいけない気がする」という漠然とした焦りから映画漫画アニメなどの創作物に対し、心新たに触れるようになりました。(もともと漫画アニメなどは好きで小さいころから見ていたんですが、日常からの逃避先がそこだった為か、内容を覚えていたりいなかったりするんですよね……記憶がない状態で楽しむアニメ漫画、めちゃくちゃ面白いよ!ヤッタネ☆)

その後なんやかんやで就職できて、何年か社会人経験し、先輩や同僚にもまれたり気の合うゆかいオタク友達との出会いがあったお陰で、やっと「人語を話すけど意思の疎通がはかれない人型の動物から「たどたどしいがやろうと思えばなんとか意志の疎通がはかれる人型の動物」にクラスチェンジできました。

こんなクソ重いありがとうを直接伝えることは憚られるので、ここで叫ぶことをお許しください。

特にかいオタク野郎のみんな~~有難うな~~~!!!これからも仲良くしてくれるよう頑張るよ~~~~!!!!!

相変わらず親に似てコミュニケーション容量が低いままではあるけど、それも含めてなんとかやってます。(しかしここまで来るのがあまりに長かったので、これまでに大変なご迷惑をお掛けした人のことを思うと、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです。本当にすみません。もうこんな(わたしを始めとした)人間未満みたいなもの出会わないようにと祈っております。日々が穏やかで良いものでありますように。)

自分では上記にある辺りの激しめの感情はとっくに昇華されたものだと思っていたのですが、疲れて余裕がないときバラエティなどを見て笑っている母をみると無性に苛立ち、シリアスに泣き出したくなってしまときがありますちょっと危険だなぁと思っています一種ボーダーラインだと思ってそういう時は寝て回復に努めるのですけれども。

この文章を書きながら全然昇華されてなくて自分でも笑ってしまいましたし、いつか本当に追い詰められた時に有事引き起こししまうようなぼんやりとした予感がありますお金が貯まったらちゃんと離れて暮らそうと思います。お互いの為にもね。

また未だに「健康精神状態運営された家族という団体」への憧れは強くあるようで。

誰かが手掛けた創作物キャラクターが心通わせる表現にふれると、あまりに眩しく尊く感じ涙を流したり、TLで健全コミュニケーションが成立し、信頼関係が成り立ったご家族アカウントを見かけると「本当に実在し(ていてくれ)たんだ」と感動してしまます。なんか、アレだ……太陽の光に当たってぼんやりと、あたたかく眩しいなと感じるような瞬間に似ています存在していてくれて本当に有難うございますわたし勝手に救われています

繰り返しますがこの文章は、それなりに情緒が育ちその当時の感情言語化、過去の振り返りおよび分析ができるようになってきた「わたし」が、その気づきとともに過去自分感情に圧し潰され、溢れだす記憶に涙が止まらなくなり、座り込んでしまった「わたし」のための個人主観記事です。

今何かに苦しんでる「あなた」を追い詰めるためのものではないので、もしもここまで読んでちょっと苦しくなっちゃった人は、とりあえず体をあたたかくしてゆっくり休んでほしい。休んで。寝て忘れてね。どうぞお大事に。

ときどき思い出に苦しめられつつ、寝ずに一気にこれを打ったので、ところどころぐちゃぐちゃな文章になっていると思うのですが、ここまでお付き合いいただき本当に有難うございました!

こんなところまで読んでくれたあなたにも、ちょっと良いことがあるといいですね。

それでは。

2020-02-23

anond:20200223020752

すごい

子どもの頃はできたのになぁ(遠い目)

ジム復活させようかな

2020-02-12

anond:20200212195400

ガキのフリして近づいてれば当時JKだったあの人とかあの人とかなんとなく落とせそうだとか思ったりしたよな(遠い目)

2020-01-20

anond:20200118233804

ちょっと昔に友人のチームからVTuberやろう!」とか誘われたけど結局、自分はやらなかったなあ…チームうんたらではなくて自分が抱えている創作物があったか何となく捨てなかっただけ。まあ現在も続けておりマイペースポチポチ作っている。ようは周囲の目もそうだが自分のペースで継続してもらえる事を願う。(遠い目

2020-01-15

吉野晃一が好きだった話

寒くなってきましたね。

寒くなってくると、嫌でも思い出してしまうことがある。

あれから一週間、1ヶ月、半年一年と経つたびに整理しようと文章を書こうとしたけど、いつも纏まらなかった

なぜか今なら書ける気がするので、書いておきたい

ある冬の日、ももクロ有安杏果さんが辞める話を聞いた。

それで急にいつか必ず来る、吉野くんがやめた時のことを真剣に考えようと思った。

「その時が来たときは青いペンライト持って、KMBときはユーキさんだけを双眼鏡で追って、新曲は3枚買って、タカシくんの歌を真剣に聞くのだ」

具体的なプランを据えて、私は推し引退に備えられる優秀なオタクだなぁなんて誇らしげにしてた。

翌朝、起きて一番に見たのが吉野晃一が脱退するという報告だった

正直昨日の今日でこんなことある?って頭で自分は笑っているつもりだったし、「分かっていたことだから仕方ない」と落ち着いてるように錯覚してた。

ただ頭から順番に爪先まで急に血が凍ったみたいに冷たくなって、自分意思で動かせない肉の塊になったのは感じていた。

きっと身体の方が正直だったのだと思う。

その日は学校があったから、動かないと思っていた肉の塊をなんとか人間みたいに仕立て上げて家を出た。

涙は出なくて、まだ悲しいも寂しいも腹が立つも感じることはできてなかった

今思えばよくやったなぁと思う。

脱退する、と未来形みたいな言い方だったけどもう仕事はなくて、今撮り終えたもの放送が終わればその時点でいなくなる

事実上の事後報告だった。

ファンと直接お別れする場がないどころか、何かの放送を通してメンバー吉野くんを送り出す事もない

極め付けは脱退報告の謝罪文が、リョウガさんのものだったことだった。

何回読んでも分からない。

方向性の違い」?

ギャグ漫画バンド解散シーンじゃねぇんだぞ!!!!!!

何も悪くないリーダー謝罪させておいて自分一言も発さずこのまま逃げるつもりなのか?

個人更新してるブログで謝る可能性は充分にあったけど、公式の脱退発表での報告は本人のものであれよ。

そろそろ2年も経つし、すっかり忘れたつもりでも思い出す度に腹わたが煮え繰り返る感覚を思い出す。

からボーッとする頭で授業を受けているうちに頭が正常に戻り始める。

脳が回り始めるとだんだん疑問が生まれてきて、感情が沸き起こってくる。

悲しいとか寂しいとかより真っ先に悔しいとムカつくが溢れ出してきて、昼まではとにかく笑うしかないっていつもよりハイテンションだったのが、午後から一言でも発せば大暴れしてブチギレてしまいそうで喋れなくなった

初めて涙が出たのは夕方実習が終わってやっと1人になった帰り道で、「お前が辞めても絶対超特急東京ドーム行くからな」と思った瞬間だった

だって本当に、上がり目だったんだ

この調子で行けば絶対ドームも夢じゃなかった

日に日に大きくなるキャパティと分かりやすく伸びていくYouTube再生回数を見れば誰だって分かった

超特急が今一番最強の7人だってファンに思わせることができる人たちだった

そんなところにこんな最悪の水の差し方するなんて、推しとか関係なく許せなかった。

辞めることはわかりきってたくせに、いざ辞めると言われれば「もっと後でよかったじゃん」とか言ってる自分が滑稽だったけど、理性で感情は抑えられないものだと知った

そんな怒りは一週間も続いて、怒って泣いてを繰り返すうちに、ある日やっと寂しいという感情が湧いてきた。

好きなところを思い返したり過去映像を見たりして吉野くんが恋しくて泣くようになった。

もう彼が楽しそうに歌う姿もクセ強すぎて目立つダンスも、MCときニヤニヤしながら6人を眺める姿も何もかも見れなくなると思うと辛くて苦しくて寂しくて耐えられなかった。

早く彼のことを綺麗さっぱり忘れたかった

そう、脱退が発表されて初めて涙を流してから、私はずーっと吉野晃一という存在忘却たかった

好きだったことを引きずるのは超特急応援するのに邪魔だった

差し迫るテストに集中するのに、彼を思い出してる暇なんてなかった

好きだったこと、寂しいこと、怒ってること、悲しいこと、彼に付随してくる感情はどれも強すぎて私の心では受け止めきれなかった

から早く忘れたかった

心を守る正常な防衛本能だったと思う。だって彼を忘れてしまえばこんな不毛感情は全部消える。

早く穏やかになりたかった

私にとってコーイチは初めて好きになったアイドルだったけど、その後色んなグループを好きになっていたか情報の海に飲まれようと思った。

ライブにもたくさんいったし、色んな番組見たし、雑誌もたくさんかって色んなところに散らばった好きな人たちを追うことで忘れようとしてた

私にとって、他のグループ超特急グループとして特徴づけるための比較対象として見ている部分があったことに、そこで気が付いた気がする。

例えば後輩グループ超特急が切り開いた道を広げてくれる人たちだったし、もっと大きな事務所グループは追い越す対象だった。

超特急は私にとってアイドルだったけど、いろんなアイドルを見ることによって超特急はやっぱりちょっと王道じゃないことを確認できた。

から他のグループを見ていると、どうしてもこれからコーイチの脱退によって落ちるであろう超特急の人気のことを考えてしまっていた気がする。

その辺の時期の記憶はあまりなくて、ただ段々自分アイドル応援に疲れていることをなんとなく自覚していた。

特に、脱退発表直後から自分絶対コーイチがいなくなったことに引きずられない」と豪語していたくせに、日を追うごとに周りが好きなタレント純粋応援できていることを羨む気持ちが芽生えてしまっていることがつらかった。

あんなこと言ったくせに、自分はいつまでも彼を引きずっていることが恥ずかしくて言えなかった。

そうして私は、夏のある日ぷっつりとアイドルを見るのをやめてしまった。

情報が全く入ってこないアカウントで、いろんな二次元ジャンルに手を出してみたりした。

昔好きだった作品をたくさん見返して、今までちゃんとできてなかった勉強をして、私がドルヲタしてたことを知ってる周りの友達には何度も「休日何してるの?」と聞かれた。

本当に何してたかあんまり記憶がないけど、その間にもずっと吉野君のことは忘れたかった。まだ思い出してチクチク胸が痛んでいたし、考えることがなくなると吉野君のことばかり思い出してしまっていた。

早い段階で彼は個人での活動を開始していたけど、早く忘れたいから見なかったことにしていた。超特急が進むための一員としての彼が好きだったから、自分のために歌う彼は私にとって知らない人だった。

維持を張っていたから、今でも超特急CD絶対買っているしFC更新も迷わずしているけど、現場に行くことはなくなってしまったし全ての仕事は追っていない。

今、二年目の冬にしてやっと、吉野くんが好きだったことを忘れ始めている

そして同時に、忘れることが怖くなってきている。

このままきっと私は吉野くんのソロ現場に行くこともないし、昔の友達に会って吉野君の話をすることもないと思う

十年引きずるだろうと思っていたけど、案外1/5の時間記憶はなくなってきた

彼のどんなところが好きだったかは思い出せるけど、それで胸がぎゅっとなったりはしないし、彼の顔やかたちは鮮明に思い出せるけどそれで死にたくなったりはなくなった

きっと今思い出せることもいつかばやけていって消えるのだ

私が一番怒って泣いて傷ついて死にたくなったのはタカシ君のことをかんがえるときだった

私は吉野くんと太陽くんが二人なのが好きだった

まだ二人が実家に住んでいたとき仕事東京に行くのは二人だった

タカシくんが実家から東京に行くとき、泊まるのが吉野くんの家になった夜は二人だった

動物園に行った二人

初めて顔を合わせて、「めっちゃ真面目」「すごい人」と思い合った二人

ボーカルなのに後ろに立たされて悔しかった二人

最年長と最年少だった二人

凸凹だった二人

黒と白だった二人

月と太陽だった二人

背中合わせの二人

超特急ボーカルだった二人

きっと気もそんなに合わなかったと思う

大親友でもなかったし、家族でもなかったし、師弟でもなかった気がする

だけど二人だった

日に日に歌が上手くなるタカシいつまでも待っていた吉野くんと、いい加減並んだように見えるのにいつまでも吉野くんを遠い目標みたいに語るタカシくん

みんなが持ち上げるほど濃い仲じゃなかったと思っているけど、きっと蓋を開けてみれば私が思いもしない仲があったような気もする

ここが好きとか、こういうエピソードがあったから好きとかじゃなくって、二人が出会って一緒に歌を歌うことになって、超特急としてふたりが奏でる歌声が大好きだった

私は勝手に、タカシくんがおいていかれたと思った。捨てられた、放り出された、一人にされたって勝手に傷ついていた。

きっとそんなことはなくて、タカシくんは私が思うよりずっと大人でそうでなくとも五人が守ってくれた

だけど吉野くんがタカシくんと袂を分かつ決断したことが本当に本当にショックだった

色んな「ふたり」の別れを聞いたけど、こんなにつらいことはないと思った。

だってお互い話し合って決めた別れじゃなくて、一方の明確な拒絶なんだ。そんなの受け入れなきゃいけないのはつらすぎるし、そんなことを言い渡す方は最低だと思った。

不幸なんて比べれるものじゃないってわかってたけど、その時心の中で私は世界一不幸だと思った。

1・17更新されたタカシくんのブログは、他のみんなと違ってまだ受け入れられていないのが感じられて涙が止まらなかった

カイくんがタカシサポートするから安心して、って言ってくれたのがうれしかったけど、やっぱり吉野くんがいなくなることで一番助けが必要になるのがタカシくんなんだって思うと悔しくて悲しかった

こんな終わり方は嫌だった。ずっと嫌だ。

二人の物語は、きれいでなくてもいいからせめて終わらせてほしかった。

かなわないと知りながらも、今でも二人が終わらせてくれるのを待ってる。

吉野くんのことを好きになったのは彼が我慢できないくらい楽しそうに歌う姿を見たからだ。こっちが笑っちゃうくらい、馬鹿みたいに楽しそうにステージで歌い舞う姿は誰よりもかっこよく見えた。

しゃべるとおもしろくて、もっとしゃべってるところを見たいと思った。

日本語の曲もバラードも全く聞かなかったけど、この人とタカシくんが歌うならずっと聞いていたいと思った。

好きな理由なんていくらでも後付けできるからあんまり意味はないけど、アイドルが嫌いだった私がこんなにも人を応援したいと思わせてお金時間感情も捧げるようになったのは吉野くんのせいだってことは事実で、それが何より私にとっての影響の大きさを示していると思う。

大好きだった。きっと今も大好きだ。だけど、それを確かめることはもう怖くてできない。

あんなに強い感情は、今の私にはきっと重すぎる

これから先、誰も応援できないとは限らない。きっと浮気性で人間観察が好きな私だから好きなアイドルができて、自主的コンサートも行けるかもしれない。

しかしたら、その人のために何かしてあげたいと思えるような人が現れるかもしれない。

だけど、きっと吉野くんのことみたいに全てを投げ出して好きになることはないだろう。

それは初めて好きになって、一番長く見ていたからでもあるけど、なってはいけないとも思うからだ。

きっとあれは私にとっては毒で、あなたにとっても重荷だった。だからそんなことはないと、明言しておきたい。

そうして世界に、吉野晃一が私という人間の中では世界一存在であり続けるということをささやかながら伝えておきたい。

ずっと悔しいから言えなかったけど、せっかくだから最後に言っておこう

吉野晃一くん、どうかこれからあなた幸せでありますように。

微塵も思えなかったあの日から二年が経って、やっぱりあなた幸せじゃないと誰も報われないと思うから

そんな不純な動機だけど、あなたにとっても私にとってもこれから比率が小さくなるあの大好きだった時間は、やっぱり本当だったと思うから

それを忘れたくない、と思う今なら幸せになってほしいと心の底から願える気がする

あなたにとっての幸せが私にはわからいから、あなたがそう思える形に落ち着けますように。




っていうのを一か月前に書いたんだけど、マジで今回の炎上でなにもかもぶち壊されました

大嫌いだと思えば思うほど好きだったこと、今もまだ実は好きなことを思い出す

大好きだった時間否定しなきゃいけないのがつらくてしんどい

赤の他人に入れ込むことのこわさを知ったよね

2019-12-30

anond:20191230130541

サブスク解禁されたよね

ライブで見た戦慄パート1の異様な緊張感は

ものにも代え難い素晴らしい経験だった(遠い目)

あとメル・コリンズが後半辛そうだった

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