なぜかというと「少年漫画でできないことができる」一種の解放区だったから
メジャーな出版社は少年漫画、青年漫画とかの建前上の枠に束縛されていた
当時の男の子向けと言ったら
不良、スポーツ、不良、スポーツ、不良、スポーツ、不良、スポーツ、が王道
「どこに需要があるの?」みたいな扱い
しかぁし!
いい例が魔夜峰央とかだろうな。『パタリロ!』から美少年を取ってみろ
国際謀略スパイアクションにホラーに落語に……どこが少女漫画やねん
当然、少年漫画だったらますますもって編集者が相手してくれない
あと
萩尾望都や竹宮恵子が切り開いた初期やおい(「BL」じゃないぞ)ブームは
大いなる追い風となった
(当時の少年漫画でこれはなかなか受け入れられにくい)
そんなわけで吉田秋生のBANANA FISHみたいな怪作も成立した
1980年代当時の少年漫画がヤンキー臭いスケールの小さな不良バトルばかりの中
本物のピストル振り回して政財界の大物の大人と戦う少年の話の方が
よっぽど面白いだろ!! などと思った男子は俺だけではないはずだ(偏見)
小学生でも知ってるメジャーな存在となったのはやっと1980年代後半
これも当時の少年漫画誌だったら許されなかったよな…
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【追記1】
「『やおい』ではない」「『少年愛』では?」「『JUNE』では?」
すまん、少なくとも1970年代~1980年代中期「BL」という語句は
【追記2】
「少年漫画誌、青年漫画誌でも実験的なSFやらファンタジーやら作品はあった」
諸星大二郎や星野之宣などのような異才も取りあげた点は評価せねばならん
が、寺沢武一みたいな例外を別にすれば安定した長期連載は少なかった印象
【追記3】
「お前が言ってるのは『花とゆめ』とか一部の少女漫画誌の話だろ」
確かに当時も大多数の少女漫画は普通の中高生男女の恋愛物だったと思う
が、俺はそーいうのに興味なかった
【追記4】
その通り! 今にして思えば、虚淵やら奈須やらその他を輩出した
当時のエロゲ業界こそ、団塊ジュニア世代のオタク系クリエイターにとっての
(1970末~80年代初頭のような)古き良きボーナスステージだったんや
【追記5】
すまん(50歳)
好奇心から40年ほど前の少女漫画に手を出してみた。 既に紙では手に入らないような作品も、Kindle等の電子書籍なら気軽に買えるのがいい。 繊細な絵が気になり、岩館真理子という作家...
24年組とその後続世代を中心に 1970~80年代中ごろの少女漫画が面白いのは必然 なぜかというと「少年漫画でできないことができる」一種の解放区だったから 現在でこそマニアックな漫画...
エロゲはまるで違うと思うんだがな 少なくとも、当時は漫画でもアニメでも、いくらでも尖った作品はあった エロゲがあの時一番尖っていたなんてことはない もちろん購入制限がある...
1990年代末~2000年代初頭のエロゲー業界の 形式上名目上エロ有りなら何をやってもOK (趣味に走った伝奇、SF、ミステリ、ホラー、ファンタジー、歴史物なども有) という雰囲気がなけ...
昔の少女漫画はこれまで池田理代子や萩尾望都や竹宮恵子のような大御所中の大御所しか読んだ事が無い。 少年漫画で例えると永井豪や梶原一騎や水島新司みたいな感じだろうか。これ...
その漫画家のフォロワーを追うのは?
その並びで山岸凉子はいないんだ
一条ゆかりとか美内すずえは絵が華やかでエンタメ系という意味で池田理代子系かもしれない 未読だったらガラスの仮面や砂の城はどうだろう。
伊賀のカバ丸読んで焼きそばが食べたくなろう
東村アキコってデビュー前は岩館真理子みたいな漫画描きたくてネーム書いてはダメだったらしい
フルーツバスケット面白いんだけどどうも変なとこがある たまに動物憑きの子が生まれてくる旧家があって、 そこに嫁いできた人が自分の子が動物憑きなのにショックを受けて子供を可...
がんばって出産して出てきたのがネズミだったらやっぱり分かってても発狂すると思う 動物憑きのこと知ってて嫁いだのにいざ生まれたら拒絶するなら嫁が身勝手でどうしようもない
ですよね
オレは水樹和佳。にハマったぞ。本格SFだ。