はてなキーワード: X-menとは
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「ヒロアカ」とは、現在少年ジャンプで連載中の「僕のヒーローアカデミア」という作品
内容を平たく言えば、タイトルにあるような「X-MEN」や「スパイダーマン」のような、あたかも少年漫画に登場するような超能力(作中では「個性」と表現)の持ち主が人類の大半を占める架空の現代日本が舞台
主人公はその「個性」を全く持たない落ちこぼれの少年で、ふとしたことから人類最強の「個性」を手に入れる
そして「個性」を悪用する悪人(作中では「ヴィラン」と呼ばれる)を警察に代わって退治する「ヒーロー」になるべく「ヒーロー」育成学校へ入学する…という話
この「個性」というのがかなりぶっ飛んでて、物理法則とかガン無視した能力が敵味方問わずポンポン登場する
触れた物を無重力にしてしまうとか瞬間移動とか一瞬で相手を催眠術で操ったりとか念じるだけで自由自在に物質を体からいくらでも生み出せる(しかもある程度シンプルなら機械類もOK)とか
主人公に「個性」を与えた「オールマイト」という名のヒーローの外見(筋肉ムキムキ全身タイツの金髪アメコミヒーロー風の男)などから、アメコミの設定を拝借して日本風にしたものだというのは分かるんだけど、ここで疑問に思ったことが一つ
あの世界って「X-MEN」とか「スパイダーマン」って作品自体存在すんのかな?
ちなみにこの「個性」を持つ人類が増え始めたのが数十年前という設定なので、それ以前なら作品自体は存在はしていたんだろうけど、人類の大半がそういう能力を獲得している世界で、ああいう作品って存続できてるんだろうか
要するに人類のほぼ全員が「かめはめ波」を撃てて空も自在に飛べる(舞空術が使える)世界で「ドラゴンボール」って売れるんだろうか?
あるいは人類のほぼ全員がメラやヒャドやルーラを使える世界で「ドラクエ」って人気あるんだろうか?みたいな感じを想像してもらえればいいかな
あと「バットマン」と「アイアンマン」に関しては元々が「すげー体を鍛えてるだけのただの人間」なんだけど、下手をすれば身体障害者みたいな扱いをされる「無個性者」が世界クラスの大企業のトップになっているという設定にあの世界の人間はリアリティを感じるのだろうか
http://www.mccallssf.com/imlixo-w-atch-the-x-men-apocalypse-ful-l-m-o-v-i-e-onli-ne/
https://www.goodreads.com/book/show/30292149-download-the-x-men
A「O君がいなくなってから、心機一転コンビでやる初漫才なわけですけどもね」
B「そうですね、仲良くやっていきたいところですな」
B「あ~、仲良いですな」
A「いや、仲悪くない?」
B「仲良いでしょう。例えばアメコミの実写ね」
A「えぇ……例えば?」
B「皆さんご存知ですけどもね、アメコミキャラと一口に言っても権利はバラバラ」
A「スタジオ、役者、その他のスタッフがバラバラになるケースもありますね」
A「監督が途中で逃げたり、入れ替わったりしても出来上がりますね」
A「ダメダメじゃねえか! 中途半端に共通している箇所があるから余計に混乱するわ!」
B「バラバラでも完走する。感動のバトンリレーじゃないですか」
B「なにその比喩表現(苦笑)」
B「俺がジャガーノートだ!」
A「違うので割り込んでくるな!……で、ZEROに出てくる主人公の因縁の敵であるセイバー
A「いや、確かにそれもZEROあるけれども! せめてアメコミに絞ってボケてくれ!」
B「似たようなもんだろ」
A「今は『X-MEN ZERO』の話!……で、このセイバートゥース、一作目とZEROでは全くキャラ設定が違うんですよね」
A「でも時系列的に繋がっているわけですから、そこはキャラ統一しようよ」
B「ZEROに出てきたデッドプールとかも?」
A「デッドプールは出てきてないから」
B「え~……みなさん、これが“大人のやり方”です」
A「どうせ『フューチャー&パスト』で全部丸く収まるからいいんだよ」
B「『アベンジャーズ』の2作目に出てくるクイックシルバーが色んな意味で別人ですけどねー」
A「仲良くないといえばね。最近のだと2015年版の『ファンタスティック・フォー』」
B「アイエエエエ! スペースニンジャ!? スペースニンジャナンデ!?」
A「宇宙忍者ゴームズじゃねえから! 2015年版! 実写の」
B「ああ、そっちね。なんだっけ、リメイク?」
A「リブートね。映画業界ではありがちですけれど、難産な作品でしたよね」
A「で、出来たのが、世に出さなかった方がマシなんじゃないかというレベル」
A「えぇ? 本当に? トーチとか黒人なんですけど」
B「でた、人種差別」
B「シングとかはほぼ統一感あるよ」
A「丸裸じゃん」
A「宇宙忍者ゴームズじゃねえから! ドゥームのデザインとか酷いでしょうが」
B「まあ、仕方ないじゃん。リブートでも作ってお茶濁さないと、作る権利を他のスタジオに持っていかれるかも」
A「ちゃんと作れないなら、いっそ権利を明け渡して欲しいと思うけどね」
B「いや~、ファンタスティック・フォーが名作にされる危険性は少しでも下げないと」
A「なんでだよ! ていうかBの今の物言い。他の2作品の実写もよく思ってないだろ」
B「いや、そんなことないよ初期のファンタスティック・フォー映画は好きだよ」
A「ホントかよ」
B「ホントホント。アクションもいいけれど、家族4人の絆が素晴らしい」
A「それMr.インクレディブルだろ!」
「「どうも、失礼しました~」」
リブート版『ファンタスティック・フォー』が駄作でない理由(ネタバレなし感想) カゲヒナタのレビュー
気持ちはわかる。
俺も「『クロニクル』のジョシュ・トランクが監督!」と聞いてワクワクとときめきをおぼえ、
公開後、実写版『デビルマン』がアメリカ侵略したかと思われるほどの大炎上に怯えたクチだ。
で、正直、観た時の印象は「世の中の91%(RT調べ)から総スカン食らうほどダメってわけじゃないだろ。アメリカ人きびしすぎ」。
しかし、「思ったほど酷くはない」でも、F4が駄作であることは変わりないと思う。
びっくりしたことに、本作の主人公たちは人生がうまくいっていないダメな若者で、わりと性格も悪いのです(作中で、彼らは「Kids」と呼ばれています)
まず、「主人公たちは人生がうまくいっていないダメな若者」ではあんまりない。
研究所を放り出されていたドゥームや、厳格な親に反発したがるジョニーなんかは当てはまるかもしれない。
が、主人公はバクスターに入学(就職?)した時点で「それまでコケにされてきた天才的な才能が正当に認められた」わけで、事実ここいつは終始ずっとノーテンキというか、あんまりグツグツした情念めいたものを燃やしていない。青春を超エンジョイしている。別にそれはそれでいいけど、マイルズ・テラーのあのアンニュイさを活かしきった『セッション』のあとだけにやけにもったいない。『クロニクル』アゲインを期待していた観客もそこで肩透かしをくわされる。
ケイト・マーラも親と弟の板挟み、ドゥームとテラーとの三角関係、コソボ出身という暗い過去、などなどドラマになりそうな設定が顔を覗かせるものの、びっくりするくらい本編に活かされてない。そもそも何考えてる人かよくわからない。観る人によったら、中盤までジョニーと姉弟だって気づかないんじゃないか? テラーとの恋愛要素も、テラー視点でうすら青春っぽく描かれるだけで、特に深くもならない。
中盤前半まるまる出番のないベンくんに至っては書きこみもクソもない。最序盤でこそゴミ山の底辺家庭で育ったという劣悪な家族・養育環境が思わせぶりに描かれるものの、その後一切言及はない。なんでテラーと仲良くしてんのかもわかんない。信頼関係がどうやって育まれてきたかもわかんないのでザ・シングになってからの「大親友に裏切られた辛さ」みたいなものが薄く感じる。傍目には、ひさしぶりにあった古いクラスメイトに怪しい宗教に勧誘されてのこのこひっかかった、頭のよわいかわいそうな人にしかみえない。
ドゥームもドゥームでバックボーンがよくわからない。出てきたときからフードかぶってちょっと気難しいギークを気取っている童貞野郎にしか見えない。ドゥームという希代の悪役へ至らせるトラウマイベントに欠けている。研究所を叩きだされた経緯もむしゃくしゃしてとりあえずロックなことをしてみた、程度のマインドっぽい。尾崎豊か。
とりあえずケイト・マーラが好きで、マーラとテラーの仲を快く思っていないみたいな描写はあるものの、二人の仲は決定的なところまで行ってない。しかも、「俺の女にちょっかい出すんじゃねえ」的な釘をテラーにさそうとしたら、逆にテラーから「あの機械もうできたよ」と言われて「えっマジで」とばかりに盛り上がる。女にそこまで執着なさそう。
じゃあテラーに対する嫉妬心なのかといえば、そこも開発チームとして一致団結する過程でうやむやになってしまう。
総合するに、なんでこいつが地球を滅ぼしたがっているのか、なぜ異次元に永住したがっているのかがわからない。異次元エネルギーの影響で頭おかしくなった、で済むかもしれないが、それは「人間ドラマ中心のF4」としてどうなんだ。
ついでにいえば、クリストファー・ミンツ=プラッセをちょっとだけ細くしたような絶妙なムカツキおフェイスがどこかヘタレっぽくて、情けない。
唯一、バックボーンやコンフリクトの描写(病院での父親との衝突シーンや能力使用に関する言い争い)に成功したヒューマントーチだが、せっかくそうやって高めた緊張を爆発させるシーンがない。問題を劇的に乗り越えるシーンがない。
「壁」だった父親が唐突に殺されて、「兄弟仲良く……」と言い残して死ぬだけだ。え? これまでの親子喧嘩はそれでオールオッケーなの? もったいない。
要するに全体的に人物への書き込みが不足している。死ね死ねパワーを充填し損なっている。リア充デビューを果たした主人公、脳内で一人相撲を繰り返してるだけの童貞悪役(まあテラーも童貞だろうけど)、何を考えているかわからないヒロイン、中折れしたブラック・コックのような黒人枠、影が薄いだけのかわいそうな親友。これが今回のF4の面々である。到底、ハーレム少女漫画で活躍できそうなバイタリティーはない。
こうじゃなかった。『クロニクル』はこうじゃなかった。ちゃんと主要キャラ三人それぞれの書きこみができていて、そのうえでの関係性がちゃんと……まあいい。これはF4だ。
ジョシュ監督自身が「デヴィッド・クローネンバーグ的に人間の肉体が変化していく場面を描きたいんだ」と言っていたとおり、作中では「これホラーだろ!」と思いたくなるシーンがあります。
あー。うん。これはできてた。なんでクローネンバーグやりたかったのかわからんけど、できてた。超こわかった。能力ゲットシーンだけじゃなくて頭パーンも爽快感込みで。
いや……でもさ。俺たちはホラー映画観に来たわけじゃなくねえ? 百歩譲ってさ、暗いヒーロー映画自体は否定しないよ? みんな『ダークナイト』大好きでしょ? おれだって実は『マン・オブ・スティール』そこまで嫌いじゃないよ? グロシーンばっちこーいだよ?
でも、だから、なに? ホラー描写ができてるから、なに? それがF4の本筋とどう絡んでくるの? 「自分たちが変わっていくことへの恐怖」? いや、おまえらそれかなーり早い段階で適応してたよね? いきなり「一年後……」とかつってたよね? そこ書かないの? 変わっていくプロセスを見せたかったんでしょ? なんで変わってしまった自分に適応する/できない/やっぱするプロセス書かないの? なんでスーツきりゃ全部オッケーなの?
これはジョシュ監督のデビュー作にして、高い評価を得た『クロニクル』と同様です。
『クロニクル』は「能力を持ってしまったがゆえの悲劇」が描かれており、本作では「能力を持ったという運命を受け入れなければならないという試練」が前面に押し出されています。
「運命を受け入れる」か。良いセリフだな。でも、それ、ドゥームさんの前でもおなじこと言えんの?
え? 言っちゃうの? マジで? 「こうなったのもたぶん運命なんだ」って? 本人の目の前で????
たしかに、みんな能力を持ってしまったことにどうやって向き合えばいいのか、その葛藤はありました。
けど、『X-MEN』なんかと違ってその葛藤が全部あいつらの内部で完結してるし、しかも特に真摯に向き合うことなく、ラストバトルのテラーさんによる安い演説一発(本当にここはとってつけた感がすごい。それまでのテラーのキャラとも合ってない)で解消されてしまうので、本当にこいつら悩んでたのかよ、と白けてしまう。
この映画見てると「ああー技術者って大人になってもガキくせえバカばっかで、酒に酔った勢いでうっかり世界滅ぼしかけたりもするんだなー、害悪だなー」って気分にしかなんないよ? 脚本からは科学者や技術者に対する悪意しか伝わってこないよ? テラーが劇中具体的に技術で世界に貢献した例って、レジの故障を直したくらいじゃない?
テクノクラート讃歌なら『ベイマックス』のほうがよほどポジティブなメッセージ性を与えてるぞ? 科学っていいなあ! 研究室っていいなあ! になれるぞ??
細々書いてきたけど、こんなものは全部些末なダメさにすぎない。「時間配分に失敗している」せいでもない。ましては「暗いから」でもない。
本作が駄作である最大の理由、それはラストバトルにおける勝利のロジックのなさだ。
ラスボスであるドゥームさんは異次元世界では神に等しい力を持つ。地形を変形させるなんてお手の物。まさに最強クラスの敵だ。
しかもリブート前のドゥームさんを知る我々にとって彼は「F4の宿敵」として広い認知を得ている。
こんなもやしみたいなシリーズ一作目でうかうかと殺されるような敵ではないはずだ。
それがである。
ドゥームさんはビックリパンチ一発でやられる。しょぼい。イモータン・ジョー様もびっくりのあっさりさでぶっとばされる。イモータンさまはそれでもみんなの心のV8をいつまでももやしつづけるであろうが、この偽クリストファー・ミンツ=プラッセの最期はせいぜい鮫入りの水槽に落ちたどっかのヴィランと混同される程度でしかなかろう。
もうちょっと説明すれば、このビックリパンチはいわば友情の団結ビックリパンチ、少年漫画的な元気玉であるはずなのだが、バラバラだったチームが団結するまでの流れがおざなりというか、雑さ極まっているのであんまり元気そうに見えない。
しかも、既にドゥームさんに対して一ダウンを奪った直後の攻撃である。そう、ドゥームさんは圧倒的なパワーと地の利を得ているにもかかわらず、ラストバトルに於いてはあんまり圧倒しないのだ。とりあえず序盤は筋肉バカ二人を撃破し押せ押せムードにはなるものの、ケイト・マーラごときのバリアに手こずる始末。もうちょっとがんばれ。
このバトルさえ、ラストバトルさえよければせめて駄作よばわりはまぬがれえたかもしれない。
序盤のダルさやルックに反したノーテンキさも、中盤の物語運びである程度までは取り返せていた。
あとはクライマックスで盛り上げるだけで40点程度は獲得できていたはずなのだが……。
それでも、ギリギリ次回作が楽しみな程度のクオリティではある。増田はトランク監督を応援しています。マーラもルーニーではなくケイト派です。
あ、そうそう。本作で唯一良かった点をあげるとしたらケイト・マーラの着ているスーツのビッチビチぷりですね。エロいことこのうえない。監督、ラバースーツAVとかにフェティッシュを感じてるんだと思う。そういうのが好きな人は60点いくとおもう。
以上。
トイ・ストーリーって1、2、3のどれから観たらいいの?:知らん
ターミネーターって3は飛ばしてもいいって本当?:2以外見る必要ない
ジュラシックワールドって前のシリーズ観てたらネタバレになる?:ネタバレは関係ない。CGを見に行くもんだから
アベンジャーズって前作とアイアンマンだけ見とけば問題ない?:何も見なくても大丈夫
ジャスティス・リーグってアベンジャーズじゃないの?:知らん
ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーってX-MENじゃないの?:知らん
キャプテン・アメリカは拉致被害者でスター・ロードは童貞って本当?:本人に聞け
スター・ウォーズの新作でレイア姫(ババア)がビキニ着るって本当?:公式サイトで聞け
ダレン・シャンとパーシー・ジャクソンってハリー・ポッターの外伝なの?:発想がオタだな
良い所に気付いたね、偉いよ
X-MENってベースはマイノリティとマジョリティーの戦いなの
個性であったり人種であったり、あまり勘ぐるのもいかがと思うけどLGBTのことも内包している
だからウルバリンはアメリカ映画でよくありがちなチャラいキャラじゃないのよね
自身の出生も悩みの原因だけど、どうやってX-MENたちをまとめるかを悩んでいる
現在アメリカの縮図だから私には関係ないって上から目線でX-MENをさらっとSFアクションバカ映画として見てしまうのもそれで構わない
ごめんね、上から目線で
なぜならファースト・ジェネレーションとフューチャー&パストがつまらなかったから
見たって書いたあったけど、どうだった?本当に面白かったの?
観ようず
俺、X-MENはファースト・ジェネレーションとフューチャー&パストがすげえ好きなんだけど、どうして好きかって、
まぁ簡単に言うとスターウォーズエピソード1みたいに、本編を昔にさかのぼった話なわけ。
で、マグニートー(簡単に言うとシリーズ通しての悪の親玉)とプロフェッサーX(正義側の親玉)の若い頃が描写されるんだよ。
そんで、マグニートーは第二次世界大戦でナチスに迫害されてたユダヤ人で、かつミュータントとして特殊能力を持ってたから、その能力の発現を迫られて目の前で母親を殺される。だから、人間は異人種に対する迫害を必ずする、どちらかを滅ぼすまで終わらないという結論に至り、人間を支配する側に回ろうとする。
プロフェッサーXはイギリスの貴族みたいな金持ちの家の出で、いい大学も出てる。人間とミュータント(特殊能力を持ってる新人類)は融和できるものだと思ってる。
出自から来る思想を持つ人間は真の意味でわかりあうことはできないのか?っていうのが(個人的な)主題でありツボなんだ。
書いてる間にもうそのシーンあたりまで来ちゃったけどみんな観よ
なんか見かけたので自分用も兼ねて訳してみた。良作映画と同時に良作小説も摂取できるすばらしいリストです。
ちなみに意訳多いので「許す」と「赦す」を正しく使い分けたい向きは原文にあたってください。あと個人的には『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』も結構楽しみにしてます。
元記事:
http://litreactor.com/columns/5-most-anticipated-book-adaptations-of-2015
毎年この時期になると、「今年期待できそうな新作映画のリスト」が各所でアップされますよね。そういうリストに載せられた作品のうち何本かは、小説本から脚色作品です。ところが、彼らが取り上げるのはなぜか『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』ばかり。アホか。誰がンなもん楽しみにしとるねん。というわけで、ここにあなたが本気で楽しみにできる小説原作作品のリストを用意してみました。
去年『アイ、フランケンシュタイン』観た人はわかると思いますが、まあフランケンシュタインものってどうしても現代の視聴者のお口にはバッド・テイストすぎますよね。しかしですよ、『クロニクル』の脚本家であるマックス・ランディスが脚色を担当した本作は、いい意味で予想を裏切ってくれるんではないのでしょうか。本作はフランケンシュタイン博士の助手であるイゴールの視点から、彼とまだ若き医学生だったころのヴィクター・フォン・フランケンシュタイン博士との馴れ初めを描いた、メアリー・シェリーの原作の前日譚的ストーリーです。
フランケンシュタイン博士を演じるのは『shameless/シェイムレス』、『X-Men:ファースト・ジェネレーション』のジェイムズ・マカヴォイ。イゴール役には『ハリー・ポッター』のダニエル・ラドクリフ。映画の公開は十月二日予定となっております。
訳者の雑感: せむしの助手イゴールは原作には登場しない人物で、出典はボリス・カーロフ主演の『フランケンシュタインの復活』(1939)です。この時点で「本が原作」と言い張るのはどうなのかな。そもそも学生時代のフランケンシュタイン博士が題材ってどこに需要あるんだって思われそうですけど、なにせ『キル・ユア・ダーリン』のラドクリフと『X-MEN: FC』のマカヴォイですからね、濃厚なBLが期待できそうです。脚本家も『クロニクル』の人だし、なおさら……ねえ?
ちなみに、監督のマクギガンは『PUSH 光と闇の冒険』などいくつか映画も監督していますが、日本で有名なのはなんといってもドラマ『SHERLOCK』の「ベルグレービアの醜聞」と「バスカヴィルの犬」でしょう。
日本ではなぜかDVDスル―になりがちなマカヴォイ&ラドクリフコンビですが、今作はどーなるでしょうか。やっても単館系かな。
去年は『ゴーン・ガール』がやってくれました。いいことに本作の原作はですね、その『ゴーン・ガール』より面白いんですよ。良い映画にならないはずがない。原作者のギリアン・フリンはいまや犯罪小説界のトップランナー、映画化にもひっぱりだこです。『ゴーン・ガール』のファンは『冥闇』もきっと大好きになることでしょう。なぜなら、『ゴーン・ガール』よりイカれたお話だから。
これは子供のころに両親を殺されたある女性のお話です。彼女は自らの証言で実の兄を監獄送りにした過去を持っているんですね。で、それから二十五年が経って、「キルクラブ」と名乗る殺人狂同好会の助けを借りて、事件の真相を探ろうとします。
公開時期は未定ですが、二〇一五年のどこかにはなるはず。出演はシャーリーズ・セロン、クリスティーナ・ヘンドリクス、ニコラス・ホルト、クロエ・グレース・モレッツです。
訳者の雑感:原作の『冥闇』(小学館文庫)は、個人的には『ゴーン・ガール』には及ばないものの、上に書かれているとおり傑作ミステリです。いわゆるイヤミスです。捕捉しておくと、主人公がなんで「キルクラブ」の連中と絡むようになるかといえば、過去の事件によって人生を破壊された彼女が日々の生活費を得るために家族の遺品や体験談なんかを好事家に「切り売り」しているからです。そうです、クズ野郎です。『ヤング=アダルト』でいかんなくクズ女っぷりを発揮したシャーリーズ・セロンにはまさに適役なんじゃないでしょうか。
フランス資本で規模的は大作と言いづらいでしょうが、出演陣がかなり豪華なのでフツーに日本でも公開されそうです。
実質去年公開作なんですけど、ズルしてもぐりこませてみました。だって、映画祭でしか上映されてなくて、筆者はまだ観てないんだもん。っていうか、ほとんど誰も観てないし。原作は記憶喪失の化学者を題材にしたクレイグ・クレヴェンジャーのカルト小説です。
出演は『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のジョセフ・モーガン、『Justified 俺の正義』のウォルトン・ゴギンズ、『ヘルボーイ』や『パシフィック・リム』のロン・パールマン。
まだ公開時期は公式にアナウンスされていませんが、推測するに、今年中には拝めるんじゃないでしょうか。っていうか、そうじゃなかったらキレる。
訳者の雑感: 未訳作品な上に原作者自体が数年前に一作ちょこっと訳されてそのままなカルト作家なんで、どうにも前情報がない。ある朝、記憶喪失の化学者が麻薬密造に関わった容疑で監獄にぶちこまれたと思ったらこれまた唐突に解放され、失われた記憶と失踪したガールフレンドを求めて彷徨う話らしいです。元記事に引用されてる画像がいかにもいつものロン・パールマンってふてぶてしさで好印象ですね。http://litreactor.com/sites/default/files/imagecache/header/images/column/headers/487195087_640.jpg
ロス・クラーク監督はドキュメンタリー中心に撮ってきた人で、本作が劇映画初監督。トレイラーをみるかぎり、なかなかシャープな画作りしてます。日本では公開されるかなあ……ロン・パールマン効果でDVDスルはギリギリ保証されそうではありますが。
J.G. バラードは難儀な小説家だ。『ハイ-ライズ』はおそらく彼の最高傑作でしょう。ちょっと前にこの小説が映画化されるって聞いて、マジビビりましたね。原作を読んだことのない人たちに説明しておくとですね、タイトルにもなってるハイ-ライズとは超豪華高層マンションの名前で、その内部では文字通り階層によって分断された住民たちによる血で血を洗う階級闘争が勃発しています。高層マンション版『蝿の王』みたいなもんです。とってもバイオレントでとってもクレイジーで、とってもワンダフル。映画もおんなじくらいクレイジーであってほしいですね。
主演は『アベンジャーズ』、『マイティ・ソー』でお馴染みトム・ヒドルストンと、『バットマン vs スーパーマン』でバットマンの執事役が決まっているジェレミー・アイアンズ。公開日の九月十七日をお楽しみに。
編集者のコメント: !!!!! ベン・ウィートリー監督作じゃん!!!! よっしゃあああああああああ!!!!!!
訳者雑感: ベン・ウィートリーは第二のデヴィッド・クローネンバーグの座を狙っているんでしょうか。せいぜいブランドン・クローネンバーグと争ってほしいものです。他に誰もそんなポジション欲しがらないでしょうけど、がんばれ、応援してるぞ。
ともかく、『キルリスト』や『サイトシアーズ』で日本でも熱狂的なファンを生み出した「奇妙系スリラー界の風雲児」ベン・ウィートリーが、あのバラードの、あの『ハイ-ライズ』を映画化する、これは期待しないわけにはいきませんよね。原作はおなじみハヤカワ文庫SFからですが、当然のごとく絶版なので、なんとか日本でも映画を劇場公開までもってって復刊の一助となっていただきたいものです。DVDスルー(『キルリスト』)→アートシアター系公開(『サイトシアーズ』)と順調? にステップアップしているので芽はありそう。
アンディ・ウィアーの『火星の人』は、二〇一四年に筆者が読んだ本のなかでもマイベストな一冊です。クソみてえな『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の記事を山ほど読んで損した時間の埋め合わせに、ちょっとこの映画化作品について調べてみましょう。ちなみに私は先月作った「今年のマイベストリスト」にも『火星の人』を選出しております。
概要はこうです。ある宇宙飛行士が火星で一人、遭難します。もしかすると、そこから永久に脱出できそうにないかもしれない。彼は生き延びるために「科学」と呼ばれるふしぎな力を行使することを強いられます。自らの命をかけて惑星に戦いを挑む男と、全力で彼をぶち殺しにくる惑星との、知的で、ユーモアに溢れたアツいバトルがはじまる!!!
映画はリドリー・スコットが監督予定で、主人公のマークを演じるのはマット・デイモン。十一月二十五日公開予定です。
訳者の雑感: 原作の『火星の人』はハヤカワ文庫SFから絶賛発売中。「ライトなハードSF」と称される軽妙な作風も相まってか、最近のSFにしてはめずらしく幅広い層から広範な支持を集めています。今年の「SFが読みたい!」のランキングでも票を集めるんじゃないんでしょうか。いっぽうで監督のリドスコは『悪の法則』、『エクソダス:神と王』と近作がこのところ立て続けに興行・批評両面で失敗してやや低調。『ブレードランナー』の続編を作ると宣言して即監督を降りたりと何かとケチがついてますが、『プロメテウス』以来のSF回帰作は吉と出るか凶と出るか。日本ではおそらく二〇一六年公開でしょうね。
さて、以上が私が最も期待している今年の小説原作映画作品です。ほんとは他にももっとあることはあるんでしょうが……でもまあぶっちゃけゴミばっかなんで語ったところで意味ないでしょう。上にあげた五作品は「すくなく見積もっても傑作になりそうなチャンスはある」作品です。とりわけ『ダーマフォリア』は僕達を導く希望の光なんで、今年公開してくれないと困る。
ところで、リストにあげた五作品の原作小説もぜひ読んでみてください。どれも一読の価値がある逸品ばかりです、たぶん映画もね。
http://anond.hatelabo.jp/20140108194144
監督がどうだとか、演出がこうだとか、主演俳優の演技がどうだったとか、そんな話はいったん脇に置いて。
「燃えよドラゴン」をリアルタイムで見た年配の方々が、口々に話すのは、必ずしもブルース・リーの格好よさではないはずです。
彼らが楽しそうに話すのは、肩をいからせながら劇場を後にする観客の姿であり、少ない小遣いを握りしめてヌンチャクを買いに走った幼い自分自身の姿。
「単純に面白かった」映画の上半期ベストとは別モノとお考えください。
第5位 ゼロ・グラビティ(2回目)
第4位 ウルフ・オブ・ウォールストリート
第3位 アクト・オブ・キリング
第2位 ロッキー・ホラー・ショー
委員長(女)と鑑賞。学生時代はいつもツンと澄ました表情を崩さず、どこか近寄りがたい雰囲気だった同級生(当時クラス委員長)(美人)(三つ編み)と、同窓会で再会 → ホラー映画話で盛り上がる という夢のようなシチュエーションを経て、ホラー映画友達に。2013年中は、これまで一人で観に行っていたホラー映画を、委員長(仕事中だけ眼鏡をかける)と一緒に観に行くという、もし学生時代の私ならその場で卒倒してしまいそうな、夢のような時間を過ごしました。つまんなかったな、死霊のはらわた。面白かったな、キャビン。映画の終盤の大虐殺シーンときに目が合って、満面の笑顔だったことは一生の思い出。
しかし、楽しい時間はいつまでも続きません。2014年早々の飲み会の席で、「年末に彼氏ができた」「彼氏が嫌がるかもしれないので、一緒に映画を観に行くのは控えたい」という旨を委員長より告げられます。悲しいけれど、仕方ない。
「じゃあ最後に、普通に面白い映画を観に行こう」と誘って観に行った映画が『ゼロ・グラビティ』。私は2回目の鑑賞でしたが、面白い映画は何回見ても面白い。さみしいけれど、さようなら委員長。
奥さん(スイーツ)と鑑賞。彼氏彼女のころは昔は一緒にホラーやスプラッターも観てくれたのに、今では「王様のブランチで紹介される映画しか観たくない」と言い張るようになった奥さん。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』も、事前に予告編や前評判を観て「これは『グッドフェローズ』の方のスコセッシやな・・・?」と判断し「奥さんと観に行く映画リスト」からは早々にはずしていたのですが、「王様のブランチで紹介されていて、とてもおもしろそうだった」という奥さんの強い希望で一緒に観に行くことに。今回ばかりはありがとう、王様のブランチ。
鑑賞後「もしかして、やっちゃったかな?」と不安に思いながら、恐る恐るに感想を聞くと、意外なほどの高評価。今でも、奥さんの中での評価は「『アナと雪の女王』より『ウルフ・オブ・ウォールストリート』。『LET IT GO』より『マコノヒーのチェストソング』」とのこと。「んーんー、んーんー」って歌いながら夕食の準備をする奥さんかわいい。
「もしかしたら今後は、付き合いはじめた頃みたいにアメコミ映画も一緒に観にいってくれるかも?」と淡い希望を抱き、後日ためしに『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』を自宅で一緒に観たところ、途中でいびきをかいて眠りはじめました。
高校友人(男×2)と鑑賞。それぞれ個別に食事に行ったり遊んだりすることはあっても、3人そろって会うのは久しぶりだったため、妙に緊張したことを覚えています。少し早く劇場についたので、上映前に学生時代の思い出話に花を咲かせたのち、並んで写真を撮りました。学生時代からはつらつとしていた友人は、今でも若々しく。おっさんじみていた友人は、よりおっさんに。
携帯で撮った写真を見ながら『変わらないものなんか/何ひとつないけど/変わるスピードが/違ったんだなあ』というクロマニヨンズの歌が頭をよぎります。
映画を観た後は、完全に圧倒されてしまい、会話もそこそこに、つけ麺を食べて解散。ベトナム・マレーシアで仕事をしている友人の「現地の人を見る目が、少し変わるかもしれん」という一言が印象的でした。
初見。「『ロッキー・ホラー・ショー』はコスプレをして騒ぎながら、観客が一体となって観るもの」と事前に見聞きしていたので、「昨年の『パシフィック・リム』のように、映画館が一体となって鑑賞したような気分が味わえるかもしれない」と思い、ガチガチにコスプレをして会場に赴いたところ、持ち込みでコスプレをして映画館に来るような頭のおかしい一般客はおれだけだったため、上映中、かつて経験したことのないような孤独にさいなまれました。
好事家たちの間で熱狂的支持を集めるVシネマシリーズの劇場版。委員長(女)と鑑賞。「委員長ともう一緒に観に行くことはない」と言った舌の根が乾かないうちに、ダメモトで誘ってみたところ、まさかのOKが出ました。「どうしても観たいから、彼氏は説得した」とのこと。さすが、Jホラーファン。ほん呪シリーズコンプリートは伊達じゃありません。覚悟が違います。
劇場につくと、そこはホラー映画Tシャツを着た男性客率が非常に高い異空間。twitterアイコンをプリントしたTシャツを着ている剛の者まであらわれるという異様な雰囲気の中、映画が始まると、予想外の展開の連続に、劇場は揺れるような歓声と爆笑に包まれました。終盤の想像を絶する超展開に、委員長が思わず「どうなってるの、これ」と笑いながらつぶやいていたのが印象的。上映中、こっそり横顔を覗き見すると、委員長は本当に楽しそうに笑っていました。今度は振り向いてはくれなかったし、目が合うこともなかった。
上映後、食事をしながら近況について尋ねると「付き合ってから最初に観に行った映画は『永遠の0』」とのこと。彼氏の一番好きな映画は『アルマゲドン』。委員長の一番好きな映画は『エクソシスト』。それでも委員長は彼氏にべたぼれ。がんばれ、負けるな委員長。
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今年も残り5か月。誰と映画を観に行こう??
匿名ダイアリーの公開質問へのお答え - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20140629
これを受けて、
http://anond.hatelabo.jp/20140629172434
を書きました。
元々の公開質問状は、以下より。
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今回、町山智浩氏に対して行う質問は「重箱の角をつつくような」「些細なこと」ばかりかもしれません。
「彼は唐沢俊一、日垣隆、上杉隆のような巨悪と戦っているのだから、そんな些細な疑惑で足をひっぱるな」と思っている方も多いでしょう。
ただ、ここで些細な疑惑によって、明らかにしようとしているのは、彼の資質の問題です。
彼は、「映画ファンによる恣意的な解釈は許されない。監督・作り手の考え方こそ絶対真だ。」と主張する『映画の見方がわかる本』という著書を出しています。
また彼自身、このようにも語っています。
「咳をしても一人」という句を「人生から自ら人を遠ざけた男が結核を病んだ死の床で孤独と向き合う」と説 明すると「単に風邪かも」「なぜ自ら人を遠ざけたとわかる?」「この7字では説明が足りない」「解釈は自由だ」と言い張って自らの限界内にとどまろうとす る人たちと、そうでない人がいる。
自分が感じた印象を基本的に信じない。自分には超人的な直観力や天才はないと知ってるから。しかし世間には自分が天才やエスパーだと無意識に思っている人が多いようだ。
自分を信じすぎたら、何かを学ぶ気がなくなってしまいませんか? 自分はまだ何もわかってないと疑い続けることで学び成長できるのではないでしょうか?
これら町山智浩氏のお言葉を踏まえ、映画評論家町山智浩検証@ウィキに掲載されている「些細な」疑問・矛盾についての公開質問になります。
引用元:http://www63.atwiki.jp/loversrock
『時計じかけのオレンジ』におけるキューブリックの「自由意思」について
http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/5.html
http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/6.html
『それでも夜は明ける』の愛憎のもつれをどう読み解くか。
http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/7.html
『パシフィック・リム』のKAIJUのモチーフを巡るある断言。
http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/8.html
http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/9.html
誰が最初に『First Blood』を『RAMBO』と名付けたか。
http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/10.html
『大人は判ってくれない』の原題の意味を判っていない?
http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/11.html
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』の結末の記憶が曖昧でもワンスアポンアタイムのことなので仕方ない?
http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/12.html
『狼たちの午後』ってどんな午後?
http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/13.html
『桐島、部活やめるってよ』の結末ちがうってよ。
http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/14.html
クエンティン・タランティーノの生い立ちをいかにドラマチックに語るか。
http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/16.html
http://www63.atwiki.jp/loversrock/pages/15.html
私が以上のような細かい事実にこだわるのは、これらの町山智浩氏の発言には細かい事実の歪曲が含まれている場合が多く、いまだこれらの疑問・矛盾についての回答を避けているからです。(キューブリックに関する件は、はてなダイアリーに2ちゃんで言及された翌日に回答していたにも関わらず、です。)
ウソを追及しているはずの人がウソをついてもいいのでしょうか?
そのような人が、映画の命にかかわる情報を発し、社会に影響力を持つことは危険ではないでしょうか?
「そんなこと、キューブリックは言っていない」
と自著で断言し、ファンによる勝手な解釈を許さない立場を明確にされている町山氏には、これらの疑問・矛盾には積極的かつ誠実に回答していただきたいものです。
こちらからは以上です。
inspired by 上杉隆氏への公開質問状 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20120314
大森望氏が日本SF作家クラブに入会を拒否られ、それを契機に一部の作家がクラブを退会していることが話題になっている。
大森望氏といえば、文学賞メッタ斬り!であれやこれや言って文壇からの顰蹙を買ったり、清涼院流水デビュー時に本の帯に「新本格最凶のカードがミステリの幸福な時代に幕を引く」と書いて真面目なミステリファンの不興を買ったり、このミスの匿名座談会で作家たちから反感を買ったりと、あまり買うべきじゃないものばかりたくさん買い集めているが、しかしそれでも彼がSFにもたらしてきたものは大きい。
人気作品の翻訳、創元SF短編賞の審査員、描き下ろしSFアンソロジーNOVAの編纂、そして小松左京賞に落選した伊藤計劃氏や円城塔氏をデビューさせる手助け。
どれをとっても重要な仕事であり、冬が去りSFの夏が来てると言われて久しい昨今だが、その盛況っぷりに彼が一役買っているということを認めない人間はそう多くあるまい。
こうしてSF業界に多大な貢献をしている大森氏だが、不思議なことにSF作家クラブには所属していない。
SF作家クラブというぐらいだから、作家以外は入会できないのかと思いきや、このリストを見ればわかるように、翻訳家や批評家、編集者など作家以外の人間も多く所属している。
では、なぜ大森氏が入会していないのか?
というのが一部にとっては長年の疑問、そして一部にとっては暗黙の了解だったわけなのだが、昨年末その暗黙の了解を打ち破ってしまったのが元日本SF作家クラブ会長・瀬名秀明氏だ。
瀬名秀明元会長はクラブの運営方針に関して、事務局の人間と上手く折り合いがつかず会長職を辞任し退会することになったのだが、その際に自身のblogであまり世間一般のSFファンには知られていない事情を公開した。
ここで瀬名元会長は、大森氏を嫌っているクラブ会員のA氏とB氏の強硬な反対により、大森氏が1992年に入会推薦が却下されていたことを明らかにした。
けど、そのA氏とB氏って誰なの? 僕子供だからX-MENの爛れた人間関係は熟知していてもSF文壇の人間関係とかよくわからないよ~
と思っていたら、数日後、上のエントリに登場した友成純一氏のメールを受け取り、A氏とB氏がSF評論家の巽孝之、そしてその妻であり同じくSF評論家の小谷真理氏であることが晴れて明らかになった(知ってるやつは皆知ってた)。
そして、そうしたねちょねちょした因縁の背景には、テクスチュアル・ハラスメント裁判があると作家の高野史緒氏は書いている。
SF作家クラブの退会も視野に入れています: Takano's diary”
http://takanodiary.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/sf-8cb5.html
そんなテクスチュアル・ハラスメント裁判なんて言われても知らんよという人のためにざっと説明すると、評論家兼翻訳家兼野村総研研究員である山形浩生氏が97年に出版された『オルタカルチャー 日本語版』の中で
そもそも小谷真理が巽孝之のペンネームなのは周知で、ペンネームなら少しは書き方を変えればよさそうなもんだが、そのセンスのなさといい (名前が似ているとか年代が同じとか、くだらない偶然の一致を深読みしようとして何も出てこないとか)、引用まみれで人を煙に巻こうとする文の下手さといい、まったく同じなのが情けないんだが、まあこれはこの種の現実から遊離した似非アカデミズムに共通した傾向ではある。
これだけだと、大森望関係ないじゃんと思われるだろうが、違うのだ。
山形浩生というのは実は大森望のもう一つのペンネームなのである!
嘘です!
いや、この文章の前に山形氏は
巽さんちの小谷真理
このごろすこーし変よー
どーしたのーかーなー?
エヴァンゲリオン語っても
いつも言うこたお・な・じ
「それはね、レイプされているのよ!」
つまんねーなー
という替え歌の歌詞を載っけており、この歌詞を一緒に考えたのが大森望氏だとされていたわけである。
裁判の具体的な内容を、より詳しく知りたい人はこちらをどうぞ
もっとも上でも紹介した瀬名秀明元会長のblogによれば、大森望氏が替え歌の作成に関わっていたのは誤解だったという書かれているわけだが、
※追記ここから
大森氏から訊いたところでは、確かにその宴会には参加したが、替え歌をつくった人々とは席が離れており、替え歌づくりにはまったく関与していなかったとのことであった。
さて、ここまで読んだの方々の中で上記の文章におかしな部分があることに気づいた方もいるかもしれない。
山形浩生氏がテクハラ事件を起こしたのが97年。大森氏が最初に入会を断られたのが92年。
…………タイムスリップが起きてる!
というわけではなく、やはり先ほど紹介していた瀬名秀明元会長のblogをちゃんと読めばわかるのだが、大森望氏と巽孝之氏にはテクスチュアル・ハラスメント裁判以前からの軋轢があったわけである。
私の印象では、A氏はかつてある文章によって大森氏にプライドを傷つけられたと強く感じ、大森氏を嫌うようになった。時が経ってもその態度を覆すことは、後のご自身のプライドが許さなかった、ということだと思っている。若いころの大森氏がやんちゃで、問題のある発言をしていたことは事実のようであり、そのことはご本人もいまは反省されているようだ。
ふむ。
こんなゴシップをまとめた匿名の文章などを読む下世話な貴方であれば、当然大森望氏が何を書いたのか気になるだろう。
その内容がこのまとめに書かれてある。
正直大したことは書かれていない。
別のところでもっとひどいことを書いていた可能性もなきにしもあらずだが、とりあえず存在を確認できるのはこれだけである。
たったこれだけである。
四半世紀前に書かれたたったこれだけの文章が2014年の現在まで尾を引き、ここまで色々なものがこじれているのだ。
何を買っても構いませんが、やはり他人の恨みなんてものは買うべきじゃないですな。はっはっは。
たったこれだけでここまで根に持たれるのだから、そりゃあ私だってこんなものは匿名で書くしかないじゃないですか。
あくまで、これらのまとめは私がネット上で見つけたパーツを組み合わせただけのもので、人によっては別の真実が見えており、別の言い分があるのかもしれませんが、それらに関しては関係者のさらなる暴露に期待しましょう。
そして、ここまで書いてきた私が大森望氏に言いたいことはただ一つ。
ぶく速 大森望の帯に騙されることを楽しみに 本を買っている
あっ、それと第34回日本SF大賞特別賞受賞おめでとうございます。
以上です、編集長。
http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20131015/1381840117
2013年9月でテレビアニメ『ガッチャマンクラウズ』は終了したが、それに絡めて(上記URL)書かれたガッチャマンクラウズの描像に違和感を覚えたので、それをきっかけにして『ガッチャマンクラウズ』について私が考えたことを記しておきたい。尚、本稿は読者が『ガッチャマンクラウズ』を最後まで観ていることを前提に書かれている。
さて、上述したブログの筆者(以下Rootport氏)の見解を一言でまとめるなら、『ガッチャマンクラウズ』とは「社会秩序を守るタイプのヒーローが、秩序の破壊と変化を受け入れる物語」ということになるだろう。だが私は、寧ろそうでなかったからこそ『ガッチャマンクラウズ』は面白かったのであり、現代日本的ヒーロー像を書くことに成功したのではないかと考えている。つまり、『ガッチャマンクラウズ』に登場するヒーローたちは元々が「社会秩序を守るタイプのヒーロー」ではないのではないかということだ。Gメンバーは一ノ瀬はじめが加入するまで確かに襲来する宇宙人達から密かに地球を守っていたが、それは単にJ.Jの指揮下で仕事をこなしていただけであり、奉仕していたのは地球とは文字通り次元の異った高度な秩序である。社会秩序に「人間の理解すら及ばない高度な秩序」は含まないだろう。地球のガッチャマンたちがやらされていたのは全貌を見渡すことのできない「大きな」仕事の一部でしかない。それは結果として地球を守っていたのかもしれないが、積極的に「地球を守る」こととは明らかに違う。『ウルトラマン』が全宇宙的な秩序を守ると言いつつ地球準拠の正義に隷属しているのとは対称的だ。
だが、はじめが加入したことで、ガッチャマンの内実は明らかにそれまでとは異ったものとなる。敵として認識されていたMESSは無害化され、「本来は手出ししない」はずのローカルな事件へ次々と関与していくこととなるのだ。その中でGALAX開発者:爾乃美家 類と出会い、ベルク・カッツェとも関わってゆくこととなる。はじめは何を変えたのか?ガッチャマンたちの「社会秩序を守る」という規範意識か?いや、違う。彼女が齎したのは、そもそも彼らが持っていなかった視座、即ちJ.Jが体現する高度な秩序から離れたローカルな秩序への眼差しである。はじめはそれまでのGメンバーの誰もが実は見ていなかった足元に、持ち前の強引さと直観で目を向けさせた。はじめの出現とベルク・カッツェの暗躍を通して初めて彼らはローカルな秩序と結びついたのである。端的に言って、『ガッチャマンクラウズ』は「社会秩序を守るタイプのヒーローが、秩序の破壊と変化を受け入れる物語」ではない。変化を受け容れるのは神々の視座に安穏としていたヒーローたちの方で、ローカルな社会秩序=ネットはGALAXによって既に変化をはじめていた。自分たちの変化を受け容れたヒーローは、受け容れて初めてローカルな社会の変化を知りその実感を得るのである。自分が大したことないヤツだと思い知らされたからといって不貞腐れている場合ではない、自分の能力に怯えてうつうつしてる場合ではないと気づき、彼らはようやく立ち上がった。
はじめとベルク・カッツェは真逆の方向からそのことをGメンバーに知らしめる役目を負っていた。彼らはインターネットの正負両側面をそれぞれが体現していたのだ。はじめは世代や職業を越えた人々と繋がりが生むポジティヴな連帯を、ベルク・カッツェは猜疑心と加虐性を無限に増幅させて破壊を生み続けるネガティヴな連帯を象徴し、各々自らがその先頭に立つことで「流れ」を引き込もうとする。この両者は、決してバランスのとれた均衡の上で争っているのではない。はじめがネットツール:GALAXに依拠しながらもあくまで立川市内という極ローカルな連帯を核にしている一方、ベルク・カッツェはネット上にありふれた不満と破壊衝動をほんの少しつついてやるだけで、姿を見せることなく、文字通り「どこからでも」破滅の種子をばら撒くことができた。彼(彼女)が立川に拘ったのは、まさに憎むべきガッチャマンたちがそこを拠点としているからでしかない。この圧倒的に不利で不均衡に思える状況の中で、劇中唯一元来の意味でヒーロー的活躍をしていたのがはじめだ。彼女は一切ブレることのない精神の有り様でローカルな視座から遊離していたガッチャマンたちの視線を「足下」に惹きつけ、ネットの向こう側に存在する人々と結びつけた。これに対し、ベルク・カッツェは爾乃美家 類の能力:クラウズを奪ってネット内で辛うじて留まっていた憎悪と欲望を直接現実世界へと送り込んだ。両者が別々の形でネットと現実を接続させ、物語はクライマックスを迎える…
正体を明かし、それまで触れることのなかった他者を知ったガッチャマンたちは、その時はじめてヒーローになった。はじめて守りたいものを思い浮かべ、傷つきながら戦い、己の無力さを痛感するヒーローの入り口に立ったのだ。それまでの彼らは、与えられた力で全貌の知れない「高度な秩序」に奉仕するだけの傀儡だったとも言えよう。だが、各々の意志で翼を広げて立ち上がった彼らは、従うべき規範を越え、ローカルな秩序を守ることに全力を尽くす。しかし、立川を防衛するという一見ローカルな戦いは、爾乃美家類によってGALAXを通したグローバルなゲームと直接接続された。そのことによって、ローカルはグローバルな舞台となり、グローバルな力がローカルに及ぶ。暴走するクラウズとの戦闘に、Gメンバーとゲームの参加者達は勝利する…皮肉にも、そしてある意味当たり前のことだが、これはベルク・カッツェが行ったことと表裏一体である。いや、同じことだと言ってもいいだろう。彼が先に仕掛けたのは、まさに類が提案したゲームであり、参加の動機付けだけが異なっていたに過ぎない。だからこそはじめは「正義ってなんなんスかね~」と戦いの後で口遊む。彼女は理解しているのだ。理解しているからこそ、ベルク・カッツェとの対話を試みる。
ネットだけでも、人智を越えた力だけでもダメなのだ。戦いを終え、ようやく彼らは入り口に立った。ゲーミフィケーションが世界を救ったようでいて、実は違う。GALAXは、単体では無色透明なツールでしかない。そこに参加する者達がどのような動機を持っているのかによって、はじめにもカッツェにも成り得る。目指すべきは秩序を根底から覆す変革ではなく、既にある秩序の漸進的な「アップデート」なのだ。
『ガッチャマンクラウズ』は「ヒーローは最早必要なく、世界は我々の手に委ねられている」なんて呑気な話ではない。少し長く引用するが、Rootport氏によれば
『ガッチャマンクラウズ』では、誰もがスーパーヒーローに準ずるような力を手にした。『キックアス』のように「ヒーローになれるわけがない」と笑い飛ばすのではなく、ほんとうにヒーローにしてしまう。これは現実世界のメタファーと見なせるだろう。ネットが一般化して20年あまり。私たちは実際に、英雄に準ずるような力を手に入れてしまった。
名も無き個人でも、世界に影響を与えられる。匿名のままでも、世界に向けて発信できる。
ということらしい…言いたいことが沢山ある。まず、Rootport氏が言及している映画版『キック・アス』は「ヒーローになれるわけがない」と笑い飛ばしてなんかいない。力(スーパーパワーや金)のない者が現実でヒーローになろうとした時にどれだけの代償を払うのかを冷酷に示して見せている作品だ。勿論、コメディ的要素も色濃く入っているが、本質的には「力がなければ正義をなさなくても良いのか?」という問いに否を突きつけようとして、血塗れになる物語である。そして、コミック版の『キック・アス』は映画版を超え、ヒーローをある種の病気として扱い、その行き着く悲惨さと哀しさを描いてみせた。どちらもアメリカ特有のヴィジランテ文化に立脚したヒーローを解体し尽くしても尚、何が残るのかを問うている…大いに話が逸れた。話を戻すが、私達は一般化したネットによって「英雄に準じるような力」を手に入れてなんかいない。決していない。手に入れているのなら、ガッチャマンたちは必要なかっただろう。お役目御免で、そもそも出てこない。人々は手に入れた「英雄に準じるような力」でさっさとカッツェを撃退してしまえばよかったのだ。だが、それはできなかった。代わりに見せつけられたのは、匿名のままでは、名も無き個人のままではダメだということ。匿名でない誰かがインセンティブを与え、ゲームの動機付けを行わなければ動かない現実だ。匿名の誰かによって動かされたゲームが暴走し、手が付けられなくなる様だ。これは何も特別なことがわかったわけではない。ただ、ネットというツールの「当たり前」を見せられただけなのだから。『ガッチャマンクラウズ』は、寧ろ我々が「英雄に準じるような力」を手に入れたわけではないと戒めるような作品だと思っていたのだが…Rootport氏は「世界をアップデートする」をただのキャッチーな標語かなにかとして受け取ったのだろうか?
Rootport氏は細かい点(その実重要な)について気にしないのか気づかないのか、とにかくざっくりした区分けで語る傾向がある。ヒーローの系譜を何故か『マトリックス』から始め、『X-MEN』『スパイダーマン』『V for Vendetta』『まおゆう』『キック・アス』『ダークナイト』『タイガー&バニー』『サイコパス』を辿っていく。日本なの?アメリカなの?どっちなんだ。アメコミの方は何故映画ばかりで原作に言及しないのか。日本のアニメに触れるなら、何故大元の『科学忍者隊ガッチャマン』含めたヒーローアニメの系譜に触れないのか。ライダーや戦隊には何故触れないのか。その辺りが謎である。特にローカルなヒーローモノに触れないのは、『ガッチャマンクラウズ』が描いてみせた「現代日本のヒーロー像」がそれまでのものとどのように違うのかを明らかにできない点で致命的だ。寧ろ『ガッチャマンクラウズ』が彼の言うような作品なのだとしたら、『東のエデン』にこそ触れて比較すべきではないのか?…このRootport氏が諸作品を引用した部分について言いたいことはまだまだ山ほどあるのだが、虚しくなってきたのでこの辺にしておく。
なるほど。
まぁでもそれは日本も同じで、「自由の国アメリカ」とか「先進的で優れた国アメリカ」みたいなかなり胡散臭いイメージに憧れちゃってる人はいっぱいいるよね。(よくあるコピペの白人男性大好きスイーツ女みたいなのとか)
でもそういう人たちはどっかの段階で現実を知るわけで、そこで学習すればそれでいいんじゃないかと思う。妄想につきあわされる人は大変だろうけどさ。
そういう誤解が生じ得ることを念頭に置いたとしても、古典的な詩を暗記するよりは映画のがいいんじゃないかってこと。
もちろんX-Menとか暗記するのはアホなんで、ファンタジーじゃないまともな映画を選べという条件はつくけど。
それはアメリカ人も同じで、勉強する気があるんだったらアニメや時代劇なんか見てないでもっと日常映画的なものを見るべきという話にはなると思う。
馬鹿っていうのは(興味があるのに)現実を見ようとしない奴とか、見ても学習しない奴とか、そういう意味で書いた。
確かにconfusingだった。ごめん。
たださすがに常識的な感性があれば「アメリカにスパイダーマンなんていない」とわかるように、「日本にニンジャはいない」ともわかりそうだとは思うけどね…。まぁ10代の若者とかだと難しいのかねえ。
http://b.hatena.ne.jp/entry/togetter.com/li/8636
nornsaffectio Twitter, まとめ, still again ところで、Togetterでhidetomitanakaの文字に出くわすととても残念な気分になるのは僕だけだろうか? 2010/03/09
WinterMute 表現規制, Twitter nk12=海法紀光はアメコミ翻訳家なのだが。自称アメコミファン呼ばわりとはなー/畑違いの学者が陰謀論をかます現象に名前をつけたい 2010/03/09
yellowbell コミュニケーション twitterってほんと使う人の傲慢さをさりげなーく浮き彫りにするよなあ。こわいわー。 2010/03/09
multiplex00 漫画, 規制 個人的に興味深いジャンルだったので見てみたらなんだこりゃ。/個人攻撃しかできない奴にはライフェルドっぽくなる呪いを掛けるぞ 2010/03/09
mgkiller Communication, 漫画, リテラシー 自分がものを知っていると言う前提で視野狭窄に陥っているという構造が面白いね、本人は自覚無いみたいだから余計に。 2010/03/09
Lhankor_Mhy なんとなくブクマ, コミュニケーション なんだかよく分からないが、レッテル貼りスキルの典型を見た気分。 2010/03/09
tokoroten999 なんか15年前ぐらいの掲示板にタイムスリップしたかと思った/いきなり人格否定に行くのはなんかそういう流派を学校で教えたりしてるのか? 2010/03/09
sinx 何か典型的な悪役みたいだな。TL見たら捨て台詞まで吐いてるし。 2010/03/09
p260-2001fp Twitter, 出版, 表現規制 Twitterは140文字でしか表現出来ないが故にその人の本性が垣間見える 2010/03/09
triggerhappysundaymorning ソース出せって言われた直後からの田中某氏のファビョりっぷりが面白いw.この人有名なの? 2010/03/09
zeroset comics, society タイトルだけみて田中秀臣だろうなあ、と思ったらやっぱりそうだった 2010/03/09
daihx Webネタ マナーまなーmanner言ってる人が一番以下略//そういう時にwなんて語尾に付けたらバカにしてるようにしか見えないよなー 2010/03/09
mame_3 Twitter twitterの距離感というか、語尾にwをつけながら他人に礼儀を説く人の距離感が分からん。 2010/03/09
だが以下のリンク先を見ればわかるように、nk12は以前から田中秀臣氏に粘着している人物だということをわすれてはいけない。
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20100314#p1
田中秀臣氏がソースを出してないという指摘に関しては、ググレカスの一言で終了である。
田中秀臣氏自身のブログではっきりと書かれている。したがってnk12もそれを知っている可能性も高い。
ワーサムの主張を歪めて反論をしたアメコミ業界のディビッド・フィンらの画策。
そしてその歪めた反論に合わせる形で自分たちの都合がいいようにアメコミ業界がコミックスコードを導入し、ワーサムに責任を押し付けた。
James E.Reibmanの手によって明らかにされている。
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070719#p1
しかし実証性無視のアメコミおたくたちは、ワーサムと国家が悪いと自分たちをイノセントなものとして描く。
http://itok.asablo.jp/blog/2006/08/14/483548
流れの要約
アメコミおたく松山「その本はデタラメだ!勧善懲悪ワンパターンじゃない名作だってあるもん!アラン・ムーアとか!」
田中氏ら「でもごくごく一部でしょ?だいたいあってるよね!」
松山「アメコミは善役と悪役が固定してるストーリーなんて嘘だ!ウルヴァリンは元々『超人ハルク』の悪役だった!」
田中氏ら「ウルヴァリンは『超人ハルク』じゃなくて『X-MEN』で正義の味方になったんだよね?別の漫画でキャラが再利用されてもそれはストーリーの中で善悪が固定されてるってことにはかわないよね?何かひとつの漫画の中で善悪が入れ替わった例ってあるの?」
松山「…。「子供を戦争で敵を殺せるようするためにアメコミ会社が勧善懲悪コミックス・コードを導入した」ってのは陰謀論だ」
田中氏ら「仮説ってわかるかな。こう書いてあるよね。(引用する)」
松山氏逃亡
nk12ら「部分的に間違ったところがあるので、この本は全部間違い。それを認めない人間は反証可能を無視している」
nk12ら「間違った部分があるので反証されてる。コミックス・コードのせいでアメコミは壊滅した!だがアメコミ・コードを跳ね返そうとクリエイターががんばったので新たなものとして復活した!」
田中氏「その事実が何を反証してるかを考えるために理論を組み立ててみましょう。コミックス・コードがあった場合のない場合、それぞれの効用の可能な最適化を考えて見ましょう。ない場合のほうが最適化されますよね?〕
nk12ら「復活したんだから反証されてる。」
田中ら「だから反証可能性を検証するために理論をまずしっかり作ろうという話です。」
nk12ら「復活したんだから反証されてる。」
田中ら「だから理r」
田中氏ら「理論的な話ですし、コミックスコード下で需要が最適化されてないからアングラコミックスというものがはやったのです。コミックス・コードでアメコミ壊滅というのも事実ではありません。」
nk12氏ら「そんなの関係ない。コミックスコードの前の犯罪コミックスとアングラコミックスは別物!ナイバーグの本にもアメコミ壊滅と書いてあった」
専門家の小田切氏参入「田中氏の方が正しい。ナイバーグの本にアメコミ壊滅なんて書いてない。陰謀論仮説についても朝鮮戦争後のアメリカでそのようなことはありえた」
田中「ナイバーグの本は実は読んでました」
nk 12 ら逃走
田中氏がこういう態度を取るのも当然といえる
田中氏ご本人による補足
ヲタク(特に同人で多数を占める、漫画・アニメ・ゲーム等のヲタク)は上手い下手かかわらず、ヲタイラストを描きます。最終的に描かなくなった人間は当然大量にいると思いますが、ヲタの道に入ってからどこかのタイミングで一度くらいはイラストを描くと思います。
何故描くのかは自分でもイマイチ判りませんが、しいて言うならばヲタ道の先人達がヲタイラストを描いていたから、というあたりでしょうか。そしてなんかイラストが描ける人間は重宝されたり尊敬されたりしてたような気がします。まぁ、面白い文章とか豊富な知識とかよりぱっと見でスゲーってなりますしね、上手いイラストとか見ると。
自分を振り返るに、どの辺りから人に見せるために絵を描き始めたかというと浪人時代のゲーセンノートが辺りが最初でした。僕は隠れヲタだったので、学校の友達に見せるって選択肢がなかった訳ですね。
今思えば、そのゲーセンノートは変に盛り上がってまして、普通は中高生の同人女性がSNK関連のキャライラストを描きなぐり、それに非ヲタの男子高校生が落描きしたり、チンコマンコ描いたりするのが基本です。しかしその店は、当然同人お姉さんがイラストを描くのは当たり前ですが、歳も中高生からそれこそ三十路手前(っぽい)お姉さんまでバリエーションが豊富で、描かれるイラストもそれに応じて色々でした。意外と鉄拳やソウルエッジ等のナムコゲーが善戦してたのが面白かった所でしょうか。さらに、ヲタク♂も負けてはいません。濃い絵からロリ絵・アメコミ(ちょうど時期がX-MENやMSHと被ってましたしね)まで色んなタッチの絵師がいて、変わったところでは切り絵師とかも居ましたねぇ。そんな人間が夜八時以降に集まってきて終電まで毎日ダラダラする訳です。ヲタでない人間はそんな時間まで残ってないから非常にマッタリとした空気が流れて良い感じでした。ノートもガリガリ描かれまくってて、ノートを描く順番待ちにゲームをするというヘンテコな人達もいました。忙しくて、三日ほど行かなかったら、それこそ数十ページ単位ですすんでて、流し読むのも大変だったり。また、他人のメッセージにツッコミが入って、それに応答したりしてるからまたえらいことに。ヲタ以外の人間は物凄く引いていたのでしょうねぇ…。
今もノートは健在なのか、ちょっと気になります。