ヲタク(特に同人で多数を占める、漫画・アニメ・ゲーム等のヲタク)は上手い下手かかわらず、ヲタイラストを描きます。最終的に描かなくなった人間は当然大量にいると思いますが、ヲタの道に入ってからどこかのタイミングで一度くらいはイラストを描くと思います。
何故描くのかは自分でもイマイチ判りませんが、しいて言うならばヲタ道の先人達がヲタイラストを描いていたから、というあたりでしょうか。そしてなんかイラストが描ける人間は重宝されたり尊敬されたりしてたような気がします。まぁ、面白い文章とか豊富な知識とかよりぱっと見でスゲーってなりますしね、上手いイラストとか見ると。
自分を振り返るに、どの辺りから人に見せるために絵を描き始めたかというと浪人時代のゲーセンノートが辺りが最初でした。僕は隠れヲタだったので、学校の友達に見せるって選択肢がなかった訳ですね。
今思えば、そのゲーセンノートは変に盛り上がってまして、普通は中高生の同人女性がSNK関連のキャライラストを描きなぐり、それに非ヲタの男子高校生が落描きしたり、チンコマンコ描いたりするのが基本です。しかしその店は、当然同人お姉さんがイラストを描くのは当たり前ですが、歳も中高生からそれこそ三十路手前(っぽい)お姉さんまでバリエーションが豊富で、描かれるイラストもそれに応じて色々でした。意外と鉄拳やソウルエッジ等のナムコゲーが善戦してたのが面白かった所でしょうか。さらに、ヲタク♂も負けてはいません。濃い絵からロリ絵・アメコミ(ちょうど時期がX-MENやMSHと被ってましたしね)まで色んなタッチの絵師がいて、変わったところでは切り絵師とかも居ましたねぇ。そんな人間が夜八時以降に集まってきて終電まで毎日ダラダラする訳です。ヲタでない人間はそんな時間まで残ってないから非常にマッタリとした空気が流れて良い感じでした。ノートもガリガリ描かれまくってて、ノートを描く順番待ちにゲームをするというヘンテコな人達もいました。忙しくて、三日ほど行かなかったら、それこそ数十ページ単位ですすんでて、流し読むのも大変だったり。また、他人のメッセージにツッコミが入って、それに応答したりしてるからまたえらいことに。ヲタ以外の人間は物凄く引いていたのでしょうねぇ…。
今もノートは健在なのか、ちょっと気になります。
そのゲーセン自体がなくなってると思います!
http://anond.hatelabo.jp/20070307194330 そのゲーセン名古屋に無かったか?
http://anond.hatelabo.jp/20070307200630 大阪の天王寺だったと思います。あ??、久しぶりに実家に帰ってみるかなぁ…。