「プロメテウス」を含む日記 RSS

はてなキーワード: プロメテウスとは

2023-07-26

オッペンハイマー』を見た感想

当方ヨーロッパ某国にいるので、先日クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』を視聴することができた。

同日公開だった方向性の全く違う『バービー』との造語ミームになるなど、英語圏を中心に話題になっているが、『オッペンハイマー』は原爆開発のマンハッタン計画を指揮した物理学者の伝記映画であるため、日本での公開は未定であるという(しか8月が近いこの時期なので)。

本稿では、映画を観て思った感想を徒然に書いてみたい。

ネタバレ等は気にしないで書くので、情報を入れないで視聴したい向きは注意されたい。

複雑な映画である

この映画では、3つの時間が並列で進む。

戦中の原爆開発まで、戦後赤狩りによるオッペンハイマーの失脚、さらにその後のストラウス(オッペンハイマーへの個人的因縁から裏で糸を引いた人物)の議会公聴会だ。

人間関係は多層的で、時間経過とともに関係も変質する。

また、最初マンハッタン計画までを除けば、基本的法廷である

当方英語リスニングに慣れているとは思うが、聞き逃した事柄もあった。日本語字幕で見ればこの苦労は少なかったかもしれない。

さらに3時間と長い。劇場結構混んでいたが、途中で携帯を見たり同伴者と話したりするガキ共もいた。

原爆の扱いを巡って

映画的なクライマックスは、一応ロスアラモスでの原爆の爆発実験に置かれており、中盤に訪れる。

これによってオッペンハイマープロメテウスとなり、世界に滅亡をもたらす「死」となる。

オッペンハイマーはこの後苦悩し、戦後水爆開発に反対し、それが戦後公職追放の憂き目を見る仇となる。

日本人として気になる広島長崎描写は、直接行うことは避けられている。

しかし、罪の意識に苛まれ主人公が投下後にロスアラモスの職員を前に演説する際、喜びを口にしドイツに落としてやりたかった(オッペンハイマーユダヤ人)と盛り上げながらも、皮膚がポロポロと崩れ落ちる幻影を見せる(これは『はだしのゲン』での描写が思わず想起された)、職員向けの広島視察報告会で残虐な写真想像させるリアクションを演じさせる、という程度は行っている。

また、アメリカ軍原爆投下地を選定する際、

などと軽い調子で話し合う場面は生々しい。

僕は被爆出身ではないし、広島高校修学旅行で一度訪れた程度なのだが、上述の演説中のフラッシュバックの場面では、被爆者が受けた残酷な苦悩を思い、思わず涙がこぼれた。

これはアメリカ人が憎いとかどうのという話ではなく、(戦後も含めた)歴史という大きな対象個人との対比に心が動いたという話と言えようか。

あとちょっと思ったのは、爆発前のカウントダウンAVJOIみたいな効果がある。

個人的営為の究極であるAV鑑賞と、大衆娯楽にする装置であった映画館での映画観賞との接続は興味深い。

アメリカ合衆国暴力映画

アメリカ合衆国原罪のようなものも、映画に盛り込まれている。

まず、ロスアラモ研究所を作った砂漠原住民土地であり、オッペンハイマー自身戦後インディアンに返せと言う台詞がある。

原住民から取り上げて作った研究員居住空間は、まるで西部劇舞台である

ガランとした土埃舞う道、左右に並ぶ木製の建物

妻がシーツを取り込む場面はフォードにありそうだし、ロスアラモスに引っ越してきたオッペンハイマーの妻はサルーンがあれば完璧ねと言う台詞もある。

事程左様に西部劇的な舞台が用意されるが、アメリカ合衆国西部劇で描いてきた神話や、その自警的な暴力性と法による支配との相克は、これまで様々な映画で繰り返し取り上げられてきた主題である

この映画でも、原爆を無事作り終えて職員に肩車されるオッペンハイマーの背景には、星条旗がはためく。

アメリカ合衆国原理的に持つ暴力性を描いているのだろう。

科学者戦争協力

自明テーマであるが、見逃すことはできない。

オッペンハイマーナチズムへの反発からアメリカ軍原爆開発をリードする役目を引き受けた。

科学政治関係というテーマは、コロナ禍での専門知の活用学術アカデミー問題、そして2011年原発事故など、日本でも問題になってきた。

現代的でアクチュアルテーマを扱う映画である

共産主義科学資本主義

この映画テーマはもちろん原爆というプロメテウスの火である現代的なテーマである

しかし今一度思い返してみると、科学共産主義資本主義関係にも踏み込まれているのではないかと思う。

科学の進展と共産主義は切っても切れない関係にある。ソ連科学推し進め、オッペンハイマーマルクス主義科学的社会主義)に興味を持つなど、科学者共産主義楽園が訪れるのではないかと期待した。

しか共産党による独裁となったソ連崩壊し、その混乱を収めたプーチンウクライナに核の脅しをかけている。

では資本主義勝利かと言えば、その限界が指摘されて久しい。アメリカ合衆国共産主義への恐怖から赤狩りを進める。さら戦争に勝つために原爆まで作ってしまった当事者である

この映画は、冒頭で述べたように3分の2が赤狩りに関するものである

原爆映画ではあるのだが、共産主義科学に関する映画と考えることもできよう。

日本で公開すべきか・できるか

3時間という長尺の映画であるが、これだけ多様で重層的なテーマを盛り込み、商業作品にしたクリストファー・ノーラン製作チームの意欲は素晴らしい。

しかし、あくまでもアメリカ国内の話であるという感じもする。ソ連、そしてヨーロッパ中国の動向も薄い。

そして日本では、まずもって娯楽作品ではないから、商業成功は見込めるのかは分からない。

さら原爆開発に対する反発も大きいだろう。被爆者が親類にいる訳でもない私でも涙がこぼれたので、当然のことだと思う。

しかし、重く重要主題を扱う映画ではあると思うので、公開の判断がなされて多くの人が視聴する文化的土壌に期待したい。

2023-07-10

アマプラの『世界を変えたテレビゲーム戦争』観てたら…

アマプラ無料の『世界を変えたテレビゲーム戦争』を観てたら、

No way. We are engineers. We don't know anything about manufacturing.

(とんでもない。僕たちはエンジニアであって、製造業ことなんて何も知らないんだから

というセリフが出ててきた。


これは、アタリ設立前のノーラン・ブッシュネルが、『Pong』の成功を受けて仲間のエンジニア

「(Pong大量生産するため)製造業に乗り出そうよ」と提案したのにたいする返事なんだけど、

頭脳労働であるエンジニアリングと、手作業としての製造業をハッキリ区別してるんだ」と思ってハッとした。


というのも、日本だとエンジニア作業服を着て仕事してるイメージがあったから(特に60~80年代は)。

作業服は無意識レベルで「あなたは油汚れや工作機械操作が想定される現場にいますよ」

というメッセージを伝達するから、そういう価値観世界観なんですよね?きっと。


一方、英語のマニュファクチャーの「マニュ」は「手の」に由来するから

雇用主の「手先」となって肉体労働をする工場労働者と(現代日本では社畜と言い換えて差し支えない)

机上で設計作業を行うエンジニア区別したくなるのかもしれない。無意識的に…


追記

余談だけど、リドスコ映画プロメテウス』『エイリアン:コヴェナント』では、

人間創造した(地球人にとっては)神のような宇宙人を「エンジニア」とか

クリエーター」って呼んでますけど、単に響きがカッコイからではないと思う。

2022-08-17

エイリアン コヴェナントの続き出してくれリドリースコット

ありえんコヴェナントの続きを出してくれ。

リドリースコット、まじで頼む。

金なら出す。500万くらいだけど…

これがリドリースコットに届いてくれ。

お前の性癖エイリアン3あたりから出ていたよな。

分かるぞ。

エイリアンブレードランナーで、ホラーSFができる監督になったよな。

でも難解になるエイリアン……一部のコアなオタクけがエイリアン本質を楽しみ、一般視聴者ホラーとしてのエイリアンだけを楽しむ……

4のリプリー畜産によって、一般視聴者は完全に置いてけぼりにされた。

ブレードランナー2049、あれは近未来を感じるSFとしてよかったよな。

そこそこ流行ったよな。

まあ有名な小説原作、とかいって観る人も多いだろうし。

分かりやすめのテーマだったよな。

でもプロメテウスあんまり理解されなかったようだな。

お前の性癖理解されづらいんだよ。

普通に生きてる人間たちは、自分達の出自とか人間人間たる理由とかどこまでが人間かとか考えないんだよ。

から、そこ伝わんないわけ。

でもお前は屈せずにエイリアン コヴェナントを作ったよな。

こっちは大歓喜だった。

もうほんと、リコーダー練習して吹けるようになった。あの連弾(連吹き?)の曲。

ただエイリアン4までを見ていたノホホン40〜60代は、突然の人間とはテーマについていけず、もちろんプロメテウスなんか見てないので話が分からない。

エイリアンを初めて見る若者勢はもちろん分からない。

分かったのはリドリースコット、お前だけなんだよ。

だけど頼む、ありえんコヴェナントの続きを出してくれ。

まじで続きを出してくれよリドリースコット……

もうかれこれ5年は言ってるよ。

グッチ裁判のやつも資金稼ぎなんだよな?な?

まじで出してくれ続き……

2022-01-26

パンドラの箱って、元の神話はいまどきアウトじゃね?

しかゼウスプロメテウスエピメテウス兄弟を惑わすために送ってきた“人類最初の女”がパンドラ

で、賢い兄貴プロメテウスは“ゼウスの贈り物には気をつけろ”っていってたんだけど、神々から男を引きつける能力授けられてたもんだから、弟のプロメテウス結婚してやりまくり楽しい日々。

で、パンドラは“絶対開けちゃいけない”って箱を持たされてたんだけど、こんなん“押すなよ、絶対に押すなよ”みたいなもんで、パンドラがある日箱を開けちゃって、なかからあらゆる災いが飛び出して、あわててフタを締めたらなかは希望がのこってましたとさ、おしまい

(細部はうろ覚えなんで、ツッコミは歓迎)

まり、この世の災いは全て、女が持ってきて、女の魅力に負けた男と神様の言うことを守らない女のせいで世界にひろまったって話。

安易に“パンドラの箱を開けた”なんて比喩を使うとフェミに総攻撃される日も近いね

2021-08-01

[]7月31日

ご飯

朝:なし。昼:オムナポリタン。夜:麻婆唐揚げ弁当シーザーサラダビール

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみん。

グランブルーファンタジー

メグまりは最高なので天井

恒常加入キャラが、サテュロス

限定加入キャラが、水着ミムメモ水着メグ、水着メーテラ

サプ不可石が、ミカエル(2凸目)、ルシフェル1凸目)、水着アテナ(1凸目)。

石が、セイレーン(初入手)、ヴァルナ(初入手)、セキトバ(初入手)、テュポーン、ハンサ(4凸済み)、プロメテウス(2凸目)。

ゴムーンが8個。内リミ武器がエタラヴ、絶拳。

合計21SSR。

これは上振れも上振れでしょ、引きが強い。

○ドラガリアロスト

今日フルオート放置。そろそろハチミツが切れるなあ。

その分キマイラ武器までいけた属性もあるのでいい感じ。

2021-04-26

[]4月26日

ご飯

朝:ビジホ飯。昼:なし。夜:ピザ

調子

むきゅーはややー。お仕事は「地獄」の五日目。

終わりが見えてきた。あと二日頑張るぞいや。

二日続けてピザ食ってるけど、まあそんな日もあるやろ。

○ワーフリ

TAイベントの告知されたので色々と編成の棚卸しとはいえ、前回みたいに全然別の属性活躍するみたいなことも考えれるから、まあまったりやろう。

グラブル

ギルガメ槍が落ちて2凸。あと1本。

ギルガメよりも随分前から日課にしてるプロメテウスは未だにプロメテ杖1凸なので、ギルガメ運がいいなあ。

エピックウポンも割と進んで来たけど、ウニウスとか不毀の籠手みたいなエピック染め武器は集める価値あるんかなあ。

神石やるつもりはないから、その辺はまあいっか。

となるとエピックウェポンの進捗は。

プロメテ杖1凸。プロメテ剣収集対象外

カーオン剣未所持。カーオン杖未所持。

ギルガメ槍2凸。ギルガメ斧無凸。

バイ短剣無凸。バイブ弓収集対象外

ヘクトル弓無凸。ヘクトル収集対象外

アヌビス斧4凸。アヌビス杖4凸。

バイ短剣ヘクトル弓もマグナじゃ使わんか。

そうなると、プロメテ杖とギルガメ槍終われば、エピックはあとカーオンぐらいかなあ。

ギルガメ斧はマグナじゃゴブロ斧と被ってるの痛すぎるから使わんしょ。

2020-07-02

地球の七割

世界一周旅行しました!」「100カ国を回りました!」って言われたらすげえ感じするけどよく考えると地球の七割は海なので雑魚ですね

俺たちはせっまいせっまいクソみたいな土の上でイキって食物連鎖の頂点・地球支配者なんて抜かしてるバカ 大体表面積上は水のほうが多いんだから地球じゃなくて水球だろ 土なんてどこにでもあんだよな ゴミですよ 水のほうが格段に良い

俺はビンボーだから今後たいした旅もせんと死んでいき、途中それこそ100カ国回ったりしてる連中を見て「俺は籠の鳥、奴らは自由で良いな」なんて自己憐憫に浸ったりするかもしれないが、奴らの自由フィールド所詮三割の陸にすぎず実にしょぼい 何が自由か 何が世界中

海 母なる海に背を向けて陸でいきり始めた結果溺れ死ぬようになった、という惨め極まりない事実こそが知恵の実による失楽園対応してるんじゃなかろうか?服なんかしょぼいよ ヌーディストには原罪がないのか? 火なんかしょぼいよ プロメテウスくんもIHヒーター使いなよ

海は怖い 海にロクな思い出がない クラゲには刺される、波にはさらわれる、魚は怖い、溺れたら塩辛くてつらい

違うんだな〜ッ 悪いのは海じゃない 俺でもない 人間という劣った生物の低性能です 鰓呼吸くらいやってみろよなあ なーにが万物の霊長じゃ めだかでもできることができない真性の雑魚 洗面器で溺れ死ぬ低能生物の哀れ

本当は海で生きたかった なんせ広い 青いし 深くもある 地震きても死なん 地震ダメージ喰らうのは雑魚仕草 情強は波に乗って楽しむのみ

月の満ち欠けで潮があるっていうのも良いよねえ かっこいいですよ あの美しい白い球体 あれの生み出す流れに乗れるっていうのは光栄だあ

地球の地面なんてきったねえですよ 緑色したキモチルーイ生物がびっしり蔓延っていて最悪 地球本来自然緑色じゃねえから

ああー海 海よ

海に潜って死にたい、なんて思えないほど溺死が苦しいっていうのが陸に縛られた猿の哀れポイントですね

2020-04-20

コロナ毒殺レボリューション

K

I

L

L



強者が求める者が対価のいらぬ奴隷ならば、弱者が求めるものは罪に問われぬ殺人であると言ったのは誰であったか

今、弱者の夢が叶うとき

力増し続ける老害達の圧政、それに苦しむ者たちよ、その手をかざす太陽より救世の死者舞い降りる!

悪しき者たちの、急逝の報舞い踊る(予定)!

プロメテウスが盗みたる3度目の太陽の恵み!

古代世界に始まりの火!

戦乱の世に核の炎!

そして今、老獪なる者焼き滅ぼす弱者の剣!

諸刃の剣!選びし仕手は若き魂!

毒牙の刃!切り裂きたるは老いたる悪!

奮えよ勇気

震えよ悪鬼!

太陽よ、世界を裁け!

2020-03-01

噂の力

もしどっかで感染したら戦犯扱いなんだろうなぁ

それに加えてSNS感染軽視の発言をしていれば「コイツ人の命を何だと思ってるんだ!」とかいって総叩き

更にスタバフラペチーノでも注文していた日には「感染者のくせに出歩きやがって!」とかいって大炎上

終いにはツイッター眠いって呟いただけでも「眠かったら寝ろ!何で起きてるんだ!」とかいって意味不明因縁まで付けられる始末

人間の行動にバイアスがあるのは周知の事実だが、それは進化心理学的には必然であり結果でしかない

だが、人々の行動がITによってログとして残るという事に対しては必ずしも適応的でない

さあ人間達は一部の天才が作り出した便利な道具を上手に使いこなすことが出来るだろうか?

なんてね

そんなことはプロメテウス神話時代から何も変わらず延々と繰り返してる

2020-01-05

[]1月4日

ご飯

朝食:なし。昼食:チャルメラ。夕食:サイゼで豪遊(豪遊といっても2000円もいかないの、最of高。

調子

むきゅーはややー。早起きして散歩するつもりが朝食食べてから二度寝を決めてしまった。

てへりんちょですね。

正月休みなのでいいじゃないですか、明日こそ散歩するぞお。

なので今日はダラダラとYoutubeよゐこチャンネルを見ながらスマホゲ。

……あ、あれ? 俺、ループしてね? 金曜日と全く同じことを書いてるような?

まあ、まあ、まあ、いいじゃないですか、こういう何もしない日こそが休みの日の本質で、僕はかなり人付き合いで疲弊するタイプなので、去年の教育係のお仕事でとても疲弊していたんだと思う。

ちゃんとこの休みノベルゲーをプレイするって目標もこなしてるし、大丈夫大丈夫

いい休みだよ、まだ一日あるし。

○超大作アニメRPG

スマホRPGの方ばっかりしてたので、こっちを今日ガッツリプレイ

はいっても、ペコリーヌに天むすを上げるための編成を練ってた時間ほとんどで、進捗はそれだけ。

色々練ってたけど、結局、ムイミがてんろうはざんけんして、ネネカがミラーミラーするいつものやつ。フェス限ってまじで強いな。

割と苦労した甲斐があって、天むすコリーヌは相当強くていい感じ。めちゃめちゃ硬い上に、攻撃力もそれなりに出るようになってますます頼れるタンク役だ。

星6でこれだけパワーアップするのはワクワクするね。来週にはコッコロも星6にできそうなので、コッコロも楽しみだ。

星6の進捗具合は、コッコロがあとピュアメモリピース4個、キャルがあとピュアメモリピース16個、リノがあとピュアメモリピース37個とプリンセスオーブ22個。

ユカリさんはまだ星4なので星上げ中。星4で止めてて、ダンジョンコインをクウカに使ってたら星6実装されたから、年明けぐらいから使い先をユカリさんに変えた。そのせいで、クウカが星4専用装備なしっていう中途半端な状況。

イオさんは未開放、リマは星1と全く手付かず。

キャルと

○本格スマホRPG

ガチャピン。200連。スーパームックで30連。

結果は、キャラが水シルヴァ、水ユエル。石が魔鯛(二匹目)。ゴムーンが七個。あとSR加入でヴェリトール

魔鯛は、四凸実装までは短期戦で並べて使う運用か、ルリア使うときダブル真鯛とかしたら良いのかしら。ダブル真鯛強そうだな、あとで試してみよう。(まあ召喚って2ポチ分ぐらい時間かかるから、2召喚って実質4ポチから微妙そう)

サプチケどうしようなあ、シトリ取る気満々だったんだけど出禁なの忘れてたせいで、誰にするか決めないとだ。

戦力的な意味では杖パを作り出してるので、水のリリィか、風のユリウス、光クラリスあたりが欲しいかも。特に風は杖得意がアンチラ、バイヴ、ペトラμ’s1年しかいないので欲しいな。水はフォリアとエウロペいるからもう形にはなってる感じがしてる。(と思ったけど、リリジカタログスペック見るだけでも強さが伝わってくるな)光クラリスはさすがに型落ち感するかなあ。

あと、石か。無凸でも使えるのだと、アルバハHLにもっていくらしいトール、ゴブロ連戦が捗りそうなフレイあたりかしら。

凸るの前提だと、ゴリラサテュロスアヌビスプロメテウスがあと2枚で三凸できるんだよね。サテュロスはかなり良さそうなんだよなあ、火の石って強いの多くない? サンはアーカルム石の中で飛び抜けてるし、サテュロスデビルデバフが石だけで終わるし、シヴァ言わずもがなだし。まあ、どれも持ってないし凸れてないか関係ないけど。

キャラなし武器だと、この年末年始アグニスを引いたので火の神石用武器…… クリムゾンフィンガー? ううむ、いや、たしかに火ユイシスいるから背水はいいかだけど…… まあないでしょ、どんだけ並べるんだって話だし。

キャラ的な意味では、クリスマス限定を引けたナルメアさんが気になるな。超大作アニメRPGの方で(M・A・O)さんを重宝してるのもあるし。

あと、ユエルとソシエの二人を揃えるってのも面白そうかな。水ソシエ、火ソシエ、水ユエル、イベ SRユエルを持ってるから、火ユエルと風ソシエ、それと浴衣ユエルの三体。うーん、季節限定あると集めよう欲が阻害されるな。

2019-05-22

anond:20190522184901

プロメテウス人間に火を使えるようにしただけで、火は昔からあって、炭も山火事やらなんやらで出来てるわけで

プロメテウスさんを責めるのはおかしいんやで

そもそも人間自然なのでは

人間が作った機械自然の鉄とかなんかそういうので出来ているか自然なのでは

 

だが炭は自然に還らないと聞いたのでやっぱ火がクソ=プロメテウスが罪だわ

2019-03-29

古代宇宙人

古代宇宙人』(こだいのうちゅうじん)は、ヒストリーチャンネル2009年から放送されているアメリカ合衆国テレビ番組である

プロメテウスエンタテインメントドキュメンタリースタイル制作たこ番組は、古代宇宙飛行士説を提示し、

史料考古学伝説には過去人類地球外生命接触した証拠が含まれていると主張している。



はっきりいって、オカルトなんだが、2009年からずっと製作が続いているのが不思議なんだよね、これ。

まるで、アメリカ政府宇宙人存在確認していて、一般市民にいきなり真実を明かすとパニックになるから

まずは、宇宙人存在する説そのもの市民に知らせるところから始めているのでは?と思いたくなる。

2019-03-24

anond:20190324194113

普通に3も4も作品自体クオリティはそれなりに高いから、見ないよりは見たほうがいい

ただ結構トバした展開になるので1、2のシリーズが好きだと好き嫌いは別れる感じ

そこまで見たらもうエイリアン好きなので、お祭りだと思ってAVPシリーズを見よう

そしてプロメテウスシリーズで、煮え切らない思いを抱えよう

2019-01-04

[]1月4日

○朝食:なし

○昼食:カレー屋さんのタンドリーチキンセット(サラダライスマトンカレータンドリーチキンアイス

○夕食:台湾混ぜそば、瓶ビール

○間食:いろいろ

調子

はややー。

長かったお正月休み今日明日明後日の三日。

こうなると、家でむっきゅりするのも勿体無いので、今日は散髪! 外食スーパー銭湯外食! と散財してみた。

正月は先月に食料を買いだめしておいて食費をほとんど使っていないから、割と余裕がある感じなのでたまには贅沢もいいよね、うん。

実際、お金計算しても、今月は少し余裕がありそうなので、いい感じぞいや。

ただ、二月は去年もあった「あの」東京出張があって、その期間は自炊とかできず外食お金がとてもかかるから、今のうちから準備しておかないとぞいや……

うう、想像したら怖くなってきたぞいや……

切り替えて、明日明後日休日満喫するぞいや!

iOS

グラブル

今日ヘイロー周回、外に出てたのでゲーム自体あんまりできなかった。

年始でキリがいいですし、プレイ開始したの確かルナールイベントから半年たったと思うので、ちょっとした現状のまとめを書いておこうと思います。(ただこれ、四周年のときガチャを回してたような記憶もあるんだよなあ。でもルリアノートに空青IIが載ってないから多分ガチャ回してただけとかそんなのかも?)

・風

キャラウサミミジータ、水着ジャンヌスカーサハ、メーテラ

装備:メイン四象の風槍四凸(SL15)、ティア銃四凸6本(SL15)、シャドバコラボの風弓四凸(SL10)、バハ短剣フツルス(SL15)、風天SSR(SL10

石:ティアマグ三凸、アナト三凸、ジャッジメント一凸、植松伸夫、ゴブロ三凸

やりたいこと:エターナルラブを天井したのでメイン武器用に四凸してスキルレベルもあげたい。ダマスカスはあるけど四凸ようのエレメントとかがないのでそこで足踏み中。それとシャドバコラボの風弓をスキルレベル10から15になのであげたい。

雑感:一番やってて楽しい属性水着ジャンヌがとにかく強くて、雑にプレイしててもあまり困ったことがない。水着ジャンヌデバフを担ってくれるので、主人公バリアで追撃を盛れるスカーサハのためにウサミミにしたり植松さん入れたりと、色々編成を考える余地があるのも楽しい天井してまでリミテッドロゼッタを加入させたので、ソロの難敵に挑むようの編成も考えたいところ。

・土

キャラカオスルーダージータ、サラ、アイル、イルザ

装備:メインウィルムスウォード三凸(SL110)、ユグ剣四凸5本(SL15が4本、SL14が1本)、四象の土拳四凸(SL10)、ルネサンスハーブ三凸(SL10)、バハ短剣フツルス(SL15)、土天司SSR(SL10

石:ユグマグ三凸、ウォフマナフ三凸、ゴブロ三凸、アナト三凸、ハングドマン無凸

やりたいこと:あと1だけど、スキルレベル上げ。

雑感:人材不足を感じることが多い属性。イルザをサプチケする前までは、SRオイゲンとかSRクラウディアみたいなSRキャラ採用してたぐらい。今も強敵に挑む祭はともかく、サラは周回プレイには向いてないので12月に続いてまたサプチケを土するか悩み中。

・火

キャラカオスルーダージータ、水着ベアトリクス、パーシヴァル、クラリス

装備:フェアーソード三凸(SL10)、コロ杖四凸3本(SL10)、アーカルム槍(SL10)、アーカルム短剣(SL10)、ウーチンフィスト三凸(SL10)、四象の火刀四凸(SL10)、バハ短剣フツルス(SL15)、火天SSR(SL2)

石:コロマグ三凸、アナト三凸、ゴブロ三凸、サン二凸、プロメテウス無凸(風鞄のがよさそうなんだけど、パーシヴァルが属性UPほしがるからさあ)

やりたいこと:スキルレベル上げがほとんど進んでないのでそれ。倉庫レベルだけ150にしたコロ杖四凸があと二本もある。ただコロ杖を四凸した途端にオッケが3本も落ちたので計算機をたたく時間のような気がしている。あと、リミテッドカム武器を四凸しないとだけど、エターナルラブ優先して四凸したくて、そこやるとダマスカス足りないので後回しです。

雑感:水着ベアトリクスがめちゃくちゃに強い。初心者の頃からティアマグの確定流しがすぐできたのは本当にこのキャラのおかげで、それで風属性武器が揃っていきグラブルの楽しさに気づけたので、このキャラはかなり思い入れがあります。また、パーシヴァルとクラリスズッ友感もいいね水着ベアトリクスはすぐ死んじゃうので後詰が重要なんだけど、この枠はグレアさんが担当してたんですが、リミテッドカムを引いたので彼になるかも。

・水

キャラメカニックジータ、ヴァジラアルタイル、イングウェイ

装備:メイン超カッコいいライフル三凸(SL10)、リヴァ短剣四凸4本(SL10)、リヴァ短剣三凸1本(SL10)、四象の水斧四凸(SL10)、アイスクレイモア四凸(SL15)、バハ短剣フツルス(SL15)、水天SSR(SL2)

石:リヴァマグ三凸、ザ・ムーン無凸、ポセイドン四凸、ポセイドン無凸(120加護の方)、マナウィダン三凸

やりたいこと:スキルレベル上げ。

雑感:フレ石が鰹しかないこともあるので石を水で染めてたり、コロマグが面倒臭いからメカニック以外やりたくなかったり、イングウェイが強いけどゲージ管理が面倒臭かったり、とあまりモチベが湧きにくい属性。ただ、アルタイルを引いてからモチベがぐんぐん上がっている。アルタイルめちゃくちゃ便利だよね。恒常なのに上にあげた水着ジャンヌ水着ベアトリクスと比べてもいいぐらい便利(強い、ではないかな?)

・光

キャラカオスルーダージータ、ジャンヌ水着ノイシュ、ロボミ

装備:メインゼノコロ剣(SL15)、シュヴァ剣四凸(SL15)、シュヴァ銃三凸3本(SL10)、シュヴァ楽器三凸2本(SL10)、プリキュアコラボ武器四凸(SL15)、四天刃(SL10)、バハ短剣フツルス(SL15)

石:シュヴァマグ三凸、アナト三凸、ゴブロ三凸、スター無凸、ヘクトル無凸(無凸の高級鞄って微妙……)

やりたいこと:倉庫にシュヴァ剣が3本あるので武勲で一本交換して四凸したい。

雑感:水着ノイシュ以外の編成は、色々と悩んでいる。土にみたいに人材不足というよりは、人材多寡からキャラクタ的に大好きで推しにもしてるサーヴァンツもいいし、こないでの天井の道中に来てくれたクビラも入れたいし、フェリも可愛いし、と悩ましい。メカニックジータ、ロボミ、水着ノイシュ、サーヴァンツのワンパン特化とかも楽しいかもしれんなあ。

・闇

キャラスパルタジータ、闇ジャンヌ、ウーフとレニー、ヴァンピィ

装備:メインセレ槍三凸(SL10)、セレ爪四凸2本(SL15)、セレ槍三凸(SL10)、セレ斧三凸(SL10)、ヘルウォードダガー四凸(SL15)、ニバンボシ三凸(SL10)、牛鬼包丁三凸(SL10)、バハ短剣フツルス(SL15)

石:セレマグ三凸、アナト三凸、ゴブロ三凸、デス無凸、成田勤三凸

やりたいこと:倉庫にセレ爪四凸がもう1本あるので、それをレベルスキルを上げて編成したい。

雑感:シュヴァマグにまだ苦戦することもあって、苦手感のある属性。どのキャラが強いとか弱いもいまいちわかってない。今のメンバーも、まずデバフをミゼラブルミストと合わせて下限まで入れたいから闇ジャンヌTA確定で足が早いウーフとレニー、シュヴァマグ行くのにディスペル必須からヴァンピィ。って感じで特に思い入れをもって編成した感じじゃないからなあ。ヴァンピィ抜いてクリスマスロゼッタとか入れようかしら、ロゼッタ大好きだから

・全体的な課題

四凸したのにスキルレベルをあげれてない武器スキル上げが早急な課題かな。

特に闇有利古戦場まで日がないので、せっかく作った四凸セレ爪をちゃんと編成できるよう、ここは忘れずにやっておきたい。

それとなんといっても、ゼノ〜と戦えるイベントちゃんと参加することだな。

というのも、今までも開催されてたけど難しいかスルーしてたんですよ。

年末のゼノコロゥからようやく参加しだしたぐらいで。

ただ、これゼノコロ剣がめちゃくちゃ強いから、そうやって躊躇してたのもったいなかったね、自分が回れる難易度でいいから周回しとくべきだった。

(いや他のゼノ〜武器の強さはしらないんだけど)



うそう、いつのまにゴブロ三凸手にいれたのって話ですが、これはガチャピンの確定100連で、一個引いたのでなけなしの金剛晶全部使って今日から装備しだしたので、まだ使い勝手はわかんないです。

ちなみに、SSRキャラは、闇ゼタ、ハレゼナ、アルベール、闇バサラガ。

SSR石は、ゴブロ、ナハト

でした。

確率の倍ぐらい出てビビったよー。

2018-12-10

映画の内容が覚えられない

映画館で一度観ただけの映画の内容をみんななんでそんなに覚えられるの?

元々映画館映画あんま観ない人間ではあるが、今年見た数本の映画の内容があんま覚えられない。特にラストシーンとか。覚えてるのもあるけどさ。

断片的には覚えているんだよ。

昔見たマクロス劇場版も、ミンメイとヒカルが二人きりで閉じ込められてミンメイが誘惑する演技してヒカルラブラブになったときに救出されたとか、早瀬ヒカルプロメテウス乾杯するとか、ミンメイが歌ってるのを観たゼントラーディー軍が爆発するとかそういうのは覚えてるけど、ラストシーンが思い出せない。

テレビで見た映画もなかなか覚えられない。ナウシカとか何度見ても、どんな話だったっけ?って感じ。

ラピュタも、40秒で支度しなとか3分待ってやるとかバルスは覚えてるけどラストシーンが思い出せない。

映画といえば、スターウォーズ1〜6まで劇場で観たのにシーンシーン覚えてるだけで話の内容はほとんど覚えられない。

映画観るのに向いてないのかな。向き不向きあるのかなあ。映画観るのに向いてないってちょっとさみしいな。

2018-06-02

字幕吹替も好きだから両方の良いところと悪いところ紹介する

しがない洋画オタクです。海外ドラマも観ます

anond:20180531140806 を読んだんだけれど、字幕版も吹替版も好きだからどっちかが貶されているととても悲しいし

どちらかというとアンチが多めに見える吹替の良さも知ってもらいたいから両方のメリデメを書いてみる。

意訳しすぎ問題ジョーク翻訳が難しい問題キャラ改変などのリスクなどはどちらにもある(翻訳されている以上すべて改変されているし)ので触れません。

字幕版のここがいい!

オリジナル音声が聞ける

言わずもがな俳優息遣いや細かいトーンの変化なども感じ取れる。

字幕吹替には反映されない訛りや特徴的な言い回しがあったりして、キャラクターの背景がわかることも。

例:

オーシャンズ12

ジュリア・ロバーツモノマネをするために南部訛りで話すんだ!というシーンがある。

ジュリア・ロバーツ演じるキャラクターがジュリア・ロバーツの真似をするのが最高)

スターウォーズ

ジャー・ジャー・ビンクス黒人っぽい話し方が特徴的で、字幕吹替の口調も個性的になってる。

(これに関しては人種差別観点での批判もあるけど割愛

必要最低限の情報を与えてくれる

基本的に原文の情報を漏らさず字幕に含めることは不可能で、取捨選択をしなければいけない。

それによってストーリーがわからなくなってしまったら本末転倒なので、物語理解必要情報は必ず字幕に含まれている。

ミステリーなど情報量の多い作品だと、うっかり聞き漏らすことも在り得るが

字幕によって最初から情報が限られていれば取りこぼすリスクは減る。

ちらっとだけ映る手紙看板字幕が表示されて、それが重要情報だった……という流れに覚えがある人も多いと思う。

字幕がない状態だと目にとまったかな?と思うぐらい雑多な画面だったり、筆記体の字が結構ぐちゃぐちゃだったりするので

字幕があることで意識すべき情報だよ!って明示してくれるのはありがたい。

字幕版のここは残念

情報量が少ない

セリフに含まれ情報量は、どう考えても「原文>吹替字幕」になる。

ただこれは前述した通りメリットもあるので作品に合うかどうかと観る側の好みです。

特にテンポの良い映画複数人が同時にしゃべるようなシーンだと露骨に差がでてくる。

例:

CSI科学捜査班」

字幕だと化学物質名前がバシバシ削られているので、吹替で見たほうが詳しくなれる。

フレンズ

ゲラー兄妹がケンカするときに、字幕だと「モニカブランコを壊した」ことしかからないけど

吹替だと「モニカブランコを壊したのを、親には台風のせいだと嘘をついた」ことまでわかる場面がある。

視線移動が手間

特に3D/4D上映だと視線移動は結構コスト、というか普通に目が疲れたりする。

アクション映画とかスピード感ある映像だと文字なんて読んでる暇ねえ!ってなるわけで、

意訳・誤訳で有名な戸田奈津子はそういった映画テンポよく短いセリフでまとめるところが評価されていた(よね?)

吹替版のここがいい!

よりオリジナルに近い情報量とテンポ

前述してるから説明不要かな。

特にメインの会話の裏側で流れているテレビラジオの音声、細かな掛け合いまですべて翻訳されてるのは強い。

世界観をより深く理解できる。

また、キャラクター性や感情表現文化背景に強く紐付いているか

例えば同じ「感じ悪い喋り方」だとしてもやっぱり日本人が演技する方が日本人に伝わりやすい。

その点では情報量の話含めて「吹替のほうがオリジナル演出意図に近い」と言い方もできると思う。

画面全体がじっくり見れる

字幕を読む必要がないぶん、画面の他の部分を見ることができる。

例:

シャッターアイランド

ミステリー作品俳優目線仕草など細かい部分にまでヒントが含まれているので、それらを見逃さないよう

配給会社吹替版を推奨するようなキャンペーン実施していた。

画面見てなくても大体話がわかる

ゴールデンタイムテレビ放送で吹替採用される理由はこれ。ながら見可能

映画オタクからって毎回全身全霊で視聴してるわけじゃないからね。

吹替版のここは残念

稀によくクソみたいなことになる

どれだけ良い部分があっても一発ですべてをぶち壊すことができる最凶の厄災。

例:

X-MEN:フューチャー&パスト

22歳の若さアカデミー主演女優賞を受賞したあのジェニファー・ローレンス剛力彩芽て。

ちなみに他の作品ではジェニファー・ローレンスの声は牛田裕子水樹奈々があてることが多い。

ハンガー・ゲームの奈々様、めっちゃ水樹奈々って感じで好き。

プロメテウス

剛力彩芽て。

鑑賞中にオリジナル差異認知できない

字幕なら「あ、今音声では○○って言ったのに字幕に入ってないな」というのが検知できるんだけど

吹替ではオリジナル情報が皆無なので違いがあったとしても認識できない。

最後

翻訳する人、演技する人の実力次第でクオリティは変化するので、糞字幕も糞吹替存在する。

から作品によって合う方を観ればいいし、好きな映画なら両方観た方が2倍お得だよ。

自分海外ドラマはほぼ必ず吹替版で観るんだけど、

声優の演技によってよりキャラクターがより魅力的になってると思うものもあるし

逆にステレオタイプ化されちゃって勿体無いなあと感じるものもある。本当ケースバイケース。

何度も見返すような場合は「日本語吹替英語字幕」が両方のいいとこ取りでオススメ

ちなみに邦画日本語字幕で見ると、細かい言い回しの特徴や漢字表記に気付けて面白いよ!

2018-02-28

フィクションにおける南極歴史

古代

約2000万年

宇宙から飛来したUFO南極へと落下(影が行く)

10万年

宇宙から飛来したUFO南極へと落下(遊星からの物体X)

1万2千年以上前

堕天翅族がアトランディアの地(南極)に高度な文明を築いていた(創聖のアクエリオン)

紀元前2000年

プレデター南極に降り立つ。人類建築技術を与え神として崇められた

神殿を建造させ100年ごとに成人の儀式のために地球を訪れ、エイリアン宿主となる生贄を求めた。しかしある時繁殖しすぎたエイリアンによって敗北し、全てをリセットするため自爆装置を用い南極文明消滅させた(エイリアンVSプレデター)

1606年頃?

全盛期のキスショット南極大陸から日本に渡る。衝撃で南極大陸を破壊しかける(鬼物語)

1838年

アーサー・ゴードン・ピム、友人オーガスタスの協力のもと帆船グランプス号に密航する

様々なトラブルを乗り越え辛くも南洋を目指す貿易ジェイン・ガイ号に救出される

そのまま南極探検に向かい「テケリ・リ」と鳴く動物に遭遇する(ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語)

1868年

ネモ船長人類で初めて南極点を征する(海底二万マイル)

1889年

ノーチラス号は資材補給のため南極秘密基地へ向かう。基地南極の地下にある大空洞に、2万年前に古代アトランティス人が建造した巨大なドックだった(ふしぎの海のナディア)

1930年

ミスカトニック大学ダイアー教授率いる探検隊、南極大陸に向かう

生物学者のレイク率いる分隊狂気山脈発見。「古のもの」の化石を数体発見するがショゴスの襲撃を受ける。最終的にたった2名の隊員のみが帰還する(狂気山脈にて)

1938年

1945年

ナチスの残党が宇宙人との戦闘勝利し、遺跡から聖杯を手に入れ新たな帝国南極に築く(ADVANCED WORLD WAR 〜千年帝国の興亡〜、難局!ED)

1955年

昭和30年代、敗戦から復興を進める日本戦勝国を中心とした国際地球観測年による南極観測への参加を表明する。しかし、他の参加国から敗戦であることを理由罵倒される。そして日本に割り当てられた観測場所は「inaccessible(接岸不可能)」とされていたプリンスハラル海岸であり日本は全く期待されていなかった。その中で倉持たちは日本世界と肩を並べる時が来たとして南極観測のために尽力する(テレビドラマ南極大陸 」)

1958年

二次越冬隊を乗せた南極観測船・宗谷が例年にない悪天候と氷河に阻まれ立ち往生してしま

その4ヶ月後、往生したままの観測から飛行機基地に降り立ち本日中に全員が昭和基地から撤退帰国するよう命令が下る。しかし犬達を連れていくことは許されず、潮田達は苦渋の決断で数日分の餌を与え南極に犬たちを置き去りにして帰国する

犬達は鎖から逃れ、1年後に生き残っていた兄弟犬タロとジロに再会する(南極物語)

1966年

南極に生息する怪獣ペギラ南極観測隊の基地を襲撃したが、南極の苔から取れる物質ペギミンHが弱点であることがわかり、それを搭載した気象観測ロケット迎撃されると黒煙を吹きながらどこかへ飛び去る(ウルトラQ)

1969年

イギリス細菌研究所で開発されたウイルススパイによって盗み出されたが、スパイの乗ったセスナアルプス山中吹雪のため墜落しウィルス流出してしまった

ウイルスは全世界蔓延半年後には35億人の人類を含み地球上の脊椎動物ほとんど絶滅してしま

わずかに生き残ったのは南極大陸に滞在していた各国の観測隊員約1万人と、海中を航行していて感染を免れた原子力潜水艦ネーレイド号やT-232号の乗組員たちだけであった。過酷な極寒の世界ウイルス活動を妨げ、そこに暮らす人々を護っていたのである。隊員らは国家の壁を越えて「南極連邦委員会」を結成し絶望の中から再建の道を模索する(復活の日)

1979年

1982年

1984年

南極の奥地にある機械の城ネオラード拠点とする、メカ人間帝国「新帝国ギア」が人類への攻撃を開始する(超電子バイオマン)

1985年

1991年

「私」が氷男と結婚南極旅行を持ちかける(村上春樹「氷男」)

1992年

南極舞台にしたクレイアニメピングー」が日本放送開始

1994年

学会で使うテープを間違って娘たちに送ってしまった江崎教授のために両津勘吉中川圭一が協力して世界中を駆け巡る。冬子がいた南極両さん制服のまま海に落ちたり白熊と格闘する(こちら葛飾区亀有公園前派出所「絵崎教授80時間世界の旅の巻」)

1995年

1997年

西村淳、昭和基地からも遠く離れた陸の孤島南極ドームふじ基地料理人として派遣される(南極料理人)

2000年9月13日

セカンドインパクト南極大陸が消滅する(新世紀エヴァンゲリオン)

2003年

南極の氷山からまれた極寒爆竜コンビを、アバレンジャー正義の爆竜たちが迎え撃つ(爆竜戦隊アバレンジャー DELUXE アバレサマーキンキン中!)

2004年

2006年

2007年

新人サファーのペンギン「コディ」がサーフィンワールドカップで優勝を目指す(サーフズ・アップ)

2011年

2012年

オルタンス、南極フランス観測基地料理人となり1年間の任期を無事に終える(大統領料理人)

2015年

碇ゲンドウ冬月コウゾウ両名が南極に出向きロンギヌスの槍を回収。NERV本部地下のリリスに零号機によって刺された(新世紀エヴァンゲリオン)

2016年1月

18歳のジンカイザワは、南極海の氷山曳航を計画するシンディバード号にオーストラリアから密航する。乗船を許されたジン厨房で働く一方、クルー研究者たちのために船内新聞をつくることに(氷山の南)

2017年

20XX年

宇宙世紀0079年1月31日

南極条約締結(機動戦士ガンダム)

A.C.195

戦士としてヒイロとの決戦を望むゼクス。ノインはヒイロトロワを連れゼクスの待つ南極へと向かう(新機動戦記ガンダムW 第15話「決戦の場所南極へ」)

不明

2018年

女子高生南極へ行く(宇宙よりも遠い場所)

2018-01-13

この記事は半保護されています。(半保護の方針による半保護) ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 曖昧さ回避ベートーヴェンベートーベン、ヴァン・ベートーヴェン」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「ベートーヴェン (曖昧さ回避)」をご覧ください。 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven Beethoven.jpg 基本情報 別名 楽聖 生誕 1770年12月16日頃 出身地 神聖ローマ帝国の旗 神聖ローマ帝国、ボン 死没 1827年3月26日(56歳没) オーストリア帝国の旗 オーストリア帝国ウィーン ジャンル 古典派音楽 活動期間 1792 - 1827 ベートーヴェンのサイン ウィキポータル クラシック音楽 ポータル クラシック音楽 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(独: Ludwig van Beethoven、標準ドイツ語ではルートヴィヒ・ファン・ベートホーフェンに近い[1]、1770年12月16日頃[2] - 1827年3月26日)は、ドイツの作曲家。J.S.バッハ等と並んで音楽史上極めて重要な作曲家であり、日本では「楽聖」とも呼ばれる。その作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆けとされている。 目次 [非表示] 1 生涯 2 作風 2.1 初期 2.2 中期 2.3 後期 3 後世の音楽家への影響と評価 4 芸術観 5 思想 6 人物 6.1 名前 6.2 ベートーヴェンフリーメイソンリー 7 死因また健康について 7.1 聴覚障害について 8 親族 9 弟子 10 代表作 10.1 交響曲(全9曲) 10.2 管弦楽曲 10.3 協奏曲、協奏的作品 10.4 室内楽曲 10.5 ピアノ曲 10.6 オペラ、劇付随音楽、その他の声楽作品 10.7 宗教曲 10.8 歌曲 11 著作 12 伝記 13 脚注 14 参考文献 15 関連項目 16 外部リンク 16.1 録音ファイル 16.2 伝記 生涯 ベートーヴェン(1803年) 1770年12月16日頃、神聖ローマ帝国ケルン大司教領(現ドイツ領)のボンにおいて、父ヨハンと、宮廷料理人の娘である母マリア・マグダレーナ(ドイツ語版)の長男[3]として生まれる。ベートーヴェン一家はボンのケルン選帝侯宮廷の歌手(後に楽長)であり、幼少のベートーヴェンも慕っていた、祖父ルートヴィヒの援助により生計を立てていた。ベートーヴェンの父も宮廷歌手(テノール)[4]であったが、元来無類の酒好きであったために収入は途絶えがちで、1773年に祖父が亡くなると生活は困窮した。1774年頃よりベートーヴェンは父からその才能を当てにされ、虐待とも言えるほどの苛烈を極める音楽のスパルタ教育を受けたことから、一時は音楽そのものに対して強い嫌悪感すら抱くようにまでなってしまった。1778年にはケルンでの演奏会に出演し、1782年11歳の時よりクリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事した。 1787年、16歳のベートーヴェンウィーンに旅し、かねてから憧れを抱いていたモーツァルトを訪問したが、最愛の母マリアの危篤の報を受けてボンに戻った。母はまもなく死没し(肺結核)[5]、母の死後は、アルコール依存症となり失職した父に代わり、いくつもの仕事を掛け持ちして家計を支え、父や幼い兄弟たちの世話に追われる苦悩の日々を過ごした。 1792年7月、ロンドンからウィーンに戻る途中ボンに立ち寄ったハイドンにその才能を認められて弟子入りを許され、11月にはウィーンに移住し(12月に父死去)、まもなく、ピアノ即興演奏の名手(ヴィルトゥオーゾ)として広く名声を博した。 20歳代後半ごろより持病の難聴(原因については諸説あり、鉛中毒説が通説)が徐々に悪化、28歳の頃には最高度難聴者となる。音楽家として聴覚を失うという死にも等しい絶望感から、1802年には『ハイリゲンシュタットの遺書』をしたため自殺も考えたが、彼自身の芸術(音楽)への強い情熱をもってこの苦悩を乗り越え、再び生きる意欲を得て新たな芸術の道へと進んでいくことになる。 1804年に交響曲第3番を発表したのを皮切りに、その後10年間にわたって中期を代表する作品が書かれ、ベートーヴェンにとっての傑作の森(ロマン・ロランによる表現)と呼ばれる時期となる。その後、ピアニスト兼作曲家から、完全に作曲専業へと移った。 40歳頃(晩年の約15年)には全聾となっり、更に神経性とされる持病の腹痛や下痢にも苦しめられた。加えて、度々非行に走ったり自殺未遂を起こすなどした甥カールの後見人として苦悩するなどして一時作曲が停滞したが、そうした苦悩の中で書き上げた交響曲第9番や『ミサ・ソレムニス』といった大作、ピアノ・ソナタや弦楽四重奏曲等の作品群は彼の未曾有の境地の高さを示すものであった。 1826年12月に肺炎を患ったことに加え、黄疸も併発するなど病状が急激に悪化し、以後病臥に伏す。病床の中で10番目の交響曲に着手するも未完成のまま翌1827年3月26日、肝硬変のため56年の生涯を終えた。その葬儀には2万人もの人々が参列するという異例のものとなった。この葬儀には、翌年亡くなるシューベルトも参列している。 作風 初期 作曲家としてデビューしたての頃は耳疾に悩まされることもなく、古典派様式に忠実な明るく活気に満ちた作品を書いていた。この作風は、ハイドンモーツァルトの強い影響下にあるためとの指摘もある[6]。 中期 1802年の一度目の危機とは、遺書を書いた精神的な危機である。ベートーヴェンはこの危機を、ウィーン古典派の形式を再発見する事により脱出した。つまりウィーン古典派の2人の先達よりも、素材としての動機の発展や展開・変容を徹底して重視し、形式的・構成的なものを追求した。この後は中期と呼ばれ、コーダの拡張など古典派形式の拡大に成功した。 中期の交響曲はメヌエットではなくスケルツォの導入(第2番以降)、従来のソナタ形式を飛躍的に拡大(第3番)、旋律のもととなる動機やリズムの徹底操作(第5、7番)、標題的要素(第6番)、楽章の連結(第5、6番)、5楽章形式(6番)など、革新的な技法を編み出している。その作品は、古典派の様式美とロマン主義とをきわめて高い次元で両立させており、音楽の理想的存在として、以後の作曲家に影響を与えた。第5交響曲に典型的に示されている「暗→明」、「苦悩を突き抜け歓喜へ至る」という図式は劇性構成の規範となり、後のロマン派の多くの作品がこれに追随した。 これらのベートーヴェンの要求は必然的に「演奏人数の増加」と結びつき、その人数で生み出される人生を鼓舞するかのような強音やすすり泣くような弱音は多くの音楽家を刺激した。 後期 1818年の二度目の危機の時には後期の序曲集に代表される様にスランプに陥っていたが、ホモフォニー全盛であった当時においてバッハの遺産、対位法つまりポリフォニーを研究した。対位法は中期においても部分的には用いられたが、大々的に取り入れる事に成功し危機を乗り越えた。変奏曲やフーガはここに究められた。これにより晩年の弦楽四重奏曲ピアノソナタ、『ミサ・ソレムニス』、『ディアベリ変奏曲』、交響曲第9番などの後期の代表作が作られた。 後世の音楽家への影響と評価 ベートーヴェンの音楽界への寄与は甚だ大きく、彼以降の音楽家は大なり小なり彼の影響を受けている。 ベートーヴェン以前の音楽家は、宮廷や有力貴族に仕え、作品は公式・私的行事における機会音楽として作曲されたものがほとんどであった。ベートーヴェンはそうしたパトロンとの主従関係(および、そのための音楽)を拒否し、大衆に向けた作品を発表する音楽家の嚆矢となった。音楽家=芸術家であると公言した彼の態度表明、また一作一作が芸術作品として意味を持つ創作であったことは、音楽の歴史において重要な分岐点であり革命的とも言える出来事であった。 中でもワーグナーは、ベートーヴェン交響曲第9番における「詩と音楽の融合」という理念に触発され、ロマン派音楽の急先鋒として、その理念をより押し進め、楽劇を生み出した。また、その表現のため、豊かな管弦楽法により音響効果を増大させ、ベートーヴェンの用いた古典的な和声法を解体し、トリスタン和音に代表される革新的和声で調性を拡大した。 一方のブラームスは、ロマン派の時代に生きながらもワーグナー派とは一線を画し、あくまでもベートーヴェンの堅固な構成と劇的な展開による古典的音楽形式の構築という面を受け継ぎ、ロマン派の時代の中で音楽形式的には古典派的な作風を保った。しかし、旋律や和声などの音楽自体に溢れる叙情性はロマン派以外の何者でもなかった。また、この古典的形式における劇的な展開と構成という側面はブラームスのみならず、ドヴォルザークチャイコフスキー、20世紀においてはシェーンベルクバルトークプロコフィエフショスタコーヴィチラッヘンマンにまで影響を与えている。 芸術観 同時代のロマン派を代表する芸術家E.T.A.ホフマンは、ベートーヴェンの芸術を褒め称え、自分たちロマン派の陣営に引き入れようとしたが、ベートーヴェンは当時のロマン派の、形式的な統一感を無視した、感傷性と感情表現に代表される芸術からは距離を置いた。ベートーヴェンが注目したものは、同時代の文芸ではゲーテやシラー、また古くはウィリアム・シェイクスピアらのものであり、本業の音楽ではバッハ、ヘンデルモーツァルトなどから影響を受けた[7]。 ベートーヴェンが「前衛」であったのかどうかは、多くの音楽学者で見解が分かれる。原博は「ベートーヴェンは前衛ではない」と言い切り[8]、彼は当時の「交響曲」「協奏曲」「ソナタ」「変奏曲」などの構造モデルに準拠し、発案した新ジャンルというものは存在しない。ただし、「メトロノームの活用」「母語での速度表示」「ピアノの構造強化と音域の拡張」「楽曲の大規模化」「大胆な管弦楽法」「演奏不可能への挑戦」「騒音の導入(戦争交響曲)」など、後世の作曲家に与えた影響は計り知れないものがある。 思想 ベートーヴェンカトリックであったが敬虔なキリスト教徒とはいえなかった。『ミサ・ソレムニス』の作曲においてさえも「キリストなどただの磔(はりつけ)にされたユダヤ人に過ぎない」と発言した。ホメロスプラトンなどの古代ギリシア思想に共感し、バガヴァッド・ギーターを読み込むなどしてインド哲学に近づき、ゲーテやシラーなどの教養人にも見られる異端とされる汎神論的な考えを持つに至った。彼の未完に終わった交響曲第10番においては、キリスト教的世界と、ギリシア的世界との融合を目標にしていたとされる。これはゲーテが『ファウスト』第2部で試みたことであったが、ベートーヴェンの生存中は第1部のみが発表され、第2部はベートーヴェンの死後に発表された。権威にとらわれない宗教観が、『ミサ・ソレムニス』や交響曲第9番につながった。 また哲学者カントの思想にも触れ、カントの講義に出席する事も企画していたといわれる[7]。 政治思想的には自由主義者であり、リベラル進歩的政治思想を持っていた。このことを隠さなかったためメッテルニヒウィーン体制では反体制分子と見られた。 その他にも、天文学についての書物を深く読み込んでおり、彼はボン大学での聴講生としての受講やヴェーゲナー家での教育を受けた以外正規な教育は受けていないにも関わらず、当時において相当の教養人であったと見られている。 人物 身長は165cm前後と当時の西洋人としては中背ながら、筋肉質のがっしりとした体格をしていた。肌は浅黒く、天然痘の瘢痕があったとされるが、肖像画や銅像、ライフマスクや近年明らかとなった多彩な女性関係などから容貌は美男とは言えないものの、さほど悪くなかったのではないかと思われる。表情豊かで生き生きした眼差しが人々に強い印象を与え多くの崇拝者がいた。 基本的に服装には無頓着であり、若い頃には着飾っていたものの、歳を取ってからは一向に構わなくなった。弟子のツェルニーは初めてベートーヴェンに会った時、「ロビンソン・クルーソーのよう」、「黒い髪の毛は頭の周りでもじゃもじゃと逆立っている」という感想を抱いたと言われる。また作曲に夢中になって無帽で歩いていたため、浮浪者誤認逮捕されてウィーン市長が謝罪する珍事も起こった。部屋の中は乱雑であった一方、入浴と洗濯を好むなど綺麗好きであったと言われる。また生涯で少なくとも60回以上引越しを繰り返したことも知られている。 当時のウィーンではベートーヴェンが変わり者であることを知らない者はいなかったが、それでも他のどんな作曲家よりも敬愛されており、それは盛大な葬儀と多数の参列者を描いた書画からも伺える。しかし、「ベートーヴェン変人説」も、メッテルニヒ政権によるデマであるとする見解もある。 潔癖症で手を執拗に洗うところがあった。 性格は矛盾と言っても差し支えのない正反対な側面があった。人づきあいにおいて、ことのほか親切で無邪気かと思えば、厳しく冷酷で非道な行動に出るなどと気分の揺れが激しかった。親しくなると度が過ぎた冗談を口にしたり無遠慮な振る舞いを見せたりすることが多かったため、自分本位で野蛮で非社交的という評判であったとされている。これもどこまで真実なのかは定かではないが、ピアノソナタ・ワルトシュタインや弦楽四重奏曲・大フーガつきの出版に際して、出版社の「カット」命令には律儀に応じている。癇癪持ちであったとされ、女中(女性)に物を投げつけるなどしばしば暴力的な行動に出ることもあったという。 師ハイドンに、楽譜に「ハイドンの教え子」と書くよう命じられた時は、「私は確かにあなたの生徒だったが、教えられたことは何もない」と突っぱねた。 パトロンカール・アロイス・フォン・リヒノフスキー侯爵には、「侯爵よ、あなたが今あるのはたまたま生まれがそうだったからに過ぎない。私が今あるのは私自身の努力によってである。これまで侯爵は数限りなくいたし、これからももっと数多く生まれるだろうが、ベートーヴェンは私一人だけだ!」と書き送っている。(1812年)この「場を全くわきまえない」発言の数々はメッテルニヒ政権成立後に仇となり、大編成の委嘱が遠ざかる。 テプリツェでゲーテと共に散歩をしていて、オーストリア皇后・大公の一行と遭遇した際も、ゲーテが脱帽・最敬礼をもって一行を見送ったのに対し、ベートーヴェンは昂然(こうぜん)として頭を上げ行列を横切り、大公らの挨拶を受けたという。後にゲーテは「その才能には驚くほかないが、残念なことに不羈(ふき)奔放な人柄だ」とベートーヴェンを評している。 交響曲第5番の冒頭について「運命はこのように戸を叩く」と語ったことや、ピアノソナタ第17番が“テンペスト”と呼ばれるようになったいきさつなど、伝記で語られるベートーヴェンの逸話は、自称「ベートーヴェンの無給の秘書」のアントンシンドラーの著作によるものが多い。しかし、この人物はベートーヴェンの死後、ベートヴェンの資料を破棄したり改竄(かいざん)を加えたりしたため、現在ではそれらの逸話にはあまり信憑性が認められていない。 聴覚を喪失しながらも音楽家として最高の成果をあげたことから、ロマン・ロランをはじめ、彼を英雄視・神格化する人々が多く生まれた。 死後、「不滅の恋人」宛に書かれた1812年の手紙が3通発見されており、この「不滅の恋人」が誰であるかについては諸説ある。テレーゼ・フォン・ブルンスヴィック(独語版)やその妹ヨゼフィーネ(独語版)等とする説があったが、現在ではメイナード・ソロモン(en:Maynard Solomon)らが提唱するアントニエ・ブレンターノ(独語版)(クレメンス・ブレンターノらの義姉、当時すでに結婚し4児の母であった)説が最も有力である。しかし、「秘密諜報員ベートーヴェン」[9]のような、これらの定説を覆す新たな研究も生まれている。 これらは氷山の一角に過ぎず、20-30代でピアニストとして一世を風靡していたころは大変なプレイボーイであり、多くの女性との交際経験があった。この行動を模倣した人物に、後年のフランツ・リストがいる。 メトロノームの価値を認め、初めて活用した音楽家だといわれている。積極的に数字を書き込んだために、後世の演奏家にとって交響曲第9番ハンマークラフィーアソナタのメトロノーム記号については、多くの混乱が生まれている。 彼はイタリア語ではなく、母語ドイツ語で速度表示を行った最初の人物である。この慣習の打破はあまり歓迎されず、多くの当時の作曲家も速度表示にはイタリア語を用い、本人も短期間でイタリア語に戻している。 パンと生卵を入れて煮込んだスープや、魚料理に肉料理、茹でたてのマカロニにチーズを和えたものが大好物であった。またワインを嗜み、銘柄は安物のトカイワインを好んでいた。父親に似て大の酒好きであり、寿命を縮めることになったのは疑いがない。 コーヒーは必ず自ら豆を60粒数えて淹れたという[10]。 名前 原語であるドイツ語ではルートゥヴィヒ・ファン・ベートホーフェン ドイツ語発音: [ˈluːtvɪç fan ˈbeːthoːfən] ( 音声ファイル)と発音される。 日本では明治時代の書物の中には「ベートーフェン」と記したものが若干あったが、ほどなく「ベートーヴェン」という記述が浸透していき、リヒャルト・ワーグナーのように複数の表記が残る(ワーグナーヴァーグナー、ワグネル)こともなかった。唯一の例外は、NHKおよび教科書における表記の「ベートーベン」である。 姓に“van”がついているのは、ベートーヴェン家がネーデルラントフランドル)にルーツがあるためである(祖父の代にボンに移住)。vanがつく著名人といえば、画家のヴァン・ダイク(van Dyck)、ファン・エイク(van Eyck)、ファン・ゴッホ(van Gogh)などがいる。 vanはドイツ語オランダ語では「ファン」と発音されるが、貴族を表す「von(フォン)」と間違われることが多い。「van」は単に出自を表し、庶民の姓にも使われ、「van Beethoven」という姓は「ビート(Beet)農場(Hoven)主の」という意味に過ぎない。しかしながら、当時のウィーンではベートーヴェンが貴族であると勘違いする者も多かった。 偉大な音楽家を意味する「楽聖」という呼称は古くから存在するが、近代以降はベートーヴェンをもって代表させることも多い。例えば3月26日の楽聖忌とはベートーヴェンの命日のことである。 ベートーヴェンフリーメイソンリー 詳細は「フリーメイソン#ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン」を参照 死因また健康について 慢性的な腹痛や下痢は終生悩みの種であった。死後に行われた解剖では肝臓、腎臓、脾臓、他、多くの内臓に損傷が見られた。これらの病の原因については諸説あり、定説はない。近年、ベートーヴェンの毛髪から通常の100倍近い鉛が検出されて注目を集めた。鉛は聴覚や精神状態に悪影響を与える重金属であるが、ベートーヴェンがどのような経緯で鉛に汚染されたかについても諸説あり、以下のごとくである。 ワインの甘味料として用いられた酢酸鉛とする説。 1826年の1月から、肝障害による腹水治療を行ったアンドレアス・ヴァヴルフ医師が、腹部に針で穿刺して腹水を排水した際、毛髪の分析結果では腹部に穿孔するたびに鉛濃度が高くなっていることから、傷口の消毒のために使用された鉛ではないかとする説。 聴覚障害について 難聴(40歳頃には全聾となった)の原因については諸説[11]ある。 耳硬化症説 伝音性の難聴であり、中耳の耳小骨の「つち・きぬた・あぶみ」の内のあぶみ骨が硬化して、振動を伝達できず、音が聞こえなくなる難病。ベートーヴェンの難聴が耳硬化症である論拠として、ベートーヴェンが人の声は全く聞こえていなかったにも関わらず、後ろでピアノを弾いている弟子に、「そこはおかしい!」と注意したエピソードが挙げられる。これは耳硬化症に特有の、人の声は全く聞こえなくなるが、ピアノの高音部の振動は僅かに感じ取ることが出来る性質にあると考えられる。 又、ベートーヴェンは歯とピアノの鍵盤をスティックで繋ぐことで、ピアノの音を聞いていたという逸話もこの説を裏付ける論拠として挙げられる。 先天性梅毒説 「蒸発性の軟膏を体に塗り込んだ(水銀の可能性。当時梅毒の治療法の一つ)」という記述がある為に、論拠とされている。しかし、後にベートーヴェンの毛髪を分析した結果、水銀は検出されず、又、梅毒は眩暈(めまい)の症状を併発するにも関わらず、そうした話が無い為に、先天性梅毒説は説得力の乏しいものとなっている。 鉛中毒説 上載の死因また健康についてを参照。 メッテルニヒ政権説 ベートーヴェンが難聴であっても完全に失聴していたかどうかは、21世紀の現代では疑問視する声が大きい。ベートーヴェンは1820年代のメッテルニヒ政権ではブラックリストに入れられたため、盗聴を防ぐために「筆談帳」を使った可能性は大きい。その延長として「ベートーヴェンは暗号を用いていた」という仮説に基づく「秘密諜報員ベートーヴェン」[9]という書籍が出版された。 有名な逸話に「女中に卵を投げつけた」という類の物が残されているが、これは「女中に変装したスパイ」への正当防衛であるという見解がある。 デビューほやほやのリストの演奏に臨み、彼を高く評価したのは、もし失聴していれば出来ない行為である。 完全失聴や聴覚障害を患った作曲家に、ボイスやフォーレがいるが、彼らの作曲活動はその後伸び悩んでいるのに対し、失聴したベートーヴェンはその間に多くの重要作を書いている。 親族 祖父:ルートヴィヒ同姓同名) (英語版) フランドル地方メヘレン出身。ケルン大司教(選帝侯)クレメンスアウグストに見出され、21歳でボンの宮廷バス歌手、後に宮廷楽長となった。 祖母:マリア・ヨゼファ 父:ヨハン 母:マリア・マグダレーナ(ドイツ語版)  ヨハンとは再婚(初婚は死別)。肺結核により死去。 弟:カスパール・アントンカール 甥:カールドイツ語版)  カスパールの息子。1806年生まれ~1858年没。1826年にピストル自殺未遂事件を起こす。 弟:ニコラウス・ヨーハン 同姓同名の兄や妹2人がいるがすぐになくなっている。 弟カールの血筋が現在も残ってはいるが、ベートーヴェン姓は名乗っていない。カールの直系子孫の一人であるカール・ユリウス・マリア・ヴァン・ベートーヴェン(1870年5月8日生まれ)が1917年12月10日に他界したのを最後に、ベートーヴェン姓を名乗る子孫は途絶えている。 弟子 カール・ツェルニー - クラヴィア奏者・作曲家。 フェルディナント・リース - ボンのクラヴィア奏者・作曲家。 ルドルフ大公 - ベートーヴェンの最大のパトロン。のちにオルミュッツ大司教。弟子としては唯一、ベートーヴェンが彼のために曲を書いている。 ドロテア・エルトマン男爵夫人 - メンデルスゾーンと交流。 アントンシンドラー - 秘書だが、弟子とされることがある。 代表作 詳細は「ベートーヴェンの楽曲一覧」を参照 交響曲(全9曲) 第1番 ハ長調 op.21 第2番 ニ長調 op.36 第3番 変ホ長調エロイカ(英雄)』 op.55[12][13] 第4番 変ロ長調 op.60 第5番 ハ短調 (運命) op.67 [12][13] 第6番 ヘ長調 『田園』 op.68 [12] 第7番 イ長調 op.92 第8番 ヘ長調 op.93 第9番 ニ短調 (合唱付き) op.125 [12][13] 管弦楽曲 『レオノーレ』序曲第1番 op.138 『レオノーレ』序曲第3番 op.72b 序曲『コリオラン』ハ短調 op.62 交響曲『ウェリントンの勝利またはビトリアの戦い』 op.91 『命名祝日』序曲 op.115 『アテネの廃墟』序曲 ハ長調op.113 『献堂式』序曲 ハ長調op.124 協奏曲、協奏的作品 ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 『皇帝』 op.73 [12] ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.61 ロマンス第1番 ト長調 op.40 ロマンス第2番 ヘ長調 op.50 三重協奏曲(ピアノヴァイオリン・チェロのための)ハ長調 op.56 合唱幻想曲 ハ短調 op.80 室内楽曲 弦楽四重奏曲(全16曲) 第7番 ヘ長調(ラズモフスキー第1番) op.59-1 第8番 ホ短調(ラズモフスキー第2番) op.59-2 第9番 ハ長調(ラズモフスキー第3番) op.59-3 第10番 変ホ長調(ハープ) op.74 第11番 ヘ短調『セリオーソ』 op.95 第12番 変ホ長調 op.127 第13番 変ロ長調 op.130 大フーガ 変ロ長調 op.133 第14番 嬰ハ短調 op.131 第15番 イ短調 op.132 第16番 ヘ長調 op.135 弦楽五重奏曲 (全3曲) ヴァイオリンソナタ(全10曲) 第5番 ヘ長調 『春』 op.24 第9番 イ長調 『クロイツェル』 op.47 チェロソナタ(全5曲) ピアノ三重奏曲(全7曲) 第5番 ニ長調『幽霊』 op.70-1 第7番 変ロ長調『大公』 op.97 その他の室内楽曲 ホルン・ソナタ ヘ長調 op.17 六重奏曲 op.81b 七重奏曲 変ホ長調 op.20 管楽八重奏曲 op.103 ピアノ曲 ピアノソナタ(全32曲)   第8番 ハ短調『悲愴』 op.13 第14番 嬰ハ短調 『月光』 op.27-2 [13] 第15番 ニ長調 『田園』 第17番 ニ短調『テンペスト』 op.31-2 第21番 ハ長調 『ヴァルトシュタイン』op.53 第23番 ヘ短調 『熱情』 op.57 [12][13] 第26番 変ホ長調『告別』 op.81a 第29番 変ロ長調ハンマークラヴィーア』 op.106 第30番 ホ長調 op.109 第31番 変イ長調 op.110 第32番 ハ短調 op.111 その他のピアノ曲(変奏曲、バガテル等) 創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 op.34 創作主題による15の変奏曲とフーガ(エロイカ変奏曲)変ホ長調 op.35 『ゴッド・セイヴ・ザ・キング』の主題による7つの変奏曲 ハ長調 WoO.78 『ルール・ブリタニア』の主題による5つの変奏曲 ニ長調 WoO.79 創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80 創作主題による6つの変奏曲 ニ長調 op.76 ディアベリのワルツによる33の変容(ディアベリ変奏曲) ハ長調 op.120 アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO.57 幻想曲 op.77 ポロネーズ ハ長調 op.89 7つのバガテル op.33 11の新しいバガテル op.119 6つのバガテル op.126 バガテル『エリーゼのために』 WoO.59 本来の曲名は『テレーゼのために』であった、という説が有力視されている。 オペラ、劇付随音楽、その他の声楽作品 歌劇『フィデリオ』 op.72c 劇付随音楽『エグモント』op.84 劇付随音楽『アテネの廃墟』 op.113 バレエ音楽プロメテウスの創造物』 op.43 オラトリオ『オリーヴ山上のキリスト』 op.85 カンタータ『静かな海と楽しい航海』 op.112 別れの歌 皇帝ヨーゼフ2世の為の葬送カンタータ WoO.87 宗教曲 ミサ曲 ハ長調 op.86 ミサ・ソレムニス ニ長調 [12]  修道僧の歌 歌曲 アデライーデ op.46 汝を愛す 鶉の鳴き声 新しい愛、新しい生 口づけ 追憶 懺悔の歌 モルモット(旅芸人) 連作歌曲集『遥かなる恋人に寄す』 op.98 曇りのち、快晴 著作 『ベートホーヴェンの手紙』 外山楢夫訳、新しき村出版部、1926年。 『ベートーヷンの手紙』 中西武夫訳、啓明社、1928年。 『ベートーヷン書翰集』 中西武夫訳、啓明社、1930年。 『ベートーヴェンの手紙』第1編、鈴木賢之進訳、音楽世界社〈楽聖書簡叢書〉、1936年。 『ベートーヴェン書簡集』 小松雄一郎訳、岩波書店岩波文庫 2579-2581〉、1940年。 『ベートーヴェン書簡集』 小松雄一郎選訳、岩波書店岩波文庫〉、1950年。 『ベートーヴェン書簡集』 小松雄一郎訳、岩波書店岩波文庫〉、1957年、改訂増補版。 - 附:

この記事は半保護されています。(半保護の方針による半保護)

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

曖昧さ回避ベートーヴェンベートーベン、ヴァン・ベートーヴェン」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「ベートーヴェン (曖昧さ回避)」をご覧ください。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

Ludwig van Beethoven

Beethoven.jpg

基本情報

別名 楽聖

生誕 1770年12月16日

出身地 神聖ローマ帝国の旗 神聖ローマ帝国、ボン

死没 1827年3月26日(56歳没)

オーストリア帝国の旗 オーストリア帝国ウィーン

ジャンル 古典派音楽

活動期間 1792 - 1827

ベートーヴェンのサイン

ウィキポータル クラシック音楽 ポータル クラシック音楽

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(独: Ludwig van Beethoven、標準ドイツ語ではルートヴィヒ・ファン・ベートホーフェンに近い[1]、1770年12月16日頃[2] - 1827年3月26日)は、ドイツの作曲家。J.S.バッハ等と並んで音楽史上極めて重要な作曲家であり、日本では「楽聖」とも呼ばれる。その作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆けとされている。

目次 [非表示]

1 生涯

2 作風

2.1 初期

2.2 中期

2.3 後期

3 後世の音楽家への影響と評価

4 芸術観

5 思想

6 人物

6.1 名前

6.2 ベートーヴェンフリーメイソンリー

7 死因また健康について

7.1 聴覚障害について

8 親族

9 弟子

10 代表作

10.1 交響曲(全9曲)

10.2 管弦楽曲

10.3 協奏曲、協奏的作品

10.4 室内楽曲

10.5 ピアノ曲

10.6 オペラ、劇付随音楽、その他の声楽作品

10.7 宗教曲

10.8 歌曲

11 著作

12 伝記

13 脚注

14 参考文献

15 関連項目

16 外部リンク

16.1 録音ファイル

16.2 伝記

生涯

ベートーヴェン(1803年)

1770年12月16日頃、神聖ローマ帝国ケルン大司教領(現ドイツ領)のボンにおいて、父ヨハンと、宮廷料理人の娘である母マリア・マグダレーナ(ドイツ語版)の長男[3]として生まれる。ベートーヴェン一家はボンのケルン選帝侯宮廷の歌手(後に楽長)であり、幼少のベートーヴェンも慕っていた、祖父ルートヴィヒの援助により生計を立てていた。ベートーヴェンの父も宮廷歌手(テノール)[4]であったが、元来無類の酒好きであったために収入は途絶えがちで、1773年に祖父が亡くなると生活は困窮した。1774年頃よりベートーヴェンは父からその才能を当てにされ、虐待とも言えるほどの苛烈を極める音楽のスパルタ教育を受けたことから、一時は音楽そのものに対して強い嫌悪感すら抱くようにまでなってしまった。1778年にはケルンでの演奏会に出演し、1782年11歳の時よりクリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事した。

1787年、16歳のベートーヴェンウィーンに旅し、かねてから憧れを抱いていたモーツァルトを訪問したが、最愛の母マリアの危篤の報を受けてボンに戻った。母はまもなく死没し(肺結核)[5]、母の死後は、アルコール依存症となり失職した父に代わり、いくつもの仕事を掛け持ちして家計を支え、父や幼い兄弟たちの世話に追われる苦悩の日々を過ごした。

1792年7月、ロンドンからウィーンに戻る途中ボンに立ち寄ったハイドンにその才能を認められて弟子入りを許され、11月にはウィーンに移住し(12月に父死去)、まもなく、ピアノ即興演奏の名手(ヴィルトゥオーゾ)として広く名声を博した。

20歳代後半ごろより持病の難聴(原因については諸説あり、鉛中毒説が通説)が徐々に悪化、28歳の頃には最高度難聴者となる。音楽家として聴覚を失うという死にも等しい絶望感から、1802年には『ハイリゲンシュタットの遺書』をしたため自殺も考えたが、彼自身の芸術(音楽)への強い情熱をもってこの苦悩を乗り越え、再び生きる意欲を得て新たな芸術の道へと進んでいくことになる。

1804年に交響曲第3番を発表したのを皮切りに、その後10年間にわたって中期を代表する作品が書かれ、ベートーヴェンにとっての傑作の森(ロマン・ロランによる表現)と呼ばれる時期となる。その後、ピアニスト兼作曲家から、完全に作曲専業へと移った。

40歳頃(晩年の約15年)には全聾となっり、更に神経性とされる持病の腹痛や下痢にも苦しめられた。加えて、度々非行に走ったり自殺未遂を起こすなどした甥カールの後見人として苦悩するなどして一時作曲が停滞したが、そうした苦悩の中で書き上げた交響曲第9番や『ミサ・ソレムニス』といった大作、ピアノ・ソナタや弦楽四重奏曲等の作品群は彼の未曾有の境地の高さを示すものであった。

1826年12月に肺炎を患ったことに加え、黄疸も併発するなど病状が急激に悪化し、以後病臥に伏す。病床の中で10番目の交響曲に着手するも未完成のまま翌1827年3月26日、肝硬変のため56年の生涯を終えた。その葬儀には2万人もの人々が参列するという異例のものとなった。この葬儀には、翌年亡くなるシューベルトも参列している。

作風

初期

作曲家としてデビューしたての頃は耳疾に悩まされることもなく、古典派様式に忠実な明るく活気に満ちた作品を書いていた。この作風は、ハイドンモーツァルトの強い影響下にあるためとの指摘もある[6]。

中期

1802年の一度目の危機とは、遺書を書いた精神的な危機である。ベートーヴェンはこの危機を、ウィーン古典派の形式を再発見する事により脱出した。つまりウィーン古典派の2人の先達よりも、素材としての動機の発展や展開・変容を徹底して重視し、形式的・構成的なものを追求した。この後は中期と呼ばれ、コーダの拡張など古典派形式の拡大に成功した。

中期の交響曲はメヌエットではなくスケルツォの導入(第2番以降)、従来のソナタ形式を飛躍的に拡大(第3番)、旋律のもととなる動機やリズムの徹底操作(第5、7番)、標題的要素(第6番)、楽章の連結(第5、6番)、5楽章形式(6番)など、革新的な技法を編み出している。その作品は、古典派の様式美とロマン主義とをきわめて高い次元で両立させており、音楽の理想的存在として、以後の作曲家に影響を与えた。第5交響曲に典型的に示されている「暗→明」、「苦悩を突き抜け歓喜へ至る」という図式は劇性構成の規範となり、後のロマン派の多くの作品がこれに追随した。

これらのベートーヴェンの要求は必然的に「演奏人数の増加」と結びつき、その人数で生み出される人生を鼓舞するかのような強音やすすり泣くような弱音は多くの音楽家を刺激した。

後期

1818年の二度目の危機の時には後期の序曲集に代表される様にスランプに陥っていたが、ホモフォニー全盛であった当時においてバッハの遺産、対位法つまりポリフォニーを研究した。対位法は中期においても部分的には用いられたが、大々的に取り入れる事に成功し危機を乗り越えた。変奏曲やフーガはここに究められた。これにより晩年の弦楽四重奏曲ピアノソナタ、『ミサ・ソレムニス』、『ディアベリ変奏曲』、交響曲第9番などの後期の代表作が作られた。

後世の音楽家への影響と評価

ベートーヴェンの音楽界への寄与は甚だ大きく、彼以降の音楽家は大なり小なり彼の影響を受けている。

ベートーヴェン以前の音楽家は、宮廷や有力貴族に仕え、作品は公式・私的行事における機会音楽として作曲されたものがほとんどであった。ベートーヴェンはそうしたパトロンとの主従関係(および、そのための音楽)を拒否し、大衆に向けた作品を発表する音楽家の嚆矢となった。音楽家=芸術家であると公言した彼の態度表明、また一作一作が芸術作品として意味を持つ創作であったことは、音楽の歴史において重要な分岐点であり革命的とも言える出来事であった。

中でもワーグナーは、ベートーヴェン交響曲第9番における「詩と音楽の融合」という理念に触発され、ロマン派音楽の急先鋒として、その理念をより押し進め、楽劇を生み出した。また、その表現のため、豊かな管弦楽法により音響効果を増大させ、ベートーヴェンの用いた古典的な和声法を解体し、トリスタン和音に代表される革新的和声で調性を拡大した。

一方のブラームスは、ロマン派の時代に生きながらもワーグナー派とは一線を画し、あくまでもベートーヴェンの堅固な構成と劇的な展開による古典的音楽形式の構築という面を受け継ぎ、ロマン派の時代の中で音楽形式的には古典派的な作風を保った。しかし、旋律や和声などの音楽自体に溢れる叙情性はロマン派以外の何者でもなかった。また、この古典的形式における劇的な展開と構成という側面はブラームスのみならず、ドヴォルザークチャイコフスキー、20世紀においてはシェーンベルクバルトークプロコフィエフショスタコーヴィチラッヘンマンにまで影響を与えている。

芸術観

同時代のロマン派を代表する芸術家E.T.A.ホフマンは、ベートーヴェンの芸術を褒め称え、自分たちロマン派の陣営に引き入れようとしたが、ベートーヴェンは当時のロマン派の、形式的な統一感を無視した、感傷性と感情表現に代表される芸術からは距離を置いた。ベートーヴェンが注目したものは、同時代の文芸ではゲーテやシラー、また古くはウィリアム・シェイクスピアらのものであり、本業の音楽ではバッハ、ヘンデルモーツァルトなどから影響を受けた[7]。

ベートーヴェンが「前衛」であったのかどうかは、多くの音楽学者で見解が分かれる。原博は「ベートーヴェンは前衛ではない」と言い切り[8]、彼は当時の「交響曲」「協奏曲」「ソナタ」「変奏曲」などの構造モデルに準拠し、発案した新ジャンルというものは存在しない。ただし、「メトロノームの活用」「母語での速度表示」「ピアノの構造強化と音域の拡張」「楽曲の大規模化」「大胆な管弦楽法」「演奏不可能への挑戦」「騒音の導入(戦争交響曲)」など、後世の作曲家に与えた影響は計り知れないものがある。

思想

ベートーヴェンカトリックであったが敬虔なキリスト教徒とはいえなかった。『ミサ・ソレムニス』の作曲においてさえも「キリストなどただの磔(はりつけ)にされたユダヤ人に過ぎない」と発言した。ホメロスプラトンなどの古代ギリシア思想に共感し、バガヴァッド・ギーターを読み込むなどしてインド哲学に近づき、ゲーテやシラーなどの教養人にも見られる異端とされる汎神論的な考えを持つに至った。彼の未完に終わった交響曲第10番においては、キリスト教的世界と、ギリシア的世界との融合を目標にしていたとされる。これはゲーテが『ファウスト』第2部で試みたことであったが、ベートーヴェンの生存中は第1部のみが発表され、第2部はベートーヴェンの死後に発表された。権威にとらわれない宗教観が、『ミサ・ソレムニス』や交響曲第9番につながった。

また哲学者カントの思想にも触れ、カントの講義に出席する事も企画していたといわれる[7]。

政治思想的には自由主義者であり、リベラルで進歩的な政治思想を持っていた。このことを隠さなかったためメッテルニヒウィーン体制では反体制分子と見られた。

その他にも、天文学についての書物を深く読み込んでおり、彼はボン大学での聴講生としての受講やヴェーゲナー家での教育を受けた以外正規な教育は受けていないにも関わらず、当時において相当の教養人であったと見られている。

人物

身長は165cm前後と当時の西洋人としては中背ながら、筋肉質のがっしりとした体格をしていた。肌は浅黒く、天然痘の瘢痕があったとされるが、肖像画や銅像、ライフマスクや近年明らかとなった多彩な女性関係などから容貌は美男とは言えないものの、さほど悪くなかったのではないかと思われる。表情豊かで生き生きした眼差しが人々に強い印象を与え多くの崇拝者がいた。

基本的に服装には無頓着であり、若い頃には着飾っていたものの、歳を取ってからは一向に構わなくなった。弟子のツェルニーは初めてベートーヴェンに会った時、「ロビンソン・クルーソーのよう」、「黒い髪の毛は頭の周りでもじゃもじゃと逆立っている」という感想を抱いたと言われる。また作曲に夢中になって無帽で歩いていたため、浮浪者誤認逮捕されてウィーン市長が謝罪する珍事も起こった。部屋の中は乱雑であった一方、入浴と洗濯を好むなど綺麗好きであったと言われる。また生涯で少なくとも60回以上引越しを繰り返したことも知られている。

当時のウィーンではベートーヴェンが変わり者であることを知らない者はいなかったが、それでも他のどんな作曲家よりも敬愛されており、それは盛大な葬儀と多数の参列者を描いた書画からも伺える。しかし、「ベートーヴェン変人説」も、メッテルニヒ政権によるデマであるとする見解もある。

潔癖症で手を執拗に洗うところがあった。

性格は矛盾と言っても差し支えのない正反対な側面があった。人づきあいにおいて、ことのほか親切で無邪気かと思えば、厳しく冷酷で非道な行動に出るなどと気分の揺れが激しかった。親しくなると度が過ぎた冗談を口にしたり無遠慮な振る舞いを見せたりすることが多かったため、自分本位で野蛮で非社交的という評判であったとされている。これもどこまで真実なのかは定かではないが、ピアノソナタ・ワルトシュタインや弦楽四重奏曲・大フーガつきの出版に際して、出版社の「カット」命令には律儀に応じている。癇癪持ちであったとされ、女中(女性)に物を投げつけるなどしばしば暴力的な行動に出ることもあったという。

ハイドンに、楽譜に「ハイドンの教え子」と書くよう命じられた時は、「私は確かにあなたの生徒だったが、教えられたことは何もない」と突っぱねた。

パトロンカール・アロイス・フォン・リヒノフスキー侯爵には、「侯爵よ、あなたが今あるのはたまたま生まれがそうだったからに過ぎない。私が今あるのは私自身の努力によってである。これまで侯爵は数限りなくいたし、これからももっと数多く生まれるだろうが、ベートーヴェンは私一人だけだ!」と書き送っている。(1812年)この「場を全くわきまえない」発言の数々はメッテルニヒ政権成立後に仇となり、大編成の委嘱が遠ざかる。

テプリツェでゲーテと共に散歩をしていて、オーストリア皇后・大公の一行と遭遇した際も、ゲーテが脱帽・最敬礼をもって一行を見送ったのに対し、ベートーヴェンは昂然(こうぜん)として頭を上げ行列を横切り、大公らの挨拶を受けたという。後にゲーテは「その才能には驚くほかないが、残念なことに不羈(ふき)奔放な人柄だ」とベートーヴェンを評している。

交響曲第5番の冒頭について「運命はこのように戸を叩く」と語ったことや、ピアノソナタ第17番が“テンペスト”と呼ばれるようになったいきさつなど、伝記で語られるベートーヴェンの逸話は、自称「ベートーヴェンの無給の秘書」のアントンシンドラーの著作によるものが多い。しかし、この人物はベートーヴェンの死後、ベートヴェンの資料を破棄したり改竄(かいざん)を加えたりしたため、現在ではそれらの逸話にはあまり信憑性が認められていない。

聴覚を喪失しながらも音楽家として最高の成果をあげたことから、ロマン・ロランをはじめ、彼を英雄視・神格化する人々が多く生まれた。

死後、「不滅の恋人」宛に書かれた1812年の手紙が3通発見されており、この「不滅の恋人」が誰であるかについては諸説ある。テレーゼ・フォン・ブルンスヴィック(独語版)やその妹ヨゼフィーネ(独語版)等とする説があったが、現在ではメイナード・ソロモン(en:Maynard Solomon)らが提唱するアントニエ・ブレンターノ(独語版)(クレメンス・ブレンターノらの義姉、当時すでに結婚し4児の母であった)説が最も有力である。しかし、「秘密諜報員ベートーヴェン」[9]のような、これらの定説を覆す新たな研究も生まれている。

これらは氷山の一角に過ぎず、20-30代でピアニストとして一世を風靡していたころは大変なプレイボーイであり、多くの女性との交際経験があった。この行動を模倣した人物に、後年のフランツ・リストがいる。

メトロノームの価値を認め、初めて活用した音楽家だといわれている。積極的に数字を書き込んだために、後世の演奏家にとって交響曲第9番ハンマークラフィーアソナタのメトロノーム記号については、多くの混乱が生まれている。

彼はイタリア語ではなく、母語ドイツ語で速度表示を行った最初の人物である。この慣習の打破はあまり歓迎されず、多くの当時の作曲家も速度表示にはイタリア語を用い、本人も短期間でイタリア語に戻している。

パンと生卵を入れて煮込んだスープや、魚料理に肉料理、茹でたてのマカロニにチーズを和えたものが大好物であった。またワインを嗜み、銘柄は安物のトカイワインを好んでいた。父親に似て大の酒好きであり、寿命を縮めることになったのは疑いがない。

コーヒーは必ず自ら豆を60粒数えて淹れたという[10]。

名前

原語であるドイツ語ではルートゥヴィヒ・ファン・ベートホーフェン ドイツ語発音: [ˈluːtvɪç fan ˈbeːthoːfən] ( 音声ファイル)と発音される。

日本では明治時代の書物の中には「ベートーフェン」と記したものが若干あったが、ほどなく「ベートーヴェン」という記述が浸透していき、リヒャルト・ワーグナーのように複数の表記が残る(ワーグナーヴァーグナー、ワグネル)こともなかった。唯一の例外は、NHKおよび教科書における表記の「ベートーベン」である。

姓に“van”がついているのは、ベートーヴェン家がネーデルラントフランドル)にルーツがあるためである(祖父の代にボンに移住)。vanがつく著名人といえば、画家のヴァン・ダイク(van Dyck)、ファン・エイク(van Eyck)、ファン・ゴッホ(van Gogh)などがいる。

vanはドイツ語オランダ語では「ファン」と発音されるが、貴族を表す「von(フォン)」と間違われることが多い。「van」は単に出自を表し、庶民の姓にも使われ、「van Beethoven」という姓は「ビート(Beet)農場(Hoven)主の」という意味に過ぎない。しかしながら、当時のウィーンではベートーヴェンが貴族であると勘違いする者も多かった。

偉大な音楽家を意味する「楽聖」という呼称は古くから存在するが、近代以降はベートーヴェンをもって代表させることも多い。例えば3月26日の楽聖忌とはベートーヴェンの命日のことである。

ベートーヴェンフリーメイソンリー

詳細は「フリーメイソン#ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン」を参照

死因また健康について

慢性的な腹痛や下痢は終生悩みの種であった。死後に行われた解剖では肝臓、腎臓、脾臓、他、多くの内臓に損傷が見られた。これらの病の原因については諸説あり、定説はない。近年、ベートーヴェンの毛髪から通常の100倍近い鉛が検出されて注目を集めた。鉛は聴覚や精神状態に悪影響を与える重金属であるが、ベートーヴェンがどのような経緯で鉛に汚染されたかについても諸説あり、以下のごとくである。

ワインの甘味料として用いられた酢酸鉛とする説。

1826年の1月から、肝障害による腹水治療を行ったアンドレアス・ヴァヴルフ医師が、腹部に針で穿刺して腹水を排水した際、毛髪の分析結果では腹部に穿孔するたびに鉛濃度が高くなっていることから、傷口の消毒のために使用された鉛ではないかとする説。

聴覚障害について

難聴(40歳頃には全聾となった)の原因については諸説[11]ある。

耳硬化症説

伝音性の難聴であり、中耳の耳小骨の「つち・きぬた・あぶみ」の内のあぶみ骨が硬化して、振動を伝達できず、音が聞こえなくなる難病。ベートーヴェンの難聴が耳硬化症である論拠として、ベートーヴェンが人の声は全く聞こえていなかったにも関わらず、後ろでピアノを弾いている弟子に、「そこはおかしい!」と注意したエピソードが挙げられる。これは耳硬化症に特有の、人の声は全く聞こえなくなるが、ピアノの高音部の振動は僅かに感じ取ることが出来る性質にあると考えられる。

又、ベートーヴェンは歯とピアノの鍵盤をスティックで繋ぐことで、ピアノの音を聞いていたという逸話もこの説を裏付ける論拠として挙げられる。

先天性梅毒説

「蒸発性の軟膏を体に塗り込んだ(水銀の可能性。当時梅毒の治療法の一つ)」という記述がある為に、論拠とされている。しかし、後にベートーヴェンの毛髪を分析した結果、水銀は検出されず、又、梅毒は眩暈(めまい)の症状を併発するにも関わらず、そうした話が無い為に、先天性梅毒説は説得力の乏しいものとなっている。

鉛中毒説

上載の死因また健康についてを参照。

メッテルニヒ政権説

ベートーヴェンが難聴であっても完全に失聴していたかどうかは、21世紀の現代では疑問視する声が大きい。ベートーヴェンは1820年代のメッテルニヒ政権ではブラックリストに入れられたため、盗聴を防ぐために「筆談帳」を使った可能性は大きい。その延長として「ベートーヴェンは暗号を用いていた」という仮説に基づく「秘密諜報員ベートーヴェン」[9]という書籍が出版された。

有名な逸話に「女中に卵を投げつけた」という類の物が残されているが、これは「女中に変装したスパイ」への正当防衛であるという見解がある。

デビューほやほやのリストの演奏に臨み、彼を高く評価したのは、もし失聴していれば出来ない行為である。

完全失聴や聴覚障害を患った作曲家に、ボイスやフォーレがいるが、彼らの作曲活動はその後伸び悩んでいるのに対し、失聴したベートーヴェンはその間に多くの重要作を書いている。

親族

祖父:ルートヴィヒ同姓同名) (英語版)

フランドル地方メヘレン出身。ケルン大司教(選帝侯)クレメンスアウグストに見出され、21歳でボンの宮廷バス歌手、後に宮廷楽長となった。

祖母:マリア・ヨゼファ

父:ヨハン

母:マリア・マグダレーナ(ドイツ語版)  ヨハンとは再婚(初婚は死別)。肺結核により死去。

弟:カスパール・アントンカール

甥:カールドイツ語版)  カスパールの息子。1806年生まれ~1858年没。1826年にピストル自殺未遂事件を起こす。

弟:ニコラウス・ヨーハン

同姓同名の兄や妹2人がいるがすぐになくなっている。

カールの血筋が現在も残ってはいるが、ベートーヴェン姓は名乗っていない。カールの直系子孫の一人であるカール・ユリウス・マリア・ヴァン・ベートーヴェン(1870年5月8日生まれ)が1917年12月10日に他界したのを最後に、ベートーヴェン姓を名乗る子孫は途絶えている。

弟子

カール・ツェルニー - クラヴィア奏者・作曲家。

フェルディナント・リース - ボンのクラヴィア奏者・作曲家。

ルドルフ大公 - ベートーヴェンの最大のパトロン。のちにオルミュッツ大司教。弟子としては唯一、ベートーヴェンが彼のために曲を書いている。

ドロテア・エルトマン男爵夫人 - メンデルスゾーンと交流。

アントンシンドラー - 秘書だが、弟子とされることがある。

代表作

詳細は「ベートーヴェンの楽曲一覧」を参照

交響曲(全9曲)

第1番 ハ長調 op.21

第2番 ニ長調 op.36

第3番 変ホ長調エロイカ(英雄)』 op.55[12][13]

第4番 変ロ長調 op.60

第5番 ハ短調 (運命) op.67 [12][13]

第6番 ヘ長調 『田園』 op.68 [12]

第7番 イ長調 op.92

第8番 ヘ長調 op.93

第9番 ニ短調 (合唱付き) op.125 [12][13]

管弦楽曲

『レオノーレ』序曲第1番 op.138

『レオノーレ』序曲第3番 op.72b

序曲『コリオラン』ハ短調 op.62

交響曲『ウェリントンの勝利またはビトリアの戦い』 op.91

『命名祝日』序曲 op.115

『アテネの廃墟』序曲 ハ長調op.113

『献堂式』序曲 ハ長調op.124

協奏曲、協奏的作品

ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 『皇帝』 op.73 [12]

ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.61

ロマンス第1番 ト長調 op.40

ロマンス第2番 ヘ長調 op.50

三重協奏曲(ピアノヴァイオリン・チェロのための)ハ長調 op.56

合唱幻想曲 ハ短調 op.80

室内楽曲

弦楽四重奏曲(全16曲)

第7番 ヘ長調(ラズモフスキー第1番) op.59-1

第8番 ホ短調(ラズモフスキー第2番) op.59-2

第9番 ハ長調(ラズモフスキー第3番) op.59-3

第10番 変ホ長調(ハープ) op.74

第11番 ヘ短調『セリオーソ』 op.95

第12番 変ホ長調 op.127

第13番 変ロ長調 op.130

大フーガ 変ロ長調 op.133

第14番 嬰ハ短調 op.131

第15番 イ短調 op.132

第16番 ヘ長調 op.135

弦楽五重奏曲 (全3曲)

ヴァイオリンソナタ(全10曲)

第5番 ヘ長調 『春』 op.24

第9番 イ長調 『クロイツェル』 op.47

チェロソナタ(全5曲)

ピアノ三重奏曲(全7曲)

第5番 ニ長調『幽霊』 op.70-1

第7番 変ロ長調『大公』 op.97

その他の室内楽曲

ホルン・ソナタ ヘ長調 op.17

六重奏曲 op.81b

七重奏曲 変ホ長調 op.20

管楽八重奏曲 op.103

ピアノ曲

ピアノソナタ(全32曲)  

第8番 ハ短調『悲愴』 op.13

第14番 嬰ハ短調 『月光』 op.27-2 [13]

第15番 ニ長調 『田園』

第17番 ニ短調『テンペスト』 op.31-2

第21番 ハ長調 『ヴァルトシュタイン』op.53

第23番 ヘ短調 『熱情』 op.57 [12][13]

第26番 変ホ長調『告別』 op.81a

第29番 変ロ長調ハンマークラヴィーア』 op.106

第30番 ホ長調 op.109

第31番 変イ長調 op.110

第32番 ハ短調 op.111

その他のピアノ曲(変奏曲、バガテル等)

創作主題による6つの変奏曲 ヘ長調 op.34

創作主題による15の変奏曲とフーガ(エロイカ変奏曲)変ホ長調 op.35

『ゴッド・セイヴ・ザ・キング』の主題による7つの変奏曲 ハ長調 WoO.78

ルール・ブリタニア』の主題による5つの変奏曲 ニ長調 WoO.79

創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO.80

創作主題による6つの変奏曲 ニ長調 op.76

ディアベリのワルツによる33の変容(ディアベリ変奏曲) ハ長調 op.120

アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO.57

幻想曲 op.77

ポロネーズ ハ長調 op.89

7つのバガテル op.33

11の新しいバガテル op.119

6つのバガテル op.126

バガテル『エリーゼのために』 WoO.59

本来の曲名は『テレーゼのために』であった、という説が有力視されている。

オペラ、劇付随音楽、その他の声楽作品

歌劇『フィデリオ』 op.72c

劇付随音楽『エグモント』op.84

劇付随音楽『アテネの廃墟』 op.113

バレエ音楽プロメテウスの創造物』 op.43

オラトリオ『オリーヴ山上のキリスト』 op.85

カンタータ『静かな海と楽しい航海』 op.112

別れの歌

皇帝ヨーゼフ2世の為の葬送カンタータ WoO.87

宗教曲

ミサ曲 ハ長調 op.86

ミサ・ソレムニス ニ長調 [12] 

修道僧の歌

歌曲

アデライーデ op.46

汝を愛す

鶉の鳴き声

新しい愛、新しい生

口づけ

追憶

懺悔の歌

モルモット Permalink | 記事への反応(1) | 03:05

2017-10-20

ブレードランナー2049を難じる

リドリースコットがエイリアンとかブレードランナーとかで汚しや暗いシーンや煙を好んで使用したのは、結局のところ当時の技術では美術のアラをそのようにして隠さなければならないからだった。

この為、技術進歩した現代ではリドリー・スコットはそういう技をもう使っていない。プロメテウスエイリアン コヴェナントを見ればよい。あるいは、キングダム・オブ・ヘブンを見ればよい。キングダム・オブ・ヘブンでは砂漠のごちゃごちゃした街(イスラエル)を舞台としており、夕日と砂塵でごまかすなんてことは簡単だっただろうが、それをしていない。

そういう点でリドリー・スコットノスタルジーとは無縁だった。結果として現代リドリー・スコット映画ビジュアルについてファンから決して最高の評価が得られているとは言いづらい。しかし、彼は現代技術自分の力量のなかで最高のビジュアルを目指し続けている。

一方ドゥニ・ヴィルヌーヴのあれは単なるノスタルジーに過ぎないし、評価興行収入があのようなことになるのも当然なのではないだろうか。

2017-03-22

ゴジラ 怪獣惑星

プロメテウスかよ

ゴジラの始祖が別惑星でみたいな話になるのかよ

2017-01-15

けものフレンズ』の素晴らしさ

けものフレンズの一話を見て、大変素晴らしいアニメ出会えたと思ったのでメモしておく。

このアニメに対する事前知識ゼロ。だが、見てよかった。

立派な深夜アニメだと思って見れば、たしかキャラの見た目が3Dで安っぽい。

だが、ニコ動MMDだと思えば大変に良い出来じゃないか。立派なアニメ京アニでも動画工房でも、そんなところに任せておけば良い。自分が求めていたのは素朴だが味わい深い同人アニメに対する出会いのようなものなんだよ!

このアニメでは、サバンナの広大な空の下に、人間ケモノほとんど二人っきり。

一方自分オフィス残業して納期に追われて満員電車で帰ってきたんだ。

から画面が寂しいなんて言わせない。

オフィスとは正反対世界水平線まで続く荒涼とした大地を思い出すような、自然あふれる開放的世界観ケモノたちはどこまでも自由

このアニメストーリーには出会いキャラ紹介、小さな冒険、困難の克服、別れ(そして再び出会い)という基本ツボをしっかり押さえてる。

まるで、NHK教育でやっている子供向けアニメを見ているような安心感がある。

ただし、作中の中で「この世界の掟は、自分の身は自分で守ること」というセリフを聞いて、職場を思い出した。

職場ではサバイバル必要なんだよなあ...

登場キャラが全部バカすぎる。カバもいたけど。

人をだますことを知らないような純朴で単純なキャラたち。まさにケモノ。だが、それでいい。仕事に疲れて帰ってきたら、アニメのなかでは駆け引き勝負交渉も見たくない。ただ、優しい単純さを見てアタマを使わずアニメボケーっとみたい。それを満たしてくれるのが『けものフレンズ』だ。

ところで、主人公人間はなにも知らない、しかカバンを持っている。きっとあのカバンには「文明」が詰まっているに違いない。プロメテウス人間に火を与え、そして人間文明サバンナを圧倒し、世界支配者になる。そんなストーリーにはなってほしくないぞ。

次の25件>
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん