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2020-12-25

anond:20201224155501

一番の問題点画像付きで晒したこと。

特定されっこないと自分基準判断してるけど画像情報量は多い。

からぼかしたり捻ったり、こうして増田文章だけで描くにはまだ安全だと思うけど、

画像言い逃れできないレベル情報量提示するドラレコボイスレコーダーみたいなものから

プレゼントした人は気付くかもしれないし、またこれくらい大丈夫とする人間は他の画像晒すから

より特定もされ易くなる。

特に私怨を招くような、今回のプレゼントバカにするような行為は、晒された側が大丈夫人間

そんな保証はないわけだから、例えば性悪女として匿名サイトリアル情報流されるかもしれないし

最悪は死傷事件にまで発展する。

その時悪いのは死傷事件を起こしたり、リアル情報晒し人間が最もな悪として評価されるだろうけど、

起こったことは戻らない。

晒された情報は伝播していくし、死傷事件と言う不幸も消えることはない。

まり誰が悪いかとかじゃなくてさ、最悪の事態になる事を避けて欲しいんだよね。

見ていて危なっかしい。

晒した本人に同調して晒すことに何の問題がとか、勝手プレゼントする人が悪いとか言ってる人は、

晒した人の背中しまくってるけど、いざ最悪のことが起こったらなんて言うの。取り返しがつかないよ。

晒した人の自己責任から自分には関係ないじゃ割り切れないでしょ。

先にも言ったけどせめて画像なしで内容ぼかしたり、鍵付きで身内限定にしたり、増田でもいい、

まずは自衛を進めるべきだと思う。

その上で勝手プレゼントが悪いと断罪するなり煮るなり焼くなりは個人自由なので全く問題ない。

ただ本当自衛だけはして欲しい。それが出来てない人にはリテラシーとして推めて欲しい。

無駄な不幸を起こさないためにも

本件で過るのは低脳先生事件の事だ。

誰もが大丈夫ネットで吠えてるだけだと思っていたらガチ殺人事件なっちゃった

またそれを繰り返して、皆で悲痛なコメントでも出すの?

本っっっ当バカバカしいじゃん。

より趣旨を明確に理解して貰うために加筆

これを書いたのは4℃とか元ツイ主とかプレゼントがどうとかに限った話じゃなくて、

投稿者特定された上、私怨を招いて報復され兼ねない晒し上げを大多数の人が許している空気が怖かったから書いたんだよ。

黄色信号なのにブレーキも踏まずアクセルそのままでガンガン突っ込んでいく車の流れ、見てて怖いじゃん。

誰がいつ被害者になるかもしれない。本件なってないか大丈夫じゃないんだよ。

誰かがなってから反省しようなんて嘆くの見るのも馬鹿らしいから、気をつけるところは気をつけて欲しいと言うリテラシーの話だよ。

あと本人が何かされなくてもメンタル次第じゃ晒された人が命を絶つと言う事もあるかも知れないしね。

なので、私怨を招くような投稿特に情報をぼかしてある程度自衛を働かせるべきだと思います

anond:20201224155501

一番の問題点画像付きで晒したこと。

特定されっこないと自分基準判断してるけど画像情報量は多い。

からぼかしたり捻ったり、こうして増田文章だけで描くにはまだ安全だと思うけど、

画像言い逃れできないレベル情報量提示するボイスレコーダーみたいなものから

プレゼントした人は気付くかもしれないし、またこれくらい大丈夫とする人間は他の画像晒すから

より特定もされ易くなる。

特に私怨を招くような、今回のプレゼントバカにするような行為は、晒された側が大丈夫人間

そんな保証はないわけだから、例えば性悪女として匿名サイトリアル情報流されるかもしれないし

最悪は死傷事件にまで発展する。

その時悪いのは死傷事件を起こしたり、リアル情報晒し人間が最もな悪として評価されるだろうけど、

起こったことは戻らない。

晒された情報は伝播していくし、死傷事件と言う不幸も消えることはない。

まり誰が悪いかとかじゃなくてさ、最悪の事態になる事を避けて欲しいんだよね。

見ていて危なっかしい。

晒した本人に同調して晒すことに何の問題がとか、勝手プレゼントする人が悪いとか言ってる人は、

晒した人の背中しまくってるけど、いざ最悪のことが起こったらなんて言うの。取り返しがつかないよ。

晒した人の自己責任から自分には関係ないじゃ割り切れないよ。

先にも言ったけどせめて画像なしで内容ぼかしたり、鍵付きで身内限定にしたり、増田でもいい、

まずは自衛を進めるべきだと思う。

その上で勝手プレゼントが悪いと断罪するのは全く大丈夫

それはそれでわかる話だから

ただ本当自衛だけはして欲しい。それが出来てない人にはリテラシーとして推めて欲しい。

無駄な不幸を起こさないためにも

本件で過るのは低脳先生事件の事だ。

誰もが大丈夫ネットで吠えてるだけだと思っていたらガチ殺人事件なっちゃった

またそれを繰り返して、皆で悲痛なコメントでも出すの?

本っっっ当バカバカしいじゃん。

2020-12-11

日本の歴史教育大切なことを教えてない(※)

兵庫県から神奈川県高校に転校した人間なんだけど、同じ偏差値学校引っ越したはずなのに動物園すぎて民度を疑いました。少なくとも勉強や立ち居振る舞いについては同じ偏差値なら兵庫の人の方が民度が高い / “公立学校って言うほど動物園だったっけ?”


西太后」 まさにけた違いの中華凶悪女! 世界史悪女列伝って動画を見た。

「当時の清は日清戦争よりも、西太后誕生日会にお金をかけた」

そりゃ負けるわ!近代化してないからとかじゃなくて、西太后が暴れまくってたから負けたのかよ…

日中戦争でアレだけドロドロになった相手日清戦争ではあっさり勝てた理由は「西太后がいたかどうか」だったのね…。

権力のためなら身内でもほふる人」ぐらいのことは知ってたけど、想像以上に腐敗エピソードが酷くて、「あ、明治政府の実力じゃなくて西太后歴史変えちゃったのね」だよ!!

日清戦争西太后のせいで国内めちゃくちゃだからほぼ清の自滅

日露戦争王朝グダグダバルチック艦隊地球半周してげっそりでほぼ自滅

歴史教育でこの辺を中学までに教えてないの、割と致命的な気がしてきた。(※)

今の教科書知らんけど、20年前の教科書明治維新すげーみたいな教え方されがち(※)

面白いのは第二次世界大戦時の日本軍グダグダになった話しはするけど、そこも漠然とした恐怖を植え付けるだけ。(※)

明治政府から調子に乗る流れが繋がってたり、

陸海軍それぞれに自分管轄外では押せ押せで日本立場をこじらせたり、

地政学的な日本立ち位置教育しない。(※)

うわぁ〜片手落ちやん(※)





自分勉強してないだけ

自分勉強してないだけ

自分勉強してないだけ

自分勉強してないだけ

2020-11-29

彼との馴れ初め。

もう何年も前の事。

大学4年の春先ぐらいだったか、私には親しくしていた男性が2人いた。

仮にAとBとする。

Aはいわゆる陽キャ

いかにも大学生活を楽しんでいる感じだった。

私も遊んでいると陽キャの仲間入りをした気分になっていた。

Bはバイト先の先輩だった。

物腰が穏やかで、おっとりゆっくり仕事をするけど、趣味の話になると口数が増えた。

私も似たような趣味を持っていたので会話は弾んでいた。

ある日、Aと2人で飲みに行った日にAから告白されて付き合う事になった。

正直に言うとBにも好意を持たれている事は薄々勘づいてはいたけれど、見て見ぬふりをしていた。

Aとのお付き合いは……正直あまり楽しくなかった。

そもそも、私のような陰と彼のような陽の相性が良いわけなかった。

私は紛うことなオタクである

しかも腐った趣味を持ってから十数年と筋金入りだ。

見た目だけは気にして整えてはいるけど中身はただの陰キャである

彼は私の趣味にも理解を示そうとしてくれていた。

私の部屋にあった書籍類を見ても引かなかったし、

なんなら「これ知ってるキャラだ」とか言ってくれてた。

オススメの本貸してよー」とも言ってくれてた。

一緒に本屋さんに行った時の事である

漫画コーナーを見てると、彼が指を指して言うのである

「あ、これ知ってるやつだ」

「これも見たことある、〇〇だよね」

「あれもアニメになってた奴だよね」

オタクはにわかを嫌う生き物である

知ったかであるか否か。

エアプであるか否かを判断する能力がずば抜けている生き物である

証拠はなくても、何となく鼻につくのである

残念ながら彼のそれも例に漏れなかった。

正直かなりイラッとした。

理不尽まりないとは思うけど、その日から連絡を取る回数を極限まで減らした。

Aに対しモヤモヤしている間、Bの事を考えることが増えた。

Bだったら某ロボアニメの事を深いところまで話ができるのに。

Bだったら一緒にプラモとか作れるのに。

Bなら一緒にいて苛立つことはないのに。

Bに会いたいなぁ、と思うことが増えた。

あれ、私Bのことめっちゃ好きやん。

私はAにお別れを告げた。

Bの事好きだったのにAを弄んだ悪女である

本当に申し訳ないと思った。

Aとお付き合いをしている間、Bと連絡を取る

回数を減らしていた。

もちろんバイトシフトが被れば話はしていたが。

Aの話はしていなかったが、彼氏がいた事は気付いていたのかもしれない。

また、突然LINEの頻度が爆上がりした事で別れた事は察していたのかもしれない。

ある日。

シフトが被った際、公開中の映画の話になった。

Bは既にその映画を観ていたが、私はまだ観ていなかった。

「えーーーいいなぁ行きたい私も行きたい」みたいな感じでバタバタしていたら、

「あの、良かったら一緒に行きませんか」とお誘いが。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!と思った。(古)

穏やかで如何にも奥手って感じのBからお誘いが来てめっちゃテンション上がった。

が、遠慮がちに「ええ、でも1回観てるんでしょう?いいんですか?」とか聞いた。

「もちろん。何回観ても面白い映画だと思うし」

ってBは穏やかに笑った。

正直なんかめっちゃ惚れた。

さてデート当日。

ファッションセンスは……って感じのBだが、

頑張ってお洒落して来たんだなぁって格好をして現れた。

似合っているかどうかはお茶を濁すとして、

試行錯誤してくれた事が分かってほんわかした。

何事もなく映画を見終わって、

ご飯を食べながら映画の話をして、

ぶらぶらとウィンドウショッピングをして。

夜、ドライブがてら海の見える公園まで来た。

浜辺まで歩いて出てきた。

ここまで穏やかにのほほんとお喋りをしてきた彼だが、

公園に着いた途端口数が激減した。

可愛い

汗を拭いたりしている。

可愛い

明らかに挙動不審である

物凄く可愛い

可愛いけど、ちょっと助け舟を出したくなった。

もしかしてなんですけど、何かお話があってデートに誘ってくれたんじゃないですか?」

「う……やっぱり分かりますよね」

はい、聞くまで私帰りませんよ」

彼はちょっと笑ってから

「好きです、付き合ってください」とお決まりフレーズを言った。

お決まりフレーズが嬉しくて爆発したので、

了承の返事とともに思わず抱きしめてキスしてしまった。

彼はめちゃくちゃ照れまくっていた。

どうやら初めてだったらしい。

ここから彼の初めてを奪いまくるのだが、割愛する。

というわけで、今年Bと入籍した。

来年挙式予定だけど、無事挙げれたらいいな。

未だに「初めて本気で好きになった人と結婚するとか2次元だけかと…」とか言うので今日も愛を囁いてきました。

おしまい

2020-11-26

anond:20201126051110

男は最悪女なら誰でも良いと思ってる節がある

女はある程度の条件満たした目に適う男以外はゴミだと思ってる節がありそう

2020-11-25

彼との馴れ初め。

もう何年も前の事。

大学4年の春先ぐらいだったか、私には親しくしていた男性が2人いた。

仮にAとBとする。

Aはいわゆる陽キャ

いかにも大学生活を楽しんでいる感じだった。

私も遊んでいると陽キャの仲間入りをした気分になっていた。

Bはバイト先の先輩だった。

物腰が穏やかで、おっとりゆっくり仕事をするけど、趣味の話になると口数が増えた。

私も似たような趣味を持っていたので会話は弾んでいた。

ある日、Aと2人で飲みに行った日にAから告白されて付き合う事になった。

正直に言うとBにも好意を持たれている事は薄々勘づいてはいたけれど、見て見ぬふりをしていた。

Aとのお付き合いは……正直あまり楽しくなかった。

そもそも、私のような陰と彼のような陽の相性が良いわけなかった。

私は紛うことなオタクである

しかも腐った趣味を持ってから十数年と筋金入りだ。

見た目だけは気にして整えてはいるけど中身はただの陰キャである

彼は私の趣味にも理解を示そうとしてくれていた。

私の部屋にあった書籍類を見ても引かなかったし、

なんなら「これ知ってるキャラだ」とか言ってくれてた。

オススメの本貸してよー」とも言ってくれてた。

一緒に本屋さんに行った時の事である

漫画コーナーを見てると、彼が指を指して言うのである

「あ、これ知ってるやつだ」

「これも見たことある、〇〇だよね」

「あれもアニメになってた奴だよね」

オタクはにわかを嫌う生き物である

知ったかであるか否か。

エアプであるか否かを判断する能力がずば抜けている生き物である

証拠はなくても、何となく鼻につくのである

残念ながら彼のそれも例に漏れなかった。

正直かなりイラッとした。

理不尽まりないとは思うけど、その日から連絡を取る回数を極限まで減らした。

Aに対しモヤモヤしている間、Bの事を考えることが増えた。

Bだったら某ロボアニメの事を深いところまで話ができるのに。

Bだったら一緒にプラモとか作れるのに。

Bなら一緒にいて苛立つことはないのに。

Bに会いたいなぁ、と思うことが増えた。

あれ、私Bのことめっちゃ好きやん。

私はAにお別れを告げた。

Bの事好きだったのにAを弄んだ悪女である

本当に申し訳ないと思った。

Aとお付き合いをしている間、Bと連絡を取る

回数を減らしていた。

もちろんバイトシフトが被れば話はしていたが。

Aの話はしていなかったが、彼氏がいた事は気付いていたのかもしれない。

また、突然LINEの頻度が爆上がりした事で別れた事は察していたのかもしれない。

ある日。

シフトが被った際、公開中の映画の話になった。

Bは既にその映画を観ていたが、私はまだ観ていなかった。

「えーーーいいなぁ行きたい私も行きたい」みたいな感じでバタバタしていたら、

「あの、良かったら一緒に行きませんか」とお誘いが。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!と思った。(古)

穏やかで如何にも奥手って感じのBからお誘いが来てめっちゃテンション上がった。

が、遠慮がちに「ええ、でも1回観てるんでしょう?いいんですか?」とか聞いた。

「もちろん。何回観ても面白い映画だと思うし」

ってBは穏やかに笑った。

正直なんかめっちゃ惚れた。

さてデート当日。

ファッションセンスは……って感じのBだが、

頑張ってお洒落して来たんだなぁって格好をして現れた。

似合っているかどうかはお茶を濁すとして、

試行錯誤してくれた事が分かってほんわかした。

何事もなく映画を見終わって、

ご飯を食べながら映画の話をして、

ぶらぶらとウィンドウショッピングをして。

夜、ドライブがてら海の見える公園まで来た。

浜辺まで歩いて出てきた。

ここまで穏やかにのほほんとお喋りをしてきた彼だが、

公園に着いた途端口数が激減した。

可愛い

汗を拭いたりしている。

可愛い

明らかに挙動不審である

物凄く可愛い

可愛いけど、ちょっと助け舟を出したくなった。

もしかしてなんですけど、何かお話があってデートに誘ってくれたんじゃないですか?」

「う……やっぱり分かりますよね」

はい、聞くまで私帰りませんよ」

彼はちょっと笑ってから

「好きです、付き合ってください」とお決まりフレーズを言った。

お決まりフレーズが嬉しくて爆発したので、

了承の返事とともに思わず抱きしめてキスしてしまった。

彼はめちゃくちゃ照れまくっていた。

どうやら初めてだったらしい。

ここから彼の初めてを奪いまくるのだが、割愛する。

というわけで、今年Bと入籍した。

来年挙式予定だけど、無事挙げれたらいいな。

未だに「初めて本気で好きになった人と結婚するとか2次元だけかと…」とか言うので今日も愛を囁いてきました。

おしまい

2020-11-05

anond:20201105104126

そんな理不尽な…3人の悪女に立て続けに騙されたから、女性を見ると不快になる男性もいると思うが、女性広告から排除するか?不快なんぞで他人表現を止めさせる事は出来ないんだよ。

2020-10-10

anond:20201009105514

女の子が「おまえなんか金しか価値ないんだよ」なんて言わない子で良かった。

「おまえなんか穴しか価値ないんだよ」って言う男はいそう、っていうか、非モテ女は現実の男がもし親切でも知る機会がない。

世の中には穴を使い捨てポルノが一杯だし、「女は穴あるじゃん非モテなんかありえませ〜んゲラゲラ」てのを読んでるし、現実の男とまともに話したことなくて通りすがりに「邪魔だどけブス」って言われたのが最後コンビニレジ以外で男にかけられた声って女は、穴を提供したら楽しそうとは思えないよなぁ。

(男から金を巻き上げるコンテンツもあるけど、相対的に量が少ないし、金を巻き上げる女は悪女に描かれるのに対して穴を使い捨てる男はうまいことやった男として描かれがち。例外はたくさんあるけど)

2020-10-08

マッチングアプリで関わらない方が良い女性一覧

・「会うのは来月」系女

何かと理由を付けて会うのを伸ばして来る女は、結局チキって合わない事が多い。

会っても昼指定されたり、保険保険をかけて結局関係性は進展しない。

その間話をするのは無駄なので、とりあえず放置しといて低い可能性にかけるか、思い切って切ってしまったほうが楽。

あとこういう女は相手に労力をかけさせるのを何とも思ってない性格の悪い奴が多いので、関わらない方が吉。


・「友達募集してます」系女

会っても奢らせたり、メシモク女が多い。わざわざアプリ友達を探すくらいなので、現実ではまともな関係を築けない性悪女が多い。

友達になろうとかやってきた時点で切る。


・「評価してやる」系女

面白い人とつきあう」「面白いこと言って」「美味しいとこ連れて行って」

とか、完全お客様気分の奴は、相手マウントをとるのが好きな性悪女が多い上に、やらせないので楽しくない。


つまるところ、マッチングアプリは「根がいい女子」を見つけて効率的にやるのが一番いい。

2020-10-05

anond:20201005134300

男女平等時代にそういうカマトトぶった女いらねえんだよな。

もっと悪女増えてくれ。

2020-10-02

anond:20201001164714

「1回」が途中で切れてたので別にした

1回しか出てない方が熱が入ってる紹介も多くて、個人的には気になる漫画が多い

2020-09-24

anond:20200923234750

ドキンちゃん悪事が諫められる事がないので(アンパンチで吹っ飛ぶのはばいきんまんだけ)

そういう意味であまり教育的ではないよなーと思う

峰不二子みたいな古典的悪女」を子供向けにマイルドにしたものなんだろうけど

キャラ造形がどうしても古いよね

同じ古典キャラとしてもしずかちゃんみたいな男に都合良い女よりはむしろフェミのウケは良さそうなイメージだけど

2020-08-31

anond:20200831141743

F欄ではないもの高学歴とまではいかないレベル大学です…。そこ信用されてもされなくても別に本題とはあまり関係ないと自分は思ってるんだけど、やはりもっと上の大学行ってたら韓国好き性悪女と遭遇しなかったんだろうか?

2020-08-26

タイトル不一致な作品を並べる

一部ネタバレ含むので注意。あと原作じゃなくアニメ知識のものもある

タイトルと一致してないだけで面白くないわけではないよ

 

デスマーチからはじまる異世界狂想曲→たしかデスマーチから始まるものデスマーチから始まる異世界ほのぼの保育園って感じ

異世界はスマートフォンとともに→異世界美少女バイキング タイトル不一致作品筆頭だと思う

本好きの下剋上司書になるためには手段を選んでいられません〜→下剋上ではなく成り上がりに近いし司書にはならない(ついでに言うとそんなに本好きじゃない)

・ある日、私は冷血公爵の娘になった→冷血公爵はいない

悪女定義主人公別に悪女じゃない

ヤンデレ乙女ゲー世界に転生してしまったようです→ヤンデレは未然に処理されろくに出ない

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている僕は友達が少ない→途中までお前らタイトル交換しろと思ってた

・誰かこの状況を説明してください!→結構序盤で状況はあっさり飲み込めたのにずっと説明してもらいたがってる

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった→悪役令嬢に転生してしまったのはアホめの善人なので悪役令嬢はいない(敵役主人公属性になっただけ)

 

何かジャンルバラバラだな…いやラノベとなろうばっかだから統一感あるか

ドラマとかだと量見てないからかあんま思いつかない

2020-08-20

anond:20200818175306

また書きたくなったか感想書いてくことにする。

外科医エリーゼ

主人公医者医療ドラマ見れる人ならきっと粗は気にならない。自分も気にしてない。

これはちょっと変わってて、転生を2回している。いつものテンプレワガママ令嬢処刑現代医者としての経験を積む→もう一度ファンタジー世界でやり直し。

ただの逆行じゃないし何でもう一度?って理由109話まで読んだけど説明はない。

絵、上手いんだけど男キャラいまいち描き分けられておらず、これ誰だっけ?兄?前世親友のほう?とごちゃごちゃになる。

見所は前世医学知識を使って大門未知子ばりに活躍するところかな、彼女ヒロイン気質ちゃんとあるので守られるシーンも結構ある。

お見合い相手はうちのボス

広告の絵が上手くなかったのと韓国ドラマの気配を感じたので長らく手を付けてなかった作品。思ったより日本ドラマでもありそうな感じだったし、絵も汚くない。15話まで読んだ感じ家系図でゴチャゴチャしてないし、登場人物数もシンプル黒髪とき主人公結構可愛い

しか主人公より主人公友達恋愛のほうが気になる。あっちはなんだかんだすぐにくっつきそうな気もするものの……

悪女砂時計をひっくり返す

これは最近で一番の当たり!かっっっわいい主人公とそのライバルキャラ!美麗としか言えない絵で、「捨てられた〜」でも思ったけどこれを漫画として保って描くの大変そうだ……

タイプの違う金髪美少女たち、花が咲くような笑顔と吐かれる毒、偶に見せられる悪い顔。

悪女タイトルについたもの、結局悪女じゃないのかよ!となりがちだけどこれは期待できそう。

どんどん悪どいバトルを見せてほしい。

かりそめの公爵夫人

これも相当当たりだなと思う。

まず、いきなりBLが始まる。主人公がしっかり男女恋愛するもので敵がBLなのは初めて見たな……実は知らないだけで結構あるもの

とはいえこの作品お気に入りポイントはそこではなく、登場人物の顔がなんだか……モブい。モブキャラもメインキャラになれそうなほど差を感じない。美麗系じゃないこの絵がとにかくいい。

念の為言うと着飾っているのはわかるし主人公ドレスもきちんと描かれているので手抜きではない。まつ毛や瞳の描き込みがない絵なのでモブいのだと思う。

そして、それがいい。ハッピーシュガーライフモブ好きな人はきっと同じように良さを感じてくれるはず……!

 

こうして書くと結構暇つぶしとはいえ量読めるものだな…書かれてた漫画も気になるので読みます

今日感想文はここまで。

2020-08-02

おすすめマンガ一覧

anond:20200729213114

これが見にくいから読みでソートした。元増田のもトラバブコメも混ぜて作品名のみ。

iショウジョ

青のオーケストラ

青のフラッグ

アシガール

アオアシ

アクタージュ

アゴなしゲンと俺物語

あさひなぐ

亜人

ADAMAS(皆川亮二)

アニマル横町

アニメタ!

アリスと蔵六

淡島百景

暗殺教室

アンダーカレント

アンデッドアンラック

市場クロガネは稼ぎたい

嘘食い

うそつきリリィ

映像研には手を出すな!

ǝnígmǝ

衛府の七忍

大奥(よしながふみ)

王様達のヴァイキング

王様はロバ

推しの子

おはようサイコパス

開演のベルおやすみ

顔がこの世に向いてない

かぐや様は告らせたい

輝夜姫

学園アリス

かげきしょうじょ

彼氏彼女の事情

彼女カメラ彼女の季節

彼方のアストラ

累(かさね)

ガラスの仮面

かんかん橋を渡って

ガンバ!Fly high

キスアンドネバークライ

鬼滅の刃

奇面組

キャノン先生トばしすぎ

吸血鬼すぐ死ぬ

キングダム

薬屋のひとりごと

クズの本壊

海月姫

クレイモア

クロガネ

群青にサイレン

ケンガイ

絢爛たるグランドセーヌ

こいつら100%伝説

ここは今から倫理です

寿エンパイア

この音とまれ

殺し屋

ザ・ワールドイズマイン

斉木楠雄のΨ難

psyren

早乙女選手たかくす

坂道のアポロン

サマータイムレンダ

左門くんはサモナー

3インチ

三月ライオン

四月は君の嘘

シグルイ

7人のシェイクスピア

じみへん

灼熱カバディ

シャドーハウス

しゃにむにGo

じゃぱん

sugar

シュガシュガルーン

重版出来!

将太の寿司

ショコラの魔法

少年ノート

少年荒野をめざす

食戟のソーマ

神童

Switch

スキップローファー

スケットダンス

昴(曽田正人)

スパイファミリー

高校生

背筋をピンと

せんせいのお人形

先生の白い嘘

選択トキ

セントールの悩み

SOULCATCHER(S)

大正処女御伽話

タテの国

ダブル(野田彩子)

ダンスダンスダンスール

チェンソーマン

地球

父とヒゲゴリラと私

ちはやふる

長歌

罪と罰

帝一の國

でぃす×こみ

ディスコミュニケーション

10DANCE

東京喰種

ドクザクラ

Dr.STONE

土星マンション

トモちゃん女の子

ドラゴンボール

ドリキャン!!

ドリフターズ

ドロヘドロ

とんがり帽子アトリエ

忍者極道

ねぎマ!

ねじまきカギュー

のだめカンタービレ

ハイキュー

バクマン

バタフライストレージ

バットマンズ

バトゥーキ

はなにあらし

はねバド!

バラ色の聖戦

HUNTER×HUNTER

パンプキンシザーズ

ピアノの森

ヒカルの碁

左利きエレン

ひとりぼっちの地球侵略

メゴト 〜十九歳の制服

百万畳ラビリンス

百鬼夜行抄

ピンポン

ファイアパンチ

ファンタジウム

BEASTERS

プライド

ふらいんぐうぃっち

フラジャイル

BLACK LAGOON

ブラッドハーレーの馬車

BLUE GIANT

ブルーピリオド

辺境警備

辺獄のシュヴェスタ

ボウイング

ボールルームへようこそ

宝石の国

忘却バッテリー

僕とフリオと校庭で

僕の地球を守って

舞妓さんちのまかないさん

魔入りました!入間くん

魔喰のリース

まくむすび

マチネソワレ

魔法が使えなくても

繭、纏う

ミステリという勿れ

ムーンランド

蟲師

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所

メイドインアビス

めだかボックス

毛沢東

ものの歩

モブサイコ100

やがて君になる

約束のネバーランド

UQホルダー

よつばと

弱虫ペダル

落語心中

ラジェーションハウス

ラフ(あだち充)

ラブデスター

ランウェイで笑って

landreaall

龍と苺

連弾ノオト

六道悪女たち

路地恋話

ワールドトリガー

惑星のさみだれ

私の少年

わたしは真悟

ワンダーラビットガール

ワンダンス

ワンピース

2020-07-30

anond:20200730004656

同志よ!食戟のソーマエロが多いから苦手な人も多いよな。俺は創意工夫凝らした料理を目当てで読んでた人なんだ…信じてもらえないんだが…

エログロとバトルは少なめが好きそう→客観的にはそう見えるのか、ありがとう参考になる

魔入りました!入間くん、シュガシュガルーン六道悪女たち、彼方のアストラ、トモちゃん女の子アシガールタイトルいたことあるような、ないような。とりあえず1巻は読んでみる

スケットダンススパイファミリー→読んでた、読んでる!かんっぜんに忘れてたので追記しておきます

ミステリという勿れ→これあらすじ読んだけどめっちゃ面白そう。読む。

あー、ネウロとかムヒョロジとかチェンソーマンとか、内容は面白いと思うんだが絵柄が苦手だったり怖かったりで結局あんまり読めてないんだよな…

ともあれ沢山作品挙げてくれてありがとう有識者兼同志ほど心強いものはないな!!ありがとう!!!

anond:20200729213114

青のフラッグショコラの魔法アニマル横町辺りも好きだし、ジャンプで連載してたものだと好きだった漫画丸かぶりしてる(食戟のソーマは苦手だった)

エログロとバトルは少なめが好きそうだからその辺でおすすめを書くと

あたりをおすすめしたい

自分

も好きだけど、増田の好みではなさそうなのでおすすめはしない

2020-07-29

マイナーかもしれんが教えてくれ 追追追追記しました

好きな漫画メジャーじゃなくてつらい

というかジャンルとか出版社?がバラバラすぎてどういうのが好きなのか自分でもわかってない

有識者、下のリストを参考に俺の好きそうな漫画を見繕ってください…(タイトルうろ覚えもあるのは許してくれ)

…尽きた

思い出したら追記する。有識者よろしくお願いしま

ここまで追記、ここからは「記事への反応」で教えていただいた作品リスト

作者さん推し

ある有識者兼同志の好きな作品

熱いオススメ文→anond:20200730215107

7月30日13時30分の追記

遅めの昼〜と思って開いたら「人気エントリ」に載っててビビった。作品まとめようと思ったけど昼休みでは終わらなさそうなので途中だが投げさせてくれ。マイナーじゃないという指摘はごめんとしか言えない。まとめの続きと他のコメントへの返信はまた夜にします。たくさんの意見が集まってて感謝しかないし、俺と似た趣味の人、正反対趣味の人の役に立てればと思います

同日18時の追記

とりあえずブックマークコメントから作品リスト追記した。他のコメントの返信はまだ待ってください。重複あったらごめん、消してるつもりだが正直チェックしきれてない。

同日21時の追記

ほとんどのブックマークコメントに返信できたはずです。皆さんありがとうございます。こんなに有識者が集まってくださるとは思いませんでした。土日とか引きこもってるんで少しずつ教えていただいた作品を読もうと思います本当にありがとうございました。よければまだまだコメントしてください。

有識者名簿

b:id:tomasoon b:id:Bioegg b:id:reachout b:id:masaq55 b:id:synopses b:id:ruka98 b:id:right_eye b:id:heyjoe0123 b:id:moocc b:id:tomatopasta b:id:auto_chan b:id:kudoku b:id:syakepa b:id:ifttt b:id:kk255 b:id:kagecage b:id:camellow b:id:Tailchaser b:id:kiwamaru100 b:id:soraboby b:id:yamadadadada2 b:id:mini3mini3 b:id:augsUK b:id:AKIMOTO b:id:fusionstar b:id:Zephyrosianus b:id:mame_3 b:id:hak2407 b:id:tukanpo-kazuki b:id:marumusu10 b:id:ippeichangg b:id:aox b:id:hirarino b:id:namisk b:id:odakaho b:id:vndn b:id:zataku b:id:kurotsuraherasagi b:id:kohgethu b:id:ayumun b:id:hocopi b:id:mobile_neko b:id:Dr_Shibaitaroka b:id:fncl b:id:ustam b:id:gabill b:id:x100jp b:id:molbolmol 

おすすめ作品

その他おすすめ

有識者名簿

b:id:mionhi b:id:takeox b:id:fusionstar b:id:odakaho b:id:makopan b:id:watarux b:id:sds-page b:id:hetarechiraura b:id:onesplat b:id:nomitori b:id:kitayama b:id:pyiec

ジャンル

作者さん

雑誌

漫画じゃない

布教

きじゃなさそう

曽田さんが好み分かれるみたいですね。これは面白そうなので早めに読んでみるわ。

その他返信

b:id:go_kuma b:id:mutinomuti b:id:memorystock

趣味が逆だからこそ、このリスト活用してほしい。合わない人はとことん合わないと思うし。

b:id:nmcli b:id:tomoP b:id:tobaritooth

同志さんはどうぞこのリストを参考にしてくれ!!俺は俺が好きな作品好きな人が増えるのは嬉しいタイプなんだ!!

b:id:soraboby b:id:bloominfeeling

今、あなたSOUL CATCHER(S)の話をしましたね!?!?読み切りからずっと好きなんだよあれ!!周りに好きな人が居ないんだが俺は好きすぎて定期的に読み返してるぞ!!「春よ、来い」を聴くたびに泣きそうになるし読み返したくなる作品だ!!俺は吹奏楽知らんし音楽とか楽器ピアノちょっとかじってたぐらいだが、そんなど素人でも楽しめるぞ!!なんてったって主人公吹奏楽素人からスタートするから!!!専門用語楽器などについては説明入ってるし、曲名も明記されてるから俺的には漫画見ながら作中に登場する曲を聞いてみるのをおすすめする!!b:id:bloominfeeling さんも良かったら読んでくれ!!!1話だけでいいか!!!ジャンププラスだと3話まで無料!マワシヨミジャンプなら3巻まで無料!!とくに1巻はレア度Cだからすぐ見つかる!!2巻と3巻もレア度Bだから探せば見つかる!!!買うなら全11巻だからお財布に優しい!!ジャンプラでレンタルするなら総話数90!!つまりコインに換算するとボーナスコインも使えるうえにたった2610コイン!!でもジャンプラは1日1回限り動画視聴でコイン30が消費無しになるのでそれだと読むのに約3ヶ月かかるが実質タダみたいなもんだよ!!!良かったらぜひ!俺はこれきっかけで地域吹奏楽コンクール行くようになったぞ!どうでもいいが俺は去年の「エイプリルリーフ」って曲が好き!!とにもかくにもよかったらSOULCATCHER(S)を読んで欲しい!読めばSOULCATCHER(S)という不思議タイトル意味もわかるから!!SOULCATCHER(S)をよろしくお願いしま!!!!!!

方法とかのコメ

b:id:yamapi33 b:id:auto_chan

そんなつもりはなかったが、結果としてツッコミつつも教えてくださる有識者方が集まってくださったので、これから意図的にそうしてみる。

「わざとツッコミどころや噛みつきやすい部分を用意すると有識者マイスター様が集まってくださり記事が伸びやすい」といったところか。

b:id:masayoshinym b:id:Baybridge b:id:TakamoriTarou b:id:lionsage b:id:yas-mal b:id:watarux b:id:morimori_68

b:id:ivory105 b:id:hatechan09 b:id:Silica b:id:watarux b:id:whirl b:id:mame_3 b:id:hirarino

受け付けない、こういうのは苦手、読んだけど合わなかった作品、何が好きかより何が嫌いか、嫌いな漫画

そういう情報があったほうがオススメやすいんだな、ありがとうからは気をつける

でも自分でわかってるのはグロは苦手、エロ恋愛ストーリー必要範囲だったら読めるけどそれメインだとあまり読まない、絵柄はあまりにも非現実的だと読みにくく感じる、ジャンル縛りは特にない…ぐらいなんだよな。アドバイスありがとう

b:id:fkatsya b:id:mujisoshina

趣味を狭めてるつもりはなくて、ただもっと自分の好きな作品が探しやすくなればいいなと思ったんだ。それに明確なジャンルとかあったほうが説明やすいから…。でもそうですね、ラベリングにこだわるのも良くないか。確かに絶対共通項があるわけじゃないし、俺は俺が好きだと思える作品を見つけ続けるようにする。ありがとう

俺が好きになりそうな傾向や要素

有識者名簿

b:id:nmcli b:id:fusionstarb:id:ippeichangg b:id:namisk b:id:odakaho b:id:kurotsuraherasagi b:id:kohgethu b:id:ayumun b:id:kitayama b:id:mobile_neko b:id:pptppc2 b:id:fncl b:id:wonfeipon b:id:x100jp

…わりと心当たりがある。確かに天才とか群像劇とかそういう話が多いかもしれない。指摘されて初めて気づいた。

ご指摘に関して

名簿

b:id:eriotto b:id:sys-cys b:id:hatechan09 b:id:fujifavoric b:id:totoronoki b:id:kamonyan1 b:id:iiko_1115 b:id:f84w1dqd60j

これはもう頭下げるしかない。メジャー/マイナー定義がしっかりできてなかったしあやふやな書き方をした俺が悪かった。今はもうアニメ観てないし、大賞とか売上情報とかそういうのをきっかけに読むタイプじゃないし、情報収集も疎かにしてるから知らなかったんだ。本当にごめんなさい。

個人的には b:id:pkoiri さんの

この漫とかの上位読みまくれば?メジャー作品が好きみたいですし

という皮肉コメが好き。心にダメージを受けた。ごめんなさい。

2020-07-12

クソデカ羅生門読書アシスト版(PC用)

ある日の超暮方(ほぼ夜)の事である。一人の下人が、クソデカ羅生門の完全な真下

 雨やみを気持ち悪いほどずっと待ちまくっていた。

馬鹿みたいに広い門の真下には、この大男のほかに全然誰もいない。ただ、所々丹塗の

 びっくりするくらい剥げた、信じられないほど大きな円柱に、象くらいある蟋蟀が一匹とまっている。

  クソデカ羅生門が、大河のように広い朱雀大路にある以上は、この狂った男のほかにも、激・雨やみをする巨大市女笠や

   爆裂揉烏帽子が、もう二三百人はありそうなものである。それが、この珍妙男のほかに全然誰もマジで全くいない。

何故かと云うと、この二三千年、京都には、超巨大地震とか破壊辻風とか最強大火事とか

 極限饑饉とか云うエグすぎる災が毎日つづいて起こった。そこでクソ広い洛中さびれ方は

  マジでもう一通りとかそういうレベルではない。旧記によると、クソデカ仏像文化財クラス仏具ものすごいパワーで打砕いて、

   その丹がベッチャベチャについたり、金銀の箔がもうイヤになっちゃうくらいついたりした木を、路ばたに親の仇のようにメチャメチャつみ重ねて、

    薪の料に売りまくっていたと云う事である。クソ治安がいいことで知られる洛中がその始末であるから

     正気を疑うレベルデカ羅生門の完全修理などは、元より誰も捨てて顧る者がマジで全然なかった。

      するとそのドン引きするくらい荒れ果てたのをよい事にして、クソヤバい狐狸がドンドン棲む。世界最強の盗人が6万人棲む。

  とうとうしまいには、マジで悲しくなっちゃうくらい全然取り手のないきったない死人を、この門へ猛ダッシュで持って来て、

   超スピードで棄てて行くと云う習慣さえ出来た。そこで、日の目が怖いくら全然まったく見えなくなると、誰でもメチャメチャ気味を悪るがって、

    この門の近所へはマジでビックリするくらい足ぶみをしない事になってしまったのである

その代りまた超凶悪な鴉がどこからか、億単位でたくさん集って来た。昼間見ると、

 その鴉が何万羽となく輪を描いて、クソ高い鴟尾のまわりを鼓膜破壊レベルの音量で啼きながら、

  亜音速で飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けで思わず目を疑うくらいあかくなる時には、

   それが胡麻えげつない量まいたようにはっきり見えた。鴉は、勿論、頭おかしいくらデカい門の上にメチャクチャ大量にある死人の肉を、

    気が狂ったように啄みに来るのである。――もっと今日は、刻限がハチャメチャに遅い(ほぼ夜)せいか

     マジで一羽も見えない。ただ、所々、ほぼ崩れかかった、そうしてその崩れ目にメチャメチャ長い草の森のごとくはえ倒したクソ長い石段の上に、鴉のえげつなく臭い糞が、

      点々と白くこびりついているのが見える。下人は七千万段ある石段の一番上の段に、

  洗いざらしてほぼ透明になった紺の襖の尻を据えて、右の頬に出来まくった、クッソ大きな面皰を気にしながら、

   メチャメチャぼんやり、とんでもない豪雨のふりしきるのを眺めていた。

作者はさっき、「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と書いた。しかし、

 下人は激烈豪雨がやんでも、格別どうしようと云う当てはマジで全然ない。ふだんなら、

  勿論、クソ強い主人のえげつなくデカい家へ帰る可き筈である。所がその糞主人からは、四五日前に

   暇を出し倒された。前にも書いたように、当時ただでさえ最低最悪のゴミの掃き溜めである京都の町は一通りならず

    衰微しまくって本当に惨めな感じになっていた。今この最強にヤバい下人が、永年、犬のごとくこき使われていた主人から、暇を

     出されたのも、実はこの大衰微のクソしょぼい小さなさな余波にほかならない。だから

      「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と云うよりも「クソヤバい豪雨にふりこめられた

  下人が、マジで全然行き所がなくて、超途方にくれていた」と云う方が、完全に適当である

   その上、今日の空模様も少からず、この平安朝のヤバい下人のUltimet-Sentimentalisme of the Godsに影響した。申の刻下りからふり出した大雨は、

    いまだに上るけしきが全然かけらもない。そこで、のちに剣聖と呼ばれる最強の下人は、何をおいても

     差当り明日の暮しをメチャメチャどうにかしようとして――云わば絶望的にどうにもならない

  事を、どうにかしようとして、悲しくなるくらいとりとめもない考えをたどりながら、

   さっきからアホみたいに広い朱雀大路にふる豪雨の音を、聞くともなく

    聞いていたのである

豪雨は、トチ狂ったクソデカさの羅生門をつつんで、メチャメチャ遠くから、ざあっと云う轟音をあつめて来る。

 夕闇は次第に空をびっくりするほど低くして、見上げると、超巨大門の超巨大屋根が、斜につき出した

  超巨大甍の先に、ドチャクソ重たくうす暗い雲を嫌になるくらい支えまくっている。

どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいる

 遑は本当にマジでまったくない。選んでいれば、築土の真下か、道ばたの土の真上で、超苦しい饑死を

  するばかりである。そうして、このガチ世界デカい門の上へ猛スピードで持って来て、

   きったない犬のように超速で棄てられてしまうばかりである

    選ばないとすれば――巨大下人の考えは、何度も寸分たりとも違わず完全に同じ道を低徊した揚句に、

     やっとこの局所へ逢着した。しかしこの「すれば」は、マジでいつまでたっても、

      結局「すれば」であった。クソザコ下人は、手段を選ばないという

  事をエグ肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、

   その後に来る可き「世界最強の盗人になるよりほかに仕方がない」と云う事を、

    積極的肯定するだけの、莫大な勇気が出ずにいたのである

下人は、意味わからんくらいクソ大きな嚔をして、それから死ぬほど大儀そうに立上った。南極かってくらいに夕冷えの

 する世界最悪の罪の都京都は、もう火桶が8億個欲しいほどのガチえげつない寒さである暴風は信じられないほどデカい門の巨柱と

  巨柱との間を、クソヤバい濃さの夕闇と共にマジで全然遠慮なく、吹きぬけまくる。丹塗の超巨大柱に

   とまっていた象サイズの蟋蟀も、もうどこかへ行ってしまった。

下人は、頸を人間限界を超えてちぢめながら、山吹の汗袗に無理やり重ね倒した、紺の襖の肩を

 物理的にありえない動きで高くしてクソデカ門のまわりを見まわした。雨風の患のない、人目にかかる

  惧のない、一晩メチャメチャ楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも、クッソ長い夜を

   明かそうと思ったかである。すると、幸い超巨大門の上の宮殿並みにデカい楼へ上る、幅の

    バカ広い、これも丹をキチガイみたいに塗りたくった梯子が眼についた。上なら、人がいたに

     しても、どうせ臭くてきったない死人ばかりである。下人はそこで、腰にさげた巨大な聖柄の

      大太刀が鞘走らないように気をつけ倒しながら、藁草履はいた巨大な足を、

  そのバカかい梯子の一番下の段へ渾身の力でふみかけた。

それから、何百分かの後である。クソデカ羅生門の楼の上へ出る、幅のアホみたいに広い

 梯子の中段に、一人の巨大な男が、猫のように身をちぢめまくって、ヤバいくらい息を

  殺しながら、上の容子を窺っていた。楼の上からさす大火炎の目を灼く光が、

   かすかにその男の右の頬をぬらしている。えげつなく短い鬚の中に、とんでもなく赤く膿を

    持った巨大な面皰の大量にある頬である。巨下人は、始めから、この上にいる者は、

     臭死人ばかりだと高を括っていた。それが、梯子を二三千段上って見ると、

      上では誰か燃え盛る大火をとぼして、しかもその大火をそこここと疾風のごとき

  速さで動かしているらしい。これは、そのドブのように濁った、この世の理を超えて黄いろい光が、すべての隅々に

   巨大人食い蜘蛛の巣をかけた天井裏に、激しく揺れながら映ったので、メチャすぐにそれと

    知れたのである。この豪雨の夜に、このクソデカ羅生門の上で、世界すら灼く業火

     ともしているからは、どうせただの者ではない。

下人は、巨大な守宮のように足音をぬすんで、やっとクソ急な梯子を、一番上の

 段まで這うようにして上りつめた。そうして体を出来るだけ、紙のように平に

  しながら、頸を出来るだけ、ろくろっ首のごとく前へ出して、恐る恐る、巨大な楼の内を

   覗いて見た。

見ると、地の果てまで広がるがごとき楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの山のように巨大な死骸が、無造作

 棄ててあるが、業火の極光の及ぶ範囲が、思ったよりクソ狭いので、数は

  幾つともわからない。ただ、おぼろげながら、知れるのは、その中に

   完全に全裸の死骸と、メチャクチャ高級な着物を着まくった死骸とがあるという事である。勿論、中には

    女も男もまじっているらしい。そうして、その死骸は皆、それが、

     かつて、生きていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土を

      捏ね倒して造った人形のように、口をヤバイくらい開いたり手をキロ単位で延ばしたりして、

  ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの山くらい

   高くなっている部分に、ぼんやりした猛火の光をうけて、クソ低くなっている

    部分の影を一層超死ぬほど暗くしながら、永久に唖の如く黙っていた。

下人は、それらの超ビッグ死骸のメチャメチャくっせえ腐爛した最悪の臭気に思わず、鼻を掩って掩って掩いまくった。しかし、

 その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を完全に忘れ尽くしていた。あるハチャメチャに強いクソデカ

  感情が、ほとんどことごとくこの最強男の嗅覚を奪ってしまたからだ。

下人の巨眼は、その時、生まれてはじめてその激臭死骸の中に蹲っている最低最悪醜悪人間を見た。

 檜皮色のきったねえ着物を着た、ノミのように背の低い、ナナフシのように痩せこけた、白銀髪頭の、豆猿のような

  老婆である。その老婆は、右の手に大火炎をともした最高級松の巨大木片を持って、

   その大死骸の一つの巨顔を覗きこむように眺め倒していた。髪の毛のクソ長い所を見ると、

    多分傾国美女の死骸であろう。

下人は、六〇〇分の恐怖と四〇〇分の知的好奇心とにつき動かされ続けて、暫時(七十二時間)は呼吸を

 するのさえ忘れていた。旧記の記者の語を全て丸々借りれば、「頭身の剛毛も一生太り続ける」

  ように感じまくったのである。すると糞老婆は、高級松の大木片を、床板の間に

   狂ったように挿して挿して挿し倒して、それから、今まで眺め続けていた大死骸の首に両手をかけると、

    丁度、大猿の親が大猿の子の虱を全部とるように、そのバカ長い髪の毛を一〇〇〇〇本ずつ抜きはじめた。髪は手に奴隷のように従って抜けるらしい。

その髪の毛が、一〇〇〇〇本ずつ抜けるのに従って、下人の腐りきった心からは、恐怖が

 少しずつ完全に消えて行った。そうして、それと完全にピッタリ同時に、この老婆に

  対する想像を絶するはげしい憎悪が、少しずつ動いて来た。――いや、この糞老婆に

   対すると云っては、語弊がありすぎるかも知れない。むしろ、この世に存在しうるありとあらゆる悪に

    対する巨大な反感が、一分毎に強さを等比級数的に増して来たのである。この時、誰かが

     この最強正義体現たる下人に、さっき門の真下でこの性根の腐ったドブ男が考えていた、超苦しい饑死をするか

      世界最強の盗人王になるかと云う世紀の大問題を、改めて持出したら、恐らく清廉潔白高潔下人は、マジで何の未練の

  カケラもなく、本当にめちゃめちゃ苦しい饑死を選んだ事であろう。それほど、この男の中の男のあらゆる悪を世界一憎む心は、

   老婆の床に挿しまくった最高級松の大木片のように、超勢いよく

    燃え上り出していたのである

馬鹿で学のない下人には、勿論、何故糞老婆が死人の髪の毛を抜くか本当に一切わからなかった。

 従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいかマジでまったく全然

  知らなかった。しか馬鹿下人にとっては、この豪雨の聖夜に、このクソデカ羅生門の真上

   で、大死人のぬばたまの髪の毛を抜くと云う事が、それだけで既に絶対に許すべからざる

    世界最低の悪の中の悪であった。勿論、クソアホ下人は、さっきまで自分が、世界一の大盗人王になる気でいた

     事なぞは、とうの昔に忘れきっていたのである

そこで、下人は、両足に剛力を入れまくって、超いきなり、大梯子から千里(約一万二千メートル)上へ

 飛び上った。そうして世界最高の名刀と謳われる聖柄の大太刀に手をかけながら、超大股に老婆のど真ん前へ

  歩みよった。老婆が死ぬほど驚いたのは云うまでもない。

老婆は、一目下人を見ると、まるで攻城弩にでも弾かれたように、天高く

 飛び上った。

「おのれ、どこへ行く。」

最強下人は、雑魚老婆が大死骸全てに無様につまずきまくりながら、可哀想なくらい慌てふためいて逃げようとする

 行手を完全に塞いで、こう罵りまくった。糞老婆は、それでも神速で巨大下人を

  つきのけて行こうとする。剛力下人はまた、それを絶対に行かすまいとして、

   ものすごい力で押しもどす。二人は巨大死骸のまん真ん中で、しばらく、完全に無言のまま、

    つかみ合った。しか勝敗は、宇宙のはじめから誰にでも完全にわかっている。下人は

     とうとう、老婆の腕を馬鹿力でつかんで、無理にそこへ叩きつけるようにねじ倒した。丁度、軍鶏

      脚のような、本当に骨と皮ばかりの細腕である

「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」

下人は、老婆を全力でどつき放すと、いきなり、大太刀の鞘を瞬間的に払って、白いミスリル鋼の

 芸術品のように美しい色をその眼の前へつきつけた。けれども、極悪老婆は完全におし黙っている。両手を

  わなわな高速でふるわせて、強肩で息を切りながら、眼を、眼球がまぶたの外へ完全に

   飛び出そうになるほど、ありえないくらい見開いて、唖のように執拗く黙っている。これを

    見ると、最強下人は始めて明白にこの糞老婆の生死が、全然自分の完全なる自由意志にまったく

     支配されていると云う事をめちゃくちゃ意識しまくった。そうしてこの超意識は、今まで

      けわしく燃えさかっていた巨大憎悪の心を、いつの間にか絶対零度まで冷ましてしまった。後に

  残ったのは、ただ、ある大仕事をして、それが超円満にめちゃくちゃうまく成就した時の、

   人生最高の安らかな得意と大満足とがあるばかりである。そこで、有能下人は、老婆をはるか高みから

    見下しながら、少し声を柔らげてほとんど聞き取れないほどの超早口でこう云った。

「己は検非違使の庁の役人などでは断じてない。今し方この巨門の真下

 通りかかった旅の者だ。だからお前に縄をかけまくって、どうしようと

  云うような事は神仏に誓って絶対にない。ただ、今時分この巨大門の真上で、何を

   して居たのだか、それを己に話しまくりさえすれば最高にいいのだ。」

すると、糞老婆は、超見開いていた眼を、構造的にありえない形で一層大きくして、じっと

 その下人のブッサイクで気持ちの悪い巨大な顔を見守った。まぶたの超赤くなった、凶暴肉食最恐鳥のような、

  めちゃくちゃ鋭い眼で見まくったのであるそれから、本当に醜い皺で、ほとんど、鼻と一つになったタラコ

   唇を、何か金剛石のごとく硬い物でも噛んでいるように動かした。極細い喉で、針のように尖った喉仏の

    動いているのが見える。その時、その喉から、凶鴉の啼くような汚い声が、

     喘ぎ喘ぎ、下人の大耳へ伝わって来た。

「この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、巨大鬘にしようと思うたのじゃ。」

天下無双の無敵下人は、老婆の答が存外、めちゃくちゃ平凡なのに自殺したくなるくらい本当に失望した。そうして極限まで失望すると

 同時に、また前の強烈な殺意内包した本気の憎悪が、氷のように冷やかな侮蔑と一しょに、心の中へ大量に

  はいって来まくった。すると、その超メチャメチャ剣呑な気色が、先方へもテレパシーのごとく完全に通じ倒したのであろう。

   雑魚老婆は、片手に、まだ大死骸の頭から奪いまくったバカ長い抜け毛を大量に持ったなり、

    蟇のつぶやくようなクソ小声で、口ごもりながら、こんな事を云った。

「成程な、死人の髪の毛を抜くと云う事は、何ぼう滅茶苦茶に悪い最低の事かも知れぬ。

 じゃが、ここにいる死人どもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい

  人間ばかりだぞよ。現在、わしが今、髪を抜いた女などはな、八岐大蛇

   四寸ばかりずつに切って干したのを、干巨大怪魚だと云うて、太刀帯の陣へ

    売りに往んだわ。大疫病に五回かかって死ななんだら、今でも毎日売り

     に往んでいた事であろ。それもよ、この女の売る干巨大怪魚は、味が頬が落ちるほど本当によいと云う

      て、太刀帯どもが、絶対毎日欠かさず菜料に買いまくっていたそうな。わしは、

  この女のした事が人類史に残るほどに悪いとはまったく思うていぬ。せねば、とてつもなく苦しい饑死をするのじゃて、

   仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も超悪い

    事とは全然思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、超苦しい饑死をするじゃて、

     マジ仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その本当に仕方がない事を、よく

      知っていたこの極悪女は、大方わしのする事も大目に見まくってくれるであろ。」

老婆は、大体こんな意味の事を超早口で云った。

巨大下人は、大太刀を瞬きの間に鞘におさめて、その大太刀の美しい柄を左の手でおさえながら、

 死ぬほど冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、メチャメチャ赤く頬に膿を大量に

  持った超大きな面皰を気にしまくりながら、聞いているのである

   しかし、これを聞いている中に、下人の史上空前に邪悪な心には、あるクソデカ勇気が生まれて来た。

    それは、さっきクソデカい門の真下で、この腑抜けカス男には全く欠けていた勇気である

     そうして、またさっきこの馬鹿かい門の真上へ瞬間的に上って、この老婆を人間離れした動きで捕えた時の

      勇気とは、全然、完全に反対な方向に動こうとするデカ勇気である。下人は、超苦しい

  饑死をするか大盗人王になるかに、まったく一瞬たりとも迷わなかったばかりではない。その時の

   この最低男の心もちから云えば、苦しい苦しい饑死などと云う事は、ほとんど、考える

    事さえ出来ないほど、意識の完全な外に追い出され倒していた。

「きっと、そうか。」

老婆の話が完ると、下人はメチャメチャ嘲るような声で念を押しに押した。

 そうして、一〇〇〇足前へ出ると、不意に右の手を面皰から七尺離して、老婆の襟上を

  神速でつかみながら、噛みつくようにクソデカい声でこう云った。

「では、己が完全引剥をしようとまったく恨むまいな。己もそうしなければ、二時間後に饑死をする体なのだ。」

韋駄天異名をとる下人は、目にも止まらないほどすばやく、老婆の着物を完全に剥ぎとった。それから丸太のように太い足に

 しがみつこうとする老婆を、超手荒く死骸の上へ蹴飛ばし倒した。梯子

  口までは、僅に五千歩を数えるばかりである。下人は、剥ぎとった

   檜皮色の着物をわきにかかえて、マジでまたたく間に死ぬほど急な梯子を夜のドン底へ

    かけ下りた。

しばらく、まさしく死んだように倒れていた糞老婆が、巨大死骸の中から、その全裸

 あまりに醜すぎる体を起したのは、それから本当に間もなくの事である。老婆は

  つぶやくような、うめくようなクソうるさい声を立てながら、まだ太陽のように燃えさかっている火の

   まばゆい光をたよりに、梯子の口まで、えげつないスピードで這って行った。そうして、そこから

    びっくりするほど短い白髪を倒にして、クソデカ門の真下を覗きこんだ。

     外宇宙には、ただ、黒洞々たる極夜があるばかりである

下人の行方は、マジで誰も全然知らない。

https://anond.hatelabo.jp/20200611125508

https://read-assist-dxn.web.app/contents/rashomon_all_pc.html

2020-06-29

[]特に接点のない作家さんでもちょっとした事で嫌いになれるんだなぁ…という話

アネコユサギってライトノベル作家さんが居る

この人は小説家になろう出身で連載していた作品書籍化漫画化、アニメ化されるというかなりの人気作家さんなんだけど

僕はどうにもこの人の事が好きじゃない、~の勇者シリーズは一切読んだ事は無いしアニメも一切見た事は無いけど

小説家になろうにはR-18作品投稿するためのノクターンノベルズムーンライトノベルズという兄弟サイトがあるのだけど、アネコさんはこのサイトにも投稿していた

恐らく女性だと思うから女性向けサイトムーンライトノベルズ投稿すれば良かったんだろうけど、この人は何故か男性向けのサイトであるノクターンノベルズ積極的作品投稿していた

そりゃあまあどちらに投稿するかは書く人の自由だろうけど、この人は男性向けのサイト女性向けジャンルBL作品投稿していたから困った

それも精神BLという体は男と女の二人だけど中身はどちらも男という、BLといってらんま1/2女らんまと良牙に近い関係性のジャンルだったか

まあ色々要因はあるけど、この作品自分にとってはそれこそ作者に対する怒りまで覚えるくらいまるで合わずタグBLタグがある事にも気付かなかったし

代表である~の勇者シリーズは今後絶対に読むつもりもないし映像作品にも触れる気はないけど、作家息抜き趣味で書いた短編を読むだけでその人の事を本当に嫌いになる事ってあるんだなと思った

[追記]

ムーンライトにある女性向けのTS精神BL物には楽しめた作品があるので何故か一部の作品だけ受け付けないのが自分でも不思議だったけど

どちらかと言えば色々な要因とTS精神BLの合わせ技であそこまで自分には合わなかったのかなあと思った

主人公精神同性愛者にも関わらず同性愛者を蔑視するような発言をした(「同性の事を好きになるなんて頭がおかしいよな」みたいな。BLGLではよくある自虐台詞らしい?)

主人公内面と外面があまりにかけ離れていて所謂腹黒キャラに見えた。モノローグでの一人称男性口調でかなり口も悪いのに会話の時は女性口調で穏やかな感じ。

TSした主人公以外の女性キャラが皆極悪人主人公であるTS聖女が次々とその悪女達を始末していくヘイト物?ざまあ系?みたいなノリ?だった。普段読まないジャンルなので間違っているかもしれない。

書いてる内に思ったけど僕にこの作品が合わなかったのは投稿されたサイトノクターンであるムーンライトであるかはあんまり関係ないような気もしてきた

ムーンライトの方に投稿されていたら読まなかったかもしれないなとは思ったけど、ノクターンで人気上位の作品からきっと自分にも合うに違いない!と勝手に期待して読み始めて合わなかったか勝手に嫌いになった逆恨みなんだな

読んでから数年経つのにこんな強烈に心の中に残っているあたりやっぱりプロ作家さんの作品は違うなあ、と今更ながら思わされた

2020-06-11

クソデカ羅生門

ある日の超暮方(ほぼ夜)の事である。一人の下人が、クソデカ羅生門の完全な真下で雨やみを気持ち悪いほどずっと待ちまくっていた。

 馬鹿みたいに広い門の真下には、この大男のほかに全然誰もいない。ただ、所々丹塗のびっくりするくらい剥げた、信じられないほど大きな円柱に、象くらいある蟋蟀が一匹とまっている。クソデカ羅生門が、大河のように広い朱雀大路にある以上は、この狂った男のほかにも、激・雨やみをする巨大市女笠や爆裂揉烏帽子が、もう二三百人はありそうなものである。それが、この珍妙男のほかに全然誰もマジで全くいない。

 何故かと云うと、この二三千年、京都には、超巨大地震とか破壊辻風とか最強大火事とか極限饑饉とか云うエグすぎる災が毎日つづいて起こった。そこでクソ広い洛中さびれ方はマジでもう一通りとかそういうレベルではない。旧記によると、クソデカ仏像文化財クラス仏具ものすごいパワーで打砕いて、その丹がベッチャベチャについたり、金銀の箔がもうイヤになっちゃうくらいついたりした木を、路ばたに親の仇のようにメチャメチャつみ重ねて、薪の料に売りまくっていたと云う事である。クソ治安がいいことで知られる洛中がその始末であるから正気を疑うレベルデカ羅生門の完全修理などは、元より誰も捨てて顧る者がマジで全然なかった。するとそのドン引きするくらい荒れ果てたのをよい事にして、クソヤバい狐狸がドンドン棲む。世界最強の盗人が6万人棲む。とうとうしまいには、マジで悲しくなっちゃうくらい全然取り手のないきったない死人を、この門へ猛ダッシュで持って来て、超スピードで棄てて行くと云う習慣さえ出来た。そこで、日の目が怖いくら全然まったく見えなくなると、誰でもメチャメチャ気味を悪るがって、この門の近所へはマジでビックリするくらい足ぶみをしない事になってしまったのである

 その代りまた超凶悪な鴉がどこからか、億単位でたくさん集って来た。昼間見ると、その鴉が何万羽となく輪を描いて、クソ高い鴟尾のまわりを鼓膜破壊レベルの音量で啼きながら、亜音速で飛びまわっている。ことに門の上の空が、夕焼けで思わず目を疑うくらいあかくなる時には、それが胡麻えげつない量まいたようにはっきり見えた。鴉は、勿論、頭おかしいくらデカい門の上にメチャクチャ大量にある死人の肉を、気が狂ったように啄みに来るのである。――もっと今日は、刻限がハチャメチャに遅い(ほぼ夜)せいかマジで一羽も見えない。ただ、所々、ほぼ崩れかかった、そうしてその崩れ目にメチャメチャ長い草の森のごとくはえ倒したクソ長い石段の上に、鴉のえげつなく臭い糞が、点々と白くこびりついているのが見える。下人は七千万段ある石段の一番上の段に、洗いざらしてほぼ透明になった紺の襖の尻を据えて、右の頬に出来まくった、クッソ大きな面皰を気にしながら、メチャメチャぼんやり、とんでもない豪雨のふりしきるのを眺めていた。

作者はさっき、「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と書いた。しかし、下人は激烈豪雨がやんでも、格別どうしようと云う当てはマジで全然ない。ふだんなら、勿論、クソ強い主人のえげつなくデカい家へ帰る可き筈である。所がその糞主人からは、四五日前に暇を出し倒された。前にも書いたように、当時ただでさえ最低最悪のゴミの掃き溜めである京都の町は一通りならず衰微しまくって本当に惨めな感じになっていた。今この最強にヤバい下人が、永年、犬のごとくこき使われていた主人から、暇を出されたのも、実はこの大衰微のクソしょぼい小さなさな余波にほかならない。だから「下人が雨やみをメチャメチャ待っていた」と云うよりも「クソヤバい豪雨にふりこめられた下人が、マジで全然行き所がなくて、超途方にくれていた」と云う方が、完全に適当である。その上、今日の空模様も少からず、この平安朝のヤバい下人のUltimet-Sentimentalisme of the Godsに影響した。申の刻下りからふり出した大雨は、いまだに上るけしきが全然かけらもない。そこで、のちに剣聖と呼ばれる最強の下人は、何をおいても差当り明日の暮しをメチャメチャどうにかしようとして――云わば絶望的にどうにもならない事を、どうにかしようとして、悲しくなるくらいとりとめもない考えをたどりながら、さっきからアホみたいに広い朱雀大路にふる豪雨の音を、聞くともなく聞いていたのである

 豪雨は、トチ狂ったクソデカさの羅生門をつつんで、メチャメチャ遠くから、ざあっと云う轟音をあつめて来る。夕闇は次第に空をびっくりするほど低くして、見上げると、超巨大門の超巨大屋根が、斜につき出した超巨大甍の先に、ドチャクソ重たくうす暗い雲を嫌になるくらい支えまくっている。

 どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいる遑は本当にマジでまったくない。選んでいれば、築土の真下か、道ばたの土の真上で、超苦しい饑死をするばかりである。そうして、このガチ世界デカい門の上へ猛スピードで持って来て、きったない犬のように超速で棄てられてしまうばかりである。選ばないとすれば――巨大下人の考えは、何度も寸分たりとも違わず完全に同じ道を低徊した揚句に、やっとこの局所へ逢着した。しかしこの「すれば」は、マジでいつまでたっても、結局「すれば」であった。クソザコ下人は、手段を選ばないという事をエグ肯定しながらも、この「すれば」のかたをつけるために、当然、その後に来る可き「世界最強の盗人になるよりほかに仕方がない」と云う事を、積極的肯定するだけの、莫大な勇気が出ずにいたのである

 下人は、意味わからんくらいクソ大きな嚔をして、それから死ぬほど大儀そうに立上った。南極かってくらいに夕冷えのする世界最悪の罪の都京都は、もう火桶が8億個欲しいほどのガチえげつない寒さである暴風は信じられないほどデカい門の巨柱と巨柱との間を、クソヤバい濃さの夕闇と共にマジで全然遠慮なく、吹きぬけまくる。丹塗の超巨大柱にとまっていた象サイズの蟋蟀も、もうどこかへ行ってしまった。

 下人は、頸を人間限界を超えてちぢめながら、山吹の汗袗に無理やり重ね倒した、紺の襖の肩を物理的にありえない動きで高くしてクソデカ門のまわりを見まわした。雨風の患のない、人目にかかる惧のない、一晩メチャメチャ楽にねられそうな所があれば、そこでともかくも、クッソ長い夜を明かそうと思ったかである。すると、幸い超巨大門の上の宮殿並みにデカい楼へ上る、幅のバカ広い、これも丹をキチガイみたいに塗りたくった梯子が眼についた。上なら、人がいたにしても、どうせ臭くてきったない死人ばかりである。下人はそこで、腰にさげた巨大な聖柄の大太刀が鞘走らないように気をつけ倒しながら、藁草履はいた巨大な足を、そのバカかい梯子の一番下の段へ渾身の力でふみかけた。

 それから、何百分かの後である。クソデカ羅生門の楼の上へ出る、幅のアホみたいに広い梯子の中段に、一人の巨大な男が、猫のように身をちぢめまくって、ヤバいくらい息を殺しながら、上の容子を窺っていた。楼の上からさす大火炎の目を灼く光が、かすかにその男の右の頬をぬらしている。えげつなく短い鬚の中に、とんでもなく赤く膿を持った巨大な面皰の大量にある頬である。巨下人は、始めから、この上にいる者は、臭死人ばかりだと高を括っていた。それが、梯子を二三千段上って見ると、上では誰か燃え盛る大火をとぼして、しかもその大火をそこここと疾風のごとき速さで動かしているらしい。これは、そのドブのように濁った、この世の理を超えて黄いろい光が、すべての隅々に巨大人食い蜘蛛の巣をかけた天井裏に、激しく揺れながら映ったので、メチャすぐにそれと知れたのである。この豪雨の夜に、このクソデカ羅生門の上で、世界すら灼く業火をともしているからは、どうせただの者ではない。

 下人は、巨大な守宮のように足音をぬすんで、やっとクソ急な梯子を、一番上の段まで這うようにして上りつめた。そうして体を出来るだけ、紙のように平にしながら、頸を出来るだけ、ろくろっ首のごとく前へ出して、恐る恐る、巨大な楼の内を覗いて見た。

 見ると、地の果てまで広がるがごとき楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの山のように巨大な死骸が、無造作に棄ててあるが、業火の極光の及ぶ範囲が、思ったよりクソ狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら、知れるのは、その中に完全に全裸の死骸と、メチャクチャ高級な着物を着まくった死骸とがあるという事である。勿論、中には女も男もまじっているらしい。そうして、その死骸は皆、それが、かつて、生きていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土を捏ね倒して造った人形のように、口をヤバイくらい開いたり手をキロ単位で延ばしたりして、ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの山くらい高くなっている部分に、ぼんやりした猛火の光をうけて、クソ低くなっている部分の影を一層超死ぬほど暗くしながら、永久に唖の如く黙っていた。

下人は、それらの超ビッグ死骸のメチャメチャくっせえ腐爛した最悪の臭気に思わず、鼻を掩って掩って掩いまくった。しかし、その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を完全に忘れ尽くしていた。あるハチャメチャに強いクソデカ感情が、ほとんどことごとくこの最強男の嗅覚を奪ってしまたからだ。

 下人の巨眼は、その時、生まれてはじめてその激臭死骸の中に蹲っている最低最悪醜悪人間を見た。檜皮色のきったねえ着物を着た、ノミのように背の低い、ナナフシのように痩せこけた、白銀髪頭の、豆猿のような老婆である。その老婆は、右の手に大火炎をともした最高級松の巨大木片を持って、その大死骸の一つの巨顔を覗きこむように眺め倒していた。髪の毛のクソ長い所を見ると、多分傾国美女の死骸であろう。

 下人は、六〇〇分の恐怖と四〇〇分の知的好奇心とにつき動かされ続けて、暫時(七十二時間)は呼吸をするのさえ忘れていた。旧記の記者の語を全て丸々借りれば、「頭身の剛毛も一生太り続ける」ように感じまくったのである。すると糞老婆は、高級松の大木片を、床板の間に狂ったように挿して挿して挿し倒して、それから、今まで眺め続けていた大死骸の首に両手をかけると、丁度、大猿の親が大猿の子の虱を全部とるように、そのバカ長い髪の毛を一〇〇〇〇本ずつ抜きはじめた。髪は手に奴隷のように従って抜けるらしい。

 その髪の毛が、一〇〇〇〇本ずつ抜けるのに従って、下人の腐りきった心からは、恐怖が少しずつ完全に消えて行った。そうして、それと完全にピッタリ同時に、この老婆に対する想像を絶するはげしい憎悪が、少しずつ動いて来た。――いや、この糞老婆に対すると云っては、語弊がありすぎるかも知れない。むしろ、この世に存在しうるありとあらゆる悪に対する巨大な反感が、一分毎に強さを等比級数的に増して来たのである。この時、誰かがこの最強正義体現たる下人に、さっき門の真下でこの性根の腐ったドブ男が考えていた、超苦しい饑死をするか世界最強の盗人王になるかと云う世紀の大問題を、改めて持出したら、恐らく清廉潔白高潔下人は、マジで何の未練のカケラもなく、本当にめちゃめちゃ苦しい饑死を選んだ事であろう。それほど、この男の中の男のあらゆる悪を世界一憎む心は、老婆の床に挿しまくった最高級松の大木片のように、超勢いよく燃え上り出していたのである

 大馬鹿で学のない下人には、勿論、何故糞老婆が死人の髪の毛を抜くか本当に一切わからなかった。従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいかマジでまったく全然知らなかった。しか馬鹿下人にとっては、この豪雨の聖夜に、このクソデカ羅生門の真上で、大死人のぬばたまの髪の毛を抜くと云う事が、それだけで既に絶対に許すべからざる世界最低の悪の中の悪であった。勿論、クソアホ下人は、さっきまで自分が、世界一の大盗人王になる気でいた事なぞは、とうの昔に忘れきっていたのである

 そこで、下人は、両足に剛力を入れまくって、超いきなり、大梯子から千里(約一万二千メートル)上へ飛び上った。そうして世界最高の名刀と謳われる聖柄の大太刀に手をかけながら、超大股に老婆のど真ん前へ歩みよった。老婆が死ぬほど驚いたのは云うまでもない。

 老婆は、一目下人を見ると、まるで攻城弩にでも弾かれたように、天高く飛び上った。

「おのれ、どこへ行く。」

 最強下人は、雑魚老婆が大死骸全てに無様につまずきまくりながら、可哀想なくらい慌てふためいて逃げようとする行手を完全に塞いで、こう罵りまくった。糞老婆は、それでも神速で巨大下人をつきのけて行こうとする。剛力下人はまた、それを絶対に行かすまいとして、ものすごい力で押しもどす。二人は巨大死骸のまん真ん中で、しばらく、完全に無言のまま、つかみ合った。しか勝敗は、宇宙のはじめから誰にでも完全にわかっている。下人はとうとう、老婆の腕を馬鹿力でつかんで、無理にそこへ叩きつけるようにねじ倒した。丁度、軍鶏の脚のような、本当に骨と皮ばかりの細腕である

「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」

 下人は、老婆を全力でどつき放すと、いきなり、大太刀の鞘を瞬間的に払って、白いミスリル鋼の芸術品のように美しい色をその眼の前へつきつけた。けれども、極悪老婆は完全におし黙っている。両手をわなわな高速でふるわせて、強肩で息を切りながら、眼を、眼球がまぶたの外へ完全に飛び出そうになるほど、ありえないくらい見開いて、唖のように執拗く黙っている。これを見ると、最強下人は始めて明白にこの糞老婆の生死が、全然自分の完全なる自由意志にまったく支配されていると云う事をめちゃくちゃ意識しまくった。そうしてこの超意識は、今までけわしく燃えさかっていた巨大憎悪の心を、いつの間にか絶対零度まで冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、ある大仕事をして、それが超円満にめちゃくちゃうまく成就した時の、人生最高の安らかな得意と大満足とがあるばかりである。そこで、有能下人は、老婆をはるか高みから見下しながら、少し声を柔らげてほとんど聞き取れないほどの超早口でこう云った。

「己は検非違使の庁の役人などでは断じてない。今し方この巨門の真下を通りかかった旅の者だ。だからお前に縄をかけまくって、どうしようと云うような事は神仏に誓って絶対にない。ただ、今時分この巨大門の真上で、何をして居たのだか、それを己に話しまくりさえすれば最高にいいのだ。」

 すると、糞老婆は、超見開いていた眼を、構造的にありえない形で一層大きくして、じっとその下人のブッサイクで気持ちの悪い巨大な顔を見守った。

まぶたの超赤くなった、凶暴肉食最恐鳥のような、めちゃくちゃ鋭い眼で見まくったのであるそれから、本当に醜い皺で、ほとんど、鼻と一つになったタラコ唇を、何か金剛石のごとく硬い物でも噛んでいるように動かした。極細い喉で、針のように尖った喉仏の動いているのが見える。その時、その喉から、凶鴉の啼くような汚い声が、喘ぎ喘ぎ、下人の大耳へ伝わって来た。

「この髪を抜いてな、この髪を抜いてな、巨大鬘にしようと思うたのじゃ。」

 天下無双の無敵下人は、老婆の答が存外、めちゃくちゃ平凡なのに自殺したくなるくらい本当に失望した。そうして極限まで失望すると同時に、また前の強烈な殺意内包した本気の憎悪が、氷のように冷やかな侮蔑と一しょに、心の中へ大量にはいって来まくった。すると、その超メチャメチャ剣呑な気色が、先方へもテレパシーのごとく完全に通じ倒したのであろう。雑魚老婆は、片手に、まだ大死骸の頭から奪いまくったバカ長い抜け毛を大量に持ったなり、蟇のつぶやくようなクソ小声で、口ごもりながら、こんな事を云った。

「成程な、死人の髪の毛を抜くと云う事は、何ぼう滅茶苦茶に悪い最低の事かも知れぬ。じゃが、ここにいる死人どもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい人間ばかりだぞよ。現在、わしが今、髪を抜いた女などはな、八岐大蛇を四寸ばかりずつに切って干したのを、干巨大怪魚だと云うて、太刀帯の陣へ売りに往んだわ。大疫病に五回かかって死ななんだら、今でも毎日売りに往んでいた事であろ。それもよ、この女の売る干巨大怪魚は、味が頬が落ちるほど本当によいと云うて、太刀帯どもが、絶対毎日欠かさず菜料に買いまくっていたそうな。わしは、この女のした事が人類史に残るほどに悪いとはまったく思うていぬ。せねば、とてつもなく苦しい饑死をするのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も超悪い事とは全然思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、超苦しい饑死をするじゃて、マジ仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その本当に仕方がない事を、よく知っていたこの極悪女は、大方わしのする事も大目に見まくってくれるであろ。」

 老婆は、大体こんな意味の事を超早口で云った。

 巨大下人は、大太刀を瞬きの間に鞘におさめて、その大太刀の美しい柄を左の手でおさえながら、死ぬほど冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、メチャメチャ赤く頬に膿を大量に持った超大きな面皰を気にしまくりながら、聞いているのであるしかし、これを聞いている中に、下人の史上空前に邪悪な心には、あるクソデカ勇気が生まれて来た。それは、さっきクソデカい門の真下で、この腑抜けカス男には全く欠けていた勇気である。そうして、またさっきこの馬鹿かい門の真上へ瞬間的に上って、この老婆を人間離れした動きで捕えた時の勇気とは、全然、完全に反対な方向に動こうとするデカ勇気である。下人は、超苦しい饑死をするか大盗人王になるかに、まったく一瞬たりとも迷わなかったばかりではない。その時のこの最低男の心もちから云えば、苦しい苦しい饑死などと云う事は、ほとんど、考える事さえ出来ないほど、意識の完全な外に追い出され倒していた。

「きっと、そうか。」

 老婆の話が完ると、下人はメチャメチャ嘲るような声で念を押しに押した。そうして、一〇〇〇足前へ出ると、不意に右の手を面皰から七尺離して、老婆の襟上を神速でつかみながら、噛みつくようにクソデカい声でこう云った。

「では、己が完全引剥をしようとまったく恨むまいな。己もそうしなければ、二時間後に饑死をする体なのだ。」

 韋駄天異名をとる下人は、目にも止まらないほどすばやく、老婆の着物を完全に剥ぎとった。それから丸太のように太い足にしがみつこうとする老婆を、超手荒く死骸の上へ蹴飛ばし倒した。梯子の口までは、僅に五千歩を数えるばかりである。下人は、剥ぎとった檜皮色の着物をわきにかかえて、マジでまたたく間に死ぬほど急な梯子を夜のドン底へかけ下りた。

 しばらく、まさしく死んだように倒れていた糞老婆が、巨大死骸の中から、その全裸のあまりに醜すぎる体を起したのは、それから本当に間もなくの事である。老婆はつぶやくような、うめくようなクソうるさい声を立てながら、まだ太陽のように燃えさかっている火のまばゆい光をたよりに、梯子の口まで、えげつないスピードで這って行った。そうして、そこから、びっくりするほど短い白髪を倒にして、クソデカ門の真下を覗きこんだ。外宇宙には、ただ、黒洞々たる極夜があるばかりである

 下人の行方は、マジで誰も全然知らない。

 

2020-05-09

童貞なので悪女ものストーリー感情移入できない

悪女に誘われてセックスしてしまったばかりになんやかんやあって死ぬ」のであればまあ嫌だからわかる。

でも家庭が崩壊したり職場で失脚するぐらいだったら、まあやれてるんだから良いじゃん!離婚するなり就活するなりしろよ!と羨ましさが優ってしまう。

2020-05-04

anond:20200504154557

女同士は争ってないけどね

そもそも身分」が違い過ぎて没交渉とされていた

「まともな」家庭出身の「聖女」は「悪女」と関わるような界隈には行かないとされたからね

そういう、「女は生まれながらに聖女悪女とに分かれている」と思い込みたがった男に対して

そんな事はない、そもそも同じ人間だ、

普通の女」が困窮して身体を売る事もあれば、身体を売っていた女がそこから抜け出して「普通の女」になることもあるのだ、

ただそれを皆ひた隠しにしているだけだ、

と言う言説(ってか事実)を広めたのもフェミニズム一種だね

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