はてなキーワード: プライバシーとは
技術が進歩して、個人が見た夢を映像として出力したり、個人の夢に侵入することができるようになれば、
夢を売り買いする時代が来るかもしれないなァと考えていた。
買ってきた物を面白くレビューできる人間が人気を博し、ゲームを楽しく実況できる人間がちやほやされる時代が来たように、
面白い夢映像を作ることができる人間や、独特の夢空間を演出できる人間が、夢をコンテンツとして売る時代が来るかもしれない。
しかし難点もいくつかある。
夢は少なくとも今の技術ではコントロールすることが難しいので、コンテンツ化できる夢を狙って見ることができないし、もしかするとエログロ不適切な表現が混じるかもしれない。
夢提供者のプライバシーを守りきることも難しい。もしかしたら、初恋の女の子が夢に出るかもしれないし、銀行口座の暗証番号を口走ってしまうかもしれない。
夢を売る時代は来ないのかなぁ、やっぱり。
「ベーシックインカムを導入するなら基本的にトレーサブルな電子マネーで与えるべきだと思うんです。ライフログをデータとして取る。つまり国家は、ベーシックインカムを与える代わりに生活データ政府の運営の為にもらうっていう関係性がいいんじゃないか。利用に制限はつけない。例えばパチンコですってもいい。」
(略)
「社会の領域を二つに分けたい。完全に生存を保証されるが、いざという時にはプライバシーに介入されてしまう状態と、その上側に乗っている、すごく自由な世界。」
「それってトレースするけど罰則は設けない?要するにパチンコしてるからこいつをリンチしろ、石を投げろみたいな。」
「大丈夫。そういう前提です。」
(略)
「ベーシックインカムをもらっても詐欺に会いましたとか落としましたって時にトレースができる。トレースをした結果自己統治能力が無いとなったらお金は与えるが代理人が使うという形にできる。」
選挙での「白票」を「社会を変える力がある」とミスリードする謎の集団「日本未来ネットワーク」のサイトが突如出現
http://buzzap.jp/news/20141127-mirai-senkyo/
ソースコードにあったJavaScriptの関数名「FirstEntryCookieManageOnUnLoad」はかなり特徴的。
HTMLソースやJavaScriptも検索対象としたサーチエンジンで検索すると、
https://search.nerdydata.com/code/?and_code[]=FirstEntryCookieManageOnUnLoad
https://twitter.com/magonote/status/537618636492390401
偶然にしてはちょっと被りすぎっぽい。
どっちにしても例の小4よりはガードが硬い。
小4サイトでは発火点となった、.com以外のプライバシープロテクションが効かないドメインの同時取得などもしていない。
http://www.apimages.com/metadata/MSIndex/-/62762947/4/0
http://www.shutterstock.com/ja/s/%E9%80%81%E5%88%A5/search.html?page=1
技術的な側面からは裏で指示している組織まではたどれなさそう。
自分の予想では製作者は幸福の科学。でも万が一自民が作ってたら「有権者は寝ていてくれれば」の再来。個人の発言以上に言い訳が効かないはず。
現時点で唯一たどれそうなGMOルートにソーシャルハッキングするとか、いろいろと工夫してくださいね。
あとはサーバのIPから同居しているサイトがどんなのかを洗い出してみようかと思っている。
なんかあれば追記しますが、できればもう少しいろんな側面から調べたいので何か思いついた人は協力お願いします。
こんな有権者を完全になめくさった真似をほっとけるかって話です。
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追記
http://tobira.sakura.ne.jp/doukyo/203.189.109.62
専鯖ではないみたい。たぶんあまりヒントはないなあ。
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https://twitter.com/kensonmusic/status/538473167673491457
https://twitter.com/kensonmusic/status/538473574755868673
「昨日のどこかの時点で微妙に書き変えられている」とのこと。与党支持への誘導部分が消えてます。
慌てて馬脚を引っ込めた感じ。
ポジティブな意見の人は確かに「それは善」みたいに書くし、逆にネガティブな人は
「俺はしないって決めてるから」っていきなり言う上に、
「臓器提供するのが善だと決めつけないで欲しい」とか付け加える。
もう、ガチガチにガード固めている。
いや、自由なわけですから、わざわざそこに書くなら何か心に訴えかける事を書いてくれれば良いのに。
で、そこに「そうそう」「そうそう」って賛成する人が二人出てきて議論終了。
十分語ったところで、「今のところの自分の意見はpositive」などと表明。
基本自分語り。
他人を攻撃するでなく、そうして味わいが深くなっていく、という事が生じてくる。
ならばお互いの経験の共有を、というのは正しい井戸端会議なんじゃないの?とは思う。
「どうして解散するんですか?」は、どうみても小学四年生のサイトには見えない。
今回の一連の騒動で、サイト構築の手際にケチを付けたり、デザインやスクリプトの拙さを指摘する声は皆無だ。
つまり、「小学4年生」という冠を外せば、サイトとしては良く作られている。
数人のチームで、数日で作り上げたとするのであれば、そこそこの値段が取れる出来だと言える。
問題なのはコンセプトであり、根底にある「小学4年生を騙った政治主張」なワケだ。
そうなると「本気で小学4年生を騙る気だった」と仮定すると、矛盾が生じる。
繰り返しになるが、本件で「彼ら」の技術的な能力は、悪くない。
当然、小学4年生を騙る気なら、小学校の自由研究リサーチしたり、場合によってはリアル小学生に作文を依頼するなり方法が山ほどある。
「知り合いの小学生が政治に興味を持っていたことに感動したので、我々に出来ることがないかとお手伝いをした。このサイトは我々が作ったが、その主張は小学生のもので、サイトの魂は小学4年生のものだと考えています。(プライバシーに配慮して、Twitter上のやりとりは大学生が仲介します)」
とかなんとか、いくらでも考えられる。
つまり、彼らはコレを「フィクション」や「主張の為のロールプレイ」だと考えていた節がある。
そう考えなければつじつまが合わない程度には、彼らには能力も技術も動機もあったハズだ。
ロバート・レッドフォード監督の映画『大いなる陰謀(Lions for Lambs)』は、政治色の強い映画だ。
野心的な政治家と、苦悩する記者。政治に真剣な大学生が、軍隊に志願し、大学教授は彼らを必死に引き留める。
そして、かたや能力も才能も持ちながら、怠惰な生活を送る白人大学生と教授との会話。
怠惰な大学生は、その能力を持ちながらTVの前で、自堕落な生活に疑問を持ちながらも流されていく。
貧困層の黒人が前線の無謀な作戦で窮地に陥る点を、「嘘をついている」と批判されるだろうか。
そうではないだろう。
コレは映画であり、明確なフィクションとして、万人に認識されている。
政治的な主張に対して批判こそあれ(リアリティがない・陰謀論に傾いている等はあれども)、映画だ。
彼らは、こういったフィクションと同じ「釣り」を楽しんでいたつもりだったのではないか。
「彼ら」はきっと、十分に賢いだろう。
たぶん僕よりもずっと記憶力に優れ、計算が速く、試験で点も取れる。
事実と意見を区別すること、主張と人格を分離すること、論理立てて誠実に説明すること。
医者として誠実であろうとすれば、「薬には副作用があります」という説明をするしかない。
事実と意見は区別しよう、事実はその裏付けをキチンとしめそうと言ったところで、
既に世の中には、「絶対に」「1000%」「必ず」といった演説や論説が溢れている。
質問時間中に「庶民感覚がない」と言ったり、「漢字を読み間違える」と指摘したりする。
賢く熱心で、議論というモノを理解しようとする子供達から、そう言った「手法」を模倣し出す。
例えば、学校制服の有り無しで両論陣に分かれて議論するときに、ヤジを飛ばす。
相手の言い間違いを指摘して笑い、些細な間違いを追求して全体を否定する。
ただ、世の窃盗犯が根絶できないから、子供に物を盗むなと叱れないわけじゃない。
モラルのない大人が居るから、子供にモラルを教えられないわけじゃない。
それが「僕らの一歩」だろう。
(例えば、この匿名投稿内の事実はなんだろうか?裏は取れるだろうか?意見は?「なぜ上から目線なんだ?」というコメントに価値はあるか?)
ここ数日ホッテントリ入りしてる例の人。
ブクマとかツイッター見てると分かるんだけど、この期に及んで自分のプライドを保つのに必死になってて痛い。
醜態晒しまくってて、一般人から見るともう絶対に関わっちゃいけない人だし、今更名誉の回復なんて不可能に近いのに、何をそんなに必死になってるんだか。
抱かれるだけ抱かれた癖にセフレなんかにならないからブログに書いたとか、自虐ネタだとか、自分は男の相手は慣れてるみたいなこと書いてるけど、まともな人はそんなに簡単に抱かれないし、抱かれた後で被害者ヅラして騒ぎ立てないし、恥部を晒してなおマウンティングにかかる恥の上塗りなんてしませんわ。
でもね、一番痛いのは、まともな人なら開示しないような、下世話な話でしか注目を浴びて承認欲求を満たせない点ですわ。
サイバーメガネさんもプライバシーを承認欲求に変えてる人だけど、彼とは程度が違います。彼は知性があって議論を呼ぶこともできるし、特異な経験がある。
メンヘラ女さんには何がありますかね。せいぜいマンコやアナルを捧げて承認欲求満たしてるだけですよね。
他にもっと若かったり、美人だったり、知的だったり、そういう人でもやろうと思えばそんな事できるんですわ。そういう人ならもっと注目浴びるだろうし、チヤホヤされるでしょうね。
あ、見てられないって書きましたけど、惨めで哀れな人を見るの結構好きです。
先日、こんなやりとりがあったんです…。
「ご飯食べに行こうぜ!」と。まあ、よくある話です。
しかし、今の彼は「既婚・サラリーマン・家のローン有り・子供2名」という立場になっております。
「どこで、なにを食べる?」という話になった時にですね、「あ、あんまり高くないところでお願い!」と言うもので…
いやいや昔は二人で良く酔っ払って飲みつぶれるまで飲んでいたじゃないですか!って話ですよ。
この時点で「ああ、バーとかは無理ってことか〜そりゃ怪しいもんねえ( ^ω^ )」みたいな感じ。私としては。
「今、おれ、小遣い3万円だからさ…。」
∑(゚д゚lll)ガーン∑(゚д゚lll)ガーン∑(゚д゚lll)ガーン!!!
ま、まじか…ほんまにいるんや、「小遣い3万円族」(´・ω・`)
昔は、一晩で3万円以上使って飲みまくっていたのに…!!!
大体月収の10%が旦那のお小遣いとか言うけど、マジで?もっと稼いでいる(だろう)と思われるのに…!
大体、私の周りの既婚男性は「お小遣い?はあ?なにそれ?」な方々でして…。「どこに飲みに行く」で規制されたことなどないのであります…。
「出来るだけ良いシチュエーションで、出来るだけうまい飯、うまい酒、おもろい仲間で、楽しく話す!」なわけで…。
「ごめんやけど、どう言ったらいいのかわからないから、適当に決めて」とお伝えしたところ、
男がな、金を惜しんで、「女の自宅」を使いたがったらおしまいΩ\ζ°)チーン
なんで、そこらへんの女と結婚して、子供を作って、家を買った男の肩代わりに、私が自宅と飯と酒を提供しなきゃあかんねん。
ここは、私の城だからね!私がなんの得をするんだっつーの。それだったら、あんたの買った家に私を呼べ!嫁になんて言うねん!
私が独身だから、一人暮らしだからって甘い考えかもしれん!あかんぞ!既婚男性が立ち入ったら、ますますややこしいねんぞーーー!!!
私にもプライバシーがあるんやーーーー!どこかに籠りたいならリッツ・カールトンでもとれよーーーーー!!!(はぁはぁ)
私、親しい男性でも、「絶対に」家にいれません。グループかご夫婦で来た場合は除くけど。
「びっくりー。飲み無しで!元気でね!」で終了。
ああ、こんなはずじゃなかったのに(´・ω・`)
楽しく飲む予定だったんだ…。別にどこでもいいねん。和民でも、そこらへんの立ち飲みでも。
「家飲みで」って言わなけりゃね…。
小遣い3万円は、イイオトコも歪ませるものなのかもしれません…。
もう、いやん。
貸してーって言った直後に、私のパソコンかスマホを奪っていじり始めて、
ブラウザで勝手にログインして、いろんなサービスの履歴とか見てくる。
そして私のことをバカにし始める。
嫌だって必死で言っても、「隠し事は嫌いだし、必死で隠すんでしょ。信用してないから。」と言ってくる。
いや隠れて見られるよりはいいんだけどさ、履歴見てくるのはやめてくれ。
やましいことはしてないけど、自分の頭の中が入っているデバイスを勝手に見られてしまうのは本当に腹が立つ。
自分が悩んでいることは教えたくないし、教えたらバカにされるから伝えたくない。
ってか、自分のスマホとPCいじれよと思うし、どうやったらこの気持ち理解してくれるんだろうか。
プライバシーを見て、バカにしたり怒るから、隠し事が増えることを奴は理解しないのだろうか。
追記:
貸してって言われて嫌だって言っても、どうにかしていじりはじめるのです。
古い町、たとえば京都の町を歩くとよくわかる。すだれやよしず、網戸や隙間のある目隠し塀、大正浪漫の鉄製ブラインドなどプライバシーを守る仕組みがいくつもあって、でも完全に見えないというわけではない。見る側がそれらを「見えていないもの」として察しのこころで接する日本特有の美学なのだ。察しのこころがあるがゆえにキッチリした壁でガチガチに空間を固める必要はなくなり、風通しがよくまた見た目にも軽いデザインが町に広がる。透けるデザインが持つ<空間の軽さ>である。
これと同じものがほかにもある。ストリート系のブラインドシャッターサングラスである。彼らもまた同じ和のこころ、察しのこころを持っているといえる。
昨今では忌み嫌われる長文で、たいして面白くもない内容なので誰も読まないだろうが、それでいい。
軽く自己紹介。精神科病棟で働きはじめて一年になろうとしている。看護助手の契約社員。今年で21歳になった。
一浪して合格した、世間的には難関と認識されている、都内の有名私立大学()を半年で退学して、今の職場に入った。高卒資格なしで将来食っていけるか不安なので、不況でも食いっぱぐれないと聞く、看護師を目指そうと今は考えている。それ以前はコンビニのアルバイトと日雇いの倉庫作業くらいしかしたことがなかった。退学した理由はくだらない。授業に出席せず、単位取得における必須出席率(三分の二)に満たなかったので、留年がほぼ確定していたからである。受験当初から志望校などなく、勉強もさほどせず、たまたま合格した大学にとりあえず入ったという塩梅で、絶対に卒業しなければならないという意志もなかった。中流家庭で経済的には比較的恵まれていたので、仮に努力さえすれば(一般的な大学生にとってはそれは努力ではなく普通のことなのだろうが)一留したとしても卒業はできたはずである。まったく親不孝な息子である。
わたしが働いているのは比較的症状が安定した患者が療養する慢性期病棟である。患者の平均年齢は65歳くらいで、ほぼ全員が統合失調症の患者である。平均入院年数は約15年である。医学的知識に乏しいので統合失調症とは何かといった説明はしないが、約100人に1が罹患するとされている疾患である。自分の身近に統合失調症を患った者がいても珍しいことではない。事実、わたしの身内にも罹患者がいる。距離的に頻繁に会うことはできず、ほとんど疎遠であるが自分と年齢が近いこともあり気にかけている。
慢性期の開放病棟とは言え、当然ながらそれは院内における開放という意味であって、自由に院外に出られるという意味ではない。あたりまえのことだ。また患者各々の処遇によって、院内開放の認められる患者とそうでないものがいる。前者は全体の三割ほどだろうか。それ以外の患者は看護師同伴での外出の外は、ほぼ365日病棟内で過ごすことになる。彼らの生活は異常なほどに規則正しいものになっている。規定の時間に起床を促され、看護スタッフの監視(長年にわたる薬の服用がもとで嚥下に問題がある患者が多く、誤嚥で窒息する恐れがあるため)のもと朝食を済ませ、その日が入浴日であれば風呂に入るよう半ば強引(彼らは清潔観念が乏しく風呂嫌いが多い)に促され、昼食を食べ、自主参加ではあるが作業療法に参加し、夕食を済ませる。食後は各々に処方された抗精神病薬を服用し、就寝前には看護用語でVDSと呼ばれる就寝前薬を服用し消灯、就寝となる。もちろん彼ら全員がすんなりと眠ってくれるわけではないので、必要に応じて追加薬として眠剤をさらに服用させる。それでも睡眠ゼロ時間で朝をむかえる患者もいるが。
規則正しい生活が健康を保つ秘訣であるとは言われるが、物事がすべて規則的に進む環境に長く置かれれば、精神的に健康な人間でも何らかの精神症状を示すようになるのじゃないかと思う。何事も適度にやることが大切である。仮に自分が彼ら患者と同じ生活をしてみるとなれば、1ヶ月も耐え切れないのではないか。
普通の人から見れば異常な規則的生活を強いられているばかりでなく、彼らはプライベート空間を与えられていない。病室は4人1部屋の総室であり、ベッドにはカーテンが備え付けられはいるが、必要とあればスタッフが遠慮無く開けるのでプライバシーの確保としては機能しない。唯一例外として挙げられるとすれば個室トイレであるが、それでも外側から簡単に鍵を開けられる。もちろん理由はある。ここは精神科である。患者を1人にするのはリスクが伴う。その最悪のリスクが患者が病棟内で自殺するというケースだ。自殺するのに銃もロープも包丁も必要ない。タオルやシーツ1枚で十分である。首を吊る必要もなく頸動脈を絞めれば尻をついた体勢でも逝ける。患者に希死念慮の疑いがあれば、保護室と呼ばれる個室で隔離し、常時モニターで観察する。必要であれば拘束帯で手足、体幹を拘束する。それは仕方のないことであると個人的にも思う。そのようなことがあれば直ぐに訴訟になり、病院だけでなく医師、看護師、資格を有していない看護助手も裁判にかけられるのである。人間が外部との接触なく常に1人きりで長時間過ごすことに耐えられないのは、拘置所などにおけるSolitary Confinementが精神に及ぼす悪影響を鑑みれば明らかであるが、それでも生活の中に1人の時間を設けることは精神の安定にとって非常に重要なことである。
一日の中で病棟が最も活気にあふれるのは3時のおやつの時間である。患者は小学生の小遣いほどの小銭を握りしめて、病院に併設された売店へと向かう。わたしも幼少時代、同じように手汗にまみれた小銭を握りしめ駄菓子屋へ足を運んだ記憶があるが、自分より2回り以上年齢を重ねた彼らが喜びと興奮の面持ちで売店に赴くのである。もちろん離院されては困るのでスタッフ同伴である。なかには1時間も2時間も前から「○○さん、おかし」とこちらが辟易とするほど頻回に訪ねてくる患者もいる。そのたびに「△△さん、時計見てください。今何時ですか?3時まで待ってくださいね」と説明する。しかし時間を把握することができないのか、理解に乏しいのか、その後にわたって同じやりとりが何度となく繰り返される。そしておやつの時間が近づくと、患者は詰所(ナースステーション)に詰めかけて「かいもの、かいもの」の大合唱がはじまる。入社して形式的な研修を終え、病棟で働きはじめた初日、その光景を目の当たりにし、「これはなにごとか、いったい今から何が始まるんだ」と誇張なしで思ったものである。一度に売店へ連れていけるいけるのは、多くて5名である。それに対して2名の看護スタッフが同伴する。離院のリスクが高い患者はマン・ツー・マンで対応しなければならないので、業務の都合上、最後に後回しにしざるをえない。この対応に納得のいかない患者は時としてもの凄い険相でこちらを睨みつけたりもするが、申し訳ないが待って頂く。いざ売店へとたどり着くと、患者は菓子の並ぶ棚を物色し、各々お気に入りの菓子や飲み物(十中八九コーラである)を買うのだが、彼らの選択肢はさほど多くはない。金銭的な問題もあるが、誤嚥のリスクが高い菓子類(特にパンや、硬いもの)は遠慮してもらう。病棟へ戻り、スタッフの目の届く範囲のテーブルで購入した菓子を食べるのだが、彼らの食べる、飲むの早さは尋常ではない。これは食事においても同じである。コーラを飲み干す早さは、ハイキングウォーキングのQちゃんにも引けをとらないだろう。
余談だがこの病棟にはデイルームに自動販売機が1つ設置されているのだが、患者が選ぶのは常にコーラである。コーラの横に並ぶ水やお茶などを患者が買う場面を見た試しがない。聞くところによるとこの傾向はこの病棟(病院)に特異なものではないらしい。特にかくコーラの消費量が半端ではないのである。1日になんども業者がコーラの補充に来る。仮に1日のコーラ販売数が最も多い自販機であったとしても驚かないだろう。
ここで少しOT活動(作業療法)について触れておきたい。その内容ではなく病院経営の観点から見た作業療法である。わたしは不勉強で参加者1人あたりの診療報酬がいくらで、具体的に自分の働いてる病棟で月あたりどれほどの利益が出ているのかといったデータは知らないのだが、現状でも結構な額の利益を稼ぎだしているようなのである。しかしそれ自体はなんら問題ではない。病院も利益を出さないかぎり存続が危ぶまれるわけであり、それは結果として直接的に患者の不利益になるので致し方無いだろう。しかし病院経営者としては、さらなる診療報酬の増収を求めて参加者の今まで以上に増やすことを病棟にプレッシャーをかけてくる。だが経営的観点からのみ作業療法を考えるのは、本末転倒であり、本来の作業療法の意義を見失いやしないだろうか。普段活動意欲の乏しい患者たちの他者と交流する機会の場を提供したり、同じことの繰り返しである日常に些細でも刺激や楽しみを見出させ、活動意欲の向上を目指す。わたしは作業療法士ではないので専門的な知識はないが、研修のとき作業療法士からそのような目的を聞かされた記憶がある。作業療法は任意参加である。もちろん参加したほうが治療的には望ましいことは間違いないが、患者自身が活動に対して主体的にならなければ効果は期待できない。仮に活動に参加しない患者には売店へ行かせない等のやり方で、強制的に参加を促したところで継続しないのは明らかで、それ以前に患者自身の金でおかしを買わせないとなると人権侵害である。ある患者は「おもしろくないから、わたしはいいよ」と参加を断り続けている。確かにプログラムがマンネリ化していることは否めない。病院の作業療法士が仕事に対して不真面目であるからではない。みな限られた予算のなかで真面目に患者のことを思い必死でやっている。要は作業療法で得た診療報酬はどこに還元されているのかという話なのである。言うまでもなく、参加をしぶっている患者に対して毎日声掛けしている現場スタッフには還元されない。それは別にいい。しかしOT部門への予算を増やす、給料面で還元するなど多少はできないのだろうかと常々感じている。慢性期病棟でほとんどの患者は退院が見込めないため、患者を金づるにし作業療法による診療報酬で利益を出そうとう考えなのだろうか。これは完全なる愚痴である。
わたしは今まで目的も夢もなく堕落的に生きてきたので、それゆえか「生きがい」だとか「なぜ人は生きなければいけないのか」といった面と向かって口にするのは恥ずかしい問題だが、漠然と考えてきた。
いままでは、どちらかと言えば普遍的な命題として考えていたのだが、統合失調症を身内に持つものとして、同じ疾患の患者と毎日のように接触を持ち、「彼らに生きがい、あるいは生きる目的があるとすれば、それはなにか」といった具体的な疑問に変遷していった。
ある患者に病棟での生活で一番楽しいことはなんですか、と尋ねたところ「(部屋の窓から)道をみること」という答えが返ってきた。わたしから見れば、そんな些細なことが彼女にとって一番楽しいことなのである。別の患者は「婚約者と結婚して二人で暮らすこと」だと言う。彼には婚約者もいなければ彼女もいない。すべて妄想なのである。しかし誰が「あなたの言ってることは妄想によるものですよ」などと否定できるだろうか。このような閉鎖的な環境で長年生きていれば、自分で虚構の世界をつくりあげてそれにすがって生きていくしかないのではないかと個人的には思う。
精神疾患に対して偏見を持っている者は多くいるだろう。わたし自身も実際に今の職場で働き始めるまで偏見を持っていただろうし、今も偏見はあるだろう。偏見というものは概して無意識のうちに身体に染み付いているものであって、「わたしは○○に対して偏見はありません」などと平気で言う人々は疑ってかかったほうがいい。自分のなかに偏見があることを自覚し、それを少しでも減らしいくことしか我々にはできない。ちなみに今までこの文章は、一つの精神病院にたった一年しか勤めていない人間が書いたものなので多分にいろいろなバイアスがかかっていることだろう。
(追記)
ここで、わたしは実際のところ統合失調症の患者です、つい先日退院しました、と書けば結構な釣りになるのだろうが、残念ながらそうではない。
上記の文章を読まれたかたは、鬱屈した患者たちの姿を想像されるかもしれない。彼ら患者たちは、閉鎖的な環境で長期間に渡る入院生活を余儀なくされている。憐れむべき現実だろう。病棟に飾られた造花の紅葉では秋の匂いを感じさせてはくれない。夏が過ぎ去った後の秋風の涼しさを感じることもできない。しかし患者たちの表情は思いのほか明るく柔和である。無論、ついさっきまでニコニコとしていた患者が、いまにも殴りかからんばかりの表情に急変することは多々あるのだが。概して、彼らは彼らなりに現在の環境に適応し、楽しみを見つけながら生活している。
彼らは退院することなく死ぬまで病院で過ごすことになるのだろうか。慢性期病棟に長期間入院する患者の退院が難しいことは言うまでもない。特に高齢者となると退院後の受け入れ先が限られてくる。また患者自身が退院したいという意欲に乏しいという場合もある。それもそうだろう。入院生活が十数年にも及ぶとなると、社会復帰をためらうのも無理もない。病棟の五十代のある患者は精神症状もほとんど見られず、一見して彼が精神障害者であるとは思えない。人当たりの良いハゲのおじさんといった風貌である。精神保健福祉士が先頭に立って、退院実現を図ろうと粘り強く退院促進をすすめている。退院後は病院のデイケアを利用してもらう計画である。それでも普段多弁である彼は、退院という言葉を聞くとそっぽを向いて耳を貸さない。
『ショーシャンクの空に』という映画がある。有名な映画なので観たことのある人も多いだろう。そのなかでモーガン・フリーマン演ずる囚人レッドがこんなことを言う。
「あの塀を見てみろ。はじめは憎らしく見えるだろうが、しだいにそれに慣れ、しまいには依存するようになる」
わたしは退院をしぶる彼を見て、長期入院している精神科の患者も似たような心境の変遷をたどるのかもしれないと考えることがある。ホームレスと違い、入院していれば働かなくとも毎日腹を満たすことができる。そのかわり自由は制限されるが、ときとして自由は重荷にもなりうるのである。しかし彼は年齢的にまだ中年であり、やりたいことも多々あるだろう。彼が恐怖心を断ち切り、入院生活に終止符を打つことを願っている。ダメだったら戻ってくればいいいのである。
精神科で働いてわかったことは、統合失調症という人格は存在しないという当たり前の事実である。彼らには統合失調症という共通項があるにしても、性格も精神症状も皆異なる。それがこの疾患のおもしろいところと言うと語弊があるかもしれない。しかし患者と日々接するのは、うんざりするどころか楽しいのである。たまに患者にヤクザ口調で怒声を浴びたり、軽く殴られたりもするが、病気のせいだと考えれば、それも仕事だと思える。頓服薬を服用して落ち着いた患者は、自ら「さっきはごめん」と謝ってくる。わたしは「べつに気にしないでいい」と答えるだけである。
最後に、ある六十代の患者さんは「葬式ないよね?」と頻回にスタッフに尋ねる。彼女が「姉さん」と呼んでいる妹さんが死ぬという妄想があるようで、妹の葬式はないかと確認しているのである。とりわけ、わたしに対して尋ねてくる。恐らくはわたしが坊主頭で、彼女に坊さんと呼ばれているからであろう。わたしが実際に坊さんではないことは理解している様で、ある時冗談で、「○○さん(彼女)が死んだら、葬式は僕に任せて下さいね」と言うと、彼女は笑った。ブラックジョークを理解するだけのユーモア精神のある患者さんである。
少し前に「学年ビリだったギャルが慶應に行く」という本が売っているのを見かけた。
思わずこのタイトルを見ただけで思い出してしまった、未だ忘れられない私の高校時
代の思い出を語りたい。
私の通っていた高校は県立の中でもかなり下&定員割れというよくある新興校だった。
基本バカしかいなくて、中学の勉強をほとんど理解できてない人が入る高校である。
不良とギャルが圧倒的に多いのだが、たまたまうちのクラスは雰囲気が明るくて不良
もギャルもオタクも皆仲が良く、担任の若い熱血女教師も皆から好かれていた。
コースが分かれている関係で、クラスは基本1年から3年まで担任ごと持ち上がりな
のでその点でもかなり恵まれていたと思う。
私自身はよくいるキモオタで皆からは「パープル」と呼ばれていた。
これは当時発売されたばかりで流行っていたユニクロのフリース(紫)を愛用してい
たことから名付けられたのだが、まあ私のことはどうでもいいんだ。
ギャル子はバカだけど明るくて人見知りしないクラスのムードメーカー。
当時流行っていたガングロに憧れすぎて、数学のおじいちゃん先生から「サンボ」と
一方、秀才君は不遇の秀才で、中学生時代に大病をして出席数が極端に少なかった上
に一番頭のいい公立高校に落っこちてしまい、二次募集で定員割れのうちに来たとい
う経歴の持ち主だった。ちなみに秀才君に関しては結論から先に言うと慶應大学に進
学し(開校以来初の快挙)今は都庁職員として忙しい日々を送っている。
事はギャル子が突然「先生になりたい」と言い出したことに始まる。
当時、GTOが大流行中で多分に漏れずギャル子も「不良→教師」という分かり易い
感動のツボにまんまと乗せられた一人だった。
言うまでもなく誰も真剣に受け取っていなかったがギャル子は秀才君に勉強を教えろ
と絡みだし、秀才君は最初嫌々ながらも放課後ギャル子の面倒を見ることとなった。
それが確か3年の5月位だったかな。
同窓会で秀才君がしみじみ言ってたけど「小学校からの復習だからね」というレベル
だったらしい。まあ私自身を振り返れば高校がそんなレベルだから仕方ないと言うこ
とは皆分かっていたし、すぐにギャル子も音を上げると思っていた。
「そこまでヤル気があるのなら」と熱血女担任も乗り気になり、担任が仕事をしてい
た教務室の隣の席を開放し、毎日毎日放課後担任が帰るまで2人で勉強していた。
夏から秋・そして冬へとあっという間に時は過ぎギャル子は日に日に変わっていった。
日サロ通いを辞めたせいかサンボの面影も徐々になくなり、二学期が始まる頃には秀
才君が「教え甲斐がある」と言い始めた。大半は就職し(私も就職組)、進学組もほ
とんどは専門という状況でクラスで大学を受けるのは秀才君とギャル子たった2人だ
けだった。
それでも正直、ギャル子が大学に受かるなんて本気で思っていた奴はいなかったと思う。
何でよりにもよって国立なんだ!私立ならなんとかなるとこありそうなのに!
というのが私たちの声だったが、ギャル子は熱血女担任の母校であった埼玉大学に進
学して教師になると決めていた。
この高校生活最後の一大イベントを見逃すわけには行かず、クラス有志でギャル子の
合格発表を見守る集いを募ったところクラスの大半が参加する事になった(ギャル子
は嫌がったがw)。
私達は年明けの自主通学になった後も「祈る!合格」や「必勝」などのポスターや横
忘れもしない。
秀才君が華麗に慶應大学に合格しうちのバカ高校に激震が走るのもつかの間、
その日はどんよりとした天気で北浦和から受験生1人と全く関係のない応援軍団がバ
いつも明るく天然なギャル子はガチガチになっていて、馬鹿な私達は「横断幕はやり
すぎだったんじゃないか?」とか今更な疑問に困惑していた。
テレビで見るような東大なんかの合格発表と違い、たくさんの人がワイワイ賑わって
いるような光景じゃない。時間帯的にもピーク後だったら気持ち程度の学生っぽい人
「いってくるね」
私達は祈った。とにかく祈った。
こんなに頑張ったギャル子にどうか春を迎えさせてやってくれ!神様!!頼む!!
みんな固唾を飲んで見守っていると、ギャル子がクルッとこちらを振り返った。
ギャル子は泣いていた。泣いたままゆっくり私達の方に近づいてきた。
鼻水と涙でボロボロになりながらギャル子は私達に抱きついてきた。
横断幕を掲げた怪しげな集団が歓喜の怒号を上げ、ギャル子を胴上げした。
皆自分の事のように喜び、女子や一部の男子(私)は泣いていた。
ギャル子がどんなに頑張ったか知っている秀才君はボロボロ泣いて胴上げしていた。
世間から見れば何てことはない一地方大学の合格発表かもしれない。
でもギャル子にとって、私達の高校にとってギャル子が成し遂げたことは東大合格に
も優らぬとも劣らない大偉業だったから。
私達はわざと熱血女担任には連絡しないでそのまま高校の職員室に雪崩れこんだ。
「先生!受かった!」
職員室は俺達にも引けをとらないほどの歓喜の渦に巻き込まれ、ギャル子と熱血女担
任は抱き合って泣いて喜び合った。
騒ぎを聞きつけた校長先生が職員室に飛び込んでくると何故か校長も泣いていたw。
不良が多いうちの高校で本当に苦労していた校長や他の先生たちは、ギャル子が成し
遂げた事がどんなに凄いことかとてもよく理解していた。
と言うとそれまで泣いていなかった他の先生もボロボロ泣きだした。
と校長が叫んだ。
と書き加えられた。
あれからもう十数年が経過した。
定員割れが続いた我が母校は統廃合されて名前こそ変わったものの
とりあえずなんとか存続はしているみたいだ。
ちなみに私は某鉄道会社の車掌として右往左往する日々を送っている(皆さんに会っ
てるかも^^;)。
そしてもちろんギャル子は、県立高校の国語教師として忙しい毎日を送っている。
【おことわり】
しかし元・ギャルの大逆転劇やクラスの話は間違いなく事実ですので、ちょっと前
にも「学年ビリのギャルが~」のような話が実在していたと思っていただければ幸
いです^^;
サイトの記事本文をNAVERまとめにコピペ(引用要件を満たさないやり方で)されたので、NAVERまとめに権利侵害を報告したら、こんなメールが返ってきました。
弊社サービス内に掲載されている内容の削除要請などにつきましては、
プロバイダ責任制限法(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限
いただいております。
大変お手数ではございますが、以下《返信用URL》より、必要項目の記載
ならびに必要書類を添付しご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。
----------------------------------------
□お知らせいただきたい内容□
下記サイト内の書式:侵害情報の通知書 兼 送信防止措置依頼書
http://www.isplaw.jp/p_form.pdf
1)申告者の氏名、住所、連絡先
2)掲載されている場所(まとめURL、まとめ投稿詳細URL)
3)掲載されている情報
4)侵害されたとする権利(名誉毀損、誹謗中傷、プライバシーの侵害など)
6)発信者に対し、お客さまの氏名を開示しても差し支えないか否か
※2~5につきましては、掲載者への意見照会の際、
そのまま通知することに同意の上、ご連絡ください。
----------------------------------------
□添付いただきたい書類□
本人確認書類
下記よりいずれか2点
・印鑑証明書(原本)、運転免許証、住民基本台帳カード、住民票(原本)、
下記の2点いずれも
1または2の書類に加え、下記1点
----------------------------------------
弊社では、上記書類を受領し、お客さまよりお寄せいただいた本件対象情報が
確認できた段階で、プロバイダ責任制限法第3条第2項第2号に基づき、
送信防止措置を講ずることに同意するか、発信者へ意見照会を行います。
このメールによると、法人の場合、盗用記事を削除してもらうには、登記事項証明書と印鑑証明書を提出しなければなりません。双方の発行にはあわせて1000円くらいかかる。こちらはパクられた被害者なのに、なぜ修正してもらうためにここまでしなきゃならないのだろう。個人でも、パスポートがない人は、住 基カードや住民票を取り寄せなきゃならない。役所に取りに行くにせよ、取り寄せるにせよ、なかなかの手間がかかるよね。
サイト記事の権利者確認なら、記事本文に指定のコードを貼る等の簡単なやり方で対応できるはず。実際、以前は問い合わせフォームに必要情報を入力すれば、すぐに記事を削除してくれたんだ。 (例 http://kazu8.net/546.html )
なぜパクられた被害者に金銭的・時間的な負担がかかる仕様にしたんだろう。しかも、これだけやっても削除には相手の同意が必要ってさ…
文章をパクられて被害を受けた上に、被害回復のためにも金銭的・時間的な負担を強いられるって…なにこのセカンドレイプ。いや、1000円が惜しいんじゃなくてさ…なんだろう、財布をすった奴に「お前がそんなに言うなら財布は返すよ!でも、返してほしかったら1000円ちょうだい」って言われたみたいな気分。
こんなの絶対おかしいよ!
なお、パクリ記事のURLはこれです。http://matome.naver.jp/odai/2138302024536241901
私のサイトは、このひたすらコピペされているサイトの中の一つです。( 特定はされたくないので、この内のどれかは勘弁。申し訳ありません)リンク先を見ればわかるように、ただひたすら文章をコピペしただけでオリジナルな部分が皆無です 。著作権法上の引用要件を明らかに満たしていません(もちろん、その旨も最初のメールで指摘しました)
NAVERまとめは、引用マークと出展URLを書いているから、著作権法的に認められる「引用」じゃないの?と感じる人もいるかもしれません。
でも、NAVERまとめの引用は、著作権法で認められた「引用」には当たりません。著作権法で認められた「引用」の条件を満たしていないからです。
文化庁は、著作物の例外的な無断利用ができる「引用」は、以下の要件を満たす必要があると回答しています。
確かにNAVERまとめは「出展の明示」「引用範囲を明確にする」は確かに満たしています。が、
もともとの著者が書いた部分が「主」、引用している部分が、質的にも量的にも「従」にならなければいけません。NAVERまとめの場合、単なる切り貼りなので、「主」の部分がないため、この主従関係要件を満たしていないのですね。
他サイトからのコピペ部分が「主」なのだ、と思う人もいるかもしれませんが、それがOKなら、他人の著作物を切り貼りして、自分の本だと言いはることも可能になりますよね。だから、やはりNAVERまとめは、この主従関係要件を満たしていないと考えるべきでしょう。
また、金銭を得る目的で作成されたコピペまとめが『ウ 報道、批評、研究などの引用の目的上「正当な範囲内であること』かどうかも疑問です。
さらに、「カ 引用を行う必然性があること」も、そもそもの保護すべき「主」になる創作物がないため、その「主」を補足・例証するための「引用の必然性」が生まれるとも思えないのですよね。
え、何を今更? と思う人がいるかもしれないが。実は『盗撮罪』のような犯罪は存在しない。では、盗撮はどのような法律に基づいて取り締まられているのか、個別に見ていこう。
現在の日本国において、盗撮する行為そのものを規制する唯一の”国の法律”が軽犯罪法である。
言うまでもなく軽犯罪法は罰則自体が軽い上、取り締まる対象は『人が通常衣服をつけないでいるような場所を』だから、街中や相手の家のリビングを盗撮しても罪にならない。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23HO039.html
二十三 正当な理由がなくて人の住居、浴場、更衣場、便所その他人が通常衣服をつけないでいるような場所をひそかにのぞき見た者
盗撮すると国の法律上どんな罪になるかというと、結構多いのが住居侵入罪だ。
だがもちろん、これは『盗撮するために不当に侵入したこと』を罪に問うているのであって、盗撮行為そのものを罰しているわけではない。
(何か『どこに入ると罪になるか』については若干の議論があるらしいが、ここでは触れない)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8F%E5%B1%85%E4%BE%B5%E5%85%A5%E7%BD%AA
http://www.geocities.jp/masakari5910/houritsu_j4.html (註・このページの情報は若干古い)
第五条
何人も、人に対し、公共の場所又は公共の乗物において、人を著しくしゆう恥させ、又は人に不安を覚えさせるような卑わいな言動をしてはならない。
第八条
次の各号の一に該当する者は、六月以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
2 前項第二号(第五条第一項に係る部分に限る。)の罪を犯した者が、人の通常衣服で隠されている下着又は身体を撮影した者であるときは、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
この項目に引っかかり、1年以内の懲役または100万円以内の罰金になる。
逆に言うと、『入ってはならないような場所以外で』『通常衣服を着けない場所(体の部位ではなく、撮影が行われた場所)以外を撮影したのでなければ』条例しか取り締まる法律がないので、飛行機の中で盗撮があった場合はただちにそれが何県の上空で行われたのか特定しないと罪にできない。
(参考リンク) http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1734331.html
実は数年前まで、県の迷惑防止条例には重大な欠陥があった。たとえば岡山県 新旧対照表 この新旧対照表が平成25年成立の平成26年施行とは悪い冗談のようだが、本当だ。
2 何人も、婦女に対し、公共の場所又は公共の乗物において、婦女を著しく羞しゆう恥させ、又は婦女に不安を覚えさせるような卑猥わいな言動をしてはならない。
婦女に対し、である。男に対して羞恥させても軽犯罪法にしかならなかった。千葉県などはこの手の条文の後に「男子に対して行った場合も同様とする」ような文言があるが、一部の県ではそれすら存在せず、男性を羞恥させても軽犯罪法にしか触れない県がいくつかあったが、どうやら平成26年度までには改正されたようだ。表題はそういう理由。
もっとも、この「著しく羞恥」は基準が曖昧だ。寝顔を撮影して捕まった事例があるがそれは本当に「著しく羞恥」なのか。逆に特定の男性を撮影してネットにアップするのは迷惑防止条例に触れないのかという疑問はある。
肖像権について日本の法律には明確な規定が無いが、判例上は『パブリシティ権としての部分』と『人格権としての部分』が認められている。
パブリシティ権の方は分かりやすい。ざっくり言うならば『その写真や映像で、商売をする権利』であり、従って芸能人などに認められる。(政治系の有名人についてはどうなっているのかは正直、よく分からない)
分かりやすい例としては、街中やコンサート会場でタレントを撮影し、その写真を販売したりするのは違法である。
コンサート会場などは主催者が撮影禁止を定めていればその通りだろうが、有名人が街中にいるところを撮影するのが違法であるかというと、実のところ曖昧だ。 http://lmedia.jp/2014/06/18/53942/
前述したように、『その写真を売ったりしたら違法』なのは明確だが、個人で持っているだけなら(おそらく)何の法律にも触れない。ではブログにアップするのは、そのブログにアフィリエイトがついていたら……という話になると、もはや違法とか合法とか言い切る以前に『そもそも、法律の整備が追いついていない』というのが現状だ。皆がカメラ付き携帯電話を持つようになって10年ほどでしかない。
(そして、前々から思っていていまだ答えが出ていないのだが、『有名人の昔のスキャンダル集』『放送事故映像集』的な本が出ているが、ああいう本こそタレントの肖像権に触れないのか?)
ちなみにタレントのプライバシーについては、認められる範囲は著しく狭い。SMAP(ジャニーズ事務所のあのスマップです)追っかけマップ裁判の判決で『住所及び電話番号は掲載すべきではないが、最寄り駅などの情報を掲載した追っかけマップを出版することは認められる』という判決が出ている。
http://www.translan.com/jucc/precedent-1998-11-30d.html
人格権としての肖像権は若干分かりにくいが、みだりに自分の姿を公開されたりしないための権利だ。もちろん、渋谷スクランブル交差点を撮影する際に写っている全ての人の許可を取るなどほぼ不可能だし、今のところ『不特定多数を』撮影したのであれば人格権を侵害したことにはならないとされている。
逆に、アイヌの民族衣装を着た子供時代の写真に『滅びゆく民族』というキャプションをつけた出版社が被写体本人から訴えられた(和解成立済み)例もあるので、人格権としての肖像権はその辺りが参考になるのだろう。
http://www.amazon.co.jp/dp/4773888024
何が言いたいかというと、『公共の場所にいる男性を無断で撮影し』『キモイとか犯罪者予備軍とか書いてブログにアップ』された場合、被写体となった男性は(もちろん女性でも同じだが)撮影者を肖像権の侵害で訴えることができるだろう、ということだ。
久しぶりにお盆で実家に帰って、夕飯食べながらビール飲んでテレビ見てたらNHKで
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140812/k10013759891000.html
のニュースやってて、
70過ぎた親父が犯罪者の写真公開するのはテレビがいつもやってることだから良いじゃないかとか言い出した。
「店の気持ちは分かるが、インターネット上に顔の画像が掲載されれば、半永久的に出回ることになり、プライバシーの侵害に当たる可能性もあるので影響が大きすぎる。犯人に罰を与えるのは司法が公平性を保って行うべきで、店には公開を取りやめて警察の捜査を待つ社会的責任があるのではないか」と指摘していて、店の対応に賛否が分かれています。
というけど、結局テレビニュースで顔写真が流れてもそれがネット上にも流れて半永久的に残るんだから同じじゃないか。
と親はいう。
俺は、そりゃあ万引きと重犯罪で扱い同じじゃおかしいだろと一応反論して、その話は終わったが、
よく考えたらそれって、まんだらけが判断するかテレビ局が判断するかの違いだけで私的制裁なのには変わりない。
で、実家の畳で寝転びながら俺が色々考えてた結論
このブクマコメントがまさに俺が思ったことそのまま、あと付け足すとしたら、
・「まんだらけ」を訴えたら勝てるんだったら、犯罪犯して顔をニュースで流された人たちが団結してマスコミ相手に訴訟しても勝てる。ということになるかもしれない。
・同じ犯罪犯してもネットにさらされるせいで、今は罪が一生消えないんだけど、同じ罪なのに下される罰の大きさが変わるのはどうかしてる。
あと、まんだらけのやったことは訴えられたら法的にアウトだけど、自分がまんだらけだったらやると思うし騒がれてもやめないだろうなと思った。
第一に、訴えられるリスクが低い、
第二に、万引き犯の「顔公開されるリスク」が世間で騒がれて話題になればなるほど高くなるので商品が帰ってくる可能性が高くなる.だからむしろ騒がれた方が好都合
第三に、まんだらけで万引きするのはやばい、という見せしめ効果が期待できる。
第四に、「犯罪者とか馬鹿なことやった奴はネットで顔さらされておもちゃにされても仕方がない」という空気があるのでまんだらけに対する世間の反発も少ないと予想される
ほら、やったほうが絶対いいじゃん。まんだらけのミクロな視点で損がほとんどない。
こういうのが起こる遠因って、ゆうちゃんの件とか免罪事件とかもろもろ積み重なった結果の警察と司法の権威の失墜のような気がするなあ。
これまでの経緯からすれば事件としては十分にセンセーショナル。
あと、ガイドラインは「報じるな」とは言ってない。
あくまで「注意して報じる」。
無茶な突撃取材しておいて。
【第5条(禁止事項)】
1.ユーザーは、本サービスを利用するに際し、以下のような違法行為を行ってはなりません。
無限連鎖講(ネズミ講)を開設し、またはこれを勧誘・運営する行為
不正アクセス行為の防止等に関する法律に違反する行為、電子計算機損壊等業務妨害罪(刑法第234条の2)に該当する行為をはじめ、
当社または他人のコンピューター に対して不正な操作を行う行為
2.ユーザーは、本サービスを利用するに際し、以下のような公序良俗に反する行為を行ってはなりません。
人種、民族、信条、性別、社会的身分、居住場所、身体的特徴、病歴、教育、財産及び収入等を根拠にする差別的表現行為
倫理的に問題がある低俗、有害、下品な行為、他人に嫌悪感を与える内容の情報を開示する行為。ポルノ、売春、風俗営業、
これらに関連する内容の情報を開示する行 為。
迷惑行為、嫌がらせ行為、誹謗中傷行為、正当な権利なく他者に精神的被害・経済的被害を与える行為
自分以外の個人や会社、団体を名乗ったり、権限なく特定の会社や団体の名称を使用したり、架空の個人や会社、団体を名乗ったり、
事実がないにも関わらず他の人物 や会社、団体と業務提携や協力関係があると偽ったりする行為
他者になりすましてサービスを利用したり、情報を改ざんする行為
その他、公序良俗に反するかあるいは社会的に不適切な行動と解される行為
3.ユーザーは、本サービスを利用するに際し、以下のような本サービス利用上不適切な行為を行ってはなりません。
宣伝や商用を目的とした広告・勧誘その他の行為。ただし、当社が特に許諾する場合はその限りではありません。
別途ヘルプに定められたルール、ガイドラインに反した情報を登録する行為
4.ユーザーは、以上の各項の他、当社が不適切であると判断する行為を行ってはなりません。
どんな発言がセクハラ扱いされるんだとか、相手が子供でも対象になるのかとか、心底気持ち悪い
まともに日常生活を送っている大人が、「セクハラ?」って首かしげられる発言をする機会なんてあるの?
どれだけジェンダー意識がない馬鹿でも、シモとプライバシーに踏み込まななきゃ、最低限お目こぼしはしてもらえると思うよ
その程度なら全然難しくないと思うんだけど
子供のころからずっと、毛虫けしかけられたりスカートめくりされたりトイレに小袋持っていくのを囃したてられたり
怒っても泣いても、イヤだって何度も言ってもそういうことをやる男の子っていたけど
親や先生に泣きながら訴えても「○○くんはあなたのことが好きだからやっちゃうのよ(だから許してあげなさい)」って言われて、本当にイヤだった
あいつら、大人から怒られたところで、その場だけ取り繕ってまたすぐ同じ嫌がらせするしさ、馬鹿じゃないのか消えてくれればいいのにって思ってた