2014-10-01

目隠しの美学京都まちあるき

古い町、たとえば京都の町を歩くとよくわかる。すだれやよしず、網戸や隙間のある目隠し塀、大正浪漫の鉄製ブラインドなどプライバシーを守る仕組みがいくつもあって、でも完全に見えないというわけではない。見る側がそれらを「見えていないもの」として察しのこころで接する日本特有美学なのだ。察しのこころがあるがゆえにキッチリした壁でガチガチ空間を固める必要はなくなり、風通しがよくまた見た目にも軽いデザインが町に広がる。透けるデザインが持つ<空間の軽さ>である

これと同じものがほかにもある。ストリート系のブラインドシャッターサングラスである。彼らもまた同じ和のこころ、察しのこころを持っているといえる。

もちろん網タイツも同じ察しのこころだし、水玉コラも同様である

日本美学、和のこころ、察しのこころがそこにはある。

私はそんな日本が大好きなのである

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん