技術が進歩して、個人が見た夢を映像として出力したり、個人の夢に侵入することができるようになれば、
夢を売り買いする時代が来るかもしれないなァと考えていた。
買ってきた物を面白くレビューできる人間が人気を博し、ゲームを楽しく実況できる人間がちやほやされる時代が来たように、
面白い夢映像を作ることができる人間や、独特の夢空間を演出できる人間が、夢をコンテンツとして売る時代が来るかもしれない。
しかし難点もいくつかある。
夢は少なくとも今の技術ではコントロールすることが難しいので、コンテンツ化できる夢を狙って見ることができないし、もしかするとエログロ不適切な表現が混じるかもしれない。
夢提供者のプライバシーを守りきることも難しい。もしかしたら、初恋の女の子が夢に出るかもしれないし、銀行口座の暗証番号を口走ってしまうかもしれない。
夢を売る時代は来ないのかなぁ、やっぱり。