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はてなキーワード: 触媒とは

2017-10-25

anond:20171025165316

10連で引くか単発で引くか、ピックアップガチャを回すべきか、

どのタイミングで引くか、何時頃に引くか、無料ガチャ乱数調整

絵を描けば出る、触媒を用意すれば出る、

欲しいキャラに縁の土地に行って回せば出る、

有名プレイヤーリプライを送れば出る…

みんな死ぬ気でガチャ必勝法研究してるんだぞ。

採用面接で役に立つかもしれない覚書(PBI編)

アメリカ合衆国退役軍人省で使われている「パフォーマンスベースインタビュー(PBI)」の質問サンプルが、面接に挑む(採用側なら挑まれる)時に役立ちそうなので、「クリエイティブシンキング」「カスタマーサービス」「柔軟性と適応性」タイプに絞って質問を訳してメモ

参照記事によるとこれらの質問は、基本的に「問題」「行動」「結果」で構成されているので、その人間の実際の能力をある程度推し量ることができるそう。タイプ別ポジションによって質問レベルが異なる。面倒くさいのでほぼgoogle自動翻訳のままで列挙。

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レベル説明

クリエイティブシンキング


カスタマーサービス

柔軟性と適応

「チェンジエージェント」とは? - 『日本の人事部』

チェンジエージェント」とは、もともと組織開発の領域で使われ始めた用語で、組織における変革の仕掛け人、あるいは触媒役として変化を起こしていく人のことを言います。変革の当事者として、自らそれを指揮すべき立場にある経営者組織トップとは一線を画し、むしろその代理人エージェント)として、変化への対応を余儀なくされる組織メンバーとの間を仲介し、信頼関係を醸成して、改革支援・促進する役割を担うのがチェンジエージェント立ち位置です。

元ページ:

アメリカ合衆国退役軍人省 | サンプルPBI質問

参照記事

スタートアップの採用に役立つ「パフォーマンス・ベース・インタビュー」の質問の一部翻訳 – Taka Umada – Medium

2017-09-23

キャラさえ可愛ければ(格好良ければ)アニメは成立する

そうは思いませんか?

他の要素なんて些細な事ではありませんか?

現実で抑圧されたルッキズム本能をまっすぐぶつけていけるだけの触媒でさえあればいいだろ

2017-09-20

料理バトル漫画最高のシーンは「。゚(゚´Д`゚)゚。こんなものでぇぇぇ」「水道水でした」

あれより面白いシーンある?

無いと思うんだけど。

あのシーンは

1 主人公が観客も対戦相手コケにする

2 ちゃんと漫画的なハッタリを通した上でそれを行う

3 主人公の天敵である超絶味覚審査員はそれに悔し涙を流しながらも、評価自体は厳正に行う

4 天敵となる審査員がいなければ他の連中はそれをスルーして主人公は負けてた可能性あり

5 主人公審査員の味覚を信頼したからこそ成立した超トリッキー戦術

6 なんだこの信頼関係

漫画的に物凄く美味しい。

まあ他の漫画だけど、コピー能力相手に「野菜炒めを水につけるわけねーだろばーか!バシャーン」もかなりいい線言ってるけどね。

更に別の漫画だけど、ハゲの「客を信じられなかった」もすげーいいけどね。頑張って自分の夢に向かってお膳立てしてきたはずなのに、その手段として自分裏切り続けたせいで最後最後自分の信じたかったものを信じきれずに負けるという悲しさ。

でも僅差で水道水の勝ちだと思いますわ。

やっぱグルメ漫画と言ってもバトルである以上は、相手を出し抜いて勝つとか出し抜こうとした結果裏目に出るとかじゃないとあかんわ。

そしてその土台にストーリーが無いとね。

料理触媒にしてストーリー展開してこその漫画ですわ。

2017-06-22

酒飲みを叩くはてなーに聞きたい

酒は古来より人と人とを結びつける優れた触媒であったと、この社会一般的には考えられている。そうアタイは思っている。

しかし、はてなに集まる人は酒が好きじゃないらしい。

例えば、この増田ブコメがそうなのだけど、はてなーには酒飲みを見たら取り敢えず叩いとけ、という習性があるみたい。

https://anond.hatelabo.jp/20170619212616

なぜ、はてなーは酒飲みを叩くのか?


それは、アタイが思うに、はてなーの哀しい歴史がそうさせるのではないかしら?

飲み会という飲み会で、酒が飲めなくて、盛り上がれなくて、席も動けなくて、ただただお地蔵様と化して、

「オメーがいると、場が盛り下がるんだよ!」とパーリーピーポーたちから罵倒され、

宴の席の隅っこに隔離され、

アルハラを受け続けた日々。

サークルでも、

会社でも、

同窓会でも、

地域コミュニティでも、

その他諸々の冠婚葬祭でも。

でも独りじゃ寂しくて、

誰かとつながりたくて、

流れ流れて辿り着いたインターネッツ

わけても、コミュ障非モテをこじらせたネット民の吹き溜まりであるはてな

はてな、それはアルハラ受難の民にとっての約束の地

そんな聖地を土足で踏みにじるように

酒好きが、

その酒臭いクチで、

上から目線で、

酒を語ろうモノなら、

そりゃもう叩くしかないワケですよ。

酒飲みを根絶すべく、

罵倒コメを投げつけるしかないワケですよ。

そんな風に思っているので、

はてなーが酒飲みを親の仇のように叩く姿を見ていると、

なんか、はてなみを感じる。

アタイは。

2017-05-25

pixiv小説引用問題とそれぞれの論点について

https://togetter.com/li/1113766

https://matome.naver.jp/odai/2149564479015738601


この問題、確かに出典を明記するべきではなかったし配慮が足りなかったとは思うけど、

それぞれの論点については疑問な点も多い。各論点についてどこが問題でどこが問題でないのか個人的な整理をしておく。


・「未成年が見れないようにしてあるのに、引っ張り出してきて有害呼ばわりする」について

有害」の定義について誤解が含まれている。

ここで言う「有害」あるいは「有害情報」というのは一種専門用語で、

たとえばWikipediaの「有害情報」のページには、

「主に青少年がその情報に接することによって健全な発達・育成を阻害する恐れが有ると考えられているコンテンツ総称とある

Wikipediaが信用ならないなら、「有害情報」「有害表現」で検索すれば、その意味で用いられている文章がたくさん見つかる。

まり、「有害な」=「未成年に見せるのには不健全な」という意味が、特に情報フィルタリング研究においては比較一般に用いられてる。

論文最初でもちゃんと「有害情報」の定義が述べられている。

そしてこの定義によれば、pixiv投稿されているR-18小説イラストは全て「有害表現」ということになるし、

別にこの文章は酷い、害だ、と揶揄する意味有害だと言っているわけではない。

ログインしなければ見れないような場所に置いてあるものを引っ張り出してきて有害呼ばわりする」ではなくて、

「"有害表現"だからログインしなければ見れないような場所に置いてある」。順序が逆。


・「BL晒し上げている」について

誤解。

論文中にある通り、ランキングのTOP10を拾ったら8件がBLだったというだけで、残り2件はヘテロカプ。

BL排除すべきだったとも思わないし、BLから選ぶべきだったとも思わない。

(じゃあなんでわざわざ「8件がBLで2件がNL」だなんて書いたのかという話ではあるが)


・「研究対象文化破壊してしまうのは問題だ」について

少しズレている。

たとえば文化人類学民俗学のような研究であれば、研究対象文化破壊してしまうのは「鯨を研究していたら鯨を絶滅させてしまった」ようなもので、

倫理的学問的に問題のある行為なのは間違いない。

ただ、この論文においてpixiv小説文化は「研究対象」というよりは「データセット」でしかない。

その場合でも倫理的問題はあるだろうけど、民俗学のような特別な慎重さが求められるような分野と一緒にして考えるべきではない。

このように目立たせることがタブーな界隈であることが想定できた/すべきだった、とまで言うのは難しいように思う。


・「二次創作グレーゾーンから隠れてるのに、わざわざ目立たせるようなことをしたのは問題」について

これって「お前がチクんなかったらバレなかったのによー」って言ってるのと何が違うんですか。


・「研究として使う以上作者の許諾が必要」について

一応公共の場に置かれている以上、十分に匿名化されていれば許諾は必要ないと思う。

たとえばchainerイラスト自動着色するシステムがあるけど、あれの学習に使うデータ全部に許諾が必要かというとそうは思わない。


・「公開情報をどう使おうと自由」について

それは言い過ぎ。

その理屈で言えば肖像権なんてものはない。「仮面付けないで街を歩いている方が悪い」みたいな話になる。

いくらネット投稿していると言っても、それが朝の全国ニュース勝手に紹介されることまで想定しているわけではない。


・「再現性のために出典を明示するのは当然」について

そんなことはない。

これは別に素材Aに触媒Bを反応させたら素材Cができた、というような話ではない。

たとえば100人アンケートを取ったとして、その100人個人情報全部を載せる必要があるかと言えば、「必要はない」し「プライバシー観点からも止めるべき」。

この件についても、「pixivから適当10件取った」以上の説明不要

そもそもサンプルが少なすぎる。

2017-05-06

動物を飼っている人間の一部が大嫌いだ

人を愛するのに使うべきエネルギー動物に注ぎすぎている人だらけだ。

ペット気持ちよくクソをさせ、それを始末しない。

ペット気持ちよく野を駆けさせ、子供に飛びかかっても笑って許せという。

ペット家族にしてしまった人間は、他の人間よりもペットを優先する。

言葉も通じなくて道徳も知らない別の生き物を愛する為に、同じ種族である他人を傷つけることを正当化する。

何でその愛情他人とより良く暮らすのに使わないのだろう。

人間を愛して裏切られるのが怖いから、何も言わない獣を躾けて従わせているのだろうか。

動物園盲導犬否定するつもりはない。

人間同士が社会で上手くやるため、お互いに得をするための触媒、道具として動物を使うのを否定する気はない。

自分の気に食わない人種は、ペット家族と言い張り、それ故に他の人間権利侵害する権利ペットと飼い主にあると主張する輩だ。

他者権利侵害しないようにペットを飼う人間を、当然私は否定しない。

他人を気遣う心がまだ十二分に残っている人間が、それを別の動物に注ぐのは否定しない。

人を気遣う余裕の残っていない癖に、それを獣に注いでしまう身の程知らずの存在が気に食わないだけだ。

2017-04-26

オタク表現規制

 オタク自由放任主義右翼親和性が高く、いろいろと口うるさい左翼とは親和性が悪い。

 左翼は、その攻撃性でオタクを敵に回した自らの愚かさを悔いるべきと言う言説を最近良く見かける。

 その言説について思うところを描いていく。

 左翼による攻撃があった事は事実である

 ヘイトスピーチ所謂言葉狩り」については、間違いなく左翼と呼ばれる人たちが中心になっている。これらについては、人権の基本である他人人権侵害しない」という原則問題でもあるが、チャタレイ裁判に関する憲法学界隈から反論(1)や、大日本帝国時代児童文学新聞規制言論統制のものに変化していった前例が示すように、原則否定するべき物ではない。

 また、宇宙の戦士に対して、ファシズム的と言う評価(2)や、さらば宇宙戦艦ヤマトラストシーンに対しては、それぞれ「軍国主義的」について言及があったことは確からしい(3)。

 漫画関係表現規制で真っ先にやり玉に挙げられる「悪書追放運動」では「軍国主義への回帰」と言う表現が使われてきた(4)。

 これらの理由からオタク左翼的言説を嫌うことには一定理由があることがわかる。

 その上で、右翼放任主義という主張は疑わしい。

 チャタレイ婦人事件からずっと、右翼はむしろ表現規制側に回っていた。猥褻物公序良俗使用した最高裁判決に対しては、保守派批判する側の法律学者の方からこそ強力な批判が行われていたことを思えば、左翼表現の自由不寛容と言うのは、この手の表現の自由に関連する議論の実状からかけ離れているように思える。

 悪書追放運動以来漫画規制では政府与党応援してきた。悪書追放運動主体の一つである主婦層の応援をしていたのは、逆コースまっさかりだった当時の政権与党である

 所謂「左」が表に出ていたのは事実だが、思いっきり「右」がそれに乗っかっていることもまた事実なのだ

 84年の衆議院予算委員会で、マンガ規制するための法律の導入を求めたのは自民党の政調副会長だった三塚博氏だし、中曽根総理もそれに大いに賛同していた。

 漫画関係でも、保守派麻生議員とかは、漫画規制積極的な人だし、東京都でのマンガ規制が著しく深刻化したのは石原慎太郎都知事だった期間だ(5)。

 漫画に対して公序良俗に関するとして出版禁止のための法整備を実際に行ったのは自民党だ(6)。

 つーか、なぜかよく言われる「左翼の側が、オタク趣味ポルノ呼ばわりして規制している」と言う言説とは裏腹に、実際にオタク趣味ポルノ扱いして規制しようとしているのは保守政権側のほうが明らかに多い。ってか、実際何度か規制に踏み切っている。

 ついでに、戦前でも児童文学表現に著しい規制が付けられていた。

 表現規制問題を見ていると右も左もオタクとは親和性が悪そう。

 それどころか、この10年の間は、マンガ表現規制保守の側から行われている。

 だと言うのに、どう言うわけか保守層放任主義と誤解している意見が不自然なほど目立つ。

 幾度か、マンガ規制法制化がされるときに反対に回ってきた共産党立場がない。いや、共産党もちょくちょくマンガ規制するよう求めてはいたか濡れ衣ではないのだが(7)、法制化を阻止するために動いた(8)という一点においては、力が及んでいたかはさておき、むしろ表現の自由については無理解というわけではない。

 にもかかわらず、左翼教条的で何でも規制する頭の固い連中で、保守派は様々な価値観を認めてくれる懐の深い存在という、表現規制法制化の歴史を紐解くと真逆しか思えない、訳の分からない言説が結構広まっている。

 ……本当に、どう言うことなの?

 理由を考えてみると、実際の活動兎に角左翼系の攻撃の方がオタクの方に印象に残りやすかったのが問題なのではないだろうか。悪書追放運動発言や、ウルトラセブン12話、ジャングル黒べぇの封印や、さらば宇宙戦艦ヤマト宇宙の戦士への批判小説批評批判自体はまっとうな活動なのだけど)等、人気作品への影響が大きいこと為、実際の活動量以上に目に付く機会が多かった。

 特にウルトラセブンの「第12話は欠番とする」と言う趣旨文言は、兎に角目立つ。簡単に閲覧可能な人気シリーズに、「抗議による封印」の痕跡がポツンと残されているのは、イヤでも目立つ。

 また、政府肝いり団体でも、悪書追放運動の折りは基本的に「左翼」に同調する言動をとっていた。

 恐らく、「左翼」の認識が悪くなったのは、ここら編が原因だろう。

 で、そこから反対の陣営自分たちに寛容と勘違いした。

 その上で、90年代後半から2000年代初頭の「サヨク人権を御旗に自由侵害しようとしている連中」とか言う、自由主義史観発のいい加減な認識が、雑な認識化学反応を起こして、いい加減な認識を加速させたと言うのが実状ではないだろうか。

 00年代前半から10年、警察保守政権の側からによる表現規制が著しく深刻化していた時期に、そちら側からの影響が殆ど省みられていない現状を鑑みるに、自由主義史観発と言うか、小林よしのり発の「人権を美旗に世界の均質を試みている」と言う趣旨認識の影響は少なくない気がする。

 余談だが、戦前表現規制に対する反省と言うことで使われた「言葉表現問題ではなく、実際に差別をなくすことこそが重要だ」と言う考えが、この保守派への契合に対する触媒になっている節があるのは中々興味深い。

 左翼表現規制……所謂言葉狩りにも一片の理がある。

 実質的に、差別助長していたり、差別に根ざしている表現を使い続けることによる、現状の肯定差別の強化自体問題にされてしかるべきだ。

 キチガイと言う言葉が使われなくなったために、統合失調症の人の気持ちが幾分か楽になったと言う証言もある。言葉を狩っただけで問題解決されるわけではないが、差別に使われるメインウェポンを使用禁止にすること事態を無価値と断定することも、非常に問題がある考えのように思える。

 一方で、一片の理が合っても問題があるのは事実。だからこそ、チャタレイ裁判以降、多くの憲法学者表現規制のもの問題にしてきたし、前例がある以上、この手の批判積極的に行われてよい。

 兎に角、「表現規制する要理も、現状の改善の方が重要」と言う言説が「表現問題ではないのだから、どんな差別的表現を使い続けたってかまわない」と言う理屈正当化に使われ、惹いては、差別語を平然と使い続ける側の心強い理論武装になってしまっているのではないか

 いい加減話を終わらせるために、まとめに入る。

 「どんな表現にも寛容な保守と、教条的表現規制を押し進めようとする左翼」と言う、表現規制歴史に多少なりとも興味が有れば噴飯もの理屈ネットの世まかり押し通ってしまうのは

60年代悪書追補運動の折りに、法制化を進める活動家よりも、直接行動を行う「左翼」側の活動の方が目立った

・「セブン12話」や「宇宙の戦士批判など、容易な「左翼の抗議による作品封印」の戦果に容易にアクセス可能

00年代前半、個人サイト全盛期に自由主義史観初の雑な政治認識流行した

・「表現だけではなく、現状を変える事こそ重要」と言う、それ自体はまっとうな言説の悪用

 と言った要素が、悪魔融合を果たした結果ではないだろうか。

(1)浦辺法穂「全訂 憲法学教室」161~163ページ、岡田信弘「憲法エチュード86~91ページ

(2)ロバート・A・ハインライン宇宙の戦士」483~484ページ

(3)牧村康正・山田哲久「「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展狂気」第4章栄光は我にあり、広がりゆく波紋、第10段落

(4)長岡義幸「マンガはなぜ規制されるのか」100~102ページ

(5)長岡義幸「マンガはなぜ規制されるのか」177~180、196ページ

(6)長岡義幸「マンガはなぜ規制されるのか」143~144ページ

(7)長岡義幸「マンガはなぜ規制されるのか」139ページ

(8)長岡義幸「マンガはなぜ規制されるのか」129~130、143~144ページ

2016-11-25

概念を交換する

麺のないラーメンは単なるスープである。麺の不在(言い換えれば空なる麺の存在)によってそこには「スープ」という概念存在している。そこに麺が投入される。すると瞬時にしてスープ消失しそこにはラーメン誕生しているのだ。このとき、麺は単なる麺という物であることを越えて、全く別種の存在、すなわち「替え玉」になるのである

もう少し丁寧に述べてみよう。いまそこにスープがあり、未投入の麺玉がある。この時点では、スープスープであり麺玉は麺玉。すなわち単なる「スープ と 麺玉」であって、イコールラーメン」ではない。しかし、麺玉をスープに投入した瞬間、概念Aとしての「スープ」は概念Bとしての「ラーメン」になる。この「なる」という現象に着目したい。言っておくが、客の目の前にスープがありそれをラーメンと交換したのではない。実体としてのスープ実体としてのラーメンの交換ならば、それは単に「ラーメンの追加注文が来たので器を下げてラーメンを出した」のと同じであり、そんなものは「替え玉」ではない。替え玉替え玉たるゆえんは、一瞬前まで単なるスープ概念に過ぎなかったものが一瞬後にラーメンに「なる」ことにあるのであり、そこで交換されているのは実体ではなく概念である。すなわちスープ概念ラーメン概念概念交換が発生しているのである。そこで投入されるのは単なる麺ではない。

この概念交換を成立させる「麺玉」は単なる麺ではなくメディア、すなわち概念交換の麺触媒(メンディアであるというべきであろう。一瞬前まで単なるスープだった液体は一瞬にして「ラーメンの汁」に変貌する。麺は麺のまま物質的には何一つ変化しないにもかかわらず、麺触媒としてあざやかにその機能を果たす。「替えの玉(麺)」ではなく「替える玉」。すなわち「替え玉である。この「替え玉」がまた一つの概念であることは言を俟たない。

さて納得されたであろうか。こうして麺という単なる実体が麺触媒としての「替え玉」に変貌するとき、我々の内なるラーメン概念もまた現象学還元を経てゲシュタルト崩壊を起こす。なぜなら、この触媒によれば一杯のラーメンは(人間の食限界を超えることで)無限ラーメンへと拡張されるからである。そうなればそれはもはやラーメンであってラーメンではない、形而上学存在、あるいは宗教的イコンと化す。だがこのことはまた別に紙幅をとって論じたい。

http://anond.hatelabo.jp/20161125155902

2016-11-21

この世界の片隅に」を観て、眠れる狸が目を覚ました



この世界の片隅に

何となく評判が良さそうなのと、こうの史代原作だというのとで、

北海道じゃ知る限り今のとこ札幌の1つの映画館しかやってないけど、観に行ってきた。

もう言葉も出なかった。

帰り道の途中、あーでもないこーでもないと、頭の中で感想をひねり出そうと頑張ったんだけど、とにかく上手く表現できない。

ただただ、素晴らしい。この「素晴らしい」という言葉も何か陳腐ものに聞こえて、却って作品を貶めてしまってる気がする。そんな感じ。

もちろん、個々に素晴らしい要素を取り出すことはできる。

背景がとにかく綺麗で、建物や草花、人々の描写が緻密で、登場人物たちも何か温かな感じで、

物語も、すずさんという主人公を中心に、戦時中市井の人々の暮らしが丹念に描かれていて、

それでいて、あの時代、あの戦争というものに、いわゆる普通の人々がどう向き合っていたのかを考えさせられる。

さら自分が言わなくても、もういろんなところで考察感想があがっているから、これ以上言及する必要はないだろう。

それでもどうしてこの映画がこんなにも心を打ち抜いたのか、説明できない。

自分表現力が乏し過ぎるから上手いこと言えないだけなんだろうけども、何とか自分言葉感想を言いたいなぁ~と考えて考えて、

そこで思いついた!

そういえば自分の中で同じくらい心を打ち抜いた映画があったなぁ~と。

それと「この世界の片隅に」で、なにか共通するものがあるんじゃないかなぁ~と。

それは…「平成狸合戦ぽんぽこである

はぁ?「この世界の~」と「ぽんぽこ」を一緒にするんじゃねぇぞカス

とどちらのファンにも言われるかもしれないけど、言われても仕方ないんだけど、

少なくとも自分はこの映画を語るのに、「ぽんぽこ」という“触媒”が必要だった。

平成狸合戦ぽんぽこ」は高畑勲監督が手がけたご存知スタジオジブリ作品だ。

内容をごくごく簡単に言えば、ニュータウンの開発で自分達の住処を失う危機に面した狸たちが、必死の抵抗を試みて敗れる物語である

でもここに出てくる狸たちは、そんな深刻な事態なのにどこか暢気でズレていて、人間との「戦争中」だけど恋も遊びも楽しんでいる。

そしていよいよ追い詰められていく中で、ある者は徹底抗戦を唱え玉砕し、ある者は自分たちを受け入れてくれるこの世の楽園(そんなものはないのだが)を目指して旅立ち、

主人公を含むその他の者は、人間社会への同化を試みることを決意するのである

この作品、たくさんの風刺メッセージが込められていて、解釈も様々ある。

そして自分が感じたのは、「(それでも)生きていく」というものだった。

ニュータウンの開発。それはそこに暮らす狸たちにとって、自分たちを取り巻く環境価値観を一変させる脅威だったに違いない。

からこそ必死に抵抗するのだが、しかし圧倒的な力の差に敗れ去ってしまう。ただ、それでも―

主人公を含む一部狸たちは、人間社会の中で、人間価値観の中で、「(それでも)生きていく」ことを選んだ。

映画最後の方で、主人公はかつて豊かな森であったろうゴルフ場の片隅で、小さな宴会を楽しむ昔の仲間を発見し、再会を祝う。

その小さな幸せを楽しむ向こう側には、絶望的なほどに圧倒的支配者となった人間の暮らす街が広がっていた―。

なんだか救いがないように見えるけど、でも、不思議希望も持てるラストだと思った。

きっと狸たちは、もう今までの自分たち世界は取り戻せないけども、それでも新しい世界のどこか片隅に自分たちの居場所を見つけて、

しなやかにしたたかに生きていくだろうから

さて、「この世界の片隅に」はもちろん「ぽんぽこ」とは全然違うんだけど、

でも根っ子の部分で重なるんじゃないかなぁ~と、少なくとも個人的には感じた。

自分たちを取り巻く社会価値観環境が変化する中で、それに戸惑ったり抵抗したり適応したりしながら、それでも生きていくということは、人間普遍的テーマだと思うから

この映画はその普遍的テーマを直接言及するわけでなく、戦時中市井の人々の日常という形で描いてるものから

何か上手く捉えられず表現できないんだけど、心を深く揺さぶるんだと思う。

余談だけど、今まさにこの現代にこの映画が出たことは、タイミング的に奇跡なんじゃないかな。

というとオーバーだけど…でも、世の中が激変し過ぎて、正直自分不安を感じてるよ。

テロの多発、英国EU離脱トランプ大統領誕生等々…。あん政治的な話を持っていくとこじれるからこれ以上はやめとくけど、

いったいこれからどんな世界が訪れるんだろうか、全然からない。

からないんだけど、考えるのを止めて狸寝入りしちゃ駄目なんだろうな。

からないなりに現実と向き合って、「(それでも)生きて」いかなくちゃならない。

何だかやっぱり上手く言えないけど、そんなことをあらためて感じさせられた。

2016-09-08

SJWときゃっきゃうふふしたいだけのために

被差別なのを触媒にするのは本末転倒から

代わりの召喚呪文はなにか無いかしらん

2016-06-25

まれて初めて同調圧力ゲームに参加できて調子に乗る根暗多すぎ問題

ネットコミュニティが段々と息苦しくなるのは同調圧力ゲームを喜々として進行していく人間たちがいるからだ。

彼らの好きな物は3つ「独特の言語体系」「外来種排除」「言葉狩り」。

彼らはよろしくニキーとかですけおとかの独特の訛りを好んで仲間意識の高まりを味わいつつ別のコミュニティ言葉を使った人間をアフィアフィ言いながら追い立てて自分たち楽園を守ろうとする。

ゾンビ映画の中盤に出てくる閉鎖的な避難所を思わせるその状態を彼らは楽しんでいる。

何故そんな物が楽しめるのか、それはそこが彼らにとって初めて仲間意識を感じることが出来る空間からだ。

多少過激であっても生まれて初めての自分達の手で生み出した人との繋がりに酔いしれる彼らは気にも止めない。

それどころかもっと刺激をと同調圧力を強め規則を厳しくし訛りを気持ち悪く進化させていく。

その空間にいられるのは同じようにそこでしか仲間といったモノを感じられない生まれついてのコミュ障だけである

その姿を見てふと思い浮かぶものが有る。

遠い時代日本にそれなりに蔓延っていた珍走団だ。

彼らもまた独自言動と強烈な仲間意識そして外部への攻撃性を触媒社会のはみ出し者同士の生暖かい交わりを味わっていた。

はっきり言おう。

承認欲求を満たすためだけに奇行を繰り返すなんて人間のすることではない。

樹液に群がるカブト虫と何も変わらん。

条件反射支配された醜い虫けらと同じだ。

だが彼らはそんな自分たちに誇りを持ってしまっているのだからタチが悪い。

そして彼らは今日もどこかのネットコミュニティ仲間意識という蜜を得るため自分たちの住む樹を切りつけるのだ。

私には今のはてなもまたその舞台になりつつあるような気がしてならない。

今はまだ独自言語体系を持つ程度で済んでいるがやがて言葉狩りが始まり自分たち以外のコミュニティから来た人間排除するようになる時が来るのかも知れない。

その時に備えて我々大脳がまだ無事なはてなー移住先を決めておくべきだろう。

2016-04-23

北条かや触媒にあちこちで炎が上がってる

もしかしてあの女、相当の逸材なんじゃないの?

炎上神様に愛されてるでしょ。

2016-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20160417231405

高校時代なんて女子とは基本的交流なんてない

これね。クラスによって全然違ってた。

男女の仲のいいクラスとそうでないクラスが顕著に別れるのは、

女子側に、触媒的な女の子いるかどうかで決まる気がする。

2016-04-03

anond:20160403125547

まだ独り身だからその基準からすれば勝ち負けなどを思うわけですが、

そのうち子供がうまれたり介護ということになると、

わたしはいかに効率よくお金を燃やすかの触媒だ。とわりきれないと。

家庭の中で彼のかせいだお金効率よく動かしつつ手足をうごかし、

病院銀行市役所郵便局に赴いて、文字通り外回りみたいにはたらくことになるよ。

相手も一生20代じゃない。相手を選べる体力などがあるのはお互いに今だけ。

やっぱり主婦をひきうけてくれる人がいないと不自由する部分が人生にはけっこういっぱいあるよ。

それにしても、男女逆の収入結婚したくなったのじゃなくてよかった。

まだ楽なほうじゃないですか。

日本の古来ゆかしくだんなさんにお金だしてもらう方向に世間制度も動いてるんだから

してもいいとおもえる相手とならその状況でも大丈夫

でも人柄は本当によく見て。

経済DVにおちいらないよう、純粋自分のためだけのお小遣い(=家事報酬)は

最低でこれだけもらいたい、とかよく考えて二人できめよう。

個人同士の契約って会社よりなあなあになりやすいのは本当だ。

2016-01-29

http://anond.hatelabo.jp/20160128204932

「なんでもやってあげるよー」→「やってやった」

子供相手になんともふてぶてしい思考回路だ。

相手からしたら「スーパーの方が美味いのにわざわざ言うから試しに作らせてやった」なのかも知れないというのに……。

感謝された佐賀空回りして押し売り状態になっている親ほど醜いものはない。

自己顕示欲自己満足承認欲求、それらを生み出すための触媒ではないんだぞ子供は。

2015-12-03

このペペ論には、重要なことが2つ欠けている…

anond:20151202182827

このペペ論には、重要なことが2つ欠けている…


私も、パスタで一番好きなメニュー

わずペペロンチーノです。

なので、熱意あふれる

ペペ論には、よくぞ言ってくれた!と

目頭が熱くなった。

しか

私的に、超重要な2項が

すっぽりと欠けてしまっていると感じた。

以下2点について

提案させていただきたい。


1)乳化について
2)触媒について




1)乳化について

フライパンに熱したオイルに、パスタをあわせる手順でこう記している。

フライパンをよく振るってソースと混ぜる。

全体が熱くなったら出来上がり。

ここ、こんなに簡単に書かないで欲しいというくらい

重要ポイントだと思う。


ペペロンチーノは「油そば」なんです。

しっかりと、しっかりと

本当に必死に、これでもかってくらい

いっき!!!かつ、速やかに!!!

フライパンをふるって

乳化させた方が断然美味いんです!!!

あれ…この人大丈夫かな?

なんかヤバい人かな?ってくらい

必死に鍋をふるって下さい。

これであなたペペロンチーノ

 5倍は美味しくなります

マヂです。。


2)触媒について

ハイできた。

食す段階でこう書かれています

お皿に盛って食べよう。上から黒胡椒をかけても旨いぞ!(荒岩風)


え…いや、ちょっとテンション下がってないですか?

なんで最後でこんなに軽い感じになっちゃうの?

いま一生懸命作った、ペペロンチーノでしょ?

これからペペロ祭りが始まるんでしょ?

食べ終わるところまでしっかり気持ち入れていきましょうよ!!!!!

触媒とは、

 粉チーズです!

何故か日本では

トマトソースパスタとか

はいチーズが合うからどうぞ」みたいな感じで

チーズ出してくるじゃないですか?

もちろんそれは美味しいです。

間違いないです。

しか

シンプルなオイルパスタに是非粉チーズを使ってみて下さい!!

・アルデンテに茹でられたパスタ
・しっかりニンニク香りを移したオリーブオイル

この2つを

 濃厚なコク味で混勢一体とする触媒

是非、オリーブオイルと一緒に

少し良いパルミジャーノレッジャーノを買ってきて

小麦オリーブチーズ

濃厚なハーモニーを楽しんで欲しい。



はぁ…はぁ…

他にも言いたいことは少しあるけど

どうしても黙っていられなかった2点。

こちらからは以上です。

2015-07-17

とっちらかり


作業しながら頭をよぎっていった作業に関係ない言葉たちを10分間書きとめてみた

朝辛子 ソレミシ ソラシミレドシ 関東ローリング名刀 千手観音紹介 ミレドレ 連打ブレンディ

どんどん屯田 冷麺パワー 盛りのついたギャラリー 副交感神経膜 腹膜 フッくんあのね メッケー部

シュカ シュガー この町 あの町 Heart ゲイン コンバット小町 木炭 木刀 白蓮 シンデレラ饅頭 サム指姫

ちんすこう グアテマラ 国旗 ピーチ味の無精髭 白髪交じり 43% バンテリン バッテリー パルテノン信玄

湿度の高いポテチ ちりめんじゃこ艦隊 混成三部岩礁 ガッチョン カシューナッツ合唱 ドドミドレ ガンギャラド

瀕死のグルグルボッチ メティオーロ ビブラート肩こりガンダム ダンブルドア武運ダウンロード Send デデンデン ドレスデン

ペンさ PENさ ペン先さ ベンジャミンさ ペン捌きさ ペン先しまっとこう しまっていこー しまった伊藤 神速 Get It PENTAX

復讐 予讐 触媒宿題 吟醸 1965万個の銀賞 Head ラドミレ マグロディストピア 霊峰ナクナク 首輪ハンサム グラビティ緑茶

年表系エルダーエラー ナンボin天狗恋愛 ルワンダ 奇襲 紀州 新古今和歌集 チャウオック ハムエッグ ベンジャミン

3.9 三連休 産卵するワオキツネウオ 腕毛テヅルモヅル 三尺 芍薬 生薬ミルキー アルビノエンペルト ソース

M字クリップ兄弟 肉汁ギャップ 胞子inほうじ茶 ガッデムヘルストローク 男爵ヒモ 死んでる ハミってる クマビスケット

ゼリービーンズ りんごハチミツ歯茎 ババァモンテネグロ 入れ歯総選挙 10

集中ってなんだろう。

2015-06-30

【決定版】艦これ世界観シナリオ考えた

 時は21世紀、かつて大戦轟沈した艦のサルベージが一部富裕層の間で行われていた。


 ある時そのような形でサルベージされた艦艇の内部から特殊なコアのようなものが見つかる。同時期にサルベージされた複数艦艇において同様のコアが発掘され、世界各地でコアの研究が盛んになり始める。

 コアの効用生物の強壮作用である。コアを浸した海水ラットなどに飲ませることで、これまでの生物常識を超えた力や耐久力を持った生物に生まれ変わった事例などが確認された。

 研究が進む中、まことしやかに米国では人体実験情報も覗うことができた。

 そんな折、米国研究機関において『事故』が発生する。

 単なる爆発事故、と当時はされていたのだが、しか実験体の逃走と、実験体によるコアの簒奪ニュースが遅れて日本にも届く。

 暫くの時間の後、アメリカにおける多数の研究施設軍事施設に謎の襲撃が相次ぐようになる。海洋大国日本はそのようなニュース傍観していたのだが、米国において通信インフラ施設破壊され、米国政府との公式通信不可能になってしまい、連日続く謎の生物による襲撃事件によって賑わっていた米国マスコミも同時期に沈黙。以降米国との情報のやりとりは完全に途絶え、状況を確かめようと派遣された航空機複数軍艦米国近海において消息を絶った。


 また、日本近海においても謎の生物発見談や、その生物による攻撃事件などが頻発する中、日本研究機関は『コア』と大戦中の艦艇部品触媒として用いることで、生物を強化し特殊能力付与し得る培養液の開発に成功する。

 後に『高速修復剤』として用いられるところの液剤であった。


 日本においては、米国の完全な沈黙の後に発見され『深海棲艦』と呼称されるようになった生物によって起こされる、多数の襲撃事件や、軍事施設への攻撃対処する為に、液剤に適合する人間のサンプルと、そしてその適合後の人間が使用できる種々の兵器の開発が急がれていた。

2015-06-17

地獄にも原住民がいる。

地獄にも原住民がいる。

彼らはこの土地に埋もれた無尽蔵のペリック(Perik)鉱石を製錬する技術に長けており、日常生活においてもそういった文化の影響がしばしば認められる。

イウ(Yew)半島南方の平地に住む原住民の一派は、仲間の死に際してその亡骸を伝統的な手法で丁寧に洗浄し、毛髪や爪、ある種の内臓を取り除いてから鉱石と共に鋳る。

彼らの死はいからか数え上げられており、十三の倍数にあたる死者は七人を一単位として特別大きな炉に並べられる。

然るべき日になれば、サグ(Shagg)と呼ばれる希少な鉱石とペリックを同時に鋳るための燃料となるのである

古来、このように作られた合金は、季節の変わり目に豊作を願うのに用いる長い鎌などの祭具に姿を変えていたが、現在では魂の回収を行う際の触媒として有用だと広く認知されたため、ほとんどが中央政府に納められている。

2015-06-11

ゲームってつまらない」って思いたくない

最近ゲームをつまらないと感じることが多い。

コントローラーマウスを握りながらふと金にもならない技術も身につかないくだらない作業に余暇を消費したくないと思ってしまう。

悔しい。

そう思ってしまうのが悔しい。

ゲームで何も身につかないのは当たり前だ。

そりゃネットゲームで知り合いが増えたり、学生時代ドラクエ話題で盛り上がったりはしたけど、それはあくま触媒にしただけであってゲーム自体コミュニケーションネタしかない。

その中身は昨日のニュースでもいいしアニメ話題でもいい、ゲーム攻略情報なんて話に刺激を加えるためのマクガフィンだ。

そうだゲームなんてやっても結局楽しいだけでなんにもならない。

オナニーしてシコシコして気持ちよくなったなんて素晴らしいんだ(byディオゲネス)でしかない。

それを知っていて俺はゲームをやったはずだ。

だけどそこに意味を求めてしまう。

「こんなの人生の役には立たないよね」という声に「でも楽しいから問題ねぇ!」と強気に返せなくなってきた。

「確かに俺もそろそろ勉強とかしとかないといけないな」「ジムでも行って体を鍛えないと成人病にかかりそうだ」なんて声が聞こえてきたらそのまま押し切られて「本当にその通りだ俺は一体何をやっているんだ」と熱が冷めてしまう。

悔しい。

俺の中からまれてきた言葉が俺の楽しみを妨害していく。

格好つけて「所詮は0と1の羅列さ」なんて言ってみせた所でそれはタンパク質の塊である自分を棚に上げた恥知らずマウンティングしかない。

悔しい。

俺はゲームを楽しみたいのに俺自身がそれを妨害してくる。

無駄に格好つけたり今後の人生についてまじめに考えてるふりをして冷めたポーズを取らせようとする俺が邪魔しょうがない。

2015-06-02

若き日の大御所たち

ライブ映像が好きで、好きなミュージシャンライブ映像をよく漁っているんだけど、彼らが若いころの(若いってほどでもないかもしれないけど)映像を見ていると、表情や全身から大量の熱を振りまいていて、そのエネルギーを見ていると泣けてくる。あるいは、今となっては見せない一生懸命感とかね。

そんなわけで、おれが涙した映像を紹介させてほしい。

それぞれのファンにとっては既知のものばかりだろうが、その辺はご容赦願いたい。



Gil Scott-Heron

https://www.youtube.com/watch?v=3od114a4o7Y

1982 のライブ映像らしい。彼は 1949 生まれらしいので、33 かそこら。年をとっても自信たっぷり確信にみちた表情は変わらなかった彼だが、晩年はやはり体も縮んで声が出てないところも多かった。このライブ映像では声はもちろん、表情からも体からも、あらゆるところから熱を発しており、その輝きはおれの涙腺を強烈にキックするわけです。残念なことに彼は 2011 に他界

彼を知らない人はまずは 49:40- の Alien を聴いてみてほしい。ついでに言うとこの映像に含まれない名曲もたくさんあるので興味あれば掘り下げていただければ。



Ry Cooder

https://www.youtube.com/watch?v=9ZNVhiOY_ug

ギターを手にする人にとってはスライドギターの人として、映画好きの人にとってはヴィム・ヴェンダースの劇版の作家として、もっと一般的にはブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ仕掛け人として知られる Ry Cooder。この映像日本BS で流れたモノらしく 1987(日本語字幕では88と表記されてるけど。。) のライブ映像とのことで、このとき彼は 40 かそこら。

ゴスペル/テックメックス/カリビアン といった要素のミックスなんだけど、それぞれのプレイヤーがズブズブに土着音楽をやってる感が強い。それを一つにしているのは Ry Cooder の才能という他なく。。それぞれのプレイヤーがそれぞれのバックボーンから全力で音を発しているにもかかわらず、たった一点に収束するその集中力音楽への愛情はおれの胸を深く打つのです。




Bill Frisell

https://www.youtube.com/watch?v=EkM3Wiy7j5Q

ジャズを聴かない人にとっては「誰?」って感じかもしれませんが、長年にわたって最重要プレイヤーの一人。ジャズ界隈で活動してるんだけど、彼もまたアメリカンルーツミュージック求道者。(ただ、多作で時期によってやってることが全然違うため一言で説明しずらい人でもある。)

この映像は彼が 42 ぐらいの時のものボブ・ディランカバーカバーを良くやる人で、いずれもオリジナルもっと重要なエレメントをきっちり握っている。

また、彼は客演で非常に良い仕事をする人。驚くほどあちこちに顔を出しており、どこに行っても自分世界全開にもかかわらず、それがその曲の重要な要素を際立たせるという触媒のような人です。

映像演奏は奇をてらわないアレンジで、美しいコードの上で朴訥としたメロがフォーキーさを増しており、それはやさしくおれの心に触れるのです。

結構大変そうなアレンジ楽器にかじりつくように弾いていて、弾き終わった後に見せる表情は今となってはあまり見られないものではないかと。



WAR

https://www.youtube.com/watch?v=lYbrrbbnXnA

現在では WARLOW RIDER BAND の 2つに分裂してしまった WAR の 76 年(だそうだ) gypsy man のライブ映像キンキンに集中したライブ演奏70年代WAR特筆すべき点の一つだと思う。なかでもこの映像BB ディッカーソン のガッツあふれるベースは何度聴いてもおれの胸の奥に熱いものをあふれさせてくれるのです。

個人的には、ディッカーソンはソウル/ファンクにおいて最重要ベーシストの一人だと思うんだけど、あまり注目されない(おれが知らないだけで、ベーマガなんかで特集されてるのかもしれないけど)のでぜひ。

WAR は主要メンバーの何人かはすでに他界しているが、ディッカーソンは LOW RIDER BAND で健在なもよう。

もう一つ、バードンと一緒だったころの WAR

https://www.youtube.com/watch?v=wln_zQsynNY

spilit が凄いのでこちらもぜひ。ダルな前半からサックスソロきっかけとして風景が変わっていくこの流れは WARしかできないと確信できる。




Bootsy Collins

https://www.youtube.com/watch?v=zSnbV1FrIhA

最近ではベースTMスティーブンスに弾かせて、自分は歌ったり叫んだり、ライブハウスの壁を登ったりしている Bootsy ですが、ただただ全力で音楽をやっていたころがあったようで。

I'd Rather be with you は今でもライブハイライトなわけですが、若いころは熱の入り方が全然違う。映像は 1976 年とのことで、51年生まれの彼は 25歳?ですね。。そら熱も入るわ。wiki 見ると、75 年ぐらいまで P-funk 界隈とかかわっていたようで、映像は初リーダーアルバムが出た年。

funk 独特の時間をかけてじわじわ熱を込めていく前半のあの感じからキックコーラスがモゴモゴと盛り上げていく中盤、そしてついに歪んだベースソロに入って行く流れ、もう涙腺崩壊するしかないという。

2015-05-07

おっぱいにまつわる魔法

女性諸君に問いたい。

あなたは、目の前の男性自分の胸を注視していると感じたことがあるだろうか。

嫌悪しているどころか、好意を持った異性からのそれを感じた時にも貴方は嫌な気分になったかもしれない。

こいつは私の身体が目当てなのか、と。

 

しかし私は淑女たる貴方に伝えたい。

それは魔法のせいなのだ

冬はニットのセーターという強力な触媒を得てその魔法は強化される。

そして夏は重ね着という枷を外されることによってその魔法威力は増すばかりだ。

 

まり男性貴方の胸を見てしまうのは性的欲求によるものではない。

その証拠として、男性は年齢や見た目などの要因によってストライクゾーン外の人の胸にも、目がいってしまう。

落としたものを拾ったり、柔らかい二の腕でその双丘を挟んでみたり、そんな仕草を目の前でやられてしまったらその魔法から逃れることはできない。

まり必然なのだ

 

男は性欲に駆られて胸を見るのではなく、胸を見てしまった後に(それが魅力的なものであった場合)性欲に駆られるのだ

どうぞ許して欲しい。

2015-03-02

地方東京

東京ベッドタウン出身出張と転勤で結構地方にも行った。

地方の極端な、東京幻想にも巡り会った。

地方東京の違いについて考えたりもするが、単純に言えば東京は人が多いだけなのではと思ったりもする。

人が多いから仕事が生じる。多くの人を円滑にするための仕事が。

一定以上の人数が集中するとカオスが生じ、それ故にそのカオス対処するための仕事が生じる。

但し東京などは、もうその混乱を受け止めきれる余裕が少ないように思えてしょうがない。

東京出身としては、東京疲弊する姿は見たくないので、その役を地方にも担って欲しいと思う。

それには地方において、人が居るが故に生じる仕事レベルを超えた人の集約を産まなければならない。

人と人との出会い触媒に、起爆剤になるほどの多様性、知識などだ。

それには中核となる大学などの教育機関人材を集める意味で、道州制による州都化が必要だと思う。

州都となれば行政機構としてそれに付随する人が否が応でも集まってくる。

それを種に、地方活性化となる人材多様性を構築、確保していかなければならない。

都市化と同時に、その都市独自の特徴の模索育成も必要である

その特徴を構築できるのならば他の都市との差別化と、企業の吸引が可能であろう。

自治体は、その存続において集約化か自律分散型の選択を迫られるだろう。

集約化に失敗すれば、自治体の消滅か自律できる単位(村落や自律農家など)のネットワークだろう。

そのような形でしか少子化時代は生き残れないだろう

2015-01-27

最初からイスラム国本命ヨルダンだった仮説(妄想

2014年12月11日ヨルダンは8年間停止していた死刑執行を再開した。

ソース http://www.hrw.org/news/2014/12/21/jordan-resumes-death-penalty-executes-11

ヨルダン死刑囚もっとも有名なのは、今回の件で一躍日本でも知られることとなったSajida Rishawiであり、死刑再開を伝えるアルジャジーラ記事にも写真入りで取り上げられている。

ソース http://www.aljazeera.com/news/middleeast/2014/12/why-did-jordan-resume-death-penalty-201412271125989644.html

イスラム国ならずとも、このまま行けば何が起きるかは明らかだった。

さて、イスラム国現在握る握る一番強い対ヨルダン交渉カードといえば、やはりヨルダン空軍中尉、Mu'ath Safi Yousef al-Kaseasbehであるhttp://chutoislam.blog.fc2.com/blog-entry-264.htmlではMuadh al-Kasasbehと表記されているが、欧米メディアではこの形かMoaz al-Kasabaという表記が多いようだ)

テロリストとは交渉しない」は建前であり大原則でもあるが、単なる人質でなく、軍務に従って行動していた人物が作戦行動中に捕虜になった、というのであれば、「捕虜交換」というのは、通常の交渉よりも遙かに名分が通りやすい。

確かにヨルダン国民にとって、サージダ・リーシャーウィー死刑囚というのは絶対に許せないテロリスト極悪人ではあるけれども、ではムアーズ・カサースベ中尉の命とどちらが上かというと、かなり天秤は拮抗していると言える。実際、そのせいでヨルダン世論は混乱している。

さらなる問題イスラム国との交渉にはアメリカがあまりいい顔をしないことであり、たとえば身代金交渉であれば黙認される可能性はあっても、テロリストの釈放は反発を招く可能性は高い。

ヨルダンはもともと周りにイラクシリアイスラエルサウジアラビアパレスチナエジプトとそれぞれに付き合いの難しい国しか存在しない。

日本人には想像きぬぐらいサバイバル能力に長けた先代国王フセイン1世の立ち回りの上手さだけで今日まで存続できたと言ってよいぐらい国家基盤は危うい。

アメリカの不興を買う」というのはそれら隣国との関係を損なうのに勝るとも劣らないぐらいの危険である

ここで、今回の日本人人質の話が入ると、ヨルダンにとって、事態は相当に改善される。

仮にリシャウィ死刑囚の釈放と引き替えにカサースベ中尉後藤氏が解放される、という形で妥結すれば、ヨルダン面子を立てつつ、日本に恩を売ることができる。

ヨルダン単独で取引に踏み切った場合よりも、アメリカの反発が緩和されるのは確かだし、「日本を助けた」ということで一応は国内世論対策にもなる。

シリア内戦開始後、ヨルダン国内に流入している難民ヨルダン人口の1割、それ以前からの流入も含めれば人口の2割という破滅的な数字である

ソース http://www.taro.org/2014/05/post-1474.php

仮に「テロリストとの取引」を原因に、アメリカから難民関係の援助金が削減されれば、それだけでヨルダンは存亡の危機に直面する。日本が加わってアメリカをなだめる、あるいはもっと直接的に日本資金を肩代わりしてくれれば、話は変わる。

イスラム国にしてみれば、もともと日本は有志連合にも加わっておらず、テロを仕掛ける先としても足場がなさすぎる。もちろんカネを出してるから一応は敵であるが、さらにそこから踏み込ませて、本格的な敵に格上げする理由はない。

もちろん宝石よりも貴重な有志国連合の捕虜を釈放するというのは大問題だが、「獄中の同志の解放」はあらゆるテロ組織にとって、最優先といってよい問題である。それに加えて、日本ヨルダンが、アメリカとの関係を多少とも損なわせることができるのは確実で、取引手数料としては悪くない。

まりヨルダンとの捕虜交換をまとめるための触媒として、今回の日本人人質事件を組み立てた、というのが本稿の主張である

以上はすべて単なる仮説であり、妄想である。IS内でもトップに近いレベルでの判断要求されるであろう事項であり、映像の出来が雑だったとか、発表の仕方が従来のやり方と違うとか、その種の辻褄が合わない点を考えると、推理と言えるほどの論拠は存在しない

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