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はてなキーワード: 無垢とは

2024-08-07

お前らさすがに彼女いたことはある…よな?

30代の男の3割が交際経験ナシらしい

地獄すぎてさすがに嘘こけと思った

お前らネットであれだけ偉そうにしてるじゃないか

その裏では女性と付き合ったこともないなんて

そんな滑稽なことあるわけないよな

そもそも地獄すぎてあり得ないだろう彼女が一度もいないなんて

何に希望を持って生きているんだ

そんなやついたとしても例外中の例外のはずで

日本社会を回してる人間の3割が地獄の亡霊だったら

怖すぎて明日から外に出られないだろう

俺の見間違いだよな?

無垢な俺をからかっているのなら悪い冗談はやめにしてくれ

たまたま彼女がいないだけで、いた事はある

そうなんだろ?

2024-08-06

差別をする人を差別することも差別

別に差別容認するわけではないが、どうしても差別をしたくてたまらない人間世界中を見渡すまでもなく視界に入ってくる。その人間たまたまマイノリティだった場合被差別側への同情でスルーされるが、マジョリティはそうではない。今日差別者はキャンセルされ、その立場を失っていく。おれは昨日もフランスのことを流石は差別先進国だ、後進国日本は及ぶべくもないと対岸の火事を決め込んでいるが、この感覚果たして別の人種への差別と何が違うのだろうか。先天性であるかどうか?いいや、本質的に差はないだろう。結局のところ、世界には何かしらの敵がいなければ精神平穏を保てない人間がうじゃうじゃいるのだ。フェミミソジニーもチー牛区別増田もなにもかも、自分以下がいなければ精神の均衡を保てないのだ。現代社会は、社会通念を逸脱せずに批判しても良い人物探しに飢えている。現代反差別運動は結局のところ、先天性の特徴に対して差別をする人間メタゲーム上位を占めているから、それを批判するために行っているに過ぎない。被差別層がが無垢なる善であると信じているからこそ、己の欲求を満たす道具として扱うことができるのだ。自らも無垢なる善の一員である錯覚するから、己の手が穢れてないと信じられるのだ。しかしながら、それも結局は己の欲求のままに批判をしたいという欲望の捌け口を探しているだけだ。全てが、欲求に通ずる。真に差別をなくしたいのであれば、人々は個たるを捨て全に帰らざるを得ない。が、もうそれは不可能なのだ。我々は悪だ。生存競争肯定する生命というシステムの上で生存競争否定することは到底敵わない。敵だ。俺たちには敵が必要なのだ。敵がいなければ競争は成立しない。本能が敵を、振るいあげた拳の下ろす先を探している。拳とはそのようにできているからだ。時々、無垢なる善を夢想する。赤子に対して言語社会を強いなければ、この子無垢で居続けられたのかと後悔する。我々は元々、野生の中で敵に囲まれて生きてきた。きっと今は違う。昔ほどは敵は多くないはずだ。その全体の元で、新たな無垢なる人類が産まれいかと願ってやまない。我々は我々の夢想する理想郷に足を踏み入れることを許されていない。我々は理想ではないからだ。あるはずもない理想郷が、なぜ実現できないのかと、我々はその責任を、自分でない誰かに一生懸命被せようとしている。まったく滑稽であると言わざるを得ない。我々は死ぬべきなのだ

2024-07-26

平成二年生まれオタクロマンス観(HL・BLGL)を形作った作品たち

もうすぐ誕生日を迎えて33歳が終わるので、いい機会だと思って平成初期生まれである自分ロマンス観の奥底に眠る作品について、水面まで引っ張り上げて雑語りしてみた。なお性別は男。

HL:anond:20240724184142

BL:anond:20240725222040

GL:これ

GL

ガールズラブと項目を立てておいてなんだけど、実は未だによくわからない概念もしかして期待して読みに来たかもしれない人がいたらゴメンなさい)。とりあえず自分ステートオブジアートとして率直な気持ちを残したいと思う。

BLの方で書いたように、筆者は昔からティーン向けの少女漫画少女小説摂取していたので、(少)女同士の関係性は友情(たまに愛憎)のものとしてプリセットされていた。なので女と女の距離が近くても「ああそういう感情ね」として頭の中の知っている感覚にラベルを振り分けていた。そこに特別名前を付けることはなかった。ただ「友情・親愛」と。

その後、オタクとして成長すると共に、だんだん百合という概念が男オタクの間に伸長してきたが、百合市場が出来上がるのを横目に眺めるだけで、自分自身がどうこうということはなかった。

覚えている限りだと、高校生の時(2006年くらい?)にオタク同級生の間で少女同士の関係性を題材にした漫画だったかラノベが友人の男オタクの間で流行っていたと思う。なんだっけ……4コマ漫画で……メガネ女子の眼の前で授業机の中から大量の煮凝りがぬぽって落ちるシーンだけは覚えているんだけど……。当時は百合という言葉は使っていなかった気がするけど、可愛い女の子同士がいちゃいちゃしているのがいいんだ、みたいなことを言っていた気がする。自分はそれに対して、特に思う感情はなかった。いや、逆に今更?という感情だったかも。なぜならば既にその場所は訪れたことがあったから。

自分が初めて少女同士の恋愛にも似た感情のやりとりを意識したのは、小説だった。図書館で借りてきたとある作家小説で読んだS(エス)といううら若き乙女同士の関係女学校に通う少女同士の疑似恋愛。そこにあったのは上辺は花畑を舞う蝶のように煌めき美しいが、内側に潜ると内蔵のようなヌメついた湿った感情だった。疑似恋愛嫉妬、そして混じる疑似ではない気持ち

そんな作品を読んできていたので、かわいい子とかわいい子がかわいいことをしている、みたいな作品に喜んでいるオタ友がどうにも幼く見えてしかたがなかった。

そうして百合とかGLとはあまり仲良くないまま、女同士の関係友情というフォルダに入れて今の年齢まできたのだけど…………ただ……心の中で唯一引っかかっている、消化できなかった少女同士の関係があった(過去形)。それが恩田陸小説「蛇行する川のほとり」に出てくる若い女子高生二人の関係性だ。

タイトル 蛇行する川のほと
作者 恩田陸


本作は、高校美術部に所属する女子部員たちが、野外音楽堂で行う演劇の背景美術を仕上げるために夏休みに川のほとりにある合宿を行うというシーンから始まる。(一応)主人公の毬子は憧れの美術部の先輩である香澄さんに合宿に誘われ、有頂天彼女主催する合宿に参加する。本来ならば年頃の少女たちの楽しいお泊り会となるはずだったのだが、香澄さんをはじめとする他の参加者は、彼女に何かを企んでいるような、隠しているような態度を取る。次第にただの楽しい合宿ではないことが分かってきたころ、毬子本人が忘れていた幼い頃にあった事件が浮かび上がり彼女過去を照らしてくる。そして過去を失い、少女大人になる。

本作のあとがきで、作者の恩田陸は「私が感じていた『少女たち』を封じ込めたいと想って書いた」と記している。その言葉の通り、本作には様々な「少女」が登場する。まだ大人子供奇跡狭間うつろう毬子、過去を持たない完成された香澄彼女相棒天才肌の絵描き芳野、一足先に大人へと羽化した真魚子。4つの章を通じて彼女たちは多様な顔を見せる。無垢でいながらも自分でも把握していない秘密を握っている毬子、どこまでも独立して半身の芳野にすら内心を明かさな香澄、優れた美術家の観察眼で本質を見抜きながらも最も大切な自分の中の香澄への気持ちに気付いていない芳野、そしてとある事件きっかけでその輪に無理やり入れられた真魚子(まおこ)。章ごとに語り手が代わり、一つの側面の形質は、語り手へと姿を変えてると主観となる。

本作には、登場人物のうちに公式に女女カップルと呼べる組み合わせが存在する。香澄芳野だ。常に二人で行動し、二人で一日を過ごし、どこでも二人の世界を作る。互いに互いを引き立て合うようなお似合いの二人。しかし二人は望んで一緒にいるわけではない。過去を共有してしまって、もはや離れられないのだ。お互いに過去という鎖を結びあってしまったと言っても良い。しかし、少なくとも芳野の方は、共に鎖を結びあった相手香澄で良かったと思っている。

門外漢自分が考えるに、多分世の中のGL?百合?好きは、芳野編を大いに好むと思う。そこで繰り広げられるのは、互いに誰よりも近く、親密で、そしてお互いに内面の99%まで理解しているのに、その残りの1%が、相手への愛が本当にそこにあるのか分からないという愛の物語だ。芳野編の、今まで無意識に避けてきた香澄肖像画を描くことで、自分の中の気持ちを形作るという展開はとても美しいものがあると思う。

ただ、自分はこの二人の関係性は処理出来ていた、と思う。友情、親愛、そして強い愛情と。自分が最も咀嚼できなかったのはもう一つの組み合わせ、毬子と真魚子の方だった。

同級生の中でも子供っぽい毬子と、級友に先駆け一足先に大人になってしまった真魚子。恋愛面でもお子様な毬子と既に大学生恋人がいる真魚子。正反対の二人は対極に位置するからか、親友同士であった。香澄芳野という二人と比べると、一生離れずに共にある彼女たちに対し、高校生の間は親友でも卒業したら普通に進路が離れ疎遠になり、それでもたまに会ってお茶をする、というような関係だろう。仲良しで大好きだけど、互いに混じり合う程に近いわけでもなく、恋人よりも好きというわけでもない。そう、それだけなら十分に理解できたんだ。

物語の後半、とある事情により毬子の代わりに真魚子が合宿に参加することになる。自分が一番よくわからなかったのがそこだった。毬子が事情により参加できなくなるのは分かる、でもあん事態になったとは言え、真魚子が嫌っていた香澄たちのところに単身乗り込むようなことをするのか、と。だって毬子と異なり彼女にはなんにも過去事件因縁が無い。だからいくら毬子に頼まれたからって、わざわざ事態を究明するために乗り込む必要はなく、ほとぼりが冷めるまで、物語が閉じるまで放っておけばいい。しかし、彼女は乗り込んだのだ。

この機序がずっと咀嚼できていなかったのだけど、最近、もしか自分の考えは順序が逆であるかもしれないと気が付いた。頼みを受けて乗り込まねばならないほど、本当は彼女にとって、親友は本当に大切な存在だったのだ、と。誰よりも冷静で頭が切れる真魚子であっても、いや毬子の親友彼女からこそ動かざるを得なかったのだと。その時、すとん、と腑に落ちた音がした気がした。

香澄芳野の唯一無二の分かち難い強固な結びつきとはまた違った、同級生親友というどこにでもある女子高生の毬子と真魚子の結びつきも、それはそれで一つの思春期の素朴な輝かしい感情の頂点なのだと。

百合とかGLとか未だよく分からないけど、自分にとってそれらに一番近い感情は、この二人を想うときかなって思った。

2024-07-23

anond:20240723145938

ワイ 今猫3匹と暮らしているんだがシコルの躊躇するわ

ワイの粗末なもんを純粋無垢な仔達に晒すのは恥ずい

気がつくと3ヶ月抜いてないとかザラだわ

こんなん家族だったらなおさらやろ

健全な発達のためにも鍵の掛かる子供部屋は必須やと思う

anond:20240723054159

殿方特有のキョトンだと疑ってるけど違うのかな。

モノ言う女を許さな男性社会圧力がなかったら、選挙は変わってた。

バッシング動機の一つに『女らしく』ないからムカつく、ってのはあった。

それだけの話なのに、対戦相手女性から無効かい結論で納得してるのって、殿方によくあるナゾの「ほへ?」だと思ってる。

本当は全部理解してるのに無意識レベル真実を拒絶して、キョトン。

自分ごと騙して何も分からない無垢子どものフリをする。

男性ビルトインされた加害性とか、性的消費とか、現代社会の男女不平等さとか、を認めたくないときに出るっぽい、幼児退行みたいなやつ。

全部バレてるんだけど、それでもナゼか有効だと思ってる? 戦略

2024-07-19

anond:20240719021913

天才現る。

でもカービィさん、基本喋らないからな…。アニメもそんなんだったな…。

スマブラスペシャルではじめにカービィしかいないのが良かったな〜。なんか、無垢感がよかった。

2024-07-15

ハヤカワのKindleセールおすすめ文学編】

SFミステリおすすめは多いけど、文学おすすめはあまり見かけなかったので取り急ぎ。

マーガレット・アトウッド侍女の物語』、『誓願』、『昏き目の暗殺者』上・下

コーマック・マッカーシー『すべての美しい馬』『ブラッドメリディアン』ほか多数

クッツェー恥辱

オルハン・パムク無垢博物館』『雪』ほか

・トニ・モリスン『ビラヴド』ほか多数

エリザベス・ストラウト『私の名前ルーシーバートン』ほか

アニー・エルノー嫉妬/事件

ジュリアフィリップス消失惑星

アンソニー・ドーア『すべての見えない光』

・コルソン・ホワイトヘッド地下鉄道

あとハヤカワから出てる有名どころだとカズオ・イシグロとかアゴタ・クリストフか。

2024-07-13

anond:20240713003957

作者の作品に出てくるショタ全部に言えるんだけど

あざとい

少年特有無垢さを匂わせるだけで、

根底部分にショタにあるまじき老獪な冷徹さをかならず入れてくるから

現実存在しない人物像になってリアリティラインを割ってしま

まあ、俺がnot for meってだけなんだけども

2024-07-03

百年の孤独」の後、逆張りしたい奴が読むべきラテンアメリカ文学6選

百年の孤独」読んだ後にこれを読むべきってネット記事が書かれ始めていて面白い。こういうの好きで、色々なジャンルでこの類の記事を読んで探求してる。だけど時々「いや確かに自分素人なんすけど、もっと段階踏んだ後に読むべき、玄人向けのやつも読んで背伸びしたいんすよ!」と思う時がある。多分、そういうやつここにもいるだろ?そういう同類に捧ぐ。

エドゥムンド・パス・ソルダン/ 服部綾乃&石川隆介「チューリング妄想」(ボリビア)

今、ボリビアクーデター未遂があったとかで混乱してるらしいけど、そんな国を描いたテクノスリラー小説がこれ。“チューリング”ってある通り暗号やらインターネットやらサイバー犯罪やら色々先端技術出てきて、いわゆる魔術的リアリズムとかそういうの全然ない。つーか作者自身ラテンアメリカ文学といえば魔術的リアリズムとかざけんなや!とか思ってこれ書いたとか書いてないとか。クソ分厚いけどオモロイよ。

ベンハミン・ラバトゥッツ/松本健二「恐るべき緑」(チリ)

ここで紹介するなかで一番新しいやつ。これも魔術的リアリズムとかそういうのじゃなくて、科学のとんでもない功罪の数々についてフリッツ・ハーバーとかシュヴァルツシルトとか、あと数学者グロタンディークの生涯から描いてるめっちゃ禍々しい本。あれだよ、ノーランの「オッペンハイマー」と並べられるべき本、本内にオッペンハイマー出てきた気もする。物理学者の全卓樹がこの本の翻訳はよ出せはよ出せとか言ってて、冷静なフォロワーが「この前もう翻訳出版されてましたよ」とか言われてたのが印象的だった。

オラシオ・カスジャーノス・モヤ/細野豊無分別」(中米)

ラテンアメリカラテンアメリカでも南米じゃなくて中米文学日本でもあんま読めない。そん中でもこの人はエルサルバドル出身作家中米についてずっと書いてる。この本はグアテマラ先住民虐殺を綴った報告書を読んでる主人公がその残虐さ陰惨さにどんどん正気を失っていくって本で、読んでてただただ気が滅入る。トーマスベルンハルトとか好きな陰気な人にオススメ

セルヒオブランコテーバイランド」/仮屋浩子(ウルグアイ)

これはラテンアメリカ文学好きにも知られてないやつで、何故なら戯曲から。何かウルグアイっていう結構マイナーな国の戯曲日本演劇化されて、その勢いで本として出版されたっぽい。こういうのいいよな。内容はめちゃ小賢しい。ギリシャ神話、作者自身が登場するメタい設定、そんで現実虚構が混ざりあう、みたいな。でも小賢しく技巧凝らしてるからこそ面白い物語あんだよなあ。

クラリッセ・リスペクトル/高橋邦彦ナヲエ・タケイ・ダ・ジルバ「G・Hの受難/家族の絆」(ブラジル)

リスペクトルな、俺「星の時」読んで泣いたよ。何でって、ここまで複雑な設定を使って無垢登場人物を痛めつける作者はサディストクズ人間で、小説読んでここまで怒りを覚えたこマジでないよ。でも「G・Hの受難」は凄かった。何かずっとゴキブリについて語ってて、そのゴキブリの死骸を通じて瞑想して悟りに至るみたいな。は?ってなるよな。ガチ意味不明で、そういうのって文学醍醐味だわ。

エドゥアルド・ハルフォン/松本健二ポーランドボクサー」(グアテマラ)

これは何か、主人公恋人乳首噛んでたこしか覚えてねえや。でも読んで色々印象に残った本だとか、全く印象に残らなかった本とかは数多いなかで、“主人公恋人乳首噛んでた”みたいに局所的に1つだけ何か覚えてるみたいな本はそう多くない。いや何で読んだんだっけな、白水社のエクス・リブスシリーズから出てたからかな、それも忘れた。でも確かに主人公恋人乳首噛んでたのは覚えてんだよ。不思議だな。

続編:「百年の孤独」読まんで逆張りしたい人に薦めるラテンアメリカ文学10

https://anond.hatelabo.jp/20240704181200

2024-06-28

anond:20240628201752

原材料が木でも箔貼ったり塗ってたりで銀色っぽいのは竹光分類として売られてる

無垢でも竹光扱いだったりそこらへん雑だが

もともとは◯で作られてたか名称に◯がつくが、現在では違う素材でつくられることが多い、ってのたまにあるだろ

竹光もそれ

今は木製のが多いぐらいじゃね

「竹光 樫」で検索してみ

楽天とか通販サイトで「竹光」で検索しても木製の方が多分多い

2024-06-27

無産はダメだよ

職場の人に言われたので思わず障害者産んで害産になりたくないか大丈夫ですって返した。

その人の子供がダウンでやたらダウンは天使だの無垢だのうるせーっつの

将来税金で生きるだけの社会害悪を増やすつもりは無い。

はぁ?ってキレて消えたけど小さいフロアで既婚子持ちってだけでマウント取ってきてウザかったので二度と近寄らないで欲しい。

2024-06-16

いい歳で彼女いたことない&童貞のおじさんて幸せになれるの?

20数年も彼女がいない、つまり他者から無垢の愛を受けたり、認められたり、受け入れられたりしたことのないおじさんって、生きていて辛くないんだろうか。という疑問。

彼女ができない理由って、

 ・ブサイク

 ・無能

 ・性格が悪い

 ・運が悪い

の"全て"を持ち合わせていることなんだよ。

ブサイクなだけなら彼女できる。

無能なだけなら彼女できる。

性格が悪くても彼女できる。

彼女作れないのは、ブサイクで、無能で、性格が悪くて、運が悪いやつということ。

あ、僕は「女と無料セックスできない人生は無価値だ」とかそんなことを言いたいんじゃないんだ。

ブサイク無能性格が悪くて運がないおじさんが、独りで生きていくとして、どんな良いことがあるの?幸せなの?という話。

ブサイク無能性格も悪いやつが、仕事に打ち込む?無能なのに?

趣味に興じる?無能なのに?

仕事趣味成功するか、そうでなくとも満足できるような結果を出せる人って、そもそも彼女できるし、できているよね。

どう?

かに例外はいる、有能でイケメン性格もいいけど、一人の人生を送りたいっていうのも一定数いるよね。

これを無視することはしないけど、大多数の彼女いたことないおじさん達はそうではないでしょ?

そういう人たちはどうなのかなって教えてほしい。

by ペンネーム彼女いたことない26歳童貞おじさん』より

頼むわ

2024-06-14

欲望を実現するための具体的な方法論においてはバランス感も大事だろうけど、その欲望を生み出す信仰だとか納得だとかは心の底の底まで貫くものをたった一つだけ持った方が幸せになれるような気がする。

中庸とか言って反復横跳びするような真似はせず、大事な一つ以外には一切の疑いも迷いも捨てる。自分信仰も心の持ちよう次第ではいくらでも曲げられてしまものだと思わず、この世でたった一つだけ確実に存在する所与の真理とみなす

ヒューマニズムだとか人権思想だとかコミュニタリアニズムだとか宗教規範だとか、その他の価値は全てただ一つの真理に基づいた行いを現実的実践するための手段としてのみ存在させる。

おれは実存主義的な生き方が一番美しいと思ってたけど、こういう生き方の方が遥かに美しいような気がしてきた。

似ているようだけど、ほんの少しの違いが決定的に違う。

ちょっと嫌な事があれば「でも結局全部意味ないしな……」と思えてしまうような、論理にお膳立てされた「好きに生きよう」ではない。一度全てを論理的に疑って無限還元主義へと陥るような小賢しいメタ思考を挟まず、ただ情熱と信念のみによって信仰の獲得を成し遂げる。

これって要するに前近代宗教では?

別に宗教規範に限らず世俗価値観にせよ個人感覚依拠した価値規範にせよ、やっぱ無垢信仰は満足に生きるにあたって大事な気がする。

人生の楽しさを感覚で味わえないから、せめて理屈だけでもと生きる意義を論理的に追及してみる。そして考えれば考えるほど、今まで所与の事実だと思っていたものが快不快多数決に過ぎない規範へと後退していく。

寄る辺なく存在しながら、じゃあ好きに生きるしかいか……と思いつつ、そもそも人生つまんなくてこんな事考え始めてるので、改めて振り出しに戻っても活力が湧くとは限らない。何なら虚無感だけが残って、余計無気力でつまらない人生になるかもしれない。

一度虚無へと至ってしまったら、もう二度と無垢信仰は手に入らない。

でもあんまりつの信仰だけを貫いてると、何かのきっかけで打ち砕かれるような事があったら自殺しちゃいそうだなとも思う。

ここまで強烈に徹底はしなくともそれなりの強度でこういう生き方をしている人はいて、そういう人が信念を支えきれなくなるといわゆる中年危機的なやつを迎えるんだろうか。

anond:20240614110240

全てを知って冷めてるけどリーダーとして引っ張ってくキャラは人気があるし、

無知で何も知らず無垢で夢を語りながらリーダーとして引っ張ってくキャラも人気がある。

全てを知って冷めているから何も行動せずに周囲を冷笑しているだけのキャラは人気がないし、

無知で何も知らず無垢で夢を語るだけで何も行動せずに現実から目を逸らしているキャラも人気がない。

まり重要なのは無知かどうか」じゃないんだね。

2024-06-12

anond:20240517095906

童貞だけど、初夜のために自分の体は無垢なままでいたいのです

男の体を安く売りたくない

2024-06-09

他人に抱いた不快感に対する考察追記あり

追記

女性は開くボタンを押しているつもりだったかもしれません。あるいは乗り込んだら閉じるボタンを押すというルーチンがあり、それが開くボタンを押すことと混線したのかもしれません。擁護はいくらでも浮かびます

しか居合わせた身としては、咄嗟不快感を感じました。自分でも戸惑いましたが、結局相手の行動を好意的解釈するには微量の好意必要であり、容姿に強い違和感を感じるとその好意すら心に湧いてこないのだと思い知りました。

その点で、容姿を気遣えないことは大きな損です。しかし当該の女性のそれは一時的な心身の不調由来ではなく、おそらく今後も改善されることはないと感ぜられる特徴がありました。その点で可哀想だと感じた次第です。

私は自分無垢ではないと知っているつもりでしたが、こんなに憶測から他者を毛嫌いする人間だとは思っておりませんでした。現実に触れ、私は己の潔白の限界を知りました。同時に他者への理解も深まりました。今後は他者自分のために身繕いをしようと思った次第です。


駅の改札階から地上に上がるエレベーターを待っていた。私の前にすでに女性がいて、その人がエレベーターを呼んでいた。地上に上がっていったエレベーターが、折り返して改札階に戻ってくるまでの冗長な待ち時間を過ごす。私の後ろにお婆さんが来て並んだ。エレベーターが来た。

女性、私、お婆さんの順に乗り込んだ。私が乗り込んだ時、女性エレベーターパネルボタンを押していることに気付いた。女性は「閉」ボタンを長押ししていた。私とお婆さんが乗り込んでいる最中に。

一瞬、押し間違いかと思った。あのボタンマークが分かりづらくて混乱するという話をよく聞く。押し間違いであってくれと思った。駅のエレベーター安全性が高めに設定されているのか、お婆さんが乗り込むまで、そして乗り終わってもしばらく閉まらなかった。少し間があり、女性はまたも閉じるボタンを押した。迷いのない動作だった。ここで私は、その女性がきちんと認識した上で閉ボタンを押したと確信した。

その女性は、客観的に見て美しくなかった。腰まで伸びたパサついた髪と、よれよれのサーモンピンクカーディガン、二頭身にデフォルメされた青年男性キャラクターらしき大きなマスコットの付いた茶色の合皮のリュックサック。はばからずに言えばどこか足りていなさそうな、あるいは病んでいそうな後ろ姿だった。

から気が利かなさそうだし、後続が乗り込んでいるにも関わらず閉まるボタンを押しそうな雰囲気はあると感じていた。しかし本当にそうなるとは。予想通りの性格の悪さに腹が立った。

しかし同時に、性格容姿のどちらにも難のある人間に対する自分の敵意に驚いた。一瞬、こんな人間自分生活から居なくなってほしいとさえ思ったのだ。駅のエレベーターは優秀なので、別にまれたわけでもないのに。

普段なら、こういうことがあっても「ああ、まあそういう人もいるだろう」と思ってやり過ごせる。これがその女性相手には適用されなかったのはどういうことだろうか。考えた末に、こう結論が出た。すなわち自分は、その女性から不快感しか与えられなかったため、許容の閾値を超えてしまったと。

まず見た目に全く良いところがなかった。乗り込む時に見えた顔の造形もそうだし、髪や服装にも褒められるところがなく、ただただ不快な感じだった。そして、そんな格好をできる人間なので他者から評価は気にならないタイプで、かつ自己中なところもあると推測された。そしてそれは行動によって証明された。

すなわち、たった数分程度でいくつもマイナスの印象を抱かされたのだ。ある意味すごいことだ。そしてその積み重ねが、私に普段感じないような嫌悪感を催させたのだ。

ここまで考えて、私は少し安堵した。私の許容値が変わったのではなく、目の前の相手が大きなマイナスを抱えているタイプ人間だと思えたからだ。きっと今日じゃない日に出会っても、私はその女性を疎ましく感じただろうと確信できた。

同じ人間なのに、こうも他の人とは異なるのは可哀想だと思いつつ、自分はそうはなるまいと決意してエレベーターを降りたのだった。

2024-06-05

anond:20240605012248

陸上盗撮問題と通じるものがある

盗撮小僧は昔からいたが、発表する場所がないから一人で楽しむだけか、発表したとしても少女が見ないようなアングラ雑誌投稿する程度で闇の中に留まった

それが今やネットで大々的に公開されyoutubeエロアフィサイト収益化される

少女の方もSNSするようになったので、直接嫌がらせする奴らも増えた

盗撮写真に精液ぶっかけ画像DMで送るのが流行ったせいで陸上盗撮問題が盛んに語られるようになり撮影禁止大会が増えた

男児無垢ものという神話もまた、ネットの発達で消えた

男児たちが「子供という特権いかエロいことをやってきたか」をわざわざ自分から語るから

自意識過剰なのではなくあの嫌悪感は本物だった、男は何歳でも男で加害者になりうると女たちに気づかれた

2024-06-03

ぬいペニってつまりこういうことやろ?

うるし原智志の絵を観た後に、先生のご尊顔を観て、騙された!って思うみたいな感じやろ

夢は夢のままであってほしいという純粋無垢な幼子のような心を踏み煮汁んやろ

2024-05-22

風俗童貞を捨ててしまった

行くんじゃなかった。少なくとも俺は風俗に行くべき人間ではなかった。と言うより、俺はセックスに向いていないんだと思う。今物凄い自己嫌悪が止まらない。

今後俺は彼女を作ることが出来ないんだろう。今までにも一人、高校生の時に付き合っていた人はいた。あの時は彼女を性の対象として見てはいたが、そこには少しばかり神聖ものとしての側面があった。女性を、女体をどこか神々しいものであって断じて肉の塊ではないと思う節があった。

その幻想を俺は自ら破壊してしまった。もしかしたら賢者タイムに今在るのかも知れないが、そうとはしても前なら綺麗だと思えただろう街ですれ違う人を見ても、認識論としてただの肉塊にしか見えなくなった。

物事には順序があり、人には人の順序があったんだろう。俺の場合恋愛の果に据えるべき、そしてこれからを繋ぐ行為としてのセックスだったのだろう。

そして俺は今こそ己を知った。恋に恋をするような人間ではないが、確実に恋愛至上主義であったのだろう。

今後仮に何かの切っ掛けで彼女が俺にも出来るかも知れない。でも、彼女に指一本触れる事は出来ない。後ろめたさ、と言うのもあるし、何より自分から進んで電話を掛けて予約を取って、自らの足で赴き行為に及んだにも関わらずペニスがまるで起たなかったからだ。

どこか義務感のように、このままでは申し訳ないし、高い金を払ったその義務感で事に及んだこの記憶は生涯消えないだろうし、出来るかも知れない彼女との行為の前にもフラッシュバックするのは確実だからだ。

セックス気持ちが良いものとする認識がある程度の人類共通したものなのだろうが、まるで気持ちよくなかった。ただひたすらに気持ちの悪いことだった。他人と肌を重ねること自体も纏わりつくような相手の肌と、自分以外の体臭を嗅がなければならない行程、まるで柔らかいだけのマネキンを触るような異質感、腔内に侵入するエイリアンしか言えないぬめぬめとした感触、とにかくすべて強烈な違和感を捩じ込まれるような、単語にすると穢れてしまった事実のものが具現化、実体化してしまった。

童貞を捨てて知った。失った童貞は、その無垢であったあの頃はもう戻らない。残されたのはただの自己嫌悪と女体そのものに対する忌避感だけだった。

今纏まらない考えをただ書いただけだから、また纏まったら追記の形で書き加えたい。

2024-05-20

anond:20240519183554

ほんとそう、ネットをはじめてみた思春期無垢なおれがまず抱いた感想は「女性国外の人たちに対して、無条件でこれだけ汚い言葉を使う人たちがいるなんて、この社会は思ったよりもずっと野蛮なんだなぁ…」だった

2024-05-12

ニンテンドースイッチゲームまた50本遊んで感想書いたのでまとめ

1年前に50本遊んで感想を書いた記事を書いたのですが、

あれからまた50本遊んで感想を書いたのでまとめ記事です。

前回のブコメオススメしてくださったゲームは遊んでいるものもあれば、遊んでいないものもありますが、どれも参考にしていますし、いつか遊ぶと思います

なので、また何かオススメがあれば書いてくださると嬉しいです。


51〜65はこの記事

66〜85はこちら

86〜100はこちら

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23〜47はこちら

48〜50はこちら

1〜50の部門別ランキングはこちら


好き好き大好き超愛してる

ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期

ダンガンロンパシリーズ完結作で、突然集められた超高校級の才能を持つ面々が殺し合いゲーム強要されるデスゲームものにして、その殺し合いの加害者クロを見つける学級裁判で謎を解くミステリゲーム

テキスト主体としたゲームとしては3作目とマンネリし始めるナンバリングだが、全くもってそんなことはなく「嘘」テーマにした幾つかの事件を今まで以上の絶望さで描いている。

特に超高校級総督王馬小吉にまつわるエピソードは圧巻で、歴代作品を踏まえて「絶望希望」は「嘘対真実」の言い換えだと無邪気に信じていた気持ちを粉砕させられた。

ダンガンロンパシリーズはこの作品以降はファンディスクのようなものしかリリースされていないが、なるほど確かにこの後に単純な4やV4をリリースするのは難しさがわかるのもシリーズファンには賛否がわかれる内容だった。

このシリーズアニメ版の「3」で絶望して少し身を引いていたのだが、改めてこのV3を遊んで、やっぱりダンガンロンパは最高だなと思いを改めた。


SeaBed

公称ジャンル百合要素を含むミステリーで、物静かで落ち着いた女性のサチと、元気で朗らかなタカコのカップル関係値の変遷を追うノベルゲーム

日常動作食事自然の豊かさ、季節感などなどの風景や情景の描写に文量が大きく割かれているのが特徴的で、淡々と進む中で彼女たちが何を感じたのかを、咀嚼するように読み解いていく。

そんな平和楽しい内容が、あるタイミングで突然ガラッと風景を変え、死と向き合うことの難しさ、生き続けることの意味などを問いかける哲学的幻想的なストーリーに変化していく。

ものすごく大好きで愛してる作品だけど、面白いというよりは、考えさせられるというか、このキャラ達のことをずっと延々に頭の隅で思い続けることになっているような、それぐらい大きな作品だった。


アーキタイプ・アーカディア

文明崩壊した世界で何故か稼働中のVRMMORPGアーキタイプ・アーカディア」を遊ぶ人達思想がぶつかり合う、火傷しそうな熱意が伝わってくる熱血ノベルゲーム

ゲームは遊んでおらず食糧も水も希少な世界必死暮らしているルストと、その妹でラスモス・ゾティーラ・トゥーラッカという独自挨拶ゲーム内で仲間を増そうと頑張っている妹のクリスティンの二人で始まった旅がどんどんと広がっていく壮大さが魅力的。

テーマの「ゲーム楽しい」を伝えるために様々なプレイヤーと対決していくのが、まさに楽しいゲームで、ゲームを遊ぶゲームというメタ構造になっている云々と言った小賢しい理屈を跳ね除ける沸る激情が最高に楽しいゲーム

可愛いヒロインも沢山登場するのでそういう方面でも面白く、特に僕はコロネちゃんダントツに大好きで、専用ルートのその先を妄想して悦に入ることがある。


魔法使いの夜

1980年代後半近代化が進み発展する街「三咲町」を舞台に、電話すら知らないほど田舎から引っ越してきた静希草十郎が、魔法使い自称する二人の少女出会うボーイ・ミーツ・ガールものノベルゲーム

まず目を引くのが非常に作り込まれルックで、立ち絵と背景絵、その上にかぶさるテキストウィンドウという一般的ノベルゲームでありながら、表現の幅がとても広い。

ストーリー田舎に住んでいた主人公が、街に慣れることを通じて、近代的な社会とそうでなかった時代を浮き彫りにしていき、当たり前に享受している一般的水道電気貨幣すらも、近代化恩恵であり当たり前ではないエピソードが手を変え品を変え繰り返し語られるのが、情緒的な染みるように楽しい

この情緒的ながら近代日本では当たり前のストーリーと、新伝奇ものらしい魔術を使った異能バトルのストーリーとが、静希草十郎にとっては同じだけ異質なものなのが、面白かった。

(なお、ちょうどまさに今このときスマートフォンで遊べるガチャ形式運営ゲームFGOで、彼女たちのアフタストーリーが読めるそうなのだが「ガチャ我慢する」という脳の回路が焼け切れ、貯金や手を付けてはいけないお金をあっさり使い込んでしまった過去があるので、僕は遊べないのがモドカシイ


AMBITIOUS MISSION

怪盗、探偵警察、盗人、泥棒正義と悪が入り交じる登場人物たちの中、ハートとため息を盗む怪盗ミスアルテ共に盗みを行っていくクライムサスペンス

フィクションらしい痛快さに振ったリアリティラインながら、この世界観の中でも丁寧に盗みを行う段取りを立てるパートがあるのが非常に好印象。

自分たち犯罪者であることを認めながら、法では救えない大切な人のために死力を尽くす怪盗たちの生き様が格好よくて滾る最高に面白い作品

そんな怪盗たちですら挽回不可能に思えた最後の盗みの仕掛けは、まさにハートとため息を盗まれた爽快さで、思わずコントローラを握る力が強くなりすぎて、スティックを壊してしまうほどだった。


○大好き

Dear My Abyss

陽気なミスカと陰気なスバル対照的な二人の友人関係が、無垢人形のようなルウが転校してきたこから大きく変化することになるノベルゲーム

学校熟成される閉鎖的な人間関係と、思春期らしい堂々巡りを続ける自己言及を、丁寧な心理描写と情景が伝わってくる幻想的な精神世界の問答で文章を魅せるタイプ作品

女の子同士の三角関係のように見えて、早々にミスカの好意は豪快に空回っており、スバルミスカのことを全く好きではないと、二人の視点シーン毎に同じエピソードを描くことでそれがわかる構成が読んでいて辛い。

楽しいとか面白いような前向きな感情で読める作品ではなく、思春期女子高生自己問答の末に得られた後ろ向きで退廃的な選択が、三人の関係値を歪めていく悲劇を読ませる作品だった。


アカイイト

父親実家がある田舎帰省した羽藤佳が、その田舎にまつわる伝説とそれを取り巻く異能のものたちと交流していく、和風伝奇ジャンル女の子同士の恋愛表現するノベルゲーム

まず伝奇ものとしては、歴史にまつわる蘊蓄衒学趣向的なやり取りが多いが、それが少しづつ大きな設定の開示に繋がっていくのがワクワクする。

主人公の羽藤佳は異能こそあるものの直接的な戦闘能力はないため、ヒロインたちに頼ることになる恋愛の導入が、アカイイトらしさだ。

バッドエンドの豊富さも面白く、バッドと言いながらメインルートとは異なる選択を魅力的に描いており、最初から最後まで飽きずに楽しめた。


夜、灯す

琴を演奏する筝曲部の熱血部活ものパートと、数十年前の女生徒同士の心中事件を追うサスペンスパートが混ざりあったノベルゲーム

仲間との和を大切にする鈴と、演奏技術に重きを置く有華の二人の女性対立しながらも関係値を育てていくのだが、こちらのパートは琴の演奏に関するやり取りが多く、甘い恋愛の要素は少なめ。

対して、数十年前の心中事件の方は、終わりが心中からこそ、はっきりと恋愛の要素があり、そこに至るまでの過程は辛いシーンもあれば、甘いシーンもある。

主人公保護者であり老齢の尼、十六夜妙蓮さんの大活躍はすごく印象に残り、もう一人の主役といっても過言ではないだろう。


帰ってきた名探偵ピカチュウ

ポケットモンスター世界観をテキスト主体アドベンチャーゲームに仕立てるシリーズで、2018年名探偵ピカチュウから5年ぶりの続編にして、完結作品

バトル以外の生活の場におけるポケモンの生息が魅力的で、それを映像でなく文章で楽しめるのは唯一無二だ。

これはもう他の作品と違って客観的評価は完全に捨てるしかなく、ポケモン実在する、ポケモン生活したいなどと、ポケモンへの思い入れがあるからこそ楽しめる作品

肝心のストーリーについては、実写映画版が先取りしていたせいで、サプライズ展開がサプライズになっていないのが気になるし、これほど間が空いてしまうと期待度も相応にあがってしまう、可能なら短編を定期的にリリースしてほしいが、難しいかなあ。


ATRI -My Dear Moments-

海面上昇が止まらず住む場所を失った人が多くいる近未来日本離島舞台に、超エリート校に通っていたが夢破れて戻って来た斑鳩夏生が、アンドロイド少女アトリと交流する恋愛ノベルゲーム

主人公斑鳩夏生はめちゃくちゃ優秀で頭の良いカシコなのだが、とある事情により左足がなく、精神的にも不安定なので、生きづらい描写が開幕からは続く。

しかし、美少女アンドロイドのアトリによりそこが一変し、彼女が左足を補い、精神的な不安定さも補いとサポートすることで、どんどんと前向きになり、社会基盤が大きく変化した田舎町でその頭脳を活かしていくのがワクワクする展開。

この頭脳で手の届く範囲の人たちを救っていくシーンは非常に前向きかつ地に足がついた展開で、大好きな丁寧さだった。


死噛~シビトマギレ~

ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーシリーズ第三弾で、怪異の噂を横スクロールのような探索パートで調べてからRPGボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキスト主体アドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。

死印の直接的な続編で、主人公や他の登場人物共通しており、ストーリー的にもそれを踏まえての悩みや成長が描かれるので、必ずそちらを遊んでから遊びたい。

前々作では怪異に振り回されてばかりの主人公だったが、今作では一転して、怪異と立ち向かうことに強い哲学的な回答を持つことになる。

ホラーの恐ろしさや恐怖を煽る部分に着目しがちだったが、ストーリー的に感動するポイントが多くあり、とてもおもしろかった。


NG

ダンジョンRPGの老舗エクスペリエンスが送るホラーアドベンチャーシリーズ第二弾で、怪異の噂をDRPGのような探索パートで調べてからRPGボス戦のような怪異との対決パートに挑む構成で、テキスト主体アドベンチャーゲームらしくない画面構成になっている。

前作とは同じ世界ではあるが、登場人物は異なっているので、設定を飲み込めるなら今作から遊んでも問題ない。

アウトロー自称する鬼島空良とその仲間たちが怪異と戦うストーリーだが、単純な腕力では倒せないので、現場操作証拠品を集めて、知恵を絞って敵と対峙するシリーズの骨子は共通している。

前作よりもブロマンスな傾向が強調されており、主人公の鬼島空良と、親友にして反社勢力の天生目聖司との持ちつ持たれつの関係値が面白かった。


マヨナカ・ガラン

キャラポリゴンが常にステンドグラスが透けて見える、特徴的なルックが目を引く、キャラクタの演技主体アドベンチャーゲーム

閉鎖的な隠れキリシタンの村の中で、正道とは大きく変化した異質なキリスト教テーマにした、宗教にフィーチャーした作品

前半こそ村人との楽しい交流名産品に舌鼓を打つ展開などコメディ要素も多いが、中盤から宗教を信じることの覚悟を問うような重苦しい展開が続く。

タイトル意味がわかる、とあるキャラ慟哭シーンは、思い出すだけでも気が重たくなる悲しい作品だった。


ワールズエンドクラブ

全国の小学校から落ちこぼれだけを集めたガンバレ組の面々がデスゲームに巻き込まれることから始まる、アクションゲームテキストを読むパートが融合したアドベンチャーゲーム

息をつかせぬ展開が魅力で、一転二転、七転八倒、とにかく次から次へと設定の根底をひっくり返すような、サプライズ展開が目白押し最後まで遊べる。

そんな中でもガンバレ組の絆の深さ、彼らが分かつ事ができない強い関係であることを信じれるようになってからは、痛快なストーリーが続くのも楽しい

アクションゲームは若干とってつけた感があるとも思うが、ガンバレ組の得意な能力ゲームっぽく表現できているとも言える、かも。


ワールドエンド・シンドローム

転校生主人公複数美少女たちと恋愛しつつ、100年に一度死から蘇る謎の現象を追う伝奇サスペンスの要素もある、ノベルゲーム

恋愛部分は正直前フリ感が強く、伝奇パート関係が薄いヒロインたちのエピソードは薄めで、関係が濃いヒロインは濃いと、濃艶がはっきりしているのは好みが分かれそう。

から蘇った人間は周りの人間記憶整合性操作しながら生きながらえるため、どうやってその蘇った人間を見つけるのかのフーダニット段取りが、ミステリしていて面白い

設定こそ新本格作家アニメ化もした某作と似通っているが、ゲームならでは仕掛けやミスリードがあり、しっかりとノベルゲーム翻案できている良作。


2024-05-08

きっかけは単純にモテたいって思いだったんだ…

30代になり、いよいよ婚活しないとヤバいなと思って自分を顧みた時、お腹が出ていることに気が付いた。

そこで体を鍛えるためジムに通うことにした。

元々凝り性なので一度嵌ればどんどんのめり込み、最初はだいぶきつかった筋トレも慣れてくると楽しくなってきた。

少し前から週四でジムに通い、ほぼ毎日通う時期もあった。

みるみる脂肪は落ち、良い具合に引き締まってきた。

体力も依然と比べるとだいぶついてきて、疲れ難くなっているなと実感できた。

でだ。当然、男子の嗜みというものがある。

だがエッチものを観ていると違和感があった。男の方に感情移入できないのだ。

それもそのはず。出演している男はだらしない体をしていて、自分とはまるで違う。

これじゃあ感情移入できるはずもないなと思い、今度は鍛えられた体をした男が出ているものにしたんだ。

そうしたら今度は女優の裸よりも鍛えられた男の体ばかりが気になってさ、いい大胸筋してるじゃん…とが思わず見入ってしまっていた。

こういのって体を鍛えるようになるとあるあるだと思うんだけど、なんだか男の体ばかりに目が行く自分に気付いてハッとし呆然としてしまった。

昔のように純粋無垢AVが見れなくなってしまったようなんだけど…どうすればいい?助けてくれ!!

anond:20240508030638

神社本庁とかの存在も知らず正月だけ初詣行く程度の信心なら丁度いいだろ

バブル期10年くらいの間に流行っただけのもんよりは歴史も多少長いしそれだけで十分

少なくとも価格は安くてサービスが良いのでそれだけで選ぶ理由になる

神社に払うのは5万とかだけで巫女さんが2人も舞ってくれたしな

袴と白無垢レンタルしてカメラマン雇って洋装和装の2パターン前撮りしてアルバムまで作ってデータも貰って60万くらいでできた

嫁さんも満足

2024-04-24

anond:20240424173851

であるかのように自らへの誹謗中傷をチェックし続けた。

 葉渡賢治のゆるキャラ就任時以来のガチファンである青柳碧さん(仮名)は「目が覚めましたよね。今まで私が推してたゆるキャラの葉渡賢治って、え、ただのおじさんじゃんって。人並みに性欲を秘めてるおじさんに私はわーきゃー言ってたんだって。きも、って思って。葉渡賢治もきもいし、それを無垢推してた私もきもいし。もちろんあれは不慮の事故だってわかってますよ。誰も悪くない。でもね、一度そういうふうに見えちゃったら、もう、そうとしか見れない。涙出てきますよ。グッズはもう全部捨てました。アクスタを一番最初に捨てた」と極東経済インタビューに答えた。それを読んで、葉渡賢治は誹謗中傷のチェックをぱたりとやめた。葉渡賢治は8畳の部屋から退去した。市の命令だった。グッズ、マンホール、三ツ葉駅のフォトエリア公式サイト公式SNS動画サイトアップロードされていたダンス動画など、ゆるキャラとしての葉渡賢治の存在は抹消され、なかったことになった。アニメはAlaskaプレミエール会員なら誰でも見ることができるサブスクに残り続けたが、アニメの内容とは関係のないレビューと低評価が大量に付けられ、黒歴史しかなかった。

 もはやゆるキャラではなくなった葉渡賢治は、以前居住していた6畳の部屋に舞い戻り、以前正社員として勤務していた三ツ葉堂のアルバイトとして採用されたが、現場を離れている間に業務は大幅な効率化が施されていて、仕事適応することが難しく、上司と揉めて3ヶ月で退職した。上司というのは、かつての葉渡賢治の部下であった。その後、精力的に求職をしたが、採用されたどの現場でもうまくいくことはなく、職を転々とし、やがて採用されることさえなくなった。このままでは生活の維持が難しく、山の麓かつ川沿いに位置する、家賃はただ同然の、三ツ葉市に生息する全ての虫が出現するのではないかと思われる魔境のような4畳ワンルームの部屋に引っ越した。集めた虫をカリカリに焼いて食べながら見ていた動画サイト広告(「誰でも寝ながら稼げる!」)からクラウドソーシングサイトアクセスし、誰でもできそうなSNS運用仕事を受注した。それは、短文SNSであるMemonoにて絶えず流れてくるその日のニューストレンドを全て「これは予め仕組まれ工作である、なぜなら」と理由こじつけて160文字以内の文章にまとめて投稿するというものである。依頼主からは「何でもいいからとにかく数を多くこなしてほしい。最悪、他人文章パクリでもいい」との依頼があり、完全出来高制であった。1投稿10円。希望があればアカウントを増やすこともできる、との提案があり、葉渡賢治は10アカウントを同時に運営した。葉渡賢治は真面目であったので、他人文章を盗用することなく、全てオリジナル文章投稿した。「これは予め仕組まれ工作である」という考え方の勉強にも余念がなかった。依頼主にその仕事ぶりは高く評価され、長期契約がなされたが、報酬は変わりがなかった。

 ある日、Memonoのトレンドに「葉渡賢治」というワードが浮上しているのを見つけた。何事だ、俺がまた何かやらかしたのか? と葉渡賢治は一瞬思って血の気が引いたが、どうやら人気VTuberである腐葉土咲也が「みんみんみんなの三ツ葉ダンス」の歌ってみた動画を突然に投稿し、それがファンの間で話題になっているようだった。動画を見に行くと、10年前の地方自治体が作ったチープ感溢れるスタジオバーチャル空間再現され、その中で腐葉土咲也とやらが元気に「みんみんみんなの三ツ葉ダンス」を歌い、バーチャルで作られた小太りな体で見事に踊りあげていた。コメントでは「なんでわざわざこの曲?笑」「圧倒的才能の無駄遣い」「葉渡なんとかよりも歌うまい」などの投稿があり、葉渡賢治への攻撃はほぼなかった。安堵した葉渡賢治は仕事モードに頭を切り替えた。葉渡賢治は「葉渡賢治」「これは予め仕組まれ工作である」について考えて投稿しなければならなかった。葉渡賢治。これは予め仕組まれ工作である。葉渡賢治。これは予め仕組まれ工作である。葉渡賢治がゆるキャラに選ばれたのは、仕組まれ工作である。なぜなら。なぜなら? なぜならも糞もあるか!と葉渡賢治は思った。だいたい俺が圧倒的1位で38歳にしてゆるキャラに選ばれるわけがあるか! あの市長の酔っ払ったみたいな挨拶はなんだ! ただのおじさんのグッズがそんなに売れるわけないだろ! なんで俺がアニメ化されるんだ! おかしいだろ! あの生放送スキャンダルだって予め仕組まれ工作だったんだろ! 太って禿げてきた俺が邪魔になったんだろ! そうに決まっている! うああああああ!

 葉渡賢治は「葉渡賢治」「これは予め仕組まれ工作である」について寝る間も惜しんで投稿し続けた。それは葉渡賢治の歴史だった。叙事詩だった。人生のものだった。葉渡賢治は葉渡賢治の生きた証を残そうとしているのであった。「葉渡賢治は三ツ葉市の工作によってゆるキャラにさせられ、人生を歪められた!」「葉渡賢治は市役所近くの8畳の部屋に幽閉され、基本的人権剥奪された状態であった!」「葉渡賢治は本当は結婚とかしたかったが権力者から圧力のせいでできなかった!」「よもぎんの晩年はもはや緑ではなく球体とも言えない姿態で活動させられていた!」「葉渡賢治のゆるキャラとしての活動期間、然るべき給料が支払われていない!もっと金が支払われていいはずだ!」「三ツ葉市は世界経済政治支配する闇組織秘密裏契約を結んでおり、葉渡賢治は生まれた時から彼らの実験台だった!」「腐葉土咲也は葉渡賢治を冒涜するために動画投稿した!撤回しろ!さもなくば訴えるぞ!」「地球は実は三角であり、ここはもはや地球ですらない!地球だと思い込んでるとやばい洗脳を解いたほうがいい!」「葉渡賢治の人生を返してくれ!」──。葉渡賢治が徹夜で葉渡賢治の人生の断片を投稿し続けたためか、「葉渡賢治」はトレンド居座り残り続けたが、やがてトレンドワードは「葉渡賢治 死亡」に姿を変えた。なんでだよ。生きてるわ。誰かが適当なことを言っているのか。インプレゾンビのせいか。生きてるわ!ここでこうして生きてるわい!生きとるわぼけええええぇぇぇ!!

 目を覚ますと、これまでの出来事が悪い悪い夢、になっているはずもなく、いつものトコジラミ以外の全ての虫が出る葉渡賢治の部屋であった。SNS仕事は失い、ガチでこれからどうしよう、という感じであった。が、昨日の「生きとるわぼけええええぇぇぇ!!」が頭の中で鳴っていた。少なくとも今こうして生きていた。どんなことでも起こるような気がした。

 葉渡賢治は動画サイトアクセスし、葉渡賢治のアカウント作成した。スマートフォンを固定し、配信ボタンタップすると、「みんみんみんなの三ツ葉ダンス」をアカペラで歌い、踊り始めた。舌はもつれ、足ももつれ、それはもはや歌ではなく、踊りでさえなかった。やがてスマートフォンの充電が切れて生配信が終了しても葉渡賢治は歌い踊り続けた。

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