はてなキーワード: 正式名称とは
ネットでは米軍式睡眠法とか入眠法とか呼ばれてるが、そういう正式名称があるわけではないらしい。全身のリラックス、呼吸を整える、頭の中から雑念を追い出すという睡眠法の基本みたいなやつ。
1 目のまわりや舌、顎など、顔の筋肉を緩める。
2 左右の肩をできるだけ下げ、上腕から下腕の順に力を抜く。
3 ゆっくりを吐いて、上半身から下半身の順にリラックスさせる。
4 次の3つのいずれかをイメージしながら、10秒かけて頭の中を空っぽにする。
「何も考えない、何も考えない……」と自分に言い聞かせ続ける
https://getnavi.jp/world/542044/
脈絡のないイメージを見ることで頭を混乱させて眠りにつかせる方法。思考のお手玉と呼ばれる、頭の中でとりとめのない考えが次々と浮かぶアレを無理矢理断つ方法。
2 選んだ単語の「最初の一文字」から始まる単語の映像を思い浮かべる
たとえば「はてな」という単語を思い浮かべた後、「鋼」「ハンブルグ」「橋」「ハンマー」…とイメージしたあと、思いつかなくなったら「てんぷら」「鉄板」「てるてる坊主」…と同じことをやる。
https://getnavi.jp/healthcare/186816/
覚醒から睡眠への移行のタイミングで脈絡のない映像が頭の中で流れる人も少なくないと思うが、それを人為的に起こすもの。やはりゆっくりとした呼吸が大事。
1 布団の上にあぐらをかく。
3 何も考えない
5 フッと意識が戻り、「今半分寝ていた?」のような状態が起きたらゆっくりと布団へ
6 横になって1~5を繰り返す
https://twitter.com/onoderasan001/status/1033358104388227072
メトロノームでテンポ20~30くらいを流しっぱなしにする。メトロノームを持ってなくてもスマホのアプリなり、youtubeなりで替わりがいくらでも見つかる。
https://twitter.com/micorun/status/1062276491667398657
ゆっくりとした呼吸で交感神経と副交感神経を整える方法。睡眠前でなく心を落ち着けるのにいつでも使える。丹田呼吸法とかに近い。
1 ゆっくり息を4秒かけて吸います。(1、2、3、4と頭の中で数えましょう)
2 そのあと4秒息を止めます。
4 そのあと4秒息を止めます。
https://comodomani.com/4count-breath/
https://gigazine.net/news/20170130-box-breathing/
技法に名前がついていないので適当に呼んでみた。全身のスイッチをオフにして、眉間から気を遠くに投げるという方法。元記事を読んでもらわないとわかりにくいかも。
1 あおむけに寝る
2 全身の存在を感じる
3 眉間に意識を集中させる
5 眉間の集中を解放し、まぶたの力を抜く
6 呼吸を感じる
https://work.naenote.net/entry/secret-efficient-sleeping-method
「公式」と呼ばれる暗示文を心の中で唱えていく。入眠が目的のものではないが、心身ともにリラックスしていくので眠りに入りやすい。
第1公式 手足が重い。-「右腕が重たい」「左腕が重たい」「右脚が重たい」「左脚が重たい」/「両腕が重たい」「両脚が重たい」/「両手両脚が重たい」
第2公式 手足が温かい。-「右腕が温かい」「左腕が温かい」「右脚が温かい」「左脚が温かい」/「両腕が温かい」「両脚が温かい」/「両手両脚が温かい」
第4公式 呼吸が楽になっている。
それが今日の朝9時のはなし。その感動の勢いに任せてキーボード叩いてる。
優勝した人の名前は高橋優太さんといい、大会の正式名称は世界選手権という。
この大会は現時点での世界最高峰プレイヤーを16人だけ選抜して競う、競技マジックの頂点。
いわゆる「MTG地球代表」を決めるトーナメントと考えてもよい。
高橋氏はそこで開幕3連敗して、あと1敗でもしたらその場でトーナメント敗退が決まる崖っぷちにいきなり追い込まれる。
そんな土俵際に片足ついた状態から、なんと以降負けなしの11連勝でまさかの逆転優勝。
こんな大記録、27年続く世界大会の歴史の中で一度もない。ほんとにすごいことなんよ。
マジック興味ない人には長文であーだこーだ伝えるよりも実際の動画を見てもらったほうがいいよな。
https://youtu.be/NWd2FgWGHrw?t=22353
優勝の瞬間
https://youtu.be/3Ve9Hk3k5X8?t=28417
いい年したおっさんが画面の前でひとり声を抑えることも忘れて泣いている。
それぐらいすごい偉業だったんだよ。世界一のタイトルは彼にとって悲願だったしね。
その姿みていい年こいたおっさんの俺もすこし泣いちゃったわ。
コロナの影響で去年の世界選手権は開催中止、そして今年は初のオンライン開催。
また2019年から公式の運営下で始動したプロリーグ(麻雀でいうMリーグみたいなの)が来年には廃止されることが通告済み。
MTGに生涯を捧げてきたプロプレイヤーたちにとって2021年はまさに激動と困惑の年だった。
日本人による世界一のタイトル獲得は2012年以来じつに9年ぶり。
そもそもこの大会、アジア人には時差のハンデがめちゃくちゃあった。
現地アメリカの時刻に合わせてるから日本だと深夜24時からスタートして朝9時に終わる超過酷なスケジュール。それをぶっとおしで三日間。
例年のオフライン開催だと数日前から現地に飛んで(開催地はパリとか千葉とかラスベガスとか毎年ちがう)時差順応するわけだけど、オンラインではそうはいかない。
カードゲームはマインドスポーツとよばれたりするけど、今回アジア人プレイヤーにとってはそもそも身体的にハードなトーナメントだったことをまず伝えておきたい。
はてな民はネットコミュニティのなかでもマジック履修率が謎に高いイメージ(偏見)があるが、
それでも昨今のマジックの競技シーンについて熱心に追いかけてる人はすくないだろう。
日本はもともと競技マジック強豪国で、市場規模も本国アメリカに次いで二番手の大きさ(たしか)。
前述のプロリーグにも、2020年度の上位リーグ全24名のうち日本人は3名参加しているし、
2005-2006年および2011-2012年には日本人が世界選手権のタイトルを連年で獲得している。
過去にいちどだけ開催されたチームシリーズも、優勝したのは日本人率いるチーム「武蔵」だった。
競技プレイヤーの平均値が高い=プレイヤーコミュニティ一つ一つの練度が高く、チームプレイが得意。
また0から1を生む発明家より70点のアイディアを洗練させて100点にするような職人的なプレイヤーが多いのが日本の特徴といえる。
だけど日本勢はいつも勝者のスポットライトのあたる位置にいたわけじゃなく、
30年近いMTGの競技シーンの中で、日本勢だけがまったく勝てなくなってしまった暗黒期があった。
「日本勢は上位にいて当たりまえ」なんて過去の栄光を知っている者たちからすれば、
そのときの日本の一人負けっぷりは衝撃的で、公式からこんな考察記事を書かれるほどだった。
日本勢は、なぜ勝てなかったのか。 (Internet Archive)
https://web.archive.org/web/20121107070840/http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptams10/article/008381/
いくつか抽出するならそれはリーダーや発明家の不在だったり、語学のハンディキャップによる情報戦の遅れだったり、コミュニティの高齢化や硬直化だったり……
日本社会全体の問題として挙げられるような要因が、実はカードゲームの勝敗の世界にもそのまま通じる課題だったりする。
それから10年の月日が流れ、日本のマジック競技シーンがどうなったかといえば……
高橋氏の優勝からわかるように、いまふたたび最盛の季節を迎えている。
実は全世界で16人しか加わることのできない世界選手権の参加枠に、今年はなんと日本勢が5名も入っていたんだよ。
ちなみに2018年の日本人参加者は1人、2019年にいたっては0人。
すごくないかこれ。
日本勢はもう終わった、なんて言われてた時代を通ってきた人間からすれば、今ほんとうにちょっとした奇跡を目にしてる気分なんだよ。
先述の日本コミュニティの問題をどのようにして解決していったかはわからない。
危機感を原動力に率先して改善していった部分もあるだろうし、技術やインターネットインフラの発展によって自然と乗り越えられていった障壁もあるだろう。
今や日本勢が世界に一歩先んじた発明家的なアイディアを生みだすことも珍しくなくなった(ホロウワンや原根グルール、ジェスカイ変容)。
ひょっとしたら発明家が乏しいとされた日本人は環境の激変期には出遅れるものの、
けっきょく最終的にはその職人肌によって最適解へとみずからを研磨して適合させていくのかもしれない。
彼は競技マジックにコミットして20年近いストイックな古豪プレイヤーで、
国内外で実力は認められていたものの、肩書になるようなタイトルだけは手に入らないような状態がずっとつづいていた。
彼はまさにひとつの道を究める職人タイプで、今回使っていたデッキも最先端から半歩引いたようなイゼット・ドラゴンだ。
このデッキを使っていたのは16人の参加者の中でただひとり彼だけ。
海外勢が持ち込んだ最先端のデッキ(リーア入りのグリクシス天啓)が発明家による最先端の発想だとすると、イゼット・ドラゴンはむしろその対極。
一世代前から職人たちの手によって100点に磨き上げられた、既知のアイディアの結晶のようなデッキだった。
対戦相手とテクニカルで繊細な応酬を好む高橋氏らしい選択だと思ったけれど、正直言って下馬評ではほとんど話題にあがることのないようなデッキだったと思う。
それがまさか構築ラウンド無敗での優勝。
職人型の日本人プレイヤーが、既知の技術の到達点で、20年かけて、世界の頂点を獲った。
プロシーンに終止符が打たれた最後の年に、崖っぷちの3連敗から歴史に名を残す11連勝で。
こんなんさ……もうさ……ドラマやん!
そして悲願だった世界一の称号を手に入れて、次の目標はありますか、と優勝者インタビューで訊かれたときの
彼の回答もまたすごく印象に残ってる。
世界一のタイトル獲った直後なのに、ほんとうに穏やかな口調でこう言ったのよ。
前に増田で見かけたLoR大会の解説記事(https://anond.hatelabo.jp/20210919095507)がすげー面白かったから自分も書いてみた。
キューピーのユが大文字なのに書き方が間違っている!と指弾する人がいるので説明するが
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.j-cast.com/2021/09/15420359.html?p=all
「ュ」などの小書き仮名を捨て仮名というが、これは以前は登記に使えなかった。そもそも昭和63年までは法律、行政文書に捨て仮名を使うことができなかった。
時系列順に並べるとこんな感じ
明治:公文書でカタカナを使う事が決まる(平仮名は大量の変体仮名があったため)
↓
↓
法令、行政文書には小書きカナ不可、故に屋号、商号登記への小書きカナも不受理
この為小書きカナを大書きしたり、小書きを使用しない表記が一般化する(例:キューピー→キユーピー、ディーゼル→ヂーゼル)
↓
戦後昭和20年代後半くらいから擬音などで小書きを使うことが一般化していく
↓
末期には見出し:小書き仮名不使用表記、記事本文:小書き仮名使用という混在状態
↓
昭和63年(1988年):昭和63年7月20日 内閣法制局総発第125号 『法令における拗よう音及び促音に用いる「や・ゆ・よ・つ」の表記について』
「法令における拗よう音及び促音に用いる「や・ゆ・よ・つ」の表記については,(中略)昭和六十三年十二月に召集される通常国会に提出する法律(中略)から,小書きにする。」
これにより行政文書などにも準用されて小書き仮名が使用されるようになり登記も可能になる
↓
これ以前はローマ字をカナ書きした表記(例:YKK→ワイケイケイ)にしたり数字を漢数字にして登記する必要があった
こういう経緯なので昭和63年以前に登記した会社は「キュ」などの小書き仮名表記は商号登記に使えなかった。
だからそれが正式表記かというと法的制約によるものなのでちょっと違う。YKKの正式名称がワイケイケイかと言えばおかしさが判るだろうか?
キューピーの社名の元はキューピッドの子供読みで-yを付けた人形なので一般的な「キューピー」でいいはずだ。
登記上の制約で商号の一般認知と商号登記が違う、NHKと新聞だけが登記上の商号を使うという状態は嘗ては当たり前だったので、今も昔のままの商号を使う会社の「正式名称」に事更に拘るというのはナンセンスかと思われるよ。
yas-mal
安倍氏の「民主党の、あれ民主党じゃなくて今、立憲民主党ですね。
ヤバい。
何故ヤバいのかって、
記者会見では「令和時代の中間層復活」をうたっていますが、かつての民主党は「分厚い中間層」という表現を使っていました。
岸田: それはね、民主党がパクったんです。我々、宏池会が昭和30~40年代、それを一生懸命言っていました。最近、民主党からそういう声が出てくるから、我々宏池会としては複雑な思いで見ておりました。ぜひ、歴史を見てください。昭和30~40年代に、分厚い中間層、まさに池田内閣の所得倍増論...。我々宏池会が一生懸命訴えていたワードであります。
Q.ここで記者と岸田が言ってる、
「『分厚い中間層』という表現を使っていた民主党」「宏池会から表現をパクった民主党」とは次のうちどれのことでしょうか?
2.玉木さんとこの国民民主党
正解は3です。
まずこれ、多少の政治厨なら答えられて当然なんですよね。
だって「『厚い中間層』『豊かな中間層』って野党に転落したあと海江田さんが代表の頃に結構言ってたスローガンじゃん。
当方別に政治厨でもなし民主党支持者でもないけどこれぐらいなんとなく覚えてました。
yas-mal国士なんかしょっちゅう政治のブコメしてるし野党支持者なんですよね?
それでこれピンと思い出せないのなんなの?
単純にすげー記憶力悪いか、これぐらいの党の大方針のスローガンすらそもそも認識してなかったってコト?
この人こんなザマでなんの為に政治厨やってるんだろう…
ともかく
の答えとしては
「正式名称が「民主党」である政党(1998年から2016年まで存在してたやつ)の話をしてるから「民主党」と言ってるんだよ」
です。
アホか。
そんでここから本番なんですが
もしくは記憶力が悪くて思い出せなかったのを許すとしても、
健常な普通の知能の人なら「記者と岸田が言ってる民主党はあっちのほうの民主党だな」ってわかるんですよ。
って言ってるんだもの。
岸田も記者の「かつての民主党」の話を受けて昭和30年からのスパンが長すぎる宏池会昔話で応じており
「ああ現存する枝野さんとこや玉木さんとことは別の政党の話をしてるな」ってわかるんですよ。
無理に行間まで読めば現枝野家玉木家もにらんで話してる部分はある!とか言えるでしょうが
それだって「宏池会をパクった民主党」の話から連続する文脈であって
枝野や玉木のとこをわざと間違えた党名で呼んで侮辱しているなんてことは岸田の言にも記者の言にもどこにも読み取れないんです。
yas-mal
安倍氏の「民主党の、あれ民主党じゃなくて今、立憲民主党ですね。
つまりこれは、
問題文を平易に読解する事すら出来ない低能の分際で他人様には何の躊躇もなくオッカムブレード振り回す癖のある人が、
岸田のミスですらない自分の読解ミスを「岸田の悪意である」という風に読み取って大声で吠えて、
同じレベルの〇〇がよくわかんねーまま☆をつけたという、
「どういうつもりで」じゃあねーんですよ。
更に、万が一にもバカが混乱して読み違えるといけないって
記事の冒頭に記者がはっきりと内容の要約を書いてるんですよ。引用します。
かつての民主党は「分厚い中間層」を主張していたが、岸田氏によると、このフレーズは「民主党がパクッたんです」。
自らが率いる宏池会(岸田派)が昭和30~40年代に「一生懸命訴えていたワード」で、
旧民主党のアピールを「我々宏池会としては複雑な思いで見ていた」と明かした。(聞き手・構成:J-CASTニュース編集部 工藤博司)
ね?ヤベーでしょ? どの民主党の話かはくどいほど明記されてんの。
国士達はこのようなバカ向けの混乱防止策のフレンドリー要約も読み飛ばしてるか、読んでも意味がよく分からなくて、
結果として記事タイトルや文中に出てくる「民主党」を取り違えてるわけ。
A.どういうつもりもクソもかつて(2016年まで)あった民主党って政党の正式な党名が民主党ですが、その質問こそなんですか?
普通の人から見たらなんだその質問?どういうつもりで言ってんの?ですよね。
たぶん目は文字の上を通ってても殆どの部分の意味が読み取れてないというか脳の中で像を結んでない。
そして部分的に切り取った因縁つけポイントですら盛大に誤読している。
部分すら読めないなら何なら読めるんだよ。
今回たまたまそれを「岸田の悪意の当て擦り」と勘違いしてブコメという形で外に出したから誤読が外部からも気付けるんだけど。
おそらくこの何十倍何百倍ものアウトプットされない誤読や混乱や頓珍漢な憤りが国士達の脳内を駆け巡ってるでしょ。
それは本当に誇張とか揶揄とか抜きになにかの脳の症状に見えるんですけど。純粋な善意で適切な科の受診をお勧めするやつ。
政権批判や与党政治家監視自体は結構なことなんだけど、こんなレベルのこういうの、
岸田とJCAST記者の政策に関する会話程度も難しくって読めないから迂回して、
なんとか読める部分すらタイトル以外の本文はぼわぼわーッと読んで、
「岸田が意地悪な当てこすりで民主党って言ってる!」という突入口を見出して、
テメエの国語の点数が0点なだけでした、
こういう感じの活動、これ誰の役に立ってるの?
ビジネスになってる人を除けば
・知能はまとも若しくは人より高いけど人生に辛いことがあって人格が歪んでいる人
・標準よりかなり頭の動きがまずくて、相手してもらえる&一体感持てる場所がネットの党派性だけの人
みたいに分類できると思うんですよね。ざっくりね。
そしてJCASTニュース程度の記事でここまで壊滅的に本文読めないタイプの人達って言うのはウヨであれサヨであれ後者で、
あるレベル以上の学業や仕事や生活においてきっと適応しにくい生きづらさを感じる場面多かろうと思うんです。
そういう生きづらさや適応の出来なさの代償行為としてネット上の左派風のtweetやブコメやってるってことない?
ただそれでもあなた達のやってることは左派ですらないんですよ。
だってそもそも左派って右派よりずーーっと頭いい人達じゃないとできないものだから。
ネットニュースの記事すら読めない人達は左派活動にも絶対支障出る。
5ページのネットニュースの日本語も読めない人が左派っぽい自意識でネット政治活動したって
反レイシズムと言いながら隣国のナショナリズムに阿ったただの隣国視点の国士様になったりするわけでしょう。
そういうの一体誰の役に立ってる?
別に左派とかはてなリベラル的な人の全部がゴミだと言ってるわけじゃなくて、
はてなの中でも上の分類でいう前者、つまり知能は標準以上だけど人格異常によって政治厨やってる人のうちの左側であるところのはてなリベラル、
こういう人達は少なくともちゃんと政策について意味のあるツッコミも出来るだろうし、
これ前者も後者も「同じ左派」みたいになんとなく一緒くたにされてるけど性質も機能も意義もまったく別種の生物ですよ。
まあ前者は凄い少ないんだけど。何人かはいます。10人はいるかどうか。
(本来左派というものは人に抜きんでて頭いい人しかなれないんだから希少なのは当たり前です。)
ともかくウヨであれサヨであれ、
後者タイプの人が世のため人のため自分の人生のためにやるべきことは
当人の為にもっといい場所やいいミッションがあるんじゃないのという気がします。
le_cinema
【はてなで晒上げが規制されない理由】PVが稼げるから。晒上げや個人PFに誹謗を書き込んでいるのはいつも決まった古参ジジババID。彼らは炎上着火マン(PV稼ぎ)としてはてなにとって便利なので放置【結果】はてブ過疎化
2021/09/13
これを晒し上げというならはてなブックマークとかいうサービス自体が晒し上げ誹謗サービスちゃうんか。
かつてかっこいいサービスだったはてブがいま完全に斜陽になってるの、目立つ利用者が「普通よりかなり頭いいエンジニア」から「めっちゃ頭悪くてネットニュースすらまともに読めないけど党派性頼みで吠えたける政治厨」に入れ替わっちゃったからじゃないっすかね。
忌憚のない意見ってやつッス。
是非トラバでもダイアリーでもnoteでも使って3000文字くらいでまとめてくりゃんせ。
ちゃんと反論出来る人を決して悪くは扱わないから安心して。さあ。
yas-mal インタビューワーの最後の一文見落としてたわ。めんごめんご。枝野氏の本の話からの流れだけだと思っとった。
2021/09/13
国士が見落としたと主張する「最後の一文」とは一体なんなのかってことです。
記者と岸田のやりとり全体がかつてあった民主党の話を指してるっちゅう話だし
かつての民主党は「分厚い中間層」を主張していたが、岸田氏によると、このフレーズは「民主党がパクッたんです」。
自らが率いる宏池会(岸田派)が昭和30~40年代に「一生懸命訴えていたワード」で、
旧民主党のアピールを「我々宏池会としては複雑な思いで見ていた」と明かした。(聞き手・構成:J-CASTニュース編集部 工藤博司)
というわかりやすーい要約は冒頭です。
なんとか軽い感じで流そうとしてるこの釈明がもう
問題の誤読とも重ね重ね指摘されてることとも全然噛み合ってないでしょ?
国士のことわかってなくてかつ読解力健常な人ほど逆にこの異常を理解するのが遅れがちで、この増田読んでも「明らかな誤読だけどたまたまのケアレスミスでしょ…」「そこまで言ったらいじめやん···」みたいに受け止めがちかもしれないけど、全然そういうんじゃないんですよ。国士のこういうの何回か注意深く見てるとわかる。
本文読めてないし、誤読だぞとネッチリ突っ込まれてガイドされたうえでも本文読めないし、何言われてるのかもボヤーーーッとしかわかってない。横着やケアレスではなくたぶんほんとにどうやっても読めない。
能力の問題ではなくケアレスミスですという方向で流そうとしてまた普通の人からすると「???」な言い訳をしている。
別に揶揄とかじゃなくて本当に何かあるぞと言ってるのはこれです。
国士たぶんリアルでもこういう困難に何度も直面して冷や汗かきながら言い訳して誤魔化せたり誤魔化せなかったりしてるでしょ。
ネットでやってるのが政治厨なのも、党派性の中に入りこめば話の噛み合わん変なこと言っちゃっても異常に気付かれにくい(知能健常人格異常者と区別がつきにくい)からで、居心地いいとこ探っていってそうなってる可能性がある。
そういう国士タイプの左派もどきの人が相当数いて、アリの真似してるけどアリと別種の虫みたいな感じ。
原因は誤読と党派性にあるとはいえ低能だの治療が必要ってさすがに批判を通り越してイジメじゃないの?そら晒し上げで嗤うのがインターネット仕草だけどさ。これはあまりいい気分はしない。
2021/09/13 リンク
前は自分も党派性が先にあって変なこというんだと思ってましたし、たぶんそういうタイプの政治厨(文中で分類した「知能人並み以上人格異常タイプ」)は実在します。
でもそれと全く逆のなりたち(能力が先にあってその適応としての党派性)の別種が相当数いて一緒くたにされている。
岸田は枝野立民も含めて苦情を言っているという反論は的を射てる。一番スジのいい反論。
けどそこはフォローしてっから「枝野玉木をにらんでる部分はあるかもしれんが2016立民との政党の連続性で言ってるだけであって、わざと党名間違えてあおってんじゃないだろ」と書きました。
5年前に消えた政党のことをメインに指して「最近」はおかしいという反論についてはスパンが長すぎる宏池会昔話が伏線になっていて、岸田ぐらいのジジイは5年10年は「最近」です。王都民の応仁の乱がこのあいだなのと同じ。
中間層うんぬんを「民主党」が言い出したのは枝野立民からでは絶対ないし、記者もそれがわかってるからかつての民主党~で話振って岸田が応じてる。岸田の認識する「パクり」が始まった「最近」は確実に枝野立民よりずっと前からの期間を指してます。
以上のような感じでその反論は届かないけども、
もし国士がこういう風に反論してくるなら悪あがきだけど低能とまでは言わないし、ケアレス誤読の口滑りだったんだなと理解する。
でも実際の国士の釈明は全然こんなレベルじゃなかったでしょ。まるっきり答えになってない悪あがきも出来てない。言われてることがマジでわからないまま言い訳してるのがまともな反論と比べると良くわかる。
あといじめじゃねえか優しく言ってやれよというブコメがあるけど、優しくIDコールで教えたらたぶん無視すると思うよ。だってコール内容が妥当な指摘なのか言い掛かりなのか自分で判断つかないから。
今回だって国士はたぶんブコメの雰囲気をみて「どうも自分が間違えたらしい」とぼわっと判断してる。だって釈明見てもわかるとおり、何いわれてるか全く把握してないから。
あと個人をどうこうよりこのタイプの人が相当いるし、このブコメに星つけてた人達なんかも同類がかなりいるでしょ。そういう全体について言ってる。タイトルは国士だけど内容読んだらわかるでしょう。
Euterpe2 単に本文読んでないだけのような…
2021/09/13
mobile_neko 単純に本文未読でブクマしたとかじゃないのかね
2021/09/13
the_sun_also_rises こんな難しいことじゃなくて「タイトルしか読んでない状態でブクマした」だと思ってるよ。そして同じくタイトルしか読まない人が☆をつけた。はてブの水準を表す事例と思う。タイトルで脊髄反射な人多いと思うよね。
2021/09/13
自分も前は同じ予断を持って
「こいつらタイトルしか読んでねえだろ」と思ってたしそういうツッコミをしてた。
けどしばらく眺めてるうちに、
あっこれたぶんそういうことじゃないんだな、ってなって、
大変だなと思ってこれを書いてるわけよ。
今回にしても当人の釈明ですら「読んでなかった」とは言ってないでしょ。
最初にブルマーについて調査した記事で、ポーランドのブルマーの映っている動画を紹介した(3:55頃から)。そのことから、自分はポーランドにおけるブルマーの存在を証明したと満足し、それ以上の調査をやめた。しかし、先日のドイツのブルマーにまつわる記事で、ドイツ語のブルマーの名称を知ったことから、そもそもポーランドでブルマーを何と呼んでいるかを調べた。
結果として、今回は具体的な名称を見つけることはできなかったが、ポーランドにおけるブルマーの年代をもう少し細かく絞り込むことができた。
ポーランドの体育の歴史は1805年にさかのぼる。医師であり化学者でもあるJędrzej Śniadeckiが、身体の訓練がなおざりにされ、精神だけの訓練が行われていることを嘆き、体育を創始した。彼の目指した水準は高く、「レスリング、さまざまな武器の使用、ダンス、ジャンプ、高い木に登る、溝をジャンプする、水泳、乗馬、走りながら馬に乗る」などが教科に含まれていた。また、どうやらそこの学校では、ポーランド語も教えられていたようである。ポーランドが分割されていた時代のことと考えれば、驚きである。
ソコルはチェコのブルマーについて記載した記事でも書いた通り、チェコの民族的体育運動協会である。ポーランドのソコウはそこから派生した団体である。1863年蜂起の失敗後、同年2月に設立された。同時期のスカウト運動とは逆に、右翼的傾向があった。それに危機を覚えた当局による迫害が続いた。プロイセン占領下のポーランドでもそうであったし、独立後、再びナチスに占領されても迫害を受けた。
にもかかわらず、ソコウはポーランドの独立運動の一翼を担ったのである。
しかし、共産主義政権が成立するとソコウは違法化され、これにまつわる情報はすべて検閲された。1989年に合法化され、1990年にソコルポーランド体育協会連盟(とでも訳せるか)
へ名称を変更、現在は80のグループに8000人を擁し、若者に愛国心や市民の義務を教える団体となっている。
なお、余談だがサッカーを庶民のスポーツとして嫌ったため、20世紀に何人かのメンバーが離脱、独自のサッカークラブができるが、これがポーランド最初のサッカーチームの起源である。
(英語版では1935年の提灯ブルマーが確認できる。ポーランド語版では1937年、提灯ブルマーでのマスゲームが確認できる)
上記の「ファクト」というサイトによれば、当時はズボンとゆったりとしたシャツを着て、女の子はドレスを着て運動した、と書かれている。またソコウ(自動翻訳では「ファルコン」と出てくる)では軍服のようなものを身に着けた、とある。ブルマーに関する記載がないことに、僕は困惑した。証拠となる映像も画像もそろっているのに、文章が見つからないのである。
ポーランド語は一言もわからないので、以下の語を翻訳し、組み合わせて検索してみた。「体操着」「紺色」「ブルマ」「短パン」「共産主義」「1960年」「歴史」「恥ずかしい」など。ここで思いがけなかったのが、中東欧の多くの言語で「体操着」で画像検索すると、女性用のレオタードばかりヒットすることだった。
Wikipediaのポーランド語版Mundurek szkolny(学校の制服)で検索したが、それらしいものはヒットしなかった。イギリスの制服に関する項で、
とあり、これは
を意味するので、検索のヒントになるかと思ったが、結局見つからなかった。
pamietam obowiazkowy stroj na wf szorty granatowe bialy podkoszulek.
これを日本語にするとこうなる。
これが数少ない、ポーランドのブルマーにまつわる証言である。名も知らない誰かのコメントで、ポーランドのブルマーはあったのだと、映像だけでなく、言語でも納得できた。
こちらは過去のポーランドを撮影した写真のアーカイブだ。検索ワードをgimnastykaに変えても同じような写真が出てくる。
幸いなことに、写真の下には年代が記載されている。1930年代、1948年と書かれた写真は提灯ブルマーだが、1960年代を映している写真は、間違いなくショーツ型ブルマーだ。
また、こちらでは、少しダボダボしているが1950年代のブルマーを確認できる。
他にもブルマーで運動する女性の写真は何枚か見つけたが結論は同じであり、リンクをいたずらに増やしても意味がないので、割愛する。
陸上のブルマーやバレーボールのブルマーについてもある程度調べようと思った。一つには、日本のブルマーがバレーボールに影響されたという説があるからであり、もう一つにはブルマーのポーランド語での名称を探すヒントになるかと思ったからだ。
こちらでは1972年の陸上ブルマーの普及の様子を確認できる。
また、こちらでは陸上ブルマーの是非について論じているが、タイトルが「Majtki dla biegaczek」、和訳すると「陸上のパンティー」である。これがブルマーの正式名称かと思ったが、どうやら違うようである。
これ以上探しても見つからないので、調査は一段落とした。元々は体育のブルマーの調査だ。プロスポーツのブルマーとは少し違う。日本でも競技用ブルマーの浸透した年代と、学校制服のブルマーの普及した年代には、かなりのずれがある。名称の調査はともかく、この画像検索ではずれが出てくる。いずれ、競技用ブルマーの普及した年代を調査することがあれば、そのときに改めてまとめなおす。
もしかしたら、グーグルもDeepLも、単語レベルでの正確なニュアンスに関してはまだ改良の余地があるのかもしれない。また、日本語からか英語からかでも、訳語がぶれた。
それと、今回は自分の落ち度だが、系統的に単語を調べず、頭に浮かんだまま検索したので、何度も同じ単語で検索してしまった。また、サイトによっても訳語のブレがあった。気晴らしの調査であるとはいえ、ドキュメントファイルかなにかで記録を取りながら調査すべきであった。
もしかしたら、画像検索ではなく、文章で検索すべきかもしれない。たとえば、「体操着 共産主義」ではこちらの質問サイトが見つかり、ブルマーが黒っぽかったことを示唆する内容もある。
Wątek "Strój gimnastyczny " - wielkiezarcie.com
できることなら、なんとかポーランドのブルマーの名称を確認したい。
また、ブルマーの普及状況について、国ごとに調査を継続したい。
ちなみに、今回自分は並行してハンガリーのブルマー事情について調べていたのだが、思いがけないことが明らかになった。それに関してはできたら一週間以内に記事をアップロードし、共有したい。
遅れたら失礼。
ヒトラーやブレイビク(ノルウェーで77人の子供らを殺害したテロリスト)を称えるイラスト作品やムハンマド描いた漫画等が展示されてユダヤ団体が抗議
ヘイトで有罪アーティストらの展覧会、ユダヤ人団体が抗議 ポーランド 写真19枚 国際ニュース:AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/-/3364078
開催場所のウジャドウスキー城現代美術センターは財務省管轄で館長は議会により任命される
https://pl.wikipedia.org/wiki/Centrum_Sztuki_Wsp%C3%B3%C5%82czesnej_Zamek_Ujazdowski
バンコクの正式名称は長いので、タイ人でも全部言える人はほとんどいないという話
クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット
タイ語がわからなければ、意味不明な文字列が並んでいるだけで、覚えるのは大変だろうが、
意味がわかるなら、長さとしてはそこまででもなさそうだ
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ」の暗唱と同程度の難度ではないだろうか
日本やらリトアニアやらイギリスの政府から警告されてる仮想通貨取引所のBinanceだけど、自分で調査してみたらマジでヤバかった
公式サイトに法人の正式名と登記上の所在地が見当たらなかったから、サポートチャットから問い合わせてみた 以下引用内はうろ覚え
私:Binanceを運営している登記上の正式名称と登記上の所在地はどこなん?
B:どういう理由でそれを聞くの?
B:しばらくお待ちください
私:はい
B:申し訳無いけど教えられない
私:F**k(マジで送った)
どう考えてもヤバい
カリブ海の怪しいレンタルオフィスでもいいのに、その(登記簿に書かれているだけで実体がないかもしれない)住所すら答えられない
元増田さんは「民間調査機関がドイツ全体の新生児の10%が血縁関係がないと推計したよ」とおっしゃっています。
元増田さん的にはドイツの托卵率10%という数字の元ネタをこれだと推測しているのかもしれません。
しかし恐らく10%という数字は別のところからきています。その理由は、"托卵"率が10%と言うのが一昔前の通説だからです。
例えばLancetの1991年の論文MacIntyre & Sooman (Lancet:1991)では
"Medical students are usually taught that the rate is 10-15%; 10% is a figure widely used in DNA studies and quoted in standard genetics textbooks;"
医学部生は通常その比率(non-paternity rate: 非父系率=托卵率)を10~15%と教わります;10%という通説は広く範囲のDNAの研究に用いられ遺伝学の教科書でも引用されています;
と述べられています。1991年の時点でそう言われるほど人口に膾炙した説だったわけですね。
"We would guess that the higher estimates are probably exaggerated for the general population in the UK, but have no way to assess the accuracy of the frequently quoted figure of 10%. We would be interested to hear of any reliable data."
我々はそのような高い推定値が、UKの一般的な母集団に対して過大評価であろうと考えています。しかし我々はこの10%という頻繁に引用される通説の正確性を評価する術を持っていません。我々は信頼できるデータを求めています。
事実、比較的近年の研究では托卵率の推定値は1~4%程度(e.g., Anderson (Curr Anthropol:2006)、Voracek et al. (Psychol Rep:2008))、ごく最近の研究では1%前後(e.g., Greeff & Erasmus (Nature:2015)、Larmuseau et al. (Trends Ecol Evol:2016))と従来の10%と比べてかなり低く推定されています。
私としてはドイツに限った話じゃない"10%"という数値が、何の拍子かドイツ特異的な話になり、いくつかの逸話と一緒にネットロアと化したのではないかと推測しています。
ドイツの托卵率についての論文は3つあります。Krawczak et al. (Forensic Sci Int:1993)、Henke et al. (Forensic Sci Int:1999)およびWolf et al. (Hum Nat:2012)です。
Krawczak et al. (1993)では托卵率が16.8%、Henke et al. (1999)では50.2%とくそ高いですが、これは係争中の父子鑑定の結果です。「お前は俺の子じゃない!」と父子鑑定をしてそれが的中したパーセンテージですね。ドイツの一般母集団を反映しているとはとても言えません。
その点Wolf et al. (2012)は質が良く、ドイツの一般集団を反映していると考えられる研究です。
概要を軽く説明しますと、この研究は小児白血病患者とその骨髄ドナーのHLA型を用いて托卵率を調べたものです。
骨髄移植にはドナーとレシピエントのHLA型が一致する必要があるためデータ化されているのですが、このHLA型は親子の推定にも使用可能です。
時に皆さんは自分の子供が白血病になって骨髄移植が必要という時にまずどうしますか?そうですドナー登録ですね。
つまり、小児白血病患者とその骨髄ドナーのデータを使えば子と親の鑑定用DNAデータがセットで山と手に入るわけです。
さらに病気は人間よりかは平等ですので、バイアスも少なくなります。プライベート情報を削除してしまえばコンプラ的にも安心。
賢い方法ですね。
この研究の結果、推定されたドイツの托卵率は0.94% (95%CI: 0.33-1.55)でした。
Wolf et al. (2012)も完ぺきではありませんが、ドイツについて現状手に入る中で最も質の良い研究ですので、「ドイツの托卵率は?」という質問に対しては「約1%です」と答えるのが科学的な態度と言えるでしょう。
これは2008年です。2005年にあったのは別のもっとマイナーな改正です。
元増田さんの引用にもある"否認手続から独立した父子関係明確化のための法律/Gesetz zur Klärung der Vaterschaft unabhängig vom Anfechtungsverfahren"が発効したのが2008年なのです。
さらにややこしいのですが、これとは別に"遺伝的診断法/Gendiagnostikgesetz"、正式には"ヒトの遺伝子検査に関する法律/Gesetz über genetische Untersuchungen bei Menschen"というものもありまして、こちらは2010年に発効してます。
さらにさらにややこしいことに、勝手なDNA鑑定を禁止したのは"遺伝的診断法"で、"否認手続から独立した父子関係明確化のための法律"の方は"秘密の父子鑑定(当事者の同意を得ない遺伝子鑑定)"は証拠採用されないとされた一方で、裁判所からの命令があれば当事者が拒否してもDNA鑑定を命令できるという、双方向に配慮された法律なのです。
正式名称からわかる通り、遺伝子診断全般に関わる法律です。親子関係の推定については法律の"セクション3:親子関係を明確にするための遺伝学的検査/Genetische Untersuchungen zur Klärung der Abstammung"で規定されています。
要約すると
親子関係を明確にするための遺伝学的検査は、当事者(父、母、子)の同意を得た上で一定の資格を持つ専門家によって行われなければならない。無断でやったら罰金。
です。
ちなみに
これはシンプルでして、同意が必要な相手が未成年の場合、親権者が決定の代行者になります。父親が鑑定の請求者である場合、自動的に残った母親が代行者として同意/非同意することになります。つまり仮に母親が請求者だった場合は父親の同意が必要になるわけです。
この法律が求めているのは、遺伝情報という究極の個人情報を親とは言え勝手に使うな、あと品質の保証のない民間企業に頼るのはやめなさい特に家族が崩壊しかねない親子鑑定では、というもの。
近年の分子生物学の発展的にみて、いずれ必要となる法律であろうな、というのが私の評価。
これについて説明するには前提知識がいるので少し長くなります。
ドイツには法的父親/母親というものがあり、出生に合わせて自動的に決定されます。
まず異議申し立ての資格者は(1)法的父親ab、(2)受胎時に法的母親と親密(意味深)だった男、(3)子供、(4)母親、です。
「お前は俺の子じゃねえ!」という異議申し立ての他に「お前なんて俺の/この子の父親じゃねえ!」という異議申し立てもあるわけですね。
まず(1)による異議申し立てを裁判所に申し出る場合、親子関係に対する合理的な疑いの根拠を提示しなければなりません。
判例にもとづけば、
一方で「自分と(子供の)容姿が似てない」程度の疑いでは異議申し立ては認められません。
"否認手続から独立した父子関係明確化のための法律"が出てくるのはまずこのタイミングです。
この法律は合理的な疑いの証拠として遺伝子診断の結果を用いることを合法化しました。以前は証拠として使えるか曖昧(たいていは却下)だったのですが、この法律で基準の明確化とともに採用可能になったのですね。
ただしこのタイミングで提出する遺伝子診断の証拠には、母親(と子供)の同意が必要となります。同意のない診断結果を出しても証拠として採用されず、 2010年以降は遺伝的診断法に基づいて罰せられます。
そしてこのプロセスがつつがなく進んだ結果、最終的に裁判所が遺伝子診断による父子鑑定を命令します(既に遺伝子診断の結果が証拠として提出されていない場合)。
これは母親(と子供)の同意が無くてもできるため、これによってほぼ決着がつくわけです。
そして、この裁判所による鑑定命令もまた"否認手続から独立した父子関係明確化のための法律"によって制定されたものなのです。
初手秘密鑑定結果ぶっぱが封じられた一方で、丁寧に手続きを進めれば裁判所権限でDNA診断による親子鑑定をしてもらえるという点で、バランスの取れた法律であると思います。
以前は初手ぶっぱしても証拠採用されるのは厳しかったわけだから、異議申し立て側にとっては正味プラスでは?とも。
前述の父親認定に対する異議申し立てが成功裏に完了し、法的父親から他人に変わるとどうなるでしょうか?
元法的父親は過去に遡及して養育等の父親の責務として支払ったもの等々への請求権を得ます。
請求先は母親でも子供でもなく真の父親です。真の父親の払うべきものを立て替えてた扱いになるのですね。
そして真の父親は異議申し立て完了後、法律に従って裁判所が法的父親として指定します。法的父親の説明で挙げた(c)のことです。
しかし……真の父親はいずこに?それがわからなければ請求も何もできません。
知っているのはきっと母親でしょう。聞きださなければなりません。真の父親候補……"推定上の父親"を。
しかししかし、2015年に「母親に"推定上の父親"について話すことを強制するのはプライバシーの侵害である」という判例が出てしまいました。
流石にそれはちょっと……ということで、父性の異議申し立てが成立した場合、母親は"推定上の父親"について"重大な理由"が無い限り黙秘できないという法案が出てきたわけです。
まだ成立はしてなかったはずなので、この先どうなるかは分かりませんがね。コロナもいるし。