2021-08-06

台湾で異例の盛り上がり 史上最多メダル呼称問題話題 東京五輪

東京五輪開会式で入場する台湾選手団=7月23日、東京国立競技場

 【台北時事】台湾東京五輪が盛り上がりをみせている。

 NHK7月23日の開会の中継で、入場行進する台湾選手団を「チャイニーズ・タイペイ中華台北)」ではなく、「台湾」と呼称したこと話題になったほか、台湾代表選手活躍が大きい。台湾インターネット交流サイトSNS)には今、五輪関連の投稿があふれている。

写真東京五輪開会式で入場行進する台湾選手団

 台湾は今回、4日時点で金2個を含む計11個のメダルを獲得し、史上最多記録を更新した。蔡英文総統は連日のようにSNS更新台湾順次戻ってくる選手に向けて「五輪英雄、お帰りなさい」とねぎらい言葉を掛けている。

 4日には、中国チームを破り、金メダルに輝いたバドミントン男子ダブルスの李洋、王斉麟両選手銀メダルを獲得した同女子シングルスの戴資穎選手らが「凱旋(がいせん)帰国」。空港には大勢メディアファンが集まった。軍は主力戦闘機ミラージュ」を派遣し、選手らを乗せた航空機随伴飛行させ、帰還を歓迎した。

 一方、テレビ局は、開会式の中継で「台湾です」と紹介したNHKアナウンサーの声を、今も繰り返し放送SNSでは「日本がわれわれに本来名前を返してくれた」などと好意的な声が上がった。「一つの中国原則を主張する中国側は、不快感を示しているが、台湾では日本語の「台湾です」がちょっとした流行語になっている。 

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