はてなキーワード: 高橋優太とは
大谷、藤井があれだけの業績をあげていながら謙虚で逆に引くとか怖いみたいなコメントをたまにみかけるが、結果に驕らずに努力し続ける謙虚さがないとああはなれない。それに前人未踏の頂に立つには本人の努力だけではなく良い師匠や仲間に恵まれる必要がある。それも人当たりが良くないと手に入らない。
調子に乗って炎上しがちなYouTuberもトップのヒカキンは性格が良い(ように少なくとも振る舞っている、海外のYouTuberは知らん)し、プロゲーマーにしてもMTG世界選手権を制した高橋優太は過去に驕りによって仲間を失い実力も下がってしまった反省と、人当たりのよい性格をインストールしてから復活し世界を制したことについてインタビューで述べていた。
一流の選手が常に性格がよいとは言わないが、長く活躍したりそれを超えて超一流になろうとするとやはり性格の良さ、人当たりの良さが必要になるのではないかと思う。
翻って、二流、三流の我々であっても長く活躍したり実力以上の成果を必要としたりといった場面ではやはり性格の良さが求められるのかと思います。私を含め、インターネットの場末でマウントに余念の無いはてブ、増田界隈に置かれましては一度自省の機会を持つことが望ましいと考えます。またその際には謙虚な態度を他人に強要するのもまた傲慢であることをお忘れ無くお願いいたします。
ほぼ負け確定になった時に、悔しさのあまり基本土地をスリーブごと握り締めてぐしゃぐしゃにした。
対戦相手の三田村はそれを見て高橋が投了したと思い、高橋に手札を公開して対局後の感想戦を始めた。
投了しているのにゲームを続けたことは【ゲーム結果の捏造】に当たるとして、高橋と三田村を失格処分にした。
ついでに高橋のランドグシャは【非紳士的行為】の反則も取られた。
高橋優太はテーブルをバンバン叩き相手を威嚇する(台パン)をよく行うことが一部プレイヤーの間では有名で
元々マナーが悪いと言われていたが、このランドグシャ事件で高橋のマナーの悪さは世界中に広まった。
高橋はランドグシャ事件の経緯をブログに掲載。MTGへの未練たらたらで1年後に何もなかったように復帰している。
とばっちりを受けた三田村はこの事件でMTGプロを引退。もしも今も続けていたら三田村は殿堂入りの可能性すらあったのに。
https://itest.5ch.net/anago/test/read.cgi/tcg/1432306460/184
184 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。@転載は禁止:2015/06/05(金) 18:11:01.96 ID:HwmL/pMZ0
ほぼ負け確定になった時に、悔しさのあまり基本土地をスリーブごと握り締めてぐしゃぐしゃにした。
対戦相手の三田村はそれを見て高橋が投了したと思い、高橋に手札を公開して対局後の感想戦を始めた。
投了しているのにゲームを続けたことは【ゲーム結果の捏造】に当たるとして、高橋と三田村を失格処分にした。
ついでに高橋のランドグシャは【非紳士的行為】の反則も取られた。
高橋優太はテーブルをバンバン叩き相手を威嚇する(台パン)をよく行うことが一部プレイヤーの間では有名で
元々マナーが悪いと言われていたが、このランドグシャ事件で高橋のマナーの悪さは世界中に広まった。
それが今日の朝9時のはなし。その感動の勢いに任せてキーボード叩いてる。
優勝した人の名前は高橋優太さんといい、大会の正式名称は世界選手権という。
この大会は現時点での世界最高峰プレイヤーを16人だけ選抜して競う、競技マジックの頂点。
いわゆる「MTG地球代表」を決めるトーナメントと考えてもよい。
高橋氏はそこで開幕3連敗して、あと1敗でもしたらその場でトーナメント敗退が決まる崖っぷちにいきなり追い込まれる。
そんな土俵際に片足ついた状態から、なんと以降負けなしの11連勝でまさかの逆転優勝。
こんな大記録、27年続く世界大会の歴史の中で一度もない。ほんとにすごいことなんよ。
マジック興味ない人には長文であーだこーだ伝えるよりも実際の動画を見てもらったほうがいいよな。
https://youtu.be/NWd2FgWGHrw?t=22353
優勝の瞬間
https://youtu.be/3Ve9Hk3k5X8?t=28417
いい年したおっさんが画面の前でひとり声を抑えることも忘れて泣いている。
それぐらいすごい偉業だったんだよ。世界一のタイトルは彼にとって悲願だったしね。
その姿みていい年こいたおっさんの俺もすこし泣いちゃったわ。
コロナの影響で去年の世界選手権は開催中止、そして今年は初のオンライン開催。
また2019年から公式の運営下で始動したプロリーグ(麻雀でいうMリーグみたいなの)が来年には廃止されることが通告済み。
MTGに生涯を捧げてきたプロプレイヤーたちにとって2021年はまさに激動と困惑の年だった。
日本人による世界一のタイトル獲得は2012年以来じつに9年ぶり。
そもそもこの大会、アジア人には時差のハンデがめちゃくちゃあった。
現地アメリカの時刻に合わせてるから日本だと深夜24時からスタートして朝9時に終わる超過酷なスケジュール。それをぶっとおしで三日間。
例年のオフライン開催だと数日前から現地に飛んで(開催地はパリとか千葉とかラスベガスとか毎年ちがう)時差順応するわけだけど、オンラインではそうはいかない。
カードゲームはマインドスポーツとよばれたりするけど、今回アジア人プレイヤーにとってはそもそも身体的にハードなトーナメントだったことをまず伝えておきたい。
はてな民はネットコミュニティのなかでもマジック履修率が謎に高いイメージ(偏見)があるが、
それでも昨今のマジックの競技シーンについて熱心に追いかけてる人はすくないだろう。
日本はもともと競技マジック強豪国で、市場規模も本国アメリカに次いで二番手の大きさ(たしか)。
前述のプロリーグにも、2020年度の上位リーグ全24名のうち日本人は3名参加しているし、
2005-2006年および2011-2012年には日本人が世界選手権のタイトルを連年で獲得している。
過去にいちどだけ開催されたチームシリーズも、優勝したのは日本人率いるチーム「武蔵」だった。
競技プレイヤーの平均値が高い=プレイヤーコミュニティ一つ一つの練度が高く、チームプレイが得意。
また0から1を生む発明家より70点のアイディアを洗練させて100点にするような職人的なプレイヤーが多いのが日本の特徴といえる。
だけど日本勢はいつも勝者のスポットライトのあたる位置にいたわけじゃなく、
30年近いMTGの競技シーンの中で、日本勢だけがまったく勝てなくなってしまった暗黒期があった。
「日本勢は上位にいて当たりまえ」なんて過去の栄光を知っている者たちからすれば、
そのときの日本の一人負けっぷりは衝撃的で、公式からこんな考察記事を書かれるほどだった。
日本勢は、なぜ勝てなかったのか。 (Internet Archive)
https://web.archive.org/web/20121107070840/http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptams10/article/008381/
いくつか抽出するならそれはリーダーや発明家の不在だったり、語学のハンディキャップによる情報戦の遅れだったり、コミュニティの高齢化や硬直化だったり……
日本社会全体の問題として挙げられるような要因が、実はカードゲームの勝敗の世界にもそのまま通じる課題だったりする。
それから10年の月日が流れ、日本のマジック競技シーンがどうなったかといえば……
高橋氏の優勝からわかるように、いまふたたび最盛の季節を迎えている。
実は全世界で16人しか加わることのできない世界選手権の参加枠に、今年はなんと日本勢が5名も入っていたんだよ。
ちなみに2018年の日本人参加者は1人、2019年にいたっては0人。
すごくないかこれ。
日本勢はもう終わった、なんて言われてた時代を通ってきた人間からすれば、今ほんとうにちょっとした奇跡を目にしてる気分なんだよ。
先述の日本コミュニティの問題をどのようにして解決していったかはわからない。
危機感を原動力に率先して改善していった部分もあるだろうし、技術やインターネットインフラの発展によって自然と乗り越えられていった障壁もあるだろう。
今や日本勢が世界に一歩先んじた発明家的なアイディアを生みだすことも珍しくなくなった(ホロウワンや原根グルール、ジェスカイ変容)。
ひょっとしたら発明家が乏しいとされた日本人は環境の激変期には出遅れるものの、
けっきょく最終的にはその職人肌によって最適解へとみずからを研磨して適合させていくのかもしれない。
彼は競技マジックにコミットして20年近いストイックな古豪プレイヤーで、
国内外で実力は認められていたものの、肩書になるようなタイトルだけは手に入らないような状態がずっとつづいていた。
彼はまさにひとつの道を究める職人タイプで、今回使っていたデッキも最先端から半歩引いたようなイゼット・ドラゴンだ。
このデッキを使っていたのは16人の参加者の中でただひとり彼だけ。
海外勢が持ち込んだ最先端のデッキ(リーア入りのグリクシス天啓)が発明家による最先端の発想だとすると、イゼット・ドラゴンはむしろその対極。
一世代前から職人たちの手によって100点に磨き上げられた、既知のアイディアの結晶のようなデッキだった。
対戦相手とテクニカルで繊細な応酬を好む高橋氏らしい選択だと思ったけれど、正直言って下馬評ではほとんど話題にあがることのないようなデッキだったと思う。
それがまさか構築ラウンド無敗での優勝。
職人型の日本人プレイヤーが、既知の技術の到達点で、20年かけて、世界の頂点を獲った。
プロシーンに終止符が打たれた最後の年に、崖っぷちの3連敗から歴史に名を残す11連勝で。
こんなんさ……もうさ……ドラマやん!
そして悲願だった世界一の称号を手に入れて、次の目標はありますか、と優勝者インタビューで訊かれたときの
彼の回答もまたすごく印象に残ってる。
世界一のタイトル獲った直後なのに、ほんとうに穏やかな口調でこう言ったのよ。
前に増田で見かけたLoR大会の解説記事(https://anond.hatelabo.jp/20210919095507)がすげー面白かったから自分も書いてみた。