「ハードロック」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ハードロックとは

2021-02-21

ロック好きなら高校生までに聴いておきたい古典100(ハードロックヘヴィメタル含む編)

ハードロックヘヴィメタルが好きな高校生諸君ネットの海に出るとスラッシュメタル四天王とか、プログレがどうとか、アニソンメタルだとか、よくわからない言葉を目にすると思う。

そんなとき歴史を知ろう。故きを温ねて新しきを知る。以下の100枚を聞けばだいたいわかるようになるぞ。

これで物知り顔で蘊蓄垂れるおじさんにドヤ顔をやり返してやろう。

(おおむねアーティストアルファベット五十音順国内海外順不同。原則1アーティスト1枚)

1. Whatever People Say I Am, That's What I'm Not / Arctic Monkeys

2.Relationship Of Command / At The Drive-In

3.Slaughter Of The Soul / At The Gates

4.METAL RESISTANCE / Baby Metal

5.K. AND HIS BIKE / the band apart

6.LOST CRUSADERS / BEAT CRUSADERS

7.Black Sabbath / Black Sabbath

8.Hate Cres Deathroll / Children of Bodom

9.Deathrace King / The Crown

10.Whisper Supremacy / Cryptopsy

11.The Sound of Perseverance / Death

12.Deepest Purple / Deep Purple

13.Once Upon The Cross / Deicide

14.Like An Everflowing Stream / Dismember

15.Sonic Firestorm / Dragonforce

16.Images & Words / Dream Theater

17.Tarkus / EL&P

18.Left Hand Path / Entombed

19.Satori / FLOWER TRAVELLIN' BAND

20.Strictly Commercial / Frank Zappa

21.Appetite For Destruction / Guns N' Roses

22.One Kill Wonder / The Haunted

23.Treasure Chest / Helloween

24.BAKEMONO / HER NAME IN BLOOD

25.Screaming Symphony / Impellitteri

26.The Number of The Beast / Iron Maiden

27.Painkiller / Judas Priest

28.Kasabian / Kasabian

29.In the Court of the Crimson King / King Crimson

30.Korn / Korn

31.Led Zeppelin Remasters / Led Zeppelin

32.Retribution / Malevolent Creation

33.Antichrist Superstar / Marilyn Manson

34.De-Loused in the Comatorium / The Mars Volta

35.Blood Mountain / Mastodon

36.Rust in Peace / Megadeth

37.obZen / Meshuggah

38.Master of Puppets / Metallica

39.Ride the Lightning / Metallica

40.Domination / Morbid Angel

41.Ace of Spades / Motorhead

42.Lovelsee / My Bloody Valentine

43.Black Seeds of Vengence / Nile

44.In There Darkened Shrines / Nile

45.Amongst The Catacombs Of Nephren-Ka / Nile

46.The Downward Spiral / Nine Inch Nails

47.Never Mind / Nivana

48.Slowly We Rot / Obituary

49.Ghost Reveries / Opeth

50.Best of Ozz / Ozzy Osbourne

51.Far Beyond The Great Southern Cowboys' Vulgar Hits! / Panteta

52.Consuming Impulse / pestilence

53.Dark Side Of The Moon / Pink Floyd

54.Sailing the seas of the Cheese / Primus

55.Antipop / Primus

56.Operation: Mindcrime / Queensryche

57.Kid A / Radiohead

58.Rage Against The Machine / Rage Against The Machine

59.Rising / Rainbow

60.Blood Sugar Sex Magic / Red Hot Chili Peppers

61.NUOU / ROVO

62.2112 / Rush

63.REIGN IN BLOOD / Slayer

64. SLIPKNOT / Slipknot

65.IOWA / Slipknot

66.VOL.3 :(THE SUBLIMINAL VERSES) / Slipknot

67.Silense / Sonata Arctica

68.Good morning / SPECIAL OTHERS

69.Effigy of the Forgotten / Suffocation

70.FUNKASY / SUPER BUTTER DOG

71.The Divine Wings Of Tragedy / Symphony X

72.Toxicity / System of a down

73.World Downfall / Terrorizer

74.Lateralus / Tool

75.De Profundis / Vader

76.Elephant / The White Stripes

77.Close to The Edge / Yes

78.OUT / YOUR SONG IS GOOD

79.あぶらがこ(亀盤)/ あぶらだこ

80.生命力 / チャットモンチー

81.MUSIC / フジファブリック

82.南蛮渡来 / 暗黒大陸じゃがたら

83.無罪モラトリアム / 椎名林檎

84.大人 / 東京事変

85.Revolutionary / 9mm Parabellum Bullet

ごめん、100枚なかったわ

anond:20210220115916

なるほど、ハードロックはかろうじて入ってるがメタルは嫌いと(MetallicaJudas PriestもIron Maidenもない)

2021-02-10

友達クラシック音楽を教えた時を思い出して書いてみる

https://anond.hatelabo.jp/20210210062305

なんかクラシック音楽話題に上ってるので、ちょい前に居酒屋で飲みながら、クラシックピアノやってみたいって友達(元軽音楽部のギター)にクラシック音楽作曲家について適当に教えた時を思い出して書いてみる。主にピアノに絡んでる人しかおらん。その他ジャンル知識に乏しいし必要ないのであんま触れなかった。しか雑談の極みなのですべてにおいて雑、いろんな音楽家に失礼だけど天国で俺の事なんか見てないだろうしへーきへーき

 

バロック以前・・これは好事家しか知らんから今は覚えんでええわ

 

バロック

なんかRPG教会宮殿流れるBGMか、メタル前奏で仰々しく鳴ってるオルガン想像してくれ。そんな感じの曲調。

 

バッハ

 めっちゃ有名。結構お堅い宗教曲なんかが多い。メロディが何層にもなってて弾くのは脳が大変。奇人変人が多いクラシック作曲界で貴重な真面目枠や。立派な社会人。息子がみんな音楽家

オススメ曲:主よ、人の望みよ喜びよ》

 

ヘンデル

 そこそこ有名。バッハより親しみやすくてちょっと陽キャ寄りな作風イメージ。実際当時の人気投票ではヘンデルのが人気あったらしいで。世の中そんなもんやね。

オススメ曲:調子の良い鍛冶屋

 

古典

優雅クラシック」って聞いて大体想像するのがこのへんちゃうかな。そういう曲ばっかでもないけど、まぁある意味クラシック音楽っぽさ」の完成系がここ。

 

ハイドン

 めっちゃ有名なはずなんだけど俺ぜんぜん知らん。何をオススメしたらいいのかもわからん。「クラシック音楽はこういう構造ですよ」ってのを考えて確立した人らしい。

 Aメロ→Bメロ→サビみたいな概念を考案したと思うと確かにすごい気がするな!

オススメ曲:ソナタ集のなにか(適当)》

 

モーツァルト

 これはさすがに有名。メロディ可愛い作曲家というイメージ。あとすごい譜面が読みやすい。音が脳にスイスイ入ってきて、次に来てほしいトコに音が来てくれるみたいな感覚がある。

 ストレス効果があるとかは眉唾だけど、フラストレーションや負荷がかかるような音楽じゃないのは確か。色々破天荒な人だけど、子供が凄い技術獲得したまんま大人になったんだろうなあって感じ。

オススメ曲:キラキラ星変奏曲》

 

 ちなみに当時のきらきら星って今と歌詞が違って娘が自分初恋母親に伝えるみたいな歌詞らしいで

 

ベートーベン

 それまでの優雅~な感じのクラシック像を破壊しにいった人。思想メタルとかハードロックなんよ。静と動、強弱を思いっきりつけてドラマティックな展開を作りまくる。当時の人は驚いたやろなあ。

 この人現代ロックやったら絶対5弦ベースとか入れてくるわ。ギターも歪みかけまくりそう。あと性格作風の通りだったらしいで。

オススメ曲:ピアノソナタ8番 悲愴

 

ロマン派

ロマン派音楽ってなんやねんってよく言うけど、ちょうどそのころヨーロッパでは革命とか起こりまくって一般人貴族とかやっつけてたわけ。そうなると「そんなお高くとまった音楽聴いてられっか」みたいな感じになってドラマティックで人間的な曲が好まれるようになるやん。つまりロマン派って現代におけるロックポップスみたいなもんやねんな。だからそのノリと近い触れ方で良いと思うよこの時代

 

シューベルト

 歌で有名。「魔王」とか「ます」とかやね。実際メロディメーカー代表曲歌曲なんだけど、本人はオケとかピアノ曲をもっとやりたかったらしい。ベートーベンに憧れてたんだって。ただベートーベンほど派手な曲展開をしないのは性格からかもね。メロディが奇麗でちょっとおしとやか。弱気そうな肖像画貧困で若くして死んだ印象が強いけど死因は手出した女から貰った梅毒らしいからアイツもやる事やっとるで(無粋)

オススメ曲:即興曲作品90 第2曲、第3曲》

 

ショパン

 かの有名なピアノ詩人ノクターンとか別れの曲とか。激しい曲もたくさん書くけど、どんな曲でもとにかくメロディにフックがあってまるで歌謡曲を歌ってるみたいなんよ。ピアノなのにね。

 大体の作曲家オーケストラ曲書いて、バイオリンの曲書いて、歌も書いて・・・って色々なジャンル書くもんなんだけど、ショパンさんマジでピアノしか書かん。これって割と珍しいんよ。ただ、弾く方の視点から言うと、すごく楽譜が指の理にかなってるんよね。だから初心者でもワルツプレリュードのいくつかの曲は全然ちゃんと形になるで。これホント

オススメ曲:なんでもいいけど、いろいろな曲調あるからエチュード作品10

 

リスト

 超絶技巧イケメンピアニストべらぼうにピアノが上手くてコンサートを各地で開いて絶大な人気を誇り、そしてめちゃくちゃモテた。楽屋女性ファン乱入して私物がよく盗まれたらしいで。怖。ジャニ系かV系の狂ファンやん(偏見)。曲は華やかで派手な曲か、甘くてロマンティックな曲かで二極化してて、ライブ映えする。そして演奏が難しいね

 あとこういう奴に限って性格イケメン陽キャで、チャリティーコンサート主催とかしてた。世の中そういうもんよね。

オススメ曲:ラ・カンパネラ》

 

シューマン

 有名な人のはずなんだけど、なんか地味な人。上の世代だとウルトラセブン最終回BGMがこの人の曲だったからそれで有名だけど、他の世代だと『トロイメライ』とかかなあ。

この人のピアノ曲は小説短編集みたいに各曲に小さいタイトルがあったり、数曲またいでストーリー性のある流れを作ったり、コンセプトアルバムぽいんよね。そういう作りが好きなら気に入るかも。

躁鬱のケがあって曲のテンション上下動が激しいのも特徴。

オススメ曲:子供の情景》

 

ブラームス

 『この人、悪い人ではないんだけど、ちょっと近寄りづらいな』的なイメージの人。とにかく重厚で厳ついんよ。こう内にこもるエネルギーが凄い。綿密に曲作りこんでるなって。軽い気持ちで流し聴くような感じじゃないんよ。ものすごい準備して作った曲だろうからこっちも心して聴かねば・・ってなりそう。モーツァルト真逆

 てかこの人見た目もそんな感じなんよ。性格も当たり前のように陰の者。その中で接しやすい曲でピアノと言ったらワルツ集とかになるんちゃうかな。でもちょっとだけハードル超えて接してみるといい人なのよ。曲もそんな感じ。

オススメ曲:間奏曲作品118-2》

 

印象派

印象派ってもともとは美術用語らしい。まあクラシックっぽいお堅い和音から逸脱し始めた人をまとめてこう呼んでるんちゃうか?たぶんここらへんのカテゴライズ適当だと思う。ぶっちゃけロマン派終盤のフランス人作曲家をこう呼ぶ。

 

ドビュッシー

 作曲家下ネタ使用頻度をマーラーと常に争っている人。ちょいちょいオーギュメントをわざとつかって宙に浮かぶような感触を聴き手に与える。この辺が輪郭がボヤっとしてる美術界の印象派と被ったのかもね。複雑な曲展開やストーリー性よりも、「ある一瞬の風景をとらえました」みたいなテーマの曲が多い。クラシックぽさあんま無いなと思う。

 本人の性格下ネタ使用頻度高い名前に同情心が全くわかなくなるほどアレ。自分不倫旅行ネタに曲を書く畜生

オススメ曲:ベルマスク組曲より月の光》

 

ラヴェル

 ドビュッシーと同じようにちょいちょいそれまでのクラシックでは使わんかったコードを使うけど、ドビュッシーよりも上品だと思う。というかクラシックっぽさをきちんと残しているというか。きちんとクラシックの道の先に居る感じはする。輪郭線がぼやけているという感じもなくて、ところどころにジャズみたいなオシャレ和音も入る。

 ビル・エヴァンスとか好きな人結構好きかもしれん。オシャレ感すごいけどやっぱり本人もオシャレだったらしいで。ちなみに楽譜簡単そうに見えても死ぬほど弾きにくいから気を付けろ。

オススメ曲:ソナチネ 第2楽章

 

サティ

 この人は「音楽大学なんかやってられねえ」って退学してカフェピアノ弾きとして働きながら音楽活動してた異端な人や。その経験からヒーリングミュージックBGMというコンセプトの音楽の始祖みたいな感じや。聴き流す音楽極致やね。たまに意味の分からないタイトルの曲を作る事でも有名だけど、まぁ最初聴く分にはそういうの抜きに分かりやすい曲を聴くのがいいんちゃうかな。性格変人のものや。変な人じゃないとこんなことやらんかったんやろなあ。

 坂本龍一映画CMの曲が好きならサティのたまに作る真面目な曲がハマるかもしれん。弾くのは初心者でも挑戦可能やで。

オススメ曲:ジムノペディ第1番、もしくはジュ・トゥ・ヴ》

 

国民楽派

クラシック音楽もいきつくとこまで洗練されると、逆に民族音楽とかから素材を取ってくるみたいな音楽家が増えて、まぁ大体そこら辺をこう呼ぶようになったけど、たぶんここら辺のカテゴライズ適当だと思うし、もめごとの発端になるで。メタルジャンル分けみたいになってしまう。

 

ドヴォルザーク

 チェコ作曲家やね。基本オーケストラの人だけどピアノなら一番有名なのはユーモレスクちゃうかな。とにかくクサメロをいかんなく繰り出してくる人。ちなみにえげつないほど鉄ヲタだったらしい。

オススメ曲:ユーモレスク第7番》

 

アルベニス

 スペイン作曲家やね。この人はかなりの割合ピアノ曲が多くて、本人も上手いピアニストだったみたい。スペインと聴いて思い浮かぶ熱情的なノリ、裏でカスタネット鳴ってそうなリズムがどの曲にもある。一部はギターソロ編曲されてたり。確かにスペインならそっちのが風情ある。スパニッシュギターっぽくね。

オススメ曲:タンゴ ニ長調

 

ムソルグスキー

 ロシア作曲家やね。豪傑っぽい見た目からイメージ通りの曲調が繰り出されるぞ。まぁピアノやってると話題に上がるのは主に展覧会の絵なんだけども。軍人上がりのアル中で、酒の飲みすぎが原因で入院した際に友人に差し入れされたウォッカを飲んで死亡したらしい。ロシア人どないなってんねん。

オススメ曲:展覧会の絵 より キエフ大門

  

まぁ他にもいるけどキリないからこれでいいや。

 

近代

まぁこれもなんか第二次世界大戦前後くらいに活躍してた人を適当にまとめた感ある。正解がないと思う。

 

ラフマニノフ

 ロシア作曲家やね。一番有名なのはのだめ」のピアノ協奏曲2番とかになるんかな。とにかく体が大きな人で手もめちゃくちゃデカピアニストだったので、それを生かしたスケールの大きな曲を作るのが得意。譜面見ると「コレどうやって弾くねん」ってツッコミいれたくなるわ。同時に鳴るわけない距離なんよ。凡人には。

 ときおり演歌のように懐が深いメロディを繰り出してくるので、かなり日本人好みなんじゃないかなって思ったりする。

オススメ曲:前奏作品23-5》

 

バルトーク

 ハンガリー作曲家やね。一番有名なのは、これも「のだめ」のアレグロバルバロかな。のだめ便利やな。

 民族音楽由来のクセのあるメロディ変拍子が特徴だと思うで。プログレッシブロックとか聴ける人はここら辺の方がむしろハマるかもしれん。現代っぽい不協和音も多いけど、メロディリズムがきちんとあるから、開き直れば割と聴きやすいと思う。弾くのは、難しいかなあ。あえていうなら、ルーマニア民俗舞曲とか異国情緒たっぷりで弾きやすいかもしれんの。

オススメ曲:ルーマニア民俗舞曲、もしくはピアノソナタ

 

スクリャービン

 ロシア作曲家やね。なんか最近ロシアが多いのは俺の趣味や。すまんの。生きてる間にコロコロ作風を変えたことで有名な作曲家で、初期はメロディロシア風にエモくなったショパンのような曲を量産していたが、中期は印象派風の曲も作り出して後期は不協和音バリバリ現代チックな作風に転化していった。バンドなら3回くらいは音楽性の違いで解散しとる。

 なのでどれが気に入るかはわからんが、どの時期でもエチュードを書いているのでそれつらーっと聴けばええんちゃうか。

オススメ曲:エチュード集》

 

現代・・これも好事家しか知らんから今は覚えんでええわ。50年後残ってたやつを聞けばええと思う。

 

後半酔ってて早口オタクになってしまったのは間違いない

youtubeイヤホンつなげて都度オススメ曲を聴きながらこんなこと喋ってた

次にその友達と会ったときショパンバッハ練習してたからお手本になるおすすめCD貸した。

2021-02-05

「うっせえわ」より痛い人たち

最近テレビなどで、Adoさんの「うっせえわ」が10代に人気であると取り上げられている。

私もこの曲を聴いてみたが、過激暴力的ハードロックの曲調と詞が印象的だ。確かにこれは若い人々の気持ちを代弁しているといえる。私が19歳頃に抱いていた気持ちに近い。

一方でこの曲を痛々しいと批判する人も多い。「こんな曲を聴くなんて幼い」「結局何もしない口だけの人間のざれ言」など色んな声がある。その事についてまとめサイト記事でも少なからず取り上げられた。

私はこの意見が出るのは当然かもしれないと思った。このような曲には一定数の人は反感を覚えるものだ。昔の愚かな自分を思い出すという共感性羞恥を覚える人やそもそも曲風が馴染まないなど理由は様々だ。このような感想はあっていい。

その上で「かつての自分の痛々しさを思い出される」という理由でこの曲を否定する人を、私は痛々しいと思う。

「うっせえわ」を否定したところで自らの痛々しい経歴は変わらないからだ。人々はそれぞれの性格環境から各々の業を背負い生きている。その人の振る舞いを見ればその人がどのような人生を歩んでいるのか分かるくらいだ。私の人生の遍歴が分かる察しのいい人もこの記事の読者にいるであろう。

そのため過去に痛々しいことをした人が、痛々しい歌を否定することで「綺麗」になろうとしているのがかえって痛々しく思えるのだ。かえって自分の愚行を言い触らしているようなものである。本当に綺麗になりたければ他にやるべきことはあるであろうに。実際にそれで綺麗になった人もいるだけに彼らの恥の上塗りが目立つのだ。

私も正直この「うっせえわ」を聴いて、痛々しさを感じた。だけどもそれ以上にこの曲を叩いて綺麗になろうとする人々の業にはより激しい痛々しさを感じたのだった。

2020-11-28

anond:20201128134846

ブラックメタルとか北欧ゴシックは分かるけど、

まず自分が思い付くのはブラック・サバスなんだけどなあ

レッド・ツェッペリンディープ・パープルブラック・サバスは外せない

あとブルー・オイスター・カルトとか

何をレトロなことを、と思うかもしれないが、

メタル音楽的なルーツ音楽理論的にもルーツなのは上の3つのバンドだと思う

ロックとはなんぞや?みたいな音楽理論ネタNHK坂本竜一のスコラは本当に良かったと思う

話がズレるが、

メタルにおいて特にディープ・パープルリッチー・ブラックモアジョン・ロードの影響は大きかったのではないだろうか

いわゆるクラシカルフレーズとかそういう技巧的なものロックに持ち込んだ

リッチーのギターは今からすると誰でも弾けるレベルになってしまったと思うが、

その発展形がイングヴェイ・マルムスティーンなどになる、

というか、イングヴェイリッチー好きすぎるだろw

リッチー本人は結婚した奥さんの影響でジプシー音楽みたいなのに行っちゃったけどw

ブラック・サバスもとにかく5弦、6弦、パワーコード弾いとけば暗くてメタルっぽくなる、

みたいなノリはメタリカにも通じるように思う

とにかくアンチクライストっぽい歌詞を書いて、5弦6弦うだうだやって、半音全音下げチューニングしてれば、

なんちゃってデスメタルはすぐできる

寧ろ、あれは体力の問題だと思ってるw

いつもドラムが大変そうだよなあと思いながら眺めてたりする

というか、

甲本ヒロト氏が「今の人は歌詞を聞きすぎる」とか言ってたみたいだけど、

アンチクライスト歌詞から聴く、という人はあんまりいないんじゃないの?

いや、まあ、いるかもしれないけど…

それより自分メロディーというか楽曲自体の方が重要であって、

十字架キリストを逆さにしようが、ご飯を床にぶちまけようが、だからこの曲が好き、

なんて人はあんまりいねーだろ流石にwと思うんだよなあ

見世物小屋とかアングラ芸人じゃないんだから

あと、メガデス歌詞とかもアンチクライストっぽいものがあったりするけど、

大佐は癌?になったんだったかクリスチャンになったんではなかったか

クリスチャン改宗したみたいなことを何かで言ってたのは覚えてる

俺も大病で手術したか気持ちが分かるというか、

筋弛緩剤で全身麻酔して生還すると何か宗教的感覚に目覚めるよなwと思ったり

あと、これも書いとくか

しかブルースロックンロールがハードロックヘビーメタルパンクロックなどに発展して、

メタルの中にはアンチクライストアンチモラル歌詞を含むイメージがあったと思う

アンチクライストといえば自分としてはまずブラック・サバスブルー・オイスター・カルトが頭に浮かぶ

そこから派生して現在ブラックロックというか、デスやゴシックなどがあると思ってる

でも、自分は好きなデスメタルバンドもあるけど、

ブラック・サバスみたいな直球ネタは流石にダサく感じる気がする

サバスはボーカルオジー・オズボーン自体主体となって、

ランディー・ローズザック・ワイルドなどのギタリストも育て活躍しているわけだけど、

オジーだってアンチクライストを先鋭化してったわけじゃないし…

うーん、やっぱり今どきアンチクライスト直球ネタないわー、と思ってしま

歌詞にするにしても何か捻りがほしいと思う

当時はブラック・サバスコピーみたいなバンドはいっぱいあっただろうけど、

流石に、ロックメタルアンチクライスト、という発想が古い

そっち寄りでもそんなバンド今はそうないというか、そもそもあんまり売れない気がする

2020-03-12

ライフハウスはなぜオワコン化したのか

昨今のコロナ話題になっているライブハウス

これだけの影響が出れば、ただでさえ死に体ライブハウスに致命傷を与えることでしょう。

ちなみに、ここでのライブハウスとはZeppなどの大きな箱ではなく、キャパ300未満の小さな箱のことを指します。

さて、ライブハウスの一番の収入源はもちろんライブです。そしてその次にドリンク収入があります

皆さんもやたら高いオレンジジュースを飲みながら、ギリ知人と言えるか言えないかくらいのバンドマンライブを見たことがあるとおもいます

分水曜日の19時開演で、同じ日に4バンド前後、聞いたこともない下手なバンド演奏していたことでしょう。

そう、これがライブハウス腐敗の原因「ブッキング」です。

あの臭くて汚いライブハウスが、有名な人も出演しないのに、なぜずっと営業できるかの答えがここにあります

ライブハウスブッキングをする人は「ブッカー」と呼ばれています

ライブハウス店長や、3ヶ月前に入った大学生や、もうすぐ勤続2年になるバンドマン崩れのフリーターが主な割合です。

ブッキングとは、その名の通り予約のこと。

大学2年生でメジャーレーベルとの契約を夢見るバンドや、31歳で定職につかず週3でライブをやっているバンドなど…

ライブハウスが空いている日にイベントを組み、タイムテーブルにそれらを押し込んでいくことが仕事です。

フェスのように統一性があるわけでもなく、弾き語りシンガー(17)の次にハードロックバンド(30代)が出演するなんで惨状茶飯事です。

さて、そんなライブイベントあなたはいきたいとおもいますか?

思いませんね。

今、あなたの心を読んだからわかります

しかしながら弾き語りシンガー(17)の物販にあるチェキを毎回購入するおじさん、ハードロックバンド(30代)の追っかけをやっているアラサー女性など、お客さんはいるんです。

それでもライブハウス側の利益が出ないので、アーティストからお客さんを呼べなかった罰として、チケットノルマを回収します。

30分出演するだけで1バンドあたり2万から3万円。バカらしいですよね。平日夜、30分のために2500円プラスドリンク代なんて払う人いませんよね。めちゃくちゃ服タバコ臭くなるし。

なぜ出演者ライブをするか?

デビューしたいからです。

ブッカーやライブハウスの偉い人は、音楽業界とつながっている風を装い、ライブへの出演を促します。

出演者は、いつかでデビューにつながるコネを与えてくれるのでは、とノルマを払い続けます

これが8割方の理由です。

ここまではライブハウス関係者であれば誰でも書けるような内容でしょう。

ここからは元バンドマン、1リスナーとして残りの2割、オワコン化した本質的な部分について考察していきたいと思います

ライブハウスノルマは、実際お客さんを呼べばそんなに悪いものではありません。

2500円のチケット10枚売るというノルマで、実際に20人30人集客し、利益を出すバンドもいます

それがライブハウスにとっての正義です。ではどうすればお客さんが集まるか?

正攻法としては、対バンのお客さんを自分バンドファンにさせるという方法

ファンにさせるには…?集客の多いバンドの曲をパクるのが一番です。

パクリ対象バンドの曲が、自分たちの技術では成立しない場合があります

簡単で、かつ集客を増やすことのできるジャンル…。

それが、感情ギターロックです。

同じコード進行で、早口言葉を入れ、元カノへの愛を叫ぶ。

これさえ守れば、正直5回目からの出演でノルマクリアできるでしょう。

あくま感情ギターロックは昨今の流行の一つではありますが、色々なジャンルで同じことが繰り返されてきました。

リスナー側の視点に立てば、2回も見れば十分です。大抵そういうバンドセットリストが5年くらい同じなので。

出演者側も限界リスナーも無関心。

そうしてライブハウスオワコン化したのです。

というか誰も幸せにならないんですよね。

かにいいバンドもいますよ?ライブハウスには。

でも大抵ノルマ負担音楽辞めちゃうんですよね。ライブしたらレコーディング代払えなくなるし、レコーディングしたらレコ発めっちゃ金飛ぶし。

解散したらファンライブハウスこなくなるしっていう悪循環

バンドライブハウスノルマみたいな方程式が出来上がっちゃってるので。そこだめだよね。

音楽業界もさ、カスみたいな出来レースオーディション辞めたら?

本来マイノリティ的な音楽を選ぶはずが、かたっぱしからもう売れかかってるバンドブーストしようと大人の力使っとるやん。そんなのAandRって言います

ライブなんてYoutubeで見れるのにフロアがヤニ臭くてハイが刺さりまくってゴミ音響ライブハウスなんて行かないでしょ。

ブッカーとかですごいいい人もたくさん知ってるけど、頑張る方向性間違ってるよね。いい人ほどすぐ蒸発するし。

そういう人は音楽なんて仕事にしようとしないで、趣味程度でやって欲しい。それ以上にクズ人間もいるし。

てか売れたいバンドマンも深夜にTwitterで客がスマホ見てたとかくだらんこと呟いてんじゃねえよ…。年1でアルバム出してくれ

なんの話?

2020-02-17

もし電車で常に音楽流れるようになったらどう思う?BGM程度なら許せるかな?

でもそれがヘヴィメタルハードロックだったら?爆音だったら?

しかにそれらの音楽好きな人は嬉しいだろうし、そういった人らの鉄道利用率は上がるかもしれない。

でも、好きじゃない人や慣れてない人はキツくない?

鉄道会社に批判や抗議が入るのは妥当と思わない?

そして、それらの音楽好きな人から「嫌なら乗るな」とか言われたら、目血走らせて「表現規制!!」「レイシスト!!」とか言われたらどう思う?

「自宅やライブハウスでやってりゃ文句言わないのに…」と思わない?

それとも、今と同じように「いや、多くの人が不快だったり嫌悪感を感じているからって規制するのはよくない!」とか言ってちゃん鉄道会社を擁護する?

じゃあ表現したがってるのがマンションのお隣さんだったら?お隣さんが朝から晩までピアノ弾く人だったら?

そういうとき戦士我慢するの?

表現物だったら、いくらでも自由にふるまっていいと、本当にそう思う?

2020-02-07

アメリカハードロックがまともに聴けない

ガンズとかさ、ボーカルの声、高くない?

お猿さんが叫んでるみたいで、笑えてしょうがない

2020-01-03

anond:20200103014050

大多数の非オタ大人に認められるというのが紅白オリコン常連級に日本人認知されるということな

ジャズだろうがハードロックだろうがヒップホップだろうがビルボードランカーだろうが興味持てないで終わってるけどな

2019-12-14

夜のピクニック」の内堀さん

映画の「夜のピクニック」は青春映画の名作として名高いが今まで見たことなく、今回GYAO無料公開中だったこともあり初めて視聴した。

かにめちゃくちゃいい映画だった。すごくノスタルジーに浸れる。若い子なら高校ではこんな青春を語れる友達を作りたいと思うはずだ。冒頭のお葬式の場面で「ヒロイン相手の男、顔似すぎ」と思ったら似すぎの俳優を起用した理由があったのだなとも納得した。

映画にはさまざまな生徒が出てきて群像劇的な一面もあるのだが、その中で一番目をひいたのは内堀さんの存在だった。内堀さんはイケメン男子生徒を食い荒らす魔性の女で、ヒロイン邪魔する存在として描かれる。

映画の前半、「この内堀さんに映画の結末で救いはあるのかなぁ」と思いながら見てた。結果、救いはあった。内堀さんはハードロックオタクのダサメ男子生徒といい雰囲気になって終わった。

イケメンばかり追っかけてたはずの内堀さんが何故ダサメンといい雰囲気になれたのか、それには簡単な答えが用意されていた。

内堀さんには兄がいて、お兄ちゃんっ子であり、お兄ちゃん趣味に大いに影響を受けており、ハードロックに詳しかったため、オタクのダサメンと楽しく会話ができたのだ。

となると、それまでの劇中の「男を食い荒らす魔性の女」のイメージもガラリと変わる。

内堀さんが男を求め続けたのは自分趣味が合う人を見つけたかたからだろう。女友達とでは話が合わなすぎるからこそ男にちょっかいをかける。しかし男が全員、内堀さんと趣味が合うわけではないので、内堀さんはつまらない男を切って他の男に話しかけに行く。それを繰り返すうちに魔性の女と噂が広まった。

伝統進学校の生徒である内堀さんなら、天然でそんなことをやってるのではなく、噂が立つことも百も承知で行動してたであろう。その上で「ただ男子と会話するために付き合って何が悪い」と思ってたであろう。非常に強い女性に感じた。

映画公開当時の2006年にはただの脇役としてあまり注目を集めてなかった存在であるが、10年代後半の今なら、多分この映画批評は内堀さんへの言及が一番多くなったのではないだろうか、と思わせる存在だった。はてなで「内堀さん論争」なんてのも起きそう。

2019-08-22

anond:20190822123338

ハードロックでも流せば気にならなくなるかも。

(ご近所からクレームがあっても関知しません)

2019-04-28

anond:20190428143149

逃れられないよ、「俺こそがオタクであり孤立コイイ」タイプ厨二病が続々新規加入してんだから

オタクだのハードロックパンクロックだの暴走族だのワルぶった名前若者隠れ蓑にする風潮は

それをやってたオトナが黒歴史告白してもしなくても絶対なくならない

2019-02-20

うるさい音楽が好きだ

いわゆるハードロックとか、メタルとか。

ギターがぎゃんぎゃん、ドラムがどかどか、ボーカルはわーわーしていて、それをうまくまとめるようにベースどんと鳴る。

趣味でやっている俺なんかじゃこのギターソロ絶対に弾けないなと思うのも好きだ。

彼女が家に来た時に、メタルを聴いていた。確かSEX MACHINEGUNSだった。(ジャパメタが好きなのだANTHEMとか。

彼女スマホで何か音楽を流しながら、「増田君が聴いてるのなんかうるさいね、きらい」と言った。

彼女は嵐の曲を聴いていた。

俺は嵐の曲もキャッチーで好きだったわけなのだが、その一件から、変な反抗心が芽生えてしま

嵐の曲をなんとなく嫌いと思うようになった。

いや、本当はいまも嵐の曲だって好きなんだが。

から、うるさいのはわかるが、きらいとまで言わなくていいじゃないか

2018-12-24

昔々あるところで、おじいさんとおばあさんがハードロックヘビーメタルバンドを組んでいました。

2018-10-31

萌え絵”化する絵本抵抗ある?

萌え絵”化する絵本抵抗ある?

https://www.excite.co.jp/news/article/Narinari_20181030_51848/

実際に絵本を読んだわけではないが、私はなんとなく抵抗がある。

性的からとか、性的消費とは全く思わないが、子どもにわざわざ与えたいわけではない。

1・物事には順番があって、それを飛ばす必要はないと思う。例えば幼児ハードロックを与えるより、まずは童謡イージーリスニングのようなものを聞かせるのが良いのではないだろうか。

成長して本人が萌えを気に入った場合自分の小遣いで買うだろうからそれまで放っておけばいいのではないだろうか。

そこから先、その作風を飽きるのか、徹底的なオタクになって作家として成功するのか、色々な人がいるだろう。ともかく、絵本萌え絵をする必要はないと思う。

私が子どものころに持っていた論で、戦いのもの対象年齢を追って描写が強くなるというものがあった。

幼児のころはパンチ一発でバイキンマンをやっつけるアンパンマンから始まって成長するに従って戦隊ものドラゴンボールを観るようになるという論理だ。

このような感じで良いのではないだろうか。

2・萌えに限らず童話のようなものはあまり脚色のようなものはせず(変に手を加えずに)に普通の絵柄が良いと思う。

※今は絵本の中でも昔からまれてきた童話や昔話に絞って話をしている。現代で新たに創作された物語までこの話を適用するつもりはない。

独自色が強くなると別の作品的になる気がする。アレンジだったら大きくなってからで良いのではないだろうか。

その人は大きくなって、桃太郎のお供が全員美少女作品を作るかもしれないが、それはその時で良いのだと思う。

私の例でいうと、クラシックアレンジ曲が入った幼児向けのテープを持っている。アレンジ曲だとは気づかなかった。その為、中学生高校生まで、オリジナル曲を誤解していた。

2018-10-14

anond:20181014221001

べつやくさんいいよね。ハードロック好きのままいい年の取り方をしている感じ。

2018-05-14

anond:20180512134538

楽器全体を考えると、ギターは相当簡単な部類に入るぞ。歌の伴奏が主で大して技術必要なくしか安価から、大昔はフランスイタリアドイツ貴族の遊びだったし(リュートは非常に難しい)、酒場では欠かせない楽器だったし、アメリカブルースフォークアルゼンチンガウチョの遊び、日本の昔のフォークブームなどなどに用いられた。

ロケンロールもさ、最初ギター役割は素朴な歌伴だったけど、途中からサーカス曲芸みたいになったのよ。いかギターで凄い事できるか競った時代アメリカにあって、ハードロックメタルにその遺伝子は受け継がれるんだけど、どこかで無理があった。んで、ロック商業主義的で素朴じゃねえだろという社会運動があって、それで生まれたのがザ・フーだったり、セックス・ピストルズだったりパンクの面々なのよ。ボサノバもこの系譜日本ハイスタなんかもこの流れ。

要はさ、ギター簡単で歌の伴奏にうってつけな楽器として発展してきたってわけ。オルガン、オンドマルトノとかホルン奏者の方がよっぽど辛い。

せっかくだし、難しい楽器やってる奴はこの増田ガツンと言ってくれ。

2018-04-12

ポッ拳2のアイデア

25万本突破おめでとー!

本編、ポケカジャパンチャンピオンシップで並んでても違和感が全くないポケモンブランドを支えるコンテンツに育ったポッ拳、当然続編も出ると思います。(ここにコマスターが並べないのは最早必然だがコマスターも二周年というめでたい日なので心の隅にでも……)

b:id:jou2 さんがツイッターで言ってた2の想像が楽しそうだったので、俺も考えてみたぜ。

Zワザ

バーストアタックを超える一回のバトルで一回しか出せない強いワザを選ぶシステム

3rdSA選択とか、スパ4のウルコン選択みたいなノリ。

マニューラなら、ブラックホールイクリプスレイジングジオフリーズみたいな?(氷Zの技名そらで言える人まじ0人説あるよね)

メガ進化勢と兼ね合いは…… 難しいね。(まあ、サポートメガレックウザ操作ポケモンメガ進化が両立できてる時点でどうでもいいけど)

ガンダムVSシリーズみたいに、覚醒の種類も選べられるのかも。

既存バーストアタックよりも強力なZ技が出せる代わりに、ハイパーアーマーなどが劣化する、Z技モード覚醒か、

既存バーストアタックが性能劣化してしまう代わりに、ハイパーアーマーなどの立ち回りの部分は強化された、メガ進化モード(できない子用の呼び方は考えないとね)覚醒か。

みたいな感じかなあ?

「お着替えピカチュウ

ORASに取り残され、7世代に連れてこれないお着替えピカチュウが、唯一活躍しているポッ拳

ギザみみピチューに比べれば何倍もマシではあるものの、

はいえ、ハードロックマダムアイドルドクターの四種は未登場なので、それぞれ実装、ってのはさすがに四キャラも増やさないといけないから難しいと思うので、

マスクピカチュウバーストアタックにこれらの要素を組み込むぐらいはしてほしいなあ。

(そうえば、ウクレレピチューなんてのもいたけど、特にあれ以降展開ないねスマブラにも出てるのにミュウツーと違って復活希望の声が聞かれない辺り、ピチューは何かと人気でない印象あるな)

「VSウルトラビーストモード

マヴカプでいうオンスロート第二形態とか、メルブラでいうG秋葉みたいな、通常の対戦とは違った巨大ボスみたいなノリのやつ。

ウルストやストZEROの二人で戦うモードみたいに、共闘ができてもいいかも。

これなら、バトルポケモンにもアシストポケモンにもしづらいポケモンに出番が与えられるし、なにより僕の好きなアクジキングが映えそう。

まあ、ポケモンじゃない何かと戦うってのも、ポケダンマグナゲートとか超ダンでやってるから、そういうのも面白そうだけど。

「ダークルギア」「闇のディアルガ

ポッ拳オリジナル形態のダークミュウツー原作逆輸入される気配はないので、いっそのこと、他の外伝たちを取り込むのはどうでしょ。

ダークルギアXD、闇のディアルガポケダン時闇空の出演。

まあ、バトルキャラには向いてなさそうだからサポートにこの二匹をセットで出すとか?

ポケノブの黒レックウザは本編で配布されたのは、単にノブナガのレックウザ原作色違いと同等だったってだけで深い意味ないんだろうけど、

微妙格差を感じたよね。

「二匹で一匹系のバトルポケモン」

メルブラでいう翡翠and琥珀や、QOHでいう来栖川姉妹みたいな、二人のキャラが同時に出てきて戦う系のバトルポケモン。

似たような性能や見た目だと面白くないので、プラスルマイナンとか、バルビートイルミーゼみたいなのじゃなくて、

エレキブルブーバーンポケカXYでも組み合わせると強い系のカードだし、ポケスペでもコンビだし、赤緑でバージョン違いの対になってるし)とか、

ナゲツケサルヤレユータンとか、ニョロボンニョロトノ面白そう。

特にエレキブルブーバーンは、エレキブルデュエルフェイズブーバーンフィールドフェイズな感じがすごくするので、しっくりきそう。

戦闘中進化するポケモン

メガ進化じゃなくて、普通進化ね。

これ、対戦終わると進化前に戻るのが、デジモンアニメかぶるって批判されそうだけど、

ポケダン炎嵐光のレベル1ダンジョンって、たしかこの仕様のはずだから前例がないわけじゃないんですよ。

……ごめん、これ嘘ついてるかも、なんか自身ないや、そうだった気がする程度で、間違ってたらごめん。(暇なときちゃん検証やす、ってかあれがあるじゃんコマスターコマスターがしてるからいいんじゃね? え? コマスターポケモンあくまコマ生物じゃない? しらん! でも確かにおもちゃ設定のポケスク進化しないから、株ポケ的に何かルールがありそうな気もしてきた)

あいいや、ぶっちゃけ原作原作から、対戦中にだけ進化して、戻ってもいいでしょ。

しかも、分岐進化なら、格闘ゲーム的にも面白いし?

イメージ的には、独自進化ゲージを溜めた状態フェイズ変更とか、特定の技を当てると進化するイメージかな。

イワンコが、デュエルフェイズ進化技を当てると昼ルガ、フィールドフェイズ進化技を当てると夜ルガ、覚醒状態で当てると黄昏ルガみたいな?

うーむ、無理せずフォルムチェンジ系のポケモンギルガルド以外に増やした方が楽しそうだな。

デオキシスロトムキュレムフーパあたりが楽しそう。

特にフーパ最初は弱くて、チェンジすると強いってのが、面白そうだ。

(性能的にはダークライとなんとなく被りそうだけど、ときはなたれしフーパの専用技のいじげんラッシュと、ポッ拳ダークライの幻影ってなんか似てるし)

2018-02-05

謎の格上感:餃子 謎の格下感:シュウマイ

謎の格上感:ステーキ 謎の格下感:ハンバーグ

謎の格上感:クッキー 謎の格下感:ビスケット

謎の格上感:蕎麦 謎の格下感:そうめん

謎の格上感:焼肉 謎の格下感:すき焼き

謎の格上感:広島風お好み焼き 謎の格下感:関西お好み焼き

謎の格上感:エクストラヴァージンオイル 謎の格下感:ピュアオイル

謎の格上感:塩 謎の格下感:たれ

謎の格上感:赤ワイン 謎の格下感:白ワイン

謎の格上感:サントリー角 謎の格下感:ジムビーム

謎の格上感:柔道 謎の格下感:空手

謎の格上感:アメフト 謎の格下感:ラグビー

謎の格上感:ハンマー投げ 謎の格下感:砲丸投げ

謎の格上感:福山雅治 謎の格下感:木村拓哉

謎の格上感:とんねるず 謎の格下感:爆笑問題

謎の格上感:ウッチャン 謎の格下感:ナンチャン

謎の格上感:宮﨑駿 謎の格下感:高畑勲

謎の格上感:織田信長 謎の格下感:徳川家康

謎の格上感:坂本龍馬 謎の格下感:西郷隆盛

謎の格上感:猫 謎の格下感:犬

謎の格上感:キツネ 謎の格下感:タヌキ

謎の格上感:鷹 謎の格下感:鷲

謎の格上感:イカ 謎の格下感:タコ

謎の格上感:チーター 謎の格下感:豹

謎の格上感:ゾウ 謎の格下感:サイ

謎の格上感:一反もめん 謎の格下感:ぬりかべ

謎の格上感:文系 謎の格下感:理系

謎の格上感:明治 謎の格下感:大正

謎の格上感:ジュラ紀 謎の格下感:白亜紀

謎の格上感:紀元前 謎の格下感:紀元

謎の格上感:9.11 謎の格下感:サリン事件

謎の格上感:モダニズム 謎の格下感:ポストモダン

謎の格上感:芥川賞 謎の格下感:直木賞

謎の格上感:モンドセレクション 謎の格下感:グッドデザイン賞

謎の格上感:ひらがな 謎の格下感:カタカナ

謎の格上感:ハードロック 謎の格下感:ヘビーメタル

謎の格上感:ハウス 謎の格下感:トランス

謎の格上感:ドキュメンタリー 謎の格下感:フィクション

謎の格上感:リアリズム 謎の格下感:シュルレアリスム

謎の格上感:俳句 謎の格下感:短歌

謎の格上感:シリアス 謎の格下感:コメディ

謎の格上感:女子高生 謎の格下感:女子大生

謎の格上感:腐女子 謎の格下感:夢女子

謎の格上感:オタク系 謎の格下感:サブカル系

2017-12-11

月蝕歌劇団をまた観に行った記録

なんか、ひょんなことから月蝕歌劇団(という小劇団が都内にあると思ってほしい)の公演を見に行って、それ以来なんか芝居づいている。

これまで演劇なんてぜんぜん興味がなかったのに。

いくつか劇場に足を運んだところで、もう1回くらい観ればもっと色々と見えてくるものがあるかと思い、また月蝕歌劇団に足を運んでみた。

.

演目は『ねじ式・紅い花』と『盲人書簡−上海篇』の2本立て連続公演

(前回の観劇の記録は

https://anond.hatelabo.jp/20170925212923 

 を参照のこと)

ということで、自分のログを兼ねて、また観劇記を残しておくことにする。

御用とお急ぎでない方は、しばしお付き合いを。

.

ただし。

自分は舞台観劇についてはとことん素人なんで、これから書くのは、通りすがりの素人が見た印象批評くらいのつもりで、紹介文としての情報は期待しないでほしい。

(というか印象批評というワード小林秀雄みたいで偉そうだな。ほんとに感想文くらいの感じで、ひとつ

.

■全体として

歴史の長い劇団というのは知っていたけれど、今回は公演100回記念とのこと。

で、旗揚げ時代からのライバル劇団その他のビッグネームが集結した大プレミアム公演だったらしい。

普段は若い女性主体の “少女歌劇団” っていう感じの劇団なんだけど、今回はキャストの年齢が大はばに高めだった。

.

ちょっと変わった構成をしていて、1つのシーズンというか公演期間を前後に分けて、2種類の演目を上演する。

さらに各演目について前座というか露払いというか、出演キャストの歌唱ショー、寸劇、詩の朗読その他をまとめたパフォーマンスとして “詩劇ライブ” というのがある。

.

なので、フルで鑑賞すると1シーズンで合計4演目。

これを多いと思うか、アリだと思うか。

いろんな作品世界が見られてオトクだとも言えるし。

リハーサルシナリオ練り込み等々のリソースは分散されるから内容的に落ちるものになるかもしれないし。

自分が見たところ、器用な高能力キャストと、まぁそうでもないキャストでうまく仕事を振り分けて、不満を感じさせない作りにしている感じだった。

.

順番に見ていってみると。

.

■前半の前座『詩劇ライブ メメクラゲ』(11月19日

先に不満点を言わせてもらうと。

演目『老人と子供のポルカ』の歌唱。

左卜前役のベテランキャストカンペ片手に左右のキャスト(岬花音菜、慶徳優菜)を振り回して大暴れ。

休みなく次の曲『本牧メルヘン』が始まり、そのまま岬花音菜がマイクを握るが、息の上がった彼女にはキーが低すぎた。

おかげで貴重な戦力(岬)を空費。

トリの白永歩美キッチリと『バフォメット(と、あとなにか悪魔がもう一柱)の歌』(詳細不明)で締めてくれたのが、せめてもの救い。

それにしても、あの大狼藉は、ハプニングプロットか。

ハプニングなら再発防止策を取ってほしいし、プロットなら、申し訳ない、あれに快哉を送るハイなセンスは自分は持ち合わせていない。

しかし。

詩劇ライブというのがファンミーティング同窓会だというのなら。

いとしの大スターがいつにないハジケっぷりを開陳したほうがファンサービスとしてのお値打ち感は高いのかもしれない。

と、思って周囲を見回してみると、自分と同じか、あるいはさらに年配の観客がホクホク顔で舞台を見守っている。

ハテ、招カレザル客ハ自分ノホウデアッタカ。

うん、わかった。

.

■後半の前座『詩劇ライブ 暗黒少年探偵団』

詩劇三傑(←たったいま自分が決めた。はるのうらこ、岬花音菜、そして白永歩美の3人)のパフォーマンスたっぷり見られたので実に良し。

はるの嬢は前回と同じギター伴奏かと思ったら、ギターからキーだけもらって、ほぼ独唱。それでいてピッチは正確、ハイノートも申し分なく出ていたし、なんというか、 “このヒト、ひょっとして劇団の隠れた屋台骨なのではないか?” という予感がさらに強まる。

(↑それは本編でガツンと証明されるんだけど)

なぜ合唱のときは控え(それはもう、あからさまな控え)にまわるんだろう?

リハーサルの負荷をソロに集中させるためか。

岬花音菜はカッパの舞。そして小阪知子を舞台に引き出してカッパの相撲。

あいかわらず、この人は歌って動いてが実に良い。

そしてトリは白永歩美

朗読、歌唱と大活躍。

いつ見ても、この人は安定しているなぁ。

はかなげで、あやうげで、その状態のままガッチリ安定しているという不思議キャラクター

そういえば『Those ware the days』に日本語歌詞をつけたものを歌ってたんだけど、受付で立ち読みしたセットリストにそんなのなかったぞ、と思って調べてみたら、『悲しき天使』なんていう日本語版があったのね。

知らなかった。

.

さて本編。

.

■前半の本編『ねじ式・紅い花』

つげ義春の原作、『ねじ式』『紅い花』『女忍』『沼』『狂人屋敷の謎』をまとめて1つのストーリーにしてある。

実を言うと、前回の公演を見たあとに、某氏から、

「なに、月蝕歌劇団が面白かったって? それじゃアレだ。主催の高取英のアレ読んどけアレ」

といって勧められたのが、『聖ミカエラ学園漂流記』(小説版と戯曲版)。

前回の公演を観たときに、

「この人の持ち味は “奔放に見えて実は緻密な複数世界のマッシュアップ” だろうな」

と感じていたのが、この本で確信に変わったのだけど。

原作が2作品や3作品なら、例えば2つの世界の登場人物呉越同舟で共闘する、みたいな展開もあり得るけど、さすがに5作品同時となるとメドレー形式にならざるを得ない、という感じ。

.

さて、もう1つ、高取氏の特長と思ったのが、ストーリーに必ずクライマックスを用意する、という点で。

(それが、エンターテイナーとしての氏の本性によるものか、それとも “客にはなんとしてもカタルシスを持ち帰ってもらわないと次につながらない” という興行師としての冷徹な計算によるものか、そこまではわからない)

それが、つげ義春の茫漠としたアンチクライマックスな世界とどう折り合いをつけるのか、そこに興味があったんだけど。

これが『紅い花』を中心に最小限の改変を加えただけで、見事に全ての原作が一斉に収束に向かうオチといえるオチになっているのは、さすが。

最後にはねじ式青年が『パーマー・エルドリッチの3つの聖痕』(P. K. ディック)みたいに無限増殖するあたりの幻想テイストが高取氏らしい。

.

あと、前回公演みたいな「身捨つるほどの祖国はありや」的な大きな主題は今回は抑制されている。

.

助成金云々の楽屋落ちは生臭いので忘れたことにする。

.

そして、この劇団特有の時間がゆがむ感覚をまた味わう。

今回は、サヨコの祖父の楽屋オチ的な台詞。

.

「最近、嵐山光三郎が書いたんですがね、松尾芭蕉は忍者だったんですよ」

.

えーと、嵐山光三郎の “芭蕉忍者説” は2000年代なんですが。

高取氏の作品世界が戦前、戦後、昭和30年代、1960年代1980年代みたいに複数の時代を放浪するように、劇団自体も、60年代80年代、そして2000年代の全ての時代に存在しながら、どの時代にも存在しないような不思議立ち位置

それが、この劇団の持ち味でもあり。

.

あ、あと、狐舞の意味がやっとわかった。

なんのことはない、 “ここから現実感見当識がゆるんで、心象風景と象徴劇が始まりますよ” という演出効果だ。

多色発光LEDを掲げた葬列も、夜光塗料の試験管をもった少女たちも、おそらく同じ。

少女漫画で「なんでクライマックスに花びらが飛び回ってるの?」とか訊かないでしょ? アレと同じだ。

そういえば、最近の子供は漫符(怒りの青筋とか緊張の汗とか)がわからないケースが多いらしい。

つまり自分は月蝕の鑑賞において子供だったわけだ。

というあたりで。

.

そして、問題の↓

.

■後半の本編『盲人書簡−上海篇−』

あー、うん。

むかし『草迷宮』(寺山修司)を観て途方に暮れたことを思い出した。

あるいは、さらにむかし『原始人』(チャーリー・ミンガス)を聴きながら、

「これは良い音楽なんだ、良い音楽なんだ、みんながそう言ってるから良い音楽なんだ」

と歯を食いしばっていたことを思い出した。

.

はっきりしたこと。

自分に “前衛” を受け止める感受性はない。

.

それでも、なんとか受容を試みてみる。

.

(1)1930年代の第二次国共合作を背景にした不穏で混沌とした上海共同租界。

(2)明智小五郎小林少年という、戦前・戦後の言ってみれば “陽のヒーロー” をどす黒く改変したキャラクターと、堕落した母親としての小林少年の母。

(3)白痴の少年と娼窟の姉妹がからむ、不快にユーモラスな人物群。

.

この3つの人物群を主なストーリーラインとして、失明した小林少年を中心に “目明きと盲(めしい)、世界が見えているのはどちらか” という問いを主題として話はすすむ(ように見える)んだけど。

.

途中、影を喪失した少女、みたいな挿入話をはさみながら、ひたすらグロテスクストーリーとも言えないストーリーの断片が続く。

クライマックス小林少年と恋人(?)のマサ子の再開を中心にしながら、全てが虚構の中の虚構、悪夢の中の悪夢、という入れ子の構造をあからさまにするところで、唐突に終わる。

最後の最後には第四の壁も突破して現実のキャストの名前まで出てくる。

.

うーむ、書いておいてなんだが、なんの説明にもなっていない。

ねぇ、寺山修司って、ホント70年代80年代青少年カリスマだったの?

(今度、『書を捨てよ云々』でも読んでみるか……)

.

可能性としては、今どきの若者がP. K. ディックやら筒井康隆やら読み慣れてるせいで、 “崩壊する現実” やら “虚構の中の虚構” を普通においしく摂取しているのに対して、当時はその種の超現実的な幻想悪夢ワールドが知的にトガった青年だけの愉悦であったとか。

.

ま、さておき。

これ以上はどうにも言いようがない。

自分にとって確かなことは。

高取氏オリジナルの作品、脚色作品のうほうがずっと面白い

ということ。

.

さて。

キャスト、演出その他については、以下の通り。

.

白永歩美

女忍コジカの息子、宗近と小林少年を好演。

このヒトが、登場するだけで舞台が猟奇的ビザールな空気になるような、言ってみれば “嶋田久作” 的な怪優でありながら、それでいて結構な美人サンである、というのは劇団にとって大きなアドバンテージなんじゃなかろうか。

劇団のカラーを一人で体現しているような。

ビジュアル、演技、歌唱、トップの名称は伊達じゃない、って感じ。

.

というか。

実のところ、トップというネーミング自体はどうでもいい。

それがプリマドンナでもソリストでもエースでも四番でも同じことで。

その種の人に求められるのは才能でも鍛錬でも、ましてやプロデューサーディレクターの寵愛でもなく。

それは「いつ、いかなるときでも、自分が前に出ていってなんとかする」という思考形態だと思う。

.

例えば才能、というか生まれつきの資質なら。

前回の公演には高畑亜美という彼女に負けず劣らずのビザール美人さんがいた。

.

例えば技能なら。

前回の公演で、白川沙夜というキャストは、ストーリーテラーコメディリリーフ、仇役という3つの仕事を3本の腕で同時につかんでブンブン振り回して大暴れしていた。

.

でも、彼女たちは今回はいない。事情は知らない。

いっぽうトップには「事情により今回は出演しません」という選択が無い。

脚光も浴びる、注目もされる、そのかわり劇団の出来が悪ければ矢オモテ、火ダルマ、槍ブスマと。

群像劇主体の劇団で、ある程度は負荷が分散するにせよ、あの細っそい体にかかっている重責を想像すると、なんというか、なんというか。

長くなった。

ともあれ、健康にお気をつけて。

.

■川合瑞恵

前回までは “作りようによっては、いかめしく見える” ビジュアルを活かしたワンポイント役だったのが、今回は『女忍』パートのキーとなる女忍コジカに大抜擢。

これが大根だったら目もあてられないところを、実に器用に演じきってしまった。

本職はモデルさんだと思ってたんだけど。違うの?

芸能関係って器用な人が多いのよね。

.

■岬花音菜

演技はさておき、まずは狐舞。

今見ているのがカラダのオモテなのかウラなのか、腕なのか脚なのか分からなくなってくる超絶変態空間機動がひっさびさに大炸裂!!

これだ! これが観たかった!

いや、じつは、このところモヤモヤしていた。

「いや、たしかに踊りも歌も演技も良いけど、ここまで追っかけるほどか?」

でも、たしかに思いちがいじゃなかった。

ほんのちょっと前のことなのに、忘れかけていた。

.

そこには、たしかに岬花音菜がいた。

およそ2ヶ月前、片目の猫の舞で自分の脳味噌をブチ抜いた岬花音菜が。

.

ちなみに。

あとから取材を試みたところ。

あの一連の動きは、ボランティアアルバイト?)のダンス教室で子供たちに最初のウケを取るために編み出した動物踊りがオリジナルだとのこと。

.

するとなにか。

自分の鑑賞眼は子供レベルか。

まあいいけど。

.

というか、彼女の狐舞に視線をもぎ取られ、ねじ式青年と女医のベッドシーンの大半を見逃していたことに、劇場を出てから気がついた。誠に申し訳ない。

.

さて。

キャストとしては『紅い花』パートのシンデンのマサジ、『盲人書簡』で白痴の少年を担当。

この演技、周囲の評価はウナギ昇りだろう。

じっさいTwitterを中心にネットを見ると、彼女と慶徳優菜の評価はウナギ昇っている。

ただ。

自分としては評価は保留としたい。

なぜって?

あまりに、あまりにもハマり役すぎて、いま見ているのがキャラクターなのか、それともキャスト本人なのか、観劇素人の自分には判然としないから。

(これ、自分の中では笠智衆と同じ位置づけだ)

大竹しのぶアニーを演じたり、同じ劇団でいえば白永歩美ピーターパンを演るのとは、意味が違う。

『紅い花』ではプレ思春期の少年のいら立ちを、『盲人書簡』ではスケベなアホの子を、と、いろいろ打ち出しているのは分かる。

分かるけど、いずれも、まずは本人あっての効果であって。

このあと彼女は “月蝕きっての永遠の少年役” として存在感を増していくのだろうか。

それもアリだと思うけど。

.

■慶徳優菜

『紅い花』キクチサヨコ役。

昭和の山村、思春期の少年の心に思い描くマドンナ

うん。もうずばり田舎のマドンナそのもの

だけど彼女の評価も保留。

理由は岬花音菜と同じで本人そのものだから。

その意味では、娼窟の妹と小林少年の想い人のほうが、本人のポテンシャルがよく分かる気がする。

そっちの方はというと、うん、悪くない。

ただ、これは自分の思い込みかもしれないけど。

なんというか彼女は “月蝕、次世代プリマドンナ育成枠” というのに完全に入っている気がする。

この直感が正しければ、それはおそらく本人の十分な資質と劇団の目算があってのことだろうけど。

なんかモヤっとする。ほかの新人も若手も、ひとしく頑張っている(ように見える)のに。

.

はるのうらこ

なんというか、詩劇ライブのときは “ひかえめな、でもシャレのわかるおねーさん” というオモムキの彼女。

キーとなる配役のキャスティングが多いから、信頼の厚いキャストなんだろうな、という以上の認識はなかったんだけど。

(そしてそれは、ねじ式青年という大役を見ても動かなかったんだけど)

これが。

『盲人書簡』娼窟姉妹の姉役。実にすごい。

あのフワっとしたキャラが、女の嫌なところを全部集めて煮詰めたようなキャラクターに大変身。

慶徳優菜をサポートに娼窟パートカラーというか空気を完全に支配していた。

.

あと、些細なことだけど。

キーアイテムとなるタバコチャイナドレスに入れ忘れたか、取り出せなくなったか。

取り出そうと悪戦苦闘して2秒。

見切りをつけてアタマの中でプロットを切り替えるのにコンマ2秒。

架空のタバコをふかして場面転換の決め台詞につなげるまでの時間の空費がわずか2.2秒。

はるの氏にとっては迷惑な賞賛かもしれないけど、ここの所作の切れ味に地味に鳥肌が立った。

.

■宍倉暁子

彼女が登場すると、そこだけ別の照明があたってるようだった。

さらに今回の千本桜ホールより少し大きめの劇場向けにチューニングされた、よく通る発声。

今回集結した “夢のベテラン勢” の中では、彼女が出色だった。

彼女だけは気になって調べたら、舞台を中心にTV、映画と活躍の現役大ベテラン

たしかに分かる。

自分の外見と所作が人にどう見えるか、何十年にもわたって掘り下げていないと、ああは行かないと思う。

『紅い花』では漂泊の釣り人。すこし困り顔の茫漠とした旅客でありながら、マサジのカウンターパートとして要所を締める。

『盲人書簡』では軍人と密通する小林少年の母として、実に汚ならしい堕落した母親像を体現。

教科書的に言えば寺山修司の作品世界に通底するコンプレックスというかオブセッションというか、ともかく “その部分” を実に彼女一人で背負って担当していた。

.

大久保千代太夫

今回最高の当たり役の一人。

犬丸は尾張織田と敵対している設定だけど、人物造形はおそらく美濃のマムシこと斎藤道三ベースだと思われ。

自分に襲いかかった刺客を手籠めにして側室にする一代の梟雄らしい悪太郎ぶりと、戦国武将の透徹した死生観が、もう全身からみなぎっていた。

『盲人書簡』の方は。

うーん、自分の中では “生ける舞台装置” としての黒い苦力(クーリー)の集団は、なんというか、全員が均質な筋肉質の没個性の集団だったんで、あの巨躯が逆にマイナスにはたらいた気がする。

こればっかりは、いたしかたなし。

.

■小阪知子

影の殊勲者にして功労者

前説とカッパ相撲のときから(自分の見立てでは)この人は切れ者だろうな、と思ってたんだけど、今では確信に近い。

馬鹿をやる、それもビビッドに馬鹿をやれる人間は、なんというか、切れる。これは自分の持論。

自分が見るかぎりでは、月蝕歌劇団キャストベテラン高位職者(?)には2つのカテゴリがあって。

1つは白永歩美、岬花音菜のように “スタア” 役を仰せつかってスポットライトを浴びる職種。

もう1つは、前回公演の鈴乃月葉や今回の彼女のように “ひとり10役をこなしてストーリーラインを維持する” という重責の担当者

月蝕歌劇団は後者の高能力キャストがいないと成立しない。

.

■若松真夢

薄い眉、暗く沈んだ眼。白永歩美が陽のビザールだとしたら、彼女は陰のビザール美人。

もっといろんなキャストで見てみたいと思った。できれば和装で。

.

城之崎リアン

詩劇ライブのみに登場。OGか。

男装の貴公子然とした男装の貴公子。うん、貴公子

そりゃ、男女問わず固定ファンガッツリと付いたことは想像にかたくない。

問題は、貴公子以外にどんなキャストをやっていたのか、想像がしにくいことで。

もっと昔から見ていなかったことがくやまれる。

.

■登利忌理生

前回の中村ナツ子に続き、今回の「なにものだ! このひと!」ワクに期待のダークホースが登場。

自分は茶髪に偏見があるようで、「えっとぉ、学校卒業の記念にぃ、オーディション受けちゃいましたー!」みたいなハスッパな外見と、そこから飛び出す恐ろしい長セリフと演技巧者ぶりのギャップに舌を巻いた。

本当に何者だ! と思って調べてみたけれど、月蝕以前の芸歴がまったく引っかからない。

あれか。学生演劇出身か。

.

■音無ねむ

今は、まだ大部屋女優といった立ち位置

(たぶん。自分が調べた限りでは、まだ無名)

何者でもない。

何者にも、まだなっていない。

だけど、あの男に引けを取らない長身とキリっとしたマスクには、絶対に活きる使いみちがあるはず。

実際、『盲人書簡』の “新聞朗読笑い男” には何とも言えない味があった。

キャスティングの認識、間違ってないよね?)

陵南の田岡監督ふうにいえば、「体力や技術を身につけさせることはできる。だが、彼女をでかくすることはできない。立派な才能だ」ということ。

まずは、その長身を恥じるような猫背をやめて、胸郭を開いてまっすぐ立つところから、カンバレ!!

.

J・A・シーザー(と音響)

ふむ。ふむふむ。

エンディング、こんな感じかにゃ? 間違ってるかもだけど。

(いま手元にGarage Bandしか無いんで大変)

.

Bm....................BmM7(←Daugかも)

寺 の 坊 ん さ ん 根 性 が 悪 い

.

Bm.............Bm........F#m..GM7

守 り 子 い な し て 門 し め る

.

F#m.........Bm........F#m......Bm.E

ど し た い こ り ゃ き こ え た (か)

.

(間奏2+4小節)

E.................Bm.......Bm.......Bm.......Bm

+--------+--------+--------+--------+--------+--------+

.

Bm.......D/A...GM7..........Bm.D/A..E..

守 り が 憎 い と て 破 れ 傘 き せ て

.

Bm.......D.....GM7.......Fm#......GM7

か わ い が る 子 に 雨 や か か る

.

Fm#.........GM7.......Fm#......GM7

ど し た い こ り ゃ き こ え た か

.

(間奏4小節)(以下同じ)

.

※各コーラスの7、8小節目のメロディが元の民謡と違う。

 メジャーセブンに合わせて変えたか。

※地味に1コーラス目と2コーラス目以降でコード進行が違う。

 採譜するまで気が付かなった。

.

えー、日本のニロ抜き音階(いわゆる田舎節)で作られた民謡/童謡に、7th、9thがタップリ乗ったモダンコードをあわせて。

さらに、それを流行りのリズムパターンに乗せると、こう、実にカッコいいニューエイジワールドミュージックになるのは皆さんご存知のとおり。

(今回はハードロックリズムビート

.

こういう音楽はみんな大好き。ボクも大好き!

この種の音楽の嚆矢は自分が知る限りYMO(実質、坂本龍一)で、80年代ではあるけど、このスタイルが「教授(坂本)のパクリじゃ〜ん!」と言われなくなったのはEnigmaやDeep Forrestが日本でワサワサ紹介されて一般化した90年代のような感じがしていて。

(“姫神せんせいしょん” や喜多郎については、当時ノーマークだった自分に語る資格はない)

問題は、J・A・シーザー氏が、何故この時期にこの種のスタイルをぶつけてきたか、だ。

.

.

  • ここで急遽訂正!!-------

本公演エンディングの『竹田の子守歌』はJ・A・シーザー氏の手になるものではないとの指摘がありました。

お詫びして、訂正します。

以下、上記の誤りを前提にした言及をカットします。

.

.

でも、今回のエンディングが実にイイ感じだったことは確かで、これからもこの路線はアリなんじゃないか、と思った次第。

うん、自分に言えるのはそれだけ。

.

最後に音響について。

なんか、今回の殺陣は斬撃の効果音タイミングがやたらと良かった。

何か条件が変わったんだろうか。

ただ、いつもながら思うのは、客席一番奥にコントロールブースを置かないで、それでもあのレベルの音響を維持できているのは、それ自体が奇跡に近いことだ。

.

プロップ大道具の印象は前回と同じ。

ただ、生きている動物の仕込みはさぞかし苦労しただろうな、と。

.

んー、今回の月蝕歌劇団はこんな感じでした。

全体としてどうなのかって?

うん、良いところもあれば、首をかしげるところもある。

.

まずは。

自分はもともと聖子ちゃんキョンキョンのころから、それほどアイドルが好きではないので、フレッシュキャストライブ感、というのにはそれほど重きをおかない。

なので、(おそらくは)キャストのものに入れ込んでほしい、という劇団の方針には同意しかねる。

.

しかしながら。

高取英氏の作品世界。これにはどーしても、どーしても不思議な引力を感じでしまう。

結果として、スケジュールが合って演目の印象が良ければ、これからも足を運ぶような、そんな感じがしている。

というあたりで。

.

また機会があれば。

2017-08-31

https://anond.hatelabo.jp/20170831204351

成長。2008/01/01~2010/03/09

作曲マニアだけでなく、科学技術マンガアクロバットと何か作れる、できる人たちがどんどんムーブメント雪崩れ込んで、毎週のように新しい事が起こって、曲や調声のレベルガンガン上がっていった1番面白い時期。大資本の仕掛けでない地生えの現象SFの中にいるように感じていました。

04:「歌に形はないけれど」 オリジナル曲 vo.初音ミク

https://www.youtube.com/watch?v=dmskMpXE7Ck

オーソドックス名曲。今も時々聞きます。そのたびになぜか涙腺うるっと来る(;_;)

05:なっとく森の歌 / 鏡音リン_オリジナル(?)曲

https://www.youtube.com/watch?v=tEIoSZWgB6Y

NHKみんなのうた」まっくら森の歌(谷山浩子) https://goo.gl/15PWhmパロディ。なので、知らない人はそちらを先にどうぞ。ネタ曲ですので調声は期待しないでね(´▽`;)

06:【KAITOパプリカED白虎野の娘」【平沢進

https://www.youtube.com/watch?v=HwM4J6kr43U

https://www.youtube.com/watch?v=isOM4xexXnM

平沢進カバーボカロは調声する作者の腕で全然歌唱力が変わりますが、これはその中でも普通に人間歌手級の歌唱力を見せている作品です。おすすめ。下は人形劇PV版。

07:【初音ミク】嘘歌(うそうた)【オリジナル曲

https://www.youtube.com/watch?v=jM0VPxfn08s

とてもネガティブ自己嫌悪系の歌詞ですが、感情を載せて歌うと気持ちいいので一人カラオケでよく歌ってました。

08:初音ミク+鏡音リン百合ジナル曲4 曾根崎心中 -Full ver.-

https://www.youtube.com/watch?v=_5Fefj87vaU

近松門左衛門ハードロックで歌うって組み合わせがかっこいい曲です。でも作者は女物の縞パンはいステージ上で踊り狂ってたりするw

09:【MikuMikuDance】baby's star jam音頭(高画質)【DE DE MOUSE

https://www.youtube.com/watch?v=wumpG1TEB3A

ミクを踊らせるためにファンが作ってタダで公開された3D動画作成ツールMMD」を使った初期の秀作です。創作連鎖が1つ上の次元に上がった感がしました。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん