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2024-03-04

D社へのお気持ち

CEO二人がそもそも憎い

昨今のディズニー政治的ジェンダー思想が見え隠れする作品作りは本当にうんざりしてる

原因は15年もCEOをしてきてディズニーを「アニメスタジオからマスコット売りの会社」へ成長させたボブ・アイガー

彼のおかげでディズニーは持ち直した部分もあるけど、彼のせいでディズニーがLGBTQ論に傾いたといっても過言ではない。

いや、そういう思想もつのは良い。個人の好き勝手にすればいい

でもディズニーダメだ なんでそれをアピールする場がディズニーじゃなきゃいけないんだ

ウォルト・ディズニー特にアピールしてたのは、積極的に未知の世界をたずね自発的に学ぶことの楽しさを若い世代に伝えることであって

LGBTQは別に未知の世界でもなんでもない。寧ろ日常に溶け込まそうと躍起になってて気持ち悪くもある

強すぎるLGBTQ論は結局白人男性への差別に繋がってる

現にD社は上記理由に訴えられてると聞く ざまあと言いたくなる気持ちを分かって欲しい

今はワンスアポン・ア・スタジオを今のD社が出すこと自体が滑稽でならない

あの作品自体は素敵だ。ウォルトを大切にするミッキーが愛おしくてたまらない

ウォルト・ディズニーの大切にしてきたもの全部を踏みにじってるくせに

ウォルト・ディズニーは続編は想像力を失わせるから作らない方針だったのに

今のD社にワンスアポン・ア・スタジオを作る資格はないとおもう

ボブ・アイガー あいつのせいだ

売れもしない続編ばかり作ってお茶を濁し続けている

かに企業として大きくなった手前、資金稼ぎが必要なのはわかる

でもそれにしたって新作が作れなくなりすぎてる。

厳密に言えば、新作が概ね気持ち悪くて売れないのもでかい

そりゃ~~~そうだよ

ここ数年の戦犯はボブ・チャペック

アイツ本当に嫌い ガチで嫌い

心底嫌い 恨みが凄い

憎悪しかない アイツを毎日呪ってる

アイツの戦犯所業は以下

ディズニー作品しかなかったディズニープラス(以下Dプラ)でネトフリとバトルしようとして、がむしゃらに作品数を増やすべくDプラの月額料金を値上げ

・結果としてDプラ中途半端韓国ドラマ日本アニメまみれになった。なんならD作品いくつか消してた(憎悪)

・ネトフリとバトルする為に大口叩いて本国資産家に資金募りまくってたけど結局200万人登録解除をさせて大赤字叩き出してた

・LGBTQの思想アピールする為に新作もそれに則ったもの。実写の女優思想賛同できる奴を率先して選びにかかる(憎悪)

・LGBTQの思想に則ってない作品面白くても却下 LGBTQをアピールできる作品でないと面白作品すら世に出せない

・実写をバンバン作ろうとして化け物実写を連発させた(恨んでる)

アリエル主人公を訳わからん黒人の女にした(憎悪)

白雪姫を訳わからん思想の強い女にした(憎悪)

ティンカーベル黒人にした(本当に恨んでる)

ピーターパンの実写を作った(ここ数十年一番の憎悪)

・展開も変えた 曰く現代思考に合わせる為とは言ってるけど、結局LGBTQを押し付けいからだとおもってる

・前作までの主要製作陣が9割居ない中でトイストーリー4をごり押しした(現在トイストーリー5も製作中らしいのでやっぱりアイガー嫌い)

・D社をここ数十年一番の財政難にした(戦犯)

・D社をここ数十年最高にLGBTQ思想に則ったスタッフまみれにした(大戦犯)

もう ひどい

ひどすぎる

ディズニーに恨みでもあるんか?

私はリーマスおじさんもメリー・ポピンズも大好きで

ピーターパンも大好きで なんの思想も抜きにディズニー作品が好きだ

ウォルト・ディズニーが好き

続編たち、リトルマーメイド2なんかもシンデレラ2なんかも好きだ

でもポカホンタス2、おまえはダメだ 幼い子供トラウマを植えすぎた

なんだかんだ心のそこから愛してるからこそ、ディズニー虹色の旗掲げてる今が本当に辛くて苦しい

このCEOたち、ボブ・アイガーもボブ・チャペックもパークの運営は非常にお上手な方らしいけど 日本オリエンタルランド運営からあんまりわかんないね

ボブ・チャペックを指名したボブ・アイガーはとっととディズニー立て直してくたばってくれ

それかLGBTQ思想から外れた有能な人種が回りにいれば、その人に託して隠居していてくれ

頼む ウォルト・ディズニーを愛した誰かがD社のトップに立ってほしい

じゃなきゃ私が行く 本当に辛すぎて経営英語勉強しはじめた私が行く

一刻も早く ウォルト・ディズニーが愛したスタジオに戻ってくれることを祈りたい

どうか

2024-02-22

大人ディズニー再履修(バンビ101匹わんちゃんアラジンリトルマーメイド

小さい頃に観たディズニー大人になってもう一度ひとつずつ観ている。改めて見るといろんな発見があって面白い感想を残しておく。

バンビ

・「動きの研究のためにスタジオで子鹿を飼ってた」という話を聞いたことがあるが納得。動きの正確さ以上に「見て!うちの子鹿!かわいい!」という作画の圧がすごい。壮大な鹿ノロケ映画を見せられている

神作画なのでただ鹿の親子が歩いているだけで春も夏も秋も絵になる。そして冬の終わりに人類へのフレッシュな怒りが湧く

・二度目の春、鹿とうさぎスカンクの三匹が「ショートコント・急に共学になった男子校」をやりだして面白かった

・というかメス鹿もメスうさぎもメススカンクも出てくるなり色気がすごすぎて美人局だったらどうしようと思った

バンビがメス鹿について行ったらヤカラの鹿が出てきたので「やっぱり美人局じゃないか!」って言いそうになったけど違った

自然は美しく動物はけなげで人類は最悪、地球文明はもう鹿に譲ったほうがいい

101匹わんちゃん

・犬が犬に似た人間さんぽさせてるとこ好き

・クルエラのキャラが立ちすぎている。主人公人間のほう)の家に来た数分の間に悪役がやりそうなこと全部やって出て行った

・けど主人公サイドも完全に善良なわけではなく、別室からクルエラdisソング演奏して煽り散らかしたりする

子犬が15匹産まれるシーンでこのまま101匹まで増えるのかと思ってはらはらしてしまった。残り84匹は別途で追加があるらしい

泥棒たちの観ているテレビで「懲役囚をスタジオに呼んで何の犯罪収監されたかクイズにする」というコンプラ墓場みたいな番組をやっていた

・101匹のダルメシアン、圧巻すぎる。犬を無地にするだけで作画コストが半減するのにあえて犬種ダルメシアンにした漢気がすごい

・脱走の道中、「ありがてえ牛」としか言いようのない存在に救われる

・クルエラは本当にどうしようもない最悪の女だけど、それはそれとして売れた曲の印税の1%ぐらいは分けてあげてほしい

アラジン

・冒頭のラクダに乗ってるシルエットを見てアラジンえらい頭身低いなと思ったらぜんぜん違うおっさんだった

・小さい頃観た時、アラビアンナイト歌詞の「魂も溶けそうな物語」をなぜか「ふかし芋とけそうな物語」だと勘違いしていてずっと美味しそうだなと思いつつ謎だった。大人になってやっと疑問が解けた

アラジン、人たらしの権化みたいな顔してる

・ジャファーの化けたジジイ、名演すぎる。普段のおすましぶりを考えるとここまでキャラを崩したという事実だけで笑えてしま

ジーニー、世界中お祭りを一人に凝縮したようなパーソナリティなので画面にいるだけでずっと楽しい

ジーニーが片手間に化けた踊り子女の子がかわいすぎて行くあてのない恋心を持て余してしまった

ホールニューワールドのあとに完全にメロメロになるんじゃなくてハッキリさせるべきとこハッキリさせるジャスミン、本当にしっかりしてる

・海に沈んだアラジンを助けるジーニー、この時点で契約関係を超えた友情を築けてるんだよなと思うと感慨深い

アラジンからジャファーの目をそらすためにキスまでするジャスミンディズニープリンセスの中でもかなり体張っててかっこよかった

ジーニーの渾身の「やなこった!」が気持ちよかった。自由になれて本当によかった

リトルマーメイド

・実はこれだけディズニー+に登録して最初に見たから当時の記憶を頼りに感想を書く

セバスチャン職業作曲家なんだ。ずっと執事だと思ってた

推し等身大フィギュアとイチャついてたらブチギレ親父が入ってきてオタク部屋破壊されるアリエルかわいそう

アリエルの歌ってたメロディをたて笛で完全再現できる王子絶対音感がすごい

・お城のシェフのくだり、「人間シェフ普通に魚を料理してるだけで魚にとっては恐怖」ってネタだと思ってたらシェフの言ってることもまぁまぁヤバかった。料理人になっていなければシリアルキラーになっていた人材

・巨大化した完全体アースラをドライビングテクひとつで串刺しにする王子人間界最強の男

アリエルアースラの力で人間になったときは服着てなかったのに、親父の魔法人間になったときは綺麗な青いドレスを着てるのに気づいてぼろぼろ泣いてしまった。世の中、むしろアースラとの契約みたいに有償で成り立っているものの方が多数で、だけど親父がアリエルに贈った魔法花嫁衣装だけは泣きたくなるぐらい無償なんだよな

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前回はこれ

大人ディズニー再履修(ダンボナイトメアメリーポピンズヘラクレス

https://anond.hatelabo.jp/20240128001150

そのさらに前はこれ

大人ディズニー再履修(シンデレラ白雪姫美女と野獣,眠りの森の美女

https://anond.hatelabo.jp/20240126051251

ピノキオアリスピーターパンターザンについて書いた記事もあったんだけど誤操作で消してしまってかなりショックだ……。どこかに下書きが残ってたら再掲するかもしれない。

また溜まったら書きにくる。

2024-01-25

任天堂信者ってリンクピーターパンパクリなのどう思ってるの?

ポケモンをパクっていると任天堂信者がうるさいパルワールドだけどさ

任天堂信者ってリンクピーターパンパクリなのどう思ってるの?

ゼルダの伝説は長い歴史を経て、今はだいぶピーターパンからは離れたけどさ

ファミコンのころはもろだったよね

でも、ピーターパンから離れたとおもったら、ブレワイとかティアキンはジブリパクってて笑ったよね。あとワンダと巨像もパクってるよね。

メトロイドエイリアンをパクってるし、マザーピーナッツとかブルースブラザーズとか小ネタパクリを言い出したらキリがない

言うまでもないけどマリオディズニーとかキングコングだし

2023-12-24

うすらリベラル甘ったれゲイ息子を産んできたんだぞ

https://anond.hatelabo.jp/20231222215249

この息子とか普通に論外じゃん?  

  

何が不満なのかさっぱりわからねえ抽象的な発言的に終始し

自身の生きづらさ(笑)ばかり匂わせて

自分人生に徹底的にお客様スタンス

弱そうな相手カスハラばっかりしている。

  

こういう人間のクズみたいな態度を

容認肯定包摂するのが進歩的、みたいは

ガバガバうすらリベラルはてブも長らくやってきたわけじゃん。

  

あれは何かって言ったら

要するにリベラルでもなく革新でもなく左翼なんかでもなくて

ピーターパン的なただの甘えなんだよね。

成人してもいつまでもかに親としての責任とってほしい、みたいな。

 

それが近年のはてブ否定されるようになったのは

高齢化してでかい子供持ってる親が増えたからw

 

親になって、自分が甘えたガキにカスハラされる立場になって

初めて「おかしいだろ!」とか言うようになった。

アホらしい。

20年前に気づけばか。

 

 

ゲイにもちゃんとしてる人間はもちろんたくさんいる。

社会の中で自分一方的被害者様やお客様位置付けてるかどうか。

自分加害者にも責任者にもなるというオプション意識してるのがまともな成人。

 

自分が常に被害者お客様で怒りの声をぶつける親を探すだけの人生を選ぶやつは一生成長がない。

そして社会は親じゃないので八つ当たりばっかりするようになる。

  

環境活動家フェミニストなんかが主体的社会変革に取り組んでるように見える?

親が大事にしてるもの鼻くそや便をつけて交渉してるつもりになってるガキよ。

自分責任者としてなにかを変える気はなく、問題や怖い相手に直でぶつから八つ当たりばかり。

あいうのがうすらリベラル

  

  

ゲイ息子が親に不満があるのはいいんだよ。

親族が嫌いなのもいいんだよ。

ただそれならちゃんと具体的にまとめて言うぐらいはさせろよ。成人なんだから

 

社会にか自分人生にかちょっと不満なことがあるからって

産んだこと自体がどうとかくだらねえこと抜かすし、「ボクチン人生に起こりうる全ての障害を事前に予測してくれましたか!?」とかモンカマの極みみてえなこぬかすし、

あーこいつマウントパンチボコりてえわw

   

でこういう極まった変なモンカマは自然発生はしない。

うすらリベラル感染してるんだよ。

人間ダメな部分、ガキの部分、依頼心の部分ばかり慰撫して

そのままでいいんだよ」っていうのが進歩的だと思ってるバカがいて、そういうのに接触してうつされたんだよ。人生腐らす猛毒を。

   

砂鉄みたいなイキり自己責任無能老人も問題だし、うすらリベラルみたいな一生お客様無能老人も問題だし、

要するにどっちも無能から極端かつ現実無視した方向性ばっかりなんだよね。

  

今の若者はこういう両側の老人の腐った病気をあまりうつされなくなってきてるけど、

ゲイとか思想とか宗教とかなんかしらマイノリティな部分があると同年代に居場所作れず

老人が忍び寄るんだよなネットとかから

2023-11-30

anond:20231130121513

映画の話ではあるけど、日本人シェークスピアとかピーターパン舞台とかやってるし、一々白人役者に演じてもらって英語理解しないとならないとかだと、演劇やれないし観覧もできないよー

嫌なら観るなでよい気がする。

2023-09-06

オセロテーマにした実写作品は多いよね

実写版リトルマーメイドとか

実写版ピーターパンとか

実写版ピノキオとか

ロードオブザリングの新作の力の指輪とか

イコライザ―なんかも実はそう

 

やっぱり白をどう黒に裏返すのかっていうのは

スリリングな楽しさがあるんだと思うんだよね

 

日本ではまだ白を黒にひっくり返すような作品って

実写でも出てきてないので、

やっぱちょっとオセロ距離を感じるよね

2023-01-08

若い女性は無垢存在から

ぼっちざろっくのような、おじさんの趣味女子高生やらせアニメや、リコリスのような戦う運命を背負わせるアニメが成立する。

ピーターパン三蔵法師若い女性に演じさせるのと同じ。

けっして性欲を向けてるわけじゃない。

追記増田でボロクソに言われてた漫画を読んだ

年末年始暇なんでブックオフで安売りしてたぼくたちは勉強ができない(ぼく勉)を買ってみた。

増田でボロクソに言われてたのは覚えてたけど、漫画を一通り読んでネット感想も色々読んだうえである程度は言われてもしゃーないなと思った。

全体的に読者の期待を裏切った結果なんだろうなという印象。

せっかくなんで何をどう裏切ったのかについて自分が感じた感想をまとめる。

見立てと対比

ぼく勉は見立てと対比を多く使っている。

具体的な手法でいえば緒方理珠が唯我成幸への恋心を明確に認識したシーンでUターン禁止標識を同じコマに入れるという方法を取っていたり、桐須真冬と唯我成幸の指導方針真逆であることについて、床の線と足の並びを平行に描いて「(お互いの指導方針が)平行線」などと言わせていたりする。

このような見立て手法のみならず設定自体にも取り入れられており、例えば主要なキャラ童話アニメキャラクターに見立てられている。

キャラ童話アニメ
緒方理珠親指姫
古橋文乃眠り姫
武元うるか人魚姫
桐須真冬アナと雪の女王(エルサ)
小美浪あすみピーターパンティンカーベル
唯我成幸幸福の王子

対比については例えば桐須(キリスト教)←→唯我(仏教)のような指導方針の違いや名前の由来の対比については作者が言及しているが、

その他にも将来の進路についてヒロインごとのグループによる対比が見られる。

将来の進路キャラ
才能と希望が一致せず希望を選ぶ緒方理珠、古橋文乃、桐須真冬※1
才能と希望が一致せず才能を選ぶ武元うるか
才能と希望が一致小美浪あすみ※2、唯我成幸

※1本人の発言。また一生徒であり指導方法を学んでいない唯我成幸ですら達成できた緒方理珠と古橋文乃の成績を向上させることに失敗しているため。

※2小美浪あすみは受験科目の理科分野が苦手であるが、作中で患者の診断については得意であることが示されている。したがって研究側としての才能はないが、現場医師としての才能はあるものと思われる。

追加ヒロインである桐須真冬、小美浪あすみはそれぞれ同じグループキャラクターの将来のロールモデルとして見立てられている。

すなわち桐須真冬存在緒方理珠と古橋文乃が自分の才能がある分野ではなく、自分希望する進路を選んでも幸せになるということを示唆しており、

小美浪あすみの存在父親のいない唯我成幸の代わりに、父親対立したとしても父親の背を追うことは間違いではないのだということを示唆している。

この漫画テーマの一つが幸せになることであり、この2つのグループは将来幸せになることが示されている。

では自分の才能と希望が一致しておらず、才能がある分野を進路として選んだ場合ロールモデルのない武元うるかは将来どうなのか、というのがこの漫画の結末に当たる唯我成幸から婚約指輪を送られる部分であり、これを以て将来幸せになるということが示されている。

この点、作者は古橋文乃ルートで武元うるか失恋ときで不幸にさせるなと言わせているが、将来ではなく現在での描写であり、また幸せとは言わせていない点に本旨があろう。

できないことの克服

この漫画のもう一つのテーマとしてできないことの克服がある。

ぼくたちは勉強ができないというタイトルの通り勉強ができないというのは前提としてあるが、ここでいうできないこととは勉強以外でキャラクターが抱える問題であり、主として家族に関連する問題である

キャラできないこと
緒方理珠人の気持ち特に亡くなった祖母の)がわからない
古橋文乃父親や親しい人と向き合えない
武元うるか恋愛をうまくすることができない
桐須真冬家族の反対を振り切って選んだ道が向いていないと思っている
小美浪あすみ子供の頃から憧れた居場所父親診療所)を継げない
唯我成幸周りの幸せを優先して自分幸せを追い求めることができない

これらのできないことを各キャラ長編(①など番号を付された連話)で唯我成幸が尽力して克服するというのが基本的な流れになっている。(武元うるかと唯我成幸は長編がない代わりに本編の終盤がその流れに当たる。なお武元うるか家族ではなく他人との関係であるが、これは将来家族になる相手との問題であることを示唆している)

この点武元うるか恋愛ができないことについては他のキャラも同じではないかという批判があり、なんなら成就していないのだから他のキャラこそ恋愛ができないのではないかという指摘もあり得る。しかし武元うるか場合恋愛的なアプローチに失敗することが多々あるという点で他と差別化されている。

まり他のキャラクターの場合、唯我成幸の気を引こうとして主体的アプローチをした際にはドキドキさせたり意識させたりして成功しているが、武元うるか場合は好きな相手を唯我成幸ではないと言ってしまったりプールで溺れさせたりするなど明確に失敗してしまうことが多々ある。つまり作中での描写問題であり、そのため恋愛ができないのは武元うるかなのだ。(メタ的に言えば克服できなかったものをそのキャラ問題にするのは最後まで問題を抱えたキャラがいることになるため読後感が悪くなるという問題もあろう)

将来の保証

上記のようにして各キャラが進路を選び、できなかったことを克服することでぼく勉のキャラ幸せになり、その幸せになった将来の姿が本編最終話に当たる150話で書かれている。

この話が卒業後すぐではないのは、緒方理珠と古橋文乃と違って将来像のロールモデルがいない武元うるかにとってはこの最終話こそが将来の幸せ保証するものからである

まり付き合い始めてすぐではなく数年後の将来においても、唯我成幸は他のヒロインたちからの誘惑を振り切って武元うるかを選び、お手製の婚約指輪を渡してプロポーズをする。

このエピソードを以て将来に渡って武元うるか幸せであることが保証され、同時に将来においても唯我成幸にとって武元うるかを選ぶことが彼自身幸せであることが保証される。だからこそこの最終話恋人になってから数年後の話であり、恋人がいるにも関わらず他のヒロインから誘惑されるという一見陳腐な展開が必要なのだ。(あのような陳腐な展開でなければならなかったかは別として)

物語構造

ぼく勉はこのように緻密な構造で作られている作品である。(構造を元にした話自体が緻密とは言っていないので誤解のないことを望む)

簡潔にまとめるならば、作品全体を通して周囲の人間幸せにしてきた一方で自分幸せをないがしろにしていた主人公が、最後最後で今まで幸せにしてきたキャラ背中を押されて自らの幸せのために好きな相手告白をして、恋愛がうまくできなかった女の子と共にできないことを克服した、という結末になるように作られている。

また見立てと対比の話に戻れば、人魚姫幸福の王子という他の4作と対比して不幸な結末で終わった童話モチーフにした2人が、童話と違って幸せな終わりを迎えたという形にもなっている。

作中のキャラの配置やモチーフなどを考えればこのようなストーリーを作者が想定しており、その結末になるように連載を進めていたことが読み取れる。

テーマへの裏切り

さて、ここまでぼく勉という作品の作りを辿ったが、最終的に作者である筒井大志は他のキャラパラレルストーリーも描くことを選択した。

作者のインタビューを聞くと編集との雑談の中で増刊で描けないかと言ってみたら本誌でやることが決まったとのことであり、連載中に急に決まったことがわかる。

このような形で決まったものであるから当然様々な弊害が生まれている。

例えば物語構造として今まで幸せにしてきたキャラ背中を押されることができなくなってしまっているため、主人公告白の重みがなくなってしまっている。(武元うるかには幸せにしてやるという決め台詞を言っておらず、逆に幸せにできないかもしれないけれど自分幸せのために付き合ってほしいという告白になっている。つまり幸福の王子というロールから脱却するというカタルシスがある)

また武元うるかには恋愛というできないことが残ったままになってしまっているため、上で書いたような克服できなかったものをそのキャラ問題にすると、最後まで問題を抱えたキャラがいることになるため読後感が悪くなってしまうという弊害がそのまま生じている。この点古橋文乃ルートセリフを反例として挙げられることが予想されるが、上記の通り現在時間軸であり幸せと言わせていない点に本旨があると考えられ、また結局のところできないままであるという問題は何ら解決していない。

これらの弊害は作中のテーマとしてそれまで書き続けていたことを自ら否定したものであり、それぞれの読者が気づいていたか気づいていないかは別として、無意識的に期待していたものを裏切ってしまった。

無意識的に期待していたものを裏切った上でさらに個々の話でも、特に緒方理珠と桐須真冬について、読者の期待を裏切ってしまった。このように読者の期待を繰り返し裏切ってしまたことが今も批判される原因だろうと感じた。

結果としては自分の考えたストーリーがどのキャラ好きな人にも受け入れられると信じきれなかった作者の敗北だろう。

作中で武元うるか失恋ときで不幸にするなと言わせていたが、好きなキャラ失恋したらファンは喜ばない、不幸になると作者自身が思いこんでしまったのは皮肉である

その他入れられなかったこ

最終回無限未来があると言い、実際の作中のほとんどの女キャラクターが触れていると恋人になるというジンクス主人公成就させているのに、主人公以外の彼氏がいる女キャラクターは主人公に触れていないのは些か逃げ腰ではないかと感じた。

単行本最終巻の作者コメントの僕(作者)が描いたぼくたちは勉強ができないはこれで終わりというコメントはあまりにも無責任過ぎる。お前以外に本物を描くやつも描けるやつもいないんだよ。

特に後者の点でボロクソに言われるのはしょうがないなって感じがした。あやふやな土台の上に二次創作は実らないんですよね。悪いけど。

追記

もしそういう物語構造なら、うるか1話から出ているとは思うが、それはともかく、これだけ独自考察することが、まずもって素晴らしい。/「ボロクソ」は、うるか好きをこじらせた増田いるから…。

この解釈が正しいので「もし」ではないですね。事実です。

冗談はさておき1話から出ていないというだけで否定することができる強度の構造ではない。あらゆる要素がそう物語っているので。逆に1話から出ていなければならないということもないだろう。

才能がある分野ではなく自分のしたいことをするべきというのがこの作品の主張なのであって、その点はセンター試験合格緒方理珠と古橋文乃が衝突を繰り返していた桐須真冬和解するという形で結実するのだから、衝突のない分野に進みその主張とは直接関わらない武元うるか1話に出ていないのも不自然ではないだろう。

当初勉強恋愛の二本柱で進めて行くつもりだったが勉強要素が不人気か何かで早々になくなったために、勉強要素を担っていた2人が恋愛要素も担っているという誤読が生まれたのではないだろうか。

後段の件はちょっと調べたけどうるか派はそりゃキレて当然じゃねえかな……。(私が読んでボロクソと言ったのとは違うので必ずしも恨みの結果ではないと思うが)

パラレルは完全に逃げだったけどなぜパラレルやったかって「真冬先生が一番人気になってしまたから」だよ。先生を真エンドにはしにくいので全員分描いて一番最後真冬編を持ってきて読者の人気に応えた。

パラレルやった理由がそうなのは火を見るより明らか(順番通りなら桐須真冬→小美浪あすみになるはずなのに人気を鑑みて桐須真冬最後にしているから)なので、この増田でも別になぜしたのかとか言ってないよ……

真エンドにしにくいもなにも、話を曲げて人気が高いキャラのエンドにするようなラブコメほとんどない。ぼく勉の場合は桐須真冬人気を惜しんだ作者が話を曲げて描くことにして、その結果期待を裏切ってしまったのだろう。

どのルートでも幸せであることを保証するとか作者言ってなかったっけ

これ(最終巻でヒロイン全員どのルートでも幸せになることを僕(作者)が保証するなどという作者コメントがある)は言われそうだと思っていたが、ではその幸せとは何なのか。

できないことはできないまま残った上で、それでも別の幸せを得られるよという話でしかないだろう。

それが今まで描いてきたこととなにか関係があるかといえば何も関係はない。

幸せになるのはそうなのだろう。でも漫画で書かれてたできないことはできないままだ。それが変わることはないし、代わりに見つけた幸せを得た姿を見ることもできない。

ではその保証にどんな意味があるのだろう? 私はないとしか思わない。

(そういった事情考慮しないとしても、古橋文乃ルート最後唐突に今まで一切書かれていなかった平行世界解釈を語らせるなど言い訳をするような作風鑑みると、読者に批判された言い訳として書いたものと見るのが妥当だろう。そもそも当然のこととして作中から読み取れないことを考慮する必要はないので本文では触れなかった。もちろんファンが作者コメントに救いを求めるのは自由であるが)

2022-11-11

の子達の話

ここ数年のヲタだけど理解した気がしたので

これだったらあまりに悲しすぎる

3

衝動性ありプラス他人気持ち理解出来ないので組織で生きるということがわからない 運動神経は良い

天然キャラと思われてるけど特性のせいなだけで至って普通のつもりだから笑われるのは嫌い

努力すれば色々できるが忙しいので時間がなくていっぱいいっぱい そして今いじられキャラで笑われることが辛い

・お世話係 でも昔からずっとADHDパニ障の相方と付き合ってきたから付き合い方がわかってて発達たちに好かれてる

残った方は定型同士 (片方昔アスペ気味と言われてたけど違うと思う)

普通社会で生きられるし組織とはどういうもの理解できる

定型二人が「大人になれっていい加減」って何度言ってもピーターパンエースには通じない

発達二人は夢を追いかけたいのに何で一緒にやってくれないのか?その他のことは理解できないのでその一心純粋に行動しようとするし定型二人に憤りすら感じてる

お世話係は全部わかってたけど今さら発達二人の才能なしでは続けられないのも知ってた

2022-10-31

今のディズニーポリコレでつまらなくなった!って言ってる人って

昔の作品が仮に今上映されてたらポリコレガーって言いそう

アトランティス(2001)→登場人物多人種多様性意識しすぎ!ヒロインがブス!ポリコレガー

プリンセスと魔法のキス(2009)→黒人プリンセスだと!?ポリコレガー

リロアンドスティッチ(2002)→リロがブス!ブスしか出ない!ポリコレガー

コルドロン(1985)→ポリコレのせいでこんなにつまらなくなったんだ!


それくらいヒステリックなんだよなぁ今のポリコレアンチ

黒人アリエルはともかく、ミラベルはブスで眼鏡からポリコレだ!つまらないに決まってる!と上映前から叩かれまくってるの見た時はアホかと思いましたわ

美形じゃないディズニー主人公なんか大勢おるわ

ときどきレッサーパンダも同じ事言われてたけど、ピクサーに至っては可愛くない主人公の方が多いじゃねえか。

というか、黒人アリエルに対して「オリジナルなら文句言わない!」って言ってたけど嘘じゃねえか

「今のディズニーポリコレのせいでつまらなくなった!」って言ってる人に「過去面白いディズニー映画を挙げてみて」と言ったらまずヒット作しかさない。

ヒットしなかった過去作品も数多くあるけど存在すら知らない。間違ってもコルドロンとか挙げない。

面白い作品に比べてつまらない、という小泉構文みたいな結論しか出ない。

しかも、つまらないと断じた作品を見てすらいなかったりするんだよな…

追記

「これだとポリコレ的なモノは大して人気になれず、そうでないモノの方が時代を超えてウケているみたいな話にならない?」

リロアンドスティッチがヒットしてない世界線の人のブコメトップになっておる…

そうじゃないんだよなぁ。昔からあったような要素まで「最近ポリコレのせいだ!」と言われてるのがウザかったのよ

コルドロンに関しては伝説級のつまらなさそのものが「ポリコレのせい」と言われそうだからオチに持ってきた




追記

というか、ヒット作の美女と野獣アラジンだって原作と違ってかなりフェミニズム意識した作品になってるし(ジャスミンが「私はゲーム商品なんかじゃない」と言うのとか、ガストン有害な男らしさを発揮した女性差別的なヴィランだったり)

なんなら眠れる森の美女ですら、「王子を見知らぬ女性にいきなりキスしてレイプ(原作)するやつにするわけにはいかんよね」と二人をあらかじめ恋人同士にしてるし

ピーターパン人種差別といわれる描写ですら、当時的には「インディアン悪者として描いてない」ポリコレ寄りな描写だったらしいし

ライオンキングなんかは当時的にも保守的な内容だから全てのディズニー映画が当時のポリコレ意識してるわけじゃないけどさ

それらの作品現在ポリコレ的に非難されてたり、南部の唄が発禁になってたりするから

ポリコレによる表現規制キャンセルカルチャー煽りを一番食らってるのがディズニーオタクなんだけどさ、

それでもポリコレアンチによるヒステリックな反応にもウンザリしてるのがディズニーオタクなのよ

まらないと見もしないで言われる最近ディズニーも楽しんで見てるわけだしね。ツイッターなりpixiv検索して「ミラベル魔法だらけの家(Encanto)」ファンがどれだけいるか見てほしい


表現の自由オタクは平気でディズニー雑語りするんだから


もへもへ「えらそうに多様性を語るディズニー欧米様。デヴでブスのヒロインをだすと称賛されるがハゲでデヴの中年おっさんヒーローを出演させない」→ディズニーオタクからツッコミ https://togetter.com/li/1812366 #Togetter @togetter_jpより



弱者男性ディズニーとかのポリコレ映画男性が弱く生きることを決して許さない!オタクいじめてる!」←そうか? https://togetter.com/li/1887702 #Togetter @togetter_jpより



また追記

何でもかんでもポリコレ認定したり雑語りする奴にはウンザリだと言う話に「ポリコレはクソだ!」って返す奴あたおかすぎやろ

2022-06-24

たかまつなな現代ピーターパン

普段はどちらかといえば社会に関心が薄い方なのだけれど

https://twitter.com/hikasu/status/1539089312431898624

が流れてきて、「貧乏若者はやがて貧乏高齢者になる」という言及元の指摘にハッとした。

現実世界ネバーランドではないので永遠に若者であり続けることはできないが、

若年層の総富裕化が現実的に可能な世の中であれば、長く生きている人間の持っているパイを再分配すれば豊かになれるかも、という主張はそもそも出てこないと思う。

自分的にはなんとなく永遠に若者でいつづけられるような錯覚があって同時に今の社会ジリ貧にも感じているので、今回の発端となった主張をみても最初はそういうちょっと過激意見もあるかと流してしまったんだけれど

扇動に乗ってそういう方向性に向かってしまうと数十年後には富裕層の子弟以外はカネも発言力も奪われた元若者になるのかと急に恐ろしくなってしまった。

年齢層みたいな雑な括りの世代間格差じゃなくて、ちゃんと貧富の格差直視して是正してほしいな。

2021-10-02

ピーターパン」←ディズニーとか

ピーターパンさ」←誰も見ちゃいないさ、月以外はね!

2021-09-28

anond:20210928114921

歳によって求められる行動態度は変わるんやで。ピーターパンか?君は

2021-07-12

anond:20210712225009

違うんだよ

彼は永遠中学生However

成長をあきらめたピーターパン

でも、それでも強く ありたいと願う

2021-05-19

anond:20210518144014

小林 泰三さんのメルヘン殺しシリーズ

トカゲビル永遠に不思議の国に帰れなくなってしまった…

ピーターパン殺しで少し現実にも動きがあったのに…

2021-02-14

anond:20210214122911

キューリー夫人きゅうりじゃないし

ピーターパンパンじゃない

佐藤くんは甘くないって子供の頃に教わっただろ忘れたのか?!

2020-11-26

なぜアニオタは不幸な話が嫌いなのか

日本人は不幸な話が好き

これは人気ドラマの傾向を見ていればわかる。

 

世界名作劇場だってピーターパン以外は不幸な話の連続だ。

不幸な話は人気がでるし、みんな見たがる。

良いとか悪いとかじゃなくて単なる事実

 

それなのにアニオタは不幸な話をいやがる。

ちょっとでも暗い過去があれば鬱展開だの何だのと言って作品否定してくる。

何故だろうか。

 

本当の不幸にあった事がないから、自分人生が恵まれいるかちょっとした不幸にも過敏に反応するのだろうか。

仮に不幸な話が嫌いだとしても、犬に噛まれたと思って忘れて自分人生を生きればいい。

それなのにアニオタは何かとアニメの不幸にばかり目を向けて騒ぎたがる。

本当に嫌になる。

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