はてなキーワード: 上半身とは
付き合って1年、同棲して1年目の30歳彼氏のセックスが不思議な気がする。
でも、自分も経験がこの彼と元彼しかいないし、彼氏を友人たちに紹介済みなので友人にセックスの相談はできないからここに書き置く。
お互いごろごろしてたり、寝起きとかに急にぎゅっと抱きしめられる。
スキンシップの多いタイプなので、この時点でじゃれてきてるだけなのか、セックスしたがってるのか判断して反応を変える。
じゃれの場合はそのまま犬のように腹や頭を撫でられる。セックスの場合は髪を嗅ぎながら胸を揉み始める。
で、3分くらい胸を服の上や直接、すっっっっっっっごく優しく触ってくる。
痛く無いだけマシなんだけど、この優しさだと30分続けてくれないと濡れないからどうしようかな…と焦ってるうちにパンツを脱ぎ脱がされお互い下半身以外着衣のまま挿入。
なぜか相手がびしょ濡れなのと、形状がフィットするせいかこちらが濡れ度5%でも挿入に痛みはなくスムーズ。
物足りなさだけが残る。
そして、こちらが動けないようぎゅっと上半身を抑え込んだ密着正常位で突かれる。
その間、首や耳にめっちゃキスしてくれる。そしてまた相手の形状がちょうどいいのか、私も1ストロークでビリビリしびれるくらい気持ちよさを感じる。
10回ほど突かれたのち、少し物足りなさを感じたまま、今度は密着したまま私が足を閉じる。
彼は足ピンしないとイけないから、最終的には必ずこの体位になる。
抉られるようにピストンされて、相当気持ちがいいのだがこれもまた10回も突かれないうちに射精。キスされまくって終了。
「大好きだよ…」と意識が朦朧としながら伝えてくれ、雄うさぎの射精後のように、パタンと倒れて就寝。
ちょっと淡白というか、あの〜もう少し胸を舐めるとか、こちらも乳首舐めやフェラをしたいのですが〜…と申し出ても「入れたくなっちゃう」の一点張りで、乳首舐め手コキをしても3分と経たずに挿入へ…。
休日は割と時間あるし、インドアなカップルなのでスローセックスしたくない?という話をしても「したい…でも入れたい…」ととにかく入れたがってしまう。
最中電気は真っ暗だし、コスプレはリクエストされるからするけど膝丈スカートの制服とかぶかっとしたパーカーとかで、女の体があんまり好きじゃ無いのかな?とか、女性器の形状とか匂いとか嫌なのかな?と思うんだけど、たまに死ぬほどクンニしてくる日もある。
私の見た目や体型が嫌いなのかな?あまり興奮できないのかな?と思うけど、一切そういうわけではなく、正直に言うとセックスのムードじゃない時も寝顔とかスマホいじってる顔見てるだけで実は勃起するくらい顔は好きだとのこと。
そんなに好きなら明るい所で見てくれや…もっと触ったり舐めたりしたくはならないんか…?という不思議な感じ。
全体的に繊細な手つきだし、日頃から優しいしかわいいかわいいと愛を伝えてくれるからおおむね満足なんだけど、なんか、変な感じ。
同棲も長いし、お互い激務だし、休日は休みたいのもあるだろうから(射精後、失神するように眠るのも、男性は疲れるのかなと思うし)、レスじゃ無いだけまし、作業的でも愛を伝えてくれるし文句を言える立場じゃ無いんだけど
たまには獣のような雄度高いセックスをされたい。
他人の写真から生成したイメージは公開しないとは言えなんか気の毒なので主に自分の手持ちの画像で検証(公開しないよ)
ある程度腕とか脚がでてて、ひとりでちゃんと立ってる写真だとちゃんと脱がされる感じ。ちゃんとというのは本物に似てると言う意味じゃなくて、見た目自然な裸体に見えるという意味。
解像度は荒いから顔とかオリジナルの部分と見比べればフェイクだってすぐわかる。特に局部はボケた感じに生成される。
もの持ってたり、変わった服装だとけっこう簡単にバランスが崩れる。足先だけ靴のつま先が残って肌色と合成されてたり酷いときは手首足首の先が消えてることも結構ある。わからないところを推測してそれっぽい足とか手を描画する訳ではないらしい。この辺はAIの学習データにもよるのかもしれない。
複数人が写ってると破綻率高い。離れてたってると二人共きれいに脱がしてくれることが多いけど、一部が重なってたりすると二体合成されたり人間の骨格を超えた存在になったりする。前後に列で集合写真みたいなのを使うと前列の人が首なしになって縁起悪かった。巻込んだ友人ごめん。骨格だけじゃなくて胸とか右胸が右下に引っ張られて左胸が左上に重力を無視してひっぱられたのも生成された。怖い。
あと男女をどうやって判別するのかはっきりしない。長身の女子と並んだ写真で長身の友の上半身がガタイいい男性化されたりする。男女で並んでいる写真と判断されたのか。
あと一応たまたま映ってた男子のサンプル(重ねて、脱がしてすまん) 実際よりガタイ良く描写される傾向だった。もしかして西洋人のサンプルで学習しているからかもしれない。男性器はほぼ平面に塗りつぶされてあるんだかわからないように描画されるみたいで、男子はフェイクされても偽物感が女子より高そう。
女子は上半身だけで水着だったり薄着だったりすると結構きれいに胸が描画されちゃうので、フェイクだと本人はわかってても悪用されることはあるんだろうなあと思う。ネットに写真は出さないに限る。
SNSで晒してる写真、チェックしていくつか綺麗に脱がされそうなやつは消した。女子はこれからそういう自己防衛も必要だと思ったら鬱
履歴書に貼る証明写真をスマホ自撮り加工にしたら、すごくいい感じだったし内定も出た。
写真スタジオでプロのカメラマンに撮ってもらうのが一番いいことは否定しないけど、別にモデルとかアナウンサーとかCAを志望するわけでもないし・・・
・そこまで金をかけたくない
・そこまで気合いを入れたくない
・自分で納得できる仕上がりにしたい
そんな人はスマホ自撮り加工がオススメ。証明写真機よりずっとクオリティーもコスパもいいよ。もちろん履歴書以外にも使えるよ。
髪型だけ整える。化粧は適当でいい。服は上半身だけちゃんとしてれば下半身はパンイチでもいい。場所も白壁の前じゃなくてもどこでもいい。何枚撮り直してもいいわけだけど、まっすぐ前を向いていて、目を閉じたり変顔さえしていなければ写りは気にしなくていい。
明るさ調整+美肌・小顔・ナチュラルメイク補正をする。表情がイマイチなら口角をあげたり眉毛の角度をいじったりもできる。はじめてでも直感で操作できるので加工技術は不用。注意するのは、やりすぎないことのみ。無加工が0でプリクラの宇宙人みたいな加工が100だとしたら40くらいになるようにする。顔の原型は残し、あくまで「最大限に写りのいいデブス地味女」を目指す。
縦横サイズを証明写真の用途に合わせる。顔の位置を証明写真機みたいに指定すると自動でトリミングしてくれる。背景も好きな色に変えることができる。データ保存はタダだしコンビニプリントも1シート200円。画質も問題なし。
証明写真機で1500円もかけて美人補正して撮った写真と比べて、スマホ自撮り加工コンビニプリント200円の方が圧倒的に出来がいい。私は女だけど、普段加工アプリなんて使わねーよって男も絶対やるべきだと思う。ほんと便利な時代になってありがたいね。
雑踏事故に巻き込まれたとき、どうすれば生き延びることができるか?
避けられない雑踏事故から生き延びるためには、雑踏事故を正しく理解する必要がある。
将棋倒しでもなければ、ドミノ倒しでもない。それらは単に事故が起こるきっかけに過ぎない。
ソウルの事故では151名が亡くなられているが、その大半は倒れていないのだ。
立ったまま、横方向に圧死している。
この動画が分かりやすい。横方向に動けず悲鳴を上げていることが分かるだろう。
https://twitter.com/max358japan2/status/1586444350669475841
もちろん将棋倒し自体は起きていて、先頭集団のごく一部が倒れて圧死している。
だが、ここで死ぬのはおそらく30人も居ない。
https://twitter.com/tenichi08/status/1586405233105588224
横方向にかかる圧力は最大140kg 程度と見積もられており、鍛えていない限り、
背の低い女性は失神している(おそらく死亡している)が、
上半身を挟まれていない男性や、倒れている状況でも上半身だけ外に出てる女性は生きていることが分かる。
つまり、呼吸さえ確保できれば、ほぼ助かるのだ。
横から140kgで押さえつけられたら何もできないので、
雑踏事故が起こりそうな気配を感じたら、すぐに高い場所に逃げるべし。
非常識だ。マナー違反だ。器物損壊だと言われようが気にしてはいけない。
https://twitter.com/jeonyonG_RALNAS/status/1586362495513800704
https://twitter.com/meimei9981/status/1586421440806457344
死亡者のほとんどが出血も骨折もしていない。140kgの圧力では、人の骨はそう簡単には折れないのだ。
以下のように、胸付近で腕を曲げて、胸周りに少しでも空間を確保しよう。
https://twitter.com/23_31mar/status/1586405001932734464
リュックを背負うなどして、胸周りを大きく確保すれば、腹部に空間ができやすくなり、腹式呼吸ができる可能性がある。
呼吸さえできればほぼ助かる。
雑踏事故は横からの圧死だと分かれば、自分の命を犠牲にしてでも助けたい命があるなら、肩車してやるのが一番生存確率を高める。
恋人同士なら、彼女を肩車してやれ。彼女の足がつっかえ棒になり、自身の呼吸の支えになるだろう。みたいな話を専門家から聞きたいところだ。
需要がないからかはてなで文章化されていなかったので、利用者目線でその体験談+相談。何か需要があるかもしれないから覚えていることと感想を書きならべたので長文だが、ただの時系列で起承転結はない。
何と呼ばれる射精障害なのか、ほかにこのような事態の経験者はいるのか教えてほしい。
今回が2回目であったが、前回と違うのはラブホを使ったことだ。ビジネスホテルでやるのは正直忍びなかったし、現下の旅行支援体制では何かのついでに宿泊する場合だとしてもかえって高くつく。
ということで部屋に通じる階段ごとに駐車場が設けられているタイプのやっすいラブホを選択。2Hで2000円程度。
1時間前にだいたいの時間を告げていたので、再連絡後5分程度で到着。
それにしても、これから非常識なことをするのになぜ風俗業のお姉さんはあんな至って普通な体でこんにちは~と入ってくるのか。考えてみれば挨拶に何か挨拶以上の意味を持たせるのはヤバイ人なのだが、今思い出すとギャップが面白い。
指名はしなかった。2人が空き番状態だったし詐欺はない店だと思っていたので指名する必要がなかったのだ。実際顔もスタイルもいい感じだった。
一応マッサージする側として知りたいのか、最初は、人体図に愁訴を書いたりオプションに丸をつける問診票を書かされた。
愁訴は正直なかったのだが、ここで密着泡洗体というオプションが気になった。なぜなら事前リサーチの結果、だいたいのお姉さんは日記で泡洗体を推していたためだ。たぶん割がいいんだろう、泡洗体。
ということでお姉さんに聞いてみると、泡とローションで体を洗ってくれるものとの発言。密着という文言には言及しなかったが、それなりに密着だろうという希望的観測と、新人割引額とそのオプション額が同額だったことを踏まえ、これに丸を付けてお姉さんに提出した。
その後、お姉さんが浴槽にお湯を張りつつ脱衣。ここで下心が出てきて、(すりガラス越しに)見てもいい~?というキモ発言をする。しかし、お姉さんは優しく、恥ずかしがりながら困惑しながら否定はしなかったので、すりガラス越しをやめて少し見てみた。ところが、脱衣は脱衣であって、ショーツは脱がない。考えてみれば、普段から脱衣動画でもそれほど興奮しなかった。このため、少し一瞥しただけで興味を失ったが、あとはそれほどそそられず、とはいえ一瞥してあとは見ないのも失礼だということで、惰性でチラチラ見る程度にした。ただ、なぜかお姉さんに会ってから勃ち続けているのは変わらなかった。
また、お姉さんの脱衣により、ブラが胸の大きさと合っていないことが判明した。要は盛っているのであり、ブラと胸部の間に空間が生まれている。そして、これは着衣時にわからなかったが、彼女の胸部に見えた魅力的な勾配の正体はブラのワイヤーで作られたものだったのだ。現代はこのようなことがなされうるのか、と思うとよい発見をした。これで日頃からたわわな胸部を見ても盛っている可能性を考慮できる。女性は大変だ。
また、胸部の小ささはこういうサービスを受ける相手としてはそれはそれで希少価値があり、今後の展開に期待が持てた。
その後お姉さんが近づいてきて、脱衣を指示された。なんと手伝ってくれるというが、そういう年齢でもないし、と違和感を持ったので断った。このオペレーションがあるということは需要があるのだろうか、それとも客とお姉さんの関係上供給せざるを得ないものなのか。もしくは、供給が需要を生んだ、いわゆるセイの法則の一例かもしれない。
脱衣を終えて、風呂場へ。ここで、先ほどの密着泡洗体が行われる。要はソープのマット上でやることを、立ったままやるだけのことだった。背中を滑るお姉さんの上半身の突起を感じつつ、過去の経験に当てはめていた。小さくてもわずかに膨らんでいることがわかり楽しかった。また、お姉さんが足の指を念入りに洗ってくれたが、そのたびに息子がぴくぴく反応していたらしく、そのことがこの異常な関係を紛らわす話題の一つとなっていた。お姉さんが終始テンション高くてよかった。
お姉さんとの会話中、この場で一度イってしまってもよいとの発言があった。自分がとった90分コースは2度抜き禁止という大阪観光時のような注意書きがあったので確認したが、どうやらそれは意に介していないらしい。2度イケる気もしていたが、賢者タイム中に施術を受けるのも空しいかと思い、回答をあいまいにしていると、お姉さんが息子に手を伸ばしてきた。当然気持ちよかったが、会話しながらということもあり意識が散乱していたので達することはできそうになく、お姉さんの努力を無駄にするのは悪いと、後刻いやーこれ無理かなーと述べた。今考えると、この金のみで結ばれた異常な関係においても、相手を思いやろうとする自分にひく。
・よく来るんですかー?→2回目です。→最近流行ってますよねー。→性病流行っているし、粘膜接触避けようという人多いのかもですね、お姉さんは長いんですか→私は元々大〇でやってたんですが、大〇は顔出しで動画撮影が必須で、嫌になってこっちに来たんです→それ嫌ですねー、断れないんですか→絶対なんですよ、やっぱり競争激しいし情報の非対称性をなくす必要がありますからね(意訳)
・え、そんなとこまで洗ってくれるんですか→恥ずかしいでしょー→恥ずかしいかも、てか乳首はちょっと→いやそれ言っちゃいます?それ聞いたら攻めざるを得ないなー
・ずっと勃ってますねー→そりゃあ、勃ってない人いるんですか→いろいろな方が来ますよ→結構お年を召した方も?→あー来ますねー、なんかデリヘルだと疲れるらしいです、あとは一軒家に呼ばれて、中年男性相手にやってたんですが2階で物音がしていて訊くと奥さんだったことも→そんなことあるんですねー、結構Mの人も?→来ますね、いじめるの好きなので歓迎です→へー男の潮吹きってあるけどそういうの?→そうそう、やってあげましょうか?→いやMではないから怖いなー
入浴で泡を落とした後、お姉さんが体を拭いてくれた。正直これも自分でやりたい。ましてやお姉さんの太ももに足を載せて拭いてもらうのは偉そうで嫌だったのでお姉さんに告げると、いやいや今日は王様のつもりで~とのこと。たった2万円で王様は困る。
その後、ベッドに。お姉さんは自身についた泡を洗い流した後に来た。
うつぶせになり、マッサージが始まる。オイルを使うらしく、体が温まった。というか興奮しているからか元々体温が高く、お姉さんに何度もほっかほかだねーとマッサージ中に言われた。マッサージは強さが足りなかった感はあったが、日頃されることでもないし、気持ちよかった。
この間にした会話は覚えている範囲で以下のとおり。
・今日は何か用だったんですかー→実家に帰省してたんだよー、これから今の家に帰る途中→出身もこのあたりなんですか→そうです、お姉さんは?→北〇〇ですー→へー偶然先週ちょうど函〇に行ったところだったわ→旅行ですかー→そう旅行でね、東日本パスって知ってる?→(中略)→お姉さんは地元ではなくなぜこっちで?→地元の札〇でやっていると、最悪お父さんに会う可能性もあって…、友人にも同級生と会ったって子がいました→笑、函〇でもダメなの?→友人がいるんですよねー
・私もこういう店行くことあるんですけど→女風?→いやマッサージ店です、お姉さんにやってもらうんですけどこれが痛くてwなんかめちゃくちゃ押されるんですよ→それはwやめてもらえないんですか→なぜか毎回そうなんですwてかこの前友人から聞いたんですが、マッサージが上手いとマッチングアプリに書くと意外と食いついてくれる、と言っていた客がいて、どこでマッサージ習ったのって聞いたらその友人のマッサージで覚えたって言ったらしいんですよ、やばくないですか、私なら絶対教えたくないです、だってお金払って習いに行っているんですよ→そんな客いるの、そんなのに食いつく女子いないでしょー
・おっぱい揉んでいい?→いいですよー
・感じたら声出していいですよー→(出す)→いいですねーやりがいがあります
今こうして振り返ると随分頭の悪い会話をしている。
後は乳首を散々いじられた。なぜかめちゃくちゃ気持ちよかった。ブラシーボが効いてたのかもしれないが、媚薬でも盛られているのかというくらい。そのせいなのか、あるいはしごかれすぎて慣れてしまったのか、息子は全く終わろうとせず、キッチンタイマーが残り5分(お姉さんは気遣って笑ってやり過ごしてれた)を鳴らしていよいよフィニッシュしなければならないときになっても出なかった。お姉さん必死だった。色々な意志が込められていたであろう彼女の右手は尋常でない速さで上下していたが、足ピンしても出なかった。正直勝手に足ピンなるほど気持ちよかったのだが。趣向を変えて抱きついてもダメだった。
ただ射精前後でお姉さんが息子を握ってくれており、射精しても手の上下を止めようとしなかった。これが死ぬかと思うくらい気持ちよくて白目向いてた気がする。反射的にちょちょちょ、とストップの意志を示したからお姉さんは止めてくれたものの、あそこで止めなかったらラブホで死んでた気がする。腹上死ならまだしも、ほぼテクノブレイク。
ただ、お姉さん的にはここからが大変だった。急がないと時間内に終わらない。ということで、適当にティッシュで拭いたら、風呂場に直行。だが、一向に熱いお湯から温度が変わらず、お姉さんはかなり焦っていた。
確かに熱かったが耐えられない温度ではなかったので浴びた。お姉さんとの関係とは異なり水と油は一向に混ざらなかったが、時間がないのはわかっていたので手が届かない背中だけ流して、と告げた。
お姉さんに洗ってもらっている間、私も最低限流す。そしてお姉さんも浴びなくてはならないため、カラスも驚く行水の長さで急いで出る私。ベッドで一息つくとそういえばラブホは2時間までだったと気づき、お姉さんをすぐ帰らせるべく、タオルをたたんだり、自分の荷物を整理する。
お姉さんは風呂場から出てきたが、スカートの前後ろがわからなーい、と悠長なことを言っており、タグとかないの、と叫んだらやっと分かって、ベッドに戻ってくる。ローションやタオルを急いでボストンバッグへ詰めた。
これでやっと帰れる状態になったので、じゃありがとねー、全裸のままで申し訳ないけど、と見送った。
マッチングアプリやTinderでは上半身写真と学歴のおかげで結構マッチする様になってる。しかし会っても優勝できないし、次のデートに続かない。
別にチビ擁護しないけど、その身長でかつ会えてるのに次に続かないとかはマジで身長のせいじゃないと思うぞ。努力もなりばっかりで実際のやりとりがどんな感じか分からん
大学生で身長167。某ファッションコーディネートアプリとインスタで活躍するアパレル勤務の先輩に服をコーデしてもらい、メンズカット専門の美容室で髪を切ってもらい、ヘアセットを習得し、髭の脱毛とスキンケアもして、ランニングや筋トレで適度に身体も引き締めている。
まずまともなマッチングアプリは身長170未満は女の子に表示されないので無理。身長サバ読んで表示させるのはどうかと思うし。サークルでも女友達はいるけどまともなのは大体身長170以上彼氏持ち。身長表記してないマッチングアプリやTinderでは上半身写真と学歴のおかげで結構マッチする様になってる。しかし会っても優勝できないし、次のデートに続かない。
マジで低身長はモテない。俺は恋愛も結婚も諦めた。「自分の心身に欠陥を持つ、生きるに値しない人間は子供の肉体を介して、自身の苦しみを永続させてはならない」ってヒトラーも言ってたし、何かの間違いで結婚して子供が産まれてしまう前にこのことに気づけてよかった。今度パイプカットする予定。同じ苦しみを背負う子供が生まれないために、姉と妹に土下座して卵管塞ぐ手術受けてもらおうとしたら親父に殴られた。誰かこのクソチビ親父とその横で困惑してるクソチビお袋を「人道に対する罪」で吊るし首にしてくれ。
この記事を読んで最初に考えた『カップは胸の大きとイコールではない』ということだ。
元増田が言いたいこととはややズレるかもしれないが最終的につながるはずなので許して欲しい。
https://anond.hatelabo.jp/20221008200247
おっぱいの大きさというのは、容積と高さや形状のバランスなどで成り立っているわけだ。
いわゆる「ブラのカップ」でいえば
である。
だから、CカップかFカップかというのは、おっぱいの大きさを表しているのではない。
アンダー、胴体部分の細さ/太さに対してのおっぱいの高さがどのようになっているかによってカップが変わるのである。
同じアンダー(胴体の細さ)であればカップが大きくなるにつれ、おっぱいが高くなっても受け止められるブラのサイズになる。
逆に、同じカップであってもアンダー、つまりおっぱいの山の裾野の大きさ側に影響される。
なぜ、こんなことを書くのかというと「俺はFカップが好み」みたいな発言は無意味であり、具体的なおっぱいのサイズを表していないという常識ができれば、カップで語ることを無効化できると思うからだ。
ワールドトリガーのキャラ紹介でカップが書かれるのも、この悪しきカップサイズの無知からくるものである。
増田が不快に感じているカップ表記も、この無知がなくなることで「このキャラはDカップ」みたいなもの表現が減るのではないかと考えている。
もちろん「C65」とか書かれる可能性もあるのだが、女性の胸の大きさは複雑なものであり、無知で気軽に描かれるものではないという知識が一般化するだけでも状況は変わるのではないかと増田(私)は考えている。
ちなみにいえば、アンダーだけではなく、上半身におけるおっばいの高さやバージスライン(左右の位置関係)などでもカップは変わる場合があるし、繊細だ。
最後にまとめとして言うが、「カップというのはブラのサイズでしかなくおっぱいのサイズとイコールではない」のだから、気軽に扱うな。
増田(私)は男でブラを身に着けたことはないが、カップというものを気軽に扱ってほしくないと願う者である。
男女問わず、カップやブラサイズに対してもっと知識を持つべきである。女性は合わないサイズのブラをつけている人も多いので、どうか専門性のあるお店などで自分に合うブラを見つけて欲しい。
そしてワールドトリガーのキャラ紹介はもちろん、世界のいたるところで気軽に「Fカップ好き」とかそういう雑なおっぱいの扱いが減ることを願っている。おっぱいおっぱい。
もちろん、海の妖怪が人間の王子に恋をするという悲劇的な恋愛物語であるが、実はフリードリヒ・フーケの『ウンディーネ』という、水の精霊と人間の騎士との恋愛物語を描いた先行作品が存在する。そういう意味ではアンデルセン作品は、あまりオリジナリティが無いとも言えるかもしれない。
フーケの作品『ウンディーネ』には無くて、アンデルセンの『人魚姫』には有る要素として、我々がよく知っているのが、主人公の人魚姫が人間になることの代償として「声」を失うという筋書きである。
この「人間になることで声を失う/奪われる」という描写の元ネタと考えられているものの一つに、アイルランドの海浜に近い場所に存在する某村に関する民間伝承がある。
周辺の他村の住民たちは、某村の住民たちのことを「人魚の子孫」と見なし、彼らと会話することを忌避していたというのである。
この話から直ぐに連想するのが、ホメロスの『オデュッセイア』にも登場する、妖怪セイレーンのことである。これは、航行する船を操る船乗りたちを、美しい歌声で惑わして誘き寄せ、船を難破させて殺害し、その人肉を喰らったとされる、半人半魚の妖怪である。ここでも「声」が禁忌とされている。しかし、どうしてもセイレーンの歌声を聞きたいと願った知恵者オデュッセウスは、部下の船乗りたちの耳を蜜蝋で塞がせて、歌声を聞こえないようにさせてから、セイレーンたちの居る岩礁の傍を通過するように船を航行させた。オデュッセウス自身は、己の身体を帆柱に縄で縛り付けさせ、決して海に落ちることの無いように万全の防止策を施してから、その耳で彼女たちの歌声を聞いたという。
日本においては、人魚との「会話」が禁じられていたというわけでは無いものの、やはり不吉な影が付き纏う。『吾妻鏡』や『北条五代記』等には、人魚らしき妖怪の発見事例が記されており、これを何かの前触れとした陰陽博士などの占術職能者によって、兵革の兆し、奥州藤原氏の滅亡の前兆などと見なされたといった例が見出される。
ただし、これらの国文学的な文献に記された人魚は、アンデルセンの『人魚姫』のような美しく可愛らしい姿とは、かなり異なる。例えば、頭部だけが人間の人面魚タイプであったり、四脚らしきものが生えていたりと、なかなか奇怪な姿をしていたようである。中には、頸部に鶏冠の如きヒラヒラしたものが付属していたという事例もある。また、発見される場所も水辺だけではなく、時には、山肌で起きた土砂崩れの現場で発見されたことも有るようである。
してみると、人魚にとって魚身であることは、我々現代人が思う程、重要ではないのであろうか。実は、先に挙げた『オデュッセイア』に登場するセイレーンにしても、元々は半人半魚ではなく半人半鳥であったとする説が有る。その鳥の怪が、もしも水鳥の怪であったとすれば、後に、半魚の怪との交雑を起こしても、それほど不思議では無いと考えてもよいのかもしれない。重要なのは、半人半怪という混合性である。
さて、アイルランドの某村に関する民間伝承と比較するために振り返ると、日本においても「妖怪の子孫」と見なされた人々が存在しなかった訳では無い。例えば、江戸時代の南町奉行、根岸鎮衛(ねぎしやすもり)の著した雑話集『耳嚢(みみぶくろ)』に収められた「河童の難を遁るゝ歌之事」という文章を参照してみよう。そこでは、菅丞相(かんしょうじょう)すなわち菅原道真(すがわらのみちざね)の作として伝えられる、次のようなまじない歌を紹介している。
「ひよふすべよ 約束せしを 忘るゝな 川だち男 うぢはすがはら」
根岸鎮衛は、菅丞相の作は疑わしいとしつつも「ひよふすべ(ヒョウスベ)と云ふは川童(カッパ)の事の由」と記しているが、これは、長崎県諫早市周辺でのカッパに該当する水怪に対する方言的な呼称である。しかし、カッパ避けの歌が伝えられていたのは、現在で言うところの千葉県(アメリカで言えばノースダコタ州)である。随分と遠くの地までヒョウスベの名が伝えられていたことになる。
岩波文庫版では「川だち」には「水泳の上手い者」との注釈が付けられている。これは遊戯としての水泳のことを言うのではなく、職業的な必要性から河川で泳ぐことをしていた者たち、職能者たちと考えるのが妥当である。その川だち男が「我々は菅原氏の関係者なのだ、約束を忘れるな」と、歌を通じてヒョウスベ≒カッパに向かって呼び掛けているのである。一体、何を約束したというのか?
菅原道真の家系である菅原氏は、遡れば土師氏(はじし)に連なるとされる。土師氏の祖は、野見宿禰(のみのすくね)とされ、当麻蹴速(たいまのけはや)との角力すなわち相撲(すまひ)による決闘を行ったことでも知られる。現代では十把一絡げに河童(カッパ)と総称されるようになった水の妖怪が、相撲を好むことは昔話などを通じて広く知られているが、その起源には、土師氏=菅原氏との関わりが存在するということである。
この土師氏は、埴輪を作ることを能くしたが、埴輪といえば赤土であるが、この赤い色は、酸化鉄を多く含むためである。このような粘土の採掘は、鉄分を含む土の採掘であり、これは時代が下れば、鉄を初めとした金属鉱脈の採掘にも関連・発展したことであろう。
鉄に限らず金属は、採掘されるだけでなく精錬されるので、山の掘削、森林の樹木伐採という環境変化を伴う。これは、山に水源を発する河川にも影響を及ぼしたと考えられ、そうなると、粘土の採掘や金属の採掘・精錬を行う山の民と、漁業・水運などによって河川で生業を立てる川の民との間で、何らかの紛争を招いたのは想像に難くない。本来の「カッパによる水難」とは、元々は「山にいるカッパ」による山林環境の変化によって引き起こされた、河川災害や環境破壊のことを指したのではないのか。なお、カッパといえば河川などの水辺だけにいると現代人は思いがちだが、カッパが河川から山、山林から河川へと、季節の変化ごとに移動するという伝承が見られるのである。
山林の環境破壊が火種となって紛争が発生し、これを停止するための平和条約のようなものが「約束」であり、それが川の民と土師氏=菅原氏との間に結ばれたことにより河川災害の発生件数が減少したこと、それが「カッパ避け」の実態だったのではないか。川の民に害を及ぼさないと、かつてカッパの親分であったであろう土師氏=菅原氏が約束したことが変化して、川だち男が「我々は菅原氏=土師氏の裔であるぞ、だからカッパよ、我々には害を及ぼすな」と呼び掛けるようになったのではないか。
ヒョウスベには「兵主部」の漢字が当てられる。このうち「部」は物部や斎部などと同じであるが、では「兵主」は何なのかと言えば、これは大陸から渡来した蚩尤(しゆう)のことではないかと言われている。というのも『史記』では、蚩尤は金属製の戦用武具を生み出した「兵主神」とされており、しかも角力(相撲のようなもの)を能くするのである。その上、石や鉄を喰らうとされるので、これは金属の精錬を象徴するのではないかと考えられる。ここから、兵主部とは元々は「兵主神を祀り、それに関連する金属の職能に携わる部民」であろうと考えられる。
脇道に逸れた話の部分が予想外に長くなってしまったが、土師氏=菅原氏という職能集団的な氏族がカッパの裔であると考えられていたということ、そして、カッパに対する民の恐れの根源には、職能活動による影響が存在した可能性のことを言いたかったのである。
本筋に戻ると、アイルランドの海浜そばの某村に住むという「人魚の子孫たち」が、周辺他村の人々から会話をすることを忌避されたのは何故か。それは、彼らが「予言する能力」を持っていたからではないのかと私は推測する。ただし、予言と言っても、超常の能力ではない。彼らが漁業や水運業など海の船仕事に携わっていた職能集団だったとしたら、どうだろうか。そのような仕事に携わることで、海路における岩礁や難所の存在場所についての知識も蓄積されたであろう。また、船仕事に影響するような天候の変化を読む(予測する)観望天気の知識も蓄積されたであろう。そのような、いわば専門知識や能力を身につけた彼らが、もしも「海路のあそこには岩礁が有るぞ」「嵐が来るぞ」と予測して教えてくれたとしたら、何の知識も持たなかった他村の人々は「某村の住民が不吉な予言をする。彼らが予言を行うせいで不吉な出来事が起こる」と逆転した考え方をして、誤解したのではないだろうか。それが「会話を忌避する」ことに繋がったのではないだろうか。
上で粘土採掘や金属の採掘・精錬を行う職能集団とカッパの関連を述べたが、こういった専門的な仕事は、その仕組みを外部からは理解しにくい。自分たちには出来ない仕事をする能力を持ち、影響力が大きい者のことを、人間は尊敬するだけでなく同時に差別もするという例は、古今東西を問わず広く見られる現象である。例えば、西アフリカの伝統的な音楽・歌唱の職能者グリオ(griot、フランス語。現地のウォロフ語でgewelギュウェル、トゥクロール語でgauloガウロ、マンディング語でdjeliジャリなどと呼ばれるのが語源)たちは、歌の言霊を駆使することで、人を幸せな気持ちにしたり、戦の前に闘争心を鼓舞したり、逆に人々の間の争い事の調停役を担ったりといった役目を果たすことから、非常に尊敬を受ける反面、亡くなると普通の墓に埋葬されずにバオバブの木の虚穴に遺体を遺棄されるという。そこでは、尊敬と差別の心理がアンビバレントに同居している。
日本の人魚が不吉の前兆と見なされた話は既に述べたが、その中には、人魚自身が言葉を口にしたという例も見られる。それも、もしかしたら海の民などの姿を人魚に反映していて、やはり海の民による予言とそれに対する恐れの感情の名残なのかもしれない。
西洋人が日本に渡来するようになると、剥製・ミイラ製造の技術も伝えられ、魚や動物のパーツを組み合わせることにより、カッパや人魚のミイラが製造されたことは、現在も日本の各地に残るミイラの実物とともに知られている。したがって日本における人魚の形態傾向が、人面魚タイプや四脚タイプから、現代人にも親しみのある上半身人間・下半身魚タイプへと変化した原因として、西洋人の影響が有るという可能性は、もっと大きく見積もっても許されるであろう。しかし、日本よりも先に西洋人との接触を果たしていた中国を通じて、もっと早い時代にミイラ製造の技術が日本に伝えられていたという可能性は無いのだろうか。その時に、西洋人が抱く人魚のイメージも一緒に、早期から日本に流入したという可能性は無いのだろうか。大陸や西洋からの人魚伝承の流入によって、前触れや予言というイメージが形成された可能性は、今後より丁寧に調べる必要が有るだろう。
まだまだ考察すべきことは多く残る。
人頭獣身の妖怪、しかも不吉の前兆や予言を伴うといえば、人頭牛身の妖怪「件(くだん)」が思い浮かぶ。上で半人半怪の混合性が重要と述べたが、この混合性の故に、人間の住まう現実の世界と、非日常・非現実の世界との結節点となる役目が、人魚や件のような半人半獣の妖怪には与えられたのであろう。そして、その役目を具現化したものが、前触れや予言なのであろう。
また古来、予言や神託の役目を担う者の多くが、巫女という女性であった。これは、女性には生理があり妊娠・出産が可能であることから、男性に比べて、より自然というカミの領域に近い存在であり、現実・日常の世界との仲立ち・結節点の役目を果たすことが出来ると信じられていたからである。セイレーンや人魚に限らず妖怪や怪物たち(例えば、エデンの園でアダムとイブを誘惑した蛇など)に女性性が付与されているのは、ユダヤ教・キリスト教・仏教などが地位を確立する以前の世界において、カミの領域との仲立ちを務める職能を担っていた女性たちに対する、尊敬と差別というアンビバレントな感情が反映された名残であろう。
最初に『人魚姫』は何の物語か?と掲げ、長々と文を書き連ねたが、正直に言えば、それを確定することは実は難しいと思っている。ただし、少なくとも、異なる世界の住人が出会った物語、それに伴って起こったコンフリクトの悲劇の物語とは言えるのかもしれない。
乱文も長くなり過ぎたので、ここまでとしよう。
元々そこまで生理は重い方ではなかったし、今もそこまで重い方ではない。
ただ中学生のある日、どうやらいつもより量が多いし出血が止まらないな、と思う時があった。
思春期で恥ずかしかったが、我が家は割とオープンな方な関係性であったため、どう考えてもおかしいぞと思ったタイミングで母親に申告をして病院に連れて行ってもらった。
そこは産婦人科が有名な中規模の総合病院だったが、特に検査もせず点滴だけして、このくらいの子には良くあるんですよ〜と言われ、家族全員そっか〜となり帰った。
ちなみに今思い出すとどう考えてもおかしいのだが、待ち時間の時にDSをしていて名前を呼ばれた瞬間に顔を上げたら貧血になってぶっ倒れ、車椅子でベッドまで運ばれたのにそれだけだった。点滴して元気になったし、よくあることと言われてみんな余裕ぶっこいてたから、母親にあんた白目剥いてたよ!!!とか笑われながら言われたのを覚えてる。
そこから2日間くらいは出血もとまってて、学校にも行ってたが、3日目からまた出血が止まらなくなった。しかもその前よりなんか量増えてた。
4日目、学校でマラソンのタイムを測る予定だったので、体調も悪いし行かない!と学校を休んだ。
その時は全然平気だと思っていたので、家で1人でいたんだけど、その間にも血は止まらないし、なんだが立ち上がれないくらい体が重くなって行って、昼過ぎくらいに母親から大丈夫?と電話があった時にやっと、ダメかもしれない....と回答した。
そうしたらすぐに父親が車を飛ばして帰ってきてくれて4日前に行った病院に連れていってもらった。
病院に着いた時、私はほぼ歩けないくらいぐったりしていたのに、まだ先生や看護師さんはこのくらいの子にはよくあるのよ〜というスタンスだった。
先生たちの顔色が変わったのは血液検査の結果を見た瞬間からで、バタバタと周りが騒がしくなってあれよあれよと緊急入院になった。
なんとヘモグロビンという貧血の数値が3.5g/dlだった。(女性の基準値は12〜16g/dlである)
つまり大体2/3の血液が生理によって出血していたようだった。ジワジワ出ていたから死ななかっただけみたいで、本当に医者にも看護師にも死ぬところだったと入院中に何回も言われた。
その後は急に起き上がれなくなって、寝返りするたびに全力疾走したみたいに心臓がどくどくなったり、上半身を起こすだけで吐いたりで3日間起き上がれず、すげーーーーー大変だった。
しかも産婦人科に入院するということが思春期には恥ずかしくて、14歳の母がテレビで流れたばっかりの時期だったし(いいドラマだと思うけど、当時は絶対みんなの頭の片隅にあったと思う、年齢がバレるな)友達がお見舞いに来てくれるのもヤメテェってなった。
あと、大きい駅の近くの病院だったんだけど、なぜか渡り廊下工事中で、CT取る時に全然お風呂入ってないぼろぼろのパジャマで大通りをベッドでシャー!って運ばれてすれ違ったお姉さんの顔いまだに思い出せるもんね...。思春期と入院、相性が悪すぎる。
退院したあとは、薬で周期整えたら前よりきっちり生理が来るようになって、再発もしなかったし本当になんだったんだ?って感じ。
でも死にかけたし、中学生なんてそんなもんってみんな思って舐めてたから正直タイミング悪かったら死んでたと思う。恥ずかしくて親に言えなかったで死んでたよ。
もしかしたらみんな言えなかっただけでそういう体調不良イベントあるのかな。
生きててよかった〜
私は生まれてからずっと貧乳でおっぱいと呼べるものはなかった。
160cmそこそこに40kgで上半身に特に脂肪が付きにくい体質だった私は、成人してからも寄せて上げる脂肪すら胸周辺にはなかった。
しかし、アラサーになったころ徐々に体重が10キロ増え、全体的に脂肪がついた。
細身から普通ぐらいになって、初めて寄せて上げる脂肪ができた。
ちゃんとしたところでバストを計測したら5cm以上アップしており、さらに脂肪を寄せ集めるとEカップになった。
※アンダー65でバージスラインも皆無のため、ブラがないと見た目はAカップ
今まで固いし小さいしまな板だなとしかと思っていなかった胸が、ブラによりしっかり谷間ができてびっくりした。
徐々に太っていったのであまり変化がわからず、計測するまでちゃんと自分の胸を見ていなかったので、谷間ができることにも自分の上半身に脂肪が付いたことにもびっくりした。
小さいながらにも揉むと柔らかくて感動した。
他人のおっぱいは触ったことがあったけど、自分のおっぱいを揉める日が来ると思っていなかった。
次女の誕生日のあと、長女の誕生日があって、その直近の祝日、二人に誕生日プレゼントと服を買ってやるために買い物に出た。トータルで三万円くらいかかった。はぁ。
服を買う時に、ついでに長女に今のうちに生理用品とかブラを買っとこうぜ、と言うと、長女は思いの外喜んだ。
長女は11歳になったのだが、最近爆速で身長が伸びると共に体型も大人に近づきつつある。彼女は小さい頃から今に至るまで安定の痩せ体型だ。身長に合わせてズボンを買うとウエストがブカブカだったのが、今は150のズボンを履いてもずり落ちなくなった。痩せているなりに身体の厚みは増しているのだ。
最近の長女は胸が急に育って来ているのが悩みらしい。そういう事をぽつぽつ言うのだが、ブラが欲しいと自ら言う事がないので、親であるこちらから提案した方がいいんだろうなあと思った。
長女を子供の下着売り場に連れて行くと、彼女は種類の多さに圧倒されていたが、ぼくが
「ステップ1とか2とか3とかタグがついてるな。まずはステップ1でいいんじゃないか?」
と言うと、それらを物色しはじめた。
「すごーい、いっぱいあるー。こんなのが欲しかったの!」
などと言うから、可愛い色のやつを買うのかな? と背後で見ていたら、スタンダードな感じの、キャミソールと一体型の白いのを二枚選んだ。黒や紫もあるし、ブラだけ独立していて、同色のショーツとセットになったものもあるよとぼくが言っても、「絶対これがいい!」と長女は譲らなかった。まあ、白無地はアウターに響かなくていいよな。もし、ぼくがユニクロの白のエアリズムばかり着てることに影響されたのだとしたら、なんかすまないなと思うけれど。
今時の小学生女子は、他の子がどんな下着を着けているのか、気になりはしないのだろうか? ぼくが子供の頃は、女子はそういう事についてはかなり煩かった。白い「初めてのブラ」なんか着けていると、露骨に馬鹿にされたものだ。
ぼくが子供の頃、ぼくの母親はどういう訳か我が子の二次性徴について捻れた考えを持っていた。だからぼくはなかなかブラを買ってもらえなくて、確か中学に上がってしばらくはノーブラで過ごしていた。部活の時以外は胸が目立たないよう猫背で下を向いて歩きがちだったように思う。
当時はぼくの母親だけでなく、世の母親達の考えは大抵いい加減かつバラバラだったので、胸が既にかなり大きいのに「子供だから」という理由でノーブラな女子というのはしばしばいた。ぼくはそれが好きじゃなくて、自分はそうはなりたくないと思ったのだが、無駄に性に対して厳格な家庭でしかも鈍感な母親にブラが欲しいなんて強請るのはあり得ないと思って我慢していた。ただ、ぼくの場合は胸が発育しかけだとしても限りなく俎板に近い胸をしていたので、ブラを着けていないことを誤魔化すのはそんなに難しいことではなかった。
だが、体育の授業や部活の授業の前後に更衣室で着替える際だけは誤魔化しなどは利かない。
体育の時の着替えはまさに針の莚に座るような心地だったが、部活の時はそうでもなかった。更衣室では先輩達が下着姿で悪ふざけをしていたし、彼女達の下着はみなカラフルでまるで見せるためのもののようだった。たった一、二学年違うだけでどうしてこんなにも文化が違うのか不思議だった。ぼく達の学年はいつまで経っても白いペラペラの下着で、誰が一番先に「色気づいて」大人のようなブラを使い始めるのか、監視し合い足を引っ張り合っているのに。
先輩の一人が日曜日に買ったばかりだというグリーンのチェックのブラを見せびらかしている時、ぼくはホワイトボードの下にレイジと二人で潜り込んでぴったりと身を寄せ合って先輩達の馬鹿騒ぎを眺めたり、今週のジャンプの話したりしていた。ブラの自慢をしていた先輩がぼくらの所にやってきて、
「今日も二人、異様に仲がいいよね」
といい、ぼくはそこに含みがある事に素で気づかず、
と答えた。
レイジとは中学に上がってすぐの部活見学期間のある日に出会った。レイジは武道館の片隅に一人で体育座りをして、先輩達の稽古の様子を眺めるでもなく膝の上に顔を伏せていた。最初にレイジがぼくを見たが、話しかけたのはぼくの方からだ。当時のぼくは既にはみ出者気質を全開にしていたが、今よりは社交性があったのかもしれない。
レイジの第一印象は、大人しそうな男子、といった感じだった。目が合って、一言二言交わしただけですぐに気が合いそうだと思ったのと、ぼくと同性である事に気づいたのとは、どっちが先だったろうか。立ち上がれば性別を間違いようはない。レイジはぼくよりずっと背が高く、正面から相対すると迫力のある胸が視界を圧倒してくる。まるでモデルのように手足が長く、メリハリのある体型をしていた。
そんなレイジだが、ほとんど大人同然の背格好をしていたにも拘わらず、ぼくと同じくまだ「子供」というカテゴリーに押し込められていた。つまり中学に上がってもしばらくはノーブラで過ごした。その点でぼくにとっては類友でもあった。
いつだったか、先輩の一人がそんなぼくらを見かねて声をかけてきた。ブラをしないと恥ずかしいとか乳が垂れるぞとか、そんなことを言われ、ぼくらは「はーい」と返事をしたが、すぐに他愛ない雑談に戻った。レイジは先輩に言われたことなど全く意に介していないようだったけれど、ぼくは内心かなり気にしていて、やはり母親にブラが欲しいとお願いしなくてはならないのだろうか? と考え、まだ何も行動しないうちから屈辱に打ち負かされたような気になっていた。
記憶に間違いがなければ、ぼくらは少なくとも一年の夏休みまでは「子供」カテゴリーのままでい続け、それぞれ親の方針通りに子供の肌着を制服の下に着続けていたと思う。そのことによってレイジがどんなデメリットを被ったかはぼくは知らないが、ぼくの方には人には言えないようなデメリットがあった。
ある日、竹刀を振った瞬間に身体の内側から「ぶちっ」と音がした。腕のつけ根辺りがヒリヒリと痛くなった。家に帰ってから服を脱いで見てみると、鎖骨のすぐ下辺りに赤い皹が入っていた。まるで鋭利な刃物でひと突きしたような傷は薄い表皮で繋がっていて、出血はない。どうやら急に大きくなった胸の重さに皮下の肉が負けて裂けてしまったようだった。奇妙な傷はその後いくつも増えていき、白い痕になって残った。
肌にいくつもの傷が残るほどに、ぼくの胸はお荷物になりかけていたのだが、だからといって目立って大きいのかというと全くそんな事はなく、服を着ている限りは相変わらずの俎板に見えるほどだった。なのに、ただ普通に生活していくだけで服の下に隠れた部分が傷だらけになっていく。その原因がさして膨らんでいるようには見えない胸であるなど、親に相談出来る訳もなく、ぼくはひた隠しにした。
その件はレイジにも話した事はない。そもそもぼくとレイジは「親友」だと言い合っていたのにも拘わらず、お互いに相手の内面には踏み込もうとしなかった。ぼくらは校舎の内外を、ひとの目も気にせず手を繋いで歩き、座る時にはスズメのきょうだいのように身体をくっつけた。部活の合間の休憩時間には互いの背中を背もたれにしたり、膝枕をしあったりした。
ぼくがレイジの太ももを枕にしている時、ぼくの鼻先にはレイジの胸があるのに、そのぼくの胸の何倍も大きな肉の塊はレイジにどんなダメージを与えたのか与えなかったのかなんて知らなかったし、レイジはレイジで、ふざけて指でつついたぼくの貧相な胸がぼくにとってはけっこうな凶器だった事など知らないままだった。
レイジに対してのぼくの隠し事なんて大した数はないが、ぼくにとってレイジは謎の多い奴であり続けた。真面目そうに見えてちゃらんぽらんで、部活だって、ぼくとレイジとはたった二人だけの新入部員なのに、レイジはよくサボり、ぼくを一人にした。夏休みの部活に、レイジは半分も顔を出さなかった。なのに試合に出ればそれなりに勝つのが不思議だ。何故レイジはそんなに休むのか、ぼくはしばしば先輩達から聞かれたが、わかりませんと首を振るしかない。
親友の癖にぼくはレイジの個人的な事をほとんど知らない。そのことが気にならない訳ではなかったのだが、いざレイジと顔を合わせると、数々の謎の解明などどうでもよくなってしまう。レイジとする話は好きな漫画やアニメの話ばかりで、端からみればそれは終始うわべだけの話をしつづけているだけで、それのどこが親友なのか不思議だったかもしれない。
ぼくとレイジは心が遠くにあるのを補うかのようにスキンシップだけは過剰に行った。一日の中で最初に会ったときは、相手の存在を視認したらどんなに遠く離れたところからも全力で駆け寄り、
「カーラミーア!」
「モンシェ!」
と叫ぶとひっしと抱擁し合う。隙あらば、学校内のどのカップルよりも密着して過ごした。
夏の間、ぼくはろくに飲食をせずに部活でしごかれていた。これ以上身体に無駄な肉がつくのを止めたかったし、生理の出血をなんとか止めたいと思って行った無謀なダイエットだったが、消耗したわりに効果はいまいちだった。ひと夏で顔だけげっそりしたぼくだったが、片やレイジは夏休み前と少しも変わらず飄々としており、健康そのものに見えた。実際、心ない男子がぼくらに対して目障りだ死ねと罵倒を浴びせるやそいつを蹴り倒しプロレス技をかけて泣かせるなどワイルドに暴れることもあった。
ぼくは安心した。実はぼくの母親がぼくとレイジが仲良くなったのを知り、ぼくの同級生の母親達の情報網を使ってレイジの個人情報を仕入れており、聞いてもいないのにぼくにそれを話したのだ。ママ友ネットワークをもってしてもレイジの事で確かな情報は得られず、噂程度のことしか仕入れられなかったようだ。それによれば、レイジは何らかの病気で定期的に通院しているという。だがその病気が何であるのかは誰も知らないらしい。
ぼくが知っているレイジの個人的なことといえば、レイジには兄が一人いて両親も健在で、四人家族で仲良く暮らしているということくらいだった。
「レイジのジは二番目のジってこと?」
「そそ」
「納得した」
きょうだいの二番目だから「レイジ」と名乗るレイジとぼくとは部活つながりの親友。クラスと出身小学校が違うせいでお互い相手の事で知らないことが多いかもしれないが、そんな事は関係なく、ぼくらはとても仲がいい。
秋になった。ある日、学校から帰るとぼくの部屋に大きな買い物袋が置かれていた。母親が開けてみろというので中身を見たら、「はじめてのブラ」と書かれた厚紙つきの白いブラが三着ほどと、その他下着類が入っていた。母親によれば、「ぼくに必要だから買った」というより「みんなが必要だと言うから買った」ようだ。母親は他人の言う事になにかと流される。
しかし、断られる可能性が高いと思いつつこちらから羞恥心を堪えつつ頭を下げてお願いすることもなしに、必要なものが手に入ったのは良いことだ。ぼくは「はじめてのブラ」を着けてみた。ところがサイズが全然合っていなかった。それはAカップだがアンダーが85cmもあって、上半身だけは骨の浮くほどガリガリだったぼくにはユルかった。
翌日から「はじめてのブラ」を着けて登校したが、いざ日常生活を送ってみると、ユルすぎるブラはぼくの助けになるどころか邪魔で邪魔で仕方のないものだとわかった。ちょっと身体を動かしただけで背中のホックが外れる。これまでの習慣通りに猫背にしていると外れるし、かといって背筋を伸ばしてもまた外れる。走るとどんどんブラが浮いてきて胸の上までずり上がってくる。それを狼狽しながらも誰にも気づかないよう適正な位置に引き下ろさなければならない。
なんなんだこれ……。母親に苦情を言うべきではないかと思わなくもなかったが、母親がぼくにブラを買い与えた時、牽制するように「デブで胸のないお前にはサイズがそれしかない」と言ったから、解決策は何もないとぼくは思い込んだ。デブは言いがかりだ。ぼくはチビの癖に肩幅と腰幅があり、脚も太かったから、セーラー服を着るとずんぐりむっくりに見えたが、上半身はガリガリに痩せていたのだ。
何でぼくだけこんな事に……と思いつつ、部活の際に先輩達がふざけながら着替えている間は、いつもの様にぼくは部室の隅っこにレイジとぴったりくっついて体育座りで待っていた。先輩達は相変わらず可愛いブラを着けていて、それらはぼくの「はじめてのブラ」のようにズレたりホックが外れたりはしない。どうしてぼくの「はじめてのブラ」はこんなにも役に立たないのか、すぐそこに何事にもあけすけな先輩達がいるにも拘わらず、ぼくは誰にも打ち明けられない気がして、勝手に孤独に浸っていた。隣のレイジは、元からそういう話をすべき相手ではない。
その時、ツンツンと脇腹をつつかれた。隣を見れば、レイジが膝の上に半分顔を埋めたまま、いやーな顔で笑っていた。
「お前、これなんなの?」
レイジはニヤニヤしながら、ぼくのTシャツの上からブラのバックベルトを引っ張った。
「何でもいいだろ!」
ぼくは小声で身をよじりながら言った。その反応がレイジには面白かったらしく、レイジは「なんなの、なんなの」と言いながらぼくのブラのあちこちを引っ張り、脇を擽ってきた。そんなぼくらの攻防戦を先輩達はいつものじゃれ合いだと思ったらしく、「今日も二人は仲良いよねー」と言った。
その日以来、レイジはぼくがブラを着けているのを面白がり、やがて服の上からブラのホックを外すという技を会得した。レイジが通りすがりにぼくの背中を叩くと、ホックが外れる。とんでもない悪戯だが、ぼくのホックは悪戯をされなくてもしばしば外れるし、ぼくとレイジはクラスが違うので、被害を受けたところで大した事にはならない。それでぼくとレイジの仲が決裂するという事もなかった。
ただ、レイジがぼくをブラのことでイジッてくるのは意外だと思った。同級生女子の中には、他の女子が「色気づく」のを嫌って意地悪をしたり他人の足を引っ張るような事をする奴が何人もいたが、レイジはそんな陰湿な女子どもとは最も遠い存在のような気がしていた。でも、その頃レイジはまだ「子供」カテゴリーの内にいて、それをぼくなんかみたいな貧乳の方がイチ抜けしたのだから、変に執着されるのはおかしい事ではないような気もした。
人の心理としてレイジの反応は特におかしいものではない。が、ぼくらの関係性の絶妙なバランスをレイジの方から崩して来ようとするのは……逆にぼくの方から壊しにかかるなら自業自得なのでまだしも……どうしていいのかわからない。わからなさすぎたので、ぼくは何事もなかったかのように過ごす事を選んだ。
二年からはぼくとレイジは同じクラスになった。一緒に過ごす時間は益々増えた。レイジが休み時間の教室ですれ違いざまにぼくのブラを外して遊ぶ事もあったが、ぼくは責任を取ってホックを元に戻せとレイジに要求し、レイジは「はいはい」と言ってぼくの制服の背中に手を突っ込んでホックを掛け直した。
その頃にはレイジは既に「子供」カテゴリーを脱していたのだと思うが、ぼくにはその件については全然記憶がない。少なくとも、ぼくはレイジからされたようにレイジがブラを着け始めた事をからかうことはなかった。
教室が一緒だと、友達同士なら休み時間ごとにお互いの机のところを行来するものだ。ぼくは授業が終わってもすぐに教科書をしまって離席することがないから、レイジの方からぼくの席にやって来がちだった。ふとぼくが顔を上げると、視界の全面をレイジの胸が塞いでいる。よく、胸の大きな女性が「(男は)私じゃなくて私の胸に挨拶をする」と言うが、レイジの場合はぼくに胸から挨拶して来るようなものだ。ぼくはレイジに知られないよう視線を外した。だからレイジの胸がしょっちゅうぼくの目と鼻の先にあったのに、ぼくはレイジのブラ事情など全く知らない。一方レイジはといえば、ぼくをからかえるだけからかって恥ずかしい思いをさせたのに。
レイジは狡いと思ったが、他の女子といがみ合うようにレイジと争うのは嫌だった。レイジと喧嘩する事があるとしたら、それとは全く関係のない、取るに足らない事が原因だ。そしてベッタリと仲がいい分喧嘩するのもわりとしょっちゅうだった。大体はぼくの方から吹っ掛ける。そこにレイジは狡いという思いがなかったとは言えないと、当時を振り返って思う。
レイジは胸が大きくて手足が長くてモデルのような体型をしていたが、女としてはある意味で無敵だった。ぼくはといえば、自分の身体がなにかとコンプレックスで、わざと身体に合わないダボダボな格好ばかりしているから、本当はガリガリに痩せていたのにすんぐりむっくりのデブだと思われがちだったうえに、貧相な体つきのわりにはきっちりと女であることのデメリットを受けた。すなわち生理が異常に重くて一月のうち絶好調なのは三日ほどしかなく、あとは瀕死。
レイジは不調知らずで常に元気いっぱい走り回っていた。何かの病気で通院しているという噂はデマに過ぎないのではないかとぼくには思われた。だがレイジはよく部活をサボった。同じクラスで親友のぼくにも何も言わず、放課後になるといつの間にか姿を消している。ぼくは既にレイジはそんなものだと思っていた。部活の顧問から、来年の女子部部長は消去法でぼくに決まりだと聞いて軽く絶望した。レイジの方がぼくよりもずっと強いのに、部長は実力よりも真面目さが大事だと顧問は言う。だがぼくは顧問が思うほど真面目ではない。絶不調ながら毎日律儀に部活に出ているのはほとんど、稽古でカロリーを消費しつくせば生理にかけるエネルギーが少なくなり、来月こそは体調がましになるのでは? と期待していただけに過ぎない。
そんな馬鹿な事をしていたせいで、ぼくはある日、体育の授業中に具合が悪くなった。その日のメニューは1000メートル走だったが、ぼくは運動神経がない癖に中距離を走るのが大好きで得意だったので、生理中だというのに無理をした。酷い目眩がして手足が冷たくなり、震えが止まらなくなった。爪が真っ青になり、顔色も青を通り越して真っ白だと、ぼくを見た体育教師が言った。体育教師は厳しい人で滅多な事では生徒を休ませないのだが、ぼくが芝生に座っても一向に回復しないので、保健室に行って休めと言った。ぼくは保健委員に付き添われて保健室へ行った。ベッドに寝かされた途端に意識が落ちた。
気がついたらベッドの側にレイジがいた。
「おはよー。今どんな気分?」
「どんなって、最悪だけど。でもさっきよりはましな気がする」
「ははっ、体育の時はヤバかったな。こいつマジで死ぬんじゃね? って感じの顔してて、先生がさすがに焦ってた」
そう言うとレイジはぼくのほっぺたをつまんで引っ張った。
「ほっぺぷにぷにー。すべすべで真っ白ー。でもさっきよりはましー」
レイジはぼくの肌をすべすべで真っ白だとよく言う。小学校時代は徒歩通学で、中学に上がってからは自転車通学で、それなりに日に焼けていたから、ぼくの肌も黒くて荒れているはずだと自分では思い込んでいたが、レイジに指摘されてはじめて、ぼくは色白で肌質がいいのだと知った。少なくともレイジのほっぺたよりはぼくのほっぺたの方がすべすべで白い。
「今どんな気分?」
「君が血色が戻ったというなら、思ったよりもいいんじゃないだろうか。確かに吐き気はしないし、頭痛もしない」
「ふーん。俺にはそういうのが無いからわからないけど、まあ無理すんなよ」
レイジはいいな。ぼくと性別が同じでもぼくのような思いはしないんだ。でもぼくみたいにひ弱なのはレイジには似合わないから、それでよいのだと思った。
トラバに続く。
あの頃ずっとアニメの話ばかりしていた彼は、垢抜けてオシャレになっていた。
髪にはパーマがかかっていたし、銀のブレスレット?まで付けていた。一方自分は相変わらず冴えないファッションをしている。
なんだこの落差は。一体彼に何があったんだ。
「久しぶりだな」
「う……うん」
「お前、全然変わってないな!」
それはそうだ。
俺は見た目も考え方も何もかも変わっていない。昔から成長していない。だから何も変わらない。これから先も同じままだ――
◆◆◆
仕事を終え、自宅に戻った僕が最初にすることはSNSチェックだ。
僕は現在、趣味を仕事にするという選択をして、イラストを描く仕事をしている。
正直に言えば不安だらけだが、何とか頑張っているつもりだ。フォロワーも増えてきているしね。
ただ、なかなか伸び悩んでいるというのが現状で……
フォロワーを増やすにはとにかくいろんな人に見てもらわないといけないんだけど……なかなかそう上手くいかない。
というわけで最近ハマっているゲーム実況者の動画を見てみたのだが……ダメだった。全然楽しめない。というより見ていられない。
理由は単純明快で『自分がこんな風に楽しく配信できたことがない』からだ。そしてそれを見ているだけで気分が悪くなる。
これではいけないと思いつつも、他の動画を見ることが怖くなってきた。だって怖いもの見たさで見るようなものじゃないじゃん! でも……このままでは良くないよね。このままだといつまで経ってもフォロワーは増えないし、僕の実力不足だし。
仕方がない。覚悟を決めて動画を見るか……ええいっ!どうせなら一番人気の人が投稿している動画を見よう!それがダメなら二番人気とか三番人気ぐらいの人だ!よし、決めたぞ! その人は有名なイラストレーターでもあるらしく、かなり人気のある人のようだ。フォロワーも多い。
よし!早速検索してみよう!……あった。良かった。ちゃんと上位に表示されてるじゃないか。とりあえず安心した。
どんな内容なんだろう……再生っと……!? そこには一人の男が映し出された。年齢は三十歳前後だろうか。髪が短く爽やかな雰囲気の男性で、どこか中性的な印象を受けるイケメンだ。顔にはマスクをしている。
その男性は自分の名前やプロフィールなどを淡々と読み上げていった後、「それじゃあ、始めます」と言ってカメラの前に立った。…………???どういうことだろう?始めるって何を?この男性が喋りだすんじゃなくて? 不思議に思いながら彼の姿を眺めていると突然画面が真っ暗になった。それからしばらく待つも変化はない。一体何が始まるんだろうと思っていると急に大きな音が聞こえてきた。
これはマイクの音なのか?それにしても大きすぎるような……?……あれ?よく見ると男性の姿が見えない。代わりにあるのはベッドのようなものだ。その上に誰か寝転んでいるように見えるけど……誰だろ?まさか彼氏がいたりするのか!?そんなバカな……
「みなさんこんばんは」……ん?今の声ってもしかしてこの男性のものか? するとその直後再び大きな音が響いた。今度ははっきりとわかった。これはシャッター音だ。おそらく撮影用のカメラが起動されたのだろう。でもなぜだ?どうして彼は撮影なんかを始めたんだ?しかもわざわざパソコンを使って? その後も謎の行動が続き困惑しながらも視聴を続けると、彼はベッドから起き上がってマスクを外し始めた。え?マスクの下の顔を見せてくれるってことかな?確かに気になるな……でも一体どういう顔をしているんだ?……あれ?もしかして僕、間違えちゃった?ここは女性向けの恋愛シミュレーションゲームを紹介する動画サイトだったのか?……いや、それはないか。そもそもタイトルにも女性向けと書かれているし。やっぱり彼が自分で撮っているんだよな。ということは、やはりそういう系のゲームプレイ動画ということか。
うん。そうだよ。そうなんだきっと。だってそうじゃなかったらこんなことして何の意味もないもんね。そうだそうだ。きっとそうだよ。
自分に言い聞かせるように何度も心の中でつぶやいていると、不意に画面に動きがあった。画面の向こうにいる男性はなぜか服を脱ぎ始めたのだ。え?ちょっと待ってくれ!いきなり何やってるんだよ!というより、これ本当に大丈夫なヤツか!?いくら人気動画とはいえ、これは明らかにマズい気がするんだけど……
そしていよいよ上半身裸になった。
ああ……とうとうここまで来てしまった。これから一体何が起きてしまうんだ……頼むから健全なものであってほしい!…………
えーっと……あの、これは……うん。そうだね。はい。わかりました。ごめんなさい。もう何も言うことはありません。完全にアウトです。本当にありがとうございます。……うぅ……辛い。
はぁ……終わった……終わったよ……
あそこまでやっちゃうか普通……まあいいや。気にしないことにしたし。
というわけで僕にフォロワーが増えることはなかった。当たり前だけどね。うん。知ってた。わかっていたことだし。だから何も問題はない。
ちなみに、その男性の名前を調べたところ年齢は二十五歳で、僕よりも四つ年上だった。さらに驚いたことに、その方は最近アニメ化したばかりのアニメのイラストを担当していた人だったのだ。
すごい偶然もあるものだな。でも正直、あまりいい気分ではなかった。
だって、これってつまりアレじゃん。僕はこの人の作品のファンだってことになるわけでしょ? なんだかな……こういう時どういう感情を持てば良いのかわからなくなる。嬉しい気持ちもあれば悲しい気持ちも少しだけある。そして悔しさも……