元々そこまで生理は重い方ではなかったし、今もそこまで重い方ではない。
ただ中学生のある日、どうやらいつもより量が多いし出血が止まらないな、と思う時があった。
思春期で恥ずかしかったが、我が家は割とオープンな方な関係性であったため、どう考えてもおかしいぞと思ったタイミングで母親に申告をして病院に連れて行ってもらった。
そこは産婦人科が有名な中規模の総合病院だったが、特に検査もせず点滴だけして、このくらいの子には良くあるんですよ〜と言われ、家族全員そっか〜となり帰った。
ちなみに今思い出すとどう考えてもおかしいのだが、待ち時間の時にDSをしていて名前を呼ばれた瞬間に顔を上げたら貧血になってぶっ倒れ、車椅子でベッドまで運ばれたのにそれだけだった。点滴して元気になったし、よくあることと言われてみんな余裕ぶっこいてたから、母親にあんた白目剥いてたよ!!!とか笑われながら言われたのを覚えてる。
そこから2日間くらいは出血もとまってて、学校にも行ってたが、3日目からまた出血が止まらなくなった。しかもその前よりなんか量増えてた。
4日目、学校でマラソンのタイムを測る予定だったので、体調も悪いし行かない!と学校を休んだ。
その時は全然平気だと思っていたので、家で1人でいたんだけど、その間にも血は止まらないし、なんだが立ち上がれないくらい体が重くなって行って、昼過ぎくらいに母親から大丈夫?と電話があった時にやっと、ダメかもしれない....と回答した。
そうしたらすぐに父親が車を飛ばして帰ってきてくれて4日前に行った病院に連れていってもらった。
病院に着いた時、私はほぼ歩けないくらいぐったりしていたのに、まだ先生や看護師さんはこのくらいの子にはよくあるのよ〜というスタンスだった。
先生たちの顔色が変わったのは血液検査の結果を見た瞬間からで、バタバタと周りが騒がしくなってあれよあれよと緊急入院になった。
なんとヘモグロビンという貧血の数値が3.5g/dlだった。(女性の基準値は12〜16g/dlである)
つまり大体2/3の血液が生理によって出血していたようだった。ジワジワ出ていたから死ななかっただけみたいで、本当に医者にも看護師にも死ぬところだったと入院中に何回も言われた。
その後は急に起き上がれなくなって、寝返りするたびに全力疾走したみたいに心臓がどくどくなったり、上半身を起こすだけで吐いたりで3日間起き上がれず、すげーーーーー大変だった。
しかも産婦人科に入院するということが思春期には恥ずかしくて、14歳の母がテレビで流れたばっかりの時期だったし(いいドラマだと思うけど、当時は絶対みんなの頭の片隅にあったと思う、年齢がバレるな)友達がお見舞いに来てくれるのもヤメテェってなった。
あと、大きい駅の近くの病院だったんだけど、なぜか渡り廊下工事中で、CT取る時に全然お風呂入ってないぼろぼろのパジャマで大通りをベッドでシャー!って運ばれてすれ違ったお姉さんの顔いまだに思い出せるもんね...。思春期と入院、相性が悪すぎる。
退院したあとは、薬で周期整えたら前よりきっちり生理が来るようになって、再発もしなかったし本当になんだったんだ?って感じ。
でも死にかけたし、中学生なんてそんなもんってみんな思って舐めてたから正直タイミング悪かったら死んでたと思う。恥ずかしくて親に言えなかったで死んでたよ。
もしかしたらみんな言えなかっただけでそういう体調不良イベントあるのかな。
生きててよかった〜