はてなキーワード: ベテランとは
ここ数年、人に怒られたり嫌われたり責められたり軽蔑されたり見捨てられたりする夢ばかり見る。
相手は職場の人だったり家族だったり友達だったり知人だったり見知らぬ人だったり。
夢で何度も同じような経験をしてるのに現実でそれが起こると頭が真っ白になって冷静に対処できない。
「もういい、もう言わない。私言い訳されるのだいっきらいなんだよね。」
そう言い捨てられて泣いた。
自分が情けなくて悲しくてあっけなく人から見捨てられて泣いた。
強くなりたいし人から信頼されたいし人を心から信頼したいと思っているけど現実は困難ばかりだ。
なんだろう、中高と運動部に所属してなかったのが弱さの原因かもしれない。
元々メンタル弱くて運動も苦手だから運動部なんて入ったら毎日叱られたりチームの足引っ張って嫌われたり体がついて行かなくて大変なことになるだろうと思って避けてきたけど、
おそらく大半の平凡な仕事に就く人にとっては部活で厳しい練習や上下関係になれておくのが勉強よりなにより大切だったんだろうなと今更ながら後悔している。
成果報酬型にすることで創造性を引き出す、と安部総理は(少なくともテレビで切り取っている範囲を見る限り)おっしゃっているが、ひとつ大きなステップが抜けていないだろうか?
「成果に対する正当な評価ができる人がいる」という大前提があってこそじゃない?
そして、その評価があってこその作業者の熱意じゃないかと思うんだけどなぁ。
年功序列だったり、チームに長くいるから、という理由で偉くなった人はたくさんいると思う。
でも、そういった人たちが「人を見る目」を持っているかは別問題だろう。
「人を見る」「人を評価できる」というのは、プログラマやデザイナー並に専門化されたスキルでしょう。
誰もができるわけではない。
だからこそ、海外のIT企業の求人では当たり前のようにディレクターやマネージャーといった「人を見る人」に特化した募集がある。
そういった人たちは要件も厳しいし、成果が出せなければすぐ責任を取らされてクビになる。
どんなにプログラムに長けていても、どんなに素晴らしい絵を描くことができても、それは「人を見る」「部下を評価する」スキルとは別物でしょう。
ベテランの人にはちゃんとシニアプログラマであったり、専門型に特化した職種が用意されているし、ディレクターやプロデューサーと同列の発言権であったり、裁量を持たせて作業させればいいじゃない。
「人を見る」スキルを持っていない人が上司になったところで、正しい成果の判断はできない。
正しい評価がなされなければ、チーム員に不満が募り、優秀な人から辞めていく。
最悪の循環に入ってしまうんですよね。
人を見ることができない人は上司にするな、させるな、なるな、と言いたい。
最近、難しいタスクを淡々とこなし、チーム員からはとても感謝されていた同僚が「目立った成果がない」という理由で給料を下げられていたんだ。
「あいつ(上司)は分かってないんですから気にしないでおきましょうよ、チーム員はみんな感謝してますから」なんて慰めをしたところで、その人に対する会社の評価は変わらないわけで、なんだか虚しくなってきたよ。
明日は我が身かもしれないわけで。
こんな状態で、熱意をもって仕事をしろって言われても無理だよ。
と絶賛優秀な人が抜けまくりで炎上中のプロジェクトから、ニュースを見ていてむしゃくしゃしたので吐き出しておく。
これって社会で生き残れない甘ちゃんの考え方なんですかねぇ。
底辺だから、何故・どうして・意図・目標、そんなのは一切ない。
人気のあるデザインのポスターやwebサイトを持ってきて、これと同じように作って、と言われるだけ
実力があればもちろんこんな底辺に居ない
問題はそういう仕事のプロセスにいるすべての人に向上心なんかなくて、人気のあるデザインをパクってるわけだから何で売り上げが上がらないんだ?とか本気で思ってる事。
彼ら彼女らの売りは単価の安さだ。
安ければ安いほど客は食いついてくれる、売れてるデザインをパクれば消費者は買ってくれる、
そんな考えの元、ずっと何十年も暮らして来てたのだろうしこれからもそうだろう。
このポスターの意図はどうします?って聞いても、ベテランデザイナーなのに「背景は金赤で商品をどーんと置いてでっかく商品名を入れといて」って答えが返ってくる。
自分と同じ部署に、癌を患い、今は管理職を降りた人が座っていた。以前を知る人によると、縦にも横にも大きいちょっと威圧感のある人で、気軽に話しかけられる雰囲気ではなかったということだが、自分が知り合った時は既に痩せていた。典型的仕事人間で、抗がん剤を飲みながらも、仕事に対するモチベーションは部署の誰より高いくらいだったかもしれない。でも、治療の経過は、良くなかったようだ。薬を何回か変えていた。
その人は、何しろ管理職もやった大ベテランなので、くぐった修羅場も拭いたケツも数知れない。よく仕事の相談に乗ってもらい、アドバイスのお陰で完遂できた案件もたくさんあった。
その人に言われた言葉。「健康は何にも代えがたいもんだ。会社では、あんたの代わりはいくらでもいる。だけど、あんたの家族にとって、夫であり父であるあんたは、あんた一人だ。体を大事にしろ。あんたが倒れたら、家族はどうなる。仕事のことはどうにでもなる。それが組織ってものだ。俺は常々部下にはそう言ってたんだ」
そうか、そうだよな。会社にとっての自分は「わたしが死んでも代わりはいるもの」っていう存在に過ぎないが、家族にとっては、違う。そういう風に言ってくれる人が会社にいることが心強かった。
その人が体調を崩して入院し、お見舞いに行った。随分痩せてしまって、話すのも辛そうだった。でも、訊かれたのは仕事のことだった。病院のベッドの上で。
あの時自分に言ってくれたことを、今度はご自身に言ってください、家族にとってのあなたは、あなた一人じゃないですか、仕事のことはどうにでもなりますから。と言いたかったけど、言えなかった。典型的仕事人間。その意地とプライドを否定することになるんじゃないかと。部下にはああ言いながら、自分はそうできない不器用さ。病気の進行状況を考えると、仕事を辞めて家族との時間を取る選択肢もあったけど、仕事を選んだ。「仕事を辞めた自分」を想像できなかったのかもしれない。
帰り際、深々と頭を下げていた奥さんの姿が印象的だった。
『ラノベに流行がない時代がやってきました http://anond.hatelabo.jp/20140603210933』の記事や、ライトノベル全体の発行部数の減少、大手ライトノベル新人賞の投稿数大幅減というニュースを目にし、気分任せにこの文章を書いてます。(こういった批評じみた文章は書き慣れていないため、散らかった内容になってしまうかもしれません)
まず私のことを手短に紹介させていただきますと、出版社の人間としてライトノベル業界にそれなりの年月携わっておりました。
具体的にどういう役職だったのか、いつからいつまで業界にいたのか、は身元が割れるのが怖いので明らかにできませんが、90年代に一世を風靡した作家さんとも00年代から現在に至るまで活躍されている作家さんたちとも交流があったとは記しておきましょう。
そんな元業界人の私には、今現在のライトノベル業界は窮屈で、進むべき方角を見失いかけているように思えてなりません。
とはいえ、WEB上でよく指を指されるように萌えがラノベをダメにしたとまでは考えてないです。槍玉にあげられるフォント弄り等の演出に関しては素直に面白いと感じました。
思い出話になりますが、冲方丁さんや古橋秀之さんが業界を代表してライトノベルを語っていたあのころは、「面白ければ何をやってもいい」本当に自由な時代でした。
こうあるべきというライトノベルのイメージ はまだはっきりとは固まっておらず、漫画のような題材を扱った小説だとか、中高生の読者が対象だとか、それぐらいのおぼろげな決まり事があっただけで、それぞれがそれぞれの面白さを信じて作品づくりに取り組めた時代だったのです。
しかし、今のラノベ業界内には、「ライトノベルはこうあるべき」と、型にはめてしまおうとする動きが見受けられます。
私が先日、講義に訪れた先の専門学校生は、カテゴリーエラーという言葉をずいぶん気にしていました。
今ラノベを書いていくなら、守らなければいけないこと、やってはいけないことがこれだけあるんですよ、と。
その彼に、それはいったい誰が言っているのか問いただしてみるとこう答えてくれました。
「みんなが言ってるんです」
そのみんなには業界側の人間も含まれているのでしょう。もし彼らが勝手に解釈しただけだとしても、そう思わせてしまうようなことをしてしまっているからカテゴリーエラーなどという窮屈な認識が広まってしまったのではないでしょうか。
ライトノベルはエンターテイメントであるべきとの考えには私も賛同します。
であるからこそ、ラノベはもっとどん欲に幅広く面白さを追求してゆくべきです。
出版社も作家も、いま捕まえているファンをいかに逃さないようにするのかばかりに考えを傾けていてはいけません。小さな市場でパイを奪い合ったって仕方ないでしょう。
この業界が長いベテランの方々も、その時々の流行を節操なく追いかけたりなどせず、蓄えたノウハウを生かして市場を拡大、開拓していくような野心溢れる作品を意志を持ってもらいたい。
アニメ制作会社も同様です。目先の利益も大切でしょうが、魅力があり、未来を開いてゆける可能性のある作品をプッシュしていかないとダメです。
勢い任せに老害じみたことを書いてしまいましたけど、まあ真に受けないことです。
実は私はまだラノベ業界に片足を突っ込んでいて、野心的な作品づくりに挑んで失敗する編集や作家を尻目に、従来の売れ線を安易に模倣した作品を量産させてウハウハと市場を独占する腹かもしれませんし。
どうせラノベ業界の市場規模なんて豆腐業界よりも遙かに小さいんだから、ダメになったって世の中からすりゃ些末なことでしょうよ。
腕を鋏で傷つけられて、来なくなった。
中学卒業までほぼメンバーは変わらない閉鎖的な近い将来が分かりきっていた。
怪獣が何匹もいた。
授業中に座って話を聞けなくて歩き回る子(今思えば多動性だったかもしれない)。
授業妨害は当たり前だった。算数の割合の授業がほぼすっぽぬけてたから塾に行った。
そのころ、ニュースで教育の元の暴力がタブー化されたことを盛んに報道していて、
口で言ってもわからない子がいても、簡単に子供を叩けなくなった。
「殴ってみろよ、クビにしてやるわ」と問題児たちは口を揃えて先生に言ってた。
何人かの問題児以外のその他大勢は、クラスの日常にだんまりだった。
そういうのをとめる子は誰一人としていなかった。
私も含めてクラスの中心人物の「ガキ大将」にいじわるされるのが、
当時はとてつもない恐怖だった。
ガキ大将といっても、恰幅のいいジャ●アン的な感じじゃない。
ハーフで眉目秀麗な男子だった。武道を習ってた。傍若無人だった。
母親が異国の人で日本語がほぼしゃべれず、子供に対して過干渉。
父親がは日本人で異常に厳しく直情的で、同じく過干渉。
そのストレスを学校で発散している、というのがクラスの子供達の中での共通認識だった。
問題のある子とそうでない子を分けてクラス編成し直してほしいという声が上がった。
その場に数人いた私達子供らにとってはすごく嬉しかった。念願だった。
そんな夢みたいな話があるのか?大人ってすごいと思った。
誰かがお母さんにお願いしたのかな?でも、これで、帰りの会が長引くのも、全校集会で怒られるのも、
算数の事業を妨害されるのも、いついじわるされるかこわかった毎日もみんな終わるんだ!と思った。
子供たちだけ別室に移されたときも、皆同じく高揚していた。泣いてる子もいた。やっと開放されると思った。
耳を疑ったのはすぐのことだった。
「他の子供たち(問題児以外)はみんなで支えあっていきたいって、仲間だってきっと思ってる!
そんな子供達の思いを踏みにじるんですか!個性を除外して、認めてあげれない学校なんですか!!」
この一言を言いはなったお母さん、泣いてた。なんで泣いてんだよと思った。
あんたの息子、問題児にいじめられてるって知らなかったのかな?
結局その一言で、淡い夢は終わって、わんふぉーおーるおーるふぉーわんという語呂がよくて気味が悪い
小学校卒業間近、タイムカプセルを埋めたいと皆で担任教師にお願いした。
中学にいっても、問題児たちは相変わらずだった。先生たちは一生懸命だった。
先生は、その子たちにつきっきりだったしね。悲しいよね。手のかかる子ほどかわいいよね。
学校生活の主役は間違いなく彼らだった。さっさとみんなでカラオケにいった。
でもいまは少し太って地元で平和や愛を歌うラッパーになったらしい。ピースフルだね。
取り巻きの問題児たちも、今はどっかで働いて、いまだにみんなでつるんでるらしい。こりないね。
どうなってたんだろうと、最近橋本さんの提案をニュースでみて思う。
それなりにまじめに生徒やってる子の人権は無視されてきたんだし別にいいじゃん。
(問題児をとめない周りの子が一番悪いという持論を展開する大人も一定数いるし)
それでも反対する人がいるのは、世の中の不条理さに慣れておく訓練を、
もう学級目標も、やられたらやり返せ甘えるな。とかにすりゃいいのに。
あのグミの木どうなったんだろ。
コメント及びトラバありがとうございます。いろいろ教えていただいて本当に助かります!
買い物から帰ってきたら袋に調味料と肉を放り込んでモミモミ。日数分の袋を作って冷蔵庫にしまっておく。当日は焼くだけ。
クックパーの4辺を折り上げてその上で焼くとグリルもお皿も汚さないから楽。
焼いている間に
の中から何か作れば2品目完成。
余った分はタッパーに詰め込んで常備菜と言い張る。
レシピ中やたらジップロックを押してくるけど適当な代用品でOK。
揚げ物は油の後始末が大変。
でも意外と油を使わなくても揚げ物ができる。
要は、火が通りやすいように細かく切る or レンジ等で加熱して火を通しておく → フライパンに多めの油で焼く
仕事に出かける前にセットして、帰ってくると煮込み料理ができてる。
ガス代節約 + 時間の節約 (火を使わないので目を離しておける→煮ている間他のことができる)
あとは火から下ろしたお鍋にバスタオルを巻いて煮込み料理とかできるらしい。
だいたいの物が冷凍保存できる。
常備菜とか余った食材とか余ったおかずとか小分けに冷凍しておくと便利。
鍋よりも電子レンジを使う方が早いし楽だし栄養価も高いしで積極的に利用したい。
レンジで30秒。温玉or半熟卵 お好みのままに♪ レシピ・作り方 by sundisk*|楽天レシピ
生クリームとか卵黄とか気軽に言ってくれるなよぉぉぉ!って時に
[生クリームは「牛乳」+「溶かしバター」で代用できるらしい : ライフハッカー[日本版]
溶かしたバター1/3カップと牛乳3/4カップだそうですがこの割合、かなり適当でも大丈夫でした。
牛乳入れて多めにバター入れておけばOK。あとは味の好みで増やしたり減らしたり。
どう使えって言うんだ! と思いきやいろいろ使える
[ハンバーグを作る時、卵は卵黄だけですか? それとも卵白も一緒に入れるんでしょ... - Yahoo!知恵袋
サンマの塩焼きで品数が少なすぎると怒られた増田さんにトラバするつもりで書いてました。(私も新米で人ごととは思えず・・)
美味しいのにこんなに簡単でいいのかとびっくりした。混ぜるだけ。
鯛やさわらで作ると美味しい。家はトマトとニンニクをかなり多めに入れています。
ちょっと特別な日に鍋を囲んでワインとともにいただきます。締めでスパゲティをそのまま投入してゆでる(必要なら水を加えて)。
スープが麺に染み込んで美味しい。
他にもオススメを教えてください。
皆様どうもありがとうございます!ほんと助かります!
よく使う野菜をカットして冷凍→サッとスープ・野菜炒め・煮浸し・和え物などが作れます。※あな吉さんの『いちばんかんたんな、野菜フリージングの本』オススメー
冷凍野菜を作るときは一時間程度冷凍したら一回ばらばらにしないといざ解凍しようとしたときにものすごい塊になってるからそれだけは注意しましょう。
忙しい人やキッチンの狭い一人暮らしの人にこそ、中華蒸篭(セイロ)をお勧めします。5000円以下で買えるし、食生活が激変(充実)しますよ。
せいろが意外に便利で、使い方や手入れも簡単です。
保温調理器は煮詰まらないので濃縮効果が期待できず美味しくならない。圧力鍋も同じ。スロークッカーは濃縮するけど時間を間違えると焦げ付くし煮崩れるのでコツが必要。なんだかんだでル・クルーゼが最強だと思う。
http://anond.hatelabo.jp/20140612135234
(後略)
圧力鍋スゴイ!欲しい! 鍋の説明のはずなのに読んでてよだれが出てくる。おかしい。
レシピ待ってました!ありがとう! うぉぉぉチャーシュー美味しそう。
兼業主婦には時間管理能力と脱完璧主義がより必要かも。作り置きは家族に好かれないメニューが多くてあんまり使えない。食材以外に種類と時間選べるレシピサーチ便利。 http://www.bh-recipe.jp/recipe/list.php
今日の料理ビギナーズおすすめ。基本以外にも作り置きレシピとか時短料理とかの特集多い。電書版あるし。何よりおばあちゃんかわいいし。
子持ち主婦には"レシピ付き食材宅配"じゃないかな。ヨシケイとか。いざという時の為に、栄養バランス考えてある冷凍弁当もオススメ。テンパってる時に色々できないって。常備菜作れる主婦はたぶん新米じゃないよ……
こんな便利なサービスが!とりあえずググって見つけられた分だけ・・
他多数
あばばばそうですよね。すみません。
本当は作り置きに頼らず「冷蔵庫を見てぱっとその場で作る」のが理想なのですが私の料理スキルが低すぎてそれができません。1品作るので精一杯。2品目とか無理。な状態だったので「浸けておいて焼くだけレシピ」を主菜にして焼いている間に2品目を作る、というやり方をしています。「働く新米主婦のための」というのはタイトルがマズかったように思います。「料理初心者のための」ですね。
元増田です。大半が未読ですが、いくつかわかる分だけ。
好きなSF短編で打線組んだ(http://anond.hatelabo.jp/20140604175240)
が楽しそうだったので、便乗。短編に限らずに打線組んでみました。
フランチャイズ小国家、凄腕ハッカー、スケートボードに乗った運び屋、仮想空間上のAI人格等々、わかりやすいサイバーパンク的ガジェットを詰め込みつつも説明臭くはなく、スピード感ある展開で一気に読めるエンターテイメントSF。よくできたハリウッド映画みたいで素直に楽しい。粘り強いバッティングと走力に裏打ちされた出塁率の高さから、不動の先頭打者。
バチガルピは、個人的には長編だとちょっとダレる感があって、そういう意味ではこの短編集の方が好み。ねじまき少女の世界観濃縮版「カロリーマン」、文明がゆるやかに崩壊する恐怖「第六ポンプ」が好み。現代を代表する作家の一人に数えられますが、独特のディストピア・バイオパンクを突き詰める職人気質。2番ショートで起用。
現代と地続きの近未来からスタートして、加速度的に変容する社会と人類が技術的特異点を迎えるまでを描く大作。ストロスはコンピュータ関連のジャーナリストってこともあって、ギーク文化との親和性も高そうなディテールが満載で楽しい。抜群の守備範囲の広さ、打てば長打を量産する勝負強さで3番に定着。
イーガンは短編が無難と言われてますが、この「順列都市」は素直に面白いと思う。荒唐無稽なアイデアを、超力技で煙に巻かれてなんとなく納得されられてしまう快感。本書冒頭の、コンピュータ上でシミュレートされた人格のコピーが、目覚めて状況を把握してから辿る思考過程を描いたシークエンスが最高で、10回は読み返してる。イーガンほど投手にプレッシャーを与える打者はそういないでしょう。ネクストバッターズサークルにいるだけでも圧倒的存在感。
現代SF・ファンタジーの最右翼(本人は左翼だけど)。スキンヘッドにピアスのイカツイ兄ちゃんです。一見ありふれたハードボイルド警察小説?と見せかけて「重ね合わされる都市」というとんでもない舞台装置、どうやったらこんなもの思いつくのか。さらにそれを言語化できる力量もすごい。
ここまででお分かりの通り、増田は現代SF好きです。が、この「地球の長い午後」は入れざるを得ない。遠未来、自転が停止した地球。動物と植物の力関係が逆転した異常な世界で、食物連鎖の下層で右往左往する人類の、圧倒的無力感。ベテランならではの味わい深さと駆け引きの巧さ。
6番・オールディスの直接的な影響下にある、椎名誠のSF三部作。の中でも、この「武装島田倉庫」が一押し。奇妙な生き物が跋扈する文明崩壊後の世界を、さまよい、戦い、逃げ惑う人間たちの群像劇です。これも何度も読み返してるな。漬汁がなんか旨そう。
海外文学方面では、現代SFにおけるイーガン的大正義ポジションを占めておられますマッカーシー御大の手による、核戦争後と思しきポストアポカリプス世界をさまよう親子を描いたロードノベルです。沈黙の音が聞こえそうなくらいの静寂と、真綿で心臓を締め付けられるような絶望と哀しみ。大変地味ですが間違いなく大傑作。
ギブスンといえば「ニューロマンサー」でありそれに続くスプロールシリーズなんでしょうが、増田はどうにもこの「ヴァーチャル・ライト」が好きでして。何と言っても作中に出てくるベイブリッジ。閉鎖された橋をホームレスが選挙して好き勝手に増設を繰り返し、無計画・無軌道に成長してしまった構造物…すてきすぎる。
増田の中では「柔らかいイーガン」という位置づけにあるんですけどどうでしょうか。「実存」をメインテーマに据えながら、幻想的・宗教的な色彩の強い作品群。ワンアイデアをじっくり煮詰めて、これ以上ないくらい適切に料理した佳作集。死ぬほど寡作なのが玉に瑕。最近何してんの。
増田的には究極のSFはステープルドンになるんじゃなかろうかと思っています。20世紀から20億年後までを俯瞰する人類史。これほどのタイムスパンで書かれた作品は他にないんじゃなかろうか。しかもこれ1930年の作品ですよ。半端ない。
大学が忙しくなったので定期的なバイトのシフトが組めなくなり、仕方がないので日雇い派遣の会社に登録して働く事になったが実に最悪だ。
基本的に糞な点を挙げると
1、働いている人間が糞。基本的に怒鳴る、キレる、等でしか人とのコミュニケーションができない人が多い。
「アレやっといて」「アレってなんでしょうか?」「んなこともわかんねえのかよ!」な感じ。
2、現場に統一されたマニュアルがない。誰かの言うことを聞いて仕事をすると別の誰かが「なんでそのやり方でやってんの!」とかキレる。
基本日雇い相手なので育てるという発想がなく、牢名主みたいな連中が我が物顔で仕切っている為行き当たりばったりにしかならない
3、それでありながら給料が非常に安い。最低自給な870円とか。しかも余計な人件費使うまいと、早く終わるとその給料分はケチをつけて払わなかったりする。
4、1~3が相まって職場にはものすごい負の空気が漂っている。
今までの週4のテレアポの仕事をつらいと感じていた自分が懐かしい。
コンビニはじめ日本の便利さってこういう奴隷産業が支えているんだとしみじみした。
そんな仕事場に電車賃すら惜しくて自転車で一時間かけて通い、食事に270円の牛丼を食ってると「ああ、俺は本当に奴隷なんだな」と思って涙が出てきて、仕事が終わるとまずくて気持ちが悪くなるのを承知で氷結果汁でも飲まずにはいられなくなる。
僕はこの生活が期間限定であることがわかっているからまだ耐えられるが、もしずっと続けなければならないとしたら本当に寒気がする。
赤木智弘が「31歳フリーター。希望は、戦争」を書いたときに左系の知識人から「それは結局体制派を利するだけの感情論に過ぎない」とか批判されたが
もしこの生活を一生続けざるを得ないとして、その時にレーニンやヒトラーでもいいが、このやり場のない憎しみをまとめ上げて指向性を与えてくれる人間がいたら非生産的なのを承知で自分はあっさりついていくだろうなとも思う。
さて先日、伊東乾先生が村上春樹を「所詮は経営の苦しい己のジャズ喫茶の赤字黒字を思いつつビールをなめつつ書いた原稿であって、しらふの本気の人間には最初からキャンてなもんで太刀打ちも出来ない」等とdisっていた。
まあご立派な環境で作ってらっしゃる伊東先生の音楽は「あっ前衛的っすね」で済ませとけばいい現世と没交渉な退屈極まりないものだとは思うけど、その一方で「人間の大半を決定する多感な10代20代をどう送ったか」が創作をする人間は非常に重要というのはうなずける点がある。
村上春樹自身がジャズ喫茶経営の経験から書いている事だが、絶え間ない肉体労働と貧困というものは人間を絶え間なくすり減らしていくものなのだ。
奴隷に仕事をやらせて哲学談義にふけったギリシャ人のように、文学なんてものはそういうのものと離れ余裕を持った人間でもない限り、難しいだろう。
肉体労働者から小説家になった西村賢太にしろレイモンド・カーヴァーにしろ例外中の例外だからこそ目立つのだ。
世の肉体労働者が心をすり減らし、アルコール等に逃げざるを得なくなりどうなっていくのかを見たければ山谷なり黄金町なりにいけばいい。
腐るほど日本の成長の為に使い捨てられた先輩奴隷たちの末路を見ることができる。
そして貧困を逃れられた人間でもその憎しみをかつての自分の同類に向ける渡邉美樹のような人間もいる。
「貧困や苦労が人を立派にする」などと言うのは自分と同じ苦しみを味あわせるためか、苦労を知らず貧困にロマンを持つ馬鹿のたわごとに過ぎない。
正確を期するなら「貧困や苦労を抜け、その苦しみを自らが相対化できるだけの余裕を持てたとき、人は立派になることもある」とでもいうべきだろう。
とりあえず、僕はこの生活で自分から余裕がなくなり、憎しみをため込んで、嫌な人間になりつつあることを自覚している。
おそらく数年間続ければ自分達最下層奴隷を意味なく怒鳴り散らしているベテラン奴隷になるのだろう。
「日本は社会の格差の増大に苦しむという。 そういう人は、電気のない干ばつのアフリカ、砂漠の続く酷暑のアラビアで、まずほんの短時間にせよ、生きてみたらどうか。 そして飢えに苦しむ人々に自分の食べるパンの半分を割いて与えるという人道の基本を体験したらどうか、ということだ。」とかほざいている金持ちの家に生まれた曽野綾子。おまえは一年くらいここで働いてみろや。
あと人道の基本ってのはお前ら持っている人間が持たざる人間に対して与えることだろうが。
お前みたいに「うちの奴隷はよその奴隷に比べて待遇がいいから耐えろ」とかいうことじゃねえ。
この十年の大学の学費の異常な値上がり、不況による仕送りなんかの減少で自分みたいな大学生は多いだろう、というか周りを見回してもたくさんいるし、学費がはらえずに脱落していった人間も多い。
そして窮状を訴えれば団塊だのバブルだので好き勝手やった連中が「甘え」だのと言い、アホな学者は「牛丼福祉」なんぞとほざき、弱者の味方のはずの左翼のみなさんは「脱成長」だのイデオロギーありきな「脱原発」なんぞにかまけててこっちを見ない。
ほんと、どうにもならねえよ糞ッタレ。
とりあえずこれからツタヤで100円で借りたアメドラの「スパルタクス」で奴隷が蜂起して主人達を皆殺しにするシーンでも見ることにする。
あと金がないっていう事について非常に参考になるまとめをはっとく。
追記
さらに追記
こんな駄目大学生が書いた文章を多くの方に読んでいただき恐縮です。
あとブコメでnetcraftさんという方のお名前が出ていましたが、その方と僕とは関係がありません。
さてこの文章を書いた意味、と言うようなものは正直特にありません。
本来なら「不況なのにシャレにならないレベルで上がった学費をどうにかしてほしい。お金持ちでない家の大学生でもある程度勉強に専心させてください。世間に対して影響力のある人が現在の若者の状況をろくに調べないで自分の脳内のみで考えた若者像で批判ですらない中傷をしないでください。」等と書くべきなのかもしれません。
ですが残念ながらこういった状況を改善しようとする意見が、自己責任だの甘えだのといった安い言葉で個人の内面の問題に矮小化され冷笑されるのをずっと見てきましたので今更そんな事を言おうとも思いません。
書いた事に意味がなくとも理由があるとすれば「主人の見ていないところで文句をたれる」という奴隷にも残された自由でストレスを解消したことと、これから大学生になろうとする人に家がお金持ちでなければ、学費と学部の選択や就活等によってこのような事態は容易に起きるという事を知ってもらえればということくらいです。
僕は自分が今している仕事は奴隷であり、心底糞だと思っていますが、所詮期間限定であり、ずっとこのような環境で働き続けて消耗し、抜け出そうという気力すらなくしてしまった人々のつらさには比ぶべきもありません(まあ脱落して戻ってくるかもしれませんが)。
ただ現状こういった労働は「無敵の人」を大量生産する工場として機能し始めていますし、その問題を社会問題として対策をとるのではなく個人の問題として切り捨ててきた以上、ツケは社会全体に回ってくるとは思います。
兎にも角にも読んでいただいたみなさん、ありがとうございました。
http://www.open.sh/entry/20140518/1400415396
逆に10本指があってやる気(時間)とキーボードさえあれば、小学生でもじいちゃんでも習得できる。
若い時、コンピュータに触れた時に習得しとかないと、歳取ってからじゃなかなか厳しいと思う。
一般的に大学などで情報を専門にやってきた人、意識高い人は当然の如くマスターしている。
ブコメであったが
・チャット
http://www.pfu.fujitsu.com/hhkeyboard/leaflet/images/pronl_sumi_b2_l.jpg
これぞというフリーのタイピング練習ソフトは少ないような気がする
ブコメでよろしく
#あと、できないよりはできた方が当然いいよねww
#追記
片手1本指で両手使いの猛者は過去に1人だけ見たことがありますww
ベテランでタイピングが遅いという訳ではない(当然だが速くもないww)
まとめると、タッチタイピングができなくも業務に支障が出る訳では無いww
タイピストじゃないんだから「プログラマーの能力にタイピングの速さはまったく関係無い」という考え方の人がいてもいいと思う。
追記)
ホッテン入りしたの初めてで、なんか嘘つきよわばりされた(と感じた)トラバをもらったので、つい熱くなってしまった。
煽り耐性低くなってる? カルシウムが足りてないのかな(違うらしい。全然知らなかった。ninosanさんありがと、じゃあカフェイン取り過ぎとかかな)…
dual_shock_blue
うむ。そうする。☕
kaitoster
ホットいてくれw
昨日のこと。
「ご注文は何になさいますか。」
それじゃあ、えーっと
(ポンポン)
(ポンポン)
…この、ミラノサンド・ローストチキンとサワークリームソースを。あ、こちらがTポイントカードです。ポイントは貯めておいてください。
はい。
今日、みんなのアドバイスを受けて、実験してみました。しゃべり方だけが原因ではないっぽいですね。
(注・その後のやり取り。こちらが間違いを指摘すると、「大変申し訳ございません、お取り替えいたしますね」「いえ、値段は同じですよね。ならそのままでいいです。...こちらこそ、申し訳ないです」ごめんね、新人のおねーさん。)
頂いたトラバへの返信・要約済み)
何ヶ月か働いている店員は客が思ってる以上にわけわからん注文に慣れている。結構意地悪な注文しても慣れてるから理解してくれるよ。
そう言われると、ベテランの店員さんはミスしにくい印象がありますね。
なかには顔と注文を覚えてくれる方も。
「コーヒーにお砂糖をおつけいたしますね。」「いつもご利用ありがとうございます」って言われます(^^
客をどんどんさばかなきゃいけない忙しい中で、店員はなるべく一度に過不足なく頼んで欲しい
そうそう! 自分もそう思って、メニューを短縮して言ってたのです。お昼時、店員さんが忙しいときに。
良かれと思ってやった自分の行為が、無視されたときに感じる理不尽さが引っかかるんです。
(そういうのはだいたいいつも錯覚・自意識過剰なんですけどね。)
ただ客が並んでるときに、例えば、
俺「ホットのカフェラテ、Lで」「ホットとアイスがございますが。」
ってなるのは、無理もないと思うんです。
(「ホットコーヒー、Lで」はスムーズに行くようです。最近はそうしてます。)
mur2
もちろん、そうすることもあるよ。”あったかいの”っていう時もあるし。
説明しにくいんだけど… 同じ注文の仕方じゃ飽きるっつーか、”なんで”通じないのか追求したい、っつ―か。
要はひまなんだよw
いいねb
IT業界ってさ、誰でも出来るカスタマイズ系の仕事ならいっぱいあるんだけどさ。
本質的な設計の仕事が沢山あって、やってる人間は沢山いるけどできてる人がほとんどいない。って業界でさ。
技術的負債とかデスマーチとか、昨今言われるようになってきた。
元請けの3年生が設計して30年のベテランが作る。みたいな作り方で、
大規模システムは動かない。(実際に何とかしてるのは下請けのベテランだから)
ほんと、人がいない業界だよIT業界は。そんな業界じゃましていわんや女性は増やせない。
デスマーチしてもいいなら、いくらでも人増やせるけどな。(そしてデスマーチを承知で仕事ウケてデス・マーチする人ばかりだけどな)
結局、オープンソースにすらかなわないからオープンソースを使って、バージョンアップすらしないで事故を起こす。
なんだかなぁって思っても。どうにもならない。
この季節、満開になった桜とともに、俺にはたまらなく嬉しい事がもう一つある。
今年も新人が入ってきた。
子供の頃に大好きで、もうとっくの昔に連載が終了したマンガ。大人になってふと本屋に立ち寄ると、そのスピンオフとか続編だとかが発行されていることに気がついた、そんな感じに似ている喜びだ。
何より、動きづらそうなス―ツで固めた彼女の目には、仕事への熱意があふれていた。
そんな様を見て、ベテラン社員のオバちゃんは俺をひやかした。「念願の秘書が出来ましたね(笑)」。
諸君に紹介しよう。俺の秘書。彼女は、蒼井そらを地味にしたような印象の女の子だ。
理系の常識にもれず口下手な蒼井そらは、会話の冒頭を必ず「あ」から始める。
俺「この関数の計算量はわかるよね?」「あ、まず、はじめのアルゴリズムのオーダーがlogNですから…」みたいに。
そして緊張すると、1オクターブ声が高くなる。
俺「うん。よく出来たね。ところでお昼ごはんどうする?」「あ⤴、今日はお弁当用意してきてないです。」
はじめの時はガチガチに緊張していたが(お互い)、近頃、肩の力が抜けてきたのか、笑顔が見られるようになった。
あかん。
俺の頭に警告ランプが灯る。beep音が鳴り響く。
参った。いい年してこんな気持ちになるなんて、思っても見なかった。
この歳まで仕事一筋で生きてきた俺。
だから、俺のディスプレイを覗きこんだ彼女の香水が昨日と違うことに気づいても、
(フ、俺にとって社員は目的達成のためのコマに過ぎない。会社の成長とユーザーの笑顔こそが、俺の全てだ。)と頭のなかで唱えてやり過ごし、
俺のコンビニ弁当に野菜が少ないのを見越した彼女が、手持ちの手作り弁当からトマトをひょいと寄越して「あ、私、実はトマト苦手なんです。母に食べろって言われてるのでしかたなく入れてるんです」と言ってニッコリ笑った時も、
「うん、それなら貰うよ。ありがとう」(全ての親はいつだって自分の子どもを心配しているものである。これは子孫繁栄のために全ての動物に見られる特徴である)などと念じ、
議論が白熱して夜遅くなって、車で送ろう、と言った時も、
「あ⤴、まだ終電ギリギリ間に合います。陸上部だったんで、足には自信があるんです、ダイジョブですよ」って固辞した時も、
(車を使うと地球温暖化を推し進める怖れがあるからな。賢明な判断じゃないか。だから俺が特別嫌われてるわけではない。嫌われているわけではない。嫌われているわけではない…)
などと呟いて事なきを得た。
でも歯車が致命的にズレて、万が一にも、彼女と交際して、最悪、結婚する、という事態になったら、目も当てられないことになる。
社員を招いて結婚パーティーを開かなくちゃならないし、取引先にも知れてしまうかもしれない。
悪いうわさが立つかもしれない。「あー、あそこの会社の社長、蒼井そら似の新人に手を出したんですってよー」。ぐうの音も出ない。
会議で司会進行役の社員が、「以上です。『パワハラ』さんはなにかご意見ありますか? アッ」などと、呼び名を間違ってしまうかもしれない。
それだけは避けたい。
だから駄目だ。手を出しちゃ駄目だ。
明日も彼女は俺のそばに来る。それは避けようのない事態だ(いや、無理言えば避けられるけども)。
土日を一緒に過ごすのはアウトか。
食事くらいはいいのか。でもそれで我慢できるのか。全てが未知の領域だ。真っ暗闇のなか目隠しをされて歩く。吹き上げてくる風を感じる。両脇は崖だ。
ああ。
こんな気持になったのは小学生以来かもしれない。
放課後の教室、誰もいなくなった教室に、隣の席に座っていた長い髪の女の子を呼び出して告白したとき以来だ。春の風が窓から入りこんで、彼女の髪が揺れる。ニッコリと微笑む。そして言う。『NO』。
俺はモテナイ。俺はモテナイ。かの事件以来、オイラーの公式以上にシンプルな事実は、俺の心の碑文に深く刻み込まれていた。wikipediaで調べたところによると、およそ1500年前に気の利いたインド人が、どんな数も割れない数『0』を生み出したそうだが、そんな彼も、1500年後にとある日本人(俺)がモテナイ、ってことには気が付かなかったと思う。同じくwikipediaで今調べたところによると『-1』のルートをとった数に『虚数』という意味が与えられたのはおよそ500年前だそうだが、俺は500年たってもモテナイ以上の意味を持つことはないだろう。
別に上手くないな。
…とにかく俺は、逃げた。
コミュニケーション能力を磨くとか、目の前の人間をちゃんと向き合う、といった人間として必要な努力に背中を向けたクズに成り下がった。
マフラーで結ばれた同学年の男女が公園のベンチで自販機のスープをすすっている時に、俺は、
ろくに暖房も効かない部室で、部費で買ってもらった貴重なコンピュータのモニタを、同志たちと肩を寄せあって睨みつけていた。
恋愛映画を見ている恋人が、映画が終わった後、ホテルで相手の服を脱がすその手順を考えている時に、俺は、
メモリの限られた計算機上で、いかに効率的に破綻なくプログラムを組み上げるかに没頭していた。
そうだ。誰に否定されても、変わらない事実がもう一つあった。
俺は、プログラミングが好きだ。
俺の心の碑文の裏には、それがきっと刻まれている。
マネジメントや営業では常に他者がかかわってくるから、他人が支持できる根拠は大切じゃない?
ちなみに「上司がいうこと」というのを重要な根拠として動くのが正解な場面がたくさんあると思うよ。
あらゆる外部データは個別化してなくて、現場のベテランの経験が最も上質のソースになるってこと。
情報が必要とされるときに情報を"効果的"にそして"効率的"に(1)探し出し、(2)精査し、そして(3)使うことができる能力を保持する人のことを情報リテラシー能力を保持している人と定義
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC
note.muで、プロじゃないから大したものは作れませんとか、プロだけど片手間に作ったものですとか言いながら、でも100円なら買ってくれるよね?みたいなこと書いてる奴。そんなの買う側から見たら、汚ねぇおっさんが鼻かんだテッシュみたいなもん引き取らされた上に、なんで金まで取られなきゃいけないんだよって話だかんな。その上でクリエイターの生活がどうとか言ってふんぞり返ってるとか、口座番号晒して金くれって言ってる奴らより数倍タチ悪いわ。
だいたいスーパーでもコンビニでも行ってみなよ。100円200円の商品はたくさんあるけど、どれも綺麗なパッケージに入れられてるし、安いからって適当に作られてるものなんてない。適当どころか、プロが本気になって、限られたコストの中で最大限の満足を提供しようと血の滲むような努力でひねり出したものばかりだ。そもそも少年漫画誌が250円くらいなんだから、その40%ほども値段のするコンテンツが素人が片手間で作ったものでいいわけないだろ。
しかも、質の悪い商品って、市場を破壊するんだよね。たとえば、残飯みたいな弁当並べてるゴミ屋敷ばりの店先に、他所から仕入れて来たらしいマトモっぽい弁当が置かれてても、まぁ信用はできないでしょ。消費期限内でも管理が悪ければ食中毒の可能性だって十分にあるし。
だからプロは本気出せ。素人はプロに負けないものを作れ。そして運営はちゃんとプロデュースしろ。てか、ベテラン編集者を自負するおっさんが、場所さえ作れば勝手に売れるみたいな絵空事ほざいてるとか意味わからん。ネットとかに夢見ちゃってるのかもしれないけど、もうそういう時代じゃないだろ。本気出せよ。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20140331
社会人2年目のみなさん、チャンスですよ。
去年さんざん説教された憂さを晴らせる季節が今年もやってきましたよ。
ブロガーのみなさん、搔き入れ時ですよ。
エイプリルフールネタなんかおいといて4月の最強コンテンツである「新人に向けてのドヤ」に注力しましょう。
社会の厳しさ、学生時代との違い、処世術、どこを目指すべきか、結婚について、うっかりブラック企業にはいった時の対処法・・・などなどネタは沢山あるはず。
もちろんオススメの書籍を列挙しつつ、地雷もまぜてプチ炎上を演出してPVを稼ぎ、アフィリンクを踏ませる事も忘れずに。
自分の持ちうる経験と文章力を駆使して、思う存分ドヤるのです。
村人も最大限の注意を払って彼らのドヤエントリを発掘し、ブクマし、賞賛のコメントをつけ、ホットエントリを埋め尽くしてあげましょう。
新人は先輩からの有り難いお言葉を頂戴し殊勝な言葉で今後の抱負を語り、2年目は去年の憂さを晴らして自分の成長をアピールし、ベテランはさらに下の奴らに説教するという、セルフオナニー超爆連鎖大会の開幕です。
このビッグウェーブに乗り遅れず、思う存分ドヤるのです。
ああ、この時期マジウゼェな。