成果報酬型にすることで創造性を引き出す、と安部総理は(少なくともテレビで切り取っている範囲を見る限り)おっしゃっているが、ひとつ大きなステップが抜けていないだろうか?
「成果に対する正当な評価ができる人がいる」という大前提があってこそじゃない?
そして、その評価があってこその作業者の熱意じゃないかと思うんだけどなぁ。
年功序列だったり、チームに長くいるから、という理由で偉くなった人はたくさんいると思う。
でも、そういった人たちが「人を見る目」を持っているかは別問題だろう。
「人を見る」「人を評価できる」というのは、プログラマやデザイナー並に専門化されたスキルでしょう。
誰もができるわけではない。
だからこそ、海外のIT企業の求人では当たり前のようにディレクターやマネージャーといった「人を見る人」に特化した募集がある。
そういった人たちは要件も厳しいし、成果が出せなければすぐ責任を取らされてクビになる。
どんなにプログラムに長けていても、どんなに素晴らしい絵を描くことができても、それは「人を見る」「部下を評価する」スキルとは別物でしょう。
ベテランの人にはちゃんとシニアプログラマであったり、専門型に特化した職種が用意されているし、ディレクターやプロデューサーと同列の発言権であったり、裁量を持たせて作業させればいいじゃない。
「人を見る」スキルを持っていない人が上司になったところで、正しい成果の判断はできない。
正しい評価がなされなければ、チーム員に不満が募り、優秀な人から辞めていく。
最悪の循環に入ってしまうんですよね。
人を見ることができない人は上司にするな、させるな、なるな、と言いたい。
最近、難しいタスクを淡々とこなし、チーム員からはとても感謝されていた同僚が「目立った成果がない」という理由で給料を下げられていたんだ。
「あいつ(上司)は分かってないんですから気にしないでおきましょうよ、チーム員はみんな感謝してますから」なんて慰めをしたところで、その人に対する会社の評価は変わらないわけで、なんだか虚しくなってきたよ。
明日は我が身かもしれないわけで。
こんな状態で、熱意をもって仕事をしろって言われても無理だよ。
と絶賛優秀な人が抜けまくりで炎上中のプロジェクトから、ニュースを見ていてむしゃくしゃしたので吐き出しておく。
これって社会で生き残れない甘ちゃんの考え方なんですかねぇ。
数字上げたという実績に応じてじゃないの?
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