はてなキーワード: 疑問符とは
http://d.hatena.ne.jp/kanjinai/20170202/1486027602
このブログ記事は、「女性蔑視はやめろ。性犯罪はやめろ。相手の自由意志を奪ってセックスに持ち込むのは人権侵害だ」という主張をしておけば済むでしょう。
それにもかかわらず森岡さんは、非モテ男が理想的な恋愛・セックスをやる方法をについて語っておられます。そこが唐突だし、押し付けがましいし、私はあなたのそういうところが本当にイヤです。
>>女性蔑視に陥ることなく、ひとりの好きな人と付き合い続けていけるやり方を伝えよう
>>長続きする恋愛に必要なのは、相手を尊重できること、相手の立場に立てること、相手に共感できること、相手の幸せを願えることである。そのベースができてはじめて、我々は恋愛技術と性愛のテクニックを互いの快楽のために肯定的に開花させることができる
↑ 私はこの手の語り口をたいへん欺瞞的に感じるのです。
まず第一に、森岡は個人の幸福と政治的正しさをまるで一致するものであるかのように語っている。この点こそが彼の最大にして最悪の欺瞞である。
私はこの二つのあいだに深い断絶、矛盾・対立があると思っている。ふつうの人は誰しも政治的に正しくないことをやりたい願望があるはずだ。もちろん他人に優しくしたり、社会を良くしたいと求めるのは人間の本性だが、同時にまた、自己中心でわがままな願望を持ってしまうことも人間の本性なのである。
森岡が言っている「相手を尊重できること、相手の立場に立てること、相手に共感できること、相手の幸せを願えること」は政治的に正しい。これは文句のつけどころがない。しかし、例えば私自身の性的欲望をかえりみて言わせてもらうと、そんなものは真っ平ごめんだ。つまり「自分さえよければいい、1回だけセックスできればいい、女をやり捨てしてやりたい」と考えてしまうのだ。あと他には「レイプしてやりたい」という攻撃的欲求だってある。
さすがにいささか露悪的な告白になりすぎたが、人の欲望というのは、多かれ少なかれ、政治的に正しくないものや反社会的なものを含んでいる。私は決してこの欲望を肯定しろと言いたいのではない。無視するな、ごまかすなと言っているのである。
例えば「女性蔑視はやめろ。性犯罪はやめろ。相手の自由意志を奪ってセックスに持ち込むのは人権侵害だ」という主張について分析してみよう。これは私のような男の欲望を無視していない。きっちりと敵対して抑えこむという形式を取っているのだ。
それに比べると、森岡の語りはこの敵対性をごまかしている。ごまかすどころか、味方のふりをして内心に踏み込んでくる。自分にとって何が幸せなセックスなのか、それは私が決めるべきことであって、他人から上から目線で定義されたくはない。この点で森岡の語りはデリカシーがなく不愉快だ。
第二には、森岡の主張に対し、私は倫理的な意味においても反感を覚えた。
エサ(※この場合は恋愛・セックス)を目の前にたらして、それがほしかったらミソジニーをやめろ、人権思想を信奉しろというのである。
これほど人をバカにした話があるか。利益誘導によって人を説得するのは、そうすること自体がきわめて倫理に反する。例えばもし長続きする恋愛なんかほしくない、共感なんかいらない、女性蔑視しながらセックスするのが好きだという男がいた場合、森岡は恋愛工学をすすめるつもりだろうか。
それにそもそも、ここで森岡が使っている“エサ”は空手形に等しい。キモくて金のないオッサンが森岡のメソッドを実践しても、まあたぶんぜったいに幸せな恋愛も幸せなセックスもできない。オッサンではなく若者だって、うまくいかない者はいる。森岡がリベラルやフェミニズムの正義をふりかざすのは勝手だが、「これを信じれば幸せになれるぞ」という嘘と欺瞞でそれを糊塗することだけはやめてくれ。
第三に、リベラルの観点から考えてみるなら、森岡の言っていることが正しいかというと疑問符がつく。
森岡のブログ記事は性暴力はダメ、人権侵害だからダメという政治的な話をしているのかと思ったら、唐突に“僕の考えた最高のセックス”について語り始めた。そしてこれがいかにもポリコレに沿ったものであるから、リベラル思想の信奉者たちに受けがよさそうなものだった。
しかし、私は森岡の持論をむやみに賞賛するのはよくないと思う。本来リベラルの立場としては、性暴力などの明らかな人権侵害を<悪>と定義してそれを法律で抑制するとか、女性差別についてもやはり<悪>と定義してそれを無くしていく方針をとるべきだ。この方針は、個人がそれぞれ内心に持っている<善>・<幸福>の価値観に介入するということと、いくらか重なりあう部分もある。だが、この二つを混同してはならない。われわれが社会の構成員に対して<悪>の定義を強制することと、<善>・<幸福>の定義を強制することは、根本的に性質が異なる。
森岡があの記事で語っている“僕の考えた最高のセックス”の主張は、あからさまに後者に該当する。リベラルの立場からは「性暴力は犯罪だ」とだけ言っておけばすむし、仮になにか道徳的な言及をするとしても「女性蔑視はよくない」という話に留めるべきだ。そのさきは個人の自由にゆだねればよく、むしろ安易に優劣をつけたり価値判断をはさむことは慎まなければならないだろう。だから森岡のように「政治的に正しくて理想的なセックスを目指しなさい」などと他人に要請するのは不適切なおこないだ。
彼が非モテの男にアドバイスをすること、“僕の考えた最高のセックス”を力説することは、まったくの自由だと思う。しかし、それは現実に起こった性犯罪の事件にからめて言うべきことなのか?
森岡は自著『草食系男子の恋愛学』を引用して、「女性蔑視に陥ることなく、ひとりの好きな人と付き合い続けていけるやり方」をすすめている。たしかにそれ自体は素晴らしいことかもしれない。だが、それは性犯罪とは直接関係がない。
これは性犯罪があったとき、男に代替となるセックスの利用をすすめる論法に似ている。すなわち、「風俗に行けばレイプなんかしなくてすむ」とか「嫁か彼女をつかって性欲を発散しておけ」というゲスな意見のことだ。もしそれを真顔で言っているならばドン引きだけれども、森岡が今回やっていることからはそれに通底するものを感じる。
実家で作られるおせち料理は、年々少なくなっている。少なくなるのが分かるたびに、この家で成長してきた年月と、経過した時間の長きこと、そしてそれらに反比例するかのように、この家族構成でいられる残り時間の少ないことを思い知ることとなり、いささか悲しいのも事実ではある。やんぬる哉。
もう戻らない時間や記憶に思いを馳せるよりも、これからやってくる時間に対して思案を巡らせばいい、という人もいるにはいるが…僕にとってこれは、簡単なことではない。なぜなら、私は、確実に、未来永劫これだけは信じることが出来るという存在を持っていないからだ。こんな人は、多くはないけども、少なくもないと思う。
3.11以降、僕は、直感以外の信仰を失った。人様は皆僕に良くしてくれるという、他人に対する信仰。これからやってくる明るい未来に対する信仰。原子力発電所は安全安価なエネルギーだという信仰。日本は発展していくという信仰、そして、自分自身の可能性への信仰。
世間知らずの高校生が、勉強もせずに怠けているばかりで生きていけるほど、進学校は甘くはない。それまで抱いていた自分に対する多能感は完膚なきまでに打ち砕かれ、悩み苦しむそのさなかに、かの巨大地震が起こった。
日本テレビの中継で、水素爆発を起こしたフクイチの建屋が映る。親父は呟く。「これは、やべえな」と。日本はここで一度、死ぬのかもしれない。ただし当時のトレンドは、「日本死ね」ではなく「枝野寝ろ」だったり、「ポポポポーン」だったりした。
室町時代の僧侶・一休宗純は、元旦にはドクロを先端に付けた錫杖を手に、「御用心、御用心」と言いながら京の町を歩いたという。祝賀ムードに水を差すような行いではあるが、生と死、破壊と再生は表裏一体と考えると、わずかに彼の行いの意味も理解できるレベルに落ちて来よう(枝野のくだりなどはこれの逆バージョンだったのだろうか)。
大学へ進学しても無気力は変わらなかった。テストやレポートを何とか切り抜け、仕送りのみで生きる生活。友人は少ない。
ひとつだけ、かねてからの夢があった。それはとにかく、海外へ行くこと。最終学年のこの年、一念発起して英語圏へ英語留学へ赴いた。今思い出せば、見るものすべてが面白かった。
留学へ行ったものの、日本人とも多く話していた。しかしながら、現地の日本人で、「日本は今後も変わらず発展していく」といった楽観的意見を表明した者は、誰一人としていなかった。来たるべく破壊を念頭に置いて、生存もしくは自己表現の為に英語を学ぶ者も少なくなかった。友人の何人かは現地のグローバル企業でインターンに参加していた。
不確実な今の世の中で信じられることは、「生き物は、いずれ死ぬ」といったことだ。このことでさえ、神隠しや行方不明、あるいは死後神になるといった思想や、高尚で極めて分かりにくい哲学的議論により、疑問符が付きうるのだ。世間がどれほど不確実なものか。
冒頭で、「これだけは確実だと信じられるものが何もない」と書いたが、「生きているうちに日本が死ぬ」ということは、怪しいがあながち信じられないものでもないと思う。3.11のような巨大災害などを契機とした日本社会全体の急速な崩壊が起こる確率は、社会階層が流動せず格差だけが拡大し、労働時間の増加が止まらず、社会保障費の増大によって巨大な負債が残ることで静かに日本社会が死んでいく確率よりも低いとは思うのだが、いずれにせよ、「これは、やべえな」という不安を感じざるを得ないような、今年はそんな一年だった。もちろん、フクイチのように顕在した不安を感じる現象はなく、漠然とはしているのだが。
おせち料理だって、今後もっと少なくなり、絶えてしまうか、別の料理に変わってしまうかもしれない。変わらないことは、最も安全だが、生きても死んでもいないともいえる。絶望的なまでに怠け者の自己に対して変化を望んでいる。いわんや、世の中の変化をや。
御用心、御用心。
「すいすいすいようびって語感がいいよね」
「そうなんだ。ということはそのCMも水曜日でもないのに『すいすいすいようび』って言われ続けているんだね」
「え、じゃあここでも曜日ごとに違うフレーズ使ったほうがよくない?」
「分かってないなあ。オリジナリティだよ。どうせ昔のCMが元ネタだから、むしろこっちがオリジナルだよ」
「なるほどお」
「ここだとYahoo知恵袋でやってそうな質問をしてくる人間を茶化すときに使われるな」
「用法が違うんだね。でも、なんで『クソザコナメクジ』のほうが全部カタカナで綺麗なのに、わざわざザコの部分を漢字にするんだろう」
「分かってないなあ。オリジナリティだよ。ましてやパクり元が淫夢ネタだと思われたら品位が下がるだろう」
「なるほど、必ずしもオリジナルを尊重することが良いとは限らないってことだね」
「そうだ、どうせ元ネタだと気づかれなければ、むしろこっちがオリジナルだ」
「そっかあ、何となくオリジナルってものが分かってきた気がするよ」
「また一つ賢くなったな」
「ということは、この『マスダとマスダ』も何か元ネタなりモチーフとかがあるの?」
「あるんじゃないか?」
「何で疑問符」
さて、キュレーションメディアがDeNAのWelq問題で崩壊しまくってるが、記事がいろいろといかんせん間違っているので指摘しておきたい
どうしても間違いを指摘しておきたい
これは嘘だ。「外部ライターの執筆記事」「スポンサー作成記事」の2種類しか無い。99.999%は社内でライターが著作権違反するように巧妙に誘導して書かせている「外部ライターの執筆記事」だ。
これも嘘。社内ではみんな知っている。特にプロダクトオーナーはそれとわかってやってる。にやにやしながら許可とって無いよ全部w なんて談笑しているような奴らだ。これは組織ぐるみの著作権侵害の隠蔽と推奨犯罪なんだよ。著作権侵害の訴訟コストが高い事をわかっててユーザーが訴訟しない事を見越し、それを利用して記事を配信しているんだ
ちがうんだなあこれが。被リンクなんだよ。もっと言えば金なのさ。間接的に結局Googleが問題にしている被リンクを買っているんだな。膨大なお金を出して。つまりはソーシャルメディアに、広告費でごり押しして(まともな記事を押し出して)大量の記事をユーザーに送り出してシェアする確率を高めてるんだな。Facebookのいいねもフォロワーも、全部買ったもの。露出が高まれば、いいねやツイートやブクマやブログに取り上げられて被リンク(流入の入り口)が増えるから上に上がってくる訳だ。つまり被リンクを買うという事を形を変えてやっているにすぎないんだな
これも間違い。キュレーションのパクリ記事で広告収益が、サイトの記事執筆依頼費用や、スタッフのコスト、Facebookやツイッターやはてぶの広告費を超える事はまず無い。特に大手がやってるこの種のサイトは人がくれば来る程お金が掛かるようなメディアでまず収益事業なんて物ではないってこと。
ならなんでやるのか? これは企画した奴が出世するからだ。一瞬にして何百万PVも稼ぐサイトを特定の手順を踏むと簡単に創れて、魔法のようだと驚かれるから、出世するんだ。無断借用されたクリエイターの作品が蹂躙されていることも誰も気にしない。これは巨大なPV詐欺なんだ。パクリキュレーションメディアのアクセスが黒字に結びつく事なんてまず無い。はっきり言うが大手がやってるキュレーションメディアは巨額の赤字部門だ。
会社にとってみれば、赤字を垂れ流す上に法務リスクもどんどん増える クズ部門なんだが、上層部のおやじどもが巨大なPVに何かしら期待してしまうって構図だ
以上
先日、同僚数人と飲みに行った時に突如こんな話が出てきた
「いとこが進学校に進学して修学旅行に行ったんだが、修学旅行でテスト漬けで修学旅行じゃなくて完全に勉強合宿だった」
と話した同僚も憔悴した表情で話していた、最近の修学旅行は勉強をここまで強要するものなのだろうか更に同僚は話を続けた
ここまでの話で自分も考えただけでげっそりしそうだが周りも飲みに来たのに話に興味が向いていた
「移動中はずっとテストばっかり、同級生と話す機会なんて殆ど無くて観光なんてほんの少しの時間しかないし勉強漬けで何しに行ったのかわからない」
とのことだった、そこから自分たちの修学旅行の話の話にすり替わったのだがこんな拷問のような旅行じゃなかったのは共通だった。
「そのいとこと同級生のみんながかわいそうだ…!」
そう言った同僚は思わずテーブルを力強く叩いていた、学校生活の楽しみが教員の実験もしくは自己満足か自慰行為で終わる事に費やされてすり減らされているのだから憤るのも致し方ない。
自分も思わず憤りを通り越して晒されない物かと不謹慎ながらに思ってしまった、流石にそんなことは許されないがこのような事が平然と行われている事をどこか片隅にでも覚えていて欲しい
今回は少年ジャンプ+
一撃のパンチでアグニが住宅側に吹っ飛ばされて大炎上し、あっという間に阿鼻叫喚の地獄に。
これがファイアパンチという奴か……。
まあ、そのパンチがアグニではなくて、敵側のパンチによってもたらされるってのが笑えるが。
その光景を眺める時の表情が呆然といった具合で、かえってリアリティがあるかもしれないな。
ユダの諦めは、現状に元々ウンザリしていたからってのもあるのだろうけれども、大氷河の事実と、今回の積み木を土台から跡形もなく壊されたような結果がきっかけってことなんだろうかね。
タバコを捨てる描写は最初ピンとこなかったが、そういえば少し前の話で再生能力を持った祝福者の吐くタバコの煙を、周りがありたがるみたいな描写があった気がする。
要は今回のあの描写は、タバコを捨てるイコール特別な祝福者として崇められたことへの脱却という解釈でいいのかな。
正直あの部分って、そんな強調して描かれた場面じゃなかったから、ここでタバコを捨てる描写入れられてピンと来るほど印象に残っている読者ってどれだけいるのかなあ。
それとも、コミックスとかで一気に読む場合は、また印象変わってくるのだろうか。
黒霧……。
罰ゲームを食らいまくった状態の黒霧の姿には、不覚にもツボってしまったが。
私はこういうのはツボじゃなかった筈なんだけれども、どこの琴線にふれたんだろう。
それと相まって読後感自体も悪くない。
逆に言えば、それ位しか特筆して褒めるところが見つからないってくらい、特徴がない。
な、なんといえばいいんだろう、今回のエピソード。
メインキャラのアクが強かったのもあるんだけれども、展開といいアンサーといい、理屈といい、紡がれるものが私の中にスッと入ってこない。
すごく歪に感じた。
1話と2話でバックボーンが語られたキャラが、早速バトルロワイヤルして、片方が感慨もなく死ぬというのは、作風であったりこの漫画の方向性を読者に伝える上では機能しているとはいえる。
ただ、まあそれが読者の何割が求めている展開かっていうと疑問符がつくが。
登場するキャラに愛着が湧くかっていうのは購読していく上でのモチベの一つになりやすいから、今後も愛着が湧く前にこういう展開で物語から退場するようなら、気持ちの持っていきように苦労しそうだ。
9/27修正:学校特定経緯を一部加筆。本名および番地単位の住所に関してはまだ疑わしい要素が残るため保留。
彼が一躍有名となった動画「今日は特別に住所を公開するよ!」だが、
本動画内で語られた学校名「あさら(?)学校」、住所「千葉県あさら町23118」は日本中どこにも存在しない。
もう一つ出回っている彼の本来の住所とされる「千葉県船橋市○○○○△-△△-△」だが、
この住所らしきものが書き込まれた経緯を大雑把に言えば「バレバレな偽住所を公開してキレた一視聴者が本当の住所を特定した」となるのだが、
どうもこの特定に至った根拠が曖昧な憶測に基づくもので、非常に疑わしい。
以下、動画コメント欄より特定経緯引用(URLから見れば容易に分かることだが、念のため個人情報は伏せる)(*1)
ユーザーA 2 週間前
ユーザーB 2 週間前
あさだ学校って調べてみたけど出てきませんでしたよ
ユーザーC 2 週間前
ユーザーC 2 週間前
速報
電話:×××-×××-××××
本当かすら知れない「あさら町」の情報を基に登校範囲を推定しているロジックは分からなくもないが、
柏市旭町6丁目から件の船橋市の所在地への道のりはなんと"25km"であり、到底登校範囲とは言えない。何故ここに至ったかは謎である。
ユーザーCは「住所特定されました助けてください」のコメント欄にて「説明欄に書かれた住所を調べただけ」と明言している。(*2)
ユーザーC 2 週間前
コイツの場合自分から住所言い出したからいつもの10倍速く特定出来たwww
「瞬殺のコルバルト本人が『そのコメント消してくださいお願いします』」と発言しているため、この住所は本物」という見解もある。
実際に彼はそのようなコメントを残しているので、その説の可能性は否定できない。(*3)
ユーザーC 2 週間前
瞬殺のコルバルト kolubaluto 2 週間前
一方で、「住所特定されたのでいま実家にきています、軽く雑談します」動画内では、他動画とは違って妙に大人びた様子が見える。
さらに、ある程度ニコニコ動画・YouTubeの文化を把握しており、インターネットに精通しているような様子も見られる。
(「意図的にキチガイキャラを演じていた」「(有名YouTuber)はオワコン」発言など)
動画リンク: http://www.nicovideo.jp/watch/sm29700855 (ニコニコ動画へ転載されたもの)
ある程度の理性を備えている辺りから「偽住所にわざと反応して特定された風を装う」という発想は十分に考えられ、依然として疑わしい要素は残る。
これは「瞬殺のコルバルト」がバズる前から一定のアンチ層が存在した事に依る。
彼は以前「TVチャンネル」の名で活動していたのだが、その際に無差別に他人の動画へ「僕の動画見てください」コメントを書き残す宣伝行為を行っていた。
それが一部ユーザーの逆鱗に触れ、被ウォッチ対象となったようである。
(ちなみに一部ユーザーは単なる小中学生YouTube利用者集団であり、炎上に定評がある某弁護士界隈等とは一切関係がない。)
ユーザーE 3 週間前
瞬殺のコルバルト kolubaluto3 週間前
ユーザーF 2 週間前
地獄みたいなYouTubeのコメント欄を「もっと見る」を押しまくって投稿直後まで遡るの、本当にしんどいのでもう少し改善してください……。
「瞬殺のコルバルト」は釣りであると以前結論付けた。しかしながら僅か1日で事態は急変した模様。
彼の住所について、少なくとも通っている小学校は信憑性の高い特定が行われてしまった。特定に至った経緯を以下に示す。
その付近の小学校のFacebookを精査した所、似た小学生が「TVチャンネル」時代の動画と同じ服で写った写真が掲載されていた。
これにより通う小学校が確定した。
さらに、この住所を書き込んだコメントが投稿者によって削除されたという報告も上がった。
釣りの段階ではコメント削除を実行しなかったことを鑑みると、この行動は却って信憑性を高めるように思える。
そしてトドメに「瞬殺のコルバルト」チャンネルの動画が全て投稿者によって削除されてしまった。この特定を半ば裏付けてしまったか。
「『瞬殺のコルバルト』は多分そこまでバカじゃない」などと過信してしまったが、彼の目論見はどうやら片手落ちだったようである。
(*1)引用元:https://www.youtube.com/watch?v=IF-LMNMq1FQ&lc=z12cgzdakynfudl5p04cf5ohbo2pdrkpzhs
(*2)引用元:https://www.youtube.com/watch?v=OhCixgMjDm0&lc=z12cu5z50u3fshasa22zjbaxfzeqzddkw.1473551794119763
(*3)引用元:https://www.youtube.com/watch?v=IF-LMNMq1FQ&lc=z12je5mi1ki0dd0ww04cfxwwvpjxevx5a3k.1473412385305039
(*4)引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Znw1O6FiAu4&lc=z12pdra4pkfiebdut23ifx1ymrrxfpaj004.1472629041975604
今回はとなりのヤングジャンプ
正直、前数話にかけての展開は「なにこれ?」という感じで、何か無理やりシリアスというかドラマティックにされて置いてけぼりにされた。
いや、「育児含めて未熟すぎる母親の意識を改めさせるエピソード」として機能させたいってのは分かるんだけれども、それを考慮しても疑問符がつく展開だったんだよね。
物語はどうしようもない無常感が出てて、兄弟二人のやり取りとか、その構図も悪くない。
ただ、やや尻切れトンボというか、プロットの段階から意識して作って欲しかった。
終盤の展開を除けば、後は車による逃避行だけで、会話ばっかりだからなあ。
実際、このテのファンタジー世界で役所とかがちゃんと機能するのかっていうのは興味ある考察ではあるんだよね。
治安の悪い区画とかでゴネられたときとか、非協力の体勢の場合はどうするんだろうって。
住所は、まあ現実世界ですらマシとはいえるかもしれないけれど、私からいわせれば微妙な感じはする。
住所が分かったからといって、迷わずいける保証なんてないわけで。
ましてやこのマンガの世界観とかだと、地元の協力なしだと、仮に協力があってもそれ絡みのトラブルは間違いなく出てきただろうなあ。
※ガルパンTV版・劇場版の両方のネタバレを含みます。ご注意ください。
ついに劇場での上映期間が1年を超えることが確定し、留まるところを知らないガルパン人気。
私の周りにも熱狂的ファンが存在し、もうガルパン劇場版については全肯定で当然といった空気が流れております。
実際ガルパン劇場版は面白かったです。TV放送時からのファンだった僕も何度か観に行きました。
しかし、なんというかどうしても気になるところがあるんですね…
本当はちゃんと自分のブログで書くべきなんでしょうが、ガルパンを全肯定する友人達がとても楽しそうで、それに水を差す勇気も無く、こちらに書くことにしました
んで、まぁ、その、何が気になるのかというと…
み ん な 軽 々 ス ラ イ ド し 過 ぎ じ ゃ ね ?
劇場版で一番最初にこの手の挙動を見せたのは、エキシビジョンでのクルセイダー。
クルッとスライドしてあんこうチームを追いかけるところなんですが、私は最初見たとき、
と心の中で困惑してました。
TV版黒森峰戦の最後のタイマンを思い出していただきたいんですが、
みほ「麻子さん、全速力で正面から一気に後部まで回り込めますか?」
麻子「履帯切れるぞ」
麻子「わかった」
このシビれるやり取りのあと、決死のスライドで足回り壊しながらティーガーの背後を取り、撃破するわけじゃないですか。
私はこの場面が本当に好きなんです。このときのあんこうチームは本当にカッコ良すぎる
もし失敗したら間違いなく撃破されるけど、それを見事成功させて勝利を掴み取るとか最高です。
だからこそ、そのIV号よりクイックなスライドをしてそのまま走っていくクルセイダーに最初は疑問符を抱きました。
「ま、まぁ最終的にかなり減速してのターンだし、巡航戦車だし、足回りは走行性能に定評のあるクリスティー式だし…」
その後もちょくちょく気になるところがありましたけど、とにかく一番気になったのは「バミューダアタック」のところです。
だって、パーシングですよ???? 鈍重で現場から酷評されたこともあるパーシングですよ???????
あれがクルクル回りながらなんかやってるんですよね。
ここはとにかく困惑してました。
1. 履帯切れないの? つうか切れろ
パーシングがあんなことして大丈夫なら、どうしてあのときのIV号の履帯が切れるの。足回りがぶっ壊れるの
…やっぱり整備不良だったの?????
2. そもそも回転が気持ち悪い
特に予備動作も無く、等速直線運動を続けたまま突然回転しだす姿が気持ち悪かった
整地で助走つけて氷の上に乗り、その勢いで滑りながら超進地旋回したような感じでしたが、いかがでしょうか
ちなみにパーシングは超進地旋回できないはずですし、万が一超進地旋回できてもそんなことしたら駆動系一瞬で砕け散りそう
あの前に何か回転ヨーを生み出す動作を確認できるなら、もしくはあの動きが理論上可能なら、ご一報ください。謝罪させていただきます。
(このバミューダアタックの場面はまだ気になるところありますが、これ以上は触れないでおきます)
この後の最終決戦はドッキドキで細かいことはどうでも良かったので何も言うことは無かったです。
と、まぁ人によってはどうでもいいと思いますが、こんなところが気になってました。
でも、どうしても、これをスルーしてしまうのは黒森峰戦の決死の攻撃を軽視してしまうように感じるんですよね…
あくまで戦車をスライドさせるのは「必殺技」であってほしかった…
最後に改めて述べさせていただきますが、ガルパン劇場版は面白かったです。
私が今回指摘させていただいた点なんか、重箱の隅を針金で突っつきまわしてるようなところです。
噂のシン・ゴジラを観てきた。
別に、批判しようと思って観たわけじゃなく、ネットでの評判もとてもいいようだし、ちゃんと、楽しみにしていた。
ところが見終わったあとは、「これが絶賛されるって、大丈夫か?」と疑問符でいっぱいになった。
怪獣映画として出来がいい、というのはまず認めよう。CGやその他の技術を駆使した戦闘シーンやゴジラの描写、街が破壊される様子や自衛隊の武器が炸裂する様子は、それだけで見ていて楽しい。
とはいえ、あまりにストーリーが幼稚すぎる。あんな強引な作りでは感動のかの字も浮かばない。
これが「リアリティを追求した話だ」とか「日本人はまだまだやれる、と思わせてくれた」とか言われてるのを見ると、ちょっとあまりに恥ずかしい。
ストーリーを一言でまとめると、「居酒屋で泥酔して、社長や会社を罵倒した挙句『オレを社長にすりゃ全部解決してやるのによぉ』とか息巻いてる、自意識過剰なだけの情けないサラリーマンの妄想を実現させた話」というところだ。
あらゆる事態が主人公にとって、「都合よく」展開し、「都合よく」終わる、予定調和な物語。
子供向け漫画とかでよくある、「寝て起きたら世界が危機に瀕していて、自分だけがそれを救えるヒーローになってたらいいのになぁ、むにゃむにゃ」みたいな妄想物語を地で行く話。
普通はそういう場合、夢オチにして「現実はそんなにかんたんに行かないよ」って教訓にするものだけど、シン・ゴジラは、大人がその妄想に乗っかって優越感に浸っちゃうんだもんなぁ、情けない。
主人公の青年政治家矢口は、優秀だけど上司に媚びることがないから、組織の中では評価されないタイプ、ということになっている。(ああ、オレもそうなんだよねー、と思い込みたい人たちが山ほどいるタイプだ)
矢口を引き立てるためにことさらに無能に描かれた政治家たちの中で、矢口の予想だけがなぜかはじめから当たり(でも馬鹿な上司のせいで受け入れられない)、彼が組織したチームは全員が「肩書はないけど超有能」で、矢口を評価しない無能な上司たちは「都合よく」全員死ぬ。死ぬのは矢口と関わりが深くないモブだけで、チームの重要なメンバーは「都合よく」全員生き残る。
「ムカつく上司が全部死んで、有能でオレのことを信頼する部下だけが残って、オレがリーダーになれたらいいのに」
物語の中心となる矢口のチーム(巨災対)の仕事ぶりは、いわゆる熱血サラリーマンたちが大好きな、「連日の徹夜と手弁当」だ。
何かを研究解析するなら、世界各国の関係機関の協力を仰ぎ、その指揮を取るのが妥当だと思うのだけど(日本以外は無事なのだから)、そんなことしたら自分たちでやった満足感が得られないからダメ。
何を頑張ってるのかよく知らないが、とにかく寝ないで頑張る。で、優秀なはずのリーダーから出て来る言葉はお決まりの「できるかどうかじゃない、やるんだ!」的なアレ。失笑。
でもこの世界は妄想の世界だから、もちろんそれが正しいことになっている。徹夜で頑張れば光明が見えるし、やると言ったらやる、という強い意志があればあらゆることはなんとかなる。妄想だもんね。ついでに言えば美人のアメリカ特使もなんでだか知らないが最初から気に入ってくれて、アメリカの考えなんて全部無視して全面的に信頼してくれたりする。妄想だもんね。
さらに言えば、「日本人はすごいんだぞ!」ってことにしたいがゆえのご都合主義もあからさまで、苦笑するばかり。
ゴジラに対してアメリカをはじめとする国連は「東京に熱核兵器を落とす」ってことで一致して、なぜか日本の意見は聞き入れずにそれを強行しようとする。
そうはさせるか、俺たちの考えた作戦なら東京を破壊せずになんとかできる(かもしれない)から、アメリカを出し抜いて成功させてやる!という話にいつの間にかなっている。
勝つべき相手はゴジラじゃなくてアメリカ。タイムリミットをつくったのもアメリカ。
ナショナリズムを高めるためだけにこういう脚本にするの、良識を疑うなぁ。まぁ、トランプ政権になったらやりかねないかもしれないけどさ。
そもそも客観的な立場で考えたときに、ヤシオリ作戦って賭けるに値しない内容じゃない?
この妄想物語の中ではもちろん成功して当たり前なわけだけど、ヤシオリ作戦の元になる矢口プランを構想したのは、ゴジラの生態もなんにもわからなかった段階での当てずっぽうに近い。こんなの、全然失敗したっておかしくないわけだ。
「ヤシオリ作戦が失敗して、沈静化するはずのゴジラが逆に活性化して、核兵器も効かなくなり、さらに羽根まで生えて、世界中を攻撃しに行く」
そういう展開にしたら、矢口はゴジラを倒せる唯一の機会を無駄にして世界に破壊を撒き散らした、信じられないほど愚かな指揮官、ってことになる。まぁ、妄想の世界ではそんなことは起こらないけど。
というわけで、シン・ゴジラのストーリーは、とにかく都合の良い妄想だけで構成された、ご都合主義の権化とも言うべき幼稚なもので、この作品を見て「日本人もまだまだやれるって思いました」っていうのは、ハーレムものエロゲをやったあとのオタクが「モテない僕もまだまだやれるって思いました」って言ってるのにそっくりだな、と思うわけ。
増田は適当に思いつきで書いた短文も拾われやすく、悩み相談の面白さにはピンからキリまであるが、しかし、世の中には悩み相談をコンテンツとして提供している場所もある。
雑誌やラジオ、テレビでしばしば一般人から送られてきた悩み相談が取り上げられるが、それらはやはり厳選されているためか悩み相談としてのクオリティが高い。
例えば、先日たまたま見たマツコ・デラックスと有吉がやっているテレビ番組で取り上げられていた「面接で社長とふたりきりで出張できるかと言われた」というものは、増田に書かれていたら、100ブクマを軽く超えていたように思う。
もちろん本当に送られてきたものなのか、そもそも実際にあったことかは疑問符がつくかもしれないが、コンテンツとして十分面白いので、私はあまり気にしない。
見返してみると、増田でブクマが多くついた悩み相談はクオリティが高いものが多い。
悩み相談なんて回答次第でどれも大して変わらないだろうと思っていたが、案外そうでもないんだと気づいた。
HPVワクチンで脳障害が!というニュースが話題を集めている。
マスコミ各社で大体の論調は同じだが、最もブクマ数が多そうなのは以下の記事である。
子宮頸がんワクチン副反応「脳に障害」 国研究班発表 (TBS系JNN)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160317-00000008-jnn-soci
まず言っておくとすれば、マスコミの記事は強くミスリードを誘うものであるという点だ。
詳しくは後述するが、元の資料では「脳に障害」が起こったとは書かれておらず、またそれがワクチンの副反応であるという根拠も書かれていない。
ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に生じた症状に関する厚生労働科学研究事業成果発表会
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000116636.html
子宮頸がんワクチン接種後の神経障害に関する治療法の確立と情報提供についての研究 池田修一氏 発表資料(PDF:23,903KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000116634.pdf
以下ではこの資料を元に今回の発表の内容について解説していく。
なお、特に注釈がない場合、HPVワクチンという単語はサーバリックスとガーダシルの双方を指すものとして扱う。
本資料は3部分に分割できる。
信州大学を受診した123名の患者の中から、HPVワクチンの副反応が否定できない98例についてその症状を詳しく見て報告した、というものである。
主な病態としては、末梢性交感神経障害(起立性調節障害{OH、POTS}、複合性局所疼痛症候群{CRPS})、
高次脳機能障害(学習障害、過睡眠、奇異な麻痺)、自己免疫疾患の併発(RA、SLE他)が挙げられている。
なお、自己免疫疾患の併発については根拠が弱く、資料中でも疑問符付きで述べられていたことを付け加えておく。
また、HPVワクチンの副反応が否定された(他疾患と判断された)25例についても、
一部の疾患(てんかん、SLE、若年性関節リウマチ)はHPVワクチンに関連しているかもしれないと仄めかしている。
個々の患者のデータ自体は、それが副反応で有るにせよ無いにせよ有用なものであり、患者の救済・治療の観点からも重要である。
しかしながら問題点もあり、その最たるものが「副反応が否定できない」が途中で根拠なく「副反応」にすり替わっていることであろう。
この研究はControl(非接種群)と比較をおこなっておらず、各症状が接種者に特有なのか、接種者で発症頻度が高いのか等は分からないのにも関わらずだ。
さらに、他疾患との関連については、論文(*1)を引用してHPVワクチンでは自己免疫疾患や横断性脊髄炎の発生リスクがあると述べているが、
その論文では「他のワクチンと比べて発症頻度は高くない」と結論付けられているため、誤読か意図的なミスリードが疑われる。
症例報告で自己免疫疾患の併発が示唆されたことに関連付けてなのか、患者のHLA型を鹿児島大と信州大で調査したという内容である。
その結果、HLA-DPB1*0501の頻度が一般的な日本人の頻度より高かったと述べられている。
鹿児島大のデータ(n=19)ではDPB1*0501の頻度(恐らく保有率)が84%、
これに2名を追加したデータ(n=21)では保有率が85.7%、遺伝子頻度が57.1%であった。
Controlの遺伝子頻度は40.7%であり、患者側で有意に高かったようだ(P<0.001)。
信州大のデータ(n=14)では、DPB1*0501の保有率が71%、遺伝子頻度が46%であった。
Controlの遺伝子頻度は38.4%で、記述がないことから、恐らく有意差は無かったと思われる。
上記で保有率と遺伝子頻度を強調表示したが、それはこの2つが混同して語られているからだ。
ごく単純に説明すると、保有率の方はヘテロ接合でもホモ接合でも保有者1名として(つまり個体単位で)計算するが、
遺伝子頻度は遺伝子プール内の対立遺伝子の頻度で計算するため、ヘテロ/ホモ接合の割合によって保有率と遺伝子頻度は異なる値を示すことになる。
鹿児島大のデータを例に出すと、患者21名のうちDPB1*0501のホモ接合が6名、ヘテロ接合が12名であり、
保有率は(6+12)/21=85.7%なのに対し、遺伝子頻度は(6×2+12×1)/42=57.1%となる。
マスコミ各社の記事で見られた「8割で同じ型を保有」というのは保有率のことであろうが、
それと比較している一般的な日本人のHLA型は遺伝子頻度で示されている。
したがって、異なる指標を比較していることになり、これは印象操作以外にほとんど意味のない行為と言える。
遺伝子頻度で見れば、一般的な日本人のDPB1*0501の頻度は38.4~40.7%で、患者群が46~57.1%となり、それほど高いようには思われない
(少なくとも、「普通は4割なのに患者は8割!超高いじゃん!」というマスコミ報道よりは)。
また、健康な日本人(Control)のDPB1*0501遺伝子頻度が55% (*2) や64% (*3)の論文も存在している。
一応、鹿児島大のデータでは患者側で有意に頻度が高いという結果(10遺伝子座も調べてる割に有意水準が少し高いように思われるのだが)
が得られたことから、DPB1*0501が副反応"疑い"の症状と関連している可能性は否定できない(実際にワクチンの副反応かは別として)。
自己免疫疾患を生じ易いNF-κBp50欠損マウスに、インフルエンザワクチン、B型肝炎ワクチン、HPVワクチン(サーバリックス)、
PBS(Control)を注射した結果、サーバリックス接種群のみ海馬に自己抗体の沈着が見られた。
また、(恐らく)サーバリックス接種群でのみ末梢神経に病変が見られた。
マスコミ(少なくともTBSの)記事で「脳に障害」とされたのはこの海馬への自己抗体の沈着である。
しかし、あくまで沈着していただけであり、これによって脳に障害が起こったとは少なくとも資料中では全く述べられていない。
しかもこれはマウス実験であり、ただちにヒトの脳に適用できるものでもない。
「子宮頸がんワクチンを打ったマウスだけ、脳の海馬・記憶の中枢に異常な抗体が沈着。海馬(記憶の中枢)の機能を障害していそうだ」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長) (太字・下線は引用者による)
の2行後には
「明らかに脳に障害が起こっている。ワクチンを打った後、こういう脳障害を訴えている患者の共通した客観的所見が提示できている」(国の研究班の代表 信州大学 池田修一医学部長) (太字・下線は引用者による)
と、推測から断定への鮮やかな飛躍が見られる。
これがマスコミの誘導や切り貼りによるものか、御本人の認識なのかは不明だが、どちらにせよ不注意な発言であろう。
また、話の流れ的にも「少女たちに何が起きているのでしょうか。」からマウス実験の内容に飛ぶのはおかしくはないだろうか。
どちらかと言えば症例報告の話((1)の内容)につなげる方が自然に思えるのだが。
さらに、マウスに接種されたのはHPVワクチンのうちサーバリックスのみであり、もう一方のガーダシルは用いられていないのは疑問である。
HPVワクチンを主眼に据えている以上、ガーダシルで実験をしていないというのは考えにくいのだが、何か理由があるのだろうか。
個々の内容(症例報告、HLA型の調査、マウス実験)はいずれもまっとうなものであり、特に今回の症例報告は患者の治療を進める上でとても有用であろう。
しかしながら、各症例をHPVワクチンの副反応であると根拠なく断言し、HLA調査では「ワクチン副反応の予防法の確立」等、
マウス実験でも「神経障害の機序の解明」等のHPVワクチンによる副反応を自明とした表現が目立つ。
プレゼン資料で少し強めのことを言ってしまうというのはよくあることだが、それにしてもこれらは言い過ぎなように思われる。
薄弱な根拠でHPVワクチンの害を喧伝することは、患者救済という観点から見ても決して適切な方法ではない。
願わくは、不用意な発言は避け、研究内容に相応の穏当な表現でもって語っていただきたいところである。
今回のニュースのブクマでよく見かけたのが「WHOの安全声明は間違っていたのか」「ワクチン擁護者はどんな言い訳をするのか」等のコメントである。
ここまで読んでいただいた方なら分かっているとは思うが、池田氏の発表からは各症状がHPVワクチンの副反応であるとは言えない。
それを言うには、ワクチン接種者と非接種者を比較して、各症状の頻度が接種者で高いことを明らかにする必要があるのだ。
WHOの安全声明(*4,5)は、HPVワクチン接種者と非接種者では自己免疫疾患等の発症率に有意な差は無いという疫学的な調査の結果に基づいてなされている。
調査対象の疾患のなかには池田氏らの症例報告にもあるPOTSやCRPS等も含まれており、そのリスクも接種者と非接種者で差は無かった。
これらは日本国外での調査であるが、国内においても名古屋市の約3万人の調査(*6)では、接種の有無による疾患リスクの増加はほとんどないことが示されている。
また、池田氏の発表資料と同じページに載っている牛田氏の発表資料(*7)も必見である。
その主な内容は、器質的な原因に由来しない疼痛への対応や治療、ケアに関するものであるが、
子供の起立性調節障害や慢性疼痛といったHPVワクチンの副作用として疑われている症状が、もともと一定の頻度で存在していたことも示唆している。
以上より、今回の池田氏らによる研究発表は、HPVワクチンの安全性について既存の評価を覆すものではないということがお分かりいただけたと思う。
この文章が、報道を聞いて不安になった方や情報の齟齬で混乱している方の助けになれれば幸いである。
なお、批判的に扱ってはいるが、池田氏らの研究の内容自体は素晴らしいものである(特に症例報告)ことは重ねて申し上げておく。
もし間違いや事実誤認等の不備があれば指摘していただけるとありがたい。
さて、この文を書き終えたところで、既にこのニュースについて言及したブログを見つけてしまった。
以下二つとも、有益な情報が多々含まれているため、本増田よりこれらを読んだ方が良いかも知れない。
HPVワクチン 接種後体調変化の報道 と その周辺 2016年3月 (感染症診療の原則)
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/7279d93d6ce526b5ed61b40d8a7a01b8
*1 Slade et al. (2009) Postlicensure safety surveillance for quadrivalent human papillomavirus recombinant vaccine. JAMA, 302, 750-757.
*2 Onuma et al. (1994) Association of HLA-DPB1*0501 with early-onset Graves' disease in Japanese. Hum. Immunol., 39, 195-201.
*3 Matsushita et al. (2009) Association of the HLA-DPB1*0501 allele with anti-aquaporin-4 antibody positivity in Japanese patients with idiopathic central nervous system demyelinating disorders. Tissue Antigens,73, 171-176.
*4 Global Advisory Committee on Vaccine Safety Statement on the continued safety of HPV vaccination (12 March 2014)
http://www.who.int/vaccine_safety/committee/topics/hpv/GACVS_Statement_HPV_12_Mar_2014.pdf
*5 Global Advisory Committee on Vaccine safety Statement on Safety of HPV vaccines (17 December 2015)
http://www.who.int/vaccine_safety/committee/GACVS_HPV_statement_17Dec2015.pdf
http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/cmsfiles/contents/0000073/73419/sokuhou.pdf
*7 慢性の痛み診療・教育の基盤となるシステム構築に関する研究 牛田享宏氏 発表資料(PDF:3,890KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000116635.pdf
選べる立場じゃないのですが、聞きたいです。
皆さんは何を重視してるんですか?
話も合うし、面白いし、自分が背伸びしなくていい、一緒にいて安らげる男性です。
将来性は全くありません。
お膳立てしないと何も出来ない。非正規雇用。同じくアラサー。(歳上)
男性としては好きだし、背伸びしなくていいと思わせる要素がこれらの要素であることもはっきりしていますが
将来のこと、どう思っているかは怖くて聞けません。
悪気なく「えー特に何も考えてないよー」と言われるのが容易に想像できるからです。
それくらい普段から愛情表現をされない程度の存在なのはわかっているけど
彼のことは好きだけど、結婚とかしたら安定した生活は得られなさそうです。
結婚するにあたって
「この人のことが好き」という気持ちと
どちらを重視したほうがいいのかな。