今回はとなりのヤングジャンプ
正直、前数話にかけての展開は「なにこれ?」という感じで、何か無理やりシリアスというかドラマティックにされて置いてけぼりにされた。
いや、「育児含めて未熟すぎる母親の意識を改めさせるエピソード」として機能させたいってのは分かるんだけれども、それを考慮しても疑問符がつく展開だったんだよね。
物語はどうしようもない無常感が出てて、兄弟二人のやり取りとか、その構図も悪くない。
ただ、やや尻切れトンボというか、プロットの段階から意識して作って欲しかった。
終盤の展開を除けば、後は車による逃避行だけで、会話ばっかりだからなあ。
実際、このテのファンタジー世界で役所とかがちゃんと機能するのかっていうのは興味ある考察ではあるんだよね。
治安の悪い区画とかでゴネられたときとか、非協力の体勢の場合はどうするんだろうって。
住所は、まあ現実世界ですらマシとはいえるかもしれないけれど、私からいわせれば微妙な感じはする。
住所が分かったからといって、迷わずいける保証なんてないわけで。
ましてやこのマンガの世界観とかだと、地元の協力なしだと、仮に協力があってもそれ絡みのトラブルは間違いなく出てきただろうなあ。