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はてなキーワード: 何だかとは

2019-12-28

「いまひまなんだけど」のLINE

彼氏実家への移動で暇だと女友達LINEを送ってくる

きっといろんな人に送ってるんだろうなとは思う

けどなんだかうれしい


昨日いつものように二人で飲みに行った

彼氏と会う約束をしてるからそろそろ出ると途中で言われ解散した

前日約束をしたらしい

約束したのはこちらが早かったのに…

都合の良い間男みたいだと何だか不服だった

特別ご馳走したり、男女の関係というわけでもなく

都合の良い男と言うには何かしているわけでもないが


自分相手が居なくてこっちが依存してるのか

ついつい色々と求めてしまうところがあるのは分かっているが

ないがしろにされているみたいでちょっとつらい


前日不服だったのにもかかわらずうれしくてLINEを返してしま

さっさと彼女作った方がいいかな…

2019-12-27

2010年代面白いアニメが多かった。anond:20191227121151

たった10本じゃ総合力が高いメジャー作品ばかりになってツボにはまった系が選びにくい。

魔法少女まどかマギカ

毎週心をかき乱された、イヌカレー空間のお洒落さ可愛さ、話の引っ掻き回し方全てが楽しかった。

妖怪ウォッチ

何本も短編を突っ込んでくるスピード感お得感とネタキャラの出来の良さ、子供向けアニメに新たなスター誕生したインパクトは大きかった。

TIGER & BUNNY

色々辛いイベントも起きていたのに、一貫して作品を包む空気感の力強さ明るさバタ臭さがたまらんかった、見た後に何だか元気が出る他にはない魅力。

進撃の巨人

クオリティストーリーアクションキャラも全てが何かもう凄かった、今も凄い、今進撃の巨人本編も最終回に向けて最高に面白いし、原作漫画面白さを教えてくれて感謝しかない、理想アニメ化。

ユーリ!!! on ICE

音楽衣装振り付けを何個もアニメキャラのために考えて、あれだけきれいに動かす豪華さに度肝を抜かれた。

オリジナルアニメなのに人気漫画家がキャラデザだけではなくストーリー原案脚本担当しているのも豪華。

フィギュアスケートがこんな豪華なアニメになっていいの?マジで?と夢のような出来だった。

ジョジョの奇妙な冒険

大昔から大好きだったジョジョがこんなに素晴らしいアニメになって嬉しすぎた

理想アニメ化。

色や音演出全てに置いて独特な世界観を作り上げて原作の濃密な空気を見事にアニメにしていて感動する。

ジョジョを一気に盛り上げた功労者

おそ松さん

赤塚先生原作を強みに変えて、画風を活かして画面がおしゃれでかわいい

もともとのキャラの強さに負けない、大人になったキャラ達のキャラ付が見事だった。

昭和感も払拭していて今のアニメって感じで新しい。

垢抜けとネタ面白さのバランスも良かった。

宝石の国

日本セルアニメ3Dアニメもここまで来たんだなとびっくりした。

ビースターズ面白いオレンジには信頼しかない。

はたらく細胞

気がつくと録画したのを何度も見たり単行本を買ったりしていた。

とにかく心地良く為になる。

今でも子供病気予防接種説明をする時に重宝している。

クロスアンジュ

色々酷さをぶっちぎってるけど圧倒的生命力を浴びる楽しいアニメ、これ以上好きなアニメいくらい好き。

2019-12-26

携帯ショップ店員時代 本当にあった怖い話

1.電話説明じゃ操作方法が分からないので家に直接来て教えろとのたまうお客様

  丁重お断りしたところ殺害予告を受ける

  その後店舗に乗り込んできて「お客様への姿勢がなっとらん」と30分説教された末、店長の指示により店頭土下座させられる

2.後輩に店番を任せ昼休憩に行っている間に操作方法を聞きに来店されたお客様

  戻ると何故かスタッフが一人もいない店内に怒り心頭のおばあちゃんが一人

 「勤務中にほっつき歩いて客を待たせるなんて何を考えてるの」と30分説教を受ける

  店長の指示により店頭土下座させられる

 (ちなみにその間店長タバコ休憩に行ってて後輩はバックヤードで寝てた)

3.研修と称して若い社員のみが真冬夜の海に連れていかれ、真っ暗な浜辺でスーツに裸足で円陣を組まされる

  順番に海に向かって今後の目標を叫べと言われ、何が何だかからなくなり号泣しながら海に向かって絶叫

4.研修と称して超体育会系居酒屋の朝礼に参加させられる

  職場への感謝というテーマで一人ずつスピーチ(という名の絶叫)をさせられ何故か涙が止まらなくなる

5.諸事情により自分プライベート携帯お客様電話をしたところ、その後シフトや日時を問わず問い合わせの電話プライベート携帯に入ってくるようになる

  休みの日にもアドレス登録の仕方がわからんみたいな用件で電話がかかってくるので番号を変えたところ、怒り狂ったお客様が店に乗り込んできて損害賠償請求される

  土下座で丸く収める

6.残業代アルファベットチョコレート


7.勤務中に会社PCエッチサイトを見ていたことがバレる

2019-12-24

anond:20191224105510

ネットで買えるんだっけ

ありがとう、今買った

 

いや買える薬局はいくつか知ってるんだけどね

頭痛いなーと思ってドラックストア行って売ってなくて、別のドラックストア行って売ってなくて、別のドラックストア行って売ってなくて

ってやってると何だか死にたくなってくるんだよね(渋谷新宿は大体そう、たぶん客が多いからそれで成り立つんだろう)

せめてパット見で分かるようにしてほしい

日用品を買いに来てるのではない薬を買いに来てるのだ(´・ω・`)

2019-12-22

工業高校女装して通ってた

工業高校に通っていた頃を、ふと思い出した話

 

時代からバカ学校だったからか、学校祭の準備期間になると制服を着ている人のほうが圧倒的に少なかった。

作業着を着てるのはまだ良い方で本番に着る衣装をそのまま来てる人も大勢居た。先生さえも変な格好している人もいたくらい。

 

そんな中、俺は学祭女装することになり衣装合わせを行った。

正直自分でも可愛いと思えるほどに仕上がり、周りからは似合う似合うと煽てられて買い出しに行ってもまったく不審がられず、

周囲からは少し女を意識したような扱いをされて有頂天になった俺は何を勘違いしたのかその後も女装を続けることにした。

他のコスプレじみた格好をしている人に比べれば女装なんて大した問題じゃないと本気で思ってた。

 

委員だったので女装姿で校内を闊歩し、女子がいることに驚く男子の様子や、不穏な視線に過剰なスキンシップさえも心地よく

そのまま学校祭が終了した後も夏休み突入するちょっと前までずっと女装してた

 

試験夏休みを挟んだお陰で道を踏み外すことは無かったけど、女性チヤホヤされたいって気持ちもの凄く良くわかった。

女子男子チヤホヤと、男子女子チヤホヤレベルが段違いで、心がフワフワしてとても心地よくなる。

 

かにつけて話を続けようとしたり触れようとしてきたり、スカートが揺れたら視線で追う姿が何だかとても可愛いと感じてしまう。

最初こそ胸の大きさ控えめ・ヒザ下丈の長ーいスカートだったのに、煽てられたり貢がれている内に

高いウィッグとそこそこ大きな胸(柔らかい偽乳)・膝上20以上の超ミニスカ穿いてお姫様気取りだった。

実習の時間は流石に女装は解除していたけどそれでも周りの反応は全然違った。

 

今思い出しても結構面白い思い出なんだけど、道を踏み外すことが無くて良かった

そして何故先生は注意してくれなかったんだろう

2019-12-19

昔好きだったエロゲソングを数年ぶりに聞いた。泣いた。

もう10年ぐらい会っていない友達を思い出した。

ちなみにお互い男、ちなみにお互いホモではない。

相手自分をどう思っていたのか分からないけど、自分は彼が人間的にとても好きだった。

社会に馴染めなさの形がそっくりだった。

その友人とはもうずっと連絡を取っていない。

あんなに好きだったはずなのにいつの間にか疎遠になってしまった。

理由はお互いがヒキニートになったから。

その頃仲の良かったグループは、最終的にはニート就職浪人だらけになる本当にどうしようもない奴らの集合体だった。

その中で彼は最初ニートになった。

ふと学校に来なくなり、溜まり場のゲーセンにも部室にも来なくなり、飲み会に呼んでも来なくなった。

それでも半年に一度ぐらいは気まぐれに集まりにやってきた。

自分は彼から2年ほど遅れてニートになった。

自分は彼とは違い完全に引きこもり誰とも会わなくなった。

2年ほどしてふと憑き物が落ちたように社会に戻り、それから5年ほどしてその頃の友人の1人にたまたま街で会った。

その際、あの頃のグループは半分ほどが連絡が取れなくなっていて、自分もその1人であり、彼もまたその連絡の取れない1人であると聞いた。

それから今日まで5年ほど、偶然合流した自分は残っていたメンバー同士の集まりに時折顔を出している。

5年経っても彼の足取りは掴めない。

年に一度ほど彼の名前でググってみるが、年齢の違う同姓同名人物しか出てこない。

自分も彼もエロゲが好きだった。

モテなくて冴えなくて何も特技もないくせに、お手軽に特別人間であるかのように振る舞いたかった当時の自分たちにとって、エロゲはとても都合が良かった。

友情や愛や人生の素晴らしさを謳った物語毎日読み進めておきながら、その感想と共に「リア充死ね」「現実はクソ」と語り合った。

あの頃の毎日は本当に酷かった。

酔生夢死の極みとしか言いようがない。

だけど、自分気持ちをわかってくれる人がいるという気持ち人生で一番強く感じていた時間だった。

モテなくて当然のクズ人間のために作られた心も身体オナニー出来る物語存在自分の心を救った。

「僕はここにいてもいいんだ」の心境である

自分たちをターゲットにした商品存在、それを楽しんでいる人間日本中ネット中にいることに救われた。

そしてそんな人間自分の目の前にもいた。

当時一緒にダベりあったくだらない仲間たちだ。

その中でも彼とは本当に馬があった。

馬があうからこそ、お互いに世の中が嫌いでひねくれていて人間嫌いを拗らせていたからこそ、お互いに相手を引き止めきることが出来ないまま離れ離れになったのかも知れない。

彼と自分エロゲ趣味微妙に噛み合わなかった。

彼は姉が好きで、自分は妹が好きだった。

彼はスレンダー系の後輩キャラが好きで、自分ロリ教師が好きだった。

彼はダダ甘の恋愛ストレートな陵辱を好み、自分SF要素の強い作品と最終的にラブラブになる調教を好んだ。

それでも名作と言われるような作品群に関してはお互いに高い評価を出した。

何だかんだ自分達の頭では評価なんて出来てなくて、互いがよく行く評価サイト言葉鵜呑みにしていただけなのかも知れない。

エロゲソング趣味も若干噛み合わなかったが、それでもやはり名曲神曲の類はお互いに素晴らしいと認めては口ずさんでいた。

学校食堂キモいオタクエロゲソングを口ずさんでいた。

今思うととんでもない迷惑行為だ。

その頃歌っていた曲を久しぶりに聞いた。

少しずつエロゲに興味を失いエロゲソングも聞かなくなっていた為数年ぶりにその曲を聞いた事になる。

曲の歌詞が染み込んできた。

エロゲキモヲタの集まりの中に篭っていた頃は響かなかった歌詞までが流れ込んできた。

遠くにいる誰かを思う詞、会えなくなった人を待つ詞、あの頃より強くなれた自分での再開を信じる詞、同じ気持ちでいることを願う詞、そういった歌詞を聞きながら今までの人生で色んな人に支えられてきた事が蘇っていった。

その思い出の中に彼はいた。

彼は今どこで何をしているのだろうか。

未だにネットゲームでダラダラと暇をつぶしている自分と違って脱オタしてちゃんと家庭を持ったのだろうか、今でもニートをしているのだろうか、それとももうこの世界にいないのだろうか、自分とまた会いたいと思っているのだろうか、人生の汚点として二度と顔を合わせたくないと思っているのだろうか。

そうしたイメージが浮かぶ中でふとこう思った。

「今この瞬間、彼も自分と同じように、あの頃好きだったエロゲソングを聞いて、懐かしさを覚えていたりするんじゃないんだろうか」

そう思うと涙が出てきた。

『もしかしたら、そんな事になっている可能性も0ではない』という事が本当に嬉しかった。

自分と同じ気持ちを抱えて生きている誰かがこの世界のどこかにいるかも知れないというだけの事に、こんなにも心が震えるのかと自分でも驚いている。

そして、彼がそうであるのかも知れないのなら、どこかにいる自分とまだ出会っていない自分達と同じような人間が同じことをしている可能性もあって、この世界に60億も人間が居るのなら、自分と同じような生き方をしている人間もそれなりにいるのではないかと思うと、自分がここにいる事が何かの間違いなんかではなかったと信じられるような気がする。

彼は今どこで何をしているのだろうか、幸せに生きているならそれでいい。

ブラック企業で働いているとしても、彼が生きているならそれでいい。

たとえ死んでいても、彼がそれを望みその願いがかなったのならそれでいい。

たとえ事故で死んだとしても、彼がこのクソみたいな世界から抜け出して天国で楽しくやっているならそれでいい。

もしも彼が今でもニートをやっているとしても、それは俺たちの人生において普通にありうる可能性なんだからそれでいい。

もしも彼が今でもエロゲをやっているのならそれは素晴らしいことだ。

もしも彼が今でもエロゲソングを楽しく聞いているのならそれは嬉しいことだ。

もしも彼が久しぶりに聞いたエロゲソング歌詞に感動して何故か涙を流したのなら、流石にここまでいくと妄想だ。

でもその妄想現実かも知れない可能性があるのだから、世の中は俺が思っているより少しだけ優しいのだろう。

2019-12-18

anond:20191218142359

はあちゅうの叩かれっぷりに比べるとネタ枠で消化されてる感があるのは

やっぱり何だかんだで若いからだろうか

2019-12-17

anond:20191217230017

人工地震といえば、これが気になってしょうがない。

CIA(の前身)が第二次世界大戦中に日本に対し地震兵器検討していたという公文書

https://blog.goo.ne.jp/zaurus13/e/91de5b468befd544004e4c1c7b264c0d

https://blog.goo.ne.jp/zaurus13/e/e851956ca6d53c8d96688462b2987d29

英語の原文の画像何だか本物っぽい雰囲気。でもこれを引用してるサイトはどれも怪しくて、まともな所のお墨付きが見当たらない。

公文書なら裏付け取る方法もあるはずなんだろうけど、自分英語力じゃそれも難しい。

ネットロアのブログの人が調べてくれないかなぁ。

anond:20191217162140

人間だったら何だかんだ理屈をこねてやらないか

つっけんどんな返しや無視を繰り返して子供が何も言えない状態にするだけ

機械に置き換えたほうがいい

anond:20191217115306

まさにここ匿名増田日記に居るような喪男エンジニアとかを相手婚活すると良いと思うぞ。

何だかんだ言ってはてなという空間は、かつてほどではないがやはりまだ高学歴理系男子が多い。見てくれは多少モサいのが多いが、何、エンジニアプログラマ技師として稼いでくる安定した高収入と比べれば野郎ルックスなんて1ミリくらいの価値しかない。

元増田はまだ27歳だから、まだ外見に自信あるなら余裕で良い理系男子を釣れるだろう。

何だったらここで交際相手を探してもいい。この増田日記交際相手募集を掛け、何人か釣れたらあとはDMか何かで個別に連絡を取り、信頼出来る男子年収高そうならそのまま会ってみればいい。

人生、いつだって今この瞬間が一番若いんだ。30歳になってからじゃ遅いぞ。27歳の今行動するんだ。OK

元増田に幸あれ!

2019-12-15

40ちょいのオッサンが20ちょいの女の子チヤホヤした結果

とある趣味の集まりに20代の女の子がいた。美人ではないし、陰気味だけど、真面目で清潔感がある。

俺は40過ぎたオッサンから仕事関係ない場所若い子と一緒にいるだけで何となく嬉しく、「うおお。可愛いぜ」とか思ってしまうわけだ。

若いからすれば恐怖と嫌悪なのは重々承知だ。

から慎重に距離を取って、話の内容に気を遣って、ゆっくり距離を詰めて、普通に雑談したり、話しかけて貰えるくらいまで仲良くなった。あわよくば飯を奢ったり、飲みに行けたら嬉しいと思うが、どう見てもパパ活だ。俺は上等だけど、その子はイヤだろうな。でも可能性は0ではない?

などと思っていたら、ある時1ヶ月ほどヒドい塩対応を喰らった。LINEだか何だかスマホに集中して話しかける隙を見せない。無視される。上手くタイミングを見つけて話しかけても「知りません!」と一発で会話を打ち切られる。

怒らせるようなことをした記憶はない。誰かから悪口でも吹き込まれたか若者たちが「あのオッサンキモい」とか嘲笑ってるのかな?「やっぱオッサン無理ww」とか思われたか精神的にツラくなって、話しかけるのをやめた。

しばらくしたら、その子から俺の方に話しかけてくるようになった。愛想も前より良い。

どう言うことだ?

せっかく話しかけられても、前の塩対応トラウマが蘇って会話が続かない。話ていて辛くなる。

ここは大人の懐の深さでもう一度その子と仲良くしてみよう、とも思ったがダメだ。

トラウマになってる。体が「この子無理!」と拒否してる。

結局今は、会話がないと不自然な状況で無難言葉を交わす程度の関係になった。これがあるべき姿かもしれない。少し寂しい気もするが。

2019-12-13

自分がわからない、なおしたい

就職活動の時、自己分析をした。しかし、自己分析を通して発見したのは、「過去自分他人に思える」「自分気持ちがわからない」ということだった。しかし、それらしいことを書いて出したらうまくいったので、「この感覚は私の生活問題ではない」と判断した。

実家帰省した時も同じような感覚に襲われた。昔自分が書いたもの他人のものに思える。高校に遊びに行っても、どこになにがあるかは覚えているのに、ここで3年過ごした自分を実感できない。

それは、私が自身問題の根幹を成している過去をすべて否定し、目をそらしていたことのあらわれにほかならなかったのだと、今は思う。

浮気をして、恋人を傷つけた。私にとって、そばにいる人を何らかの形でどん底に突き落とすことは初めてじゃない。

何が恐ろしいかって、同じ過ちを繰り返すところだ。今度こそ大丈夫、私はまともになった、そう本気で思い込んでいた。それがすべて間違いだったと、こういう形しか気付けなかった。

このことを友人に話したところ、「同じ過ちを繰り返すってことはなにか必ず原因があるはずだ。なんでそうなったと思う?過去について考えたことある?」と聞かれた。

この質問は私にとって目から鱗だった。私は現状の問題過去のせいにするのは、甘えで逃避だと思っていたからだ。だいたいのことは気合で乗り切る。つらくても明るく振る舞う。それが正しいと思っていたから、過去ことなんて、いつもいいことしか振り返らなかった。

「私は親に愛され、なにひとつ不自由なく育った。少し問題はあったけど、それを乗り越えていける家庭だったし、良いことを学んだ」

「私はパニック障害発症したが、それを乗り越えることができた。そのため、パニック障害であったことは過去のことだ」

「私はかつて多くの人を身勝手に傷つけたが、今はもうしない」

「私は友人たちと楽しく生活することができる」

「私の人生は豊かで、今までの失敗はそのためにあった」

マントラを唱えるように私はこれらのことを刷り込んだ。後ろ向きになることは逃避・甘えであり、常に未来をよりよくするために過去は全て封印すべきだと思っていた。しかしそれが重大な過ちであり、結局は自身の抱える問題の根っこを放置して、腐らせていた。

私は過去自分を強く否定して、現状の自分肯定しようとした。その結果、過去現在とのつながりが断ち切られ、自己連続性を失った。

私は過去自分に対して冷たい目線を浴びせ続けた。それが前に進むために必要な「自分に対する厳しさ」であると信じて疑わなかった。

カウンセラーさんはこう言った。「あなたは、過去自分と同じ目に今遭っている人が目の前にいても、その人に対して自分過去に向ける厳しさを同じように向けるの?しないでしょう?他人にしないことを自分にしてはいけない、自分気持ちを抑えるから他人気持ちにも鈍感になる。過去自分を抱きしめてあげなさい」

抱きしめる?過去自分を?抱きしめるに値しない、罪深い自分を?それがなんの解決になるの?

その瞬間、頭の中にはっきりとヴィジョンが見えた。高校生の自分中学生自分小学生自分。こんなことは初めてだった。

彼らの報われない思いが、私には耐え難かった。それは、私の根っこだったから。それを無視すれば、健常者としてやっていけるんだと思っていた。

小さい頃について、思い出すのは、お母さんが私のことを「かわいい」とたくさん言ってくれた記憶。でもそれは、珍しいことだったから心に残っていたのかもしれない。彼女は病に伏せっていて、感情の起伏が激しかった。私は、彼女彼女なりに努力し、苦しんでいたから、あのとき優しくしてほしかった、と求めるのは彼女否定するようで嫌だった。そんな感情を持つ自分は優しさにかけていると思っていた。

カウンセラーさんは「あなたの言う通り、お母さまは悪くないし、仕方がなかったことだけれど、あなたが寂しいと思った気持ちまでは否定してはいけない」と言った。まだ腑に落ちていないし、怖いからあまり考えたくない。

弟が生まれた。年の離れた、かわいい弟。私は弟の世話にのめり込んだ。自分の中で初めてわいた、血の繋がったまだ弱い存在へのとめどない愛情。それは劇的で、強烈だった。

そのとき子供なりに思った。「私は愛されるんじゃなく、愛す側なのだ」と。愛をもらう側じゃなく与える側の使命があって、こうなっているんだ、それはきっといいことだ、と納得した。弟は、ほんとうに、ほんとうに可愛くて、たまらなかった。

中学生の頃に、特発性過眠症になった。居眠りを繰り返してしまうが、成績は下げたくなかったので、勉強を頑張った。けれど、職員室で「そんな病気ほんとうにあるの?」と笑われた。意欲・関心・態度は最後までBだった。ジョーカー観た時、警察にそんな病気あるの?ってジョーカーが言われるシーン、その時のことを思いだして泣きそうになったな。

話は飛んで、あれは高校1年生の頃だった。突然私はパニック障害になった。ほんとうに、突然だった。過眠症は薬も処方されて改善に向かい友達もできて、彼氏もいて、部活も楽しくて、とてもいい感じだったのに、急にすべてが壊れた。

母は私の発作を思春期特有不安定さとみなし、「病院なんてとんでもない。寝て治しなさい」と言った。家にいてもずっと不安で逃げ場がなかった。

今なら、彼女がなぜそんなことを言ったのかわかる。自分と同じ運命をたどる娘を「異常」とみなしてしまえば、自分も異常者になってしまうから…だから彼女は悪くないんだ。彼女は精一杯やっていた。

でも私は、ほんとうは、とてもとても辛かった。誰も味方がいなかった。とうぜん高校生同士の恋愛なので彼氏もいなくなった。部活もやめなきゃいけなかった。友達とも接することができなくなった。なんで?とずっと思っていた。ようやくかかりつけの小児科ソラナックスを処方されたが、ずっと不安定だった。助けてほしい、助けがほしい。

私は、これらの気持ちを全て否定することになった。なぜなら、私はこの感情に振り回された挙句、過ちを犯したからだ。感情暴走するから誤る。ならば、感情をなくせばいい。そう思った。それはある程度は上手くいったのだ。

パニックは昼夜関係なく何度も私を襲った。安心できる時間ひとつもなかった。私が助けを求めたのは、男性だった。性行為をしている間もずっと怖かったが、ひとりぼっちよりましだった。

「助けてあげる」と言われてついて行ってしまった。いけないことだとわかっているのに、やめられなかった。次第に、私はこの関係肯定するようになった。生きるために必要なんだ、間違っていないんだ、と思い込むようになった。

そこから、私は人の感情を利用する癖ができた。「女」であることを供給すれば、愛されるんだ、と思った。小さい頃可愛がられたかった気持ちや、パニック孤独だったこと、過眠症という理解されづらい病気も、すべて恋愛感情といフィルターを通してならどうでもよくしてくれるみたいに感じられた。私が弱ければ弱いほど、みんな心配してのめり込んでくれた。

私は当然まともな関係を築けなかった。急に嫌悪感を抱いたり、うっとうしくなったりして、相手を突き放した。悪いことだとわかっていた。私の行動は変わらなかった。

大学生になってうつ病になり、ますます生活が困難になって、当時の恋人にかなり依存して生きていた。生活能力は皆無だった。そのことで自分を責めた。やつあたりもした。彼に世話をされるたびに、「私が何もできないことを本当は馬鹿にしているくせに!」と泣きじゃくって困らせた。認知が歪んでいた。彼を突き放してまた複数人間関係を持ち、試し行為を繰り返し、失敗し、変わりたい、と何度も思い、変われなかった。

私は、これらのことに一番蓋をしている。不安定だった自分も全て蓋をしている。この経験をどうこう思う以前に、なかったことにしたがっていた。精神的に不安定自分も、全て否定した。

から私は変わらなかった。表面上はニコニコとしていても、ずっと影は付いて回っていた。「私は大丈夫、もうまともになった」何度も何度も思い込んで、実際それは、途中まではうまくいっていたように錯覚された。ほんとうはずっと、ゆがんでいたのだ。

うつ病が治って、しばらく安定していた。この間に、社会生活での困難はほとんど解決された。ようやくまともになってきた、と思った。やがて恋人ができた。弟に感じていた愛情に近いものがあった。なんでもしてあげたかった。でも、相手を大切にしていたつもりで、その根底にはやっぱり見捨てられたくないという気持ちがあった。

私は過去を笑い飛ばしながら話した。こうやってあったことを矮小化して、強い自分を示したかった。そんな自分恋人が眉をひそめているのにも、私は気づかなかった。

私は最後まで、高校生の時のことは話せなかった。

浮気が発覚して、「化けの皮が剥がれた」と彼は私を表現した。その通りだった。私は元から人を愛せないのだ。無理をして軋んだ自分を埋めるように、酒を浴びるように飲み、過食し、そして再び不貞行為をした。私は何も変わらなかった。それどころか、より残酷な化け物に進化した。

人と親密になり、尽くしてやり、コミュニケーション能力を磨き、知識を貯め、あの手この手で、恋愛に限らず、すべての人間関係を求めた。たくさんの友達を作ってそばに置いた。とても満たされていた。

このことで、もっとも近しい人を最悪の形でどん底に突き落とす自分の加害性は、より際立つ結果となったと思う。

私はずっとずっと前から自分の加害性に気づいていたのに、愛されたくてそれを隠す努力ばかりしていて、加害性そのものをどうにかしようとは思わなかったのだ。勉強したり、化粧を覚えたり、流行りの歌を歌えるようになったり、接客コミュニケーションを磨いたり、そういったことが正しい努力だと思っていた。違った。しかし、努力しているか大丈夫、私は治った。もうひどいことなんてしない。そう慢心した。

不安定な時は一瞬で滑り落ちるようで、気づけば元の木阿弥だった。

そういえば、「コンビニ人間」について彼と話した時に、意見が真っ二つに別れた。彼はあれをバッドエンド寄りの解釈をして、私はすばらしいハッピーエンドだと思ったのだ。あんなに素敵な話はないと思っていた。リトマス紙のように、私たちの住む世界がまるで違うことを、あの小説は示していた。

カウンセリングや友人との対話を通して、私にとても似た精神疾患があることを教えてもらった。17歳のカルテのスザンナと同じ病気17歳のカルテを見た時は、スザンナと私は全然似ていないと思ったし、その時興味を持って調べてみた時も、こんな人もいるんだな、と思っただけだった。

真夜中のパーティのシーン、スザンナのカルテにはこう書いてあった。

自己像 関係 気分の不安定目標不明確 衝動的。自傷行為 カジュアルセックス反社会性と悲観的態度が顕著である

どうしてこれをみてさえ、あの時の私は、これが自分と似てないと言えたんだろうか、何だか笑ってしまう。

それはやっぱり、自分とぜんぜん向き合ってなかったし、そもそも自分がなんなのかもわからなかったからだと思う。

実際のところにているだけで全然違うのかもしれないし、わかったところでなにかが解決することでもない。

ただ、私が住んでいる、この無限に先送りされる世界感は、どうしようもなく加害的で、ちゃんと生きるためにはそれなりの時間と、努力と、誰かの知恵が必要タイプ問題だったということはわかった。それを矮小化して、根性論自分押し付けて、ひとりでやろうとしたから、私は自分の歩く道と、そこにたまたまいただけの罪のない人を焼き払ったのだ。

私は怖い。友達はいまでも私に寄り添ってくれるが、友達わたしに「あなたの好き」と言ってくれる部分さえ、もしかしたら、こうした歪みや病理の表出でしかないのだとしたら?すべてがひっくり返ってしまう。私ってなんだろう。

私にチャンスはもうないかもしれない。チャンスがあったとして、それに縋る資格すらないのかもしれない。私はそれでも、まともに誰かを愛せる自分になりたい、と、まだ、こんなになってさえ思ってしまう。

くじけそうになったとき自分がわからなくなった時に戻ってこれるように、増田にそっと流す。

対人関係自己像、感情などの不安定性及び著しい衝動性の広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。

以下のうち5つ(或いはそれ以上)によって示される。

1. 現実的に、又は、想像の中で見捨てられることを避けようとする 「なりふりかまわない努力」(見捨てられ不安

2. 理想化とこき下ろしとの両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる、不安定で激しい対人関係様式

3. 同一性障害:著明で持続的な不安定自己像又は自己

4. 自己を傷つける可能性のある衝動性で、少なくとも、2つの領域にわたるもの

(例:浪費、性行為物質乱用、無謀な運転、無茶食い)

5. 自殺の行動、素振り、脅し、又は自傷行為の繰り返し

6. 顕著な気分反応性による感情不安定

(例:通常は2~3時間持続し、2~3日以上持続することは稀な、エピソード的に起こる強い不快気分、苛立たしさ、又は不安

7. 慢性的空虚

8. 不適切で激しい怒り、又は、怒りの制御の困難

(例:しばしば、かんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いの喧嘩を繰り返す)

9. 一過性ストレス関連性の妄想観念、又は重篤な「解離性症状」 (注2)

朝起きたら胸の真ん中らへん、急に心臓のあたりが急に痛くなった。

うんこが出ないときの腹痛に似た痛みで、一時すごく痛まったのだが、本当にうんこしたり朝ごはん食べている間におさまってきた。うんこは食前と食後の2回出した。

痛みの感覚わずかに残っているだけで痛くない、という感じ。この時起きて痛くなってから30分ほど経っている。

昨日久しぶりに古文を読んだ。

太平記をつらつらと読んでいるのだが、長い文章の途中で主語が変わるアレを数年ぶりに読んで何だかとっても懐かしくなっちゃった

古文は本当に外国語みたいだなと思いつつ、意味を汲み取れるようページを右往左往しながら読み進める。

2019-12-12

ヴィーガンにも環境活動家にもフェミニストにも弱者人生は救えない

 ヴィーガンかいう人々がいるらしい。動物人間と同じように扱うべきだと考えて動物を食べないとか。ふーん。結構なことだ。

 なんとかい環境活動家がいて、こいつを批判する人は現実から逃避したい人だとか少女が偉そうにしてるのが気にくわない差別主義だとか言われるらしいね環境保護、立派と思います

 エロ本萌え表現存在するだけで女性差別が強化されると思い、男女平等理想のために表現規制をしたいフェミニストってのがいる。男女平等、偉い偉い。

 でもこいつらは、人間人生に、人生意味生き甲斐を与えることにはすこしも興味がない。「平等であれ」という倫理世界に広げることには興味があっても、社会の片隅でひっそりと生きている独身弱者男性の生きがいが奪われることには興味がない。

 

 人生意味を語ることは非合理な宗教信者しかできない。世界はただ存在して、人間は誰かが避妊せずセックスした結果としてのみ生まれ生物学必然としてのみ死んでいく。この世界で、子孫を残す望みのない弱者独身者は、孤独人間は、何を希望に生きればいいのか?ただ自分寿命を維持するためだけにクソみたいな労働をして、雀の涙みたいなカネをもらい、家畜の餌みたいな飯を食うだけの人生を浪費する。こんな人生に何の希望があるのか?

 

 虚無にまるっきり等しい人生ごまかすためのもの何だか分かるか。1つは肉を思い切り焼いて食うこと。1つは度数の強い酒を飲むこと。1つはオナニーをすること。強い快楽を脳に浴びせ続けて、絶望を忘れ続けることだ。

 上に挙げたような人たちは倫理的に生きることだけを至上命題としている。それも、動物未来世代女性と、他者との関係の上での平等を中心にしている。でも僕たちが倫理であるのは人間関係を円滑にして自分生存を維持するためであって、全ての動物地球で仲良くするためではない。環境大事にしようと思うのは残された子供世代が生きることを考えているから生まれる考えであって、独身子供を持たない人間にはなんの利益ももたらさない。社会で生きる女性就職賃金地位の面で不利益を受けているのは正されるべきだと思っても、わざわざ見に行かなければ何の影響ももたらさないような表現規制することが女性社会進出に役立つ度合いが、弱者独身男性のオナニーの機会を奪うことまで正当化できるほど大きいとは思えない。

 

 僕たちの生きる意味、いや、生の絶望ごまかすための手段が、こんなことで制限されていいとでも思っているのか。

 倫理的に生きることは、よく生きることに優越しない。絶望生存のぎりぎりのラインを生きる人に、そんな強い倫理要求を課す権利があるなんて、何で思えるんだ。リベラル欺瞞なんてことが言われるのは、他者と対等に交感しあい友と親しい関係を築くことが人生意味だなんて大層なことを言いながら、自分達には下品な性欲も食欲もありませんみたいな振りをしつつ、それを代替人生意味を補うための家族友達金も職業弱者が欲しいものは全部持っていて、何もない孤独独身男性に偉そうな倫理マウントをとるからだ。

 現代倫理エリート活動家どもには、人生無意味直視してもらいたい。弱者孤独独身で救いようのないゴミ人間も、命を持って生きていることに対して向き合えないなら、お前たちの思想にも活動にも何の意味もない。

脱喪して恋愛ソング共感出来るようになった

脱喪って響きは読モっぽいよね。

社会人になって初めて彼氏できた元喪女です。

告白されたのも彼氏が初めて、経験人数も彼氏だけ。

現役喪女時代は1人だろうがなんだろうが彼氏いてヤってりゃリア充だろうが死ねと言う気持ちでしたが、実際のところ彼氏ができても別に自分モテるようになったわけでもないし、彼氏出会ってなかったら彼氏出来てない人生継続してたろうし....って思ってしまます

なので喪女感覚全然残っていて、かと言って完全喪女からしたらお前は喪女じゃねぇよファッション喪女語んなカスってなるのも分かるので何だか悲しいですね。

アニメも追えてないしイベントも参加出来てないのに気持ちオタクなままなのと同じなんですかね。事実ではなく気質問題

2019-12-11

ジャニーズ】はレッテルなっちゃったよね

初めに。

ジャニーズとして活動する人、応援する人、支える人、そういう人たちを攻撃するつもりはありません。




単純な事で、ジャニーズっていつからブランドではなくてレッテルなっちゃったよね、って話です。
以下は自分体験談で、ジャニーズ認識〜苦手〜嫌い〜好き〜今を書いてます
興味がない人は読まなくて良いです。
今、自分関ジャニ∞の一部と渋谷すばるさんが好きです。
村上さん良いよね、親からもらった体を大切にして頑張ってる姿が素敵です。
「見た目がジャニーズじゃない」ってからかわれるけど自分は好きです。











ジャニーズを知る。

小学生の時、ジャニーズという存在を知った。
当時、毎週金曜のゴールデンタイム放送されていた《ミュージックステーション》では必ずジャニーズグループ、もしくはアイドルが1〜2組出ていたのを不思議に思っていた(今は見てないので知らん)
バカ正直、素直すぎると言われる自分が持った感想
「他にもミュージシャンはたくさんいるのに、どうして歌が上手くない人たちが出ているんだろう」
「見た目はかっこいいと思うけど、ミュージックステーション音楽を楽しむ番組じゃないのだろうか?ならばこのジャニーズというのはふさわしくないんじゃ?」
だった。
でも好きなミュージシャンが出るときは見ていた。

ジャニーズで誰が好き?

クラスで聞かれることがあった。
ジャニーズなら誰が好き?」
どうしてジャニーズに絞ってくるのだろう?
当時の私は踊る大捜査線を見ていたから「ジャニーズは興味ないけど、芸能人なら柳葉敏郎さんが好き」と答えた。
当然「誰?」と聞かれる。
我ながら空気を読まない子だったと思う。

ジャニーズが苦手になったきっかけ。

中学に入って部活動の先輩(ジャニーズ好き)から同じ質問をされた。
踊る大捜査線 THE MOVIE2を見た後で、当時名前がわからない俳優さんを好きになっていたので、その人の事を伝えたら「名前も知らない俳優が好きなんて」と鼻で笑われた。
ジャニーズ知らないなんて遅れてる」「可哀想」と言われて先輩が好きだったKAT-TUNCD押し付けられる形で貸りて聞いた。
たかも「作られた感じがある音(声?)」がどうしても受け入れられなくて、結果ジャニーズが苦手になった。
(余談だが、この名も知らない俳優さんは後に佐々木蔵之介さんと知りました)


嫌いになる決定打になった【悪夢コンサート

高校生の時、そういうのとは無縁に過ごしていた。
人並みに当時流行っていた曲を聴いていたと思うが、《ジャニーズ》と聞くと無意識に避けるようになっていた。

バイト先で同い年のジャニーズ好きの子がいた。
基本的に人の好きなもの否定したくないので(たまたま自分には合わないだけだと思う)分かる範囲適当に話を合わせていたのだが、それが仇となったのか「チケット代は要らないから物販から付き合ってほしい」とコンサートに誘われた。

人生初のコンサートに物販、チケット代は不要地元の会場へその子と行けば良い。
CD音源ではなく、生歌なら好きになれるかもしれない」とか「これも良い経験」とか、色々思ったので誘いに乗ることにした。

当日は始発で現地へ向かって、物販の列に並んだ。
徹夜ダメだ」と言われていたようだが、始発で向かうと結構な人が既にいて、列ができていた。
早朝から並んだが順番が来るまで&物販開始まではかなり時間があったので、友達の朝食と飲み物コンビニまで買いに行った。
以降、欲しいものがある時は交代で買いに行くようになった。

自分は欲しいものがなかったが「周りから変な目で見られないように最低限ののモノを持とう」と考え、ペンライトうちわを買った記憶がある。
(後日、どちらも一緒に行った子にあげた。)

開場は18時ごろだったと思う。
「席は決まっているから急いで入らなくても大丈夫」と言われたのでゆっくりと会場内に入った。
決まった席に着くと目の前がなんだか広く、一緒に行った子がとても興奮していたのを覚えている。

いざ始まると、大音量音楽大音量黄色い声援に圧倒された。
「ここにいて良いのだろうか」とさえ思うぐらい一瞬で空気が変わって、始まって暫くは驚いた顔をしていたと思う。
見よう見まねでペンライトを振ったし、正直なかなか疲れていた。
座っている人が見当たらなかったので、一緒に行った子に「座って休んでも問題ない?」と確認をして座ってゆっくりしていた。
しばらくして知ったのだが、ステージで歌って踊っている人たちがトロッコに乗って間近に来る【良席】であったようで、へえーと座って見ていた。
そうしたらなぜか悲鳴のようなどよめきが聞こえて、それがどんどん近づいてくるので何事かと思い声のする方向を見ると後数メートルと言うぐらいの距離から自分の目の前へ走ってくるトロッコと並走した大きな塊がいた。
塊が1人の人間だと気づいた頃には目の前をアイドルとその人間が通り過ぎ見送った後だった。
その人は器用に椅子の上を走ってトロッコと並走しながら一生懸命ペンライトを振っていたので「熱心なファンだなぁ…」と呆気に取られていた。
曲芸のように椅子の上を走ってきた巨体の人間に気を取られていて、気づいた時には左脚の感覚がなくなった。
並走していた人に踏まれたと知ったのは「さて」と立ち上がろうとした時。

十倍もの倍率のチケットを勝ち取って(物販中にたくさんの話を聞いていた)連れてきてくれた子に申し訳なく終演するまで言えなかった。
終わったのを見計らって一緒に来た子に立ち上がれない事と「救急車を読んで大事にしたくない」と伝え、開場外まで手を借りてタクシーを呼んでもらい、近くの病院にそのまま駆け込んだ。
時間帯的に救急搬送入り口しか空いていなかったのでそこから入り、その日の担当医に診てもらった所、折れていた。
親が来るまでの間に何があったのか聞かれたので、馬鹿正直な自分は「コンサート中に休憩していたら椅子の上を走る人が走ってきて過ぎ去った時には感覚がなかった」と答えると、担当医と看護師は「は?」と聞き返してきて、一緒に行った子は目を見開いた。

これを決定打にジャニーズが大嫌いになった。

それでもジャニーズからは逃れられない。

嫌いなら見なければ良い。
自分はそういう人間なのでジャニーズの一切をシャットアウトした。
CDCMが流れればチャンネルを変える、音楽番組に出たら好きなミュージシャンだけ見て変える、街中で音楽が聞こえたらMP3プレイヤーの音量を上げる、話題として振られたら「好きではない」と伝え話題を変えるetc
それでも、コンビニアルバイトしていたので店内放送雑誌コーナー前の掃除時にジャニーズ表紙が視界に入る事は避けられないし、時にはコピー機の中に持参した切り抜きをなぜか置いて行ってしまう人がいたので完全なシャットアウトは出来なかったし、意識に入ってくるだけで苛立ちを覚えていた。
同時に「生きにくいな」とも思っていた。

関ジャニ∞って知ってる?」

高校から専門に進学した自分に分厚い壁が出来た。
周りがジャニーズ好きしかいなかったのだ。
バッグにはストラップをつけ、携帯にもストラップ、さり気なくツアーTシャツを着てくる人、雑誌の表紙はジャニーズ
毎日毎日堪え難い苦痛目標だった職を諦めて学科変更をした。
変更先はマンガ好きな人が多い学科で、自分の好きだったジャンルを学べるので妥協したのだ。
同性は少なく、少ない同性の中でやっていかなければいけないで、積極的に声をかけて仲良くなってからだった。
関ジャニ∞って知ってる?私好きなんだ。」
またジャニーズ

「知ってるジャニーズじゃないと思うから

ジャニーズが嫌いな事を伝えた。
ジャニーズ話題苦痛だとはっきり伝えた、理由も伝えた。
そうすると後日「無理に聞いてとは言わないけれど…」と前置きをして、ベストアルバムを1枚貸してくれた。
そして「いい意味ジャニーズっぽくないから、知ってるジャニーズじゃないと思うから」と付け足した。
この時借りたCDは聞かなかったが、何を思ったかPCに取り込みはした。

ジャニーズなんてみんな一緒。
色んなミュージシャンが出たがるような音楽番組に出たってダルそうに話をしたり。
だって口パクだろ。
そもそもなんであん過激な事するファンがいるのに…………。

そう思って一切聞かなかった。
卒業して半年弱経つまでは。

死のうと思った。

卒業して就職して5ヶ月経った頃だった。
原因不明の腹痛で入院、未だ原因は分からず痛みが治まった為退院
その後謎の発熱に関節痛、ベッドから起き上がれないほどの気怠さ、体に異常が起きた。

恥ずかしながら、家庭環境が複雑で難があり、身内から多くの期待とプレッシャーを受けてその日まで生きてきた。
昼休憩には必ず同居人から電話特に内容はない電話
社会人ながら門限があり、門限は17時、それを過ぎると即電話が鳴る。
今までは学生だったから守れてきた、だが社会人にもなってこんな環境に耐えられる訳がない。
人事に事情説明し「社宅に入れさせてもらえないだろうか」と頼むも条件を満たしてないので却下され「それだけ心配してくれるって事は愛されているんだよ」と宥められる。
日々ストレスは溜まり、出勤して逃げたくとも体調が悪いので出勤すらままならない状況。

「有り金全部使い果たして死のう」と思い、全額下ろして慣れないギャンブル突っ込み、1200円手元に残った。
「これを使い切ったら電車にでも飛び込むか」と思い、ちょうど使い切れる事を探していたらレイトショーがあった。
心身ともに消耗しきっていた自分はそのレイトショーが何なのかも見ずにチケットを購入して劇場に入った。

我ら時給制バイト戦隊 エイトレンジャー

始まって気づく。
ジャニーズじゃねえか
ジャニーズを知りジャニーズに悩まされジャニーズを避けるようになった自分ジャニーズお金を使っている?
何だか解せぬと思ったが、死んだ心でぼんやりと見ていた。

見ているうちに不思議子どもの頃毎週日曜に見ていた戦隊モノを思い出した。
でも戦隊モノとは違って、登場人物達はみんな時給制でヒーローをやっていて、みんな致命的な欠点があった。
しかも雇われヒーローからそんなに強いわけでもない、何より各々が持つ欠点欠点だ。
そんなダメな奴らがいつしか仲間意識を持ち助け合いそして悪を討つ。
ありがち、ベターな流れ、読み切れていた伏線
でも戦隊モノとは違う所、致命的な欠点だ。
この欠点自分には大きく効いた。
作り話だと理解しつつも気付いたら感情移入していた。
「こんなダメダメな奴らでも必死に生きてる」「人の役に立とうと頑張ってる」

そして帰りにERCDAmazonポチろうと思った時、口座残高がない事を思い出し、今日の行動を悔やみつつ帰路についた。
専門の時に借りたベストアルバムを思い出し、帰ってから聞いたらいい意味で期待を裏切られた。
貸してくれた子が言っていた通り「自分の知っているジャニーズじゃなかった」

生きる希望ジャニーズになった

精神がやられていた。
精神がやられたので休職した。
でも治らなかった、あれほど興味のあった趣味に見向きもせず、ただ空に浮かぶ雲を見て「今日は風が早いなぁ」と思った直後に涙が溢れて止まらなくなったり、前触れもなく不機嫌になって周囲に八つ当たりしたり、そんな不安定人間になってしまった。
今は会社を辞めて病気療養中です。
世間や周囲に少しずつ興味が湧いてきて、すっかり関ジャニ∞好きになってしまった。


ジャニーズって、レッテルだよね

ジャニーズってだけで嫌ってしまう人がいると思う。(自分にはそういう時期が少なくともあった)
ジャニーズってもうブランドじゃない、ジャニーズってフィルターを取ってでも好きで応援できるか大事だと思う。
ジャニーズを退所して活動している人たちはいるけれど、ジャニーズはどうして各局に圧をかけちゃうんだろうね。
自分事務所で育って、自分の元を巣立って一生懸命頑張っているのに、ジャニーズは自ら自分たちのブランド価値を落としてしまっているんじゃないかなと思います
何だろう、売れている人と抱き合わせドラマ映画に出したりするのはどうなんだろうって思ってしまます
芸能界って特殊世界が合うかどうか、それも未知数の子たちがメディアに無理に出されて、結局合わなかったらどうしちゃうんだろ。
ある程度の年齢いっていても結局視野が狭いままなんじゃないかな、って思ってしまう。
せっかく素敵な人たちを発掘しているのだから、ある程度貢献して本人が望むならジャニーズって看板を降ろしてもいいんじゃないのかなって。
芸能界が合わなかったって子にも生きやすくしてあげてほしいな、じゃないとジャニーズって所属アイドル大人搾取されている気がする、せっかくのブランドレッテルになってしまう。

それと個人的かつ切実なお願いなんですが、椅子の上を走ってまでアイドルを追いかけないでください。
あと、完成披露試写会ゲスト出演試写会を途中退席しないでください。
試写上映中に黄色い声出さないでください。
(超高速!参勤交代の完成披露試写会に行ったのですが、映画の途中で黄色い声が上がって一気に不快になりました)
ブランドを下げているのはもしかしてファンなのかな、とも思いました。

最後

お茶の間応援してます
ライブコンサートはあの一件以来ジャニーズのものは行きたいと思えなくなってしまったけれど、陰ながら応援してます
グッズで売ってたメンバー毎のBOY、ツアー終了後に知って後悔してます
転売は手を出さないです、定価+お駄賃(1〜1500円ぐらい)+送料なら考えますが…定価の3〜4倍って…(公式お金が行かないと納得しない面倒なオタクです)

渋谷さんが辞めた時ショックだったけれど、ソロ活動してくれて嬉しいです。
年明けたらライブですね、応援してます

自分が知った時は7人だったけど、元々8人で歩き出した事や色々あった事も全部知って、尚好きになりました。
良くない出来事もあったけれどもう結果が出ている事だし、人間臭いなって思って受け止めてます
みんなそれぞれの道を歩く事になったけれど応援してます

自分の命を救ってくれたエイトレンジャー
また悩んだ時はエイトレンジャーを見ようと思います

ありがとうエイトレンジャー



最後まで読んで頂きありがとうございました。

2019-12-10

anond:20191210131645

つかジャニオタって思いっきオタクだし

男同士絡んでるの見て喜ぶのも所謂ナマモノ腐女子だろ…

そこを「オタクから切り離されても。

お前の母親だってオタクだよ、芸能オタクって人種

この前ニノだか何だか結婚して発狂してたジャニオタ声優彼氏がいて発狂する声優オタそっくりだと言われてただろうが

オタクジャンルが違うだけだよ

2019-12-09

両親に少しは老後を楽しんでほしい。

うちの両親は仕事引退して年金生活である。父はそこそこの大企業に勤めていたうえに、退職金を分割払いでもらっており、同年代の中では比較収入が多い方だと思う。

父は趣味も多く、それなりに遊びに行ったり飲みに行ったりして老後を楽しんでいるようだ。が、二人のネックはそれぞれの母親が健在で何だかんだと面倒をみないといけないこと。だいたい週一回施設に面会に行けばいいのであるが、時々外食に連れて行ったり買い物や掃除の手伝いをしなければいけないので心おきなく二人で海外旅行…みたいなのは難しい。

幸い二人とも健康特に老々介護による問題も発生していないようだ。けど、同年代で亡くなる人や認知症になってしまう人もいるのだからもっと人生を楽しむべきじゃないのかと気になる。

特に母は吝嗇で、父が何か欲しがったり外食をしたがったりするといちいち反対する。私と弟が幼いとき専業主婦で、若き日の父の安月給でやりくりに苦しんだせいなのか、今介護している母方の祖母(母にとっては実母)が国民年金しかもらえず、あまり金額の少なさに母が金銭的に援助せざるを得ない状況だからなのかは分からない。

そのわりに父が大きな買い物(自動車とか)をするときや一人で長期海外に出かけてしまったりするときは止められない。だいたい父が母に相談せずに決めてしまって事後報告のパターンが多いのでそうなるんだけど、私が見ていて「止めるならそこでしょ!」と思うところに限って流されてしまうので釈然としない。

父は新しもの好きで食い意地が張っている。たとえ使いこなせなくても新型のスマホタブレットを欲しがり、家の近所に新しい飲食店ができると「あの店に食べに行きたい」と言い続ける。正直私も聞いていて辟易するレベルではあるのだが、二人が老後の生活に困らないのは父のおかげだし、行きたがる飲食店もそんなに極端な高級店ではない。

新しい機械モノを買っても使いこなせずに旧型と同じ使い方しかしないだろうし、行ってみたかったお店で一度食べたら「ふ~ん、こんなもんなんだ」となってもう二度と行かないのは目に見えているんだが、そんなに生活が苦しくないならなるべくやりたいことはやるべきじゃないかと思う。

ももっとやりたいことを主張してお金を使えばいいのにと思う。身体自由がきくうちは家事も極力自分でやって余計なお金をかけないという哲学もありだろうけど、少しは自由時間お金も使わないと、身体自分のいうことを効かなくなったときに後悔すると思う。

お前が金を出して両親に旅行食事プレゼントしろと言われればごもっともだけど、二人とも私にお金を払わせるのを好まない。一緒に旅行に行くとき自分の旅費は出すけど、両親と食事に行くといつもおごってもらう結果になる。スマートに私が支払いを済ませる方法があるなら教えて欲しいぐらいだ。

私はエゴイストなので両親のことを考えている時間人生の1割にも満たないけど、いつボケたり身体不自由になってもおかしくない両親が倒れる日を思うと頭痛がする。自分が後悔しなくてすむようにこんな駄文を書いてみた。長くなってすまん。

発達障害普通の子供に見える

子供発達障害認定され、幼稚園教師小学校から支援学級を勧められた。

かに落ち着きは無いが勉強は他の子より出来る、幼稚園時代に九九も自分勝手マスターしていた、子供の将来が薄給障害者雇用で苦しい生活になってしまうのか、普通幸せは掴め無いのだろうか、グレーゾーンから普通に行けるのではと言われて来ていた所から、急に支援学級に行く事になりとてもショックだった。

支援学級の見学に行くと、廊下校長にはきはき挨拶をする少年がいた、家の子もこんな風に普通に通わせてあげたかったと胸が痛んだ。

でもその少年支援学級の発達障害児だった。

その支援学級に身体障害知的障害児がいないのもあり、生徒がすごく普通に見える、落ち着きのない子供やこだわりの強い子供も居るが、私の時代なら普通クラスに居た子供達だ。

何が悪いのか全く解らないくらい、人一倍しっかりした子供も居る。 

大きな音が苦手で学童先生がとても怖く学校に来れなくなり支援学級に来たらしいが、普通学級のクラス委員でも問題はなさそうなしっかり者に見える。

でも今まで支援学級に通った子供で、普通高校受験をしたのは一人だけらしい。

何だか驚いてしまった。

2019-12-08

南條あやが生きていたら来年40歳

年齢も誕生月も同じだったか何だか親近感をもって読んでいた。

相変わらず私は抗うつ剤を飲みながら生きてるけど悪くないよ。

2019-12-07

本当の個人情報問題

セキュリティ流出って記事になりやすいのはHDD破棄とか流出だけど

実害が出てるやつって大体はネット経由でこっそり抜かれてるとか

Facebookみたいな企業合法的に抜いて利用してるパターンだよね

 

若干、何だかなあって感じがする

[] #81-3「AIムール」

≪ 前

ブースに近づくと、担当らしき人物が俺たちに声をかけてきた。

「『AIムール』に興味がおありですか?」

「うわっ、びっくりした!」

「俺は、お前の“びっくりした”って声でびっくりした」

「だ、だって、この人がいきなり近くに……」

実際は俺たちが近づいてきただけで、その人は最初からそこにいた。

タイナイは声をかけられるまで全く気づかなかったようだ。

「こ、声をかけるなら、僕らがもっと離れていた時にお願いできませんか」

申し訳ございません。あなたパーソナルスペースを把握していなかったので」

失礼な反応ではあるのだが、まあ無理もない。

その人は他のブース担当者たちと比べて、覇気がまるで感じられなかったからだ。

「『AIムール』って、僕たちの学校近くに最近できた“アレ”ですよね?」

「その通りです」

俺はそのときになって初めて、あの建物が『AIムール』という会社であることを知った。

タイナイは情報中毒(略して情中)だったため既に知っていたらしいが。

いや、この場合は俺が無関心すぎた、といった方が正確だろうか。

パンフレットをどうぞ」

担当らしき人は淡々とした対応で、おもむろに小冊子を差し出してきた。

何だか変な感じだ。

他のブースでは皆すごい気概があったのに、ここの人は「別にもこなくていい」と言わんばかりに冷めている。

参加者全然集まっていないようだったが、そのことに対する焦燥感はまるで感じられない。

こちらに会社概要が書かれております

受け取った小冊子は無線綴じになっているようで、背表紙にもタイトルが書かれている程に分厚い。

この場で読ませるものとしては些か重たくないか

「まずは目を通していただければ」

しかし俺たちは担当の不気味さに気圧され、言われるままそれを読み込んだのだった。


そこに書かれていることによると、『AIムール』とは「AI人間向けのサービスを如何に助けるか」という理念のもと設立された社会的企業らしい。

技術開発が進んだことで、今まで人間しか出来なかった事業も請け負えるようになったんだとか。

「この『AIムール』って会社自体AIロボットが中心で働いているのか」

「へえー、随分と意欲的なんだね」

そしてパンフレットを読んでいて最も納得したのが、『AIムール』の“大本”だ。

「あ、『ラボハテ』が本社だったのか」

そこなら俺も知っている。

技術開発、特にロボット製作で有名なところだ。

様々な事業実験的にやることでも有名で、この『AIムール』もその一環なのだろう。

AI中心で仕事をやる会社なんて、先進的すぎて勇み足だと思ったが、あそこが関わっているのなら理解できる。

だが、それによって新たな疑問も浮上した。

「あの、すいません。職場体験とはどういった内容になるんでしょうか」

タイナイは担当者にそう尋ねる。

俺も気になっていた。

AIが働く職場なのに、そこで俺たちが短期的に働いたところで何を体験できるというのか。

「主にやっていただくことは、AIとコミニケーションをとって、その内容を報告していただくことです。その記録を基にAIに不備がないかなどを調べることができます

なるほど、ある意味で納得した。

要はモニターが欲しいってことだ。

担当者の淡白対応も、元々は募る気がなかったのなら説明がつく。

AIムール』は最近うちの学校で“大きな支援”をしたから、学校側が気を利かして枠を用意したのだろう。

次 ≫

何だか、どうもネガティブに寄っていく

まりよくなかったのかなあ

今度は、もう少し明るいところにしてみよう

いる場所によってだいぶ違う

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