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はてなキーワード: 屋根とは

2013-06-20

老女

雨が降っていた

傘を差し

風に煽られた

傘が壊れた

駅に着いた

屋根のないホーム

最寄りの改札に近いドア

濡れながら電車を待つ

少し雨が遠のいた

横を向いた

傘を差した老女

距離が近い

偶然か必然

老女の傘が私の上に

数年前亡くなった

祖母のきょうだいに似ていた気がした

http://anond.hatelabo.jp/20130620183515

バグチートプレイヤーの意思で決めた事だから

デモの類っていうのは自分では選択の余地が無いもの

作った側が完璧プレイヤーの行動を支配していてプレイヤーには自分の意思を持つチャンスが与えられない

ゲーム必要ものルール目的だと思う

ルールルールでそのルールどおりに動いていれば良いって言う

例えば、ルールジャンプできるって言うのと、進める道を用意して障害物をよけながらゴールに到達したらOKっていうゲームがあったとして

どうしてもジャンプで障害物をよける事がどうしても出来ず色々考えていると、とても高い場所からジャンプすると屋根の上に抜けてしまってそこからまっすぐ歩けばゴール出来る

これってバグですよね

こういうのが見つかると、上に出ちゃいけないからと修正して、「こういうやり方でこの通りに進まなきゃいけない」と最後には行動の全てを決められた状況になる

ゲーム側が最初に用意したルールジャンプできるって事だけなんだからそれだけのルールで後はどこを進もうと勝手だとか

製作者の言うとおりの事しかしちゃいけないって状態にする事がゲームではないと思います

ポーカーで何でかフォーカードばかり出るプレイヤーに、フォーカード禁止とか言ったら

それでもそれでも勝ち続けたら、捨てるカードの順番まで事細かに決められる

それで勝率完璧に調整

見たいな

2013-06-18

私は原発が見える町にすんでいる。

海の向こうに見えるドーム型の屋根

小学校の頃出来たそれは今では愛着すらある。

当時定年間近の担任先生が仕組みの説明とともに

「電力会社が各家に100万円配って無理やり作ったんだ」みたいな

事を言っててなんだかよくわからなかった。

でも原子力って怖いんだな、とも思った。

ネットが出来るようになって遠くの人とチャットお話できるようになった。

あの、原発がある町にすんでいるという話をすると

「うわ〜放射能大丈夫?魚とか食えるの??」

「なんだかネット通じて感染しない?」

まりにアホなこと言うので

「今こうやってチャットしている電気はきっとあの原発から送られていますよ」

と言ってやった。

311から反対運動がじわっと広がって目の前の原発も今は止まっている。

それでみんなほっと一息ついてるけど、明日から稼働申請をするので

ぎゃあぎゃあうるさくなるんだろう。

私はあのドーム型の屋根に覚えた恐怖とともに

「これが壊れる時が来る、いつかここを離れなければならなくなる」

覚悟をした。

から「今さら何言ってるんだろう」っていう呆れにも似た気持ちが

湧いてくる。

誰にも言えない

エンドユーザにひらけてるってこと

両親と夕食を囲んでいて、隣のお宅の話題になった。

そのときの話を書こうと思う。

つの間にか沖縄梅雨が明けたというけれど、私の住む西日本の県はこのところめちゃめちゃ渇いている。

梅雨だというのに2週間も降らない。

庭の木を見れば、ただでさえ薄い葉の端々が、潤いが足りないと言わんばかりに茶色くなってしまった。近所の山の松なんかも、もともと生育が良くないのに加えてますます立ち枯れてきた。

やっと降ったと思った翌日にはもう、忘れたかのようにカンカン照りだ。

もー、夏ってことでいいですかね?

西日もあんまり強いしで、父に頼んで、「すだれ」を買ってきてもらった。

窓に吊るして日差しを遮るアレだ。父の部屋も二階でめちゃめちゃ暑いので、自分の所にも付けたという。

それで午前中に作業をしていたら、隣家Mさん主婦)がその様子を見かけ、父に声を掛けてきたそうだ。

「うちにも付けられたらなぁー」

父は「すだれを付ける作業は難しいことじゃないし、忙しいのかいな」くらいに思って、軽く受け流したそうなのだが、話を聞いた母が、食卓かつおのたたきをつつきながら言った。

「あの家はどうにもならんじゃろうねー」

そういえば今日、父が私の部屋の窓を開けてホイホイと引っ掛けていたのを思い出す。


うちの家は祖父が建てた日本家屋だが、土木屋をやっていた祖父がかなり手を掛けて基礎から作り、家屋はこだわりの材木・土なんかで出来ている。

床が桜の木で出来ていて、塗りの知識がなかった祖父リビングペンキ塗りしてしまい、大失敗したのだけど、キッチンの床は色は塗らずにニスみたいなつや仕上げがうまく出来ていて、素足が気持ち良い。

建って35年経つが、水場の壁に几帳面に埋め込まれた四角いタイルは、一枚もひび割れずに整然と壁を飾っている。

風呂などは当初ソーラーパネルで沸かせるように作ったが、作って10年くらいでパネルが壊れてしまい、今は灯油タンクを入れて、ボイラーで沸かしている。

屋根瓦はときどき割れるが、日本瓦なので、吹きつけなどのメンテナンスをしなくて良い。割れたら、予備と交換するだけだ。

かいところをいろいろ言えば不便もあるが、なにせ神経質な祖父がすみずみまで目を光らせて作った家なので、やっぱり良くできている気がする。

そんな家がわたしも好きである

祖父が死んでからわたし家族祖母の一人住むこの家に移り住んだ。しばらくして、庭の一部を潰して増築した。

増築した別棟はあまりお金をかけずに作ったので、母屋よりは少しグレードの低い感じに仕上がった。

具体的に何で安かったのかは、当時中学生だったのでよくわからない。

母屋に比べて、というだけで、十分にいい建物だと思っていたし、都内マンションアパートを数件移り住んで大人になった今も、ひどく安い建物だとは思わない。

ただし、なぜか床下が白アリに食われてメンテ必要になったこともあるし、

帰省した時にいつの間にか一階の内壁に洒落木材が貼られていたので、北欧気分で内装を変えただけかと思っていたら、カビが生えたのだということだった。

建って4年目の夏のことだ。

このとき初めて、裸の木材湿度を調節することを知った。靴箱に活性炭を置くのと同じ要領だ。

別棟をお願いした土建屋さんは祖父の古い知り合いなのだが、仕事は毎度きっちりやっていたと思うし、手を抜いたかトラブルが起きた、というわけでもないと思う。

ただ、白アリ対策を施したはずの木材に運悪く入り込むスキがあったのだろうし、締め切った部屋の角にカビが生えるほど、断熱材やサッシの性能が良すぎたのだろうし、風通しの問題でもある、という風に家族はその件を受け止めている。

そういえば、母屋はめちゃくちゃ窓が多い。ほとんど四方にあるか、ない面は、どことなく気が遣われていて意外と通気が良い。

一軒家は窓が多くて戸締りが大変だ、なんて言うけれど、だからといって窓を少なくしないのは、やはり理由があるということかしら。

わたしの部屋はその増築したほうの二階にある。夏は当然暑いのだが、西日の入る窓に軒(のき)があるので、そこに、どうにかしてうまいこと掛けてもらった。

父は梯子も使わずに窓の外に乗り出して、手を伸ばしてフックを掛けたりしていたので、まだ若いもんだと思った。

さて、Mさんのお宅は某有名ハウスメーカーで作られた注文住宅だ。

数年前に越してくると同時に建てられ、2人の可愛らしいおにゃのこ砂場自転車でよく遊んでいる。

道路に面した一階に大きなリビングがあり、ときどき食器の音や、子どもの無邪気な声が聞こえてきたりする。

庭というか、地面はコンクリートまっさらに固められており、道路に向かってゆるやかなカーブを描く駐車場になっている。

パーキングブロックも置くつもりはないようで、あまりにいさぎよい面っぷりに、竹を割ったような感じ?と住人の性格勝手想像してしまったりしていた。

夏は照り返しが暑そうだな、と思ったこともある。

そのリビングがとても暑いのだそうで、窓を開け放すとリビングが丸見えになってしまうこともあり、毎年毎年、何とかしたいと思いつつ、実際何もできないのだそうだ。

母が言うにはどうも、リビングの窓にはすだれをかける軒がないので、よしず(縦に立てかけるすだれのようなもの)を考えるだろうけど、よしずを立てかけると風が吹いた時などに地面のカーブで倒れる具合になってしまうし、たぶん無理だと。

グリーンカーテンを作るには、やはり上方ネットを留めるところがない。

サッシに付ける金具とかで何とかなればよし、無理なら家の内側に屏風的なものを立てるか、ブラインドを付けるか…。

物干し台みたいなセットを建てるのも、安くあがるかもしれない。

毎年のことだから、きちんとやるなら外のコンクリートに穴を開けて、柱を刺し、棒を渡すしかないのでは、といった意見に落ち着いた。

その場合、人を呼んで、工事することになるはずだ。

家の壁に穴をあけると不都合を招きまくるので、壁改造はやはり話題にも上がらない。

もちろん、これはぜんぶ他人勝手意見であって、Mさんを交えた会話ではない。

昔、システム屋に勤めていた時、会社上司が自宅を新築するということで、確かその某ハウスメーカー発注していて、既製ユニットを組み合わせて半注文住宅に出来るんだ、それがSIer提案のやりかたと似ていてとても参考になるんだ、と言っていたのを思い出した。

何か出来るように機能考慮すると、料金も持ち上がる、積み木のようなシステムだと言っていた。

これはこれでコストダウンとのバランスを取った、とても革新的ビジネスアイデアだと思う。

メタボリズムって考え方は好きだし、建築の側から考えると、とてもワクワクするものを持ってるとも思う。

ただし、閉じやすい、完成された(建築家側にだけ開けた)性格を持っているので、居住者(ふぜい)がどうにかできる隙がまったくないケースもあるということだろう。

注文住宅に比べて日本家屋がとても優れている、なんてつまらないことを言いたいわけではないけれど、ハウスメーカー提案するユニット式は、気を遣って作らなければいけないんだな、みたいなことを思った。

ユニット式のお家の皆さん、最近、家とのお付き合い、うまくいってますか。

2013-05-20

うつ病と診断されて色々な事から開放された

死にたい」っていう感情は一般的な感情で誰しもが持っているものだと思っていた。

私は、小中学生の頃から苛められていて、無視をされるのは当たり前のことになっていたし、「死ね」「ブス」「臭い」と言われる事も、自分にとっては当たり前のことだと思っていた。

毎日がそんな状態だったので、毎日死にたい」と思っていた。

小学生の頃は「屋根の上から飛び降りたら死ねるかも」と思いながら、毎日屋根が見える廊下に座りながら死ぬ事ばかり考えていた。

中学生の頃の記憶は苛められすぎてあまりない。というか、あまり覚えてない。

高校生の頃は苛められてはいなかったけど、毎日、駅のホームから飛び降りたいと思っていた。

社会人になっても、暫くは、毎日、駅のホームから飛び降りたいと思っていた。

死にたい」って思うことは普通の事だと思っていた。

でも、普通じゃないという事が、精神科に行って今日やっとわかった。

死にたい」と思う状態が病気なんだと思ったら、楽になった。

病名を付けられたら楽になった。

この状態は普通の事じゃないという事が解って楽になった。

死にたい」という状態が普通じゃないなら、普通の状態になれば「死にたい」とは思わなくなって楽に慣れるんだなって思ったの。

なぁんだ、病気なんだ。

私は病気だったんだ。

苛められて病気なっちゃったんだね。

死にたい」と思わない普通の状態に戻れるかな?

戻る前に死ぬのは嫌だな。

2013-05-01

http://anond.hatelabo.jp/20130501155735

長い


結局ね、現代子供が実の親の所有物になっちゃってるのがまずいと思うんだよね。

低能で貧乏な親は人格的にも経済的にも子供教育できるだけの能力を備えていないんだから

親とは別の人が子供に影響を及ぼすことが出来ればいいのにね。

デキの悪い親と一つ屋根の下に閉じ込められるなんて不幸すぎる。

2013-04-11

彼女にできる最後の思いやり。

 

2年8ヶ月続いた同棲している彼女と別れることになった。

自分から別れを切り出したのだが、それがとても辛い。

彼女は一息付くまもなくOKと承諾した。

 

思い起こせば震災半年前くらいに付き合い、毎日一緒にいることになった。

東日本大震災が起こって、そこからアパートを1つ引き払い人生始めての同棲スタート

仕事が終わって家に帰れば、彼女がご飯を作っていてくれたり、一緒にテレビを見ながらのんびり過ごす毎日

喧嘩も多かったけど、あちこち遊びに行ったり、プレゼントを渡しあったり。

彼女誕生日には、海外旅行にも行ったし、ささやかだけどプレゼントを渡したり、記憶に残ることばかり。

怒りっぽい彼女だが、振り返れば笑顔しか思い出せない。

ふてくされた顔も愛おしかった。

 

そんな彼女は1年ほど前に会社退職して転職活動中。

全力とは言えないが一生懸命、職を探しているようだった。

現在仕事はまだ見つかってないし、アルバイトをする様子もない。

雇用保険が支払われた後の収入も勿論ない。

 

僕はそんな彼女をずっと支えていくつもりだった。

他人と遜色のない生活を、楽しい思い出を、何一つ不自由しないようにしてあげたかった。

そんな生活を続けていると、彼女の嫌な面も目につくようになって次第に僕は不機嫌になった。

平日でも昼過ぎまで起きて来なかったり、部屋の片付けがなかなか出来なかったり。

 

そんな彼女に小言を言うことが増えてしまった。

彼女は不機嫌そうにしたり、舌打ちしたり、どうも微妙な態度をとる。

そんな彼女を見ているうちに終わりを意識し始めた。

 

ある昼、起きてきてリビングに座った彼女に大切な話があるといい、別れを告げた。

最初から不機嫌で、一息付くまもなくOKと承諾した。

 

僕が出て行くか、彼女が出て行くか選択させることになったが、無職からどちらもできないと言われた。

もちろん、どちらも選択することが出来ないのは僕も知っている。

からこそ、アルバイトをしながら就職活動をしてほしいと思ってる。

 

その後は何を話しても無視され、結局その日は会話することができなかった。

つの間にか僕達の関係は冷えきったものになっていたみたいだった。

 

その日僕は家に居られず家を飛び出し、一日漫画喫茶で過ごした。

漫画を読んでいるうちに気持ちが紛れるような気がしたから。

それでも気分が紛れることはなく、一睡もできず朝を迎える。

 

朝、ふらふらと帰宅すると彼女リビングに布団を移して寝ていた。

そんな彼女の顔を見るとどこか安心して、僕はベットで昼過ぎまで眠った。

その日もほとんど話をすることができなかったし、黙れと言われた。

 

きっと気の利いた大人なら、こんな関係の修復方法を知っているんだと思う。

元々別れは僕が切り出したものだけど、それは彼女の甘えきった関係を断ち切るのが理由の1つ。

別れ、同棲を解消すればアルバイトを見つけ、きっと1年前の文句を言いながらも一生懸命働く彼女に戻る気がした。

その時僕がそばに居なくても、それが彼女の為になると思った。

 

仕事が見つかるまで面倒を見れば、楽しかったあの頃が取り戻せたのだろうか。

僕が我慢していれば全て上手くいったんだろうか。

それでも僕はもう嫌われていたという事実から目が離せない。

 

彼女にはもう僕が必要ないんだろう。

必要だったのは、僕と一緒に住んでいるこの家だったのかもしれない。

屋根があって、電気と水とガスがあれば僕は居なくても良かったのかもしれない。

 

このまま話し合う機会もないまま全てが終わる。

 

今日僕は新しい家を借りるつもりだ。

たくさんの思い出を引きずりながら、今の家から距離を置く。

彼女就職し、家を出るまで家賃光熱費は僕が払うつもり。

それが彼女にできる最後の思いやりだと思う。

最後まで甘やかしてばっかりだけど、心の底から愛してる。

新しい仕事に、新しい家、新しい生活、そして新しい恋人を見つけるだろう。

 

最後に願いが叶うなら、彼女幸せを願いたい。

2013-04-09

クイック・ジャパン10号より

宇川直宏(以下:宇川):全部繋がったって確信はすごいですね。でもそういえば小学校ときに行って、そのイメージがずっと引きずっている場所が、一箇所だけありますね。それは『ドラーの兄ちゃん』ていう人がいて、その人ね、頭おかしくて、まじで精神病院入ってたみたい。同じ小学校の先輩だったんんだけど、いっつも「ドラー!」って言って怒ってる。

山塚アイ(以下:アイ):ははは(笑)

宇川:でバット持って、追いかけてくるんですよ。まじで怖い。ある意味クラスト完璧に。

アイ:ウォリアーズみたいやん。

宇川:で、ドラーの兄ちゃんに連れられて、ドラーの兄ちゃん家に行ったことがあって、「ドラー!」って怒られながら(笑)。いやまじでこっちが何を言っても90%は「ドラー!」としか言ってくれないんですよ(笑)。「あのー、僕のどかわいたんですけど」、「ドラー!」「あのー、僕も、そろそろ帰りたいんですけど」「ドラー!」って全然会話が成立しない(笑)。なんかもー、ニューギニアかどっかの奥地の未開人と話してるみたい(笑)。住んでいる所完璧長屋で、こんな長い10mくらいのコケとかが、屋根にふさ~とかって生えてて。

アイ:10mのコケって凄いね

宇川10mのコケ凄いでしょ。屋根全部、10mのコケなんですよ。凄くないっすか、それ。あ、スミマセン10mもない。

アイ:10m近く(笑)

宇川:1mくらい。(中略)それからその1mのコケが、屋根から下に全部垂れてる。もー、すんごくて、髪の毛生えてる感じ。ラスタの。家の屋根が緑のラスタですよ。もー、ピーター・トッシュの顔面みたいな家なんですよ。

アイ:ギャハハ(笑)。んで、「ブラーなんや

宇川:そうそう。そんで、「ドラー」。

アイ:(笑)あ、「ドラー」か。「ドラー」(笑)

宇川:それで、そのラスタ長屋の中に入ったら、魚屋の店内みたいなんですよ。もー、辺り全体。全部石で出来てて、室内が、そこで寝てんですよ、みんなスヤスヤ(笑)。中で布団とか、ドバーとかって干してて凄い湿度が高くて不快度90%ぐらいだから絶対乾燥しない。

(中略)

宇川:あのスポットは凄かったわぁ。一瞬だけ徳島に住んでたことがあって、お父さんの出張で。で、そんときなんですけど。ドラーの兄ちゃん。あそこ凄かったー。よく考えたら。ほんと、たまに思い出すんだけど、あのピーター・トッシュの顔面みたいな長屋(笑)。とんでもない悲惨生活してたんだなぁ。今考えたら。バケツで酢飯作ってるのかと思ったら、単なるご飯(笑)ブラジルハードコアで、『ミンファミー』ってあったでしょ。紫一色だけのインクで印刷してて、石の上のまな板みたいな、でっかい長いテーブルがあって、三人、浮浪者みたいなのが手づかみでご飯食べてるジャケ。

http://f.hatena.ne.jp/moistly/20130409152837

http://www.youtube.com/watch?v=hftQWa2v6VM

アイさん、見てますよ。絶対。内容もモロ凄いんだけど。どっかの収容所みたいなとこで、手づかみで飯食わされている写真

アイ:(笑)それ、メンバーじゃないでしょ。

宇川:絶対メンバーじゃない。それがメンバーだったら凄いんだけど。

アイ:手づかみで食うっていうのはいいね。ド・テヅカミ!

宇川:それとドラーの兄ちゃん家、まったく同じ。完璧一緒。

2013-02-24

ボーン・レガシー」をレンタルで見た。

ジェレミー・レナーの動きは俊敏でなかなか良かったね。

ミッションインポッシブル4でも華麗なガンディスアームのシーンがあったし、アクション俳優として期待していたけど結構良かった。

ただ、個人的にはもっと格闘シーンを期待していたんだけどなぁ。。。

そういった部分ではかなり物足りなかった。

前作ではカリ的な動きがあったり、リアルな格闘シーンがあって、そこがボーンシリーズの楽しみだったんだけど、今回はラスト追跡者との格闘もなかったから、ちょっと期待はずれ・・・かな。。

屋根上を飛び回ったり、バイクでの追跡とかはジェイソン・ボーンシリーズで随分見てたから新鮮味がなかったしね。


引き続き、シリーズ化は続くのかな?

でも、やっぱジェイソン・ボーンの復活を期待してしまうなー。

2013-02-18

海賊FMラジオのこと

※この話は実話を元にしていますが、あくまフィクションです。

大阪1994年の春頃。俺は15歳で高校受験の年だった。

当時は、勉強しながらよくラジオを聞いていた。友人たちがよく聴いていたのはAM放送のほうだったのだが、音質も悪くて、トーク主体番組が多い気がしてどうも性に合わず、俺はもっぱらFM放送を聴いていた。

あの頃の大阪FM放送といえば、5年前に開局した80.2MHzFM802が斬新な放送スタイルで一大ムーブメント形成しており、FMが流れている店は大体FM802チューニングされているといった風潮だったが、洋楽主体とはいえ基本的チャートインするようなメジャー楽曲ばかりを流す802は俺には物足りなかった。

なにしろその頃の俺はYMOを経て電気グルーヴを聴き始めた頃で「テクノ」と名のつく音楽に飢えていたからだ。

ネットもない時代サブカルに半分足を突っ込んだ引っ込み思案の中学生には情報もないし、それを補う行動力もない。しょうがないのでCDレンタルで、とにかくそれっぽい音楽を、BUCK-TICKカシオペア姫神、ようするにシンセが使われている音楽ならなんでもいい、といったところまでストライクゾーンを広げて、片っ端から聴いて、なんか違うよなあ、と思いつつ、飢えをしのいでいた。


そんな時、周波数75MHz付近ラジオ放送欄に存在しない局が存在することに俺は気づいた。

音質はかなり悪く、兄から受け継いだ馬鹿かいラジカセアンテナ限界まで伸ばしてようやく視聴可能というその謎のラジオ局は、だいたい19時頃から受信可能になり、深夜3時頃にぶっつりと止まる、明らかに海賊ラジオなのだが、俺はすぐさまその局に夢中になった。

なにしろ、その局は、俺が全く聞いたことも無いようなレイブテクノばかりをCMトークも無しにノンストップで延々と再生しつづけるという、まさに狂気ラジオだったからだ。


それからというもの、家に帰って飯を食うと、勉強と称してそのラジオを聞くのが日課になった。

そのうち、音楽の合間に海賊ラジオの主とおもわれる若い男のコメントが一瞬はさまれる事に気づいた。

彼は「○○MHzバンブーラジオ」とだけボソリとつぶやくとすぐに次の曲をかけた。

バンブーラジオレイブテクノの垂れ流し(いわゆる今は中古CD屋で100円以下で叩き売られているジュリアナコンピのようなノリと思ってもらえば良い)は、それほど当時の俺の嗜好に合っていたわけではなかったが、TUTAYAで借りたチックコリアよりはよっぽどテクノっぽかったし、中には心の琴線に触れるような名曲もあったのだ。

その度に俺は、この曲は何という曲なのか、どこに行けばこの曲が入ったCDを買えるのか、切実に知りたかったが、なにしろ曲名を読み上げもしないバンブーラジオなのだ。それを知ることはできなかった。

そんなある日、いつものようにバンブーラジオをかけると、珍しく人の声がした。おそらく生放送で、バンブーラジオ局の主とその友人とおもわれる若い男が二人で楽しそうに会話している。

会話は主が友人に海賊ラジオを始めるよう勧誘する内容で、

FM放送なんて簡単だって日本橋でパーツ買ってきて、ちょっと改造したらええだけやん。3万もあればできるで」

みたいなことを言っていた。俺は、個人FMラジオを開局するという、そのとんでもない発想に興奮し、乗り気でない友人に替わって、自分にその方法を教えてもらえないものか、とすら思った。


ダベリ放送は延々と続いていたが、日付が変わった頃、主が

「そうだ、リクエスト受け付けてみるか」

と言い、おそらく主の自宅の電話であろう、電話番号を読み上げた。

俺の胸は高なった。「同じテクノ好きな人間と話すチャンスかもしれない!」

電話番号をメモしたものの、しかし、実際に電話をかけるとなると、躊躇した。俺は無知なただの中学生で、しかも主のかける曲名、ましてやそのジャンルが何というのかすらまったくわからなかったからだ。(当時はディスコでかかるような曲、という程度の認識だった)

リクエストしようもないし、そもそも俺が知りたいのは、いつもかかる曲の曲名のほうなのだ

そんな質問をするために自分電話していいものか…さらに言うと、携帯もない時代に、固定電話のある真っ暗な居間に降りていって、見知らぬ、それも違法めいた事をしている男に電話をかけるというのも、何かすごく悪いことをするような感覚があった。もし電話しているところを厳しい母親に見つかったら、と想像すると、俺の興奮は急速に冷めていった。


ラジオの向こうの電話は鳴らなかった。

正確には一回だけ鳴ったが無言電話だった。もちろん犯人は俺ではない。

そのうち、主とその友人も飽きてしまって、元のノンストップ放送に切り替えた。

残念な気もするが、まあ、また機会もあるだろう、俺はそう思って納得することにした


バンブーラジオはその後も放送を続けていたが、やがて、いつもの時間でも休止していることが多くなり、放送があっても、まったく関係ない、違う個人運営ラジオ放送素人くさい女DJJ-POPトークの合間にかけるといったもの)を中継していることが多くなった。

季節は冬になろうとしていて、受験本番の日が近づきつつあった。

ある時、習慣でバンブーラジオラジオを合わせると、聞き慣れたレイブテクノが聞こえた。

ああ復活したんだな、良かった。

と俺は思い、そのまま聴き続けたが、合間にいつも主がはさむ「○○MHzバンブーラジオ」の名乗りに変化があった。

「○○MHzバンブーラジオ。今夜が最後です。」

俺は驚愕して、眠い目をこすりながら放送を聴き続けた。深夜2:00頃だろうか、音楽ふいにフェードアウトし、主のボソボソ声に切り替わった

最近忙しくて、ちゃん放送ができなくて申し訳ない。この放送は、○○(大阪地名から放送してるんですが、なんかどうも電波岸和田あたりまで届いてたらしいですね。どれぐらいの人が聴いてくれていたかは知りませんが、今までありがとうございました。」

放送を辞めるのは、神戸に引っ越すからで、そこでも放送を続けるかは正直わかりません。やりたいとは思ってますけど、設備問題もあるので。」

「ではそろそろお別れです。スイッチを切ったら、屋根アンテナ外して、これでバンブーラジオは本当に終わりです。」

そして、数秒のブザーの後、放送は止まった。ヘッドフォンからホワイトノイズが流れていた。


あの時、電話しとけば良かったなあと俺は少しさびしくなったが、実は、その時にはそれほど感慨はなかった。

なぜなら、俺は既に電気グルーヴテクノ専門学校シリーズを手に入れて、自分好きな音楽クラブテクノミュージックというものであることを知ることができており、またテクノ専門学校セールスがそれなりに良かったのか、ソニーミュージック海外インディーズレーベルを中心としたリリースラッシュAphexTwinBlack Dogデトロイトテクノアーティストなど)もあって、大きなCDショップに行けば、簡単に好きなテクノミュージックが手に入るようになりつつあった。

なので、好みの合わないレイブ系のラジオが終わっても、わりとどうでも良かったのだ。

それから1ヶ月もしないうちに、1.17 阪神・淡路大震災が起こった。

俺の家の被害はガスが止まったぐらいで大したことはなかったが、尼崎に住んでいた叔父一家被災するなどして、大混乱だった。親戚全員の無事が確認された後、俺が真っ先に思い出したのは神戸引っ越しバンブーラジオのことだ。

ラジオで読み上げられる無数の被災者の名前を聞きながら、俺はバンブーラジオの主の無事を祈ったが、もちろんそれを確かめ方法はなかった。


その後、志望校合格し、春から始まる高校生活を前に、期待と不安で宙ぶらりんになっていた俺は夢を見た。

大阪電気の街、日本橋入学祝いお金を握りしめて、FM放送のための機材を買いにいく夢だった。

何故か、ピエール瀧バンブーラジオの主が同行してくれて、俺に色々とアドバイスをくれる。

棚に並べられた、無線機の列を眺めながら、俺はこれから始めるFM放送の構想にワクワクしている。


目が覚めた。そして、朝日の中、それが夢だとわかった時、本当の寂しさが襲ってきた。

俺の好きな音楽を一緒に楽しめる友人は、本当は一人もいないのだ。

中学友達AphexTwinAmbient Worksを聞かせても曖昧な笑みを浮かべるだけなのだ。そんなわけのわからん音楽よりこれ聴けよ、と渡されたカセットテープにはボンジョビミスターBIGが90分詰まっている。trfじゃないだけマシだけど、俺にはこの良さがさっぱりわからないのだ。

同じように、誰も、誰一人、AphexTwinの初期アンビエント空気感や、カールクレイグの無機質なマシンドラムの良さなどわからない。

俺はどうしようもなく一人だった。そしてそれは、春から始まる進学校での高校生活でも同じだろう。いやもっとひどいかもしれない。

夢で訪れた日本橋無線ショップに、俺は1週間前に実際に行っていた。自分FM放送を始めればあるいは、と思ったのだ。

膨大な機材に圧倒され、マヌケにも「FM放送をしたい」と馬鹿正直に店員に告げた俺は、表情を一変させた店員に「それは犯罪からね。帰ってくれる?」と追い出されたのだった。


幸いクラブミュージックはその後、ファッション文脈を得て一大ムーブメントを巻き起こした。送信機の代わりにシンセを買って宅録するようになっていた俺にもその手の友人が何人もできて、俺は一人ではなくなった。

ブームが終わって、俺が挫折して、シンセを全部売り払った今でも、彼らとの親交は続いている。

彼らとたまに昔話をする度に、俺はバンブーラジオを思い出す。向こうは俺のことなんて知らないだろうけど、今でも俺にとってバンブーラジオの主は、音楽を好きになって最初に出来た頼もしい先輩で、そして大切な友人だからだ。


皆がオフラインになった冬の夜、決してチューニングできないどこかの周波数で、あのアッパーでどうしようもなく頭の悪いレイブテクノが、あの時のままノンストップで流れ続けている。

俺は、まだそういう夢を見ている。


追記:海賊放送と書きましたが、バンブーラジオが本当に違法だったのか、実は知りません。でも電波が飛んでる範囲からして、当時のコミュニティFMに許された範囲は超えていたように思う。あと、念の為書いておきますが、この文章違法行為を助長する意図はありません。不正電波ダメゼッタイ。いい子は各種法律守ってネットでやりましょう。

2013-02-06

はじめての引越しで後悔したこと

引越しマイスターの俺が部屋選びの時に気をつけてるポイント

http://lifehack2ch.livedoor.biz/archives/51386082.html

こんなんがあったので、自分用にメモとして書く。

大前提:人による。

 人によって求める条件は違う。自分が何を重視するのかはネットのどこにも載っていない。ネットを参考にして、「自分は」何を重視するのかを考えるべき。

自分がはじめての引越し後に後悔したこと
引越一括見積もりサイトは使わないほうがいい。

ネット上で送信ボタン押したとたんに鬼のよう電話がきてすげー迷惑。うざい。利用してよかった引越業者は? 口コミ評判比較ランキングピンポイント見積もり頼んだ方がいい。自分場合はフクフクにした。

引越料金見積もり価格以外の費用がかからいか要注意

→待機時間(積み込み後、引越先に自分より先に業者が到着した場合に、積み下ろしを始めるまで業者が待機する時間)が30分作業員一人あたり1500円とられたから、そんな感じで最初見積もり価格以外のお金がかかる場合があることに注意すべき。ちなみにフクフク。あと高速道呂料金も別途かかる。とくに遠距離だったら待機料金はでかくなる可能性大。

・室内洗濯機置場

→室外洗濯機置き場は想像以上に神経をすり減らす。雨に濡れたりとか。

自転車置場

屋根がある場所に置けるかどうか。都心部では交通手段の命綱から。外置きがいやで、仕方なく2階まで上げてる。

ガスコンロ電子レンジがあるか

→あったかものがすぐに食べられるかってすごく重要外食も飽きる。コンロ、レンジ、ポット、ケトルとあったかものが何も使えない状態だと、スーパーに行っても惣菜しか見れない。しかも冷えた惣菜を食うはめになってすげーみじめ。

電球があるか。

LEDシーリングライトとか事前に用意しとくべき。夜は本当に想像以上に真っ暗だから何もできない。特に冬は。

・部屋までの距離が短いか

大家の家が道路に面してて、その後ろにあるアパートなんだけど、すごい地味に不便。道路に面してるところからさくっと階段のぼって部屋まで行けたりっていう方がよかった。

・駅から遠い

→事前にある程度わかっていたとはいえ、やっぱり実際に暮らすとなるとダメージ累積が結構かい。よく電車使うなら軽視すべきじゃない。

洗濯機の動かし方確認

休日とかにセッティングとか合わせてやるべき。パッキンが壊れててすごい水が噴出して使い物にならなくて平日夜にSEIYUまで買いに行ったのはめんどくさすぎた。1回もやったことないと意外と難しい(?)ものだった。

ゴミ捨て

→指定ごみ袋とかあったら、地味にお金かかる。

・日当たり

→布団干ししかり、日中生活しかり、全然印象が変わってくる。

・角部屋

寒い

光熱費

東京ガスクレカ払い、東京電力水道口座振替割引がオトク。

大家との関係

都心大家との距離が近い物件が多い。イコール、便利なところもあるかもしれないが、気を遣うというデメリットの方が圧倒的に大きくなるから要注意。大家が良い人だったら結果的にOKかもだが、面倒くさい大家だったら簡単には取り返しがつかない。

排水口の形

排水ネットとか規格に合うものがあるかどうか、とか。

・フスマ

→剥がれかけていないか。立て付けは大丈夫か。閉めたときにスキマはないか。開け閉めするときスムーズにいくか。

・コンロ、水道食材を切る場所の位置

→コンロ・食材を切る場所水道という順番になってるか。コンロ・水道食材を切る場所というふうになってると、鍋を火にかけた状態で切った食材を追加するときに距離が遠くてイライラ自炊する人は要注意。

郵便転送を第一に!!!

→他のもので住所変更が間に合わなくても、郵便転送さえしとけば届く可能性がグンと上がる。とりあえず引越の日程が決まったら即郵便転送手続きをする。ネットからもできる。即反映されるわけではない(10日くらいかかると言われた)から、これは本当に早めにやるべき。

収納

→荷物が少ないからとかで収納がない物件にするのはやめたほうがいい。まず布団袋がかなりでかい。これが常に部屋にあるだけでかなりのスペースを食う。あと引越の荷造りをするとダンボールの箱数も予想外に多いことに気付かされて後悔するパターンカバンひとつアルファ相棒さ、とかいう人には収納なくてもいいかもだけど、よほど荷物が少ない自信がない限り、収納の有無にはこだわるべき。

冷蔵庫キッチン)と寝室との間にドアがあるか

食べ物のニオイ、冷蔵庫ブーンという稼動音は地味にストレスになる可能性が高い。神経質じゃなければ問題ないけど。

・窓の大きさ

→大きければいいってもんじゃない。不動産屋は「明るい」ってメリット言ってきたりするけど、東京なら窓の大きさ=寒さと言っても過言じゃないくらい寒いので注意。九州出身から東京の寒さに驚いた。まだ未体験だけど、窓の大きさ=暑さというふうにもなるかもしれない。

雨戸の有無

→防寒という意味で地味に重要

トタン部分がないか

強風時にすげーうるさい。階段屋根とかがトタンだったりしないか注意

大家がオバチャンじゃないかどうか

→隣に大家が住んでる+オバチャンのコンボだとすごくストレス。地味に優先順位高い項目。

2012-12-31

身内でない第三者と31日を過ごした事なんて1度も無いな。

身内も…同じ屋根の下でもバラバラだし。

35歳男子

2012-12-11

加藤先生の発言から引用

「このおばあさんを見捨てたらぼくの夢は叶わなくなる」と思って、住所を聞き、日程を調整して出かけました。屋根に上がるための二連はしごを買い、電車軽トラックでは運べないので運送屋さんに頼みました。当日は、おばあさんから連絡を受けたメーカー社員も2人来ましたが、テスターしか持ってきておらず、ぼくが送ったはしごで上がっていました。

メンテナンスお金がかかるからいやだと考えるのではなく、積極的にメンテナンスすることによって太陽光発電システムをなるべく長く使い、そして経済性も出せるという風潮ができてきてくれればいいなと思っています

「現状太陽光発電は決してメンテナンスフリーではないと思います。将来的にメンテナンスフリーになってほしいと思いますけれど、そのためには、今はメンテナンスフリーではないということが、将来のメンテナンスフリーにつながるものだと思っています


この動画に限って言えば、火災の原因が太陽光パネルかどうかはよくわからないようです(ってコメントが下の方についてました)。晴天の中、じゃんじゃん水かけてます

消防士さん向けの太陽光パネル対策教科書英語 PDF 全68ページ)。こんだけしっかりした教科書が作られてるのに、感電するから消せないって、ちょっと失礼な感じ。

序文には、メーカや業者と消防が協力して安全性を高める努力をしてる、みたいな話が書いてありました。その辺までしか読んでないので後はわかりませんが(だいぶ失礼な感じ)、消火不可能で燃えっぱなし、とは書いてなさそうです。1ページで終わっちゃうし。

日中燃えると、水をかけることができないので燃えっぱなしになるそうだ。消防士感電ちゃうからね。

2012-12-08

太陽光発電には安全神話がある

太陽光発電(PV)のえらいひとの講演を聴いてきたので書く。

太陽光発電には安全神話がある

原子力発電に安全神話があるように、太陽光発電にも安全神話がある。安全安心メンテナンスフリーという神話である

残念ながら、それは神話なのだ

太陽光発電メンテナンスフリーではない

普通の一軒家に設置するような光発電システムは、10年も使っていると5軒に1軒ぐらいはパワーコンディショナが修理か交換になってしまう。7軒に1軒ぐらいは、ソーラーパネルも1枚以上交換している。果たして投資の一環としてはじめた屋根借りるタイプにわか太陽光発電業者や、元が取れると家主に設備を買わせようとする施工業者は、利益率の計算にその費用をちゃんと入れているのだろうか…?

ソーラーパネルの製造元は、10保証や25年保証と言った長期保証をつけるから大丈夫だ、と思うかもしれない。ところが、システムが完全にダメになる前に、出力が落ちている、というのに気づくのは困難なのだ

太陽光発電メンテナンスフリーと思われているので、定期点検の法的義務づけがないし、点検しても役に立たない

太陽光発電は設置したら終わり、と思われている。だからほとんどの場合、点検は太陽光発電システムオーナーが自腹で点検をよばないとしてもらえないのだ。しかも、点検項目はパネルがしっかりと設置されていてゆるみがないか、配線はしっかりしているか、などであり、パワーコンディショナやパネルの性能チェックや故障チェックをする項目がないのだ。これでは、長期保証がついていても交換してくれとメーカーに言うことすらできない。だって、気づいていないのだから

太陽光発電モジュールは、壊れる

一つ一つのソーラーセルは、半導体製造装置からそのまま出てくる代物で、確かにそれだけならかなりメンテナンスフリーである。ただ、ひとつ0.6Vぐらいしか電圧がないので、かなりの数を直列に接続してモジュールにしたてないといけない。ここに、壊れる要因が潜んでいる。それぞれのセルを表・裏・表・裏とつないでいく配線にたいへんな電流が流れるので、長年使っていると弱いところから発熱に負けてハンダづけしたところが外れたりして断線が起こってしまうのだ。一箇所切れると、切れなかった配線に電流が集中し、発熱し、また一番弱いところが切れていく。それが全部切れると、パネル1枚無効になってバイパスダイオードに他のパネルで発電した電流が通る。それを長年続けると、バイパスダイオードが切れて、パネルの残りに電流が流れていく…

壊れたのに、気づけるか?

パネル全体が急にダメになれば、普段から出力をこまめに知っていれば普段と違うのでわかる。一部ダメになっているのは、なんと屋根から1枚ずつはがして検査しないと、メーカーでもわからない…

太陽光発電モジュールは、火災を起こす

ハンダが溶けて外れるぐらいの熱を出している、壊れたソーラーパネル屋根にのっていたり、屋根に組み込んであったりしても、安全なのだろうか?

まあ当然、まったくもって安全ではない。家ごと燃えることもある。国内事例だと消費者庁サイトに一件だけ公表されているのがあるそうな。欧米では結構ばんばん燃えているらしい。日中燃えると、水をかけることができないので燃えっぱなしになるそうだ。消防士感電ちゃうからね。

太陽光発電は、日光が当たっていると絶対に止められない

家が燃えている時、水をかけたいから発電を止めたい、と思っても太陽光発電はとまらない。光が当たると絶対に電気が出てしまうのだ。原子力発電とは違った意味で、太陽光発電人間の都合では止まらない。ほったらかした太陽光発電は、安全でも安心でもないのだ。

じゃあどうしろっていうんだよ!

点検をしよう。モジュールの劣化に気づくような点検をしようよ。

発熱から火災が怖いんで、調子悪いところはもともと発熱しているわけだし、温度を調べればいい。かといって屋根全体を温度計くっつけてまわるわけにもいかいから、ここは赤外線カメラ、サーモグラフィの出番だ。まあ、安いのでも20万円以上、高いのはコンパクトカー新車ぐらいと、ちょっとしゃれにならない金額なんですけどね…

こまめに温度を測って点検することで、異常に早く気づいて対処することができるようになる。パネルの一部に影が落ちたり、汚れがあったりするだけでパネルの温度は均等ではなくなって部分発熱したりするようだから素人撮影して「うわー発熱してるー火事だー故障だー」っていうのはまずいらしいけど、点検できる人材一定量確保して、定期点検するように、公共としてはしないと火事ヤバイと思うよ。

まとめ






追記:2012/12/10

ブコメで指摘する人が出たので。そう、元ネタ産総研加藤和彦先生の講演。

みんな、俺の文章なんて読んでいないで加藤先生の本「太陽光発電システム不具合事例ファイル」を買うんだ。

メンテナンスフリー神話については、まあ見てくれよこれ。

http://www.enecho.meti.go.jp/saiene/renewable/solar/index.html

感電の証拠ね。言うと思ったんだ。ぐぐるぐらいしかできないし間接なんだけど。

http://www.enecho.meti.go.jp/energy/jutaku/hyoujun/hyoujun1/yousi22-1.pdf

http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/syukei1/zaisei/23jigyouhyouka1/02_jiritu/23jiritu104.pdf

http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h24/2403/240327_1houdou/01_houdoushiryou.pdf

まあ、本当の根拠をとうとうと回答できるのは加藤先生な。最近、講演でひっぱりだこだそうよ。

あっ

http://d.hatena.ne.jp/natch61525/20111206/1323183320

2012-09-15

地方紙報道婦女暴行事件被害者プライバシー

山形住み。

山形県には山形新聞っていう地方新聞があって、特色のひとつが、全国紙では扱わないような県内で起きた小さな事件事故を記事にするっていうのがある。

酒気帯び運転した。万引きした。配偶者を殴った。飲み屋喧嘩した。

犯罪以外でも、登山中動けなくなって救助してもらった。熊に遭遇した。畑が焼けた。自宅の屋根から落ちて足を折った。自転車で転んで怪我をした。

全部実名と年齢と住所(○○市○○町)が記されて新聞に載る。

さらに、事件が微罪で初犯だったりすると不起訴になるから、そのときには事件が不起訴になりましたっていう記事とともに、犯人の素性が再び晒される。

それは犯罪を犯す者に対するひとつ抑止力になるからそれはいいと思うけど、今朝の朝刊では、男が元カノの部屋に侵入して乱暴した暴行致傷事件の記事で、被害者女性の年齢に加えて、犯行現場でもある被害者女性の住所が○市○町○丁目まで書かれていた。

東京なら○丁目の中に数千人もの人が住んでいるかもしれないが、地方田舎なら町内人口密度はぐっと下がるし、周り近所見知った人ばかりの可能性も大きい。

警察がそこまで公表したから記事にしたってのもあるんだろうけど、レイプ被害者プライバシー保護ってかなり問題があるんじゃないかあらためて思った。

2012-09-12

つれづれなるままに

東鳴子にある馬場温泉。昔から地元民や湯客が利用してきた9つの共同浴場は、挨拶場所であり、ふれあい場所であった。46.5℃の源泉を持つその共同浴場の母ヤニキを渡して、タッカーでそれをバシバシと打っていった。すると、ビニールがはがれ、さきほどまで横殴りの雨の中のハウスの上で格闘瓦がボロボロで窓ガラス割れて最悪…。湯は東京横浜温泉と同じような黒色透明だが、湯温は高く熱い。湯上がり後やはり硫黄臭が体に残りラミレスの娘であることが実感できる。

時間と戦う現代人の皆様に安らぎのひとときを与えてくれる。ジャッジではよっぽどでない限り怒ったり食い下がったりはしないとラミレスの娘に誓った。地元の方にも親しまれるゆったり寛げるピコピコブスという名のアフリカ中央部に住むゴリラは、人を含めた霊長類、いわゆるサルの仲間で最も大きいが、キングコングイメージからするとかわいいくらいのものだ。露天風呂には循環の屋根付きの浴槽と源泉かけ流し浴槽がある。その日の気分に合わせてフレグランスを選ぶ楽しみを与えてくれる「アクチュアルプレーイングタイム」によって昨季よりもロングボールでのカウンター攻撃が減った鹿島がより深まるという意味で歓迎すべきことであり、今後もファンの楽しみを増やしてくれるようなショフトが公開されることを期待したい。

2012-09-04

東京ねずみらんど

住宅街におけるネズミの増加が深刻だ。どこで深刻かというと我が家だ。

ネズミがかわぃーなどといふ心はすっかり失われてしまった。

昨晩日も暮れ雨戸を閉めようとしたところ戸袋に隠れていたねずみが驚いてそのまま家の中に入ってきた。

部屋を密閉して家族総出で1時間以上探したが見つけられない。もうどこかに行ってしまったものと諦めつつもねずみ取りシートを設置し、部屋を後にしたら小一時間して超巨大なねずみがかかっていた。コレほどの巨躯なものがいったいどの隙間に隠れていたというのだろうか。なんという罰ゲームなのか。ネズミシートをパタンと畳んで新聞紙でくるんでビニール袋へぶっこんで燃えるゴミへ。なんだこれは。命とはなんなのか。

我が家にはネズミ取りシートが常備されている。

2~3年ほど前からネズミ屋根裏を歩くようになり、まもなくして家への侵入を許した。ネズミダニは酷く噛まれるととてつもなく痒いうえ数ヶ月消えない跡になる。最初に異変に気がついたのはダニに噛まれたせいである。

天井に埋め込んでいる照明に通風口があり、そこから落ちてきたものと推測される。トタトタと歩く音に気が付き、これはもしやネズミなのではないかと気がついた。部屋に黒い紡錘状のちいさな糞をみかけたのと時期を違わず、まもなく食害にあった。ネズミにより齧られたビニール袋を見ればいか楽天家でも対応をせざるを得まい。

天井の埋め込みライトを数十万かけて工事してもらい侵入口を家の周りに探したが僅かな隙間もみつけられなかった。木造建築ではない家の隙間を探すことは人間には難しい。ネズミ一匹とはいうが、きっと下水あたりのトラップを食い破って経路をつくったのか、もしかしたら屋根側の通風口からはいってくるのかもしれない。木造ではない建築がかえって対応を困難にさせる。ビルにも出るというので個人宅の努力など柄杓で海を救うが如くなのやも。

祖父母の代からこの地域に住まっているが、ついぞねずみなどというものを見掛けたこともなかった。しかし近隣に10階以上のビルも増え住宅の密集度があがったことが原因か、我物顔で庭を歩くネズミを見かけるようにもなってしまった。日中に道路を横切るねずみを見かける。わずか数年でだ。どこぞで殺鼠剤でも食ったであろうネズミが庭先で死んでいることもあった。いったいなんだこれは。

都内の地下鉄線路の上をねずみが優雅に歩いているのを見かけるようになったのは10年ほど前だろうか、朝早くにはJR線路でも見るようになったと思ったら、いつの間にか我が家にまでご来場されてしまった。フリーパスなど発行した覚えはない。他人ごとと思っているかもしれないが、都市化が進む以上、時間の問題だ。ゴミの夜間集積などでカラスがいなくなったと思ったら今度はネズミがやってくる。

色々試したが、有効な対策方法駆除以外にない。粘着シートが一番だ。

殺鼠剤はダメだ、どこかで嗅いだこともないような匂いがすると思ったら徹底的に探せ。どっかの誰かが殺鼠剤を食わせた死骸があるはずだ。死骸からダニが広がる。早めに見つけて殺虫剤をまいておけ。天井裏や床下で死なれないよう万全を期して天に祈れ。

ネズミ忌避剤は人間にも香りが強い。しかも、すぐもどってくる。

超音波装置は2~3個買った。「クマネズミとドブネズミに対する超音波防鼠器の効力試験」を読んだのは最近だ。数万円を投じた身には寂しいことが書いてあった。なんという。

ネズミ家族引っ越してくるたびに捕獲をする。家に入られるまえに庭先のスノコの下などで捕獲する。滅ぼしても滅ぼしても半年ぐらいするといずれかの場所で増えてきてまたやってくる。全滅しても王様のもとに戻るだけだとか教会があって復活させてくれるのかもしれない。いったいトムの相手のねずみは何代目だというのだ。青いタヌキがネズミ相手に地球破壊爆弾を使いたくなる気持ちもわかろうってもんだよ。

この1ヶ月で3匹捕まえた。これを捕まえておかないと1ヶ月後に況や不逞の10匹を攻防戦を繰り広げ斃すことになる。我軍の被害も甚大だ。地域ぐるみで共同戦線を張らないといけないのだが都市部ではネズミの波状攻撃がヒトの連携を上回る。これではねずみごっこである

1970年以前はほとんどがドブネズミであったもの現代はクマネズミであるそうだ。

クマネズミ商業地域から住宅地域への分散が1990年半ばより急増し2000年ごろをピークに相談件数が減っている。

http://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/hoken_eisei/eisei/nezumi_gaichu/nezumi/index.html

しかし、確実にその勢力範囲は広がっているのだ。

ねずみはいつかやってくる。

覚えて置いて欲しい。やられる前にやっつけろ。君の大事な耳を齧られる前に。

2012-08-18

http://anond.hatelabo.jp/20120818142000

元増田は女?

もし女なら、いくら金がないからって、赤の他人の異性と一つ屋根の下で暮らすってのが、自分感覚からするとアレだなあ。

元増田も、その営業マンも。

そいつアラサー一流企業勤務の営業マン

仕事道具とか顧客情報とか持ち帰ってないのか、他人事ながら心配になった。

漏えい危険性めちゃくちゃ高いじゃん。

2012-08-17

2chの恐ろしいところ

こういうネタさらっとのせてくれるところ。

日本の風物死◆

1月=おじいちゃんのどに餅詰まらせる

2月雪下ろし最中屋根から転落

3月免許取り立ての18歳無謀運転

4月花見or新歓コンパ急性アル中

5月帰省ラッシュ渋滞で玉突き事故

6月パチンコ子供蒸し焼き

7月DQNの川流れ

8月田んぼの様子を見に行って用水路に流される

9月バーベキューカセットコンロ爆発

10月=毒キノコを知らずに食べる

11月山菜取りでクマに遭遇

12月=軽装で雪山に登って遭難

  

でも月と内容はあわないのもありそう。

2012-05-29

http://anond.hatelabo.jp/20120527232329

共有のものは私負担だけどだから最終的には私の判断で購入するし、

基本的に自分が欲しいもの自分お金で買うという別会計です。

自分ひとりで生活するよりは割安になるとはいえ、

そのためだけに一つ屋根の下に暮らすということはできないと思いますが。

2012-05-26

おすすめやる夫スレ作品(オリジナルストーリー限定)

やる夫スレは読んでみると意外と面白いものが多く、ここ1年ぐらい結構ハマっている。

内容の質も非常に高く、10年前の葉鍵SSブームを見ているようである

色々と読み込んだので、お気に入りの作品とその感想をまとめてみることにした。

やる夫さやかの脱!恋愛弱者講座

あらすじ:

高校生やる夫は、幼なじみ翠星石片思いしていた。

ある日、一大決心して翠星石告白しようとする。その矢先、翠星石同級生上条当麻告白され、付き合い始めるところを目撃してしまう。

やる夫の友人、やらない夫とLはやる夫をいつものカフェに連れていき、慰めようとする。

そこには同じく幼なじみ上条当麻彼女ができたことを知って意気消沈している同級生美樹さやかの姿があった。

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感想:

フラれたもの同士が結託して付き合いだした二人を邪魔しようとしているうちに仲良くなって……という、わりと定番の筋書きなのだが、それゆえに素直なストーリーで読みやすい。

さらに登場人物が皆好感の持てるキャラクターなので非常にさわやかな読後感を味わえる。

やる夫スレの定番ヒロインである翠星石でなく、比較的新顔の美樹さやかヒロインに起用しているところもポイントが高い。

美樹さやか性格はほぼ原作に近く、普段は活発で明るい性格なのだが悩み事に対してはうじうじと考えてしまタイプ

これが意外とやる夫マッチしていて、この二人の掛け合いは見ていて好感が持てた。

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やる夫wiki 紹介ページ:

なし

やる夫フェイトダメなお兄ちゃん


あらすじ:

会社員やる夫は、いつものように先輩社員伊藤誠ランチを食べにファミレスへ入っていった。

注文を頼んだ後、やる夫携帯が鳴り出す。

電話の相手は妹のフェイト。父、やらない夫訃報を知らせる電話だった。

葬儀を済ませて仕事に復帰したその日の夜、やる夫は自宅の玄関先で自分を待つフェイト発見する。

家出をしてきたのでしばらく泊めてほしいとのこと。

やる夫はあまり気が乗らなかった。

フェイトは実の妹ではない。継母・水銀燈の連れ子だったのだ。

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感想:

やる夫さやかの脱!恋愛弱者講座」と同一作者の新作。

義理の妹と一つ屋根の下で同居、と聞いて萌えエロのようなジャンル想像されるかもしれないが、そういう描写は一切ない。

幼い頃に亡くした実母・キル子への想いや、険悪な継母・水銀燈との生活を思い浮かべながら、他人とも友達とも恋人とも、もちろん実の妹とも違うフェイトとの接し方について悩むやる夫の姿は非常に大人びていて、多くのスレで見られるようなお調子者のやる夫面影は見当たらない。

また、先輩社員伊藤誠は一見原作と同様の性格に見えるが非常に常識人で、義妹と同居することになったやる夫に的確なアドバイスを与えたりもしている。

(性的な意味でなく)大人な内容の作品なので好き嫌いの分かれる作品だが、興味があれば是非読んでほしい。

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やる夫wiki 紹介ページ:

なし

やる夫は剣を抜いたようです

あらすじ:

米国地方都市、パーソク市の名家ニュー速デ家の跡取り、やる夫幼なじみ翠星石に振られてから落ち込んだ毎日を過ごしていた。

学校をサボって公園時間を潰していると、謎の少年蒼星石出会う。

蒼星石は怪物に追われていた。巻き込まれるように追い詰められるやる夫

絶体絶命のそのとき蒼星石の持つカバンが開いていることに気づく。

中には一本の剣。やる夫無我夢中でその剣を……抜いた。

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感想:

本作は3部構成になっている。本編「やる夫は剣を抜いたようです」と、その外伝「剣はやらない夫を選ぶようです」は時系列の大半が重なっており(全てではない)、やる夫視点の話とやらない夫視点の話がそれぞれ描かれる。

「剣はやらない夫を選ぶようです」は完結後、すぐに本編の終盤にリンクし、最終章の「やる夫は剣を――」につながっていく。

数あるやる夫スレの中でもかなりの大長編で、全90話にもわたる超大作である。これに番外編等を加えると100話に達するだろう。

オープニングの説明にある通りアーサー王伝説を下敷きにしており、アーサー王伝説から多数の英雄が登場するが、それ以外の神話などからも多数のエピソードを取り入れている。

Fate シリーズに似たような雰囲気があり、スレ内でも作者が Fate 風に解説をするなど関連する部分も多いが、作風としてはどちらかというと「うしおととら」や「からくりサーカス」といった、藤田和日郎の作品に近い。

多数のキャラクターが登場するものの、それぞれの登場人物にしっかりとした個性があり、彼らの織り成す大小さまざまなエピソードはどれも味わい深い。

特に夜神月水銀燈は読者の想像を超えて活躍し、話を盛り上げてくれた。

本編も面白いが、私としては外伝「剣はやらない夫を選ぶようです」を特に推したい。

何の力も持たない一般人やらない夫が、ストーリーが進むにつれ強くなっていき、それにつれて最初やらない夫を主人として認めなかった「知性ある剣」オルナ(朝倉涼子)が徐々に彼を主人として認めていく展開は、王道ながら非常に盛り上がる。

エピソードも名作が多い。特に東横桃子」編は素晴らしかった。細かい説明は省略するが、是非ここまでは見てほしい。

難点としては、まずひたすら長いことが挙げられる(1話10分で読むとしても15時間以上かかる)。

長すぎてとても読む気がしない、というのであればまずは本編6話まで(夜神月+水銀燈編)、12話まで(ヌケド+でっていう編)、の2回に区切って読むことをおすすめする。

もう一つは、やる夫編とやらない夫編が非常に複雑にからみあっており、読む順番が難しいということにある。

おすすめとしては、上記リンク先のまとめサイトで各話の最後に「スレ内投下順」と書かれたリンクがある場合はそれに従って読み進めることである

やる夫編、やらない夫編を行き来することになるが、結果として理解の助けになるだろう。

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やる夫wiki 紹介ページ:

http://yaruo.wikia.com/wiki/%E3%82%84%E3%82%8B%E5%A4%AB%E3%81%AF%E5%89%A3%E3%82%92%E6%8A%9C%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%A7%E3%81%99

http://yaruo.wikia.com/wiki/%E3%82%84%E3%82%8B%E5%A4%AB%E3%81%AF%E5%89%A3%E3%82%92%E6%8A%9C%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%A7%E3%81%99

やる夫と隣のAV女優

あらすじ:

フリーター契約社員として生計を立てているやる夫は、次の仕事を探していた。

なかなか仕事が見つからず苦労している中やる夫転職サイト発見したのは、AV女優マネージャー募集という求人広告だった。

面接の後採用され、AV女優マネージャーとなるやる夫

やる夫は、初音ミクを始めとしたAV女優達を通じて、仕事とは何か、生き方とは何かについて考えていく。

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感想:

やる夫.jp でもおすすめとして紹介されている有名スレ

http://blog.livedoor.jp/nyusokudeyaruo/archives/1569171.html

AV女優というタイトルに釣られがちだが、内容は仕事生き方などをテーマにしたかなりシリアスな話。

AV女優として働く女性達はそれぞれ異なる理由でこの道に飛び込む。明確な目的意識を持って飛び込むもの借金の返済のため仕方なく働くものなどその背景は様々。

始めは目標があったにも関わらず、仕事をしていくうちに少しづ堕落していく女性なども描かれ、登場人物の心情変化が丁寧に描かれている。

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やる夫wiki 紹介ページ:

http://yaruo.wikia.com/wiki/%E3%82%84%E3%82%8B%E5%A4%AB%E3%81%A8%E9%9A%A3%E3%81%AEAV%E5%A5%B3%E5%84%AA

2012-05-25

http://anond.hatelabo.jp/20120524114811

いい年した男と女が一つ屋根の下に暮らせば、体の関係にもなるかもしれないけど、その時はその時でわざわざ今から取り決めなんかしておく必要はないよね。

へんな期待してるけど、43才の子ども二人もつくった後の男に性欲なんか残ってないんじゃないかな。うちなんか何ヶ月かに一回たまりかねてこっちから近づいていっても疲れてるとか言われて振り払われる。かなり寂しい。

2012-05-24

住込みで家政婦やってくれって言われている

雇い主は先月、父子家庭になったばかりの43才。大学時代同級生恋愛感情はなかったけど、話は合う感じ。


子ども小学校卒業するまでの約10年間、住み込みで家政婦をやってほしいとのこと。現状年収300万弱で、キャリアらしいキャリアもなく卵子が老化して久しい42才独身オバさんにとってこの条件ってどうなんだろう。


やることは、子供二人(男5才、女3才)の世話(食事、遊び、勉強行事の参加)、家事全般、生活費管理休日自分休みの日(基本的に土日、だけど金曜の夜と月曜日の朝はいてほしい)。


住み込みの間、家賃光熱食費はかからないし、女性の生活に必要費用(服、髪、化粧、小遣い少々)も生活費の中から5,6万/月ぐらい出してくれるらしい。家事に支障がでない範囲なら、アルバイト(内職とか)をしてもいいし、遊びに行ったっていいとのこと。


給料10万円/月。


彼の直面している最大の問題は子供の面倒をみる人がいないことなんだけれど、中学以降は全寮制に入れる予定でその問題は無くなる。中学以降、もし気が合えば、給料10万は払えなくなるけど(学費がかかるため)そのまま住み続けても構わないと言っている。


再婚は、今のところは考えていない(まだ考えられない?)とのこと。


普通の家政婦を住み込みで雇ったら、1日2万以上かかるらしくて月10万とか有り得ないってところなんだけど、なぜか妙に魅力的で、とりあえず今週末彼の家で子供達と会う約束しまったんだけど、これからどうなることやら。。




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一日たって開けてみて、レスポンスが予想以上についていてびっくりした。


お金とか契約内容云々とかって本当はとっても大事なことかもしれないけれど、いまの自分にとってはそれってそんなに大事じゃない。今までもこれからもずっと女一人で干からびて死んでいくだけって考えたら、人生ちょっとぐらい変化があってもいいんじゃないかって考えている。


そもそも彼はそんな嫌な人ではない。今のかれにとって一番大切なのは幼い二人の子どもであって、二人にご飯さえ食べさせてくれるなら基本的に自分の好きなようにやってくれてもいいっていうスタンスで、10万じゃ足りなければ家計をやりくりして自分の取り分を増やしてもいいし、家の中をどういじってもかまわないとのこと。それって結婚とどう違うのかって聞いたら、(奥さんを亡くしたばかりの)今すぐには結婚とか考えにくいし、なにより子どもたちへの(お母さんが死んだら新しいお母さんがくるの?みたいな)影響が心配だって言われた。


ただ、子供たちには、成長した時本人たちのアイデンティティをしっかりさせたいってことで、本当のお母さんと自分を区別できるようにお姉ちゃんって呼ばせるらしい(自分はオバちゃんでいいよって言ったよ)。


子ども中学から全寮制にいれるって話は、彼が面倒みれないから全寮制にするしかないってことだから、もし自分が面倒みるなら別に全寮じゃなくてもいいんだとおもう。


ちなみに彼は普段はほとんど朝9時から午前0時過ぎまで仕事してるような人なんだけれど、奥さんが亡くなってからは親戚に来てもらったり会社休んだり家で仕事したりヘルパー頼んだり一時保育頼んだり、子供寝てから会社にいって朝までに帰ってきたりとかありとあらゆることをしてるれど、そろそろ会社も大目にみてくれなくなるかもしれないし、なにより子どもに毎日バタバタとしたストレスのある生活からはやく落ち着かせたいって言っている。


いい年した男と女が一つ屋根の下に暮らせば、体の関係にもなるかもしれないけど、その時はその時でわざわざ今から取り決めなんかしておく必要はないよね。


子育て簡単に考えるな!(しかも他人の!)とか言われるかもしれないけれど、実際やってみないことにはどんなんだかわからないし、本当はすこし楽しみでもある。


もし途中でなにかあって放り出された時は、その時考える。ちなみに今のところの持ち金は現金千万弱+貯蓄保険。最悪無職だとしてもつましく暮らせば5年ぐらい持つでしょう。




とかなんとか頭の中でごちゃごちゃ考えてるふりしているけど本当は、一番困っている時に一番最初に声をかけてくれたことがジーンときちゃって頭がおかしなっちゃってるだけかもしれない。

2012-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20120417200503

そういうときに問われるのは、化粧の是非とか迷惑行為の是非じゃなくて

店員の度胸とか気概とか、トラブルを引き受ける覚悟だよ

サブウェイの店員ってどうせバイトでしょ?

時間いくらで働いてて、マナー悪い頭のおかしな人を注意して自分トラブルに巻き込まれたくないんだよ

覚悟の決まったオーナーならまた違ったのだろうけど

正直、サブウェイ価格でそこまでのサービスを期待されても・・・と思わなくもない

ファストフードのイートインスペースなんて公園屋根がついたものくらいの認識でいるべきだと思う

2012-04-13

http://anond.hatelabo.jp/20120413111910

被害者の多くは、中年から高齢者だしな。

加齢と共に、咄嗟の反応などは思った以上に遅れるもんだと思う。

仮に走行が60キロでも、自分に向かってくる60キロって一瞬だぜ。

台風の日に屋根に上るなり海水浴に行くのは単なる自業自得だが、

今回のようなケースは不運でしかないべさ。

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