私は原発が見える町にすんでいる。
「電力会社が各家に100万円配って無理やり作ったんだ」みたいな
事を言っててなんだかよくわからなかった。
でも原子力って怖いんだな、とも思った。
ネットが出来るようになって遠くの人とチャットでお話できるようになった。
あの、原発がある町にすんでいるという話をすると
あまりにアホなこと言うので
「今こうやってチャットしている電気はきっとあの原発から送られていますよ」
と言ってやった。
311から、反対運動がじわっと広がって目の前の原発も今は止まっている。
それでみんなほっと一息ついてるけど、明日から稼働申請をするので
ぎゃあぎゃあうるさくなるんだろう。
「これが壊れる時が来る、いつかここを離れなければならなくなる」
覚悟をした。
だから「今さら何言ってるんだろう」っていう呆れにも似た気持ちが
湧いてくる。