2013-06-18

私は原発が見える町にすんでいる。

海の向こうに見えるドーム型の屋根

小学校の頃出来たそれは今では愛着すらある。

当時定年間近の担任先生が仕組みの説明とともに

「電力会社が各家に100万円配って無理やり作ったんだ」みたいな

事を言っててなんだかよくわからなかった。

でも原子力って怖いんだな、とも思った。

ネットが出来るようになって遠くの人とチャットお話できるようになった。

あの、原発がある町にすんでいるという話をすると

「うわ〜放射能大丈夫?魚とか食えるの??」

「なんだかネット通じて感染しない?」

まりにアホなこと言うので

「今こうやってチャットしている電気はきっとあの原発から送られていますよ」

と言ってやった。

311から反対運動がじわっと広がって目の前の原発も今は止まっている。

それでみんなほっと一息ついてるけど、明日から稼働申請をするので

ぎゃあぎゃあうるさくなるんだろう。

私はあのドーム型の屋根に覚えた恐怖とともに

「これが壊れる時が来る、いつかここを離れなければならなくなる」

覚悟をした。

から「今さら何言ってるんだろう」っていう呆れにも似た気持ちが

湧いてくる。

誰にも言えない

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