「死にたい」っていう感情は一般的な感情で誰しもが持っているものだと思っていた。
私は、小中学生の頃から苛められていて、無視をされるのは当たり前のことになっていたし、「死ね」「ブス」「臭い」と言われる事も、自分にとっては当たり前のことだと思っていた。
小学生の頃は「屋根の上から飛び降りたら死ねるかも」と思いながら、毎日、屋根が見える廊下に座りながら死ぬ事ばかり考えていた。
中学生の頃の記憶は苛められすぎてあまりない。というか、あまり覚えてない。
高校生の頃は苛められてはいなかったけど、毎日、駅のホームから飛び降りたいと思っていた。
社会人になっても、暫くは、毎日、駅のホームから飛び降りたいと思っていた。
でも、普通じゃないという事が、精神科に行って今日やっとわかった。
病名を付けられたら楽になった。
この状態は普通の事じゃないという事が解って楽になった。
「死にたい」という状態が普通じゃないなら、普通の状態になれば「死にたい」とは思わなくなって楽に慣れるんだなって思ったの。
なぁんだ、病気なんだ。
私は病気だったんだ。
戻る前に死ぬのは嫌だな。