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はてなキーワード: クリエイティブとは

2024-02-13

anond:20240213191602

いや、クリエイティブを見た時に「どういうメッセージが含まれているんだ?」と考えてしまうのは自然なことで、製作側も本来はそう見られることを前提に作らなければいけないという話

anond:20240213184745

「どういう年齢・性別収入属性ターゲットとしたいから、今回のクリエイティブは〜な方向性で、こういうアプローチで、こういうモデルを使って」みたいなことを考えるのは、広告とかマーケティング的には普通だと思う

2024-02-10

自分を好きになるってどうすればいいんだ

ここのところ「自己肯定感がある方が生きやすい」みたいなことが言われて、まあそうだよなーと思ったが

考えれば考えるほど、自分のことを好きになれるようなトピックがない。

30代、童貞、顔も悪いし身長も低い、おまけに頭も悪い

面接けが悪くどこにも就職ができない、インターネットをただ長くやっているだけでSNSで人気者になったわけでも続けたことがあるわけでもない

金もなく人付き合いも悪く、コミュニケーションもうまくいかない、飽き性で、何かクリエイティブなことができるわけでもない

それでいてこれらを克服しようとする努力もしないダメを通り越してゴミ人間

こんな要素しかないのにどうやって自分を好きになればいいんだよ。

2024-02-05

脚本がクソで原作者が思い詰めて◯ぬ。責任感があり、優しく、繊細なんだな。わたしだったら、ドラマリアルタイム実況生配信をするな。そして「はーい!今回も安定のクソ改悪ー!wwww良い原作を与えられたのに、満足にドラマ脚本の1つも仕上げられないのワロスwwはっきり言おうか?センスも才能もないヤツは筆を折るべきなんだよね!迷惑!惰性でドラマを作るなつーの!つーか!オリジナルで成果だしてないヤツが私のオリジナルを改変するなつーーの!そーゆーとこやぞ!自我を持つな!www クリエイティブな事やらんほうがいい!wwwはい!糞ドラマはおいておいて、私の描く最高の原マンガ概要から買ってくださいね!あと、いいね!チャンネル登録お願いします!」って言ってやるな。それくらいの厚かましさで生きていきたい。

2024-02-02

原作者は仲間ではない(一般的に)

当たり前です。

例えば映像制作場合クオリティ責任を持つの監督プロデューサー(以下P)です。

純粋製作から見るのが監督制作的な観点で見るのがPです。

監督脚本の大筋に従って舞台を作って絵を撮ります

Pは参集している役者マネージャーやその他ステークホルダーから〇〇はNGとか、AよりBの露出があってはいけない等の調整をします。

この両者(もしくは代理人)は当然現場にいて、撮ったそばからこれはOK、これはリテイクと判断を下していきます

撮影が終わって編集になっても基本そうですし、広告を作る段になっても広報とPでその場でOK出しをします。

最終的に成果物が出来上がって納入です。以上終わり。

もし原作者が仲間であろうとするなら、まずこのスキームに組み込まれ必要があります

実際企業としてのライセンサー著作権代理人はこの現場エージェント派遣し、都度OK出しをします。

(余談だけどワンピースルフィーが言ってないセリフ田中真弓に喋らせてしまった事件もありましたね)

全部出来上がってから「ここはダメですね~~」とかやる人はいませんし、このご時世一発で予算ショートして打ち切りまであります

から大抵の個人著作権者の契約では「全委任」か「契約を結ばない」の二択を選択することになります

本当に原作準拠した二次創作制作したいのであれば、原作者もしくは代理人制作スキームに組み込む必要があります

そうした座組を作った上で初めて仲間、チームの一員と認識されます

同じクリエイティブに携わる、同じクオリティを追求するチームの一員です。

上の方でどうなってるかは脚本監督ですら把握する術がなかったりするので、現場にいなけりゃ仲間じゃない扱いは当然です。

そこの現場の人には怒らないであげてください。

2024-02-01

逃げ道としてクリエイティブしてる人って居る?

酒やギャンブルのような感覚現実逃避目的に絵を描いたり漫画描いたり小説書いてる

そういう人って実在するの?

非正規とかで

anond:20240131214727

協業制のクリエイティブマンガを一緒にするあたりようしらんな。

2024-01-31

anond:20240131213257

いやマンガに忠実にドラマ化してるじゃん

初稿の脚本が想定してたのと違ったとしても修正して最終的によくなったのならそれはちゃん仕事してるでしょ

協業制のクリエイティブ仕事してたら一発で思い通りのものがあがってくるのが稀なことくらいわかると思うが

2024-01-30

anond:20240129084049

ツイフェミカスに目をつけられるのも嫌だし表自のカス棍棒にされるのも気に食わない

ツイフェミ言わずもがな、戸定なんちゃらとかいうVだっけ?いいだけ振り回した後はポイやろ表自も

クリエイタークリエイティブで食い扶持を稼がなきゃいけないんだ

やはり著作人格権安易行使させるべきではない

権利には責任が伴う」のドツボから著作権者を守るためにも

撮影現場にどれだけ多くの人が携わっているか想像できるだろうか。

現場はもちろん上には企画がいて、スポンサー広報や決済者、広告代理店、膨大な人数が「あなた」の作品メディアミックス事業に携わっている。

あなた」には作品を守るために著作人格権行使制作を止める権利がある。

権利行使した結果、数百人の稼働に穴が空き、会計的にはすでに切った手形を組み戻す事務手続きも生じるだろう。

上場企業だと会計特別損失を計上し、株主総会株主経営陣に問いただす場面も生まれるかもしれない。

ケータリング業者仕入れ無駄になったり、貸衣装も行き場を失い、ロケ地観光協会は肩を落とせば御の字で、印刷代も無駄になったかもしれない。

あなた」の担当編集はしばらく昇進の目はなく、かつて「あなた」の担当だった編集長も肩身が狭い思いをするかもしれない。

あなた」が同人誌即売会で合体サークルを作ってる作家とは付き合いが疎遠になるかもしれない。

もちろんこれらは全て杞憂かもしれないし、仮にこの内の誰かが首を括ったとて「あなた」にはなんの責任もない。

だとして「あなた」はその権利行使するかどうかの判断を気分良く下せるだろうか?

過ぎたる力を手にしたと後悔はしないだろうか? 作品を守るためならあらゆる犠牲を許容すると主張できるだろうか?

とはいえそんな犠牲は嫌だから製作に介入する手段も「あなた」にはある。

最善を尽くそうとした「あなた」は演劇についてどれほどの知識があるだろうか。

脚本は? 演出は? 撮影は? 編集は? 監督業については?

あなた」は筋書きに手を加えて内容を修正しようと試みたが、その悉くが上手く行かなかった。

脚本は演技と演出修正され、修正した演出撮影で加工され、理想の絵を撮ったと思ったら編集され、しまいには主役の露出時間が少すぎると口を挟まれ

あなた」は本業ではないとはいえクリエイティブで次々に妥協を強いられる。

自分自身の手と頭で望みもしない作品を組み上げていく。

あなた」は己が作品を守ろうとせんがために己が作品を自ら崩していく。

あなた」には制作中止という権利がある。

あなた」はどうする?

ふとSNSを見ると感想があがっている。

どんな物事にも賛否両論があることを「あなた」は重々承知している。

気にしすぎないことも大事だ。所詮匿名の声だ。

それでも目についてしまう、「原作ファン失望」と「妥協産物を褒め称える声」が。

あなた」のファンとしてい認知しているアカウント投稿が。

面白かったですという100の投稿に埋もれる僅かな1つのポストが、どうしても頭から離れない。

そして何故か作品の裏の事情が、勝手憶測とともに広がっていく。

面白かったという100の投稿は「あなた」の作品を見てもいない万の声にかき消される。

もはや作品どころか「あなた自身パーソナリティですら大衆に消費されていく。

あなた」には公開停止という権利がある。

それを行使して守れるものは何も残っていない。

-

著作人格権行使できないような契約を結ぶのは、ある種のセーフティネットであることに自覚的であるべきだ。

著作権者も、権利使用者も、どれほど重大な決断になるかを知った上で契約を締結しよう。

anond:20240130203114

実際浅ましいだろ。

人が書いた作品ターゲットメディア用に書き直すだけの仕事だが、そこにクリエイティブさなんてものはないのにクリエイター気取りだ。

裏方も裏方で、名前なぞ前に出ない方が良い職業だろ。

原作トランスレーターとしてしっかり仕事しろ

anond:20240130114531

AIを扱えるわけでもなくクリエイティブでもなく

匿名掲示板で汚言を吐き出すことしかできない真性無能増田が言ってそう

anond:20240129211836

先生ドラマ化を承諾した時点で詰んでた。

だって「連載中の作品ドラマ化」自体不本意だったんだから

それに、10月放送開始なのに依頼が放送の4ヶ月前って無理がありすぎた。

だけど、テレビ局出版社に説得されたのか断れなかった。

からこそ「これだけは守って欲しい」と条件をつけたけど、それを守ってもらえず脚本制作時点で揉め始めた。

それでもドラマ制作は止まらず、我慢して脚本修正をした。

最終二話については、先生が準備したプロットを使う約束だったのに、それを反故にされたわけで、

本当はこの時点でこのドラマ化は破談になるべき話だった。

ドラマ化が決定した6月からの4ヶ月でかなり消耗していただろうに、

放送が始まった後は、放送を見たり、視聴者感想を見聞きしたりして、いろいろ思うところがあっただろうし、

自分脚本を書いたものの納得がいかなかった最終二話の放送に行き着いた頃には、生きた心地がしなかっただろう。

そうして3ヶ月の放送が終わって、なんとかやり過ごそうとした矢先に、あの脚本家の嫌味なSNS投稿でしょ?

「そりゃないよ」って思うに決まってるじゃん。

から年明けになって小学館相談したんだろうけど、

もうこの時点でHPは残りわずかだったはず。

しろ、ここまでの間によく気力が続いたな、と思うほど。

最後の力を振り絞ってブログとXの記事を書いたんでしょう。

多分先生は「自分作品を守りたい、読者に本心を伝えたい」ぐらいの気持ちだった。

だけど、投稿がバズって自分意図と異なる方向に広まってしまった。

同業者業界人から同情されたり、ネットユーザー議論誹謗中傷を目にしたり、

自分個人的仕事の話をしたつもりが社会問題化してしまって、先のことが考えられなくしまったのかな、と思った。

こんなことになった以上、この先の人生は「悪のマスコミに立ち向かう英雄」扱いされることが目に見えたのかもしれない。

マンガ家というのはあくまフリーランス個人事業主であって、組織人ではない。

そういう立場の人が巨大組織と一人でやり合っていこうというのは、なかなか難しい。

いくら視聴者や読者、ネットユーザー先生の味方だ」と言ったって、

誰一人先生の力になんてなれなかったわけで、

クリエイティブ仕事商業化するということの困難さを改めて思った。

😊気力を醸成させるコツは、人によって異なるかもしれませんが、一般的には以下のような方法効果的だと言われています

パソコンパーツの組み立てに関しては、初期不良申請の期間があるというのは確かにプレッシャーになりますね。しかし、それをネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに捉えることができれば、気力に変えることができるかもしれません。

例えば、以下のような考え方をしてみてはいかがでしょうか。

このように、自分のやるべきことに対して、プラスの側面を見つけて意味価値を見出すことで、気力を醸成させることができると思います

2024-01-26

Adoの件に見る「イエスマン有害性」と「トキシックイエスマン有害性」

今回のAdoの件、ブコメ等を見ていても基本的にはAdo側に同意する意見が多く、自分も同じような意見なので、

それに反論する側にさら反論する必要は本当は無いのかもしれないけれど、ちょっと考えた事が有ったので書いてみる。

 

自分違和感を持ったのは以下の「Adoお気持ち表明内容に違和感を覚える」等の意見。(この増田は一例で、大雑把にこの辺の意見

anond:20240125214431

 

その中でも「創作者に対しマイナス意見を言うなという事か」「周りをイエスマンで囲いたいのか」といったタイプ意見違和感を覚えた。

こうしたタイプ意見が前提にしているのは、例えば以下の増田の文のような、「創作者はマイナス意見も許容すべき」といった価値観

それに、クリエイティブを世の中に公開したときマイナスの反応が出ることを押さえつける、否定するのって提供側としてあるべき姿なのか?

クリエイティブやってれば思ったとおりに受け取ってもらえないことや、逆に迷惑に思われちゃうことだってよくあるじゃん

表にアウトプットを出す以上、そういう反応が出ることもひっくるめて覚悟キメる必要があるんじゃないかなーって思った。

さよなら絵梨でも主人公父親が言ってたじゃん。創作やってれば自分が傷ついちまうこともあるって。私はこの感覚価値観大事だなあって思うんだよな。(今回は創作自体というよりコラボについてではあるけれど)

なもんだからクリエイティブをやってる側が「私が正しい、お前たちが間違ってる、正せ」ってよう言えるなあって。

自由意見配慮に欠けた言葉として区別して、攻撃された傷ついた、傷つけた人間は悪、ってドツボにハマってるのはAdoの方なのではと思ったりした。

あいつはけなした、僕は怒った、それでこの一件はおしまい」とか、畜生ムカつくなあ今に見てろ、みたいなマインド大事というか。

「私は嫌だからブロックする」っていうのと「こんなやつはブロックされて当然の人でなしだからブロックする正しさが私にはある」ってのは全然違うというか。

この増田については、まずおさえるべき点があると思う。

 

Adoは「コラボに対してマイナス意見を言ってる方やそれに賛同してる方々へ」今回のツイートを書いているという事

 

増田はあたかも「Ado創作物へのマイナス感想も表に出すべきではないと言った」というような書き方をしているけど、そうじゃないんだよね、あくまで「コラボに対してマイナス意見を言ってる方やそれに賛同してる方々へ」なんだな。

創作においてたしかマイナス感想を拒絶し、イエスマンだけで周りを固めることには一定リスクが有る。つまりマイナス意見きっかけとした成長ができなくなる、という事だね。

けれど、「コラボに対して」に限定している今回の件ではこれは当てはまらない。

それに今回の件についてはさらに話がずれるっぽい。どうも、Adoファン自称)がコラボ相手に対し「パクリコピー」だのなんだのと誹謗中傷した、というのがきっかけらしい。

自分ファン自称)が他者コラボ相手)に迷惑をかけている、困った」という事態で、ファンに自制を求めるのは常識的対応だと思う。むしろやらないほうがどちらかといえばまずい。(ただ、やる義務があるかは微妙かな? やったほうがいい、程度か)

さてここで、通常のイエスマンはまぁ大雑把に以下の様に定義できるわけだけど

 

イエスマン対象に対しプラス意見しか言わない人

 

今回のファン自称)がこれに対するノーマン(?)かというと、むしろ形を変えたより厄介でトキシックな別のイエスマンの様に見える訳だ。

 

トキシックイエスマン対象に対してはプラス意見(本人の中では)しか言わないが、その周囲に対しトキシック言動に出る人

 

で、言いたいのは、このトキシックイエスマンに囲まれることは、単なるイエスマンに囲まれるより更にまずい事態になるんじゃない? ということ。

そして厄介なのは、往々にしてこのトキシックイエスマン自身の自認は「自分対象に対しマイナス意見も言えてる」だったり「自分イエスマンに囲まれ事態を防いでる」だったりすること。

しかし実際には、その人の言動創作プラスに繋がることはないし、単なるイエスマンに囲まれるより更にまずい事態しか引き起こさない。

ただのイエスマン自分の成長が阻害されるだけだが、トキシックイエスマン場合周りに迷惑を掛けてしまう。周囲を巻き込む以上、問題の大きさも質も段違いになってしまう。

 

VTuber等を見ていても、こうした「本人に対しては全肯定に近い態度だが、その周囲やコラボ相手に対しトキシック」な人はたまに見る。厄介だなぁ、と思う。

それがファンではない外野から見ると「本人に対してマイナス意見も言える非イエスマン」に見えているとしたら、更に不要なこじれが発生してしまっている、より厄介だ。

こうした厄介さは「イエスマン」という既存の語彙だけでは捕捉できないのが問題なのかな? と思ったので、今回は仮に「トキシックイエスマン」というあたらしい語彙を作って考えてみた。

 

 

最後蛇足自分創作者のはしくれなんだけど(この話題自称するにははしくれ過ぎるが)、個人的には「マイナス意見効用」についてもあんまりあるとは思っていない。

これは自分がやってるのが小説で、音楽とは事情が異なるというのもあるかもしれないので本当に蛇足なのだけど、

小説場合基本的に書くのは結構孤独作業で、例えば新人賞作品を送る場合でも誰にも見せずに送るという事もザラで、それで普通に受賞しちゃうケースも勿論ある。(自分がそうかは伏せる)

もちろん編集者の目や校正は入る訳だけど、それはマーケティングだったり専門知識だったりがある程度入っていて、素人マイナス意見とはすこし質が違う訳だ。

もちろん役に立つことがないわけじゃないけど、基本的プロでない人のマイナス意見マイナス感想がその作品やその後の作品の役に立つと思うのは、少し希望的観測が入り過ぎかなぁ、と個人的には思っている。

それに、逆に自分がほかの人の作品に対し「有益マイナス意見」を言えるかというと、真面目に考えるとムズイよなぁ、と思う。プロ同士でもそういうのは難しい。

だもんで「あいつはけなした、僕は怒った、それでこの一件はおしまい」も、あの漫画の話のようなプロ批評家場合ならともかく、素人マイナス意見にそのまま適用ちゃうのは、ちょっと微妙かなと。

もちろん感想を言う側としては「自分感想自由に言えて、しかもそれが役に立つ」となったら嬉しいのだとは思うけど、それって「チートスキル自分を見下してた奴らを見返す」みたいな一方的な都合のいい話でしかなく、

基本的にそんな都合のいい話は無いよ、と感想を言う事もあれば言われる事もある側としては思う。基本的に「お客様神様」的なご機嫌伺いよね、あれ。

ので、じつは「イエスマンで周りを固める」ことの方のリスクも、(デビュー済みで既に才能が確約されている場合は)思われているほど高くは無かったりするかもな、と。(特にAdoのような天才場合は、Adoのような天才の役に立つマイナス意見を言うのって、その為の才能が無い限り無理ゲーかなと)

しろそのリスクが高いと「思いたい」のって、非イエスマン自認の人の方で、それは実は自身を守るための希望的観測または願望に過ぎないのかもしれない。

とはいえもちろん、有益性の問題自由問題は別なので、「自分感想特に役には立たず、有害なだけだが、自由なので言う」という態度はアリだとは思う。ただ誹謗中傷にはならないように気を付ける必要はあるね。

2024-01-25

Adoお気持ち表明内容に違和感を覚える(末尾に追記あり)

んだけど、私の考えは少数派かなと思うのでここに書く。(多数派攻撃されないかと怖いから)

事件概要としては、Adoが他の歌手コラボしたことについてSNS上で否定的リアクションがあったらしい。

具体的にどれのことなのかは分からなかったけど、Adoコラボ相手釣り合ってない(コラボ相手の方が格下?)から嫌だみたいな意見があったのかな。

それに対してAdoお気持ち表明していて、主張を要約すると概ね以下だった。原文はまあSNSを見に行ってもらえると。



まあ要するに、「マイナス意見SNSで言うんじゃあねーよ」って趣旨なのかなと思った。

言うにしても言い方考えろや、みたいなニュアンスというよりは「マイナス意見SNSで言うのは邪悪な人でなし」「言うな」という主張なのかなーという感じ。

気持ちは分かる。

せっかく楽しんでもらいたいと思ってやったことが楽しんで貰えなかったり、自分ならまだしもコラボ相手を悪く言われるのは辛いよな。

だけど、クリエイティブエンタメをやってる側が「マイナス意見は思っても言うな」っていうのはひどく身勝手だなーって思っちゃったんだよな。

わざわざリプライして攻撃するとか、これみよがしな当てつけとか罵詈雑言はさすがにねーわと思うよ。

そういう明らか悪意でやってんのは限度超えてるけど、「あのひとは好きだけど今回のは残念だったわ」とかつぶやくのもダメなのか?

もしそうなら、FF14は好きだけどあのインフルエンサーは起用してほしくなかったわ、みたいなことを言うのもダメってことになるじゃん。

もしそうなら、パルワールドキャラクターデザインには本当に不愉快にさせられた、みたいなことを言うのもダメってことになるじゃん。

残念だった、嫌だった、期待外れだったみたいな感想を言うのは「想像力も優しさも配慮もない無神経」なんだろうか?

それに、クリエイティブを世の中に公開したときマイナスの反応が出ることを押さえつける、否定するのって提供側としてあるべき姿なのか?

クリエイティブやってれば思ったとおりに受け取ってもらえないことや、逆に迷惑に思われちゃうことだってよくあるじゃん

表にアウトプットを出す以上、そういう反応が出ることもひっくるめて覚悟キメる必要があるんじゃないかなーって思った。

さよなら絵梨でも主人公父親が言ってたじゃん。創作やってれば自分が傷ついちまうこともあるって。私はこの感覚価値観大事だなあって思うんだよな。(今回は創作自体というよりコラボについてではあるけれど)

なもんだからクリエイティブをやってる側が「私が正しい、お前たちが間違ってる、正せ」ってよう言えるなあって。

自由意見配慮に欠けた言葉として区別して、攻撃された傷ついた、傷つけた人間は悪、ってドツボにハマってるのはAdoの方なのではと思ったりした。

あいつはけなした、僕は怒った、それでこの一件はおしまい」とか、畜生ムカつくなあ今に見てろ、みたいなマインド大事というか。

「私は嫌だからブロックする」っていうのと「こんなやつはブロックされて当然の人でなしだからブロックする正しさが私にはある」ってのは全然違うというか。

もちろん何を言われても我慢するべきって言いたいわけじゃないよ。中には行き過ぎた、腹に据えかねるコメントもあったんだと思うよ。

なら「こういうのはやり過ぎ」って話を限定するなりがよかったんじゃないかなあ。

あのお気持ち表明に周りの大人もだれもフォローしなかったのか? って思った。

もし本当に「SNSマイナス意見を言うのは悪」「マイナス意見がない状態があるべき正しい姿だ」って思ってるんだとしたらかなりヤバいし怖いな、って思った。

世の中の風潮としても、マイナス意見絶対悪みたいな流れがある気がしてよけいに怖さを感じるんだよな。

私は「これはよかった」「これはおもんなかった」みたいな色んな意見が言える世の中がいいよ。

まあそんな感じ。

追記

気がついたらトラバブクマがたくさんついていた。色々な意見・反応をしてくれてありがとう、たぶん全部読ませてもらった。

中にはちゃんと読んでから書いたのか疑問なものとか、私がうまく伝えられなくてすまないと思うものとか、あるいは当てこすりだったり暴言だったりするなーとか思うものもあったけど、なるほどと思うようなものやそういう見方もあるんだなと膝を打つようなものもたくさんあった。

なんにせよ、疑問だなあと思って書いたものに素直に反応してもらえるのは本当にありがたいし、全員に感謝したい。

もらった反応のうちいくつかピックアップしてコメントしたいなと思う。せっかく書いてもらったのに全部に反応できなくてごめん。

あの文は

A「公開アカウントコラボについてマイナス意見を言う人間否定している」

B 「公開アカウントコラボについて暴言を言う人間否定している」

C「公開アカウント引用rtリプライDMなど本人に届けるかたちでコラボについてマイナス意見を言う人間否定している」

D「公開アカウント引用rtリプライDMなど本人に届けるかたちでコラボについて暴言を言う人間否定している」

のどれかわからないのがモヤモヤさせる原因だと思う。

Dに対して彼が怒るのは真っ当。CとBもまあ理解できる。

ただこれがAに対しても怒っているとなるとそれはいかがなものだろうかと思ってしまう。

これは私の感覚に近いと思った。

Dはさすがにないだろと思うし、BやCも発言する前にちょっと考えたほうが良いんじゃないかと思う。

私はAも含意されてるのかなと感じて、だとしたらそれはとても恐ろしいことだと思った。

この意見は私の思ったことをよりクリアに指摘してくれたと思う、ありがとう

如何も何もアーティストエゴサを当たり前にしていてそれが周知されてる時代に、公開でツイートするのって結局暗に見せるためにやってるんじゃないの?

まともな奴はそこを大前提に鍵引用とかでネガっとるんや

別にadoだけでなく配慮して鍵でやってる奴らも、オープンにやってる奴らに対して「ああ攻撃するためにやってるんだなあ、鍵かけろやボケ」って思っとるぞ

法的に攻撃にあたるかではなく、ファンコミュニティにおけるマナー問題

これは一個前の引用についてたトラバ

「結局暗に見せるためにやってるんじゃないの?」には私は同意しないなあ。見せる意図なしにSNSに書き込むは普通にあると思う。

「まともな奴はそこを大前提に」っていうのも、何がまともかの線を引くにはちょっと勇み足領域じゃないかなあ。

もちろん、だからといって何でも言っていいわけじゃないよね。言葉遣いや書き方をよく考えるのは必要だと思う。

前提となるコンテクストひとつじゃなくて、前提が違うと受け取り方や判断が変わってくることもあるなと思った。ありがとう

お気持ち自由/好きすぎてコラボ相手を下手くそ呼ばわり、はコラボ相手を傷つけるから怒ったんだろう/大人目線だと「好きすぎて周囲を傷つけて回るファン」はショーバイ邪魔になるファンだとも言える笑

商売邪魔になるファン(と言っていいのか微妙だけど)を遠ざけるとか、ファン教育コントロールする意図っていう場合もあるんだね。

そういう発想はなかった。確かにそういう見方もあるかもしれない。ありがとう

否定的意見を書く自由もあるし、Adoファンを選ぶ自由もあるのでは。Adoに対して「どんなに不服でも不愉快でも客扱いしろ」と遠回しに要求している自覚はある?

「どんなに不服でも不愉快でも客扱いしろ」には私は同意しないな。

自分が嫌だから」客を選ぶのは自由だと思う。「こいつは排除していいやつだ」は違うかなと思った。

ファンの側も、出されたものに対して「これは嫌だった、面白くなかった」って言うのは(言い方はあるけど)自由だと思う。「これはダメものから引っ込めろ、やるな」は違うかなと思う。

お互い自由だよね、はそうだと思う。ありがとう

あれはニコ動とかでよく見た古のオタク仕草では。コラボさせていただいてるんだから私を理由相手方に迷惑をかけるなよ、っていう。//コンテンツ批判は良いがAdoを叩き棒にしてコラボ相手を殴るのはどうかと思う。

コラボ相手のことを悪く言うなよっていうのが動機として大きいんだろうなあとは思った。心情的にもビジネス的にも。

一方で、コラボコンテンツだとしてもプラスマイナスどちらの感想も出てくるものじゃないかなとも思う。言い方かなあ。

Adoの書いた内容は個別事例を起点としながらも一般論として述べちゃった(と私は感じた)点で齟齬が生じてるような気がしなくもない。

コラボって観点についても重要だなあと思った。ありがとう

そんな0100でとらえなくてもというか増田もだいぶ強めに受け取ってると思うけどなあ

大人が止めるほどひどい発言にも別に見えなかった…まあ私がそこまで彼女のことを知らないからかもしれんけど

彼女百戦錬磨45歳くらいのベテランアーティストだったら増田の言うこともわからなくもないけど

Adoさんはそれこそ「あいつはけなした、僕は怒った、それでこの一件はおしまい」のよくネットで見る言葉元ネタリアルタイムで知らないくらいの若い人でしょ

創作者やアーティストである以前にまだたくさん経験することがこれからある人間としてあのくらい感情が迸っても仕方ない醜い発言たくさん見たのかなって少しわかってあげてもいい気がする(若いファンの人びっくりするほど過激なこと書く人いるしね)

何か言えばすぐ大きな話になってアーティストとしての矜持や凡百の創作論みたいなものが(こっちから可視化できないけどたった一人の人間にいっぺんに何千何万分)ぶつけられるのネットって本当に不自由だと思うわ

彼女が何を言ったところで実際には増田が例に挙げたそれらすべての発言今日から全部しちゃだめです!にもならないし、はいわかりましたやめます!ともなるわけないんだし

言いたいやつは誰に言われたところで言うしそこまでの力はAdoさんにも誰にもないんだから

増田が箇条書きにして書いた最後のことが一番言いたかたことなんじゃないのかな

もしそうなら、で例に挙げてるようなことはだいぶ拡大しすぎて捉えてると思うよ

「これはよかった」「これはおもんなかった」を言うなとは全然書いてないと思うんだよね…受け取り方かなあ

まあ私も増田の言うような世界がいいと思ってる人間ではあるよ

からAdoさんもその中の一員ってことだと思ってる

増田が箇条書きにして書いた最後のことが一番言いたかたことなんじゃないのかな」っていう趣旨の反応をくれた人が結構いた。

私はAdo書き込みを「本来マイナス意見は言い方に関係なく言ってはいけないものだし、言う人間想像力も優しさも配慮もない無神経」って趣旨が含まれいるかなと思った。

言うにしても言い方考えろっていう観点については同意。そりゃあそうだよね。

同じような意見をくれた人は多かったけど、この意見は順序立ててあって書き方も丁寧だったかピックアップさせてもらった。ありがとう

コラボ相手に見えてしま場所」のレベルが個々人の受け取り方で違う

あと「配慮に欠けた言葉」も多分、一人一人で思ってるレベルが違う

Adoがどこを指してるか分からんが、自分

コラボ相手に見えてしま場所」→引用ポストAdoポストへの返信ぐらいのレベル(→コラボ相手エゴサまでして見に行ったら知らん)

配慮に欠けた言葉」→タヒねや引退しろレベル(→「私には合わなかった」「残念だった」レベルOK

ぐらいだと勝手想像してたよ

からお気持ち表明は「フンフン、そうだよね」って読んだ。

増田センシティブに受け取り過ぎでは?

もらった色々な意見を見ていて、これだろうなあと思った。

私は

コラボ相手に見えてしま場所」→パブリックに参照可能だけれど特にリプライはしていないSNSつぶやき

配慮に欠けた言葉」については、配慮というよりもマイナス意見全般について問題

って言ってるのかなと感じた。

書いてくれたもので例示されている内容に基準を置くと、わたしもフンフンそうだよねって思う。

この観点において、どう受け取るか、またどこにラインを引くか、が人それぞれで結構分かれるんだろうなと思った。

この意見趣旨が同じ意見もたくさん書いてもらっていたんだけど、観点を分類・例示してくれて理解やすかった。ありがとう

https://anond.hatelabo.jp/20240126111326

長文だから引用しきれないけど、上記トラバは後半ちょっと関係ないというか牽強付会議論かなとおもったけど、前半の「トキシックイエスマン」という概念を用いて困ったファンっているよな、という話をしているのが興味深かった。

ありがとう

お前みたいに率直な意見を「お気持ち表明」のように揶揄する奴の言葉遣いや態度が人を不快にさせるんだよ

SNSはそんな奴が大半だからAdoイライラした。ただ、それだけの話

お気持ち表明って揶揄なの!?

発言、くらいの意味普通に使うプラスでもマイナスでもない語彙かと思ってた。

ちょっと使われ方を調べてみたほうがいいのかな。ありがとう

2024-01-23

anond:20240122172654

パクってOKものNGもの、という線引はあるのに、パクリという話題ネット炎上する様子を見ているせいで、クリエイティブものを作るときに「絶対パクリにならないように」と気をつけすぎて結局何も作れないまま終わってしまうような人が多い気はする。

2024-01-21

anond:20240120124307

でも長時間使いたいとは思えない機械なんですよね?

そこには何らかの違和感存在しているためです。

それが見え方の問題なのか、

装置の重さの問題なのか、

時間装置を装着すること自体不快なのか、

バッテリーがそれほど長時間持たないことが原因なのか、

正確には実物を使ったことがない自分にはわかりません。

とにかく使うことで何らかの不快感がもたらされる装置である

と現状では評価されている。

その不快感をなくすためには技術進歩必要です。

またそれを安価提供する必要もあります

なぜなら、その装置を使うことで受ける恩恵がそれほど多くはないからです。

例えば10画面とか20画面とかなんなら100画面のマルチディスプレイだとか、

部屋全体に広がる情報とかを表示したりとか、

とても素晴らしいユーザー体験が出来る装置だとします。

でも実用性が低ければ、それは必要とはされません。

Appleがはじめてパーソナルなコンピューターを発売した時、

その主な購買層の目的表計算ソフトのようなものを利用することだったという話があります

なにかふわっとしたクリエイティブ可能性みたいな?の目的ではなく、現実的な利用目的のために購買されたということです。

そういうものMRを実現する装置存在するのかどうか?ということです。

もちろん未知の可能性に溢れている商品ではあると思います

「もはや、これがなかったころの世界を、うまく思い出すことが出来ない」

そういう装置になれる可能性はあります

でも多分、それは未来の話のような気がします。

現状、技術が追いついていない。

それはPDAがまさにそうでした。

エンジニアなら誰もが未来はそこにある、と考えていたけれど具現化出来なかった。

だって想像はしているし、その想像的外れではない。

よく大昔のマンガに、例えば宮崎駿風の谷のナウシカなかにiPadが出てくる!とかそんなことがバズりますよね。

そりゃ出てきますよ。ちょっと考えたら未来デバイスってこうなるだろうな、ってことは想像がつくんだから

そりゃMRとか普及しますよ。最終的には。

みんなメガネを掛けるかコンタクトレンズを付けるかしてるでしょ、未来世界では。

あるいは脳に直接接続する装置なのかもしれないし、

帽子のような物をかぶるだけでその代替が出来うる装置なのかもしれない。

そういうことになりますよ。

でも、それは今ではない、という話。

Apple製品も素晴らしいものなのでしょう。

でも、まだ時期が来ていない。

もっともっと安価じゃないといけないし、

量化されないといけないし、

充電なんて概念すら忘れてしまうくらいにならないといけない。

そのためにはもう少し時間必要で、

その時間を待つほどにはAppleは気が長くないだろうから

とりあえず無くなる製品だろうなという話です。

おそらくMR中国企業もっとうまくつくることになるんでしょう。

2024-01-13

藤井風」と「かてぃん(角野隼斗)」の着地点

私がはじめて「藤井風」を知ったのは

離婚後にアプリ出会った15歳年下男性とのピロートークだった

「このYoutuberヤバいんだよね」

クリエイティブ系を目指す九州出身の彼は

まだ無名だった「藤井風」の動画を見せてくれた。

録音技術がひどて音は割れまくっているが

とんでもない才能と熱量を含んだ歌声ピアノの音に圧倒された。

同じ頃、私は「かてぃん」という名のYoutuberピアニストを聴きまくっていた。

とにかくピアノテクニックが素晴らしい。

最初は、J-popカバーがメインだった。

彼らが奏でる「丸の内サディスティック」が大好きだった。

数年後。「藤井風」と「かてぃん(角野隼斗)」はプロとしてメディアに登場するようになった。

ただ、私は同時期に2人のコンテンツから距離を取った。

コンサート条件反射スタンディングオベーションするファンが増えるのを見て「かてぃん」から距離をとり

デビュー直後、いきなり「日産スタジアム」での無観客コンサート

高い神輿に乗せられた「藤井風」に空虚さを感じて距離を取った。

わたしから見る「藤井風」という人は、まさに「才能が服着て歩いている」無双の人で

「かてぃん(角野隼斗)」は温室で大切に育てられた「高級フルーツ」という印象だった。

なので「藤井風」は放っておいても「我が道」と突き進み

「かてぃん(角野隼斗)」はクラシック東大いう非常に閉鎖的な空間に閉じ込められてしまうのでは?と

危惧していた。

しかし、私の予想は覆された。

「かてぃん(角野隼斗)」は自らコンフォートゾーンを飛び出してNY活動

文字通り世界中リサイタルを行っている。

一方、「藤井風」は(私から見て)コンフォートゾーンで飼い殺される寸前に見える。

なぜ、この差が生じてしまったのか?

それは、「かてぃん(角野隼斗)」は都会(千葉出身

藤井風」は地方岡山出身であることによる

一人称の違いではないかと感じるのだ。

地方出身自分がはじめて新宿駅前で感じたのは

「誰も自分も見ていない!自分より目立つ人がたくさんいる!」

という謎の安心感だった。

地方は、とにかく横のつながり強い。

その「仲間文化」に馴染めない人間

徹底的に阻害され監視される。

藤井風」は、彼を売るためのチームで包囲されている。

それは、私から見ると典型的な「地方ヤンキー」のノリなのだ

きっと、それは地方出身の「藤井風」には心地よいのであろう。

逆に「かてぃん」は自分コンフォートゾーンを飛び出した。

彼には、しっかりとした「一人称」が存在する。

それは地方出身の私から見ると、とても「都会的」に感じる。

しかし、「藤井風」は「かてぃん」のような生活はできないだろう。

「才能」に全振りした人間の悲しい弱点だから仕方ない。

ただ、久しぶりに「藤井風」のYoutuber時代動画を観て感じるのは

凡人が努力しても手に入れられない「ピアノ」と「歌唱力」を駆使して

名曲を全力で楽しそう唄う彼は

間違いなく今より幸せそうだということ。

藤井風」と「かてぃん(角野隼斗)」

つの美しい才能に幸多きことを祈って

2024-01-11

ワコムの話と『反AI』さんたちへの手紙

 Wacom炎上が止まらない。

 株式会社Wacomは、高品質ペンタブレット類を筆頭に、クリエイター向けのデジタル製品を展開する埼玉県企業だ。

 超有名ペインソフトCLIP STUDIO』のセルシス提携してイラスト情報サイト運営したり、YouTubeにて著名作家による液晶ペンタブレットでのメイキング動画配信するなど、顧客だけではなく、クリエイティブ世界全体に寄り添ってきた印象の強い企業だった。

 そんなWacomが、言うまでもなく数多のクリエイターから侮蔑され、今に至るまで常に批判を浴び続けているAI生成画像広告使用した。

 当然、界隈には激震が走り、すぐさまWacom非難誹謗中傷雨あられさらされることとなった。

  全ての発端となったその画像は、Wacom米国支社が新春セールの告知バナーとして掲載した画像使用されている龍のイラストだ。

 それは昨今の精緻化しつつあるAI画像事情を考えればまったく稚拙と言っていいAI丸出しっぷりのカスみてえなクオリティポンチ絵であり、切り抜きすらガバガバで、目にしたユーザー正気を失うのも無理はない瘴気を放っている。

 Wacomの弁明によればストックフォトサイトから購入した画像であり、説明には手描きですって書いてたらしい。信じるなよ。

 ゆえに、

ペンタブという、血と汗と涙を流してがんばるクリエイター相棒となる機器を売っている会社が、クリエイター成果物を無遠慮に搾取して作られたAI画像なんぞを広告に使いやがったことへの怒り

②たとえ本件が広告代理店単独やらかしであってWacomは悪くないのだとしても、創作現場と密接に関わってきたはずのトップ企業あんな分かりやすAI画像を見抜けなかった、あるいはチェックさえせず素通りさせた可能性があることへの懐疑

そもそもWacomかいう超有名かつクリエイターと親密なはずの企業が、自社の広告に使うイラストを新たに発注せず、ストックサイトから拾って済ませたことへの落胆

ユーザー告発がバズったさいに、迅速な対応を見せることなく火元の投稿を無言で削除してしばらくだまりだったうえ、ようやく出た謝罪文がどうも歯切れの悪い内容であることへの🤔

Wacom製品の宿痾であるタブレットドライバ虚弱体質への不満が炎上ついでに大噴出

上記を主な理由として燃え燃え、もはや消し炭すら残さなフェーズに入っている。

 自分は生成AIゴミだと思っている人間であり、Wacombambooに導かれて絵を描くようになったおえかきオタクであり、同じくWacomが展開する液晶ペンタブレットのフラグシップである"Cintiq pro"に憧れてきた一介のユーザーであるため、Wacom燃えているのは我が事のように苦しく、歯痒い。

 

 はじめはWacomに対する困惑と、とにかくは炎上を追わねばという気持ちけがあり、なぜAI画像を使う羽目になってしまったのかさえ知れればよいと思っていた。

 だが、炎上が際限なく広がり、どこまでも飛び火しまくっている現状を見るほどに、自分でもよく分からない様々なお気持ち悪態自分の内で噴き出しまくってないまぜになり、どう整理すればいいかさえ分からなくなってしまった。

 非難にあわせて拡まった不買運動や、やおら他社製品液晶ペンタブレットを持ち上げ始めるインフルエンサー挙動イラつく自分も情けない。

 その代替として挙げられた製品だって過去AI広告作って燃えてるし、そもそもそいつらがCintiqに敵うものかよ。

 一方で、そんな悪口が出てきてしまうのは、私が持ち合わせているある種の国粋主義的な、権威主義的な部分が強く認知を歪ませているせいであるという点を否定できない。私はWacom信者だ。恥ずかしながらこの目は曇っている。

 なんにせよ、よく分からないお気持ちを抑え込むことさえできない自分があまり馬鹿みたいでつらいのだ。

 AI慎重派の筆頭論客でもある某イラストレーターが「XP-PEN(Wacom以外であれば真っ先に候補に上がる中国の優秀なメーカー)の液タブ買ったよ」というツイートをしただけで「Wacomへの当てつけかよ!!!!!!!!!!?!」となってしま自分単細胞が恨めしい。

 だから、彼がとてもとても理性的な筆致で書いてくださっていたnoteを読み、示されていたフラストレーションの殺し方のすすめに従って、こうして文章の形で消化しようとしている。私は絵でしめすより文章をしたためるほうが相対的に得意だから。うまくいくかな。

 ファックAIファッキン創作ヘイターども。

 思いついた順に書く。くどいので今後は液晶ペンタブレットを「液タブ」と表記する。

 本件を概観するうえで見落としてはいけない気がするファクトとして"Wacomの液タブ"という存在概念が、デジ絵に親しむ者にとっては単なるハイエンド製品に留まらない、絵描きとしてのステータスシンボルでさえあった実情がある。

 「Cintiq」という名は単なる製品名前ではなく、それこそCHANELの「N°5」のような、ある種の象徴を背負ってきた。なぜなら長い長いあいだ、Cintiqこそが唯一の“本物の液タブ“だったからだ。

 どういうことかといえば、Wacom特許でもある電磁誘導方式(EMR)という動作形式作動するの液タブは、長らく新生Cintiqシリーズしか存在していなかったのである

 EMR方式は、グラフィックタブレット動作方式として最も優れていると言っていい代物だ。飛び抜けて高度な筆圧感知と動作検知能力を持つため、まるで紙に線を引くかのように繊細な描画が可能であり、ペンの充電に煩わされることもない。

 かつては板タブの専売特許であった強力な描画能力を、液タブだてらに誇示してみせたことでCintiqは伝説となった。

 EMRの特許が切れた現在となっては、他社も盛んにEMR方式の液タブを発表しはじめているものの、依然としてそのクオリティの高さは変わらず、Wacom歴史に根ざした信頼もあって、“Cintiqという名前“は永遠に“すんげーつよつよ液タブ“の比喩であり続けている。

 趣味であれ生業であれ、デジタル創作に親しむ人々はみな、ショーウィンドウ越しのトランペットを見つめる黒人少年のごとく、Cintiq proに憧れながら絵を描いているのである(主語デカ案件)。

 だからこそ、"あの"Wacomが!!?という衝撃は大きかった。よその企業AIを使いやがったときのそれとは、話が違うのだ。

 むろん、いくら創作にまつわる機器を扱う会社からといって、告知に使う全てのイラストにコンペを設けたりできないことは、さすがに分かる。

 それでも、だとしても、誰しもが「なんで社内イラストレーター使わねえんだよ」と失望するほどには、Wacom名前は重かったのだ。

 当のWacomにさえ抱え切れないほどに。

 また、消費者による企業への信頼とはすなわち資本への信頼でもある。

 資本といっても、なにも小難しい株価とかの話ではない。

 ただ、ただ単純に「高え金払ってんだからしっかりしてくれよ頼むよ」という話だ。

 「Cintiq pro27」とかでググっていただければ分かるとおり、Wacomフラグシップ製品は、おしなべてアホみたいに高い。Apple製品とタメを張るくらい高い。ちなみに企業姿勢もどとこなく似ているところがある。

 Wacomがどんだけ儲かってるかは知らんけど、あんな高いもの売ってるなら相応にお行儀よくあってくれたまえよという話なのだ

 これはカスタマーが企業に怒りを覚えるポイントとしてあまりに分かりやすく、またその気持ちを分からない消費者はいないだろう。

 ちなみに、米WacomAI画像をうっかり購入したフォトストックサイトが、よりにもよってAdobe Stockであるのも見逃せない点だ。

 かのAdobeもまた、AI魑魅魍魎占拠され AI汚染震源地とすら揶揄されるようになったAdobe Stockの有様をユーザー咎められ、「高えAdobe税払ってんのに自社のフォトストックすら守れねえのかよ」という失望を集めて絶賛失速中の身である。どうも示唆的なものを感じずにはいられない。

 ただまぁ、個人的上記の諸々は単なる背景情報であって私には正直どうでもよかったりする。ここまでクソ長々と書き綴ってきたうえでこんなことを言うと正気を疑われるかもしれないが。

 私はただ、頭が固くて権威主義旧弊オタクであり、Wacom埼玉の誇りだと思ってる埼玉県民ゆえ、ただただ、たった1回の過ちでWacom製品を投げ捨て、""有象無象"“の""中華""製品に手を伸ばせるみんなのフットワークが信じられないのだ。

 そして今回の傷が重篤な致命傷なのは否定できないとはいえ、なにもWacom主体的AIを推進したわけでもないのにここまで炎上が広がっていることに引いているのだ。

 なんかこう…例えばCintiqの次世代モデルAI積みますとか言い出したわけでもなく、ただAI画像をなんとなく手にとってしまっただけなのに、叩かれすぎじゃないかと思うのだ。確かに迂闊で許される範囲じゃないとは思うけどさ。

 とくに、まるでWacomが生成AIを大歓迎し、諸手を挙げてユーザー押し付けようとしている企業であるかのように罵っている一部のAI慎重派の言動あさましく思えて仕方がない。

 むしろWacomは絵柄を署名のように扱える技術研究し、「AIAIをぶちのめす」道を探ろうとしている途上にあるというのに、というかその話題が出た当時はみんなしてさすワコしていたというのに……。

 ……長い長い冬を抜けて、ようやく著名なイラストレーターの方たちでさえ腹を括ってAI被害を訴えてくださるようになり、ここ最近にきて生成AIに関する議論が持ち直したように感じられる場面が増えたように思う。

 一方で、その暗い冬のあいだに摩耗した精神を顧みぬまま、あれもAIこれもAIAIAI呪詛言葉を撒き散らすようになってしまったインフルエンサーの方が何人か思い浮かぶ

 特に最近になって「2023年8〜10月以降にいきなり生えてきためちゃう絵師は基本AIだと思え」というド失礼な認識自然発生し、ぽつぽつと苦言が出ることがあっても、とくに大きな反発もないままその認識が界隈に定着したのを見たとき、私は「底が抜けてしまった」と思った。

 そこに畳み掛けるようにして、絵描きの最良の友であったWacomへの過剰な警戒がドバドバドバドバ噴出しているのだ。しっちゃかめっちゃかだよもう。

 AIbroが吐き捨てていった「AI規制派はフェミ!」というお里が知れる鳴き声を、彼の意図した形ではないとはいえ、私は捨て置くことができない。

 今の「AIカスどもVS絵師とかの連合」の泥沼バトルは、慄然とするほど「"フェミニズム"VS表現の自由」の界隈が辿った道筋に似すぎているのだ。

 

 あの人たちはどうなった?

 ギャグみてえな炎上の渦中にあっても気高く振る舞ってきた、"フェミ"と蔑称されるいわれなき本物のフェミニストたる女性達は、数回の炎上ですぐさまインターネッツレスバの無意味さを悟り彼女らがまだ"まなざし村"という懐かしい名で呼ばれていた時代の終わりと共に雲隠れしてしまった。

 こうして萌えコンテンツをひたすら理不尽に憎み、ダブルスタンダード思想を振り回しながらLGBT迷惑をかけまくる、だいぶ苛烈女性けが鼻息荒くリングに残ることとなった。

 一方の"オタク"の側も、愛するコンテンツを守りたい一心不器用にも声を張り上げていた層が、本当はそんなふうに怯えなくてもいいことを知り、安心して去った。オタクコンテンツを傷付けやがる連中の正体見たり枯れ尾花。好きなものを愛でる時間のほうがよほど大切なことに気づいたのだ。

 そうして気持ち悪くて不謹慎処女厨童貞が一番カッコいいという化石じみた価値観のまま、アニメゲームに言うほど思い入れがないにも関わらず、現実女性逆恨みする原動力として自分オタクだと思い込まねばならない可哀想男性けがオタクバトン勝手に引き継いだ。

 そんなこんなで、かの界隈は"炎上のための炎上"の火の手が毎日どこかしらで上がり続ける、オタク嫌いとミソジニストがこの世の終わりみたいなナワバリバトルをやるだけの地獄と化してしまった。

 他人事とは思えない。

 「絵が描けるだけで好きなだけイキれてvtuberフォローしてもらえるキモオタどもが羨ましい」という凄惨嫉妬が胸の内で渦巻いていることにさえ気づけないまま、自分最先端技術理解しているすてきなテックギークだと心から信じて、満たされることな価値のない画像を貪り続ける“彼ら“の壮絶さを思えば、相対する我々はたしかに、さすがに、今のところは同じ場所まで堕ちてはいないと言っていいだろう。

 今のところは。

 だが、その尊い正気が首の皮一枚でつながっているに過ぎないことを、前線にいる多くのひとが忘れてしまっているように思う。

 自分がすぐにでも怪物に成り果ててしまうほど疲れ切っていることに気づかず、このまま怒りと悲しみを免罪符にして諍うだけの日々を送っていれば、すぐにでも炎上熱狂と、レスバのライブ感に飲まれしまうことだろう。

 これは自戒でもある。

 ここが正念なのだ

 この戦いはコップの中の嵐ではない。

 議論の場としては最悪なインターネットが唯一のフィールドというのも逆風だが、それでも。

 ヒュドラの頭を潰し続けることに拘泥してはいけない。

 非常に緩慢なテンポで、ときに腹立たしい揺り戻しに見舞われながらも、世界は確実に、ゆっくりとまともな方向に舵を切ろうとしている。

 それもこれも、生成AIという忌子の産声に迅速に反応し、大衆がことの重大さに気づく前から、狼少年のような扱いを受けながらも折れることなく声を上げ続けてくれた人々がいたおかげである

 あなたたちが戦ってくれたからこそ、ようやくたくさんの人々が目を覚ましはじめている。

 だから、我々はその目を裏切ることなく戦い続けなければならない。

 だから、少しでいいから、休んでほしいのだ。ふと立ち止まるだけでもいいから。

 この局面にあって、些細なことから「やっぱ反AIって頭おかしいわ」と思われるような事態があってはならないのだ。

 なにもあなたたちの活動疑義を唱えているわけではない。

 私は恥ずかしながら、かつて表現の自由戦士と揶揄される感じのあのへんの活動に片足を突っ込んでいた。

 そしてその日々の中で、素晴らしく聡明で、洞察力があって、敵を糾弾する時も優しさを忘れない、人間としても尊敬を集めていたオピニオンリーダーがある日突然ぶっ壊れてよくわからないことを言い出し、クソほど炎上するのを何度か目にしてきた。敵にも味方にもそんな人が出ていた。彼らはそのまま、“炎上のための炎上”をやるためのゾンビと化していった。

 思い返せば彼らはいつも最前線に立って、独りで戦っていた。“界隈の人間ではない“人間そばにいて、エコーチェンバー反響を適度に遠ざけることさえできていれば、ガス抜きさえできていれば、何かが変わっていたかもしれない。

 怪物と戦うもの怪物にならない方法は、ひとつだけ。連帯することだけだ。

 あなたたちの仕事は言うまでもなく私が、そしてなによりあなたたちが呼び覚ました無数のビジランテが引き継いでいく。

 だから、少しでいいから息をついて、AIbroどもにもみくちゃにされる中で削ぎ落とされてしまった何かを取り戻してほしい。我々にとってあなたたちが必要からこそ、壊れないでほしいからこそ、私はこんなことを言っているのだ。

 Wacomを許せるなら我々はまだ引き返せるはずだ。

 ibis paintとクリスタを許したように。

 このエントリあなたたちの目に入ったら、お前は手ぬるいだの悲惨現実理解できてないだのの有難いお言葉が飛び出してくることだろう。

 確かに前半のWacom擁護は、贔屓にしている会社かわいさゆえの妄言ではあると思う。正直。

 でも、後半で言っていることを取り下げるつもりは絶対にない。

 現実がまじくそだとしても、だからこそ、意地汚くAI押し付けてくる連中とこれからも戦っていくためにもここで少し立ち止まり、あたりを見回して我が身を振り返らねばならない時期にきていると私は強弁する。

 匿名の陰に隠れてこんなことを言っても説得力がないだろうが、どうか私を、Wacomを信じて矛を下ろしてほしい。

 それが私の祈りである

anond:20240111115848

最近友達マイクラやってたけど、凄い人はガンガン装置を作るし、建築が得意なヤツは凄い建築をつくる

何も出来ない俺は頑張って鉄とか集めていた。

頑張って数日かけて200個近く集めた。

自動化装置作りが得意なヤツが言ってきた

「鉄なんてアイアンゴーレムトラップで1時間もあれば500個は取れるぞ」

そう言って招かれた倉庫にはラーチェストいっぱいの鉄が入っていた。

それ以来マイクラログインしなくなった。



追記:お前もトラップ覚えればいいじゃん的な話

ゴーレムトラップ、湧いた猫とかも絶叫しながら焼け死んでて本当に嫌だったので作りたくないです

あと、そこまでして自動で素材集めたいならクリエイティブモードでやればいいのでは?とも思ってしまいました。

2024-01-10

id:hate_flag さんへ

https://twitter.com/wacom_info_jp/status/1741610238460244154

日本法人は99.9%手書きと思われるイラスト使用しているけど

そのことも知らなかったかな?まあワコムの客ですらないクソクレーマーしかいから知らんだろうな。

そもそもAIイラストのつもりで素材のライセンスを取得して購入するってのは

イラストレーターが描いた作品にカネ払うのと等価なんだけどそれも理解できないかな。

クリエイティブ知識浅そうだし何も分かんないか(笑)

2024-01-09

親友バンドに10万円の出資をした【追記有り】

昨日公開されたMV広告費用として10万円は使用される。

友人としての贔屓目はあるが、それでも良いMVに仕上がっていると思う。

もし将来そのバンドが売れたら俺が100%出資者だったんだぜと自慢ができる、楽しみだ。

 

友人であるAとは中学の頃からの付き合いで、そろそろ15年くらいになる。

正直、俺とAは中学ではパッとしない人間で、同じ野球部に入っていたが大して活躍することはなく、顔もそこまで良くはなく、当然モテるなんてこともなくて、まぁスクールカースト底辺一歩手前ってところの立ち位置だった。

中学3年の夏を都大会2回戦敗退とかで特に感慨もなく終わり、さぁ高校はどこに行こうかと考えていたところ、Aが高校バンドやろうぜと俺を誘ってくれた。

Aがバンドに興味を持っていたなんてことを全く知らなかった俺は、なんでバンドやるんだ?とAに聞いたところ、Aは「バンドやってたら格好いいから。俺は格好よくなりたいんだ」と答えてきた。

よくある話だが、あの時俺は、Aを格好良いやつだなと思った。

当時、格好良く・可愛くなるための努力をするやつはダサい、という風潮があった。高校デビューは馬鹿にされていて、最初からダサいやつはずっとダサいままでいることが求められていたと思う。そんな中でAは臆面もなく自分理想を俺に語っていて、主人公みたいで、Aに付いていったら面白くなるかもと期待して付いていくことを決めた。

 

高校では俺がベースでAがギターボーカル、他にドラムキーボードを捕まえてフジファブリックコピーバンドを始めた。狭いが安いスタジオに男4人でこもり、脳に直に響くようなAのギターソロ聴く瞬間が俺は大好きだった。男臭い3年間だったが良い青春を過ごせたと思う。

結局俺は高校卒業とともに軽音をやめてしまい、Aとも大学を別れてしまったが、Aが告知するライブを時折見に行き、一年に一度飲みに行く付き合いを続けた。俺が大学院に進学してもAはバンドを続けていて、時折オリジナル曲サンプルを聞いて感想を伝える、なんてことを続けていた。これまでは言葉と態度で応援するだけだった。正直今までのバンドお金を出す気になることは一度もなかった。

 

去年の春にAから新しいバンドを組んだと聞かされ、送られてきたサンプルを聴いてみたところ、かなり出来がよかった。どこで見つけてきたのか、Aは華のある女子ボーカルを捕まえてきた。キーボードセンスを感じる。曲も良い。Aのギターリフも相変わらず格好良くて耳に残る。中毒性がある。これはもしかしたら売れるかもしれない。

俺にクリエイティブセンスは一切なかったが、自分の好きなものを見る目には結構自信があった。これが外に出るならお金を出してみたい。秋に送られてきたMVのクオリティも高く、人のふんどしでバズってみたい欲求に駆られた俺はAに出資したい旨を伝えた。

正直10万円なんて広告費用としてはたかが知れているだろうということは想像に難くなかったが、Aはとても有難がってくれた。俺が本気であることを真摯に受け取ってくれたことが嬉しかった。Aと相談してYouTube広告費用に充てることに決まった。

10万は貧乏学生自分には少し高いが、これからの数年間でAの夢を一緒に楽しませてもらえると思うと安いと感じる良い買い物だったと思う。売れるといいな。頑張ってほしい。

【1/9 16:00 追記

はてなの皆が優しくて嬉しい

何名かの人がリンクを貼ったら良いのにと仰ってくれたので貼らせていただきます

 

PompadollS - 日の東、月の西

https://www.youtube.com/watch?v=v6Bd19sNiWc

 

もし聴いてみて良かったらTwitter拡散してくれたら嬉しい、俺はTwitterバズの力を信じたい

 

https://x.com/pompadolls/status/1744209877092995103?s=46&t=fd_CP2JE1EzFet__41Mjlg

 

ギターキーボードのリフが最高だから人類聴いてくれ!

 

(結構伸び始めてそろそろ怖くなったので実名は消しました、でもバンドメンバー中の人じゃないよ!)

 

【1/9 19:00 追記

MV見に行ってくれた皆ありがとう!!!

YouTube増田コメでAにこの記事バレた笑

この記事コメント欄とかも全部見て喜んでくれてる、本当にありがとう

でもYouTube増田弄りコメはこれ以上増えたら削除するわって言ってたからそこは堪忍な!!!

普通にコメントしてくれる分には大歓迎だと思う!!!

2024-01-08

生成AIは反対って言ってる人たちの大半は機械翻訳とか自分フィールド関係ないアウトプット問題ない派なのが何とも言えない

生成AI = クリエイティブ限定って感じなのかな

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