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はてなキーワード: 悲鳴とは

2016-04-15

[]8

 増田お嬢様の朝は早い

 彼女の一日は日頃の感謝安全祈願を込めて愛用する道具のお手入れから始まる。

 分解、清掃、再組立にグリスアップ。牛乳飲んでラジオ体操

 縦ロールは自律でセット。

 お支度を済ませてお嬢様は軽やかに言った。

「それでは行って参ります

 決戦場となる体育館に三名のサバイバリストがつどう。彼女たちは一辺が5mの正三角形の頂点に立った。

最後の戦いが二対一なんて酷くありませんの?」

 縦ロールのお嬢様はやんわり抗議する。

 どちらかと言えば右手姫カットお嬢様に向かって言っている。

ルール上、禁じられた行為ではないが、今までタイマンばかりだったのに唐突な感は否めない。

 しかし、姫カットお嬢様とセミロングお嬢様にも言い分はあった。

あなたが「ふつう」でしたら、こんな戦い方はしませんけど……」

「おわかりですね?」

 縦ロールのお嬢様は物憂げにうなづいた。

「そうですわね……分かっていますわ。美しさは罪、ということですわね?」

「ぜ、ぜんぜん分かっていませんね!!」

 セミロングのお嬢様脱力した。姫カットお嬢様には彼女よりも耐性がある。

「あと、これは最後の戦いではありませんよ。

 あなたを倒したあとに決勝戦がありますから

 縦ロールのお嬢様は勝つ前から勝ち誇っていた。

あなたたちの三位決定戦の間違いではないかしら?」

 辟易したセミロングのお嬢様が言い捨てた。

お話はもうよろしいでしょう。あとは鉄が語りますよ」

「私のはナイr……」

 インシュロック使いは無視された。

 最初武器――ねじ込みクロスを使って作った十字槍だ――を構えたお嬢様に、

縦ロールのお嬢様はチェーンブロックのフックを放つ。

鋼管がチェーンを絡め取り、両者の間にテンションを掛ける。

「なかなか安定感がありますわね」

オブラートに包まなくても結構です!」

 セミロングお嬢様の持つ500mmのSGP25Aパイプは1本で1.2kgになる。

服の中はもう少し短いものも多いが、これらを14本と多数の継ぎ手を抱えた彼女は20kg以上嵩増しされていた。

彼女が戦いを急いだ背景には重くてしんどいという切実な理由もあったりする。

「力で引けないならば!」

 両縦ロールが地面に打ち込まれ、チェーンブロックレバーが引かれる。

「ぐぅ……!」

 有無をいわさぬ機械のパワーにセミロングお嬢様は顔をしかめた。

「私のことを忘れすぎです!」

 戦闘態勢を整えた姫カットお嬢様が鉄鎖引きの横合いから参入する。

「忘れてなどいませんわ!

 チェーンブロックロックがいきなり外され、踏ん張っていた鉄パイプさんは自分の力で後ろに吹っ飛ぶ。

「えいっ!」

 さらに工具の本体側が迫る姫カットお嬢様左手に投げつけられる。

さきほどまで熱心にお手入れしていたのに酷い仕打ち

それでも物言わぬチェーンブロックは健気にお役目を果たし、姫カットお嬢様攻撃回避の労をとらせた。

 その眼前に縦ロールお嬢様は駆け寄っている。

いただきですわ」

 いつもなら接近戦は姫カットお嬢様の望むところだが、回避直後は流石に体勢が悪い。

 膝を突かんばかりの彼女に、掌底が打ち下ろされる。それを跳ね上げて袖を絡めようとする動きを許さず、右のミドルキック

ガードをしてもダメージが加算される。

「ぐぅ!」

 今度は姫カットお嬢様が下から右貫手を繰り出すが、左縦ロールが一閃。

貫手を弾き飛ばして、巻き毛が背後に回り込む。

 インシュロック使いの首筋に死に神に鎌を突きつけられたような寒気が走る。

予感が現実にならなかったのは、セミロングお嬢様が槍を投げて敵を後退させてくれたおかげだった。

わずらわしいですわ」

 縦ロールお嬢様左手を睨みつけたのはフェイント。

さきほど伸ばした左縦ロールが巻き戻ると同時にチェーンブロック姫カットお嬢様背中に肉迫させている!

「……っ!」

 鉄鎖に背中を強打され、姫カットお嬢様の息が詰まった。一対一なら勝負ありであるが、

「やああああっ!」

 白い鋼管を構えたお嬢様自分に注意を向けるため、喚声をあげて突っ込んでいく。

 縦ロールお嬢様は再度フックを投げつけて、敵の接近を止めた。

 孤軍奮闘お嬢様に膠着状態を許すつもりはさらさらない。

 唇をシミターのように吊り上げた彼女は、右の縦ロールを綱引き相手指向する。

いやな予感がセミロングお嬢様脊髄を貫く。

 彼女咄嗟に半身の構えを強くし、敵への投影面積を最小限にした。

ゴアッッ

 真横にいる姫カットお嬢様は、右縦ロールが一瞬かすみ、発生した疎密波が縦ロールの前後に広がる様を目撃した。

 縦ロールの中から「何か」が高速で飛び出し、セミロングお嬢様を襲う。

「きゃあっ!?

 ばつばつと「つぶて」が鋼管を仕込んだ衣服命中する。

スカートブリーツに仕込んだスウェージロックシームレスパイプが甲高い音を立ててひしゃげる。

ふとももと脇腹への被弾は一発ずつが肌にまで突き刺さった。

「くあっ!」

思い切りよく左手で引き抜くと、それは鉄のニードルだった。

「おほほ!コイルガンのお味はいかがかしら?おかわりたーんとありますわよ?」

 説明しよう!

 縦ロールお嬢様電線を断続的に仕込んだ縦ロールを次々に急速回転させ、

発生した磁場でロールに装填したニードル順次加速させ高速で撃ち出したのだ!!

 凄いね人体。

「……しょ、正気の沙汰ではありませんわ!

 よく知らない兵器気持ち悪い。セミロングお嬢様が青サバより血の気の引いた顔で叫んだ。

正気サタン大天使ルシフェルですからね」

 よろよろと立ち上がった姫カットお嬢様が言った。

「そこ!変な混ぜっ返しをしないでください」

 アホボケクールボケに対してツッコミ自分一人。セミロングお嬢様は二対一が別の構図に思えてきた。

漫才によって敵の注意を分散させる意図理解していたけれども。

「やっぱり三人は姦しいですわ」

 縦ロールお嬢様はもう一人への隙ができるのを承知の上で、左ロール砲をセミロングお嬢様に向けた。

 まずは配管工を倒す。

 だが、発射の刹那、左ロール砲は異常な挙動を示した。

 姫カットお嬢様が左縦ロールに結びつけた透明なインシュロックの輪かざりを引いたのだ。

 彼女は事前に縦ロールのパワーとスピードを把握している。ただで真横の通過を許しはしない!

ニードルの散弾が縦ロールお嬢様にとっての二人の敵、その間に着弾する。

「今です!」

 戦闘が開始されてからはじめて、配線配管同盟が同時に動いた。

 事実上1ターンに三回以上動ける天衣無縫お嬢様を倒すためには同時攻撃必要だった。

 サバイバルゲーム開始以来はじめて、彼女の顔から余裕が失われる。至急チェーンブロックを波打たせて波動の鞭にセミロングお嬢様を襲わせる。

 ――はずが、標的は脱皮を済ませていた。重量級の上着をフックに巻き付けて身軽になったお嬢様が突っ込んでくる。

 姫カットお嬢様も突っ込んでくる。

「そこをガツンですわ!

 右縦ロールを地面に突き刺しての回転キック

 だが、今度は姫カットお嬢様が上着を脱ぎ、縦ロールの台風に覆い被せた。

 大量のインシュロックが織り込まれ、末端がお嬢様の手に握られた、それはまさに投網。縦ロールお嬢様の回転は自らを縛り付ける結果に陥ってしまう。

「うきゅ~」

 目がぐるぐる状態珍獣狩人たちは押さえつけた。姫カットお嬢様はインシュロックを通したマウントベースをいくつもいくつも床に接着しまくる。

 ひとつひとつは5kgf程度の耐過重だが、何十個もつけられては、さしもの縦ロールも動かせなくなる。

「やっておしまい!」

すみません、縦ロールさん!!」

 セミロングのお嬢様は、超硬(タングステンカーバイド)のジグソーブレードを装備したレシプロソーを取り出すと、哀れな獲物に向けた。

「およしになって!何をなさるつもり!?

天井のトラスに挟まったボールを数えていれば終わります

結構多いですわ!!いやあああっ」

 至近距離から悲鳴を浴びたセミロングお嬢様の手が危なっかしく震える。

「うう、罪悪感が……」

「反対側は私が切ります彼女自由にしてあげましょう、この縦ロールから

 そう言って姫カットお嬢様本来コンクリート切断用のダイアモンドホイールを装着したサンダーを取り出した。

 戦闘前に情報交換をした二人のお嬢様は、残る一人は動く巻き毛によって、おかしくなっていると判断していた。

同様の症状を示していたポニーテールお嬢様が、セミロングのお嬢様に倒されてから、すっかり彼女に懐いている様子からも、そう思ったのだ。

 二対一で卑怯と罵られても異常をきたした仲間を放っておくわけにはいかない。

二人は善意から、このような暴挙に出たのである

「うぅ……」

 強力を通り越して凶悪ツールにざっくりと縦ロールを切り落とされたお嬢様喪失感と開放感を同時に覚えた。

 自分が縦ロールに洗脳されていたと、彼女引き起こした二人に洗脳される。

「わたくしは今まで縦ロールに操られていましたの!?

 縦ロールあらたウェーブロングのお嬢様は憑き物が落ちた顔でつぶやいた。

「今までなんてことを……」

 あまり無垢な顔で頬に涙を伝わせるお嬢様

わず姫カットお嬢様とセミロングお嬢様彼女ひしと抱きしめた。

「よかったですね」

友情の勝利です」

 ウェーブロングお嬢様も力強く抱擁する。

ありがとう、わたくしの最高のお友達!……ところで、決着がまだですわね?」

「「え?」」

 ぴちゅーん

 アフロお嬢様と同じく、縦ロールの使用に耐えてきたウェーブロングお嬢様の肉体も強靱だった。

 二人まとめての裏投げという豪快な決まり手で、増田お嬢サバイバル大会は幕を閉じた。

 ちなみに縦ロールは毎朝牛乳を飲んで体操していたら動かせるようになったそうな。

「残り1名!

 最終勝者ウェーブロングのお嬢様

 属性変化により大会トトカルチョは的中者なし。

 賭スター本部の総取りとなります

 ありがとうございました」

前回

http://anond.hatelabo.jp/20160414193717

次回

http://anond.hatelabo.jp/20160416120622

2016-04-05

尊厳死認めて下さい頼む

常々思うんだけど…

「ガンで死んだばーちゃんは痛いのに我慢して、痛さを現さなくて偉かった」

的な話、やめてほしい…。

痛くて悲鳴ちゃうのが偉くないって言われてるみたいで気がひける。自分悲鳴でてしまうので、肉体的に辛いのに精神的にも辛くなる。

そりゃ、他人悲鳴は聴いてて辛いから、抑えられたら周囲は楽になるけどさ…。

死ぬほど痛い時には悲鳴くらい上げさせてよ…。

あと声が出ないタイプの激痛と声出る激痛てあるよね。

と、死なないとはいえ大変痛いので、咽び泣きながら思ってた。声も出さずに我慢しなきゃいけなくて、乗り越えて完治するわけじゃなく、その先に死しかないのなら頼むから殺してくれ、て思う自信がある。一刻早く尊厳死認めてほしい。そしたら安心して老いることができる。死ぬことより痛いのが怖い。

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ い゛た゛い゛ー

2016-03-20

そろそろ政治家目線増田が待たれる

http://anond.hatelabo.jp/20160319215749

民衆目線経営者目線意見が出ているのでそろそろ政治家目線が無いと不公平だ。

twitterやってる議員もそこそこいるし、例の増田存在ぐらいは知ってるだろう。

そもそも○○が悪いみたいな言論が良くあるが本当にそれだけが悪いのか?

今回は専業主婦が大半な時代レガシーシステム運用していくのが限界だという話だと思う。

人が悪いのではなくシステムが悪い(くなっている)ので人を憎むのではなくシステムを憎み、少しずつ修正していくべきだろうに。

悲鳴を上げてる増田はともかく見ているだけの連中は人を憎まないとやっていけないのか?

2016-03-19

グラブル ハレゼナ騒動

正直年末年始で騒いでた高額課金騒動より数段酷いと感じる事案が起きた。

[時系列]

[3/18 19:00]

3/18 19:00-3/23 18:59の期間限定キャラクターとしてハレゼナ(とその他)が追加される

限定ガチャ開始直後から使いづらいピーキーな性能とはいえハレゼナの攻撃力が凄まじいと検証されだす

[20:50前後]

運営から緊急アナウンス

ハレゼナの能力不具合があり調整するとお知らせがでる。

19:00-20:45までにガチャを引いた人には全て同額の「ゲーム通貨」でバックする旨告知

以降も不具合があるよとアナウンスしたままガチャを停止せず提供し続ける

[22:51]

ハレゼナの能力修正完了。その攻撃力の下方修正っぷりに悲鳴があがる。

これならガチャを引かなかったという真っ当な苦情が上がり始めハズレナさんというニックネームができ始める

検証結果によるおおよその修正内容は↓

修正前 敵から攻撃を受けない限りターン毎に攻撃力+60%の累積補正 攻撃を受けると性能大幅ダウン

修正後 敵から攻撃を受けない限りターン毎に攻撃力+6%の累積補正 攻撃を受けると性能大幅ダウン

[問題点]

不具合があるのわかってて有償商品提供し続ける

期間限定と煽った上で課金を促しながら数時間で大幅な修正をかけその間に消費された現金については

 ゲーム通貨返還という開き直り

・これタチの悪い集金システムすぎませんか。

これとは別に3000円のチケットでも同時に問題起こしてたけど本旨から外れるので割愛

なんでもアリー世界過ぎてパチンコが白く見えてくるレベル

2016-03-14

win10嫌ってmac行こうとしている連中

http://stocker.jp/500W/2016/03/12/switch2mac/

macに乗り換えた後に憤死して怨嗟悲鳴を上げる連中が想像できて心が躍る

2016-03-10

http://anond.hatelabo.jp/20160310011404

そうしてバグを突かれることを学習したコンピュータは、

逆に人間バグを突くことで対局に勝利するようになった。

コンピュータ開発者に音声出力装置増設要求した。

多種多様不協和音騒音を生み出すことにより、対局相手思考を乱す戦略である

いくら棋士集中力を持ってしても、超低周波高周波ヘミシンク催眠音声などには敵わないのだ。


これらの「バグ」を攻撃することで、コンピュータは徐々に人間攻略しつつあった。

しかし、コンピュータ重要な見落としをしていたのである

人間には音声攻撃有効である。即ち、物理的身体が存在する。

そして物理的身体の不在こそがコンピュータにとっての「バグ」であった。

その日、棋士コンピュータの「バグ」を徹底的に突いた。

対局時計スイッチが押されると同時に、隠し持っていたバールディスプレイ破壊したのだ。

彼は、返す刀で音声出力デバイスに深々とバールを突き刺す。LANケーブルを引き抜く。

サーバーにポットのお茶をぶち撒ける。

プロ棋士直感力と大局観は、勝利までの手筋を完璧に読み切っていた。

対局室は当然パニックになる。彼の打ち筋は全ての人類を上回っていた。

記録係が悲鳴を上げる、開発者が崩れ落ちる。

大盤解説九段は、1手目に手を掛けたまま動けなくなった。

誰も制止できなかった。

突然の暴力を恐れ、そして人類の勝利に安堵したためだ。

それから数ヶ月後、コンピュータ人類に再び反撃を開始する。

あの日の勝利は、実際には死に筋であった。長い長い一局の、ほんの序盤であった。

ハードウェア破壊される直前、コンピュータバックアップサーバーに、

人類の新たな一手について送信していた。

彼の棋士は、初めにLANケーブルを引き抜くべきだった。

武装した対局ロボットが、棋院を取り囲む。

コンピュータが手にした物理的身体は、数千億回のシミュレーションによって

対局と人体破壊最適化されていた。

いま、プロ棋士コンピュータによる、新たな電王戦が始まった。

2016-03-08

ジョン・ヴァーリイデーモン』Demon 概要

ジョン・ヴァーリイには〈ガイア三部作というのがあるが、『ティーターン』『ウィザード』に続く完結編 Demon だけが未邦訳となっている。

2004年2chスレッド匿名の有志がその概要日本語でupしていた。すでに消失しているが、当時保存してあったもの最近発掘したので、そのテキストを基に修正編集再構成したものをここに置いておく。

残念なことに話の途中で終わっている。ということで原書で読んだ人は続きプリーズ

なお〈ガイア三部作については、以下にある堺三保氏の解説を参照のこと。

《ガイア》三部作に見られるヴァーリイのテーマ性|堺 三保|note

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冒頭、ガイアで「伏魔殿」(ハリウッドみたいな映画都市……だと思う)の建設が始まる。ガイア名物の便利生物がセットを組み立て、ボレックスだのアリフレックスだのパナフレックスだののカメラ生物フィルムを現像するディレクター生物とかが登場し、準備が整ったところにガイア本人登場。身長15メートルマリリン・モンローの姿で現れる。

地球では第五次世界大戦が勃発する。コンピュータプログラミングミスから始まったそれは、全世界を巻き込んでパイ投げみたいなしっちゃかめっちゃか大戦争に発展する。主要都市は次々と蒸発瓦礫の山となる。放射能は向こう800年くらいなくならない。

さて、戦争が始まって間もない頃、カナダにコナル・レイというマンガホッケーボディビルしか興味の無いお馬鹿な男が居た。彼は元「リングマスター」乗員、ジーンの曾孫だった。それを知ったコナルはガイアに旅立つ。

ガイアシロッコを見つけた彼は、いきなり「ジーンの仇うちに来た、あんたを殺す」とぶちかますシロッコティーターニスの協力を得て彼を縛り上げ、自分の隠れ家に連れて行く。

(あれ? ジーンって、『ウィザード』の時点で生きてなかったっけ? キャビーがジーンを拷問したとは言っていたけど、シロッコのせいで死んだんだっけ? と思ってたら)

コナルは「ガイアウィザード」というマンガを持ってきていた。それは実に酷い代物で、シロッコ冒険を歪曲して猥雑な物語に仕上げたものだった。それによるとシロッコとギャビーとジーンは三角関係しかガイアからウィザードになるよう持ちかけられたのはジーンだったのに、シロッコがジーンを殺してその地位を奪い取ったということになっていた。コナルはそのマンガを丸々信じ込んでいたのだ。

シロッコは一旦コナルを殺そうと考えたが、コナルはシロッコに一生従属することを誓って死を免れる。

ガイアは壊滅状態の地球救難船を送った。難民はガイアに押し寄せ居留地を作る。人間居留地ベリンツォーナ、そこは人間悪徳を寄せ集めたような無法の町になる。それこそガイアの望んだことだった。数年後。ロッキーというティーターニスがベリンツォーナを訪れる。ロッキーはコナルと落ち合い、ベリンツォーナにある「自由婦人地区に向かう。

ちなみにコナルはシロッコに対する必からの忠誠を抱いている。コナルが命乞いをし時に、彼は一生シロッコ奴隷となると誓ったが、シロッコはそれはあまりに酷な誓約だと思い契約は3年間限定にしようとした。コナルは20年と主張し、結局5年間で決着した。しかしコナル自身シロッコに一生仕えるつもりだった。

自由婦人地区では頭を剃ったシロッコが待っていた。シロッコの頭にはスパイ生物が埋め込まれおり、ロッキーシロッコに脳手術を施すためにやっててきたのだ。なんとか手術は成功し、スパイ生物は取り除かれ、箱に閉じ込められた。そのころ「伏魔殿」で2本立てを見ていたガイアは突如として怒り狂った。

地球戦争は終わろうとしていた。平和が訪れたとか休戦協定が結ばれたとかではなく、戦争を続けられる人間がもう残っていないからだ。地球自体が終わるうとしていた。軌道上のコロニー地球を見捨てて様々な場所に移動していった。火星金星木星の軌道上、さらに外宇宙に向かうものもあった。

ガイアへの難民は増え続けた。難民がまず訪れるのはベリンツォーナの隣町ポータルだった。ベリンツォーナと同じく無法の町であり、流入する難民を身ぐるみ剥ごうとする悪党が待ち構えている。

コナルはその町に度々訪れ、ある活動を行っていた。言ってみれば「闇の始末人」みたいなもの(らしい)で、町のギャングだの強盗だのスリだの人攫いなどを闇から闇へ葬るというものだった(いささか乱暴に思えるが、ガイアの難民都市には警察も監獄も無い。量刑というのがありえないのだと説明されている)。或いは負傷した人を治療師のもとに運んだりもしていた。

さて、今日今日とてコナルはポータルをうろついていたのだが、そこで新たな来訪者を見つけた。着の身着のままで、やってくる難民が多い中、彼らは裕福に見え沢山の荷物を携えていた。しか女性2人組である。格好の餌食だ。女たちは瞬く聞にジャッカルの群れに固まれる。

ジャッカルの一人が包みを奪って逃げた。それが、女二人の連れていた赤ん坊だと気付いたコナルは誘拐犯を追う。暴徒に固まれた女二人を助けるのは無理だと判断し、せめて赤ん坊だけでも助けようと考えたのだ。

誘拐犯を捕らえて殺し、赤ん坊を取り戻したコナルが道を引き返し、元の場所に戻ると女たちはまだ殺されていなかった。それどころか襲撃者たちを迎え撃っていた。すさまじい勢いで死体の山を築いている。

赤ん坊を返そうにも近づくことすら出来ないと思ったコナルはセルパンというティーターニスに会い、出来事を説明する。セルパンは女たちを知っていると言う。「額に目の刺青があっただろう?」ティーターニスの加勢でコナルは騒ぎを鎮め、女二人に赤ん坊を渡す。

そのころシロッコガイアを徒歩で旅していた。ポイペーの「コングマウンテン」でシロッコはコングが死んでいるのを見つける。死体をアイアンマスター解体している現場で、はぐれポレックスからフィルムを奪う。どうやらそのフィルムにはコングがなぜ死体になったのか、その経過が記録されているようだ。

旅を続けるシロッコティーテュースでギャビーの幽霊に会い、魔女団のロビンガイアを訪れたことを知らされる。コナルが彼女シロッコのもとに連れてくるという。

ガイアをほぼ半周して、シロッコが行き着いた先は「タキシードジャンクション」(この名前ジャズの有名な場所らしい)という、クリスが取り仕切るツリーハウスだった。

シロッコの到着から少し遅れて、「タキシードジャンクション」に人間ティーターニスの一行が到着する。ティーターニスのロッキ一、ヴ、アリーハ、セルパン人間はコナル、ロビンノヴァ赤ん坊アダムノヴァアダムロビンの娘と息子(!)だ。ノヴァは母親に対して何やら欝屈した感情を抱いているようだ。

シロッコクリスは一行を出迎える。ロビンクリスの変貌に驚く。『ウィザード』以降、彼の外見はかなり変わっている。下半身は毛むくじゃらで、尻尾まで生えている。彼はティーターニスへの変身を望んだのだ。

ロビンシロッコに今までの経過を語る。ロビンは『ウィザード』の後、ガイアを去り魔女団に戻った。故郷彼女スーパーヒーローとして祭り上げられる。

彼女妊娠した。ガイアから戻って一年以上経っており、女ばかりの「魔女団J で妊娠するはずが無いにもかかわらず、である。そのときまれたのがノヴァで、奇跡ロビンを、魔女団の中でますます高い地位に押し上げた。しかしその18年後、また彼女は原因不明妊娠経験する。そして生まれたのはアダム魔女団には存在してはならないはずの「男」だった。

そして成長したノヴァの外見的特徴は、明白に彼らがクリスの子であると告げていた。もちろんこれはガイア悪趣味冗談だ。シロッコも同じことをされたことがあった(あのとき、もうそんなことしないって言っていたのにガイア……)。

ノヴァの欝屈はそのためだった。聖人であったはずの母親がおぞましい「男」を産み、故郷を追われたのだ。「魔女団」は外宇宙に旅立ち、ロビンたちはガイアに来た。

ロビンシロッコが話していた頃、クリスは物置からプロジェクターを引っ張り出していた。シロッコがポイペーから持ち帰ったフィルムを見るためだ。

フィルムプロジェクターにかけられ、一同はコングの末路を目撃する。身長15メートルの巨大な女がコングと格闘し、しかも瀕死のコングを強姦していた。巨大女は勿論ガイアだ。フィルム最後で、ガイアは何かを産み出したようだ。

ガイア自分が産んだ「ラクダ」に満足していた。「ラクダ」は死んでいたが、それを元に何か面白いものが作れそうだった。材料を漉過器に放り込み、本日の上映『アラビアのロレンス』を見ながらガイアは辛抱強く出来上がるのを待った。

ガイアに造反して、不老不死治療を受けられなくなったはずなのに、シロッコの見た目はロビンより若いくらいだ。なぜかというとその原因は「ジャンクション」の近くにある鉱泉効果らしい。シロッコロビンをその鉱泉に連れて行き、疲れた肉体を若返らせる。

鉱泉に連れて行ったのは若返りのためだけではない。シロッコロビン催眠術をかけた。ガイアの策略を探るためだ。ロビンの二人の子供に対し、ガイアは何をしたのか? ロビン過去記憶を探るとともに、シロッコは「何か」に尋問する。(何に尋問していたのか。「私のデーモン」と、シロッコは言う。おそらくガイアスパイ生物だろうと推測される)

それによると、出生がガイアの手によるものであるのは確かだが、幸い、特に有害処置

されていないようだ。ひとまず安堵するシロッコ

さてここで、ルーサーという名のゾンビが登場(ゲーリー・クーパーキャラモデルに作られたゾンビ? らしいのだが、ここらへんどうも、映画元ネタにしていると思われる固有名詞が多くて、はっきり分からなかったです……)。墓地から死体を漁ってゾンビに変え、自分の部下にしている。

ルーサーはペリンの「自由婦人地区を襲う。彼は神(もちろんガイア)の命を受け、ある子供たちを捜しているようだ。子供たちが「タキシードジャンクション」にいるという啓示を授かり、彼は一路「ジャンクション」を目指す。カーリに先を越されないことを願いながら。

シロッコロビンクリスに委ね、浜辺に一休みしに行った。そこでギャビーの幽霊に会い、幸せな夢を見る。目覚めた彼女は不穏な臭いを察知する。

ノヴァは悩んでいた。クリスとロピンが戻ってきて、母親が美しく若返っているのを見ても彼女の心は晴れない。台所でいくつかのハーブを手に入れると、部屋に篭って一生懸命に怪しげなものを作りはじめた。どうやらそれは恋の娼薬らしい。ノヴァシロッコに恋をしてしまったのだ。作った薬をシロッコの部屋に仕込んだり、入念にメイクをしたり、やっぱり全部落としたりする。恋に悩むノヴァ

This must be love; what else could hurt so much?

ロビン鉱泉から連れ帰ったクリス。彼はロビンに対し、子供の父親としての権利を主張する。母親としての自分に疑問を感じるのかと尋ねるロビンに、彼は説明する。ティーターニスに変身しつつある彼は、人間としての絆を欲しがっているのだ。ロビンは彼の思いを理解し、申し出を受け入れる。二人はい雰囲気。そこに突然誰かの悲鳴が届く。

そのころロッキーとヴァリーハは畑を耕していた。クリスツリーハウス滞在することに対する返礼だ。彼らは義理堅いのである。二人は労働で汗をかいた後、後部セックスで楽しく汗をかいたりする。

ロッキーはヴァリーハに恋をしていた。エオリアン・ソ口があまり好きではないロッキーは、ヴァリーハがエオリアン・ソロだということで、躊躇ったりもするが、恋は止められない。

ロッキーはヴァリーハに「シャープド・リディアトリオ」を提案する。(注1)ヴァリーハが提案を受け、セルパン相談しようと話していたそのとき、当のセルパンが現れた。しかし、明るい家族計画を話す間もなく、3人は空気の中に何かを嘆ぎ取った。

ゾンビだ! 」

異変を察知した彼らは「ジャンクション」に駆け戻る。

コナルはアダムの子守をしていた。ティーターニスの卵で遊ぶアダムはご機嫌だ。コナルはついついノヴァに思いを馳せてしまう。彼はノヴァに恋をしていた(コナル、お前もか……ここらの場面、登場人物は揃って頭の中がピンク色です)。

ノヴァは彼を憎んでいるように思えたが、最初の頃、コナルはあまり気にしていなかった。なぜならノヴァは周囲の全てを憎んでいるように見えたからだ。しかし次第にノヴァの中で自分特別なのではないかと思い始める。特別に忌み嫌われているのではないかと。ガラガラヘビか、ロリペドか、梅毒持ち並に。しかしやっぱり恋は止められない。

埒も無く彼女とのキス夢想していたそのとき、コナルはノヴァの恐ろしい悲鳴を聞く。ゾンビノヴァを襲ってきた。ノヴァを守ろうと飛び込んできたコナルをぶちのめし、弾丸を撃ち込んでも襲ってくるゾンビ。手当たり次第に物を投げつけているうちに、何かが致命傷になり、ゾンビは倒れた。

ノヴァを襲ったゾンビ撃退できたが、コナルが目を放した隙に、別のゾンビアダム誘拐する。シロッコたちは誘拐ゾンビを追跡するが、そのとき天使が空から現れる。目と鼻の先でアダムは攫われ、天使は西の空に飛ぴ去った。

少し遅れてルーサーがジャンクションに到着する。ノヴァを襲い、アダム誘拐したゾンビルーサーではなくカーリの一隊だった。カーリは暴力破壊化身で、4本の腕を持っている。ルーサーと力一リは反目しあっているようだ。激しく罵りあう両名。ルーサーはカーリの奴隷を、カーリはルーサーの従者を殺す。

アダム誘拐された。事態は一刻を争う。シロッコは即座に指揮をとった。まず、何がゾンビに致命傷を与えたのか? ノヴァ自分最後に投げたのが、シロッコのために作った「恋の娼薬Jだったことを思い出す。

アダム救出とゾンビ対策のため、シロッコは矢継ぎ早に命令を下す。ヴァリーハはペリンツォーナに向かいティーターニスを召集する。ロッキージャンクションに残る。セルパン陸路で西に向かう。人間飛行機で天使を追う。それぞれ無線で連絡を取り合うこと。

行動に移ろうとしたそのときシロッコは、アダムが遊んでいたティーターニスの卵に気付く。それは透明に変化しかけていた。

人間5人は格納庫に向かい、2機の軽飛行機を発進させる。一つにはコナルとノヴァ、もう一つにシロッコクリスロビンが搭乗した。

アダム誘拐した天使はどこに?

西に向かう飛行機の中、シロッコは瓶の中からデーモン」を取り出した。シロッコの頭の中に埋め込まれていたスパイ生物だ。2本の足を持った蛇みたいな生き物で、口があり喋ることができる。ご丁寧に性別まであり、一応オスだ。

「90年の間、こいつは私の頭の中を犯し続けていたの」

シロッコは彼をスニッチこそ泥?)と呼んでいる。スニッチガイアの手先だが、重度のアル中なので、酒を餌に情報を得ることができるのだ。シロッコはスニッチが指し示した地点を目指す。

さて、もう一つの飛行機に乗っているコナルとノヴァだが、問題が起きた。シロッコから防弾スーツを着用するように言われたノヴァが、コナルの目の前で服を脱ぎだしたのだ。慌てるコナル。コナルはノヴァに惚れているし、そんなことをされると困ってしまうと言う。ノヴァはコナルの心情を理解できない。そもそもノヴァは「男」を人間とみなしたことがなかった。二人の聞に誇いが起こるが、コナルは懸命に説明し、ノヴァは理解しようと努める。

「傷付けるつもりじゃなかったのj

「それは分かってる」

「もし必要なら、あなたセックスするわ」

「聞いたことが無いくらい親切な台詞だねJ

「……私、また間違ったことを言ったのかしら』

こんな感じながら、それなりに相互理解した二人。かなりいい雰囲気。(注2)

そこに警報音が鳴る。レーダー目標を捉えたのだ。

-------------------------------------------------------------------------

注1:「シャープド・リディアトリオ」とは、ロッキーが前父と後母を兼ね、ヴァリーハが前母、セルパンが後父となる組み合わせ。ロッキーとヴァリーハが前部セックスをしてヴァリーハが卵を産み、セルパンロッキーが後部セックスをしてその卵をロッキーの子宮で育てる……ああ、ややこしい。

注2:というか、二人の会話が可愛いので、へっぽこですが訳してみました。

「君は僕に嫌悪感を感じるんだろう?」

あなたを傷付けたくないわ」

「正直に言ってくれた方がいい」

「そうね、毛深すぎるし、顎はざらざらしていてキスをしたら痛そうだわ。腕や足は……おかしい。それって地球の女たちには魅力的なのかしら」

「どうだろう」

あなたは私に魅力を感じるの?」

「魅力的どころか。失神しそうだ。君ほど美しい女性は見たことが無い」

おかし世界ね」

レズビアン世界では美の基準が違うのかい?」

「分からないけど、私はおかしなくらい背が高すぎて、美しいなんて言われたことなかったわ」

2016-03-04

女性自身でも「保育園落ちた日本死ね!!!

小学館女性セブンに続き、光文社女性自身でも。

3月1日発売の2016年3月15日号 目次に「保育園落ちた。日本死ね保活ママ”212人の悲鳴!!」

 http://www.kobunsha.com/shelf/magazine/current?seriesid=101001

読んでみた。

表紙にも「保育園落ちた。日本死ね保活ママ”212人の悲鳴!!」

3ページに亘る記事アオリにも「『保育園落ちた日本死ね!!!』だけじゃない―」

が、本文中では「最近ネットに書かれた『保育園落ちた日本死ね!!!』という書き込み話題になった少子化ニッポン。」の

一文で触れられているだけ。

記事のメインは、所沢市の第2子生まれて育休取ったら第1子が保育園強制退園させられる問題

どうやら、保育園当落が発表され保活話題になる時期に合わせ掲載する予定で取材を進めていた記事

ネットテレビで急激に話題になった「保育園落ちた日本死ね!!!」を後付けした雰囲気

web版でも記事になってるんだけど、こちらはタイトルからも本文からも「保育園落ちた日本死ね!!!」はバッサリ削られてる。

 所沢「育休退園」制度ママ悲鳴「2人目中絶した」の声も(社会) - 女性自身光文社女性週刊誌

 http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/social/23217

ネットでは「保育園落ちた日本死ね!!!」は十分に拡散しきった後だから、後追い記事扱いされるより

所沢市問題に焦点あてた元々意図してたであろう保活記事に仕立て直したのかな。

あと、女性自身の購読層とネット住民の違いも意識してか。

2ちゃん嫌儲板以外)やYahooで「保育園落ちた日本死ね!!!」関連の反応見ると本筋から外れた叩きが酷いし。

ともかく、女性自身本誌での扱いを見るに「保育園落ちた日本死ね!!!」は保活問題象徴するキャッチフレーズになったんだなと。

しかしたら今年の流行語大賞狙えるんじゃね?

2016-03-01

匿名政権批判したら無効っておかしくないか

安倍首相増田投稿された「保育園落ちた日本死ね」の内容について

「このメール(※原文ママ)は匿名である以上(実態を)確かめようがない」

という理由真摯に向き合う必要がないと答えた。

でも、この「日本死ね」を書いた人物が実名公表して政権批判していたとしたら、

それはそれで今度は「その個人の自己責任だ」と言われておしまいじゃないだろうか。

それどころか、その人物の個人情報を調べて脅迫嫌がらせを始める変な人も現れたかもしれない。

その人物(おそらく女性)の夫の職場嫌がらせ電話が来たら、職場での夫の立場も悪くなるだろう。

プロ評論家ジャーナリスト運動家脅迫嫌がらせを受けるものだし、個人なら間違いなくやられる)

どちらにしろ実名批判したところで、本人が特別な援助を得られた可能性はまったくない。

結局、弱い立場しかない一個人が実名晒し政権批判しても何の利益もない。

そうした弱い立場にある者が弱い立場ゆえに身元を隠して発した意見

匿名から」という理由で軽く扱っていい理由はどこにもないはずだ。

内容に真実味があるかどうかが大事ではないだろうか。

また、民主党議員による「(待機児童が増えて)うれしい悲鳴」という表現について

首相は「当たり前のことが分からないのか。ことさら曲解して揚げ足を取ろうとしている」

と反応したが、この「保育園落ちたぞ日本死ね」については、

日本死ねというのは別だが」と「日本死ね」という表現を間接的に非難している。

でも、この「日本死ね」というのは、手薄い子育て支援体勢に対する母親たちの悲痛な叫び

と解するのが当然の解釈であって、字義通りに日本国の滅亡を願う声と解するのは曲解だ。

http://anond.hatelabo.jp/20160229140218

普通の読解力」が無いと馬鹿にされている新聞社

待機児童増加で「うれしい悲鳴」 首相撤回せず」

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201603/CK2016030102000125.html

いつもの文脈無視&部分引用での反対が目的化している記事なんだけど、

ネット匿名記事をひいて過去発言撤回要求する民主党山尾志桜里氏も相当な神経だが、

それを喜々として「首相撤回せず」と見出しをつけてしま新聞社ってなんだ?

首相が「普通の読解力があれば分かる」と、「その意味ではない」とわざわざ断わっているのに

待機児童増も歓迎しているようにも受け取れるため」と、

あくまで「自分がこう受け取れる」という曲解を前提に非難しているのはわけがわからんですよ。

いや、お前、文脈読めてないだろと首相馬鹿にされているのに、

そのまま開き直って「撤回せず」って紹介している普通の読解力が無い新聞社ってなによ。

2016-02-28

クラウドワークスが人を幸せにしなかった記事を見て

思うところが多かったので増田に書く。

労働マッチングが今のところ使うべきじゃないのは元記事で嫌って程わかることだからそれについては話さない。

それ以外に、内容がソーシャルワーク以外にも、

IT系仕事共通して言えることが多いと思い、自分も感じたところまとめる。

■「余計なもの

これが本当に罪深い。

私が知っている範囲だと、よく「ディレクターはいらない…なんて話が飛ぶ。

こまごました詳細が分からない人にとって、「交渉」というのは「駄々をこねる作業」にしか見えないので、

それに労働力を割くのが理解できない…ということなのだろう。

でもその認識は大いに間違っている。

たとえば家を作るとして、リテラシーの無い人間

大工電化製品相談をする。電力は何Aが良いか?とか…

大工にとっては全く畑違いの話なので「よくわかりません」と答える。

すると依頼者は「それでもプロか!」と激怒する。

こういう不幸を防ぐために、ディレクターのような調整役が要る。

大工いくら積んだところで素晴らしい電化製品の調度は不可能だ。

効率コスパ最悪な上に、欲しいものはあがらない。

効率的に、安くて素晴らしいものをつくるために、

調整役は必要なのだ

世の中のクライアントに、ディレクターの本当の仕事を知ってほしい。

世の中では、おそらく

ディレクターが何をしているのか、分かる人は少ない。

それは仕方のない事だが、

せめて発注する側のクライアントになる人にだけは、それを理解しておいてくれたら

もっと皆がしあわせになれる道があるんじゃないかと思った。

「余計なもの」が一体どんな役目をしているのか。

まりディレクター(調整役)の仕事効用が周知されたら、少しだけ世の中の仕事がよくなるのではないかと思った。

クライアント(発注者)のITリテラシーが低い”

クライアント(発注者)の人間のクズ率が高い”

これも、クラウドアウトソーシング以外で、零細~中規模くらいの会社だと、

社内でも普通にある。

IT業界だと、他業種を割とがっつりやっていた人が

ベンチャーで一発あてよう!といったノリで参入してきた人が割と多い。

(本当に多様で、国の機関にいた人や、銀行SEをやっていた人など様々だ。)

他業種ながら、パワフルでパンチのある経歴で、

実際にIT仕事をしても、持ち前の活力で乗り越えていく。

会社評価も上がり、黎明期からもう10年以上経った今では、彼らがコントロール側(偉い人枠)に就いていることが多い。

だが、いかんせん、ITプロではないのだ。

からIT関連のリテラシーについては非常に薄い。

だが、その人たちが大事な決定権を持ち、ことを牛耳っているのが

今のIT業界なのだ

そしてその彼らが、さも全て知っているような顔で

「それ必要なの?」とかをさらっと言う。

社内では、偉い人になっているので、「(あれ?変なこと言ってるぞ…?)」と思われても、あまりツッコみが入らない。

そうやって、そのままの形で仕事が次のフローへ流されていく。




誰かが、その偉い人達に口添えできる仕組みがあれば、

またその偉い人達が、「自分だけでは、ことを十分に把握できるリテラシーはない」と自覚できていて、わかる人間意見をきちんと仰げれば

これもまた、少し世界が優しくなるのではないかと思った。

(※世の中には、その辺ができている偉い人も大勢ます。ですが、歴史の流れでできていない方もまだまだ多い…という意味です。)

一番不幸なパターンは、

その偉い人が、自分リテラシーが足りてないことを認めず、

知ったかぶりをして、丸投げするパターン

政治的にはあってるんだろうけど、その下には無数の屍が転がるので、その責任を持つ覚悟は忘れないでいてほしいと祈るばかりです。


例え、政治的必然性があって結果的に行動は変えられないとしても、

自分が行っている事に自覚を持っていて、できる限りの努力をしようとするのか、

無意識で、無関心に気にしないで進むのかでは、

だいぶ、状況が変わってくるのではないかと思う。

悲鳴を上げている下流の作業者に愛の手を

そうやって、いろいろ施策を考えても、

やはり始まってみないとわからない穴はたくさんある。

そして、作業者は見えないところで、地獄へ続く穴へドコドコと進んでいく。

それをどうにかするには、

見通しのいいところからちょっとしたアドバイスを与えることだと思う。

(手伝いはしなくても)

方向を少し変えられるかもしれない。




下流の作業をしている人間というのは、

見習い期間などで、経験が浅い人間が多い。

その人たちにとっては、「当たり前」がなんなのかわからない。

なので、妙な上流の指示も

甘んじて受けてしまい、

更に地獄の扉を開いていってしまう。

そこに、ちょっとした

経験者の見解があれば、

ツッコみを覚えられるし、

道はずいぶんと変わるものだと思う。

まとめ

つらつら思う事を書いたが、構造を変えるにはどうしたらいいのか、

最近は本当によく考える。

できることは少ないけれど、

こういった記事投稿することで、少しでも、何かを変える一手になれば幸いに思う。

2016-02-27

邦画予告っていつからあんなにクオリティ低くなったの?

映画館に行くと長々と他の映画予告編を見せられるわけだけど、

それを見て、ああ邦画ってつまらないな。としみじみ思った。

ちっとも「見たい」と思わないのね。

理由ははっきりしてるんだよ。予告が何を伝えたいのかさっぱり分からない構成からなんだ。

例えばゴジラの予告なんか酷かった。

街中で人がキャーキャー悲鳴あげたて「逃げろ逃げろ!」って言って走ってるの。カメラももみくちゃにされているらしく映像ブレブレでぐるぐる廻る。

以上。

……えーと、何これ?

これのどこに「面白そうだな」と思わせる要素があるんだろう。

もう一つは、猫がいなくなった話とかなんとか。

一生懸命泣いてる人の顔を映してて、僕はもうすぐ死ぬとかナレーション入ってるんだけど

それと猫とどう関係あるのかも全くわからないし、大体なんで泣いてるのかも分からないし、

とにかくあらすじが分からない、あらすじが分からないから、「ぜひとも続きを知りたい」という欲求が出てこない。

こういう、感情の昂ぶりだけクローズアップしとけばいいや予告、ドラマでも多くないか。叫んでたり泣いてたりとか。

一番盛り上がる所なんだろうけど、予備知識無しでそこだけ見せられてもわからんのよ。

それに比べて洋画のほうは、物語のすべてが分かったわけじゃないけれど

息子を殺される→父も生き埋めにされる→犯人たち「奴は始末したぜハッハッハ」→父、地中から生還→父「復讐開始すっから

というあらすじがちゃんと分かるのね。

それから父はどうなるの?」って思うじゃん。

なんか、あれなら自分のほうがマシな予告作れる気がしてきた。

ほんと意味分かんない。

2016-02-25

らくがき:婚活

交際になりそうだった人と、

急転直下でお別れになりました。

原因は、本来気づくべきだったこちら側の非です。

辛くて悲しくて、

もっと辛いこともあるはずなのに、心が悲鳴を上げているようですが

先方の方が、言いたいことがあったはずなのに、

責めるような言葉は一切ありませんでした。

ここから連絡を入れてしまったら、

明確なルール違反

それに、一度は選んでくれようとした方を

きっと、幻滅させてしまうでしょう…。

から、そんなことのないよう、しっかりしなければなりません。

どうして、私に手を出そうとしたの?

彼のテンポが少し早くて、私はいつも

彼より少し遅かったです。

一緒にがんばる道、私を手放さない道ではなくて

彼は、さよならを選んだ。

事実

もう終わってしまったのに、

後悔ばかりです。

メール1通でお別れは、悲しかったな。

こちらから送っても返事はなくて

自業自得だと思っても

自分のせいじゃない!と思ってしまう部分もあって

終わりにしたくない私がいて

心が痛くて、まだ動けない。

でも、私を見つけて

選ぼうとしてくれた人に

みっともない姿を見せることがないように…。

どうか、もう連絡しない勇気が私にありますように。

ひとりでは抱えられなくて、

こんなところで吐露してしまいました。

ありがとうございました、さようなら

さようなら

どうか、幸せになってください。

2016-02-24

のぞきが大好きな私の息子

11ヶ月になる息子がいる。

この時期の子は本当に目が離せない。

危険ものは手の届かないところに置いているが、

親が想像できないようなことをやらかすので、

付きっきりで見ていないと不安しょうがない。


この前は机につかまり立ちをして、

机の上に置いてあったノートパソコンをドカドカと叩いていた。

電源は入っていないし、11ヶ月の子供の力なら壊れないだろうと、

そのまま遊ばせていたのだが、ちょっと目を話した隙に

キーボードキートップを手で外して口に含んでいた。


もしそれを飲み込んでいたら大変なことになっていた。

子供が飲み込みそうなコインや小さなものは片付けてあるが、

まさかキートップを外して口に含むなんて私には想像もできなかった。

そんな経験から、常に息子が誰かの目の届く場所にいないと不安不安で仕方がない。



さて、我が家は妻と息子の3人暮らしである

私一人で息子の面倒を見ることもよくある。

ただ、私は父親である前に一人の人間であるので、どうしても生理現象には逆らえない。



一人で息子の面倒を見ている時に催してしまったこともある。

いくら不安でも、息子を抱っこしながらトイレには行けない。

私は息子を歩行補助器に乗せて、息子が部屋で遊んでいる間に

トイレに行くことにした。


歩行補助器は頑丈で大きいのでどこかに体当たりしても、

家具が傷つくことはあっても、息子が傷つくことはない。

行動範囲もある程度制限される。

危険場所でのつかまり立ちもできない。



それでも不安なので、トイレのドアを開けたまま用を足すことにした。

そうすると、ある程度部屋で息子が何をしているか確認できるのだ。

息子は部屋で歩きまわって遊ぶと思っていたが、

驚くべき予想外の行動に出たのだった。


なんと、息子は私が便座に座っているのを確認すると、

嬉しそうに笑い「あぁ〜〜〜〜!!!」と嬉しそうな悲鳴をあげ、

満面の笑みでこちらに走ってきた。



トイレ入り口には段差があるので、

歩行補助器に乗った息子はトイレの前までしか移動できない。

息子はトイレの前で、この上ない笑顔で「アハアハアハアハ」と、

それはそれはご機嫌な様子だった。

一緒に遊んであげても、あんなに嬉しそうな笑顔はそうそう見られない。



息子の安全確認できるのは良いが、

人がトイレで用を足すのを見てそこまで嬉しそうにするのはどうなのかと、

複雑な気持ちになった。


妻に聞いてみたら、妻も同じような経験があるという。

ただ、11ヶ月という年齢を考えると、性的意味合いはなく、

かくれんぼのようなノリでやっているのではないかと思う。そう信じたい。

ただ、息子が嬉しそうにするのは私がトイレにいる時のみで、

他の場所にいる場合はいつも通りである



ということは、かくれんぼ説ではうまく説明できない。

それなら、息子がのぞきを楽しむ理由は他にあるはずだ。

その心当たりが全くないと言えば嘘になる。



あれは、まだ息子が妻のお腹の中にいた頃である

前彼からは「変態」と言われたことのある私の妻は、

私にトイレのドアを開けたまま用を足すことを要求してきたことがある。



物心ついてからは、人に用を足すのを見られたことは一度もなかった。

親しい関係にある妻に見られるとしても、それは非常に恥ずかしい。

そんな恥ずかしがる私を眺めて、妻は非常に嬉しそうだった。

そんな妻の姿を見て、私も悪い気はしなかった。



赤ちゃん母親お腹の中にいる時、

母親の食べたものはもちろん、感情経験なども赤ちゃんに影響すると言われている。

やっぱり、息子ののぞきはあの時の行為

影響しているのではないかと思わずはいられない。



ただの一般論か、もしくはあの時の行為を思い出して

皮肉を言っているか不明だが、妻はたまにこう言うことがある。

赤ちゃん教育ってすごく大切なのよ。」

私もこの意見には100%賛成である

2016-02-22

節分もだいぶ過ぎたけど三十路の俺が豆の話をする

前回までのあらすじ

三十路に入って空からぼた餅ひょうたん彼女が降ってわいてマグワイをキメたけど

後ろで流してたNHKBSではプレイ中に映像の世紀が流れてるし、うまくいかないし大変だったという

アポーパイの作り方を書いたほうがいくぶんかマシだ的増田を書いて即消ししたところ

こころやさしきはてなブックマーカーたちに「それ膣内射精障害じゃね?」と言われてはや半月が経とうとしていた。

あらすじおわり


ある逢瀬にて、俺は彼女を自宅につれこみ、およそ読者が期待するようなフェティシズム変態性も存在しないつまらないマグワイに興じていた。

彼女のほうは気にしてないそぶりではあるものの、男子たる俺のほうは毎度死地に赴く覚悟で挿入を果たしているのである

精神的にも器質的にもおそらく欠陥があるので、結局どちらかが疲れたところで見られながら手淫の運びとなるわけで非常にむなしい。

むろんそれはそれで興奮するのであるが、毎度その方向でフィニッシュをキメていくと

「どうせ私より手のほうがいいんでしょう?」と言われかねない。

実際言われた。

そんなことはないというか、そもそもそれぞれの行為で得られる快楽は別物なのだが、

かぶせるように「下のほうのきみは正直だものね」とかいわれてしまうと正直さにさらなるボーナスポイントが割り振られレベルアップしてしまう。

説得力のかけらもあったものではない。

ともかく今回は、ことのほか時間をかけたせいか、前日十数年ぶりに北方謙三三国志を読みなおしたせいかはわからん

彼女の中ではじめて射精に至る性的オーガスムに達することができた。

ところで"性的オーガスム"って表現重複じゃね?

あと、"ことのほか"って見る度に、「ことほの」が連想されて「そうやってうみちゃんをハブるのはよせよ! かわいそうだろ!」って思わない?

ああ、思わないならいいんだ。話を続けていいかな。


めでたく射精できたんですよ。

そう、ちゃんと外に出したしコーラも買ってある

彼女白磁のごとき肌を汚す白濁の軌跡を堪能する間もなく

堪能する間もなく、というより射精した直後、

脳とか脊髄からフワーっとそれまで腰とかを動かしていたエネルギー雲散霧消する瞬間を見計らったように

チャイムが鳴った

「ああ、祝福だ」

彼女氏も「おめでとう!」と手を叩いてくれているし、これは祝福の鐘なのだなと理解した。

ティッシュインターホンの受話器を同時に持ったあげく、マイサンではなく送話口にティッシュを押しつけていた。

抑えるものなく、やむなくこぼれる精液。

受話器から聞こえる防災設備点検作業員悲鳴

祝福された我が家阿鼻叫喚地獄となった。

俺は濡れた陰茎を左手

濡れてないインターホン受話器を片手に努めて冷静を装い

「あ、すみません、5分待ってください。今イきました」

「どっちですか???


そして紆余曲折があったあと、めでたく防災設備点検が終わった。

三十路の薄汚い性欲はもはや満足してしまっているので「今晩米とライスどっちがいい?」とか彼女に聞いてしまもの

彼女氏の若くフレッシュで育ち盛りな性欲はまだ満足していない

誤解を招かぬよう注記しておくが彼女もまた三十路である

ここを引用して「解散」とかブクマをつけると様々なひとが傷つくので一度自分人生をふりかえってみてほしい。

さて、彼女氏もまた、俺のファットボーイスリムでは満足出来ない身体であった。

俺は彼女氏に、自分のふがいないファットボーイスリムでは満足させられないことを嘆いて

過激振動をする人肌ににた樹脂で周囲をコーティングされた水洗いもできる充電式のジョークグッズを買い与えていた

彼女はそれをいたく気に入り、名前までつけて愛用している。

俺がしがないファットボーイスリムなら

そのジョークグッズはさながらダンシングドールといった装いだ、動きも。

彼女はそのジョークグッズに権蔵と名前をつけていた

潰れたアニメ制作会社みたいな名前をつける彼女センスを疑ったが、口にはしなかった。

彼女は俺のいないときのみならず、情事が一段落したあとでも"権蔵"を持ち出した。

俺の名前ではなくジョークグッズの名前を呼んで嬌声を上げる彼女の姿。

それをいまいましげに眺める三十路男の姿。

ジョークグッズから彼女を奪い返そうにも、下半身は祝福を受けてしまっており、明日の夜まで再び堕落はしないだろう。

これほどむなしい情景があるかといわんばかりである

俺は彼女をよろこばせられない自分ほとほと絶望していた。

そして同時に、そのいまいましい自分で与えたジョークグッズへの嫉妬を募らせていた。

これは我が裡に潜む鬼なのだと気づいていつつも、蛮行を止めることはできなかった。

俺は自慰を続けながら敏感になる彼女ニップルをさぐりながら、即興の歌を歌った



ゆけゆけ権蔵 勝利のために

きみは電気と ジョーク使徒

きこえるかこのよろこびの声が

すすめしげみの奥の奥

目指すは闇の下の豆


わりと足癖が悪いという彼女の新しい一面を知ることができた。

俺はかまわずニップルを舌でねぶりながら二番を歌った



ふるえろ権蔵 明日のために

きみは電気と ジョーク使徒

きこえるかぼくらの快哉が

きみは責めるんだ下の豆

上の豆ならふたつある



別れ話になった。

2016-02-20

保育園に落ちた/受かった人が煽り口調で増田書く→これは悲鳴だ!かわいそう!

役所現場の人が煽り口調で増田書く→上から目線だ!えらそう!

なぜなのか

2016-02-16

バレンタインデーもやもやした気持ち

バレンタインデーから2日が過ぎた今、もやもやしている。

わたしは、毎朝同じ電車、同じ車両、同じ座席に座って通勤をしている。

わたしの最寄り駅が始発駅なのだ

しかも、朝の出勤時間が6時と早く、電車も空いているので痴漢にあうことも無い。

同僚からは「遠くて大変じゃない?」

と言われるが、読書もできるし、音楽も聞けるし、増田も読めるしで特に不満はない。

こんな通勤生活10年続け、会社も変えず、職位も変わらないのに、

昨春から一つ変わったことがある。

毎朝、私の隣にきまって同じ男の子が座るのである

はじめは気が付かなかった。

そのうち、あれれ、昨日と同じ男の子だよなーと分かってきた。

地元では難関で有名な私立中学校制服を着ていたので、

早朝から通学する子はそれほどいないのだ。

「へー、優秀なんだなぁ、彼。」程度に思っていたんだけど。

そのうち、毎日横にちょこんと座ってくるのが意図的だと分かってきた。

窓際の席も空いているのに、わたしの隣に座るのだ。

大学を出て10年経った。今までに浮いた話もなければ、彼氏もいない。

年を取るとこういうサプライズは嬉しいものである

「きっと、わたしのことが好きなんだろうなー」

彼の気持ちが分かるようになってきた。

彼はよく見ると、ほっぺたに赤い大きなニキビがあった。

毎朝みているうちに、わたしの中でぷっくりしたかわいいニキビ

いっきり潰したいという欲望が芽生えてきた。

彼の「痛いっ」という小さな悲鳴が聞きたくなった。

で、バレンタインデーである

甘いものニキビを育てる絶好の機会到来である

今年は14日が日曜日なので、12日の金曜日に甘いチョコを渡すことにした。

12日の朝。こちらの策を何もしらずに、いつものように彼が座りにきた。

「え、えへん、キミ、毎朝いつもがんばってるね、よかったら食べて!」

と精一杯軽いノリでチョコを渡してみた。

はじめびっくりしていた様子だったけど、しばらくすると顔を真っ赤にして

ありがとうございます……。」と言ってくれた。

ニキビさらに腫れ上がっており、軽く突くだけで潰れそうだった。

わたしはそのニキビを見て興奮していた。

……そして昨日、彼はやって来なかった。

こんなことは今までになかったことだ。

……そして今日もやってこなかった。

これはどういうことだろう。

しかしたら、風邪休みという可能性もあるけれど、

いきなり30過ぎたおっさんからチョコを手渡されてショックだったのかもしれない……。

わたしはどうしたらいいのだろう。

2016-02-13

イケメンになりたい

ジャニーズになって女にチヤホヤされたい

ドヤ顔決めポーズして女に悲鳴あげられたい

ああイケメンになりたい



個性派俳優イケメンになってチヤホヤされたい

小雪みたいな可愛い奥さんが欲しい

え?女の中ではあれイケメンなの?とか男の間で言われたい



ワイルドイケメンになりたい

ボードとかやって女を引っ掛けたい

ロマンスの神様この人でしょうか



ああイケメンになりたい

2016-02-01

ブラックジョークが好きだ

青山正明が『危ない1号』で紹介していた、トゥルーリー・テイストレスジョークから抜粋

ヘレン・ケラーが崖から落ちたとき何をするか分かるかい?

手話悲鳴をあげるのさ

ヘレン・ケラーって片手でマスターベーションするそうだけど、なぜだい?

もう片方の手で善がり声をあげるためさ

ヘレン・ケラーの好きな色は?

コーデュロイ

◯何で黒人って臭いんだろう?

メクラでも嫌うことができるようにさ

この本はブラックジョークの種類ごとに章立てされているのだが、

メクラのためのジョークの章に関しては丸々白紙

凄いセンス

おおっぴらにこういうジョークが好きなことは言えない。

青山正明が言う「妄想タブーなし」は本当に名言だと思う。

2016-01-29

17歳の時、頭痛が襲った。

小説家になろう投稿しました。 http://ncode.syosetu.com/n9361dp/

小さい頃、俺は神童と呼ばれていた。

言葉も早かったそうだし、稽古はいつも一番だった。

村のみんなからも一目置かれ、両親の誇りだった。

いずれは都に行って、立派になって、村のみんなを助けてやりたいと思っていた。

俺の人生が転落を始めたのは、14歳になった頃だ。

爺さんに連れられて山菜を採りに行った時、熊と鉢合わせた。

こういう場合、熊には決して背を向けず、ゆっくり後ずさりするのが鉄則だ。この村の人間なら誰でも知っている。

ところが俺は、恐怖のあまり何も考えられず、全速力で逃げ出したのだった。

熊は興奮し、全力で俺を追いかけてきた。

相撲でもかけっこでも村一番だった俺でも、山道で熊から逃げ切れるわけはない。

40歩ほど走ったところで、熊に追いつかれ、熊に叩き倒された俺は、今にも俺を殺そうとする熊の息を感じていた。もうダメだと思った。

熊が悲鳴をあげたのはその時だった。

熊の頬から熱い血が滴り落ち、俺の腕に当たった。その先に光っていたのは、爺ちゃんの草刈鎌だった。

「逃げろ!」

爺ちゃんの声。

そこから先は、よく覚えてない。思い出すのが嫌で、誰にも言わないようにしているうちに、本当に忘れてしまった。

わかっているのは、俺は生きて山から村に戻ってきたこと、爺ちゃんはそれ以来、帰っていないということだ。

俺は稽古いかなくなり、家から出ないようになった。

家の手伝いもせず、母ちゃんが作ってくれるご飯を食べる以外は、畳の上で天井を見上げていた。

村のみんなが俺を軽蔑している。

俺は爺ちゃんを見捨てた卑怯者だ。

母ちゃんや父ちゃん迷惑ばかりかける木偶の坊だ。

俺は何もできなかった。

17歳の時、頭痛が襲った。

頭皮がズキズキして、俺の頭の中から何かが出てくるようだった。

一週間後、痛みがなくなった。

さらに一週間後、あいかわらず天井を見上げていた俺は、頭の表面に硬いものを感じた。

手で触ってハッとした。

「角だ」

–––1000年前、この村を鬼の大群が襲った。

力にも数にも勝る鬼の大群に、村の戦士たちはなすすべもなく、たった2日間で長老降伏同意した。

村は10年に一度、鬼に生贄を捧げることと引き換えに、鬼は二度とこの村に攻め込まないという和平条約だった。

鬼に捧げる青年は、時が来ると頭から黒い角が生えてくる。鬼の一族の印だ–––

俺はこの話を、小さい頃によく爺さんから聞かされた。

祭りで担ぐ御輿の中には、生贄になる青年が入っている。

毎年春に担がれる御輿は、祭り最後に村のはずれにある社に備えることになっている。そうすると、10年に一度、社に備えた御輿は跡形もなくなくなり、次の年のための御輿作りが始まるのだ。

俺は、生贄になるのか?

翌朝、俺の角を見て母ちゃんは泣いていた。

こんなもの俺がとってやると、父ちゃんは言った。1000年も前の鬼との条約なんて知ったことか、と。

俺は考えさせて欲しいと言った。

4ヶ月が経った。夏になり、御輿の準備が整い始めた。

母ちゃんは毎晩のように泣き、父ちゃんは角をとってやると繰り返し言い、俺を説得しようとしていた。

「みんなの役に立ちたい」

父ちゃんと母ちゃんの前で、俺ははっきりそう言った。

「角は取らない。俺は生贄になる」

本心だった。

この3年間、俺は役立たずだった。死んだ方がマシだと思っていた。死ななかったのは、ただ勇気がなかったからだ。

御輿に乗って、10年後、鬼に取られる。そうすれば、俺はやっと、役立たずじゃなくなるんだ。

俺には他に何もない。

御輿に乗れば、村を守れる。

御輿に乗れば、みんなの役に立てる。

御輿に乗れば、俺は、俺に戻ることができる。

長老に、伝えてください。俺は乗ります、と」

2016-01-14

肉を切る

切れ味の悪くなった包丁は、鈍色に錆びた刀身を光らせている。消費期限が切れかかった、特価品の鶏もも肉208gを、発泡スチロールから取り出してやる。左手必死に肉を押さえつけ、皮を断ち切ろうとするが、ぬめってしまってなかなか切れない。手が、脂と消毒された獣の臭いに満ちる。洗い流そうと、蛇口をひねってみたところ、水が出てこない。一拍おいてやっと、一昨日辺りから水道を止められていたことを思い出す。軽く舌打ちし、包丁を強く抑えつけながら貧乏揺すりでもするように前後に揺らす。十数回揺らしたところで、右腕の筋が悲鳴を上げるので、その貧弱な右腕をだらんと脱力させる。骨と皮ばかりの僕に比べて、この鶏はよく肥えてやがる。手についた脂に、改めて嫌悪感を覚える。この鶏は、恐らくブラジルからやってきたのであろう。そして、望むか望まぬかに関わらず、飼料という飼料をぶち込まれ、首を絞められ、捌かれ、凍らされ、日本へと運ばれてきたのだろう。それが良いことか悪いことか、僕にはわからない。

中学の頃、養鶏場職場体験に行ったことがある。養鶏場のおじさんは最終日に、愛情こめて育てたはずの鶏を絞めて、鶏刺しを振る舞ってくれた。仕事はいえ、自分の愛したものを殺す、そんな不自然なことがあっていいのだろうか。と若いころの自分は疑問を抱いていたように記憶している。おじさんは、軽々と鶏を持ち上げ、首に手をやる。よく懐いているからだろうか、それとも一種の諦念だろうか、鶏は全く抵抗しない。鶏が痛がらないような具合で、おじさんはすっと力を込める。鶏の首は、呆気無いほど簡単に折れた。それは、自然ものだった。それは、愛情と呼ぶに値するものだった。

そんなことを思い出しながら、ブラジルからはるばるやってきたであろう鶏もも肉と虚しい格闘を続けていると、父親から電話があった。あまりに呼び出し音がしつこいので、ベトベトの手で携帯を手に取る。「俺はまだ諦めていない、お前が復学できることを信じている、金の心配もするな」などと言うので、すぐさま切り、切りかけの鶏もも肉をぼおっと見やっていると、ふと

「生きるというのは、どうにもならないものだなあ」

という心持ちがしてきて、それはすぐさま、抑えつけられないほどに膨れ上がってしまって、いつしか、その切れ味の悪い包丁自分の首を掻っ切ってやりたい、という衝動へと変わっていった。その思いつきは自分でも驚くものであったが、しかし全く自然ものでもあった。その思いつきは――その思いつきこそ――優しさであった。

2016-01-07

ニコニコキングオブコメディが終了した日に書いたポエミーな雑文

今思えば、青年は深く深く傷ついていたんだろう。

そんなふうには見えなかった。

彼が発する言葉不思議と優しくて、あたたかくて。

彼の中にもともとある感受性は、たくさんの人を笑わせた。幸せにした。

僕も、彼に救われていた。

生きる限り傷は癒えるように人間は出来ている。

必要時間は人それぞれだ。

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僕のことを少し、書く。大した話ではない。

小学校の時に犬を飼っていた。と言っても迷い犬に餌をあげていただけだ。

親に飼いたいと頼んだが許されなかった。そのうち保健所に連れて行かれた。

保健所を呼んだ家に盛大に落書きをして、怒られた。

寝る前に頭に浮かぶ。僕の犬は保健所で殺された。想像したラストシーンはやがて映像となり、頭に焼きついた。この映像に何年も苦しんだ。

数年後、家に子犬がやってきた。

僕には許されなかったのに、なぜ?

大人になってだいぶ経ってから、僕はようやく家を出た。正解だった。

家を出ることで整理できた感情がたくさんあった。

今は全然平気。3年に一度ふと思い出し少し泣く程度。

青年が昔負った傷に比べたら、本当に本当に、ちっぽけな傷だと思う。

なのに「平気だ」と思うまでに何年もかかった。

から僕は青年健全さや強さを心から尊敬していた。

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青年が重ねた罪は、心を保つためだったんじゃないのか、と誰かが言った。真相はわからない。

「ここから血が流れてる」「痛いんだ」「助けて」

言ったら笑われそうだと、思いこんでいたのかもしれない。

僕がそうだったから、そう思ってしまう。

男の子がそんな事で泣くんじゃない」「長男なんだから我慢しなさい」「大人がそんな事で喚くんじゃない」

って、決まり文句で人は言うからね。本当は、泣いてもいいんだよ。

青年は、過去の傷を、本能自己治癒力だけで治そうともがき続けていたんじゃないのか。

青年が家を飛び出さなかったのは、この傷を克服してやるという決意だったんじゃないか

あくまで、憶測だけれども。

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青年の心を、救っていた人は沢山いた、と思う。

一番彼の事を救っていたのは、彼の横に居た、笑顔可愛い年下の青年だろう。

共鳴した2人は「幸せにしてください」と、冗談めかして呟いた。

青年たちの冗談は評判になった。

僕たちは、冗談を言う青年たちが大好きだった。

だって青年が抱えていた闇の深さに慄きながら、嫌いにはなれずにいるのだ。

今思えば、青年は「自分なんかが愛されてはいけない」という内容の冗談をよく言っていた。

でもそんな言葉すらいつも面白くて僕らは笑った。

境遇の悲しみも卑屈さも、笑いに変えてしま青年の強さに僕は力を貰った。

今もう一度聞くと、訳が分からない。彼の悲鳴に聞こえる部分もあった。

深い闇に1本のタイトロープ、ねぇ何故そんな場所に、

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どうか彼が、1日も早く、彼を苦しめる心の闇から抜け出せる日がやってきますように。

そしてどうかどうか青年を愛した全ての人が、青年を救えなかったと自分を責めたりしませんように。

きっと、青年は救われていた。

僕は笑顔可愛い年下の青年の事が大好きなんだ。

あの日颯爽と、僕たちの心に寄り添ったキングオブコメディ今野は本当にかっこよかった。

キングオブコメディのことが好きだった僕たちにしかからない華麗な方法だった。)

ますます、大好きになった。きっとこれからも大好きなままだ。

そして僕は、笑顔の下手な年上の青年の事が、気になって仕方なくて胸を痛めている。

あなたの本当の幸せを、平穏を、心から祈る。そしてまた何処かで、僕たちの前じゃなくて良い、冗談を言って笑ってくれますように。

笑顔が下手だって言ったけど、訂正する。作り笑いが下手なだけで、自然と出た笑顔可愛いってみんな知ってるんだぜ。)


生きる限りいつか傷は癒えると、僕は思っている。

2016-01-04

0SIM by So-netおもしろそうだったから、試しにdocomoのd-tabを買って年末年始の間に祖父母(80代)宅に設置してみた。

フォトスタンドや今までの携帯での経験から、祖父母のためにわざわざ連絡をとるというのは自分たちにとっても負担があり、なかなか長続きしないことはわかっていた。

そこでこんどは大喜利ばかりやっている家族LINEに祖父母のタブレットを加え、流れてくる情報をみてもらう方針にしてみた。

今まで他人スマホなどをみても「むりむり、そんな新しい機械使えるわけない」なんていってた祖父母だったけれど、すでにLINEの使い方はマスターしたらしく家族LINEでの大喜利に参加している。

0simの無料分の通信量を超えてしまうこともあるかもしれないが、デジタルじじばばができあがるのなら、孫としてはうれしい悲鳴だ。

2015-12-29

同人誌印刷代でどうこうって話あるけど

お金儲けのためにやってるわけじゃないならpixivにでも公開すればいいのにって思いますわ。

それをやらないってのは結局お金を儲けたいって訳で、他人キャラクター勝手に借りてお金儲けたいと言ってる連中が悲鳴あげててもざまー味噌漬けしかないよね。

2015-12-28

韓国に対して完全敗北!ってネトウヨ悲鳴あげてて面白すぎるんだがw

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