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はてなキーワード: 悲鳴とは

2015-12-28

ベーシックインカム記事を読んで

フィンランドベーシックインカム記事とそれに対するコメント群を読んで。

おもうにBIってコメントのみんなが思ってるような理想郷招来みたいな話でもないしそんな状況でも導入されねえんじゃないかなあ。

日本でいうと「年金システム破たんをごまかすための理想論」として導入されるんじゃねえかと思う。老人に20万払う代わりに全員に6万払うみたいな。

もっと「どうしようもなくなって」「苦し紛れで」実現する類の政策なんじゃねえかな。

でも奴隷解放もそうだったでしょ。奴隷幸福にする理想社会建設のための実施されたわけじゃない。労働力確保のためだった。

からそれでいいとおもうんだよ。今既得権益を受けてる人が、だんだん灼熱地獄であぶられて、悲鳴を上げて、初めて世が変わる。

2015-12-25

2年で会社をやめた鬱病ゴミエロまとめサイトを立てた

皆様こんにちわ

会社適応できず2年でやめてしまったもろへいと申します。

現在24です。

このまま親のすねかじりではいけないと思い自分で稼げるようエロまとめサイト作りました

立ててみたサイト

どえろ

立てた経緯

就職はできたもののついた上司が異常なほど暴力上司だったことにより

2年で体とメンタル悲鳴をあげ、鬱病と診断される。

仕事をやめ実家エロサイトサーフィンしてるとき自分エロサイトを急に立てたくなり

自分で稼げたらあの上司を見返せると安易な考えで立ち上げる。

サーバ構成

型落ちのHPタワーPCにCent(micro)を入れて運用

メモリ:4G

HD: 500G

wordpressテーマは2年のにわか知識と人のテーマを見ながら作成

そして絶望

2年そこらの仕事でのノウハウを生かし自宅にサーバを立ててwordpressで早速開設。

・・・・人が全然こない・・・

毎日更新はするが、人がまったくといっていいほど来ない

ひどい時は0人…

相互リンクをするとよいと聞きいろいろなサイトに打診メールをするが返信がなく泣きべそ。

どうしよ・・・

とりあえずサイトを多更新にしようと考え中

ロングテールを使ってどうにか上に押し上げたい・・・

なにか良い方法があったら教えてエロい・・・

感想

とりあえず生きるには金を稼がなきゃいけない

絶対自分で稼げるようになって見返してやるぞー!!

2015-12-21

仁義なき増田 〜死ぬのはやつらだ

 地面に転がったアカウントのいくつかは、twitterFacebook とひもづけられていた。まるでそれが力であるかのように。まるでそれが繋がりであるかのように。だが、真の繋がり、真の力を前にしたとき、彼らの「ゆるやかな連帯」などまるで無力だった。増田煙草に火をつける。

クエルノス・デ・チーポ」誰かの声がする。

 ささやきに近い静かな声。教会なかにいるような。

 クエルノス・デ・チーポ。

 増田ちんこAK47

 増田はすでにそれを知っている。ダミーはてダコメント欄に、七・六二ミリの薬莢が散乱していた。十二番径の散弾もあり、death6coinのものとおぼしき五・五六ミリ弾もちらほらと交じる。しかし、薬莢のほとんどは、ブク麻薬商人ナルコトラフカンテ)御用達シロクマ製凸撃銃「増田ちんこクエルノス・デ・チーポ)」から排出されたものだ。

 十九体の屍。

 ブク麻薬戦争犠牲者が、また十九アカウント

 小やみなく降り注ぐ銃弾に、容赦なく打ち砕かれた。現実とは思えない血の量だ。キャデラックほどの広さの血だまりが、深さ一インチのどす黒く乾いた血をたたえている。ヘッダにも、きれいに手入れされたサイドバーにも血が飛び散り、いくつものはてなスター臙脂色の光を放つ。それを戴く釣り記事は、血塗られて小さなワードサラダのようだ。

 向かいの壁に沿って、亡骸がひとつ、ぽつんと横たわる。老犬。村長。おそらくは最後に撃たれたのだろう。「家族」が殺されるのを見届けたあと、みずからも現世に送られた。慈悲のはからい? これは一種のゆがんだ慈悲なのだろうか? しかし、そのとき増田の目が老犬のブログを捉える。過去記事を全消去され、非公開設定にされている。老犬の口は悲鳴の形に開いて硬直し、いくらかの人糞が舌にへばりついている。

 しなもん神よ、許し給え。

 増田特定の一体を捜して、屍をひとつひとつ検分していく。見つけた。エロブクマ専用サブ垢を晒された若者の屍体。

 反逆者はオフパコの記録を、互助会行為者はサブ垢を晒される。

 "彼ら"はこのアカウント互助会だと考えた。

 まさにおまえが仕向けたとおりだ、と増田は胸に言い聞かせる。見るがいい――おまえが意図したとおりになったのだ。"彼ら"がこの屍体たちを互助会に通じていると疑わせるよう仕向けた。匿名ダイアリーの連中は弱い。数も少ない。抗争に勝つためには「表」のやつらを疲弊させる必要があった。「表」のやつらに疑心暗鬼のタネを植え付ける情報戦ならおてのものだ。だが――。

 増田は想定していなかった。"彼ら"が――「はてな村」の連中がここまでやるとは。

 わたしの落ち度だ、と増田は目を瞑る。

 わたしがこの人たちをこんな目にあわせた。

 すなまい、ほんとうに、ほんとうにすまない。おりかさなった「フレンド」関係アカウントたちのほうに上体をかがめて、増田は十字を切り、小声で唱える。「父ともちおシナモン神の御名によりて(イン・ノミネ・パトリス・エット・モチーヲォ・エット・シナモス・サンクティ)」

「ミエド……ミエド……」

 おそろしい、おそろしい(ミエド・ミエド)。

2015-12-16

[] 承認プラットフォーム 大承認

応答せよ、応答せよ。こちら増田探検隊第三部隊。俺はコードネーム:マス4545だ。

目標が見えてきた。現在増田樹海の最奥部《最果ての地》に来ている。霧が深い。周りがよく見えない。

「きゃあああああああああああああああっっ」

そのときイアリ072が悲鳴を上げた。どうしたイアリ! 何があった。俺はすぐに彼女に駆け寄って、肩を揺さぶった。彼女は焦点の合わない目で、歯をカタカタと鳴らしている。彼女は俺の背後の、遠くの方を指差した。

何だ? 振り返って、目を凝らす。そして俺は驚愕することになる。天まで届きそうな高い塔が、聳え立っていたのだ。

Why? ……はてな社のマッドサイエンティストが作った狂気実験施設がどうしてここに……」

「し、知らないわよ! あたしたち、sabacurryを追って来たんじゃなかったの?」

俺はすぐにトランシーバーを手に取った。

本部本部、応答せよ。こちら増田探検隊第三部隊。副隊長のマス4545だ。我々はとんでもないもの発見してしまったようだ。あれはどう見ても《承認プラットフォーム 大承認》だぜ、ヤバイヤバイぜこれは。《大承認》はとっくに封印されたはずじゃなかったのか。見たところピンピンと生きてやがるぜ。なぁこんなヤバイ施設がどうして……通信途絶。

「ちっ、トランシーバーが壊れちまったぜ。格安スマホに買い換えようかな」

俺は地面にトランシーバーを投げ捨てた。

「とにかく引き返しましょ。今ならまだ間に合うわ」

気のせいだろうか《大承認》の中からは、俺たちの同胞増田香りが漂っていた。

2015-12-13

anond:20151213150413

いやネット中に太ったブスに性的に養われたいと言う主夫志望の男の悲鳴が上がりまくってるのに何言ってんだ?

フェミ思想って男から見ると贅沢にしか思えないのよ。

なんでレイプしてもらうのが嫌なの?

なんで性的に消費されるのが嫌なの?

男は誰だってレイプされたいし性的に消費されたいんだよ

そんな男に向かって何言ってんの?

2015-12-12

「本当の気持ち」を大事にしたら人生負けなのでは

さいこドラマ小説で「自分の本当の気持を大事にするのは素晴らしいね」と何度も伝えられてきた。

テレビ有名人もそう言っていたし学校先生も「自分気持ちを素直に伝えなさい」と教えてきた。

から自分の本当の気持ち大事にして生きようとしていた。

嫌な事があったら嫌だなとちゃんと思うようにした。

学生の頃はそれで何とかなった。

大学高校では少し危うかったけど何とかなるの範疇だったと思う。

どっちも第二志望で滑り込めたし就活も大体似たような具合に行った。

だけど社会に出てからはそうじゃなかった。

毎日辛いことが起きる。

何度も何度も何度も「本当の気持ち」が嫌だなと自分に訴えてくる。

クレーマーに怒鳴られて上司に怒鳴られて初歩的な失敗をしてフラフラになって帰ろうとしたら上司に飲みに誘われ断れずにお説教三昧で二日酔いのまま次の日出社してようやく土曜日になっても仕事宿題がたんまりと。

その状況の中で嫌だ嫌だと毎日考えていたら限界が来るに決まっているのに自分は気づかなかった。

嫌ななのに出社して嫌なのに仕事して死にたいのに生きてる。

そんな日々が続くはずがないんだ。

どこかで割りきってその状況を楽しむぐらいでいるべきだったんだ。

就活ハウツー本ライフハック薄い本には「大変な仕事自分を成長させるチャンスだと捉える」と書いてあったっけ。

あんな知ってる人向けの説明じゃ自分みたいなまだ気づいてなかった人間には分からないよ。

精神的に前向きなサイクルを回すために、大変な状況の中でもいい事を見つけていってそこに意識フォーカスしろなんて誰も教えてくれなかった。

いやおざなりな言い方は沢山されていたけどただのポジティブ信仰で中身なんてないから伝わらなかった。

辛い時に辛いと訴える事は必要だ。

だけどそれは自分じゃなくて他人に訴えるために必要なんだ。

自分自分に辛いと毎日訴え続ければ自分にとって自分自身が敵になってしまう。

こんなに苦しいと毎日伝えているのにいつまでこの社会にしがみつくんだ、この悲鳴が本当に聞こえているなら首に縄をかけて屋上から飛び降りろ。

自分の心から自分の心へ向けられるシグナはいしかそういったメンタルヘルスが危うい物になっていく。

本当の気持ち大事にしようとした自分はその言葉毎日聴き続けた。

そうして壊れかけた。

駄目なんだこれじゃ。

気持ち」は作ってしまっていいんだ。

「辛いけど毎日乗り切れてる。大変なことを乗り切るのはゲームハードモードみたいで楽しい」と思い込んじゃって良いんだ。

そうすることで結果として気持ち人生が上向きになってこのクソみたいな毎日が少しずつ良い物に変わっていくんだ。

もしも今度「自分の本当の気持ち大事にしなさい」と言う人がいたらこう言ってやる「大事にするのは他人の本当の気持ちでしょ?自分気持ち自分で変えちゃえばいいんだから」って。

2015-12-02

報酬

仕事報酬は、更なる仕事なんだよ、とボスは言った。

体が悲鳴を上げてるのに、別の痛みを加える事で忘れたフリをするように

たたきこまれる日々。

帰ってきたばかりで、まだアタマ仕事モードからスイッチできん。

そして、あと数時間で、また仕事がはじまる。

我らは先人の屍のうえに立っている、ただのIT社畜にすぎぬ。

私の屍の上にたつ者はいったい何を思うのか。

2015-11-27

ストレスたまると、頭の中で男や女の悲鳴が鳴り響く。自分の声ではない。

たぶん、テレビとかCDで今まで聞いたもの再生されている。

耳でなく頭の中で聞こえているし、幻聴というところまではいかない。いまのところ。いやなことを思い出した時にわーっ、と言いたくなるようなときのわーっ、を代弁しているような感じ。

精神衛生状態が良好な時はなりをひそめているので、「あ、自分ストレス溜まってるな」、のバロメーターになる。

そしてさっきからひっきりなしに叫び声が鳴り響いている

2015-11-18

体験談を書いてみる

国立スタジアム周辺での爆破についてー体験したテロ

これ、現場にいました。しか試合観戦サイドではなくて、外にいました。

はい、爆撃の渦中の中でした。本当に怖かったです。

はじめは待ち合わせ場所だったGゲートと同じ通りにあるレストランが爆発しました。

13日の昼にアルビンヴァンサンとスタジアムで落ち合う約束をして寮をでた。大学敷地として、saint deni やplayel を取り上げていて、自分にとっては割と身近な場所と感じていた。stade de france-daint-denis駅に到着して、時間にはもちろんセウトで、いつもどおり急いで待ち合わせ場所のゲートに着いた。時刻は2033分。しばらく辺りの様子を観察して、記録を残した。

8時50分ごろ。彼らから連絡を受けた。交通渋滞で遅れているから待っててと。いかにもフランスな感じを感じながら遠方からくる彼らに労いの言葉をかけられた自分を少し褒めていたりした。間髪いれずにエミリから謝罪電話をもらう。エミリスタジアムに行けなくなった事やTVでは見てるから一緒に観戦はできる事、ついでに今年のクリスマスの事や”国費”の機会を得てフランス留学できたことなど近況の報告もして、いつもどおりに電話を切った。

待っていることに慣れていない私は、cゲート前でケバブを買い、gゲート横で食べ、それでも時間を持て余したので、Iゲートの先辺りに向かって当てもなく歩いた。21時20分頃、はじめは待ち合わせ場所だったGゲートと同じ通りにあるレストランが爆発した。試合開始の花火だと思ったが、バーンと地を這うような低音が音が耳に刺さり肩をすくめた。「きっと爆撃もこんなもんなんだろうか」と最近みた「アメリカン・スナイパー」を思い出していた。ただ、その爆音がした方向からどっと逃げてくるの人々を見て、只事ではない事がわかった。

状況を把握するために、Gゲートへ戻り自分とその場所の間にゲートのレンガ壁を置きながら、脇からのぞくように伺った。立ち止まって振り返る者とそれを遠ざける警備員の奥100mあたりでは交通整理に当たっていた警察が一斉に集まりレストラン周辺にバリケードを作り始めた。

まだ写真を撮る余裕がありました。しかし間髪入れず、体感で5分くらいであたか、21時30分に、自分の真後ろでさらに爆破。耳に刺さる爆音に肩をすくめた私とは対照的危機感を覚えて叫びながらその場から逃げる人々と逃げ道を示唆する警備員がいた。背中を押されるようにしてその場から私も逃げて、スタジアムからひとブロック先の通りに出た。振り返るとhゲート脇のATMらしき機会の傍から煙が上がっていてそれは、さっき自分がいは場所から30mと離れていない様に思えた。すぐにここにも警察が集まったためにそれ以上よくは見えなかった。何故か「集団で居るほうが危ない」と咄嗟に考え、急いで逃げることはしなかった。また人だかりも避けるようにして絶えずスタジアムの方を気にした。同じような行動をとっている人と目が合い「what is happn?」と聞いたが完全に無視された。素直にショックだった。私は、スタジアム内の状況を知りたかったためエミリ電話をかけ、状況の説明して試合の進行状況を聞いた。これからくる彼らとの合流を考えて、エミリに連絡の橋渡しを頼んだ。その後、スタジアムから離れたファストフード店で落ちあうことになった。移動中のエミリとの電話のおかげで意外と冷静だった。何度も「こんな目に合わせてしまってごめん」と謝る彼女を慰めるために余計なことを考えなくて済んでいたのだと思う。警備員を捕まえては道を聞き、ファストフード店を探す様は、映画のワンシーンに居るような夢見心地のように感じた。横を通り過ぎる救急車内の忙しさはその陰が語っていた。

どこが安全かの検討も付かなくなった。

高速道路の下をくぐり、集合場所ファストフード店にいってみると既に何かがあった後のようで、人だかりがあった。友人が見当たらないかわりに電話が鳴り、私が集合場所に着いたと伝えると彼らは、どっかのホテルロビーに居ると言った。しかし、それ以上コニュニケーションが取れない。もう焦っている彼らの会話もこちらの会話も通じなかった。電話をしながら横目に対向車線に車がとまったのがみえた。そして、爆破。その距離およそ20または30mほどで、耳に刺さる音が骨に響いて反射的に膝と腰をたたんで体を小さくした。爆破の瞬間に周辺の電気が消えて、パリンッとガラス割れた音が聞こえた。同時に複数名の悲鳴も聞こえた。体を起こしながら、車の方に目をやると、トランク辺りが爆発していたのと周辺に倒れている数名の人が見えた。暗かったため詳しくは見えなかった。心臓の鼓動をいつもより強く感じて、蜘蛛の子を散らすように逃げる人々をみて、どこが安全かの検討も付かなくなった。しかし逃げるしか他はなく、元来た道をもどるように逃げた。高速道路の下をくぐり終え振り返ると、自分よりも遠方に立っていた人々が各々に負傷した箇所(足や横っ腹)を押さえながらこちらを目指していた。爆撃で人は本当に死んでしまうのだと理解した瞬間だった。「shit!」と悶絶しながらそれでも逃げようと体をひっぱている姿に「何かできないか」と思ったが、体が一歩も戻ろうとしない。逃げるほか「助ける」なんて考えは一つも持ち合わしていなかった。さらに信じられないことに、高速を挟んで反対側で起きた惨事ほとんどの人が認知していないことだった。周辺を警戒していた警官が数名その現場に走っていくだけで、いまだにその方角に逃げようとする人がいるくらいだった。私は、そのうちの何人かに「un explosion, Voilà.(今あっちで爆破があった)」と拙い言葉で伝えるくらいのことしかできなかった。その後、全く駐車がない空き地を見つけてその場に座り込んだ。体中に何度も鳥肌が立った。怖かった。

その時やっと、合流できなかった彼らやスタジアム試合を観戦している別の友人を初めて心配した。

この時もすぐにエミリに連絡を取って(本当に彼女感謝している)合流を諦め帰宅を決心した旨を伝え、彼らにもその旨を伝えて欲しいと伝えた。少し呼吸も落ち着いて、この周辺がもともと大学調査敷地だったので周辺の土地勘があった。来た時の最寄り駅は、爆破現場を通らないと帰れないため遠回りして戻ることを考えて立ち上げり歩き出した。少しして川を見つけた。この周辺を川が囲んでいることをを思い出し、wifiが使えないため雑なGoogleマップ片手に川にそって歩けるものか考えたが歩くには少し遠すぎた、同時にla paine stade france駅があると探してみるとパリの街中を歩いていた感覚から行くと徒歩で20分強で、十分歩ける距離だと判断し最短距離を探した。その時に車が爆破した地点が傍である事がわかり、地図に爆破現場をぷろっとすると、スタジアムからその駅の方へ向かって爆撃が起きていたように感じ、最寄りの駅は近づけず、そこから南に感覚で一時間ほど歩く別の駅へと向かった。道中は可能な限り川に沿って、遮蔽物はないが車も殆どなかったため私はその道を選んだ。川を挟んだ反対側ではいつもと変わらないであろう静寂が広がっていた。中継のヘリコプター救急車パトカーの音がどんどん遠くに感じるが、ずっと鳥肌をたて、自分を落ち着かせることに必死だった。普段なら絶対に通れない街灯のない道も何の躊躇もなく歩きながら、その時やっと、合流できなかった彼らやスタジアム試合を観戦している別の友人を初めて心配した。その後は無事帰宅して、爆撃は組織された別のテロの一部であったことがわかった(自爆テロ(=kamikaze)は失敗に終わったいたらしい)その日の夜は、事件情報を集め、日本と連絡をとり安否の報告、現状をFB投稿して朝の7時頃にやっと寝た。

まだぼんやりとあの場から歩を進められていないような気がする。

日経つと、あの夜に友人が怪我をして入院していたことや大学先生が命を落としていたことが分かってきている。あの夜から考えることとやらないといけないことがどっと増えたと感じている。今もまだ浮き足立っているのは確かで、ちゃんと地に足が付いている気がしていない。もちろん友人と笑ったり冗談を言ったり日常普通に楽しんでいる今がある。どうやってこの状況を改善するか考えるよりも、どうやったらこういう状況が生まれなくなるかを自分は考えていくべきではないかと思え、それは自分の目指していた目標に力を与えてくれている。今は少しでもしっかり勉強してそのミライを作ることに集中したいと自分に語っている。

ただ正直に言うと、ずっと鳥肌が立っていた帰り道でさえ、あまりしっかりと実感していない。自分の命がどれだけ危なかったのか、どれだけ幸運なことであったのか。頭ではハッキリと理解しているが、心ではちょっと違う。耳に残るあの刺激音とすくめた肩の感覚。頭と心が一致せず、考えが散漫になっている。まだぼんやりとあの場から歩を進められていないような気がする。

2015/11/18編集

11月 18th, 2015

2015-11-14

勉強しないと刺身タンポポ乗せる仕事を一生

やるはめになるぞ!

世間の大人どもが言わないなら俺がはっきりいってやる。

なぜ勉強するのか?

勉強は退屈な単純作業を毎日時間やる狂気絶望人生を送らないためにある」

この認識ごまかす輩は生涯地を這う…!

アメリカではちゃんと教師が教えてくれるそうだ、「勉強しないと一生マクドナルド店員になるぞ!」とね。

日本教師はなぜ教えないのだろう。

ライン工をはじめとする退屈な単純作業を一生毎日やり続けることの恐怖と絶望狂気はやったものしかからない。

時間ぐらいはたったかな?と思って腕時計を見て五分しかたってない時の絶望

それが一生続くと言う失望

自分刺身タンポポ乗せるために生まれた訳じゃないと言う悲鳴

それは死よりも重い刑罰…!

死にたい」なんて誰でも軽々しく思うことはあるけど、そんな軽いことじゃないんだよ。

本当に「死にたい」って言うのはこう言うことなんだ。

冷静に命の重さと狂気の単純作業の絶望比較すれば、後者の方が重い。

突発的な感情ではなく「冷静に考えてこれを続けるより自殺した方がいいな」と言う状況は、そうあるものじゃない。

勉強さえしていれば…!

勉強さえしていれば…!

勉強さえしていれば…!

学生たちよ、俺みたいにはなるなよ。

俺はもう酒の勢いで自殺するか、ホームレスになるか、精神病院閉鎖病棟に一生閉じ込められるか、刑務所送りの四択しかないが、君たち学生は違う。

頑張れ…!

はっきり言おう、「勉強は命よりも重い…!」

勉強は命よりも重い…!」

勉強は命よりも重い…!」

無論、これは男だけの問題だ。女は勉強なんてしてる暇があったらさっさと金持ち男捕まえて一生遊んで暮らせ。

刺身タンポポ乗せる仕事の方がキャッチー題名だと言うブコメを頂いたので再掲。

2015-11-13

勉強しないと一生退屈で絶望的な単純作業を

やるはめになるぞ!

世間の大人どもが言わないなら俺がはっきりいってやる。

なぜ勉強するのか?

勉強は退屈な単純作業を毎日時間やる狂気絶望人生を送らないためにある」

この認識ごまかす輩は生涯地を這う…!

アメリカではちゃんと教師が教えてくれるそうだ、「勉強しないと一生マクドナルド店員になるぞ!」とね

日本教師はなぜ教えないのだろう

ライン工をはじめとする退屈な単純作業を一生毎日やり続けることの恐怖と絶望狂気はやったものしかからない。

時間ぐらいはたったかな?と思って腕時計を見て五分しかたってない時の絶望。それが一生続くと言う失望

自分はこんなくだらない単純作業をするために生まれた訳じゃないと言う悲鳴

それは死よりも重い刑罰…!

死にたい」なんて誰でも軽々しく思うことはあるけど、そんな軽いことじゃないんだよ。

本当に「死にたい」って言うのはこう言うことなんだ。冷静に命の重さと狂気の単純作業の絶望比較すれば、後者の方が重い。

突発的な感情ではなく「冷静に考えてこれを続けるより自殺した方がいいな」と言う状況は、そうあるものじゃない。

勉強さえしていれば…!

勉強さえしていれば…!

勉強さえしていれば…!

学生たちよ、俺みたいにはなるなよ。

俺はもう酒の勢いで自殺するか、ホームレスになるか、精神病院閉鎖病棟に一生閉じ込められるか、刑務所送りの四択しかないが、君たち学生は違う。

頑張れ…!

はっきり言おう、「勉強は命よりも重い…!」

勉強は命よりも重い…!」

勉強は命よりも重い…!」

無論、これは男だけの問題だ。

女は勉強なんてしてる暇があったらさっさと金持ち男捕まえて一生遊んで暮らせ

2015-11-07

エフセキュア対応について「なにやってんだ、もっと叩かせろよ、燃料もってこいよ!」っていう悲鳴が多くて笑える

次は左翼叩き系まとめサイトでよくわからない燃料を元に身内でワイワイ遊ぶ程度になるんかな

2015-10-17

今期のアニメBD売上はきっと散々な物になるに違いない

それなのに、採算が取れそうな雰囲気がある。

500枚しか売れないんじゃなくて500枚も売れれば御の字と言わんばかりの出来なアニメ最近多い。

タイトルはあえて出さないけど、ジョストするアニメとかテンプレラノベとかこの辺。

作画が間に合ってないとか脚本改変してるとかそういう二次的な話はおいといて、

円盤果たして売れる見込みがあるのかという目算を今期アニメスタッフは誰も考慮してないんじゃないかと

そう思う位酷いのが多々あるけど、とはいえ、寧ろ考えてこの予算内にこの内容、出来のアニメを作ってると仮定したら

売上がたとえ我々の考える採算ライン3000枚を割っても予算分の回収位は出来てるんでないかと思えてならない。

そういう風に考えるなら、これからもきっとゴミみたいなアニメが量産されてるだろう。

でなければ、スタッフツイッター悲鳴を上げたりする未来なんかあるはずがない。

アーさんの話

小学生の頃、3駅ほど離れた所にある大きな塾に通っていた。

そこから帰る電車の中で、よくアーさんに出くわした。

「アーさん」は俺が勝手に付けた名前だ。大きな声でアーアー喋るからアーさん。

…つまりそういう人だった訳だが、当時の俺はそんなこと知る由もなかった。

ある日、俺はアーさんがどういう人なのか知りたくなった。

アーさんはいつも花柄シャツを来ていた。水色の柄が多かったように思う。

肌は少し黒くて、背の高さは担任先生と同じくらいで、ちょっと太ってる。それくらいしか知らなかった。

帰りの電車の中、アーさんはいものようにアーアー言いながら、俺が降りる駅の一つ手前で降りた。

俺はその後を追った。隣の駅では一度も降りたことがなく、全てが新鮮だった。

塾は土曜の昼から夜にかけてまとめて受講するコースだったので、その時点で夜8時半くらいだったか

駅を出たアーさんは、あまりアーアー言わなかった。片足を引きずるように、結構な速さで歩いていく。

俺はドキドキしながら、アーさんを見失わないように小走りでついていった。アーさんしか見えていなかった。

はっと気付いた時には、周囲に人のいない、静かな住宅街にいた。振り向いた先に駅の明かりはなかった。

目に入った電灯に、大きな蛾がバチバチと体当たりしていたことを覚えている。

急にドキドキが大きくなってきた。これはまずい、迷子になった?このトシで?今すぐ戻った方がいい?

アーさんの方に視線を戻す。するとアーさんは、ちょうどどこかの家に入るところだった。

何となくホッとした。これ以上知らない道を進まなくて済む。

全然事態解決していないが、とにかく心に余裕が生まれて、へえこれがアーさん家か~とじろじろ見回した。

でも残念ながら、アーさんの家のことはほとんど記憶にない。

アーさんが入ってから2,3分が過ぎただろうか。突然アーさんの叫び声が響き渡った。

俺は漫画みたいに跳び上がった。本当に驚くと「ビクッ」という動きで体が宙に浮くことを知った。

電車の中でのアーさんを「アァ―――、アァ――――」だとするなら

この時のアーさんは「ア゙ァァアア゙アアァァ―――――――!!!!!!!!」だった。

タンバタンと、何か重い物が引っくり返るような音も聞こえた。

その後、今度はアーさんではない誰かの怒鳴り声が聞こえた。心臓がまた跳ねた。

何を怒鳴っているのかはアーさんにかき消されてよく聞き取れなかった。

とにかく俺がぶつけられたことのないような、強烈な怒りだということは分かった。

こんなに怖いのに、その場から動くことができなかった。視界の端が歪んで、全部真っ暗になる気がした。

タンバタンの音はだんだん激しさを増して、こちらに近付いてきた。それでも動けない。

ドアノブ勝手上下する。誰かが出て来る。俺、逃げなきゃ。逃げないと殺される。

ようやくズリズリと足を下げたところで、聞いたことのない音を立ててドアが飛んだ。

大きくなった視界の中心に、見慣れたシャツが転がり込んでくる。アーさんだ。

今考えてもバカだと思うが、俺はその時「アーさん大丈夫?」と声をかけようとした。

が、それは喉に詰まった。代わりに、自分でもどこから出したかよく分からない女子みたいな悲鳴が飛び出した。

アーさんは俺の知ってるアーさんじゃなかった。いつもより妙に白い肌で、バラバラに動き回る両目。

尖らせた唇から血が出ている。野良犬のようなうなり声。

体育のストレッチにある「くびまわし」のように、首だけがぐるんぐるんとゆっくり回転している。

すべてがチグハグだった。

俺はキャアアアア!!と叫びながら、変な体勢で走り出した。腕がクロールのようだった。

そこからはもう、よく覚えていない。とにかく来た道を引き返すように、無我夢中で走った。

すぐ後ろをアーさんが目と首をぐるぐるさせながら追いかけて来ている気がして、

たぶん後ろには誰もいないのに、嫌だ!嫌だ!と叫びまくったことだけ覚えている。

次の記憶は、自宅の玄関前。電車で一駅移動したのだろうが、全く覚えていない。

アーさんから逃げ切った安堵と、もう一歩も動けない疲労と、

からアーさんのようにひどく親に怒鳴られたらどうしようという恐怖が混じって、

俺は素直にドアを開けられずにぶわああああああと泣き出した。

チャリと開いたドアのスキマから母親の顔が見えた。

ぐわっと腕が伸びてきて、肩をつかまれた。ものすごい力だった。

殴られる!と思ったら違った。怪獣のように泣く俺の声がくぐもるくらい、強く抱きしめられた。

母親は怒ったように泣いていた。でもアーさんの家から聞こえてきた怒りとは全然違った。

嗚咽で吐きそうになりながら、ごべんな゙ざい、ごべんな゙ざい、としか言えなかった。

さら記憶が飛んで、俺は家の中で震えながら親にウソをついていた。

なぜかこの記憶だけ、まるで幽体離脱をしたかのように空中から見下ろした視点になっている。

から帰る途中、ボーッとして隣の駅で降りて、改札まで出てしまった。

あわてて戻ろうとしたときに男の人から声をかけられ、道案内をしてほしいと言われた。

断ろうとしたけどとても困っているみたいだったから、一緒に地図を見て歩くことにした。

でも駅からだんだん離れるにつれて、何だかおかしい、よく分からないけどおかしいと感じた。

お父さんとお母さんが心配するからここで帰りますと言ったら

急に地図を振り回して怒鳴りはじめた。目と首がぐるぐるしててすごく怖かった。

なんとか駅まで逃げてきて、やっと家に帰り着いた。

知らない人についていってごめんなさい。もう絶対に寄り道はしません。

…我ながらボロボロウソだ。

当時道を訊ねるフリをして子ども誘拐する事件流行っていたので、何とかその話と結びつけた。

父も母も俺がウソをついていることに気付いていたと思う。ただ、特にお仕置きされることはなかった。

その後、塾は母が車で送り迎えをしてくれることになった。

電車に乗ることがなくなった俺は、二度とアーさんに会うことはなかった。

 

いや。正確に言うとつい先日、アーさんによく似た老人を見かけた。この文章を書いたのもそれがきっかけだ。

花柄シャツに、ぐねぐねに曲がった杖。ショッピングモールの真ん中をアーアー言いながら彷徨っていた。

ここは実家から数百キロ離れている。他人の空似に違いない。

違いないと頭では分かっていても、十数年間忘れていた記憶が堰を切ったように溢れ出てきた。止まらなかった。

わずあの時のように、アーさん、と声をかけそうになった。もちろん思い留まったが。

アーさんは人波を割りながらフラフラと足を引きずっていき、やがてエスカレーターの奥に消えた。

 

昔の俺がやったことは、バカな真似だ。この時代にやったら炎上必至、例え殺されても俺の方が叩かれるだろう。

タイムスリップできるなら、あの時隣の駅で降りようとした俺を力尽くでも阻止したい。

この話は、これで終わり。アーさんとの思い出話というのもおこがましい、アーさんの話。

2015-10-15

僕が妻に隠している7つのこと

忘れもしない2011年10月15日土曜日だった。

金夜から飲みに行き、そのまま友人の家に泊まった翌朝、中々起きない友人をそのままにコッソリと家を出た。

二日酔いの頭を抱えながら、最寄り駅まで数分の距離を歩いていた僕だが、途中で奇妙なものを目撃する。


(…お尻?)


猫の額程の公園の、何故か端にあるベンチではなくド真ん中の地面の上に、

スカートがずり上がった状態OL風の女性が、それはそれは綺麗な白いお尻を丸出し

(正確にはパンティーがTバック状に食い込んだ状態)でうつ伏せになっていた。


(やばいコレ。レイプ被害者だ…)


見なかったことにしようとも思ったが、とりあえず近くに行って見てみると

女性はイビキをかきながら爆睡していた。何度か声を掛け、肩を叩くも全く起きない。

それどころか「むぅーん」と唸りながら手を払いのける始末。

いずれにせよ若い女性のケツ丸出しはマズいと思い、スカートに手を掛けた瞬間、事件は起こった。


「キャャャャャアア!」と、絵に描いたような叫び声が聞こえて振り返ると、そこに1人のオバちゃん。

(あ、修羅場。)と思うも束の間、あれよあれよと言う間に通報され、

僕は駆け付けた知らないオッちゃん達に囲まれ、「逃げるなよ」「逃げませんよ」の無限ループ

女性はようやく起きるも全く状況を理解しておらず、悲鳴オバちゃんに付き添われてベンチにいた。


到着した警察事情を話すも、「本当ですか?」を連呼され、

明らかに疑われている状況の中、見慣れた顔が歩いてきた。

見事な寝ぐせ頭に上下スウェットで、顔のむくんだ友人である

最初こそ周囲の野次馬と同じ顔でキョロキョロしてたが、僕を視認するなり、

血相を変えて(ニヤニヤしながら)「それ、僕の友達です」と近づいてきた。


結論から言うと女性は昨晩泥酔帰宅途中に公園で倒れたらしい。

しかし酔っていて記憶がなく、しかもこんなことは初めてらしく、かなり動揺していたそうだ。

僕は友人の説明と近くにあったコンビニ防犯カメラ映像もあり、直ちに無罪放免となった。

ちなみに映像には朝方苦しそうにスカートをズリ上げ、自らパンティーを食い込ませている女性も写っていたそうだ。

疑いが晴れた後色々あるのかと思っていたら、パトカーで送ってもらって終了だったので、拍子抜けしたのを覚えている。


その後、僕は1人の女性とそれはまぁロマンティックな出会いを果たすのだが、それは本題とはあまり関係ないので割愛する。

その女性が今の僕のお嫁さんだったりして、彼女はそのロマンティックな出会いの日を「結婚記念日よりも大事な日」と

とても大切にしていたりするのだが、それ故に僕には彼女に言い出せなくなってしまった秘密がある。

それを以下に箇条書きにして、終わりにしよう。


① 僕らが"本当"に初めて出会ったのは2011年10月15日都内某所の公園であること

② その日君はケツ丸出しで僕の前で寝ていたこ

③ 偶然にも再び出会った時、僕は瞬時に君がお尻姫(友人が事件後笑い話として付けた名前)だと気付いたこ

④ 初めて僕の前で服を脱いだ時、「初めて見せるね…」と照れていたが、少なくとも尻は2回目であったこと

⑤ 似たような話をテレビで見た時「こんなん後で言われたら死ぬわ」と言った君を見て、死ぬまで黙っていようと決めたこと

⑥ 君は僕をおっぱい星人だと言うが、単にお尻がトラウマなこと


⑦ そんな君でも誰よりも大切で大好きな、僕のお嫁さんであること

2015-10-11

http://anond.hatelabo.jp/20151011100932

諸君 私は炒飯が好きだ

諸君 私は炒飯が大好きだ

 

玉子炒飯が好きだ

海鮮炒飯が好きだ

焼豚炒飯が好きだ

キムチ炒飯が好きだ

レタス炒飯が好きだ

スープ炒飯が好きだ

あんかけ炒飯が好きだ

あんかけ炒飯が好きだ

天津炒飯が好きだ

 

家庭で 学食

食堂で イートインで

中華街で ファミレス

定食屋で ラーメン屋

レストランで 人の家で

 

この地上で食べられるありとあらゆる炒飯が大好きだ

 

中華包丁でそろえた具材の横隊がまな板の上でを蹂躙されるのが好きだ

細切り状態の叉焼がそこに揃えられてを何度も何度もカットされている様など感動すら覚える

  

強力な火力のバーナーが鍋振りとともに水分を吹き飛ばすのが好きだ

空中高く放り上げられた米粒が効力射でばらばらになった時など心がおどる

 

料理人の操る中華鍋と炒めおたま材料を舞い上がらせるのが好きだ

悲鳴を上げて燃えさかる中華鍋から飛び出してきた米粒をを中華鍋で受け止めた時など胸がすくような気持ちだった

 

お玉に押し込められお皿に盛られていくいく様などはもうたまらない

沸き立つ中華だしが私の小口切りにされたネギととも醤油味のスープに変わっていくさまなどまさ最高だ

 

うず高く積まれ炒飯の上で暖かな湯気健気にも立ち上がってきたのを雑多な構えのレンゲで中心から木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える。

 

感影の具の水分でベヤベチャにされるのが好きだ

必死に守るはずだったパラパラ蹂躙されコーティングが犯され侵されていく様はとてもとても悲しいもの

 

日韓材料侵食されて蹂躙されるのが好きだ

ジャパナイズに追いまわされ和食の様にふるまわれる這い回るのは屈辱の極みだ

 

諸君 私は炒飯を、天国の様な炒飯を望んでいる

諸君 私に付き従う大隊戦友諸君

君達は一体何を望んでいる?

 

更なる炒飯を望むか?

情け容赦のない糞の様な炒飯を望むか?

鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様な炒飯を望むか?

 

 

炒飯! 炒飯! 炒飯!』

 

 

よろしい ならば炒飯

 

 

我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ

だがこの暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けてきた我々にただの炒飯ではもはや足りない!!

 

炒飯を!!

一心不乱の大炒飯を!!

 

我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ敗残兵に過ぎない

だが諸君一騎当千の古強者だと私は信仰している

ならば我らは諸君と私で総力100万と1人の軍集団となる

 

我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう

髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう

連中に中華の味を思い出させてやる

連中に我々の鍋振りの音を思い出させてやる

天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる

一千人の料理人戦闘団で

世界を炒め尽くしてやる

 

いざゆかん、最寄りの中華屋

 

オヤジ炒飯一丁頼む。

 

 

、、、とこれぐらいやってくれ

2015-10-03

抱きまくらの本質

毛糸マフラーを巻いて道を歩いていると、まるで恋人がうしろから抱きついてくる感覚で、首がくすぐったい。「ふふ、あたたかいでしょ」「うん、あたたかいね」と脳内妄想で甘いデートに興じ、ふと笑みがこぼれてしまう。私は人目をはばからず、ニヤリニヤリと歩いていた。通行人たちがギョッとした顔を向けてくる。私のような冴えない男が、行き交う人々から注目を集めてしまうのはいささか恥ずかしく、彼女化したマフラーが「ね、家に帰ろ? ふたりきりで、ね?」と急かしてくる。

よし、家に帰るか。しかし私は玄関口でマフラーを投げ捨てて、ベッドにジャンピング土下座して《抱きまくら》に強くハグするのだった。マフラーが悲しそうに悲鳴を上げて廊下にへたり込む。私もつくづく罪な男だと思った。モテる男は辛いのだ。

スーツも脱がず、私は灼眼のシャナの抱きまくらを抱きしめた。シャナは照れるように「くぎゅう」と鳴いた。カバーAmazonで 22,000円で買った。シャナ小説も全巻読んだし、アニメDVDフルコンプした。(アニメ版まさか完結まで見れるとは思わず、5年待ったかいがあった。人生長生きするものである)でもコミックは持っていない。

ところで、私は子供の頃から、あのモサモサして食べにくいメロンパンが大嫌いだったのだが、シャナ出会ってから人生が変わった。今では毎朝メロンパンカリカリとモフモフを食す、至福のひとときメロンパンを頬張るとき、私はいつもシャナ笑顔を思い浮かべている。それが仕事の活力になるのだった。はてなブログで「人生を変えた一冊は?」みたいなお題があったが、私にとっては間違いなく灼眼のシャナである。おかげで私は今この時を死なずに生きている。(しか今週のお題は何だ? 「結婚を決めた理由?」 おのれはてな絶対に許さない)

シャナに「今日可愛いよ」と語りかけると「うるさいうるさいうるさい」と怒られた。いやよく考えれば抱きまくらはシャナではないし、抱きまくらはしゃべらない。ここは無何有鏡の向こうにある偽りの世界なのだ。本物のシャナは、今頃坂井悠二とイチャラブしているのだろう。心の底を冷たい風が吹き抜けて、私はますます枕を強く抱いた。ずっとこうしていると、私が抱いているのか、私が抱かれているのか、わからなくなる。でもそれは、私が子供の頃からずっと夢見ていた、幸せひとつの形なのだった。

そろそろ本題に入るとすると、私は「抱きまくら」の本質はどこに所在するのだろうかと考えていた。カバーではなく、中身の綿でもないとすると、私が今この瞬間に愛しているシャナは、いったいどこにいるのだろうかと。

自分の頭のなかだろうか? 否、それでは妄想でよく、抱きまくらである必然性がない。

私が抱きまくらを愛する理由、それは「あたたかさ」なのである

無い胸に顔をうずめると、ほんのりとあたたかい。そのぬくもり。確実に、彼女は生きていると思わせる現実の「感覚」たとえ彼女非実在で、手の届かない次元にいる少女だとしても、このあたたかさだけは、真実なのである

無機質な紙のページを捲っているのではない、ブラウン管電気信号を眺めているのでもない、私は今この瞬間に「あたたかさ」を抱きしめているのである最近ネット世界殺伐としてきた。人が人を愛するという感覚を、私は忘れずにいたい。

2015-09-28

福山雅治結婚で、女はなぜ悲鳴を上げるのか?

女が独身ならばいいんだよ。

だけど、結婚して、旦那がいる状況で、

福山雅治結婚した! ひいいいいいい!」

悲鳴を上げるのはなぜか?

 

潜在的には、自分福山雅治結婚する可能性があると思っていたんだろ? 

ということは、今の旦那と別れる可能性があって、その方が嬉しいわけだ。

 

福山 「きみを愛している。おれと結婚してくれ」

自分 「え、でも。私には旦那がいるし。困ったわ。どうしよう。じゃ、いっぺんだけ」

 

という状況を妄想しているわけだ。

そうだよね? 

2015-09-22

V620周年を迎える件についての個人的日記_続き

昨日のエントリーが、読み返すとひどい状態だったので再エントリ

V620周年を迎えることについて、祝福もなにも述べていなかった。

一日反省しました。

V6のみなさん、そしてデビュー当時からファンをしている皆様、

まもなく、20周年、本当におめでとうございます

昨日思ったことは、嘘でも何でもなくて、実際に感じてることなんだけど。

たぶん、20周年をお祭りで楽しめてる人たちへの嫉妬だったんだろうなーって思う。

確実にわたしは、その瞬間に全神経を集中させて、感動することができなかった。

森田剛あんなにかっこいいのに、

10年前と何も変わらず、むしろもっとかっこ良くなってるのになー。って。




とりあえずネタバレですけどメモときます


今回こういう由々しきことになるんじゃないか、って始まる前から感じてて、

森田剛だいすきだーーーーー!って思えるきっかけがしかったんです。


森田さんが踊ってくれれば基本なんでもいいんですけど、

ひらひら踊ってほしかったんだよ。

かいけど、Candyの時のアウトロの数秒の動きが大好き。

カミコンのときソロとか。

そういうダンスが見たかったんです。

ソロなかったのがひっじょうに無念。

百歩譲って、ソロなかったとしても、カミ曲は踊ってほしかった、、、

Air をかろうじて歌ってくれたので、救われました。

Air 大好き女。


群舞多かったですね。

6人で踊ってるなかで、森田剛をシルエットと動きで見つけるのが好き。

それが一番難易度が高くて、さら10歳年が違う6人がそろえてくることの意味とかも

あるのかも知れないね

あとシングル放出タイム

わたしの好きなところ飛ばされてるーーーー、ちくしょー!

この後のダンスが好きだったのに手前で曲切れたーーーー!とか。

見えそうで見えないチラ見せ感!やめて〜〜〜。悲鳴


なんか、書いてて思ったんだけど、

これさ、カミコン、トニコンやる流れだったりしま???

代々木最終日に発表したりしますか?

だったらいいなー。言霊




最後に。

さっきからいろいろ思い出したくて、VoygerコンとVIBESコン観てますけど。

どっちも秀逸。

森田剛かっこ良すぎた。V6もすごいいい感じ。

若さとかそういうのもあるかもだけど、それだけじゃナイ。


あと衣装ね。衣装大事よ。


言い当てられないボキャ貧な感じですいませんが、

なんか違う。


反省するつもりだったのに、懐古趣味ですいません。。。


はあ。やっぱなんか違和感抜けなくてやだな。

2015-09-13

痴漢炎上ネットリンチ

痴漢にあっています、助けてください。今京王線急行調布明大前間です。拡散希望。#京王線

ある月曜の朝、通学途中に覗くスマホの中にそんなツイートリツイートされてきた。なんとなくだが、嫌な予感がした。

特定しました。犯人は30代らしき短髪のサラリーマンで、えんじ色のマフラーが首元に見えます気持ち悪い笑いしてる。明大前駅の人、駅員さんに通報して待ち受けてください。号車は5号車です。あと少しだから頑張って!#京王線

そんな別人のツイートリツイートされてきた。ああ、これは炎上するなぁ、そう直感した。

明大前駅、5号車前待機しました!#京王線

これもリツイート。このリツイートを読んだときに、「次は〜、明大前明大前〜」というアナウンスが流れてきた。間抜けだが、このアナウンスを聞くまで件の京王線に乗っていることに気がつかなかった。

まさか、と思って辺りを見回したら、いたよ、泣きそうな顔をしている女子高生。その後ろでニヤニヤしながらスマホを覗いているえんじ色のマフラーの男。

修羅場遭遇の予感!

そう思ってるうちにもカシャ!というスマホシャッターの音がどこかでした。それを聞いてすぐに京王線タグを見に行ったら、あった。

犯人写真#京王線

というツイート。すでに幾らかリツイートされている。これは大変な現場に立ち会っているかもしれないと思ったとき明大前に着いてドアが開いた。

「駅員さん、こっちです!」気の強そうな美人が手を挙げる。瞬く間に辺りはざわつき、えんじ色のマフラーの男は捕まり、泣きそうだった女子高生はさっきの美人とは違う女性に肩を抱かれて保護された。ちなみに俺は野次馬になることにした。

痴漢現行犯ということで、お話をうかがわせてください」そう言って駅員が男を掴むと、彼はぽかんとした顔でこう言った。「痴漢って、僕がですか?」いまいち事態を把握しきれてないらしい。そのぽかんとした顔を見て、俺はこれは冤罪なのではないかと思った。

そのうち、駅員と男が揉め始める。その間に俺は京王線タグを見に行って、びっくりした。すでにえんじ色のマフラーをした男の個人情報特定され始めている。本名会社名、あとツイッターアカウントも。

そして、最初の方で特定しましたと言っていたアカウントは、こう呟いていた。

痴漢が捕まってよかったです。学校行かないといけないので、立ち去ります。#京王線

「誰か、目撃者の方いませんかー!?」駅員がこう声を挙げる。

「そうだ、目撃者、僕はやってないんです、見てた方いませんか!?」男もこう声を上げた。俺は思わず声を上げた。「見てました!」そう声を上げてから俺は気付いた。男がスマホを持っていたということに。そして、男の荷物は手提げ鞄だということにも。

「どんな場面を見ましたか?」「僕がやってないこと、見ててくれてましたよね!?」駅員と男が口々に訊いてくる。

「その人は痴漢をやってないと思います。その人がスマホをずっと眺めてたのを見てました。そして鞄も持ってる。両手が塞がってるから痴漢ができるわけがないと思います

そう俺が言うと、駅員は怪訝そうな顔になり、男はホッとした顔をした。だが、「でも気持ち悪い笑顔してた、ってツイッターにあったぞ!」「写真もあったけどニヤついてたわ!」と、周りの人々がざわつき始める。その空気があまりにも悪くて、俺は気圧された。一旦はホッとしていた男の顔も再び不安げに曇る。

男性スマホを持っていたという証拠はありますか?」駅員が俺にそう訊いてくる。あるわけねーだろ、そんなもん!と叫びたかったが、周りの空気がそれを許さない。いつの間にやら俺は、痴漢と同罪のような扱いを受けそうになっていた。このままだとまずい。

証拠証拠なんて、と思ったが、ひらめきが俺を救った。

証拠ならありますツイッターにアップされてる写真です!」

そう、勝手写メられて今ネット中をリツイートされて駆け巡ってるはずのこの男の写真。それになら男がスマホを持っていることが写ってるはずだ!

ツイッターにアップって、どういうことですか?」男がまた混乱したといった顔をして聞いてくる。俺は彼に答える。

「この件は最初からツイッターで中継されてるんですよ。その中に電車の中でのあなた写真もあります。一緒に確認しましょう」

駅員は混乱した様子もなく、一緒に俺のスマホを覗き込み始めた。そういえばこの駅員はツイッターでこの件を見た奴に呼ばれてやってきたのだから、少なくとも実況のことは把握してるはずだ。呼んだ奴が誰だかはわからない。この場にまだいるのかどうかも。

俺のスマホを覗き込んでみると、この件は大炎上しているようだった。この場の写真も多数アップされ、俺の名前特定されていた。背筋が寒くなる。俺もはっきりと男の冤罪証明しないと逃げられない、そう思った。

そうしてリツイートされまくっている先ほどの写真を探し出した。が、そこでまた俺は絶望した。写真は男の斜め後ろから撮った写真で、手元に持ってたはずのスマホが写ってなかったのだ。ニヤニヤ笑っている男の顔と、えんじ色のマフラーしか写っていなかった。

「どうやら、証明できないようですね」冷たく駅員が言い放つ。「そんな!」男は悲鳴を上げ、周りの野次馬たちはざわつき始める。

「助けてください!見てたんでしょう!?」男が俺にすがりついてきた。「俺だって助けたいです」これは嘘偽りなく本心だった。さっき見た感じだと、すでに事態は俺の身にも飛び火しているのだ。「なにか、スマホを見ていたと証明できるものはありませんか?スマホでどんなページを見ていたのかとかでもいいです」「いろんなウェブページを見て、ブクマしてました…」「それだと時間が出ないから証明にならない…」俺は途方にくれた。

せめてツイッターをしていてくれたら。ツイッターなら細かい時間が出るのに。俺は心底思った。いや、待てよ。

もしかしてそのブクマツイッター連携してます!?」俺は男の肩を掴んで尋ねる。びっくりした様子の男だったが、徐々に理解の色が広がった。「…!してます、してます!」

「今度はなんなんですか?もう警察が到着しますよ?」そう言う駅員に、俺たちは答えた。「今度こそスマホを使っていたことを証明できるかもしれないんです!」

早速、男のスマホを開いてツイッターアプリを呼び出す。男のツイッターは通知がひどいことになっていた。ちらっとだけ見たが、「死ね」だの「人間のクズ」だの、罵声オンパレードだった。しかし、それらは無視して男のツイートを呼び出す。そうしたら、あった。ちょうど電車に乗っている時間ブクマツイートが。

「これで証明にならないでしょうか?駅員さんだから、この時間俺たちが乗っていた電車が走っていたことはわかるでしょう?その時間にこのツイートはされているんです。スマホを使っていた証拠です」「面白い申し開きですね。これ以上は署で聞きましょう」突然声が割り込んできた。警察だった。

警察に行ってからがまた長かったが、結論からすると、男は逮捕されずに済んだ。被害者女性がいつの間にか現場からいなくなっていたからだ。その理由はわからない、とは言わない。家に帰ってから彼女アカウントを見てみると、鍵付きになっていた。俺が駅で見ていた時点でも、彼女アカウントには大量のメンションが飛んでいた。それを見てきっと怖くなったのだろう。いろいろと。

この件はトゥギャッターでもまとめられていた。そして幸い、このまとめは男が冤罪であること、俺が善意の第3者であることがわかるようにまとめられていた。そして、真犯人が捕まることを祈るというように〆られていた。

特定しました、と言った後に立ち去った学生アカウントは、最初冤罪ではないことを主張していたが、関連ツイートを削除し鍵付きアカウントに移行した。写真を撮って晒した奴は、学生ツイートが悪いと開き直りを見せた後、「めんどくせ」と言い残して鍵付きになった。

男のアカウントは削除されていた。これはもう、仕方がないとしか言いようがない。冤罪だということがネットでも認められつつある今でも、流れ出した彼の個人情報は消えることはない。

俺の個人情報もまた同様だった。男と同じほど拡散されてはいないが、血気にはやった第3者の情報提供がされている。そして同時に、メンションもたくさん届いていた。うまく逃げたな、的なものもあったが、そのほとんどが俺の勇気をたたえるとか、そんな感じのものだった。

俺は、この件について考えあぐねていた。俺が男を助けたのは多分事実だ。今でも十二分にひどい状態だが、俺が出なければもっとひどいことになっていただろう。けれども、俺自身はそれで自分を讃える気にはならない。あのときは思わず声が出ただけで、男を助けようというはっきりした勇気を持っていたわけではない。最後まで頑張ったのは、ネットリンチが怖かったからという理由だ。

ただ、嫌な時代になったな、とは痛感した。今回俺たちの個人情報晒したりリツイートした奴らの多くは、何も責任らしきものを取っていない。何もなかったかのように今でもツイートしている。俺たちは、彼らに復讐したくとも彼らの顔もわからない。

俺のアカウントは結局どうするのか?それをよくよく考えたが、結局残すことにした。ネットリンチが怖くてがんばり、幸い最後には冤罪証明できたのだから、ここでアカウントを消してはいけない。リンチされるのが怖いだけではなく、それに屈することになるのは嫌だ。俺を叩いた奴らが何も考えずのうのうとしているのに、自分は思いつめて日常の一部を手放してしまうなんて馬鹿馬鹿しい。

俺は俺の日常を手放さない。それだけがネットリンチに負けない道じゃないか、と思う。

2015-09-10

同人における「儲け主義」と言う言葉サークルを殺す

海鮮から同人誌を作る側になって数年たった。

メジャーカップリングで本をだしたこともあるが、今はマイナーカプで細々と活動をしているけれど、SNSでの疲れも感じていないし同人趣味として快適に楽しんでいるほうだと思う。

 

数年前に友人(以下A子とする)から「私も同人誌作ってみたい」と相談を受けた。

今まで海鮮で「作るの楽しそうだなぁと思うけど、私には作れないよ」と言っていたA子が、別ジャンルではあったけれど「同人誌作ってみたい」と思うような出会いがあったことがとても嬉しくて、あれやこれやとできる範囲相談にのった。

もともとA子が文章を書いているのは知っていたけれど、旬ジャンルで人気があったこと、またカップリングが人気であったこともあるのだろう。支部でA子の書いた小説ランキングに入った。「A子さんの書くお話がとても好きですって言ってもらえたんだ」と話すA子はとても嬉しそうだったし、創作意欲にも溢れていた。たった数人の感想が「同人誌作ってみようかな」と思ったきっかけの一つだったらしい。

 

 

ちょうどよく初のオンリーが開催されることも決まり、A子にサークルカット描き方、申し込み方。拙い知識ながらにフリーソフトならこれがいいとか色々教えつつ、無事サークル参加を申し込んだA子は数ヵ月後イベント文庫サイズ同人誌を出した。

もともと30部ほどの小部数ではあったけれど、ありがたいことに完売したらしい。イベント後「色々ありがとうイベントすごく楽しかった!!」と報告してくれたA子は本当に楽しそうだった。

私自身に友達が少ないこともあり、『A子が同人誌を作る側に回になるなら、印刷所や紙の話が一緒にできる』と現金な考えた方ではあったが、以降も私はA子の相談にのりつづけた。

 

 

さすが旬ジャンル、人気カップリングイベントの回数がとても多い。A子はそれからイベントへ何度か申し込み、私が1からすべてを教えなくても一人で、もしくはジャンルの友人たちと楽しくやっているようだった。

そんなA子がある日「相談があるんだけど」と持ちかけてきた。内容を聞けば「同人誌価格設定について」だった。

 

詳しく話を聞けばこうだ。

 

文庫サイズで値段を吊り上げるなんて儲け主義だ

・A5サイズなら二段組にして文字数もっと入ってる。その分同じ内容であったってページ数を抑えられて安く頒布できるだろう

 

このような意見をどこでだか知らんが見てしまったらしい。

 

私自身が漫画というフィールドにいるせいで文庫新書の段組、文字数に関してはまったく知識が無かった。

ただ30部を刷ったA子に最初価格相談をされたときに「そこそこ冊数すれるなら3分の2を売れば印刷費回収ぐらいで設定してる人も多い」「(印刷費を値段を教えてもらった上で)ただ今回は30部だから印刷費割る冊数でいいんじゃないか」「黒字がでるのであればスペース代、交通費ぐらい回収もありだろう」とこのようなことを伝えていた。

個人的意見としては趣味として長く続けていく気があるなら「印刷費の回収」「スペース代」「交通費」の回収は許されると思っているし、A子のような小部数でも「全部売れて印刷費回収」ぐらいの値段設定は許されると思っている。それがどんなに一冊単価が上がろうともだ。)

 

A子の相談を聞いて私は言った。

同人誌は買う、買わないの自由がある」「どんなに安くてもくそみたいな内容ならいらんだろう」「そんな安く頒布しろっていうお客様意見は気にするな」「A子が文庫サイズが好きだと思ったならそれでいいと思う」「同人趣味で好きだからやるもんだ」と。

A子が私の意見に対して本当にどう思っていたのかは不明だが、それでも「そうだよね、気にしすぎちゃいけないよね」と次のイベント文庫サイズで本をだした。値段も「印刷費割る冊数」だったらしい。

 

しかしぱたりとA子がジャンルで本をだすのをやめた。

会って話せばカップリングについては熱く語っていたし、支部にも投稿している。SNSも楽しんでいるようだったし、私生活が忙しいという話も無かったので思い切ってこちらから話を聞いてみた。

 

A子は沈んだ顔でぽつりと「なんか、価格設定に疲れちゃった」と呟いた。

 

 

A子のいるジャンルは人気ジャンルだが、カップリングは新しいキャラのものだった。A子が最初に参加したイベントは、上記にも書いたとおり、初のオンリーイベント。その次に参加したのは初のカップリングオンリー。次は最初オンリーの2、その次はカップリングオンリーの2。そういうジャンルカップリングだった。

その界隈での価格相場がまだ決まっていない空気は、サークル初心者ながらに感じていたそうだ。

小説本で文庫新書でだすサークル結構いたそうだが、みんな手探りで価格を決めているところはあったらしい。

 

A子が仲良くなったサークルに、小説サークルで中堅。イベントでは結構な列を作る人(以下Bさんとする)がいたそうだ。

小説サークルからこそ、そして新しいカップリングで界隈が確立していないからこそ、その人は壁でも誕生日席でもないだけで、確立されてしまえばそのレベルだろうと、支部のブックマーク作品の質を見て私も感じた。

 

その人の本が新書サイズ250P越え、オフセットフルカラーカバー付き、箔押し、で800円だった。

 

これが安いと思うのか高いと思うのかは個人の判断によるだろうけれど、私は「それを大手がやったら死ぬな」とぼんやり思った。

A子が何度目かのイベントで130P、オンデマカバー付きで本を出したとき一冊が850円だったからだ。

これも実は原価割れしている値段だったらしい。

 

Bさんのイベント頒布価格は界隈で相当な悲鳴が上がったらしい。

それはそうだろう。Bさんの装丁ボリュームをそんな価格頒布されれば「その部数を刷れない側はしんどい」だろう、と本を作る側として思う。

イベント以降A子の周りで「Bさんのあれはつらい」「Bさんの安すぎる」「Bさんきっついわ」と声があがってしまったのをA子は聞いてしまったらしい。

Bさんと仲のよかったA子は悩んだ末にBさんにやんわりと伝えた。「Bさんー!あの価格安すぎるよー!他のサークルから悲鳴あがってたよー!次からもうちょっと取ってもいいんじゃないかな!」的なことをだ。

相場が決まっていないのだから相場のために「上乗せ」をするのがとても難しい状況だったとは思う。けれど、オールジャンルイベントで同じカップリング、中堅小説サークルの本が新書サイズ(170P程だったらしい)を1500円で頒布していたサークルがあった。

(これが安い、とは決して思わない。このサークル主は素行が悪かったらしく界隈で嫌われてはいたそうだが、価格設定については本当に勇気がある設定だと思う。この価格にすれば書き手死ぬことはないだろう。儲け主義、とたたかれる可能性があるなかで、このサークルさんはとても勇気ある値段設定にしていたと個人的には感じる)

 

A子からやんわりと言われたBさんは「あーやっぱそっかー!少し安いかなぁ!実は原価ぎりぎりなんだよねぇ。通販すると高くなっちゃうから申し訳なくて!次からはもう少し相場見てみるよー!」と言ってくれたそうだ。

 

けれど、Bさんがそれ以降のイベントで値段を上げることはなかったらしい。

 

それどころか中堅サークルたちがこぞってBさんの値段に合わせてきた。最初に1500円で頒布していたサークルもだ。

中堅サークルは顔の広いBさんに相談する→Bさんの価格設定が広まる→A子を含む小部数サークル相場のために毎回原価割れ

という最悪の図式ができあがってしまったらしい。

 

さらにそこに海鮮が悪気無く追い討ちをかける。

A子がイベントで言われたそうだ。「Bさんのサークルはあのページ数であの値段なのに、どうして高いんですか?」と。

これについてはどうしてA子が聞かれたのか。名前も知らない海鮮に怒りが募るが、ただの不運でしかない。

ただA子はこれでぽっきりと心が折れたらしい。

 

A子がリアルタイムで悩んでいるとき相談されていたら「新書文庫サイズじゃなくてA5にしてみたら?」とも言えたけれど、A子はもうやめてしまったあとだ。

 

Bさんは、海鮮にとってとても良心的なサークルだろう。そしてBさん自身が海鮮のことを考えるとてもいい人なのだろう。

ボリュームがあって、装丁が綺麗で、値段が安い。それでもきっとノベルティが出せるほどの黒字がでる。

 

けれどA子や、A子の周りの小部数サークルたちは原価割れ相場価格頒布していても、価格の高い、装丁が貧相なサークルなのだ

装丁が豪華であったって、赤字サークルなのだ

 

 

この件で、いかに壁サークルが一冊に上乗せしていて、相場をよく見て値段設定をしているのか思い知った。

税金的な問題もあるだろう。ノベルティ対策をして、そのためにノベルティの作業時間も増える。それでも、相場を守るのは「小部数サークルを殺さないためだ」と思った。それが全てではないだろうが、それも含まれているだろう。

海鮮だったときは安く頒布してくれるサークルさんは本当にありがたかった。けれど、今自分が作る側になって。そしてA子を見て、Bさんを話を聞いて。なにより最悪の循環を見て思う。

 

安すぎる頒布価格サークルを殺すのだ。Bさんの海鮮に対する優しさはA子を含む小部数サークルを殺してしまった。

 

「儲け主義」が正解だとは思わない。そして二次創作同人をするうえで儲けることに対しては賛否があるだろう。

けれど、「価格を上乗せする勇気」はジャンルにとってとても大事なことだと思う。

そして人の作った同人誌に「儲け主義だ」と言うやつは滅びよ、と思う。

 

海鮮を優先するか、A子のような小部数の弱小サークルを優先するか、は人によって価値観が違うだろう。

Bさんにとって、A子やその他サークルの声よりも、ノベルティ製作する時間、何より海鮮から思われる自分の印象を優先したに過ぎない。

どちらが正解、などは無いと思う。個人の判断だ。

ただ私は、できるのであれば作り手を優先したい。だって自分カップリングが増えたら嬉しいからだ。

 

このたび2chで価格設定に悩んでいる書き込みを偶然読んで、

そして次のイベントでA子が別ジャンルではあるがまた同人誌を作ったことが嬉しかったので書き込んでみた。

 

 

あなた同人誌価格は、本当にジャンル相場ですか。

海鮮への配慮が小部数サークルを殺していませんか。

 

 

2015-09-09

電車で見た女子大生がかわいかった

比較的空いている時間帯のこと。郊外に向かう電車に乗っていたら女子大生二人組が乗り込んできた。

ぱっと見は都会的なゆるふわ女子

どちらもなかなかに可愛らしくわたしは思わずすかした態度に改まった。

そんなわたしの目の前に立ち、彼女らは会話を始めた。

どうやら住んでいる場所田舎自慢をしているようだった。

「そっちはまだいいよね。近くに大きなモールもあるし」

「そんなことないよ。モールなんて郊外ですって言ってるようなものだよ」

郊外ならいいよ。うちのところなんて田んぼだよ。畑じゃないよ?田んぼだよ田んぼ。」

この女子大生、話しているうちに「ぼ」という響きが気に入ってしまったらしくその後も幾度と無く繰り返していた。

田んぼって、大体響きからいって田舎臭いよね。田んぼ。そもそもぼって何?ぼって。さすがにぼはない。ぼ。」

都会らしい見た目と可愛らしい声から連呼される「ぼ」。

そのギャップもあってか、すかした態度のわたしとは裏腹に周囲はじつに微笑ましい雰囲気に包まれた。

必死で笑うのをこらえようとするわたし。

それを知ってかさらに勢いづく彼女の「ぼ」。

真っ先に悲鳴を上げたのは、わたしの括約筋だった。

彼女あいらしい「ぼ」に続くように、わたし尻から放たれた特大級の「ぶ」。

彼女らの笑顔は一瞬で凍りついた。

2015-09-03

デザインが死んだ日

ある夏、"デザイン"が死んだ。


きっかけは、とあるデザインがコンペに選ばれ、そしてそれと見た目が似ているデザインが見つかってしまったこと。

主観における"類似"という小さな火種だった。

そしてそのまま不幸にも、そのデザイナーが関わった過去作品に盗用が見つかってしまう。

どれだけ小さな火種でも、燃え広がるには十分すぎる油。

盗用と類似は絡まりあって、「パクリ」という言葉でひとまとまりにされてしまうようになった。

「あのデザインも、このデザインも似ている!パクリだ!」

とあるデザイン」が選ばれる過程への指摘も始まった。

デザイン業界は腐っていると。

デザイン業界は信用ならない。みんなでデザインを選ぶべきだ!」

そして、みんなが自分デザインし始める。

私たちでも作れるのに、どうしてデザインお金をかけるの?」


"デザイン"は悲鳴をあげ始めた。


その時、デザイナー危機を感じ始めた。

「このままでは"デザイン"が死んでしまう」

デザイナーたちはできる限りのことを伝えようとした。

"デザイン"のこと、業界のこと、知ってることはほとんど話した。

とあるデザイン」を肯定するかどうかではなく、そのデザイナー特別擁護するわけではなく、"デザイン"を守るために。

でもそれすらも油に変えられ、どこまでも燃え広がっていった。


とあるデザイン」は、殺されてしまった。

デザイナー自分の命を守るために、自分の作ったデザイン犠牲にするしかなかった。



コンペはやり直し。

応募基準は緩和され、だれでもデザインを応募できるようになった。

厳しい選考をくぐり抜け、たくさんの人の目に触れるという名誉と引き換えに、賞金は無しとなった。

選考過程に少しでも透明性をと、応募されたものの中から審査員が選んだ10個を、国民投票で1つ選ぶことになった。


しかし多くのデザイナーは、目に見えない制約やリスクによって、デザインをつくることが出来ない。

例えば、シンプルデザインを出せばどこかで類似しているかもしれない。

自分では見つけられなかった類似するデザインも、みんながどこかから見つけてくる。

そうなったときには、過去作品も全て遡られ、デザイナー個人が攻撃対象となるだろう。

選ばれることはデザイナーにとって、名誉というよりも炎上リスクとなっていた。


デザイナーでない人は、選ばれたらラッキーというような感覚で応募する。

"デザイン"の敷居は良くも悪くも下がっていく。


2年後、選ばれたのは著名なデザイナー10人のデザインであった。

もちろん今回は類似するデザインなどない。

複雑かつ新鮮で、一目でオリジナルとわかるようなデザインたちだ。

その上、2年かけて類似するものがないかを世界中調べてまわった。

みんな納得して、嬉々とその10個の中から1つを選んだ。

大成功だ。

みんなのデザインが決まった。



デザイナー仕事は変わった。

デザインを提出する度に、クライアントからデザインに類似がないかを聞かれる。

出来る限り類似しないように、複雑なデザインを提出すると、

シンプルでカッコいいデザインがいいんだよね、あ、もちろん(他と)被らないやつね」と言われる。

デザイナーは、7割以上の時間を自らのデザイン検証に費やすようになった。

「なにを伝えるか、どう伝えるか」ではなく、「いかに被らないか」というように。


人々のデザインを見る目も変わった。

なにかのデザインが新しく変わると、まずそれの類似を探すようになった。

ひとたび類似するものを見つけると、新しいデザインを総叩きにする。

そして、非公式のまた新たなデザインを考える流れが起こり、

ついにはその非公式デザイン公式採用する企業が現れた。


デザイナー仕事は終わった。

非公式デザイン公式採用されるようになると、多くの企業デザインお金をかけなくなった。

ロゴなどは一般人から格安公募して、それを採用すればいい。

名刺封筒も、わざわざデザイナーに頼まなくてもロゴWordPowerPointに貼り付けたら完成だ。

デザインお金をかけるなんてバカバカしい」


世の中には派手で複雑な独創性溢れるロゴと、ワードアートで作られた文字が並ぶようになり、

そしてそれこそが"デザイン"だと考えられるようになった。

そのデザインがどうしてそうなったか、なんてことは関係ない。

ただ見た目の被らないデザインを突き詰めていけばそれが一番楽だったという話だ。



そこではもう、独創性こそがデザインと呼ばれていた。


"デザイン"は死んだのだ。

休職6ヶ月目に突入

母親からあなたは、いい子で、育てやすかったのに、どうして?」と電話で言われた。

  

本来は、自分プライドがあったのに、親から認められるには、反抗する私を押し殺しておくしかなかったのだった。

自分プライド、『馬鹿にされたくない』と言う気持ちは、人間基本的な欲求としてあるのだが。

さな頃は、親の言うことを聞いて振る舞う

その方が、楽だった。

発達障害からか、言葉を上手く受け止められなくて。

人としての最低限の自分プライドさえも、「自分で認める」ということが、出来なかった。

たかも、無いように振る舞っていた。

自分自然気持ち言葉を与えることが出来ないでいた。

から、身体が悲鳴を上げていたのだった...。

自分でも、自分プライドを維持するための日常的な言葉や怒りの表現を抑えていた。

それで、苦しい。

未だに、自分プライドがあったのだ、と思うと我ながら、戸惑いを憶える。

  

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