映画館に行くと長々と他の映画の予告編を見せられるわけだけど、
ちっとも「見たい」と思わないのね。
理由ははっきりしてるんだよ。予告が何を伝えたいのかさっぱり分からない構成だからなんだ。
例えばゴジラの予告なんか酷かった。
街中で人がキャーキャー悲鳴あげたて「逃げろ逃げろ!」って言って走ってるの。カメラももみくちゃにされているらしく映像ブレブレでぐるぐる廻る。
以上。
……えーと、何これ?
これのどこに「面白そうだな」と思わせる要素があるんだろう。
もう一つは、猫がいなくなった話とかなんとか。
一生懸命泣いてる人の顔を映してて、僕はもうすぐ死ぬとかナレーション入ってるんだけど
それと猫とどう関係あるのかも全くわからないし、大体なんで泣いてるのかも分からないし、
とにかくあらすじが分からない、あらすじが分からないから、「ぜひとも続きを知りたい」という欲求が出てこない。
こういう、感情の昂ぶりだけクローズアップしとけばいいや予告、ドラマでも多くないか。叫んでたり泣いてたりとか。
一番盛り上がる所なんだろうけど、予備知識無しでそこだけ見せられてもわからんのよ。
それに比べて洋画のほうは、物語のすべてが分かったわけじゃないけれど
息子を殺される→父も生き埋めにされる→犯人たち「奴は始末したぜハッハッハ」→父、地中から生還→父「復讐開始すっから」
というあらすじがちゃんと分かるのね。
「それから父はどうなるの?」って思うじゃん。
なんか、あれなら自分のほうがマシな予告作れる気がしてきた。
ほんと意味分かんない。