思うところが多かったので増田に書く。
労働マッチングが今のところ使うべきじゃないのは元記事で嫌って程わかることだからそれについては話さない。
それ以外に、内容がソーシャルワーク以外にも、
IT系の仕事に共通して言えることが多いと思い、自分も感じたところまとめる。
これが本当に罪深い。
私が知っている範囲だと、よく「ディレクター」はいらない…なんて話が飛ぶ。
こまごました詳細が分からない人にとって、「交渉」というのは「駄々をこねる作業」にしか見えないので、
でもその認識は大いに間違っている。
大工にとっては全く畑違いの話なので「よくわかりません」と答える。
こういう不幸を防ぐために、ディレクターのような調整役が要る。
大工にいくら積んだところで素晴らしい電化製品の調度は不可能だ。
世の中のクライアントに、ディレクターの本当の仕事を知ってほしい。
世の中では、おそらく
ディレクターが何をしているのか、分かる人は少ない。
それは仕方のない事だが、
せめて発注する側のクライアントになる人にだけは、それを理解しておいてくれたら
もっと皆がしあわせになれる道があるんじゃないかと思った。
「余計なもの」が一体どんな役目をしているのか。
つまり、ディレクター(調整役)の仕事の効用が周知されたら、少しだけ世の中の仕事がよくなるのではないかと思った。
これも、クラウドアウトソーシング以外で、零細~中規模くらいの会社だと、
社内でも普通にある。
ベンチャーで一発あてよう!といったノリで参入してきた人が割と多い。
(本当に多様で、国の機関にいた人や、銀行のSEをやっていた人など様々だ。)
他業種ながら、パワフルでパンチのある経歴で、
会社の評価も上がり、黎明期からもう10年以上経った今では、彼らがコントロール側(偉い人枠)に就いていることが多い。
だが、その人たちが大事な決定権を持ち、ことを牛耳っているのが
そしてその彼らが、さも全て知っているような顔で
社内では、偉い人になっているので、「(あれ?変なこと言ってるぞ…?)」と思われても、あまりツッコみが入らない。
誰かが、その偉い人達に口添えできる仕組みがあれば、
またその偉い人達が、「自分だけでは、ことを十分に把握できるリテラシーはない」と自覚できていて、わかる人間に意見をきちんと仰げれば
これもまた、少し世界が優しくなるのではないかと思った。
(※世の中には、その辺ができている偉い人も大勢います。ですが、歴史の流れでできていない方もまだまだ多い…という意味です。)
一番不幸なパターンは、
政治的にはあってるんだろうけど、その下には無数の屍が転がるので、その責任を持つ覚悟は忘れないでいてほしいと祈るばかりです。
例え、政治的な必然性があって結果的に行動は変えられないとしても、
・自分が行っている事に自覚を持っていて、できる限りの努力をしようとするのか、
・無意識で、無関心に気にしないで進むのかでは、
だいぶ、状況が変わってくるのではないかと思う。
そうやって、いろいろ施策を考えても、
やはり始まってみないとわからない穴はたくさんある。
そして、作業者は見えないところで、地獄へ続く穴へドコドコと進んでいく。
それをどうにかするには、
見通しのいいところから、ちょっとしたアドバイスを与えることだと思う。
(手伝いはしなくても)
方向を少し変えられるかもしれない。
その人たちにとっては、「当たり前」がなんなのかわからない。
なので、妙な上流の指示も
甘んじて受けてしまい、
そこに、ちょっとした
ツッコみを覚えられるし、
道はずいぶんと変わるものだと思う。
つらつら思う事を書いたが、構造を変えるにはどうしたらいいのか、
最近は本当によく考える。
できることは少ないけれど、