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はてなキーワード: 電王戦とは

2024-03-18

anond:20240318142330

テニス四大大会とは言われとるけど大会自体20、30じゃきかんくらいあるしな

 

将棋も冠には含まれてないいろんなタイトルあるよ

元々7冠やったのがニコニコ(角川)がAIプロ雀士用に作ったお遊びタイトル

電王戦進化して叡王戦になって冠に加わって8冠なったんも最近っちゃ最近やしな

2023-10-12

永世全冠達成したら永世全冠貰えるようにしてほしい

そうすればあと10年このネタ引っ張れる。

魔王藤井を倒す勇者求ム」で引き伸ばして、10年もしたら電王がだいぶ強くなってくるだろうからそこでプロレスさせる。

覇王藤井を頂点とした最強人類軍団電王戦盛り上げて、藤井も勝てなくなったら店じまい。

これだ!

2023-10-10

anond:20231008192838

そろそろ30分枠買い切り自作二次創作アニメ流す専用チャンネルとかないかなぁ

とおもったけど普通にyoutubeニコことなんだよな

もう、同人誌雑誌新聞週刊誌みたいなタイムラグありあり状態

地上波からジャニコンテンツとアニメ抜いたらスッカス

地上波テレビってこれからどうやっていきていくんだろうな

ひろゆきホリエモンが延々語ってるとか

ツベからピックアップした放送大学無償化)とかしかおもいつかんわ

あとはそうだなー、電王戦あるんだから学会百人一首も中継権をさあ

2023-01-24

anond:20230123202741

記事の冒頭で引用した田丸昇九段ブログのほかに野月浩貴八段と藤森哲也五段も言及している。いずれも対局に命をすり減らす生き様肯定的に捉えているので、棋士の間では人気の(?)豆知識になっているとも言える。(将棋界にとって「耳の痛い話」ではないのかもしれない)

ギズモのつれづれ将棋ブログ ドキュメント電王戦 その時、人は何を考えたのか <前編> (2013年)

野月「(プロ棋士は)ステージをより上げないといけないと考えています。(中略) 実際に、現代でも棋士寿命は、平均寿命と比べると、圧倒的に短いんですよ。そう考えれば、もっと自分を律し、負けたらすべてを失う覚悟で対局しないと。」

東出昌大さん、藤森哲也四段を自宅に招いて将棋。杏さんも一緒にいてたまに指す | 将棋ワンストップ・ニュース (2016年)

てっちゃんは『棋士平均寿命が短い』って言うけどそれぐらいプレッシャーの中で集中して。

2023-01-08

羽生善治の「初」挑戦を前に

プロ将棋界の2023年は、藤井聡太王将羽生善治九段が挑戦する第72期王将戦挑戦手合七番勝負事実上の開幕を迎える。

2017年藤井デビューからの29連勝を達成した時、羽生は「檜舞台で顔を合わせる日を楽しみにしています」という言葉を贈った。

その時は、誰もが王者羽生に若き挑戦者藤井が立ち向かう構図を思い浮かべたはずだが、そこから5年半、ずいぶんと形を変えたものの、いよいよ1月8日静岡県掛川市でその幕が開こうとしている。将棋タイトル戦としては極めて珍しい、両対局者への前日記者会見がネットで中継され、ニュースに様々な記事が踊り、メディア空気はずいぶんとそわそわしている。

視聴法

先にこちらを書いておいたほうがいいかもしれない。王将戦は普段のようにabema将棋チャンネル無料で対局を見ることができない。CS囲碁・将棋チャンネルが独占放映権を持っているからだ。以下の方法のいずれかを選択することになる。

スカパー、またはCATV囲碁・将棋チャンネル契約する

すでにチューナーアンテナを持っている人、またはCATVに加入している人にとってはこれが一番確実だろう。CATVによっては、契約の基本セットに入っていて追加料金無しで視聴できるかもしれない。

abemaのPPVを購入する

今回はabemaでは「1局ごとの有料課金」というかたちで囲碁・将棋チャンネル番組をそのまま配信している。abemaのチャット欄が好きだという人はこれを選ぶのがよいかも。

YouTubeの「囲碁将棋プラス」で視聴する

囲碁・将棋チャンネルYouTubeの有料チャンネルhttps://www.youtube.com/@igoshogiplus 囲碁将棋プラス」でも月額390円の課金で視聴ができる。こちらは第1局が無料配信のため、おすすめできる。

番勝負展望

これについては、率直に言えば多くの将棋ファンはそこに期待していない。羽生の奪取を「信じている」ファンはもちろんそれなりの数がいるが、他方でそれを「期待している」ファンの数はそこまで多くない。メディアが沸き立つこの番勝負に、ファンが大きな楽しみを抱きつつも、熱量が沸騰しそうになっていないのもそこが理由である。両者の現在の実力を示す指標であるeloレーティングによる期待勝率が示す番勝負結果のケース別発生確率にそれがよく現れている(出典:第72期王将戦(シミュレーション) 将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)2023/1/7 現在)。

藤井聡太4-0羽生善治47.00%
藤井聡太4-1羽生善治32.34%
藤井聡太4-2羽生善治13.91%
藤井聡太4-3羽生善治4.78%
藤井聡太3-4羽生善治0.99%
藤井聡太2-4羽生善治0.60%
藤井聡太1-4羽生善治0.29%
藤井聡太0-4羽生善治0.09%

もしブックメーカーがこの勝敗で賭けをしようと思ったら、仮に本命である藤井4勝0敗のオッズを1.05倍に設定したとしても、控除率を50%にしないと儲けが期待できないことになる。もちろん本場イギリスブックメーカーはそんなに高い控除率は設定しないので、これはやるだけ胴元が損するたぐいの賭けにしかならない。

だが、往年の絶対王者が、競合揃いの王将リーグを6戦全勝で勝ち上がったのに、これほど圧倒的な差が本当にあるものなのだろうか?

2022年度、羽生復調の理由

2021年度にプロ入り後初の年度での負け越し経験した羽生が、2022年度に勝率を6割5分にまで戻してきた理由については様々な考察がされているが、ここでは明確な説明がされているものとして、プロ棋士https://www.youtube.com/watch?v=6PYg7IpYucg 中村太地解説を紹介したい。要約すれば次のようになる。

不利な後手番では、敢えて勝率が低いとされる戦術採用する
その上で、相手方に難しい選択を迫らせるようにしてミスを待ち討ち取る

スポーツファンなら、モハメド・アリジョージ・フォアマン相手に自らロープを背負う不利を負いながら、フォアマンの疲れを待って一気に逆襲に転じて勝った「キンシャサ奇跡」を想起するかもしれない。いかに自らが有利な条件にあるからといって、アリや羽生ほどの実力者を相手に有利をそのまま拡大していくのは極めて難しい。そこに逆転の余地が生じる。

羽生がこういう戦法を選択するようになったのは、「将棋AIが強くなった時代において、プロ棋士はいかに自らの身を処すべきか」というテーマに向き合った末のひとつの答えに辿り着いたという意味合いがある。将棋AIの示す最善を追求するだけではなく、敢えて不利とされる順に自ら入っていっても、それでも勝負に勝つことができる程度には将棋自由ものであるし、それを示すのが人間の生きる道であろうということを、自ら結果を出すことで証明しているようにすら見える。

藤井聡太の凄味

ところが、この方法藤井聡太には通じない。デビューから6年を過ぎてなお生涯勝率が8割3分を保つ藤井の強みは、たまに話題になる「AI超え」ではなくて、むしろ選択の難しい局面AIが最善とする手を正しく選び取っていくその確実さにある。こうなると、わざわざ自分を不利にしてまで複雑な場面を作っても意味がない。そのまま有利を拡大されて押し切られてしまう。

羽生2022年度、藤井と2局戦って2敗している。1局は後手番で、上記動画解説されていた「横歩取り」戦法を採用し、1手の疑問手を正確に咎められて完敗した。もう1局は先手番で正攻法を挑んだが、中盤戦の何気ない自然に見える1手、ただしAIに言わせれば選ばない、そんな手をきっかけにじわりじわりと藤井が優勢を拡大し押し切られてしまった。

かつて「コンピュータ人間」の対決として行われた電王戦ときに「コンピュータに勝つための準備は人間に勝つための準備と全く違う」と言われた。今、同じことが藤井について言われている。曰く「藤井さんに勝つには他の棋士に勝つのと全く異なる準備が必要になる」と。あくまでも現段階においては、羽生藤井相手にどういう手札を切ってくるのか、そこが最大の興味になっているのは、自然ことなである。もちろん、この先の成り行き次第で、そこは大きく変わることになる。

羽生の「初めての」挑戦

なので、あくまでも現段階では、勝敗以外のところにそれぞれの楽しみを見出すような状況になっている。私が楽しみにしているのは、138回目のタイトル戦にして、初めて羽生が「明確な挑戦者」として迎える、というそシチュエーションのものである

羽生は、タイトルを獲得する前の段階において、すでに実力では棋界でトップであった。以来、同格の相手と争うことはあっても、自分よりはるかに強い相手と戦うということはついぞここまでなかった。つまり、もうすぐ40年に届こうとする羽生の棋歴の中で、これはまぎれもなく初めての状況なのである。そういう未知の状況にあっては、過去のことを材料にした分析はそこまで意味をなさない、むしろ真っ白な頭でこの誰も見たことのない景色を楽しむに尽きる、そういう姿勢でこの第1局を見てみたいと思っている。

なお、逆のシチュエーション、つまり羽生が実力的に懸絶していると見られていた状況でタイトル戦に負けたことがあるか、というと、これがある。以下に、タイトル戦が始まった日において羽生が対戦相手よりeloレーティングで250以上上回っていて敗れた例を示したい(なお現在藤井羽生のレート差が273である)。

1996年度第67期棋聖戦:対三浦弘行(レート差272 )

羽生が七冠を独占し無人の野を進むがごとくの進撃を続け、誰が羽生の牙城を崩すのかに興味が集まっていた中、それをなしたのは当時としては意外な伏兵三浦弘行だった。2年連続羽生棋聖位に挑戦しており、すでに単なる有望な若手の域ではなかったにせよ、羽生に勝つにしてもここではないだろうという見方一般的な中での快挙だった。

2012年度第70期名人戦:対森内俊之(レート差283)、2013年度第71期名人戦:対森内俊之(レート差255)

前年の2011年度に羽生から4勝3敗で名人位を奪取した森内だったが、この年度は名人戦以外の成績が全くふるわず、年度勝率.345を記録して2ch将棋板では「3割名人」なる蔑称をつけられるに至った。これに対し捲土重来を期す羽生A級順位戦を9戦全勝で制して森内の名人位に襲いかかる。結果は火を見るよりも明らかと思われていたが、名人防衛の準備を進めていた森内が4勝2敗で防衛する。羽生は翌2013年も森内に挑戦するが1勝4敗で名人戦で3年連続で森内に敗れる。星数だけでなく年々内容も悪くなる一方で羽生の威光に翳りかとも見られたが、翌2014年に4年連続の顔合わせで羽生は4勝0敗のスイープで名人位を奪還する。

絶対的強者に対して「失うものがない」立場で応じる側が強者であるということを、羽生ほど経験してきた棋士はほかにいない。その立場羽生は今回初めて逆転して勝負に臨むことになる。これはきっと面白いことになる、それは間違いないだろう。

id:BigHopeClasicでした。

2022-12-21

電王戦ってめちゃめちゃ面白かったよな

団体戦のやつな。将棋界のピークだったんじゃないかってくらい面白かった

しかも、あれに出場した当時B〜C級くらいだった棋士マジで今のA級の半分を占めてる

菅井豊島斉藤慎、永瀬、稲葉

当時から有望とされてたのは間違いないだろうけど、この辺りの若手が正直タイトルホルダーにまでなるとは思ってなかった

羽生世代が崩れたらナベが5冠くらい保持して残りを広瀬、山﨑、天彦あたりで分け合う時代が来るのかなとか思ってたか

下手したらこから30年くらい藤井一強時代が続くのかもしれないけど、

電王戦のおかげで今のA級棋士たちに不思議な親近感が持てて応援しがいがあるのがよかったなーと思う

本当はスポーツみたいに国際大会があって団体戦があれば似たような盛り上がりが作れるのかなーと思うけど、

日本しか流行ってないローカル競技からそれは無理なんだよな〜

2022-10-31

最近将棋棋士は久しぶりに「ギフテッドとはなんぞや」って感じを出してきてエライ

一時期の将棋指しは加藤一二三九段が対局中にチョコ食いすぎなのを見て対局中に血管ブチギレたりいきなり盲目になって盲牌し始めるんじゃないかヒヤヒヤするぐらいしかなかった。

たま~~に個性的髪型の人や電王戦に対してめっちゃイキりだす人がいるぐらい。

でも最近は凄いね

ソフト使用不正疑惑で対戦相手人生破壊しておいて平然とした顔で妻にほのぼの漫画描かせて柔らかいイメージを維持しているサイコパスだったり、対局中に自分だけマスクを外すというズルを平然とやってのけて注意ガン無視で失格負けになるルール理解力人間が登場するんだから

月下の棋士が連載されていた頃にあった「将棋バカとは、将棋が出来るバカ、つまりバカであるギフテッドとは才能のあるキチガイに与えられる名であり、彼らは才能があるだけのキチガイである」って感じが戻ってきてるよ。

これは凄く楽しいね。

大人し~~~~い「私、将棋チョットデキル」ばっかで埋まったA級とか見てられないよね正直。

半分が分かりやす人格破綻者、残りの半分がちょっと分かりにくい人格破綻者、残りの連中は「将棋しなの真人間っぽく見えるけど、バレてないだけでコイツらが一番破綻しているのでは?」って感じでキャラ立て。

この状態がやっぱ理想だよ。

プロゲーマーを見てみろよ。

皆均等にそれぞれの破綻っぷりを見せつけてきてプロレスラーみたいにキャラが立ってるだろ?

力士とかだっていい感じの奴らがまだまだ沢山いるじゃん。

それに比べて昨今の騎士ときたら……いやマジで陰キャです~~~」だけでキャラ立てて許されるのはB級までよ。

A級になったら称号メディアのヨイショじゃなくて自力キャラ立てなきゃ。

結局のところは「ボードゲームの上手いパンダ」なのよ君たちは?

2022-01-07

経験から1ヶ月!Pythonで観る将ライフを向上させた話(プログラム編)

まとめ

プログラミング経験から1ヶ月ほどで、将棋評価値の新たな方法でのグラフ化を行うPythonツールを作った。

https://github.com/k-the-p/notherscore

この記事は2本立てです。プログラミングより結果のグラフ将棋に興味がある方はもう一方の将棋から読むことをおすすめします。

未経験から1ヶ月!Pythonで観る将ライフを向上させた話(将棋編)

目標

評価値以外の観る将の楽しみとして、手の広さの可視化提案する

AIはわれわれアマチュア将棋への親しみを大幅に向上させてくれた一方で、棋士が悩みに悩んだ結果として評価値が下がる手を指してしまったときに、「悪手きたwwww」と騒ぐ主にABEMAのコメント欄には忸怩たる思いがあった。

とはいえ、もう評価値を知らなかった時代に後戻りするなんてことは誰にもできないだろう。そして、電王戦から将棋にハマった自分自身としても、AI否定はしたくない。

であるなら、AIを用いた新しくよりよい将棋の楽しみ方を探っていくしかないのではないか

以前から私は、「AIの手を指せるなら人間も苦労しないんだよなあ」と思っていた。あるとき藤森哲也先生Youtubeチャンネルで言っていたことを聞いて得心がいった。「AIの一手は最強の一手なんです。確かにプラス1000点になるけど一手間違えた瞬間にマイナス何百点になるような綱渡りの手。それよりもアマチュアの皆さんにはプラス数百点で得は少ないけど安全な道、最善の一手を学んで欲しい」(大意)と。

ここで言う「最強の一手」に人間にして最も近いのは紛れもなく藤井聡太四冠であろう。藤森先生アマチュアに向けて喋っていたが、その葛藤は間違いなくプロの中でもあるはずである渡辺明三冠が言うように「藤井くんと全く同じスタイルを今から目指しても絶対藤井くんより強くなれない」のは自明であるからして。

私はここにドラマがあると思う。また、最強の一手と最善の一手が等しく「いい手」に見えてしまうわれわれアマチュアとしては、そこを機械に教えてもらえるのであれば、棋力向上にも繋がりそうである

具体的目標

第1候補手と第2候補手の評価値の差を取ってグラフ化すればよさそう?

(差が小さければ手が広い、差が大きければ絶対手に近い、綱渡り

目指すのはあくまで便利な将棋ツール将棋AIを作りたいわけではないので、将棋AI自体局面を入れたら評価値を吐く謎の箱という扱いでよい。

手法

Python一択

グラフ化や数値の扱いだけでなく、将棋AIとのやりとりをやってくれるあれこれもあるようなので。

あと習得が楽だと聞いた。その話を教えてくれた人はもう10年間英語学習法をブクマし続けてるけど。

あと「読みやすコードじゃないと動かない」って設計思想がかっこいい。ついでに言うといわゆる「おまじない」が少なそうなのも魅力。(CのHello world挫折した経験あり。studio.hって何……)

何をしたか

詳しい人に聞く

プログラム講師をやっている?方が音楽制作を初歩からやってみる、という(残念ながら)リアルタイム視聴者が俺だけしかいないような配信があったので、音楽の基礎(についての知識は持っていた)を教えてあげたお返しのような形で、「pythonでこういうことがしたくてこういうライブラリがあるのはわかった。経験HTML+CSS変数導入前、Bootstrapなんてなかった)のみ。どうしたらよいか」という質問をしたら、「progateは簡単すぎると思うのでPaizaが丁度いいのではないか」というアドバイスを頂き、比較もせずに即登録したのだが結果的にはこれがドンピシャだった。

Paizaラーニング

最近流行りの、環境構築不要で講座の内容を書いて覚えるタイプサイト

無料で入門講座の序盤を受けていたらふと目に入ったのが、「対象者:これからプログラミングを学びたい方。HTMLがどのようなものかを知っている方。」でYoutuber先生オススメ完璧か?と思った。そして実際に完璧だった。

基本的に1講座3分+演習1~2問+やりたければ問題集たくさんという形式なのだが、これが簡単すぎることなく難しすぎることもなく、俺の知識レベルベストマッチだった。基本的に毎回何か書くことになるので、変数とは~みたいな解説だけで終わる回がほぼ無いのも飽きなくてよい。

Python入門(と言ってはいるがまだこれだけで発展編はない)の見出しは「プログラミングとは」「条件分岐比較演算子」「ループ処理」「リスト」「辞書」「多次元リスト」「関数」「クラス」「クラス発展」「例外処理」に各5~8講座*3分+演習、という感じ。クラス発展の途中で行けそうだと思ったのでドロップアウトして実製作に移った。実際関数まで理解していれば、この程度の小さなツールには十分だった(もしかしたらクラスを使えば多少楽になった場面はあったかもしれないけど)。

また、これは書いてる今気づいたことだが、上のコースで学んだことで、実際に役立たなかったものほとんどなかった(強いて挙げれば辞書くらい?使えてないだけかも)。このこともコース構成の優秀さを示している。

ここまででだいたい2週間くらい。

Google colab

もともとこのサービスは知っていたのと、谷合先生が実際に使っていたように、便利そうなライブラリのcshogiが主にcolab(jupyter)上で動かすことを意図しているようだったので、まずここから入った。最初はcshogiが列挙してくれる特定局面での合法手をリストに入れて、そのリストの項目数=その局面での合法手の数を出力することから始めた。これは本当に簡単にできて興奮した。

学習と好きなことが直結してると、こんなサンプルコードみたいな簡単なことで喜べるのでコストパフォーマンスがよい。

cshogiとやねうら王をusi連携する

cshogiのチュートリアルで紹介されているレサ改というAIがどうもmultipv(有望な候補手を2手以上挙げる)に対応してないらしく、強さ的な問題でいずれ手を出すつもりだった予定を繰り上げてやねうら王との連携を試みる。

makeって何?あー、もりかしてMakefileが無いと動かない?(これを書いている今もこんな理解である)みたいな人間でもなんとかやねうら王をビルド?することはできた。レサ改をcshogiに読ませる数行のサンプルコードがとても役に立った。今でもあの完成品らしき拡張子が無いファイルがなんなのか分かってない。(なお、評価関数nn.binが無いと怒られたのでどこのご家庭にもある水匠4のそれをぶち込んだら動いた。評価関数とやねうら王の分担は今もって理解あやふや)(また、途中でAyane[やねうらお謹製ライブラリ]も使おうとしたがcolab上では上手く動かす方法が分からなかった)

一応これでcshogiで局面の最善手と次善手およびそれらの評価値を呼び出せるようになったのだが、単にdebugでずらずらと余計なものまで出力するのではなく、重要な指し手周りのinfoだけ出力するようにしようとしたが、上手いやり方がわからず、結局こうなった。

sys.stdout = open('out.txt', 'a')
engine.go(listener=print)

ここは絶対もっとマシなやり方があるはずなので、識者の教えを請いたい。

ようやくWindowsPythonVSCodeを入れる

Colab上でまあまあ目処がついたので、この辺りでPython環境を作った。ここまでそれをやっていなかった理由は、「おま環」トラブル可能性をなるだけ遠ざけておきたかたかである環境が悪いのか俺が悪いのか分からない、というのは初心者にとって限りなきストレスである。あーネットが繋がらなくてルーターの設定や接続とか支払いとか文字通り部屋をひっくり返しながら調べてたら実はフレッツ自体が落ちてた件を思い出してイライラしてきた。cshogiはJupyter上で動かすことを意図しているようなので、それで動かなければ自分の書き方が間違っているのだとほぼ確実にわかる。

まあこの辺りはいろんなサイト見ながら仮想化などしつつ普通に仮想化が何か分かってないんですけど。

Jupyter notebook

これまでColab上で書いてきたものは多少の書き換えで動いたので、ローカルにJupyter notebookをインストールして、数字計算グラフ化を試みる。

ちなみにこの時点で得られているデータはこんな感じ。

go
info depth 1 seldepth 1 score cp -47 multipv 1 nodes 483 nps 241500 time 2 pv 3c3d
info depth 1 seldepth 1 score cp -86 multipv 2 nodes 483 nps 241500 time 2 pv 4a3b
info depth 2 seldepth 2 score cp -53 multipv 1 nodes 847 nps 423500 time 2 pv 3c3d 9g9f
info depth 2 seldepth 2 score cp -68 multipv 2 nodes 847 nps 423500 time 2 pv 8c8d 7g7f
info depth 10 seldepth 17 score cp -78 multipv 1 nodes 100163 nps 1963980 time 51 pv 8c8d 2f2e 4a3b 7g7f 3c3d 2e2d 2c2d 2h2d 8d8e 6i7h 8e8f 8g8f
info depth 10 seldepth 17 score cp -111 multipv 2 nodes 100163 nps 1963980 time 51 pv 3c3d 7g7f
bestmove 8c8d ponder 2f2e
go
info depth 1 seldepth 1 score cp 117 multipv 1 nodes 206 nps 206000 time 1 pv 2f2e
info depth 1 seldepth 1 score cp 78 multipv 2 nodes 206 nps 206000 time 1 pv 7g7f
...

今回の小目標は、goで区切られた中からから2行目と3行目のcpほにゃららを取得していい感じのリストにする、というものだ。この辺りは正規表現でなんとかなるだろうと見通しを立てたが、実際そうなった。

ただ、後手が見たとき評価値が後手目線なので、それだけにマイナスをかけるのはどうするか(そうしなければ、先手+3000点の次が「後手から見て」-2900点だったりして綺麗にグラフにならないのだ)を調べるのに結構時間が掛かった。

また、詰み周りでまたプラスマイナスカンストの絡む計算をしたくないのもあり、数値にNaNを入れてグラフ表記を省略することにしたのだが、そうするとnumpyの関係整数(とNaN)しか扱わないのに浮動小数点で計算しなければいけなくなって若干気持ち悪かったり。まあ動くのでヨシ!

中間報告

この時点で、ローカルにKIFファイルを保存し、pyファイルでcshogiと水匠を動かし、Jupiter notebookを開き評価グラフと手の広さのグラフを重ねて表示する、というそれなりのものは出来上がった。

簡単に言えばpyファイルで1手10局面(森内チャンネルに出てたHEROZの方が使ってた数字をそのまま使っているので特に意味は無い)探索させ、最善手と次善手についての生の評価データを吐き出させ、ipynbでそれを整形し、グラフ化している。

基本的に全部VSCode上でできるので、慣れれば計算時間も含めて10数秒で結果が出るのだが、このワークフローはいかにも美しくない。

なので、Flaskという簡単らしいフレームワークを使ってローカルWebアプリとして使えるようにしようと思った。inputとoutputをどうにかするだけだから余裕やろ。

Google colabを触り始めてからここまで1日。圧倒的成長!

ローカルWebアプリを作る

Flaskを学ぶ

Paizaラーニング再び。後半ではデータベースとか本格的な話もあるようなのだが、txtに書き込む一行掲示板を作るまでの前半部を高速で履修(演習は全部飛ばした)。なるほどー、こうやってやりとりするのね、と最低限は完全に理解した

モジュール

Jupyter向けのコード普通Pythonに直してあっちで数字を出してこっちでそれを受けて元に戻して……とかやってると循環参照か何かで怒られることに。その対策に細かく部分を分けて関数にしたのだが、その場合ってもしかしてdefの内部しかまれない?(共通部分も読まれると思ってた)(いや、共通部分は読まれるけど他のdef内が見えないのか?何も分からん)なるほど。こうなると関数の内部から上に戻るためにクラスとか欲しくなるのかなーという感想

最終的にWebに公開しようとこの時点では思ってたので、txtに一旦出力するのが安全性的にどうかとか考えてたのだが、テキストの読み取り周りでハマる。結局抜け出せず諦めた。

以降は、HTMLダブルクオートが抜けてるのに一時間気づかないとか、FlaskのXSS対策対策をするとか、ファイル書き込み設定をミスって2万手くらい蓄積されて評価グラフが大変なことになったが、原因に気づかずひたすらグラフ生成部を調べ続けるなど、非本質的問題にかかずらっていたので書くことは特にない。

GithubVSCodeとなら連携がらくらく

なので、最初にgitignoreしてなかったせいで1万ファイルくらい上げそうになったけど、それ以外は特に問題も無く。中間報告からここまで2日ほど。結局1ヶ月かけずにプログラミングをそれなりに身につけることが出来た。「プログラムを覚えたければ作りたいものを見つければいい」というのは本当だな、と改めて思った。

で、どうなったの?

については将棋編の方で詳しく書いています

https://anond.hatelabo.jp/20220107060727

どれくらい書けるようになったのか、を見たい方は主にvalue_output.py(将棋AI思考させてデータを取り出す)とgraph.py(データを整形してグラフを書き出す)を見ていただければいいかと思います

謝辞

最初にPaizaを教えてくださったYoutuberの方、cshogiを初心者でも使いやすいように作って展示してくださったTadaoYamaoka様、水匠開発者のたややん様、水匠含めこんにちの将棋AIの基盤を作ってくださったやねうらお様、cshogiを通して利用したpython-shogiのKIFパーサーを書いてくださったTasuku SUENAGA様に、厚く御礼申し上げます

最後

私は現在仕事Twitterフォロワー募集しています

30歳無職よろしくお願いいたします。

https://twitter.com/k_the_p

2021-05-30

anond:20180606193255

1vs1を何試合かやるチーム団体戦なら今ABEMAでトッププロ達がやってるのがある。

1つの盤で多人数はペア指しがたまにあるけどエキジビション色が強い。

相談に一番近かったのはプロ棋士がコンピューター評価値を見ながら指すというのが、

ニコニコ電王戦の流れの中でやったのがあった。

2020-10-20

既にニコ生将棋ががくっと減っていたのでわかっていたようなものだけど、叡王戦は残念。

正直、Abemaが赤字垂れ流しでニコ生から将棋コンテンツを奪ったのはどうかと思っている。

Abemaの今の事業形態黒字化するとはともて思えず、形態を変えて黒字化を目指す方向が見えたらそっちへ舵を切るだろう。

舵を切った先に将棋があればいいけれど、それはわからない。

https://diamond.jp/articles/-/7447

住友化学の蚊帳事業赤字でも構わないと始めたらしいけど、赤字だといつ撤退しても文句が言えないからと色々な支援団体が買い上げることで黒字化し、現地の雇用を守るという仕組み。

Abemaの場合将棋コンテンツを支えるための仕組みがない。

タイトル戦にはスポンサー企業があるけれど、Abemaではその企業CM流れることもない。叡王戦を引き継げばそれもあるかもしれないけど。

ニコ生でこの前やった中将棋面白かったし、企画力ではまだまだニコ生だと思ってる。

そしてなにより、ニコ生への仁義でAbemaの解説には出ないのではないか?と言われる先生方が何人か。

電王戦コンピュータ将棋関連が強い先生方なんだけど、Abema解禁になるのか。

2020-09-08

棋士動画見るのにハマってる

まあにわかなんだけど

藤井くんすごいなあから入って

いま永瀬さんの電王戦動画一通り見終わって

うるうるしてる

カッコいい、カッコいいよ……

でもいまいち何やってるかわからんから

ちゃん勉強したいなあ

と思ったんだけど、やっぱ難しい

将棋トレーニング買おうかな

まずSwitch買わなきゃ

2020-08-22

藤井聡太二冠に観るAI時代将棋の楽しみ方

長すぎて読めない:AIの推奨手と解説聞きながら藤井SUGEEE!してればおk

対象読者:駒が規定の動きに従って取ったり打ったりできるのは知ってるくらい)

 かつて、電王戦というイベントがありました。故米長邦雄永世棋聖ちんこにまつわるエピソード豊富)の鬼手/奇手として遺ったそのイベントは、プロ将棋界に大きな爪痕を残しました。2013年コンピューター(当時はAI=人工「知能」とは呼ばれていませんでした)に破れた最初の現役棋士佐藤慎一五段(ギターと歌がうまい)のブログに多くの中傷コメントが寄せられたことに始まり、その後プロ棋士泥仕合の末の引き分けを挟みながら連敗すると「コンピューターに負ける棋士達に偉そうに生きていく資格はあるのか?」という問いが投げかけられました。その後はプロ棋士一時的に巻き返して勝ったり負けたりになりましたが、その勝ち方に対しても「コンピューターに対するハメ手」ではないかという意見が上がるなどしましたし、2016年3月AlphaGo囲碁トップ棋士を破るに至っては、もはや二人零和有限確定完全情報ゲーム人間AIに勝つの不可能だろうと考えられました。実際AlphaGoに敗れた棋士は、2019年に「AIに勝つことができない」ことを理由の一つとして引退しています2017年佐藤天彦当時名人(ABEMAトーナメント煽り文句が「おしゃれマスターなのはひどすぎる)が番勝負を連敗で落とすに至って、「絶対将棋人間AIに勝てない」という合意形成されていきました。

 藤井聡太二冠(初手を指す前にお茶を飲む癖があり、昨日の王位戦にはお~いお茶スポンサーした)は、そんな2016年末、「プロ将棋棋士とか存在する意味ある?」という疑念マッハ時代プロデビューし、2017年度にまたがってあのデビュー後無敗で29連勝とかい前後不覚、いや空前絶後の記録を打ち立てたのです。藤井二冠の将棋の魅力は色々に語られますし私も以下で色々に語っていきますが、当たり前であるが故にスルーされがちな第一理由としてシンプルに「強い」ことが挙げられるでしょう。誰しも推ししょんぼりしている姿は見たくないものですし、そこから照射して強い人を推しにするのも自然なことです。藤井二冠の強さは誰しも知るところですが、端的に説明するならば2018年に達成した記録4部門勝率勝利数、対局数、連勝数)独占が挙げられるでしょう(なお過去の独占者:内藤國雄、羽生善治羽生善治羽生善治羽生善治)。今回の「二」冠についてもそうですが、レーティング勝率など将棋についての数字で表せる強さに関しては、ほとんどすべての場合において現状藤井二冠に勝てる人はいないでしょう。そのことは世間に対する「わかりやすくすごい」というアピールに繋がっているのだと思います。駒の動かし方すらわからなくても、何かでデビュー後29連勝するのがとんでもなくすごいことだというのは誰でもわかりますからね。

 さて、「数字に関して藤井二冠はすごい」と言いましたが、ではこれが「数字じゃない部分は藤井二冠は大したことない」という皮肉であるのかと言えば、そんなことは全くありません。まあ将棋が勝ち負けのつく勝負である以上、どうしても「勝てば官軍」的な側面は存在してしまうのですが、それを抜きにしても多くのプロアマチュア意見の一致するところとして「藤井将棋は華がある」というものがあります

 世の中にはプロ棋士評価されるプロ棋士、されないプロ棋士、というものが実は存在します。その基準将棋に対するそもそも姿勢であったり、序盤の構想力であったり、終盤の鮮やかさであったり、あるいは元も子もなく勝率であったり、さまざまです。しかし、羽海野チカ先生キラキラ系だと思ったら違ってむしろアコガレ側だというのを吉田豪インタビューで知ってより好きになった)が『3月のライオン』で「信用」という言葉を用いて描いたように、それは確かに存在します。その言葉を借りて言うならば、藤井二冠は今棋界で最も信用を得ている棋士といえるでしょう。その源は何かと問えば5連覇中の詰将棋解答選手権に明らかな終盤力でしょう。「詰まないと思ったけど藤井くんが詰ましに行ったかまさかと思って調べてみたら詰んでた」というエピソードをどれだけのプロ棋士の口から異口同音に聞いたのか数えきれません。昨日も村山慈明七段(兄弟子の飯島栄治七段をトーナメントで負かしたのを忘れて「叡王戦どうされました?」と聞いた)がそれを言ってました。他方で、序盤力で羽生九段(って呼び方違和感あるよね)の若い頃と比較して、「新人羽生の序盤は荒削りで終盤の豪腕で勝利をもぎとっていたが、藤井はそうではない」と度々評されてきたあたり、「序盤、中盤、終盤、隙の無い」という格言に当てはまる棋士のような気がします。ちなみに藤井二冠はコロナ前後課題として中盤力を意識的に強化したようです。

 さて、ここまで散々凄いことかのように言ってきたのですが、実はプロ好みのプロ棋士というのはさほど珍しくありません。何十人かはいるでしょう。しかし、「プロ好みで」かつ「アマチュアにも好かれる」棋士しかも勝ちまくっている棋士といえば片手で十分なレベルでしょう。「プロ好み」「勝ちまくり」についてはすでに説明したので、以下では藤井将棋のどのような部分がアマチュア好みであるのかを解説します。アマチュアもまたプロに負けず劣らず基準が多様なのですが、結局は一つです。「オレが観てて面白いか否か」。以下では、その点について昨日の封じ手を中心に論じていきたいと思います

 さて、封じ手です。封じ手とは何でしょうか。大丈夫です。たまに先走っちゃうけど私は「駒の動かし方というもの存在する」レベル知識の人にも分かるように書いてるつもりです。封じ手とは2日制の棋戦で用いられる作法で、どこかまで指して、じゃまた明日、となっては最後に指してない側の人が一晩考えられてあまりに有利なので、手番の人が誰にも見せず「封じ」て、翌日に開封するということでそれを相殺しようという試みだと私は理解しているのですが、実際は「お前それ同歩の一手やん」みたいな封じ手も多く、謎です。たぶん同歩の先に必然手順があってその先にある分岐実質的に封じているのだとは思うのですが、封じ手やったことないし全く分かりません!誰か解説して!ともあれ、封じ手NARUTOとかの技名っぽい)の瞬間にドラマチックなことが起こることはまれです。でもなー、そこで起こすのが藤井二冠なんですよ!

 さて、王位戦第4局の封じ手は8七同飛車成でした。これは、一手前に木村王位(自ら将棋の強いおじさんと称するユニーク解説名人称号は当分は奪われないでしょう)が飛車の前に銀を進め、飛車にお帰り願う手に対するものでした。お帰り願われては仕方ないので、飛車を逃げるだろうというのが大方のプロ見解でした。しかし。藤井挑戦者はここで30分以上の、当たり前の一手があるに場面しては長考を行いますまさか、と解説がざわめきます飛車を切る手順を考えているのではないか。お帰り願った銀を飛車で食いちぎり、その飛車を金に取らせる手順を考えているのではないか。長考のまま封じ手時間となった。解説では飛車を切る手順と逃げる手順の比較を行っています解説橋本崇載八段(金髪パンチパーマゴリラから一時期太ったがまた巻き返して爽やかになった)は「いやー同飛車成は指せないですね。いや指すには指せますけど。ただ封じ手でしょ?手が震えて紙に書けないですよ」と言う。それほど異色の手なのだ

 同飛車成について私の印象を言わせてもらうならば、「アマチュア5級~3級の人がやりそうな手」です。お帰り願われたんだけど、そのまま言いなりになるのも業腹なので、切ってしまう。飛車と銀の交換で、相手は最強の駒・飛車をどこにでも打てるのに対し、自分飛車より弱い銀をどこかに打つ権利を得る。普通はそれでは勝てないが、相手が考えてない手を指した結果、相手の陣地は乱れ、時間も使わせることができる。お互いに強くないのでそこからちゃごちゃっと泥仕合にして最後はなぜか飛車を切った方が勝ってしまう、というのはそのレベルの人たちの将棋ではありがちです。ムカついたからという理由飛車を切り飛ばし、それで勝ってしまう。こうなると将棋はやめられません。もちろんそれはお互いに棋力が低いから成り立つ無茶で、相手が強くなっていくにつれてそうした手は通らなくなり、みんな普通の手を指すようになりますプロがよく言う「将棋は当たり前の手の積み重ね」「将棋は悪手を最後に指した方が負ける」という格言はそれを物語っています。ある程度強い人同士の将棋では、必殺技みたいなすごくいい手というのはなかなか出てきません。相手もそれを読んで必殺技を出させないようにするわけですからしかし、です。藤井二冠にそれは当てはまらないようです。今回の同飛車成も、以前に指した数々の「AI越えの鬼手」も、いかにも無茶で派手な、必殺技的な手です。つまり3級~5級の頃にみんな指していて、今はもう出来なくなってしまった手です。将棋一般に、2級と初段に壁があるといいます。2級になるためにはそうした無茶な手を捨てられるようにならなければならないし、初段になるには詰将棋や定跡を覚えなければならない。そうやって人は昔の無茶苦茶でありながら楽しかった将棋を失い、しかし強さを得ていきます。そうして強くなった人にとって、3級~5級の人の将棋というのは、少年期の懐かしい思い出のように映ります。昔は楽しかったな、でも今はあんな無茶はできないな。しかし、藤井二冠はその少年のような(というか少年なのですが)手を数々の大舞台で指して、そして強敵を破ってしまう。そりゃテンション上がりますよね。

 さて、藤井二冠のデビュー前後AI棋士地位を脅かしていたという話をしました。今もネット中継ではAIによる評価値や予想手が画面上に表示された状態視聴者解説者は将棋と向き合うことになります。そんな中で生まれ面白い解説常套句があります。「これは人間には指せない手ですね」。初めてその言葉が使われたのはおそらく第2回電王戦のどこかだと思うのですが、最初のうちは否定的ニュアンスが多分に含まれていました。人間なら一目でもっと上手く指せるのに、コンピューターにはこんな変な手を最善手として示してしまう、と。しかし次第にその言葉は畏怖と諦観を込めて使われるようになりますAIはこの手を最善と示している、確かにそれは正しいのだろう、しか人間にはそこまで深く読むことが出来ないから指せないのだ、と。現在棋士はおおむねその諦観を受け入れているように見えますAI的な最善よりも、人間の身の丈にあった答えを。ほとんど神話寓話世界の話ですが、その姿勢は間違っていません。人間が鳥の真似をしたところで、翼を焼かれるだけですからしかし少数の棋士は、その諦観を受け入れません。その筆頭が藤井二冠でしょう。彼は徹底してAI感覚を身につけようとし、かつ成功している人間であるように思われます。先ほど述べたように、「コンピューターのような」という言葉蔑称として使われる時代はもう過ぎました。それは単なる時代的なドグマではなく、すでに述べたとおり実際に「面白い」のです。藤井二冠はきっと、ラジオ時代ポップスターがいたように、テレビ時代プロレススターがいたように、AI時代に生まれるべくして生まれ将棋スターなのだろうと思います

 将棋はきっとこの先永遠にAI神様との比較さらされ続けます。その中で、我々よりもずっと神様に近い人が諦めてしまう。きっとこの構造人類史普遍的ものだと思います。そして、その諦めは決して不幸とイコールではない。そのことは多くのプロ棋士が「コンピューターには指せない」=「人間特有の」戦法や戦術を用いて証明してくれていますしかし、もし、人間が諦めずほんとうに神様を目指したとしたらどこまで行けるのか。その問いに対して藤井二冠の活躍は答えを出し続けてくれているように思います。私にはできない、あなたにもできない、困難な道を歩むことを彼は決めました。ならばせめて、その後ろ姿をずっと眺めていたいとは思いませんか。私は思います。というか散々述べたように後ろ姿を眺めるのが楽しすぎてやめられない状態にあります。まあ、私は振り飛車党なので実は推し棋士別にいるんですけどね。

(2021/2/7追記)書きました anond:20210207093448

2020-04-19

ABEMAトナメ将棋界がお祭りになってる件

将棋AbemaTVトーナメントが先々週あたりから放送されているのだが、これが尋常でない面白さなである。ひねくれたファンが多い将棋ギャラリー界においても今のところ「収録順と放送順が違うのではないか」というぐらいの批判(なのか?)しかされていない。コロナで各棋戦が延期になり、みんなが家にいるという状況も手伝い、将棋界ではもはやこれを観ていないと人権が確保されないところまで盛り上がっている。しかし世情が影響しているとはいえ、この盛り上がりはトーナメント自体がとんでもなく面白いという理由を抜きにしては語れない。以下では、何がそんなに面白いのかを非常に偏った視点から解説する。

AbemaTVトーナメントとは

持ち時間5分+一手ごとに5秒加算という超早指しの棋戦である。この棋戦が出てくるまで早指しの代名詞であったNHK杯20分が切れたら一手30秒という感じ(厳密には違うが)なので、文字通り桁が違う早指しである。ちなみに持ち時間が最長の棋戦は名人を決める決勝の9時間である

それに加えて今回の第3回では、棋士同士のチーム戦という要素も加わる。タイトルホルダーと順位戦Top10棋士ドラフト形式で2名を指名し3人のチームで戦う。過去二回のトーナメントでは二回とも藤井聡太が優勝している(ヤバい)のですが、ドラフト採用していることにより、「そりゃ藤井くん指名したいけど抽選で外れて改めて指名し直すよりは他の人と被らなそうな有望株を指名したほうがいいな…」あるいは「それでも俺は藤井くん指名するぜ」という力学が働き、各チームの特色が生まれることになる。

超早指しが教えてくれたこ

Abemaトーナメントを観たことのない人はまずこの映像の18:30あたりから1分くらい観てほしい。昨日放送された、今の棋界で間違いなく最強・豊島竜王名人と、今の若手で勢いは一番・本田奎五段の対局である。場面は両者残り時間20秒を切りお互いに攻める手は色々見えるけど勝ちに結びつくかは相当読まないと無理な局面

https://abema.tv/video/episode/288-23_s30_p17

さて、観ましたね?頭良さそうな顔をした人たちがチェスクロックを叩き壊さんばかりの勢いで叩いてそれに対して外野がわーわー言ってましたね(将棋界では本当にひえーと言うこともわかったと思います)。このスピード感と荒々しさは今までの将棋界にはまったくなかったものである普通将棋中継は眠くて観ていられない人(将棋ファンにもよくいます)でもこれは面白いという人は多い。しかし、ABEMAトーナメント面白いのは単にスピードが速いという理由だけではないと私は思っている。

これから私は自分変態性を告白しますが、普段扇子パタパタしながら難しいことを考えていそうな顔(まあ考えているのだろう)をしている棋士たちが、1秒を惜しむ必死な手付きでチェスクロックを叩きあっているのを見るのは正直にいって痛快である。この暗い愉しみはいかに趣味の悪いものではあるが、ABEMAトーナメントを観ている人間であれば誰であれ多少なりともその愉しみを感じてしまっているいるということは否定できないはずである。このことが明らかにしたのは、たとえばボクシングコロッセオでの奴隷同士の戦いを眺める貴族の遊びの系譜に連なることは明らかであるが、将棋というマインドスポーツもまたその系譜にあるということである。つまり将棋はいかにも「お上品なインテリ伝統文化でござい!」みたいな顔をしているけど、実は相当野蛮なものであるということである。まあ改めて考えてみれば他人戦争を指揮して戦っているのを上空から眺めるという行いが趣味の良いものであるはずはなかったのだが。

話は変わるが、これまで「将棋インターネットと相性が良い」ということがしばしば語られる際、それはたいてい将棋の長時間性とインターネットの無時間性が引き合いに出されてきた。わざわざテレビ向けにルールが作られたNHK杯とかを除けば、将棋の楽しみは長時間棋士が頭を絞って考えるところにあり、そんなものインターネットしかまるごと放送できない、ということである

後知恵になるが、今やそれが間違っていたことは明白である将棋は持ち時間が長かろうが短かろうがインターネットと相性が良い。要するに面白コンテンツインターネットと相性が良いというただそれだけのことでしかなかったのである将棋ファン棋士が思っていたより面白かった。それがこの超早指し棋戦が教えてくれたこである。そして、更にその面白さを補強するのがチーム戦という要素である

棋士のチーム戦

棋士というのは究極の個人商売である。これまでに棋士同士がチームを組んで戦ったのは、コンピューターvs人類という枠組みがあった電王戦ぐらいのものであろう。そのことを、第2回電王戦コンピューターと劇的な泥仕合を繰り広げ引き分けに持ち込んだ塚田泰明はこう語っている。

「なぜ涙が出たのか、ですか? 負け越さずに三浦さんにつなぐことができた、その安堵からです。

もちろん、投了すべきかとも思いました。批判があることも知っています。でも、どんな形であれ、自分はチームのことを考え、最優先したんだ、そう思うと……。

どうも『チーム戦』という言葉に弱いみたいです。その言葉を口にすると、ううっ、と来るんです」

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/35787?page=3

普段まったくチームというものから離れているからこその純粋さであろう。今回のように棋士同士がチームを組み棋士と戦う、というのはもしかしたら将棋歴史史上初かもしれない(まあテレビ企画リレー対局とかはあったけどね)。

これまで我々関係性厨は、限られたリソース師弟関係出身地出身道場、共著、対談、解説イベントでの共演、自戦記や観戦記に書かれたちょっとしたエピソード等、結構あるな!)から棋士関係性を類推することしかできなかった。そのせいで「あの棋士とあの棋士は仲がいい!だって同じコマにいた!」状態になっている人もしばしば見かけた。というかさっきも2ch名人コメント欄で見た。

そこに来てトップ棋士によるドラフトという心理的駆け引きのあるチーム編成であるドラフトは「他の人はそこまで評価してなくても自分が高く評価している棋士」を選ぶ力学が働く。つまり「他のヤツらは分かってないけど俺だけはアイツのいいところを知ってるぜ」な棋士が選ばれる可能性が高い、というか実際そうなった。これは公式からカップリングお墨付きが出たようなものである

先程の映像でも「勝ってると思います勝ってると思います打ってください打ってくださいとりあえず打て!」と、お前そんな早口できたんかというほどの早口野球を観戦しているおっさんと化している三浦九段が映されてしまっていたが、棋士棋士応援する、という光景電王戦以来久しく見ることができなかったものである私生活でどれほど仲良くても盤を挟んでしまえば(あるいは挟んでいない時でも常に)敵なのである。書いてて思ったけどこの関係尊いよね…。いや、それはそれとして、逆から見れば仲のいい棋士が戦っている相手もまた同じ将棋界の同士であるので(それも尊い)、普通棋士棋士応援を公にするということはない。我々ファンは「あの棋士祝勝会/残念会にあの棋士が来たらしい」などというエピソードニコ生で聞いては悶えるだけだったのである

しかし今回は。堂々と棋士棋士応援しているのであるしかしそれは我々が見るのは初めてであっても、きっと棋士本人にとっては仲のいい棋士に対して心の内でいつも思っていることのはずで。それって普通Pixivの〇〇視点SSとかでしか摂取できない成分のはずなのだがなぜか今回は公式にそれが提供されている。関係性の過剰摂取死ぬ

さらに、である。アベマはコンテンツの活かし方をわかっている、というレベルを遥かに超えてプロ(何のだ)が中の人にいるとしか思えない手を指してくる。それが一局分丸々の控室の未公開映像(アベマプレミアム960円登録すれば無料で見られる)と、チーム戦前バラエティ的な親睦会映像、そしてチームのTwitterである。出色なのがTwitterで、チーム佐藤康光さながらレジェンド棋士同士のフランク交換日記様相を呈している。棋士イチャイチャしてるのを現在進行形無限に見ていられるのである死ぬ

からでも間に合う第3回AbemaTVトーナメント

まずはAbemaプレミアム月960円、999999999億円の価値がある未公開映像過去回が観られるので実質無料)に登録して過去回(と言ってもドラフトと先週分しか無い)や先に述べたような映像コンテンツを観ましょう。煽りVや実況解説があるので棋士を知らなくても楽しめます。そしてチームのTwitterフォローしましょう。

いきなり金を払うのは…、という人も無料で観られるコンテンツ(昨日分とか親睦会とか)も多いのでとりあえずAbemaのページに行きましょう。

https://abema.tv/video/title/288-23

あなたはもしかしたらそのうちにAbemaプレミアム初月無料という文字列を発見するかもしれません。その際は「絶対解約し忘れを狙ってるやろ」とか「初回無料とかドラッグの売人とやり口が同じやんけ」などと思わず、素直に登録しましょう。先程も述べたように960円取られても実質無料ですので。

Abemaトーナメントは全何週あるのかわかりませんがまだ昨日で3週目です。将棋でいうとまだ7六歩です。今からでも全然間に合いますので皆さんで盛り上がっていきましょう。

(2021/2/7追記)書きました anond:20210207093448

2020-02-27

anond:20200227162859

ただ少子化コロナからジャンルを小分けするとお布施の取り合いになっちゃうんだ

から盆栽ゲートボールプロリーグになることは望めないだろ、競技人口も観覧人口も少なす

新聞社も○王戦やってられるほどお金がなくなってきてるから

ニコ電王戦のほうが賞金が太ければそっちが隆盛になるのはやむを得ない

「どっちか」といったのはそういうことだ

あと関係ないが俺は3D酔いするからe-sports全部みてておもしろくない

2020-01-06

anond:20200106145316

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2015年10月01日 22時03分 公開 虚構新聞が「シャープが半濁点(゜)を売却」とウソ報道 早速シャープ公式が「シャーフ株式会社」に名称変更 - ねとらぼ 412 users

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2016年01月03日 10時00分 公開 ネットにはびこる「謝らせないと死ぬ病」の治し方とは? - ねとらぼ 429 users

2016年02月05日 17時53分 公開 3DSを壊してしまい修理に出した8歳児が下手な大人よりしっかりした謝罪文を任天堂に送付 ネット上で称賛の声 - ねとらぼ 331 users

2016年02月10日 19時45分 公開 「女児に換算すると全員がプリパラユーザー」 タカラトミー決算資料でおじさんの存在を抹消する - ねとらぼ 404 users

2016年02月1111時00分 公開 かつての存在感を失った「2ちゃんねる」の明日はどっちだ - ねとらぼ 458 users

  • ripple_zzz 「ハァ?」って思ったけど、筆者名見て「ハハッ」って納得しました。こんなのかつぐねとらぼははやくほろびればいいとおもいますこれはひどい 2016/02/11

2016年07月20日 18時51分 公開 日本文学振興会広告人生に、文学を。」が「アニメ馬鹿にしているのでは」と物議 意図を聞いた - ねとらぼ 585 users

2016年08月01日 08時00分 公開 「月曜朝の社畜諸兄にたわわをお届けします」 Twitterの人気コンテンツ月曜日のたわわ”はどうやって生まれたか漫画家・比村奇石さんに話を聞いた - ねとらぼ 513 users

2016年08月19日 14時52分 公開 「吉田沙保里を破ったアメリカ人の感動エピソードデマ」はデマ テレビNHKの実況が紹介していた - ねとらぼ 353 users

2016年08月30日 12時00分 公開 日本過酷すぎぃ! フランスクリエイターが語る高待遇海外アニメ業界 - ねとらぼ 452 users

2016年09月05日 17時55分 公開 ゴルスタ個人情報流出問題 運営会社スプリックスでは数年前から「みせしめ」存在 関係者に聞いた - ねとらぼ 385 users

2016年10月06日 23時48分 公開 「5カ月分の予算最初の1週間で消えた」―― 出版社社員が明かす「Kindle Unlimited」大混乱の理由 - ねとらぼ 1009 users

2016年10月14日 11時00分 公開 「史上最大の崖っぷちに追い込まれております」―― コミックビームが突然の「緊急事態宣言」 漫画雑誌この先生きのこれるのか (1/3) - ねとらぼ 701 users

2016年11月01日 11時00分 公開 フリマアプリメルカリ」突然の規約変更で非難 ゲームアカウント売買をひっそり解禁 - 465 users

2016年11月04日 19時04分 公開 「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネット批判続出 - ねとらぼ 402 users

2019-11-29

日本将棋ファンって愚かだよな

韓国囲碁棋士引退話題になっているけど、日本将棋電王戦の結果が出た時点でこういう議論もっとするべきだったんだよな。

それを羽生だの、天才少年だの、鬱病だの、王子だのとキャラ消費に逃げたのが日本将棋ファン。もはや将棋を見ているんじゃなくて、『エンタの神様』的なキャラクターを楽しんでるだけに過ぎない。勝負でもスポーツでもないよ、お前ら。

2019-02-14

anond:20190213192103

カワンゴは本来独特のビジョンが持ち味だったけど、偉くなるにつれ調整ごとを担う立場になって、そのたびにことごとくやらかした印象があるな。

通信ブロッキング、(く)発表会、けもフレだけでなく、電王戦とか、やきそば事件とかも、全部意見が異なる人を納得させるのに失敗した。

立場的には(ジョブズのように)カリスマ性を武器交渉力、政治力を発揮してまわりを納得させるべき場面だったんだけど、

現実はそのたびに一般ユーザーや弱い立場の人の気持ちを逆なでする言動を繰り返してファン支援者)を失望させていった。

外向きのポーズだけでも、毅然ユーザークリエイター側に立って、彼らの気持ちに寄り添うように見せていたら印象も違ったかも。

2018-12-27

anond:20181227183225

ほえー元電王戦だったのか

トラブったからゴニョゴニョで昇格したんかな ありがとう

anond:20181227120704

1.ドワンゴ将棋ソフトプロ棋士団体戦である電王戦を開催

2.2015年団体戦としての電王戦は終了。プロ棋士将棋ソフト双方ともトーナメントを戦い、勝ち抜いた両者が3番勝負を行う「叡王戦」が開催されることになる。

 この時の叡王戦一般棋戦(ノンタイトル扱い)。参加はエントリー制で、タイトルホルダーでも段位で呼ばれるという特徴があった。

 なので、羽生善治三冠(当時)も参加当時は「羽生善治九段」と呼ばれることに。

 2015年将棋フォーカスの司会を務めている山崎隆之八段、2016年佐藤天彦名人トーナメント優勝。将棋ソフトとの対局は両者ともストレート負け。

3.2017年からドワンゴ将棋連盟協議の上、将棋ソフトとの対局を廃止してタイトル戦に昇格。タイトルホルダーとしての初代叡王は高見泰地七段。

2018-06-08

anond:20180608135602

逃げ回ってる、というのも意味がわからないんだが

将棋棋士名人が完敗するまで電王戦やって、負けを認めてるし

囲碁棋士そもそも中韓棋士トップ日本トップでも世界ランキング7位とかだから、柯潔が負けた後で大々的にやる流れは無かったよ

Googleネット囲碁に放流して実験してたときは、井山が挑んで負けてたけどね

2017-06-16

https://anond.hatelabo.jp/20170616130626

身体的なことに関わる話と、知性に関わる話を昔は分けていたが、今となってはどっちも大差ないとわかってきたんだよ。

電王戦だってからやってもたいして盛り上がらないでしょ?どうせコンピュータが勝つのが目に見えているんだし。

まりウサイン・ボルトF1マシンには勝てないのと同じ。

2017-05-22

情熱大陸を見てたんだけど

コンピュータ将棋ソフトponanza開発者である山本一成氏の回だった。

電王戦がつい最近行われていたし、私自身もIT業界にいるので氏の名前Ponanzaも聞いた事だけはあったし、漠然自分とは違うレイヤーで戦っている天上の人のようなイメージを持っていた。

で、見ていた感想として抱いた事は

「この人気持ち悪いな」

だった。

常に薄笑いを浮かべて話しておりとても30歳を過ぎた男性とは思えなかったし、コンピュータ将棋対決の試合で負けたシーンがあったのだがその時も幼稚園児がゲームに負けたような不貞腐れた顔をしており、対戦相手への敬意のようなものは一切見せずにいたように感じた。

ついでに言うと、勝った側の人やそれを取り囲んでいる人たちもファッション物言いがとても気持ち悪かった。

情熱大陸ってスポーツ選手がよく出演していて、大抵若くても発言や考え方がしっかりとしていて大人を感じる事さえ多いのだけど、この回に出ていた人たちは皆気持ち悪かった。

もし私が小学生であの放送を見ていても

プログラマーってかっこいいな」

とはならなかったと思う。

山本氏東大出身で奥さんもめちゃめちゃ美人だったので、きっとこの映像に映っていない知性や格好良さがたくさんあるのかもしれない。

電王戦オタクイベント位置づけるための編集方針なのか、映っていたあの映像取材内容の中で最も格好良い箇所だったのかはわからないが、何故あん映像を放映したのだろう。

自分の周りの気持ち悪い人が底辺から気持ち悪いのかと思っていたが、トップの方も気持ち悪い業界ってなんだろうこれ。もうやっていける気がしない。

っていう理由明日会社休みたい。

2017-03-05

将棋片上大輔六段が嫌いだ

少しほとぼりも冷めただろうから書き殴らせてください。

三浦九段事件が起きる前から片上六段が嫌いだった。

いろいろな事情があって、あんまりいうと身バレしそうなので一つだけ。


数年前に電王戦リベンジというイベント大晦日にあった。

場所は当時原宿にあったニコニコ本社ビル

私はその観覧に当選し、朝9時に現地に向かったのだけれど、入場できなかった。

会場のキャパ以上の当選者を出していたからだ。

入場できたのは並んでいた人の半分ほど。

明らかに運営ミスだったと思う。

係員から説明では、帰る人がでれば入れるとのことだったので、待つことにした。

私の後ろに並んでいた人は金沢からこのために出てきたそうで、帰るに帰れず涙目になっていた。

コンビニに行って温かいコーヒーでも買いたかったのだけれど、

運営に「列を離れると最後尾に並びなおし」と言われて絶望

その日は特に寒い日で、手や足の先がかじかんで辛かったことを覚えている。

並び始めて一時間したときだった。

片上六段が会場の外に出てきたのだ。

彼は並んでいる私たち一瞥をくれたのみで、携帯を取り出し、ニコニコ本社の外観に貼られた電王戦ポスター写真を取り出した。

そして、ドワンゴ社員とニヤニヤしながら話をしていた。

(ごめんなさい、ニヤニヤという表現感情が入っています

そのまま私たちのことは無視し、そのまま会場に戻っていった。

あのにやけ面が忘れられない。

彼に怒るのは筋違いだとわかってる。

でも、あれだけ電王戦自分の手柄のように話していた彼が

運営の不備で入場できずに凍えていた私たち無視したことに

当時の私は怒りがおさまらなかった。

彼は人の気持ちが分からない人間だろうと思っている。

から今回の事件についても、何が私たち将棋ファンを怒らせているのかわかっていないのだろう。

から被害者のようにふるまえるのだろう。

彼のTwitterでのこれまでの発言で、あの大晦日ときに私が抱いた彼への印象は間違っていなかったと確信した。

願わくば私の好きな将棋世界をこれ以上踏みにじらないでほしい。

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