君たちはどう生きるかを見て宮崎駿は天才だと思った。
数十年のキャリアを持つ世界的に評価されている80代の映画監督が作った新作映画がここまで新規要素に溢れていることって普通ありえないんじゃないか。
姑息で狡く臆病な主人公や、異世界に漂う濃厚な食人と暴力の気配、宇宙からやってきた正体不明の物体といった要素は、これまで宮崎が撮ってきた映画にはなかった。
そういった新規の要素を80代になってから作った映画に取り込みしかもそれらをこれまで宮崎が得意としてきた冒険譚、少年少女の成長譚の枠組みの中にきっちりと収めてきている。
宮崎の持つ引き出しの多さ、バランス感覚の凄さを見せつけられた。
引退作品とかいってるがまだ見せてない引き出しをもっと隠し持ってるだろう。
早く次の作品を見せてくれ。
妊婦の情念みたいなものを描いたのも新鮮だった これまでの宮崎映画にはオソノさんぐらいしか妊婦はいなかったよね 自分はピンと来なかったが経産婦である妻にはかなり今回の描写が...
イーストウッドも90歳でクライマッチョ作ってるので あと1〜2作ぐらいは作って欲しい 流石に作画は体に負担が大きそうだが絵コンテだけならいけるだろう