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はてなキーワード: 歴史的とは

2022-02-07

anond:20220205220729

完全なオリジナリティなんて存在しない。自分が今書いている文字は、言葉は、歴史的形成されたものコピーであって、コピーからこそ多くの人が知っていて、多くの人に通じる。

クリエイティブも大抵のものは何かに影響を受けたコピーであって、それが露骨かどうか、元の制作者や権利者が「これはアウトだな」と判定するかどうかでしか線引きできないと思われる。

2022-02-06

anond:20220206022647

ブクマについて

https://b.hatena.ne.jp/entry/4715023022544762146/comment/maninthemiddle

maninthemiddle “同じ映画で例えるならば「2001年宇宙の旅」を観てる時とおんなじなのだ。音も場面も数倍賑やかなのに、おんなじぐらい退屈になっちゃった2001年宇宙の旅面白いやん…

https://b.hatena.ne.jp/entry/4715023022544762146/comment/marsrepublic

揚げ足取り申し訳ないけど「2001年と同じ」なら終始興奮しっぱなしの超絶面白い歴史に残る名作、と言うことになってしまうんだが……?

もううんざりだ。2001年宇宙の旅が退屈な作品であることは間違いない。未だに不朽の名作だと持ち上げる回顧老人は回顧老人の自覚を持て。

2001(略)はそもそも冗長作品だ。意味の変わらない長尺シーンが非常に多い。現代基準で再構築したら上映時間は半分以下になるだろう。

それでも当時のファンは2001に熱狂した。それは革新的で鮮烈な映像体験を伴っていたからだ。あの映像を見ているだけで興奮したから、無意味な長尺を楽しめたのだ。

しかフォロワーとなる作品が次々と生まれCG技術進歩し、表現技法さらに洗練され、SF表現もより先鋭化した。

そして時代を経るにつれ、物語作品定型化が作り手と受け手の双方に共有され、作品テンポはどんどん早くなっていった。起承転結のサイクルは加速し、画面内を意味が埋め尽くす作品が当たり前に享受される世の中になったことで、相対的過去作品冗長化したのだ。

現在視点から見ると、2001は「映像陳腐化」「物語冗長化」のダブルパンチを食らった過去作品となっているのだ。

そりゃ退屈だよ。

この無意味でつまらない映像は一体いつまで続くのか?という拷問のような作品だよ。

2001公開当時に衝撃をウケたおじいちゃんにとって、その体験は色褪せない黄金記憶として残っているんだろう。

2001が後世に多大な影響を及ぼした歴史的巨作であったことも間違いない。

だがさらリッチ映像物語を過剰摂取して育った世代が2001を「退屈」とバッサリ切り捨てることも同時に間違っていないんだ。

昔話をしたいなら、自分センスが古いことを自覚して、現実理解した上で発言しないと若者に疎んじられるだけだよ。

中国日本戦争になった時、どうなるか

日本が勝って終わる場合

停戦合意して終わるというのであれば、軍人兵器の損傷する負担けが残るだけでは。


中国領土をもらうといったことは起こらず、日本場合現状維持だろう。

領土もらった所で陸の国境が出来るので、今度いつ攻められるのかという将来の負担もあり、やっぱり中国本土は譲ると言われてもいらないと言うのでは。

仮に中国政府戦争を発端に維持できなくなったとして、西側陣営に沿った中国政府誕生しても他国であるので全面信用できず、今のような海上警備などは残る。


中国に対して海洋進出をしないという条約を取り付けられたとしても、日本からすると信用するわけもなく海上警備など、今まで通りでは。

単に、日本軍事的戦術やらの手札を披露しただけになって、得られるものはないわりに、手札を晒したことによる不安定化のみが残る。


国民感情としては勝ったという優越感は得られるだろうが、実際の所は損失のみが残る気がしてならない。

損害賠償請求するとしても、日本がそれで豊かになるような金額なんて得られないだろう。

戦争に勝ったのだから国が傾くくらいの金額請求しろという意見も出てくるだろうが、

それを実行したとして、数年後に中国国民感情悪化、次の次の戦争が開戦する不安定さなど、日本メリットはあまりないように思える。



米軍はどうか。

防衛だけして停戦協定で終わり、とはならないだろう。

北京に入って新政府樹立、という方が、まだ米軍っぽい。

米国からすると新政府樹立したとしても、中国大国であることは変わらないので、何かしらか中国弱体化を謀りたいはずだ。

たとえば中国をいくつかの国に分割、西側陣営政府樹立、というのはどうか。

したらしたらで、ロシアは反発するはずだ。分割して中国弱体化したらロシアに攻められた、となると、それはそれで不安定さが残る。



中国が勝って終わる場合

シナリオ①:台湾のみ占領する場合

シナリオ②:台湾沖縄のみ占領する場合

シナリオ③:台湾日本全土を占領する場合


台湾のみというのは今の中国の主張どおりで、欲を出さなかった場合だ。

台湾経済に依存している部分は混乱するだろうが、今でも中国から輸入しているわけで変わらないのでは。

台湾の人からするとたまったものではないが、米国からするとどうでもいいと思考やすいのでは。日本もそうだろう。


沖縄まで占領するというのは、海洋資源確保のため、というメリットはありそう。

中国は人数が多いので食料調達しないといけない。


日本全土を中国占領したいか、というとどうだろう。

ゴシップ記事だと、中国軍が本土上陸して占領してくる、徴兵して最後まで戦うのだとか、そんな話をするだろうが、

今どきの素人徴兵しても役に立たない。

中国からしても米軍基地と自衛隊基地以外を爆撃とかしてもお金がかかるだけでメリットがない。

中国国内の一部からは、歴史的は背景から日本人を大量虐殺して仕返しするのだとか、そういう意見ネットに書き込まれるだろうが、

やったところで中国政府メリットがない。







中国日本占領したいかどうかは正直わからない。

2022-02-04

anond:20220203103203

1について。

歴史的大不況本来なら全従業員を賃下げしなければならないところ。氷河期冷遇して新卒採用を減らすことで払わなくてはならない給与を減らし、本来なら賃下げしなきゃいけない連中の賃金をそのまま維持しようとしたんだよ。

不景気の影響を全部氷河期世代に押し付けてそれ以外が延命しようとしたの。

そんなことしたら産業が細りだが。

国民は全員で賃下げを引き受けて苦労を分け合うより、生贄アリの現状維持選択したの。

これについては国民全員が共犯だったといえる。

この状態暴動しても民主主義多数派正義なので勝ち目はない。

2022-02-03

厳格なポリコレ理論、大切にしたい。

厳格すぎるようにも見えるかもしれないけど誰もが、気持ちよくすごすための理論

みんなで守っていきたい。

見知らぬ人はすべて「不審者」、行き過ぎた通報も…平日昼間に出歩く中年男性の僕が困惑した理由赤木 智弘) @gendai_biz

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/gendai.ismedia.jp/articles/-/91882

疑われる一般男性よりも、万が一のとき被害を受ける子ども弱者

男性通報されたとしても、子どもたちのことを考えて受忍したい。

kouei🍔 on Twitter: "女性専用車両に乗ってしまった自閉症の子供にここまで言わなくていいような... https://t.co/ch0pfxgPAg"

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/kouei52/status/1488726976110030848

一般成人男性と比べれば一般成人女性弱者だけど、一般成人女性と比べても自閉症男子高校生弱者

また、女性専用車両障害のある男性が乗れるルールになっている。

女性乗客の方、自閉症高校生を快く受け入れたい。

ウーピー・ゴールドバーグさん ホロコースト発言で出演停止に | NHKニュース

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220203/k10013464161000.html

ゴールドバーグさん、確かに黒人権利向上に貢献してきたかもしれない。

けれども、アフリカ系アメリカ人の方が唯一無二の歴史を歩んできたことと同じく、比較できないほどの唯一無二の歴史ユダヤ人の方は歩んできた。

ゴールドバーグさん、ここは素直に謝っておきたい。

二週間の出演停止はやや妥当

アムネスティイスラエルを「アパルトヘイト」と非難パレスチナ人処遇めぐり

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.cnn.co.jp/world/35182966.html

ユダヤ人の方、悲劇歴史を歩んできたが、パレスチナ人の方も被害者であり、考慮すべき弱さ。

アムネスティの主張するアパルトヘイト南アフリカ黒人の方が歩んだ負の歴史比喩に用いる軽率な側面を否定できないが、分離政策は行きすぎか。

両者が憎み合うのではなく、歴史的に本当の敵であるイギリスを憎みたい。

ホロコースト関連問題〜「ユダヤ人」とは何か?

このニュースについて。

ウーピー・ゴールドバーグさん ホロコースト発言で出演停止に | アメリカ人種差別問題 | NHKニュース

 

私は増田ではホロコーストオタクとして有名な人だ(自分でそう思ってるだけだ)が、ホロコーストって調べれば調べるほど深くて広くて細かくて、どんなに学んでもその難しさが一向に消えないくらいの難しさがある。どっかで読んだ話では、どんな歴史学者でもホロコーストの全てを知ることは無理と言われるくらいだ。

  

私のホロコーストに対する関心部分は偏っていて、否定論にあり、否定論理屈反論批判する部分に特化しているわけだけれども、ホロコースト否定論の中心となっている欧米否定論者は否定論を主張することを商売にしているプロなので、情報量があまりに多いため、それを調べて反論する方も大変である欧米にはそれを細かく反論する人たちもいるので、そこを参照すれば済む部分も多く助かってはいるが、一方で知らないことも多いのでその否定論に対する反論の内容がよくわからない、みたいな悩みもないわけでもない。

 

そのホロコースト議論否定論関係ない部分も含め)で難しい部分は色々あるが、当時の一般的認識理解するのが難しいというのがある。何故、ナチスドイツヒトラーは「ユダヤ人」を絶滅させようとしたのか? は、簡単なようでこれに答えるのはなかなか難しい。

 

この問題については、様々な角度から検討がなされており、現在では明確なユダヤ人絶滅計画そもそもなかったのではないか? とすら言われているようでもある。否定論者がうるさく言うように確かにヒトラーのはっきりした命令書や、ユダヤ人絶滅を命じたと言う明確な証拠は残っていない。もちろん、間接的な証拠はいくらでもあることは言っておかねばならないが、ユダヤ人問題の最終的な解決最初に言い出したのがヒトラーではないことだけは確かなのである

 

ここまで説明して初めて、タイトル問題に入ります

 

ユダヤ人」って、何かわかりますか? これ、なかなか簡単説明するのは難しいのです。単純な説明だと、ユダヤ人ユダヤ教徒、でありそう思っている人も多いだろうし、間違いでもありませんが、ナチスドイツは「ユダヤ教徒ユダヤ人」とは見做さなかった、と言われたら「え?」となる人もいるのではないでしょうか。ナチスドイツ政権を獲得して2年後に発布された「ニュルンベルク人種法」、すなわちユダヤ人公民権を明確に剥奪した悪名高い法律にはこう書いてありますWikipediaからコピペします。

 

4人の祖父母のうち3人以上がユダヤ教共同体所属している場合は、本人の信仰を問わず「完全ユダヤ人」[18][16][3]。

4人の祖父母のうち2人がユダヤ教共同体所属している場合は次のように分類する[18][3][16]。

ニュルンベルク公布日時点・以降に本人がユダヤ教共同体所属している者は、「完全ユダヤ人

ニュルンベルク公布日時点・以降にユダヤ人結婚している者は、本人の信仰を問わず「完全ユダヤ人

ニュルンベルク公布日以降に結ばれたドイツ人とユダヤ人婚姻で生まれた者は、本人の信仰を問わず「完全ユダヤ人

1936年7月31日以降にドイツ人とユダヤ人の婚外交渉によって生まれた者は、本人の信仰を問わず「完全ユダヤ人

上記のいずれにも該当しない者は、「第1級混血」(ドイツ人)

4人の祖父母のうち1人がユダヤ教共同体所属している者は、「第2級混血」(ドイツ人)[18][3][19]。

 

これを読めば分かる通り、ユダヤ教徒ユダヤ人なのではありません。「本人の信仰を問わず」とはっきり書いてあります。この法律でこのようにユダヤ人範囲が定められたのには理由があって、そもそもユダヤ人とは何か、定義すらなかったのです。そこで、「血さえ繋がっていたらユダヤ人だ」と極端なことまで主張する人も多かったのですが、そんなことを言い出すと、ユダヤ人範囲が膨大な人口に膨れ上がり、影響が大きくなりすぎるため、その範囲をできるだけ狭めたのがこの定義です。野放図にユダヤ人を認めると百万人をはるかに超える人口になったのが、このニュルンベルク法の定義により77万人程度に収まることになりました。この定義でも、まだまだ十分ではありませんでしたが(有名なヴァンゼー会議では、その大半がユダヤ人範囲について確認の話だったようです)、要するにユダヤ人をなんとかするべきと考えながら、ユダヤ人がなんであるかはっきりと知っていたわけではなかったのです。

 

自身信仰を変える人はそうは多くないので、アバウトには「ユダヤ人ユダヤ教徒」は遠からず合っているとは思いますが、少なくとも当時は人種、乃至は民族と捉えられており、ユダヤ人だけでなく、ロシア人スラブ民族ドイツ人はゲルマン民族でありアーリア人などと、人種民族として人間区別されると考えられていたのです。この辺から話が難しくなっていくので、私にもそんな難しい話はできませんが、人種間で優劣があると考えられるようになっていたのです。その背景には、科学の発達があり、進化論があります人種民族の優劣は進化によって決定され、遺伝的なものであると考えられるようになっていたのです。広義的な優生思想ですが、狭義的には安楽死作戦(T4作戦)で障害者を殺したのははっきり優生学として考えられたからです。

 

そして、ユダヤ人達は歴史上、古くから色々と差別を受けてきたわけです。大きな話としてはキリスト教の発達と共に、ユダヤ人社会的差別を受けることが多くなりました。ユダヤ人が「ゲットー」に住まわせられたのはナチスドイツが初めてではなく、中世にもありました(ただしナチスドイツ時代ほど悲惨なことはなかったようです)。しかし、近世代に入ってユダヤ人に対しての偏見として大きな意味を持つようになったのは、ユダヤ人には富裕層が目立つことでした。これには理由があり、歴史的に金融的な仕事は卑しい仕事としてキリスト教社会では規制されていたのですが、ユダヤ人には認められていたからです。ところが、それによりユダヤ人(の一部)が富裕となると、資本主義の発展と共に、ユダヤ人の影響力が大きくなり、20世紀初頭、影響力の大きかった偽署『シオン賢者議定書』に代表されるように、ユダヤ人世界支配を企む陰謀者だのようなことまで言われるようになるのです。ヒトラーも相当程度、『シオン賢者議定書』を信じていたとされます。そして、ドイツ第一次世界大戦に敗れ去って、不当に領土を奪われ、膨大な賠償金を課せられて国が酷いことになったのも、ユダヤ人のせいだと思われるようになったのです。こうした、社会的な悪影響をユダヤ人のせいにする考えは欧州では広く当たり前のように行われていたのです。ヒトラーもその一人だったに過ぎません。

 

ホロコーストが何故起きたのかについては、以上のような背景事情認識する必要があります。だから、例えばユダヤ人を根絶させるためにユダヤ人に対する不妊治療まで行われました。ユダヤ教徒」を問題にするならば、単純に日本キリスト教にやったように禁教にして仕舞えばいいのですが、そんなことはしませんでした。ユダヤ人あくまでも「人種」だったからです。ユダヤ人は特徴的な外見を持っており、当時はその外見的特徴をやたらに強調した差別広告も珍しくなく、またユダヤ人識別図まで公式に作られたのです。これによって、ユダヤ人ではないのにユダヤ人と間違われて収容所送りになる人さえいました。ナチスドイツユダヤ人排除政策として最初は、ユダヤ人シオニストユダヤ人の国を作るべきと考える人)と協力してユダヤ人パレスチナ移住を推進しましたが、途中でやめています。何故なら、それではナチス管理外にユダヤ人を温存させることになり、将来的な憂慮すべき問題として残ってしまうからです。イスラエル欧州に近すぎると言うのもありました。だからマダガスカル計画にように可能な限り遠くの土地強制移住させることまで考えたのです。結果的には戦況の悪化と共にそれも不可能になり、ドイツ支配地域内で虐殺するしかなくなってしまいました。

 

それもこれも、ユダヤ人人種として災厄の元凶=悪と考えたからです。未だにそのように考える人は後を立たず、反ユダヤ主義が絶えたことはありません。ウーピー・ゴールドバーグ番組を二週間出演停止になった理由は、人種問題黒人白人間にしかないのような印象を与えることを述べたからだとされているようですが、だとするならば、もちろんそんなことはありません。白人至上主義者の多いアメリカでは、同時にその白人至上主義者の多くは反ユダヤ主義者でもあり、ホロコースト否認論者もかなりいます。その根底にあるのはあくまでも、ナチスドイツ共通する「人種差別であることは間違いありません。

 

個人的には、「人種」という考え方にはほとんど意味がないと思っています。不当な差別を生むばかりの概念であり、悪影響しかないのではないでしょうか? 極端な言い方ですが、人種が違っても、人間ありさえすれば基本的には交配が可能なわけですから、こうした「混血」の存在こそ人種という考え方は誤っている証拠ではないか? のようにさえ感じます

2022-02-02

anond:20220202165426

玄人世界ではインフルエンザが撲滅されたのか。歴史的快挙だな。どこでソース見られる?

あんたたち党派性やばい

情報免許なしで教える公立高校教員 全国で1100人超 | NHKニュース

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20220202/k10013461891000.html

BIFF 平成17年教員免許の取得課程や採用制度についてのWG議事録10ページ目くらいで現行制度効果測定の有無を問われて異常な発言し始める文科省の方々。。https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/old/minutes/wg/2005/0712/summary050712_01.pdf

d0id0i BIFF氏の参照した文部科学省議事録、正直すごすぎて震えた。日本教育制度ってこれで運用しているのか...

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/old/minutes/wg/2005/0712/summary050712_01.pdf

いや、なんでその議事録文科省の方がおかしいということになるの…

同じ世界に生きてるようで、本当に見えてる世界が違うんだなあ。

単にあんたら、前川氏が嫌いだから何もかも揚げ足を取ろうとしてるんじゃない…?

議事録話題になった当初は、前川氏に言いがかりをつけているワーキンググループの方がよほどおかしいと指摘されてたよ。

前川喜平氏 発掘された12年前の「笑ってはいけない議事録」が話題に - Not-So-News

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/nots.hatenablog.com/entry/2017/07/26/120000

bottomzlife いや、これどう読んでも「教員の適格性」というものを"科学的に"定義できていないWG側がおかしいだろ。そりゃ官僚定義を示せとキレるわ。大阪の「校長民間化」とおなじ当時の流れでしょ?結果大失敗してるんだが

is11045 これは今の加計問題と同じで、小泉竹中規制改革旗竿に乗っかって内閣府文科省制度改革に踏み込んできたので、前川としてはその議論土俵自体をひっくり返そうとした訳で、背景まで見て論評すべき。

masgaram このやり取りだけだと文科省がまともで、委員曖昧要求をしてるようにしか見えない。全員同じ制度教員になるなら、効果的かどうかは現状のその制度だけのデータからは分らないだろ、理性で考えろよ

abtendon 全文の要約。「俺が薬を出してやる」「どこか悪いんですか?」「どこが悪いか決めてやる、データ出せ」「なんのデータですか」「それはお前が決めることだろ!」「??」「地方自治法エビデンスを出せ!」「??」

egory_cat 現行制度特に問題がないのなら、現行制度のままでいいに決まってるだろ。「いや違う、問題がある」と言うのなら何が問題なのか挙げてみろと言われるだけ。

HarYos この文章を読む限りWGも文科省をやり込めるのが目的で、具体的に改革しようという気はサラサラないように見える。データだしてよ、何を出すかはそっちで決めてよ、じゃあ。もっと文脈を見ると色々あるのか?

yas-mal 福井氏の言う「効果測定」の意味がさっぱりわからない。新しいものを導入したとき効果を見るのが効果測定だよね?…現行制度の「効果測定」って何?何との差分を見ろと言ってるの?

son_toku 現行制度エビデンス出せっておかしいでしょ。今の制度に決まったのはきまった当時のオーソライズがあるんだから。何もかもエビデンス特に数値的エビデンス)によって決められるなら何も苦労はない。

siomaruko 流し読んだが前川氏の対応は至極まっとう、WGこそ論理的科学的に物言えば?て印象。12年前て安倍愛国心だの美しい国だの過激性教育がどうだのとわけわからん愛国電波発しながら教育現場圧力かけだした頃だっけ

aramaaaa まるで冷静な学者に詰め寄られる官僚みたいな扱いだが、福井って言うのは元建設官僚、安念は弁護士で二人とも教育はまったく素人。こんな連中が教員免許制度改革をぶち上げてたのも恥ずかしいばかり。

kyoto117 「養成制度免許制度効果測定について、実証的で科学的なもの」とは?それを文科側で考えて提示せよってエスパーかよ。別にできんことはないと思うが、そんな暇ねえし、そのままにしたらやらされる。辛い。

snobbishinsomniac 今の教育制度戦後教育改革に端を発するのに歴史的文脈もわきまえない素人とは話が通じないというだけ。世の中のあらゆる資格についてエヴィデンスを求めるのか。/役所職務正当性法令担保されてる。

kyo_ju 福井秀夫とか最近だと八田達夫から辺のまともな理屈が通じない幼児的全能感に溢れた連中相手毅然と応戦して偉いとしか言えんが。

udon-muscle そうは言っても世の中の制度が全部根拠があってやってるわけじゃないからなー。前川さんだってそんな事俺に聞かれても知らんとしか言えないだろう

sfken 教員免許制度をなくした場合の影響というエビデンスなんてどこかにあるものなんだろうか?ポル・ポト政権とかか?専門家教育の取止めというドラスティックな案出すならそっちこそ根拠必要なのは当然では。

youkass912 ワーキンググループとか諮問会議の類は、素人がそれまでの経緯を知らずに結論ありきで詰問するので、官僚としては抵抗するだろう。この会話の是非も、委員らの「導き出したい結論」によるのでは?

nabeteru1Q78 この議事録前川正論を言っているように見えるが。

t_massann 教員免許試験効果あるかないかを本当に議論しようと思ったら、免許を持たない人に教員になってもらって比較しないといけないんじゃないかな?これで前川さんがおかしいということになるの?

flowing_chocolate ワーキンググループ文科省よりいい仕事をするってエビデンスはどこですか。

rauman-men 「自動車免許取っても事故違反する人がいるじゃないですか。運転免許って意味あるんですか?何を根拠にこの制度を信じてるんですか?エビデンス示してください!」ってぐらいの難癖。

p_r_party いやーこれ分かる!前川氏の気持ち分かる!「まだ問題があるかもしれない。障害が無い根拠を示せ」と言い続けるバカSIer元請けと同じ。エビデンス出せ、だけしか言えなくて、何処が問題か推論さえ言えないバカ

chopin14 WG側の「学業における単位取得が教員の適格性とどう関係するのか?」という問いは馬鹿だ。教員はまずもって学業を教えるのが仕事なので学業知識必要条件(十分条件ではないが)。それは成績=単位で図るのは合理的

filinion 教員養成課程を改善しよう、ならまだわかるが、「今の免許制度全然無意味意味があるなら証拠を出せ!」って…。無免許教師対照実験でもやるの? 運転免許医師免許に置き換えたら、無茶な話だとわかるはず。

blacksorcery 現状、教員免許を持たない教師データがないのに、教員免許効果を示すエビデンスを出せってのは無理難題他国に比べてとか、もう少し疑問に対しての根拠がなければ議論にならない

kaerudayo こういうのが、印象操作って奴かい。で、改革学力が上がったり、現場疲弊感は下がったり、国民満足度は上がったのか?

tenchikometen 議論を知らないと、こういう論評になるかな。基本、現状を変える、疑義を挟むほうが、まずは説明責任を負うのに。「現在教員養成免許制度が、教員としての適格性をどのように保証しているのか」無理な質問

kamehi 「教員の適格性」などという未定義ものに関して測定や効果評価をもとめている方に問題があるように思える。

world3 前川氏は何も間違っていない。文科省規制改革会議も同じ国の機関なのだから規制改革会議が「お客様」的な立ち位置文科省一方的に立証責任押し付けるのは筋違い

white_rose いちゃもん付けにつきあわされて大変だなとしか思えないのだけど、ブコメ見ると党派性でここまで目が曇るのかと

anond:20220201124816

「決定的瞬間」→「決定瞬間」   

「死活的重要度」→「死活重要度」   

歴史的業績」→「歴史業績」   

例: 「彼の研究成果は電子工学における歴史的業績と言えよう。」

2022-01-31

anond:20220131124609

逆に、歴史的人物に「さん」付けしてるの聞くと、なんかもやもやしてくる。

2022-01-28

基本的に何が問題かと言うとウクライナがどうなろうと欧米の知ったことではない、ということなんだよな。

欧米各国は、あのへんの地域ロシア縄張りだと思ってるし、

クリミア半島ときロシアクリミアを手放すなんてことありえないと、

ある意味ロシア以上に理解しているから形ばかりの抗議で終わったわけだし。

 

ウクライナ民主的政権になるか、

ロシア傀儡政権になるか、なんてどうでもいいんだよ。

つーか、親ロシアデフォルトだと思ってるわけだし。

 

ただ歴史的視点でいうと

こういった黙認行為がやがては大きな大戦へと

繋がっていった、というのが第二次世界大戦だった。

果たして歴史は繰り返すのか、核の抑止力機能するのか。

 

と、考えると戦争になってもお互いに核兵器使用しない、

という条約を結んだりしたら、それはヤバい、ということでもある。

2022-01-27

なんで牛タン定食って麦とろろご飯なの?

なんか歴史的なアレとか経緯があんのか

2022-01-25

anond:20220124195602

歴史を知らずに車輪の再発明くらいで済んだらいいけど歴史的な失敗を繰り返しちゃったりすると目も当てられなくなるよね

Prescott知らずにああいうの作っちゃって得意げに発表とか考えるとイタタタってなんないか

2022-01-22

[] 『ハウス・オブ・グッチ

見終わったら隣の席から緑のクマぬいぐるみ)が出てきて「なお、この映画はベクデルテストパスしない」って言ってた・・・

冒頭に掲げられた「INSPIRED BY TRUE STORY」がdisclaimerとして機能しているように、しょうがないんだけど、スカッとしないんだよね。

いや、わかるのよ。わかる。悪の凡庸さ、罪の矮小さを通じて人間を描こうとしている。あるいは描かれている。

自律的暴走していく欲望に躓き、尻つぼみにみじめな終局を迎えるキャラクターたち。

だけれども、私がみたいのはガガ姉さんが悪のカリスマを演じるピカレスクロマンなのですよ。

フィクションであればもっと吹っ切れた魅力を表現できた可能性がある筈なのに、そうはならない。

(緑のクマ氏であれば、男性キャラクター女性キャラクターの違いが作劇にどう影響しているか歴史的文脈を踏まえて考察してくれるかもしれない)

ジャレッド・レトジョーカースーサイドスクワッド、エイズ患者ダラスバイヤークラブクラブメンバーエンジェルファイトクラブ)演じるパオロにあてがう「記号としてのダサファッションセンス」を作り上げた美術絶妙

日本ドラマ視聴者を信用していないから大げさに説明しすぎるっていう批判を時々見かけるけど、父グッチ(ロドルフォ)ジェレミー・アイアンズの”病人メイク”はやりすぎの「コントかな?」って思った。

2022-01-16

anond:20220116210624

優生思想だな。

映画ではガタカとか、漫画では狂四郎2030などがあり、歴史的にはナチスとかがそうだよね。

他に何があるだろう。。少なくとも肯定的意見は見当たらないな。

ガンダム』を20年近くやってきて、はっきりと行き詰まりを感じた


──「富野由悠季世界」展を拝見して、富野由悠季監督キャリアあらためて振り返っていただくと、ご自身でも言及されているように『機動戦士Vガンダム』以降のお仕事フェーズが変わったのではないかと感じられます。それまでほぼ毎年のようにオリジナルアニメの新作を手掛けていた富野監督が、新作から数年遠ざかり、久々に発表された作品が『ブレンパワード』でした。ガンダムシリーズから新たな路線に踏み出したのは、何がきっかけだったのでしょうか。

富野:『ガンダム』を20年近くやってきて、はっきりと行き詰まりを感じました。行き詰まりを感じた一番の理由が「ニュータイプ論みたいなものを立ち上げておきながら、それをハウツーとして示すことができなかったこと」です。『ガンダム』をやっているうちに冷戦は終わったのだけれども、じゃあ冷戦が終わったからと言って世界中がまとまっていくかというと、まとまってはいかなかった。具体的に言うと、それぞれ主要国家トップにいる人物たちが、必ずしもニュータイプ志向を持ってる人ではなかったという現実を突き付けられたからです。それで挫折するしかなかったということです。

 だからもう『ガンダム』をやっていられないと思った。あと、『ガンダム』は構造だけで見ると、旧来の戦記物に則っているわけだから戦記物ができる人や好きな人に任せれば良いと思いました。20年くらいやってきて、戦記物はやっぱり体力的に若くなければできないということもあって、年を取ってから戦記物フォローしていくには、古代史を扱うような歴史的な学識を持つ必要があるということが分かってきた。そこでどうしようかなと考えたときに『ブレンパワード』に行きついたということがあります

――今、富野監督は「ニュータイプ論のハウツー確立しなかった」ことに挫折を感じたとおっしゃいました。富野監督は人々の多くをニュータイプにしたかったということなのでしょうか。

富野:いや、多くの人だけではありません。人類のものニュータイプにならないと、これ以後一万年という単位人類は存続しない、人類を存続させるためには人の革新……というよりも、社会革新をしなければならないんだと考えています。ですから総体ニュータイプにならなければいけないということです。

――富野監督ガンダムシリーズニュータイプを新しい感覚を持つ人類として描いています。劇中では、ときには距離時間を超えてさまざまなことを感知したり、意思疎通をしたりする。具体的にはどんな人間の到来を期待していたのでしょうか。

富野:それについては、実はこの数年で具体的にニュータイプが現われたということが分かりました。

――なんと…! それはどんな人なのでしょうか。

富野将棋藤井聡太竜王とか大谷翔平選手です。将棋野球世界勝負事です。何億通りの手がある中で、藤井竜王は勝つ手を選ぶことができる。僕は将棋のことがまったくわからないけれど、「この人がニュータイプなんだ」ということがわかった。それに気づかせてくれたのは先代の竜王であり、永世七冠である羽生善治さんの言葉です。羽生さんは、藤井竜王のことを「自分があまりたことのない局面でも対応力というか、適応力みたいなものが高い」と評していまする。天才が、新たに現われた天才のことを評価しているんですよ。

 大谷選手大手術を受けた後でも基本的身体ケアをつづけ、社会人としての基本としての勉強をつづけていますしかも壁を相手に投球練習毎日つづけている!! 彼のスポーツマンとしての基礎の積み上げこそニュータイプ的と言えます時代の移り変わりとともに、レベルの違う才能と人物が出てくるんだと感じられる好例です。ほかにも、工学の部分でも蒙が啓かれるような事例を承知しています。それは電動航空機の開発です。まだ決して大型機ではないのだけれど、それがすでに開発されているということは、僕のような世代にとってはもう腰が抜けるような事例でした(2018年7月JAXA、航空系企業、電機系企業経産省航空機電動化コンソーシアムを設立)。工学電気関係では、そういうことが起きている。そういう開発者たちは30代や40代だろうと思うけれど、彼らのような人たちに続く若い世代は、さらに違うものを作ってくれるでしょう。

――新しい想像力を持った人たちが、新しい時代を切り開く。富野監督が待ち望んでいたのはそういう方々だったんですね。

富野藤井聡太竜王大谷選手を見ていると、ギトギトしていないでしょう(笑)。ギトギトした人間が何億人もいたら、地球が潰れていくんです。ニュータイプにならなければ、地球保全できないという考え方は、つまりそういうことです。おそらく、あらゆるジャンルの新進、若手の世代はこういう人たちがいるだろうと思います。僕がとくに想定しているのは現代コロナ禍を経た、現在5歳や6歳の子どもたちです。免疫学的にも、彼らの中からニュータイプが出てくるのではないか。そういうふうに期待をしています

ブレンパワード

ブレンパワード

ブレンパワード

ブレンパワード』 ©サンライズ

ブレンパワード』以降は、「当たり前に暮らすということの重要性を、アニメでもやるべきなんじゃないの?」という思いが大きくなった

――『ブレンパワード』についてもう少しお聞かせください。『ブレンパワード』の制作前は、ニュータイプにたどり着けなかった挫折感があったということですが、その中で富野監督が『ブレンパワード』にたどり着いたのは、どんなことがきっかけになったのでしょうか。

富野挫折から、僕は鬱病を患ってしまって、一年近くほとんど外に出られなかったんです。そこからリハビリをしていく中で、何を考えるかというと「なんで人間は鬱になるのか」ということでした。そこでたどり着いた答えは、健全、つまり普通生活をしないと鬱になってしまうんだということです。それだけのことだと思ったんです。この健全とは何かというと、自分ひとりだけの問題じゃなくて、親子関係子どもから両親がどう見えているか、周囲の人間関係も含めてのことです。普通であるということ。そういう当たり前の環境を維持するということ、それが人の暮らしにとって一番大事なんだということがわかった。

 そのとき企画していた作品タイトルが『ブレンパワード』だった。ブレーンという言葉を使うことで、知的な方向に行こうと思っていたんだけど、「いや、そうじゃないんだ」と。知的な回路を形成するためには、当たり前の健全生活をしていないとやっていけないんだとわかった。じゃあ、その最もシンプルな話、つまり親子の関係を正面切ってやってやる、と思ったわけです。それで主人公たちの家庭環境主人公の伊佐未勇とクインシィ・イッサーの姉弟は、研究者である父母から顧みられなかった)やジョナサン(・グレーン)みたいなキャラクター(優のライバルジョナサンは母のアノーアに屈折した愛情を抱いている)ができあがったんです。だから東京水浸しになっている、みたいな話がやりたかったというわけではないんです。

――地球の各地が自然災害で荒廃しているという『ブレンパワード』の世界観は、当時としてもインパクトがあったと思います

富野:なんでああいう設定がいるのかというと、要は「アニメとしてのだまし絵」なんですよね。その設定があったほうが、アニメっぽく見えるからあくま技法論にすぎなくて、別に水浸しになった事件を描くわけではない。そうではなくて、ものすごく簡単に言っちゃうと「ママは僕のことを優しく育ててはくれなかった」という親子関係のことをドンとやっちゃうことが、一番良いことなんですよ。そういうものアニメとして描く中で、もう少しだけ、リアルもの接触できる作品を作れないかと思っていたんです。

――人間関係の中でも一番シンプルな「親子関係」に焦点を当てることで、普通のこと・健全もの模索しようとしていたんですね。

富野:先ほどの質問に基づいて言うと、『ガンダム』は旧来のメカもの戦記物体裁に則っている部分があるんだけど、『ブレンパワード』以降は基本、心の問題……つまり「当たり前に暮らすということの重要性を、アニメでもやるべきなんじゃないの?」という思いが大きくなっています。僕が「『ガンダム』の富野」だったことで、ずっとそれができなかった。『ガンダム』の後期では自分プロダクションを立ち上げて、新たな作品出資しようと考えたこともあったけれど、僕にはそれをするだけの能力がなかった。実務者になれなかったという自分能力論もあったうえで、スポンサー理解してもらえるように、永野護くん(メインデザイン)に手伝ってもらったりして、なんとか『ブレンパワード』をかたちにした、ということです。だから中途半端なところはあると思いつつ、とにかく『ガンダムから脱出するための作品でもあったとは言えます

ブレンパワード

ブレンパワード

ブレンパワード

ブレンパワード』 ©サンライズ

思想理念があったから、技術者たちを動かすことができた。だからアニメのことだけを考えていたらダメなんです

――『ブレンパワード』ではメインデザインいのまたむつみさん、永野護さん、音楽菅野よう子さんといったベテランだけでなく、脚本浅川美也さん、カナン・ギモス役の朴璐美さん、のちの『∀ガンダム』ではデザイナーとしてゲーム業界から安田朗さんといった才能を、アニメ作品に起用しています。その背景には、富野監督にとってはどんな思いがあったのでしょうか。

富野:これは『ガンダムから教えられたことです。僕がやったことではなくて、当時の録音監督松浦典良)の采配で古谷徹さん(アムロ・レイ役)と池田秀一さん(シャア・アズナブル役)を呼んでくれた。他の声優さんも、声優専門ではない方が多かったんです。そういう人選を見せられていましたから、それこそ20年30年経てば今度は僕がやらなければいけないことだろうと、当たり前のように思えたわけです。それでやってみたというだけのことです。むしろ思ったよりも、それが成功していないという意味では、本当に人を見る目がない、育てる力がないという自覚をしています

――富野監督作品参加以後も、みなさん大きな活躍をされています

富野:結局、上手く行っている人たちっていうのは、もともとそういう才能を持っていたんですよ。全部、彼ら彼女たちの力なんです。僕が彼らに刺激を与えたとか、インプットしたという記憶あんまりありませんね。人を育てるということは、本当に難しいことです。これはわからないんですが、おそらく触っちゃいけないんです。触らないで、出会ったとき関係で、その人の持っているものを見つけだす。それ以上のことをしては絶対にいけないんです。これは実をいうと、愛の問題もつながってくるんです。

――愛ですか!!

富野:愛し合っちゃうと、一点しか見えなくなるんです。正しく接することができなくなる。その瞬間にとらわれてしまって、相手が今後どうなっていくのかを考えられなくなる。正しい距離感で、この先を考えて相手と正しく接していくものでしょう。ちゃんと愛を育むことが大事なんです。

――そういった愛のお話教育論にもつながりそうですが、そういった考えは、富野監督アニメ制作の中でお気づきになり、考えを深めていかれたのでしょうか。

富野:もちろんです。僕は基本的に絵を描けないし、原画動画を今もチェックしているのですが、腹が立ちますもん。「なんでアニメーターは画が上手なんだろう」「なんで線が綺麗に描けるんだろう」って。しかも、彼らは平気で何十枚も描いてくるんですよ。

――ははは。

富野:でも、そういう優れた技術を持っている人たちがいるから、僕は作品を発表できるのであって、技術を持っている人たちの総代に立つには、技術論ではなくて、理念を持たなければいけないわけです。そういう思想があったから、ここまでやって来られたんでしょう。

――思想があるから、約50年にわたるキャリア監督として活躍してこられたとおっしゃるわけですね。

富野思想理念があったから、技術者たちを動かすことができた。だからアニメのことだけを考えていたらダメなんですよ。「マンガ絵が好きだからって、マンガが描けると思うな」という考えにもつながります。この話って、何にでも通用するでしょ? 僕が文化功労者のお礼のコメントの中に「アニメストーリーテリングは万能である」と書いたけれど、そういうことなんです。あれは良い文章になったなと思っています。僕がアニメ制作を通じて描いてきた思想は、どんなものにも通じる。それがあるから作品公共的な意味が出るんだと思っています

第3回へ続く(第3回は、1月22日配信予定です)

2022-01-13

ウイグル意見書、80超の地方議会で採択 中国毅然とした対応を、公明は慎重

中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区などでの中国政府による人権侵害行為めぐり、昨年3月以降、宮城秋田両県など80を超える地方議会日本政府毅然(きぜん)とした対応を求める意見書が採択された。一方、広島県議会のように公明党会派が反対し、採択に至らなかったケースもある。公明会派が採択に慎重になる背景には、中国人権状況について、日本政府独自調査できていない事情があるようだ。

日本政府は『(中国の)人権状況について懸念をもって注視している』という趣旨発言にとどまっており、人権問題に取り組んできた本県議会として到底容認できない」

宮城県と秋田県の好感度がグンと上がった

東北県民は厳しい冬を乗り越えてきた歴史的な経緯がある

からこそ人道主義助け合いへの重みを感じているのだろう

東北民は尊敬に値する人々だ

マルシュロレーヌとJRA賞特別

マルシュロレーヌがJRA賞特別賞を得られなかった問題については以下の論点が考えられる。

マルシュロレーヌの成績

マルシュロレーヌと共に遠征してBCフィリー&メアターフ勝利したラヴズオンリーユーは、

それ以前にQE2世カップ勝利しており、また直後に香港カップ勝利した歴史的名馬だった。

仮にラヴズオンリーユーが最優秀4歳以上牝馬を受賞しなければ、おそらくJRA賞特別賞を与えられていただろう。

一方で、マルシュロレーヌは、BCディスタフ以外には交流GIの勝ちすらない。

はっきり言ってしまえば「フロック」「大駆け」だと思われている。

それが低評価の一因なのだろうと思われる。

日本競馬界のダート軽視

マルシュロレーヌは初めてアメリカダートGI勝利した日本馬となった。

なぜこれまで日本馬がアメリカ(のダート)で勝利することがなかったかと言えば、

それはアメリカ遠征する日本馬が少なかったかである

しかも、はっきり言えば二線級の馬が挑戦する場合が多かった。

めぼしいのはエスポワールシチーくらいだろうか。

まり日本競馬界は、そもそもダート競馬が主流のアメリカ競馬を軽視しているのだ。

アメリカ遠征評価されようと思えば、本当の最高峰であるBCクラシックケンタッキーダービーを勝つしかない。

いや、そうしてさえ国内GIでの勝ちがなければ、JRA賞最優秀ダートホースを受賞できるかは疑問である

海外成績を優遇すべきか

JRA賞日本国内の賞である

であれば、国内成績が同等のとき考慮するなどはあるとしても、海外成績のみで選出するようなことがあってはならない。

今年のJRA賞でも、海外GIを3勝したラヴズオンリーユーではなく、国内GIを3勝したエフフォーリアが圧倒的な支持を得て年度代表馬になっている。

アメリカレースでの結果であれば、それはアメリカ競馬界が表彰すべきなのだ

このような話で思い出されるのは1999年エルコンドルパサー年度代表馬だが、

あれは日本競馬海外コンプレックス猖獗を極めた結果として起きた事故のようなものだと思う。

当時のホースマンたちは「ジャパンカップで勝つよりも凱旋門賞で負けるほうがすごい」と本気で思っていたのだろうが、

現在に至ってもそのような劣等感を持ち続けている日本ホースマンはいないはずだ(と信じたい)。

いまや「国内では勝てないか海外遠征する」時代になった。

いつまでも海外で勝ったからすごい」という感覚でいるべきではない。

2022-01-12

anond:20220112201245

処女出産は単為生殖できる突然変異個体なら可能歴史的にもイェス・キリスト母親はそういう単為生殖個体だったと考えられている。

2022-01-06

anond:20220106144703

まあガチ歴史的人物からな。その凄さに応じて取り上げられてるだけで「過ぎ」ということは無いで。

文化が洗練されると一般人から理解されなくなる現象

能とかが顕著

洗練され過ぎた伝統芸能は、普通の人はよくわからないし、気軽に能見に行く人は現在は少ない

歌舞伎なんかはもうちょっと大衆に浸透しているけど、それでもやっぱり格式が高くて難しいイメージがある

文学もそう

大衆小説やラノベなら読めても、ガルシアマルケス読むのは苦痛だった

円城塔はいくら読んでもわからない

現代アートなんかもそう

部屋中にスプーンが散乱してる様を見せられても頭抱えるし、ホールマラソンランナーが走り抜ける、とかを展示と言われても反応すらできない

これらの現象が生じる理由は、芸術表現技術継承習得過程で、それなりの作法や慣習、お約束事を学ぶ必要がまずあるから

その結果、技術歴史的背景への理解が深まり一般人の知り得ない見え方感じ方の習得も行われている

そして、芸術作品というのは過去にあった作品の発展形や、過去芸術家に対する解釈さらに新たな作品として世に出すこともある

まり作品時代の流れの中にあり、単品では完結し得ない

そのため、目の前のものだけでは理解必要材料が揃っておらず、理解には前提となる膨大な知識要求するようになっているのだ


ポップアート、いわゆる美少女イラストなんかも当然そうなっている

親しみやすく感じ取りやすいがため、一般人ポップアート理解できている気がしているから、批判も起きやす

が、本当は能がわからないのと同様、ポップアート全然わかっていない

歴史的には春画からまり戦前はノラクロ三等兵、そしてひみつのあっこちゃんにキューティーハニー、そしてミンキーモモあんみつ姫を経て、スレイヤーズなどの時代から萌え絵という概念誕生する

そしてスレーヤーズ的な絵柄からハルヒ的な絵柄へと変遷があり、さらに今はラブライブ的な絵柄がイラストアニメに携わるイラストレーター、アニメーターたちの、”お作法”となっている

これはまさに時代の中の芸術の変遷であり、我々がラブライブイラストを街で普通に見るのは、いわゆる同時代性と呼ぶべきものであろう

イラストレーターの技術継承や絵柄の流行り廃りがあるからこそ、岸田メルやさいとうなおきなどのような、現代の優れたイラストレーターがこの時代に優れたイラストを描ける

から彼らのイラストは今の世でお金の動きを生む

しかし、それらを「不快萌え絵」と呼び嫌悪する方が存在する、というのはつまり、他の芸術と同様、ポップアートに対する背景を共有できない者が存在する、ということだろう

イラストに関連する現代文化のものが、洗練されすぎ、先鋭化していっているがために、イラスト文化アニメ文化を共有できない者の理解が追い付かなくなっているのだ

この現象を軽く考え、反萌え絵派をただ批判するというのは、「ガルシアマルケスすらわからないやつがラノベ面白い、とか言ってて笑う」とか「高師直も塩冶判官も知らないやつが忠臣蔵ドラマ見てて笑う」みたいな態度と言えるだろう

まり一般人はどちらか?を認識する必要がある

歴史的文化的背景の継承者のみしか理解できない芸術は必ず尻すぼみになる

絵や文字は、わかっていると勘違いやすものであるため、この認識を持ちづらいのも問題であろう

一般の場に出す実用作品に、背景を要求するものは相応しくない」というのも、萌え絵に関する議論で考えるべきひとつの側面だろう

2022-01-04

産む機械」という言葉意味

そういうことか。

女は子供を産まない方が問題

女は産む機械という言葉意味をやっと理解できた。


アフリカとある地域発展途上国では、いまだに「子供をたくさん産めない女性は石女と呼ばれる」に近い価値観がある。古き時代日本には確かに、女は子供をなるべく沢山産んで育てることが仕事、多ければ多いほど優秀、という価値観があった。多産で、当時は兄弟が6人とか14人とかそういう家庭が多かった。

同時にこの時代この地域では児童労働も多かった。子供労働者だった。10歳くらいから働いた。よく働く子が偉かった。死亡率が高かった。当時は、我が子が死ぬのは当たり前。それに生まれた全部が働き者の几帳面子供とは限らなかった。たまに口の利けないのや、怠け者や、おかしいのが生まれた。そういう子供は売ったり、殺したり、隠したりして、間引かなければならない。死ぬこと前提で沢山産む必要があった。子供は大きくなったら親孝行をするものだった。子供は、産めば働いて家計を助けてくれ、子供を産めば産むほど老後に親孝行してくれる蓄えができる。


要するに子を産むとは、労働力を得ること、年収を増やすことであり、老後の貯金だった。

もうお分かり、当時の女性には大きなミッションがあった。わざわざ働きに出て小さな日銭を稼ぐなんかよりももっと巨額の安定収入を得るというミッションが。子を産み、労働力=年収=老後の貯金を得ることである女性神様である。金のなる木である。そして貴重な労働力を殖やせる重要な村の資源だった。

産める女性神様だ。では、産めない女性は、乳の出ない牛と同じである。彼の言葉100年以上も昔に形作られた、女性神話系譜現代にも継ぐ、貴重な歴史的メッセージなのである

anond:20220104063540

不快だ」という表明は自由にしたらいい我慢する必要はない。どしどしやればいい。

その不快感に応えるかどうかは、私企業公共機関自由だ。

私企業マーケティング問題無視できないだろうし、公共機関不快感の蓄積を見て配慮必要だとする判断もありうるだろう。

問題となるのはそれを不快感の表明にとどまらず、広告が「性差別」のバリエーションだとする批判に踏み込んだ場合

性的搾取とか性的モノ化とか性犯罪を誘発とか性犯罪と地続きとか。

これらは見逃すことができない。

もちろん「性差別だ」と声を上げる自由もある。

ただし、ある表現が「性差別である」と認定された場合いくらゾーニングされればOKと言われようが、表現としては決定的なスティグマ刻印されることになる。

そのことを踏まえて、もしその広告性差別バリエーションだという主張をするならば、

性差別である=誰かの人権侵害されているという十分なエビデンスをもとに、慎重に判断してくれよ」

という慎ましい要求をしているだけなんだ。

本当に誰かが搾取されているのか、モノ化は誰かの人権を損ねるものなのか、本当に性犯罪助長されるのか。

これらの検証は不可欠なプロセスだ。

不快感は性差別存在の論拠たり得ない。

追記

公共の福祉として健全化を求めるのは自由だが、一部たる個人が全体たる公共になることはないしな

というコメントを見かけて。

ありがとうございます

公共の福祉」は、「◯◯の自由」といった人権制限を受けるのは、唯一その自由権の行使が別の人権侵害している時に限る、というものなので、ちょっとイメージされてるものは違うんじゃないかな。

で、表現規制の問題こそ、この「公共の福祉」が適用されるべきだと思うのだけど。

石に泳ぐ魚事件表現自由プライバシー権の相剋だけど、発想としては萌え絵も同じだと思うんだよね。

その萌え絵、本当に誰かの人権侵害してるんですか?という。

追記2】

このコメント意味不明だな。

歴史的に見れば、「萌え」の起源ポルノグラフィである、と見るべき。この前提を否定しないまま議論を進めても、いずれ「性差別」の論点は避けられなくなる。

性差別」の論点は避けられなくなる、って、どういう意味だ?

私の主張は、「本当に性差別であるかどうか慎重に問え」なんだから最初から性差別」は論点ではあるけど…。

よく分からないけど、萌え絵起源ポルノグラフィから個別の絵柄はどうあれ性差別に相当するって意味?そんな雑な議論ある?

萌え絵っつったって千差万別(何でこんな当たり前のことを言わねばならんのだ)なんだから萌え絵起源がどうとか、全く関係ないでしょう。

性的搾取とか性的モノ化とか性犯罪を誘発とか性犯罪と地続きとかは、全て批判側が言ってるんですよ?

そう主張するなら言いっぱなしでなく、それをきちんと証明しなさいよ、という当たり前の話じゃないですか。

追記3】

このコメントもなあ。何でそんなに文意を掴めないんだろ?

不快だ」とは言わせてやるからその理由コントロールさせろ的な、歪んだパターナリズムなのでは。

不快理由コントロール???

そもそも不快感」に理由なんて要らないでしょうが

だって主観なんだから

で、不快感の表明は好きにすればいいって言ってるの。

何でこんなことも読み取れないかなあ。

繰り返すと、不快感の表明に留まらず、ある表現を「性差別であると踏み込んで批判するなら、そう主張する側が相応の論拠を示せと言ってるの。

それすら不要だと考えているなら、いくらなんでも甘えすぎでしょ。

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