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はてなキーワード: パレスチナ人とは

2024-04-16

中東情勢まとめ

イスラエルイランは昔から仲が悪いの。すごく悪い。

イスラエルにはイギリス人が作り出したパレスチナ問題というのがあってね。特にガザ地区なんてのは本当に可哀想でね。イスラエル国家ぐるみ兵糧攻めしてるんですよ。西側諸国中国ウイグルをよく問題しますけどね。そんなもん比じゃないくらいの非人道的な扱いをしてるんですね。でも世界ジャイアンであるところのアメリカトップユダヤ人で占められているから見て見ぬふりなんだね。

ブチ切れたパレスチナ人達の中には反抗する者もいて武装組織ハマスを結成するんだね。まあテロ組織ですよ。そんなある日ハマスイスラエルに奇襲をしかけたのね。コンサートで人が死んだ。テロだね。

それでイスラエルがブチ切れてハマス潰すぞと意気込んでね。もっともっと非人道的になっていくわけ。最初テロされたってんで特に日本を含む西側諸国ではイスラエルに同情的な人達が多かったんだね。近隣のアラブ諸国最初からイスラエル批判していて反アラブイスラム空気が出てたわけ。でもイスラエル偽善がどんどんと暴かれて知られるようになっていくにつれ西側諸国の住人たちもハマス支持者が増えたわ。単にイスラエルの肩を持てば正義の側にいられるという単純な構図じゃなくなったわけ。

イスラエルからしたらアラブ人なんて殲滅させてしまえという意気込みだからね。近隣のアラブ諸国ハマス支援をしてることが気に食わないのよ。そんで最近シリア首都ダマスカスにあるイラン大使館を爆撃しちゃった。てへ。イラン将軍も死んだわ。

こんなことされてイランメンツがあるからね。何もしないわけにはいかないじゃない。でも相手イスラエル。裏にはジャイアンアメリカスネ夫イギリスがいるわ。二日前から報復しますと宣言してめちゃくちゃ遅いドローン飛ばしたの。

最初から来ると分かってる遅いドローンなんて世界屈指の軍事力を誇る国の前ではなんてことな迎撃されてしまったわ。迎撃させたといった方が正確かもね。ここまでの茶番報復はなかなか無いわ。でも茶番とはいえイランが直接イスラエル攻撃しかけるなんて前代未聞の大事件よ。飛行機キャンセルされ近隣諸国領空を閉鎖したり大変なことになったわ。すぐ終わったけどね。

問題なのは今のイスラエルの態度よ。お前が始めた物語だろなのはお構いなしに、イラン攻撃したことを良いことにさらなる報復宣言したわ。これはさすがにヤバいだろとユダヤ人支配されているアメリカですら叱ったくらいよ。

アメリカに叱られて小出しで報復するようになったわ。今後しばらくは両国から茶番報復合戦が楽しみね。

2024-04-12

anond:20240411014821

これはイスラエルガザを徹底的に殺戮してるのにも通じる話で、彼らの中ではパレスチナ人人間ではなく、人間の形をしている、人間野生動物中間みたいな存在、という感じらしいな

2024-04-10

ジャップランド酋長国は悪い事言わないから、

クルド人100万人、ウイグル人100万人、ウクライナ人100万人、パレスチナ人100万人、シリア人100万人を受け入れときな。

2050年になった時に分かるから

2024-04-06

ヒトラーを完全悪っぽく仕立てたのちょっとマズかったのでは

ヒトラーがいいことをしたとかはどうでもいいんだけど、それより思うのは悪いことの評価の方なんだよね。

ヒトラー=完全悪みたいな基本的世界共通認識を一応共有してるんだけど最近イスラエルの動きを見たら今後もそれが続くのかなって疑問に思った

ヒトラー評価を変えそうなのは現実に行われそうな新たな悪に伴って」そうなる予感があるんだよね

例えばだけどトランプみたいのが大統領になって不法移民を集めて殺すとか言い出して、それを正しい行いだとする支持者が溢れたら絶対ヒトラーを再評価しようって動きも出てくると思うんだよね。非常識正当化のためにそれまでの常識否定するというのは一番効果的だと思うし。

ヒトラーはいいことをしたみたいな一連のムーヴもこの流れのなかにあるとおもうんだよね 

中国なんかも超大国になって軍備増強で誰も手出しできない状況を作りつつ少数民族を間引いていくような動きがもっと顕著になったら、中国国内では「存在してはいけない民族」みたいなカテゴリが当たり前になるのでは?

ホロコーストを経てるはずのイスラエルでさえも、パレスチナ人に対してはあんな動きをするくらいなんだから

少なくとも手法レベルではイスラエルこそヒトラーの基本スタンスを参考にしてるといわれても文句言えない感あるでしょ

人間は悪行をおこなうものだし、悪行の正当化にはありとあらゆる手法が利用されるし、その中でもすでにある悪を善であると思わせる手法っていうのはとても効果的だし、そのなかで最も効果的な現状の完全悪こそヒトラーだと思うんだよね。

2024-03-23

anond:20240323131700

何を言いたいんだお前は

パレスチナ人居住地域にユダヤ人侵入してきたのが全ての元凶だぞ?

2024-03-17

アドルフに告ぐ』が今でも色褪せないのは中東戦争まで描いているからだよね

ヒトラーユダヤ人説の漫画なんて今持ち上げたら荒唐無稽陰謀論として学者から叩かれまくって潰されても文句言えない感じなのに、現実では潰されることな海外でも翻訳されてフランス大手新聞社日本20漫画の一つに選ぶほど傑作である国際的評価が固まってる。

ユダヤ人迫害を描いといて最後にそのユダヤ人パレスチナ虐殺を行い、ナチス若者アラブ人ゲリラに参加して独立のために戦うという逆転現象戦争不毛さを描いていて素晴らしいし、今にめちゃくちゃ通じる物語

エルサレムで一緒に過ごしたイスラエル人パレスチナ人がフェンスで分断されて虐殺者とテロリストとして銃を突きつけ合うって現在進行系で起きてるんだろうな

2024-03-13

anond:20240313143329

ユダヤ人パレスチナ人暮らしていた土地侵略して虐殺をしなければイスラエル民間人が殺されることもなかったんですが…

表現の自由戦士だが国立西洋美術館でのパレスチナ人虐殺反対パフォーマンスを支持する

まぁ表現の自由戦士自称した覚えは無いが、表現の自由尊重する人間はどうもそう呼ばれるらしいので、勝手にすればいい。

そんなことは兎も角、国立西洋美術館での虐殺反対パフォーマンスは当然表現の自由範疇内だと思う。

https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/protest-nmwa-news-202403

 

私自パレスチナでのイスラエル虐殺行為は一刻も早く止めるべきだし、日本政府もその立場を強く打ち出すべきだと考えているが、

例えそうでなくても、つまり主張の中身自体同意でなかった場合でも、今回の様なパフォーマンスはやはり表現の自由だと思う。

そして、例えばああしたパフォーマンスを「ゾーニングすべきだ」などという主張にも与しない。他者から押し付けゾーニングとは聞こえのいい表現の抑圧に過ぎない。

更にまた「TPOを守るべき」といった別の保守的な抑圧、「過激化・チキンレース自分の首を絞めるだけだ」「より厳しく規制されるだけだ」といった自殺すれば殺されずに済む的理論検閲正当化や(今回のパフォーマンスを不当だとするようなガイドラインルールがあった場合ガイドライン等の絶対視等にも与しない。

今回(勿論今回に限らないが)の件での表現の自由はそれらより優先すべき基本的人権である

加えて美術館公共に開かれた場だと考えているが、そうであればこそ、より広く多様な表現について表現の自由尊重される必要があり(何故なら公共とはより広く多様な人々に開かれてなければならないから)、当然今回のケースを「公共」を理由に抑圧する態度にもまた与しない。

上に挙げたような表現を押さえつけようとするいくつもの言動をもう一度それぞれ見ていってほしい。いずれもよくよく目を凝らせば保守的な恐怖や嫌悪や拒絶に基づいた保守的抑圧に過ぎない。

 

もし私と同じ表現の自由戦士(私と同じく、自称でなくても)に今回のパフォーマンス自由尊重しない人がいたら、考え直して欲しい。

その考えはあなた思想を裏切っている。別にパフォーマンス自体に賛意を示さなくてもいい、支持しなくてもいい、しかしその表現の自由だけは認めるべきだ。

また同様に、表現の自由戦士でない人の場合も、いま一度考え直して欲しい。他の件も併せて考えて、上に挙げたような表現の抑圧が不適切かどうか、考えて欲しい。

2024-03-05

ものはいてもロリコンはいない西側先進諸国では

パレスチナ人セルリアンだからやさしいせかいってことになってしまったのだろうか

2024-03-02

パレスチナ人イスラエル人

正直、どっちも宗教で頭がいかれた殺人集団と言う印象しかなく、どっちがユダヤ教でどっちがイスラム教かすら分かってない。

大体、ユダヤ教イスラム教キリスト教も、公式に対する解釈いから殺し合いを頻繁にするただの厄介オタクじゃないか

2024-02-14

ナチスによるユダヤ人虐殺は汚い虐殺

イスラエルによるパレスチナ人虐殺は綺麗な虐殺

その証拠先進的で道徳的にもいつも正しい西洋諸国の反応と対応

テストに出るので覚えておくんですよ

2024-02-11

日本イスラエルだったなら

もし日本イスラエルだったら、パレスチナ人土地を返して静かに暮らすだろうに

もし日本トルコだったら、コンスタンティノープル東ローマ帝国に返して独立させてあげるだろうに

もし日本ロシアだったなら、ケーニヒスベルクポーランドにあげるのに

そしたら世界が もっと平和だったろうに

2024-02-07

性欲

ロシア人であろうがウクライナ人であろうが、イスラエル人であろうがパレスチナ人であろうが、若くて美人な女ならなんでも性的搾取する…それが日本の国是なんか?

2024-01-31

anond:20240130181925

この記事で言いたいのは、ガザジェノサイド民族浄化が起こっているのは、直接の契機はハマステロだし、ハマステロしたのはイスラエル国際法違反の入植とエルサレム不法占拠が行われてきたことに対する抵抗という側面があるけれども、イスラエル1967年第3次中東戦争以降ずっとそうしてパレスチナ人土地から強制的排除して入植地を広げてきて50年以上経つんからパレスチナ人は今更になって文句を言うな・抵抗するな、パレスチナの人々はジェノサイド民族浄化を受け入れるか土地を捨てて強制退去するかしかないのを分かれってことよね

人によって見えている範囲が違うので各々だと思うけど、脚本家氏への批判は、結果として芦原さんの死を招いた契機の一つになったにせよ、失敗は、被害者ポジを取って原著批判するという、言わんで良いことをインスタで世界へ向けて訴えかけてしまたことだけで、批判の焦点になっていないように思える

この増田を書いた方は、著作者人格権特に同一性保持権についてはどう考えているのかしら。芦原さんのブログを読むと、番組側とは小学館も交えて事前に同一性保持権についてはくれぐれも犯すことのないようにという原著者の意向を、番組側が汲み入れて始められたプロジェクトだと思うんだけど

未完の作品であることを踏まえて著者の意向を最大限尊重する、という約束を円滑に遂行できず、脚本家氏にああいったコメント世界にへ向けてポストさせるに至らしめた番組プロデューサ氏による番組体制マネジメントの失敗によって芦原さんが亡くなるという、あってはならない結果を招いてしまったように思える

2024-01-30

anond:20240130082843

パレスチナ人虐殺を続けるイスラエルに、殺傷武器提供しているエルビットシステムズと協力関係にある日本伊藤忠商事

軽く調べただけですぐに意味はわかったが

2024-01-28

anond:20240127160600

イスラエルによる残虐な行為とは全然独立に論じられること」

ここに絞って書くけど、これはイスラエルの犬増田

国連パレスチナ難民救済事業機関、つまりパレスチナ難民がいなければそもそも存在する必要のない機関

具体的にはイスラエルパレスチナ人の帰還権を認め、イスラエル国民として包摂していれば存在しなかった機関

もっと卑近に言えば、ジュネーブ条約文民保護規定を十全に守り、イスラエル自身占領者としての責任10/7以前)を果たしていれば肥大化することのなかった機関

実際はイスラエルガザ占領すら認めず、自身責任果たしてこなかったわけだが…。

anond:20240128105217

と言うわけで、とりあえずこれ

https://x.com/nobu_akiyama/status/1751430459370930224

UNRWA職員10月7日攻撃に関与していた件。丁寧に論じ分ける必要があるのではないかと思う次第。

1. UNRWA組織的ハマステロ活動支援していたわけではない。

2. 他方国連機関職員スキャンダルとしては非常に深刻で、ガバナンスのあり方は問われよう。

3. この組織機能停止したところで、食糧も燃料も住むところも困っているパレスチナ人への支援機能はどうするのか、一部の人を除き、人道的見地から放置するわけにはいかないと考えるでしょう。どうします?

4. この問題顕在化してもICJ判断無効になるわけではない。

5. UNRWAへの資金拠出直ちにテロを支持することを意味しない。

組織に対する姿勢は、大まかに言えば以上4点に国内政治要素を勘案して決めることになるでしょう。不正への懲罰と人道危機をどう秤にかけるのか… ハマス支持の国連なんてヤメちまえなんて脊髄反射で済むほど簡単ではないですね…

2024-01-26

anond:20240126163229

人種云々より今まで歴代ずっと日本人だったのが今回ウクライナ人っていう政治的思想垣間見えるのが気持ち悪いだけちゃう来年ユダヤ人パレスチナ人のどっちかだな。

anond:20240126183251

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

 〈佐藤優現象〉を支えている護憲派の中心は、雑誌としては『世界』であり、学者では山口二郎和田春樹である。この顔ぶれを見て、既視感を覚える人はいないだろうか。すなわち、「平和基本法である。これは、山口和田らが執筆し、共同提言として、『世界』一九九三年四月号に発表された。その後、二度の補足を経ている(56)。

 私は、〈佐藤優現象〉はこの「平和基本法からの流れの中で位置づけるべきだと考える。

 同提言は、①「創憲論」の立場、②自衛隊合憲化(57)、③日本経済的地位に見合った国際貢献必要性、④国連軍国連警察活動への日本軍の参加(58)、⑤「国際テロリスト武装難民」を「対処すべき脅威」として設定、⑥日米安保の「脱軍事化」、といった特徴を持つが、これが、民主党の「憲法提言」(二〇〇五年一〇月発表)における安全保障論と論理を同じくしていることは明白だろう。実際に、山口二郎は、二〇〇四年五月時点で、新聞記者の「いま改憲必要なのか」との問いに対して、「十年ほど前から護憲立場から改憲案を出すべきだと主張してきた。しかし、いまは小泉首相のもとで論理不在の憲法論議が横行している。具体的な憲法改正をやるべき時期ではないと思う」と答えている(59)。「創憲論」とは、やはり、改憲論だったのである

 同提言の二〇〇五年版では、「憲法九条の維持」が唱えられているが、これは、政権が「小泉首相のもと」にあるからだ、と解釈した方がいいだろう。「平和基本法」は、戦争をできる国、「普通の国」づくりのための改憲である。同提言軍縮を謳っているが、一九九三年版では、軍縮は「周辺諸国軍縮過程と連動させつつ」行われるとされているのだから北朝鮮中国軍事的脅威が強調される状況では、実現する見込みはないだろう(60)。また、「かつて侵略したアジアとの本当の和解」、二〇〇五年版では、周辺諸国への謝罪過去清算への誠実な取組みの必要性が強調されているが、リベラル過去清算は終わったと認識しているのであるから、これも実効性があるとは思えない。要するに、同提言には、論理内在的にみて、軍事大国化への本質的な歯止めがないのである

 佐藤が語る、愛国心必要性(61)、国家による市民監視(62)、諜報機関の設置等は、「普通の国」にとっては不可欠なものである佐藤饒舌から私たちは、「平和基本法」の論理がどこまで行き着くかを学ぶことができる。

 馬場は、小泉純一郎首相(当時)の靖国参拝について、「今後PKOなどの国際的軍事平和維持活動において殉死殉職した日本人の慰霊をどう処理し追悼するか、といった冷戦後平和に対する構想を踏まえた追悼のビジョンもそこからは得られない」と述べている(63)。逆に言えば、馬場は、今後生じる戦死者の「慰霊追悼施設必要だ、と言っているわけである。「普通の国」においては、靖国神社でないならば、そうした施設はもちろん、不可欠だろう。私は、〈佐藤優現象〉を通じて、このままではジャーナリズム内の護憲派は、国民投票を待たずして解体してしまう、と前に述べた。だが、むしろ、すでに解体は終わっているのであって、「〈佐藤優現象〉を通じて、残骸すら消えてしまう」と言うべきだったのかもしれない。

 ここで、テロ特措法延長問題に触れておこう(64)。国連本部政務官川端清隆は、小沢一郎民主党代表の、テロ特措法延長反対の発言について、「対米協調」一辺倒の日本外交批判しつつ、「もし本当に対テロ戦争への参加を拒絶した場合日本には国連活動への支援も含めて、不参加を補うだけの実績がない」、「ドイツ独自イラク政策を採ることができたのは、アフガニスタンをはじめ、世界の各地で展開している国連PKOや多国籍軍に参加して、国際社会を納得させるだけの十分な実績を積んでいたかである。翻って日本場合多国籍軍は言うに及ばず、PKO参加もきわめて貧弱で、とても米国国際社会理解を得られるものとはいえない」と述べている(65)。

 元国連職員吉田康彦は「国連憲章の履行という点ではハンディキャップなしの「普通の国」になるべきだと確信している。(中略)安保理決議による集団安全保障としての武力行使には無条件で参加できるよう憲法の条文を明確化するのが望ましい」と述べている(66)。川端吉田の主張をまとめれば、「対米協調一辺倒を避けるため、国連PKOや多国籍軍軍事活動積極的に参加して「国際貢献」を行わなければならない。そのためには改憲しなければならない」ということになろう。民主党路線と言ってもよい。今の護憲派ジャーナリズムに、この論理反論できる可能性はない。「8」で指摘したように、対北朝鮮武力行使容認してしまえば、改憲した方が整合性があるのと同じである

 なお、佐藤は、『世界』二〇〇七年五月号に掲載された論文山川均の平和憲法擁護戦略」において、「現実国際政治の中で、山川ソ連侵略性を警戒するのであるから、統整的理念としては非武装中立を唱えるが、現実には西側の一員の日本を前提として、外交戦略を組み立てるのである。」「山川には統整的理念という、人間努力によっては到底達成できない夢と、同時にいまこの場所にある社会生活改善していくという面が並存している」と述べている。私は発刊当初この論文を一読して、「また佐藤柄谷行人への点数稼ぎをやっている」として読み捨ててしまっていたが、この「9」で指摘した文脈で読むと意味合いが変わってくる。佐藤は、「平和憲法擁護」という建前と、本音が分裂している護憲派ジャーナリズムに対して、「君はそのままでいいんだよ」と優しく囁いてくれているのだ。護憲派ジャーナリズムにとって、これほど〈癒し〉を与えてくれる恋人もいるまい(67)。

10.おわりに

 これまでの〈佐藤優現象〉の検討から、このままでは護憲派ジャーナリズムは、自民党主導の改憲案には一〇〇%対抗できないこと、民主党主導の改憲案には一二〇%対抗できないことが分かった。また、いずれの改憲案になるにしても、成立した「普通の国」においては、「7」で指摘したように、人種差別規制すらないまま「国益」を中心として「社会問題」が再編されることも分かった。佐藤沖縄でのシンポジウムで、「北朝鮮アルカイダの脅威」と戦いながら、理想を達成しようとする「現実平和主義」を聴衆に勧めている(68)が、いずれの改憲案が実現するとしても、佐藤が想定する形の、侵略植民地支配反省も不十分な、「国益」を軸とした〈侵略ができる国〉が生まれることは間違いあるまい。「自分国家主義者じゃないから、「国益」論なんかにとりこまれるはずがない」などとは言えない。先進国の「国民」として、高い生活水準や「安全」を享受することを当然とする感覚、それこそが「国益」論を支えている。その感覚は、そうした生存の状況を安定的保障する国家先進国主導の戦争積極的に参加し、南北格差固定化を推進する国家―を必要とするからだ。その感覚は、経済的水準が劣る国の人々への人種主義、「先進国」としての自国を美化する歴史修正主義の温床である

 大雑把にまとめると、〈佐藤優現象〉とは、九〇年代以降、保守派大国路線に対抗して、日本経済的地位に見合った政治大国化を志向する人々の主導の下、謝罪補償必要とした路線が、東アジア諸国民衆の抗議を契機として一頓挫したことや、新自由主義の進行による社会統合破綻といった状況に規定された、リベラル左派危機意識から生じている。九〇年代東アジア諸国民衆から謝罪補償を求める声に対して、他国の「利益のためではなく、日本私たちが、進んで過ちを正しみずから正義回復する、即ち日本利益のために」(69)(傍点ママ歴史清算を行おうとする姿勢は、リベラル内にも確かにあり、そしてその「日本利益」とは、政治大国を前提とした「国益」ではなく、侵略戦争植民地支配可能にした社会のあり方を克服した上でつくられる、今とは別の「日本」を想定したものであったろう。私たちが目撃している〈佐藤優現象〉は、改憲後の国家体制に適合的な形で生き残ろうと浮き足立リベラル左派が、「人民戦線」の名の下、微かに残っているそうした道を志向する痕跡消失もしくは変質させて清算する過程、いわば蛹の段階である改憲後、蛹は蛾となる。

 ただし、私は〈佐藤優現象〉を、リベラル左派意図的計画したものと捉えているわけではない。むしろ無自覚的、野合的に成立したものだと考えている。藤田省三は、翼賛体制を「集団転向寄り合い」とし、戦略戦術的な全体統合ではなく、諸勢力からあいもつあいがそのまま大政翼賛会に発展したからこそ、デマゴギーそれ自体ではなく、近衛文麿のようなあらゆる政治立場から期待されている人物統合象徴となったとし、「主体が不在であるところでは、時の状況に丁度ふさわしい人物実態のまま象徴として働く」、「翼賛会成立史は、この象徴人物の未分性という日本政治特質をそれこそ象徴的に示している」と述べている(70)が、〈佐藤優現象〉という名の集団転向現象においては、近衛のかわりに佐藤が「象徴」としての機能果たしている。この「象徴」の下で、惰性や商売で「護憲」を唱えているメディア、そのメディア追従して原稿を書かせてもらおうとするジャーナリスト発言力を確保しようとする学者、無様な醜態晒す本質的には落ち目思想家やその取り巻き、「何かいいことはないか」として寄ってくる政治家や精神科医ら無内容な連中、運動に行き詰った市民運動家、マイノリティ集団などが、お互いに頷きあいながら、「たがいにからあいもつれあって」、集団転向は進行している。

 ところで、佐藤は、「仮に日本国家国民が正しくない道を歩んでいると筆者に見えるような事態が生じることがあっても、筆者は自分ひとりだけが「正しい」道を歩むという選択はしたくない。日本国家同胞日本人とともに同じ「正しくない」道を歩む中で、自分が「正しい」と考える事柄の実現を図りたい」と述べている(71)。佐藤は、リベラル左派に対して、戦争に反対の立場であっても、戦争が起こってしまたからには、自国国防、「国益」を前提にして行動せよと要求しているのだ。佐藤賞賛するような人間は、いざ開戦となれば、反戦運動を行う人間異端者扱いするのが目に見えている。

 この佐藤発言は、安倍晋三首相の目指していた「美しい国」づくりのための見解とも一致する。私見によれば、安倍の『美しい国へ』(新潮新書、二〇〇六年七月)全二三二頁の本のキモは、イランでのアメリカ大使館人質事件(一九七九年)をめぐる以下の一節である。「(注・反カーター陣営の)演説会で、意外に思ったことがある。人質事件に触れると、どの候補者もかならず、「私は大統領とともにある」(I am behind the President.)というのだ。ほかのことではカーターをこきおろす候補者が、そこだけは口をそろえる。/もちろん、人質にされている大使館員たちの家族配慮するという意図からだろうが、アメリカ一丸となって事件対処しているのだ、という明確なメッセージを内外に発しようとするのである国益からむと、圧倒的な求心力がはたらくアメリカ。これこそがアメリカの強さなのだ。」(八七~八八頁)

 文中の、「人質事件」を拉致問題に、「大統領」を安倍に、「アメリカ」を日本に置き換えてみよ。含意は明白であろう。安倍は辞任したとはいえ総連弾圧をめぐる日本言論状況や、〈佐藤優現象〉は、安倍の狙いが実現したこと物語っている。安倍政権は倒れる前、日朝国交正常化に向けて動きかけた(正確には米朝協議の進展で動かされたと言うべきだが)が、こうなるのは少なくとも今年春からは明らかだったにもかかわらず、リベラル左派の大多数は、「日朝国交正常化」を公然と言い出せなかった。安倍政権北朝鮮外交に敗北したのは明らかである。だが、日本リベラル左派安倍政権ときに敗北したのである

 〈佐藤優現象〉は、改憲後に成立する「普通の国」としての〈侵略ができる国〉に対して、リベラル左派の大部分が違和感を持っていないことの表れである侵略植民地支配過去清算在日朝鮮人人権擁護も、そこには含まれる)の不十分なままに成立する「普通の国」は、普通の「普通の国」よりはるかに抑圧的・差別的侵略的にならざるを得ない。〈佐藤優現象〉のもとで、対北朝鮮武力行使の言説や、在日朝鮮人弾圧の言説を容認することは、戦争国家体制に対する抵抗感を無くすことに帰結する。改憲に反対する立場の者がたたかうべきポイントは、改憲護憲(反改憲)かではない。対北朝鮮武力行使容認するか、「対テロ戦争」という枠組み(72)を容認するかどうかである容認してしまえば、護憲(反改憲)派に勝ち目はない。過去清算も不十分なまま、札束ではたいて第三世界諸国の票を米国のためにとりまとめ、国連民主的改革にも一貫して反対してきた日本が、改憲し、常任理事国化・軍事大国化して、(国連主導ではあれ)米軍中心の武力行使を容易にすることは、東アジア世界平和にとって大きな災厄である(73)。

改憲戦争国家体制拒否したい人間は、明確に、対北朝鮮武力行使の是非、対テロ戦争の是非という争点を設定して絶対的に反対し、〈佐藤優現象〉及び同質の現象を煽るメディア知識人等を徹底的に批判すべきである

(1)岩波書店労働組合「壁新聞」二八一九号(二〇〇七年四月)。

(2)ブログ「猫を償うに猫をもってせよ」二〇〇七年五月一六日付。

(3)ただし、編集者佐藤右翼であることを百も承知の上で使っていることを付言しておく。〈騙されている〉わけではない。

(4)「佐藤優という罠」(『AERA』二〇〇七年四月二三日号)中のコメントより。

(5)インターネットサイトフジサンケイ ビジネスアイ」でほぼ週一回連載中の〈 Permalink | 記事への反応(0) | 18:37

2024-01-21

anond:20240121155905

大げさな主張をしてくるパレスチナ人ウクライナ人相手の時にも使えるっちゃ使えるのかな

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