はてなキーワード: 無償労働とは
もちろんコミュ力はあった方がいいんだけど、都会なら大抵は金で解決できるので必須ではない
当たり前っちゃ当たり前なんだよね
個人と個人の対等な立場で物なり労力なりをやり取りするならコミュ力は必須
都会なら極力人付き合いを断って生きていくってこともある程度は可能だけど、田舎じゃそうはいかないよね
多分だけど田舎で人付き合いを断つってセルフ村八分みたいなもんだと思うんだよ
自分ひとりでなんでもできる様な人ならともかく、普通は何かと誰かの手を借りないと生活できない訳じゃん
都会ならお金を払うことで他の人にやって貰える事も田舎度が高まるほど隣近所の人の手を借りることになる
近所付き合いなくて面識すらない状態ではそういう時に助けてもらうの難しいと思うんだよ
もちろん大金を払えば別だろうけど、毎度毎度そういう訳にもいかないでしょ
こういう風に考える切っ掛けになったのは去年母方の祖母が亡くなった事
一応葬儀場はあるんだけど、こっち(地方都市)なら葬儀屋さんにやって貰えることも自分達でやらないといけない
で、仕切りはそっちに住んでる伯母がやってくれたんだけど、料理作ったり葬儀場から火葬場までの足を用意したりってのを伯母の友人や隣近所の人達がやってくれてた
それ見て断片的だけど実感できた
こういうのは普段の人付き合いが物を言うんだなって
祖母や伯母が普段から近所付き合いを絶やさずにやってきたからこれだけ世話をして貰えたんだなって思った
で、一度そういう視点を得ると自分の普段の生活にもそういう面があることにも気付く様になる
両親の友人や親戚、隣近所との付き合いにも大事な意味があるんだって気付く様になった
翻って自分の交友関係を考えるとこれはアカンって思うようになった
極めて打算的な理由ではあるけど近所付き合い大事にしようと思うようになった
若手(といっても俺ももう30過ぎのおっさんなんだけど)が少ないから色々と重宝がられることも多い
行ってみて初めて知ったけど、ああいう集まりってそれなりに力仕事あったりするのね
完全に無償労働だけど、話に聞く消防団の大変さに比べればそこまでキツイ訳じゃない
こういう人付き合いが嫌で田舎から都会に移り住んだ人って結構いると思う
どうしても人に関わりたくない、あいさつするのすら苦痛って人もいるのかもしれない
でも田舎には人付き合いを断って生きる人が生きていくだけの余裕が無いんだ
田舎であればあるほど生活していくのに人付き合いが必須になっていく
人付き合いを嫌悪する人が生活できる環境って人が余っててサービス業が発展してる都会にしかない
人付き合いの無さをお金で補う際のコストが安い都会じゃないとそういう生活を維持できない(石油王は除く)
ああ、よく見たら、学生のお遊びベンチャーに加えて、大企業出身者のベンチャーも混ざってるのか。
でもやっぱりそれは仕方ないかもしれない。やっぱり人を使うには普通では金が尽きるし、そこに出してくれる人はいない。
本来、起業は数か月で離陸しないとならない。でないと、金が尽きるから。だから、無償労働の人に頼る。
IT系となるとさらに開発期間の問題もあるから、数か月で離陸とかかなりの隙間を狙ってうまくつかまんと無理だね。受託を受けれたら受託屋になるのがいいかもしれんが。
3人雇えば、人件費月30万としても月100万飛んでいくよ。でも、月30万でどうにかできるような人ってあまりそこまで頼りにならんよ。
どうしても無休で手伝ってくれる人は望まれるというか、社長自身食い詰めながらやらんとならんものだしな。
それでも社長一人でやってたら、むしろ雑用のほうに仕事を取られる。社長自身も飯を食って生きていかないとならないけど、出資として貯めた金しか使えない。
投資家もベンチャーに出すと、成功した場合資産価値5年で10倍は求められるものだから削れるものは削ってほしい。
契約って、一歩間違えたら悪魔の契約だし、相手が無知でおだてたら木に登ってくれるのならおだてて木に登らせたい人間はいつもどの世の中にもいる。
https://togetter.com/li/1158855
「一理」じゃなくてそれが99割だろ。
有償労働と無償労働どちらを選ぶ?と言われたら、そりゃ殆どの人が有償労働選びたいに決まってる。
例えば「残業しなくていいからその時間は会社の掃除してろ。その分の給料は無いし、残業する奴より仕事の評価も落とすけどな」と言われて
そっちを選びたがる男性なんているの?
つーか、それは事実上サビ残してるのと同じなわけで「労働時間の短縮」にもならんけど?長時間の有償労働の一部が無償労働に変わった上に
会社の掃除と言う労働をさせられているのに「働いている」ともみなされなくなっただけだが?
あれと直接関わりがある話じゃないんだが、地元のローカルニュースでやってた離島の鍛冶屋さんの話が思い浮かんだ
その人は離島で暮らして行く上で地元の役に立つ仕事がしたいという思いから農具や調理器具の修理もできる刃物鍛冶を目指したそうだ
その為に他県の鍛冶職人に弟子入りをお願いしたそうなんだが、最初は弟子は取らないと断られたそうだ
それでも諦めずに何度も頼み込んで弟子入りを許して貰って数年修行させて貰った
その間は当然の如く無給
でも技術が未熟な内は材料をダメにしてしまう事も多いし儲かる商売でもないからそれは当然とその人はインタビューで語っていた
修行を経て地元の島に戻ったその人は自分の鍛冶屋を開いて今日も地元の人の為に鉄を打っている
って感じの内容だった
ローカルニュースの特集コーナーで尺も10分程度だったからこれだけで全てが分かるはずもない
ただ無給の修行で技術を身につけなければ自分の鍛冶屋を開くまでには至らなかったというのは確かだと思う
師匠側の職人にしても無償労働の対価として無償の教育を差し出している
この点でまともな社員教育もしないブラック企業のやりがい搾取とは異なっていると思う
バカか。
少なくとも、30年、長女として生きてきて、
例えば、私の母は、私を産んで、実家に里帰りした。
そして、子育てと時代遅れに亭主関白な夫の世話と元農家の姑の介護に疲れ切った体で、
親という威厳を保つために、
慈愛に満ちた母親の顔で、
母に説教をする。
世話になっておきながら、世話をしてくれる娘をけなす。
娘が怒ると、下手に出る。
機嫌をとる。
娘の娘、孫にいろんな贈り物をする。
そしてかわいそうな老人のふりをして、
親戚中に娘の不出来を嘆いたりする。
○○をしたのだからと娘の罪悪感を刺激して、
わがままを言ってべったり甘える。
実の娘にべったり甘えて生きるのだろうか?
実の親の娘に対する甘えはぞっとするほど深い。
本能で知っているのかもしれない。
えげつないぞ、実の親の娘に対する甘えは。
親に頼った分は、膨大な利子つきで返さなければならくなる。
少なくとも、私の親はそういうタイプだ、残念ながら。
このような親の恩という借金は目に見えない。
実は世話なんてほとんどしていなくても、
と言い続けて子の罪悪感を刺激すれば、
バカバカしい。
年老いた親は、仕事もなくなり、子どもも巣立ち、あとは死ぬだけ。
ただし、息子にはしない。
なぜか、息子に嫌われることを母親はとても嫌う。
父親は息子には無関心なことが多いようだ。
どちらにせよ、娘に対するほどの甘えは見えない。
娘にほど甘えないのかもしれない。
自立が遅れた分は十分返したと思う。
父が私を名指しで丸投げしなければ、
バカバカしい。
たかが3000円の出費で、
実家で当たり前のように押し付けられこなしてきた無償労働に比べて、
頑張ってきた私がひどく安っぽく感じるほどだ。
親を頼らないことは、今の日本で空気を読み続けて生きると、難易度が高いチャレンジになる。
私の両親は私に対し、子どもを産み育てて当たり前、一人前だと執拗に訴えてきた。
これは罠だ。
日本で子どもを産んでしまったら、とても夫婦2人では育てられない。
里帰り、里帰り出産といった形で、親を頼ることになる。
この時親を頼ったら詰みだ。
「孫育てを手伝った恩」を「老後の親の介護」で返さなければならない。
また無力な子どもの頃のような、もしくはそれ以下のなにもできない心身になる。
実の親であれば、こんな状態の娘など、簡単に洗脳することができる。
親の言うことを聞いていればいいいのよ、と。
バカバカしい。
死んでもごめんだ。
親や周囲からなんと言われようが、
親に頼らず子供を育てられる資金が貯まるまで子どもは産まない。
貯まらなかったら産まない。
正直、無理だ。
なんと言われて脅されようと、
夫婦2人が生きていくだけで大変なのに、
リスクが高すぎる。
また、こんな歪んだ家族を持っている私のもとに、
と思う。
歪んだ家庭で子育てをしてくれた親が持っているのは、
見返りを期待した何かを愛と呼んでいるだけ。
上等な親のふりをして、
理解のある親のふりをして、
常識のあるふりをして、
こんなバカバカしい嘘を言うくらいなら、
正直に「やばくなったら頼らせてくれないか?」と頼めばいいのに。
断られる可能性がある言い方なんて、怖くてできないんだろうな。
旦那が労働組合の役員。週に9日間しかない休みのうち最低2日は会議やらイベントやらで出動。勤務外の時間に会議会議アンド会議アンド会議。上司からは労働組合の人ね、という特有の響きで微妙な態度を取られる。春になると関連企業の商品を買うキャンペーンで営業職でもないのに組合員に「これ買ってください」の行脚。数字が悪いと怒鳴られるらしい。
労働組合の活動って労働以外の何物でもないと思うんだが。無償で旦那の時間奪うだけでなく精神的な苦痛まで与えるなよ。
選挙になると票集めで組合員にヒアリング(やっちゃいけないんだろうけど)。普段から議員との交流、いや会食。
専従になったら楽になるって聞いてたけど、よくよく聞いたらさらに出張多くなって家族団らんどころじゃねーじゃん。断固断らせたい。てか組合の役員とかまじやめてほしい。
無償でうちの子どもと旦那のスイートタイムを犠牲にして組合員に尽くさなきゃなんないの?
選ばれた旦那が悪いの?
黙ってやってるほうが悪いの?
これなんなの?他のところもこうなの?
何か激しく勘違いしているようだけど、
こんな時代などない。
これは都心部の中流以上の階級のみの話で、下流は働かなければ食えなかったし(その中には勿論ホームレスまで落ちるのもいた)
農業などの自営が多い地方では、嫁は無償労働力扱い(昔から零細自営の嫁とはそういうものだ)で専業主婦になるなど許されなかった。
都心部の中流以上にしても「金に不自由せず実家由来の不労収入も持っている上流主婦」と「必死で節約しなければ生きていけない中流主婦」は全く別の人種だった。
んでフェミニズムに限らず、社会運動ができてそれが話題になる層なんて都心部の中流以上しかいない。
下流にそんな余裕はないし、地方で何かやったって話題にもならん。
フェミニズムが下火になったのは、都心部の中流以上の世界ではさほど女性差別がされなくなったから。
今は都心部の中流以上であれば、女性でも男性と変わらない収入を得られて結婚せず一生働いて生きていくのも容易になり
勿論今でも女性差別は残っているが、生活に深刻な影響を及ぼすレベルではなくなった。
結婚すれば女性差別が顕著になるが、それも「嫌なら結婚しなければいい」と言う事になっている(そのせいで非婚者が増えているが)。
元増田が言ってるような連中も、都心部の中流以上の世界ならまず現実で見る事もない。
子どもの小学校で知らない間に加入していた「PTA」。もう退会しますって言ったらダメかな?
思いながらきたけど、退会するって決めた。
もうこんな会費払って仕事休んでボランティアして、子どもほったらかして会議いかないといけない、意味不明団体はまっぴらごめんすぎて。
忙しくて寂しい思いをさせている子どもに申し訳ない。PTAには申し訳ないけど、わたしは子どもと家族を支えるために働くのが精いっぱい。ボランティアできるほど、余裕のある過程でも人間でもない。
行きたかったところに連れて行ってあげて、
子どもの話を聞いてあげたい。
しなければならないとも思っている。
申し訳ないけど、
納得いくボランティア団体なら、そこに参加する異議があるけど、PTAは納得いかないことが多い。
どうしてPTAは任意のボランティア団体なのに、強制加入と強制参加なんだ。どこのボランティアでも「強制」はしないんだけど。
うちの学校では、1家庭最低2役以上の活動が義務づけられている。役員ならもっと役割が多い。
それができないときは、PTA会員全員の前で理由を述べて賛同をもらうか、代役を自分で用意しなければならない。
活動は学校周辺や校庭の掃除、PTA協議会かなんかの勉強会とか、行事準備と片づけとかいろいろある。その日はもちろん仕事は休むのが当たり前。介護とかひとり親も「他のひとはできてるから」っていうことで、理由に含まれない。PTA保護者の役割過多がすごい。
PTAにはブラック企業でもなかなかないようなブラックなことが普通にある。普通に考えたら異常な光景だけど、集団になるとそれが当たり前に思える「集団心理」がきっとそこに働いている。気がする。
わざわざ全部保護者にさせんでも、掃除とかパトロールとか、会費で人雇えるところは人雇えばいいじゃん。シルバー人材とかセコムみたいなとこに委託すればいいじゃん。
あそこの家の子と遊んじゃいけないってなる始末。
そして、「子どものために」って言って保護者を洗脳してる感がなんとも。
「子どものためにPTAできないの?」は「お国のためにどうして戦争いかないの?」に近しいものを感じる。
「○○のために」ってつけたら、なんか正義っぽく聞こえる。
けど「○○のために」の使い方を一歩間違えると、第二次世界大戦の特攻隊みたいなことになる。
「お国のために」をつけると、自分の子どもさえも自爆テロさせることが正義になってしまう、集団心理の不思議。本当は異常なのに普通になじんでしまうことがある。
「子どものために」ってつけてPTA活動を強いられても、それで仕事休んで収入減るとか、親が子どもと過ごす時間が減ったりするなら、本末転倒。それを社会教育を主とするボランティア団体が強いるなら、それはもはや異常なのだ。
PTAなんて実態は、ただの上層部のエゴで行っていることにすぎない。
「子どものため」じゃない。
「PTA協議会のえらい人」とか「教育委員会とかのえらい人」のために、保護者がいいように使われてるだけ。PTAの実態は、日本が教育へ税金を捻出できてないから、会費払って保護者が無償労働しているだけなんだから。
PTAの保護者は「誰のために何の活動して会費を払っているのか」今一度考えてみてもいいと思う。
「みんなしてきたことだから」で、何も子どものためになっていない多くの現状がスルーされる。集団と習慣が、異常状態を麻痺させる。
親の時間のなかで、子どもと過ごす時間は教育に大切。親の最大の役割は子育て。
今日明日生きていくのにいっぱいいっぱいな子育て世帯に、ボランティアなんかできたらすごい。
子育ても仕事でも大変なのに、この上多忙なボランティアできたら、神レベル。わたしには無理。
このままじゃ子どもにもよくないし、
わたしにもよくない。
PTA集まりの日に仕事休めないっていったら、「みんなやってきたことなのになんでできないんだ」だって。
役員なら仕事を休むの当たり前だろと。みんなやってきたと。じゃあ役員なんでなったんだ、できないならなるなって。
職場に今日PTAの役員会議がありまして、休ましてくださいっていったらクビにされそうな空気理解してくれよ
死にそう
安倍さんなんとかしてよ
なんで仕事休んでまでしないといけないの
パートか専業主婦とかある程度時間とれるひと以外絶対無理じゃん
誰でもできるとか、無理しなくていいとかいったやつ誰だよ
っていうか仕事休んでまでやらないといけないPTAの集まりの仕事、なんなんだよ
内職かって
プリントの誤字脱字チェックとかプリント作るとか掃除とか本来学校の仕事だろうがよ
学校がちゃんと国なり公的機関に申請して金出してもらうのが提だろうが
校長なにやってんだよ
っていうかそもそもPTA会費って何に使われてるんだよ
なんで全校生徒から年間3000円位あつめてたら、
全生徒で年間150万くらいあるんじゃないの
それでベンチ何台買えるんだよ
なんで父母が苦労して学校用品買いそろえてんの
おかしすぎるだろ
なにこれ異常すぎ
普通にまかりとおってきてることがすごい
ここまでやっても逆にお金払わないといけない始末
みんなしたくないんだろうがよ
制度見直せよ
そんで集まってするのは「夏祭りどうする?」
もうLINEでいいわそんなこと
クライアントぶちってそんなこと
夏祭りどうとかこうとか
話しに行く社会人いたら怖いわ
電話でいいわ
学校にいいように使われてるだけ
どれだけ大変だと思ってるんだよ
みんなおんなじ仕事じゃないんだよ
みんな平日休めるわけじゃないんだよ
国もそろそろ動いてよ
働きながら子育てなんてできない助けてよ
っていうかみんなPTAの役員なんかやりたくないから、押し付け合ってるんでしょ
こんなみんながいやがる集まりに
なんの意味があるの
だれがみてもやってる内容なんて
非合理的にもほどがあるでしょ
やらないやつを批判する
みんなやってきたことだからって、
平成終わるかもってのに
時代が違うんだよ
みんな働いているんだよ
それでベルマーク集めとか
ベンチなんかいらんわ
もういらないでしょ
時代にあってねーよ
PTAなくなれ、
なくしてくれ
もういやすべてをやめたいわ
4/20誤字修正
http://anond.hatelabo.jp/20170420011316
ライブドアニュースにまで掲載されててちょっと自分でも引いている。
twitter、facebookバズってる。ただの愚痴だったんですが騒がしてすいません。
ママ友等人づてに聞いたPTA活動の情報もあります。誤認があったらご了承を。
PTA活動に対しては賛否両論。もしでも同じような悩みや不満があるひとの代弁になれたら。
誤解とかされる部分や、PTAに対する不満や悩みがあるので、追記する。
「仕事やめたら?変えたら?」とかいろいろ意見あり。みんなで協力する仕事だから、一人へると他メンバーの負担が増える。あまり好きに休みの希望をだせるような環境じゃない。
っていうかPTAのために仕事を変えないといけないのか、がまず疑問。
病気で休みますって言ったら休みなよ!って言ってくれるだろうけど、PTAって言ったら「どうしても、日中じゃないと無理?」っていうのが職場の本音だと思う。
毎月平日、繁忙期。その職場のひとにも子供がいる。わたしが抜けた分、みんなの負担が増えて、残業も増えるかもしれない。わたしだけPTAだし休ませて、って言いにくい。
世の中に3日後PTAで休みます、有給使いますっていってすんなり休める職業がどれくらいいるんだ?それは職場や立場や役割によって、やっぱり違うわけで。日本って有給とれるところもあるけど、とれないところもまだまだたくさんある。でも職業によっては、やっぱり難しいと思う。
自営業、教職、医療職、職場でも指導する立場、管理職、一人しかいないポジションの仕事とか、お客との打ち合わせもろもろ・・その役割の代わりがきかない日とか時間帯とか役割ってある。
今回でいろいろ調べてPTAが退会できること、加入は任意であることを知った。学校とはまったく関係ない違う団体であることも。PTAって学校の一部と思ってたけど、正式には普通の任意加入ボランティア団体。
今PTAやめたら100%ボロカスに言われだろう。怖いのは、子どもがその標的になること。ママ友間のトラブルは子どもを巻き込むことだってある。だから人間関係が絡んで、PTA無理→すぐ退会っていうわけにもいかない。
一回ママ友トラブルで、子どもがモロに標的になったのを間近で見た。過激派なんてどこでもいる、ママ友の中にもいる。注意しないといけないのはそういうひとって弱いものを狙うから。だからいやです、やめます、がすぐ通用できない。うまく付き合いざるおえない。
入学当初は「PTAに入らないと行事とか参加できないことがある」みたいに聞いてたから、絶対入るもんだ、って思ってた。きっとそういうパパママ多いと思う。入らないと子どもが学校で教育を受けられない、みたいに言われたらそら誰もが参加する。PTA入らないと学校教育受けさせないぞって今思えば子ども人質の脅し。
おまけに役員とかの免除申請に介護とか仕事、ひとり親は理由として許されない。うちはPTAの規約で決まってる。免除してほしいなら、会員全員の前でその理由を言わないといけない。さらしもんみたいに。で、全員に承諾を得る。その時の異様な雰囲気ったら、まるで公開処刑みたいだ。
確かにみんな同じ仕事。でもその人一人で生計を立てている「仕事」と、パートタイマーでちょっと生活の足しにするための「仕事」では、その家庭にとっての「重み」が違う。みんな仕事は一緒っていうけど、その中身や責任の大きさや役割は違う。
もうPTAって狂信カルトレベル。人の生活に必要なものまで支障をきたすんだから、すでにボランティア団体ではない。そうなる原因はやっぱり、強制力だろうと思う。集団心理だね、したくないのにやらされる。次はお前がやれよ、理由とか関係ねーよ、ってなる。参加する・しないの「選択肢」がない。これが保護者のストレスになるし、人間関係にも影響する。
PTAは組織として任意団体であることをもっと正しくしっかり説明してほしい。
団体としてそこが一番問題。上がおかしいから下が苦労するんだ。
http://www.asahi.com/articles/ASJ4D32GHJ4DUTIL007.html
通ってる学校がPTA会費を何に使ってるかはもちろん知ってる。気になってるのはPTAより上のPTA協議会。実はPTA会費はPTA協議会という団体にも徴収されるらしいんだけど、その会計報告の内容が理解できない。旅費で何十万とか、広報のコンクールや大会とかで何十万とか、、。協議会の役員の報酬は50万、賞与5倍なんて情報もあった。
ちょ、そんな経費いらなくね?何を協議してんだか知らないんだけど。
それはちょっとhttp://anond.hatelabo.jp/20170420011316にも書いた。日本PTA協議会なんか会計からみても1億以上のお金が動いているが、何に使っているか、サイトからだけではよくわからない。ひとつ言えるのは、一般人にわかりにくくしているんだろう。詳細は見えないようにしている。
おまけにPTA協議会は問い合わせ先がない。頻繁に会議はしているみたいだけど、実態はあるのかないのかわからない。お金回収してるのに問い合わせできないって、たぶん日本ではPTAとオレオレ詐欺くらい。
ある雑誌の記事では、PTA協議会のお金の使い方に懇親会にコンパニオンがきたり、高価なホテルでの交流会等、派手なお金使いについて指摘している。https://dot.asahi.com/wa/2017040700040.html?page=2
事実なら本気で腹立つ。
一部はPTA会費の徴収によるお金。そこに使ってる金をもっと見直せば、いろんな問題がなんとかなるはずじゃないの。教育に使うお金がないんじゃなくて、誰かが無駄遣いしてるんだと思うけど、違う?
保護者の多くがPTAをなぜ負担に思って、「いやなもの」として捉えるのか。
昭和時代は子ども多い、だから保護者も多い、専業主婦多いで、PTAのマンパワーは強かった。子どもの数がピークより半数くらいになった現代、保護者の数も半数くらいになっているわけで。
保護者数が減ってるのに、ほとんどの世帯ががっつりな共働き世帯になったから、PTAのマンパワーが弱くなってる。だけど時代や保護者の状況が変わっても、PTAの役割自体はそんなに変わってない。だからPTA役員と会員の各家庭の負担はさらに大きくなる一方。
「みんなやってきたこと」のキメ台詞でもみ消されるけど、その「やってきたこと」が今の「時代」に本当に現代必要なのかって言ったら、すべてがそうとはいえない。PTAに関しては。
人口や保護者の状況を鑑みても、実際PTAの負担は昔と比べて大きくなってると思う。
PTAって学校のお手伝いサークル、みたいに捉えてるひと、いますか?わたしはそう思ってた。
たぶん趣旨すら知らないで、お手伝いサークルと思って、しぶしぶ参加しているママパパが多いんじゃないだろうか。
でも実際は違う。PTAの本来の目的は親と学校が協力して社会教育をすることらしい。その時代にあった教育を親と学校が模索して開拓してきた歴史があるらしい。。
それだったら子ども食堂とか、そういった活動のほうがこの時代の「社会教育」によっぽど理にかなってる。あれこそ現代の親と学校が埋められない教育の穴を埋める、重要な「社会教育」だと思うから。
それと比較して、PTAの活動。学校内の掃除とかベルマークとか社会教育の一環じゃない気がして仕方ない。そんなこと言い出したら、窓ふきだってPTAの役割になる。掃除とか家でも自分の部屋の掃除自分でやれってこどもに教育しないのか?
PTAは、国が用意できない教育産業の労働力を、PTAの保護者が「子どものため」っていう善意で押し付けられて担っているだけにすぎない。
雑用係じゃない。
個人情報や権利がうたわれる中、学校は率先してPTAが任意団体であることを説明したがらない。
保護者に無償で、いやむしろ会費を徴収して働いてもらわないと、教育ができないし必要用品を購入できない。
「子どものため」っていう言葉は親をどうにでもできる魔法の言葉。
やらざる終えなくなる異常な状況は、親の善意に付け込むオレオレ詐欺と仕組みはかわらん。
でもPTAはよくわからないことにお金使ってるから、腹立つ。で、無償労働つき、ここは奴隷地区か。
今のPTAは「子どものための社会教育」じゃない。「保護者の無償労働団体」みたいなもん。
本当に子どものためって実感できる団体なら、誰からも不満はでない。
日本PTA協議会の会長は、PTA委員の負担について「協力し合えばなんとかなる」って言ってる。
そうなってるなら、こんなにネット上に不満や裁判の情報、あがらないでしょ。
とかいう考えや不満を自分の小学校でそんなことダイレクトに言ったら、みんなにボコボコにされると思うので、怖くていえません。
誰か挙手して言ってくれ。
もう仕事やめようかな、いやでもこれから子どもにお金もかかるし無茶な行動できない。体ふたつほしいドラえも-ん。
PTAの役割をしたくないっていうより、生活に最低限必要な収入源である仕事や、またその職場に負担かけてまで、PTAってしないといけないことなのか、ってことが腑に落ちてない。
もちろん有給とれるべきって意見あるけど、とれる環境じゃないし、時期によって繁忙期とかあるから。なんともいえない。
はっきり言ってわたしは天秤にかけたらPTAより仕事が大事で、正直仕事を選びたい。だって生活の源だから。
だからPTAはやらないってのか!って反感買うだろうけど、じゃあそのPTAの活動すべては子どもの教育にどれだけ必要に応じたなものなのか、示してほしい。たぶんそれを説明できるひとは少ない。同時に仕事は私を養ってくれるが、PTAはそうではない。
もうPTAなんて趣旨にあった機能はしていない。今の在り方を廃止して、改善してほしい。
職場が休めないって問題もあるけど、そもそもPTAの活動そのものが、必要かって前提で。PTA協議会なくなって困るひといたら何人くらいいるのか教えて。
入会のときの脅しも意味不明、PTA協議会とか会費の使い道も意味不明。PTA広報コンクールにPTA会費から予算何十万って、誰がそのコンクール見たいと思う?どの広報が一番いいか、なんて大人の能力争いで、子どもの教育関係ね-。
PTAの親の協力ないと学校教育できないって、じゃあ親は半分職員化してるんだから、PTA活動に対して賃金があってもいい。税金とか会費とかなんのためにあるのさ。
もし小学生の子どもがいる家庭にも時短が取りやすい制度があったり、PTAとかの学校行事はどんなことがあっても絶対休ませなければならない、みたいな、もう少し踏み込んだ育児支援的な法律あったら、喜んで受けるけど、世の中ってそうじゃないから。小学生ってまだ手にかかる子ども。ワーママにもっと行事参加すべきっていう意見が強いなら、親が働きながらと子どもの教育や学校に関われる制度を作ってほしい。
・PTA参加しない=悪
の世の中の風潮が、時代にあってない。
女性は働けとかやっぱり休めとか、あぁ意味わからん。どっちかにして。日本人やめたい。
ってまとめて言いたいのはやっぱり、
PTAってほんといるのかこれ。
PTAなくなればいいのに。
協議会って1億とか掛けてなに協議してんだ。報酬50万くらい設定して協議した結果がこれですか。
貸借対照表っていうのが読めない。詳しく読めるひといたら、この内容について教えて。
http://www.nippon-pta.or.jp/about/rkra7f0000000f8z-att/6b17e1c5da23905fc786dadeed7099e1.pdf
都道府県のPTA協議会なんか旅費50万とか、いや、あちこちいかなくていいから地元で働こ。
で下っ端の各小学校PTAは役割なすりつけ合い。おーい。なんでやねん。
コンクールも研究発表会も、何百万もかけてしなくていいから、登下校時だけパトロールのおばちゃん雇ってくれ。
PTA会員の負担減る。子ども安全守れる。定年のおばちゃん、儲かる!WIN WIN WIN!
あぁ何回考え直しても今のPTAっていらない。
古くてトラブルが増えてきた家は、一回つぶして立て直したほうがいいじゃない。
PTAも古い家と同じ。つぶれろ、今すぐ。立て直せ。古い家も立て直したら頭の黒いねずみだって、でていくさ。
「もうここには住んでられない!」って。
Permalink | 記事への反応(15) | 04:49
田舎の家に生まれ、高校生の頃に祖母が出て行って両親が離婚した。
自立心が強く後にフェミ活動家とか市民活動とかにのめり込む祖母は常に自身の人生の充実を探求しており、子育てにはまるで興味がなかった。
祖父母ともに気性が激しかったため怒鳴りあい殴り合いのケンカも頻繁にあって、
母の妹である叔母はグレにグレていたらしいので、話を聞く限り色々と機能不全な家族だったようだ。
高校卒業後、東京の美大を目指して東京で絵の予備校に通っていたらしいが、田舎娘ゆえに警戒心が薄かったのか、電車で毎日のように痴漢に遭いまくって、
乗る電車を変えたりしても別の痴漢に狙われるなどして解決せず、最後には恐怖で部屋から一歩も出られなくなり、予備校に通えなくなって半年もたずに帰郷。
卒業後、ファッションビルの雑貨店に勤務。ポップとか描いていたそうだ。
恐らくこの頃にライブハウスか飲み屋で父と知り合い、結婚し、バブルがはじけるころに俺を生む。
父の家は観光地で食堂をしていたので、嫁なら当然ということで毎日無償労働。
父が家に入れる分以外の収入は一切なく、雑貨店勤務時代の貯蓄を切り崩しながら生活。
父方の祖父母は年金なんか馬鹿の払うものだという考えの持ち主だったため、10年近く無年金。
父方祖父がアル中で手が動かなくなってきていつ引退するかわからない状況になり始めるが、父が一向に調理師免許を取得しようとしないため、
営業許可に関わるので念のため父と相談して母が先に取得したところ、代々続く店に女の名を掲げて恥をかかせる気かと祖母になじられるなどする。
父は数年後に1回落ちたが調理師免許を取得し、ギリギリ祖父の引退には間に合った。
その後、父が金がない景気が悪いと言って家にあまり金を入れずに、150万円規模の趣味の楽器を無断で購入していたことが発覚し遂に離婚。
大手眼鏡チェーンでパート店員として勤務、ようやく年金に加入。
母子二人の生活が貧しいながらも軌道に乗り始めたところで、田舎の祖父があちこちガンになって手術連打。
車で片道一時間かかる病院に通うのが大変という話が出はじめ、叔母は親に反発したまま大人になっていたので、やむを得ず俺を連れて帰郷。
祖父は帰郷後一年ほどで死没、死にかけてるくせに皿が飛び交うような言い争いを何度も見た。
飢えるとその辺の草を躊躇なく食いまくる俺の発達障害が発覚したりする中、母は調理師免許を使って公営のデイサービスセンターの昼食係に契約(嘱託?)職員として就職。
何年か問題なく勤務して契約年数も残っていたのだが、町が方針転換して施設の食事を業者に委託することになったため突然クビを切られる。
見かねた施設長に介護員として拾われて同じ施設の介護職へ転職、介護福祉士やケアマネージャーの資格を取りながら何年か働くが、
町の規定で契約が何年までと決まっていたらしく、契約満了となり民間の小規模施設へ転職。
同時期に体調が悪化、後にメニエール病であることが発覚して投薬治療が開始されるまで車での送迎業務ができない状態になる。
離れて暮らす祖母とはずっと交流を持っていたが、祖母からお金をただ貯金していることを散々馬鹿にされ、
祖母が利益を上げまくっていた和牛投資にコツコツ貯めた100万円を投資する決断を下したところ、一年も経たずに投資先が破綻して回収不能となる。
散々勧めた張本人で、回収不能額よりこれまでに上げた利益の方が多かった祖母からは、自己責任、見る目がないと罵られ当然ノーフォロー。
家族経営だった小規模施設でサービス残業や持ち帰り仕事が増え、
さらに利用者のクレーマー家族が発生してスケープゴートにされ続けたため、引責と体調を理由に再度転職することに。
ちょうど俺が独り立ちしたタイミングだったことから、稼ぎよりも労働環境を重視して大きな母体のある中規模デイサービスにパートの介護員として就職。
真面目に数年間働いていたところ、組織全体で正社員登用制度を作る話が出るが、同じ介護員パートが数名いる中、母のみ対象外となる。
理由は制度開始の三日前に誕生日を迎えて、制度の年齢制限に引っ掛かってしまうため。
母体が大きすぎたことが裏目に出て、逆に融通がきかなかった。これには流石の母も一晩でワインを三本空けるヤケ酒。
この話はその時にちょうど帰省していたので聞いたことをまとめたもの。
持ち家一人暮らしとはいえ、手取り11万円程度での生活がいつまで続けられるかはかなり怪しく、年金は空白期間が長いので僅かしか貰えそうにない。
地味に続ける試みに、なんだか比較的派手にブクマがついたので現時点でついたブクマに全レスする試み。
もし全レスしてなかったら、たぶん今日発表予定の互助会リスト入りしてる。
death6coin まぁ、これは落選するわな
今のところはそうかもしれないね。
nezime 参考になります。
著者からスターがつけられていないので今のところはリスト入りしない。転じて増田ブクマ最強説。
新しいのが湧いてくるというか、新人がコメント欄と勘違いして使っているのではないか疑惑はこの判定法の場合排除できない。
互助会好みなエントリを開いた時に、自分のブクマ画面ではそういうコメントばかりが並んでいることが増えてきていて、実際なんとなく面白いです。
mouseion えっ僕互助会じゃないけど増田のやり方やっててよく著者にスター貰ってるんだけど?そんなので互助会認定されんのか。ならお金ちょうだいよ。互助会はお金貰えるんでしょ。
はてブ界隈では互助会に限らず知的労働は「今後の実績作りと言われても無償労働はするな」というのが常識。互助会の主ときちんと報酬について詰めてから互助会ブクマするべき。今のままでは体のいいボランティア作業員扱いされてる。
ninosan これも追加で→「僕には無理だなあ(^^;」「パズドラはやってないなあ」「パズルでドラドラ」「互助会ちゃうで?」
そのうち気が向いたらやる。実際1度だけ似たような反応のブクマ群をNG入りさせたことがあったので過去ログ参照のこと。
すでに他の人からスターもらっているようなので、それで良いんでないか。(スターをつけたその人は私ではない)
tydk27 こういう系に上げられるユーザーって、いわゆる個人ブログをブクマしたり、無言ブクマだったり、小並な感想しか書いてなかったりで、そもそも目に入らないので非表示にする意味もないんだよなぁと。
小並な感想がウザいので個人的なNGリスト化してみた。みんなでやったところではてなが対応するとは思えない自己満足ではある。
usausamode 正義のヒマ人って感じで素敵です!
正直、このコメント書きのほうが時間がかかってる。URL付き引用記法に増田が対応していないとは知らなかった。
例の文字列をNGリストに追加して互助会系エントリを見るとなんとなく想像が形になるかも。不要ならあとでNGリストを元に戻せばいいし、金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧めだしリスク低め。途中で何か別のコピペが混じったがどうでもいい。
TakamoriTarou SPAMってのは今や職業的に行われているので(それが「パパの小遣い稼ぎ」みたいなノリであっても仕事と言う言葉を免罪符にプチ犯罪程度は軽くやる輩はいる)パターンをまとめると連中は対策してくると思うぞ。
正直、これが広まった後どういう風に対策してくるかお手並み拝見な部分はある。
spacefrontier 参考になりもした。増田どん、スターをおいせぇくいやらんけ?。(鹿児島弁→標準語:参考になりました。増田殿、スターを私にくれませんか?)
今後も薩摩互助会と琉球互助会とイタリア互助会は見逃していく予定なので互助会コメントはイタリア語で書けば余裕で逃げられる模様。
ブクマコメントをグルーミングの場として使っている互助会メンバーに殺伐は無理。話は変わるが例の3要素について「それは女性ブックマーカーに厳しいのでは」という意見が出るかと思ったのだがこれまで出てこなくて少しびっくりしているし、実際主婦の体で書いているブックマーカーが引っかかりがちではある。
mur2 サクラやステマ、やらせへの法規制がほとんど行われてないのが最大の問題だよな。日本死ねみたいにマスコミが取り上げてくれればいいんだが、マスコミ自体がそれに加担してるから言及されないという…
電通の過労死事件で長時間労働は問題だ、という意識が高まり、労働生産性についての議論がWebで行われている。だけど、どうも「労働生産性」という言葉を素朴に受け取りすぎてて、議論が迷走してる(というか入口にたどり着いてない)ことも多いようなので、いくつかの点をメモするよ。
辞書的に言うと「就業者一人当たりが働いて生み出す付加価値の割合」がその意味となる。どうやって労働生産性を算出するの? について、すごいざっくり計算方法をまとめると「その会社の粗利益/就業者の人数」したものだ。細かく言えば粗利の定義が同行とか、長時間働いた人と短時間の人がまざったらどうすんだとかあるんだけど、それは詳しい人に任せるとして、要するに「一人あたりにあげた利益だ」って思っておけば、とりあえずはOK。
しかし、その理解(つまり、一人あたりにあげた利益)を表面的な理解しかしていないと、「日本の労働生産性が低い」と言われたときに「日本人は無能なのだなあ」と思ってしまう。事実、マスコミやWebではそういう論調の人も少なくない。それは事実なのだろうか?
ある村に農民がいたとして、彼は大根を一人で作っている。一人で作っているので、この場合粗利=労働生産性だ。ある年度、彼は非常にまめに働き、好天にお恵まれて、大根が2倍とれた。(市価を考えなかったとして)つまりは2倍の利益になった。労働生産性も2倍だ!! 労働は美しい、勤勉と努力が生産性を上げる――これはそういう話として理解できるし、原始農業で考えた場合にはさほど間違ってもいない。
しかし、現代的には間違いだ。農業増田があるときから2倍の生産性を手に入れたとするならば、それはトラクターか何かを買ったからだろう。
この話をすると不機嫌になる人がいる(とくに左翼の人はすごく不機嫌になる)けれど、それでも正面から言うならば「日本の労働生産性のほとんどは、人間が稼いでるわけではない。機械が稼いでいる」のだ。
たとえばトヨタの工場で車がバンバン完成しているとき、その利益の大部分は機械が稼いでいる。「いいや、人間が操作しないと機械は動かないだろう」とかいうコメントがつくかもしれないけれど、そういう話ではない。「機械ゼロで同じ利益を上げようと思ったら、人間を何人増やせばいいのか?」「そしてその増えた人数で割り算したら一人当たりの利益(=労働生産性)はどうなるのか?」という問題なのだ。
そんなわけで、ある労働生産性のうち、その手柄としては「個人の努力(労働)」よりも「機械(設備)の割合が大きい」というのは説明できたと思う。では「個人の労働能力」と「設備の力」だけで労働生産性の功績評定は終わりかというと、そうでもない。そのほかにも「組織のノウハウやブランド」「ビジネススキーム」などがある。
例えばバッグを作ってる会社が二つあり、「個人の労働能力(就業者の能力の総和)」と「設備の力」と「ビジネススキーム」がほとんど同じなのに片方だけが大きな利益を上げている場合、そこにある差はブランドだと理解できるだろう。
「個人の労働能力(就業者の能力の総和)」と「設備の力(資本力でもいい)」と「組織の知名度(ブランド)」が大体互角な2つの企業があり、片方が新事業に切り込めて片方がそうでないのは「ビジネススキーム」の構築で差がついたからだ。
何が言いたいかというと、「労働生産性」といったときじつは労働者の能力に由来する部分は少ないということだ。「労働者一人当たりの利益」だなんて、労働者が主役のイメージがあるので誤解しがちだが、労働生産性という概念において、その主役は労働者ではない。その何割がどんな要素に由来するか? を考えれば「個人の労働能力や労働時間」なんてものは、実はたいした影響力がないのだ。
だからこそ資本主義において資本家は尊重されている。つまり、利益の手柄のうちかなり大きな部分が設備投資から得られたのだから、利益のうち大部分を得てもよいはずだ、という理論だ。
電通の2014年度の利益は1323億円で社員数7261人だそうだから(ざっと調べただけなので間違いあったら指摘お願いします)、労働生産性は1822万円であって、日本人の労働生産性の平均700万程度と比べて低いわけではない。そこまで業種別に詳しく調べたわけじゃないけれど、これはかなり高いんじゃないかな
この高い労働生産性(というか、ぶっちゃけ利益)はどこからもたらされているかというと、社員のモーレツな頑張りからではなくて、業界の寡占(ノウハウやブランドの一種といえるのか。あんまり言いたくないけれど)とみなすのが自然だ。
つまり「労働生産性が低いから長時間労働をしなければならない」というのは全くの虚偽で、そんなに長時間働かなくても電通は利益をおそらく落とさない。
というと、これは企業内文化の問題や、報酬体系(基本給を抑えて残業代で生活費を支給している)や、マネジメント能力の問題がある。
特にマネジメントの問題は大きい。日本の会社組織は伝統的に人員管理業務を非常に低く評価してて、昇進して中間管理職になった場合、部下の管理を行う業務は増えるが、現場の(つまり自分自身の)仕事は減らない。「人員を管理して適切にマネジメントをする業務は片手間でできるものだ」と考えられている。
中間管理職視点で見た場合、マネジメントを省力化するためには「人を増やさない」「教育をしない」「マネジメントを部下に丸投げする(仕事が終わるまで無償労働をさせて帳尻を合わせることをを要求する)」などといった手法が伝統的にとられる。
これは何も中間管理職に悪意があるからそうというわけではなくて、人員管理業務のための十分な時間や教育やリソースを上が用意してくれないので、中間管理職本人だっていいとは思ってないけれど、そうせざるを得ないという形が多いはずだ。今回の電通過労死事件は新人だったけれど、「中間管理職になれば自殺が減る」というデータはない。というかいっぱい死んでる。
電通に関して言えば先にあげたように利益は出ている。残業代だってごまかしはあるだろうが、出ているし、出せないってことはない。つまり、本当にこなせないほど業務があるなら人は増やせるし、そういう風に解決すべきだ。しかし、そういう問題ではない。企業文化の問題で人を増やす発想がない、増やした以上に無償労働を増やしてしまう、管理リソースがない。だから長時間労働が発生している。
残酷に言ってしまえば「長時間労働が常識なので長時間労働をしている。意味や効果はない」。
というわけで「労働生産性が低いから(つまり、労働者の能力に問題があるから)長時間労働をしなければならないのだ」ってのは嘘だ。
むしろ逆で「なんらかの不思議なチカラ()の結果、労働者が長時間労働をしてるので、結果として数字の労働生産性が低く見える」が正解だ。
不思議なチカラについてはいろいろある。ただの慣習とか、上層部の精神主義とか。ただし「お金がないから人が雇えない」というのは、少なくとも100人以上の企業の場合眉唾だ(非常に少人数の企業の場合はありえる)。
なんにせよ、労働生産性を労働者の問題として引き受けるのは間違いだ。それは主に経営者の経営能力とか資本家の投資の問題でだ。また、長時間労働は企業文化やマネジメントの問題、新人とるのが面倒くさいとか教育するの面倒くさいというのが問題の中心だ。こっちは生産性とはあんまり関係ない。
もちろん日本の場合、起業することとか管理職になることに対して、全体的な忌避感があって、その結果有能な経営者や管理職が増えないというのは、可能性として高い。日本の労働生産性が低いのは、経営者や管理職になって合理的な経営をするインセンティブが低く、そういう人材がいないことが一番の原因かもしれない。
そうだと思うよ。あまりにうるさく言われるものだから、認識がずれちゃってるんだな。
そもそも、少子化の原因は結婚数が減ったからで、それは無理に結婚しなくてもよくなったからだ。
女が社会進出すれば男に頼らず生きていける。男だって独身で不都合がなければ女を食わせる必要はない。
もし、少子化が絶対悪で、他の何を犠牲にしてでも解決すべき問題なら、簡単な話だ。
今すぐ女の雇用を引っぺがして、男にも圧力をかけて、結婚が当たり前だった時代に戻してやればいい。
もちろん、こんなのは現実的ではない。主張する人がいないわけじゃないが、広く支持を得るのは無理だ。
つまり、少子化対策の優先度は現状、あくまで個人の自由より低いものでしかない。
ずいぶん前にどこぞのイタリア人が言ってたが、それは少子化のせいにしておけば楽だからだろう。
内需が先細りして景気に悪影響があるだの、企業が傾くだの、大学が潰れるだの、
介護の担い手がいなくなるだの、いろんな問題をひとっところにまとめてしまえる。
そりゃ、少子化がそれらにいい影響を与えることはないだろう。
しかし、もっと大きな要素がある。不景気になったのは金融政策が適切でなかったからだ。
メーカーが傾いたのも少子化以前の問題で、海外メーカーと大して変わらん品質の割に、
介護が人不足なのは責任の割に収入が低いからで、それは元々無償労働だった時代を引きずってるからだ。
大学にしても、4年も通ってまともな就職先がないなら、潰れたってしょうがないだろ。
けど、それを回避するために、果たして何をしたらよかったのかはわからない。
何より、これからどう解決すればいいのかについても、意見がバラバラだ。
そんな時でも、とにかく少子化が悪い、今の若い世代が子供を産まないせいだーって言っときゃ、
とりあえず一致団結できるわけだ。
気休めなんだよ。要するにね。