あれと直接関わりがある話じゃないんだが、地元のローカルニュースでやってた離島の鍛冶屋さんの話が思い浮かんだ
その人は離島で暮らして行く上で地元の役に立つ仕事がしたいという思いから農具や調理器具の修理もできる刃物鍛冶を目指したそうだ
その為に他県の鍛冶職人に弟子入りをお願いしたそうなんだが、最初は弟子は取らないと断られたそうだ
それでも諦めずに何度も頼み込んで弟子入りを許して貰って数年修行させて貰った
その間は当然の如く無給
でも技術が未熟な内は材料をダメにしてしまう事も多いし儲かる商売でもないからそれは当然とその人はインタビューで語っていた
修行を経て地元の島に戻ったその人は自分の鍛冶屋を開いて今日も地元の人の為に鉄を打っている
って感じの内容だった
ローカルニュースの特集コーナーで尺も10分程度だったからこれだけで全てが分かるはずもない
ただ無給の修行で技術を身につけなければ自分の鍛冶屋を開くまでには至らなかったというのは確かだと思う
師匠側の職人にしても無償労働の対価として無償の教育を差し出している
この点でまともな社員教育もしないブラック企業のやりがい搾取とは異なっていると思う