「レジャー」を含む日記 RSS

はてなキーワード: レジャーとは

2024-02-02

ギョーカイ残滓に関する注意喚起の発出

ネット言論的な事、ソーシャルメディアでの短文コメントなどでTV局、アパレルマーケティング広告電通などに関する議題で変なマウントじみた上から目線を感じることがないだろうか?例えば広告出稿の実務や電通業務範囲などの解説に「電通を判ってない」と漠然としたコメントが付いたりする事だ。

亦は例えば脚本家原作者トラブルに端を発した自殺に関して「己の近いところに着弾」などと書いて自殺クリエータナイーブを嗤うような文章だ。

実はこれらには「ギョーカイ」という30年前の知的スノビズム関係しており、現在のその全ての発言者はただのワナビーだ。故に無視するか嘲笑するのがいい。

 

だがギョーカイがどういうのか判らない人には判別が出来ないであうからギョーカイに就いてざっと解説したい。

 

80年代カルチャー誌が当時の若者を釣る為のコンテンツ総体ギョーカイ

1980年代大学生というのはまるで勉強しなかった。これは60年代に反権威主義全共闘世代大学の知の権威攻撃して教授講義尊敬解体してしまった事に由来する。その後反体制という態度も流行らなくなり、更には嘲笑嫌悪さえされるようになっていった。

だが大学権威は復活しなかった。この為に80年代になると大学レジャーランドとなり、特に文系学生教科書さえ買っていないという風になっていた。

 

更にここにプラザ合意という政治状況が追い打ちをかける。日本復興を遂げて70年代には経済規模が異常なほど膨れ上がっていた。アメリカベトナム戦争で、欧州の旧連合国諸国植民地独立による経済構造変化で苦しんでいた(除西独)のと対照的だ。

だが国民生活は然程裕福にはなっていなかった。また戦後の窮乏状態から贅沢を忌避する経済道徳があった。

プラザ合意でこれが一変する。これは円高誘導日本対米貿易黒字を削減する政策なので経済構造がそれまでの輸出産業優先のままだと立ち行かなくなってしまう。

そこでそれまで禁止されていた贅沢がお上お墨付きで推奨されるようになったのだ。国民経済道徳なんて政策で左右されるのである文化は決定因子ではない。

また円高によってそれまで贅沢品だった輸入品価格が下がる。当然購買意欲は刺激される。

この浮ついた好景気が加熱してストックバブルとなり、やがて弾けて失われた30年になったのは皆の知る通り。 

この景気加熱はレジャーランド化していた大学生にも影響を与えた。それまで国内アパレルメーカーが若者向けブランドを展開してそれらが人気を博していたが、海外ブランド志向が進み、遊びの高級化が進んだのだ。有名なのがディスコマハラジャジュリアナ東京であろう。マハラジャ運営会社はそれまで「並」のディスコ経営していたが、マハラジャで極端な高級志向ドレスコードチェック(アメカジとかは入場禁止で上から下までブランド必須)にしたところ大盛況となった。

 

だが大学生が高級志向になったのは自然出来事ではなく、当時のファッションカルチャー誌が誘導したのであった。

 

POPEYEホットドックプレスの例

こういう大学生に影響の大きかった雑誌マガジンハウス社のPOPEYE(以下ポパイ)と講談社ホットドックプレスが挙げられるが、この二つは性格が違った。ポパイが先行、ホットドックプレスが追走、イノベーター理論で言えばポパイアーリーアダプター志向ホットドックプレスマジョリティ志向という感じだ。

マガジンハウスファッションカルチャー専業だけあってイノベーター人脈があるから未来への提案という形で誌面が作れる。

一方、ホットドックプレスは大出版社なのでもっと安牌志向だ。あまり冒険すると滑る危険がある。

そして流行於いてマジョリティ相手にするという事は、アーリーマジョリティになれとけしかける事であり、故に強迫観念的になるのである大学デビューした若者ファッションや遊びを勉強しろと迫る性格を帯びる。

 

山田五郎氏はyoutubeの「オトナの教養講座」を運営して大変引き出しが多くて教養がある人物だ。同氏は同誌の80年代編集長であった。

教養人だが編集長時代マガジンハウスの後追いで背伸びしたい若者楽しいライフスタイル提供というよりも「これぐらいマスターしないとモテないぞ」とオブセッションを刺激して走らせる誌面を作っていた訳で、正直そこについては評価できない。

 

これはホットドックプレスが悪いというのではなくて、トレンドの後追いする方は強迫観念に訴えるようになるという例だ。

 

ギョーカイホイチョイプロとんねるず

そんな雑誌群でやたらと持ち上げられていたのがTV局、アパレル業、広告代理店という業種だ。

ホイチョイプロはこれらのブームが起きる前から広告代理店漫画を書いていたが、このブームに乗って多角展開するに至った。広告業の業務中で電通けが特別視されたり、変なマウント取る奴が現れたりするのはこのホイチョイプロの影響である

またとんねるずパワハラ芸とTV局の内輪ネタ若者の歓心を得て売れるようになった。

特に初期のパワハラ芸が有名だがこのパワハラ芸人同士のそれではなくてTV局での上下関係に限られるのがポイントだ。TV局内とスポンサーなどの上下関係ギョーカイなので売り物になったのである

 

ギョーカイ情況である

故にギョーカイというのは単にがTV局、アパレル業、広告代理店という業種を指すのではなくて、当時の風俗上の序列に裏打ちされたそれら業界という事が出来る。広告代理店業務特別視してマウントするという態度の背景には、輸入ブランド志向、高級ディスコVIPルーム、見せる為の彼/彼女ポストモダン思想という今では時代遅れの事物文脈がある。

一方、家庭を築いて建売とかと言った一般的価値観は外部化されていて入っていない。

 

身に沁み込んだレイトマジョリティへの強迫観念

先に述べたように流行の浸透期には強迫観念に訴える形の言説が商売になる。面白いものがあるよ、じゃなくて時代に遅れるな、だ。

これらはもう時代遅れだが、この強迫観念に訴える扇動効果は残っていて、広告TV局に関する事が話題になると、今でも「電通本質は違う」などという謎マウントが湧き出すという原因になっている。

特に地方在住者に顕著だ。広告への関係の仕方は様々あり、出稿する立場印刷を受注する立場看板屋など様々な立場人間ネットに書き込む。また電通業務のうち広告ではない部門人材派遣イベントプランニングなどに関する議題で書き込む人も居る。

それらに対して謎マウンティングしでいないではいられない人が現れるというのもネットの常だ。

これらの人は自分が参画しえない場所の話だったホイチョイプロなどのギョーカイ話を実業務での経験他者の含む)で上書き具体化するのに失敗し続け、レイトマジョリティ転落の強迫観念駆動され続けているのである

 

彼等の言い方は、「電通とは」など目前の具体的解説よりなどまるでその評価軸が高級だったり知的であるかのようで、事情を知らない人は騙されてしまうが、その実は時代遅れの流行追っかけの知ったかぶりしかないので、騙されないようにして貰いたい。

インターネット下さい」やソーカルコテンパンにされたポストモダンの亜種である

 

この辺の事情を知っていれば、「己の近い場所に着弾」とか原作者自殺をそのナイーブさ故と揶揄するAI画像投稿してTV局の事情通風を吹かす者が現れたとしても、その破廉恥さに憤るよりも前に、その者がオピニオンバラティに数回出ただけでドラマには関係してない事、職域が権利者との折衝と重ならないであろう事、出演回数的に業界風吹かしたい欲が最大化される地点である事、年齢的にギョーカイ特別視のレイトアダプター層である事、とんねるず世代などに着目し、地方バーで「業界出身の人」ってこういう感じだよなぁなど感慨に耽り、祇園精舎鐘の音が胸中に去来するはずである

またマナの力に長ける者であれば、AIに向かって「政権のブレーンとして官邸に出入していた事がある事は履歴的に自慢したくなりますよね?という建前を押し出し笑顔発言者の前で、現在相手にしている読者層がその政権へのドグマ批判を共有するので炎上評価低下を恐れて答えに窮し発言者善意の天然なのか悪意があるのかはかり兼ねて引きつった笑いを浮かべる男性」という詠唱により画像を得る事が出来る筈である

TVに出るようになった切っ掛けってそのブレーン抜擢ですよね」と発言を重ね掛けする画像でもう一枚行けそうである

 

いずれにしてもTV広告業などの話で具体性も無いのにウエメセマウンティングが発生したら、その実は以上のような事情背伸びしたい「追いかける人」であるので、良く知らんけど高級な知識っぽさに騙されないようにして欲しいものである

2024-01-31

anond:20240131150805

詳しくありがとう

レジャーが主目的だし少し大きくなったらキャンプしたいし結局積載量気になりそう

友達乗せるとかで3列シートだと嬉しいこともありそうだし

次引っ越すとき駐車場の高さ制限気にしなきゃ

クラウンクロスオーバーを買おうと思っている

わいの情報

・初めての車購入

レンタカーカーシェア運転歴はそれなりだが小さめの車がほとんど

都内中心部よりで普段生活は車不要、基本はレジャーで使う

・2人の幼児がいる

・なのでレジャーはそこまでアウトドア的な積載が求められるやつじゃない

マンション立体駐車場(W1900,H1550まで)

・車で20分~2時間程度の場所にいきがち

帰省時は3時間高速を走る

 

クラウンクロスオーバーが良いと思った理由

立体駐車場に入る

・長時間運転しても自分家族も疲れにくそ

・W1840ならすれ違いや駐車時もそう不便なさそう

サイズの割に燃費良い

予算的にも程よい

 

燃費も良いしグレードはRSよりGが良いかなと思っている

車に詳しい増田、近しい感じで車使ってる増田、なんかこれ見て思うこととかアドバイスあったら教えてちょ

 

 

追記

ブコメ含め想定外にたくさんアドバイスをもらえた。ありがとうございます

 

ミニバンについて

今は駐車場の高さ制限で無理だけど、やはり子持ちならメリット大きそうだなと

引っ越したら検討したい

 

・車幅の懸念について

生活道路が全部一通エリアなのと基本郊外に出かけてて駐車も気にならなかったけど

所有するとなると近場や都心部に出かける機会も出てきそうで軽く見すぎてたか

そういえばマザー牧場へ向かう道とかすれ違い多くてちょっと嫌だったのを思い出した

 

・車種について

車種は決めた方が具体的なアドバイスもらえるかと思って自分の中で検討して決め打ちしたけど

書いてもらった中で気になるのもあり、経験がないので積極的に試乗してみようと思う

 

・嫁について

運転しないし車とかよくわかんないし何でもって感じ

でも免許あるから乗りやすい車なら運転してみようとなるのかも

 

今想定している使い方に凝り固まりすぎていて、

嫁の運転都心方面へのお出かけなど車を持つことで広がりうる部分への想像が抜け落ちてたか

とにかく試乗してみて家族含め車に乗ることや出かけることが楽しくなれるように決めようと思う

2024-01-06

広場ダブルラリアットが当たる距離レジャーシート敷いてくる他人てなんなの?

今日はいい天気でしたね

家族みんなで大きな公園ピクニックに行きました

子どもたちもウキウキ

親も、いい天気と子供の機嫌にニコニコです。

同じ様に他の家族連れも多くいました

広場テントを広げたりシートを広げたり。

広いので皆さん各々干渉しない距離をとってのんびりしてます

我が家も空いてる場所にシートを敷いて、のんびりランチ

お腹いっぱいになったら遊具で楽しく遊びました

ひと休みにとシートを敷いた場所に戻ると、30センチくらいの距離に知らないテント知らない家族

近い

すごい近い

な~んでこんなに広くて余裕があるのにこんな近くに?

他所からみたらお友達距離ですが全然知らない他人です

なんか向こうも気まずそうにしてるし、なんでやねん

こっちが先に敷いてた所に君たち敷いたんじゃん

最初は知らんぷりしてたけど近すぎワロタでシート離した

旦那は、スルー対応でしたが、やだよ我慢出来ないよ誰だよ君たち

こういう事例、初めてじゃない

【悪意があるパターン

大勢で来てる輩が「はいはい私たちここで騒ぎますよーごめんなさいね〜」とばかりに寄せてくる

五月蠅さでマウント取りたいタイプ

【悪意がないパターン

多分発達障害。だいたい妻に「近過ぎや」と指摘されて場所変えていく

今回はあからさまに邪険にしてしま自己嫌悪がありつつも、いや、あっちがおかしいよな…と思ったのでした。

おしまい今日ハンバーグ

anond:20240106163730

(ちなみに増田は「どんな年度でも東大現役合格2桁は維持できている」レベル中高一貫男子校出身だったけど、レジャーとしてクラスオタクからカツアゲするとか鼻血が出るまでタコ殴りにするとかの事件ちゃんとあった)



ワイは80年生まれ公立中学出身やけどこんなゲェジは見たことないやで

平成以降の不良にこそ典型的だった特徴

・加害する前に「お前表出ろ!」的な予告やコミュニケーションがない。武士の「やあやあ我こそは」的なそれが平成不良には全く欠落していた


・不良のなかで、自分ならず者たちの世界と非不良連中との世界との間に境界線がない。

それゆえに平成不良は見ず知らずの女性子供や老人や障害者や街の小動物さえも当たり前に加害の対象だった

・加害行動が単なるレジャー

平成不良の加害行動にはある種の人格障害的な突飛さがあった(例えば、青色の靴を履いて駅前を歩いている人間がいたら人気のないところへ連れて行ってタコ殴りにする、など。理由は「青色の靴を履いていたから」で、因縁つけるとき暴行するときに怒って叫んだりとかは一切しない。)。




彼ら昭和50年代生まれ60年代まれ平成不良を育成した親世代人格障害揃いだったとか、あるいは現代基準だと極めて異常な子育てをしていたのではと睨んでる。

2023-12-29

anond:20231228220826

日本の都会と地方若者の違いについての興味深いエピソードを共有してくれてありがとうございます。都会と地方での生活環境や文化の違いが、若者メンタリティや行動にどのように影響しているのかを明確に理解するのは重要です。

説明によると、都会の若者特に京都市のような都市部若者は、競争が激しく、高い協調性と社交スキルを持っているようです。一方で、地方若者比較競争が少なく、リラックスした環境で育っていると感じられるようです。

この違いは、都会の方が社会職場での競争が激しいため、若者自己表現や対人スキルを磨く機会が多いことに起因しているかもしれません。一方で、地方ではコミュニティが密接で、人々がお互いを支え合う文化根付いているため、競争よりも協調が重視される傾向があると考えられます

また、地方若者は、都会の若者に比べて、仕事日常生活においてゆとりを持っているように見えます。これは、地方の方が生活のペースがゆっくりで、人々が互いに深い関係を築きやす環境であることが影響している可能性があります

さらに、都会と地方若者の違いは、教育就職機会、レジャー活動さらにはメディアテクノロジーへのアクセスにおける格差からも生じているかもしれません。これらの要素が、若者価値観生活様式に影響を与え、都会と地方で異なる文化メンタリティが育まれています

結局のところ、日本の都会と地方での若者の違いは、その地域社会経済的特性文化的背景に深く根ざしており、それぞれの環境若者たちの生き方や考え方に大きな影響を与えています

2023-12-24

メイドカフェに1年通って、気づいたら200万円使っていた。

メイドカフェに1年通って、気づいたら200万円使っていた。

正確に数えた訳ではないけれど、多分200〜250万だと思う。正確に数えるのが怖くて数えていない。

メイドカフェに通い出すまでは風俗や夜の世界とは無縁で、好きなアイドルはいたけれど、のめり込むほどではなかった。

そんな自分がなぜここまでハマっててしまったのか、たくさんのお金を使ってしまったのか、自分への戒めとしてまとめておこうと思う。

-----

本題に入る前に、メイドカフェ用語文化を軽く説明しておく。

またメイドカフェやコンカフェで働く女性店員呼び方は色々ある(メイド、コンカフェ嬢、キャスト女の子など)が、ここではメイド統一する。

そもそもメイドカフェとは

メイド服を着た店員が、運んできた料理におまじない(美味しくな〜れ萌え萌えキュン!など)をかけたり、オムライスお絵描きをしたり、チェキを撮ってチェキお絵描きをしてくれたりするアミューズメントがある店を指すのが一般的。(それ以外にも様々な形態の店があるが説明が長くなるので割愛)

日常特別空間を楽しむエンターテイメントカフェである

コンカフェとは

コンセプトカフェの略。

メイドカフェと似ているので一緒にされることも多いが、キャスドリ(詳細は後述)がある店はコンカフェ、無い店はメイドカフェとされることが多い。

メイドに限らず店によって様々なコンセプトで店の内装女の子衣装デザインされている。

メイドカフェのようなおまじないや、オムライスお絵描きがある店も多い。チェキもある。

値段帯はメイドカフェの方が安く、コンカフェの方が高い。因みにガールズバーになるともっと高い。

推し

店に通う客には大抵「推し」がいる。お気に入りの子、贔屓にしている子を指す。

推しがいない客もいて、DD(誰でも大好き)や、箱推し(その店自体が好き)などと言われる。

シャンパン

シャンパンは客にとってもメイドにとっても特別ものだ。

シャンパンは誰に入れると指名してメイドのためにいれる。メイド誕生日や周年(メイドになって◯周年)など、お祝い事で入れることが多い。

値段も高い。値段は店によるが大抵は、安いもので1万前後モエシャンは2万円以上。

キラキラコンカフェ嬢」の証とされるエンジェルは15~20万。箱がついたものだと30〜40万くらいだろうか。

シャンパンには基本的にバック(売上の◯%がメイド給料になる。割合は店によって様々)がつく。

高額シャンパンを貰うことはメイドの憧れであり目標にされる。

キャスドリ

キャストドリンクの略。

メイドドリンクをあげることができる。このドリンクを飲んでいる間は基本的自分の目の前にいてくれる。メイドとじっくり話したい時に注文する。

値段は1杯800~1000円が主流。

たこれもメイドにバックが入り、メイドはキャスドリを何杯も飲むことになるので、キャスドリは客が注文するドリンクより高いし、量も少ない。

-----

メイドカフェに行くきっかけは友達の誘いだった。友達自分メイドカフェに行った事が無いから行ってみようぜという、たったそれだけ。

初めてのメイドカフェは、それはとてもとても楽しかった。

コロナちょっと落ち着いてきたくらいの時期で、レジャー的な遊びに行くのは久々だったのもあり、こんなに楽しい場所がこの世にあるのか!くらいの衝撃を受けた。

1回だけより何度も通うともっと楽しめそうだなと思ったので、何回か通ってみることにした。

なぜこんなにお金を使ってしまったのか

見栄とチヤホヤされる快感と、夜の世界の独特な空気にハマってしまったんだと思う。

メイドカフェでただ座っているだけなら大してお金はかからない。席料とワンドリンク合わせて2000円弱で1時間座っている事ができる。

しかしそれだとメイドほとんど話せず、メイドカフェ醍醐味が味わえない。

メイドカフェといえばでイメージするオムライスチェキはもちろんメニューにあるが、それを楽しむだけなら、1回3~4千円ほどで済む。それだけで1年で200万はなかなか行かない。

お金がかかる遊び方を覚えてハマってしまたからだ。

大きく4つあるので順に書いていこうと思う。

ライブパフォーマンス

まず最初にハマったのはメイドの歌ったり踊ったりのパフォーマンスだった。

通っていた店にはステージがあり、特定メニューを注文すれば、ステージで歌ったり踊ったりのパフォーマンスをしてくれた。

それはアイドルライブを見ているようなものだった。

アイドルライブはあちこちファンサをするが、メイドファンサをほぼ全部、そのメニューを注文した客にだけに向けてしてくれる。とびきり可愛い決めポーズや、一緒にするポーズも、全部独り占めできる。自分だけのアイドルのように思えた。

周りのメイドも一緒に盛り上げてくれるし、居合わせた客も手拍子してくれるので、メイドと客の2人だけの世界過ぎず適度に盛り上がっていてそれもよかった。

最初手拍子しかできなかったが、周りの常連の客を見て作法を学び、またメイドも次何をするか促してくれるので、振りや一緒にするポーズコールなど覚えてくるとより一層楽しくなった。

ただ見るだけじゃなくてメイドたちと一緒に盛り上がれるのが楽しかった。

このパフォーマンスが見られるメニューが1曲4千円弱で、1曲では足りず、毎回2~3曲お願いしていた。

シャンパン

次にハマってしまったのがシャンパンだ。

メニューにあるのは知っていて、気になってはいたが、それなりに高いので最初は手を出さずにいた。

シャンパン価格は数千円〜(安いのは正確にはスパークリングワイン)あったが、シャンパンに付随するサービスを全て受けようと思うと2万円以上のものを頼まないといけない。

通い出して1ヶ月ほど、たまたま臨時収入があったので1本くらいならと軽い気持ちで入れてしまったのが全ての始まりだった。

シャンパンを入れると、店全体で盛り上げてくれる。

シャンパン提供が始まると、店内が暗くなり、特別音楽がかかり、ピカピカ光るライトをつけたシャンパンメイドが持って来てくれる。

そしてこれでもかというほど喜んでくれる。

開栓も掛け声をかけて、店の他の客も巻き込んでみんなでカウントダウンして開ける。

開けた後は①のような歌ったり踊ったりのパフォーマンスが始まる。

①と違うのは、遠く離れたステージではなく自分のすぐそばで、至近距離で、そして店にいるメイド全員が踊ってくれる。

もちろんファンサも全部独り占め。たくさんのメイドファンサを独り占めできる。

それが本当に楽しくて楽しくて、初めてシャンパンを入れて踊ってもらった時の光景脳裏に焼き付いている。

シャンパンを入れた時の興奮が忘れられず、何度もいれてしまい、もう臨時収入分は使い切ったはずなのに、何かと理由をつけては入れ続けていた。

入れていたシャンパンは2万円台のがほとんどで、エンジェルアルマンドなど高額なものは開けたことがない。

③お祝い

メイドカフェにはお祝い事がたくさんある。

大きいものだと誕生日はもちろん、メイドになってから◯周年、昇格がある。

メイド誕生日や周年はメイドとそのメイド推してる客たちにとって、とても重要な日だ。

お祝いの日はメイドにかなりのプレッシャーがかかる。誰にも祝われなかったらどうしようと不安になるし、どれだけお祝いの品が贈られたかで人気が如実にわかり現実を突きつけられる。エンジェルなど高額シャンパンがもらえるチャンスでもある。

客は推しメイドを喜ばせるため、また恥をかかせないためにできる限りお金を使う。客にもプレッシャーがかかる。

因みに、推しの祝の日の少し前から来なくなる客はよくいる。推してるとか好きとか言いながらお祝いを渋る客はまあまあいて、そういう人はお祝いの日が来る前に姿を消す。

メイドも、プレッシャーに耐えきれず、また推してくれてるはずの客も消えて病み、祝の日の前に飛ぶ(突然辞める)メイドもたまにいる。

それくらいメイドにとってのお祝いの日は特別ものである

お祝いというと、自分はよく花を贈っていた。メニューにお祝いの花があり、お花がいっぱいあると店内も華やかでお祝い感が出るし、チェキネタにもなって好きだった。

値段もピンキリで、2万弱のものが1番よく贈られる。大きくすれば10万や30万もある。

10万以上のものは同じメイドを祝いたい客数人で出し合ったりがよくあり、実際自分も連名で何度か贈った。

1人のメイド推していたなら、頑張らなければならないお祝い事は誕生日と周年の年に2回だけでそこまで負担にならないはずが、

自分には推しがたくさんいた。

推しと言うにはちゃんと推せていないと思っていたので、推しは1人、それ以外にお気に入りメイド複数いると公言していた。

他の常連客もメインの推し1人とお気に入りが1~2人いる人が多く、店もそれを推奨するような空気があったので珍しいことではなかった。

しかし、お気に入りメイドがたくさんいると、それはもうお祝い事が盛りだくさんになる。

月に2〜3人の何かをお祝いしていた。

普段お世話になってるからとか、いつもよくしてもらってるからとか、なんだかんだ理由をつけて気前よくお祝いしていた。

お祝いが多くて大変だなんて口では言いながら、

お祝いという口実でシャンパンや花などの贈りものができ、たくさんのメイド感謝されチヤホヤされて気持ちがよかった。

1人のメイドだけに良くしていると、他のメイドからは構われないのではないか、できれば色んなメイドに構われたいという邪な考えで色んなメイドをお祝いしていた

(実際は自分推してくれてる人以外には話しかけないような極端なメイドは見たことがない)。

色んなメイドお金を使う客アピールしていたので、たくさんのメイドから良くしてもらえていたと思うし、話しかけられることも多かったと思う。

そうして話しかけられるとすぐ好きになってお気に入りメイドが増えていった。

④各種イベント

自分が通っていたメイドカフェではイベントがたくさんあった。毎月恒例のイベントもあるし、年に数回の特別イベントもあった。

イベントではメイド写真プリントされた様々なグッズが出る。

グッズは正直、あまり欲しいと思わなかったし、処分に困ると思って手を出さないようにしていた。

グッズを買わないようにするにはイベントに行かないのが1番だ。

イベントでは特別衣装を着ることが多い。例えば季節もの浴衣サンタ衣装、なんらかのテーマに合わせたコスプレなど。

イベントコスプレにはあまり興味はなかったが、たまに好きな衣装イベントがあったりして、どうしても一目見たくて行ってしまうこともあった。

またイベントにはその月にお祝いがあるメイドたちが主役になるので、推しが主役のイベントには行かないといけない。

イベントに行くと、推しイベントで輝かせたいがために①のパフォーマンスもたくさんいれるし、②のシャンパンも贈り、もちろん③のお祝いの花も贈り、

最後推しのグッズを枯らして(残り全部買って)帰ることになる。それが「推す」ことの責任から

イベントに行くと毎回予算以上に使ってしまって、5万とかそれ以上使っていた。

-----

一気にドカンと高額を使ったことはないのに、数万の積み重ねが200万円になっていた。

メイドカフェに通って約一年、突然推し卒業した。

推しがいなくなったし、ちょうど通って1年でキリがいいし、貯金100万円減ったから、潮時かと思ってもう通っていない。

と締めくくりたかったが、メイドカフェ楽しい時間が忘れられなくて、今でもたまに行っている。

2023-12-20

SOS

国立大学工学部を2年留年し、修士課程を無事2年で終えて社会に出た20代後半の男。

高校卒業して大学に入るまではなんとかやってこれた。

いや、その頃から兆候はあったかもしれないが自覚することも指摘されることもなかった。普通に友達に囲まれ普通に部活活躍普通に大学入試突破した。先生の指示通り、周りに合わせていれば良かった小中高は人によっては地獄だったかもしれないが俺には天国だった。

俺の問題点は「やるべきことに取り組めない」ということ。

大学を2年留年したのも、研究室問題児だったのも、職場問題児なのも全てこれが原因。

やるべきことに取り組めず、時間けが過ぎ、抱え込んでもうどうしようもなくなって塞ぎ込み、直前も直前の土壇場になってそれを周囲に吐露して、なんとかなったりならなかったりして来た。

学部では講義を履修する教員から散々叱責され或いはバッサリ切り捨てられて来た。小中高では殆ど怒られることのなかった(甘やかされていたのではなく怒られる理由がなかった)親に毎日叱責されながら2年の留年半引きこもりを経て学部事務所経由で連絡をくれた研究室教授に迎えられた。その研究室教授や先輩や年下の同期に引っ張られ怒られながらなんとか学部卒業修士課程を2年で終えられたのだ。

職場問題児でありながらもなんとか食い繋いでいられるのは我が社が巨大企業であり、人財役割分担もしっかりしているからに他ならない。現在労働法は俺のような問題児大手企業がバッサリ捨てることを認めていないのだ。ありがたいような申し訳ないような複雑な気分。

今やらなければならない仕事を抱えていると、それにどうしても手がつけられずライブスケジュールや好きなファッションブランドサイトをチェックして時間が過ぎる。

いざ友人とライブに行こうと思えば、どうしてもライブスケジュールがチェックできず仕事書類作成したり調べ物をしてしまう。

いざ服を買いに行くとなると店舗に行くのもオンラインショップを見るのも憂鬱で、なんとか店舗まで足を運んでも結局試着が億劫で何も買わずに退店。

仕事納めも近いここ最近問題を起こした。抱えていた仕事に取り組めず相談もできず放置。その間、受験日まであれほど憂鬱で手がつかず結局人生最低点を更新したTOEIC勉強をノリノリでやっていた。そしてデッドラインの前日、線路飛び込みたい衝動必死に堪えながら出社して爆弾カミングアウト。叱責され泣きながら周りに土下座し、同僚や上司業務過多に追い込んでなんとか仕事完了させた。

俺はどうすればよいのか。

社会全体の効用を考えれば仕事を辞めて引きこもることが最善だろうが、やはり親のこと考えてしまうし自分人生を捨てることができない。

かと言って今のままでは周囲に迷惑をかけ続ける。

メンタルクリニック病院に行ったとして「あなた障がい者です」と認定されても、治療によってどうにかならないなら受診する意味はない。障がい者認定されたことを踏まえて仕事を割り振られたり、或いは「そういうあなた理解のある職場」みたいな所に行って規則マニュアルに沿った作業をして生きるのは、引きこもったり自殺するのと同じくらい嫌なんだ。

周りの同僚みたいに普通にやるべきことを期限までにやって、休日には週明けに暴露しなきゃいけない爆弾なんか抱えずレジャーの予定を立てて生きたいんだ。

もうどうしようもなくて年を越せる自信がない。

2023-12-19

anond:20231219054246

別に格安でもないしお気軽でもないし車で移動する前提の街道沿いのホテルに限った存在でもないわけだし。

日本におけるスタンダード一般用途ホテルってだけなんだからホテルスタンダードホテルのどっちかでいいんでない? 

しろそれ以外の結婚式場付きとか国際会議場付きとか政令都市旗艦ホテルとかを名称明確化したほうが利便性高い気がする。このへんをビジネスホテルカテゴリに入れるんでややこしいわけで。

レジャーとかアミューズメントとかラグジュアリーホテルはすでに名称差別化されているので)

2023-12-18

anond:20231218063933

レジャーは一人でやればいいけど、

レジャーじゃなくてもよいので、2人で楽しめることはないのか?

っていうのが元増田の知りたいことのような。

anond:20231218060536

レジャーは1人でやればいい、まさにそういう意見です

anond:20231217195257

そもそも一緒に楽しめることって必要なのか?レジャーは個々で楽しんでくればええやん

2023-12-05

高校追記都立)も奨学金借りて、数年前にようやく返しきった。大学はまだ返済中。

高校ぐらいは出して欲しかったな、と振り返ると思う。

その分親から子どもの教材費やらレジャー費(子の誕生日ネズミーランドとか)支払ってもらっている。

自分も子の高校費用ぐらい出せるように貯めないとな…

追記:いや、このまま無償化進めてくれ!

後部座席の頃

高校国語教科書に、ピーナッツの作者の話が載っていた。

その文章がどんなだったかはもうほとんど覚えていないけれど、挿絵として載っていた漫画チャーリーブラウンが言っていたことは今でもふとしたときに思い出す。

大雑把にまとめると、「安心」とは車の後部座席で眠れる状況のことで、そしてそれはある日突然、永遠に失われる、みたいな内容だった。


私は昔から車に乗ればすぐ眠れる性質だったので、これを読んだ当時はなるほどなぁとすごく共感した。

家族で遠出した際、一人っ子だったために独占状態だった後部座席で横になり、夜のラジオを聴きながらブランケットくるまってうとうとする時間が大好きだった。

でも、高校生の私も、横になれこそしないもののまだまだ車内では眠らせてもらえる存在で、それが「永遠」に失われるとはどういうことなのか、実感としては分かっていなかったのだと思う。


免許を取って数年は、まだ両親の運転する車に乗る機会が多かった。

通勤もついでだからと送ってもらっていたし、そもそも自分の車がない。ときどき家族の車を借りて練習程度に乗るくらいだった。

それでももう、その頃には後部座席でも助手席でも意識的に起きているようにはなっていて、移動中に眠るのは専ら夜行バス電車新幹線だけになっていた。


それから更に数年。母が持病の関係運転できなくなったので、職場への送り迎えや日々の買い物の際、ハンドルを握るのは私になった。

車も自分のものを買った。両親に加え祖父母を乗せることもあるので、幅の広い乗用車通勤でもレジャーでも、当然自分運転する。誰かの飲み会の際はタクシー代わりになることだってあった。

しかし、この頃から父の運転する車は私にとって居心地のいい空間ではなくなっていて、おそらくこのとき私の安心永遠に失われたのだろう。


ある日、父が同居していた祖父母たちを追い出した。元々折り合いは悪かったのだけれど、私にとっても母にとっても非常にショッキング出来事だった。

私は祖父母に育てられたようなところもあるので、経済的社会的立場が弱い祖父母の味方についた。それ以降父とはほぼ絶縁状態である

母の病状も悪化する一方だ。進行性の病気なのでどうすることもできず、父の居ない隙に様子を見に行くことしかできない。

祖父母と母。この二つを訪ね、二つ分の病院に通い、二つと一つ分の買い物をして、出社日には私を職場に連れて行く。それが私の車の仕事申し訳ないが、美しい景色を見に遠出……とか今はちょっとできそうにない。


今日の母はアルコールの影響でめちゃくちゃだった。

さすがにちょっと疲れてしまって、帰宅リモートワークを再開すれど、進捗はあまりよろしくない。終業後もぼんやりとして、そろそろ夕飯の支度をしなきゃなと思っても立ち上がれない。眠ろうにも眠れないのでこうしてうだうだと日記を書いている。こんな日が本当にたまにやってきて、そのときふと後部座席の話を思い出すのだ。


私はもう大人で、運転席に座る側の人間で、たとえこから恋人パートナーができたとしても、やっぱり私はドライバーかもしれないし、助手席であっても事故が起きないよう常に気を張っていないといけない。

後部座席で眠っていた頃には戻れないんだな、と。今は実感としてよく理解できる。





2023-12-03

田舎に転勤になって死ぬほど辛い

当方20代後半、都下(いわゆる23区外の多摩)に生まれ、22歳で都内大学文系学部卒業し、ストレート大手メーカー総合職として就職。配属は社内情シス

その俺が、入社数年して突如地方転勤を言い渡された。

転勤先は東海道新幹線とある駅まで数km田舎工場で、工場情シスということで仕事の内容自体東京本社とあまり変わらない。サポートデスク的なあまり難しくない仕事だ。

が、転勤して半年ほどたって耐えられなくなってきた。本当につらいし、地方転勤を心の底から舐めていた。東京生活できることのすばらしさを舐めていた。住環境というもの過小評価していた。

就活してる時に戻れるなら、地方転勤があり得るメーカーなんて絶対に受けない。なまじ偏差値高い大学だったため、同期も大手企業バンバン内定を決めていることが焦りにつながり、俺もブランド重視で大手メーカーを選んでしまったが激しく後悔している。面接で「地方転勤もあるかもしれないけど、いい?」と聞かれ、都会の生活に飽きが来ていたと思っていた自分は「地方生活経験してみたい、東京以外の生活面白そうだ」というぼんやりした理由で承諾してしまった。今は転職エージェントを使って全力で転職活動している。

俺と同じように実家東京でずっと東京生活していて地方生活も悪くないかもと考えている都内大学生は多いと思う。そいつらに全力で警告したい。

ぼんやりした理由地方転勤を絶対承諾するな。

東京生活に飽きたか地方生活してみたい、は絶対後悔する

そもそも地方転勤がある会社を受けるな。もし受けるなら40歳平均年収が1000万円以上のところだけにしておけ。平均年収600万円程度の会社地方転勤させられたら都内勤務で平均年収600万円の会社絶対勝てないし自分の愚かさを心の底から呪う羽目になる。

地方転勤は年収換算マイナス300~500万円くらいだと覚えておけ。つまり年収300万円上乗せするから地方に転勤してくれない?と言われて初めてフェアな交渉になるという意味だ。給料据え置きで地方転勤を打診されたら速攻で転職活動しろ。でないとニトリ家具に囲まれ地方うんこ製造するしかなくなる。

新幹線から見える工場

これを読んでいる都内在住の人は、新幹線に乗って遠出したことが一度はあると思う。東京から新幹線に乗車し、富士山を眺めつつ、新大阪名古屋に到着し、旅行を楽しむ。ありふれた旅行の一つだ。

都会から都会を結ぶ線路の途中でふと窓の外を見ることもあると思う。眠くなるような代り映えのない田んぼだらけの景色

そう、そこに田舎工場がある。

想像できるだろうか、新幹線の窓辺から見える田舎工場で働く人の生活を。俺はまともに想像もしていなかったのに安易に転勤を受け入れてしまった。

地方転勤の想像現実ギャップありがちな勘違いを、東京育ちの若者目線でつらつら書き残しておく。

23区外、いわゆる多摩だって田舎だし、東京から離れた田舎だって同じ日本なんだから大して差はないだろ、という勘違い

23区外に住んでいると、しばしば「ここは田舎から」と自虐を宣う人を良く見かける。

こんなのは嘘だ。本当の田舎を知らないから言える虚言そのものだ。

駅までせいぜいバス自転車、徒歩で心理的負担なく気軽に出かけられて、駅周りの喫茶店カラオケネカフェ松屋吉野家なんでもありの活気がある場所にすぐ行ける。

この「心理的負担なく気軽に」行けるかどうかの違いは東京郊外と、本当の地方田舎じゃ天と地との差がある。

地方に住んでいると、駅までちょっと出かける、というのは遠足みたいな準備と気合必要になってくる。

明日は何時に家出て駅まで行って、そこから~時の電車に乗ってでかける、といったようにだ。

東京に住んでいたら、休日時間を気にする必要なんて全くと言っていいほどない。終電逃しても最悪タクシーがすぐに拾えるし、どんな時間バス停や駅につこうがすぐに乗車できるからだ。

東京場合は、財布とケータイだけもって適当にぶらぶら歩きつつ思いのままに東京タワー行ったり新宿で買い物したり美味しいラーメン屋とか書店で思う存分休日を楽しめる。

コンビニも近いかちょっとビール飲みたいなと思ったら思ってすぐに家出て買いに行ける。

それが田舎では全くできない。

田舎に住んでいると、外出するのにかなり気合必要になる。というか、外出する目的必要になる。東京に住んでいる時には外に出る理由なんて一切必要なかった。外に行きたいから行く。これだけで十分だった。

だが田舎は違う。目的も無しに玄関出て外に出たところで、何も起こらないのだ。田んぼだらけの道をふらふら歩いてコンビニまで30分かけて行って弁当飲み物買って帰ってくるくらいだ。田んぼの田園風景引っ越し初日で飽きる。何にも面白ものなんてない。だって変化がないんだもの。当たり前。

ネットAmazonもあるし、もともと休日に頻繁に外出するタイプじゃないか地方だろうと部屋の中でのQOLは都会と大差ない、という勘違い

俺は思いっきりこの勘違いにハマっていた。もともと友達もあまりいないし、ネットサーフィンしたりPCネトゲやったり読書したりとインドア趣味が多かったので、東京に住もうが田舎に住もうが大した変わりは無いと思っていた。むしろ田舎の方が光回線の帯域を占有できるからネットスピードに関しては東京より快適だった。

だけど、田舎の周りが田んぼだらけのアパートの一室でゲームやったりネットサーフィンやっていると、孤独感が本当に半端ない東京に居たときレベルが違う。東京の外で生活したことがなかった俺は、これが一番堪えた。逆に、東京にただ住んでいるだけで孤独感がほとんど無かったというのは新しい発見だった。実家が近いとか、地元の友人にすぐ会えるからとかじゃなくて、人が多いところにただ住んでいるというだけでこれほどまで孤独を感じないものなのかと再発見した。日中玄関から出れば東京だと絶対人間に出くわす。ママチャリで買い物してる奥さん学校帰りの子供、スーツ着たサラリーマン作業服した作業者、とにかく人間がいる。

対して田舎は本当に人がいない。外に出ても出なくても人がいない。部屋の中で心臓痛くなって倒れても助けは呼べないだろう。俺はアパート住まいだが、隣の部屋は空き室で、数室離れたところによくわからん人が住んでるという感じだ。俺がゲーム中にくらっと来て倒れても誰も気にかけちゃくれないだろう。地方田舎の、新幹線から見える工場に勤めてる若造が、周りが田んぼアパートの一室で倒れて苦しんでるなんて、誰にとってもどうでもいいことに違いない。そういう絶望的な孤独を、田舎では強烈に実感することができる。それはインターネットアマゾンでは全く埋め合わせることができない。

アマゾンは確かに配達される。だけど物欲自体が無くなるわけよ、田舎に住んでると。だって自慢したい相手がいないんだものいくら高価なグラボを買ってTwitterで自慢しようにも、自分が惨めな田舎アパートぐらしってだけで気持ちが強烈に萎える。

田舎で成り上がる意味はない。田舎で成り上がったその先は、都会への移住

で、これ。

住めば都って言うじゃん。どんな田舎でも何年か暮らしてみたらそこが故郷になるって話。あれは絶対嘘。まあ実家がもともと他の田舎にあって田舎田舎の転勤ならそうなるかもしれない。

だけど東京育ちの若者田舎に何年住んだって絶対都になんかならない。人がほどんどいない無人の都なんてあるか?何年たっても田舎田舎だし、人は増えない。当然都にふさわしい店や活気、おしゃれな建築物なんて絶対に作られない。都なんかになるわけがない。

から、上昇志向のある人間必然的により良い環境へのクラスチェンジというか移住目標になる。田舎工場工場長や支社長になったって、多分東京で平社員やってる方が圧倒的にQOL高いよ。

田舎トップになるより、東京底辺の方が100万倍マシ。なぜなら優秀な人はみんな都会を目指すわけで、田舎で昇進を重ねて偉くなろうが、部下になる奴は救いの無い田舎者とか上昇志向の無い現状維持の変化を嫌う奴らだけ。優秀な奴は結局東京みたいな都会を目指すわけよ。

から田舎で昇進して成り上がるなんて人生目標になるわけがない。偉くなれば東京に上がれるかも、って希望けが向上心の持っていき場になる。

偉くなって、東京に行くんだ、ってなるくらいなら、最初から東京会社キャリア積んだ方が100,000,000倍マシ。地方転勤は本当に虚無。

東京実家に戻ってさらに実感

お盆休み実家に一週間ばかり帰ったが、田舎暮らしには何の意味もないことをさらに実感することになる。

しろ何もかもが最高なのだ

UberEatsとか、なんだよこの便利なサービスは。外出しなくてもレストランメニュー注文できて自宅で食えるとか神かよ。

図書館はそこら中にあるし、本屋もまだまだたくさんある。ふらっと気軽に家から出て本屋立ち読みしたり気に入った本を買って喫茶店で3時間くらいコーヒー飲みながら読書したりとか、最高かよ!!

映画館も多くて、プロスポーツ観戦もちょっと気が向いたらすぐに行ける。ラーメン屋地方と違ってめちゃくちゃレベルが高い。

「生き物のようにぐにゃぐにゃ生きて動いている街」のど真ん中に自分がいるということがどれだけ楽しく活気に満ち溢れている状態なのかとても強く実感する。

東京戻ってきて思ったのは、東京って行こうと思えばすぐに、海、山、湖、川、都心、港、渓谷、果ては島にすら日帰りで気軽に行けちゃうっていう、人が多くて買い物し放題なだけじゃなくて東京近郊でアウトドアレジャーも超簡単に楽しめちゃう最高の地域だってこと。

箱根富士五湖横浜の港、アクアライン千葉に行ってマザー牧場とか海岸線ドライブとか、狭山とか五日市秋川高尾山も超気軽に行ける。調布飛行場行けば日帰りで伊豆大島にすら行ける。井の頭公園代々木公園新宿御苑みたいな緑にあふれたところもさくっと行って帰ってこれる。つまり東京に住んでれば自然も楽しめるし都会も楽しめるし、文化芸術スポーツも最高に楽しめる。

東京で不足する要素が本当に見当たらないのだ。

お盆が終わり、誰も待っていない田舎アパートに戻ると半端ない孤独感が波のように押し寄せてくる。同じ大学の同期で東京勤務の奴は、田舎暮らしの辛さなんかこれっぽっちも知らないんだろうなあ、と思い心底うらやましく感じる。都会のおしゃれな店で貴重な20代合コン会社の先輩とかとの飲み会で楽しんでる中、自分は音のしない孤独アパートの一室でやることはネットサーフィンやネトゲだけ。

大手企業から20代なのに残業代込みで500万円近くもらえてはいるのだが、ぶっちゃけ20代なんて年収300万円の都会住まい全然十分だし、早くこの地獄から脱出したくてたまらない。。。

東京育ちで地方転勤ありの会社を悩んでる人へ

あなたと同じ東京育ちの人間として親切に忠告する。

地方転勤がある会社絶対選ぶな。

年収600万円での地方生活 = 年収300万円の東京生活だ。

地方転勤命令なんて人権無視非人道的行為のものだ。好きなところに住む権利基本的人権の一つだ。

転勤命令を出すなら、最低でも年収300万円は上乗せしないとフェアじゃない。それを会社側の負担がせいぜい数十万円の引っ越し代でほぼノーリスクで転勤命令出せるなんてありえない。

俺と同じ無知による悲劇はもう起こってほしくないし、何よりノーリスクで転勤命令出そうとするクソ企業を心底呪っているので、転勤ありの会社新卒が全く集まらないような社会になってほしい。

転勤ありの会社地元から社員募集するか、年収300万円以上給料上げて募集しないと人が集められない、そういう社会になってほしいと思ってこのエントリーを書いている。

だっておかしくないか企業企業土地代の安い田舎工場事業所を作るわけだから土地負担額は数十億円単位セーブできているわけだ。だったらそのセーブした分を人件費に積みかえることで地域活性化してお金地方にも回るのに、都会で人を集めといてそのまま地方にぶん投げる、こんなのありえないだろ。せめて金銭的に地方に行ったら得になるようなインセンティブを出せよと。

ニトリソファ買って田舎暮らし。向き不向きあるだろ。

2023-11-24

大人体験欠乏症

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/shinshinohara/n/nc5b879384537

バスってるこれは子ども教育の話だけどさ、大人も同じだよね。

結婚とか分かりやすい。結婚してない人間社会的信用を得にくいけど、それは結婚を通して得られる体験がその人には欠乏しているから、体験を通して育つモノを持っていない可能性が高い。

他にもろくに海外に出たことの無い人間偏差値60以上の社会に触れていない人間、多様なレジャースポーツチャレンジしてない人間、異性を知らない人間、こういった人間体験欠乏症で、それらを経て形成される情緒や知能が発達できていない。

子供だとわかりやすく発達に差が出るけど大人だって同じこと。体験を経ていない人間はそのことを自覚しておくべきだろう。

2023-11-20

キャンプで身につけた知識や道具って災害対策に役立ちますか?った

何回かキャンプブーム来てるよね?

震災とか台風とか「災害対策に役立った!」って声を聞かないけど、実際役にたたないの?

キャンパーレジャー感覚でやってんの?

2023-11-16

anond:20231111141920

「全部同じじゃん」と「全然違うじゃん」ってのはどちらも自分解像度が正しいとする主張の押し付け合いで同類

客観的に正しさを示すならば同じor違うと認識している部分を示してその意味とセットで伝えなければならない

例)この車は同じ価格帯の車の中でもサイズが大きくて荷物を多く載せられるんでレジャー向けで人気なんですよ

2023-11-11

かまととぶる、とは? 用例:「かまととぶってんじゃねえよ」

発展:

カマトト仏典じゃねえよ」

語源

カマトトは鳥が羽を制御するために用いる骨の付け根にあるひし形の骨で鎌取と呼ばれる部分のことではないしそんな骨はない。

個人的経験

いままで生きてきて実際に「かまととぶってんじゃねえよ」という発話を聞いたことがない。

総論

小説物語の中で辛うじて使われているのを目撃したことがあるが、すでに死語に近い。

昭和のある時期にだけ使われていた言葉

補足・研究中の項目:

レッド・ブルとの関係性。

シャリア・ブルとの関係性。

シャトーブリアンとの関係性(グランシャトーレジャービル?)

おっぱいぷるんぷるん(地下室でナチの小男が激昂)

2023-10-25

anond:20231025140612

通勤とか保育園への送迎はそもそも禁止場合殆どで、基本は週末のレジャー用途

後は子供が熱出した時とかにあると便利って感じ

まあそれも正直乳児一人だと車使うよりも抱っこして歩いた方が早かったりもするが、雨だったり子供が二人とかいたりすると車の方が気楽な面はある

2023-10-08

一人でフェス参戦。

トイレに行くときレジャーシートに何を置いたらいいだろうか……?

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん