2023-12-24

メイドカフェに1年通って、気づいたら200万円使っていた。

メイドカフェに1年通って、気づいたら200万円使っていた。

正確に数えた訳ではないけれど、多分200〜250万だと思う。正確に数えるのが怖くて数えていない。

メイドカフェに通い出すまでは風俗や夜の世界とは無縁で、好きなアイドルはいたけれど、のめり込むほどではなかった。

そんな自分がなぜここまでハマっててしまったのか、たくさんのお金を使ってしまったのか、自分への戒めとしてまとめておこうと思う。

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本題に入る前に、メイドカフェ用語文化を軽く説明しておく。

またメイドカフェやコンカフェで働く女性店員呼び方は色々ある(メイド、コンカフェ嬢、キャスト女の子など)が、ここではメイド統一する。

そもそもメイドカフェとは

メイド服を着た店員が、運んできた料理におまじない(美味しくな〜れ萌え萌えキュン!など)をかけたり、オムライスお絵描きをしたり、チェキを撮ってチェキお絵描きをしてくれたりするアミューズメントがある店を指すのが一般的。(それ以外にも様々な形態の店があるが説明が長くなるので割愛)

日常特別空間を楽しむエンターテイメントカフェである

コンカフェとは

コンセプトカフェの略。

メイドカフェと似ているので一緒にされることも多いが、キャスドリ(詳細は後述)がある店はコンカフェ、無い店はメイドカフェとされることが多い。

メイドに限らず店によって様々なコンセプトで店の内装女の子衣装デザインされている。

メイドカフェのようなおまじないや、オムライスお絵描きがある店も多い。チェキもある。

値段帯はメイドカフェの方が安く、コンカフェの方が高い。因みにガールズバーになるともっと高い。

推し

店に通う客には大抵「推し」がいる。お気に入りの子、贔屓にしている子を指す。

推しがいない客もいて、DD(誰でも大好き)や、箱推し(その店自体が好き)などと言われる。

シャンパン

シャンパンは客にとってもメイドにとっても特別ものだ。

シャンパンは誰に入れると指名してメイドのためにいれる。メイド誕生日や周年(メイドになって◯周年)など、お祝い事で入れることが多い。

値段も高い。値段は店によるが大抵は、安いもので1万前後モエシャンは2万円以上。

キラキラコンカフェ嬢」の証とされるエンジェルは15~20万。箱がついたものだと30〜40万くらいだろうか。

シャンパンには基本的にバック(売上の◯%がメイド給料になる。割合は店によって様々)がつく。

高額シャンパンを貰うことはメイドの憧れであり目標にされる。

キャスドリ

キャストドリンクの略。

メイドドリンクをあげることができる。このドリンクを飲んでいる間は基本的自分の目の前にいてくれる。メイドとじっくり話したい時に注文する。

値段は1杯800~1000円が主流。

たこれもメイドにバックが入り、メイドはキャスドリを何杯も飲むことになるので、キャスドリは客が注文するドリンクより高いし、量も少ない。

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メイドカフェに行くきっかけは友達の誘いだった。友達自分メイドカフェに行った事が無いから行ってみようぜという、たったそれだけ。

初めてのメイドカフェは、それはとてもとても楽しかった。

コロナちょっと落ち着いてきたくらいの時期で、レジャー的な遊びに行くのは久々だったのもあり、こんなに楽しい場所がこの世にあるのか!くらいの衝撃を受けた。

1回だけより何度も通うともっと楽しめそうだなと思ったので、何回か通ってみることにした。

なぜこんなにお金を使ってしまったのか

見栄とチヤホヤされる快感と、夜の世界の独特な空気にハマってしまったんだと思う。

メイドカフェでただ座っているだけなら大してお金はかからない。席料とワンドリンク合わせて2000円弱で1時間座っている事ができる。

しかしそれだとメイドほとんど話せず、メイドカフェ醍醐味が味わえない。

メイドカフェといえばでイメージするオムライスチェキはもちろんメニューにあるが、それを楽しむだけなら、1回3~4千円ほどで済む。それだけで1年で200万はなかなか行かない。

お金がかかる遊び方を覚えてハマってしまたからだ。

大きく4つあるので順に書いていこうと思う。

ライブパフォーマンス

まず最初にハマったのはメイドの歌ったり踊ったりのパフォーマンスだった。

通っていた店にはステージがあり、特定メニューを注文すれば、ステージで歌ったり踊ったりのパフォーマンスをしてくれた。

それはアイドルライブを見ているようなものだった。

アイドルライブはあちこちファンサをするが、メイドファンサをほぼ全部、そのメニューを注文した客にだけに向けてしてくれる。とびきり可愛い決めポーズや、一緒にするポーズも、全部独り占めできる。自分だけのアイドルのように思えた。

周りのメイドも一緒に盛り上げてくれるし、居合わせた客も手拍子してくれるので、メイドと客の2人だけの世界過ぎず適度に盛り上がっていてそれもよかった。

最初手拍子しかできなかったが、周りの常連の客を見て作法を学び、またメイドも次何をするか促してくれるので、振りや一緒にするポーズコールなど覚えてくるとより一層楽しくなった。

ただ見るだけじゃなくてメイドたちと一緒に盛り上がれるのが楽しかった。

このパフォーマンスが見られるメニューが1曲4千円弱で、1曲では足りず、毎回2~3曲お願いしていた。

シャンパン

次にハマってしまったのがシャンパンだ。

メニューにあるのは知っていて、気になってはいたが、それなりに高いので最初は手を出さずにいた。

シャンパン価格は数千円〜(安いのは正確にはスパークリングワイン)あったが、シャンパンに付随するサービスを全て受けようと思うと2万円以上のものを頼まないといけない。

通い出して1ヶ月ほど、たまたま臨時収入があったので1本くらいならと軽い気持ちで入れてしまったのが全ての始まりだった。

シャンパンを入れると、店全体で盛り上げてくれる。

シャンパン提供が始まると、店内が暗くなり、特別音楽がかかり、ピカピカ光るライトをつけたシャンパンメイドが持って来てくれる。

そしてこれでもかというほど喜んでくれる。

開栓も掛け声をかけて、店の他の客も巻き込んでみんなでカウントダウンして開ける。

開けた後は①のような歌ったり踊ったりのパフォーマンスが始まる。

①と違うのは、遠く離れたステージではなく自分のすぐそばで、至近距離で、そして店にいるメイド全員が踊ってくれる。

もちろんファンサも全部独り占め。たくさんのメイドファンサを独り占めできる。

それが本当に楽しくて楽しくて、初めてシャンパンを入れて踊ってもらった時の光景脳裏に焼き付いている。

シャンパンを入れた時の興奮が忘れられず、何度もいれてしまい、もう臨時収入分は使い切ったはずなのに、何かと理由をつけては入れ続けていた。

入れていたシャンパンは2万円台のがほとんどで、エンジェルアルマンドなど高額なものは開けたことがない。

③お祝い

メイドカフェにはお祝い事がたくさんある。

大きいものだと誕生日はもちろん、メイドになってから◯周年、昇格がある。

メイド誕生日や周年はメイドとそのメイド推してる客たちにとって、とても重要な日だ。

お祝いの日はメイドにかなりのプレッシャーがかかる。誰にも祝われなかったらどうしようと不安になるし、どれだけお祝いの品が贈られたかで人気が如実にわかり現実を突きつけられる。エンジェルなど高額シャンパンがもらえるチャンスでもある。

客は推しメイドを喜ばせるため、また恥をかかせないためにできる限りお金を使う。客にもプレッシャーがかかる。

因みに、推しの祝の日の少し前から来なくなる客はよくいる。推してるとか好きとか言いながらお祝いを渋る客はまあまあいて、そういう人はお祝いの日が来る前に姿を消す。

メイドも、プレッシャーに耐えきれず、また推してくれてるはずの客も消えて病み、祝の日の前に飛ぶ(突然辞める)メイドもたまにいる。

それくらいメイドにとってのお祝いの日は特別ものである

お祝いというと、自分はよく花を贈っていた。メニューにお祝いの花があり、お花がいっぱいあると店内も華やかでお祝い感が出るし、チェキネタにもなって好きだった。

値段もピンキリで、2万弱のものが1番よく贈られる。大きくすれば10万や30万もある。

10万以上のものは同じメイドを祝いたい客数人で出し合ったりがよくあり、実際自分も連名で何度か贈った。

1人のメイド推していたなら、頑張らなければならないお祝い事は誕生日と周年の年に2回だけでそこまで負担にならないはずが、

自分には推しがたくさんいた。

推しと言うにはちゃんと推せていないと思っていたので、推しは1人、それ以外にお気に入りメイド複数いると公言していた。

他の常連客もメインの推し1人とお気に入りが1~2人いる人が多く、店もそれを推奨するような空気があったので珍しいことではなかった。

しかし、お気に入りメイドがたくさんいると、それはもうお祝い事が盛りだくさんになる。

月に2〜3人の何かをお祝いしていた。

普段お世話になってるからとか、いつもよくしてもらってるからとか、なんだかんだ理由をつけて気前よくお祝いしていた。

お祝いが多くて大変だなんて口では言いながら、

お祝いという口実でシャンパンや花などの贈りものができ、たくさんのメイド感謝されチヤホヤされて気持ちがよかった。

1人のメイドだけに良くしていると、他のメイドからは構われないのではないか、できれば色んなメイドに構われたいという邪な考えで色んなメイドをお祝いしていた

(実際は自分推してくれてる人以外には話しかけないような極端なメイドは見たことがない)。

色んなメイドお金を使う客アピールしていたので、たくさんのメイドから良くしてもらえていたと思うし、話しかけられることも多かったと思う。

そうして話しかけられるとすぐ好きになってお気に入りメイドが増えていった。

④各種イベント

自分が通っていたメイドカフェではイベントがたくさんあった。毎月恒例のイベントもあるし、年に数回の特別イベントもあった。

イベントではメイド写真プリントされた様々なグッズが出る。

グッズは正直、あまり欲しいと思わなかったし、処分に困ると思って手を出さないようにしていた。

グッズを買わないようにするにはイベントに行かないのが1番だ。

イベントでは特別衣装を着ることが多い。例えば季節もの浴衣サンタ衣装、なんらかのテーマに合わせたコスプレなど。

イベントコスプレにはあまり興味はなかったが、たまに好きな衣装イベントがあったりして、どうしても一目見たくて行ってしまうこともあった。

またイベントにはその月にお祝いがあるメイドたちが主役になるので、推しが主役のイベントには行かないといけない。

イベントに行くと、推しイベントで輝かせたいがために①のパフォーマンスもたくさんいれるし、②のシャンパンも贈り、もちろん③のお祝いの花も贈り、

最後推しのグッズを枯らして(残り全部買って)帰ることになる。それが「推す」ことの責任から

イベントに行くと毎回予算以上に使ってしまって、5万とかそれ以上使っていた。

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一気にドカンと高額を使ったことはないのに、数万の積み重ねが200万円になっていた。

メイドカフェに通って約一年、突然推し卒業した。

推しがいなくなったし、ちょうど通って1年でキリがいいし、貯金100万円減ったから、潮時かと思ってもう通っていない。

と締めくくりたかったが、メイドカフェ楽しい時間が忘れられなくて、今でもたまに行っている。

  • 非公開モードで+3

  • メイドカフェってそんな感じなのか。 最近はアニメとかでもメイドカフェで働いているキャラとかいるけど、優しい顔してオタクから搾り取りまくってるって思うと

  • その金で風俗でも行けばいいのに

  • 客の財布事情を考慮した良心的値段設定 年収400万くらいまでの独身男の可処分所得から吸い上げられるギリギリを攻めてる印象が強いんだコンカフェの類

  • シャンパンの提供が始まると、店内が暗くなり、特別な音楽がかかり、ピカピカ光るライトをつけたシャンパンをメイドが持って来てくれる。 この時点でもうやってる事ホストの水商...

  • 一年通って200万って娯楽としてそこまでの金額じゃねえし値段相応に楽しんでんじゃん

    • 貯蓄を100万切り崩してる人にとっては余裕のある使い方とは言えないよ

      • 趣味にはまったら一時的に貯金崩しちゃうことくらいあるでしょ

        • 貯蓄の性質によるだろ 崩した貯蓄が趣味のためやリフレッシュのための個人旅費積み立てとかなら問題にならん 家賃(不動産購入費)、結婚資金、老後資金などならグレー 数か月先以...

        • 基本的には無いなぁ 年間の収支がマイナスって破綻してるじゃん

      • 金額が200万円だろうが、1000万円だろうが、余剰金で遊んでるなら余裕がある。生活費を崩してるなら余裕がないって話なだけでしょ

  • モエが2万でそんなサービスまでしてくれるって結構良心的なんだなコンカフェ

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