はてなキーワード: 紫色とは
その植物は買えば5000円とかする結構高価で珍しいもので、実際にその目で見ることはなくてもネットで検索すればその姿形を閲覧することができるし、詳しく調べればその薄紫色の可憐な花に行き着くことも可能だ。
ただ、とても良い香りがするんだ。驚いた。成長は非常に鈍足で、花が咲く兆しが見えてから数ヶ月後の開花。噂には聞いていたが、大変に香りが良い。
これを誰かに伝えたい。「これ、めっちゃいい匂いじゃね?」って。「うん、いい匂いがするね」ただそれだけのリアクションでいい。
だけど、匂いってインターネットじゃ伝えられないんだな。実際に匂いを嗅がなくてはならない。うちにお呼び立てしなくてはならない。こればっかりはどうにもならない。花が咲いたよって写真を示すことはできても、その香りを伝えることはできないんだ。
私はコミュ障で、コミュ障なのはわかっているので、できるだけ人を避けて生きてきた。人間関係をリセットしたのは一度や二度ではない。今、私には自分で育てている植物以外の何も残っていない。
花の香りを伝えるにはインターネットではない生のコミュニケーションが求められるんだなと痛感している。この花の香りを伝えたい。だけど、私にはこの花の香りを伝える手立てがないし、伝えるべき人もいない。ああ、もどかしい。虚しい。ひとりで花の香りを嗅いでひとりで人生が終わっていくなんて。
そんなことを今更思った。
地方のブドウ農家さんが作ったお酒らしくてウェブサイトに生産者の顔写真付きで説明が書かれてる丁寧なやつ。
普通のお酒よりもちょっと高いんだけど、綺麗な紫色で香りも良くてしかもブドウが一粒浮いてる!オシャレ!
普段はビールか日本酒、ワインばっかりだから、たまには甘いのをと思ってこれにした。
すごく美味しくてアルコール度数が7%だからそこまで酔っ払うほどでもないけど夜中に本読みながらチビチビ飲んでたの。
たぶん2週間ぐらいかけて飲んでた。それで今日とうとう最後の150mlぐらいになって少し惜しい気持ちになりながらグラスについだら
ドロッドロのブドウの果肉が出てきたの!薄めのジャムか!っていうぐらい濃い液体が出てきたの!
瓶底にめちゃくちゃ果肉が溜まってたんだよね・・・。もしやと思ってラベル読んだら「成分が沈殿するからよく振ってお召し上がりください」だって・・・。
軽く振ったらずいぶん濁った酒であれだけ「うまいうまい」言って飲んでたのに実はお酒のポテンシャルを発揮できてなかったってことだよね。
橙田(とうた) 橙木(とうぼく) 橙山(とおやま)
浅黄(あさぎ) 黄木(おうき) 黄地(おうち)
白川(しらかわ) 白木(しらき) 白崎(しらさき)
茶園(ちゃえん) 茶木(ちゃき) 茶谷(ちゃたに)
大空(おおぞら) 空閑(くが) 空田(そらた)
茜部(あかなべ) 茜ケ久保(あかねがくぼ) 茜谷(あかねや)
紅林(くればやし) 紅露(こうろ) 紅谷(べにや)
紫垣(しがき) 紫藤(しどう) 筑紫(ちくし)
緋田(あけた) 緋本(ひもと) 緋山(ひやま)
飴田(あめだ) 飴谷(あめたに) 飴本(あめもと)
鴬地(うぐいすち) 鴬生(おうしょう) 白鴬(はくおう)
このくらいでしょうか・・・赤色・桃色・青色・水色・緑色・草色(黄緑)・橙色・黄色・黒色・白色・灰色・茶色、桜色・空色・朱色・藍色・鼠色・茜色・紅色・紫色・緋色・飴色・銀色・金色・蓬色・鴬色・紺色・土色・藤色で苗字を計153程挙げてみました。
お役に立てれば幸いです(^_^)♪
寝てる間に赤紫色に染める
20代後半男、160cm、40kg
それは挨拶だったり注意だったりキャッチだったりビラ配りだったり道を尋ねるものだったりいろいろで老若男女外人を問わない
キャッチやビラ配りの類は俺を見つけると確実に目線を合わせてくるし、駅のホームでスマホを弄っていれば意味不明な婆さんにいきなり話しかけられるし、クソ忙しいはずのスーパーのレジ係までもが俺の買うものをネタに瞬間的な雑談を振ってくる
最近まで自覚していなかったが、どうもこれは見た目が原因であるらしい
世にいる大半の引き籠りの同意を得られる自信があるが、俺は人間が大嫌いだ
今まで穏便に対応したり無視したりして来たが、良い加減鬱陶しくなってきたので対策を取ることにした
自分で考えたが、話しかけられたら凄んだり怒鳴ったりするとか、顔に刺青シールを張るとかしか思い浮かばなくて詰んだ
見た目で舐められないようにするにはどうすれば良い?教えてくれ
起きたら伸びててワロタ
残念ながらそうではなく、穏やかでない連中にもきちんと声を掛けられている
駅前で人ごみのど真ん中だと言うのに、行きと帰りで同じ人間に二度絡まれたエピソードを一つ紹介する
スーツ姿のサラリーマンで一見普通だが、通路の真ん中付近で立ち止まり話しかける人を物色してる感じの不審者
彼我の距離10mほどでちらりと俺を見やったと思ったら、不自然に目をそらしながらこちらの歩行に合わせて近づいてくる
横を通りかかるタイミングで「あの、ちょっとお尋ねしたいんですけども」と声をかけられる
まさか同じ奴をもう一度引っ掛けようとは思うまいと普通に横を通り抜けようとしたら突如こちらに向き直って
「あのこれ違います?」「落としましたよ」「すいません!すいません!」と粘られる
もちろん何も落としていなかった
断る
教えてもらった方法を整理してみた
俺だけでなく誰かの役に立つかもしれない
皆さんありがとう
話しかけられたくないだけならこれは多分最良の案
この種のアイデアにはネタが混じっているので実運用可能と思われるものを抜粋した
職質と通報に注意
髪型を変えたり染めたりは簡単で効果ありそうなのでぜひ検討したい
これは俺がいるグループが話しかけられるという経験が多々あるので有効性が疑問だ
一九八五年、10月16日。
観衆は独りでに、まるで定められていたかのように英雄を見繕っては胴上げを開始した。
歓喜の産声は「掛布!掛布!」「岡田!岡田!」と何処からともなく沸き上がり、彼らは次に愛すべき我らが主砲。
優勝の立役者たる名手バースに感謝の念を捧ぐため胴上げを提案をするも、外人たる彼へ見立てられるような男はなかなか見当たらない。
「おい、あれ見ろや!」
一団のひとり、男が見つけ何気なく指さした先にはケンタッキー・フライド・チキン道頓堀店。
「あれや!あれ!」
彼らによってさっそく担ぎ出されると、サンダース人形は次に宙を舞っていた。
といった、鳴り止まぬ歓声のような掛け声とともに。
暴徒の様に化した彼らの進軍をもはや誰も止めることなどできず。
午後23時23分。この行為が引きこ起こす悲劇のことなどつゆ知らず。
一九八七年、10月16日。
ぼくは大阪に出来た彼女へ会いに行くと、久しぶりの再会にもかかわらず彼女はぷりぷりしていて「だってー、阪神最下位なんやもん」と独特のイントネーションから始まる言葉で告げるので苦笑いするほかになかった。
尤も、ぼくはそれほど野球に興味はなく、あったところで関東生まれなので、おそらくファンになっているとしたらジャイアンツだろう。
しかしそんなことを口にすれば彼女が怒るなんていうのは明らかで、だからぼくは口を塞ぎ彼女の愚痴をただ聞き入っていた。
本心としては今晩、ちょっと奮発したレストランを予約していたので、彼女に気に入ってもらえるか、そこでちゃんと堂々と振舞えるかこそぼくは気にしていたのだけど、どちらにしろそうした事柄に気を取られていたので周りがよく見えていなかった。
もしくはわざと。
ドンっ、と通りすがりの人と肩をぶつけてしまい「あっ、すいません」と口に出して謝る前にはもう鉄拳が飛んできていた。
ぼくは気づくと吹っ飛んでいてその瞬間には何が起こったのかわからず、きゃああという悲鳴を聞いてはっと我に返り、彼女がかがんでぼくの傍に来ていた。
ぼくは無意識にも気づくと鼻を押さえており、その手はどくどくとしたぬくもりを感じ続けていて「兄ちゃん!これ、どう落とし前つけてくれるんじゃ!」と紫のスーツを着た若い男がぼくの前に立ちはだかり、ぼくの人相を変えようとこぶしを振り上げようとしていた。
ぼくはとっさに立つ上がると彼女の手を取って走り出した。
えっ?と一瞬躊躇する様子を彼女は見せたが、ぼくがうなづくと察したように、あとは彼女も自ら走りだしてくれて、あとは振り返らずただ必死に走り続けた。
夜の帳の中を駆け回り、息も切れ切れとなってようやく足を止めると二人したがっくり項垂れるように膝へ手を落とし、はあはあぜえぜえと呼吸を繰り返した。
「……まいたかな?」
「……たぶ」
ん。そこまで言わず彼女は目を見開き、その視線を追うようにして振り返る。
男が立っていた。紫色のスーツ。鶏みたいに逆立った髪型に金髪。
「兄ちゃん、よう探したで」
男の冷静な、冷ややかな口調はかえって凶暴さを際立たせ、ぼくはまた逃げようと、彼女の手を
「おっと、そうはさせんで」
男はぼくと彼女の間にさっと割り込むとぼくの前に立ちふさがり、振り返って好色に満ちた目をちらりと彼女に向けた。
「ほう」
男はにやついた表情でぼくを見据えると、その瞬間、僕は体当たりをかました。
精一杯の勇気はしかし、同時に無謀というレッテルに書き換えられ、男はがっちりとした体躯でたじろぐことなくぼくを受け止めた。
「うわぁ?」
次にぼくは浮遊感を味わい、男はぼくの体へ手を回すと持ち上げボディスラムをかまそうと構えた。
「ちょうどええやんけ」
男のかすかなつぶやきは真下から聞こえ、ぼくは顔を必死で上げて前を見ると
……え?
そこには道頓堀川があった。
次の瞬間、気づくと僕はびしょぬれになっていることもなく、ただ見慣れぬ大地の傍らに倒れていた。
「おっ、やっと起きたかね」
「……ここは?」
少女は顔に似合わず「ほっほっほ」と翁のような笑い声をあげると次にぼくを一瞥。
「きみも、あそこから来たのだろう」
あそこ?
キョトンとしていると手を差し出され、受け取って体を起こすと少女と対面した。
奇麗な子だ。とても。
「……あのう、ここは何処なんですか?そしてあなたは?」
「質問は一つずつにしてほしいが、まあよい。ここはきみからすれば”異世界”といったところ」
「異世界?」
少女はコクリとうなづく。
「そして私だが……たぶん、はじめましてではあるまい」
「えっ?」
こほん、と少女は一つ咳を切ると、今度は握手のための手を伸ばしてこう言った。
「わたしはカーネル・サンダース。元人形じゃよ。そして、道頓堀に投げ込まれてこの世界にきた、いわゆる異世界転送人じゃ」
え?えええええ!?
この物語は、彼女のためにも元カーネル人形をもとの世界に戻す物語であり、数多の阪神ファンのためにサンダース人形へと許しを請う話であり、そして自分、ぼくのための物語である。
なんたってそれは―
って、こうした話を書こうかな、と思うんだけどどうかな?
自分はとにかく顔が薄く血色が悪い。
血管が透けるほど白く、小学校一年生の時からクマが濃いので周りから心配されてきた。
色白は七難を隠すというが、幸の薄い顔だと逆効果だというのは自分が証明する。
顔が薄いということは、化粧映えするということではない。
塗ったところでほとんどの変化がない。
濃く塗れば、浮きすぎる。
モードなメイクも、コンサバな囲み目も、まつげエクステも、赤リップも
自分がすると「無理している」仕上がりになるのが鬱だった
30も近いので、百貨店で揃えた品のある化粧品を薄くつける毎日
付けても付けなくても一緒のくせに、少しでもマシになるはずと思い込んでいた
ここのコンセプトは「インビジブル」。
2/5発色のリップや、塗るとうっすら血色が良くなるチークが有名だった。
そのコンセプトに見事に合致した自分は早速カウンターへと足を運んだ。
年配のBAさんにタッチアップしてもらって、自分は初めて化粧の効果を感じることができた。
クマは消えるわけではない。
透けた血管も、紫色の唇も、塗りたくることでカバーすることはない。
ほんの少し色を足すだけで、そこから視線をそらすことができる。
全アイテム、20%程の発色のそれを顔にのせるだけで見違えるように元気な顔立ちになった。
色々購入し、そのままの顔で恋人に会った。
「どうしたの!」と驚かれて、「今日すごいいいね!」と喜んでくれた
「白目がきれいにみえる」「肌が粉っぽくない」「すっぴんでかわいい人みたい」
うれしい言葉をたくさんもらった。
そんなブランドがこの秋から販売を縮小し、来年の秋には販売を終了する。
似たようなブランドなんてない。
あのリップも、チークも、アイシャドウも、どれもこれも、どこにもない
私はまた、血色の悪い顔に濃い粉を塗る日々に戻るんだろう
CHICCA、どうしてなくなってしまうの
HIV検査に行ってきた事を書きます。男性同性愛者です。二十代後半。
ネット経由でAIDSの恐ろしさや、感染してしまった際の金銭的・精神的負担を知る。
デブで息の臭いおっさんに無理矢理組み敷かれ、ナマでヤラれてしまった経験があったため、不安になり検査を受けようと決意。
自治体が行なっている検査について調べてみる。『オンラインでの事前予約が必要だが、即日結果を教えてもらえる』ものと、『予約不要ではあるが、結果が出るまで一週間待たされる』と二種類あることがわかった。(どちらも定員人数あり。無料。)
しかしながら、前者は速攻で予約が埋まってしまう。これは東京都などでも同じらしい。HIV感染に対して心当たりがある人が意外に多いことに驚く。一週間やきもきした気持ちで結果を待つのは嫌だったが、仕方がない。
検査会場に行く。ごく普通のビルの中で催されている。受付で赤い番号札を貰い、渡された書類に記載していく。氏名・住所・電話番号などの個人情報を書く欄は設けられていない。
来場者を案内しているボランティアスタッフは、初老の女性がほとんどであった。
対照的に、検査を受けに来ているのは老若男女問わず幅広い層である。女性の割合が思ったより多い。これは偏見だが、服装などから何となくセックスワーカーなのではと思った。なぜかはわからないけれど、ひとり机に伏して号泣している女性がいた。
人が多い割に誰も言葉を発さないので、不安な気持ちはエスカレートするばかりだ。
ヒーリング系のオルゴールがBGMだった。チャイコフスキーの『金平糖の踊り』のメロディーがお通夜のような雰囲気をさらに盛り立てる。
壁には大きなパッチワークが貼ってあり、『ONE FOR ALL, ALL FOR ONE』という文字が縫い付けてある。体育祭のスローガンかよ。
20分くらいしてようやく番号を呼ばれる。会場の奥にある、4人掛けのテーブルがある個室へ案内される。まず女性スタッフに記入した用紙を渡し、内容を口頭で確認する。最後に不安なセックスをしたのはいつですとか、僕は男性とセックスしますとか。もう慣れているのだろう、スタッフは淡々とメモしていく。
「多分もうご存知だとは思いますが...」との前置きの後に、HIVの感染経緯とAIDSの発症について説明を受ける。
私の母より高齢と思われる女性の口から『ペニス』『膣』『精液』というワードが発せられるのを聞いていると、何だかいたたまれない気持ちになってくる。
採血後に渡す交換用紙を持参して頂かないと検査結果は開示できない、氏名や住所などの個人情報は一切記録していないことなどを念押しされる。
そのまま採血のための個室へ移動する。他の受験者と二人ずつ採血を行う。「この針は未使用で使い回しじゃないんですよ、きちんと確認して下さいね」と言われる。ハイわかりましたと言いながら針が装着されるのを目視する。隣の40代くらいの男性が「もっとちゃんと針を確認させてくれ」と少しイラついた声を出す。
採血が終わったあとは、そのまま退場する。
今度は受付で青い番号札を貰う。どのタイミングか忘れたけれど、多分この時に検査結果の交換用紙を提出したはず。
相変わらず来場者は多い。おそらく50代くらいの、やたらファンシーなドレスを着た女性の姿を見る。顔には紫色のアザが出ていて、おそらくあれはAIDSの初期症状だ。
丸椅子に掛けながら番号が呼ばれるのを待つ。すると、日焼けした健康そうな大学生くらいの男の子が隣にやってきた。不安なのだろう、何となく私に話しかけたいような気配をしばらく感じたが、こんなところで誰かと関わるのは嫌だったので無視した。
番号が呼ばれた。個室に案内され、席に着く。貧血のような感じがする。顔が冷たくって手の感覚があまりなく、めまいがする。感染してたらどうしよう、怖いなぁ。私の身体に紫のアザがびっしりと浮かぶイメージが脳裏によぎる。泣き崩れる母、頭を抱える父の姿を思う。あの時、なぜオッさんに嫌ですやめてって言えなかったの。
茶封筒を持った女性スタッフ(前回とは別)に中身を確認してよいかと訊かれ、はいと答える。
封が切られる。取り出される用紙。結果欄には『陰性』の文字。
経過報告です→anond:20190522165250
先日、ほくろを取ったのでその話をしたい。
なんでしようと思ったかというと、仕事しなきゃなんだけどやること多すぎて現実逃避したいのと、
Twitterでほくろ取った~って言ったら「いいな」とか「自分も取りたい」といったような反応する人が結構いたから。
顔に取りたいほくろがある人の参考になれば幸い。
まず場所だけど、鼻の下のど真ん中にある。人中?とか上唇溝とか言われるところ。
大きさ(直径)は2mm弱?くらい。ぷっくりしている。
生まれつきのホクロではない。中学生か高校生の頃、気づいたらぽつんとあって、最初は平たくて小さかったけれど、徐々に膨らんできた。
【取るに至った経緯】
場所が場所だし、よく「ゴマついてるよ(笑)」とか言ってからかわれたので、
社会人になったら絶対取ると決めていたのだが、なかなか本気になれなかった。
2年くらい前、1度本気で取ろうと思って調べたら、形状によっては皮膚科で保険適用で取れるというのを知ったけど、
そのあとの日焼けすると痕が残るとかで、ケア的に冬に手術するのがいいというのを知っていったん見送った。
それから気づいたら冬が過ぎ、そしてまた冬が過ぎ、取るタイミングを見失い続けていた。
先日、顔面を戸棚で強打し、目の周りを怪我してしまったのだけど、その時に「何科にかかればいいんだ……?」と調べたところ
形成外科というものを知る。その時見つけた病院のホームページを見たら美容外科も併設しており、
ほくろ除去もしているというので、とりあえず怪我を見せるついでに話を聞こうと思った。これがGW前の話。
【診察~手術まで】
診察のついでに「形成外科」のくくりでほくろについて相談してみる。
この時担当してくれた先生がすごい早口オタクみたいな話し方する人で、なんというか句読点がない話し方をするので話がイマイチ分からなかった。
が、図を描いてほくろの取り方を教えてくれた。
一つ目がレーザーなりメスなりでほくろをくりぬく方法。ほくろは根っこのように皮膚の中まで入りこんでいるので、表面を削るのではなく抉らなければならないとのこと。くりぬいたあとは自然治癒力に任せ、しばらくはぼこっと穴が開いている状態だか自然と皮膚が元の状態に戻ろうとするので平になるらしい。
二つ目が広範囲に(アーモンド形に)ほくろを切り取って縫合する方法。こっちの方が治りは早いけど抜糸の痕が残る。場所的にはお勧めできない。
保険適用で1万ちょっと。多分1つ目の方法になるので長期戦を覚悟すること(だから結婚式とか大切な予定があるならいったん手術を見送ってくれと言われた)
「ほくろ取るのは冬の方がいいとか聞いたことあるんですけど、どうですかね」と聞いたら「別に関係ないでしょ」という答えだったのでとりあえず手術を予約した。私が行った病院では手術を担当できる先生は常駐していないので、その日にあわせて予約を入れておくシステムだった。
【手術】
ドキドキしながら手術日。化粧していいかとか聞くの忘れていたので、日焼け止めを塗る程度にして一応日傘を持っていく。
Tシャツとロンスカみたいな適当な恰好で病院に到着。しばらく待合室で待たされたあと、診察の時のような軽い感じで名前を呼ばれ手術室に入る。
手術室は手狭だったが、医療ドラマで見るのとほとんど一緒だった。着替えもせず、そのまま靴だけ脱いで台に横になる。
最初に執刀する先生から説明がある。ほくろの状態・大きさからして、ほくろをくりぬいて縫合はしないパターンで行く、とのこと。おけまる。
歯医者さんで使うみたいなほっそい注射器で麻酔をされるんだけど、とにかくこれが痛かった。もうアラサーなのに涙がでた。先生も焦って「痛かったよな~」とか声かけてくれるレベル。曰く唇周辺は一番感覚が鋭い場所なので、痛みもひとしおだと言う。ついで痛いのは掌らしい。
麻酔が効いてきたら、これまた医療ドラマで見るような、患部(?)の部分に穴が開いている青い布をばさっとかけられる。それからメスでほくろをえぐりとられるのだが、麻酔のおかげで全く痛みもなく、何なら触られている感じすらいまいちしなかった。
途中で先生が「うーん、切れ味悪いな……おーい、(看護師)さーん、11番とって」と言い出した時は言い知れぬ不安を感じたが、無事終わった。
手術が終わると鏡でほくろ(があった場所)を見せてくれる。グロ画像注意という感じだった。ほくろがあった場所にぽっかり穴があいている。
そのあと今後のケアについて説明。軟膏を塗って、ある程度傷口がふさがるまでとにかく乾かないようにする。一度かさぶたにしてしまうと治りが遅くなるしきれいじゃなくなってしまう。最初は赤紫色で、少しショッキングだと思うが、徐々にきれいになってわからなくなっていくので安心して、と言われた。
注射したあとに貼る小さい真四角のばんそうこうをベンッと貼られて終了。帰り道死ぬほど恥ずかしくてマスクを持ってこればよかったと思った。
【術後】
順調です。抜糸とかがないので病院に行く用事がなく、3週間くらいしたらほくろの検査結果が出る(一応本当にほくろか、悪性腫瘍じゃないか調べるらしい)ので、それくらいに着て~と言われた。それまでは軟膏を塗り、サージカルテープ?で蓋をして、乾かないように、そして紫外線にさらされないようにする。
ある程度綺麗になったらテープは外して、UVのコンシーラーなんかを使って保護して~とのことだが、まだ流石にその域には達していない。鼻の下に間抜けにもテープを貼って仕事している。
あと一応飲み薬(抗生剤、痛み止め)も出た。ただ術後麻酔切れたあとも全然痛くないので、痛み止めはもう飲んでいない。
【反省点】
やっぱ冬にやった方がよかったな~!とは思う。日焼け面倒だし、あとこの季節にマスクするの暑いしちょっと違和感。
仕事も結構社外の人間と会うことが多いので、冬場とか春先なら「花粉症が」とか「インフル予防で」とか言えるけど、そういう訳に行かないので鼻の下テープのまま話している。
それと、一応美容外科とかそういう専門のクリニックに相談してみてもよかったかな、と思う。料金高くなるだろうけど、説明はもっと丁寧だっただろうし手術の仕方にもバリエーションあったかもしれないし。
あと手術の日は濡らしちゃダメ(顔洗っちゃダメ)と言われたので、本当にドすっぴんで行くべきだった。「だめ、ですか……」って言ったら先生「いや、うーんいいんだけどねえ、あんまりねえ、まだ(傷口が)ふさがってないしねえ、まあ……ねえ~」としぶしぶOKしてくれた。
【費用】
みんな気になるところだよね。手術だけなら保険適用で14,800円。手術の前のカウンセリング(?)というか、怪我して診察してもらった時に初診料とか診察料とかで2500円くらい払って、手術後の薬代で710円なので、総額2万円いってない。次に経過観察で行くときも大して取られないとのことなので、やっぱり2万はかからないだろう。
【その他】
一応美容脱毛(ミュゼとかそういう系)で鼻の下も脱毛やってるのだが、患部にあたらなければ普通に続けていいよ~とのことだった。本当か……?ちゃんと「”鼻の下”を美容脱毛してるんですけど」と言ったかどうか不安になってきたので、次の経過観察の時にもう一度確認する予定。まあ、これまで脱毛してた時もほくろを避けるためにシール貼って施術してもらってたんだけど、同じような感じになるのかなとは思う。
【やってどう?】
このあと手術痕がどうなるかわからないけれど、穴が徐々にふさがってきて皮膚を形成しだしている今は「やってよかった!!!!」と声を大にして言える。ずっとコンプレックスだったし。化粧の邪魔になるし。生々しい話?だけれど、鏡に近寄って鼻の下シェーバーで剃ってるとき、ほくろあたりからちょっと太い毛がはえてるの見えて萎えてたりしたのがなくなるかと思うと本当に嬉しい。
別に劇的に人生変わらないけれど、いやだなあ、いやだなあって鏡や写真見るたび思ってたものがなくなるのはちょっとストレスフリー。
1854年4月、日米和親条約調印を終わったペリー提督は士官を伴って横浜周辺に上陸して、土地の視察を行いました。その際、初めて見る日本の女性について、彼等の興味深い印象を遠征記に書き記しているので、次に取りあげてみます。
穏やかに微笑してルビーのような唇が開いていたので、ひどく腐食された歯茎に生えている一列の黒い歯が見えた。日本の既婚婦人だけが、歯を染める特権をもっており、染めるにはおはぐろという鉄の粉と酒とを含んだ汚い成分の混合物を用いる。この混合物は、その成分から当然に推察されるように心地よい香りもないし、衛生的でもない。それは非常な腐食性のもので、それを歯につけるときには、歯茎や唇などの柔らかい組織を何かで覆う必要がある。さもなくば、ちょっとでも肉にふれると直ぐにただれて、紫色の斑点が出来てしまう。いくら注意しても、歯茎は腐って赤い色と活力を失う。
この習慣は、夫婦間の幸福を導くことがほとんど無いと考えるべきであろう。また、当然、求婚時代の夢中なときに接吻してしまわなければならないことも推測されるだろう。しかし、未来の花婿は往々にしてこの報酬さえ失ってしまう。なぜなら、ある若い婦人たちは、縁談を申し込まれたときに、このお歯黒をはじめることも珍しくないからである。
この厭うべき習慣は、他の習慣、即ち紅で唇を染めることで一層明らかになる。赤くした口は、黒い歯と著しい対照をなすからである。「べに」と呼ばれる日本の化粧品は、紅花でつくられ、陶器の盃に入れてある。薄く一塗りすると鮮やかな赤色となるが、厚く塗ると暗紫色となる。この暗紫色が一番いいとされている。
(町役人宅の)妻や妹は、外国人の前ではいつも膝をついたままであった。このような不体裁な恰好をしていても、女たちは自分達の働きを妨げられるようでもなかった。なぜなら、銀の徳利をもって、非常に敏速に走り回っていたからである。盃が小さいため、酒を注ぐことがたえず必要であった。二人の婦人はいつまでも慇懃(いんぎん)で、玩具の首振り人形のようにたえず頭を下げた。また、たえず賓客に微笑をもって挨拶していたが、微笑しない方がよかったと思う。唇を動かすたびに、嫌な黒い歯と色のあせた歯茎が見えたからである。
日本の社会には、他の東洋諸国民に勝る日本人の美徳を明らかに示している一つの特質がある。それは、女が伴侶と認められていて、単なる奴隷として待遇されてはいないことである。女の地位が、キリスト教教義の影響下にある諸国におけると同様な高さではないことは確かだが、日本の母、妻、娘は、中国の女のように家畜でも家内奴隷でもなく、トルコのハーレムにおける女のように浮気な淫楽のために買い入れられたものでもない。一夫多妻制が存在しないという事実は、日本があらゆる東洋諸国民のうちで、最も道徳的であり、洗練されている国民であるという勝れた特性を現す著しい特徴である。この恥ずべき習慣がないことは、単に婦人の優れた性質のうちに現れているばかりでなく、家庭内の道徳が大いに一般化しているという当然の結果の中にも現れている。
既婚女性が常に厭わしい歯黒をしていることを除けば、日本女性の容姿は悪くない。若い娘はよい姿をして、どちらかといえば美しく、立ち振る舞いは大いに活発であり、自主的である。それは、彼女たちが比較的高い尊敬を受けているために生ずる品位の自覚から来るものである。日常相互の友人同士、家族同士の交際には、女性も加わるのであって、相互の訪問、茶会は、合衆国におけると同じように日本でも盛んに行われている。
提督とその一行の面前に平伏した女たちのとった態度は、彼女たちが隷属的であるという証拠ではなく、むしろ外国人に対する尊敬のしるしと考えるべきだろう。日本の大きな町々や都会には、大いに淫楽が行われているものと当然想像される、なぜならばこのようなことは、不幸にも、すべての大都会における普遍的な法則だからである。しかし、日本女性の名誉のために言わなければならないことは、艦隊が江戸湾にある間、時々、種々の海員たちと女性たちが交渉を持ったときにも、普通の放逸淫蕩なようすが少しもなかったのである。
「うちの学校にはLGBTはいない」と先生が言った記事のブコメを読んでヒヤヒヤした話
https://anond.hatelabo.jp/20190501110405
ワークショップでは定番となっているカミングアウトスターズというのがあるのだが、時間があればぜひやってみてほしい。GWだし時間はあるはずだ。
この「カミングアウトスターズ」について、ネットに日本語版が見つからなかったので、勝手に和訳してみた。
読み進めるだけで辛い気持ちになるので、元気のない増田は今日は読むのをやめようか。
作:Jeff Pierce (University of Southern California )
概要:LGBTの方が、カミングアウトをしようとしたときに直面する困難を理解するためのワークショップアクティビティ。参加者は学生を想定。
必要なもの:筆記用具、青色・紫色・赤色・オレンジ色の紙を星(★)形に切り抜いたものを人数分。星の頂点にメモ書きができるサイズの紙の大きさで用意。
手順:4色の星形の色紙から、参加者に1枚を自由に選んでもらう。その後、インストラクターが、下記を読み進める。
手元にあるこの星が、自分の周りの世界であると想像してみましょう。星の中心に自分がいて、星の5つの頂点それぞれが、自分にとって大切な人や、物事を表しています。さぁ、星の真ん中に、自分の名前を書いてください。これが、あなた自身の星になります。そして、頂点の一つを選んでください。あなたととても親しい友人を一人選んでください。あなたにとって大切な友人です。一番の親友でも、そうでなくても結構です。その友人の名前を先ほど選んだ頂点に書きましょう。
次に、あなたはどんなコミュニテイに所属しているでしょうか。近所づきあいのコミュニティかもしれませんし、クラブ活動かもしれません。友達グループでも結構です。あなたが所属するグループの名前を一つ、選んでください。そして、友人の名前を書いた星の頂点から、時計回りで隣に書いてください。
そして、あなたの家族・親類について思いをはせましょう。いつも相談に乗ってくれる家族、悲しいときに元気づけてくる家族はいますか?両親、叔父や叔母、誰でも結構です。あなたの人生に、大きな影響を与えてくれた人を一人選び、星の頂点のさらに隣に書いてください。
あなたが将来なりたい職業について考えてみてください。総理大臣でも、医者でも、何でもかまいません。あなたの目指すキャリアを、星の頂点に続けて書いてください。
5つめ、最後の頂点です。あなたの夢や希望は何ですか?億万長者になることですか?それとも、幸せな家庭を築くことですか?あなたの夢や希望から、いくつかを選んで、星の頂点に書いてください。
皆さん書き終わりましたか。そうしたら、立ち上がって、1つの大きな円を作るように集まってください。
これから、皆さんは一切言葉を発することができません。さぁ、自分がゲイや、レズビアンであると想像してみましょう。今、皆さんは、自分が同性愛者であることを、自分の周りに伝えようとしています。これをカミングアウトと言います。
あなたは、自分が同性愛者であると、親しい友人たちに伝えるのが一番簡単だと考えました。なぜなら、いままでずっとそばにいてくれたのが彼ら、彼女らであって、まず最初に知って欲しいと思ったからです。
・もしあなたの星が青色だったら、友人は、何の問題も無く受け入れてくれます。しばらく前から、あなたが同性愛者ではないかと思っていた、正直に話してくれてありがとうと言ってくれました。友人は、あなたをそのまま受け入れ、今までと全く変わらずに接してくれました。
・もしあなたの星がオレンジ色か、紫色だったら、友人は、すこし困惑してしまいます。彼、彼女は、あなたが長い間ずっと黙っていたことに対して、不満も滲ませます。けれども、あなたは、時間が解決してくれると信じています。そのうちきっと、友人は、あなたがゲイ・レズビアンであることは、あなた自身の一部であることを理解してくれるようになるはずです。なので、友人の名前を書いてある星の頂点を折って、後ろにたたんでください。
・もしあなたの星が赤色だったら、あなたは友人の怒りや反感と向き合うことになります。いままで側にいてくれた友人も、ゲイやレズビアンであることは間違っている、そんな人とは友人ではいられないと言って、離れていってしまいます。赤色の星のあなたは、残念ですが、友人の名前をかいた星の頂点をちぎって、床に捨ててください。
一部の不幸な方を除いて、皆さんの多くは、素晴らしい友人たちに恵まれました。なので、家族の誰かに伝えてもきっと大丈夫だろうと、あなたは考えました。それではまず、自分に一番近しい家族に伝えることにしましょう。
・もしあなたの星が紫色だったら、家族との会話は思い通りには進みません。彼、彼女は、何が起こっているのか分からないかのごとく、たくさんの質問をしてきます。ですが、しばらく議論を重ねたことで、気が楽になったようです。家族の名前を書いてある星の頂点を折って、後ろにたたんでおいてください。時間がたてば、彼、彼女はきっと、ゲイ・レズビアンの人たちを受け入れ、サポートする立場、アリーとなってくれることでしょう。
・もしあなたの星が青色だったら、その家族はあなたのことを受け入れてくれます。彼、彼女は、あなたの決断を喜び称え、これからもずっと、あなたのことを支えると約束してくれます。
・もしあなたの星がオレンジ色か、赤色だったら、その家族は、自分がゲイ・レズビアンと親類関係にあるということを認めようとしません。あなた方の一部(訳注:赤色の星の参加者)の親友がそうだったように、彼、彼女はあなたを嫌悪します。あなた方の中には、家を追い出されてしまう人もいれば、家族の縁を切られてしまう人もいます。事実、ホームレスの若者のうち、最大42%は、自身がゲイやレズビアンであると自認しています。(訳注:http://www.nationalhomeless.org/factsheets/lgbtq.html) あなたもその一人となってしまったのです。オレンジ色、赤色の星のあなたは、家族の名前をかいた星の頂点をちぎって、床に捨ててください。
友人たちや家族にカミングアウトした今、状況が変わり始めます。あなたの所属するコミュニティのメンバーたちも、あなたの性的指向について気づき始めます。
・もしあなたの星が紫色、青色だったら、あなたの性的指向はコミュニティに受け入れられます。コミュニティは、あなたを今までと同じように受け入れ、コミュニティの多様性が増えたことを皆で喜び合います。
・もしあなたの星がオレンジ色だったら、コミュニティの反応はまだらです。あなたを受け入れるメンバーもいれば、どう受け止めればいいのか分からないメンバーもいます。ですが、あなたはコミュニティに所属し続け、時間とともに、かつて同様にみんなと接することができるようになります。オレンジ色の星のあなたは、コミュニティの名前を書いてある星の頂点を折って、後ろにたたんでおいてください。
・もしあなたの星が赤色だったら、コミュニティはあなたのカミングアウトに対し、憎しみをもって反応します。彼ら、彼女らは、あなたのような人間はこのコミュニティにいるべきではないと言い放ちます。今まであなたを助けてくれてきた人たちも、もうあなたと話すことも、あなたの存在を認めることもありません。赤色の星のあなたは、星からコミュニティの名前をかいた星の頂点をちぎって、床に捨ててください。
さて、あなたの職場においても、あなたの性的指向に関する噂がささやかれ始めたことに、あなたも気付きます。今までのあなたは、噂が立つやいなや、必ず立ち向かってきましたが、それが良いことなのか、逆効果なのか、分からなくなってきました。いずれにせよ、あなたには選択肢はありません。
・もしあなたの星が青色だったら、同僚たちはあなたに、噂は聞いたけど、そのことは気にしない。あなたのことをサポートすると伝えてくれます。あなたの上司も、同じように反応し、あなたは仕事をよくやっていて、それ以外のことは関係ないと伝えてくれます。
・もしあなたの星が紫色だったら、あなたの職場は少し奇妙な状況になります。あなたは職場の誰にも自分の性的指向について話したこともないし、噂について肯定もしていないのに、誰もが、あなたがゲイやレズビアンであると考えているようです。中には、あなたとの関わり合いを避けるひとも出てきますが、職場の状況は大きく変わりそうにはありません。紫色の星のあなたは、将来のキャリアを書いてある星の頂点を折って、後ろにたたんでおいてください。
・もしあなたの星が赤色やオレンジ色だったら、あなたは職場に広がる噂を無視して、何も起こらなかったかのように、仕事を続けます。ある日、オフィスに出社すると、いつもより人が多く騒がしいことに気付きます。あなたは上司に呼ばれ、今日であなたはクビだと言われます。あなたが理由を聞くと、上司は、あなたの仕事が期待以下であったこと、職場の人員削減を行う必要があったことを伝えます。赤色の星のあなたは、キャリアの星の頂点をちぎって、床に捨ててください。
そして今、あなたの前には、ゲイとして、レズビアンとしての将来が待ち受けています。あなたの夢や希望、充実した人生への望み・・・あなた方の一部(訳注:赤色の星の参加者)にとっては、それだけがあなたに残されたモノです。
・もしあなたの星が紫色、青色、オレンジ色だったら、夢や希望が、あなたを前に進めてくれます。あなた方の多くは、カミングアウトを始めてから、いくつかの否定的な反応を経験しています。けれども、あなたはそれを乗り越え、ついには夢や希望を実現することができます。
・もしあなたの星が赤色だったら、あなたは絶望の淵に突き落とされます。カミングアウトを進める中で、拒絶に次ぐ拒絶を経験し、友人や家族のサポートや愛なしには、人生のゴールを実現するのは不可能だという考えに至ります。あなたは悲しみに浸り、誰にも助けを求められず、多くは薬物やアルコール乱用に走ります。そしてしまいには、自分の人生は、生きる価値がないと感じてしまいます。赤色の星のあなたは、手元の星の残りを、破り捨ててください。自殺者の40%はゲイ、レズビアンであり、あなたもその一人となってしまったのです。
すごく精神的に参ってる時、いつも思い出す人がいる。
日焼けした肌と丸顔とそんなに高くない身長。ひょうきんもので、野球部のキャプテンだった。目が丸くて、坊主で名字に丸が入ってたので、まるはげ、と呼んでいた。ひどいあだ名である。同窓会に長いこと参加してないから、中学時代のまま背格好も止まってるけど、今は髪も生えているんだろう。
そんな彼と、放課後の教室でたまたま2人きりになったとき、世間話してたのに急に相手が黙りこんで、『おまえってさぁ』と言った。
その続きを中々言わないので、変なところで察しのよかった私は『あれ、もしかして告白しようとしてるのかな?』と思って、友達だと思ってた異性に告白される気まずさを回避するために、横向いて窓の景色を見ていた。
紫色に染まっていく空と鉄塔と屋根が遠くに見える。まだ彼は黙ってるし、やだなぁ友達のほうが気軽に話せるのになぁ何でみんな中学になったら付き合うとかカップルとかになるんだろうなぁ、てかもしかして他の男子と組んで私のことからかうつもりなのかなぁとか考えてた。そしたら、彼がわたしの耳に聞こえるくらいの音量で、『おまえ、名前かわいいよな』と言った。
思わず、『え?』と聞き返したら、
『いや、おまえの名前、かわいくて、よくんらんけどすげえいいと思う』と続いた。
拍子抜けしたのと同時に、名前が可愛いなんて言われたのは人生で初めてだったのですごく衝撃を受けて、でもすぐさま『名前だけかよ』と毒づいた。その後の会話は覚えてない。
その後も普通に時々世間話するクラスの友達として過ごして、普通に卒業した。
彼はいま警察官になって、もうじき結婚するらしい。(地元の友達の話)
卒業してから一度も会ってないし、きっとあの日言ったことなんて彼は覚えていないだろうけど。
それでも彼は、あの日の背格好のまま、私が消えてしまいたいと思って沈んでる時に必ず『でもおまえ、名前かわいいよ』って言って笑ってくれるのだ。
女の人生でいちばん美しいときの、16歳から30歳まで顔がニキビでボコボコだったものです。コメントやブックマークコメントをして下さった皆様ありがとうございました。
沢山コメントがついていて吃驚した。
「前向きになろう」「今を楽しもう」というコメントが多かったが、言われてすぐ気持ちが切り替われるわけではない。
16から30までの純粋な若々しさにはもう戻れないし、着たくても着れない(別に着たら警察に捕まるわけじゃないけど年相応でないのが自分的に無理)服もあるのは確かで、わかってるけど、どうしても、もう手に入らないものに対してああだこうだ言ってしまう。
でもコメントのなかに、ニキビが無くなったからそういう悩みが持てたんじゃない?という意見もあって、あぁそこは気づかなかったなぁと思った。
飲食店でバイトしていた頃、「飲食物を扱う店なのに、増田という店員の顔が不潔なのでマスクをしてほしい」と匿名クレームを受けたり、前職の上司に「ぶどうみたいな顔してる」「こんな顔じゃお嫁にいけないね、親が可哀想」と言われたりもした。影ではもっと言われていたと思う。
なのに夫は、気持ち悪い私の顔に自分の顔をこすりつけながら「世界で一番かわいいでしゅ」「なんでこんなかわいいの」と馬鹿みたいに言ってくれた。気持ち悪いのに言ってくれた。
今でも自分の顔が気持ち悪いというイメージというか、そういう思い込みが消えない部分はある。でも、コメントを読んで「もうちょっと自分の顔を許してもいいのかな」と、ぼんやり思った。
とにかく、自分では気づかなかった意見が沢山貰えて、とても感謝しています。
ミニスカートはもう無理だけど、せめて膝丈のスカートは買ってみようと思う。
実家では毎日牛乳を飲む習慣があり、幼い頃から毎朝マグカップ1杯は必ず牛乳を飲んでいた。母がヨーグルトも作っていたから、それも毎日食べていた。
結婚して同居し始めてから、夫が牛乳嫌いと分かり、1人で飲んでも余らせてしまうと思い牛乳を買わなくなった。
それから、はっきりとは覚えてないが数ヶ月経ったある日、突然パッタリとニキビが出なくなった。そして更にその後、シチューを作った際に余った牛乳を数日間連続で飲んでいたら、以前と同じようなニキビが大量にでき、それがアレルギーを疑うきっかけになった。
アレルギー検査結果で牛乳の数値だけがやたら高いのを目にした時、長年の謎が解けてスッキリしたのと同時に、大きな徒労感が襲ってきたのを覚えている。
全てがアレルギーに繋がっているわけではないと思う。乾燥やストレス、思春期ニキビも併発してたと思う。
ただある食物アレルギーによるニキビで悩んでいたモデルさんとニキビの特徴が似通っていたので、何かはあるかなとは思う。
あと、ニキビが無くなった、と書いたが、普通にニキビは今でもできる。でもそれは生理前や乾燥、疲れ、寝不足によってポツポツできるニキビであり、私にとってそれは0に等しいくらいの数なので、ニキビが無いとみなしている。
何の参考にもならないかもしれないが、一応、私ができていたニキビの特徴を記しておく。
一度にできる数が10個以上で、顔の一箇所ではなく全体にできる(できやすさの偏りはあるがここだけは絶対出ない箇所はない)。
眉毛の中、鼻の穴の中、耳など、あまり聞いたことのない箇所にもニキビができる。
ニキビが暗い赤紫色で、ぷっくりしておらず丘のような膨らみ方をしている(完全に焼けて丸く膨らんだ餅ではなく膨らみかけの餅みたいな感じ)。
ニキビのサイズが大きい。小さなニキビが大きく腫れていくというよりは、大きくて赤紫のニキビが突然できる。5ミリ以上のものもある。
ニキビ自体が脆い。向かい風が当たったり、マスクをしたら衝撃で破裂し、出血する。
ニキビが熱を持っており、痛いし破裂するので触ることができない。
(ちなみに、触れないほど痛かったから弄くり回すこともできなかったし、保湿だけはしっかりしていたからか、クレーターやシミにはなっていない。実感したのは、ひとりでに潰れたニキビはそんなに痕は残っていないが、自分で潰したニキビは痕が残っているということ。)
何をやっても、何を買っても、どこで診てもらっても対処療法にしかならず、治ったと思ったら数十個単位で再発するの繰り返し。ニキビの治療だけで恐らく100万円近く使っていると思う。
ニキビが出来すぎてニキビ同士の境目がなくなり、顔全体が赤紫色に変色したこともあった。私は女子校に進学したこともあってか、この異常な顔でいじめられることは無かったが、「増田さんは何かの薬を飲んでいて、その副作用で顔がボコボコになっている」と影で言われているのを聞いたことはあった。
周りの女の子はアイシャドウやリップに夢中になり、髪の毛もボブにしたり巻いたり色々していたが、ニキビですっかり卑屈になっていた私は超ロングヘアで顔の側面を覆い隠し、コンシーラーを顔中に塗りたくることに躍起になった。
どれだけ目元や唇をメイクしても、大量のニキビの方にみんな目がいってしまうだろう。だからやっても意味がない。
「あんた顔のパーツは悪くないのに肌がね…」と、よく姉や母に言われた。苦しかった。服はスーパーの2階のワゴンセールのもので、おばさんみたいな服を着ていた。世界で1番ブサイクだと本気で思っていた。
そんな私だが、社会人になってから運良く心の優しい人に恵まれ(彼は全身アトピー持ちなので気持ちが分かるらしい)、一昨年彼と結婚した。私は今33歳になる。
この結婚で私の顔は大きく変わった。実家を出て数ヶ月すると、潮が引くようにニキビが一切出なくなった。調べてみると、ある食物アレルギーに知らない内になっていたらしくそれが原因のようだった。
最初は新しいニキビができないことが信じられなかった。また何かの弾みで大量に復活すると思い込み、薬も塗らずニキビが減っていく顔を不審に思って、皮膚科を受診したりした。それから1年以上が経ち、ああ私は本当に「ニキビのない生活」を手に入れたんだと、最近ようやく実感するようになった。
確かに今の、ニキビのない生活は幸せだ。しかし、女が人生で最も美しいときである16歳から30歳までをあのグロテスクな顔で過ごしてしまったことを思うと、失ったものの大きさに落ち込むときがある。
私はかつてリズリサに憧れた。フリルいっぱいの花柄ワンピースや、ピンクの超ミニスカート、大きなリボンの付いたカチューシャ等、プリプリでいかにも女の子らしいファッションブランド。ああいった服も着てみたかったし、もっと奇抜な格好もしてみたかった。
とはいえ、もし今私が着ると若作りになることは目に見えてるし今着たいかというと着る気にはならない。ただ、あの頃肌が綺麗だったら着てみたかった服は沢山、沢山ある。
今日勇気を出して百貨店のコスメカウンターに行ってみた。「お客様目が大きいですね」「鼻筋がお綺麗ですね」「お顔が小さいですね」と褒めてもらえて、素直に嬉しかった。
でも、女の人生で1番美しいときは遠に過ぎ去ってしまっているわけで、1番美しいときに、目が大きくて、鼻筋が綺麗で、お顔が小さくありたかった。それを自覚した上でリズリサのミニワンピースを着たかった。
ニキビだらけでボコボコの顔でも、精神に鞭打って可愛い格好をしていればこんな後悔はせずに済んだのだろうか。
自分がこんなに美醜に囚われていたなんて知らなかった。
謝辞・ニキビについて書きました。