はてなキーワード: 眉唾とは
ドイツの悪いところ
・高架下に大抵ホームレスがいる
・冬暗すぎる長すぎる。
・普通っぽい女性が街中で泣いてるのを度々見かけてぎょっとする
・所得税も外食も高い(英・仏・北欧とかと比べれば安いが日本より高い)
・言論の自由も内心の自由も実は日本よりない(WW2関係以外にも暗黙の了解でNGな意見が相当ある)
・共産主義国家一歩手前
・歴史的背景とか移民の流入とか要因は様々だけど、古くからの文化が大切にされていない印象・・・
・実は英仏にコンプレックスがある
・そしてアイデンティティがヨーロッパ(世界)の学級委員長であることになってしまう
・頼んでもないのに学級委員長面してるせいで他の国からウザがられてる
・学級委員長面してるくせに普通に外国人を劣悪な環境で働かせたりしてる
(・経済あまり詳しくないけど、日本と比較して外需頼みの割合が多いのも不安要素かもしれない。)
ドイツの良いところ
・夏は日が長いし暑すぎず快適。
・冬、家の中は意外に暖かい
・自殺率低め
・給料高め
・ドイツ語が身に付く(これをメリットに数えて良いのかは分からない)
・自分は差別されたことがない(されてる人はめっちゃされてるらしいのでこれは地域差もあると思う)
後、20世紀前半まではともかく現代ドイツ人が優秀というのは眉唾物だと思う。プレゼン能力は確かに優れてるんだろうけど、国立・理系の大学院生でも日本の高校生くらいの数学能力だったりする(控えめに書いてるけど実態はもっとひどい)。ドイツ以外の国は旅行で行くか外国人と仲良くなって色々教えてもらう程度の知識しかないので比較できないけれど、自分はもし生まれる国を選べるとしたら迷わず日本を選ぶ………。
うちの母は直腸がんで死んだけど
医者の余命宣告が誤差1週間以内で的中して(もちろん偶然なのも分かってはいるが)医学ってすげぇなと思った。
もうすぐ死にま~す!って時はもう会話どころか意識がないし
そろそろ死ぬかもって時は体力もないしナーバスになってて会話どころじゃないし
フィクションみたいに病床で感動的な言葉を残すみたいなのは起きないんだな~って思ったわ。
変な民間療法吹き込むと どうせ死ぬなら「リスクのある正規の治療」より「リスクがない(効果もない)眉唾療法」の方がいいか っていう思考になって
セカンドオピニオンとかも一切拒否するようになるから気をつけろよ。
あれは全部死にゆく者がそのコミュニティ内で強固な発言権を得ることに漬け込んだ詐欺で、とにかくありもしない甘言をならべ現行医療をこき下ろすことで死人が易きに流れるようにしてる。
残された家族は「俺がもっとし強引に治療させていれば」って言う自己嫌悪だけが残る、もちろん「どうせ死ぬなら自分で選びたい」と言われれば強引になんてできるわけもないから無意味な後悔だが。
ちなみにうちは医者から「もうマジで死ぬから病室こいや」って言われてから1時間待たずに死んだ。
仕事中で色々片付けてから会社出て病院まで走っても間に合わなんだ、親戚一同揃ってて「息子間に合わなんだの?」って視線に晒され相当気まずいから高速移動の準備はしておいた方がいい。
みかんの花咲く丘公園前の商店街のお肉屋のヒロコさんの名言なんだけど、
「肉は腐りかけが美味い」って、
こんなことお肉屋さんが言っていいのかしら?
って思うけど、
実際自分で試してみようにも、
どの程度の腐りかけの肉がいいのか?
皆目見当がつかないし、
私はまだそんなミラクルで奇跡的な腐りかけの肉に出会えたことないけど、
ヒロコさんの名言は忘れられないわ。
つどつどヒロコさんの名言を思い出すのよ。
これをもうちょっと越えたら超絶美味しいお肉になるのかしら?って
流石に試す勇気がなくって、
見るからに食べる前に食べてはいけない肉なのかも知れない!って私の中の野生の勘が働いて
とてもじゃないけど
うーん、
ヒロコさんの名言本当なのかしら?って思うけど、
あんまりお肉屋さんの店頭でそう言う話をするのもなんだか眉唾ものなので、
しないんだけどお店番がヒロコさんだけのときにこっそり尋ねてみようかしら?って思うけどね。
これは取り返しがつかないわ鶏肉だけにって言いたいわけではないけど
抜群に傷みの早さでは断トツなんだけど、
母曰く、
ちょっと傷んだぐらいの鶏肉は料理酒で洗え!ってライフハックを教わって以来、
救えないはずだった鶏肉は洗ってとりあえず火を通せば何とかなるって
美味しい鶏鍋にしてべからずなのよ。
そもそもとして
買った食材はきちんと食べる計画的に計画を立てないとって未計画な部分な私が悪いのよ。
ステーキの焼き方にやたらこだわるアメリカの人やオーストラリアの人たちは
本当に焼き方にはこだわるのよね。
私たちが知っている
レア、ミディアム、ウエルカムの3種類だと思ったら大間違いで、
まあバリカタとんこつラーメンの麺のゆで加減も日本人は変態的な段階があるのと同じように、
「針金」ってのがあるその上の「粉落とし」ってのがあるぐらいだから
実際そのブルーな焼き方を
傷んでいる青みがかったなんとも言えない肉は焼き加減ブルーにはよした方が賢明かもしれないし、
しっかり焼いた方が良いかもしれないし、
青みがかった肉にで会ったときに、
それを思い出してしまいそうよ。
なんでも知ってるつもりでも、
ほんとは知らないことが、
たくさんあるんだよって。
そう思ったわ。
あんまり本当の本心は青い肉になんて出会いたくないんだけどね。
うふふ。
今日も忙しそうなので、
朝は昼逃したときのためにもしっかり食べておきたいところだし、
味わって食べたいものよ。
あんまり美味しいとは思えないトマト臭さがまたたまらないけど、
トマトの類いはやっぱり直に直接食べた方が
美味しいと思うってことを
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
暑中見舞いを~
暑中見舞いを~
ふとキムチが食べたくなって、
久しぶりにキムチ買ったのよ。
あれ買ったら買ったで全部食べてしまうから塩分的にとかそう言う偏りとか過多なことを気にしちゃうんだけど、
よく見たら塩分はやっぱり多いのよ。
美味しいけどあんなの1パッケージかつての私はよく食べてたわねって今思ったわ。
その久しぶりに買ったキムチは全部食べてしまうのはとてもキムチだから半分にしたの。
でね
もしかしたらこれキムチをノンドレのサラダに乗っけてちょっとキムチドレッシング風になるかどうかやってみないと分からないところがキムチだけど、
もう本当に調子乗るぐらい美味しくて、
ドレッシングいらないし、
そもそも持っているキムチのポテンシャルであるパンチの味が利いてるから
味の濃いもの食べたい欲を充分に満たすことが出来たのよ。
なんか味の濃い肉とかを欲していたんだけど、
意外とキムチの濃さでも充分だわ!って思った次第でもしかしてこれキムチ乗っけブームキタコレ!って
キムチレシピをパリコレでムーンウォークしながらランウェーを歩けるぐらい
なんでも乗っけたら普通になんでも美味しくなっちゃうキムチマジックに陥りそうで、
そうね、
これは吊り橋を渡りながらキムチを食べるっきゃないでしょ!って思ったのよね。
キムチ食べながら吊り橋を渡れる吊り橋って都合良くそうないわよねー。
私の提唱する
私はとても難しいことに挑戦しているのかも知れないし、
していないのかも知れないわ。
本場のキムチとかは手加減なしの味で私はちゃんと食べられるのかしら?って思ったし、
なんか以前にも
キムチも1日に必要な野菜のグラムのカウントに入れていいのなら
あと俄然として
うふふ。
夜もしかしてキムチだけ食べていれば痩せれるんじゃね?って安易なキムチダイエットに騙されず
お茶っ葉って善し悪しで味変わるけど、
水出しに関しては
なかなか健闘してくれてるわよ。
良い味出すじゃないって。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
うちの男どもはみんなキャンプバカで、私が小さい頃から、兄ちゃんもお父さんもおじいちゃんも、しょっちゅう仲間たちとキャンプ場に数日籠もっては、別人かってくらい日焼けして帰ってきていた。
お父さんの取引先?が持ってる山奥の豪華な別荘地に泊まる年とかもあって、
あとで写真とか動画を見せてもらうと、めっちゃ綺麗なコテージ。テントもピカピカしてて、楽しそうな雰囲気ではあるのだけど、
「じゃあメグも来るか?」と言われると、酒飲んで騒いだり、踊ったり、時には号泣するようなノリにはついていけないかな…と思ってしまう。
今は部屋で絵を描いてる方が楽しいし、私だって子供なりに友達付き合いとかあるし。
コロナになってすぐ、おじいちゃんがゲーセンで感染して入院してからも、残った二人はキャンプ活動を続けていた。
お母さんは心配そうにしてたんだけど、5月のある日、仕事から帰ってきたお父さんが嬉しそうに「今年はうちの庭でやることになった」と宣言したのを聞いて、とうとうキレる。
「うちの庭って、この庭でしょ?」
お母さんにつられて窓から薄暗くなった庭を見てみる。
広く見積もっても車2台も入らないと思う。私は聞く。
「何人来るの?」
「でも、キャンプファイヤー実際に見たら…感動するよ?」
という訳のわからない弁解に、工場勤めから帰ってきた兄ちゃんが「それは確かにそうだ」と同意しだしてバカが一人増えるけど、看護師として働くお母さんは理路整然と撥ね付ける。
「誰かがウイルス持ってたらどうするの?検査は簡単にできないし、ワクチンも間に合ってない状態で、集団感染しないようにキャンプする方法を提示できる?できないよね?もし感染したらおじいちゃんの面倒を見れなくなるし、私も仕事できなくなるよ?」
「キャンプの間、窓を締め切ってれば安全なんだよ!そのためにリーダーが完璧なマニュアルを」
「ちょっと待った」
「なんだよ」
「……『リーダー』って誰よ」
その後の両親とバカ兄の喧嘩とも呼べないようなやり取りによると、お父さんは数年前から「キャンパーズ」なるグループの一員になっていたらしい。
取引先やら飲み友達やらのキャンプ好きが集まって、毎年誰かの家や別荘とかでキャンプを開く、15人程度のサークルで(このあたりで兄ちゃんが「やべえ!」と叫んで会話が中断)、遂に今年のキャンプ地をうちが勝ち取った、それはとても名誉なことだし、今更覆せないと、お父さんは主張している。
「いや違うけど」
「取引先でもないんだよね?」
「だからさっきから言ってるだろ、行きつけのバーのオーナーで」
「じゃあ断れるでしょ!」
「だから!ウチの理事も通ってる店で、理事の友達なの!このキャンプがうまくいったら、確実に出世できるんだって!メグの進学とか……あるだろ?」
いきなり私の名前を出されてお母さんが黙り込み、グダグダだった空気に気まずさが加わる。
「…私はいいよ、大学行けなくても…このままでも」と私は言うけど、私の本音を知っているお母さんは何も言わない。
「感染とか金は心配しなくていいから…絶対家には迷惑かけない。お前はいつも通りにしていい。きっといいキャンプになるよ。な?」
お母さんを抱きしめながら言うお父さんに、兄ちゃんが泣きながら頷いている。
私は誰とも目を合わせられない。
◆
近所で感染者数が少しずつ増える中、1ヶ月後に控えた庭キャンプの準備は着々と進んでいる。
後で兄ちゃんから聞いたら、お父さんはキャンパーズに「うちの庭は狭いけど、キャンプには最適で、家族も大歓迎と言っている。そして何より病床の父に希望を与えたい」と、だいぶ話を盛ってプレゼンしていたらしい。
てか兄ちゃんもいつの間にかキャンパーズのメンバーになっていた。
キャンプで得られるサバイバルの知恵とか、協力することの素晴らしさとかを、食卓で私やお母さんに毎回説明してくるようになったけど、キャンプそのものを否定しているわけではないことに、兄ちゃんは気づかない。
テントなどの資材がメンバー持ち込みじゃなくて全部うち負担だったことが発覚して、両親の喧嘩は激化する。
庭キャンプまで残り7日。
夜中、部屋で新しいペンタブを試していたら怒鳴り声がして、リビングに行くと、お母さんがテンティピの高級テントをケースから出して、裁ちバサミで切ろうとしていた。
「やめろ!」とお父さんが止めに入るけど、かんたんに撥ね飛ばされる。お母さんも長年の病院勤務で腕っぷしは強いのだ。
「これ、リーダーのために買ったんでしょ」静かな声でお母さんが言う。「キャンプが終わったらリーダーにプレゼントするって、ケンから聞いたけど」
「あいつ」
「いくらしたの?」
「………」
「領収書見せてよ。あるんでしょ?」
右手のハサミが反射でギラリと光る。
「…わかった。キャンパーズの事務所に置いてあるから、明日持ってくる」
「……………」
「わかってくれよ…このキャンプで、きっと我が家はいい方向に進むんだ。メグの未来のために、な」
「…私をダシにしないで」
気づいたら口が勝手に動いていた。
「お父さんがキャンプしたいだけでしょ…?そんな高そうなテントとか、ピカピカのウッドデッキとか、バーベキューセットかいっぱい買ってきて、それも全部私のため?私の夢とホントに釣り合い取れるの?」
「………」
「知ってる?クラスの皆、うちのことでヒソヒソ言い合ってんだよ?友達も遊びに誘ってくれなくなったし、フェイスブックで『殺人キャンプ一家』とか書かれて、すぐ先生が言って消してくれたけど…夏休みじゃなかったら、私…」
絶対泣きたくないと思ってたのに、出てきた涙は止まらなかった。
「もう夢とか言わないよ…キャンプなんてやだよ…」
お母さんが私の肩を抱いてくれるけど、お父さんは「絶対大丈夫だから。お父さん疲れたから」とか言いながら2階に行ってしまって、私は追いかけられない。
翌日、お父さんが会社に行ったまま帰ってこなくなる。
その夜キャンパーズからの連絡で、お父さんが胃炎を理由にキャンパーズを脱退したことを知る。
「もしかしたら癌かもしれない。続けられないのが無念でならないが、息子のケンが立派に後を継いでくれる」と言ってたらしいけど、癌は多分嘘だ。会社にはどっかから律儀に通っているらしく、後日フェイスブックで、ステーキを美味そうに完食してるのを撮られていた。
責任を押し付けられた兄は、父を恨むこともなく、よりキャンプ一筋になる。
当然家からお金は出せないので、付き合ってる彼女に借金を無心して、即座に振られる。かわいかったのに。
◆
残り5日。
兄は「感動キャンプのライブ配信」を掲げてSNSでクラウドファンディングを呼びかけるけど、このご時世でのキャンプなんて世間の理解を得られるわけもなく、その日のうちにバッシングをドバドバ浴びる。
でも、一部の好事家が結構な額を出してくれたらしく、リーダーからTwitterで褒められた兄ちゃんは泣いて喜ぶ。
残り4日。
「キャンパーズ」が金持ちの道楽趣味で、中流階級から搾取しているみたいな大げさな記事もあって、反対意見が飛び交う中、「環境に優しい取り組み」「SDGsにも沿っている」「悪と断じるわけにはいかない」みたいな支持コメントもあって、兄ちゃんがまた泣く。
残り3日。
「キャンパーズって、金持ちもそうでない人も、男も女も、どんな人種でも、誰でも参加できるキャンプを目指してるんだ」
最近女性メンバーが増えたキャンパーズが、ネットで脚光を浴びたのをきっかけに、世間に顔向けできる団体になろうとしてるらしい。
「だったら庭キャンプを中止してよ」と言いたいけど、兄のまっすぐな瞳を見上げて私は黙ってしまう。
兄ちゃんはすぐ泣くし鬼バカだけど、長年見てきてたから純粋なキャンプ愛はわかる。
何があっても一つのことに打ち込む姿はかっこいいと思うし、だから私も叶わぬ夢に追いすがっている。
「メンバーにメグのこと言ったら『大歓迎する』って」
「…窓から見てるだけじゃだめ?」
「うん…全然いいんだけど、キャンプファイヤーって実際に皆で囲んだ方が感動が大きいからさ…返事は当日でも良いよ」
そう言って兄ちゃんは買い出しに出かけていった。
残り2日。
リーダーがやってくる。
アウトドア派とは思えない、ゆったりとした体格で高そうなスーツに身を包んだリーダーは、玄関で私たちに深々と頭を下げる。
「この度は、ここをキャンプ地としてくれて、ありがとうございます」
兄ちゃんが例のテントを抱えて持ってくると、リーダーの隣りにいた使用人みたいな人が受け取って、なぜかベンツのトランクに載せる。
それを確認したリーダーがうちの中を眺めながら「僕はどの部屋だい?」と聞いてきて、お母さんと私は「は?」と声を揃える。
あのバカ親父は、リーダーだけテントじゃなくて、部屋に寝泊まりすることを約束していたらしい。
お母さんは出ていった父の部屋を掃除して、ついでに父がキャンプの度に持ち帰ってきた古い雑誌コレクションをすべて処分する。
キャンプ前日。
おじいちゃんが死んだ。
「葬儀はキャンプ後に執り行って欲しい」というリーダーの頼みを、兄ちゃんは断れなかった。
お父さんに連絡すると「安全面を考えて明日のキャンプファイヤーには参加しません」という謎メールが返ってきて、私はすぐ削除する。お母さんは手続きや仕事で疲れて寝込んでいる。
◆
キャンプ当日。
朝から兄ちゃんは資材チェックや芝刈りを一心不乱にやっている。
隣近所の住民たちは、コロナ感染を恐れ隣町に行っていて、いつも以上に静かだ。
夕方、我が家の庭に、リーダーを含む8人の男女が集まってくる。メンバー20人の半数以上が参加を辞退したらしいけど、それでもウチの庭には多すぎるような。
兄ちゃんに負けないくらい瞳がキラキラしているメンバー達は、準備していた資材をものすごい速さで組み立てていき、1時間もしないうちに庭がキャンプ場になる。
空間を無駄なく活用して、コンパクトなテントや炊事場、キャンプファイヤーが整然と並べられていくのを、窓越しに眺めながら思わず「凄い」とつぶやく。
この日から連休を取ったお母さんは、時々メンバーの人にお水をあげたり、手伝ったりしている。せっかくの休みなのに、お母さんは本当に偉い。
そんな様子が兄ちゃんのスマホ越しにインスタライブで配信されていて、1万人くらいが見ている。
やがて日が暮れて、キャンプファイヤーが始まった。
メンバーはそれぞれ、おしゃれな服に着替えて火を囲む。マスクもカラフルだ。
兄ちゃんは既に泣いている。勝負服のジャージはダサいけど、揺らめく炎に照らされてなんとなく様になってる。
昔はお父さんと一緒にキャンプしていたお母さんも、この時だけは幸せそうに火を眺めている。
私も参加しなきゃと思うけど、恥ずかしくて窓を開けることができない。
「皆さん、第20回キャンパーズ定例キャンプへようこそ。この場所に集ってくれたすべてのキャンパーに感謝を伝えます…」
それからしばらくの間、コロナとか社会情勢とかキャンプ用品に関する話が続くけど、死んだおじいちゃんの名前は一回も出てこない。
「…そして今夜、新たなキャンパーが私達の仲間に加わってくれます。メグ!」
ウトウトしてたところで名前を呼ばれて、驚いて目を開けると、火を囲む皆がこちらを見ているのに気づく。体がビクってなったの見られてたかもしれない。
「あなたは希望の象徴です。あなたの参加は、きっと世界中に勇気を与えることになります。どうぞ、共にこの火を囲みましょう」
かなり大げさな歓迎ぶりは鼻につくし、恥ずかしいけど、お母さんを見たら優しく頷いてくれるから、窓を開けようと思った時、リーダーが「さあメグ、立ち上がって」と言った後「ヴフッ」と笑うのを見て、私は一気に冷める。
他のメンバーさんや兄ちゃんには悪いけど、こいつと同じ空気は吸いたくない。
「どうしたんだメグ?…っ今から、君のエホッ、キャンブがっハ、始ばるんだよゼヒ」
リーダーの声が、いつのまにか強烈な咳に変わっていて、振り返るとリーダーの顔が真っ赤に歪んでいる。
ていうか、溶けてる?
「窓をッ、バハ、開げでぅレん」
そのまま崩れるように倒れ、シュウシュウ音を出しながら溶けていくリーダーを見たメンバーから悲鳴が上がる。
「ゲホッ、何だこデべ、デュぼホッ…」
見ると、他のメンバーも咳き込みながら、倒れはじめて、お母さんが駆け寄る。だめ、お母さんも感染する。
「お母さん!」
「開けちゃだめ!!!」と叫ぶお母さんも、苦しそうだ。
庭を見渡したけど、兄ちゃんはどこにもいなくて、勝負服のジャージが脱ぎ捨てられたみたいに芝生に落ちている。
◆
2年前の冬、北欧で見つかった新型コロナウイルス「ALS-CoV」は、宿主の肺胞を溶解させてしまう、致死性ウイルスだった。
感染力は高いものの、寒冷地でのみしか発症例が無かったため、アメリカ南部では感染対策が結構緩かった。
体が頑丈だったおじいちゃんも新型を甘く見ていて、ニューオリンズ郊外のゲーセンで若い兄ちゃんとマスクをせず口論になった時にウイルスをもらって、肺が溶けて亡くなった。
そして、ルイジアナ州の一軒家で突然変異した「ALS-CoVζ+(ゼータプラス)」は、感染後即座に発症するだけでなく、内臓はおろか筋肉や骨組織まで溶かしてしまう最低最悪のウイルスだったらしい。
「らしい」というのは、私が入院中に看護師から盗み聞きしたり、SNSから拾ったりした眉唾情報だからだ。どうやらネットニュースやTVでは報道を差し止められてるっぽい。
でも私はこの目で見た。
きっと買い出しで熱い中毎日駆けずり回ってた超人的な兄ちゃんの体でウイルスが変異したんだと私は勝手に決めつける。
我が家周辺が封鎖されて数ヶ月後、ゼータプラス株の全身溶解現象は消え、ショッキングなライブ動画は「悪質な合成だった」という結論で、みんなすぐ追いかけるのに飽きていった。
残されたキャンパーズも解散、おじいちゃんの葬儀は私の知らない所で執り行われ、お母さんと兄ちゃんのお墓はどこにもないままだ。
私は、CDCの検査と手厚い補償を受けながら、病室で絵を描いている。
1ヶ月前、人懐こいマフィアみたいなおじさんがやってきて「ここに閉じ込めているお詫びがしたい」と、最新型のモジュールを持ってきた。
確かにそれも私の夢だったけど、私以上にその「足」を必要としてる人はいるはずだし、別に立ち上がらなくても、私は私だ。見世物じゃない。笑うヤツは溶けてしまえばいい。
◆
そういえば、50年くらい前、同じようなウイルス流行の真っ只中で、大々的なスポーツイベントを行って世界中から人を集めた国があったらしい。
それまでなんとか感染者数を押さえていたのに、そのイベントの影響で感染者数が爆上がりして病院がパンクしたとか。
きっと、その時も家族をなくして悲しんだ人がたくさんいたに違いない。
キャンプ当日の朝、兄ちゃんお母さんと3人で撮った写真は、ずっと枕元に置いてある。
◆
某大臣にデマ呼ばわりされた言説を吹聴している御大の番組を作っている。
色眼鏡で見られることも多いので、この御大の番組に携わっているとは周りには言っていない。
周りの人間(特に視聴者)は、共演者やスタッフなど一緒に仕事をしている人間は、考え方や思想、倫理についてこの御大と全く同じだと思っている向きがあるが、仕事だからやっているだけで、そんなことは微塵もない。
むしろ、Qアノンやロシアあたりから出てきた周回遅れの眉唾な話を鵜呑みにしているこの爺さんのことは軽蔑さえしている。
にも関わらずだ、視聴者の多くは、我々スタッフがこの爺さんの思想やら言説に心酔して一緒に仕事をしているとでも思っているらしい。
そういった奇特な人も中にはいるのだろうが、少なくとも私の周りにはいない。(と思う。)
動画のコメ欄には、制作会社、共演者宛に「動画が消されても頑張ってください。言論弾圧許せませんね。応援してます。」など、一見、励ましや労いのコメントをもらうが、気持ちはありがたいものの、「あー、いっそのことアカウントごとバンされねーかなー。そしたらこの爺さんも諦めるだろう。」というのが正直な気持ちだ。
最近になって、この御大も我々の心の機微に薄々感づき始めたらしく、先生、先生と持ち上げてくれる他の制作会社の番組に出る機会が増えた。
家族や友人に言えない仕事をするというのは、思っていたよりもダメージが大きい。
最近になってせっかく作った番組がどんどん消されていくので、近いうちにこの御大の居場所はなくなるだろう。
ようこそバーボンハウスへ。
うん、初犯なんだ。すまない。
これは有名なゲーム炎上系You Tuberのナカイドっていう人の動画やコメント欄で見た情報と、そこからの派生動画で知ったネタをまとめただけなので本当かどうかわからないんだ。
俺自身は中国について全く詳しくないので眉唾だと思って聞いてくれ。
決して騙そうと思って書いたわけじゃないし、明らかにネタっぽい雰囲気は出すようにしたつもりだ(ウマ娘ネタとか)。
それでも信じてそうな感じの人が多かったからわざわざ訂正の記事を書く羽目になってしまった。
明らかに違和感を感じさせるツッコミどころの多い記述がたくさん入っていたはずなんだがなぜ信じられてしまったのか。コレガワカラナイ。
こんな適当な語りはチェックするまでもなく当たり前のようにヨタじゃんと切り捨てられるし何人かの益田(善なる増田)にバカにされて終わるつもりだった。
「んなわけあるかーい」とつっこんでほしかった。
マジに受け止めてる人がいてこええよ。
いや、そうじゃなくて。悪いのは私です。本当にすみませんでした。今後は与太話書くときはちゃんと与太話だって前置きするように気をつけます。
ところで、俺も一つだけ確認した。
中国の女フェミニストが、初音ミクさんの貧乳を女性社会進出の象徴として応援してるのだけはガチです。
一番嘘っぽいやつだから調べたらこれが本当だったのでもうこれわかんねえな。。。
https://anond.hatelabo.jp/20210610191602
https://anond.hatelabo.jp/20210610173353
ワイトもそう思います。
頼むからみんな疑いながら読んでくれ……どう見てもネタ記事やろ……むしろこれがネタ記事じゃないと思った理由を知りたいくらい困ってる
ああああああああああ!
なんか
あれって結局はSF初心者にはちょっと難しいハードボイルドSFばかりな作品なのかしら?って
いきなり分厚いSF本を読もうと買ってもいくら半額だからといって、
私はマーケットの割引タイムで割引シールを貼ってもらうのを待つことははしたないからそういうことはしないのよね。
でもやっぱり半額SFは魅力的だけど、
もうSFって聞いて知ってる単語がビッグバンしかないというポンコツ人間がSF読んでもいいのかしら?って
スゴい読書のブログで面白かった!って本紹介して私も読んでみようかなと
西田ひかるさんがフルーチェやってミルク!って言うような勢いで
私も紹介された本読んでミルク!って思うけど
久しく読書体験なんてしたこと最後はいつだったけ?って思い出せないほど
遠い昔のころのお話で、
まあそこそこ読んでいるはいるのかもしれないし、
本当は電子書籍の読んだカウント数も入れるのも眉唾らしいわよ。
あくまで紙ベースの本を読んだ許可局を申請して数を記したりして図書館なんか借りれるわけじゃない。
でね、
そのバベルの図書館の所蔵数は何冊かをも軽く超えてしまう電子書籍を抱え込めるかと思ったら、
とりあえずお前欲張るな先に10冊読んでね!って
他の本読みたかったら、
10冊の内何冊かをチェックアウトさせなくちゃいけない仕組みで
よくできてるなぁーって
それならさ、
図書館に行く手間省けるじゃないとともに、
みんな欲張って図書館全部の本全冊借りられなくてすむじゃない。
って言うのは世の常わかよたれそ常つねならむところよ。
先に買って読んでない本がたくさんあるから
それをまずSFフェアー終わる前に読めっかなーって思うけど、
到底私の読書速度は亀よりも遅いので、
諦めるに越したことはないわ。
読む速さの亀な人はね。
SF初心者向けの本があれば星新一さん以外であればいいな~って思うけど、
べ、別に星新一さんのショートショートがSF初心者向けだとは言ってないんだかんね!
ちがうちがう!
なんてね。
うふふ。
そんなに重みのありそうだけど軽みもあるそして旨味もあるサンドイッチなので、
なんかお腹の調子悪いかなーって時でも美味しく頂けまくれるわ。
美味しゅうございました。
その半分をキューブカッツにしたカッツスイカウォーラーにしました。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
4つ以上の数を数えたり想像力を働かせたりできるのはおおいに結構だが、基本的な数字くらいは把握してから口を開けばいいのに。
ただし、それでも同記事によれば、
東京五輪が開催されると新型コロナウイルスの感染拡大にどの程度影響するかについて、東大経済学部の仲田泰祐准教授と藤井大輔特任講師が推計をまとめた。選手ら入国者による影響より、経済活動が活発になって都内の人出が増えることによる影響の方がはるかに大きいという。
7月に感染者激減は眉唾かな。そもそも数字数字言う割に、自分の予想に関しては数字抜きで「激減」という言葉だけの雑さよ…
7月になるとホント感染者は激減して、なんでオリンピックしないの?って雰囲気になるよ。
選手団関係者が1万人って、一般庶民の感覚では大人数のように思えるけど
なんなんだろうね?
何が好きかじゃなくて何が出来るか何が分かるかでしょ。
「ガンダムのアニメは全部見たから語れるだけどプラモやゲームにしか出てこない設定は知りません」みたいな感じでさ。
「拙者子供が好き好きでござるからして~~オスガキにわからさせられたさ~~」みたいなの、マジでアホかよ……。
個人的には「巨乳サイコー!一番好きなおっぱいです!増田くんはAKBで誰が好き?」みたいなのでもう無理ポ……「ジャニーズ誰が好き?ウチはJrの~~マジちっちゃくてかわいい~~」みたいなショタコンアピールとかもマジ結構すわ勘弁してクレマチス。
こういうと安易に反論する奴いると思うんすけど、ちょっと考えてほしいのが、「銭湯に入ったら同性の美男美女に興奮して、逆にきったねえオッサンオバサンを見るとキッズがブサイクな同級生に抱くような殺意に包まれる」ってのがLGBTだって気づくトリガーなら、それって結局性癖でしかないんじゃないっすかって話をしてるわけですよ。
なんつうのかなあ……結局精神的な性ってようは何に欲情するかでしかねえってことだと思うんすよね。
いいやそこに愛が云々っつー奴は、これは単に恋愛至上主義っつー別の病気なんすけど。
「俺さ……男だけど男が好きなんだ」って話を男二人きりの状況でするのって、オッサンがJCに「俺さ……ちっちゃい子でオナニーしてるんだ」って言うのと変わらないじゃないっすか?
まあ一応は「子供は意思決定のための知能が足りてない社会の付属物でしかないので、可愛そうなクソ雑魚脳みそを守るために恋愛禁止にしよーぜ」みたいな風潮があるんでそこがちょっとちゃうんすけどー。
でもそれも眉唾っつーか、要するに社会が「子供は親のおまけなんだよ」って価値観を補強したいっつーかそれが当然っつーか、まあ内心クソほど小馬鹿にしてるところからスタートしてるわけなんすよね。
流石に幼稚園児に興奮して手まで出しちゃったような奴らは金玉と子宮摘出して脳にチップ埋め込んでよくねなんすけど、14歳ぐらいからはもう大人と同じ扱いにしてよくね?つーか少年院とかもそこら辺からナシでよくねって思うんすわ。
話が横にそれたんすけど、よーするにワシが言いたいのは「子供好きで変態アピールしてる奴らと、同性愛者で特別感アピールって何がちゃうんすか?」なわけっすよね。
まあでも結局の所、ゲイやレズが嫌われるのって、爆発寸前になってから「同性愛者なんだ!やらせてくれ!キスだけでもいいから!ミサトさんがシンジくんにしてたほう!」ってカムアウトしてくることに問題があるのかなって。
まあその点では、イキリロリコン共がネットのアカウントではワイワイ騒ぐけどリアルじゃおとなしいのに近いっすよね~~つーわけで同類だと思いまーーー。
まあでもそれに対して「うるせー性欲爆発宣言したら許されると思うな。キメーんじゃ」ってのは一緒でー、ちな巨乳好きとかに対しても同じように人前で性癖暴露コーナー始めるのはやめーやって思うわけっすわ。
んでなー異性婚や異性愛を特別視してる奴らも結局はネットによくいる「お前も、ロリ巨乳が好きなんだろ?」とか「お前も、鬼畜メガネ反転総受けが好きなんだろ?」と同じような、性癖暴露同類認定イキリの一種だと思って軽蔑してまーす。
ばーかばーか自分のちんちんくりまんがどうすりゃ固くなるのかでコミュニティを形成しようとすんじゃねーよダンゴムシみてーにアングロの中でひっそりやってろばーか
コロナが世界中で流行ってるけど、コロナって中国の味方にしか思えないときがある。
ひとりひとりの意見が尊重され民意に反映されるアメリカやイギリス、インドといった民主主義国家には色々な意見の人がいて、そのバラバラになった民意をまとめてコロナ対策に反映させるまでにはとても時間がかかってしまう。当然それだけロックダウンや防疫違反者への懲罰等の対応も後手後手にまわってしまう。
社会主義国家の中国にとっては右向け右の号令で国民をある程度コントロールできるというメリットがあるので、こういったパンデミックのときの対応速度が段違いだ。社会主義の中国は低ダメージで、中国の敵国であるアメリカは甚大なダメージ。中の悪いインドの現状なんて中国からしたらホクホク顔になってしまうだろうな。
最初は武漢の市場から出たらしいけど、陰謀論的にウィルス研究所から出たみたいな話もあるよね。本当はこっちじゃないの?って勘ぐっちゃうよ。そんでもってわざと流出させたんじゃないの?って。
だってコロナという存在はあまりにも中国に有利に働いている。おまけに生産性の低下する高齢者が中国国内でも増えてきているという問題も、このコロナがあれば効率よく若者をあまり死なせずに高齢者の多くを間引きできる可能性すら秘めている。
中国の意見を尊重する体制になっているWHOの調査も甘々で証拠隠滅するに充分な時間が経ってからだったし、これが計画的ウィルスの散布だったとしたら大問題だ。第三次世界大戦にも繋がるだろう。
眉唾系のあやしい話に聞こえるかもだけど、ウイグル弾圧やら領海侵犯やら人工の島つくったり外国の技術をハッキングで盗みまくったりしてる中国の現実を見ると、そういう性善説が通用しない手段を平気で取りかねない国に思えて怖い。香港、台湾もほぼ完全に支配下に置かれちゃったしね。
一帯一路構想も最終的に支配下に置いた属国or植民地になりそうな気さえするよ。
そして世界中あらゆる国にお金をばら撒いて支援しているという強みもあって、なかなか強く批難できない国たちは中国の暴走を止められるのはなかなか難しいだろうし、今後もそういった国は増えていきそう。
あとは、単純に成熟しきったアメリカを代表する西洋諸国は、中国の下からの突き上げに守りに入る甘っちょろい対応しかできないのに比べて、現在GDPも伸びまくって経済順調、軍事予算もガンガン上げてるイケイケの中国からしたら「攻め側」にいるので弱気にならないわ、大胆なこともしてくるわ、それ道徳的にどうなの?って手段も平気で使ってくる。これ、こんなの相手にしてたらもう負けちゃうでしょ。
2030年代前半にはアメリカに追いつかれる予測が出てるけど、コロナの大ダメージを受けて余裕のない先進国や民主主義国家は、中国と調整をしたりイニシアチブを取るような戦略をうつ余裕もなかなか生み出せないまま年月が経ちそうな気がしてる。
その間に、がっつり国民コントロールしてコロナを最低限の被害におさめ、他国が疲弊している間にどんどん覇道を進むための時間敵猶予を生み出せる中国って、そう遠くない未来にアメリカを抜いて世界中をめちゃくちゃなディストピアに変えそうな気がするんだよな。そして中国を支配している漢民族以外の人間は漫画「狂四郎2030」みたいな世界で隔離されて奴隷や家畜のように管理されてそう。
さらに中国には反日感情もあるわ、アメリカさんの子分ということで日本が支配されちゃったらウイグル人よりも酷い目に合いそう。
強制収容所を再教育施設と名乗り、縦横1mしかない箱に水も食料もなしで二日間も閉じ込めたりする連中だ。一体どんな目に合わされるのか想像するだけで恐ろしいよ。
もし戦争なり経済戦争なりでアメリカが弱体化したとしたら、日本なんてアメリカが防御態勢を取る時間稼ぎ的に使われたあげく簡単に切られそう。アメリカ人からしたら中国人と日本人、韓国人の区別なんてつかないだろうから、民意としても「使えるとこだけ使って、すぐ切っちゃえ」という世論になっていきそうな気さえするよ。
私は別に中国人が嫌いというわけではない。むしろ優秀な人がとても多いと思うし、個人の人間同士でいうと話し合えばわかることも仲良くすることも可能だと思う。ただ、今の世界情勢を見て、国という単位の意思で考えたときに、中国によって近い将来、我々や我々の子どもたちがとても悲しい目にあうんじゃないかという不安がずっと頭の片隅にある。
ストーリーは、北陸の「地方都市」から慶應大学に進学し、親が失業したので大学も中退して、水商売やらなんやらな女1と、
渋谷の松濤に住む婚活中のお嬢様(女2)の人生が一瞬クロスする、女同士の共闘(シスターフッド)をテーマにした社会派映画。
増田は地方公立高校から旧帝大進学。早慶も合格したけど蹴った。
だから渋谷に住む金持ちや、劇中で出てくる政治家一家のエグゼクティブについての描写がどれくらい正しいのか、分からない。
でも、地方出身の女1については、明確にリアリティがないと思った。
まず、地方の進学校から慶應に一般入試で入る人は、高校でトップクラス(上位10番以内)の成績の人だ。
もちろん大学デビューというのは多いので、大学生の時に化けたりするのも普通だが、女1には大学入学当初からそういうガリ勉臭さがまったくない。
あと田舎から旧帝大や早慶に行くような人は、エリート家庭とは言えなくても、その地域でそこそこな家の人が多い。
しかし、女1の弟はマイルドヤンキーで、描写される家庭も、「成績が良い子の家」感がまったくない。
そういうところの子供が、ガリ勉になり一流大学に進学することは、ほぼ有り得ない。
この映画は都市と地方の格差を描きながらも、地方の中にある格差を全く無視している。
地方の貧乏な家の子がガリ勉して慶應に行くなんてことは、実際にはほとんど有り得ないのに。
あと、慶應に行くぐらいだから、地域でトップの進学校に通っていたはずなのに、高校の同窓会に行ったら、バカそうな土建屋の三代目が出てくる。
要するに女1に関しては、まず田舎から一流大学に行った人のリアリティがぜんぜんないのだ。
出てくる人はセレブばかりなのに、思考が昭和。男は仕事、女は家。みたいなかんじ。
いや、東京の金持ちって、表層的にはリベラルで意識高い人が多いのでは?
あと、女2の婚約者の祖父が、興信所で身元調査したと、女2に告げるのもの有り得ないでは?
そういう身元調査していたとしても、表立っては言わないのでは?
表面的にはリベラルなこと言っているのに、内心では昭和な心を持っているとかならリアルなんだけど。
あと登場人物がみんな知的レベルが高いはずのに、本棚が映らなかったのも変。
本を読まない人しか出てこない。