はてなキーワード: 実行委員とは
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の続き
「心が叫びたがっているんだ」を語るにあたって、最も欠かせない部分。それは学園パートではなく、家庭でのシーンにあると思う。
意外に思ったはずだ。学級会議で突然歌い出した成瀬に対するクラスメイトの人間的にまっとうすぎるリアクション。そしてそもそも成瀬のような生徒がいじめられていないクラスという環境。最初の印象は「やさしい世界」そのものだった。
しかし一方で、私はこのクラスの環境について、全くのファンタジーだとも思わない。私自身、近い環境は経験したことがあるからだ。私は高専という5年間同じクラスで学生が生活をし、工業系ということでオタクばかりが集まった中で学生生活を送ったことがある。それがちょうどあのクラスの環境に似ていた。いわゆるリア充やスポーツマン、根っからのオタクなどその中でもカテゴリは存在していたものの、それぞれに学園ヒエラルキーが適用されるのではなく、お互いに棲み分けを行うような形で折り合いをつける。結果、異分子的な存在に対しても特に働きかけることもない一方でいじめのような状況は発生しない(しなかったと思っていると付け加える)。
おそらく「ここさけ」の舞台の学校も、近いような環境、学力的にステロタイプに表すなら、偏差値が高いほうではある一方で、エリート校と言うほどではない奇跡的な案配といったところなのだろうと想像した。
ともかく、「やさしい世界」的に描かれた学校のシーンは、とても淡泊なものとなった。これはいじめ描写を除外することでその他のドラマに描写を注ぐためだったのだろうと思う。(本当は少し違うと思うのだが、後述する)
そのドラマとは当然青春ラブストーリーもあるが、それよりも重要なのは家庭のシーンだったと考えている。
まずは描写も直接的でわかりやすい成瀬の家庭について説明する。
まず、女手ひとつで子供を養うために母親が就いた仕事が「保険の勧誘員」というところ。ある程度年齢がいった女性が中途で採用される職業で、比較的安定しており生活が成立する収入を得られるものとして、典型的なものだ。彼女らの仕事は半歩合制であることが多く、望む収入によって仕事の量が変わってくる。夫婦共働きなら昼間だけつとめれば良いが、一般的サラリーマン並みを一人で稼ぐとなると残業は当たり前で、劇中のように帰りが遅くなることが多いだろう。
そして、母が在宅していない時、成瀬一人で自宅にいるときの「明かり」の付け方。あれもものすごく写実的だ。リビングのうちシステムキッチンの明かりだけつけて最低限の明かりを確保するだけ。ひどくリアルだと感じた。これは単に成瀬の暗い性格を表す演出というだけではなく、親が出かけており子供一人で留守番をしている光景として、典型的なものだと思う。電気代を節約して家計に貢献だとか、そういうことでは恐らくない。単に子供一人にとって、一軒家が広すぎるからだ。どうしても明かりは最低限となり、家全体で見たとき、点々と明かりがぼんやりとついているような状態になるのだ。何も片親だった人だけでなく、夫婦共働きの子供だった人なら思い当たるところがあるだろう。
車の音やインターホン、他人や親の気配を感じてびくりと身構えるあの感じも、そのものを写し取ったかのような正確さだと思う。
片親の親、あるいは子。共働きの親なら胸が張り裂けるような描写であっただろう。
登場人物のうち、自宅の描写があるのは成瀬と坂上だけだが、坂上が昔ながらの一軒家の形式に対して、成瀬の家が異なっていることはすぐ気づくところだと思う。
彼女の家はいわゆる分譲住宅だ。幼少期の描写ではぽつんと一軒成瀬の家だけが建っていたところから、現在では周囲に家が立ち並んでいるところをみると、成瀬の父親は転勤族であり、新しくできた分譲住宅に飛びつくような形でやってきた新参者だったのだと想像できる。
そこでまもなく彼女の意図しない密告により、両親の関係は決裂してしまうことになる。母親は子供を養うために働きに出るしかなく、自動的にご近所づきあいは破滅的に。地域性というバックボーンがない新参者のために、塞ぎがちになった成瀬に対しても「近所のガチンチョ」だとか、「面倒見の良いおばちゃん」のようなケアは存在しなかった。
建物一つの描写をとっても、このように彼女が今に至るまでで、そうなってしかるべきであったという状況が、写実的に示されているのだ。
この状況は、成瀬本人にとってはもちろん、母親にとっても過酷だ。母は成瀬に対して辛く当たるひどい親として描写されてはいたが、彼女の立場に立ってみれば、同情を禁じえない境遇といえるだろう。
坂上家で成瀬の母が「娘がおしゃべりで電話代がたいへん」なんて見栄を張っている描写もあったが、恐らく彼女は仕事場でも同じ嘘をついている。
典型的な母親のつく仕事である「保険の勧誘員」という職場において、子供の話題というのは避けて通れないものだろうから。
「心が叫びたがっているんだ」という映画。うわっつらはありきたりで平和な青春ラブストーリーであるが、このように少し掘り下げるだけで緻密で残酷な描写がちりばめられている。
しかしこれだけではない。行間に隠されてはいるが、物語の読解に重要なもう一方。勝るとも劣らない残酷な描写がある。
それはもちろん坂上の家庭環境だ。
坂上は父方の祖父母の元で生活している。そこは父親の実家であり、本宅でもある。しかし父親は家には寄りつかず、事実上は別宅みたいな扱いになっている。坂上の両親も成瀬の家庭と同じく離婚しており、母親が居ない片親の環境。子供の世話は父の両親、坂上からすれば祖父母に任せっきりだ。
以上が物語上で語られ、描写された内容ほぼすべて。祖父母が居ると言うことで、成瀬の家とは異なり暖かい明かりに包まれており、表面上とても平和に描写されているし、事実、平和なのだろうと思う。
しかしこれらの「行間」には、特に現役の父親にとって、致死量のカミソリが仕込まれているのだ。
それは、直接的には描写されない坂上の父親の影を追っていくことで明らかになっていく。
まず、成瀬が初めて坂上の家を訪れたとき通された父親の部屋。あれで一気に、坂上の父親の像がはっきりする。
普通の一軒家に見える家屋の二階に突如出現する、完全防音の音楽室。典型的な趣味人の部屋だ。防音設備など普通のサラリーマンでは考えられないような出費を伴うものだ。そもそもがあの家自体、広大な土地がある北海道において「坪庭」など、まさに道楽者そのものだと言える。※坪庭というのは家屋の中に四角く切り取った庭をこしらえたもの。本来は土地の限られた京都などのような所でふさわしいものだ。
そこから推測できる父親像はつまり、かなりの収入を得ている人物。さらに推し量ると恐らく音楽関係の業界人。それも相当名の高い人物と考えられる。
坂上は幼少期いやいやピアノを習わされた。しかし次第に夢中になり、ピアノに専念したいから私立校に進学するのはいやだと母親の勧めを突っぱねることになる。彼を擁護する父親、反対する母親。それが坂上の両親の離婚の原因になったという。しかし言葉の上では確かにそうかも知れないが、少なくとも現代の日本において離婚はまだそこまで軽々しいことではない。子供の進路についてもめることはどこの家庭でもあることだし、私はそこまで致命的な問題ではないと思う。
恐らく坂上の母親は、その件がきっかけで堪忍袋の緒が切れたのだ。家庭を顧みず、父親ではなく趣味人としてしか生きない男に。
男の片親。子育てを彼の両親に一任して自分は仕事に専念する。頼れる両親の健在な父親にとって、至極妥当な選択かつ、リアルなものに感じる。恐らく音楽の業界人ならば、仕事は都心のことが多いだろうし、それは当然家庭にほとんど寄りつかなくなるだろう。それに、当人にしてみれば、苦言を言う妻という存在がなくなり、以前よりよりいっそう父親の任を感じることなく趣味の延長のような仕事に没頭できるようになったのだ。坂上の祖父母はとても温厚だ。孫相手だというのもあるだろうが、坂上父のこれまで推察した人物像から考えれば、彼もまたこの二人に甘やかされて育ったのだろう。
今の彼は、もう一度独身貴族を楽しんでいるような感覚でいるかも知れない。「お子さんいるんですかぁ?信じられなぁい」なんて言われたりして。
父親が習わせたピアノで、坂上は母親を失うことになった。少なくとも表面上の因果的には。
しかし恐らく、父はそれについて罪の意識は抱いていない。そもそも、ピアノを教えたことが正しかった、間違っていたの葛藤すら抱いていないと思う。
ピアノを習うことは彼にとって当然だからそうしただけのこと。彼は自分が息子に与えた影響というものを全く意識していないのだろう。そもそも、父親としての自覚が希薄だから。
息子の坂上自身について考えてみよう。公式サイトにおいての彼のキャラクター紹介はこうだ
まるで平凡で人畜無害な子供のような説明になっているが、本編を見れば明白なとおり、事実とは真逆だ。
まずクラスでの立ち位置。無口でエアー的に振る舞う様は説明の通りではあるが、実行委員に選抜されたあと、坂上は学級会議の司会を堂々とつとめている。それを受けてのクラスメイトの態度、そして平時からのDTM研での扱い。これはいわゆる「表立って目立つタイプではないが一目置かれてるタイプ」の生徒のそれだ。成瀬や仁藤を除いても、もう一人や二人くらい、彼を思っている女子がいてしかるべき立ち位置に彼は居る。これは上で説明した彼の家柄によるものと考えることもできるが、彼の振る舞いを観察すれば、なんとなく推測できるところがある。
まず、その人格が常軌を逸している。言うなれば英雄的なところ。
完全に異常者である成瀬に対して、彼は最初から一切、一ミリも物怖じすることなく接した。普通にできることではない。彼の異常性というか、異端、あるいは抜きんでた人格を表していると思う。
「やさしい世界」のクラスメイトも成瀬に対して差別的な態度はとっていなかったものの、進んで接触するようなことはそれまでしなかった。
そのハードルを素知らぬ顔で乗り越える。というより、彼自身の異常性のためその特別さに気づいていないだろうところ。彼が一般人とはかけ離れている描写だと思った。
そして音楽の才能。
彼は「作曲はできない」と謙遜してはいるものの、ミュージカルの曲目において、それぞれのシーンを象徴する完璧と言える選曲を行った。そして即興でクラシックのマッシュアップさえしてみせたのである。それも、もう一つの結末の案を成瀬から聞いてたった数秒の逡巡の後にだ。才能があると言うほか無い。
つまりそこに集約される。クラスから一目おかれ、常人離れした振る舞いをし、音楽の才能がある、彼はいわゆる「天才」である。
ここで先ほど挙げたシーンに立ち戻ることができる。
「あこがれのお城」での彼の涙の理由について。
彼はもちろん、彼が説明するとおりの理由で涙した。「坂上拓実」と連呼する彼女の言葉に聞き入りながら。
奇しくもミュージカルの最終幕の歌詞をなぞらえるように、音の上では名前を呼んでいるだけのそれが、「愛しています」と聞こえてくるその芸術性に感じ入って涙したのだ。
言葉はその意味を越えて話し手の気持ちを投影するものなのだと。
あの切迫した状況においてである。天才の感受性と言うにふさわしい。
さて、彼の父親は誰だったか。
音楽業界において有力な人物である。彼もまた、音楽の天才と言えるのだろう。こんな自覚が希薄な男でも、坂上にとって彼は間違いなく「父親」であった。
彼の影響下の元、彼と同じ家庭環境に育まれ、坂上は父親の人格をしっかりと継承しているのである。いくら自覚がなくても、子供は親の影響を受けて育ち、それらを継承してしまう。
ところで、ここまで一切触れることはなかったが、仁藤の人格についても考えよう。
チア部のリーダーで責任感が強い。ラストのミュージカルで急遽代役を務める事になったときの態度からも読み取れるように、背負い込み、気負いすぎる性質を持っている。
私には彼女がある人物に重なって見える。
それは成瀬の母親だ。彼女は頼れる両親がいなかったのかもしれないが、どちらにしろよそに頼ることなく、女手一つで子供を育てる選択をした。再婚もせず、もちろん育児を放棄することもなかった。
彼女もまた、責任感が強く、背負い込み、気負いすぎる性質を持っているといえるだろう。
一方坂上はといえば、父親としての役目を全うできない道楽者の生き写しである。
ここまで考えると想像せずには居られなくなる。
彼らが結ばれ、子供をもうけるようなことになったとき、待ち受けている結末について。
そうならないと信じたい。
交流会を通しての経験から何かを得、成瀬や田崎のように坂上もまたその業からぬけだすことができるのだと。
以下は蛇足になる。
ここまで残酷で緻密な描写ができる監督、脚本家というのは何者なのだろう?と考える。もしかしたら、彼、あるいは彼らもまた、過酷な家庭環境で育ったのではないだろうか。そうでもなければ、ここまで緻密な描写など不可能なのではと思えてならない。
そして劇中の「やさしい世界」としてのクラス。部活でもクラスでも一目置かれる坂上の立場。
彼は過酷な家庭環境をもつ一方で、その救いを学校生活に見いだしていたのではないだろうか。
さらに推し量るなら、彼の担任教師の高校教師らしからぬ立ち振る舞い。そして文化祭の主役という立場を、スケープゴートとしてしか捉えない大人びた生徒達。彼の原体験は、大学生活にあったのではないか(あるいは高専?)と想像してしまった。
そして家庭シーンの原体験は成瀬と坂上の家庭の合いの子。きっと彼は「坂上と仁藤」の間に生まれたのではないだろうか。
そして彼は「父」になることを恐れているのだ。
ここまで書いたが、実は以上の内容、ほとんど筆者である私が気づいたことではない。
私はこの映画を、友人たちと連れだって見に行ったのだけれど、そのうちの一人の境遇がまさに、「片親という家庭環境で育ち」「現在父親」というものだった。
彼はその境遇故に、この映画の行間に仕込まれた凶器すべての気配を感じ取り、とても傷ついていた。一方で私ともう一人の友人といえば青春ラブストーリーとしてみていたので平和なものだったが。
彼は「もう二度と見たくない」とは言っていたが、その理由を聞いていくうちに、「心が叫びたがっているんだ」という映画の全体像を捉えることができた。私はこのことにとても感動したので、彼にぜひブログポストするように勧めたが、とてもできないということだったので、許可を得てこの文章を書いている。彼の現在の家庭は幸いにして、父親である彼と母親、両方かけることない家庭を築けている。(今のところ)
しかし彼の反応を観察するに、とても子を持つ親に勧められる作品とは言いがたいのかも知れない。
下衆の勘ぐりが正しいとすれば、この作品はつまり「サマーウォーズ」対抗軸、家庭という環境、父、母という存在を否定し、子供は学校などの社会でその人間性を開花させていくものだと説いたものなのだから。
事実、子供である成瀬に対して救済はあったが、彼女の母にそれはなかった。ミュージカルのシーンは母への救済と取ることもできなくはないが、今の私には罪と向き合い自分の無力さに泣き崩れる母親に見える。
ともあれ、ここまで読み解いてみてつくづくこの映画の凄さ、恐ろしさを感じる。
「青春ラブストーリー」としても、「核家族ホラー」としても、核心の部分をすべて行間に潜め、合致する感性を持つ人、あるいは何度も繰り返し視聴した人が、ここまで深く読み解くことができる作りになっていることがだ。
「心が叫びたがっているんだ」は傑作というほかない。
「心が叫びたがっているんだ」を観てきた。てっきり平凡な青春ものの作品だと思っていたら大間違い。一筋縄でいかない緻密な描写に裏付けられたとんでもない傑作だった。
この作品の凄みについて説明するには、素直な鑑賞方法の「青春ラブストーリー」としての軸と、「核家族ホラー」としての軸の二つの面から読み解いていく必要がある。
核心はもちろん「核家族ホラー」にあるのだけれど、まずは「青春ラブストーリー」としての軸から順を追って解説したいと思う。当然ながら以下の文章は物語の核心に触れるものなので、未視聴の方は注意していただきたい。
個人的にはネタバレのために面白くなくなる類いの作品ではないと思っているものの、まっさらな気持ちで作品と向き合うチャンスはとても貴重なものだと思う。
まずこの物語は、地元の神様的存在から呪いを受け、声を失った主人公(成瀬 順)というちょっとしたファンタジーから始まる。
最終的にはこれは本人の妄想に過ぎないということが解き明かされるのだけれど、どちらにせよほぼ全くしゃべることができないという現実には少し考えにくい境遇の人物を軸に物語が回る。
ある日学校の交流会、有り体に言えば文化祭的なイベントの実行委員に担当教官から強引に主人公が抜擢される。
抜擢されたのは合計4人で、実行委員になったのは主人公に加え坂上 拓実、仁藤 菜月、田崎 大樹の3名だ。
いろいろあって主人公たっての希望により、交流会の出し物をミュージカルとし、紆余曲折ありながらも4人力を合わせて交流会を成功に導く。というのが大まかなあらすじになる。
ラブストーリーとしては、成瀬は坂上に思いをよせるものの、中学の頃から相思相愛の仁藤という存在があったため、成瀬の恋は片思いに終わり、最終的には実は成瀬に思いを寄せていたダークホースの田崎が彼女に告白する。というところで終演した。
ここでひとつ初見で思いがちなのは、「田崎の告白がとってつけたもののように感じる」ということ。片方がくっついた一方で余りの二人がくっつくという、平和にラブストーリーを決着させるありきたりな手法に思えるし、実際そうなのだけれど、田崎の告白自体はしっかりと序盤から布石がちりばめられていた。
田崎はかつて平凡なチームの一つに過ぎなかった野球部に「甲子園を狙えるかも知れない」と夢を抱かせるほどのスーパーエースだったが、腕の負傷により選手生命を絶たれた男だ。性格は運動部らしくまっすぐ筋を通すことをよしとするスポ根の思想を持っている。
その田崎と引きこもり一歩手前の成瀬というカップリングは奇妙ではある。しかし物語でのファーストコンタクトの時点から、彼女は彼の心を動かし続けていた。
まず田崎が実行委員参加に消極的な当時、交流会の出し物を決める学級会議で成瀬をひどく侮辱するシーン。
このとき田崎は完全に成瀬を見下しており、くだらない存在と思っていた。しかし、そこで突然成瀬は歌い出し、彼女がミュージカルをやる実力があることを証明してしまったのだ。
このあと、田崎は珍しく部活動の参加をせず帰路につく。
彼女を侮辱したとき、同時に田崎は坂上から侮辱をうけており、それが原因にも思えるが、結末から逆算すればここはそうではなく、成瀬の行動に胸を打たれてのことであったのだと考える。
ひどい侮辱を受けても胸を張り、自分の実力でそれをはねのけてみせる。
前述の通り、スポ根の田崎にとって、これほど評価に値する行動はないのではないだろうか。自分が見下していて、それも真っ向から侮辱した相手にそれを見せつけられたとき、田崎は今の自分自身の姿と初めて直面したのだ。「あんな立派な彼女に対して、今の自分の情けなさはなんだ?」といったところだろう。
この後の下校シーンで田崎が仁藤を誘うというシーンが挿入されるため少し混乱するが、これはおそらく「チア部部長と野球部エースがつきあうという伝統」と、仁藤が女性的に魅力があったからという単純な理由による、破れかぶれの軽口だったと考えている。田崎は最初から仁藤については恋愛感情は抱いていない。演技や描写的にも、私には一番腑に落ちる解釈だ。
次にファミリーレストランで会合中、田崎が野球部の後輩と居合わせて喧嘩になるシーン。
ここまで説明すれば明白だが、このとき田崎は成瀬に助けられてしまう。成瀬は「いなくなれ」と侮辱された田崎を必死で庇う。言葉を発するとひどい腹痛にみまわれるというハンデキャップを負っているにもかかわらずである。(実際成瀬はこのために病院に運び込まれることになった)
ここで田崎の恋心は確定したといっていい。
またも彼女は田崎の最も評価する行動を取り、かつそれは自分を庇うための行動であったということ。尊敬に値し、同時に自分を気遣ってくれる存在。もはや恋に落ちるには十分すぎる条件ではないだろうか。
その後田崎は実行委員に積極的に参加するようになった。そこで野球部外の生徒との交流を通して、野球以外の世界、自分のかつて見えていなかった部外の生徒の特技や良いところにふれることで、次第に心を開いていくことになる。
ある日、実行委員の活動から帰路につくとき、成瀬と田崎が二人きりになることがあった。そこで田崎は彼女に今までの無礼を詫び、野球以外の世界を教えてくれた成瀬に礼を言う。ここでついに告白でもするのではないかとハラハラしていたが、それはラストシーンまでお預けとなる。
ところで、「ここさけ」のメインストーリーとして、片思いに終わるものの成瀬の坂上に対する片思いは結果的に彼女と世界を隔てる卵の殻を破り、彼を失う代わりに新しい世界へ足を踏み出すというものがある。
その第一歩が田崎の告白に他ならないのだが、その田崎自身も、野球という卵の殻に閉じこもっていたと考えることができないだろうか。
坂上は終盤直前まで主人公同然の露出率で、意図的に組まれたミスリード的存在であったが、実は恋愛ものとしては同じテーマを抱えた田崎×成瀬こそ主軸のカップリングであったと言えると思う。
その証左として、終盤の「あこがれのお城」での坂上と成瀬のシーン。
成瀬がため込んだ思いを自分の声ですべて坂上にぶつけるあのシーンで、坂上は誠実に聞きに徹する。とても凝った演出で純粋に感動的なシーンではあるのだけれど、私は別の意味でもひどく感動を覚えた。
成瀬の言葉を一つ一つ受け取っていくたび、坂上の存在がだんだんと小さくなっていくように感じたのだ。それまではまるで主人公のように振る舞っていた彼だが、すべてのやりとりを追えた後にはその影はまったく消え失せている。ミスリードの主人公として、成瀬の思い人としての役目を終える瞬間だった。最後に残ったのはただのモブ同然の男子生徒。その後のミュージカルのシーンでは王子という準主役の役目を演じるにもかかわらず、抜きで映し出されているのは成瀬で坂上は声しか聞こえない始末だった。これではDTM研のふとっちょ以下ともいえるだろう。
女性は終わった恋に対して淡泊と言うが、その心理を如実に表しているようにも感じる。ニセの主人公だったのにもかかわらず、ここまで主役のように劇中でふるまってきたのは、恋をしている成瀬のフィルター越しの演出だったのではないかとも解釈できる。
さて、青春ラブストーリーとしての他のカップリングについては、劇中で直接的描写がされているため省く。
次に「核家族ホラー」としての「ここさけ」を解説したいと思うが、その前に一つ念頭に置いておいてほしいシーンがある。それは先述にもあったが、「あこがれのお城」でのシーンだ。
成瀬は坂上に泣きながら言葉をぶつけていた。失恋の結果だし、この感情表現に対してまったく違和感はない。
しかしそれを受けての坂上の涙。これはどうだろうか。
「思ったことを言葉にする成瀬の姿に感動した」というような事を言っていたし、その言葉に偽りはないとは思う。しかし、その説明ではあの涙の十分な説明にはなっていないのではないか?と疑問に思った。ある意味で事実に沿ってはいるだろうものの、本質をかすめてはぐらかされたような気持ちになった。
しかしこの疑問は、成瀬と坂上、二人の家庭環境について読み解いていくことで明らかになる。
以下につづく
ラブホをお城と勘違いしてラブホ通いが趣味になってしまった女の子、成瀬順は、父親が浮気相手とラブホから出てきたところを母親に言ってしまったために(彼女に悪気はない)、両親は離婚、父親からは「お前のせいだ」と詰られた。そして突然現れた「玉子の妖精」とやらに喋ることを封印され、言葉を発するとお腹が痛くなるという呪いをかけられる。ここまでが導入部分。
それで(たぶん)10年後、成り行きで地域イベントの実行委員をやらされることになった彼女は、成り行きでミュージカルの主役をやることになる(歌を歌っても大丈夫なのは途中で気づいた)。いろいろあったけどミュージカルは無事成功、自分に呪いをかけた玉子の妖精は消え、女の子は同じ実行委員の男の子から告白を受けるところで話は終了。
開始5分の予想だと順は無事喋れるようになって坂上くんとくっつくことを予想していたけど、順は喋れるようにはなっていないし、坂上くんは元カノとヨリを戻して、順は野球部の人から告白を受けるだけに終わってて予想が外れた。
ここでいう「玉子の妖精」は心理学的に言うところのイマジナリーフレンド、「呪い」は失声症のことであろう。所謂イマジナリーフレンドからストレスを受けて、そこから失声症を発症、悪化させる事例を私は知らないが、どう考えても心療内科等で治療を受けなければならない案件だ。ちなみに彼女がそういった治療を受けている描写は一切ない。
ゴールデンタイム然り、一週間フレンズ。然り、病気をファンタジーで誤魔化すことの是非はともかく、娘のラブホ通いを把握できず、病院にも連れて行かず、娘を詰って世間体を気にするだけの母親などはほぼ典型的な毒親であるし、周囲が絶望的に病気に無理解なので、この先彼女の病状は悪化こそすれ良くなることはないだろう。
そういう意味では、継続的な治療を受けたメンヘラちゃんとかカミーユとかに比べても非常にバッドエンドな作品であるし、毒親に人生の大半を台無しにされた少女の物語として映画を見ると面白いかもしれない。
第6条 庁舎管理責任者は、次に該当する使用については、許可しないものとする。ただし、庁舎管理責任者が特別の事情があると認めた時は、この限りではない。
(4)各種事業、行事、活動等の啓発および推進を目的とするもの
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015032502000121.html
パネル展「中学生のための『慰安婦』展」は、「にいざジェンダー平等ネットワーク」が今月二十七日~四月七日、市施設のふるさと新座館一階ギャラリーで、十三枚の展示を企画した。
http://wan.or.jp/information/index.php/map_show?id=476
http://sky.geocities.jp/niizanet/
http://www5f.biglobe.ne.jp/~constanze/nomarin6.html
そしたら、「埼玉谷森櫻子」という名札のついた女の人が、私に、「ちょっと、録音してるでしょ」と席まで来て言いました。「あんたのこと、みんなで見てるんだからね」私の席の右は通路でしたから、彼女は通路に立ち腰を半分まげながら言いました。 「ふん」と私は...
http://blog.zaq.ne.jp/spisin/article/2378/
賛 同 者 (五十音順)
http://www.seikyokyo.org/circle/circle.html
障害児・者サークル 谷森櫻子
http://sando99.jimdo.com/%E8%B3%9B%E5%90%8C%E9%A0%82%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%8A%E5%90%8D%E5%89%8D/
谷森櫻子(新座市、朝霞・志木・新座・和光四市教科書問題を考える会世話人)
http://www.gun-gun.jp/topics/kyodokodoyobikake.htm
http://www.gun-gun.jp/index.htm
https://web.archive.org/web/20070516034443/http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200705140246.html
傍聴していた埼玉県新座市の谷森桜子さん(60)は「六十年守ってきた憲法を一気に変えようとするのか。世界に誇る九条がなくなってしまうのではないかと怒りを感じます」と憤った。
http://www.jrcl.net/frame050124a.html
谷森櫻子さん(12・12教育基本法改悪を許さない埼玉のつどい」実行委員)
http://www.niizahahaoya.net/haha31-aisatu.html
http://www.jcp-niiza.com/minpou/1064.html
http://homepage3.nifty.com/niiza_gakudo/sokai_2004_aisatsu.htm
http://homepage3.nifty.com/niiza_gakudo/sokai_2004_aisatsu.htm#takemori
http://blog.livedoor.jp/kyoiku_jichi_saitama/archives/2005-05-27.html
それがなんなのかわからなくてしばらく考えてて
http://anond.hatelabo.jp/20150310031334のエントリ見てはっと気づいた。
これは深読みすぎなのかもわかんないけど「4月からPTAが忙しい」って発言に引っかかってたんだよね。
わたしも何年かPTAの役員やってるんだけど、PTAって学校や会社みたいに4月に年度が始まる組織じゃないのよ。
PTAの関わる行事で4月なら入学式があるけど、これの手伝いとかそういうのはまだ前年度の役員と実行委員。
それで、5月に総会があってその年度の役員と実行委員決めて年度が始まるのよね。
これもまあうちの地域だけなのかもしれないし、学校ごとに違うところもあるだろうしほんとに4月が忙しいのかもしれない。
でもなんかあんまり脈絡のない感じでPTAって出てきたのと4月から~て言い方で
もしかしてPTAのことあまりしらないけどフェイクで入れてる?
とゲスパーしてみた(笑)
http://megalodon.jp/2014-1215-0451-31/netcraft.hatenablog.com/entry/20141215/1418580879
>参加者は少なめで7人
というわけで参加者を予想する。
当然だよね
理由はhttp://anond.hatelabo.jp/20141216102319 で
おそらくオフ会で何かしらの何かがあったのだろう。
3.yuta25
aukusoeかメトロかコイツだと増田アドベントカレンダーの主催者は予想している。
このうち、aukusoeは四日市に住んでるからありえないし、ゲーム日記にそのような記述はない。
4.コウモリ
5.鯖カレー
6.あおにい
微妙?
ちょっと路線が違う気もするけど、あおにいがあんな文章を書いた理由がオフ会にあるとすれば、なんとなく納得がいく。
7.???
あと1人はわからん。
誰か当ててたも〜。
単なる左翼のプロパガンダを国民的行事みたいに言ってる馬鹿って何なの?
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佐々木亮(弁護士/ブラック企業被害対策弁護団代表)…日共・佐々木憲昭の息子
坂倉昇平(NPO法人POSSE理事/ブラック企業ユニオン代表)…新左翼党派・京大政経研G
松元千枝(ジャーナリスト/『労働情報』編集人)…元朝日非正規
内田聖子(アジア太平洋資料センター〈PARC〉事務局長)…共産系
須田光照(全国一般東京東部労組書記長)…元朝日新聞
www.facebook.com/blackcorpaward/posts/1631936280178047
http://b-times.net/back/195/1.html
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●時給120円?最低賃金以下の手当で働く「共産党」の“赤”字事情
http://www.dailyshincho.jp/article/2015/11190905/?all=1
●ブラック企業対策NPO「POSSE」はブラックな左翼セクトだった
http://dailycult.blogspot.jp/2016/10/npoposse.html
最大の問題点は、雇用が流動化せず、「嫌なら辞める」ことができないことである。
過重労働によるメンタルヘルス障害・健康被害などの根底要因となっており、
また、ブラック企業(厚生労働省的に言えば、若者の使い捨てが疑われる企業)の温床となっている。
http://anond.hatelabo.jp/20140713014107
楽しませて頂きましたが、あえてダメだった所をネチっこく書きたいと思います。
一次会のダメ出しすると、一番気になったのはやはり食べ物と飲み物ですね。
実行委員の方が一生懸命働いていたのはお疲れ様と思いましたが、
彼らと話せない人もいたと思いますので、その作業は居酒屋の店員にアウトソースしちゃっていいと思いました。
あと無名ユーザーが集まった席などは寂しくなると思いますので、各シマに実行委員が1人以上ついて、
話題ふりなどをしてもいいかもと思いました。
LTの内容自体は面白かったと思います。けれどLT→歓談→LT→・・・という流では、席の人との会話がブツ切りになるので、
席の人と話してても途中でマイク音が入って強制中断される感じが厳しいかなと感じました。
中断なしで出来るようならそれが一番いいと思いますが(ひとりが話してる間に次の人用に別PCで準備するなど)、
それが難しいなら次回は数を減らすのも手かもしれませんね。
まーでも、その後の「シャッフルオフパコ」は会心のアイディアだったと思います。
あれ誰が考えたんですか? やっぱりさいとうさんかな?
シャフパコは年齢の近い男同士でシャッフルしてイかせ合うイベントで、
イカされた数だけ相手のオチ●ンチンに☆シールをつけていくものです。
僕はオッサン4人にイかされちゃいました(赤面)
スターの結果ですが、僕は奮闘して8つのスターをオチ●ンチンにつけて貰いましたが、優勝できなかったのが残念。
優勝したオッサンのLT(long-time TOKOROTEN)は最高に気持ち良くて、忘れられないなぁ(照れ)。
次回もあるならイきたいなあ~
ママ友と飲み会でのシーン。PTAの役員をしたことがあるAさんに訊いてみた。
私「今度、運動委員に選ばれちゃったんだけれど、大体何回くらい参加すればいいのかな?」
A「空いてる日があれば、全部参加すればいいんじゃない?」
委員は全員で40名程度。運動委員の仕事は、運動会はもちろん、町内盆踊り・地域交流イベント(敬老の日)・親子交通安全・親子ドッチボール大会・(内容不明の)実行委員研修会にイベント日の立哨当番とか自転車整理、など多岐にわたる。
運動会はメインイベントで原則全員参加。しかし簡単なイベントなら15人程度いれば済むはず。
だから、イベント準備から当日の担当まで、1回きり拘束時間長めの担当とか、何回も出るけど受付のみとか、各タスクに必要な人員と作業負担度合を見積もって、年度当初に担当を割り振るもんだと思っていた。
そのうえでの「大体何回くらい参加するのか?」という問いだったのに。
どうやら「参加します」と表明したら役員が担当者を割り振りするシステムらしい。・・・・怖すぎる。
Aが言うには、イベント中に(暇だから)ママ友もできて良いらしいが、非効率的な無駄話をダラダラしながら作っていく人間関係は、私はあまり好みではない。時間のマネジメントできない人とはもともと価値観が違う気がするし。閉鎖的なママ友小競り合いもあたりまえのように存在しているらしく、Aは「役員」サイドだったから、強者の理論上楽しかっただけで、そのストレスに苦しむ雑魚ママのことは考えも及ばないようだ。
そもそも「空いてる日」って何よ?
仕事、子供の習い事、下の子の発表会、同窓会、家族旅行くらいは「空いてない日」で良いよね?
旦那さんの仕事仲間とのBBQは私は休むべきなのか。義父母が遊びに来る日は?
毎年恒例のバーゲンの初日とか、仲良し友達との飲み会はすぐ変更して貰えるけれど、そこまでして「空いた日」を作るべき?
イベント前日に仕事が忙しく絶対その日は家で倒れているって解っている日でも「空いた日」だからPTA優先なの?
やらなきゃいけないならやるけれど、できればやりたくない。関わりたくない。
子供が人質だから、ニコニコしているけど、本当は挨拶すらしたくない。
なのに「空いてる日はいつでも参加するべき」なんて
行けない日で、PTAに対する優先度合いを試されているようで怖い。
だから「空いている日」の見極めは非常に慎重にしなくてはならないと思うのだが、空いてる日の定義が分かんない。
どんどんPTAが怖くなる。
昔から人付き合いがあまり上手ではなく、いきなり機嫌が悪くなったり、思った事を言い過ぎて相手を泣かせてしまったりして、仲良くなった子たちと必ず一度は『何人か対私』での喧嘩をしていた。中学生の頃adhdの診断を受けてからは仕方が無い部分はあるのかなと思いつつも、高校まではいつも一緒に行動する友達がいて、一緒にお昼を食べたり、休みの日は何人かで遊びに行ったりって言う事を人並みにやっていた。と思う。
でも大学に入ってからは、いつも一緒にいる友達は一人もいなくて、お昼も授業も大体一人で過ごすことが普通になった。
学園祭の実行委員に入っていてそれなりに知り合いはいるし、ミーティングで顔を合わせれば仲良く話せる相手もいる。けれども、わけもなく一緒にダラダラと過ごしたり、気軽に遊びに誘える友達は今までに一人もできてない。
家族とは仲が良いし、別の大学に彼氏もいて、バイト先でもそれなりに上手くやれている。そこまで困っている事もないけれど、学校でほとんど一人はたまに寂しくなる時もあるな〜なんて話を昨日母にしてみたら、あなたはあんまり人に興味がないんじゃない?っていう返しがきた。
今までそんなこと思いもしなかったから急に拍子抜けしてしまった。
でも、あぁ、きっとそういうことなのかな。と思って気持ちは軽くなった。
誰かと話しながら帰るってだけでもう一大イベントで別れる頃にはくたくただし、中高の6年間ずっと仲の良かった人たちともまた喧嘩して、音信不通になったけれども何とも思わないし。
にきび跡、肌荒れ酷い、不細工、発達障害(ADHD)、腎臓疾患(ネフローゼ)持ち、身長170cmどまり中学受験で入った自称進学校で進級すら危うかった超低スペック高校2年生だ。
ものを作れる人がうらやましい。
しかし、自分には能力以外にも情熱も、ものを作るのが好きっていう気持ちも無いからものを作ってない。
ニコ生では絵師がお絵描きソフトとワコム製のペンタブを使ったお絵かき実況をしていた。
どうして、お絵かきをするのかと聞いたらお絵かきをしてアイデンティティを保つためだと言った。
2chに立っているワナビー(作家志望)スレやお絵かきスレを見ると「上手くならない」「どうやって上手くなって金にするか」「pixivでマイピクつかねーよ」という書き込みが目立ち
「pixivで3年間に1000作近くピカチュウの絵を投稿しているのに全くうまくなっていない奴がいる 努力なんてするもんじゃねーな」なんて書き込みもある。
嫉妬、方法論について何回も長文レスをする人間も沢山いる。とにかく鬱屈としている。
学校では萌え絵を描いている男子が同じクラスにいる。彼は「全く上手くならない」とぼやいていた。
彼は文化祭のポスターの表紙を一生懸命描いて文化祭の実行委員に提出した。
文化祭の実行委員は僕に「あいつは一生懸命描いても、下手だね かわいそう」なんて言った。採用された絵と彼の絵を比べてみると全く違う。
彼は今、あまり絵を描いていないようだ。
創作の世界では評価されないことへの苛立ちなのか負の感情で溢れているように見えた。
僕は消費するままでいいのかもしれない。
でもクリエイティブに憧れる。でも体が動かない。
■はじめに
就活だるいよね。俺も超だるかった。でも俺は内定を3つもらった。
数年前、家庭の事情もあって、とにかく内定が必要だった。だからFランでも、とにかく頑張って内定を取らなきゃいけなかったわけだ。
普通にやってりゃ内定とれるでしょ、とか言ってる奴は、俺の頃はいなかった。本当に無い内定が多かった。中堅以上の大学のことはわからんが、俺の周りのFランではいなかった。
そうなると、マニュアルが需要を持ってくる。面接はこうしろ、とか、ESはこう書け!とか。生来捻くれもので、受験勉強もしなかった俺にはこれが全く合わなかった。でも内定が必要だったから、仕方なく色々研究して、俺独自の内定の取り方を編み出した。
というわけで、俺なりの「内定の取り方」を記述する。たぶん、就活本には載ってないというか、載せたら企業がブチ切れるだろうから。
■対象者
ポイントは、「どこでもいいから」ということ。志望してる業界があって、どうしてもそこが良くて……という奴は知らん。そういう奴は、ESだって頑張れば書けるはずだ。だって、そこに至るバックグラウンドがあるわけだから。
「なんとなくマスコミに行きたい」「食べるのが好きだから食品関係がいい」くらいの奴が、眩しく見えるようなダメ人間向けだ。
ちなみに俺は何にもなかったよ。学生時代は遊んでもいないくせに、留年しそうになって、彼女とセックスするかWiiしかやってなかったよ。大学では寝てた。たまに数少ない友達と飲んでた。楽しい学生時代だったとは思うが、人に自慢できるようなことは何も積み上げなかった。就職先もよくわからなかった。どこもつまらなそうなんじゃなくて、どこもまあまあ楽しいんじゃない?って思ってた。どうせキツくてあぶく銭ってのは変わらんだろ、という発想やね。会社に期待も失望もなかったよ。フリーターと何が違うのかな、とか思ってた。
■ES編
前置きが長くなった。まずはES。基本は、とにかく嘘をつけ。
サークルに入ってない?
そうか、じゃあ入ったことにしろ。学祭の実行委員とかにしとけ。役職は、どうせ学祭実行委員のブログとか出てくるからそこで調べて、自分にとって「スゴイ!」って思う人の役職にしとけ。
部長とか副部長でもいいけど、小心者にはオススメしない。どうしても強い役職になりたいなら、架空のサークルつくっとけ。実在しないサークルの部長なら、誰にもバレないから。
学生時代に学んだこと?そんなもんないだろ。遊び方かサボり方か、自分なんて大した人間じゃないって知ったくらいだろ。
ググれ。どんな人間にお前はなりたかった?お前が人事部ならどういう人間を採りたい?テニサー?本当に?俺ならテニサーの日焼けしたハキハキ野郎なんて絶対嫌だけどなあ。その辺は人によるか。とにかく「理想の自分」をつくれ。見た目以外は何でもアリだ。
俺は確か、ジャズ研でピアノを弾いてて経理を担当し、自分が目立つことよりも他人をサポートすることが大切だと学んだ。授業では主に人と人とのコミュニケーションについてや、歴史上の人物の行動理念などについて見識を深めることで、あらゆる立場・あらゆる人の価値を生かす方法についてよく学んだ、それは主に「相手の話に耳を傾け、相手が何をしたいか察すること」だ、御社にてこの傾聴力を生かし、懸命に頑張ることで、自分のみならず多くの人が心地よく働けるクッションのような役割を担いたい、とかそんなことを書いていたよ。全部嘘な。俺、専攻は詩を書くことだったから。サークル入ってないから。
あとはそんな理想の自分の理想の回答を書けばいい。自分にはセールスポイントが無い?そうだろうね。セールスポイントがある人間なんていないよ。でも、書かなきゃいけないから、じゃあつくればいいじゃない?どんどん嘘を吐こう!
そんで、1枚書いたらそれを使いまわすのが基本な。会社に合わせる必要なんかないから。そんなの疲れるだけだよ。どうせパラパラ見るだけさ。だから、「完璧な嘘」を1枚つくればいい。あとはそれをバンバン送れ。週に2社くらい送れ。たぶん最低でも月に2社は面接までいくぞ。
■面接編
変なことをしろ。変なことを言え。正確に言うなら、笑いを取れ。就活の面接で100点を取る必要なんてない。ぎりぎり合格ならいい。ぎりぎり、「うーん、もう1回くらい話聞きたいかな、ここで落とすのはやめとこう」って思わせればいい。それを繰り返して最終面接まで行くんだ。これ、コミュ障じゃなければ、もうES編の内容暗記して、質問の練習して数撃てばたぶんいけるけど、コミュ障だとキツいよね。目、泳ぐし、声はうわずるし、貧乏ゆすりしそうになるし。
だから、とにかく印象に残れ。あだ名がつけば勝ちだ。俺はメンヘラの彼女と付き合ってて家から2カ月出してもらえなかったときに人と人との関わり方に興味を持ったという嘘をついた。もちろん嘘でいいからな。お前が人事だったらどうだ?どういう話が来たら笑う?あだ名から逆算するのもありだ。「カップ麺」ってあだ名をつけてもらうために、カップ麺だけで生活するとどうなるかを実践して入院したとかそういう嘘ついてもいい。
印象に残れ。面接まで行った時点で、60点取れば受かる状況に来てるんだ。落ちても59点だよ。へこむことはないんだ。パーフェクトにこなす必要なんかない、とにかく練り上げた1つのエピソードだけ、家で声出して練習しとけ。鏡を見ながら目をできるだけ泳がせないように頑張れ。お前の持つ最大のパワーでいい、他人から見たらヘタクソでも、そのエピソードだけは語れるようにしとけ。
俺はメンヘラ彼女のエピソード以外はたどたどしかったけど、この戦略が割と有効で、2次への通過率は凄まじかった。そりゃただのコミュ障より、面白いコミュ障のほうがマシだからな。
捨てろ。いや、まじで。
コツは司会者になること、とにかく自分を前に出すことなんだけど、まあムリでしょ?俺もムリだったよ。ボロボロだったわ。
資料を作って持ち込むとか、そういうタイプの奴なら努力のしようがあるけど。
唯一誰でもできるコツは、「ディスカッションの答えを用意しておく」というもの。だいたい会社関係か、くだらないワークショップなんだ。前者なら、「会社とは何か」「働くとは何か」あたりの理想的な答えをググっとけ。あとはそれを1回筋道立てて喋ればオッケーだ。健闘を祈るわ。とにかく、基本はコミュ障に優しくないのがこのグループディスカッションだ。だって、コミュ力見るためにやってるんだもの。俺は10回くらいやって、2回くらいしか通らなかった。ES通過率はトータル8割くらいまで最終的に数字が伸びたから、それ考えると俺はもう最悪にコミュ障だな。通ったときは、事前に資料をつくるタイプのディスカッションだったかな。そういうものは非常にきっちり作り込みました。それは大事かもな。
60点って話をしたけど、普通の奴はこれを加算式で取っていくのね。コミュ力15点、内容20点、見た目20点、学歴10点……みたいな。詳しくはわからんけど、色んな要素を足していく。それでなんとか合格点を目指すわけだ。
でもさ、俺にはそれが厳しかった。厳しい人俺以外にもいると思う。コミュ障だし、顔も悪い。声も汚い。学歴もない。じゃあ大学で何をしたかって、これも特にない。
そこで唯一の「詰み回避」が、嘘をつくというギャンブルなの。だから、どうせなら大胆に、変な嘘ついて欲しい。どこの会社でも60点を取れる嘘じゃないかもしれない、けど、自分だったら100点つけちゃう!みたいな嘘のつき方をしてほしい。そうすれば、数撃てば、どこかにヒットする。どこか1社以外はヒットしないかもしれない。でも、別にいいだろ?「どこでもいいからとにかく内定が欲しい」わけだからな。
■最後に
俺は新卒で入った会社を、半年も経たずにやめた。どこでもいい、なんてのはたぶん嘘だったんだ。会社で働いて、ああ、クソだなと思ったよ。俺も会社もクソだわと。嘘をついて入れる会社なんてそんなもんだ。やりたいことに関わってるわけじゃないから、働くのカケラも楽しくないしな。
でも、ゼニが必要だし、親もいるし、どこでもいいから!本当に!って人はいると思う。俺はたまたま半年で辞められたけど、それまでは働かなきゃいけない事情があった。そういう人は、このように嘘をついて狡くなって、最低限の生きる金を確保してほしい。罪悪感なんて感じるな。そんな人は本当にごくごくごくごく僅かだ。
逆に、そうじゃない奴は、甘ったれんな。自己PR、本当に無いか?本当にやりたいこと、無いか?よく考えてほしい。就職したくなくて、しなきゃいけない事情がないなら、しないって選択もアリだ。就活ごときに鬱になる必要はない。嘘だけ吐いた俺が内定を取れたんだ。人事に嘘なんて分からない。分かる、って言ってる奴はそれこそが嘘だ。騙し合いでしかない。正々堂々勝負するか、嘘を吐くか、就職しない道を探すか。悩んでるなら是非まず、そのスタートから悩んでほしい。悩めるってのは、幸せなことでもあるのだ。
実は同窓会自体は昨年夏に開催されたんだ。
会報誌の締め切りが近づいて、思い出しながら書いてたらテンションが変な方向へ。
ほんとの感想を書くとさっきの文章みたいになっちゃうので、どっかに吐き出したかっただけ。
実際は、実行委員はそれぞれ部活の先輩同級生後輩と話してるし、恩師は来てないしで、
全卒業生対象の公式同窓会でしかも80人くらいしかいなかったから、
実行委員同士で盛り上がらなかったの?
恩師と、人見知りネタで話せかなったの?
各テーブル回っても会話弾むはずないよ。
自分もこないだ20年ぶりに初めて行ったけれど、他のクラスの友達に誘われて恐る恐るだった。
指定されたテーブルには元同じクラスの子がいて、名前が全く思い出せず。
というか思い出も全く出てこず。
でも、当てずっぽうに久しぶり!って声かけたら、ソコソコ話が出来て、その子
「誰も私のこと覚えてないだろうと思ってわざと旧姓で届け出たんだ」とオズオズと話し出して。
それで声かけてくれて嬉しかったよ!とすごい安堵するような笑顔をされて。
いつも孤高のボスの脇にひっついてた子だ。
ごめん。実は名前も覚えてなかった。
でも、同窓会なんてそんなもんだよ。
そんなにちゃんと覚えてないから、話しかけられることに不安があるんだよ。
それに、実行委員してくれてありがとうなんて、最初から思ってないから。そんな余裕ないから。
今は、ちょっと高揚した心がざわついているだけで、そのうち収まるよ。
きっとそれもいつか、あの頃に重なった良い思い出になるよ。
同期から「今回は幹事期生にあたるから手伝ってほしい」と声をかけられたのは2011年の暮れのことでした。部活もしておらず、友人も数少ない、しかも総会・懇親会に行ったこともない、そんな私に実行委員が務まるのだろうか。
同窓会には興味もないし、行って語るべき思い出もない。大体、10年以上も会っていない元友人と何を話せというのだろう。友人ならまだしも、先輩・後輩・先生方と語るべきことは部活もしていない私には到底見つかるわけがない。そもそも会話というものはある程度の共有事項があって初めて成立するのではないだろうか。ほぼ初対面の人間、あるいは卒業しての10年間を共有していない人間同士がただ同じ高校の出身であるというだけで、会話が弾むわけがない。結局、酔った寂しい帰り道、タクシーの運転手さんと交わす、他愛のない天気の話と同じことだ。いや、次のないタクシー運転手との会話の方が幾分か気が楽である。
準備を重ね、参加者に楽しんでもらう努力はした。元々、幹事気質なのか下準備や当日の運営は好きな方である。とことん裏方向きだなと自嘲しながら、会は滞りなく進む。
参加者の様子はどうだろう。部活の同士、或は恩師との会話や食事を楽しんでいる。うん、悪くはない。ただし、私の入るべき会話は存在しない。いや、入れる会話はない。そもそも私は人見知りする性質なのだ(自慢していうことではないが)。それでもかなりの勇気を出して、各テーブルを回り、自己紹介をし、今日は楽しんで行ってくれみたいなことも口にした。それでも私を受け入れてくれるテーブルはなく、やや引き気味の愛想笑いが却ってくるだけ。
なんだというのだ、何が同窓の友だ。こんな会はキラキラした高校時代を謳歌した野球部だかサッカー部の連中が仕切ればいいのだ。食物連鎖ピラミッドの肉食動物連中がやればいいのだ。いてもいなくても同じ、ミジンコのような私がやるような事ではないのだ。そんな事は重々分かっていた。でも、少しだけ、ほんの少しだけ期待したのだ。私には訪れなかったキラキラした高校時代が疑似体験できるのではないか、と。
――ビールがうまい。料理は食べる気すら起きない。腰を落ち着けて食事するスペースすらミジンコの僕は確保できないでいる。周りは委員長の責任感で食べられないのだろうと、勝手にいいように解釈してくれる。お気楽なことだ。マジックショーが始まった。今回の会中で一番笑い、楽しかった時間だ。話し相手のいない私にとっては唯一の。
こんな鬱屈した感情を持ちながら、今年の会報誌に載せる報告書を書いている。
「友人、恩師とたくさん話せて楽しかった。みんなもぜひ参加してみてください」と。
昔話をしよっか。
昔話ってもほんの5年前のはなしだ。
男女一組ってんで急いで俺も立候補した。
ただ男子はもう1人立候補者がいて、全身全霊を目に集中させて渾身の動体視力で、じゃんけん、勝ったんだよ。
それで同じ委員会だし連絡取り合うこともあるかろうから、とか言ってアドレス手に入れたんだよ。
なかなかやるでしょ俺。
その子が初めて学校休んだ日にもメールしたら普通にメール返って来てさ、ちょっと嬉しかった。
なんかその日は一日メールしてたと思う。
それからだな、お互い学校サボった日とか休んだ日はメールするのが習慣なって、大学は休んでも誰からもメール来ないからちょっと寂しいよ。
お前と仲が良すぎて彼女には振られるし付き合ってると勘違いされて後輩には遠慮されるし結構散々だったぜ。
俺の彼女に文句言われても「あなたより私のが仲いいんだからしょうがないじゃん。」とか言うし。いいけど。
お前にはほんとに感謝してるよ。恋とかとちょっと違くて人として好きだ。
俺が迷ったとき、それはすごい小さいことだったりすんだけど、お前ならどうするんだ、とか考えてる。
他人から「君は優しいね」って言われるのはお前のおかげだ。俺の心にはお前がいる。
しかしね、まさか大学生にもなったのにお前に足引っ張られると思わなんだ。
また彼女に振られたんですよ。
恋とかと違うって書いたけど俺お前のこと好きだよ。
改造されてロボットになってるなら、子供には分からないだろうと思うけれども、そうでしたか。
これは実行委員、事務局には伝えたほうがいいでしょうね。
幸いにも?分からない人がほとんどだから、問題視されなかったのではないでしょうか。
http://jp.makezine.com/blog/2011/12/mtm07.html
http://www.oreilly.co.jp/pub/make/MTM07_program_1128.pdf
このあたりですよね?
こちらに書くのが流行りのようなので、こちらに書く。単に外向けのブログがないだけなので、他意はない。
RubyKaigi 2011が終わった。まずはRubyのパパを始めとするRuby開発者のみなさん、そして参加者のみなさんに御礼を言いたい。何はともあれRubyKaigiは、Ruby開発者同士、Ruby開発者と利用者、Ruby利用者同士のコミュニケーションの場所であった。RubyKaigiは、主催者が企画した講演を参加者に聞かせるだけという、一方向な関係の場ではない。会期中に開かれる講演は撒き餌とか出しみたいなもので、それだけが主眼ではない。それよりも、そこで交わされる会話や議論が貴重で、それこそ、場を提供するスタッフたちが目指していたものなのだ。
そういった意味でも、RubyKaigi 2011は成功だった。重要な決定がなされたり、こうした機会がなければ決して会うことのない人たちが出会ったり、久しぶりの友人と再開したり、そういう場面を会場でいくつも見かけた。RubyKaigiであるからこそ出会った人が、RubyKaigiだからこその会話や議論をしていた。このような参加者同士のコミュニケーションがメッシュ状に展開され、構築されるトポロジーこそが、まさにコミュニティなのだろう。
角谷さんの講演は、そういった気分をよく表現していた。コミュニティは目に見えないものなので、これであると指し示すことができない。とはいえ、私たち個々のコミュニケーションから成り立っているということも事実である。だから、コミュニティを主語にしようとすると、それを構成する個々人のコミュニケーションへの構えを話すことになる。(この落差が誤解の元なのだが、それは別の話であるのでここには書かない。)
私がみなさんにお伝えしたいのは、RubyKaigiが現前してみせたコミュニティは、あなたのコミュニケーションへの構えに過ぎないということだ。RubyKaigiという奇跡的な場は終わる。でも、悲しまないで欲しい。あなたが感じたコミュニティの情熱は、あなたに内在している。なぜなら、コミュニティとは、あなたとあなた以外の人の間のコミュニケーションなのだから。
◆
最後に、実行委員や当日スタッフの皆さんにも最大限の感謝を贈りたい。それから、少しばかりスポットが当たることが少ない人を紹介させて欲しい。
まずは、高橋さんを紹介したい。高橋さんがRubyKaigiの方向性を決め、責任を担う。これがどんなに難しいことか、イベントを主催したことのある人間でしか分からないかもしれない。しかし、彼は最初から最後まで(最後と決めることも含めて)この難しい仕事を全うした。心から賞賛を送りたい。
そして、レオさん。彼はRubyKaigiを国際化した立役者だ。日本の開発者と海外の開発者を結び付け、国際的な輪を広げた。講演のスクリーンでの翻訳だけではなく、日本の開発者に海外の開発者を紹介したり、言語的な障壁を取り除くことに貢献した。彼の成し遂げた事は本当に大きいと思う。
あずみさんはずっと会計を担当してくれた。とても信頼できる人で、仕事が忙しい中でも手間を惜しむことなく、面倒で難しい仕事を丁寧に根気良くしてくれた。とても負担をかけてしまっていたので、ご迷惑をおかけしたのではないかと、ずっと心配をしていた。
他にも紹介したい人はいっぱいいるが、書きかけてあまりにも個人的なメッセージになってしまったことに気付いたので、割愛したい。もしも御縁がありましたなら、いつの日か、また、お目にかかりましょう。
誰かには言いたいけど誰に言っていいかわからなくて、ここしかわかんなくって。
ごめんなさい。
皆さんに怒られるかな。自慰行為だろうか…でももうしないから、どうか許してほしい。
[私たちの話]
付き合ってるひとがいます
付き合ってほぼ1年
大学生なんだけど、どうやら自分の大学が嫌みたい(贅沢者って意見は分かります)。
入学当初、彼にストレスがかかってた頃私は彼の友達になり、やがてお互いが大学で1番仲のいい友達になり、付き合い始めた。
彼は大学は嫌だけれど、それでも私がいるなら頑張るって言ってた。ずっと傍にいてくれるなら頑張るって。
[なやみ]
私は学内のイベントを仕切る委員会に入っているんだけど、他のサークルとかは何もしていない。
理由は、私といられなくなるから。
ミーティングがあるって言うと機嫌が悪くなるし、イベントの準備で会えなかったりするともうだめ。なだめてすかしてやっと、って感じ。
この問題が浮上したのは某イベントの前。前から機嫌悪くなるとかはあったんだけど、一番山になったのはその時だった。
実行委員(これはそのイベント用で、一時的なものだった)である私が、委員会の中の班のリーダーになったことを言うとそっぽを向いてどっかに行ってしまった。
彼曰く、「ずっと傍にいてくれるって言ったでしょ。」とのこと。「ずっと傍にいるって思ってるなら、これ以上仕事増やそうと思わないでしょ?」だって。
言動が矛盾してる、と。
それと、役職に就くと他の人(≒男性)と接する機会が増えるから嫌だ、とも彼は言った(もともと異性と話してほしくないタイプ)。
その時はもう前代未聞の機嫌の悪さだったので謝って謝って解決。
しかも、機嫌を直すために
「(本来所属している委員会で)今後仕事は増やさない、役職につかない」っていうのを言ってしまった。
それなのに役職についてしまったという…笑;
これ言ったらもうだめかも。今ばれないように必死です。
ただ、私の委員会はもともと人が少なくて、その役職は誰かがやらなくてはいけなかった。
そういう状況に弱い私。「誰かがやらなきゃ。」っていう、義務感みたいなもので引き受けた。
リーダーだって同じような状況だったから、まさか言動が矛盾してるなんて思いもしなかった。
[どうするべき?]
私は彼のために時間を割いているつもりだ。
サークルにも入っていないし、これから入るつもりもない。授業やミーティングが終わったら急いで彼のところへ行く。
この状況の解決策としては、
②彼が我慢強くなる
じゃないかと思っている。
①なんだけれど、実は一回言ってみたことがある。
そしたらさすがに気がひけたのか、好きなことはしなよ、と彼は言った。
じゃあミーティングに行くのとかゆるしてくれよ、と思ったけど、相変わらず機嫌は悪くなる。
たぶん、好いてくれてるからこそずっと一緒にいてほしいんだと思ってくれているんだろう。
その結果、私が仕事に行くことが嫌で機嫌が悪くなってしまうんだろう。
でもさ、もうちょっとキツいんだ。
毎回ご機嫌取りじゃないけど、そうやってミーティング行くの。
言ったことないけど、授業のグループワークの話し合いだって言って嘘ついてミーティング行ったこともあるんだよ。
しかも最近休みがちだから、先輩からちょっと白い目で見られてるし。板ばさみなんだよ。
この話話し合ったときに
「ミーティングに行ってほしくないのはわかるけど、でも委員なんだからやるべき仕事はあって行かなきゃいけない。分かって」って言った時、
「なら行けばいいじゃん。俺には関係ないよ」
って言われて、私どうしたらいいの?
行ったら機嫌悪くなるでしょ?関係ないなら何で怒るの?
私はそういうことしたいなって気持もあるけど、今はあなたを怒らせることが嫌で何もしてない。
今いろいろできる時期なのに、このまま何もしないで終わるのかな、って考えると不安で。
何もしないのは自分の行動力が足りないせいもあるけど、でも今までこういうことがあってかなり消極的になってる。
普段は仲いいんです。ほんとに。
でもこの問題だけ、解決しなくて。
答えはないんだろうけど。
でも客観的に見て私に非があるなら変えたい。
いやならさっさと別れろよwwwって思う方もいると思う。
よく読んだら安っぽい日記だ…
最近2ちゃんの就職板と増田ばっかり見てる。終わってる。大学受験の時と同じ流れ。
増田は最近覚えたけど楽しいね。でもかなり年齢層が高いんだろうな。
就活王とかアドバイス系の話はよく見るけど、リアルに就職活動してる話はあまり聞かない。
今は食品メーカー総合職のWebES締め切りラッシュ。手書き郵送のとこはもうちょっと遅い。
それなりにいいのが書けてるかな?って感じ。社会人に見せてもそれなりにウケはいい。
少なくともみん就のなんぞに落ちてる出来損ないの志望動機よりは上手く書けてる。
まあ大体は何パターンか前もって作っておいたテンプレを文字数に合わせて切り貼りするだけなんだが。
これ終わったら鉄道とかインフラ系の会社の説明会行き始めるかな。
大学職員なんかもいいと思ってる。甘い世界じゃないのは重々承知なんだが。
あとは金融業界の就活やるかどうか迷ってる。でも絶対俺には向かないからやらないかな。
そんなだ。就活生っていないのか?
しかし学園祭の実行委員やってた時に比べて時間が余りまくって困る。
本能で強く強く惹かれて恋に落ちた経験が一度だけある。もう十年以上前になる。
ある企画の実行委員を二人で務めることになって、数週間ずっと一緒に過ごした。
顔が好みだったわけじゃない。話の面白いやつだな、という程度の認識。
ところが、企画を進めるうちに、磁力のような、抗いがたい引力を相手から感じるようになった。
それと比例して、二人でする仕事の次元が変わった。周囲もそれに気づいて賞賛し始めた。
いくらでも優れたアイデアが浮かび、二人で力を合わせればそれが全て実現できた。
企画は大成功。
全ての片付けが終わったあと、打ち上げと称して、二人で飲みに出かけた。
その帰り際の改札で、自分の意志とは無関係に相手を抱き寄せていた。
抗いがたい本能的な衝動を感じたのは自分だけではなかったと、後から相手が教えてくれた。
終わるんだ。こんな恋でも。
だけど最後の後ろ姿を見送るときですら、あの正体不明のとてつもない引力を、まだ感じていた。
http://anond.hatelabo.jp/20100217113611
ちなみに俺は工学部です。
合格発表は見に行ったほうがいい。
色々にぎわっているし色々な勧誘を受けることが出来ます。
勧誘UZEEEってなるかもしれませんが、何でも経験です。
百舌鳥梅町(大学の西側)、土師町(大学の裏側)あたりが良いでしょうか。
大体4万~です。
最寄り駅は地下鉄なかもず、南海中百舌鳥、南海高野線白鷺がありますが、
天下の御堂筋線の前では他は歯が立ちません。地下鉄なかもず一択です。
深井周辺は勧めしません。
田舎から出てきた友達の話だが、自転車で15分というのはめちゃくちゃ近く感じるらしい。
実際には結構遠いです。
そして深井駅は南海の泉北高速鉄道線というほぼ使えない沿線なので実質最寄り駅はないのと同じだと考えましょう。
でふれ(学内での遊び)とかふれフェス(泊り込みの遊び)には参加したほうが良いでしょう。
同じ学科の新入生とも知り合えるので定員の少ない工学部は早めに知り合い作っときましょう。
入学オリエンテーションで、次の4つのいずれかに強制入会させられます。
まぁやめるのは簡単です。行かなければ勝手にやめることが出来ます。
出会い求めていきましょう。
ただめんどくさいと感じたら、活動が本格化する前にフェードアウトしましょう。
理系はほぼみんな出席しています。
テニスは3つくらいあります。
OPUとスマッシュは普通にやってる。ラムールは出会い系って聞いた。
今食堂の増設工事をしていますがそれで緩和されるかは微妙です。
2・3コマがあるなら300円のほっかるさん弁当を買うのもありです。
工学部はいつでも共通の話題で盛り上がることが出来ます。
前期は阪大受けたとか、京大受けたとか、センター90%だったとか。
浪人率がかなり高いです。
現役で来る奴は大体まぐれ合格です。
今年は国の意向を受けた都の主催でやるらしい。
各県にも要請済みらしいよ。
東京都は21日、年末年始に住む場所がない求職者に生活総合相談を実施し、宿泊先を用意すると発表した。労働組合などが昨年末に都内に設けた「年越し派遣村」に代わる場として国立オリンピック記念青少年総合センター(渋谷区)で開く。
都などによると、相談窓口は28日午後~来年1月4日朝まで開設。ハローワークや社会福祉法人の職員らが、求職や住まいの相談に応じる。500人が宿泊可能な同センターの宿泊棟1棟を使い、食事も提供する。
でもさ、
相談を受けたり宿泊したりできるのは、都内のネットカフェや路上などで生活し、都内のハローワークで求職登録をしている人に限られる。28日までにハローワークなどで受付票を入手し、電話で事前予約する。
↑これが条件なんだけど、
都の定めた利用条件について、派遣村の元実行委員らでつくる「年越し派遣村が必要ないワンストップ・サービスをつくる会」の井上久さんは「条件が厳しく、このままでは救われない人が大量に出る恐れがある」と反発。
どこが厳しいんだ?
前回は近県のひとがみんな都内に集結しちゃって、生活保護も都内になっちゃって、
費用負担も大変だったのを見て、国が各都道府県に要請してるんでしょ?
よそから都内にわざわざ来なくても、各道府県で同じようなのに行けばいいんでしょ?
派遣切りが問題なんだから、求職中の人が対象になるのはあたりまえでしょ?
人数が少ないというならまだわかるんだけど、この条件のどこが厳しいんだかわかんない。
わかる人、いる?