「生き甲斐」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 生き甲斐とは

2020-03-15

オタクの強さって

何で決まるの?かけた金?入った公演数?積んだ円盤?グッズの数??推しのレート???

全部全部クソ喰らえすぎる、同じ界隈の人間が本当に無理すぎて一部の同担以外片っ端からブロックしてる

レート高い奴のオタクほど金かけられるオタク正義みたいになってるの推しじゃなくてレート高い推しを推せてる自分が好きなんだろって遠回しな自己愛しか見えなくて最近本当に無理

勝手にやってるのはいいけど金を必要以上にかけてない人間ゴミ扱いすんのは違うだろまともな教育受けてんのか?親の顔が見てみたいわ

本当は自分が十分にコンテンツに金かけられてる自信がないから後ろめたくてこういう批判になる

今は貧乏学生だけど手に職ついたら生き甲斐推し追っかけることだけで無為に生きてるお前らより絶対稼いでコンテンツ投資してやるから首洗って待っとけよ

それでも今金がないと推しに金かけられないし金がないのはどうしようもないか風俗でもやろうかな

2020-03-09

アイドル追っかけとか同人とか

それきっかけでの友達人脈が形成されるからってのが、続ける楽しさ・理由として大きいと思うんだ。

飽きたから足洗うなんてしたら一気にぼっちなっちゃうっていう。

お宅趣味生き甲斐老衰するまで続けたい!って鼻息荒いやつほど本当はもう飽きてんじゃね?

2020-02-25

翳(原民喜

センター試験話題になったけど、全文読めるところが見つからなかったので)

底本:原民喜戦後小説 下(講談社文芸文庫1995年8月10日第1刷発行

     I

 私が魯迅の「孤独者」を読んだのは、一九三六年の夏のことであったが、あのなかの葬いの場面が不思議に心を離れなかった。不思議だといえば、あの本——岩波文庫魯迅選集——に掲載してある作者の肖像が、まだ強く心に蟠(わだかま)るのであった。何ともいい知れぬ暗黒を予想さす年ではあったが、どこからともなく惻々として心に迫るものがあった。その夏がほぼ終ろうとする頃、残暑の火照りが漸く降りはじめた雨でかき消されてゆく、とある夜明け、私は茫とした状態で蚊帳のなかで目が覚めた。茫と目が覚めている私は、その時とらえどころのない、しかし、かなり烈しい自責を感じた。泳ぐような身振りで蚊帳の裾をくぐると、足許に匐っている薄暗い空気を手探りながら、向側に吊してある蚊帳の方へ、何か絶望的な、愬(うった)えごとをもって、私はふらふらと近づいて行った。すると、向側の蚊帳の中には、誰だか、はっきりしない人物が深い沈黙に鎖されたまま横わっている。その誰だか、はっきりしない黒い影は、夢が覚めてから後、私の老い母親のように思えたり、魯迅の姿のように想えたりするのだった。この夢をみた翌日、私の郷里からハハキトクの電報が来た。それから魯迅の死を新聞で知ったのは恰度亡母の四十九忌の頃であった。

 その頃から私はひどく意気銷沈して、落日の巷を行くの概(おもむき)があったし、ふと己の胸中に「孤独者」の嘲笑を見出すこともあったが、激変してゆく周囲のどこかにもっと切実な「孤独者」が潜んでいはすまいかと、窃(ひそ)かに考えるようになった。私に最初孤独者」の話をしかけたのは、岩井繁雄であった。もしかすると、彼もやはり「孤独者」であったのかもしれない。

 彼と最初に出逢ったのは、その前の年の秋で、ある文学研究会の席上はじめてSから紹介されたのである。その夜の研究会は、古びたビルの一室で、しめやかに行われたのだが、まことにそこの空気に応(ふさ)わしいような、それでいて、いかにも研究会などにはあきあきしているような、独特の顔つきの痩形長身青年が、はじめから終りまで、何度も席を離れたり戻って来たりするのであった。それが主催者の長広幸人であるらしいことは、はじめから想像できたが、会が終るとSも岩井繁雄も、その男に対って何か二こと三こと挨拶して引上げて行くのであった。さて、長広幸人の重々しい印象にひきかえて、岩井繁雄はいかにも伸々した、明快卒直な青年であった。長い間、未決にいて漸く執行猶予最近釈放された彼は、娑婆に出て来たことが、何よりもまず愉快でたまらないらしく、それに文学上の抱負も、これから展望されようとする青春とともに大きかった。

 岩井繁雄と私とは年齢は十歳も隔たってはいたが、折からパラつく時雨をついて、自動車を駆り、遅くまでSと三人で巷を呑み歩いたものであった。彼はSと私の両方に、絶えず文学の話を話掛けた。極く初歩的な問題から再出発する気組で——文章が粗雑だと、ある女流作家から注意されたので——今は志賀直哉のものノートし、まず文体研究をしているのだと、そういうことまで卒直に打明けるのであった。その夜の岩井繁雄はとにかく愉快そうな存在だったが、帰りの自動車の中で彼は私の方へ身を屈めながら、魯迅の「孤独者」を読んでいるかと訊ねた。私がまだ読んでいないと答えると話はそれきりになったが、ふとその時「孤独者」という題名で私は何となくその夜はじめて見た長広幸人のことが頭に閃いたのだった。

 それから夜更の客も既に杜絶えたおでん屋の片隅で、あまり酒の飲めない彼は、ただその場の空気に酔っぱらったような、何か溢れるような顔つきで、——やはり何が一番愉しかったといっても、高校時代ほど生き甲斐のあったことはない、と、ひどく感慨にふけりだした。

 私が二度目の岩井繁雄と逢ったのは一九三七年の春で、その時私と私の妻は上京して暫く友人の家に滞在していたが、やはりSを通じて二三度彼と出逢ったのである。彼はその時、新聞記者になったばかりであった。が、相変らず溢れるばかりのもの顔面に湛えて、すくすくと伸び上って行こうとする姿勢で、社会部入社したばかりの岩井繁雄はすっかりその職業が気に入っているらしかった。恰度その頃紙面を賑わした、結婚直前に轢死(れきし)を遂げた花婿の事件があったが、それについて、岩井繁雄は、「あの主人公は実はそのアルマンスだよ」と語り、「それに面白いのは花婿の写真がどうしても手に入らないのだ」と、今もまだその写真を追求しているような顔つきであった。そうして、話の途中で手帳を繰り予定を書込んだり、何か行動に急きたてられているようなところがあった。かと思うと、私の妻に「一たい今頃所帯を持つとしたら、どれ位費用がかかるものでしょうか」と質問し、愛人が出来たことを愉しげに告白するのであった。いや、そればかりではない、もしかすると、その愛人同棲した暁には、染料の会社設立し、重役になるかもしれないと、とりとめもない抱負も語るのであった。二三度逢ったばかりで、私の妻が岩井繁雄の頼もしい人柄に惹きつけられたことは云うまでもない。私の妻はしばしば彼のことを口にし、たとえば、混みあうバスの乗降りにしても、岩井繁雄なら器用に婦人を助けることができるなどというのであった。私もまた時折彼の噂は聞いた。が、私たちはその後岩井繁雄とは遂に逢うことがなかったのである

 日華事変が勃発すると、まず岩井繁雄は巣鴨駅の構内で、筆舌に絶する光景を目撃したという、そんな断片的な噂が私のところにも聞えてきて、それから間もなく彼は召集されたのである。既にその頃、愛人と同居していた岩井繁雄は補充兵として留守隊で訓練されていたが、やがて除隊になると再び愛人の許に戻って来た。ところが、翌年また召集がかかり、その儘前線派遣されたのであった。ある日、私がSの許に立寄ると、Sは新聞第一面、つまり雑誌新刊書の広告が一杯掲載してある面だけを集めて、それを岩井繁雄の処へ送るのだと云って、「家内に何度依頼しても送ってくれないそうだから僕が引うけたのだ」とSは説明した。その説明は何か、しかし、暗然たるものを含んでいた。岩井繁雄が巣鴨駅で目撃した言語に絶する光景とはどんなことなのか私には詳しくは判らなかったが、とにかく、ぞっとするようなものがいたるところに感じられる時節であった。ある日、私の妻は小学校の講堂で傷病兵慰問の会を見に行って来ると、頻りに面白そうに余興のことなど語っていたが、その晩、わあわあと泣きだした。昼間は笑いながら見ものが、夢のなかでは堪らなく悲しいのだという。ある朝も、——それは青葉と雨の鬱陶しい空気が家のうちまで重苦しく立籠っている頃であったが——まだ目の覚めきらない顔にぞっとしたものを浮べて、「岩井さんが還って来た夢をみた。痩せて今にも斃れそうな真青な姿でした」と語る。妻はなおその夢の行衛を追うが如く、脅えた目を見すえていたが、「もしかすると、岩井さんはほんとに死ぬるのではないかしら」と嘆息をついた。それは私の妻が発病する前のことで、病的に鋭敏になった神経の前触れでもあったが、しかしこの夢は正夢であった。それから二三ヵ月して、岩井繁雄の死を私はSからきいた。戦地にやられると間もなく、彼は肺を犯され、一兵卒にすぎない彼は野戦病院殆ど碌に看護も受けないで死に晒されたのであった。

 岩井繁雄の内縁の妻は彼が戦地へ行った頃から新しい愛人をつくっていたそうだが、やがて恩賜金を受取るとさっさと老母を見捨てて岩井のところを立去ったのである。その後、岩井繁雄の知人の間では遺稿集——書簡は非常に面白いそうだ——を出す計画もあった。彼の文章が粗雑だと指摘した女流作家に、岩井繁雄は最初結婚を申込んだことがある。——そういうことも後になって誰かからきかされた。

 たった一度見たばかりの長広幸人の風貌が、何か私に重々しい印象を与えていたことは既に述べた。一九三五年の秋以後、遂に私は彼を見る機会がなかった。が、時に雑誌掲載される短かいものを読んだこともあるし、彼に対するそれとない関心は持続されていた。岩井繁雄が最初召集を受けると、長広幸人は倉皇と満洲へ赴いた。当時は満洲へ行って官吏になりさえすれば、召集免除になるということであった。それから間もなく、長広幸人は新京文化方面役人になっているということをきいた。あの沈鬱なポーズ役人の服を着ても身に着くだろうと私は想像していた。それから暫く彼の消息はきかなかったが、岩井繁雄が戦病死した頃、長広幸人は結婚をしたということであった。それからまた暫く彼の消息はきかなかったが、長広幸人は北支で転地療法をしているということであった。そして、一九四二年、長広幸人は死んだ。

 既に内地にいた頃から長広幸人は呼吸器を犯されていたらしかったが、病気の身で結婚生活飛込んだのだった。ところが、その相手資産目あての結婚であったため、死後彼のものは洗い浚(ざら)い里方に持って行かれたという。一身上のことは努めて隠蔽する癖のある、長広幸人について、私はこれだけしか知らないのである

     II

 私は一九四四年の秋に妻を喪ったが、ごく少数の知己へ送った死亡通知のほかに満洲にいる魚芳へも端書を差出しておいた。妻を喪った私は悔み状が来るたびに、丁寧に読み返し仏壇ほとりに供えておいた。紋切型の悔み状であっても、それにはそれでまた喪にいるものの心を鎮めてくれるものがあった。本土空襲も漸く切迫しかかった頃のことで、出した死亡通知に何の返事も来ないものもあった。出した筈の通知にまだ返信が来ないという些細なことも、私にとっては時折気に掛るのであったが、妻の死を知って、ほんとうに悲しみを頒ってくれるだろうとおもえた川瀬成吉からもどうしたものか、何の返事もなかった。

 私は妻の遺骨を郷里墓地に納めると、再び棲みなれた千葉借家に立帰り、そこで四十九日を迎えた。輸送船の船長をしていた妻の義兄が台湾沖で沈んだということをきいたのもその頃であるサイレンはもう頻々と鳴り唸っていた。そうした、暗い、望みのない明け暮れにも、私は凝と蹲ったまま、妻と一緒にすごした月日を回想することが多かった。その年も暮れようとする、底冷えの重苦しい、曇った朝、一通の封書が私のところに舞込んだ。差出人は新潟県××郡××村×川瀬丈吉となっている。一目見て、魚芳の父親らしいことが分ったが、何気なく封を切ると、内味まで父親の筆跡で、息子の死を通知して来たものであった。私が満洲にいるとばかり思っていた川瀬成吉は、私の妻より五ヵ月前に既にこの世を去っていたのである

 私がはじめて魚芳を見たのは十二年前のことで、私達が千葉借家へ移った時のことである私たちがそこへ越した、その日、彼は早速顔をのぞけ、それから殆ど毎日註文を取りに立寄った。大概朝のうち註文を取ってまわり、夕方自転車で魚を配達するのであったが、どうかすると何かの都合で、日に二三度顔を現わすこともあった。そういう時も彼は気軽に一里あまりの路を自転車で何度も往復した。私の妻は毎日顔を逢わせているので、時々、彼のことを私に語るのであったが、まだ私は何の興味も関心も持たなかったし、殆ど碌に顔も知っていなかった。

 私がほんとうに魚芳の小僧を見たのは、それから一年後のことと云っていい。ある日、私達は隣家の細君と一緒にブラブラ千葉海岸の方へ散歩していた。すると、向の青々とした草原の径をゴム長靴をひきずり、自転車を脇に押しやりながら、ぶらぶらやって来る青年があった。私達の姿を認めると、いかにも懐しげに帽子をとって、挨拶をした。

「魚芳さんはこの辺までやって来るの」と隣家の細君は訊ねた。

「ハア」と彼はこの一寸した逢遭を、いかにも愉しげにニコニコしているのであった。やがて、彼の姿が遠ざかって行くと、隣家の細君は、

「ほんとに、あの人は顔だけ見たら、まるで良家のお坊ちゃんのようですね」と嘆じた。その頃から私はかすかに魚芳に興味を持つようになっていた。

 その頃——と云っても隣家の細君が魚芳をほめた時から、もう一年は隔っていたが、——私の家に宿なし犬が居ついて、表の露次でいつも寝そべっていた。褐色の毛並をした、その懶惰な雌犬は魚芳のゴム靴の音をきくと、のそのそと立上って、鼻さきを持上げながら自転車の後について歩く。何となく魚芳はその犬に対しても愛嬌を示すような身振であった。彼がやって来ると、この露次は急に賑やかになり、細君や子供たちが一頻り陽気に騒ぐのであったが、ふと、その騒ぎも少し鎮まった頃、窓の方から向を見ると、魚芳は木箱の中から魚の頭を取出して犬に与えているのであった。そこへ、もう一人雑魚(ざこ)売りの爺さんが天秤棒を担いでやって来る。魚芳のおとなしい物腰に対して、この爺さんの方は威勢のいい商人であった。そうするとまた露次は賑やかになり、爺さんの忙しげな庖丁の音や、魚芳の滑らかな声が暫くつづくのであった。——こうした、のんびりした情景はほとんど毎日繰返されていたし、ずっと続いてゆくもののようにおもわれた。だが、日華事変の頃から少しずつ変って行くのであった。

 私の家は露次の方から三尺幅の空地を廻ると、台所に行かれるようになっていたが、そして、台所の前にもやはり三尺幅の空地があったが、そこへ毎日八百屋、魚芳をはじめ、いろんな御用聞がやって来る。台所の障子一重を隔てた六畳が私の書斎になっていたので、御用聞と妻との話すことは手にとるように聞える。私はぼんやりと彼等の会話に耳をかたむけることがあった。ある日も、それは南風が吹き荒んでものを考えるには明るすぎる、散漫な午後であったが、米屋小僧と魚芳と妻との三人が台所で賑やかに談笑していた。そのうちに彼等の話題は教練のことに移って行った。二人とも青年訓練所へ通っているらしく、その台所前の狭い空地で、魚芳たちは「になえつつ」の姿勢を実演して興じ合っているのであった。二人とも来年入営する筈であったので、兵隊姿勢を身につけようとして陽気に騒ぎ合っているのだ。その恰好おかしいので私の妻は笑いこけていた。だが、何か笑いきれないものが、目に見えないところに残されているようでもあった。台所へ姿を現していた御用聞のうちでは、八百屋がまず召集され、つづいて雑貨屋小僧が、これは海軍志願兵になって行ってしまった。それから豆腐屋の若衆がある日、赤襷をして、台所に立寄り忙しげに別れを告げて行った。

 目に見えない憂鬱の影はだんだん濃くなっていたようだ。が、魚芳は相変らず元気で小豆(こまめ)に立働いた。妻が私の着古しのシャツなどを与えると、大喜びで彼はそんなものも早速身に着けるのであった。朝は暗いうちから市場へ行き、夜は皆が寝静まる時まで板場で働く、そんな内幕も妻に語るようになった。料理の骨(こつ)が憶えたくて堪らないので、教えを乞うと、親方は庖丁を使いながら彼の方を見やり、「黙って見ていろ」と、ただ、そう呟くのだそうだ。鞠躬如(きっきゅうじょ)として勤勉に立働く魚芳は、もしかすると、そこの家の養子にされるのではあるまいか、と私の妻は臆測もした。ある時も魚芳は私の妻に、——あなたそっくり写真がありますよ。それが主人のかみさんの妹なのですが、と大発見をしたように告げるのであった。

 冬になると、魚芳は鵯(ひよどり)を持って来て呉れた。彼の店の裏に畑があって、そこへ毎朝沢山小鳥が集まるので、釣針に蚯蚓(みみず)を附けたものを木の枝に吊しておくと、小鳥簡単に獲れる。餌は前の晩しつらえておくと、霜の朝、小鳥は木の枝に動かなくなっている——この手柄話を妻はひどく面白がったし、私も好きな小鳥が食べられるので喜んだ。すると、魚芳は殆ど毎日小鳥を獲ってはせっせと私のところへ持って来る。夕方になると台所に彼の弾んだ声がきこえるのだった。——この頃が彼にとっては一番愉しかった時代かもしれない。その後戦地へ赴いた彼に妻が思い出を書いてやると、「帰って来たら又幾羽でも鵯鳥を獲って差上げます」と何かまだ弾む気持をつたえるような返事であった。

 翌年春、魚芳は入営し、やがて満洲の方から便りを寄越すようになった。その年の秋から私の妻は発病し療養生活を送るようになったが、妻は枕頭で女中を指図して慰問の小包を作らせ魚芳に送ったりした。温かそうな毛の帽子を着た軍服姿の写真満洲から送って来た。きっと魚芳はみんなに可愛がられているに違いない。炊事も出来るし、あの気性では誰からも重宝がられるだろう、と妻は時折噂をした。妻の病気は二年三年と長びいていたが、そのうちに、魚芳は北支から便りを寄越すようになった。もう程なく除隊になるから帰ったらよろしくお願いする、とあった。魚芳はまた帰って来て魚屋が出来ると思っているのかしら……と病妻は心細げに嘆息した。一しきり台所を賑わしていた御用聞きたちの和やかな声ももう聞かれなかったし、世の中はいよいよ兇悪な貌を露出している頃であった。千葉名産の蛤の缶詰を送ってやると、大喜びで、千葉へ帰って来る日をたのしみにしている礼状が来た。年の暮、新潟の方から梨の箱が届いた。差出人は川瀬成吉とあった。それから間もなく除隊になった挨拶状が届いた。魚芳が千葉へ訪れて来たのは、その翌年であった。

 その頃女中を傭えなかったので、妻は寝たり起きたりの身体台所をやっていたが、ある日、台所の裏口へ軍服姿の川瀬成吉がふらりと現れたのだった。彼はきちんと立ったまま、ニコニコしていた。久振りではあるし、私も頻りに上ってゆっくりして行けとすすめたのだが、彼はかしこまったまま、台所のところの閾から一歩も内へ這入ろうとしないのであった。「何になったの」と、軍隊のことはよく分らない私達が訊ねると、「兵長になりました」と嬉しげに応え、これからまだ魚芳へ行くのだからと、倉皇として立去ったのである

 そして、それきり彼は訪ねて来なかった。あれほど千葉へ帰る日をたのしみにしていた彼はそれから間もなく満洲の方へ行ってしまった。だが、私は彼が千葉を立去る前に街の歯医者でちらとその姿を見たのであった。恰度私がそこで順番を待っていると、後から入って来た軍服青年歯医者挨拶をした。「ほう、立派になったね」と老人の医者は懐しげに肯いた。やがて、私が治療室の方へ行きそこの椅子に腰を下すと、間もなく、後からやって来たその青年助手の方の椅子に腰を下した。「これは仮りにこうしておきますから、また郷里の方でゆっくりお治しなさい」その青年の手当はすぐ終ったらしく、助手は「川瀬成吉さんでしたね」と、机のところのカードに彼の名を記入する様子であった。それまで何となく重苦しい気分に沈んでいた私はその名をきいて、はっとしたが、その時にはもう彼は階段を降りてゆくところだった。

 それから二三ヵ月して、新京の方から便りが来た。川瀬成吉は満洲吏員就職したらしかった。あれほど内地を恋しがっていた魚芳も、一度帰ってみて、すっかり失望してしまったのであろう。私の妻は日々に募ってゆく生活難を書いてやった。すると満洲から返事が来た。「大根一本が五十銭、内地の暮しは何のことやらわかりません。おそろしいことですね」——こんな一節があった。しかしこれが最後消息であった。その後私の妻の病気悪化し、もう手紙を認(したた)めることも出来なかったが、満洲の方からも音沙汰なかった。

 その文面によれば、彼は死ぬる一週間前に郷里に辿りついているのである。「兼て彼の地に於て病を得、五月一日帰郷、五月八日、永眠仕候」と、その手紙は悲痛を押つぶすような調子ではあるが、それだけに、佗しいものの姿が、一そう大きく浮び上って来る。

 あんな気性では皆から可愛がられるだろうと、よく妻は云っていたが、善良なだけに、彼は周囲から過重な仕事を押つけられ、悪い環境機構の中を堪え忍んで行ったのではあるまいか親方から庖丁の使い方は教えて貰えなくても、辛棒した魚芳、久振りに訪ねて来ても、台所の閾から奥へは遠慮して這入ろうともしない魚芳。郷里から軍服を着て千葉を訪れ、晴れがましく顧客歯医者で手当してもらう青年。そして、遂に病躯をかかえ、とぼとぼと遠国から帰って来る男。……ぎりぎりのところまで堪えて、郷里に死にに還った男。私は何となしに、また魯迅作品の暗い翳を思い浮べるのであった。

 終戦後、私は郷里にただ死にに帰って行くらしい疲れはてた青年の姿を再三、汽車の中で見かけることがあった。……

2020-02-12

uber eatsでジジイが来た

こりゃ世も末だなと一瞬思ったが、

案外、生き甲斐獲得と運動で丁度良いのかも。

2020-02-08

コロナウイルスって感染やばいんじゃない?

数千人規模のクルーズ船なんて

すれ違うどころか触ったところが重なる人なんて一割も満たないだろうに

感染者3000人中60人これからもっと増えるんやで

例えばベロチューなんてしようもんなら、ほぼ100%感染すんじゃないのか?

俺は風俗けが生き甲斐なのに収束するまで行けないとなったら誰が俺の下半身を慰めるんや

謝罪と賠償はどこに求めればいい

2020-02-05

anond:20200128154239

わかるなぁ

人生は短いんだから好きに生きよう!みたいなの見かける度に、うんざりするほど長いんだけどって思う

金貯めれば安楽死させてくれる社会システム欲しい…そのために働いてる間が何だかんだ一番生き甲斐感じられそう

2020-01-05

家族を愛せる気がしない

タイトルは半分釣り

正確には、「今の家族のように」「(将来出来るかもしれない)自分家族を」愛せる気がしない、だ。

うちは家族仲が良い。

おそらく異常と言っていいほどよい。

60代の父と、全員成人した息子3人で、可能な限り一緒に行動したがる。

念の為言っておくと、父は公務員定年退職後、再就職しているし、私を含めて息子は全員大学又は大学卒業後、定職についている)

去年は家族旅行を国内外含めて5回した。

揃って食事をするために集まった回数でいうともっと多い。

全員アウトドアスポーツインドアと多方面に多趣味だが、内容はほぼ一致している。

家族の誰かの影響で始めたものが大半だからだ。

専門が、法学文学情報科学材料科学と別れているのも、お互いの知的好奇心相互補完できる感じでとても良い。

特に私と父は、家族相手イベントを紹介して一緒に参加するのが生き甲斐みたいなところがある。

正確には、これは父から私に伝染した。

小さい頃は、この父の「楽しませてやろう」という気遣いが鬱陶しいと思うこともあった。

温泉行くよりゲームしたいよみたいな。

父は期待通りに「楽しめていない」様子を見せると、不機嫌になることもあった。

それのせいで「楽しんでいる」演技をすることもあったように思う。

なんか、人間失格みたいだが。

それがいつの間にか、鬱陶しくなくなっていた。

多少は、断るということを覚えたせいもあるが、自分家族を楽しませたいと思う気持ちが芽生えてきたからだと思う。

弟2人は、自発的イベント提案して企画することはあまりないものの、「次は~したいね」くらいの事は言う。

事情あり、今は実家と呼べる家には私しか住んでいない。

から、この時期は私が家族を迎え入れ、送り出す感じになる。

夏休みの時期とかもそうなのだが、このとき猛烈に寂しくなる。

ここ数年はこう思う。

「流石に、この4人だけが家族、という時期はもうそうは長く続かないだろう。」

「誰かに新しく家族が出来たら、この家族解体か。」

そして、こう思う

「この家族以外の誰かを、この家族のように想うことができるだろうか?」

20年近い付き合いになる、なんでも話せる友人(家族にも話せないことも話せる)もいるし、恋人いたこともある。

しかしながら、最も親しい人は誰かと言われれば、大差をつけて家族3人が入ってくるし、

誰のためなら命がけで行動できる?と問われれば家族以外にそれが出来る気がしない。

嘗ての恋人達は、そのカテゴリに引っかかる気配すらなかった。

その時その時はそれなりに夢中になっていた覚えがあるし恋人を楽しませるのが生き甲斐みたいな時期もあったのだが。

「ぼちぼち婚活も考えたら」

と、家族含め周囲に言われる歳になったが、そんな気持ちがあって、どうもする気が起きない。

こういうきもちを抱く相手家族なのだ自分の中で定義されてしまった以上、

他人とただ「家族」という枠内に入っていき、それが構築できない予感がする行動を取る意味が見えないのだ。

2020-01-04

正月休みは親に付き合って、毎日のように遠方のスーパーに買い物に行くだけで終わった

親は友達付き合いもなく、これといって趣味もないから家にいても退屈

どこか行きたいけどスーパーぐらいしか行く所がないから、毎日買い物行きたいのはわかるが、

両親ともに仕事も辞めて金もないのだから、買い物だけが生き甲斐みたいな状態やめてほしい

もっと生産的な趣味とか持てないもんか

孫でもいればマシなのかもしれんが、親が親なら子も子で非モテ結婚できないおじさんだから

罪悪感もあるから介護だと思って付き合ってるけど、

毎日のようにスーパー通うの金かかるし時間無駄から、今からでも趣味とか作って欲しい

2019-12-14

正社員もしくは人生やめたい

8月メンタル病んで退職して

https://anond.hatelabo.jp/20190703101028

12月から正社員で働いてるけど前の会社やめる前よりメンタル悪い

自分には偉くなりたいとか高い給料がほしいとか技術を高めたいとか思ってないのに、若いからという理由で周りが要求してくる

派遣でよかったけど親が許さなかった

今年は行きたいところにたくさん行ったから行きたいところもなくなってしまった

労働に耐えうる生き甲斐がなくなってしまった

2019-12-12

ヴィーガンにも環境活動家にもフェミニストにも弱者人生は救えない

 ヴィーガンかいう人々がいるらしい。動物人間と同じように扱うべきだと考えて動物を食べないとか。ふーん。結構なことだ。

 なんとかい環境活動家がいて、こいつを批判する人は現実から逃避したい人だとか少女が偉そうにしてるのが気にくわない差別主義だとか言われるらしいね環境保護、立派と思います

 エロ本萌え表現存在するだけで女性差別が強化されると思い、男女平等理想のために表現規制をしたいフェミニストってのがいる。男女平等、偉い偉い。

 でもこいつらは、人間人生に、人生意味生き甲斐を与えることにはすこしも興味がない。「平等であれ」という倫理世界に広げることには興味があっても、社会の片隅でひっそりと生きている独身弱者男性の生きがいが奪われることには興味がない。

 

 人生意味を語ることは非合理な宗教信者しかできない。世界はただ存在して、人間は誰かが避妊せずセックスした結果としてのみ生まれ生物学必然としてのみ死んでいく。この世界で、子孫を残す望みのない弱者独身者は、孤独人間は、何を希望に生きればいいのか?ただ自分寿命を維持するためだけにクソみたいな労働をして、雀の涙みたいなカネをもらい、家畜の餌みたいな飯を食うだけの人生を浪費する。こんな人生に何の希望があるのか?

 

 虚無にまるっきり等しい人生ごまかすためのもの何だか分かるか。1つは肉を思い切り焼いて食うこと。1つは度数の強い酒を飲むこと。1つはオナニーをすること。強い快楽を脳に浴びせ続けて、絶望を忘れ続けることだ。

 上に挙げたような人たちは倫理的に生きることだけを至上命題としている。それも、動物未来世代女性と、他者との関係の上での平等を中心にしている。でも僕たちが倫理であるのは人間関係を円滑にして自分生存を維持するためであって、全ての動物地球で仲良くするためではない。環境大事にしようと思うのは残された子供世代が生きることを考えているから生まれる考えであって、独身子供を持たない人間にはなんの利益ももたらさない。社会で生きる女性就職賃金地位の面で不利益を受けているのは正されるべきだと思っても、わざわざ見に行かなければ何の影響ももたらさないような表現規制することが女性社会進出に役立つ度合いが、弱者独身男性のオナニーの機会を奪うことまで正当化できるほど大きいとは思えない。

 

 僕たちの生きる意味、いや、生の絶望ごまかすための手段が、こんなことで制限されていいとでも思っているのか。

 倫理的に生きることは、よく生きることに優越しない。絶望生存のぎりぎりのラインを生きる人に、そんな強い倫理要求を課す権利があるなんて、何で思えるんだ。リベラル欺瞞なんてことが言われるのは、他者と対等に交感しあい友と親しい関係を築くことが人生意味だなんて大層なことを言いながら、自分達には下品な性欲も食欲もありませんみたいな振りをしつつ、それを代替人生意味を補うための家族友達金も職業弱者が欲しいものは全部持っていて、何もない孤独独身男性に偉そうな倫理マウントをとるからだ。

 現代倫理エリート活動家どもには、人生無意味直視してもらいたい。弱者孤独独身で救いようのないゴミ人間も、命を持って生きていることに対して向き合えないなら、お前たちの思想にも活動にも何の意味もない。

2019-11-02

フェミな方々が男性オタクに関して知るべき5つの事実

オタクほど自分欲望真摯に向き合ってる存在はいない

オタク衝動に任せてただ貪っているのだけではなく

自分の持つ衝動と向き合い、哲学する探究者でもある。

少なくとも自己内面を掘り下げない一般男性よりは自覚的であると言える

オタクほど女性を強いと思ってる存在はいない

現代において肉体的な強さは大した価値がなく

金銭的な成功者も、いわゆるイケメン

オタクにとっては憧れるなりたい自分になりえない。

男性にとって説得力あるロールモデルがなくなった現代において

比較ありのままで存在を認められる「かわいい」といった女性特有の強さは

どう取り繕っても存在自体本質的キモ

需要どころか排斥対象すらなりえるという自覚から逃れなれない男性にとっては

もはや羨望の対象ですらある。

「宇崎ちゃんは遊びたい」も女性弱者として性的に消費してるどころか

ウザいからみをしても許されるどころか肯定され価値は発生する

女性強者っぷりを描いた作品といえる

一億稼げといわれたら宝くじ現実的説得力ある選択肢になりえるように

圧倒的弱者という自覚がある男性にとっては

向こうから好意で絡んでもらえるという奇跡幸運

女性接触する唯一レベル説得力がある可能性という悲しい構図なのだ

オタクは何も持っていない

前述のようにオタク弱者で、どう取り繕っても本質的キモいという自覚があり

自分は何も持っていないと考えている。

からこそ自分内面欲望と向き合い、空想することが生き甲斐になっている。

その持たざる者視点では、

フェミな方々があげる問題は「持つもの価値をどう保護運用自己コントロールするか」の話に見えてしま

それどころか、持つもの持たざる者の逃げ場所価値自己コントロール対象として奪おうとしてるようすらみえる。

大多数のオタク女性不利益是正されるべきと穏当に考えてるが

表現弾圧是正のための唯一の手段でも、効果的な手段でも、女性被害象徴ですらない

リターンなど考えずただ叩きやす弱者から叩いてるように見える。

弱者から潰すのは戦争では常套手段とはいえ、禍根を残す虐殺をやる覚悟ちゃんと持ってるのかは疑問である

オタクほど理想現実区別し、現実女性から遠ざかろうとしてる男性はそういない

圧倒的強者である女性にたいしてオタクはできるだけ接触したくないと考えている。

(ただし、いけるという勘違いが発生してしまった場合はこの限りではない傾向がある)

そもそも結婚自体が魅力ある人生モデルみえなくなった時代

ある程度、自給自足ができるオタクが草食的になるのは自然

オタクがしたいのは自身内面欲望探究であって

性交可能性を増やすことではないし、

理想現実の違いを誰よりも知る人種といえる

ファンタジー現実と同一視するどころか、現実象徴とすらして

オタクこそ現実女性積極的性的消費する第一人者とみなすの大間違いといえる。

しろ現実女性への性的消費から遠いところにいるのがオタク

オタク実在女性性的需要相対的に減らす存在

オタクは自らの欲望と向き合い自給自足にある程度成功している。

これは技術の発展によってさら進化する可能性がある

男性的な性欲を満たすのに必要パラメーターは客観的にはけっこう少ない。

VRによって視覚的に騙すのはかなりのレベルにまできている

たぶんロボットアーム付きルンバみたいなのに遠隔操作自律動作家事やらせるのがどこかで流行るので

触覚も20年以内にある程度解決する可能性が高いのではないかと思う。

男性シチュエーション的なものは求めるが心理的ものはあまり求めないので

技術によってどんどん欲望の発散方法が洗練されていく

そうなれば女性性的需要相対的に低くなる可能性が高い。

それにより女性被害が減少する可能性も高いといえると思し

ロールモデルから解放もありえると思う

ただし、女性性的需要相対的に減るというのは

女性価値相対的な減少といいかえることもできる

そういう意味フェミな方々がいまからオタク攻撃するのはある意味正しいのかもしれない

2019-11-01

くたばれ理系女子

自称わたし理系女子絶滅しろ

そしてお前は女子じゃねぇ、もう30越えてるだろ

そしてお前はだいたいブスだろ

男をバカにして生きてるからだめなんだよ

武蔵小杉のタワマンに住んでることが生き甲斐なんだろ

くたばれ

目障りだ

2019-10-27

推しカプの攻が最終回で女と結婚した

タイトルの通りである。この文章タイトル以上の何がしか存在しない。面白いオチも無い。所謂お気持ち文章という奴なので、余程暇か、同じ境遇で涙を飲んだことのある腐女子以外は読まないだろうなと思って書いている。ただただ私個人慟哭が続くだけであり、意味はなさない。そういったことをご了承頂き読み進めて頂きたい。

それからタイトルで嫌な予感がした人は読まない方がいいと思う。NLで好きなカップリングがある人も避けた方がいい。これは別に読んではいけないというのではなく、単に無意味時間を過ごさせる自信があるからだ。

私がハマっているジャンルは「食戟のソーマ」という週刊少年ジャンプで連載していた料理バトル漫画だ。

「ああ、あの、メシを食うと女の子の服が脱げるやつだろ?」

そう、それである。実際には男の子もおじさんもおばさんもおじいさんもおばあさんも建築物もみんな脱げるが、ともかくそ漫画だ。

ジャンプ本誌での連載を終え、その後ジャンプGIGA(ジャンプの別冊雑誌)で短期連載していた後日談最終回を迎えた。ここで言う「最終回」はそのジャンプGIGAでの最終回のことである

ここからはその最終回を含めたファンブックネタバレもあるので注意されたし。

最終回配信日、夜中を前に私はスマホを前にうろうろしたりもんどりうったり神に祈ったりして配信を待った。具体的には友人たちに、「最終回を迎えた後の精神状態に異常を来たす可能性が非常に高い。ついてはLINEがめちゃくちゃ荒れるかもしれないが今回ばかりはご容赦願いたい」というLINEを送り、「用意周到過ぎでは?」「骨は拾うからな」などという優しいお言葉を頂戴して過ごした。

今まで推しジャンルが最も推している最中最終回を迎えたことのなかった私は、最終回という現実自分の身が耐えられるかわからなかったのである特に最終回では「未来の話」をやるという予告が最初からあったため、主人公・幸平創真くん(推しカプの受)の結婚エンドや子どもができているエンドがあるのではないかとずっと怯えていた。最近ジャンプではNARUTO然りBLEACH然りそうした最終回が多かったので、もう物凄く怖かった。そういったエンディングが悪いとは言わないが、それまでナルト一護応援してきたのに突然知らない子ども未来を託されても全然感情移入できなかったのである

そして0時。心臓が異常な爆音を奏でる中、最終回配信された。震える手でページをめくった。

正直な話、良かった、と思った。

最終回概要を述べると、25歳になった主人公たちのその後が描かれ、今後もそれぞれのフィールド料理の道を極めるぜ、みたいな終わり方をした。

主人公である幸平創真くんとヒロインの一人である薙切えりなさんの間に恋心のような特別感情が芽生えているという表現はあったものの、その描き方が絶妙で、明確に付き合ったり結婚したりという宣言は無かった。各キャラの進路やビジュアル変更について色々物申したい事があったが、とにかく結婚エンドは免れたのである

よかった。へとへとになったものの、私はひとまず布団に横になった。そしてよりにもよって感想検索してしまった。これがいけなかったのだが、感想の中に見つけてしまったのである

葉山くんの指輪相手はきっと汐見先輩だよね!」というような言葉を。

ハ?指輪…?

慌てて最終回を読み返すと、確かに葉山アキラというキャラクターの左手薬指にはあったのだ。どう考えても結婚指輪しか見えないものが。

その葉山くんこそが、アキ創という私の推しカプの攻めだったのだ。

荒れた。

翌日は一日潰れていた。元々の体調不良もあったのだが、完全に気がふれてしまっていてダメだった。

食戟のソーマを2巻くらいまでしか読んでいないオタクのために葉山アキラというキャラクターについて簡単解説すると、超嗅覚というめちゃくちゃ高性能の嗅覚を持った主人公ライバル料理人で、プライド高めの銀髪褐色だが心を許した相手には世話焼きオカン気質になるイケメンである

彼が幼少期、海外スラム街で親もなく彷徨っていたところで、スパイス取引で騙されそうになっていた汐見潤という女性を助ける形で出会う。彼女スパイス研究者であり、葉山の超嗅覚に着目した。日本に連れてこられた葉山汐見のもとでスパイス研究者料理人としての道を歩むようになる。それもこれも潤のため。自分を救ってくれた彼女の恩に報いたいと努力し続ける。

…というようなキャラクターで、これまでも彼女とのフラグガンガンに立っていた。葉山自身汐見先輩には自分がいないとダメだみたいな台詞を何度も言っていたし、秋の選抜という一年料理大会で優勝した時の彼は汐見先輩を抱きしめていたし、彼女人質にとられて闇堕ちしたりしている。(なお闇堕ちからは創真くんが彼を救っている)

自分で書いていて「そりゃくっつくよな…」的な要素しかない。声を担当されている某方がおまけVTRで「彼は多分女性として汐見先輩のこと大事に思ってると思いますよ」的なことをおっしゃっていたこともあり、いい加減な発言をされない声優さんからきっと原作サイドからもそういう話があったんだろうとは思っていたが…。

それに理解る(わかる)。きっと葉山くんは遠月を卒業と同時に汐見先輩にプロポーズして、けれどまだ未成年から20歳になってからという条件をもらって20歳にゴールインしたんだろう。もう手に取るようにわかる。私の推しカプ、アキ創なのに。なんでやねん

だが問題は、最終回汐見先輩が一ミリも出てこない上に、指輪相手についても全く触れられていないことだった。ただ指輪のはまった薬指があるだけ。絶妙にぼかされている。それは我々への思いやりなのか、それとも葉山くんと汐見先輩の間に年齢差が10歳以上あるため明言を避けたのかは未だに不明だ。

LINE告知していた皆に案の定悲しみLINEを送ったところ、「ジャンプ生殖エンドじゃないのは評価に値する」「もしかしたら創真くんとのペアリングかもしれない」「モテるから他の女の子を散らすためのファッション指輪じゃない?」などご提案を頂いた。ありがたいことに別ジャンルなのに二次創作会話文まで送ってくれた友人もいた。ありがとうございます。もちろん創真くんが指輪をしていないかしまくりました。首にチェーンがないかも目を凝らして見ました。無かった。それも伝えたら「そりゃお前、創真くんは指輪なんかに頓着しないから無くしたんだよ」って言ってくれてありがとう推しは頓着しませんが私は頓着しまくっています

なお職場の後輩男子に伝えたら「え…そりゃそこがくっつくと思うんですけど…」って戸惑いがちに言われた。わかってるよそんなの!課金してまでアニメソーマ見てくれてありがとうな!君が作って差し入れてくれた化けるふりかけご飯おいしかったよ!でもやめてよそういう正論で殴るの!…というお気持ちになった。

だが、事態はこれでは終わらなかった。

勝手に受けた時間差爆撃で頭がクラクラしている所で、最終回と同時に二つの重大発表があったのを思い出したのだ。一つはアニメ4期決定。そしてもう一つは、ファンブックの発売決定である

アニメはもちろんのこと、ファンブック食戟のソーマファンは多分みんな待ち望んでいたもので、私も純粋に嬉しかった。

しかしハッとした。

もしかしてファンブックであの指輪話題に触れられてしまうんじゃないか?と。

そこからは更なる地獄の幕開けだった。ジャンプGIGAでの最終回からファンブック発売までは1ヶ月以上あり、その間「ファンブックであの指輪について何か言及されたら死ぬ」とずっと思っていた。もう葉山くんと汐見先輩がくっついたと決めつけて脳内妄想浮気ものにしたくらいの荒れようだった。

ファンブックについては2019年10月27日現在電子配信があるが、発売当時は書籍のみだったので、当日に確実に読めるようにAmazon楽天hontoで予約して、近場の本屋も何軒か回って予約した。考えられないかもしれないが私が住んでいる地域ではジャンプ単行本の発売日が一日遅れる。本屋は無理だろうと思っていたが、それでも最後くらい売り上げに貢献したかったし、…今思えばそれよりも、駆けずり回っていると気が紛れたのかもしれない。

ファンブック発売日、仕事から帰ってきて最初から順番に読んでいった。

原作者の先生によるキャラ紹介のところに差し掛かる。葉山くんのページにも汐見先輩のページにも結婚文字は無かった。

しか先生へのインタビュー記事の中に、その記載はあった。その小さな「こぼれ話」という記事自体、「元々は創真とえりな結婚させるエンドにするつもりだった」というものなのでジャブとしてはかなり強力だったのだが、最後にこう付け加えてあった。

ちなみに、最終話では葉山けが唯一薬指に指輪がありましたね。きっとね、恐らく…あとはご想像にお任せします。


はい!死!!!!!

空笑いというか、やっぱりなというか。全身の力が抜けた。

急所を正確に突かれてやられてしまった。

この文章の凄いところはそれでも「結婚」の二文字を頑なに出さないところで、あの指輪が何の意味で誰との間の物なのか情報としてはゼロということだ。ある意味二次創作者には優しい。

でも、身勝手な言い分だとわかっていても、他の誰も結婚していないのに、葉山くんだけどうしてと思ってしまった。

他のキャラをくっつけるとファンが暴徒と化すから?(特に創真くんがどのヒロインとくっつくかについては論争が凄かったようだ。)でも葉山くんと汐見先輩はほぼ公式みたいなものから大丈夫だと思った?単純に公式推しカプだった?

私がこんなにもショックを受けていても、周りはそうでもないみたいだった。そもそもソーマクラスタの友人がそんなにいないので全体がどうだったのかはわからないが、感想検索した限りではおめでとうとかよかったねとか、当たり前に二人の関係を受け入れる文言ばかりだった。

元々その二人が好きな人たちが喜ぶのはわかるが他カプクラスタの人たちが祝福しているのも見て、「ああ、これを喜べないファンは私だけなんだ…」と膝をついた。だから二人をくっつけるエンドにしたのかな、だってこの世でこんなに醜く喚いてるの、私だけだもんね。そんな風なことを思って苦しかった。

ジャンルに喩えて恐縮だが、あっちが刀剣乱舞ならこっちは歴史修正主義者なのである歴史という概念としての正しさで言えば向こうが圧倒的上。こちらがどんなに原作を読み込んでも、些細なやりとりに萌え見出しても勝てる筈がない。もちろん上下や勝ち負けなんていうもの二次創作界隈には無いし、意味もない。彼と彼女のカプを好きなファンの人たちと交流ほとんどないけれど、偶然出会った折には皆さんとても優しく接してくれる。カプは何なんですか、と問われるとちょっと困るけれども…そりゃ刀剣男士も隣に突然歴史修正主義者が現れたら驚くよね…ごめんね…という気持ちになる。

つらつら書いたが、ファンの中ですらひとりぼっちになってしまったみたいで、みんなと同じように楽しめなくて、自分だけ公式から置いていかれたみたいで、悲しかった。公式から認知されていないファンなのかなとか(むしろ認知されていたら困るのだが、この時は理性もなくなっていた)、自分勝手にぐるぐる考え込んでしまって鬱々とした。

心にぽっかり穴が空く、という表現があるが、この時の私は頭にがらんどうの穴が空いていた。考えるだけでつらくなるから妄想すら躊躇われて、大好きなカプなのにできるだけ考えないようにしようとしていた。

空いた穴を埋めたくて現実逃避したくて、久しぶりに他のアニメを見たり、他のゲームをしたりしてみた。でも何をしても推しカプ変換してしまう。パロったら楽しそうだなとか、中の人が同じだなとか、トロ推しカプの知識を授けよう…とか、そんなことばかりだった。

さっき突然刀剣乱舞の話を引き合いに出したが、とうらぶも好きだったので、そちらで妄想息抜きをしようかなとも一瞬思ったが、まるで逃げ道に利用しているみたいでダメだった。とうらぶの私の推しに顔向けが出来ない。

何をしても楽しくなくて、しんどいなあと思った。指輪ネタも無理になってきた。今後どのジャンルでも指輪を贈るネタが無理とか笑える、と笑っていた。

だが、自分傲慢だなと感じ始めてもいた。

かに自分の思い描いた形になってほしいという理想押し付けるなんて、なんて傲慢なんだろう。それは作者様に対しても、他のファンの人たちに対しても、作品の内容に対しても。

結局のところ、「自分がどうありたいか?」ということしか私の自由にできる事はない。それがわかってはいても認めるのがずっと辛かったんだなと思う。

それから自分妄想推しカプをあんまり卑下するのも良くないな、と思った。マイナーカプでも、公式から半ば否定されても、私が好きになった二人だから自分勝手大事にしたいと思う。

私にできるのは妄想することだけだから、今後も自分萌えている内は推しカプについて考えていくしかない。苦しい気持ちや後ろめたい気持ちを抱えては、時折下ろして一休みしながら。

…などとまともなことを書いてはみたものの、正直に言うと一日一回は推しカプがくっつかない世界に未練はないので明日地球が終わらないかな?とか思ったりする。何を生き甲斐にしたらいいのかよくわからない。そんな風にぼんやり生きている。

余談だがAppleMUSICに入ったので推しカプソングにできないか色々聞いていたらOfficial髭男dismの「Pretender」を聴いてしまった。コンフィデンスマンJPの曲ということくらいしか知らなかったのに歌詞で死にかけた。

君とのロマンス人生柄 続きはしないことを知った

もっと違う関係で もっと違う設定で

出会える世界線 選べたらよかった


……。

このお気持ち文章を書く前に読んでいた記事でも別のオタクの方がこの曲を推しとの別れの曲としてとらえており、だからApple MUSIC一位なのかな…などとぼんやり思った。

お気持ち文章は以上で終わりです。面白いオチも何もなくてすみません

あーでも、本当に萌えるんだよなアキ創!!!!!

食戟のソーマ21〜23巻にアキ創の料理バトルが収録されています。攻めが受けを俺の天使します。よかったらそれだけでも読んでください。よろしくお願いします。あと最終巻36巻に何回読んでもよくわからない葉山くんによる「俺の幸平創真語り」があります

あと何故だかよくわからないのだが原作以外からは推されることが多くて、今回大阪であったコラボカフェでも上記料理バトルで二人が出した料理が同じプレートにセット盛りされてきた。美味しかった。ありがとうございます

最後に、友人から送られたLINEが強かったので載せておきます。同じように苦しむ腐女子に届きますように。

容認し難い公式情報は『見なかったことにする』もファンの立派な行動だから真正から受け止めるのも考えものだぜ

強い。でも二次創作する上では正論かもしれないな…。

2019-10-18

anond:20191018070612

かなり昔の思い出だけど、高校時代の友人に献血生き甲斐みたいな奴がいた。柔道部の頑健な男。なぜそんなに?と訊けば手帳を持っていると、イザ云うとき優先的に自分献血してもらえる。。。っと

けどその級友は若くして。。。

2019-10-03

オプザイルと化す高校球児たち

高校卒業してしばらくした頃、所謂ネットワークビジネスに手を染めた同級生が何人か居た。彼らはアツい仲間だの、人生逆転だの、そういった言葉をかつての仲間たちに振りまいて何人かの人生をともに陥れようとした。

本当に儲かるんだぞ、ってことの証拠に彼らがこぞってInstagramに載せるのは、ルイヴィトンモエシャンドン、そして肉寿司だった。

俺の周りでは、こうした詐欺にのめり込んでしまう者の大半が元高校球児だった。生き甲斐を失った空虚感に餌を蒔かれたことが、簡単想像できる。

まり稚拙下品な誘いに、どういう生き方をしていたら引っかかってしまうんだと、こちからしたら想像もつかないくら馬鹿たことだけど、それも仕方ないことなのかもしれない。それぐらい彼らの世界には野球しかなくて、それに人生を捧げていたわけだから

部活に熱中し汗流す学生時代を過ごすのはとても素晴らしいことだけれども、

何も知らない大人にならない様、これから高校では、このようなケースを未然に防ぐ教育を、被害者OBを招いて講演をするなどして行うべきではないかと思う。

2019-09-25

ハゲ治療をはじめるのをやめた

実は既にクリニック行ったりして、ぼくがAGAのようだということはわかっているし、手元に保険の効かないクソ高い薬もある。薬はよく効くと評判のフ◯◯◯◯◯ドが主成分の内服薬だ。

でも、まだ飲むのを躊躇している。理由は単純に副作用が気になるからで、あまりないらしいけど性欲減退やEDが考えられるとクリニックで説明された。あと、その時は説明されなかったけど、ネットで調べるとポストフ◯◯◯◯◯ド症候群という重い症状に見舞われている被害者らしき人たちを見かける。その人たちはどうも性欲減退やED以外にも無気力うつなどの症状が酷いらしい。

もしこの薬を飲んで、副作用もなくフサフサになったら何も言うことはない。人類が生み出したこの薬に感謝するほかない。でも、もし、たいした効果もなくEDになったら…?

断っておくけど、ぼくは可愛い女の子と生エッチして中出しすることが生き甲斐なんだ。これまでどんなストレスフルな日々を送っていても、可愛い女の子に生中出しして全てリセットしてきた。それができなくなったら元も子もない。仮に効果があってフサフサになっても、それができなくなったら何も嬉しくない。そう気づいたとき、ぼくはハゲ治療をはじめるのをやめることにした。

クソ高い診察代や薬にお金を使ってしまったのは、勉強代と考えることにする。

とは言え、副作用に見舞われる可能性はとても少ないらしいし、効果はあるらしいので、やりたい人はやってみる価値あると思う。

2019-09-19

anond:20190919092631

同じく老健勤めてるけど、子供たちが結婚しないで親を看取るケースがあった。子供たちが配偶者いない方が、親って楽しそうなのよな。その人は孫の顔見れなかったと言ってたけどね、そんなの些細なことじゃんって思うくらい、子供たちが休みの日は外食お茶に行ってたし、何かあったらすぐ駆けつけるし。

子供配偶者って、親から見たら他人なんだよな。娘がいたら、まだ気にかけてくれて安泰なケースが多いんだけど、悲惨なのが全員結婚してる子供たちが男兄弟だけの家族。いいとこの大学出て、一流企業弁護士などの家系だけど、顔を見に来ない、嫁も面倒見ませんと宣言しているのか、洗濯物を取りに来なかったりか、外部委託している。それでも、私は男の子を生んだ!子供を四人育てた、全員国立大学に行かせたと事あるごとに言っているから、何がその人の生き甲斐になるかはわからん

2019-09-13

美大系の腐バレ

まだそんなに長く生きてないけど人生3分の1くらい悩んで付きまとってくる問題

文章書くの下手なので支離滅裂かもしれません

私は元々ツイッターアカウントは一つだった ファンアートを描いたり日々の事柄を垂れ流したりしていた

美大受験するにあたって身の回りに絵を描く友達が小中高の時以上にドワッと増えた。でも絵を描くからといって皆オタクなわけじゃないので、しばらくツイッター存在は隠して友達との会話は日々の課題についてやら人間関係についてが主だった。

近年若者友達づくりはSNS結構大きな役割になってるような気がする 。ツイッターで気になってたんだ〜みたいな話はよく聞く snsをやってた方が絶対友達は増える

それは置いといて、仲良くなると、プライベートな部分にもお互いに足を踏み入れると思う その友達オタクではなかったけれどツイッターを教えて2人だけでふぁぼをしあったりしていた。その友達経由で周りの友達からもどんどんフォローされるようになった。

私は昔の画像欄を軒並み消した とても恥ずかしかったので

でもイラストを描くのはやめれなかったので別のアカウントを作った。その垢でハマったゲームキャラオリジナルやらをちょぼちょぼ描いていた。しかしなんでかそれも段々と知り合いにフォローされるようになり(どういう経緯だったか忘れた)

イラストは描くけど、女の子が微笑んでいる感じの、親に見せてもちょっと恥ずかしいくらいのイラストを載せるアカウントになった

大学生になってしばらくして制作への鬱憤みたいなのが謎に爆発して爆爆ドエロBLがどうしても描きたくなってしまい新しくアカウントを作った

この時点で2つの人格ができている

・この世は美しい…みたいなのをコンセプトにしているイラスト描き

・劣情に歪んだ男の顔を描くのが生き甲斐同人女

人格は2人でも描いている人間は1人なのでどうしても絵柄や色の癖等でバレたりする。でも、このバレは大体同じ穴の狢であることが主なので、バレた瞬間は割とショックだけどこれについてはしょうがない

同じインターネットの星の仲間

頑張って現代社会で生き抜こうね

ナムナ(同じ穴の狢)達は配慮のある人が多く、アカウントを見つけたとしてもソッと見なかった事にしてくれたり無闇矢鱈に言いふらしたりしない多分 そう信じたいだけかも 言うとしてもまたオナムナに言うくらいだと思う(自分がされて嫌なことは人にしてはいけないって幼稚園で習ったから…)

私の経験上、腐女子忍者現実の話をしても雲のようにフワフワと掴み所のない話をする人が多いのとリア垢の更新頻度が4日か5日感覚(これは本垢更新に重きを置いているためリア垢が疎かになってしまう)で微妙インターネットで生き抜いてきた匂いの漂う語彙のツィートをする…気がする…

同人活動してて思うのは生きてる時間思考をかなり費やしてしまう。生活の大半がオタクなので日々の話のネタオタクオタクオタクになってしまい、普通の会話をしようとするとゴキブリが出たとかセブン親子丼うまいとか部屋に羽アリが湧いて最悪とか虫コナーズはすごいとかなんかそういう…そういう話しかできない…

オタク話だったら限界原稿女だから描き文字のドキ…を間違えてゴキ…って描いちゃって1人で笑っちゃったよみたいな話ができるんだけどな

最近大学友達と会うと虫の話か進路の話しかできなくて困った

もっと面白い話のネタたくさんあるのに!聞いて!同人印刷代がやばすぎてサラ金に手を出そうとしたら審査普通に落ちてワロタとか言いてえ

地球人間全員が同じ穴の狢だったらいいのかな

とまあオタクリアル距離が、美大系は近いためバレの確率が高くBLにさして興味の無いひともオタクアカウントを見つけてしま確率が高いというぼやきでした

他の人はどうしているんだろう

私の場合セキュリティガバガバなのと、自分快楽優先で描きたいものを描いてるため2つの人格の絵が全く別物の作品に切り離せないところです なるべく別物になるように意識はしてる

困った 人格を1つにしたいけど羞恥心が許してくれません

生きていることは恥ずかしいなあ

2019-08-23

anond:20190823081017

憎しみ続ける事は生き甲斐になり得るし、なりに辛いとしてもそれは憎しみの根源が言っていい事じゃない。クソバイスをするのは憎しみを煽るだけ

2019-08-08

anond:20190808171453

酒を飲むのが生き甲斐とかもう末期症状ですね

治療対象です

措置入院必要かもしれません

仕事解雇されるかも知れませんが必要なことですのでご理解ください

2019-07-19

サマーウォーズノーカット放映ばんじゃーい!!!

夫を尻に敷いてる気取りの女たちが正念場ではこれが女の生き甲斐とばかりにおさんどんに励みこみ

またノースリーズ白ワンピヒロインが清楚風キャラのくせにお色気入浴シーン担当

さら最後にまるで売他の如く自ら唇を求めることで男性主人公品格を保っているこれぞ大和なでしこ

ヒロインよりも可愛いスキル持ち男の子も出てきてサマーウォーズ女に逃げ場無しwwwwww

2019-07-07

Fateじゃなくて過去の自分が嫌いになっただけ

好きだったはずのFateを嫌うのは痛々しかった頃の自分を思い出すからだろ?

多くの日本人がそっぽを向いてるような「文学」を自分たちだけが知っている

そう信じていた頃の自分が嫌いになっただけだ。

エロゲに熱中していた頃の自分エロゲに熱中しているというだけで自分他人と違うと調子に乗っていた頃の自分の痛さに気づいただけ。

その痛さの中で結局何も手に入らなかったから。

痛いことやっていたおかげで何かしらの物が手に入ってたら、その頃の自分が今の自分必要だったと感じられたんだろうけど、そうじゃないか無駄しか思えないんだろ。

世の中にはエロゲにはまりまくった結果として人気漫画家になった人もいる

でも増田はそうじゃなかった。

エロゲコミュニティを通して生涯の友を作った人間創作活動という生き甲斐を得た人間、なんか知らんがメンヘラが直った人間増田はそのどれでもなかったんだろ。

からあの頃の自分に対して恥以外の感情がもてないんだろう。

最強の自分イメージしようとしても、結局できない自分、なりたいものがない自分を突きつけられた。

そういう思い出に切り替わっているんだろう。

よくあることだ。

でもな、それを作品責任転嫁するのはよせ。

増田が恥じているのは、あの頃の自信満々に人とは違うと言い張っておきながら結局何もやってなくて、結局何者にもなれなかった自分だろう。

それを受け止めろ。

許してやれ。

弱い自分を許す機会が訪れたんだ。

その手をちゃんと掴んで抱き寄せてやれ。

振り払ったり突き落とすより、人生が豊かになる選択肢を選べ。

現実タイガー道場はないぞ。

バッドエンドも。

選択肢を間違えるたびに、ただただ辛い日常が続くだけの日々へと変わっていくだけだ。

2019-06-18

anond:20190617224636

満員電車を無くせば痴漢は別の狩場を探すだけ。痴漢生き甲斐、そう簡単に手放しはしない

男が痴漢になる理由斉藤章佳」

https://www.amazon.co.jp/dp/B075L2YFZ7

2019-06-17

anond:20190617114150

「外に出てる」ということから車の運転勝手に除外したのは君ですねー。

で?糞低い妊産婦死亡率について何か言うことは?

挙げてもない足を取るだけが生き甲斐か?

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん