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2022-10-19

魔力を有する性器、その他の話

女性が陰部を見せることで魔を祓う」という伝承に関する、本しゃぶり(honeshabri)さんのエントリ拝読したので、それに便乗して、思い出した雑多なことを書き残す。先に断っておくが、かなりくだらない話が多い。

中田雅喜(なかた・あき)という女性漫画家がいるのだが、彼女代表作の一つで、80年代に成年向け雑誌漫画ブリッコ』に発表した連載作品を一冊にまとめた『空は女の子でいっぱい』というタイトル単行本がある。作品のものの別名は『真・ダ○ボ』シリーズとも言う。伏せ字にしても意味が無いような気もするが、とりあえず○ィズニーが怖いので、形式的に伏せ字にしておく。

○ンボと言えば、耳が普通の象よりも大きくて、それで羽ばたいて飛行することが出来る、子象が主人公物語である

この『空は―』の主人公である少女も、身体の一部が通常の人間女性よりも大きく、それによって羽ばたいて空を飛ぶことが出来る。ただし『空は―』の主人公の巨大な身体パーツは、耳ではなく陰唇である

念のために再度言っておくが、作者の中田雅喜女性である

ある日突然、X-MENミュータントのように陰唇が○ンボ状態になってしまった主人公女性に悪さを働く暴漢を巨大な陰唇で退治したり、人類から差別迫害に立ち向かったり、同じダ○ボ族たちと巡り会ったり、ダ○ボ族と人類戦争が起きて巻き込まれたり和睦したりと、奮戦する主人公の姿と、普通少年との淡い恋の行方。これら全てを描き切った一大ファンタジックSFエロチックコメディ絵巻である。念のために言うが、嘘は言っていない。ろくでなし子以前に、ここまでポップに女性器を強調したキャラクター創造したクリエイター存在したことは、日本アート史上に記録しておいてよいであろう。

この最高に馬鹿げた漫画執筆した切っ掛けが果たしてどのようなものであったのか。それは、同じ作者によるエッセイ漫画『純情ももいろ日記』に経緯が描かれている。

この『ももいろ―』についても説明すると、現在でこそ、女性漫画家性愛などについて赤裸々に語るエッセイ漫画自伝漫画のような作品は、決して珍しくもないが、中田による『ももいろ―』は、そのようなジャンルの先駆的作品である日本漫画史上、もっと高い評価を受けて然るべき作品であると、個人的には考えている。

ももいろ―』の内容も少し紹介する。例えば、成年向け作品執筆に関して、誌面では最終的にボカシで消されるとはいえ、生原稿では性器を描かざるを得ない。他にモデルもいないし仕方が無いので、作者である中田雅喜は、自身彼氏性器の実物を見ながらスケッチしたという。そういったユーモラスなエピソードの数々が『ももいろ―』では、ポップで可愛らしい絵柄で描かれている。ちなみに、性器スケッチモデルにもなった彼氏は、後に中田雅喜結婚して夫婦になるのだが、漫画で描かれている外見的な特徴を見れば、彼氏の人の自画像そのままなので、誰なのかは一目瞭然である。よく本人がオーケーしたな……。器が大きすぎる……。ダ○ボだけに。

それで『ももいろ―』によれば、若き日の中田雅喜は、隙間風が吹く風呂無しアパート暮らしており、冬の寒さに難儀していたため、ガス湯沸かし器を購入する資金が欲しかった。ちょうどそんな時に、知り合いの編集者が成年向け雑誌仕事を持ってきた。その依頼を受けたことが切っ掛けで、中田は成年向け作品執筆するようになった。そうして傑作『真・ダ○ボ』シリーズが生まれた。なお、中田雅喜は、無事にガス湯沸かし器を手に入れたそうである

成年向け雑誌仕事中田雅喜のところに持ってきた、その編集者とは、何を隠そう「オーツカ某」である。この呼称を覚えている人がいたら、その人は若くない。これは、現在大塚英志である大塚英志といえば、千葉徳爾宮田登の教え子であり、その学問的な素養を活かして『北神伝綺』『木島日記』『黒鷺死体宅配便』など数々の傑作を生み出した人物でもある。当時オーツカ某だった大塚英志が、漫画『真・○ンボ』の内容にどれほど寄与していたのかは定かではないのだが、もしかしたら民俗学神話伝承などについて学んだ経験を活かして、アイデア中田雅喜提供したりしたのかもしれない。何か情報を知っている人は、教えて下さい。

かなり前置きが長くなったが、ようやく神話伝承話題に繋がった。中田雅喜の『真・ダ○ボ』では、物語の終盤において「牙が生えている性器を持つ、女性の姿をした怪物伝承」「自らの手で牙の生えた性器を広げる女性の姿を描いた石像」について言及される。そして「この恐ろしい怪物に関する人類伝承は、遠い未来に遭遇する運命にあるダ○ボという異種族に対する、未来記憶による恐怖の産物だった!」という話になる。分かる人には分かると思うが、これは勿論、アーサー C. クラークSF小説『幼年期の終わり』が元ネタパロディである

さて、牙の生えた性器を持つ女性神話伝承については、金関丈夫が「Vagina Dentata」と題した論文(岩波文庫木馬と石牛』に収録)で、台湾東南アジアなどに分布するもの特に詳しく紹介している。この神話は、日本列島にも存在する。

この神話群は、おおむね次のような内容である。「昔、とても魅力的な女性がいて、大勢の男たちから求婚された。しか結婚しても、初夜に夫が死んだり逃げ出したりして、夫婦生活は長続きしなかった。その原因を調べてみたところ、彼女性器に牙が生えていて、夫の性器を食い千切って死に至らしめることが判明した。その牙を抜いたり砕いたりすることで、彼女普通女性となり、新たに夫を迎えて幸せに暮らすことが出来るようになった(バリエーションとしては、単なる怪物として退治されて死んだといったもの存在するようである)」

この物語典型の一つが、江戸時代奉行根岸鎮衛(ねぎやすもり)の著した雑話集『耳嚢(みみぶくろ)』に収録されている「金精神(こんせいじん)の事」と題する一篇である。これは、津軽で「カナマラ大明神」と称して祀られていた、黒銅(黒鉄)で作られた男性器型の御神体について、その由来を聞き書きしたものである

この由来物語でも、やはり、牙が生えた女性器を持ち、それが夜の夫婦の営みの際に夫の性器を食い千切って死に至らしめるために、結婚しても夫婦生活が続かないという女性が登場する。その悩みを聞きつけた或る男が、この女性結婚を申し込んだ。そして迎えた初夜、新しい夫は、自らのものを初めて挿入する代わりに、まず黒銅で作った男性器を妻の性器に挿入した。すると牙の生えた女性器は、黒銅の男性器に噛み付いたために、牙が砕けて全て抜け落ちた。それ以後、女性普通女性となり、つつがなく夫婦生活を送った。その時に夫が用いた黒鉄作りの男性器が、後に神として祀られ、今のように崇敬されるようになったとの由。

古今東西神話呪術において、男女のいずれの性器も、生命力呪術的な力の源泉として神聖視される事例が数多い。その中で特に女性器は、妊娠出産による人間誕生という重要役割を担うことから生命象徴のものであった。しかし、それとは対照的に、Vagina Dentata神話で描かれている女性器は、牙を生やしていて、生命を生む存在ではなく、むしろ奪う存在である。これは、陰唇と口唇の形態的な類似と、性行為時に男性器を受け入れるという機能から男性器を喰らう女性器という発想に至ったと考えるのが自然なことであろう。けれども、それだけではないように思われる。

Vagina Dentata神話根底には「生命を生み出す魔力を持つ女性には、それと表裏一体のものとして、生命を奪う魔力もまた備わっているのが当然である」とする、呪術的な発想もあったのではないだろうか。ニギミタマ、アラミタマという言葉が示すように、聖なる力は、好ましい側面だけでなく、同時に好ましくない側面や荒ぶる側面を併せ持つとされることも多い。聖なる力が人間の役に立つ時には「カミの力」とされるし、人間に害を及ぼす時には「妖怪の力」とされる。こういった「カミと妖怪の間を振り子のように行き来し、変貌する超自然的な存在」という妖怪の有様は、京極夏彦作品に多大な影響を与えたことでも知られる妖怪学者小松和彦著作で、詳しく論じられている。女性器の神聖性に対して人類が抱いた、善悪判断を超越した畏怖の感情。それがVagina Dentata神話には残されているのであろう。

もう一つ。生命力の源泉という呪術役割を巡る主導権争い、すなわち、女性原理男性原理との間に生じた闘争対立記憶を、Vagina Dentata神話は今に残して伝えているのではないだろうか。『耳嚢』の金精神(こんせいじん)についての伝承は、生命を生むための呪術的な過程において、vaginaを重要視する女性原理から、phallusを重要視する男性原理が、地位や主導権を奪ったこと、男性原理の側から見た勝利記憶を留めているのではないか。牙を失い、呪われた存在ではなくなった女性器は、その代償として呪術的・超越的な力を失って馴致されたとも読める。

しかしまた、こうも考えられる。生命力の源泉としての呪術的な力は、女性原理場合女性器の妊娠出産の力として発揮されるが、男性原理場合男性器の種付けの力として発揮される。その一例として、田植え神事において、男性器を模した御神体田圃の泥土に突き刺し、稲の豊穣を祈願するという儀礼存在するという事例が挙げられる。金精神(こんせいじん)の由来物語も、新たな生命創造する過程である男女の営みの中において、生命の根源に係る呪術的な部分で、男性原理の種付けの役割にも"平等に"重きが置かれるようになったことを示しているとも考えられる。そう考えるならば、つまり精神(こんせいじん)の由来物語とは、男女双方の原理二人三脚でなければ、人間生命を生み出す呪術的な力を得ることは出来ない、女性原理だけ或いは男性原理だけでは決して呪術は成り立たないのだという「男女の共存和合を説く物語」だと解釈することも可能である対立征服物語として捉えるよりは、そのように考えた方が、建設的で平和的なのではないだろうか。

ところで、魔を祓うのとは少し違うが、男性器もまた、困難時に着衣を脱いで曝け出すことで窮地を脱するための呪術的な行為とするという事例がある。例えば、猟師が山で迷った時に、勃起した陰茎を山に向けて見せれば、山の神(女神)が喜び、その男性を助けて無事に下山させてくれるという伝承がある。

また一方で、女性器にも似たような発想の伝承がある。田植えをする時に女性和装下着を着けていないと、丸見えの女性器を田の神(男神)が見て喜び、田植え作業が早く進んで終わるように手伝ってくれるという伝承がある(そういったエロ話をしながら、田植え作業に勤しむ農村女性たちの活き活きとした姿を、宮本常一が記録に残している)。

このように性器を曝け出して超自然的な存在に祈願する人間の姿は、文明化した我々現代人の目から見れば、大らかではあるが、馬鹿馬鹿しく滑稽に映る。しかし、自らの肉体の恥ずかしくて重要な部分を曝け出すことができるというのは、相手が神(カミ)であろうと人間であろうと、それを捧げる対象に全幅の信頼や愛を抱いていなければ出来ないことであり、ある種の真摯さや敬虔さの証となる行為でもある。そう考えると、男女間の異性愛だけに限らず、全ての性愛行為根本において、信頼や愛が何よりも大切であるとされることの原点が、これらの呪術行為図像には秘められているとも言えるであろう。

そう考えれば、魔力を持つ性器を曝け出すという古来の伝承図像、それらの子孫として現れるポップカルチャー的な表現は、単にこれらを面白がるだけでも全く構わないとは思うが、改めて見つめ直してみれば、案外と我々現代人が真面目に学べる何かをも多く含むのかもしれない。

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過去駄文こちら。

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世界の外側を見たんだ そうしたら急に妖怪管理された人間生活が惨めに見えてな 本当に辞めるか続けるかの瀬戸際にいる。

正直アホらしいし、腹立つ妖怪共ばかりだし、報われる気がしない。

2022-10-18

ふたばのimgでそうだねが自演できるらしいのでやってみたら虚しすぎた件

日本語で → とある匿名掲示板本来は1人1回しか押せない「いいね」を何度でも押せる裏技があるので、試しにそれを使ってセルフいいね」連打でレスバをコントロールしてみたけど虚しくなった話

「img」っていうのは「ふたばちゃんねる」という2chの劣化コピーみたいな掲示板にある2大板のちょっと過疎ってる方。

2chで言うと「ニュー速」と「VIP」のVIPの方、もうちょい踏み込んでいいなら「嫌儲」と「なんJ」のJの方。

フェイスブック」と「ツイッター」だと「ツイッター」に近い方って言い方のが伝わりやすいのかな。

「そうだね」っていうのはレスごとに入れられる「いいねボタンで、ようははてなスターみたいなもん。

これは本来回線につき1回しか入れられないので、これの数が本来ならそのまま「わざわざいいねを押すほど賛同した人の数」になる。

でも裏技があって、スマホガラケー機内モードとかを使って回線を一度切って切り替えるとまた押せるようになるので1人で何回でも押すことが可能(実質の上限はあるんだろうけどわざわざやらないと思う)。

大体1回押すのに5秒ぐらいかかるとしても1分でそうだね×10まで増やせる。

imgのスレの流れは実況でもないなら1分に10レスが良い所なので1分でそうだね×10伸ばすのはスピード的には早すぎるぐらい。

この裏技を使えばそうだねを増やすだけなら完全にコントロール可能になる。

掲示板人間は流されやすいので、喧嘩してる意見が2つあって片方がそうだね×3でもう一方がそうだね×10だったら、よっぽど違和感がない限りはそうだね×10を信じる。

流石にコレは自演してるでしょってレスが飛んできても「うに(意味:ということにしたい 語源:ということにしたい→うにといいことしたい→うに)」か「アルミホイル巻かなきゃ……(怪電波アルミホイルを巻くと防げるという迷信から)」ってレスして、そっちにもそうだね×5ぐらい入れておけば封殺できる。

そうだね自演しまくると不思議なことに段々こっちの勝ち馬に乗りたい人や、逆に負けている側を徹底的に虚仮にしたい人がこっちに有利なレスをどんどんしてくれる。

そしたらそこにもいい感じにそうだねをばら撒いておくとあとはいつの間にか最初喧嘩してた相手が「狂って噛みついてきたイカれた狂犬」みたいな扱いになる。

そして最後には「ID」っていうのが出る。

ふたばちゃんねるはデフォルトの設定では誰が書き込んだかわかないようになっているんだけど、「del」っていう「コイツ荒らしですよ」的なボタンが押されまくるとその回線限定IDが表示されるようになる。

すると2chみたいにその人の書き込みがどれなのかがID:〇〇(n/N)でズラーって出るようになる。

そうすると周りの人間ウンコつついて遊ぶ感覚で「N回も顔真っ赤で同じスレに書き込んでるんだ……」って煽り始める。

こんなのはただのネットリンチで何の価値もない行為なんだけど、この状況に相手を追い込むことでドーパミンがバシバシ出る人種がいるらしい。

んでまあ自分も今回上手くいってバシバシ出たんだが……まあそれ以上に虚しさが勝ったわ……。

レスバってのは論理的思考力と場のコントロール能力を競い合う決闘のようなものであって、そこにこんなチートを持ち出して勝っても何も面白くない。

でも、今回自分でやってみると今まで感じていた「いやこれは流石に自演では?」ってのがやっぱり半分ぐらいは自演だったんじゃないかと改めて感じ取れた。

多少不自然でも良いからそうだねを自演で入れまくると面白いようにスレの流れはコントロール出来たし、それは全く難しくなかったからだ。

はっきり言ってPC携帯の2回線使って2chで成りすましをして相手側を貶めようとしたときよりずっと簡単だった。

よっぽどの暴論でもない限りは一度そうだねの数で有利な流れを作れば、あとは勝手勝ち馬に乗りたい連中、というよりも屍肉にたかりたい連中が動き出してくれる。

あの掲示板には誰かにIDを出したくて仕方ない妖怪ウヨウヨいて、奴らは常に誰でもいいかIDを出せるチャンスがないかと睨みを効かせているんだ。

こっちはピラニアの池に切り傷を負った人間を突き落とすように、ソイツらの目の前に格好の餌を提供してやるだけであとは勝手に流れが生まれていく。

そうして流れが生まれると「IDが出そうな奴の味方をして自分ID出されたくない」と恐れた人たちが離れていったり、こっちに有利なレスだけをしてくれる。

インターネットという場所はやはり議論には向いてないんだ。

こんなに簡単コントロールできるし、それに必要なのはほんの僅かな「ズルをしてでも流れを作ってやる」という穢れた情熱だけでいい。

本当に悲しくなった。

なんで俺は今までこんな場所でマジメに議論なんてしようとしていたんだ。

吹っ切れた奴が争うと思えばいくらでも仮初の勝利でっち上げられる地獄のような場所じゃないか……。

こんな所で自分の正しさを証明しようとするのも、相手の過ちを指摘するのも、そもそも正しい答えを探して意見を交え合うことさえ無意味だろ……。

2022-10-17

妖怪フェミだんまりは本当にフェミがだんまりしている案件には絶対湧かない謎

中島哲也監督映画先生流産させる会」の件でまたもや妖怪フェミだんまりが湧いていたけれど

こういうフェミだんまりってこの映画の件もそうだけど、何故かフェミが十分話題にして叩いている事例にしか湧かないよなー

女性向け雑誌の二重小顔至上主義だとかTwitter美容整形垢だとかは女性に多大なルッキズムの抑圧を与えているのにフェミニストは叩かないし

脱コル派も何故か全然問題にしない、まさに「フェミだんまり案件なのに

フェミは二重小顔至上主義にだんまりだというアンチフェミからの指摘は全く見掛けない

2022-10-15

女性自己肯定感を削っているのって漫画巨乳エロ表現よりこういう小顔至上主義と骨格重視のルッキズム風潮だと思うんだけど

それを叩いてるフェミニストって本当に全く見掛けないよね。

無茶なダイエットに対してはたまに批判も見るけれど、それもあんまり本質的ではない

で、それに対して妖怪フェミだんまりも何故か沸かない謎。まさにフェミがだんまりしている良いサンプルなのに。

https://twitter.com/genkai_jd8/status/1580899845422084097

2022-10-13

anond:20221013170805

つづき

○月○日 自宅に帰った。色々考えた結果里帰り出産は中止して自宅近くで分娩予約をとる。

派遣社員柔軟剤匂いが相変わらずきつい。吐きそうだ。

 それに加えて会話が謎すぎる。

しかディズニーランドカレンダーみて派遣社員が「カワイイカワイイ!!」っていうから

ディズニー好きなんですか?,ときくと,「いや,別に…」と言われた。どういうことだよ。

彼女も無理に若い女が好きそうな話題をふるものの,私がまるで食いついてこないので混乱しているんだと思う。すまない。

 

 最近はえづくものの吐いていない。おなかもだいぶ出てきて,胎動がもにょもにょする。

年賀状も出し終えて今の書き物もあとわずか。自分自分をほめてあげたい。

夫もだいぶ色々やってくれるようになった。妻の不在がいろいろと身に染みたらしい。少し可哀想

 

夫が素晴らしいクリスマスケーキを買ってきてくれた。

タレントパティシエの作るベジタリアン仕様の低糖質ケーキを間違って買ってしまったようで

ホールケーキと言っていいのかどうか分からないぐらい小さく,そして物理的にも味的にも薄い。

何なんだこれは?持病のある人なんかは良いのかもしれない。

値段は怖くて聞けない。夫も蓋を開けてガッカリしたようだった。

私は「美味しいよ」と言って食べた。

でも次から絶対に夫にはクリスマスケーキを買わせないことに決めた。

 

○月○日 最近頭痛が頻繁に起きる。ストレス性の前頭葉の痛み。新しい派遣のせいだろうか。

あいつは私の知らないところで謎の模様替えをするので,何がどこにあるのかわからなくなる。勘弁してほしい。

 

○月○日 大晦日 夫は友達と早朝から遊びに行った。早く帰ってくるというので,

おなかが重いけどシンク掃除トイレ掃除食器洗い洗濯などたまった家事を片付け,

軽めの大掃除する。なます黒豆お雑煮を作った。よく作れたもんだと思う。

 

夕方八時九時過ぎても夫は帰ってこない。空腹になるとまたゲロ吐くかもしれないので早く年越しうどんを食べたい。

しょうがないので一人でてんぷらを揚げて,乾麺を茹でて食べた。

年越しうどんを一人で食べたのは生まれて初めてかもしれない。惨めな気分だ。大掃除の無理が祟ったのか,夕方お腹が張ってしまう。

怖い。切迫入院だけはしたくないし,そもそも病院はやってない。何もかも嫌になって先に風呂に入って寝る。23時前に夫がやっと帰ってくる。

これが夫のいう早く帰ってくる,というやつなのだろうか。理解不能。生のうどんを買って来たらしい。一人で食べて下さい。

 

○月○日 元旦 夫は起きてこない。頭にきて出かける支度をする。

夫が起きてくる。夫いわく友人とはしごして飲んでたというので,

父親自覚足りてんのか,おせち作ったから一人で食ってろ」と言って家を飛び出す。

 

 夜明け前で誰もいない。夜勤明けか始発帰りの人がぽつぽついるだけである

歩きながら,「誰も私以上にお腹にいる子のことを考えてはくれない,だから私がこの子のことを守ろう」と決心し,

胎児本人にも「お母ちゃんが守るからな」伝えた。

 

 ご来光が見たいと思い検索するが,どこも遠い。電車で数駅先の都市まで出る。

しかし店がどこもやってない。コンビニジュースを買って飲む。寒いお腹が張ってるような気がして怖いので,

帰ることにした。怒りがおさまり冷静になれたので夫にメールする。

 

 家に帰ると夫はいない。私の実家の最寄り駅まで行ってしまったらしい。

この男は私が怒って家を出る度,なぜか私が実家に帰ったもの勘違いするようだが,

私は「実家に帰る」と言ったことは一度もない。

 

 二時間かけて帰って来た夫に,一応怒って出てったことを謝った。

そして昨日どんな気持ちで何をしていたか至極冷静・簡潔に説明し,

しんどいけど仕事で忙しい夫に遠慮して自分ばかり家事してること,つわりのこと,遊びたくても遊びに行けないこと,

遊びに行ける夫が羨ましいこと,おなかが張って怖かったこetc

 

 今まで別々に暮らしていたし,国や地域によって常識なんていくらでも変わるけれど,

お互い9時過ぎて帰る時ぐらい連絡を入れるようにする約束をし,仲直りしようと言って握手した。

ケンカというより私が一方的に怒って出てって二時間ふらついて帰って来て冷静に今後について話すだけの小規模家出だった。

今思うとそこまで怒る事じゃなかったかもしれない。多分ストレスがたまっていたんだ。

 

○月○日 正月家出依頼夫が随分親切になり,家事もよくやってくれるようになった。

映画レッドタートルを見て,夫が泣いてしまった。

珍しいのでびっくりしていると,もっと私にいろいろやってあげればよかったなどと,まるで私が死んだかのようなことを言う。

多分最近夫は友人と遊ぶことが多かったので,何か罪悪感を感じているらしい。

正月のショックと合わせて今になって発散しているのだろう。

やりすぎたと思って可哀そうになり,一応適当になぐさめておいた。

○月○日 頭が痛い。だるい。熱っぽい。柔軟剤ババア匂いが弱まったかと思いきや、弱体化したのは私の嗅覚のようだった。

風邪が治らない。

 

具合が悪いのにエジプトで捕まったことのある失言おじさんが「今日は顔色いいですね」みたいなとんちんかんなことを言ってくる。殺すぞ。

 

 柔軟剤ババアもわざわざ救急車妊婦たらいまわしにされたありがたい話をしてくる。

本当にいちいちありがたい野郎だ。体調も悪いし気圧も変わるし、仕事も忙しくてかなりイライラしている。

 新年会絶対参加しないことに決める。用意はしても絶対参加しない。

飲みたい奴が飲んで最後まで片付ければいいのだ。なぜ皆気のすむまで適当に片付けに参加するものの,

ある程度やったら切り上げてしまうんだろう?細々とした片付けはなぜか手を出さない。

コンロを仕舞ったり,机を拭いたり,ゴミを外に出したり…誰がやると思ってるのか本当に不明

 

○月○日 週末ずっと家にいた。朝ぜんぜん起きられない。寝てたい。何をしてもあまり面白く感じない。

必要最低限の家事を夫とやって終了。夫も疲れているが,よくやってくれている。ここまでお腹が大きくなってきて,やっと何かの自覚が芽生えたようだ。

一日10ゲロしてた一番つらい時,それやってほしかった。

○月○日 股関節を痛めて歩けないほど痛い。柔軟剤ババア攻撃は私の鼻炎が良くなると襲ってくる。

つらい。集中できない。出来るだけ避けて行動する。私のデスクからどんどん物がなくなる。

柔軟剤ババア勝手にどこかに片付けたらしい。

こうならないように色々なものに私の名前を書いておいたのに,なぜそれを勝手に棚へ仕舞う?理解不能

 

休みながら足を引きずってどうにか帰るも明日果たして歩いて出勤できるのか不明

もう知るかよ。こんな事態に備えて今週中にやっておかなければいけない他の人に関わる作業は先に終わらせてある。大丈夫だ。

 

○月○日 なんとか出勤。柔軟剤がずっと席にいるので自分デスクに帰れない。

科長に柔軟剤ババア異臭についてこぼすも,彼女はあまり鼻がよくないらしく無関心である

そもそも彼女は人の話を聞くような人ではない。私がインタビュアーになったつもりでインタビュー形式さないと会話が成立しない。

私の話や考えについていうと,途端に反応が悪くなる。

 

 股関節は寝たら多少良くなった。出来るだけ左足を庇いながら仕事する。

こんな時に限ってしょうもない雑用を頼んでくる奴ら。クソ重い備品倉庫しまう程度の仕事妊婦に頼むな。

かがむのが辛いって言ってんだろ。殺すぞ。

 家に帰ると,義姉から手紙プレゼントが届いていた。

手紙を読むと,「防寒具を送ります。お互い元気な赤ちゃんを産もうね。

気軽に相談してね」と実の姉からも言われたことのない優しい言葉が書かれていて,涙が出てきた。だいぶ弱ってる。

 

○月○日 オフィスに誰もいないので仕事に集中できる喜び。しか電話バカみたいにかかってくる。

電話にでると,だいたい他人ミスのしりぬぐいをするはめになる。

もしもしえ~と,あれ,なんだっけ・・・・?」という電話が一番困る。

具体名が一切無い,脊椎反射だけで電話をかけてくるオッサン

「○○の事ですか?」と訪ねると「そう,それそれ」合ってたらしい。

村上春樹じゃなくてもやれやれと言いたくなってくる。

それにしても「あれなんだっけ?」のみの情報に返事できるって私すごいな。

○月○日 以前の日記殺伐ぶりに驚く。

 まさかあの上司柔軟剤に直接香害についてクレームを入れたらしい。

まさか本人に言ってしまうとは思っていなかったので非常に気まずい。

しか彼女は絶好調で,私が「右の棚にあるものを左の棚に移動させて下さい」と丁寧に頼んだら,倉庫へ運んで行ってしまった。

日本語が通じない。ここ最近で一番イライラした。

 疲れている。多分彼女は何か疾患がある。先輩に面と向かって顔がふっくらしたと言われてかなり傷ついた。

同じこと言われてみろよ。絶対激怒するだろ。

 

最近ウォーキングを始めてから家事をかなり頑張れるようになってきたし,夫とも仲良く暮らしているが,職場ではかなりストレスが溜まっている。

この元気はおそらくストレスによるもの。怒りの力で動いているだけだ。

恐ろしいのはこれだけ激怒しているにも関わらず,表面上私はにこにことご機嫌に働いているし,頼まれごとは断らないし,だれも私の怒りに気づいていないようだ。なんでこんな性格になった??でも妊娠したのは自分責任なので,いったい何にやつあたりできるというんだ? 

階段も使うようになったがかなりしんどい。少しは体力がつくだろうか。

胎動はかなり強くなってきた。胎児が元気なのはいである。

 

○月○日 出張から帰って来てからというものの,体調がすこぶる悪い。倦怠感がひどく,胃液がすぐ逆流してくる。

常にイライラしていて,悪夢で目が覚める。今日は知人男性に激昂するもまるで聞く耳を持たれない夢を見て,朝起きて泣いた。

毎日7時に自然と目が覚める。夜はお腹が張るのが怖くてあまりよく眠れない。眠い階段には少し慣れてきた。

体重は以前変わらない。このまま維持すればいいことにした。

昨日,エジプト失言おじさんが「柔軟剤ババアと話がかみ合わなくなってきた」と言って来たので爆笑した。

しろ最初はかみ合っていたんだろうか。あの失言おじさんが苦労しているのを聞くと笑えてくる。もっとやってくれ。

○月○日 夫が私の手作り弁当ケチをつけてきて,その上乱暴運転事故を起こす夢をみた。

午前中から夫を連れて祖母の弔問。あわててお花を買うことを想いつく。夜全然眠れなかった ひどい憂鬱 産後復帰したくなくなってきた。

例の仕事,まるで想像できないし向いてないことは確実。しかし皆向いてない職業についていることも確かである

私には絶対向いてない。頑張ってみようと言う気持ちが起きてこない。一生洞窟にこもって暮らしたい。ダウナーすぎる

 

○月○日 朝から最悪の気分 体が重い とにかく仕事をやっつけた。

 

○月○日 朝から寒い 風邪じゃなかろうか 最近風邪っぽいが日をまたいで症状が継続しないので,おそらく片頭痛とかそんなもんだと思われる。

1日2回ぐらい便通がある。しかし太った気がする。いつも中肉中背なので,こんなに体重が増えたことがない。

元に戻れるのか不安。 腹と乳がくっついてしまう 子宮がせりあがったせいと信じたい。胸のすぐ下で胎動がある。

腰痛がひどい。腰にバンドをまいて通勤

座っている時の姿勢が悪すぎるのだと思う。仕事はまあまあ進む。

 

○月○日 玄関から一歩出てぎっくり腰になる。そのまま一週間休んだ。

 5日は歩けずに寝たきり状態,6日目に初めて外出が可能に(よろよろ,腰は痛い)7日目には痛みはあるものの,とりあえず歩けるようになった。

 8日目には出勤。死にかけつつもどうにかやり遂げた。

 

○月○日 8か月 検診 体重があまり増えなかったので褒められた。しか運動不足は否めない。

下半身特に尻腹ふとももの肉がすごい。今がかつてない重量感。今まで何しても別に太も痩せもしない中肉中背だったので初の経験。 

時間に1回ぐらいお腹が張るのが怖くて一度病院電話したが,だいじょうぶとのことだったのでそっとしておく。出血,痛みはなく,すぐ張りがおさまるようなら大丈夫のようだ。

 

○月○日 午前中は昨日の疲れと一週間の腰痛出勤の疲れでぶっ倒れていた。昼食べすぎた。

反省。午後は買い物へいく。赤ちゃん用の綿棒と,ガーゼハンカチを買った。

 

○月○日 腰痛もだいぶマシに。歩き始めが痛いが,座っていられる時間が増えた。

体力づくりのため階段を使い始め,電車で座るのもやめた。不安も残るが,切迫の兆候もないためしばらく続けてみることにする。

少しだけ下腹部痛あり。いっそのこと一度腸をリセットしたい。

スメルババア存在が暗くのしかかってくる。妖怪のようだ。見ると暗い気持ちになる。

失言おじさんが,ババアの手が空いてるから何か頼んでいいと言ったが,「じゃあ何かあったらお願いします^^」と言っておいた。間違っても頼まねぇよ。

間食が増えた気がする。よくない。デスクの整理をしていると,以前47kgだった時の健康診断結果が出てきてびびる。

結婚当初の時のだ。いずれそんな体系に戻れるのだろうか…もう10kgぐらい+ということか…しんどい 水のもう。

 

○月○日 朝から腰痛。少し悪くなった気がする。変に体操したりしない方がいいのだろうか。

座り仕事ばかりのせいかもしれない。

 ドサクサに紛れて休職期間と育休同時に申請しようとしたら,休職と育休分けて申請しろと言われた。

だったら最初から書類データ渡す時そう言ってくれ。

 

○月○日 朝起きた時の腰痛がひどい 多分布団が重いせいだと思う。

寝返りが打てないので,負担がかかるのだ。

多分。明日は布団を交換してもらおう。

スメルババアがいないので快適。昨日蒟蒻ゼリー2つ食べたら快便だった。

今日は1つだけ食べたけど,特に何も出ない。明日出たら上々。期待しておく。

昼間すごくお腹がへる。間食とりすぎて良くない。蒟蒻ゼリーを2つ持ってくるべきだった。

今度ボトルガムを買う事にする。ずっとガムかんでよ…

 

○月○日 膀胱への攻撃が激しい つらい 逆子のせいか? 

パワハラですり減ってる知人へお菓子を送った。元気が出ますように。 こんにゃくゼリー忘れてつらい。うんこ出ない。

 

○月○日 昨日のひどい腰痛が少し良くなった気がする。昨日は歩くのもつらかったが,今日は少しつらいぐらい。

帰ってから無理に家事しなかったこと,湯舟につかったことと,こたつで寝たので布団が重くなく眠りが浅かったせいだろうか。

昨日今日と便通があって嬉しい。夫の買ってくれたコルセットに変えてみた。やはり前の腰痛バンドがキツすぎたのかもしれない。

ぎっくり腰予後がよくないが,もし接骨院に行っても電気流して湿布で3000円ぐらいとられるかと思うと

カレー屋に行ってストレス発散か健康ランドに言った方がマシ。

 お腹は相変わらず大きい。大きくなったと毎回言われる。放っておいてほしい。

失言おじさんの前でカレー食べてると,「黄色い子が生まれてきちゃいますよ~」という新たな失言をゲットした。

こいつがとんでもないクズ野郎だということは紛れもない真実だ。

どうやったらそう定期的に失言が飛び出すのか。上の階のおばちゃんマジで嫌われてる理由もすごくよく分かる。この人の奥さんは本当に可哀そうだ。私はこの人とは一緒に暮らせない。

 

 スメババアのスメルは相変わらずひどい。柔軟剤に関する注意を受けたらしいが何を注意したのか本当に不明仕事が忙しくないので早く帰りたい。

 

○月○日 朝腰がまた痛くなった。しか日中はぼちぼち。カイロを貼ったのが効いているのかもしれない。

天気の影響か?晴天。しかし倦怠感がひどい。もう何もしたくない。寝てたい。帰りたいと言いながら支度して出勤。

スメルババア老眼で小さいの文字が読めないのでルーペが欲しいらしい。経費で買うつもりなのか…?自分で買え。

 

○月○日 帰り道歩くと股が痛い 恥骨痛? 腰痛が治らない これはもうあきらめた方がいいかも 夫は昨日会社に泊まった。年度末は忙しい。

 腰も背中も腸も痛む 満身創痍

 

以降具合が悪すぎて産休に入った。

緊急帝王切開にて予定日の1ヶ月前に出産 母子ともに無事

2022-10-10

みそ五郎巨人伝説中国妖怪の話

 anond:20221001090653の続きのようなもの

 南島原市西有家町では「みそ五郎」という名前キャラクターを見かけた。これは、町民・市民ゼロから生み出した存在ではなく、この地に伝わる民話に登場する人物である

 1980年代の旧・西有家町時代から地元の有志の人々が地域興しシンボルとして用い始めたとのことである。したがって、近年の日本各地における「ゆるキャラ」の乱立・流行とは無関係であるが、その流行が少しは追い風になったのかもしれない。今では、役場に像が設置されたり、地域特産品パッケージイラストがあしらわれるなど、みそ五郎は各方面活躍している様子である

 以前、日本テレビの番組TOKIOのザ!鉄腕!DASH!!』で、ソーラー発電パネルを搭載したカスタム軽自動車に乗り込み、日本全国の海岸線沿い道路を走破するという企画に挑戦していたことがある。その中で、TOKIO西有家町を通過した際には、番組VTRでも全国に紹介されたそうである。その番組を見た記憶が有るという人も、存在するかもしれない。

 みそ五郎は、山に住む巨人である

 味噌大好物とされる。里の者から味噌をもらえば、御返しに、巨体と怪力を活かして力仕事などを手伝ってくれたという。

 また、高岩山(たかいわさん)に腰掛け有明海で顔を洗ったとか、対岸の肥後(熊本)・天草まで一足で跳躍して有明海を越えて渡ったという巨体ぶりも語られる。

 住処とされた高岩山には、今でも、みそ五郎足跡を残していると言われる岩石が存在する。

 みそ五郎は、妖怪呼ばわりされている訳では無いが、水木しげる等の著した様々な妖怪関連書籍で紹介される山中妖怪マオトコや、日本各地に存在するダイダラボッチを筆頭とした巨人伝説との共通点類似点を持つ。

 ヤマオトコも、みそ五郎ダイダラボッチほどではないが巨人であり、酒が大好物とされ、人間から酒をもらえば返礼に杣人(そまびと)らの力仕事などを手伝ってくれるという、温和な妖怪である味噌と酒という違いはあるが、みそ五郎もヤマオトコも、共に発酵食品を好むとされる点が興味深い。

 海を一息に越えるとか一跨ぎにするとか、山に腰掛けて海で顔や手足を洗うというのは、これは巨人伝説においては、巨大さを表現するための常套手段である竹原春泉斎の挿絵で名高い『絵本百物語(桃山人夜話)』に登場する、讃岐の手洗い鬼が瀬戸内海を跨いで手を洗った話など、様々な類話が知られている。

 このように見ると、みそ五郎孤立した存在ではなく、日本各地で広く見られる、山中の温和な妖怪や、巨人妖怪系譜に連なることが分かる。

 みそ五郎に何らかの独自性を感じるとすれば、まずは彼の好物である味噌なのであろうが、むしろ私は、呼び名である「みそ五郎」そのものに興味をそそられた。

 何故「みそ『五郎』」なのだろうか? そう考えたのである。単に「味噌が好物の(大)男」というのであれば、別に「みそ太郎」でも「みそ彦」でも「みそ兵衛」でも構わないはずではないか

 みそ五郎が、有明海を飛び越えて肥後天草に向かったのに倣い、私も同じ九州の他県へと(想像の中で)跳躍してみることにする。そうすると直ぐに、南九州宮崎県鹿児島県に伝わる巨人大人五郎(おおひとやごろう)」の伝説を見出す。奇しくも「五郎」の名を持つことに、注目してもよいであろう。

 大人五郎伝説は、怪力で里人を助けてくれたり、山に腰掛けて海で顔を洗うといった、みそ五郎その他の巨人妖怪類似するものである。みそ五郎と異なる点としては、好物が明確でない点、特に山を根城としているとは明言されていない点、軽い悪さやイタズラをして里人を困らせるといったトリックスター的なエピソードを持つ点などが挙げられる。

 有明海を挟んで「五郎」の名を共有する巨人存在するのは、海を経由したにせよ陸地を経由したにせよ、島原半島南九州との間に、人的及び文化的交流があったことの名残であろう。

 他に「五郎」の名前関係する九州伝説民話といえば、これは巨人妖怪ではないものの、大分県に伝わる「炭焼小五郎(すみやきこごろう)」が思い浮かぶ。これは、豊後山中で炭焼の仕事をして暮らす善人の小五郎が、顔にアザの有る姫と結ばれ、最終的に金山の所有者となり、姫の顔のアザも消え、幸せな長者夫婦となるという筋書きである

 金に限らず、山で採掘された金属精錬プロセスには熔鉱炉が付き物であり、それには炭が不可欠である。炭焼小五郎伝説は、山での金属生産従事した、山の民の存在を我々現代人に伝えるものである

 みそ五郎、ヤマオトコも、炭焼小五郎のように山を生活仕事の場としていた山の民の姿を反映しているのであろう。味噌・酒など彼らの好物である発酵食品をもらった返礼に、力仕事を手伝うという物語は、山の民と下界の農耕民との交易を反映したものなのだろう。

 九州以外の地域も広く探せば、日本各地で更に「五郎」の名を持つ巨人妖怪伝説上の人物発見できる可能性はある。しかし、何故「五郎」なのかについての手掛かりは、今のところ無さそうである

 そこで、少し外に目を向けてみようと思う。中国書物聊斎志異』『獪園』『劇説』などに名の見える怪異に「五通(ごつう)」というものがある。

 これは、蘇州方面に横行したとされる、五人一組の好色財神である。夜毎、人間女性のもとへ通っては犯すという。言うことを聞けば人間に財貨を与えるが、逆らえば害をなすともいう。体格偉大とされ、別名として「五郎(ごろう)」とも呼ばれる。(参考:実吉達郎中国妖怪人物事典講談社)

 体格が大きく、名前が「五郎」という点に、我が国巨人妖怪五郎」との関係想像せずにはいられない。女性に手を出すところや、人間に害を与えもすれば福を齎しもするという両面性は、大人五郎人助けも悪戯もするトリックスター性に通じるところがある。

 今のところ、中国の「五通」が我が国の「五郎」の起源となった、或いは、影響を与えたという確証は無い。無いのだが、可能性は有ると思っている。有った方が面白いからであるとはいえ、もう少し調べるべきであろう。

 地方地域おこしを担う伝説上の妖怪人物が、もしかしたら、大陸との縁が有るのかもしれないという、そんな話であった。

2022-10-09

人魚姫』は何の物語か?

もちろん、海の妖怪人間王子に恋をするという悲劇的な恋愛物語であるが、実はフリードリヒ・フーケの『ウンディーネ』という、水の精霊人間騎士との恋愛物語を描いた先行作品存在する。そういう意味ではアンデルセン作品は、あまりオリジナリティが無いとも言えるかもしれない。

フーケの作品ウンディーネ』には無くて、アンデルセンの『人魚姫』には有る要素として、我々がよく知っているのが、主人公人魚姫人間になることの代償として「声」を失うという筋書きである

この「人間になることで声を失う/奪われる」という描写元ネタと考えられているものの一つに、アイルランド海浜に近い場所存在する某村に関する民間伝承がある。

周辺の他村の住民たちは、某村の住民たちのことを「人魚の子孫」と見なし、彼らと会話することを忌避していたというのである

この話から直ぐに連想するのが、ホメロスの『オデュッセイア』にも登場する、妖怪セイレーンのことである。これは、航行する船を操る船乗りたちを、美しい歌声で惑わして誘き寄せ、船を難破させて殺害し、その人肉を喰らったとされる、半人半魚の妖怪である。ここでも「声」禁忌とされている。しかし、どうしてもセイレーン歌声を聞きたいと願った知恵者オデュッセウスは、部下の船乗りたちの耳を蜜蝋で塞がせて、歌声を聞こえないようにさせてからセイレーンたちの居る岩礁の傍を通過するように船を航行させた。オデュッセウス自身は、己の身体を帆柱に縄で縛り付けさせ、決して海に落ちることの無いように万全の防止策を施してから、その耳で彼女たちの歌声を聞いたという。

日本においては、人魚との「会話」が禁じられていたというわけでは無いものの、やはり不吉な影が付き纏う。『吾妻鏡』や『北条五代記』等には、人魚らしき妖怪発見事例が記されており、これを何かの前触れとした陰陽博士などの占術職能者によって、兵革の兆し奥州藤原氏の滅亡の前兆などと見なされたといった例が見出される。

ただし、これらの国文学的な文献に記された人魚は、アンデルセンの『人魚姫』のような美しく可愛らしい姿とは、かなり異なる。例えば、頭部だけが人間人面タイプであったり、四脚らしきものが生えていたりと、なかなか奇怪な姿をしていたようである。中には、頸部に鶏冠の如きヒラヒラしたもの付属していたという事例もある。また、発見される場所も水辺だけではなく、時には、山肌で起きた土砂崩れ現場発見されたことも有るようである

してみると、人魚にとって魚身であることは、我々現代人が思う程、重要ではないのであろうか。実は、先に挙げた『オデュッセイア』に登場するセイレーンにしても、元々は半人半魚ではなく半人半鳥であったとする説が有る。その鳥の怪が、もしも水鳥の怪であったとすれば、後に、半魚の怪との交雑を起こしても、それほど不思議では無いと考えてもよいのかもしれない。重要なのは、半人半怪という混合性である

さて、アイルランドの某村に関する民間伝承比較するために振り返ると、日本においても「妖怪の子孫」と見なされた人々が存在しなかった訳では無い。例えば、江戸時代南町奉行根岸鎮衛(ねぎやすもり)の著した雑話集『耳嚢(みみぶくろ)』に収められた「河童の難を遁るゝ歌之事」という文章を参照してみよう。そこでは、菅丞相(かんしょうじょう)すなわち菅原道真(すがわらのみちざね)の作として伝えられる、次のようなまじない歌を紹介している。

「ひよふすべよ 約束せしを 忘るゝな 川だち男 うぢはすがはら

根岸鎮衛は、菅丞相の作は疑わしいとしつつも「ひよふすべ(ヒョウスベ)と云ふは川童(カッパ)の事の由」と記しているが、これは、長崎県諫早市周辺でのカッパに該当する水怪に対する方言的な呼称であるしかし、カッパ避けの歌が伝えられていたのは、現在で言うところの千葉県(アメリカで言えばノースダコタ州)である。随分と遠くの地までヒョウスベの名が伝えられていたことになる。

岩波文庫版では「川だち」には「水泳の上手い者」との注釈が付けられている。これは遊戯としての水泳のことを言うのではなく、職業的必要性から河川で泳ぐことをしていた者たち、職能者たちと考えるのが妥当である。その川だち男が「我々は菅原氏の関係者なのだ約束を忘れるな」と、歌を通じてヒョウスベ≒カッパに向かって呼び掛けているのである。一体、何を約束したというのか?

菅原道真家系である菅原氏は、遡れば土師氏(はじし)に連なるとされる。土師氏の祖は、野見宿禰(のみのすくね)とされ、当麻蹴速(たいまのけはや)との角力すなわち相撲(すまひ)による決闘を行ったことでも知られる。現代では十把一絡げに河童(カッパ)と総称されるようになった水の妖怪が、相撲を好むことは昔話などを通じて広く知られているが、その起源には、土師氏菅原氏との関わりが存在するということである

この土師氏は、埴輪を作ることを能くしたが、埴輪といえば赤土であるが、この赤い色は、酸化鉄を多く含むためである。このような粘土採掘は、鉄分を含む土の採掘であり、これは時代が下れば、鉄を初めとした金属鉱脈採掘にも関連・発展したことであろう。

鉄に限らず金属は、採掘されるだけでなく精錬されるので、山の掘削、森林樹木伐採という環境変化を伴う。これは、山に水源を発する河川にも影響を及ぼしたと考えられ、そうなると、粘土採掘金属採掘精錬を行う山の民と、漁業・水運などによって河川生業を立てる川の民との間で、何らかの紛争を招いたのは想像に難くない。本来の「カッパによる水難」とは、元々は「山にいるカッパ」による山林環境の変化によって引き起こされた、河川災害環境破壊のことを指したのではないのか。なお、カッパといえば河川などの水辺だけにいると現代人は思いがちだが、カッパ河川から山、山林から河川へと、季節の変化ごとに移動するという伝承が見られるのである

山林の環境破壊が火種となって紛争が発生し、これを停止するための平和条約のようなものが「約束」であり、それが川の民と土師氏菅原氏との間に結ばれたことにより河川災害発生件数が減少したこと、それが「カッパ避け」の実態だったのではないか。川の民に害を及ぼさないと、かつてカッパ親分であったであろう土師氏菅原氏が約束したことが変化して、川だち男が「我々は菅原氏=土師氏の裔であるぞ、だからカッパよ、我々には害を及ぼすな」と呼び掛けるようになったのではないか

ヒョウスベには「兵主部」の漢字が当てられる。このうち「部」は物部や斎部などと同じであるが、では「兵主」は何なのかと言えば、これは大陸から渡来した蚩尤(しゆう)のことではないかと言われている。というのも『史記』では、蚩尤は金属製の戦用武具を生み出した「兵主神」とされており、しか角力(相撲のようなもの)を能くするのである。その上、石や鉄を喰らうとされるので、これは金属精錬象徴するのではないかと考えられる。ここから、兵主部とは元々は「兵主神を祀り、それに関連する金属職能に携わる部民」であろうと考えられる。

脇道に逸れた話の部分が予想外に長くなってしまったが、土師氏菅原氏という職能集団的氏族カッパの裔であると考えられていたということ、そして、カッパに対する民の恐れの根源には、職能活動による影響が存在した可能性のことを言いたかったのである

本筋に戻ると、アイルランド海浜そばの某村に住むという「人魚の子孫たち」が、周辺他村の人々から会話をすることを忌避されたのは何故か。それは、彼らが「予言する能力」を持っていたからではないのかと私は推測する。ただし、予言と言っても、超常の能力ではない。彼らが漁業や水運業など海の船仕事に携わっていた職能集団だったとしたら、どうだろうか。そのような仕事に携わることで、海路における岩礁や難所の存在場所についての知識も蓄積されたであろう。また、船仕事に影響するような天候の変化を読む(予測する)観望天気の知識も蓄積されたであろう。そのような、いわば専門知識能力を身につけた彼らが、もしも「海路のあそこには岩礁が有るぞ」「嵐が来るぞ」と予測して教えてくれたとしたら、何の知識も持たなかった他村の人々は「某村の住民が不吉な予言をする。彼らが予言を行うせいで不吉な出来事が起こる」と逆転した考え方をして、誤解したのではないだろうか。それが「会話を忌避する」ことに繋がったのではないだろうか。

上で粘土採掘金属採掘精錬を行う職能集団カッパの関連を述べたが、こういった専門的な仕事は、その仕組みを外部から理解しにくい。自分たちには出来ない仕事をする能力を持ち、影響力が大きい者のことを、人間尊敬するだけでなく同時に差別もするという例は、古今東西を問わず広く見られる現象である。例えば、西アフリカ伝統的な音楽歌唱職能グリオ(griot、フランス語。現地のウォロフ語でgewelギュウェル、トゥクロール語でgauloガウロ、マンディング語でdjeliジャリなどと呼ばれるのが語源)たちは、歌の言霊を駆使することで、人を幸せ気持ちにしたり、戦の前に闘争心鼓舞したり、逆に人々の間の争い事の調停役を担ったりといった役目を果たすことから、非常に尊敬を受ける反面、亡くなると普通の墓に埋葬されずにバオバブの木の虚穴に遺体を遺棄されるという。そこでは、尊敬差別心理アンビバレントに同居している。

日本人魚が不吉の前兆と見なされた話は既に述べたが、その中には、人魚自身言葉を口にしたという例も見られる。それも、もしかしたら海の民などの姿を人魚に反映していて、やはり海の民による予言とそれに対する恐れの感情の名残なのかもしれない。

西洋人日本渡来するようになると、剥製ミイラ製造技術も伝えられ、魚や動物のパーツを組み合わせることにより、カッパ人魚ミイラ製造されたことは、現在日本の各地に残るミイラの実物とともに知られている。したがって日本における人魚形態傾向が、人面タイプや四脚タイプから現代人にも親しみのある上半身人間下半身タイプへと変化した原因として、西洋人の影響が有るという可能性は、もっと大きく見積もっても許されるであろう。しかし、日本よりも先に西洋人との接触果たしていた中国を通じて、もっと早い時代ミイラ製造技術日本に伝えられていたという可能性は無いのだろうか。その時に、西洋人が抱く人魚イメージも一緒に、早期から日本流入したという可能性は無いのだろうか。大陸西洋から人魚伝承流入によって、前触れ予言というイメージ形成された可能性は、今後より丁寧に調べる必要が有るだろう。

まだまだ考察すべきことは多く残る。

人頭獣身の妖怪しかも不吉の前兆予言を伴うといえば、人頭牛身の妖怪「件(くだん)」が思い浮かぶ。上で半人半怪の混合性が重要と述べたが、この混合性の故に、人間の住まう現実世界と、非日常・非現実世界との結節点となる役目が、人魚や件のような半人半獣の妖怪には与えられたのであろう。そして、その役目を具現化したものが、前触れ予言なのであろう。

また古来、予言神託の役目を担う者の多くが、巫女という女性であった。これは、女性には生理があり妊娠出産可能であることから男性に比べて、より自然というカミの領域に近い存在であり、現実日常世界との仲立ち・結節点の役目を果たすことが出来ると信じられていたかであるセイレーン人魚に限らず妖怪怪物たち(例えば、エデンの園アダムとイブを誘惑した蛇など)に女性性が付与されているのは、ユダヤ教キリスト教仏教などが地位確立する以前の世界において、カミの領域との仲立ちを務める職能を担っていた女性たちに対する、尊敬差別というアンビバレント感情が反映された名残であろう。

最初に『人魚姫』は何の物語か?と掲げ、長々と文を書き連ねたが、正直に言えば、それを確定することは実は難しいと思っている。ただし、少なくとも、異なる世界の住人が出会った物語、それに伴って起こったコンフリクト悲劇物語とは言えるのかもしれない。

乱文も長くなり過ぎたので、ここまでとしよう。

コンピュータ関連って妖怪ばっかり。ザッカーバーグとかヴィタリックとか台湾オカマ。まともな見た目してるのはジェンスンとイーロンぐらい。

2022-10-08

anond:20221008182620

息子さんは妖怪にならないように気をつけてあげてね

2022-09-28

職場自分より年上なのに20年前に自分が通った道を走ってる人がいる

インターネットに本格に触れたのが自分より10年ぐらい遅かったんだろうな。

なんか今どき嫌儲とかまとめサイトとか反ワクチンとかそういうのに被れとるのよ。

んでまあバリバリ右翼自民党政権大好き。

あったな~~~俺もこんな時期あったな~~~とはなるんだけどさ、年齢は向こうが上なの。

創価批判とかガチャ批判とかガンガン職場でするんだけどさ、お前この職場創価ソシャゲ廃人もおるの知ってるやろっていう。

ちなみにサバゲーオタクめっちゃ軍隊のことが好きなのか週一ぐらいでロシア軍の愚かさについて語ってる。

でもどっかで聞いたことがある知識っていうかネットに書いてあることしか喋ってないんだよね。

それも興味なくても集まるレベルの表層のことだけ。

あとは空想科学読本みたいな話も好きなのかロボットアニメリアルじゃないって悪口よく言ってるかな。

Gレコの映画とか新しいガンダムとか職場で見てるやつほとんどいないだろうにいきなりケチつけだすからもつてけないの。

んでまあ皆口数少なく頷いてるとずっと喋ってるのよ。

ネットがどうこうじゃなくて中学生高校生ぐらいの感性なのかな。

学生時代友達が少なかったのか、皆がする当たり前の失敗を通して成熟すること無くここまで来ちゃった感じ。

奴が大声で頓珍漢なこと言ってるのを背中で聞かされてると昔の自分を弄られてるみたいで恥ずかしくなってくる。

最近Youtuber批判特にひろゆき批判が多いかな。

でも3年前はひろゆきの事好きなのか凄い真似してたんだよね。

まあ成長したってことなんかね。

年齢を考えると恐ろしいほどに幼くてゾっとしちゃうけど。

奴もそのうち外で人種差別的な事言うのは良くないって気づいて黒人韓国人を皆のm前で馬鹿にするのとか辞めるのかねえ。

俺が20年前に卒業たから奴も20年後に卒業するってなんとなく思っちゃうんだが、俺が卒業できたのはなんだかんだ自分省みる能力があったからな気もするが、奴にそれがある感じはせんのよな。

あのまま死ぬまでああいうことやって、定年退職したらずっとヤフコメに張り付いてるヤバイジジイとしてSNS妖怪の仲間入りなのかなあ。

そのうち寂しさから変なカルトに飲み込まれそうだしそれまで持つかも怪しい。

いや本当卒業できてよかったわ。

あの歳であんなことしてたらと思うと背筋が凍るね

anond:20220926034101

人魚の肉はフケツノカイ(キュウケツ[9つの穴]ノカイ)すなわちアワビのことではないかという可能性の話

九穴のあわび キュウケツノアワビ 怪異妖怪伝承データベース https://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/0760021.html

話は確かに八百比丘尼伝説と似ている。

「フケツ」は「老けず」の意味か。

2022-09-25

閑静な住宅街で、日曜午後かつ天気がいい日に限ってスピーカー政権叩きするうるせえ共産党おばさん、うちのクソ田舎以外にもいる?

貴重な日曜午後、かつ天気がいい日にだけピンポイントで出没する妖怪

貴重な日曜午後を狙い澄ましてきったねえ地声演説を送り届けようとするそのきったねえ魂胆、何もかも醜い

頭お花畑で延々垂れ流しやがって毎回くっそ死ぬイライラする。毎回おっぱじめた途端外から聞こえてきてストレスぶち上がって死ぬ

さすが、選挙人名簿から勝手他人の住所氏名書き写して一票クレクレはがき送ってよこす厚顔ムチムチ政党なだけある

そんなだから何やっても嫌われるんだよ。こんな老害を支持する人の気が知れない

2022-09-23

ちんちん両手に握って計3本みたいなエロイラスト結構あるじゃん

妖怪両腕ちんぽマンみたいなのでない限りその場に男3人いるってことなんだけど本当にそれでいいの?

2022-09-22

"I love you"の訳は「訳せない」が正解

日本人は家に帰ったときに「ただいま」と言うが、それを英語に訳すと何になるか?

直訳すると"Now, I'm home."とかになるわけだが、それは正確では無い

なぜなら米国人だろうが英国人だろうが家に帰ったとき挨拶する習慣は無いし、するとしても決まり文句存在しない

同じように電話での「もしもし」を英語に訳したときに"Hello."になるか?と言われるとそうではない

そうした文化的な違いの一つが"I love you"であって、日本人は「我、汝を愛す」などと言うことはない

恐らく漱石が言いたかったのは「日本人はそんなことを言わないのだから原作日本人に置き換えるならそれを加味して訳さなければならない」と言うことだろう

ロミオとジュリエット日本舞台にして作り直すなら"I love you"なんて言わずもっと背景を踏まえて翻訳しろ、ということなんだと思う

単にそのたとえの一つが「月が綺麗ですね」であって、昼間であれば「風が気持ちいいですね」でもいいわけ

とにかく好意を持っているというのはそれ以前の背景情報でお互いに理解できているので敢えて何かを言う必要は無く、何か台詞を当てるなら適当雑談してればいい、というのが本来意味だと思う

そのあたりの文化的な相違を理解せずに「I love youは月が綺麗」などと言ってるあたりが本当に発想が貧困であるのだけれど

現代社会では普通に「君が好きだ」「付き合って欲しい」というようなことを面と向かって伝えるほどに欧米化が進んだから

もはや「月が綺麗ですね」は都市伝説になったし実体を伴わない都市妖怪になりつつあると思う

カッパ男!

令和にもなって妖怪!😔

2022-09-20

増田番付生存一覧表【※追記

追記:分かりにくいのでマルバツは入れ替えました。バスクズ紹介の削除を確認


有名増田エントリが一斉削除されている件で一部界隈が盛り上がっているようですが、

増田のやべーやつ番付(2022年7月場所)掲載されている増田について生存しているかどうか調べてみました。(※幕内のみ)

名前(消えた増田は太字)
横綱字下げ
⭕️
これまでも数か月周期で定期的にエントリが全削除されているが今回の一斉削除とは無関係
朝生存を確認anond:20220919034803
横綱パリコレ
今回の一斉削除では一番の大物
横綱村上隆
8月中にエントリが大量削除されていたのでその時点でBANされていた
横綱レヴェル(赤チャート先生他)
オウムに強いYourpediaレジェンド自分エントリ投稿時間後にことで有名
その後note移籍した模様
大関下方婚
⭕️
なんか意外。こいつは消されてると思ってた
大関複垢フェミ
⭕️?
複数人いるとは思うがanond:20220805220933のような出来の悪いコピペ現存
関脇パンティ
⭕️
パンティ
関脇クンニ✋(👁👅👁)🤚
⭕️
おっちゃんねる移籍騒動の他、定期的に消えろと揶揄されているが生き残っている。やクN1
関脇チョコエッグ🍫🥚
一部❌
一見残っているように見えるが、8/30時点のGoogleキャッシュ比較したところ結構消えている
チョコエッグ複数人だった…?
関脇ハッタショ
⭕️
ヒョーガキ
関脇国語
⭕️
さすがにパリコレとは別人だった
関脇新自由主義
⭕️
ケインズ」を含む日記Googleキャッシュ比較してみたところ健在
小結ビール
⭕️
おじさんへの欲情未だ健在
小結肛門
⭕️
😡
小結ポリンキー
初代は7月引退したようだが…?
小結オットセイ
anond:20220919214833
小結Kasupedia
⭕️
7/12最後投稿なし
小結京都ゴミ大学
よくわからない
小結コピペ増田
よくわからない
前頭お気持ち長文
よくわからない
前頭バスクズ紹介
カテゴリー現存しているが本人による投稿は削除されている(※訂正)
前頭Bluetooth変態オヤジ日記
カテゴリー現在空になっている
前頭ファクトチェック
⭕️
ってマ?
前頭いらすとや
⭕️
(^^)
前頭今日のワイの餌
⭕️
カテゴリー参照
前頭いないこと
⭕️?
2020年エントリが残っているので健在?
前頭めぐみん
⭕️
罵倒されたい人
前頭種付けおじさん
⭕️
運営的には大丈夫なのか?
前頭集団ストーカー
⭕️
早く病院に行ってください
前頭KDDI詐欺
⭕️
過去投稿は生き残っている
前頭市民ミュージカル
⭕️
過去垢BANを食らった古豪も今回は生き残った模様
前頭嘘松認定
⭕️
複数人いるとは思う
前頭生食えよ
クソトラバ妖怪がついに陥落
前頭では100万円
意外だったのがこちら。パリコレとは毛色が違うが…?
前頭国会議事堂前で100万円配れデモ
意外2人目。↑の増田とは別内容
前頭たし🦀
⭕️
「い🦀も」などバリエーション豊富
前頭特定増田
よくわからない
前頭ブクマカ晒し妖怪
はてな規約的にはアカウント名を晒した時点で削除対象とのこと。じゃあ国語増田とかアウトだろ
他に削除された増田(※情報求む)


ちなみに十両幕下も一応調べてみたのですが、今のところ消えた増田確認できませんでした。

個人的にはすいすいとネコチャン🐈が元気そうなので一安心しました。

2022-09-18

anond:20220918131202

妖怪キモキモ男性女性ってのは最低限家庭を持つ立場への呼称であって

その中で「俺達は弱者だー」って主張する人の話でしょ

家庭持ってないのはもう男性未満、人かどうかも怪しい」

2022-09-17

anond:20220917220609

どしたん、話きこか?

っていってるちんこ妖怪イラストがそれに近い。

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